JP3761010B2 - 交流電力調整装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、装置負荷の交流電力や電圧を調整しながら力率改善用負荷の電圧も同時に調整することで、装置に低力率負荷が接続されている場合も電源の力率を常に1に保つことが可能な交流電力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体スイッチを用い、一定平滑な直流を得ることなく直接に出力の交流電力を調整する従来の交流電力調整装置で、例えば誘導性負荷が接続されたことにより電源側の位相が遅れて力率が悪くなる場合は、コンデンサやスイッチ等で構成される、いわゆる進相コンデンサやそのバンクすなわち力率補償装置、または半導体スイッチと電解コンデンサ等で構成されるアクティブフィルタ等を電源に並列に接続することで、電源側の力率を補償するようにしている。
【0003】
図9に従来例を示す。
すなわち、負荷4が接続された交流電力調整装置2の入力側、つまり電源1側に、交流電力調整装置2と並列に力率補償装置またはアクティブフィルタ3を接続して構成される。
このような構成において、交流電力調整装置2が例えば遅れ力率=cosφなる負荷4に電力を供給する場合、交流電力調整装置2の入力側の力率PFは負荷力率以下、すなわち1>cosφ≧PF>0である。このとき、力率補償装置またはアクティブフィルタ3は、電源電圧Vin,電源電流Iinおよび交流電力調整装置入力電流I’in等を検出しながら、VinとIinの位相が等しくなるよう、電流Ifを調整する。その結果、電源の力率は1となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の交流電力調整装置で電源の力率を1にするには、力率補償装置やアクティブフィルタを必要とする。そのため、力率補償装置を進相コンデンサとスイッチ等により構成されたコンデンサバンクとした場合は、
(1)負荷率に合わせた数個のコンデンサバンクを用意しなければならず、力率調整は用意したコンデンサバンク数分だけで段階的にしかできない。
(2)コンデンサバンクを機械スイッチやサイリスタスイッチにより開閉するため、過大な突入電流が流れるなど電源系統に悪影響を及ぼす。
(3)上記(2)項の過大な突入電流などを防止するため、スイッチ群とコンデンサバンクとの間に、突入電流防止用のリアクトルを挿入する必要がある。
(4)機械スイッチを使用している場合、開閉が頻繁に行なわれると接点不良が生じるため、定期的な保守点検が必要となる。
などの問題がある。
【0005】
また、力率補償装置またはアクティブフィルタが半導体スイッチを使用した電子式の場合は、
(a)装置の接続用リアクトルや直流電源用の電解コンデンサが必要となり、装置の体積,重量が大きくなる。
(b)寿命部品である電解コンデンサを用いるため、定期的なメンテナンスが必要である。
(c)力率調整用(力調用)の変換装置を付加することとなり、システムがコスト高となる。
したがって、この発明の課題は、小型かつ低コストに入力力率を連続的に調整可能にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するため、の発明では、複数の半導体スイッチを組み合わせ、交流電力を直接に変換することなく直接異なる交流電力へと変換し、複数の負荷に同時に異なる電力を供給可能な電圧変換回路を、1つの相を入出力共通とする2線または3線の単相若しくは3相の交流電源の残りの相に接続し、上記電圧変換回路により負荷への供給電力を調整することで、電源の力率をほぼ1に保つべく、上記負荷の少なくとも1つは力率調整のための負荷(力率調整用負荷)とし、残りを制御対象となる負荷(制御対象用負荷)とするものについて、上記電圧変換回路の電源が2線または3線の単相か3相か、また、出力として接続される負荷の数などに応じて、4つの具体的な構成を提案している。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の原理を示す構成図である。
同図に示すものは、半導体スイッチを複数個組み合わせることで、一定平滑の直流を得ることなく交流電力を直接に異なる交流電力へと変換し、単相交流電源1Aの一方の相と制御対象となる負荷(制御対象用負荷)4A,力率調整のための負荷(力率調整用負荷)4Bの2種類の負荷との間に、同時に異なる電力を供給できる電圧変換回路5を設置し、単相電源1Aの他方の相を入出力共通として構成したものである。
【0008】
