JP3761409B2 - 販売情報管理方法,及びシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,例えばPOSシステムに代表されるような,ネットワーク化された販売情報管理方法,及びシステムに関わるものであり,特に顧客の商品購入意識を高めて商品販売効果を高めようとする販売情報管理方法,及びシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より,店舗等において商品を販売する際に,その商品の販売情報を登録するキャッシュレジスタ等の販売情報登録装置と,該販売情報登録装置より上記販売情報を取得してデータベース化する管理装置とが通信することによって,上記商品の売上管理,在庫管理,発注管理などの管理を行う販売情報管理方法,或いはシステムがある。
例えば,特開平4−190496号公報に記載の技術は,顧客の商品購入意識を高めて,商品販売効果を高めるようなキャッシュレジスタ(以下,レジと称する)について記載されている。
上記公報にはレジ単体が具体例として記載されており,その内容は,顧客が上記レジにて精算を行う際に,上記レジが精算を済ませた順番にレシートに番号を付加し,上記番号が上記レジに予め設定された番号と同一か否かを判断することによって,顧客に対して特典を与えるか否かを決定するようなレジについて述べられている。
つまり,上記公報には,顧客がレジにて精算を済ました順番,即ち商品を購入することによって発行されるレシートの番号が,上記レジに予め設定された番号であれば,上記顧客に対して商品購入時の金額の割引き特典を与えるようなレジについて記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の公報記載の技術では,予め設定される番号がレジ毎に設定されるものなので,業務開始前に店舗の従業員の手によって,レジ毎に上記番号が設定される必要がある。しかし,このように業務開始前の忙しい時に従業員が上記設定作業を行うのは面倒で煩わしいことである。
また,上記番号がレジ毎に設定されているので,精算を行った顧客の店舗全体における順番に基づいて,上記レジが顧客に特典を付与することは不可能である。
更にまた,店舗の業務時間中において,レジ担当の従業員は顧客の精算業務で多忙になる場合が多く,そのような場合に上記設定の変更を行うことは不可能に近い。
つまり,従来公知の技術では,予め設定される番号がレジ毎に設定されるものであるので,運用上面倒で煩わしい作業が多い。更に,効果的に特典が付与されるかもしれないという顧客の期待感を高めて,販売効果を高めることもできないといえる。
そこで,本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,上記レジより販売情報を取得してデータベース化する管理装置側で,顧客に対して特典を付与する条件を設定し,例えば,割引などの特典を顧客に付与することで,顧客の商品購入意識を高めて,販売効果を高めることを可能とし,更に上述のような煩わしさを解消する販売情報管理方法,及びシステムを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は,商品の取引が行われた際の販売情報が入出力される販売情報登録装置と,上記販売情報登録装置より上記販売情報を取得してデータベース化する管理装置とが通信することによって,上記商品の売上管理,在庫管理,発注管理などの管理を行う販売情報管理方法において,
該管理装置によって管理されている商品の中からそれを購入した顧客に対して特典を付与する対象とする特典付商品を予め設定する設定工程と,
上記顧客に対して上記特典が付与される可能性があることを上記特典付商品の名前を非公開としつつ表示装置に表示する表示工程と,
上記販売情報登録装置より取得した上記販売情報に基づく販売商品が上記設定工程で予め設定された上記特典付商品と同一であるか否かを判断する判断工程と,
上記判断工程の判断に基づいて,上記特典を顧客に対して付与する付与工程とを備えることを特徴とする販売情報管理方法として構成されている。
このように構成されているので,顧客は商品を購入することによって特典が付与されるかもしれないという期待が高められて,顧客の商品購入意識が向上し,商品販売効果を高めることができる。更に,特典を付与するための条件設定としての特典付商品が管理装置側で一括して行えるので,従来例のようにレジ毎に設定するような煩わしさも無くなる。
【0005】
また,予め設定される特典付商品の商品名を非公開とすることで,顧客は店舗内に陳列された商品の内どの商品を購入すれば特典が付与されるか分からないので,顧客はくじ引きや,ギャンブル性を楽しむことができ販売効果が高まる。
