JP3761866B2 - ワイパーブレード用の結合部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイパー装置において、ワイパーアームとワイパーブレードの結合に用いられる結合部材に関する。
【0002】
【従来技術】
ワイパー装置においてワイパーアームとワイパーブレードを結合する構造として、ワイパーアームの結合ピンと略平行に延びる係合部を用いるものが、国際公開00/73111A1公報(特許文献1)及び国際公開00/73113A1公報(特許文献2)に開示されている。図13には、このような結合構造に用いられるワイパーアーム30の一部を示す。図示されるように、結合ピン31は、アーム本体32の先端部付近の側板33から、アーム本体32と略垂直方向に延び出している。この結合ピン31と隣接して、係合部34が設けられる。この係合部34は、全体として略L字型の板状の部材であり、結合ピン31と略平行にアーム本体32から延び出す水平板34Aと、この水平板35の先端から垂直に延びる係合用の垂直板34Bから構成されている。
【0003】
図14には、このようなワイパーアーム30と組み合わせて用いられる従来の結合部材100を示す。図示されるように、結合部材100は、下部両側のワイパーブレード狭持部101でワイパーブレード本体20の上部を挟み込むようにしてワイパーブレード本体20に装着され、下方に延びる固定部102において、例えばボルト等の締結手段でワイパーブレード本体20に固定されている。この固定部102の上方には、結合部材100を横方向に貫通するピン孔103が形成されている。このピン孔103に、ワイパーアーム30の結合ピン31が挿通される。ピン孔103の左右両側の開口の周囲には、アーチ型のピン保持部104が設けられている。ピン孔103に挿入された結合ピン31は、これらのピン保持部104で保持される。ピン孔103後方の結合ピン100の上面105は、ワイパーアーム30の結合時に、係合部34の水平板34Aと対峙する面であり、この上面105の幅と水平板34Aの長さは略等しいものとされている。また、ピン孔103後方の結合ピン100の側面105は、ワイパーアーム30の結合時に、係合部34の垂直板34Bが係合する面である。
【0004】
図15〜図17には、このようなワイパーアーム30と結合部材100の結合手順を示す。結合作業に当たっては、まず図15に示すように、係合部34の垂直板34Bが結合部材100に当接しない角度までワイパーブレード本体20に対してワイパーアーム30を傾け、この状態から、ワイパーアーム30をワイパーブレードに向けて水平方向に動かし、結合ピン31をピン孔103内に挿入していく。図16に示すように、結合ピン31がピン孔103内に完全に挿入されると、係合部34の垂直板36は、結合部材100の反対側の側面106よりもわずかに先に達する。この状態から、ワイパーアーム30をワイパーブレード本体20と平行となる方向に回転させていくと、図16に示すように、ワイパーアーム30の係合部34の垂直板34Bが、結合部材100の側板106に係合する。この係合により、結合ピン31をピン孔103から引き抜く方向へのワイパーアーム30の動作が禁止され、ワイパーアーム30からのワイパーブレード本体20の脱落が防止される。
【0005】
【特許文献1】
国際公開00/73111A1公報
【特許文献2】
国際公開00/73113A1公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ワイパー装置においては、例えば雪中でワイパー装置が雪で埋もれてしまわないように、ワイパーブレードを被払拭面(例えば自動車のガラス面)から離した状態でワイパーアームを自立させることがある(いわゆるロックバック)。しかしながら、上記のような従来の結合構造では、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20は、結合ピン30を中心とした回動が特に制限されず、略180度回動させることができる。このため、ロックバック状態からワイパーアームを倒すときに、ワイパーアームとワイパーブレードの角度は必ずしも適切な角度であるとは限らず、ワイパーブレード自身及びガラス面を破損させる原因となり得る。更に、降雪地ではワイパーブレードに付着した雪を落とすために、ワイパーアームをロックバックした状態から、ワイパーブレードをガラス面に叩きつける作業をする場合がある。この場合も、ワイパーブレードとワイパーアームの角度が適切でないと、ワイパーブレード自身及びガラス面の破損が起こりうる。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、結合ピンと略平行に延び前記結合部材と係合することにより結合ピンがピン孔から脱落する方向へのワイパーアームとワイパーブレード間の動きを規制する係合部を備えたワイパーアームをワイパーブレードに結合するための結合部材において、ワイパーアームとワイパーブレード間の角度を適切な範囲に保持可能なものを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ワイパーアームの結合ピンが挿入されるピン孔を備えた結合部材であって、前記結合ピンと略平行に延び前記結合部材と係合することにより前記結合ピンが前記ピン孔から脱落する方向へのワイパーアームとワイパーブレード間の動きを規制する係合部を備えたワイパーアームをワイパーブレードに結合するための結合部材において、前記結合ピンを中心とするワイパーアームとワイパーブレードの回動を規制する回動規制手段を備えた結合部材。
