JP3762211B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関する。ここで、画像形成装置とは、電子写真方式を用いて記録媒体に画像を形成するものであり、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置等が含まれる。
【0002】
又、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの、あるいは、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの、あるいは、少なくとも現像手段と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能としたものである。
【0003】
又、駆動力伝達機構は、例えば、画像形成装置本体に駆動源を有する駆動系からの駆動力を被駆動系としての回転体に、ねじれた多角形により構成される凹凸部材の噛み合わせを利用して伝達する形式のものである。
【0004】
【従来の技術】
従来、電子写真方式の画像形成装置(複写機、又はプリンタ等)における像担持体としての感光ドラムの駆動系は、装置本体に設けられたモ−タの駆動力を受けて伝達する駆動ギヤと該駆動ギヤと同軸であり一体に回転するギヤ軸から構成される。この駆動系により感光ドラムを駆動する場合、通し軸による駆動方法とカップリングによる駆動方法が挙げられる。通し軸による駆動方法の概略を図5に示す。
【0005】
図5に示すように、駆動ギヤ12に連結されたギヤ軸13を感光ドラム80に貫通させドラム軸として利用する。このとき感光ドラム80はギヤ軸13と一体に回転可能に支持される。これにより、モ−タ11の駆動力を伝達する駆動ギヤ12の回転が感光ドラム80の回転としてダイレクトに伝達される。
【0006】
一方、図6にカップリングによる駆動方法の概略を示す。図6に示すように、ギヤ軸13と感光ドラム80をカップリング23により連結し、モータ11の駆動力を、ギヤ軸13を介して伝達する。
【0007】
両駆動方法を比較した場合、カップリングによる駆動方法がコスト面で優れている。更に、感光ドラムを中心とする作像系は現像装置等とともにプロセスカ−トリッジという形態で一体化され、装置本体に対する着脱性も重要視される傾向にある。これに伴い、異なる2つの軸を連結し、駆動力を伝達するカップリングの優位性が更に注目されるようになった。特に、種々あるカップリング形態の中でも図7に示すような凹凸型カップリング41の噛み合わせによる駆動力伝達が多用されている。
【0008】
しかし、カップリングによる駆動方法は通し軸による駆動方法に比べて伝達精度の点で劣り、連結部分における2つの軸の偏角及び偏心等の問題が懸念される。これらの問題を解決するカップリングとして、凹凸型をねじれた多角形の形状としたカップリングが挙げられる。図8にその一例を示す。
【0009】
装置本体の駆動系Iを構成するギヤ軸13の先端には断面が正三角形のねじれた穴(以下、「ねじれ穴」という)50を有する凹型部材14が設けられている。一方、被駆動系IIを構成する筒体としての感光ドラム80の一端にはねじれ穴50と嵌合し、ねじれ角が等しい正三角形の突起10が設けられている。正三角形の突起10を有する凸型部材53はドラムフランジを兼ねている。尚、本例では正三角形の突起としたが、その他の多角形の突起でも構わない。これらの凹凸部材14、53が嵌合した状態で回転駆動がかかると、凹凸部材14、53の当接面はねじれた稜線60となるため感光ドラム80は装置本体側に引き込まれ位置決めされる。又、この引き込み効果により異なる二軸が凹凸部材14、53により結合される。以上により、感光ドラム80のスラスト方向及び周方向のガタが無くなる。
【0010】
