JP3759883B2 - Signboard post member selection support program and program recording medium, and signboard post member selection support method and apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ装置を利用した、独立柱を有する看板の支柱部材の選定支援およびその構造計算書の作成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
屋外において、所定の高さ以上の、独立柱を有する看板を設置するためには、所定の構造計算を行ってその計算書を添付した確認申請書を所定の行政機関へ提出することが要求されることが多い。
【0003】
この構造計算は、使用する看板や支柱部材の各種仕様が確定して初めて行える。看板自体はその性質上、看板を設置する顧客の要請からその形状やサイズは比較的容易に決定されるが、それに対して使用する支柱部材については、構造上の安全性の見地から、その分野の専門家が構造計算を行って、必要な基準条件に合致した仕様の支柱部材を選定する必要があるため、直ちには決まらない。なお、本明細書において部材の「仕様」とは、後述するように、形状、サイズ、単位重量、等の構造計算に関わるパラメータであり、材質や色などは含まれない。
【0004】
従来このような看板に使用する支柱部材の選定は専門家に依頼され、専門家が自身の経験を基に、与えられた看板の仕様に対して必要な構造上の条件を満たす支柱部材を選定し、この支柱部材がその条件を満たしていることを構造計算により確認するという手順がとられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記支柱部材の選定では、安全性の条件は満たした上で、経済性の観点、あるいは施工上の事情等から、複数の選択肢のなかから顧客や施工者の希望する部材仕様を選択したい場合がある。その場合、部材仕様を変更する度に構造計算をやり直さなければならず、素人には困難であるとともに、専門家にとっても面倒であるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような背景においてなされたものであり、その目的は、独立柱看板の、構造計算上の条件を満たした支柱部材の選定を、専門家のみならず、専門でない者、例えば、顧客、販売者、施工業者等が正確、迅速、かつ容易に行うことを支援する看板支柱部材選定支援プログラムおよびプログラム記録媒体、ならびに看板支柱部材選定支援方法および装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明による他の目的は、独立柱看板の構造計算書の作成を、正確、迅速、かつ容易に行うことを可能とする看板支柱部材選定支援プログラムおよびプログラム記録媒体、ならびに看板支柱部材選定支援方法および装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による、独立柱看板の支柱部材を選定するための支援を行うためにコンピュータに実行させる看板支柱部材選定支援プログラムは、少なくとも看板のサイズ、地盤面からの高さ、および支柱の長さのデータの入力を受ける入力受付ステップと、前記看板に作用する外力を計算する外力計算ステップと、計算された外力を用いて、支柱部材の許容曲げ応力度および許容圧縮応力度に関する構造計算上の第1の条件に対して、この第1の条件に合致する必要最小の断面係数Zを推定する推定ステップと、前記看板のサイズおよび支柱部材の長さのデータに基づいて、支柱部材の細長比に関する構造計算上の第2の条件に合致する必要最小の断面二次半径iを求める算出ステップと、異なる仕様の支柱部材毎にその仕様データを格納した仕様データテーブルを参照して、前記必要最小のZ値以上の断面係数Zおよび前記必要最小のi値以上の断面二次半径iを同時に有する支柱部材を抽出するとともに、これら抽出された支柱部材のうち所定の基準にしたがって複数の候補を選定する選定ステップと、これらの選定された各候補について前記仕様データテーブルおよび各支柱部材に共通の共通データテーブルを参照して、当該支柱部材および看板に対する総外力を再計算した後、前記選定された各支柱部材が前記第1の条件に合致することを確認する確認ステップと、少なくとも、前記データの入力のための画面および前記選定された複数の候補の表示のための画面をディスプレイ上に表示する候補出力ステップと、少なくとも前記複数の候補のなかから所望の候補をユーザに選択させるユーザ選択ステップと、この選択された支柱および前記看板について、構造計算書を出力する出力ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。前記所定の基準とは例えばZ値の昇順である。ただし、ディスプレイ上に表示する場合の順序はこの順に限らない。
【0009】
前記第1の条件は、より具体的には、(σb/fb)+(σc/fc)≦1.0であり、
ここに、σb:圧縮側曲げ応力度(t/cm2)
fb:許容曲げ応力度(t/cm2)
σc:平均圧縮応力度(t/cm2)
fc:許容圧縮応力度(t/cm2)
であり、前記推定ステップでは、(σc/fc)を0とみなして、
(σb/fb)≦1.0
を前記第1の条件と仮定し、
σb=M/Z
M:看板の地盤面におけるモーメント(t・m)
の規定から、Mの計算値および既知のfb値に基づいて必要最小断面係数Zを求め、この求められた断面係数Zに予め定めた係数(1より大)を乗じて得られた値を前記仕様データテーブルの参照に用い、前記確認ステップでは、細長比に基づいて上記許容圧縮応力度fcを求めるとともに、前記選定された各支柱部材の具体的仕様情報に基づいてσcを算出し、かつ、前記看板と当該支柱部材に対する総外力の再計算により正式のσbを算出し、上記(σb/fb)+(σc/fc)≦1.0 が成り立つことを確認する。
【0010】
本発明により、入力されたデータに基づいて、前記第1の条件に合致する必要最小の断面係数Zを推定することにより、支柱部材の候補を自動的に選定することが可能になる。さらに、この候補を選択したときに、その確定した仕様データに基づいて、正規の構造計算を行い、当該候補の選定が構造計算上の基準条件を満足していることを確認することができる。したがって、支柱部材の選定をコンピュータ化することが可能となるとともに、候補の変更や支柱の断面形状、本数の変更等を行っても、即座に必要な構造計算を再度実行して、その部材の有効性を確認することができる。また、構造計算書を表示・印刷出力することができる。
【0011】
上記方法を実行する装置としての、本発明による看板支柱部材選定支援装置は、独立柱看板の支柱部材を選定するための支援装置であって、異なる仕様の支柱部材毎にその仕様データを格納した仕様データテーブルと、各支柱部材に共通のデータを格納した共通データテーブルと、少なくとも看板のサイズ、地盤面からの高さ、および支柱の長さのデータの入力を受ける入力手段と、前記看板に作用する外力を計算し、計算された外力を用いて、支柱部材の許容曲げ応力度および許容圧縮応力度に関する構造計算上の第1の条件に対して、この第1の条件に合致する必要最小の断面係数Zを推定する推定手段と、前記看板のサイズおよび支柱部材の長さのデータに基づいて、支柱部材の細長比に関する構造計算上の第2の条件に合致する必要最小の断面二次半径iを求める算出手段と、前記仕様データテーブルを参照して、前記必要最小のZ値以上の断面係数Zおよび前記必要最小のi値以上の断面二次半径iを同時に有する支柱部材を抽出するとともに、この抽出された支柱部材のうち所定の基準にしたがって複数の候補を選定する選定手段と、これら選定された支柱部材について、前記仕様データテーブルおよび共通データテーブルを参照して、当該支柱部材および看板に対する総外力を再計算した後、前記第1の条件の成立を確認する確認手段と、少なくとも、前記データの入力のための画面ならびに前記選定された複数の候補を表示するとともに、この表示された複数の候補からユーザにより選択された候補の図面を表示するための画面をディスプレイ上に表示する出力手段と、少なくとも前記複数の候補のなかからユーザが選択した候補について、構造計算書を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、看板支柱部材選定支援方法を実行するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体としても把握することができる。記録媒体には、コンピュータプログラムとともに上記仕様データテーブルを構成するデータも格納される。このような記録媒体は、FD、CD−ROM、MD、MO等の可搬性の記録媒体のほか、ハードディスク装置のような固定の記憶装置も含む。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1に、本発明の看板支柱部材選定支援装置(または構造計算書作成装置)の構成を示す。この装置は、ポインティングデバイスとしてのマウス3、入力装置としてのキーボード2、処理部4、記憶装置6、ディスプレイ8、プリンタ9、可搬性記録媒体記録装置10を備える。処理部4は、キーボード2およびマウス3の入力操作を処理する入力処理部41、後述する各種計算を行う計算処理部43、および出力処理部45を備える。処理部4は、いわゆるCPUに相当する部分であり、図示しないROMやRAM等の半導体記憶装置を含む。出力処理部45は、前述したディスプレイ8、プリンタ9および可搬性記憶媒体記録装置10へのそれぞれの表示、印刷、ファイル読み書き、等の各種の入出力を制御する部位である。可搬性記録媒体は、例えば、FD、CD−ROM、MD、MO等の記録媒体である。ハードディスク装置のような記録装置6には、各種支柱部材に共通のデータ(後述するλ値とfc値)を格納したテーブル(共通データテーブル)60、後述する各種支柱部材毎の仕様データを格納したテーブル(仕様データテーブル)61とともに、本発明の支柱部材選定支援処理(または構造計算書作成処理)を行うアプリケーションプログラム62がインストールされる。仕様データテーブル61は、支柱の種別、例えば、角柱(正方形・矩形)、円柱(丸パイプ)、H型鋼等、毎に設けられる。
【0015】
図1に示した構成は、実質的にはパーソナルコンピュータ(PC)に、本発明の処理を実現するためのアプリケーションソフトウェアをインストールしたものである。この代わりに専用の装置として構成することもできる。
【0016】
図2に仕様データテーブル61の構成例を示す。これは、正方形の角柱としての支柱部材についての仕様データの例である。仕様データの必須の項目(列)として、断面係数Z、辺長X×Y、厚さt、単位重量、断面積A、断面二次半径iがある。「候補」「該当Z値」「該当i値」の各項目は、後述する候補決定処理の中で利用する欄であり、必ずしも仕様データテーブルとして必要な項目ではない。各支柱部材のデータ(行)は、断面係数Zの値を基準としてソートしてあり、この例では、Z値の昇順に並べてある。