このような構成において、電源電圧をVin、負荷電圧をVout(0≦Vout<Vin)、力率調整用負荷電圧をVc(0≦Vc1<Vc2≦Vin)とし、これら3つの電圧を正弦波で同位相であるとする。また、負荷電流をIout、力率調整用負荷電流をIc(0≦Ic1<Ic2)、電源電流をIinとする。このとき、制御対象用負荷が遅れ力率の場合、図2に示すように、負荷には負荷電圧Voutより位相φ0だけ遅れた電流Iout(・)=Iout∠(−φ0)が流れる(符号にドットを付してベクトル量を示す)。電源電流は、負荷電流Ioutと力率調整用負荷の電流Icのベクトル和で表わせるので、力率調整用負荷への印加電圧を零とすると、Ic(・)=0となり、負荷電流と電源電流はスイッチング素子や配線での損失、リアクトル成分等を無視すると等しくなる。この電流をIin0とすると、Iin0(・)=Iout(・)となる。
【0009】
ここで、制御対象用負荷が遅れ力率負荷なので、力率調整用負荷には容量性負荷、例えばコンデンサを接続し、Vc1(・)=Vc1∠0なる電圧を印加すると、力率調整用負荷にはIc1(・)=Ic1∠(π/2)なる電流が流れる。その結果、電源電流Iin1はIin1(・)=Iout(・)+Ic1(・)=Iin1∠(−φ1)となり、力率調整用負荷にVc1なる電圧を印加することで、電源電流の力率が調整される。さらに、Vc2(・)=Vc2∠0(Vc1<Vc2)なる電圧を力率調整用負荷に印加すると、力率調整用負荷にはIc2(・)=Ic2∠(π/2)なる電流が流れ、Iin2(・)=Iout(・)+Ic2(・)=Iin2∠(−φ2)となり、力率が一層改善される。また、力率調整用負荷により大きな電圧を印加させることでIcが増加し、位相差φが遅れ領域から零を経過して進み領域まで変化することは容易に推測できる。以上より、装置の定格容量時における最大遅れ力率を補償できるように力率調整用負荷を決めておけば、負荷力率や電源の入力力率を検出し、これが常に零となるように電圧Vcを調整することでIcの量を変化させ、コンデンサを可変容量コンデンサとして扱うことで、電源の力率(入力力率)を常に1に保つことが可能となる。
上記では、負荷に遅れ力率が接続された場合を想定して説明したが、進み負荷が接続される場合も、同様の原理で調整できることはいうまでもない。さらに、図3に示すように、電源が3相電源または単相3線電源1Bの場合も、同様の原理にもとづく動作が行なわれることは勿論である。
【0010】
図4はこの発明の実施の形態を示す回路図、図5はその動作説明のための各部波形図である。
ダイオードD1のアノードとダイオードD2のカソードを接続した第1のダイオードの直列回路と、ダイオードD3のアノードとダイオードD4のカソードを接続した第2のダイオードの直列回路と、ダイオードD5のアノードとダイオードD6のカソードを接続した第3のダイオードの直列回路と、ダイオードD7のアノードとダイオードD8のカソードを接続した第4のダイオードの直列回路とを並列接続して構成したブリッジ回路BDのダイオードD1〜D8のすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子S1〜S8を接続し、第1のダイオードの直列回路の直列接続点には単相交流電源1Aの一方の端子(第1相:R相)をリアクトルL1を介して、第2のダイオードの直列回路の直列接続点には単相交流電源1Aの他方の端子(第2相:S相)および制御対象用負荷4A,力率調整用負荷4Bの各一方の端子(第2相:V相)を、第3のダイオードの直列回路の直列接続点には力率調整用負荷4Bの他方の端子(第1相:U2相)をリアクトルL3を介して、第4のダイオードの直列回路の直列接続点には負荷4Aの他方の端子(第1相:U1相)をリアクトルL2を介して、ブリッジ回路のいわゆるPN(正,負極)間にはコンデンサC1を並列に、制御対象用負荷4Aおよび力率調整用負荷4Bには並列にコンデンサC2,C3をそれぞれ接続して構成される。なお、R相のリアクトルLは省略し、S相にリアクトルを設けるようにしても良く、以下、同様である。
【0011】
ここで図5に示すように、出力電圧指令および力率調整指令とキャリアの比較によって得られるPWM1およびPWM2の信号と、電源電圧に同期しているS2,S3のオン信号との排他的論理和よりS7,S5のオン信号を発生させるとともに、これらの反転信号をS8,S6のオン信号として発生させる。ここに、出力電圧指令は負荷が要求する電圧値に、力率調整指令は電源の力率が1となる電圧値にそれぞれ調節された量である。このようにして得られた信号により、各スイッチング素子であるIGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)をオン,オフする。例えば、電源電圧が正の区間において、図5の如くS1,S4をオンする。このとき、S7をオンさせると電源1A→D1→S7→L2→制御対象用負荷4A→電源1Aの経路で制御対象用負荷4Aに電圧が印加される。また、S5がオンすると、電源1A→D1→S5→L3→力率調整用負荷4B→電源1Aの経路で力率調整用負荷4Bに電圧が印加される。
