JP3760804B2 - バックアップシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックアップシステムに関し、特に、複数のクライアント装置よりアクセス可能なディスク装置が動的に領域分割して利用される環境におけるバックアップ処理の性能向上を図ったバックアップシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のバックアップシステムについて、図面を参照して説明する。
【0003】
図12は、従来のバックアップシステム500を示す構成ブロック図である。
【0004】
図12を参照すると、バックアップシステム500は、バックアップシステム170は、バックアップ対象となるディスク装置101〜104と、ディスク装置101、102に接続されるクライアント装置115と、ディスク装置102、103に接続されるクライアント装置116と、ディスク装置104に接続されるクライアント装置117と、バックアップデータを記録するストレージ装置131、132と、ストレージ装置131、132が各々接続されるストレージノード装置121、122と、ディスク装置101〜104とクライアント装置115〜117とストレージ装置131〜132とストレージノード装置121〜122とを管理するバックアップマネージャ140とで構成されている。
【0005】
クライアント装置115〜117は、ディスク装置101〜104へのデータの入出力を実行する入出力処理部201と、入出力処理部201に通知されるディスク装置101〜104上のファイルを構成するブロックの位置情報を取得するファイル位置情報取得部202と、バックアップマネージャ140からバックアップ指示を受けてファイル位置情報取得部202に対してディスク装置101〜104のファイル位置情報の取得を指示するバックアップエージェント203とから構成される。
【0006】
次に、以上のように構成されたバックアップシステム500の動作について説明する。
【0007】
先ず、バックアップマネージャ140よりバックアップ指示がクライアント装置115、116、117に送付され、バックアップ指示を受けたクライアント装置115、116、117内のバックアップエージェント(図示せず)は、ディスク装置101〜104に対して、各々独立してバックアップデータの取得指示を行い、ディスク装置101〜104からバックアップデータを取得後、バックアップマネージャ140へ送信し、バックアップデータを受信したバックアップマネージャ140は、指定されたストレージノード装置121、122にデータを送信し、ストレージノード装置121、122に接続されたストレージ装置131、132上にバックアップデータを記録する。
【0008】
また、特開2000ー76143に記載のデータバックアップシステムでは、バックアップ対象となる記憶装置を備えた情報処理装置を、ネットワークを介して、複数の記憶装置を備えたバックアップ先となるバックアップ装置に接続することにより、バックアップ先の記憶装置のデータ入出力速度に起因するデータ転送速度のボトルネックを解消し、高速なデータのバックアップ/復旧を行う技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来のバックアップシステムは、ディスク装置に対してバックアップ要求を行う各々のクライアント装置上の各バックアップエージェントは、それぞれのクライアント装置が管理するディスク装置に対して、独立してバックアップデータの取得を行うため、複数のクライアント装置が同一のディスク装置に対してアクセスを行っている場合にも、そのことを識別できず、ディスク装置のディスク媒体上のブロックアドレスが物理的に離れて存在するバックアップデータに対する読み出し要求が同時に発生しやすくなり、ディスク装置の物理的な移動動作(ヘッドのシーク動作、位置決め動作)が頻繁に発生し、共通のディスク装置を使用している複数のクライアントに対して、同時にアクセス要求がある場合に、バックアップ処理性能が低下するという課題が有る。
【0010】
また、バックアップ先となるバックアップ装置に複数の記憶装置を備えることにより、バックアップ装置の処理速度の向上を図る技術は、バックアップ対象となる記憶装置に対して、バックアップ装置の記憶装置の数を多く必要とし、コストパーフォーマンスが経済的に不利になるという課題がある。
【0011】