【0009】
前記ワイパーアームの係合部は、折れ曲がった先端部を備え、この先端部が結合部材の前記結合ピンの挿入側と反対の側面に係合してもよい。
前記回動規制手段により制限されるワイパーアームとワイパーブレードの回動範囲では、前記ワイパーアームの係合部は結合部材に係合しているようにしてもよい。
【0010】
前記回動規制手段として、前記ワイパーアームの係合部と当接することにより前記結合ピンを中心とするワイパーアームとワイパーブレードの回動を規制する回動規制部を備えてもよい。
【0011】
前記回動規制部を弾性部材から形成し、ワイパーアームとワイパーブレードの着脱時には、前記回動規制部を弾性変形させることにより、前記ワイパーアームの係合部が結合部材と係合する位置と前記ワイパーアームの係合部と結合部材との係合が外れる位置との間で、ワイパーアームに対してワイパーブレードを回動可能としてもよい。
【0012】
前記ピン孔の周囲にピン保持部を備えるとともに、前記回動規制部を前記ピン保持部の周囲に設けてもよい。
前記回動規制手段として、前記結合部材の側面に前記結合部材の内側方向に弾性変形しうる撓み部と、前記撓み部から水平方向に突き出す突起とを備え、前記突起が前記ワイパーアームの側部と当接することにより前記結合ピンを中心とするワイパーアームとワイパーブレードの回動を規制するようにしてもよい。
【0013】
前記撓み部が撓むことにより、前記ワイパーアームの係合部が結合部材と係合する位置と前記ワイパーアームの係合部と結合部材との係合が外れる位置との間で、ワイパーアームに対してワイパーブレードを回動可能としてもよい。
【0014】
また本発明のワイパーブレードは、本発明の結合部材を備えている。
【0015】
【発明の作用及び効果】
本発明の結合部材(実施形態では結合部材1)が組み合わせて使用されるワイパーアーム(実施形態ではワイパーアーム30)では、例えばワイパーアーム(実施形態ではワイパーアーム30)の係合部(実施形態では係合部34)の先端部(実施形態では垂直板34A)が結合部材の側面(実施形態では係合面7)に係合することにより、ワイパーアームの係合部が結合部材に係合し、結合ピン(実施形態では結合ピン31)のピン孔(実施形態ではピン孔4)からの脱落が防止される。この場合、本発明の結合部材では、回動規制手段(例えば回動規制部8、撓み部9及び回動規制突起10)を備えているので、結合ピンを中心とするワイパーアームとワイパーブレードの回動が規制される。したがって、ワイパーアームとワイパーブレードの角度は適切な範囲に保たれ、ワイパーアームとワイパーブレードの角度が不適切であることに基づくワイパーブレードや被払拭面(例えば自動車のガラス面)の破損を防止できる。例えばワイパーアームを自立させた状態(ロックバック状態)からワイパーアームを倒した場合でも、ワイパーブレードが不適切な角度で被払拭面に当たってしまうことはない。
【0016】
また、前記回動規制手段により制限されるワイパーアームとワイパーブレードの回動範囲では、前記係合部は結合部材に係合しているようにすれば、例えばワイパーアームをロックバック状態としたときでも、ワイパーブレードのワイパーアームからの不用意な脱落を防止することができる。
【0017】
また、回動規制手段として、係合部と当接する弾性部材からなる回動規制部(実施形態では回動規制部8)を備え、回動規制部が弾性変形することにより係合部が結合部材と係合する位置までワイパーアームに対してワイパーブレードを移動可能とすれば、ワイパーアームとワイパーブレードの結合作業は極めて容易に行える。さらに、係合部の係合を解く場合も、回動規制部は弾性変形するので、ワイパーアームからワイパーブレードを外す作業も容易に行える。また、不用意な操作で回動規制部に大きな力が掛かった場合も、回動規制部は弾性変形するので、破損してしまうことはない。
【0018】
また、ピン孔の周囲にピン保持部(実施形態ではピン保持部5)を備えるとともに、回動規制部をピン保持部の周囲に設ければ、結合部材をコンパクトに構成できる。
【0019】
また、回動規制手段として、結合部材に撓み部(実施形態では撓み部9)と、撓み部から突き出してワイパーアームの側面(実施形態では側板33)に当接する突起(実施形態では回動規制突起10)を設けるようにすれば、係合部が結合部材と係合する位置までワイパーアームに対してワイパーブレードを回動させる作業は、撓み部を撓ませながら行えばよく、ワイパーアームとワイパーブレードの結合作業は極めて容易に行える。さらに、係合部の係合を解く場合も、撓み部を撓ませることによりワイパーアームに対してワイパーブレードを着脱可能の位置に回動させることができる。また、不用意な操作で大きな外力がかかった場合には、撓み部が変形するので、撓み部及び突起が破損してしまうことはない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面にしたがって本発明の実施形態を説明する。
