JP3362654B2 - Car cowl structure - Google Patents

Car cowl structure

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JP3362654B2
JP3362654B2 JP36710097A JP36710097A JP3362654B2 JP 3362654 B2 JP3362654 B2 JP 3362654B2 JP 36710097 A JP36710097 A JP 36710097A JP 36710097 A JP36710097 A JP 36710097A JP 3362654 B2 JP3362654 B2 JP 3362654B2
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suspension
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賢二 柳田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動車のカウル構造
に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、自動車の車体の前部には、左右
のフロントピラー間に架設してフロントウィンドの開口
下縁を形成するとともに車体の前部を強化するカウルが
設けられている。また、エンジンルームの左右の側壁の
内面側にはそれぞれサスペンションタワーが設けられて
おり、その頂面がサスペンションの上端を上から受けて
いる。 【0003】近時、自動車のフロントウィンドは、運転
者の視界を広くするとともに走行時におけるフロントウ
ィンドガラスの空気抵抗を小さくするためにフロントウ
ィンドガラスの傾斜角度を緩やかにするキャブフォワー
ド化の傾向にある。このようなキャブフォワード型車
は、フロントウィンドの下縁位置が前方に移動し、これ
に伴ってカウルも前方位置に移動して、カウルはサスペ
ンションタワーに接近した位置となる。 【0004】図4および図5にこの種のカウル構造を示
し、図4はカウルのほぼ中央部の断面図、図5は端部の
断面図である。車体を強化するカウル1は閉断面構造
で、その前縁には、ワイパー等を設置するための棚状の
カウル(以下、開きカウルという)1Aがボルト締め結
合されている。カウル1はサスペンションタワー4の頂
面41の直上位置を避けたややその後方に位置し、両端
が左右のフロントピラー3に溶接結合している。カウル
1の上面15前縁にはフロントウィンドガラス5の下端
が接着してある。一方、開きカウル1Aは、サスペンシ
ョンタワー4の頂面41の直上に位置しており、その後
縁がカウル1の前縁フランジ11にボルト締めされ、両
端がエンジンルームの左右の側壁の上縁に設けたエプロ
ンアッパメンバに締結されている。開きカウル1Aの前
縁には開口を覆うルーバ6が設けてあり、ルーバ6の後
縁はフロントウィンドガラス5の下縁を支持している。
図において8はエンジンフードである。 【0005】図4に示すように、開きカウル1Aに設け
た上記ルーバ6には複数のスリット61が形成してあ
り、該スリット61からエンジンフード8の後縁をまわ
り込む外気が開きカウル1A内に取り込まれる。そし
て、取り込まれた外気は、カウル1の前面12に形成し
た複数の外気導入口10を通ってカウル1内に取り込ま
れ、カウル1の後面に連結した図略のエアダクトにより
車室内へ送られる。また、外気とともに雨水も浸入する
ため、開きカウル1Aの両端にそれぞれ雨水を排水する
排水口を設け、カウル1の両端にもそれぞれ、前面の外
気導入口10から浸入する雨水を排水する排水口を設け
ている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】フロントサスペンショ
ンの上端部材とサスペンションタワー4の頂面との締結
は、一般にサスペンションタワー4の頂面の上からイン
パクト等の工具を用いてボルト締めされるが、この締結
は、従来のカウル構造では、カウル1はサスペンション
タワー4の頂面の直上位置を避けた後方位置に設置して
あるから、先ずサスペンションの上端をサスペンション
タワー4の頂面にボルト締めし、その後、開きカウル1
Aをカウル1に取付けることにより可能であった。しか
しながら、従来のカウル構造では、カウル1を更にサス
ペンションタワー4の直上まで前方へ移動させるとサス
ペンションとサスペンションタワー4との締結作業が困
難となる。 【0007】そこで、フロントウィンドの下縁の前方へ
の移動の制約をなくして更にフロントウィンドの下縁を
前方へ移動させるために、サスペンションタワーの高さ
を低くして、カウルをサスペンションタワーの直上位置
に配設し、サスペンションタワーの頂面とカウルとの間
に、屈曲状のボルト締め用インパクト等の工具が使用可
能な作業空間を設けることが考えられているが、サスペ
ンションタワーを低くした分、サスペンションのストロ
ークが制約されて車両の乗り心地が悪くなる。一方、サ
スペンションタワーを変更することなく、カウルの断面
を小さくしてサスペンションタワーの直上位置に配設
し、サスペンションタワーの頂面とカウルとの間に上記
作業空間を確保することも考えられるが、この場合、車
体の強度が弱くなり、かつ、カウルによる車体の制振作
用が低下するおそれがある。また、カウルの断面を小さ
くすると、必要な大きさの外気導入口を設置することが
困難になる。 【0008】そこで本発明は、キャブフォワード型車に
おけるフロントウィンドの下縁の前方への移動を制約す
ることなく、また、カウルの強度を低下させることな
く、かつ、サスペンションのサスペンションタワーへの
取付け作業性を阻害することのないカウル構造を実現す