【0012】
次に、S7がオフしてS8がオンすると、負荷のエネルギーはL2→負荷4A→S4→D8の経路で、また、S5がオフしてS6がオンするとL3→力率調整負荷4B→S4→S6の経路で環流する。このとき、S7やS5のスイッチオフに伴い電源からS7,S5およびS4間の配線インダクタンスに蓄えられるエネルギーは、C1がスナバ回路として動作して吸収するため、IGBTへ過大なサージ電圧が印加されるのを抑制できる。また、S1およびS4が導通しているため、C1は第1のダイオードの直列点と第2のダイオードの直列点間に接続されていることとなり、L1とC1によりLCフィルタが構成され、電源側へのスイッチング周波数に起因する高周波の流出を抑える働きをする。このような動作を電源1Aの周波数より十分高い周波数で繰り返すことにより、制御対象用負荷4Aおよび力率調整負荷4Bには図5に示されるような、電源電圧と同相の正弦波をチョッピングした波形が印加され、これが負荷4Aおよび力率調整負荷4Bの両端ではL2とC2、およびL3とC3で構成されるフィルタで正弦波化された電圧となり、それぞれ負荷に供給される。
【0013】
次いで、電源1Aの電圧が負の期間においては、正の期間と同様S3とS2をオンの状態でS8およびS6のオン,オフを電源1の周波数より十分高い周波数で繰り返すことにより、図5のような電圧波形が得られ、負荷4Aおよび力率調整負荷4B端ではL2とC2、L3とC3で構成されるフィルタによって正弦波となり、それぞれ印加される。負の期間においてもコンデンサC1はスナバとフィルタの役目を果たす。以上の動作を行なうことで、負荷4Aに遅れ力率負荷,例えば誘導正負荷が接続されているならば、負荷4Aの電流は電源1Aの位相より遅れた正弦波の電流が、また、力率調整負荷4Aに進み力率負荷,例えばコンデンサが接続されていれば電源1Aの位相より進んだ正弦波の電流が流れる。これらの電流は正の期間にはD1を、負の期間にはD2を経由して電源1Aより流れるので、上記と同様の動作によって電源1Aの電流は遅れ電流と進み電流の合成となり、進み電流量が適当ならば電源1Aの力率を1に保つことができる。なお、以上は負荷が誘導性の場合を想定したが、負荷が容量性の場合には力率調整負荷2に誘導性の負荷を接続することで、同様な効果が得られることになるのはいうまでもない。
【0014】
図6にこの発明の第3の実施の形態を示す。ここでも単相電源を前提としており、図4とはスイッチング素子が逆並列接続されたダイオードの直列回路が1組追加され、その出力にLCフィルタを介して力率調整負荷4B1が接続された点で相違している。
すなわち、ダイオードD1のアノードとダイオードD2のカソードとを接続した第1のダイオードの直列回路と、ダイオードD3のアノードとダイオードD4のカソードとを接続した第2のダイオードの直列回路と、ダイオードD5のアノードとダイオードD6のカソードとを接続した第3のダイオードの直列回路と、ダイオードD7のアノードとダイオードD8のカソードとを接続した第4のダイオードの直列回路と、ダイオードD9のアノードとダイオードD10のカソードとを接続した第5のダイオードの直列回路とを、それぞれ並列接続して構成されるブリッジ回路BDのD1〜D10のダイオードのすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子S1〜S10を接続し、第1のダイオードの直列回路の直列接続点には単相交流電源1Aの一方の端子(第1相:R相)をリアクトルL1を介して、第2のダイオードの直列回路の直列接続点には単相交流電源1Aの他方の端子(第2相:S相)および制御対象用負荷4A,力率調整用負荷4B(容量性または誘導性)および4B1(誘導性または容量性)の各一方の端子(第2相:V相)を直接、第3のダイオードの直列回路の直列接続点には力率調整用負荷4Bの他方の端子(第1相:U2)をリアクトルL3を介して、第4のダイオードの直列回路の直列接続点には負荷4Aの他方の端子(第1相:U1)をリアクトルL2を介して、第5のダイオードの直列回路の直列接続点には力率調整用負荷4B1の他方の端子(第1相:U3)をリアクトルL4を介して、ブリッジ回路BDのいわゆるPN(正,負極)間にはコンデンサC1を、負荷4A,力率調整用負荷4Bおよび4B1にはそれぞれコンデンサC2,C3,C4を並列に接続して構成されている。
【0015】
このような構成において、力率調整用負荷4Bには容量性負荷が、力率調整用負荷4B1には誘導性負荷がそれぞれ接続された場合について説明する。