図1〜図3には、本発明の結合部材1がワイパーブレード本体20に装着された状態を示す。結合部材1は、図13に示すような係合部35を備えたワイパーアーム30とワイパーブレード本体20との結合に用いられるものである。なお、ワイパーブレード30については、従来技術の説明で既述したので、説明を省略する。
【0021】
図1、図2に示すように、ワイパーブレード本体20は、ラバー支持体21に、ワイパーラバー22を取り付けて構成される。結合部材1は、ラバー支持体21の上側に取り付けられる。
【0022】
図3に詳細に示すように、結合部材1は、下部両側にブレード狭持部2を備え、これらのブレード狭持部2でワイパーブレード本体20のラバー支持体21の上側を挟み込むようにして、ワイパーブレード本体20に組み付けられる。また、結合部材1の下部両側からは固定部3が延設されている。結合部材1は、これらの固定部3において、例えばリベット等の締結手段によってワイパーブレード本体20に対して完全に固定される。
【0023】
固定部3の上方には、結合部材1を横方向に貫通するピン孔4が形成され、結合部材1の側部に開口している。このピン孔4に、ワイパーアーム30の結合ピン31が挿入される。
【0024】
このピン孔4の開口の周囲には、アーチ型のピン保持部5が設けられる。これらのピン保持部5は、ピン孔4に挿入された結合ピン31の、ピン孔4からの突出部分に嵌合して、結合ピン31を保持する。
【0025】
結合部材1のピン保持部5よりも後方の上面は、平坦面6となっている。この平坦面6は、ワイパーアーム30の結合時に係合部34の水平板34Aと向かい合う面であり、水平板34Aの長さと略等しい幅を有するものである。また、結合部材8のピン保持部6よりも後方の側面は、ワイパーアーム30の係合部34の垂直板34Bが係合する係合面7となっている。
【0026】
ピン保持部5には、回動規制部8が設けられる。これらの回動規制部8は、変形可能な弾性体からなる部材で、ピン保持部5の後側斜め上方に向けて突設されている。各回動規制部8は、なだらかに湾曲した上辺部8Aと、平坦面6に面した垂直な側辺部8Bとを備えている。結合部材1の係合面7にワイパーアーム30の係合部34の垂直板34Bを係合させた場合、ワイパーアーム30が直立する方向に回転しようとすると、係合部34の水平板34Aが回動規制部8の側面部8Bに当接して、ワイパーアーム30の回動が制限されるようになっている。
【0027】
また、結合部材1の前端部付近からは、弾性部材からなる撓み部9が下方に向けて延設されている。これらの撓み部9は、ピン保持部7から延設された板状の部分で、ワイパーブレード本体20側に撓むことができるように、ワイパーブレード本体20の側方からわずかに間隔を開けて配置されている。
【0028】
撓み部9の下端付近には、ワイパーブレード本体20の側部へと水平方向に突き出た回動規制突起10が設けられている。回動規制突起10は、ワイパーアーム30の側板33と当接することにより、ワイパーアーム30の回動を規制するもので、本実施形態では、水平方向に延びる半円柱形の突起からなっている。なお、回動規制突起10は、球状、楕円球状、円錐状等、種々の形態を採りうる。
【0029】
次に、図4〜図8を用いて、回動規制部8の作用について説明する。
結合部材1に対してワイパーアーム30を結合する場合には、図4に示すように、ワイパーアーム30の係合部34(特に垂直板34B)が結合部材1(特にピン保持部5及び回動規制部8)に当たらない程度までワイパーブレード本体20とワイパーアーム30間に角度を持たせた状態で、ワイパーアーム30の結合ピン31を結合部材1のピン孔4に挿入して行く。なお、図4〜図8では、紙面の裏側方向から結合ピン31の挿入がなされる。
【0030】
結合ピン31がピン孔4内に完全に挿入されたならば、図5に示すように、結合ピン30を中心として、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20を、互いに平行となる方向に回動させる。すると、係合部34の水平板34Aが、回動規制部8の上辺部8Aに当接する。ここで、更にワイパーアーム30とワイパーブレード本体20の角度を狭めていくと、ワイパーアーム30の係合部34は、回動規制部8を弾性変形させることにより、回動規制部8を乗り越えて行く。これにより、図6及び図7に示すように、ワイパーアーム30は、ワイパーブレード本体20と略平行となる位置まで達する。この場合、ワイパーアーム30の係合部34の垂直板34Bは、結合部材1の係合面8Bに係合し、ワイパーアーム30の結合部材1からの離脱を防止するように機能する。
【0031】
図6及び図7に示す状態から、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20を、互いに離れる方向に回転させようとすると、図8に示すように、ワイパーアーム30の係合部材34の水平板34Aが、結合部材1の回動規制部8の側辺部8Aに当接する。これにより、この当接地点を超えてのワイパーアーム30の回動が禁止される。これにより、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20の角度は、適切な範囲内に維持される。また、この場合、当接地点では垂直板34Bと係合面7の係合は維持されているので、結合ピン31の軸方向にワイパーアーム30を結合部材1から抜こうとしても、垂直板34Bが側面部8に当接して抜くことができない。したがって、ワイパーアーム30の結合部材1からの脱落は、確実に防止される。