ることを課題としてなされたものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、自動車の左右
のフロントピラー間に架設されてフロントウィンドの下
縁を形成する閉断面のカウルであって、前面に外気導入
口を設けたカウルにおいて、カウルはその左右両端部
を、エンジンルームの左右の側壁に設置したサスペンシ
ョンタワーの直上に位置せしめ、上記両端部はその後縁
部をサスペンションタワーの後端部位置まで後方へ張り
出す形状となし、かつ、上記両端部の底面は上記後縁部
よりも前方のサスペンションタワーの頂面との対向面を
底上げ状に高く形成して、該対向面とサスペンションタ
ワーの頂面との間に該頂面にサスペンションの上端部材
をボルト締めするに必要な作業空間を確保せしめ、上記
後縁部により上記外気導入口からカウル内に浸入した雨
水等をカウル外に排出する排水溝を形成する。 【0010】カウルの両端部は、サスペンションタワー
の直上位置に設置しても、カウルの底面を底上げ状に形
成してサスペンションタワーの頂面との間に所定の空間
を確保したので、上記空間によりサスペンションのサス
ペンションタワーへの取付け作業性を阻害しない。ま
た、底面の低いカウルの後縁部は上記外気導入口からカ
ウル内に浸入した雨水等をカウル外に排出する排水溝と
なる。また、カウルの両端部は、強度を維持するに必要
な断面の大きさが確保される。 【0011】 【発明の実施の形態】図1ないし図3に示すように、車
両のエンジンルームの左右の側壁7(図はその一方のみ
を示す)の上縁にはそれぞれ閉断面構造のエプロンアッ
パメンバ2が設けてあり、エプロンアッパメンバ2の後
端はそれぞれ左右のフロントピラー3に結合してある。
上記側壁7の内面側には下側が開口する筒状のサスペン
ションタワー4が設置してあり、サスペンションタワー
4の上端はエプロンアッパメンバ2に結合せしめてあ
る。サスペンションタワー4の内部にはフロントサスペ
ンション(図略)が配設されている。サスペンションの
上端部材42はサスペンションタワー4の頂面41にボ
ルト部材により結合され、サスペンションタワー4の頂
面41がサスペンションの上端を上から受けている。左
右のフロントピラー3間に形成されたフロントウィンド
開口の下縁には車幅方向に延びるカウル1が設置してあ
る。 【0012】カウル1は、アッパパネル1aとロアパネ
ル1bとで構成した閉断面構造で、両端はそれぞれ閉じ
てあり、閉鎖したカウル1の両端が左右のエプロンアッ
パメンバ2とフロントピラー3との結合部に結合してあ
る。カウル1は、フロントウィンド開口に設けたフロン
トウィンドガラス5(図4)の下縁に沿うように、全体
に前方へ張り出すアーチ状に湾曲する形状としてあり、
両端部は左右のサスペンションタワー4の直上位置に設
置してある。 【0013】カウル1の左右両端部は断面ほぼ台形で、
アッパパネル1aとロアパネル1bの前縁を結合した前
縁フランジ11はカウル1の中央部からカウル1の長手
方向に直線状に延びており、サスペンションタワー4の
頂面41の前半部を横切る位置としてある。カウル1の
両端部の後部は両端部の端末へ向けて徐々に後方へ張り
出す形状としてあって、後縁部はサスペンションタワー
4の後端部に沿う湾曲形状としてあり、カウル1の端末
の幅は中央部とほぼ同じとしてある。 【0014】また、カウル1の両端部の底面13は、
記後縁部を残して、端末に向けて徐々に上昇し、カウル
1の中央部の底面よりも高くした底上げ形状としてあ
る。端末付近で下降してカウル1の中央部における高さ
とほぼ同じとしてある。そして、底上げした底部がサス
ペンションタワー4の頂面41と対向しており、該対向
面131と頂面41との間には上下方向に広い空間Sが
形成されている。この結果、カウル1の両端部の後縁部
、サスペンションタワー4の後端部に沿いカウル1の
長手方向に延びる断面U字形の溝が形成されている。こ
の溝は、カウル1の端末の閉鎖端に形成した開口14に
至り、エプロンアッパメンバ2に通じる排水溝132を
形成している。排水溝132の端末133はカウル1の
外側に突出せしめてあり、端末133はエプロンアッパ
メンバ2の内側面に形成した開口21からエプロンアッ
パメンバ2内に突入している。 【0015】カウル1の前面12にはその長手方向に所
定の間隔をおいて外気導入口10が形成してある。カウ
ル1の上面15前縁にはこれに沿ってフロントウィンド
ガラス5の下端部が接着してある。カウル1の前縁フラ
ンジ11にはこれに沿って開きカウル1Aが設けてあ
る。開きカウル1Aは、サスペンションの上端をサスペ
ンションタワー4の頂面41にボルト締めした後に取付
けられるもので、上方が開口する棚状に形成してあり、
その後縁をカウル1の前縁フランジ11に重ね合わせて
ボルト締め固定してある。また、開きカウル1Aの両端
は左右のエプロンアッパメンバ2にボルト締めしてあ
る。開きカウル1Aの前壁の上縁には開きカウル1Aの
開口を覆うルーバ6が設けてある。ルーバ6は複数のス
リット61を形成した合成樹脂の板体で、その後縁はフ
ロントウィンドガラス5の下縁を支持している。また、
開きカウル1Aの前壁の上縁はウエザストリップ62を
介して、下方よりエンジンフード8の後端を受けている
(図4)。 【0016】サスペンションの上端部材42とこれを上
方から受けるサスペンションタワー4の頂面41との結
合は上記頂面41の上方から上端部材42をボルト締め
用インパクト9等によりボルト締めすることによりなさ
れる。このボルト締め作業は、カウル1に開きカウル1
Aを取付けるに先立ってなされる。この場合、カウル1
の底面13の対向面131とサスペンションタワー4の
頂面41との間には充分な作業空間Sが確保され、該空
間Sにボルト締め用インパクト9を挿入することができ
るからボルト締め作業が容易になされ得る。 【0017】車両走行時に、エンジンフード8の後縁を
まわり込む外気がルーバ6のスリット61から開きカウ