本発明の目的は、複数のクライアント装置からアクセスされるディスク装置のデータをバックアップする際に、ディスク装置の物理的な移動動作(ヘッドのシーク動作、位置決め動作)を極力抑制したアクセスを実現することにより、バックアップ処理性能を向上させたバックアップシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のバックアップシステムは、バックアップ対象となるディスク装置と、ディスク装置に接続される複数のクライアント装置と、バックアップデータを記録するストレージ装置と、ストレージ装置が接続されるストレージノード装置と、ディスク装置とクライアント装置とストレージ装置とストレージノード装置とを管理するバックアップマネージャと、クライアント装置に接続されバックアップ処理情報を格納し管理するディスク情報管理装置とを有し、クライアント装置は、ディスク装置へのデータの入出力を実行する入出力処理部と、入出力処理部に通知されるディスク装置上のファイルを構成するブロックの位置情報を取得しディスク情報管理装置へブロックの位置情報を送信するファイル位置情報取得部と、バックアップマネージャからバックアップ指示を受けてファイル位置情報取得部に対してディスク装置のファイル位置情報の取得を指示するバックアップエージェントとを有し、ディスク情報管理装置は、ディスク装置のファイル位置情報が格納されるファイル位置情報データベースと、クライアント装置のファイル位置情報取得部よりファイル位置情報を受け取りファイル位置情報データベースへファイル位置情報の記録を行うファイル位置情報格納部と、バックアップ処理対象データのリストが記録されるバックアップ処理データベースと、バックアップ処理のスケジューリングを実行しバックアップエージェントに対してバックアップデータ取得指示を行うスケジューラとを有することを特徴とする。
【0013】
バックアップエージェントは、バックアップマネージャからバックアップ指示を受けてディスク情報管理装置へバックアップ処理リストを送信し、スケジューラの指示に従って入出力処理部を介してディスク装置よりブロック単位でバックアップデータを取得し、ブロック単位で取得したバックアップデータをファイル単位に変換してバックアップマネージャへ送信する手段を有することを特徴とする。
【0014】
スケジューラは、バックアップエージェントから送信されたバックアップ処理リストとバックアップ処理データベースに記録されている現在のバックアップ処理リストとファイル位置情報データベースに記録されたディスク装置上のファイル位置情報とを参照し、バックアップ処理リストの作成、更新を行う手段を有することを特徴とする。
【0015】
スケジューラは、バックアップ処理リストの更新をブロックアドレス順にソートする手段を有することを特徴とする。
【0016】
バックアップ処理データベースは、バックアップ処理の対象となるブロックをバックアップ処理実行順に並びかえたバックアップ処理リストが記録されることを特徴とする。
【0017】
ファイル位置情報データベースは、クライアント装置がアクセスするディスク装置上の物理的データ配置情報が記録されることを特徴とする。
【0018】
物理的データ配置情報は、クライアント装置名とファイル名、ブロック数、ブロックアドレスとを有することを特徴とする。
【0019】
ディスク装置は、複数のクライアント装置からアクセスされ、各々のクライアント装置に対して異なるブロックアドレスに記録されることを特徴とする。
【0020】
ディスク装置は、ディスク媒体上のトラックのブロックアドレスが連続したアドレスを有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明バックアップシステムの一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0022】
図1は、バックアップシステム170の一実施の形態を示す構成ブロック図、図2は、図1中のクライアント装置111、112、113およびディスク情報管理装置141の詳細な構成とバックアップ処理前のファイル位置情報取得処理の動作を示すブロック図である(なお、従来のバックアップシステム500と同一構成要素は、同一符号で表示している)。
【0023】
図1を参照すると、バックアップシステム170は、バックアップ対象となるディスク装置101〜104と、ディスク装置101、102に接続されるクライアント装置111と、ディスク装置102、103に接続されるクライアント装置112と、ディスク装置104に接続されるクライアント装置113と、バックアップデータを記録するストレージ装置131、132と、ストレージ装置131、132が各々接続されるストレージノード装置121、122と、ディスク装置101〜104とクライアント装置111〜113とストレージ装置131〜132とストレージノード装置121〜122とを管理するバックアップマネージャ140と、クライアント装置111、112に接続されバックアップ処理情報を格納し管理するディスク情報管理装置141とで構成されている。
【0024】