【0032】
ワイパーアーム30をワイパーブレード本体20から分離する場合には、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20が角度を持つ方向に十分大きな力を加えれば、ワイパーアーム30の水平板34Aは、回動規制部8を変形させながら乗り越えていく。これにより、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20を、係合部34の水直面34Aと係合面7の係合が解かれる位置まで回転させることができる。なお、この作業は、回動規制部8を指などによって内側に倒し込む方向に変形させることで行われるようにしてもよい。
【0033】
次に、図9〜図12を用いて、回動規制突起10の作用について説明する。
ワイパーアーム30と結合部材1の結合にあたっては、まず図9に示すように、ワイパーアーム30の係合部34(特に垂直板34B)が結合部材1と当接しない程度に、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20を傾けて配置し、結合ピン31のピン孔4への挿入していく。なお、図9〜図12では、結合ピン31は、紙面の手前側からピン孔4に挿入される。このような挿入作業を続けると、ワイパーアーム30の側板33が、結合部材1の回動規制突起10の当接するが、撓み部9がワイパーブレード本体20側に撓むことにより、結合ピン31をピン孔4内に完全に挿入することができる。
【0034】
結合ピン31がピン孔4に完全に挿入されたら、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20を、互いに平行となる方向に回動させる。これにより、図10及び図11に示すように、ワイパーアーム30の係合部34の垂直板34は、結合部材1の係合面7に係合していく。また、この場合、ワイパーアーム30の側板33の下端が結合部材1の回動規制突起10よりも上方に至ったところで、撓み部9は、その弾性により、初期位置へと戻る。
【0035】
図10及び図11の状態から、ワイパーアーム30がワイパーブレード本体20に対して起立する方向に、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20を回動させていくと、図12に示すように、ワイパーアーム30の側板33の下端が、回動規制突起10に当接して、それ以上の回動を規制する。これにより、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20の角度は、所定の範囲内に維持される。また、この範囲内では、ワイパーアーム30の垂直板34Bと結合部材1の係合面7の係合が外れることはないので、ワイパーアーム30の結合部材1からの離脱も正しく防止される。
【0036】
ワイパーアーム30からワイパーブレード本体20を取り外すときには、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20間の角度が大きくなる方向に、十分な力を加えれば、ワイパーアーム30の側板33は、撓み部9を撓ませながら、回動規制突起10を乗り越えていき、係合部34の垂直板34Aと係合面7の係合が解ける程度にまで、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20間に角度を持たせることができる。この取り外し作業は、撓み部9を指などによって変形させることにより行われるようにしてもよい。
【0037】
なお、図1〜図3に示す実施形態では、結合部材1に、回動規制部8と回動規制突起10の両方を設けたが、これらは、いずれか一方のみを備えるようにしても良い。
【0038】
以上のように本実施形態の結合部材1によれば、回動規制部8及び回動規制突起10を備えたので、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20間の角度は、適切な範囲内に制限される。したがって、例えばワイパーアーム30をロックバックさせた状態から倒す場合でも、ワイパーブレード本体20の角度が不適切で、ワイパーブレード本体20自身又は被払拭面(例えば自動車のガラス面)を破損してしまうようなことはない。
【0039】
また、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20の制限された角度範囲内では、ワイパーアーム30の係合部34の垂直板34Bと結合部材1の係合面7の係合が外れることはないので、ワイパーアーム30からのワイパーブレード本体20の脱落は有効に防止される。
【0040】