制御対象用負荷4Aおよび力率調整用負荷4Bへ電圧を印加する動作は、図4の場合と同様である。また、力率調整用負荷4B1に電圧を印加する動作も同様であるが、電源1の力率によって変化する力率調整指令とキャリアとの比較によって得られるPWM信号によりスイッチS9,S10をオン,オフすることで、電圧を印加する。こうすることで、制御対象用負荷4Aに誘導性または容量性の負荷が、また、負荷率によって進み力率から遅れ力率へ変わるような負荷やその逆の負荷など、どのような性質の負荷が接続されていても、力率調整用負荷4B,4B1への印加電圧を調整することで、力率の調整が可能となる。例えば、軽負荷時は電源力率が進み力率となり、負荷をとることで遅れ力率に移行する場合、軽負荷時は力率調整用負荷4Bの印加電圧を零とし、力率調整用負荷4B1に電圧を印加すると、制御対象用負荷4Aが進み電流、力率調整用負荷4B1が遅れ電流をとるので、図2に示した原理にもとづき力率調整用負荷4B1の印加電圧を適当に調節し遅れ電流量を調節することで、電源の力率を1にできる。さらに、制御対象用負荷4Aの負荷率が増加し力率1となれば、力率調整用負荷4B1の印加電圧を零とすると、力率調整用負荷4Bおよび4B1の電流も零となり、電源力率は図2に示した原理にもとづき制御対象用負荷4Aの力率同様1になる。さらに、制御対象用負荷4Aの負荷率が上がり遅れ力率になれば、力率調整用負荷4B1の電圧を零に保ちながら力率調整用負荷4Bに電圧を印加すると、制御対象用負荷4Aは進み電流をとり、図2に示した原理にもとづき電源1の力率は1に調整される。このように、この例では負荷にどのような負荷が接続されても常に力率を1に近づけるように調節することが可能となる。
【0016】
図7にこの発明の第4の実施の形態を示す。この例は3相電源または単相3線電源を前提とするもので、入出力共通線を3相または単相3線電源の1線とし、その残りの相に電圧変換回路を2回路接続して構成する。以下、3相電源の例について説明する。
ダイオードD11のアノードとダイオードD12のカソードとを接続した第1のダイオードの直列回路と、ダイオードD13のアノードとダイオードD14のカソードとを接続した第2のダイオードの直列回路と、ダイオードD15のアノードとダイオードD16のカソードとを接続した第3のダイオードの直列回路と、ダイオードD17のアノードとダイオードD18のカソードとを接続した第4のダイオードの直列回路とを、それぞれ並列接続して構成されるブリッジ回路BD1のD11〜D18のダイオードのすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子S11〜S18を接続し、ダイオードD21のアノードとダイオードD22のカソードとを接続した第5のダイオードの直列回路と、ダイオードD23のアノードとダイオードD24のカソードとを接続した第6のダイオードの直列回路と、ダイオードD25のアノードとダイオードD26のカソードとを接続した第7のダイオードの直列回路と、ダイオードD27のアノードとダイオードD28のカソードとを接続した第8のダイオードの直列回路とを、それぞれ並列接続して構成されるブリッジ回路BD2のD21〜D28のダイオードのすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子S21〜S28を接続し、第1のダイオードの直列回路の直列接続点には3相交流電源1Bの一方の端子(第1相:R相)をリアクトルL5を介して、第2のダイオードの直列回路の直列接続点には3相交流電源1Bの残る2つの端子の一方の端子(第2相:S相)と3相の制御対象用負荷4A1および力率調整用負荷4B2(容量性または誘導性),4B3(誘導性または容量性)の各一方の端子(第2相:V相)を直接、第3のダイオードの直列回路の直列接続点には力率調整用負荷4B2の他方の端子(第1相:U2相)をリアクトルL7を介して、第4のダイオードの直列回路の直列接続点には3相の制御対象用負荷負荷4A1の残る2つの端子の一方の端子(第1相:U1相)をリアクトルL6を介して、ブリッジ回路BD1のいわゆるPN(正,負極)間にはコンデンサC5を、力率調整用負荷4B2には並列にコンデンサC7を、3相の制御対象用負荷4A1のU1相とV相間にコンデンサC6を、第5のダイオードの直列回路の直列接続点には3相交流電源1Bの残る端子(第3相:T相)をリアクトルL9を介して、第6のダイオードの直列回路の直列接続点には3相交流電源1Bの第2相(S相)および力率調整用負荷4B3,3相の制御対象用負荷4A1の各一方の端子(第2相:V相)を直接、第7のダイオードの直列回路の直列接続点には力率調整用負荷4B3の他の端子(W2相)をリアクトルL11を介して、第8のダイオードの直列回路の直列接続点には3相の制御対象用負荷4A1の残る端子(W1相)をリアクトルL10を介して、ブリッジ回路BD2のいわゆるPN(正,負極)間にはコンデンサC9を、力率調整用負荷4B3には並列にコンデンサC11を、3相の制御対象用負荷4A1のW1相とV相間にはコンデンサC10をそれぞれ接続して構成される。