図2を参照すると、クライアント装置111〜113は、ディスク装置101〜104へのデータの入出力を実行する入出力処理部201と、入出力処理部201に通知されるディスク装置101〜104上のファイルを構成するブロックの位置情報を取得しディスク情報管理装置141へブロックの位置情報を送信するファイル位置情報取得部202と、バックアップマネージャ140からバックアップ指示を受けてファイル位置情報取得部202に対してディスク装置101〜104のファイル位置情報の取得を指示するバックアップエージェント203とから構成され、ディスク情報管理装置141は、ディスク装置101〜104のファイル位置情報が格納されるファイル位置情報データベース320と、クライアント装置111〜113のファイル位置情報取得部202よりファイル位置情報を受け取りファイル位置情報データベース320へファイル位置情報の記録を行うファイル位置情報格納部301と、バックアップ処理対象データのリストが記録されるバックアップ処理データベース321と、バックアップ処理のスケジューリングを実行しバックアップエージェント203に対してバックアップデータ取得指示を行うスケジューラ302とから構成される。
【0025】
また、スケジューラ302は、バックアップエージェント203から送信されたバックアップ処理リストとバックアップ処理データベース321に記録されている現在のバックアップ処理リストとファイル位置情報データベース320に記録されたディスク装置101〜104上のファイル位置情報とを参照し、バックアップ処理リストの作成、更新を行うよう構成されている。
【0026】
次に、上述のように構成されたバックアップシステム170の動作について、図面を参照して説明する。
【0027】
図3は、クライアント装置111〜113のバックアップ処理実行時の動作を説明するための図、図4は、ディスク情報管理装置141のバックアップ処理実行時の動作を説明するための図である(便宜上、以降、ディスク装置102が、クライアント装置111とクライアント装置112とからアクセスされ、領域分割して使用される場合について説明する)。
【0028】
図2、および図3、図4を参照すると、先ず、バックアップマネージャ140よりバックアップ指示がバックアップエージェント203に送付される。バックアップ指示には、バックアップ対象となるファイルのリスト(バックアップ処理リスト)が含まれている。
【0029】
バックアップ指示を受けたバックアップエージェント203は、はじめにファイル位置情報取得部202にディスク装置102上のバックアップ処理リストのファイル位置情報の取得を指示し、ファイル位置情報取得部202は、入出力処理部201を介してファイル位置情報を取得し、ディスク情報管理装置141のファイル位置情報格納部301へ送信する。
【0030】
ファイル位置情報格納部301で受信されたファイル位置情報は、ファイル位置情報データベース320へ格納され、ファイル位置情報データベース320へファイル位置情報の格納が完了すると、ファイル位置情報格納部301よりファイル位置情報取得部202へ完了通知を行う。
【0031】
完了通知を受け取ったファイル位置情報取得部202は、バックアップエージェント203に対して、ファァイル位置情報の取得作業が完了したことを通知する。
【0032】
次に、バックアップエージェント203は、ディスク情報管理装置141のスケジューラ302に追加バックアップ処理リストを送付する。
【0033】
ディスク情報管理装置141のスケジューラ302は、クライアント111、112のバックアップエージェント203より送られてくる追加バックアップ処理リストを受信し、受信した追加バックアップ処理リストとファイル位置情報データベース320に記録された情報とバックアップ処理データベース321に記録された情報を元に、新規バックアップ処理リストを作成し、バックアップ処理リスト321の情報を更新する。
【0034】
このときの更新手順について、図面を参照して説明する。
【0035】
図5は、バックアップ処理リストの更新手順を示すフローチャート、図6は、更新手順を説明するための図である。
【0036】
まず、バックアップ処理データベース321内にまだバックアップ処理リストが記録されていない場合について説明する。
【0037】
スケジューラ302は、バックアップエージェント203からバックアップ処理リストを受け取ると、ファイル位置情報データベース320を参照し、ディスク装置102上の物理的な記録位置を示す番号(ブロックアドレス)のリストに変換し、その後、ブロックアドレスをキーとしてソート処理を行った結果が、追加バックアップ処理リスト(Listーa)となり、スケジューラ302は、作成された追加バックアップ処理リスト(Listーa)をバックアップ処理データベース321へ送信し記録する。
【0038】
次に、クライアント装置111、112からのバックアップ処理リストが、既に記録されている場合について説明する。
【0039】
既存のバックアップ処理リスト(Listーp)と、クライアント装置111、112の要求によって新たに追加を行う追加バックアップ処理リスト(Listーa)とを結合し、新規バックアップ処理リスト(Listーr)を作成するが、この手順について図5、図6を参照して説明する。