また、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20を回転させる方向に十分大きな力が加わった場合には、回動規制部8が撓み、又は回動規制突起10が設けられた撓み部9が撓むことによって、ワイパーアーム30とワイパーブレード本体20は回動することができる。したがって、回転方向に大きな外力が加わった場合でも、回動規制部8又は回動規制突起10が設けられた撓み部9が破損してしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の結合部材がワイパーブレード本体に装着された状態を示すワイパーブレードの側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく斜視図である。
【図4】本発明の実施形態において結合部材にワイパーアームの結合ピンを挿入していく状態を示すワイパー装置の側面図である。
【図5】同じくワイパーアームの係合部が回動規制部を変形させた状態を示すワイパー装置の側面図である。
【図6】同じくワイパーアームの係合部が回動規制部を越えた位置に配置された状態を示すワイパー装置の側面図である。
【図7】同じくワイパーアームの係合部が回動規制部を越えた位置に配置された状態を示すワイパー装置の平面図である。
【図8】同じく回動規制部によりワイパーアームとワイパーブレードの回動が規制されている状態を示すワイパー装置の側面図である。
【図9】同じく結合部材にワイパーアームの結合ピンを挿入していく状態を示すワイパー装置の側面図である。
【図10】同じくワイパーアームの側板が回動規制突起を越えた位置に配置された状態を示すワイパー装置の側面図である。
【図11】同じくワイパーアームの側板が回動規制突起を越えた位置に配置された状態を示すワイパー装置の平面図である。
【図12】同じく回動規制突起によりワイパーアームとワイパーブレードの回動が規制されている状態を示すワイパー装置の側面図である。
【図13】ワイパーアームの斜視図である。
【図14】従来の係合部材の斜視図である。
【図15】従来の係合部材を用いたワイパーアームとワイパーブレードの取り付け手順を示すワイパー装置の斜視図である。
【図16】同じく斜視図である。
【図17】同じく斜視図である。
【符号の説明】
1 結合部材
4 ピン孔
7 係合面
8 回動規制部
9 撓み部
10 回動規制突起
20 ワイパーブレード本体
30 ワイパーアーム
31 結合ピン
33 側板
34 係合部
34A 水平板
34B 垂直板

Claims (8)

  1. ワイパーアームの結合ピンが挿入されるピン孔を備えた結合部材であって、前記結合ピンと略平行に延び前記結合部材と係合することにより前記結合ピンが前記ピン孔から脱落する方向へのワイパーアームとワイパーブレード間の動きを規制する係合部を備えたワイパーアームをワイパーブレードに結合するための結合部材において、
    前記結合ピンを中心とするワイパーアームとワイパーブレードの回動を規制する回動規制手段として、前記ワイパーブレードと反対側に向けて突設された回動規制部を備え、
    前記回動規制部に、前記係合部に面して配置される側辺部を設け、前記側辺部が前記ワイパーアームの係合部と当接することにより前記結合ピンを中心とするワイパーアームとワイパーブレードの回動を規制するようにした結合部材。
  2. 前記ワイパーアームの係合部は、折れ曲がった先端部を備え、この先端部が結合部材の前記結合ピンの挿入側と反対の側面に係合する請求項1に記載の結合部材。
  3. 前記回動規制手段により制限されるワイパーアームとワイパーブレードの回動範囲では、前記ワイパーアームの係合部は結合部材に係合している請求項1又は請求項2に記載の結合部材。
  4. 前記回動規制部を弾性部材から形成し、ワイパーアームとワイパーブレードの着脱時には、前記回動規制部を弾性変形させることにより、前記ワイパーアームの係合部が結合部材と係合する位置と前記ワイパーアームの係合部と結合部材との係合が外れる位置との間で、ワイパーアームに対してワイパーブレードを回動可能とした請求項1から請求項3の何れか一つに記載の結合部材。
  5. 前記ピン孔の周囲にピン保持部を備えるとともに、前記回動規制部を前記ピン保持部の周囲に設けた請求項1から請求項4の何れか一つに記載の結合部材。
  6. 前記回動規制手段として、さらに、前記結合部材の側面に前記結合部材の内側方向に弾性変形しうる撓み部と、前記撓み部から水平方向に突き出す突起とを備え、前記突起が前記ワイパーアームの側部と当接することにより前記結合ピンを中心とするワイパーアームとワイパーブレードの回動を規制する請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の結合部材。
  7. 前記撓み部が撓むことにより、前記ワイパーアームの係合部が結合部材と係合する位置と前記ワイパーアームの係合部と結合部材との係合が外れる位置との間で、ワイパーアームに対してワイパーブレードを回動可能とした請求項6に記載の結合部材。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の結合部材を備えたワイパーブレード。
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