【0017】
このような構成において、3相電源1Bの第1相−第2相(R−S)と、3相の制御対象用負荷4A1の第1相−第2相(U1−V)を単相電源と考えると、図4の回路と全く同様の動作により、ブリッジ回路BD1は3相の制御対象用負荷4A1と力率調整用負荷4B2の電力調整を行なう。同様に、3相電源1Bの第3相−第2相(T−S)と、3相の制御対象用負荷4A1の第1相−第2相(W1−V)を単相電源と考えると、図4の回路と全く同様の動作により、ブリッジ回路BD2は3相の制御対象用負荷4A1と力率調整用負荷4B3の電力調整を行なう。その結果、R相の電流とT相の電流は負荷力率によらず常に力率1の状態で流れるようになる。このとき、入力の3相の電流の総和は零となるので、R相の電圧を基準として、R相電流をIr(・)=Ir∠0、T相電流をIt(・)=It∠(−4π/3)とおけば、S相電流IsはIs(・)=−(Ir(・)+It(・))=Is∠(−2π/3)となってS相の電圧と同相となり、S相も力率1とすることができる。よって、この実施例では2つの出力線間電圧を調整することで、3相の入力力率を常に1となるように動作する。
なお、以上では3相電源について説明したが、単相3線電源の場合も上記と同様に入力力率を調整することができるのは勿論である。
【0018】
図8はこの発明による第5の実施の形態を示す回路図である。これも、3相電源または単相3線電源を前提とするもので、入出力共通線を3相または単相3線電源の1線とし、その残りの相に電圧変換回路を2回路接続している。以下、3相電源の例について説明する。
ダイオードD11のアノードとダイオードD12のカソードとを接続した第1のダイオードの直列回路と、ダイオードD13のアノードとダイオードD14のカソードとを接続した第2のダイオードの直列回路と、ダイオードD15のアノードとダイオードD16のカソードとを接続した第3のダイオードの直列回路と、ダイオードのアノードD17とダイオードD18のカソードとを接続した第4のダイオードの直列回路と、ダイオードD19のアノードとダイオードD20のカソードとを接続した第5のダイオードの直列回路とをそれぞれ並列接続して構成されるブリッジ回路BD3のダイオードD11〜D20のすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子S11〜S20を接続し、ダイオードD21のアノードとダイオードD22のカソードとを接続した第6のダイオードの直列回路と、ダイオードD23のアノードとダイオードD24のカソードとを接続した第7のダイオードの直列回路と、ダイオードD25のアノードとダイオードD26のカソードとを接続した第8のダイオードの直列回路と、ダイオードのアノードD27とダイオードD28のカソードとを接続した第9のダイオードの直列回路と、ダイオードD29のアノードとダイオードD30のカソードとを接続した第10のダイオードの直列回路とをそれぞれ並列接続して構成されるブリッジ回路BD4のダイオードD21〜D30のすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子S21〜S30を接続し、第1のダイオードの直列回路の直列接続点には3相交流電源1Bの一方の端子(第1相:R相)を直接またはリアクトルを介して、第2のダイオードの直列回路の直列接続点には3相交流電源1Bの残る2つの端子の一方の端子(第2相:S相)と3相の制御対象用負荷4A1および力率調整用負荷4B2(容量性または誘導性),4B4(誘導性または容量性)の各一方の端子(第2相:V相)を直接、第3のダイオードの直列回路の直列接続点には力率調整用負荷4B2の他方の端子(第1相:U2)をリアクトルL7を介して、第4のダイオードの直列回路の直列接続点には3相の制御対象用負荷4A1の残る2つの端子の一方の端子(第1相:U1相)をリアクトルL6を介して、第5のダイオードの直列回路の直列接続点には力率調整用負荷4B4の他方の端子(第1相:U3)をリアクトルL8を介して、ブリッジ回路BD3の正,負極間には並列にコンデンサC5を、力率調整用負荷4B4には並列にコンデンサC8を、力率調整用負荷4B2には並列にコンデンサC7を、3相の制御対象用負荷4A2の第1相(U1相)と第2相(V相)間にはコンデンサC6を、第6のダイオードの直列回路の直列接続点には3相交流電源1Bの残る端子(第3相:T相)をリアクトルL9を