【0006】
また,前記特典付与工程の後に,前記特典が顧客に付与されたことを表示装置に表示しても良い。
このように構成されることで,実際に特典が顧客に付与されたことを店舗内の他の顧客に知らせることによって,他の顧客は実際に特典が付与される状況を体験し,顧客の商品購入意識が高められて,販売効果を高めることが可能となる。
【0007】
本発明において,前記設定工程で設定される前記条件が,曜日,時間帯,店舗毎に設定されても良い。
この場合は,例えば,店舗で商品を購入する顧客が少ない時間帯には,特典を付与する確率を高く設定したり,逆に店舗で商品を購入する顧客が多い時間帯には,特典を付与する確率を低く設定するなど,きめ細かい設定が可能となって,
店舗にて商品を購入する顧客の総数を増加することが可能となる。
【0008】
本販売情報管理システム稼動中であっても,前記設定工程で設定した前記特典付商品を変更して再設定することが可能であるように構成されても良い。
このように構成されることで,例えば,予想外に店舗内で商品を購入する顧客の数が少ない場合には,タイミング良く顧客に特典を付与する確率を高くしたりすることが可能となる。
【0009】
前記表示装置が,前記販売情報登録装置に設けられてなるようにしても良い。
この場合,顧客に対して付与する特典に関する情報を確実に知らせることができて,認知度が上昇する。
【0010】
更にまた,前記表示手段が,前記商品を陳列している店舗内に設けられる大型表示装置であるように構成されても良い。
この場合は,その付与された事実を大々的に店舗内の他の顧客に知らせることが可能となり,他の顧客の商品を購入しようとする意識が高められる。
【0011】
商品の取引が行われた際の販売情報が入出力される販売情報登録装置と,上記販売情報登録装置より上記販売情報を取得してデータベース化する管理装置とが通信することによって,上記商品の売上管理,在庫管理,発注管理などの管理を行う販売情報管理システムにおいて,
上記管理装置が,
該管理装置によって管理されている商品の中からそれを購入した顧客に対して特典を付与する対象とする特典付商品を予め設定する設定手段と,
上記顧客に対して上記特典が付与される可能性があることを上記特典付商品の名前を非公開としつつ表示する表示手段と,
上記販売情報登録装置より取得した上記販売情報に基づく販売商品が上記設定手段で予め設定された上記特典付商品と同一であるか否かを判断する判断手段と,
上記判断手段の判断に基づいて,上記特典を顧客に対して付与する付与手段とを備えることを特徴とする販売情報管理システムとして構成されている。
このように構成されているので,顧客は商品を購入することによって特典が付与されるかもしれないという期待が高められて,顧客の商品購入意識が向上し,商品販売効果を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の販売情報管理方法の一実施形態である販売情報管理システムの概略構成図,図2は管理装置の具体例図,図3は本発明の販売情報管理方法の処理手順を示すフローチャート,図4はレシート出力例,図5は表示装置表示例,図6は表示装置表示例,図7は図4の変形例,図8は図5,6の変形例である。
【0013】
本発明の販売情報管理方法の一実施形態に係る販売情報管理システムシステムを図1を用いて説明する。
本発明の販売情報管理システムは,店舗A,B,・・・にそれぞれ設けられている店舗サーバ210,310,・・・と接続され,該接続された複数の店舗サーバと通信することによって,総合的に商品売上管理,在庫管理,発注管理などを行う管理装置の一例である販売情報総合管理サーバ110を具備している。
更に,上記各店舗内の販売情報管理システムの概略構成について,店舗Aを一例として説明する。尚,他の店舗における構成も,店舗Aの構成と同様,又は同等な機能を有している。
店舗A内の販売情報管理システムは,上記店舗サーバ210と通信可能な複数の(以下の説明では,具体的に2台と考える)のレジ231,232と,上記販売情報,広告,特典付与条件等の各種情報を表示し,レジ231,232に設けられる小型表示装置241,242と,店舗A内に設置され,店舗A内の顧客に対して各種情報を伝達する大型表示装置220と,前記店舗サーバ210とを具備して概略構成されている。
上記店舗サーバ210は,管理装置の一例であって,上記レジ231,232,大型表示装置220と接続され,店舗単位の商品の売上管理,在庫管理,発注管理などの管理を行うものである。