【0017】
図3は、本実施の形態における独立柱看板の一構成例を示す斜視図である。看板51(メイン看板)は、独立した支柱54により支持される。支柱54は、さらに図示しない柱脚および基礎により支持される。支柱54には、1個以上のサブ看板53,54を追加することもできる。図には、以下で説明する構造計算で利用する、各看板51,53,55への風荷重Qw、Qw1、Qw2、支柱への風荷重wpおよび地盤面から各看板の図芯までの高さH、H1、H2を示している。さらに、各看板51,53,55により柱54の下端支持部にかかる曲げモーメントM、およびサブ看板53,55の支持部にかかる柱54のモーメントMも示している。なお、図示しないが地盤面からメイン看板51の天端までの高さはhで表す。
【0018】
以下、ディスプレイ8に表示される画面例を参照しながら、図4のフローチャートの処理ステップにしたがって、本実施の形態における支柱部材選定支援処理を具体的に説明する。
【0019】
まず、ディスプレイ8上に図5に示すような画面を表示する(ステップS1)。図5の画面左端の縦長の領域は、上から順に、看板種別選択エリア31、記憶ドライブ階層メニュー32、および選択看板表示エリア33からなる。画面の最上部にはタイトルバー35およびメニューバー36が横長に伸びている。「File」メニューは、本発明の処理により設計した看板の各種仕様データおよび構造計算書等をファイルとして保存したり、読み出したり、外部へ出力したりするためのプルダウンメニューである。「Window」は、後述する入力画面、構造計算書の表示画面、その両方を選択するための画面選択メニューである。「Name」は、この看板設計の利用者または依頼主の名称、住所、看板の種別等の情報を入力するための画面を表示するためのメニューである。この入力された情報の少なくとも一部は、後述する構造計算書(図11)のタイトル等として利用される。メニューバー上の左右の三角マークは、次ページまたは前ページへの移行のための指示ボタンである。移行不可の場合には、低濃度(図では破線)で表示される。
【0020】
なお、本明細書において、「看板」という用語は、狭義には看板51,53,55のような部分を示すが、広義には支柱や柱脚、基礎をも含むものとする。
【0021】
独立柱看板の構造上の種別には、1柱(1本、2本つなぎ)式(中央支持)、2柱式、片袖(1本、2本つなぎ)型、野建て等がある。看板種別選択エリア31ではこれらの看板種別をそれぞれの構造を示すアイコンで表示し、これらのうちから所望の看板種別をユーザのクリック操作により選べるようになっている。以下では、1柱式(中央支持)を選択した場合について説明する。他の種別を選択した場合にも基本的な考え方は同じである。この選択された種別は、選択看板表示エリア33に独立して表示され、現在どの種別が選択されているかをユーザに示している。なお、看板種別エリア31内の「地耐力」は支柱部材自体には直接関係しない。
【0022】
記憶ドライブ階層メニュー32は、通常のパーソナルコンピュータ等における各種記憶ドライブの構成およびその中のファイルを階層的に示した領域である。
【0023】
この画面において、ユーザがメニューバー上の「Window」から「入力画面」を選択することにより、図6の画面が表示される。この画面は、実際の表示画面の一部のみを取り出して示したものである。この画面では、地盤面からメイン看板の天端までの高さ(全高)の入力欄54、計算指示ボタン55、メイン看板の仕様の入力欄56、支柱の仕様の入力欄57、サブ看板の仕様の入力欄58、および入力された看板および支柱の図面表示エリア59が設けられている。計算ボタン55は、各部の仕様が決定した後、構造計算の実行を指示するためのボタンであり、計算実行に必要なすべてのデータが整うまでは、グレーで薄く表示され、選択不可状態となっている。なお、画面を示す図中の引き出し線および参照符号ならびにクリック(click)の表示は説明のためのものであり、実際の画面上に表示されるものではない(図面サイズの関係上、図外部の余白が利用できないため)。これらの入力は、図4のフローチャートでは、ステップS2の看板種別・サイズおよび柱種別を選択受付、および表示の処理に該当する。
【0024】
具体的には、図7に拡大図を示すように、メイン看板については、メイン看板の仕様の入力欄56において、その形状(楕円または矩形)を画面上のボタンで選択する。また、看板を表す矩形および楕円が表示されており、選択された方が太く表示される。太さを変える代わりに表示色を変えてもよい。この矩形および楕円の上部および側部に、それぞれこの看板の幅および高さを入力するための空欄が設けられており、ユーザがここに所望の数値を入力する。これによって、看板の面積が定まる。なお、図7の画面において、支柱の選択肢としてH型鋼は含めていない。これは、通常、H型鋼は野立て看板についてのみ使用されるものであり、図示のような1本柱の看板には利用されないからである。
【0025】
支柱については、支柱の仕様の入力欄57において、支柱の本数(1本または2本つなぎ)および断面形状を選択するとともに、各部の長さを空欄に数値入力する。具体的には、ユーザは、メイン看板の下端から支柱天端までの距離および、2本つなぎの場合の下柱の長さを数値入力する。
【0026】
サブ看板については、サブ看板の仕様の入力欄58において、サブ看板の有無を「有り」「無し」ボタンで選択するとともに、有りの場合に、支柱を基準とした左右の指定、サブ看板(複数ある場合の最上部)の地盤面から天端までの高さ、各サブ看板のサイズ(高さおよび幅)を、空欄に数値入力する。
【0027】
なお、図示しないが、2柱式看板を選択した場合には、柱間の距離を入力する入力欄が表示される。この場合、支柱に関する構造計算において外力が柱1本当たり1/2となるのみである。
【0028】
このような決定された仕様を有する看板および支柱が、図6に示すようなディスプレイの画面右半分の図面表示エリア59に表示される。左半分には、図7で示した画面部分(数値等入力済み)が同時に表示されている。この画面では、図示の都合上、タイトルバーを図示省略してある。入力欄53は、サブ看板有りの場合に、支柱からサブ看板までの間隔を数値入力するためのものである。図6の図面では、既に決定した看板のサイズや高さの具体的な情報が表示されている。なお、図中の変数Qw,Qwp1,Qwp2は、それぞれメイン看板および第1、第2の支柱にかかる風荷重の大きさを示している。なお、この段階では、具体的な支柱の仕様が定まっていないので、その見付面積は不明であり、したがって、風荷重および自重も不明である。
【0029】
このような入力が完了すると、図8に示すように、図面表示エリア59において、指定されたサイズのサブ看板がメイン看板の下の支柱に隣接して仮の位置に配置される。複数のサブ看板がある場合には、支柱の両側に分散して配置される。このときの各サブ看板の支柱からの距離、第1サブ看板に対する第2サブ看板の位置、第2サブ看板に対する第3サブ看板の位置を入力する入力欄が当該位置に表示される。サブ看板同士の間隔は、左右別々に、上のサブ看板の下端から下のサブ看板の上端までの間隔とする。図の例のように、サブ看板が支柱に両側に配置される場合には、二つのサブ看板の垂直方向における位置は重なりうる。
【0030】
このようにメイン看板の形状・サイズ、支柱の長さ、およびサブ看板のサイズおよび位置が決まると、支柱の具体的な部材を決定する前に、仮の構造計算を実行することができる。本来、支柱の具体的な部材が決まらない限り、正確な構造計算は行えないのであるが、本発明では、以下に説明するような考え方から、支柱の断面係数(Z)に乗ずる係数(本明細書では余裕係数と呼ぶ)を導入することにより、この問題を解決する。
【0031】
ここで、本発明における支柱部材選定支援をコンピュータ処理で行う際の基本的方法を説明する。
【0032】
支柱部材に対して、圧縮と曲げの両方が作用するが、次式の条件を満たすことが要求される。
【0033】
(σb/fb)+(σc/fc)≦1.0 (1)
ここに、σb:圧縮側曲げ応力度(t/cm2)
fb:許容曲げ応力度(t/cm2)
σc:平均圧縮応力度(t/cm2)
fc:許容圧縮応力度(t/cm2)
である。この式(1)は、圧縮側曲げ応力度が許容曲げ応力度を超えることなく、かつ、平均圧縮応力度が許容圧縮応力度を超えることがない、ということを意味する。
【0034】
上記式(1)の4つの変数のうち、支柱として使用する鋼材が定まれば、許容曲げ応力度fbは一意に定まる。例えば、通常使用される支柱部材が、厚さt=40mm以下のSS400,STK400,SM400等である場合、その許容応力度を決定するときの基準値Fは、JISにより、F=2.4(t/cm2)と定められている。さらに、長期許容曲げ応力度は、建築学会の「鋼構造設計基準」において、
fb=F/1.5
と定められている。したがって、
fb=2.4/1.5=1.6(t/cm2) (長期の場合)
と定まる。なお、支柱部材が鉄骨である場合、外力、風荷重は短期荷重であり、次式のように、長期荷重の1.5倍と規定されている。
fb=1.6×1.5=2.4(t/cm2) (短期の場合)(2)
しかし、他の3つの変数については、部材の各種サイズや重量等がすべて決定されなければ、定まらない。
【0035】
ところで、独立柱看板に関しては、その支柱の見付面積は、看板面積に比して、相当小さく、又、(σc/fc) は、後述するように0に近い数値(例えば、0.01程度)であるという特有の事情がある。そこで、(σc/fc)を0とみなすと、上記(1)式は、次のようになる。
(σb/fb)≦1.0 (3)
【0036】
但し、後述するように、断面係数Zに所定の余裕係数(1より大の実数)を乗ずる。これによって、(σc/fc)を0とみなしても、(σb/fb)+(σc/fc)の値が1より小さくなることが保証される。
【0037】
上記式(3)から、次式が得られる。
σb≦fb
【0038】
この式と上記(2)式とから、
σb≦2.4(t/cm2) (4)
となる。一方、
σb=M/Z (5)
と表せる。ここに、
M:看板の地盤面におけるモーメント(t・m)
Z:求める柱の断面係数(cm3)
よって、
σb=M/Z ≦ 2.4(t/cm2) (6)
この式を書き換えれば、次のようになる。
Z≧M/2.4 (7)
【0039】
この式(7)の条件を満たす断面係数Zを有する支柱部材は、ほぼ上記式(1)の条件を満足すると想定される。そこで、必要最小のZ値を求める(ステップS4)。
【0040】
式(7)のZ値を計算するためには、モーメントMが分からなければならない。このモーメントMは、看板のサイズ(面積)および地盤面から看板図芯までの高さが分かれば、次のように、看板に対する風荷重が求まり、この結果から算出できる(ステップS3)。
【0041】