ル1A内に取り込まれる。そして、開きカウル1A内に
取り込まれた外気は、カウル1の前面12に形成した複
数の外気導入口10を通ってカウル1内に取り込まれ、
カウル1の後面に連結したエアダクト(図略)により車
室内へ送られる。 【0018】雨天走行時などにおいて、吸入される外気
とともに雨水がカウル1内に入った場合、雨水は上記排
水溝132を通ってエプロンアッパメンバ2内に流れ込
み、エプロンアッパメンバ2に設けた図略の排水穴から
車外へ排出される。また、開きカウル1A内に溜まった
雨水は、開きカウル1Aの両端部に形成した排水口から
車外へ排水される。 【0019】 【発明の効果】本発明のカウル構造によれば、カウル自
体の強度を低下させることなく、かつ、サスペンション
のサスペンションタワーへの取付け作業性を阻害せずカ
ウルを前方に移動させることができ、もって、車体のキ
ャブフォワードに対応することができる。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an automobile cowl structure. 2. Description of the Related Art Generally, a cowl is provided at a front portion of a vehicle body of an automobile to extend between left and right front pillars to form a lower edge of an opening of a front window and to strengthen the front portion of the vehicle body. I have. In addition, suspension towers are provided on the inner surfaces of the left and right side walls of the engine room, and the top surfaces receive the upper ends of the suspensions from above. [0003] Recently, the front window of an automobile has been tended to be a cab forward in which the inclination angle of the front window glass is moderated in order to widen the visibility of a driver and reduce the air resistance of the front window glass during traveling. is there. In such a cab-forward type vehicle, the lower edge position of the front window moves forward, and accordingly, the cowl also moves to the front position, and the cowl is positioned closer to the suspension tower. FIGS. 4 and 5 show such a cowl structure. FIG. 4 is a sectional view of a substantially central portion of the cowl, and FIG. 5 is a sectional view of an end portion. A cowl 1 for strengthening a vehicle body has a closed cross-sectional structure, and a shelf-shaped cowl (hereinafter, referred to as an open cowl) 1A for installing a wiper or the like is bolted to a front edge thereof. The cowl 1 is located slightly behind the position just above the top surface 41 of the suspension tower 4 and both ends are welded to the left and right front pillars 3. The lower end of the front window glass 5 is adhered to the front edge of the upper surface 15 of the cowl 1. On the other hand, the open cowl 1A is located immediately above the top surface 41 of the suspension tower 4, and its rear edge is bolted to the front edge flange 11 of the cowl 1, and both ends are provided on the upper edges of the left and right side walls of the engine room. Apron upper member. A louver 6 covering the opening is provided at a front edge of the opening cowl 1A, and a rear edge of the louver 6 supports a lower edge of the front window glass 5.