更に、凹凸部材14、53が嵌合した状態の任意の断面について図9に示す。回転駆動前は図9(a)に示すように、駆動側71(実線)の有する断面が正三角形のねじれ穴50に対し被駆動側72(破線)の有する正三角形のねじれた突起10が嵌合した状態である。ここで、両者には嵌合ガタが存在するためそれぞれの中心C1及びC2は一致しない。しかし、回転駆動後は図9(b)に示すように互いに相似な正三角形が三点で等しく当接するため、自動的に凹凸部材の中心C1及びC2が一致する。図9(b)の状態で凹凸部材間に生じる当接力Fにより駆動力の伝達が行なわれる。
【0011】
以上のように、ねじれた多角形の凹凸部材を係合及び当接させるカップリングは回転駆動による感光ドラムの引き込み効果、位置決め、ガタ取り及び二軸の自動調芯をロ−コストで可能とするため、カ−トリッジ形態の感光ドラム駆動に有効であると考えられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記図8及び図9に示した技術は、いずれも感光ドラムに回転力を伝達する構成として非常に有効なものである。本発明は前述した従来技術を更に発展させたものである。
【0014】
そこで、本発明の目的は、被駆動系が駆動系以外から受ける他の力によって早回しを受け凹凸部材の当接が崩れた場合であっても、被駆動系である筒体の支持状態を安定に保ち、凹凸部材間の嵌合ガタの大きさによらず調芯精度を維持することが可能な駆動力伝達機構を具備し、色ずれの改善を図ることのできる画像形成装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。
【0016】
本発明の第1の態様は、駆動源と、駆動源の駆動を伝達するための出力軸と、出力軸の回転中心を中心として出力軸の一端に設けられ、断面が多角形のねじれ穴を有する駆動系を備える画像形成装置であって、画像形成装置に着脱可能である筒体を有し、この筒体はこのねじれ穴と嵌合するための断面が多角形の突起部を長手方向の一端に有し、前記突起部と前記ねじれ穴とが嵌ることによる複数の点、又は面における当接により前記駆動系の駆動力がこの筒体に伝えられる画像形成装置において、
ねじれ穴と突起部との位置関係を決めるための出力軸はねじれ穴を貫通してねじれ穴から突出すると共に、出力軸は突起部に設けられた穴に前記多角形の突起とねじれ穴の嵌合ガタよりも小さい嵌合ガタにより嵌合し、筒体の内部まで延伸していることを特徴とする画像形成装置である。
【0017】
本発明の第2の態様は、駆動源と、駆動源の駆動を伝達するための出力軸と、出力軸の回転中心を中心として出力軸の一端に設けられ、断面が多角形の突起部を有する駆動系を備える画像形成装置であって、画像形成装置に着脱可能で、この突起部と嵌合する多角形のねじれ穴が長手方向の一端に設けられ、前記突起部と前記突起部よりも大きいねじれ穴とが嵌ることによる複数の点、又は面における当接により前記駆動系の駆動力が伝えられる筒体と、を有する画像形成装置において、
ねじれ穴と突起部との位置関係を決めるための出力軸は突起部を貫通して突起部から突出すると共に、出力軸はねじれ穴に設けられた穴に前記多角形の突起とねじれ穴の嵌合ガタよりも小さい嵌合ガタにより嵌合し、筒体の内部まで延伸していることを特徴とする画像形成装置である。
【0032】
上記各発明における一実施態様によると、前記多角形の突起は前記ねじれ穴と同じ割合でねじれた形状を有する。
【0033】
他の実施態様によると、前記筒体は電子写真感光体である。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。尚、前出の部材と同一部材には同一符号を付す。
【0036】
実施例1
本発明の第1実施例について図1及び図2により説明する。
【0037】
まず、本実施例の画像形成装置について図1により説明する。本実施例の画像形成装置は、中間転写ベルト82を有する電子写真方式のカラー画像形成装置であって、中間転写ベルト82の水平面に沿ってイエロ−、マゼンタ、シアン及びブラック用の画像形成部1、2、3、4が並設されている。尚、図中Y、M、C及びKの添え字表記はイエロ−、マゼンタ、シアン及びブラックを意味する。又、図1では各色の配置を左からY、M、C、及びKとしたが異なる配置順でも構わない。
【0038】