介して、第7のダイオードの直列回路の直列接続点には3相交流電源の第2相(S相)と力率調整用負荷4B3(容量性または誘導性),4B5(誘導性または容量性)および3相の制御対象用負荷4A1の各一方の端子(V相)を直接、第8のダイオードの直列回路の直列接続点には力率調整用負荷4B3の他方の端子(W2)をリアクトルL11を介して、第9のダイオードの直列回路の直列接続点には3相の制御対象用負荷4A1の残る端子(第3相:W1)をリアクトルL10を介して、前記第10のダイオードの直列回路の直列接続点には力率調整用負荷4B5の他方の端子(W3)をリアクトルL12を介して、ブリッジ回路BD4の正,負極間にはコンデンサC9を、力率調整用負荷4B3,4B5には並列にそれぞれコンデンサC11,C12を、3相の制御対象用負荷4A1の第3相(W1相)と第2相(V相)間にはコンデンサC10をそれぞれ接続して構成される。
【0019】
このような構成において、3相電源1Bの第1相−第2相(R−S)と、3相の制御対象用負荷4A1の第1相−第2相(U1−V)を単相電源と考えると、図6の回路と全く同様の動作により、ブリッジ回路BD3は3相の制御対象用負荷4A2および力率調整用負荷4B2,4B4の電力調整を行なう。同様に、3相電源1Bの第3相−第2相(T−S)と、3相の制御対象用負荷4A1の第1相−第2相(W1−V)を単相電源と考えると、図6の回路と全く同様の動作により、ブリッジ回路BD4は3相の制御対象用負荷4A1および力率調整用負荷4B3,4B5の電力調整を行なう。その結果、R相の電流とT相の電流は負荷力率によらず常に力率1の状態で流れるようになる。このとき、入力の3相の電流の総和は零となるので、R相の電圧を基準として、R相電流をIr(・)=Ir∠0、T相電流をIt(・)=It∠(−4π/3)とおけば、S相電流IsはIs(・)=−(Ir(・)+It(・))=Is∠(−2π/3)となってS相の電圧と同相となり、S相も力率1とすることができる。よって、この実施例でも2つの出力線間電圧を調整することで、3相の入力力率を常に1となるように動作する。
なお、以上では3相電源について説明したが、単相3線電源の場合も上記と同様に入力力率を調整することができるのは勿論である。
【0020】
【発明の効果】
この発明によれば、単相または単相3線若しくは3相交流電源のいずれかの電源のうち、或る1つの相を入出力共通とし、半導体スイッチを複数個組み合わせて一定平滑の直流にすることなく交流電力を直接異なる交流電力へと変換し、複数の負荷に同時に異なる電力を供給できる電圧変換回路を用いて負荷の力率調整を行なうことにより、力率調整のための複数のコンデンサバンクが不要となり、コンデンサバンクを形成するための設備も不要となるので、設備の大幅な縮小が可能となり保守点検が不要になるという利点が得られる。また、力率調整を電子式の力率補償装置やアクティブフィルタを用いる従来方式に対しては、負荷の電力をコントロール変換器の他に電解コンデンサ等を持つ新たな変換器を設ける必要がないので、システムの小形化,メンテナンスフリー化,低コスト化を実現できる、などの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電源が単相の場合のこの発明の原理を示す構成図である。
【図2】 図1における入出力電流を示すベクトル図である。
【図3】 電源が3相または単相3線の場合のこの発明の原理を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態を示す回路図である。
【図5】 図4の動作を説明するための各部波形図である。
【図6】 この発明のの実施の形態を示す回路図である。
【図7】 この発明のさらに別の実施の形態を示す回路図である。
【図8】 この発明のの実施の形態を示す回路図である。
【図9】 従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1A,1B…電源、2…電力調整装置、3…力率補償装置またはアクティブフィルタ、4,4A,4B,4A1,4B1,4B2,4B3,4B4,4B5…負荷、5…電圧変換回路、S1〜S30…半導体スイッチ、D1〜D30…ダイオード、C1〜C12…コンデンサ。

Claims (4)