風荷重(風圧力)Qwは、
Qw=Cf×q×S (t)
で表される。ここに、Cfは風力係数、qは速度圧(t/m2)、Sは面積である。速度圧は看板の天端高さhに応じて変わり、風加重Qwは次のように定まる。
Qw=1.2×0.06×√H ×S (h≦16mの場合) (8)
Qw=1.2×0.12×4√H ×S (h>16mの場合) (9)
ここに、1.2は、風方向に垂直な板状物についての風力係数であり、0.06×√Hおよび0.12×4√H は速度圧、Hは看板の図芯高さ、Sは看板の面積である。
【0042】
また、地盤面におけるモーメントMは、次式で表される。
M =Qw×H (10)
【0043】
この式からモーメントMの具体的な値が求まる。よって、式(7)から上記Z値が求まる。
但し、サブ看板がある場合には、さらにそれらへのモーメントも考慮する必要がある。そこで、次のような具体的な例を考える。天端高さ16m以下、メイン看板面積S、メイン看板図芯から地盤面までの距離H、サブ看板は支柱の右側に2個、左に1個の場合について述べる。
【0044】
まず、短期荷重(風圧力)について、検討する。
右側のサブ看板で地盤面から高い順にS1、S2、左側をS3とする。また、それぞれの看板面積をs1、s2、s3、地盤面から図芯までの高さをH1、H2、H3とすると、各風圧力は、次のようになる。
Qw=1.2×0.06×√H×S
Qw1=1.2×0.06×√H1×s1
Qw2=1.2×0.06×√H2×s2
Qw3=1.2×0.06×√H3×s3
よって地盤面における各看板のモーメントは、次のように表せる。
M=Qw×H
M1=Qw1×H1
M2=Qw2×H2
M3=Qw3×H3
よって、トータルのモーメントは、次のようになる。
ΣM=M+M1+M2+M3
【0045】
次に風荷重によるサブ看板における支柱に対するねじれモーメントを求める。
柱面から図芯面までの距離をそれぞれa,b,cとすると、各モーメントは次のとおりとなる。
Mp1=Qw1×a
Mp2=Qw2×b
Mp3=Qw3×c
よって求めるサブ看板の支柱に対するねじれモーメントMpは次式になる。
ΣMp=Mp1+Mp2−Mp3
求めるモーメントの合計は次のとおりである。
Mx=ΣM+ΣMp
【0046】
次に、看板重量による支柱に対するモーメントについて、検討する。
サブ看板S1、S2、S3のそれぞれの重量をsg1、sg2、sg3とすると看板片持ちによる支柱におけるモーメントは次のようになる。
Mg1=sg1×a
Mg2=sg2×b
Mg3=sg3×c
ΣMg=Mg1+Mg2−Mg3
【0047】
以上により地盤面におけるモーメントの合計Mxは、次式で表される。
Mx=√{(ΣM)2+(ΣMg)2}+ΣMp
【0048】
なお、支柱にかかるねじれモーメントMp及びモーメントMgは実際は支柱芯からサブ看板図芯までの距離であるが、この時点で支柱部材は決定していないので、支柱面からサブ看板図芯までの距離となる。支柱図芯から支柱面までの距離は支柱面からサブ看板図芯までの距離に比して十分に小さいので、特に問題はない。
当然ながら、支柱部材が決定した時点で、正式な計算式A=(柱図芯から柱面までの距離+a,b,c)として再計算し、正式な構造計算となる。
【0049】
本実施の形態では、断面係数Zに基づいて支柱部材を仮決定する際、外力として看板にかかる風加重しか考慮しない。実際には、外力およびそれによる曲げモーメントの総和は看板だけでなく支柱に対する風加重も考慮する必要がある。しかし、支柱部材が仮決定されるまでは支柱部材の仕様が定まらず支柱に対する風加重は求められないので、上記断面係数Zより大きいZを用いることとする。そのために、断面係数Zに所定の余裕係数(1より大の実数)を乗ずる。式(7)を満たす最小のZ値に対して、安全のためにさらに余裕係数を掛ける(ステップS5)。
Z’=余裕係数×Z (11)
この余裕係数は、本実施の形態では、初期的には1.2とする。これにより、上記式(1)の左辺の値は、0.8〜0.9程度に収まる。このZ’値より大きいZ値をもつ部材を仕様データテーブルから検索する(ステップS6)。図2に示した仕様データテーブル61では、該当する部材について、「該当Z値」の欄に当該Z値を転記し、該当しない部材については「該当Z値」の欄を空欄としてある。
【0050】
以上より、断面係数の観点から所定の条件(第1の条件)を満たす支柱部材の候補群が抽出されたが、看板の支柱はいわゆる長柱であり、圧縮により座屈が生じる。そこで、求める支柱部材は、さらに細長比λに関する所定の条件(第2の条件)を満たす必要がある。細長比λは、次式で表される。
【0051】
λ=Lk/i (12)
ここに、Lkは、座屈長さ(cm)であり、一端自由、他端固定の場合はLk=2Lとなる。iは座屈軸についての断面二次半径(cm)である。Lは材長である。支柱における材長とは、支柱それ自身の長さではなく、看板高さhsも含めた長さになる。したがって、2本つなぎの場合、支柱2(下柱)の座屈長さLkは、
L=(支柱2長さ+支柱1長さ+看板高さhs)となる。
圧縮材においては、柱材の細長比は200以下と規定されている。したがって、
λ=Lk/i ≦200 (13)
この式を変形すると、次式が得られる。
i≧Lk/200 (14)
【0052】
よって、支柱の長さおよび看板の高さが分かれば、式(14)から、断面二次半径iの値が求められる(ステップS7)。支柱の具体的な部材は決まっていないが、支柱の長さおよび看板の高さは、上記ステップS2におけるユーザの入力により定まっている。したがって、必要最小の断面二次半径iの値が求まる。
【0053】
この求まったi値より大きいi値を持つ支柱部材を、仕様データテーブル61より検索する(ステップS8)。図2に示した例では、式(14)の条件に該当するi値を持つ部材のi値を「該当i値」の欄に転記し、他の部材についての当該欄は空欄としておく。
【0054】
次に、ステップS6,S7の両条件を満足する支柱部材を抽出するとともに、この例では、「該当Z値」欄と「該当i値」欄の両方に数値が設定されている部材を、Z値の小さい方から3つ求め、これらを支柱部材の候補として選定する(ステップS9)。図2のテーブル例では、「候補」の欄に、Z値の昇順に数値1,2,3をセットしている。
【0055】
ステップS10では、選択された支柱部材について仕様データテーブル61を参照し、この柱のモーメント計算に関する支柱見付面積を算出する。
【0056】
すなわち、求めた支柱について、仕様データテーブル61からその支柱の大きさを検索する。その長さはすでに決定しているので、柱見付面積Psが求められる。
Ps =w・L (15)
ここに、w:柱幅あるいは柱径、L:地盤面からメイン看板下端までの高さ
【0057】
次に、ステップS11で、看板、支柱の自重、モーメント等の外力を算出する。これまで看板のみで外力を算出していたものが、支柱が仮決定したので、この仮決定した支柱に作用する風加重、重量をそれぞれ算出(支柱と看板の和)し、この支柱の断面係数が上記Z’の範囲内であること、さらに許容応力度の範囲内であることを確認する。
支柱に対する風圧力Qwは
Qw=1.2(0.7)×0.06×√Hp ×Ps (h≦16m) (16)
Qw=1.2(0.7)×0.12×4√Hp ×Ps (h>16m) (17)
ここに、0.7, 1.2:風力係数、0.7:丸パイプ、1.2:角パイプである。また、Hp:地盤面からの支柱図芯高さすなわちL/2である。
支柱の地盤面でのモーメントは、次式により求める。
Mx = Qw×Hp (18)
【0058】
また、仕様データテーブル61より、仮決定した支柱の重量を計算する。
メイン看板単位重量は、本実施の形態では60 kg/m2とする。
サブ看板は骨組みも小さく、表面材もアクリルやシートなどなので、20 kg/m2で十分である。
よって自重は、次のように求められる。
メイン看板重量 Sp=60×S (19)
サブ看板重量 Sp1=20×S (20)
支柱重量 P =支柱単位重量×支柱長さL
このようにして、支柱および看板に対する総外力、すなわち、全ての長期(自重)、短期(風荷重)の外力が決定される。
【0059】
そこで、ステップS12では、支柱を含めた看板全体の(σb/fb)+(σc/fc)を計算し、この値が1以下であることを確認する。
【0060】
すなわち、σbについては、上記で求めた看板の曲げモーメントに、支柱の曲げモーメントを加えれば、全ての風圧力による地盤面における曲げモーメントが決定される。よって、先に求めた式(5)の断面係数Zをそのまま使用して、最終のσb=M/Zが求まる。
【0061】
また、長期応力度に関しては、
平均圧縮応力度σc=N/A(t/cm2) (21)
ここに、Nは圧縮力(t)であり上記ステップS11で求められた自重である。Aは支柱断面積(cm2)であり、決定した支柱部材について仕様データテーブルから得られる。
【0062】
細長比λは、上記式(12)で既に定まっている。このλ値に基づいて、日本建築学会で規定されたλ値とfc値とを対応づけた上記共通データテーブル60(図1)を参照することにより、対応する許容圧縮応力度fcの値を求めることができる。
【0063】
したがって、支柱を含めた看板全体の(σb/fb)+(σc/fc)が算出でき、この値が1以下であることを確認することができる。
【0064】
ステップS13では、数値1,2,3の付された3つの候補について、支柱部材のサイズの小さい順に支柱部材を表示する。すなわち、サイズ最小の候補を第1候補、次に小さい候補を第2候補、さらに次に小さい候補を第3候補として表示する。なお、ここでいう支柱部材のサイズは、丸パイプの場合にはその直径、方形パイプの場合にはその一辺の長さ、矩形およびH型鋼の場合は予め定めた一方の辺の長さである。この表示順は、図2の「候補」欄の数値の順とは必ずしも一致しない。
【0065】
図9に支柱候補の表示例を示す。この例では、主表示領域の左半分を支柱部材の候補の表示エリアとし、右半分を図面表示エリア59としている。支柱候補表示エリアには、支柱1と支柱2と先端柱の各表示エリア71,72,73を別々に用意している。支柱が1本の場合には、支柱2の表示エリア72は空白状態のままとなる。また、支柱1の表示エリアには、支柱の形状を選択できる入力欄74および柱本数を入力する入力欄75が設けられている。後述するように、一旦、支柱部材の候補が表示された後で、これらの入力欄74,75を利用して、支柱形状や本数を変更することができる。
【0066】
この例では、各柱の表示エリアには、図10に拡大して示すように、第1から第3の候補の表示欄と、これらの以外の他候補の表示欄が設けられている。前述のように、第1から第3の候補としては、図2のテーブルの「候補」の欄の1,2,3の部材がサイズの小さい順に選択されている。この例では、各候補の表示欄には、部材(メンバー)のサイズ、Z値、i値およびZ有効率(%)が表示される。Z有効率は次式で表される。
【0067】
Z有効率=(Z値/当該部材のZ値)×100(%) (22)