各画像形成部1〜4は、それぞれ、像担持体である感光ドラム80Y、80M、80C、80K、帯電装置86Y、86M、86C、86K、不図示の露光装置、及び現像手段81Y、81M、81C、81Kを備えている。
【0039】
そして、感光ドラム80Y、80M、80C、80K、帯電装置86Y、86M、86C、86K、及び現像手段81Y、81M、81C、81Kは、それぞれ、図2に示すように、プロセスカートリッジとして一体的にユニット化され、画像形成装置本体に対して不図示の装着手段を介して着脱可能に装着されている。
【0040】
各感光ドラム80Y、80M、80C、80Kは帯電装置86Y、86M、86C、86Kにより一様に帯電された後、不図示の露光装置により画像情報に応じた潜像が各感光ドラム80Y、80M、80C、80K上に形成され、潜像は各色の現像手段81Y、81M、81C、81Kによりトナー像として顕像化され、各転写装置87Y、87M、87C、87Kの作用によって、駆動ロ−ラ85により矢印B方向に回転する中間転写ベルト82上に順次重ねて一次転写される。その後、二次転写部83において給紙部90、91から矢印Cに示すように搬送される記録媒体である転写材上に一括転写される。そして、一括転写された転写材は定着装置84へ搬送され、フルカラ−の定着画像を得る。
【0041】
本実施例のプロセスカートリッジBは、図2に示すように、感光ドラム80と現像手段81とを現像フレーム112で一体的に構成した現像ユニットDに、帯電手段86、帯電ブラシ111等を帯電フレーム113で一体的に構成した帯電ユニットCを組付けたものである。
【0042】
次に、図3により、装置本体に設けられた駆動系について説明する。
【0043】
駆動系Iは、装置本体に設けられたモ−タ11、駆動ギヤ12、ギヤ軸13及び凹型部材14から構成される。駆動源のモ−タ11からの駆動力を受けて駆動ギヤ12が回転し、駆動ギヤ12と同軸の出力軸、即ちギヤ軸13が駆動ギヤ12と一体に回転する。ギヤ軸13は凹型部材14に設けられた嵌合穴14aと嵌合し凹型部材14を貫通する。ここで、ギヤ軸13の嵌合部L及び凹型部材14の嵌合穴14aは共に断面が円周の一部をカットされたD型とする等して互いに一体に回転可能に支持される。
【0044】
凹型部材14は軸方向の一端部側に、断面が多角形(例えば正三角形;図7参照)のねじれた穴(以下、「ねじれ穴」という)50を有し、ギヤ軸13に取付けられた状態においてねじれ穴50の中心とギヤ軸13の回転中心軸は一致する。ねじれ穴50を凹型部材14に設けることで、凹型部材14の交換によりねじれ穴50の形状を容易に変更することができる。又、ギヤ軸13の外径によらずねじれ穴50の大きさを設定できる。
【0045】
更に、ギヤ軸13は凹型部材14を挟む位置に2つの緊締溝13a、13bを有し、この緊締溝13a、13bにE型止め輪15、17がはめられる。ドラム側E型止め輪15により凹型部材14の位置決めを行なう。これによって、後述する多角形の突起10とねじれ穴50の係合位置を規定できる。一方、駆動ギヤ側E型止め輪17は付勢手段であるばね性部材16の取付け部となる。このように、駆動ギヤ側E型止め輪17と凹型部材14の間にばね性部材16が介装され、ドラム側E型止め輪15に対して凹型部材14を付勢する。これによって、凹型部材14をギヤ軸13の軸方向に対して移動可能とし、駆動系Iの回転方向を切換えることでねじれを利用し凹凸部材を確実かつ容易に係合させ、又外すことができる。尚、緊締溝13a、13bとE型止め輪15、17を用いる代わりにギヤ軸13の軸径を一部大きくした鍔部分を設けても構わない。
【0046】
次に、被駆動系IIについて説明する。被駆動体である筒体としての感光ドラム80(80Y、80M、80C、80K)はその長手方向両端にドラムフランジを備えている。一端は不図示のドラムフランジであり、感光ドラム80を回転可能に支持する。他端は、凹型部材14のねじれ穴50と嵌合する多角形(例えば正三角形)の突起10と一体に構成されたドラムフランジ18である。つまり、ねじれ穴50と多角形の突起10をカップリングとして利用する。又、ドラムフランジ18はその中心に凹型部材14から突出した、ギヤ軸13の延長部(軸部材)130と嵌合する貫通穴19を有する。ギヤ軸13の延長部130と貫通穴19が嵌合することにより感光ドラム80の支持を補助し、より確実な支持状態を得ることができる。尚、感光ドラム80は、前述のように、プロセスカ−トリッジの形態で画像形成装置本体に対してセットされ、保守・交換等の目的により着脱可能に支持される。