また,上記レジ231,232は販売情報登録装置の一例であって,従業員によって顧客が購入した商品の品番,値段,数量,顧客の順番等の販売情報が入力される,或いは,商品に付されているバーコード等を読み取ることによって精算を行って上記販売情報を取得する機能を有している。
【0014】
更に,上記総合管理サーバ110,上記店舗サーバ210,310内部の概略構成について図2を用いて説明する。尚,総合管理サーバ110,店舗サーバ210,310は商品の売上管理,在庫管理,発注管理等の管理を行う範囲が異なるだけでコンピュータとしての構成は一般的なものと同様である。
従って,誤解を避けるために店舗サーバ側の要素には「a」を,総合管理サーバ110側の要素には「b」の添字をつける。
総合管理サーバ110,店舗サーバ210,310は,複数のレジや店舗サーバと販売情報等の各種情報の通信を行う通信部440a,440bと,商品の売上累計,商品名,値段等の商品情報,前記販売情報等を記憶し,更に予め設定される条件を記憶する設定手段の一例である記憶部430a,430bと,上記通信部440a,440bによって取得された販売情報などの情報を一時的に記憶したり,データを展開するRAM420a,420bと,RAM420a,420b,記憶部430a,430b,通信部440a,440bなどの制御を行い,更に後記する判断手段としての機能,後記する付与手段としての機能を備えた中央制御部410a,410bとを具備して概略構成されている。
また,上記中央制御部は,レジより取得した販売情報に基づいて,商品を購入した顧客数をカウントするカウンタ415a,415bを具備している。
【0015】
ここで,上記設定手段,上記判断手段,上記付与手段について説明する。
上記設定手段とは,どのような場合に顧客に対して割引等の特典を付与するか否かの判断基準となる条件を設定する手順を記載したプログラム等を実行する手段である。
上記判断手段とは,レジより取得した販売情報が,上記設定手段に設定された条件に合うものか否かを判断する手順を記載したプログラム等を実行する手段である。
上記付与手段とは,上記判断手段で判断された結果に基づいて,例えば,商品購入金額の割引き等の特典を顧客に対して行う手順を記載したプログラム等を実行する手段である。
また,本発明でいう商品とは,店頭などで販売される物や,顧客に対して行う無体物のサービスのようなものを意味する。
【0016】
次に,図1,図2と,図3のフローチャートを用いて,一例として店舗Aにおける販売情報管理システムの動作と,その具体的方法について説明する。
図3に示したフローチャートは,左側のレジ231側の手順(前記プログラムにより処理される手順)と,真中の店舗サーバ210側の手順(前記プログラムにより処理される手順)と,右側の総合管理サーバ110側の手順(前記プログラムにより処理される手順)とを示している。
また,以下の説明において,店舗サーバ210と総合管理サーバ110との間で行われる処理についても適宜説明を加えた。
この例では,開店時に前記カウンタ415aのリセット(ステップS10),及び割引特典等の設定が行われる(ステップS20)。処理は,図3の店舗サーバ210側のステップS10より開始される。
中央制御部410aは,カウンタ415a(図2参照)のカウンタ値を0にする(S10)。
また,ステップS10と同様に総合管理サーバ110のカウンタ値も0にする(S11)。
次に,顧客に対して付与する特典が,例えば,商品購入金額の割引であれば,その割引率の設定,更にその特典を付与するための条件の設定等が,店舗Aの従業員によって図示しない操作部から店舗サーバ210に設定される(S20)。設定データは記憶部430aに設定時刻と共に記憶される。
また,必要であれば総合管理サーバ110より店舗サーバ210へ通信回線を介して設定が行われても良い(S21)。
上記特典を付与するための条件とは,例えば,店内で精算を行う顧客の内,ある所望の順番で精算を行った顧客に対して割引特典を付与する場合の上記所望の順番のことである。
つまり,中央制御部410aのカウンタ415aが精算を行う顧客の人数をカウントするので,所望の順番に該当するカウンタ値が記憶部430aに設定され記憶される。
【0017】
ステップS20で設定した内容は,大型表示装置220,小型表示装置241,242に表示され,店舗内で買い物をしている顧客に対して,商品を購入することによって割引特典が付与される可能性があることが示される(S30)。
上述のような設定が店舗の業務開始前に行われ,業務が開始されることによって,顧客がレジ231,232にて商品を購入する場合に,店舗サーバ210は,その顧客が特典を付与される条件に合うか否かを判断し,その結果によって特典を顧客に付与する処理が以下のように行われる。