In the figure, reference numeral 8 denotes an engine hood. As shown in FIG. 4, a plurality of slits 61 are formed in the louver 6 provided on the open cowl 1A, and the outside air flowing around the rear edge of the engine hood 8 from the slit 61 opens inside the cowl 1A. It is taken in. Then, the taken outside air is taken into the cowl 1 through a plurality of outside air introduction ports 10 formed in the front surface 12 of the cowl 1, and is sent into the vehicle cabin by an unillustrated air duct connected to the rear surface of the cowl 1. In order to allow rainwater to enter along with the outside air, drain ports for draining rainwater are provided at both ends of the open cowl 1A, and drain ports for draining rainwater entering from the front outside air inlet 10 are provided at both ends of the cowl 1, respectively. Provided. [0006] The fastening of the upper end member of the front suspension to the top surface of the suspension tower 4 is generally bolted from above the top surface of the suspension tower 4 using a tool such as an impact. However, in the conventional cowl structure, since the cowl 1 is installed at a rear position avoiding a position immediately above the top surface of the suspension tower 4, the upper end of the suspension is first bolted to the top surface of the suspension tower 4. Then, open cowl 1
This was possible by attaching A to cowl 1. However, in the conventional cowl structure, if the cowl 1 is further moved forward just above the suspension tower 4, it becomes difficult to fasten the suspension and the suspension tower 4. Therefore, in order to remove the restriction on the forward movement of the lower edge of the front window and further move the lower edge of the front window forward, the height of the suspension tower is reduced, and the cowl is placed directly above the suspension tower. It is conceivable to provide a work space between the top surface of the suspension tower and the cowl where a tool such as a bent bolt fastening impact can be used. In addition, the stroke of the suspension is restricted, and the riding comfort of the vehicle is deteriorated. On the other hand, without changing the suspension tower, it is also conceivable to reduce the cross section of the cowl and arrange it directly above the suspension tower to secure the work space between the top surface of the suspension tower and the cowl, In this case, the strength of the vehicle body may be reduced, and the damping effect of the cowl on the vehicle body may be reduced. In addition, when the cowl has a small cross section, it is difficult to install an outside air inlet having a required size. Accordingly, the present invention provides a cab-forward type vehicle that does not restrict forward movement of the lower edge of the front window, does not reduce the strength of the cowl, and mounts the suspension to the suspension tower. The object of the present invention is to achieve a cowl structure that does not impair the performance. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention is a cowl having a closed cross section which is provided between left and right front pillars of an automobile to form a lower edge of a front window, and which has an outside air inlet on a front surface thereof. In the cowl, the cowl has its left and right ends positioned directly above the suspension tower installed on the left and right side walls of the engine room, and the above both ends have rear edges protruding rearward to the rear end of the suspension tower. And, the bottom surface of the both ends is formed so that the surface facing the top surface of the suspension tower in front of the rear edge portion is raised in a raised manner, and between the facing surface and the top surface of the suspension tower. A work space required for bolting the upper end member of the suspension is secured on the top surface, and rainwater or the like that has infiltrated into the cowl from the outside air inlet through the rear edge portion is provided. Form a drain to discharge outside the cowl. Even if the both ends of the cowl are installed directly above the suspension tower, the bottom surface of the cowl is formed in a raised shape to secure a predetermined space between the cowl and the top surface of the suspension tower. Does not hinder the workability of mounting the suspension to the suspension tower. Further, the rear edge of the cowl having a low bottom serves as a drainage groove for discharging rainwater or the like that has entered the cowl from the outside air introduction port to the outside of the cowl. In addition, at both ends of the cowl, the size of the cross section necessary for maintaining strength is secured. DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS As shown in FIGS. 1 to 3, upper left and right side walls 7 (only one of which is shown) of an engine room of a vehicle are provided with an apron upper having a closed cross-section structure. A member 2 is provided, and a rear end of the apron upper member 2 is connected to each of the left and right front pillars 3.