【0047】
ここで、ねじれ穴及び突起の断面形状において、多角形として正三角形を選んだ場合について説明する。
【0048】
駆動側に設けられた断面が正三角形のねじれ穴50に対し被駆動側に設けられた正三角形の突起10が嵌合し(以下、「凹凸部嵌合」という)、モ−タ11からの駆動により駆動ギヤ12、ギヤ軸13及び凹型部材14が一体に回転する。このとき、ギヤ軸13の延長部130とドラムフランジ側の穴19も同時に嵌合した状態(以下、「軸穴嵌合」という)となる。ねじれ穴50の中心がギヤ軸13の回転中心軸上に位置するよう凹型部材14を取付け、ギヤ軸13の延長部130と嵌合する穴19の中心を正三角形の突起10の中心軸上に位置させる。ねじれ穴50と正三角形の突起10は断面が互いに相似な正三角形であることから、回転によって互いに等しく三点で当接する(図9(b)に示された状態)。つまり、感光ドラム80は装置本体側に引き込まれ位置決めされると同時に、ねじれ穴50と多角形の突起10は自動的に互いの軸中心が一致するように調芯される。このとき、調芯されたねじれ穴50と正三角形の突起10の軸中心はギヤ軸13の回転中心軸上に存在することになり、軸穴嵌合が自動調芯機能を妨げることはない。尚、本実施例のようにギヤ軸13を凹型部材14に貫通させ嵌合軸として利用することで、更に駆動系と被駆動系の同軸精度を出し易くできる。
【0049】
又、軸穴嵌合のガタを凹凸部嵌合のガタよりも小さくする。これによって、凹凸部嵌合のガタの大きさによらず、感光ドラムの半径方向(以下、「ラジアル方向」という)の最大ガタは軸穴嵌合のガタで規制される。従って、軸穴嵌合のガタを感光ドラム80の回転に支障がない範囲で出来る限り小さく設計することで、中間転写ベルト82等の外乱により感光ドラム80が早回しを受けても、ラジアル方向変位をほとんど発生させることなく調芯精度を維持でき、駆動力伝達精度の劣化を最小限に抑えることができる。更に、凹凸部嵌合ガタは大きくすることが可能であるため、ねじれ穴50と多角形の突起10の係合性を向上させ、カ−トリッジとしての操作性を向上させることができる。
【0050】
又、ギヤ軸13の延長部130先端にテ−パ形状部98を設けることにより軸穴嵌合をしやすくし、カ−トリッジ装着時におけるガイド効果をもたせることができる。
【0051】
尚、本実施例では多角形の突起としたが、ねじれ穴50と同じ割合でねじれた多角形の突起としてもよい。この場合、駆動力伝達時における両者の当接形態は点からねじれた稜線に変わることから、当接面の増加による感光ドラムの引き込み効果の増大及び二軸間の結合力強化を図ることができる。
【0052】
本実施例では、本発明の駆動力伝達機構を画像形成装置における感光ドラム駆動に適用した場合について説明したが、その他の回転体の駆動力伝達機構としても使用可能である。
【0053】
又、本実施例ではモ−タ11から駆動ギヤ12を介して駆動力を伝達する構成としたが、駆動ギヤ12を介さずモ−タ11の出力軸とギヤ軸13を直結する構成であっても構わない。
【0054】
尚、本実施例では多角形の突起10を被駆動側に、ねじれ穴50を駆動側に設けたが、逆にねじれ穴50をドラムフランジ18に設け、多角形の突起10を凹型部材14と同様凸型部材として設けても同様の効果が得られる。
【0055】
実施例2
次に、本発明の第2実施例について図4を用いて説明する。
【0056】
第1実施例ではギヤ軸13の延長部130を軸穴嵌合用の軸として利用するのに対し、本実施例では軸穴嵌合用の軸を別部材とする。
【0057】