【0018】
まず,レジ231,232側において,顧客が購入した商品の品番,値段,数量,顧客の順番等の販売情報が入力される(S110)。
以下の説明においては,レジ231にて顧客が精算を行っている場合について説明する。
店舗サーバ210は,上記販売情報を通信部440aを介してレジ231より取得する(S40)。また,必要であれば総合管理サーバ110も店舗サーバ210より販売情報を取得する(S41)。
そして,店舗サーバ210の中央制御部410aは,ステップS20で設定された内容(割引率,条件)が再設定されたか否かを判断する(S50)。この判断は,実際には最新の設定時刻を伴った設定データを採用することで達成されても良い。
ステップS50で,再設定が行われていると判断した場合は,処理がステップS60に移行する。
また,ステップS50で,再設定が行われていないと判断した場合は,ステップS20で当初に稼動設定された内容に基づいて以下の処理が行われる。
具体的には,店舗サーバ210が,再設定された内容,即ち新しく設定された割引率,条件を大型表示装置220,小型表示装置241,242に表示したり,以下に説明する判断において,変更された条件に基づいて判断を行う。
【0019】
続くステップS60では,ステップS40で取得した販売情報に基づいて,中央制御部410aのカウンタ415aのカウンタ値が1つ増加する(S60)。
このステップS60の処理により,店舗サーバ210はレジ231で精算を行っている顧客の店舗Aにおける精算順位を決定し,発行する。発行は,レシートに順位を打ち出すこと,及び小型表示装置241で表示することで行われる。
更に,中央制御部410aは,上記カウンタ値が,ステップS20で設定されたカウンタ値(条件),又は,条件が再設定された場合に新たに再設定されたカウンタ値(条件)と同一であるか否かを判断する(S70)。
ステップS70の判断において,条件と一致しないと判断された場合は,上記顧客には特典が付与されず,次の顧客に上述同様の処理が行われる。
一方,ステップS70の判断において,条件と一致すると判断された場合は,処理がステップS80に移行する。
ステップS80では,中央制御部410aが,レジ231にて精算を行っている顧客に対して,ステップS20で設定された割引率,又は,再設定された割引率に基づいて割引きを行う旨の指令をレジ231に指令を出す(S80)。
そして,中央制御部410aは,店舗が閉店されたか否かの判断を行う(S90)。ここで,店舗が閉店された場合は本システムの動作が停止する。一方,まだ業務中である場合には,レジ231,232より販売情報を取得する。
また,店舗サーバ210がステップS60でカウントしたカウンタ値を総合管理サーバ110に送信しても良い。このようにすることで,例えば,総合管理サーバ110が店舗Aを含む他の店舗のカウンタ値の合計から,割引条件に合うか否かの判断を行い,その判断結果を店舗サーバ210に送信して,顧客に特典を付与するようにしても良い(S61→S71→S81→S91)。
【0020】
レジ231は,ステップS80で送出された指令に基づいて,割引特典を顧客に対して付与する(S120)。即ち,現在顧客が精算している商品購入金額の割引を行う。
更に,レジ231は,顧客に対して特典が付与されたことを,図4に示すように,例えば,レシートに「あなたは,本スーパーで300人目にレジを通過されましたので,10%の割引サービスを行います。」のような内容を印字出力する(S130)。
また,ステップS130の処理と同時に,例えば,レジ231に設けられている小型表示装置241と,店舗サーバ210に接続されている大型表示装置220に,上記レシートに印字出力した内容と同様な内容(図6参照)を表示することで,店舗A内で買い物をしている他の顧客に,実際に特典が付与されたことを知らせることできる。そのため,他の顧客の商品購入意識が高められ,販売効果が高められるといえる。
また,上述の説明においては,店舗Aの店舗サーバ210とレジ231との組合せに本発明の販売情報管理方法を適用する場合を説明したが,店舗サーバ210と総合管理サーバ110は管理範囲が異なるだけであるので,上記組合せを総合管理サーバ110とレジ231としても良いし,更に別の形態として総合管理サーバ110と複数の店舗のレジとが,上述のような処理を行うことによって特典を付与する顧客の範囲を広げても良い。
【0021】
【実施例】
(実施例1)
上述の実施形態において,ステップS20で設定される条件が,例えば,店舗サーバ210によって管理されている商品あっても良い。