【0040】
まず、追加バックアップ処理リスト(Listーa)の先頭ブロック(La1)のブロックアドレスとバックアップ処理リスト(Listーp)の先頭ブロック(Lp1)のブロックアドレスとを比較する。
【0041】
バックアップ処理リスト(Listーp)の先頭ブロック(Lp1)のブロックアドレスが、先頭ブロック(La1)のブロックアドレスより小さい場合は、バックアップ処理リスト(Listーp)の先頭ブロック(Lp1)を新規バックアップ処理リスト(Listーr)の最後に追加する。
【0042】
次に、バックアップ処理リスト(Listーp)の次のブロック(Lp2)と先頭ブロック(La1)のブロックアドレスとを比較する。
【0043】
追加バックアップ処理リスト(Listーa)の先頭ブロック(La1)のアドレスが小さい場合は、追加バックアップ処理リスト(Listーa)の先頭ブロック(La1)を新規バックアップ処理リストList−rの最後に追加する。
【0044】
次に、バックアップ処理リスト(Listーa)の次のブロック(La2)と先頭ブロック(Lp1)とのブロックアドレスを比較する。
【0045】
なお、図6では、ブロックアドレスが、小さい順にLa1、Lp1、La2、La3、Lp2となっている場合を例示している。
【0046】
上述のように、追加バックアップ処理リスト(Listーa)のブロックLai(i=1,2,…,m)とバックアップ処理リスト(Listーp)のブロックLpj(j=1,2,…,n)とを順次比較し(STEP1)、ブロックアドレスの小さいブロックを新規バックアップ処理リスト(Listーr)へ追加していく(STEP2、STEP22)。
【0047】
追加バックアップ処理リスト(Listーa)のブロック全てについて、新規バックアップ処理リスト(Listーr)への追加処理がおわったときには(STEP3)、新規バックアップ処理リスト(Listーr)の最後に、バックアップ処理リスト(Listーp)の未処理分ブロックのすべてについて追加を行う(STEP4)。
【0048】
逆に、バックアップ処理リスト(Listーp)についてすべて新規バックアップ処理リスト(Listーr)への追加処理が終わったときには(STEP23)、新規バックアップ処理リスト(Listーr)の最後に、追加バックアップ処理リスト(Listーa)の未処理分ブロックすべてについて追加を行う(STEP24)。
【0049】
新規バックアップ処理リスト(Listーr)の作成が完了すると、スケジューラ302は、バックアップ処理データベース321に新規バックアップ処理リスト(Listーr)の内容を反映させる。
【0050】
次にスケジューラ302は、バックアップ処理データベース321に記録された新規バックアップ処理リストの順に、バックアップデータ採取の指示をバックアップエージェント203に対して行う。
【0051】
このとき、ファイル位置情報データベース320に記録された情報を参照し、該ブロックがそのファイルを構成するブロックの中で最もブロックアドレス値の大きい場合、ファイルデータ終了の通知と該ファイルデータを構成するブロックのアドレスリストの送信を同時に行う。
【0052】
ディスク情報管理装置141よりバックアップデータのブロックの採取の指示を受けたバックアップエージェント203は、入出力処理部201を通して、ディスク装置102からブロック単位でのデータの採取を行い、採取したブロック単位でのデータは、バックアップエージェント203上にいったんスプールされる。
【0053】
このとき、ディスク情報管理装置141よりファイルデータ終了の通知を受信しているときは、同時に受信したファイルデータ構成情報を元に、バックアップエージェント203上にスプールされたブロック単位のデータを結合してファイル単位のデータに変換し、ファイル単位のデータをバックアップマネージャ140へ送信する。
【0054】
ファイル単位のデータを受け取ったバックアップマネージャ140は、バックアップマネージャ140に設定される規則にしたがって、ストレージ131、132に該データを記録する指示をストレージノード121、122に対して行うと共に、該データをストレージノード121、122へ送信する。
【0055】
次に、一例として、バックアップシステム170のクライアント装置112上のファイル1001とファイル1003とのバックアップ指示が行われており、既にバックアップ処理データベース321へ記録されている状態のとき、新たにクライアント装置111上のファイル1001とファイル1002とをバックアップ処理する指示がクライアント装置111に行われた場合について、図面を参照して説明する。
【0056】