図4において、駆動系Iは、装置本体に設けられたモ−タ11、駆動ギヤ12、ギヤ軸13及び凹型部材14から構成される。凹型部材14とギヤ軸13は連結部材90によって連結され、凹型部材14はギヤ軸13の先端に取付けられる。連結部材90は一端部に穴92と凹型部材14を先端で位置決めするための鍔部94を有し、他端部にはギヤ軸13と嵌合する嵌合穴95を有する。尚、連結部材90とギヤ軸13は締結部材93等により固定される。又、連結部材90は断面が円周の一部をカットされたD型とする等して凹型部材14が一体に回転できるようになっている。
【0058】
凹型部材14は第1実施例の場合と同様、感光ドラム80と対向する側の軸方向一端に断面が多角形のねじれ穴50を有する。ここで、駆動ギヤ12、ギヤ軸13、連結部材90に設けられた穴92及びねじれ穴50の各中心軸は全て同軸であり、一体に回転する。又、第1実施例の場合と同様にばね性部材16により凹型部材14は付勢され、軸方向に移動可能である。
【0059】
一方、被駆動系IIは両端にドラムフランジを有する感光ドラム80、及びこれを含む装置本体から着脱可能なプロセスカ−トリッジである。ドラムフランジのうちねじれ穴50と対向する側のドラムフランジ18は、ねじれ穴50と嵌合する多角形の突起10と一体である。又、多角形の突起10の中心軸と同軸に連結部材90に設けられた穴92と嵌合する軸部材91を設ける。軸部材91の一部は多角形の突起10の端面から突出した状態となる。このとき、軸部材91の突出長さを穴92の深さよりも短くすることで、装置本体に引き込まれた感光ドラム80の位置決めが多角形の突起10の端面とねじれ穴50の底面の突き当てにより行なわれる。尚、軸部材91はドラムフランジ18に圧入又は接着等により固定され、感光ドラム80と一体に回転する。又、第1実施例と同様に、軸部材91と穴92の嵌合ガタを凹凸部嵌合のガタよりも小さくする。
【0060】
以上の構成により、第1実施例と同様、中間転写ベルト82等の外乱により感光ドラム80が早回しを受けてもラジアル方向変位をほとんど発生させることなく調芯精度を維持でき、駆動力伝達精度の劣化を最小限に抑えることができる。又、軸部材91の先端にテ−パ形状部98を設けることによりカ−トリッジ装着時におけるガイド効果をもたせることができる。
【0061】
又、軸部材91のように嵌合軸を別部品とすることで軸をより摺動性や強度に優れた材質に変更可能となる。更に、軸穴嵌合のガタ量も軸を交換することで容易に変更及び調節ができる。
【0062】
更に、本実施例では、軸部材91は多角形の突起10から突出する形で設けたが、反対にねじれ穴50の底面から突出する構成をとることも可能であり、同様の効果が得られる。
【0063】
尚、第1実施例の場合と同様、本実施例における多角形の突起はねじれ穴50と同じ割合でねじれた多角形の突起としてもよい。
【0064】
又、本実施例では多角形の突起10を被駆動側に、ねじれ穴50を駆動側に設けたが、取付け側をそれぞれ逆にしても同様の効果が得られる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置は、
(A)駆動源と、駆動源の駆動を伝達するための出力軸と、出力軸の回転中心を中心として出力軸の一端に設けられ、断面が多角形のねじれ穴を有する駆動系を備える画像形成装置であって、画像形成装置に着脱可能である筒体を有し、この筒体はこのねじれ穴と嵌合するための断面が多角形の突起部を長手方向の一端に有し、突起部とねじれ穴とが嵌ることによる複数の点、又は面における当接により駆動系の駆動力がこの筒体に伝えられる画像形成装置において、
ねじれ穴と突起部との位置関係を決めるための出力軸はねじれ穴を貫通してねじれ穴から突出すると共に、出力軸は突起部に設けられた穴に多角形の突起とねじれ穴の嵌合ガタよりも小さい嵌合ガタにより嵌合し、筒体の内部まで延伸している構成とするか、または、
(B)駆動源と、駆動源の駆動を伝達するための出力軸と、出力軸の回転中心を中心として出力軸の一端に設けられ、断面が多角形の突起部を有する駆動系を備える画像形成装置であって、画像形成装置に着脱可能で、この突起部と嵌合する多角形のねじれ穴が長手方向の一端に設けられ、突起部と突起部よりも大きいねじれ穴とが嵌ることによる複数の点、又は面における当接により駆動系の駆動力が伝えられる筒体と、を有する画像形成装置において、