この場合は,大型表示装置220,小型表示装置241,242に,例えば,図8に示すように「ある商品をお買い上げになった方には,その商品を10%割引します」等の表示や,レシートに図7に示すような表示を行うことで,特典が得られるかもしれないという顧客の期待を高めて販売効果を上げることができる。
具体的には,上記条件となっている商品名を公表しないことを前提とし,図8のような表示がなされている状況において,顧客はレジにて商品を購入する。
このような場合に,店舗サーバ210は,顧客が購入した商品が上記条件となっている商品と同一であるか否かの判断を行い,同一であると判断した場合には,その商品の割引を行う指令をレジ231に送信して割引を行う。
このように,特典を付与するための条件を店舗サーバ210が管理している商品とし,その商品を非公開とすることで,顧客はどの商品を購入すれば割引特典が付与されるか分からないが,上記条件となっている商品が店舗Aに存在する事実を顧客は知ることになるので,顧客は,もしかすると特典が付与されるかもしれないという期待によって,現在あまり必要性を感じない商品まで購入する可能性が出てくる。つまり,商品販売効果が高まるといえる。
【0022】
(実施例2)
顧客に対して特典を付与するための条件を,曜日,時間帯,店舗ごとに設定しても良い。このように設定することによって,例えば,店舗に顧客が入らない時間帯は特典が付与される確率を他の時間帯より高く設定することで,顧客の商品購入意識を高めて販売効果を高めることが可能となる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明は,商品の取引が行われた際の販売情報が入出力される販売情報登録装置と,上記販売情報登録装置より上記販売情報を取得してデータベース化する管理装置とが通信することによって,上記商品の売上管理,在庫管理,発注管理などの管理を行う販売情報管理方法において,
上記管理装置が,
該管理装置によって管理されている商品の中からそれを購入した顧客に対して特典を付与する対象とする特典付商品を予め設定する設定工程と,
上記顧客に対して上記特典が付与される可能性があることを上記特典付商品の名前を非公開としつつ表示装置に表示する表示工程と,
上記販売情報登録装置より取得した上記販売情報に基づく販売商品が上記設定工程で予め設定された上記特典付商品と同一であるか否かを判断する判断工程と,
上記判断工程の判断に基づいて,上記特典を顧客に対して付与する付与工程とを備えることを特徴とする販売情報管理方法として構成されているので,顧客は商品を購入することによって特典が付与されるかもしれないという期待が高められて,顧客の商品購入意識が向上し,商品販売効果を高めることができる。更に,特典を付与するための条件設定としての特典付商品が管理装置側で一括して行えるので,従来例のようにレジ毎に設定するような煩わしさも無くなる。
【0024】
また,予め設定される特典付商品の商品名を非公開とすることで,顧客は店舗内に陳列された商品の内どの商品を購入すれば特典が付与されるか分からないので,顧客はくじ引きや,ギャンブル性を楽しむことができ,販売効果が高まる。
【0025】
また,前記特典付与工程の後に,前記特典が顧客に付与されたことを表示装置に表示し ても良い。
このように構成されることで,実際に特典が顧客に付与されたことを店舗内の他の顧客に知らせることによって,他の顧客は実際に特典が付与される状況を体験し,顧客の商品購入意識が高められて,販売効果を高めることが可能となる。
【0026】
本発明において,前記設定工程で設定される前記条件が,曜日,時間帯,店舗毎に設定されても良く,この場合は,例えば,店舗で商品を購入する顧客が少ない時間帯には,特典を付与する確率を高く設定したり,逆に店舗で商品を購入する顧客が多い時間帯には,特典を付与する確率を低く設定するなど,きめ細かい設定が可能となって,店舗にて商品を購入する顧客の総数を増加することが可能となる。
【0027】
本販売情報管理システム稼動中であっても,前記設定工程で設定した前記特典付商品を変更して再設定することが可能であるように構成されても良い。
このように構成されることで,例えば,予想外に店舗内で商品を購入する顧客の数が少ない場合には,タイミング良く顧客に特典を付与する確率を高くしたりすることが可能となる。
【0028】
前記表示装置が,前記販売情報登録装置に設けられてなるようにしても良い。
この場合,顧客に対して付与する特典に関する情報を確実に知らせることができて,認知度が上昇する。
【0029】
更にまた,前記表示手段が,前記商品を陳列している店舗内に設けられる大型表示装置であるように構成されても良い。