このZ有効率は100%に近いほど支柱の強度が必要最小限に近く、100%より小さいほど支柱の強度に余裕があることになる。逆にこのZ有効率が小さいほど、一般的に部材のコストが高くなる。したがって、Z有効率の値は、部材選定上の判断基準の一つとなりうる。
【0068】
ステップS14では、このような候補の中から、所望の支柱部材をユーザに選択させる。この選択結果は、図面表示エリア59の表示内容に反映される。
【0069】
ユーザは、この後、支柱部材の候補を変更することも可能である(ステップS15)。例えば、(σb/fb)+(σc/fc)の値がなるべく1.0に近い大きな数値(=もっと小さな柱)にしたい場合、もっと小さな数値にしたい場合、あるいは、第1〜第3候補の支柱部材が入手困難である等の場合等、他の候補の選択用のエリアをクリックして、選択する候補を変更すれば(ステップS16)、つぎのようになる。すなわち、よりZ値の大きい支柱部材を選びたい場合、ユーザの▽マークの指示により、次にZ値の大きい候補を選定することができる。そこで、処理は、ステップS15に戻る。この候補の変更は、図面表示エリア59の表示内容に反映される(ステップS15)。
【0070】
よりZ値の小さい候補を選びたい場合には、余裕係数を1.2より低減する必要がある(ステップS21)。その場合、ユーザの△マークの指示により余裕係数を当初の1.2から単位量(例えば0.05)ずつ減じていく。余裕係数の下限は1.0とする。余裕係数を低減した後、ステップS5に戻って上記処理を再度実行する。仮に、確認処理により、上記第1の条件を満たす部材が存在しなくなった場合には、有効な候補は表示されない。
【0071】
また、ユーザは柱種別(断面形状)を変更することも可能である(ステップS17)。この場合もステップS6に戻り、上記処理を繰り返す。ただし、i値は変わらないので、ステップS7の再実行は省略することができる。この変更の結果は、図面表示エリア59の表示内容に反映される(ステップS15)。
【0072】
さらに、ユーザは柱数(1本か2本つなぎか)を変更することも可能である(ステップS18)。この場合も、ステップS6に戻り、新たな柱数の各柱について上記処理を繰り返す。但し、この際にはステップS7の再実行は省略できない。この変更の結果は、図面表示エリア59の表示内容に反映される(ステップS15)
【0073】
ユーザが計算書の出力を指示したとき(ステップS19)、計算書を表示または印刷して出力する(ステップS20)。この際、単位系の変更を行う。すなわち、KgをNに変換するために、1Kg=9.8Nの変換を行う。例えば、M=2.5t・m=24.50×103N・mとする。
【0074】
計算書は、図11に示すように、主画面右半分に看板の図、左画面半分に計算結果を表示したり、図12に示すように主画面全体に計算結果を表示したりすることができる。画面に収容しきれない部分は改ページまたはスクロール等の操作により見ることができるようになっている。
【0075】
また、計算書および図面は、電子ファイルとして可搬性記録媒体に記録したりすることも可能である。
【0076】
なお、以上の説明で言及しなかったメイン看板自体の支柱である先端柱(看板内柱)の選定について簡単に説明する。上記ステップS2において、メイン看板の風荷重(Qw)が決定した時点で、先端柱についてのモーメントMが定まる。
ここに、hsはメイン看板高さである。
【0077】
これ以外は上記に同じである。即ち、Z≧M/2.4なる先端柱の断面係数Zが決定する。これに余裕係数1.2を乗じた数値以上で最小の数を仕様データテーブルより検索し、これが仮決定した柱のメンバーになる。さらにこの柱の断面二次半径iを仕様データテーブルより検索し、2hs/i≧200を確認し(看板高さを考えれば当然満足するが計算はする)、仕様データテーブルより断面積Aを検索する。先端柱が受け持つ圧縮力Nは、看板重量(先端柱も含めた重量)であり、これは上記で求められている(60kg/m2)。
【0078】
そこで、仮柱のσb =M/Z 、σc=N/A が求められる。また、(σb/fb)+(σc/fc)≦1となることを確認して、仮柱が決定柱となる。
【0079】
なお、柱脚および基礎についても、その設計および構造計算が実行されるが、本発明に直接関係しないので、ここでは記述を省略する。
【0080】
ところで、外力短期荷重として、風荷重の他、次式で表される地震荷重がある。
QE=看板自重×0.3×1.0
ここに0.3は標準せん断力係数、1.0は最大地域係数である。また、モーメントMは、
M=QE×Hとなる。
前述のようにHは地盤面から看板図芯までの距離である。
【0081】
このような地震荷重は、風荷重に比して常に十分小さい。建築基準法により、異なる短期荷重がかかる場合、大きい方を採用するという規定があるので、本実施の形態では地震荷重については内包していない。確認申請においても、上記理由により地震荷重については通常検討しない。
【0082】
また、上記説明では看板の主平面に垂直の方向(これをY方向とする)への風荷重の方が、これと直角の平面(側面)に垂直の方向(これをX方向とする)への風荷重より大きいので、看板についてはY方向のみの計算でよい。一方、支柱についてはその断面形状により異なる。断面が円柱、正方形角柱の場合にはX方向、Y方向ともに断面係数Zは同じなので問題ない。長方形角柱およびH型鋼の場合には、常にY方向に断面係数Zが大きい向きに支柱を設置する。したがって、このような支柱部材についての風荷重はX方向の方がY方向より大きくなる。この場合、支柱の断面係数ZはX方向の断面係数を参照する必要がある。また、この場合の看板面積はメイン看板およびサブ看板の全面積であるが、概略計算として、メイン看板天端から最も低いサブ看板の下端までの距離とメイン看板側面幅とを掛けて得られる面積としてもよい。
【0083】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、図示した具体的な画面やフローチャート、数値は、説明のための例示であり、本発明はこれらの細部に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された技術的範囲内で、種々の変形、変更が可能である。例えば、本発明の処理はコンピュータにおける専用のアプリケーションソフトとして説明したが、既存の表計算ソフトで実行するマクロプログラムおよびデータ等として実現することも可能である。
【0084】
また、複数の看板種別に対応できるようにしたが、上記のうちの一部にのみ対応できるものであってもよい。
【0085】
さらに、使用した単位系も上記のものと異なってもよい。例えば、KgからNへの変換を最後に行うようにしたが、当初からNを用いてもよい。
【0086】
外力の計算方法などの細部は上記と異なってもよい。例えば、平成12年6月1日より施行の改正された建築基準法および建築基準法施行令では、従来の全国一律であった速度圧を地域(設置住所)と市街化の状況毎に規定しているため、上記風圧力Qwの計算方法などが異なることになるが、本発明の基本的な概念は変わらない。
すなわち、上記式(8)(9)で説明した風荷重(風圧力)Qwは、
看板および支柱(角柱)については、
Qw=1.2×0.6EV0 2×S (t)
支柱(丸柱)については、
Qw=0.7×0.6EV0 2×S (t)
となる。ここに、
1.2:風方向に垂直な板状物についての風力係数
0.7:風方向に垂直な円筒状物についての風力係数
0.6:建築基準法施行令第87条2項による係数
E:当該看板の高さ及び風速に影響を与える周辺状況で、建設大臣が定める方法により算出した数値
V0:その地方における建築基準法施行令に定められた風速
S:看板面積または支柱見付面積
0.6EV0 2:速度圧q
である。
具体的には、上記変数Eは、看板設置位置の地表粗度区分に応じた数値および地盤面から看板図心までの高さH(5m以下、5m超10m以下、10m超20m以下に区分)によって予め定まる。また、風速V0は、その地の属する地方区分に応じて建設大臣により予め定められている。上記地表粗度区分とそれに応じた数値、および、地方区分とそれに応じた風速は、予め定められており(通産省告示 平12建告第1454号)、それぞれ、データテーブルとして用意することができる。したがって、上記改正法に基づく風荷重Qwは、前述した看板の各種情報の他に、看板設置位置の地表粗度区分および地方区分をユーザに入力またはメニュー選択させることにより、算出することができる。そのためには、この入力エリアまたはメニューエリアを図6のユーザインタフェース画面に追加すればよい。
【0087】
【発明の効果】
本発明の方法および装置によれば、専門家のみならず、専門でない者であっても、独立柱看板の、構造計算上の条件を満たした支柱部材の選定を、正確、迅速、かつ容易に行うことが可能となる。また、独立柱看板の構造計算書の作成までを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の看板支柱部材選定支援装置(または構造計算書作成装置)の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態において用いる仕様データテーブルの構成例を示す図である。
【図3】実施の形態における独立柱看板の一構成例を示す斜視図である。
【図4】実施の形態における支柱部材選定支援処理を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態におけるディスプレイ上の画面例を示す図である。
【図6】図5の画面において、ユーザがメニューバー上の「Window」メニューから「入力画面」を選択することにより表示される画面を示す図である。
【図7】図6の一部を拡大して示す図である。
【図8】図6の画面においてサブ看板の情報を入力したときの画面例を示す図である。
【図9】実施の形態における支柱候補を表示した画面例を示す図である。
【図10】図9の一部を拡大して示す図である。
【図11】実施の形態において主画面右半分に看板の図、左画面半分に計算結果を表示した画面を示す図である。
【図12】実施の形態において主画面全体に計算結果を表示した画面を示す図である。
【符号の説明】
2…キーボード、3…マウス、4…処理部、6…記憶部、8…ディスプレイ、9…プリンタ、10…可搬性記録媒体記録装置、51…メイン看板、53,55…サブ看板、54…支柱、61…仕様データテーブル、62…アプリケーションプログラム。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to selection support for a sign post member having an independent pillar and creation of a structural calculation document thereof using a computer device.