A cylindrical suspension tower 4 whose lower side is open is installed on the inner side of the side wall 7, and the upper end of the suspension tower 4 is connected to the apron upper member 2. A front suspension (not shown) is provided inside the suspension tower 4. The upper end member 42 of the suspension is connected to the top surface 41 of the suspension tower 4 by a bolt member, and the top surface 41 of the suspension tower 4 receives the upper end of the suspension from above. A cowl 1 extending in the vehicle width direction is provided at a lower edge of a front window opening formed between the left and right front pillars 3. The cowl 1 has a closed cross-sectional structure composed of an upper panel 1a and a lower panel 1b. Both ends are closed, and both ends of the closed cowl 1 are connected to a joint between the left and right apron upper members 2 and the front pillar 3. Are combined. The cowl 1 has an arch-like shape that protrudes forward as a whole along the lower edge of the front window glass 5 (FIG. 4) provided in the front window opening.
Both ends are installed immediately above the right and left suspension towers 4. The right and left ends of the cowl 1 are substantially trapezoidal in cross section.
A front edge flange 11 connecting the front edges of the upper panel 1a and the lower panel 1b extends linearly in the longitudinal direction of the cowl 1 from the center of the cowl 1, and is located at a position crossing the front half of the top surface 41 of the suspension tower 4. . The rear part of both ends of the cowl 1 is formed so as to gradually project rearward toward the terminals at both ends, and the rear edge is formed in a curved shape along the rear end of the suspension tower 4, and the width of the terminal of the cowl 1 is provided. Is almost the same as the central part. Further, the bottom surface 13 of the end portions of the cowl 1, leaving the rear edge gradually increases toward the terminal, the cowl
1 has a raised shape higher than the bottom surface at the center . It is assumed that it descends near the terminal and is almost the same height as the cowl 1 at the center. The raised bottom faces the top surface 41 of the suspension tower 4, and a large space S is formed between the facing surface 131 and the top surface 41 in the vertical direction. As a result, the rear edges of both ends of the cowl 1 are formed with U-shaped grooves extending in the longitudinal direction of the cowl 1 along the rear end of the suspension tower 4 . This groove extends to the opening 14 formed at the closed end of the end of the cowl 1 and forms a drain groove 132 communicating with the apron upper member 2. A terminal 133 of the drain groove 132 is projected outside the cowl 1, and the terminal 133 protrudes into the apron upper member 2 from an opening 21 formed on an inner surface of the apron upper member 2. An outside air inlet 10 is formed on the front surface 12 of the cowl 1 at a predetermined interval in the longitudinal direction. The lower end of the front window glass 5 is adhered to the front edge of the upper surface 15 of the cowl 1 along the front edge. The cowl 1 is provided with an open cowl 1A along the front edge flange 11 thereof. The opening cowl 1A is attached after bolting the upper end of the suspension to the top surface 41 of the suspension tower 4, and is formed in a shelf shape opening upward.
Thereafter, the edge is overlapped with the front edge flange 11 of the cowl 1 and fixed by bolting. Both ends of the opening cowl 1A are bolted to the left and right apron upper members 2. A louver 6 is provided at the upper edge of the front wall of the open cowl 1A to cover the opening of the open cowl 1A. The louver 6 is a synthetic resin plate having a plurality of slits 61 formed thereon, and the rear edge thereof supports the lower edge of the front window glass 5. Also,
The upper edge of the front wall of the opening cowl 1A receives the rear end of the engine hood 8 from below via the weather strip 62 (FIG. 4). The upper end member 42 of the suspension is coupled to the top surface 41 of the suspension tower 4 which receives the upper end member 42 from above by bolting the upper end member 42 from above the top surface 41 with a bolting impact 9 or the like. . This bolting work is performed by opening the cowl 1
This is done prior to installing A. In this case, cowl 1
A sufficient working space S is ensured between the opposing surface 131 of the bottom surface 13 and the top surface 41 of the suspension tower 4, and the bolting impact 9 can be inserted into the space S, so that the bolting operation is easy. Can be made. During traveling of the vehicle, outside air flowing around the rear edge of the engine hood 8 is opened from the slit 61 of the louver 6 and is taken into the cowl 1A. The outside air taken into the open cowl 1A is taken into the cowl 1 through a plurality of outside air introduction ports 10 formed in the front surface 12 of the cowl 1,
The air is sent into the passenger compartment by an air duct (not shown) connected to the rear surface of the cowl 1. When rainwater enters the cowl 1 together with the inhaled outside air during running on rainy weather or the like, the rainwater flows into the apron upper member 2 through the drain groove 132 and is not provided on the apron upper member 2. Is drained out of the vehicle through the drain holes. Also, the rainwater accumulated in the open cowl 1A is drained out of the vehicle from drain ports formed at both ends of the open cowl 1A. According to the cowl structure of the present invention, the cowl can be moved forward without lowering the strength of the cowl itself and without impairing the workability of attaching the suspension to the suspension tower. It is possible to cope with the cab forward of the vehicle body.