この場合は,その付与された事実を大々的に店舗内の他の顧客に知らせることが可能となり,他の顧客の商品を購入しようとする意識が高められる。
【0030】
商品の取引が行われた際の販売情報が入出力される販売情報登録装置と,上記販売情報登録装置より上記販売情報を取得してデータベース化する管理装置とが通信することによって,上記商品の売上管理,在庫管理,発注管理などの管理を行う販売情報管理システムにおいて,
上記管理装置が,
該管理装置によって管理されている商品の中からそれを購入した顧客に対して特典を付与する対象とする特典付商品を予め設定する設定手段と,
上記顧客に対して上記特典が付与される可能性があることを上記特典付商品の名前を非公開としつつ表示する表示手段と,
上記販売情報登録装置より取得した上記販売情報に基づく販売商品が上記設定手段で予め設定された上記特典付商品と同一であるか否かを判断する判断手段と,
上記判断手段の判断に基づいて,上記特典を顧客に対して付与する付与手段とを備えることを特徴とする販売情報管理システムとして構成されているので,顧客は商品を購入することによって特典が付与されるかもしれないという期待が高められて,顧客の商品購入意識が向上し,商品販売効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の販売情報管理方法の一実施形態である販売情報管理システムの概略構成図。
【図2】管理装置の具体例図。
【図3】本発明の販売情報管理方法の処理手順を示すフローチャート。
【図4】レシート出力例。
【図5】表示装置表示例。
【図6】表示装置表示例。
【図7】図4の変形例。
【図8】図5,6の変形例。
【符号の説明】
110………総合管理サーバ
210………店舗サーバ
220………大型表示装置
231………レジ
232………レジ
241………小型表示装置
242………小型表示装置
410………中央制御部
415………カウンタ
420………RAM
430………記憶部
440………通信部
Claims (7)
- 商品の取引が行われた際の販売情報が入出力される販売情報登録装置と,上記販売情報登録装置より上記販売情報を取得してデータベース化する管理装置とが通信することによって,上記商品の売上管理,在庫管理,発注管理などの管理を行う販売情報管理方法において,
上記管理装置が,
該管理装置によって管理されている商品の中からそれを購入した顧客に対して特典を付与する対象とする特典付商品を予め設定する設定工程と,
上記顧客に対して上記特典が付与される可能性があることを上記特典付商品の名前を非公開としつつ表示装置に表示する表示工程と,
上記販売情報登録装置より取得した上記販売情報に基づく販売商品が上記設定工程で予め設定された上記特典付商品と同一であるか否かを判断する判断工程と,
上記判断工程の判断に基づいて,上記特典を顧客に対して付与する付与工程とを備えることを特徴とする販売情報管理方法。 - 前記特典付与工程の後に,前記特典が顧客に付与されたことを前記表示装置に表示してなる請求項1に記載の販売情報管理方法。
- 前記設定工程で設定される前記条件が,曜日,時間帯,店舗舗毎に設定されてなる請求項1又は2のいずれかに記載の販売情報管理方法。
- 本販売情報管理システム稼動中であっても,前記設定工程で設定した前記特典付商品を変更して再設定することが可能である請求項1から請求項3のいずれかに記載の販売情報管理方法。
- 前記表示装置が,前記販売情報登録装置に設けられてなる請求項1から請求項4のいずれかに記載の販売情報管理方法。
- 前記表示装置が,前記商品を陳列している店舗内に設けられる大型表示装置である請求項1から請求項4のいずれかに記載の販売情報管理方法。
- 商品の取引が行われた際の販売情報が入出力される販売情報登録装置と,上記販売情報登録装置より上記販売情報を取得してデータベース化する管理装置とが通信することによって,上記商品の売上管理,在庫管理,発注管理などの管理を行う販売情報管理システムにおいて,
上記管理装置が,
該管理装置によって管理されている商品の中からそれを購入した顧客に対して特典を付与する対象とする特典付商品を予め設定する設定手段と,
上記顧客に対して上記特典が付与される可能性があることを上記特典付商品の名前を非公開としつつ表示する表示手段と,
上記販売情報登録装置より取得した上記販売情報に基づく販売商品が上記設定手段で予め設定された上記特典付商品と同一であるか否かを判断する判断手段と,
上記判断手段の判断に基づいて,上記特典を顧客に対して付与する付与手段とを備えることを特徴とする販売情報管理システム。
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