[0002]
[Prior art]
In order to install a signboard with an independent pillar of a predetermined height or more outdoors, it is required to perform a predetermined structural calculation and submit a confirmation application with the calculation attached to a predetermined administrative body. Often.
[0003]
This structural calculation can be performed only after various specifications of the signboard and the column member to be used are determined. Due to the nature of the signboard itself, its shape and size can be determined relatively easily from the request of the customer who installs the signboard. It is not possible to decide immediately because it is necessary for the specialists in the field to perform structural calculations and select strut members with specifications that meet the required standard conditions. In this specification, the “specification” of a member is a parameter related to structural calculation such as shape, size, unit weight, etc., as will be described later, and does not include material or color.
[0004]
Conventionally, selection of support members to be used for such signboards has been requested by experts, and experts select support members that satisfy the necessary structural requirements for the given signboard specifications based on their own experience. Then, a procedure is taken in which it is confirmed by structural calculation that the column member satisfies the condition.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the selection of the above-mentioned support members, it is desirable to select the member specifications desired by the customer or the contractor from a plurality of choices from the viewpoint of economy or the construction circumstances, etc., while satisfying the safety conditions. There is a case. In that case, there is a problem that structural calculation must be performed again every time the member specification is changed, which is difficult for an amateur and troublesome for an expert.
[0006]
The present invention has been made in such a background, and the object thereof is to select not only an expert but also a non-specialist, for example, a pillar member that satisfies the structural calculation conditions of an independent pillar signboard. It is an object of the present invention to provide a sign post member selection support program and program recording medium, and a sign post member selection support method and apparatus that assist a customer, a seller, a contractor, etc. to perform accurately, quickly and easily.
[0007]
Another object of the present invention is to provide a bill support member selection support program and program recording medium, and a bill support member selection capable of accurately, quickly and easily creating a structure calculation sheet for an independent pillar sign. To provide a support method and apparatus.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the present invention supports the selection of a pillar member of an independent pillar signboard according to the present invention.To run the computer to doThe signboard post member selection support program includes at least an input receiving step for receiving data on the signboard size, the height from the ground surface, and the length of the post, an external force calculating step for calculating an external force acting on the signboard, Using the calculated external force, with respect to the first structural calculation condition regarding the allowable bending stress degree and the allowable compressive stress degree of the column member, a necessary minimum section modulus Z that satisfies the first condition is estimated. An estimation step, and a calculation step for obtaining a minimum necessary cross-sectional secondary radius i that satisfies the second structural calculation condition regarding the slenderness ratio of the support member based on the data of the size of the signboard and the length of the support member; , Referring to the specification data table storing the specification data for each column member of different specifications, the section coefficient Z greater than the necessary minimum Z value and greater than the necessary minimum i value The step of extracting the strut members having the surface secondary radius i at the same time and selecting a plurality of candidates among the extracted strut members according to a predetermined standard, and the specification data table for each of these selected candidates And confirming that each selected strut member meets the first condition after recalculating the total external force on the strut member and the signboard with reference to a common data table common to each strut member A candidate output step for displaying on the display at least a screen for inputting the data and a screen for displaying the plurality of selected candidates, and selecting a desired candidate from at least the plurality of candidates. A user selection step for the user to select, and a structural calculation sheet is output for the selected column and the signboard. And power stepLet computer runIt is characterized by that. The predetermined reference is, for example, the ascending order of the Z value. However, the order of displaying on the display is not limited to this order.
[0009]
More specifically, the first condition is (σb / fb) + (σc / fc) ≦ 1.0,
Where σb: compression side bending stress (t / cm2)
fb: Allowable bending stress (t / cm2)
σc: Average compressive stress (t / cm2)
fc: Allowable compressive stress (t / cm2)
In the estimation step, (σc / fc) is regarded as 0,
(Σb / fb) ≦ 1.0
Is the first condition,
σb = M / Z
M: Moment on the ground surface of the signboard (t · m)
The required minimum section modulus Z is obtained based on the calculated value of M and the known fb value, and the value obtained by multiplying the obtained section modulus Z by a predetermined coefficient (greater than 1) Used for referring to the specification data table, in the confirmation step, the allowable compressive stress degree fc is obtained based on the slenderness ratio, σc is calculated based on the specific specification information of each of the selected strut members, and The official σb is calculated by recalculating the total external force applied to the signboard and the column member, and it is confirmed that the above (σb / fb) + (σc / fc) ≦ 1.0 holds.
[0010]
According to the present invention, it is possible to automatically select a strut member candidate by estimating the minimum required section modulus Z that meets the first condition based on the input data. Further, when this candidate is selected, a normal structure calculation is performed based on the determined specification data, and it can be confirmed that the selection of the candidate satisfies the reference condition for the structure calculation. Therefore, it becomes possible to computerize the selection of the strut member, and even if the candidate is changed, the cross-sectional shape of the strut or the number of the struts is changed, the necessary structural calculation is immediately performed again, and the member The effectiveness can be confirmed. In addition, the structural calculation sheet can be displayed and printed out.
[0011]
The signboard post member selection support apparatus according to the present invention as an apparatus for executing the above method is a support apparatus for selecting a post member of an independent pillar signboard, and stores the specification data for each post member having a different specification. A specification data table, a common data table storing data common to the respective strut members, an input means for receiving data of at least the size of the signboard, the height from the ground surface, and the length of the strut, and the signboard The applied external force is calculated, and using the calculated external force, the minimum necessary to satisfy the first condition with respect to the first structural calculation condition regarding the allowable bending stress degree and the allowable compressive stress degree of the column member. It is necessary to satisfy the second condition in the structural calculation regarding the slenderness ratio of the column member based on the estimation means for estimating the section modulus Z of the column and the data of the size of the signboard and the length of the column member With reference to the calculation means for obtaining a small sectional secondary radius i and the specification data table, the sectional modulus Z equal to or larger than the necessary minimum Z value and the sectional secondary radius i equal to or larger than the necessary minimum i value are simultaneously provided. The column member is extracted, and a selection means for selecting a plurality of candidates according to a predetermined standard among the extracted column members, and the selected column member is referred to the specification data table and the common data table. , After recalculating the total external force on the column member and the signboard, confirmation means for confirming the establishment of the first condition, at least a screen for inputting the data, and the plurality of selected candidatesFrom the displayed candidates.Output means for displaying on a display a screen for displaying a drawing of a candidate selected by the user, and output means for outputting a structural calculation sheet for a candidate selected by the user from at least the plurality of candidates. It is characterized by that.
[0012]
Moreover, this invention can also be grasped | ascertained also as a recording medium which recorded the computer program for performing the signboard post | mailbox member selection assistance method. The recording medium also stores data constituting the specification data table together with the computer program. Such a recording medium includes not only a portable recording medium such as an FD, a CD-ROM, an MD, and an MO, but also a fixed storage device such as a hard disk device.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0014]
In FIG. 1, the structure of the signboard post | mailbox member selection assistance apparatus (or structural calculation document preparation apparatus) of this invention is shown. This apparatus includes a
[0015]
The configuration shown in FIG. 1 is substantially obtained by installing application software for realizing the processing of the present invention in a personal computer (PC). Alternatively, it can be configured as a dedicated device.
[0016]
FIG. 2 shows a configuration example of the specification data table 61. This is an example of specification data for a column member as a square prism. Indispensable items (columns) of the specification data include a section modulus Z, a side length X × Y, a thickness t, a unit weight, a sectional area A, and a sectional secondary radius i. Each item of “candidate”, “corresponding Z value”, and “corresponding i value” is a column used in candidate determination processing to be described later, and is not necessarily an item required as a specification data table. The data (rows) of the respective strut members are sorted based on the value of the section modulus Z, and in this example, they are arranged in ascending order of the Z value.
[0017]
FIG. 3 is a perspective view showing one configuration example of the independent pillar signboard in the present embodiment. The signboard 51 (main signboard) is supported by an
[0018]
Hereinafter, referring to the example of the screen displayed on the
[0019]
First, a screen as shown in FIG. 5 is displayed on the display 8 (step S1). The vertically long area at the left end of the screen in FIG. 5 includes a signboard
[0020]
In this specification, the term “signboard” indicates a portion such as the
[0021]
There are one pillar (one, two connecting) type (center support), two-post type, one sleeve (one, two connecting) type, field construction, etc. In the signboard
[0022]
The storage
[0023]
In this screen, when the user selects “input screen” from “Window” on the menu bar, the screen in FIG. 6 is displayed. This screen shows only a part of the actual display screen. In this screen, an
[0024]
Specifically, as shown in an enlarged view in FIG. 7, for the main signboard, the shape (ellipse or rectangle) of the main signboard
[0025]
For the struts, the number of struts (one or two connecting) and the cross-sectional shape are selected in the strut
[0026]
For the sub-signboard, in the sub-signboard
[0027]
Although not shown, when a two-poster type signboard is selected, an input field for inputting the distance between the pillars is displayed. In this case, the external force is only ½ per column in the structural calculation regarding the column.
[0028]
The signboards and posts having such determined specifications are displayed in the
[0029]
When such input is completed, as shown in FIG. 8, in the
[0030]
When the shape / size of the main signboard, the length of the support sign, and the size and position of the sub signboard are determined in this way, provisional structural calculation can be executed before determining specific members of the support sign. Originally, an accurate structural calculation cannot be performed unless a specific member of the support is determined. However, in the present invention, a coefficient (the present specification) that multiplies the section modulus (Z) of the support from the concept described below. This problem is solved by introducing a margin coefficient).
[0031]
Here, a basic method for supporting the support member selection in the present invention by computer processing will be described.
[0032]
Although both compression and bending act on the support member, it is required to satisfy the following equation.