  1. 第1のダイオードのアノードと第2のダイオードのカソードとを接続した第1のダイオードの直列回路と、第3のダイオードのアノードと第4のダイオードのカソードとを接続した第2のダイオードの直列回路と、第5のダイオードのアノードと第6のダイオードのカソードとを接続した第3のダイオードの直列回路と、第7のダイオードのアノードと第8のダイオードのカソードとを接続した第4のダイオードの直列回路とをそれぞれ並列接続して構成されるブリッジ回路の前記第1〜第8ダイオードのすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子を接続し、前記第1のダイオードの直列回路の直列接続点には単相交流電源の一方の端子を直接またはリアクトルを介して、前記第2のダイオードの直列回路の直列接続点には前記単相交流電源の他方の端子と制御対象用負荷および力率調整用負荷の各一方の端子を直接またはリアクトルを介して、前記第3のダイオードの直列回路の直列接続点には前記力率調整用負荷の他方の端子をリアクトルを介して、前記第4のダイオードの直列回路の直列接続点には前記制御対象用負荷の他方の端子をリアクトルを介して、前記ブリッジ回路の正,負極間にはコンデンサを並列に、前記制御対象用負荷および力率調整用負荷にはコンデンサを並列に、それぞれ接続することを特徴とする交流電力調整装置。
  2. 第1のダイオードのアノードと第2のダイオードのカソードとを接続した第1のダイオードの直列回路と、第3のダイオードのアノードと第4のダイオードのカソードとを接続した第2のダイオードの直列回路と、第5のダイオードのアノードと第6のダイオードのカソードとを接続した第3のダイオードの直列回路と、第7のダイオードのアノードと第8のダイオードのカソードとを接続した第4のダイオードの直列回路と、第9のダイオードのアノードと第10のダイオードのカソードとを接続した第5のダイオードの直列回路とをそれぞれ並列接続して構成されるブリッジ回路の前記第1〜第10ダイオードのすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子を接続し、前記第1のダイオードの直列回路の直列接続点には単相交流電源の一方の端子を直接またはリアクトルを介して、前記第2のダイオードの直列回路の直列接続点には前記単相交流電源の他方の端子と制御対象用負荷および第1,第2の力率調整用負荷の各一方の端子を直接またはリアクトルを介して、前記第3のダイオードの直列回路の直列接続点には前記第1の力率調整用負荷の他方の端子をリアクトルを介して、前記第4のダイオードの直列回路の直列接続点には前記制御対象用負荷の他方の端子をリアクトルを介して、前記第5のダイオードの直列回路の直列接続点には前記第2の力率調整用負荷の他方の端子をリアクトルを介して、前記ブリッジ回路の正,負極間にはコンデンサを並列に、前記制御対象用負荷および第1,第2の力率調整用負荷にはコンデンサを並列に、それぞれ接続することを特徴とする交流電力調整装置。
  3. 第1のダイオードのアノードと第2のダイオードのカソードとを接続した第1のダイオードの直列回路と、第3のダイオードのアノードと第4のダイオードのカソードとを接続した第2のダイオードの直列回路と、第5のダイオードのアノードと第6のダイオードのカソードとを接続した第3のダイオードの直列回路と、第7のダイオードのアノードと第8のダイオードのカソードとを接続した第4のダイオードの直列回路とをそれぞれ並列接続して構成される第1ブリッジ回路の前記第1〜第8ダイオードのすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子を接続し、第9のダイオードのアノードと第10のダイオードのカソードとを接続した第5のダイオードの直列回路と、第11のダイオードのアノードと第12のダイオードのカソードとを接続した第6のダイオードの直列回路と、第13のダイオードのアノードと第14のダイオードのカソードとを接続した第7のダイオードの直列回路と、第15のダイオードのアノードと第16のダイオードのカソードとを接続した第8のダイオードの直列回路とをそれぞれ並列接続して構成される第2ブリッジ回路の前記第9〜第16ダイオードのすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子を接続し、前記第1のダイオードの直列回路の直列接続点には3相交流電源または単相3線電源の一方の端子(第1相)を直接またはリアクトルを介して、前記第2のダイオードの直列回路の直列接続点には前記3相交流電源または単相3線電源の残る2つの端子の 