ねじれ穴と突起部との位置関係を決めるための出力軸は突起部を貫通して突起部から突出すると共に、出力軸はねじれ穴に設けられた穴に多角形の突起とねじれ穴の嵌合ガタよりも小さい嵌合ガタにより嵌合し、筒体の内部まで延伸している構成とされるので、被駆動側が駆動側以外から受ける他の力によって早回しを受け凹凸部材の当接が崩れた場合であっても、被駆動側である筒体の支持状態を安定に保ち、凹凸部材間の嵌合ガタの大きさによらず調芯精度を維持することが可能であり、従って、色ずれの改善を図ることができ、高品質画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジの一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る駆動力伝達機構の一実施例を示す断面図である。
【図4】本発明に係る駆動力伝達機構の他の実施例を示す断面図である。
【図5】通し軸による感光ドラムの駆動方法を説明するための図である。
【図6】カップリングによる感光ドラムの駆動方法を説明するための図である。
【図7】凹凸型の噛み合わせを利用したカップリングを示す説明図である。
【図8】断面が多角形のねじれ穴とねじれ多角形の突起の噛み合わせを利用したカップリングを説明するための図である。
【図9】図8の凹凸部材の当接による自動調芯を説明するための図である。
【符号の説明】
10 多角形の突起
11 モータ(駆動源)
13 出力軸
13a、13b 緊締溝(取付け部)
14 凹型部材
16 ばね性部材(付勢手段)
19 貫通穴
50 多角形のねじれ穴
80 感光ドラム(筒体・電子写真感光体)
98 テーパ形状部
130 出力軸の延長部(軸部材)
I 駆動系
II 被駆動系

Claims (4)

  1. 駆動源と、駆動源の駆動を伝達するための出力軸と、出力軸の回転中心を中心として出力軸の一端に設けられ、断面が多角形のねじれ穴を有する駆動系を備える画像形成装置であって、画像形成装置に着脱可能である筒体を有し、この筒体はこのねじれ穴と嵌合するための断面が多角形の突起部を長手方向の一端に有し、前記突起部と前記ねじれ穴とが嵌ることによる複数の点、又は面における当接により前記駆動系の駆動力がこの筒体に伝えられる画像形成装置において、
    ねじれ穴と突起部との位置関係を決めるための出力軸はねじれ穴を貫通してねじれ穴から突出すると共に、出力軸は突起部に設けられた穴に前記多角形の突起とねじれ穴の嵌合ガタよりも小さい嵌合ガタにより嵌合し、筒体の内部まで延伸していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 駆動源と、駆動源の駆動を伝達するための出力軸と、出力軸の回転中心を中心として出力軸の一端に設けられ、断面が多角形の突起部を有する駆動系を備える画像形成装置であって、画像形成装置に着脱可能で、この突起部と嵌合する多角形のねじれ穴が長手方向の一端に設けられ、前記突起部と前記突起部よりも大きいねじれ穴とが嵌ることによる複数の点、又は面における当接により前記駆動系の駆動力が伝えられる筒体と、を有する画像形成装置において、
    ねじれ穴と突起部との位置関係を決めるための出力軸は突起部を貫通して突起部から突出すると共に、出力軸はねじれ穴に設けられた穴に前記多角形の突起とねじれ穴の嵌合ガタよりも小さい嵌合ガタにより嵌合し、筒体の内部まで延伸していることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記多角形の突起は前記ねじれ穴と同じ割合でねじれた形状を有することを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 前記筒体は電子写真感光体であることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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