[0033]
(Σb / fb) + (σc / fc) ≦ 1.0 (1)
Where σb: compression side bending stress (t / cm2)
fb: Allowable bending stress (t / cm2)
σc: Average compressive stress (t / cm2)
fc: Allowable compressive stress (t / cm2)
It is. This expression (1) means that the compression side bending stress level does not exceed the allowable bending stress level and the average compressive stress level does not exceed the allowable compressive stress level.
[0034]
Of the four variables of the above formula (1), if the steel material used as the support is determined, the allowable bending stress degree fb is uniquely determined. For example, when the strut member that is normally used is SS400, STK400, SM400, etc. having a thickness t = 40 mm or less, the reference value F for determining the allowable stress is F = 2.4 ( t / cm2). Furthermore, the long-term allowable bending stress level is determined by the “Architectural Design Standards” of the Architectural Institute of Japan.
fb = F / 1.5
It is stipulated. Therefore,
fb = 2.4 / 1.5 = 1.6 (t / cm2(Long term)
Is determined. When the support member is a steel frame, the external force and wind load are short-term loads, and are defined as 1.5 times the long-term load as in the following equation.
fb = 1.6 × 1.5 = 2.4 (t / cm2(Short-term) (2)
However, the other three variables cannot be determined unless all the various sizes and weights of the members are determined.
[0035]
By the way, with regard to the independent pillar signboard, the area of the supporting column is considerably smaller than the signboard area, and (σc / fc) is a numerical value close to 0 (for example, about 0.01 as will be described later). There is a special circumstance that it is. Therefore, when (σc / fc) is regarded as 0, the above equation (1) becomes as follows.
(Σb / fb) ≦ 1.0 (3)
[0036]
However, as will be described later, the section coefficient Z is multiplied by a predetermined margin coefficient (a real number greater than 1). This ensures that the value of (σb / fb) + (σc / fc) is smaller than 1 even if (σc / fc) is regarded as 0.
[0037]
From the above equation (3), the following equation is obtained.
σb ≦ fb
[0038]
From this equation and the above equation (2),
σb ≦ 2.4 (t / cm2(4)
It becomes. on the other hand,
σb = M / Z (5)
It can be expressed. here,
M: Moment on the ground surface of the signboard (t · m)
Z: Section modulus of the desired column (cmThree)
Therefore,
σb = M / Z ≦ 2.4 (t / cm2(6)
If this equation is rewritten, it becomes as follows.
Z ≧ M / 2.4 (7)
[0039]
It is assumed that the column member having the section modulus Z that satisfies the condition of Expression (7) almost satisfies the condition of Expression (1). Therefore, the necessary minimum Z value is obtained (step S4).
[0040]
In order to calculate the Z value of equation (7), the moment M must be known. This moment M can be calculated from the wind load on the sign as follows, if the size (area) of the sign and the height from the ground surface to the sign center of the sign are known as follows (step S3).
[0041]
Wind load (wind pressure) Qw is
Qw = Cf × q × S (t)
It is represented by Where Cf is the wind force coefficient, q is the speed pressure (t / m2), S is an area. The speed pressure changes according to the height h of the signboard, and the wind weight Qw is determined as follows.
Qw = 1.2 × 0.06 × √H × S (when h ≦ 16m) (8)
Qw = 1.2 × 0.12 ×Four√H x S (when h> 16m) (9)
Here, 1.2 is a wind force coefficient for a plate-like object perpendicular to the wind direction, and 0.06 × √H and 0.12 ×Four√H is the velocity pressure, H is the height of the graphic center of the sign, and S is the area of the sign.
[0042]
The moment M on the ground surface is expressed by the following equation.
M = Qw × H (10)
[0043]
From this equation, a specific value of the moment M is obtained. Therefore, the Z value is obtained from the equation (7).
However, if there are sub-signs, it is necessary to consider the moment to them. Therefore, consider the following specific example. The case where the height of the top edge is 16m or less, the main signboard area S, the distance H from the main signboard center to the ground surface, and two subsignboards on the right side and one on the left side will be described.
[0044]
First, the short-term load (wind pressure) is examined.
In the sub-signboard on the right side, S1 and S2 are set in descending order from the ground surface, and S3 is on the left side. Also, if each sign area is s1, s2, s3, and the height from the ground surface to the center of the figure is H1, H2, H3, each wind pressure is as follows.
Qw = 1.2 × 0.06 × √H × S
Qw1 = 1.2 × 0.06 × √H1 × s1
Qw2 = 1.2 × 0.06 × √H2 × s2
Qw3 = 1.2 × 0.06 × √H3 × s3
Therefore, the moment of each signboard on the ground surface can be expressed as follows.
M = Qw × H
M1 = Qw1 × H1
M2 = Qw2 × H2
M3 = Qw3 × H3
Therefore, the total moment is as follows.
ΣM = M + M1 + M2 + M3
[0045]
Next, the torsion moment with respect to the support | pillar in the subsignboard by a wind load is calculated | required.
If the distance from the column surface to the center of the figure is a, b, c, the moments are as follows.
Mp1 = Qw1 × a
Mp2 = Qw2 × b
Mp3 = Qw3 × c
Therefore, the torsion moment Mp with respect to the sub-sign post is calculated as follows.
ΣMp = Mp1 + Mp2-Mp3
The sum of the required moments is as follows.
Mx = ΣM + ΣMp
[0046]
Next, the moment for the column due to the weight of the signboard is examined.
Assuming that the weights of the sub-signs S1, S2, and S3 are sg1, sg2, and sg3, the moments in the support by the signboard cantilever are as follows.
Mg1 = sg1 × a
Mg2 = sg2 × b
Mg3 = sg3 × c
ΣMg = Mg1 + Mg2-Mg3
[0047]
Thus, the total moment Mx on the ground surface is expressed by the following equation.
Mx = √ {(ΣM)2+ (ΣMg)2} + ΣMp
[0048]
The torsional moment Mp and moment Mg applied to the column are actually the distance from the column core to the sub-signboard graphic core, but since the column member is not determined at this time, the distance from the column surface to the sub-signboard graphic core Become. There is no particular problem because the distance from the support column to the support surface is sufficiently smaller than the distance from the support surface to the sub signboard display.
As a matter of course, when the column member is determined, it is recalculated as a formal calculation formula A = (distance from the column diagram core to the column surface + a, b, c), and a formal structure calculation is performed.
[0049]
In the present embodiment, when the strut member is provisionally determined based on the section modulus Z, only the wind load applied to the sign as external force is considered. Actually, the sum of the external force and the bending moment resulting from it is necessary to consider not only the sign but also the wind load on the column. However, until the support member is provisionally determined, the specification of the support member is not determined and the wind load on the support is not required. Therefore, Z greater than the section modulus Z is used. For this purpose, the section coefficient Z is multiplied by a predetermined margin coefficient (a real number greater than 1). For the sake of safety, a margin coefficient is further multiplied to the minimum Z value satisfying Expression (7) (step S5).
Z ′ = margin coefficient × Z (11)
This margin coefficient is initially set to 1.2 in the present embodiment. Thereby, the value of the left side of the above formula (1) falls within about 0.8 to 0.9. A member having a Z value larger than the Z 'value is searched from the specification data table (step S6). In the specification data table 61 shown in FIG. 2, the Z value is transcribed in the “corresponding Z value” column for the corresponding member, and the “corresponding Z value” column is blank for the non-applicable member.
[0050]
As described above, a candidate group of support members that satisfy a predetermined condition (first condition) is extracted from the viewpoint of the section modulus. However, the support of the signboard is a so-called long pillar, and buckling occurs due to compression. Therefore, the post member to be calculated needs to satisfy a predetermined condition (second condition) regarding the slenderness ratio λ. The slenderness ratio λ is expressed by the following equation.
[0051]
λ = Lk / i (12)
Here, Lk is a buckling length (cm), and Lk = 2L when the one end is free and the other end is fixed. i is the secondary radius (cm) of the section about the buckling axis. L is the material length. The material length in the column is not the length of the column itself but the length including the signboard height hs. Therefore, in the case of connecting two, the buckling length Lk of the column 2 (lower column) is
L = (post 2 length +
In the compressed material, the slenderness ratio of the column material is defined as 200 or less. Therefore,
λ = Lk / i ≦ 200 (13)
When this equation is transformed, the following equation is obtained.
i ≧ Lk / 200 (14)
[0052]
Therefore, if the length of the column and the height of the signboard are known, the value of the sectional secondary radius i can be obtained from the equation (14) (step S7). Although the specific members of the column are not determined, the length of the column and the height of the signboard are determined by the user input in step S2. Therefore, the minimum necessary sectional secondary radius i is obtained.
[0053]
A column member having an i value larger than the obtained i value is searched from the specification data table 61 (step S8). In the example shown in FIG. 2, the i value of the member having the i value corresponding to the condition of the expression (14) is transferred to the “corresponding i value” column, and the corresponding column for other members is left blank.
[0054]
Next, a strut member that satisfies both the conditions of steps S6 and S7 is extracted, and in this example, a member whose numerical value is set in both the “applicable Z value” field and the “applicable i value” field, Three are obtained from the smaller values, and these are selected as the strut member candidates (step S9). In the table example of FIG. 2,
[0055]
In step S10, the specification data table 61 is referred to for the selected strut member, and the strut finding area regarding the moment calculation of the pillar is calculated.
[0056]
That is, for the obtained support column, the size of the support column is searched from the specification data table 61. Since the length has already been determined, the column finding area Ps is obtained.
Ps = w · L (15)
Where w: column width or column diameter, L: height from the ground surface to the bottom of the main signboard
[0057]
Next, in step S11, external forces such as the weight of the signboard and the column, and the moment are calculated. The external force was calculated only with the signboard so far, but the column was tentatively determined. The wind load and weight acting on this tentatively determined column were calculated (the sum of the column and the signboard), and the section modulus of this column Is within the range of Z ′ and further within the range of allowable stress.
The wind pressure Qw on the column is
Qw = 1.2 (0.7) × 0.06 × √Hp × Ps (h ≦ 16m) (16)
Qw = 1.2 (0.7) × 0.12 ×Four√Hp x Ps (h> 16m) (17)
Here, 0.7, 1.2: wind force coefficient, 0.7: round pipe, 1.2: square pipe. Further, Hp: the height of the support column from the ground surface, that is, L / 2.