一方の端子(第2相)と3相または単相3線の制御対象用負荷の一方の端子(第2相)および第1の力率調整用負荷の一方の端子を直接またはリアクトルを介して、前記第3のダイオードの直列回路の直列接続点には前記第1の力率調整用負荷の他方の端子をリアクトルを介して、前記第4のダイオードの直列回路の直列接続点には前記3相または単相3線の制御対象用負荷の残る2つの端子の一方の端子(第1相)をリアクトルを介して、前記第1ブリッジ回路の正,負極間には並列にコンデンサを、前記第1の力率調整用負荷には並列にコンデンサを、前記3相または単相3線の制御対象用負荷の第1相と第2相間にはコンデンサを、前記第5のダイオードの直列回路の直列接続点には前記3相交流電源または単相3線電源の残る端子(第3相)を直接またはリアクトルを介して、前記第6のダイオードの直列回路の直列接続点には前記3相交流電源または単相3線電源の第2相と第2力率調整用負荷および前記3相または単相3線の制御対象用負荷の各一方の端子(第2相)を直接またはリアクトルを介して、前記第7のダイオードの直列回路の直列接続点には前記第2の力率調整用負荷の他方の端子をリアクトルを介して、前記第8のダイオードの直列回路の直列接続点には3相または単相3線の制御対象用負荷の残る端子(第3相)をリアクトルを介して、前記第2ブリッジ回路の正,負極間には並列にコンデンサを、前記第2の力率調整用負荷には並列にコンデンサを、前記3相または単相3線の制御対象用負荷の第3相と第2相間にはコンデンサを、それぞれ接続することを特徴とする交流電力調整装置。
  4. 第1のダイオードのアノードと第2のダイオードのカソードとを接続した第1のダイオードの直列回路と、第3のダイオードのアノードと第4のダイオードのカソードとを接続した第2のダイオードの直列回路と、第5のダイオードのアノードと第6のダイオードのカソードとを接続した第3のダイオードの直列回路と、第7のダイオードのアノードと第8のダイオードのカソードとを接続した第4のダイオード直列回路と、第9のダイオードのアノードと第10のダイオードのカソードとを接続した第5のダイオードの直列回路とをそれぞれ並列接続して構成される第1ブリッジ回路の前記第1〜第10ダイオードのすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子を接続し、第11のダイオードのアノードと第12のダイオードのカソードとを接続した第6のダイオードの直列回路と、第13のダイオードのアノードと第14のダイオードのカソードとを接続した第7のダイオードの直列回路と、第15のダイオードのアノードと第16のダイオードのカソードとを接続した第8のダイオードの直列回路と、第17のダイオードのアノードと第18のダイオードのカソードとを接続した第9のダイオードの直列回路と、第19のダイオードのアノードと第20のダイオードのカソードとを接続した第10のダイオードの直列回路とをそれぞれ並列接続して構成される第2ブリッジ回路の前記第11〜第20ダイオードのすべてにそれぞれ逆並列にスイッチング素子を接続し、前記第1のダイオードの直列回路の直列接続点には3相交流電源または単相3線電源の一方の端子(第1相)を直接またはリアクトルを介して、前記第2のダイオードの直列回路の直列接続点には前記3相交流電源または単相3線電源の残る2つの端子の一方の端子(第2相)と3相または単相3線の制御対象用負荷の一方の端子(第2相)および第1,第2の力率調整用負荷の各一方の端子を直接またはリアクトルを介して、前記第3のダイオードの直列回路の直列接続点には前記第1の力率調整用負荷の他方の端子をリアクトルを介して、前記第4のダイオードの直列回路の直列接続点には前記3相または単相3線の制御対象用負荷の残る2つの端子の一方の端子(第1相)をリアクトルを介して、前記第5のダイオードの直列回路の直列接続点には前記第2の力率調整用負荷の他方の端子をリアクトルを介して、前記第1ブリッジ回路の正,負極間には並列にコンデンサを、前記第1,第2の力率調整用負荷には並列にコンデンサを、前記3相または単相3線の制御対象用負荷の第1相と第2相間にはコンデンサを、前記第6のダイオードの直列回路の直列接続点には前記3相交流電源または単相3線電源の残る端子(第3相)を直接またはリアクトルを介して、前記第7のダイオードの直列回路の直列接続点には前記3相交流電源または単相3線電源の第2相と第3,第4の力率調整用負荷の各一方の端子および前記3相または単相3線の制御対象用負荷の一方の端子を直接またはリアクトルを介して、前記第8のダイオードの直列回路の直 列接続点には前記第3の力率調整用負荷の他方の端子をリアクトルを介して、前記第9のダイオードの直列回路の直列接続点には前記3相または単相3線の制御対象用負荷の残る端子(第3相)をリアクトルを介して、前記第10のダイオードの直列回路の直列接続点には前記第4の力率調整用負荷の他方の端子をリアクトルを介して、前記第2ブリッジ回路の正,負極間には並列にコンデンサを、前記第3,第4の力率調整用負荷には並列にコンデンサを、前記3相または単相3線の制御対象用負荷の第3相と第2相間にはコンデンサを、それぞれ接続することを特徴とする交流電力調整装置。
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