【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のカウル構造の要部斜視図である。 【図2】図2(A)は本発明のカウル構造の要部正面
図、図2(B)は要部平面図である。 【図3】本発明のカウル構造の図2(B)のIII −III
線に沿う位置での断面図である。 【図4】カウルの中央部の断面図である。 【図5】従来のカウル構造の図3に対応する断面図であ
る。 【符号の説明】 1 カウル 10 外気導入口 13 底面 131 対向面 132 排水溝(後縁部) 3 フロントピラー 4 サスペンションタワー 41 頂面 42 サスペンション上端部材 5 フロントウィンドガラス 7 エンジンルーム側壁 9 ボルト締め用インパクト S 作業空間
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a perspective view of a main part of a cowl structure of the present invention. FIG. 2A is a front view of a main part of the cowl structure of the present invention, and FIG. 2B is a plan view of the main part. FIG. 3 shows a cowl structure according to the present invention, taken along the line III-III in FIG. 2 (B).
It is sectional drawing in the position along a line. FIG. 4 is a sectional view of a central portion of the cowl. FIG. 5 is a sectional view of a conventional cowl structure corresponding to FIG. [Description of Signs] 1 cowl 10 outside air inlet 13 bottom 131 facing surface 132 drain groove (rear edge) 3 front pillar 4 suspension tower 41 top 42 suspension upper end member 5 front windshield 7 engine room side wall 9 bolt tightening impact S Work space

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−71267(JP,A) 特開 平9−109929(JP,A) 特開 平3−208781(JP,A) 特開 昭61−253267(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continuation of the front page (56) References JP-A-9-71267 (JP, A) JP-A-9-109929 (JP, A) JP-A-3-208781 (JP, A) JP-A-61-1986 253267 (JP, A) (58) Field surveyed (Int. Cl. 7 , DB name) B62D 25/08

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動車の左右のフロントピラー間に架設
されてフロントウィンドの下縁を形成する閉断面のカウ
ルであって、前面に外気導入口を設けたカウルにおい
て、カウルはその左右両端部を、エンジンルームの左右
の側壁に設置したサスペンションタワーの直上に位置せ
しめ、上記両端部はその後縁部をサスペンションタワー
の後端部位置まで後方へ張り出し、サスペンションタワ
ーの後端部に沿う湾曲形状となし、かつ、上記両端部の
底面は上記後縁部よりも前方のサスペンションタワーの
頂面との対向面を底上げ状に上記後縁部およひカウルの
中央部の底面よりも高く形成して、該対向面とサスペン
ションタワーの頂面との間に該頂面にサスペンションの
上端部材をボルト締めするに必要な作業空間を確保せし
め、上記後縁部により上記外気導入口からカウル内に浸
入した雨水等をカウル外に排出する排水溝を形成したこ
とを特徴とする自動車のカウル構造。
(1) A cowl having a closed cross section that is provided between left and right front pillars of an automobile and forms a lower edge of a front window, and has a front side provided with an outside air introduction port. in, cowl its left and right end portions, brought directly above the suspension tower installed in the left and right side walls of the engine room, the both end portions are then exits span the edge rearward to the rear end position of the suspension tower, the suspension Tawa
-The rear edge and the cowl have a curved shape along the rear end , and the bottom surfaces of the both ends are raised so that the surface facing the top surface of the suspension tower ahead of the rear edge is raised .
It is formed higher than the bottom surface of the central part , and a work space necessary for bolting the upper end member of the suspension is secured between the facing surface and the top surface of the suspension tower. A cowl structure for an automobile, wherein a drain groove for discharging rainwater or the like entering the cowl from the outside air inlet to the outside of the cowl is formed.
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