The moment on the ground surface of the column is obtained by the following formula.
Mx = Qw x Hp (18)
[0058]
In addition, the weight of the support column that is provisionally determined is calculated from the specification data table 61.
The main signboard unit weight is 60 kg / m in this embodiment.2And
The sub-signboard has a small frame and the surface material is acrylic or sheet, so 20 kg / m2Is enough.
Therefore, the dead weight is calculated as follows.
Main signboard weight Sp = 60 × S (19)
Sub sign weight Sp1 = 20 × S (20)
Prop weight P = Prop unit weight x Prop length L
In this way, the total external force on the column and the signboard, that is, all long-term (self-weight) and short-term (wind load) external forces are determined.
[0059]
Therefore, in step S12, (σb / fb) + (σc / fc) of the entire signboard including the support column is calculated, and it is confirmed that this value is 1 or less.
[0060]
That is, as for σb, if the bending moment of the column is added to the bending moment of the signboard obtained above, the bending moment on the ground surface due to all wind pressures is determined. Therefore, the final σb = M / Z is obtained by using the section coefficient Z of the equation (5) obtained as it is.
[0061]
For long-term stress,
Average compressive stress σc = N / A (t / cm2) (twenty one)
Here, N is the compression force (t), and is the own weight determined in step S11. A is the cross-sectional area of the column (cm2It is obtained from the specification data table for the determined strut member.
[0062]
The slenderness ratio λ is already determined by the above equation (12). Based on this λ value, by referring to the common data table 60 (FIG. 1) in which the λ value and the fc value defined by the Architectural Institute of Japan are associated, the corresponding allowable compressive stress degree fc is obtained. be able to.
[0063]
Therefore, (σb / fb) + (σc / fc) of the entire signboard including the support can be calculated, and it can be confirmed that this value is 1 or less.
[0064]
In step S13, the strut members are displayed in order of increasing size of the strut members for the three candidates with
[0065]
FIG. 9 shows a display example of prop candidates. In this example, the left half of the main display area is a display area for candidate strut members, and the right half is a
[0066]
In this example, in the display area of each column, as shown in an enlarged view in FIG. 10, display fields for the first to third candidates and display fields for other candidates other than these are provided. As described above, as the first to third candidates, the
[0067]
Z effective rate = (Z value / Z value of the member) × 100 (%) (22)
The closer the Z effective rate is to 100%, the closer the strength of the support is to the minimum necessary, and the smaller the Z effective rate is, the more effective the strength of the support is. Conversely, the smaller the Z effective rate, the higher the cost of the member. Therefore, the value of the Z effective rate can be one of the criteria for selecting a member.
[0068]
In step S14, the user is made to select a desired strut member from such candidates. This selection result is reflected in the display content of the
[0069]
Thereafter, the user can also change the strut member candidates (step S15). For example, if the value of (σb / fb) + (σc / fc) is to be as large as possible (= smaller column), if it is desired to be smaller, or the first to third candidates If the support member is difficult to obtain, etc., and if the candidate to be selected is changed by clicking on another candidate selection area (step S16), the following occurs. That is, when it is desired to select a support member having a larger Z value, a candidate having the next largest Z value can be selected by the user's instruction for the ▽ mark. Therefore, the process returns to step S15. This candidate change is reflected in the display content of the drawing display area 59 (step S15).
[0070]
When it is desired to select a candidate having a smaller Z value, the margin coefficient needs to be reduced from 1.2 (step S21). In this case, the margin coefficient is reduced by a unit amount (for example, 0.05) from the initial 1.2 according to the user's Δ mark instruction. The lower limit of the margin coefficient is 1.0. After reducing the margin coefficient, the process returns to step S5 and the above process is executed again. If no member that satisfies the first condition exists due to the confirmation process, a valid candidate is not displayed.
[0071]
The user can also change the column type (cross-sectional shape) (step S17). In this case, the process returns to step S6 and the above process is repeated. However, since the i value does not change, the re-execution of step S7 can be omitted. The result of this change is reflected in the display content of the drawing display area 59 (step S15).
[0072]
Further, the user can change the number of columns (one or two) (step S18). Also in this case, the process returns to step S6, and the above-described processing is repeated for each column having a new number of columns. However, in this case, re-execution of step S7 cannot be omitted. The result of this change is reflected in the display content of the drawing display area 59 (step S15).
[0073]
When the user instructs to output the calculation form (step S19), the calculation form is displayed or printed and output (step S20). At this time, the unit system is changed. That is, in order to convert Kg to N, conversion of 1 Kg = 9.8 N is performed. For example, M = 2.5 t · m = 24.50 × 10ThreeN · m.
[0074]
As shown in FIG. 11, the calculation sheet may display a figure of a sign on the right half of the main screen and a calculation result on the left half of the main screen, or may display a calculation result on the entire main screen as shown in FIG. it can. A portion that cannot be accommodated on the screen can be viewed by an operation such as page break or scroll.
[0075]
In addition, the calculation document and the drawing can be recorded on a portable recording medium as an electronic file.
[0076]
In addition, selection of the tip pillar (poster in a signboard) which is a pillar of the main signboard itself which was not mentioned in the above description is demonstrated easily. In step S2, when the wind load (Qw) of the main signboard is determined, the moment M about the tip column is determined.
Here, hs is the height of the main signboard.
[0077]
The rest is the same as above. That is, the section modulus Z of the tip column that satisfies Z ≧ M / 2.4 is determined. The minimum number greater than or equal to a value obtained by multiplying this by a margin factor of 1.2 is retrieved from the specification data table, and this becomes a provisionally determined pillar member. Further, the secondary cross section radius i of this column is searched from the specification data table, and 2hs / i ≧ 200 is confirmed (it is satisfactory if the signboard height is considered, but it is calculated), and the cross sectional area A is searched from the specification data table. To do. The compressive force N which the tip column bears is the weight of the signboard (weight including the tip column), which is obtained above (60 kg / m2).
[0078]
Therefore, σb = M / Z and σc = N / A of the temporary column are obtained. In addition, after confirming that (σb / fb) + (σc / fc) ≦ 1, the temporary column becomes the decision column.
[0079]
The design and structural calculation of the column base and foundation are also executed, but since they are not directly related to the present invention, description thereof is omitted here.
[0080]
By the way, as an external force short-term load, there is an earthquake load represented by the following formula in addition to a wind load.
QE = Signboard weight × 0.3 × 1.0
Here, 0.3 is the standard shear force coefficient, and 1.0 is the maximum area coefficient. The moment M is
M = QE × H.
As described above, H is the distance from the ground surface to the signboard picture core.
[0081]
Such seismic loads are always sufficiently smaller than wind loads. According to the Building Standards Law, when different short-term loads are applied, there is a provision that the larger one is adopted. Therefore, this embodiment does not include seismic loads. Even in confirmation applications, seismic loads are usually not considered for the above reasons.
[0082]
Also, in the above description, the wind load in the direction perpendicular to the main plane of the signboard (this is the Y direction) is in the direction perpendicular to the plane (side surface) perpendicular to this (this is the X direction). Since the wind load is larger than that of the signboard, only the Y direction may be calculated for the signboard. On the other hand, the column differs depending on its cross-sectional shape. When the cross section is a cylinder or square prism, there is no problem because the cross section coefficient Z is the same in both the X and Y directions. In the case of rectangular prisms and H-shaped steel, the support columns are always installed in the Y direction in the direction where the section modulus Z is large. Therefore, the wind load on such a column member is larger in the X direction than in the Y direction. In this case, the section modulus Z of the support column needs to refer to the section coefficient in the X direction. In addition, the signboard area in this case is the total area of the main signboard and sub-signboard, but as an approximate calculation, the area obtained by multiplying the distance from the top of the main signboard to the lower end of the lowest sub-signboard and the side width of the main signboard It is good.
[0083]
The preferred embodiments of the present invention have been described above, but the specific screens, flowcharts, and numerical values shown in the drawings are illustrative examples, and the present invention is not limited to these details, and claims are made. Various modifications and changes can be made within the technical scope described in the above. For example, although the processing of the present invention has been described as dedicated application software in a computer, it can also be realized as macro programs and data executed by existing spreadsheet software.
[0084]
Moreover, although it enabled it to respond | correspond to several signboard types, it may respond | correspond only to some of the above.
[0085]
Furthermore, the unit system used may be different from the above. For example, the conversion from Kg to N is performed last, but N may be used from the beginning.
[0086]
Details such as the calculation method of the external force may be different from the above. For example, the revised Building Standards Act and Building Standards Law Enforcement Order, which came into effect on June 1, 2000, stipulates the speed pressure, which was the same nationwide, for each region (installation address) and urbanization situation. Therefore, the calculation method of the wind pressure Qw is different, but the basic concept of the present invention is not changed.
That is, the wind load (wind pressure) Qw described in the above equations (8) and (9) is
For signs and pillars (square pillars)
Qw = 1.2 × 0.6EV0 2× S (t)
For the column (round pillar),
Qw = 0.7 × 0.6EV0 2× S (t)
It becomes. here,
1.2: Wind force coefficient for a plate-like object perpendicular to the wind direction
0.7: Wind coefficient for cylinders perpendicular to the wind direction
0.6: Coefficient according to Article 87,
E: A numerical value calculated by the method stipulated by the Minister of Construction in the surrounding situation that affects the height and wind speed of the signboard
V0: Wind speeds stipulated in the Building Standards Law Enforcement Ordinance
S: Signboard area or support area
0.6EV0 2: Speed pressure q
It is.
Specifically, the variable E is a numerical value according to the surface roughness classification of the signboard installation position and the height H from the ground surface to the signboard centroid (categorized as 5 m or less, 5 m to 10 m or less, 10 m to 20 m or less) Is determined in advance. Wind speed V0Is pre-determined by the Minister of Construction according to the local division to which the site belongs. The above-mentioned surface roughness classification and the numerical value corresponding thereto, and the local classification and the wind speed corresponding thereto are determined in advance (Ministry of International Trade and Industry Notification No. 12 No. 1454), and can be prepared as a data table. Therefore, the wind load Qw based on the revised law can be calculated by allowing the user to input or select a menu of the surface roughness classification and the regional classification of the signboard installation position in addition to the various information of the signboard described above. For this purpose, this input area or menu area may be added to the user interface screen of FIG.