図7は、ファイル位置情報データベース320内のディスク装置102上の物理的データ配置情報のエントリを示す図、図8は、バックアップ処理リストのエントリを示す図、図9は、追加バックアップ処理リストのエントリを示す図、図10は、新規バックアップ処理リストのエントリを示す図である。
【0057】
図1〜図4、図7〜図10を参照すると、バックアップマネージャ140よりクライアント装置111上のバックアップエージェント203に対して、ファイル1001とファイル1002とのバックアップ処理実行の指示がだされ、バックアップ処理の指示を受けたバックアップエージェント203は、ファイル位置情報取得部202に対してディスク装置102上のファイル位置情報の取得を指示する。
【0058】
ファイル位置情報取得部202は、入出力処理部201を介して取得したディスク装置102のファイル位置情報をディスク情報管理装置141のファイル位置情報格納部301へ送信し、ファイル位置情報格納部301は、受信したファイル位置情報をファイル位置情報データベース320へ記録する。
【0059】
このとき、ファイル位置情報データベース320には、図7に示すディスク装置102上の物理的データ配置情報のエントリが記録される。
【0060】
図7を参照すると、処理データ名は、対象クライアント装置111、112名と対象クライアント装置111、112上のファイル名との組み合わせで記録され、ブロック数とブロックのアドレスリストとが記録される。
【0061】
ファイル位置情報データベース320への記録が完了すると、ファイル位置情報格納部301は、ファイル位置情報取得部202へ完了通知を行い、ファイル位置情報取得部202は、完了通知を受け取った後にバックアップエージェント203へファイル位置情報の取得が完了したことを通知する。
【0062】
次に、バックアップエージェント203は、バックアップ処理リストをディスク情報管理装置141のスケジューラ302へ送信し、スケジューラ302は、受信したバックアップ処理リストとファイル位置情報データベース320に記録された内容から、追加バックアップ処理リストを作成する。
【0063】
ファイル単位のリストとなっている追加バックアップ処理リストをブロック単位の追加バックアップ処理リストに変更し、ブロックアドレスをキーとしてソートを実行する。
【0064】
ソートが実行された後の追加バックアップ処理リストのエントリは、図9のようになる。
【0065】
このとき、バックアップ処理リストは、図8に示すように、ブロック数が3(ブロックアドレス1、2、9)のデータとして既に記録されている。
【0066】
次に、図8に示すバックアップ処理リストのID番号が1のブロックのブロックアドレスと図9に示す追加バックアップ処理リストのID番号が1のブロックのブロックアドレスとを比較し、ブロックアドレスが小さいブロックを新規バックアップ処理リストに追加する。
【0067】
図8と図9とを参照すると、ブロックアドレスが小さいのは、バックアップ処理リストのブロックであることがわかる。このバックアップ処理リストのID番号が1のブロックを新規バックアップ処理リストの最後に追加し、バックアップ処理リストから削除する。
【0068】
続いて、バックアップ処理リストのID番号が2のブロックアドレスと追加バックアップ処理リストのID番号が1のブロックのブロックアドレスとを比較する。
【0069】
図8と図9とを参照すると、ブロックアドレスが小さいのは、バックアップ処理リストのブロックであることがわかる。このバックアップ処理リストのID番号が2のブロックを新規バックアップ処理リストの最後に追加し、バックアップ処理リストから削除する。
【0070】
以上の手順を、バックアップ処理リストと追加バックアップ処理リストのいづれかのブロックが空になるまで続けるが、図8、図9を参照すると、追加バックアップ処理リストが先に全てのブロックの処理を終えて、そのときバックアップ処理リストのID番号が3のブロック(ブロックアドレス9)が未処理の状態となる。
【0071】
バックアップ処理リストのID番号が3のブロックを新規バックアップ処理リストへ追加し、新規バックアップ処理リストは、図10に示すようなエントリとなる。
【0072】
バックアップ処理を実行するにあたっては、スケジューラ302がバックアップ処理データベース321より新規バックアップ処理リストを参照し、先頭のブロックからデータ取得の指示をクライアント装置112に対して出すことにより実行する。
【0073】
図10の新規バックアップ処理リストのエントリを用いて説明すると、ID番号が1のエントリとして、クライアント装置112上のファイル1001のエントリがあり、このデータ取得の指示をクライアント装置112のファイル1001のブロックアドレスが1のデータを取得するよう指示し、その後に、ID番号が2のエントリにしたがって、クライアント装置112に対してファイル1001のブロックアドレスが2のデータを取得するように指示する。
【0074】
ひき続き、ID番号が3のエントリにしたがって、クライアント装置111に対してファイル1002のブロックアドレスが3のデータの取得を指示する。
【0075】
このようにして、スケジューラ321は、新規バックアップ処理リストのエントリ順に、クライアント装置111、112に対してデータ取得の指示を行う。
【0076】
上記手順においてバックアップ処理リストのID番号が2のエントリのデータ取得指示が行われる際には、図7のファイル位置情報データベース320のデータ配置情報の内容を参照すると、取得指示を行うブロックは、クライアント装置112のファイル1001を構成するブロックの中で最もブロックアドレスが大きいことがわかる。
【0077】
このとき、スケジューラ302は、ブロックアドレス2のデータの取得指示と共に、ファイルデータ終了の通知とファイルデータを構成するブロックのアドレスリストの送信を同時に行うが、このとき送信されるブロックのアドレスリストは、1と2になる。
【0078】
ブロックのデータの取得指示と、ファイルデータ終了の通知とファイルデータを構成するブロックのアドレスリストとを受信したバックアップエージェント203は、既に取得しているブロックアドレスが1のブロックのデータと取得したブロックアドレス2のブロックのデータとを結合し、ファイル1001のデータとする。
【0079】
その後、クライアント装置112のバックアップエージェント203よりファイル1001のデータとして、バックアップマネージャに送信し、ファイル1001のデータを受信したバックアップマネージャは、予め指定されたストレージノード装置121、122にデータを送信し、ストレージノード装置121、122に接続されたストレージ装置131、132上にファイル1001のデータを記録する。
【0080】
その後、図10に示す新規バックアップ処理リストの全てのブロックについて、データ取得の処理を実行していき、バックアップ処理を完了する。
【0081】
なお、ディスク装置101〜104におけるデータの書き込み・読み出しが行われるディスク媒体109上のブロックアドレスの配置は、図11に示すようになっている(1トラック当たりnブロックからなる場合のブロックアドレスを例示している。但し、nは自然数)。
【0082】
従って、ブロックをブロックアドレス順に読み出す場合は、ヘッド(図示せず)のシーク動作、位置決め動作の必要が無く、高速に読み出すことができるが、ブロックアドレスがランダムな任意のブロックを読み出す場合は、1つのブロックを読み出すためには、その都度、ヘッドが所定のブロックへのシーク動作、位置決め動作を行うことになり、ディスク装置101〜104へアクセスしたクライアント装置115〜117は、シーク動作時間、位置決め動作時間の余分な待ち時間が生じることになる。
【0083】
上述のバックアップシステム170は、ディスク装置102を共有するクライアント装置111とクライアント装置112とに接続されるディスク情報管理装置141に設けられたスケジューラ302により、バックアップ処理リストの更新をブロックアドレス順にソートして新規バックアップ処理リストを作成し、新規バックアップ処理リストのエントリ順に、クライアント装置111、112に対してデータ取得の指示を行うため、バックアップ処理を行うブロックをブロックアドレス順に読み出すことになり、ディスク装置102のヘッドのシーク動作、位置決め動作に伴う待ち時間が発生せず、高速にバックアップ処理データを読み出すことができるという効果がある。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のバックアップシステムは、ディスク装置へのアクセスにおいて発生する物理的な移動動作(ヘッドのシーク動作、位置決め動作)を抑制したアクセスを実現することにより、複数のクライアント装置からアクセスされるディスク装置上に記録されたバックアップデータを複数のクライアント装置からアクセスされる環境状況下において、バックアップ処理時間が短縮できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバックアップシステムの一実施の形態を示す構成ブロック図である。
【図2】図1中のクライアント装置およびディスク情報管理装置の詳細な構成とバックアップ処理前のファイル位置情報取得処理の動作を示すブロック図である。
【図3】クライアント装置のバックアップ処理実行時の動作を説明するための図である。
【図4】ディスク情報管理装置のバックアップ処理実行時の動作を説明するための図である。
【図5】バックアップ処理リストの更新手順を示すフローチャートである。
【図6】バックアップ処理リストの更新手順を説明するための図である。
【図7】データ配置情報のエントリを示す図である。
【図8】初期のバックアップ処理リストのエントリを示す図である。
【図9】追加バックアップ処理リストのエントリを示す図である。
【図10】新規バックアップ処理リストのエントリを示す図である。
【図11】ディスク媒体上のブロックアドレスの配置を説明するための図である。
【図12】従来のバックアップシステムの構成ブロック図である。
【符号の説明】
101、102 ディスク装置
103、104 ディスク装置
109 ディスク媒体
111、112、113 クライアント装置
115、116、117 クライアント装置
121、122 ストレージノード装置
131、132 ストレージ装置
140 バックアップマネージャ
141 ディスク情報管理装置
170、500 バックアップシステム
201 入出力処理部
202 ファイル位置情報取得部
203 バックアップエージェント
301 ファイル位置情報格納部
302 スケジューラ
320 ファイル位置情報データベース
321 バックアップ処理データベース
(Listーp) バックアップ処理リスト
(Listーa) 追加バックアップ処理リスト
(Listーr) 新規バックアップ処理リスト

Claims (9)

  1. バックアップ対象となるディスク装置と、前記ディスク装置に接続される複数のクライアント装置と、バックアップデータを記録するストレージ装置と、前記ストレージ装置が接続されるストレージノード装置と、前記ディスク装置と前記クライアント装置と前記ストレージ装置と前記ストレージノード装置とを管理するバックアップマネージャと、前記クライアント装置に接続されバックアップ処理情報を格納し管理するディスク情報管理装置とを有し、前記クライアント装置は、前記ディスク装置へのデータの入出力を実行する入出力処理部と、前記入出力処理部に通知される前記ディスク装置上のファイルを構成するブロックの位置情報を取得し前記ディスク情報管理装置へブロックの位置情報を送信するファイル位置情報取得部と、前記バックアップマネージャからバックアップ指示を受けて前記ファイル位置情報取得部に対して前記ディスク装置のファイル位置情報の取得を指示するバックアップエージェントとを有し、前記ディスク情報管理装置は、前記ディスク装置のファイル位置情報が格納されるファイル位置情報データベースと、前記クライアント装置の前記ファイル位置情報取得部よりファイル位置情報を受け取り前記ファイル位置情報データベースへファイル位置情報の記録を行うファイル位置情報格納部と、バックアップ処理対象データのリストが記録されるバックアップ処理データベースと、バックアップ処理のスケジューリングを実行し前記バックアップエージェントに対してバックアップデータ取得指示を行うスケジューラとを有することを特徴とするバックアップシステム。
  2. 前記バックアップエージェントは、前記バックアップマネージャからバックアップ指示を受けて前記ディスク情報管理装置へバックアップ処理リストを送信し、前記スケジューラの指示に従って前記入出力処理部を介して前記ディスク装置よりブロック単位でバックアップデータを取得し、ブロック単位で取得したバックアップデータをファイル単位に変換して前記バックアップマネージャへ送信する手段を有することを特徴とする請求項1記載のバックアップシステム。
  3. 前記スケジューラは、前記バックアップエージェントから送信されたバックアップ処理リストと前記バックアップ処理データベースに記録されている現在のバックアップ処理リストと前記ファイル位置情報データベースに記録された前記ディスク装置上のファイル位置情報とを参照し、バックアップ処理リストの作成、更新を行う手段を有することを特徴とする請求項1記載のバックアップシステム。
  4. 前記スケジューラは、バックアップ処理リストの更新をブロックアドレス順にソートする手段を有することを特徴とする請求項1または3記載のバックアップシステム。
  5. 前記バックアップ処理データベースは、バックアップ処理の対象となるブロックをバックアップ処理実行順に並びかえたバックアップ処理リストが記録されることを特徴とする請求項1記載のバックアップシステム。
  6. 前記ファイル位置情報データベースは、前記クライアント装置がアクセスする前記ディスク装置上の物理的データ配置情報が記録されることを特徴とする請求項1または3記載のバックアップシステム。
  7. 前記物理的データ配置情報は、前記クライアント装置名とファイル名、ブロック数、ブロックアドレスとを有することを特徴とする請求項6記載のバックアップシステム。
  8. 前記ディスク装置は、複数の前記クライアント装置からアクセスされ、各々の前記クライアント装置に対して異なるブロックアドレスに記録されることを特徴とする請求項1、2、3、6の何れか1項記載のバックアップシステム。
  9. 前記ディスク装置は、ディスク媒体上のトラックのブロックアドレスが連続したアドレスを有することを特徴とする請求項1、6、7、8の何れか1項記載のバックアップシステム。
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