[0087]
【The invention's effect】
According to the method and apparatus of the present invention, it is possible to accurately, quickly, and easily select a pillar member satisfying the structural calculation conditions of an independent pillar signboard, not only by an expert but also by a person who is not a specialist. Can be done. In addition, it is possible to create a structure calculation sheet for independent pillar signs.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a signboard post member selection support apparatus (or structural calculation document creation apparatus) according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration example of a specification data table used in the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing a configuration example of an independent pillar signboard in the embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing a support member selection support process in the embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing an example of a screen on a display in the embodiment.
6 is a diagram showing a screen displayed when the user selects an “input screen” from the “Window” menu on the menu bar on the screen of FIG. 5. FIG.
7 is an enlarged view of a part of FIG. 6;
8 is a diagram showing an example of a screen when sub-signboard information is input on the screen of FIG. 6. FIG.
FIG. 9 is a diagram showing an example of a screen displaying prop candidates in the embodiment.
10 is an enlarged view of a part of FIG. 9;
FIG. 11 is a diagram showing a signboard on the right half of the main screen and a screen displaying calculation results on the left screen half in the embodiment.
FIG. 12 is a diagram showing a screen displaying calculation results on the entire main screen in the embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (13)
少なくとも看板のサイズ、地盤面からの高さ、および支柱の長さのデータの入力を受ける入力受付ステップと、
前記看板に作用する外力を計算する外力計算ステップと、
計算された外力を用いて、支柱部材の許容曲げ応力度および許容圧縮応力度に関する構造計算上の第1の条件に対して、この第1の条件に合致する必要最小の断面係数Zを推定する推定ステップと、
前記看板のサイズおよび支柱部材の長さのデータに基づいて、支柱部材の細長比に関する構造計算上の第2の条件に合致する必要最小の断面二次半径iを求める算出ステップと、
異なる仕様の支柱部材毎にその仕様データを格納した仕様データテーブルを参照して、前記必要最小のZ値以上の断面係数Zおよび前記必要最小のi値以上の断面二次半径iを同時に有する支柱部材を抽出するとともに、これら抽出された支柱部材のうち所定の基準にしたがって複数の候補を選定する選定ステップと、
これらの選定された各候補について前記仕様データテーブルおよび各支柱部材に共通の共通データテーブルを参照して、当該支柱部材および看板に対する総外力を再計算した後、前記選定された各支柱部材が前記第1の条件に合致することを確認する確認ステップと、
少なくとも、前記データの入力のための画面および前記選定された複数の候補の表示のための画面をディスプレイ上に表示する候補出力ステップと、
少なくとも前記複数の候補のなかから所望の候補をユーザに選択させるユーザ選択ステップと、
この選択された支柱および前記看板について、構造計算書を出力する出力ステップと、
をコンピュータに実行させるための看板支柱部材選定支援プログラム。 A sign post member selection support program to be executed by a computer in order to perform support for selecting a post member of an independent pillar sign,
An input receiving step for receiving at least data of the size of the signboard, the height from the ground surface, and the length of the column; and
An external force calculating step for calculating an external force acting on the signboard;
Using the calculated external force, with respect to the first structural calculation condition regarding the allowable bending stress degree and the allowable compressive stress degree of the column member, a necessary minimum section modulus Z that satisfies the first condition is estimated. An estimation step;
A calculation step for obtaining a minimum necessary cross-sectional secondary radius i that satisfies the second structural calculation condition regarding the slenderness ratio of the support member based on the size of the signboard and the length of the support member;
Referencing a specification data table storing the specification data for each column member having a different specification, a column having a section modulus Z equal to or greater than the necessary minimum Z value and a sectional secondary radius i equal to or greater than the necessary minimum i value at the same time A selection step of extracting a member and selecting a plurality of candidates according to a predetermined standard among the extracted strut members,
For each of these selected candidates, referring to the specification data table and the common data table common to each column member, and recalculating the total external force for the column member and the signboard, each selected column member is A confirmation step for confirming that the first condition is satisfied;
A candidate output step for displaying on the display at least a screen for inputting the data and a screen for displaying the plurality of selected candidates;
A user selection step for allowing a user to select a desired candidate from at least the plurality of candidates;
An output step for outputting a structural calculation sheet for the selected column and the signboard;
A sign post member selection support program for causing a computer to execute the program.
ここに、σb:圧縮側曲げ応力度(t/cm2)
fb:許容曲げ応力度(t/cm2)
σc:平均圧縮応力度(t/cm2)
fc:許容圧縮応力度(t/cm2)
であり、前記推定ステップでは、(σc/fc)を0とみなして、
(σb/fb)≦1.0
を前記第1の条件と仮定し、
σb=M/Z
M:看板の地盤面におけるモーメント(t・m)
の規定から、Mの計算値および既知のfb値に基づいて必要最小断面係数Zを求め、
この求められた断面係数Zに予め定めた係数(1より大)を乗じて得られた値を前記仕様データテーブルの参照に用い、
前記確認ステップでは、細長比に基づいて上記許容圧縮応力度fcを求めるとともに、前記選定された各支柱部材の具体的仕様情報に基づいてσcを算出し、かつ、前記看板と当該支柱部材に対する総外力の再計算により正式のσbを算出し、上記(σb/fb)+(σc/fc)≦1.0 が成り立つことを確認する
ことを特徴とする請求項1記載の看板支柱部材選定支援プログラム。The first condition is (σb / fb) + (σc / fc) ≦ 1.0,
Where σb: degree of compressive bending stress (t / cm 2 )
fb: Allowable bending stress (t / cm 2 )
σc: Average compressive stress (t / cm 2 )
fc: Allowable compressive stress (t / cm 2 )
In the estimation step, (σc / fc) is regarded as 0,
(Σb / fb) ≦ 1.0
Is the first condition,
σb = M / Z
M: Moment on the ground surface of the signboard (t · m)
The required minimum section modulus Z is determined based on the calculated value of M and the known fb value from
A value obtained by multiplying the determined section modulus Z by a predetermined coefficient (greater than 1) is used for referring to the specification data table,
In the confirmation step, the allowable compressive stress fc is calculated based on the slenderness ratio, σc is calculated based on the specific specification information of each selected strut member, and the total for the signboard and the strut member is calculated. The signboard post member selection support program according to claim 1, wherein a formal σb is calculated by recalculating external force and it is confirmed that the above (σb / fb) + (σc / fc) ≦ 1.0 is satisfied. .
少なくとも看板のサイズ、地盤面からの高さ、および支柱の長さのデータの入力を受ける入力受付ステップと、
前記看板に作用する外力を計算する外力計算ステップと、
計算された外力を用いて、支柱部材の許容曲げ応力度および許容圧縮応力度に関する構造計算上の第1の条件に対して、この第1の条件に合致する必要最小の断面係数Zを推定する推定ステップと、
前記看板のサイズおよび支柱部材の長さのデータに基づいて、支柱部材の細長比に関する構造計算上の第2の条件に合致する必要最小の断面二次半径iを求める算出ステップと、
異なる仕様の支柱部材毎にその仕様データを格納した仕様データテーブルを参照して、前記必要最小のZ値以上の断面係数Zおよび前記必要最小のi値以上の断面二次半径iを同時に有する支柱部材を抽出するとともに、これら抽出された支柱部材のうち所定の基準にしたがって複数の候補を選定する選定ステップと、
これらの選定された各候補について前記仕様データテーブルおよび各支柱部材に共通の共通データテーブルを参照して、当該支柱部材および看板に対する総外力を再計算した後、前記選定された各支柱部材が前記第1の条件に合致することを確認する確認ステップと、
少なくとも、前記データの入力のための画面および前記選定された複数の候補の表示のための画面をディスプレイ上に表示する候補出力ステップと、
少なくとも前記複数の候補のなかから所望の候補をユーザに選択させるユーザ選択ステップと、
この選択された支柱および前記看板について、構造計算書を出力する出力ステップと、
を備えたことを特徴とする看板支柱部材選定支援方法。A support method for selecting a pillar member of an independent pillar signboard,
An input receiving step for receiving at least data of the size of the signboard, the height from the ground surface, and the length of the column; and
An external force calculating step for calculating an external force acting on the signboard;
Using the calculated external force, with respect to the first structural calculation condition regarding the allowable bending stress degree and the allowable compressive stress degree of the column member, a necessary minimum section modulus Z that satisfies the first condition is estimated. An estimation step;
A calculation step for obtaining a minimum necessary cross-sectional secondary radius i that satisfies the second structural calculation condition regarding the slenderness ratio of the support member based on the size of the signboard and the length of the support member;
Referencing a specification data table storing the specification data for each column member having a different specification, a column having a section modulus Z equal to or greater than the necessary minimum Z value and a sectional secondary radius i equal to or greater than the necessary minimum i value at the same time A selection step of extracting a member and selecting a plurality of candidates according to a predetermined standard among the extracted strut members,
For each of these selected candidates, referring to the specification data table and the common data table common to each column member, and recalculating the total external force for the column member and the signboard, each selected column member is A confirmation step for confirming that the first condition is satisfied;
A candidate output step for displaying on the display at least a screen for inputting the data and a screen for displaying the plurality of selected candidates;
A user selection step for allowing a user to select a desired candidate from at least the plurality of candidates;
An output step for outputting a structural calculation sheet for the selected column and the signboard;
A signboard post member selection support method characterized by comprising:
異なる仕様の支柱部材毎にその仕様データを格納した仕様データテーブルと、
各支柱部材に共通のデータを格納した共通データテーブルと、
少なくとも看板のサイズ、地盤面からの高さ、および支柱の長さのデータの入力を受ける入力手段と、
前記看板に作用する外力を計算し、計算された外力を用いて、支柱部材の許容曲げ応力度および許容圧縮応力度に関する構造計算上の第1の条件に対して、この第1の条件に合致する必要最小の断面係数Zを推定する推定手段と、
前記看板のサイズおよび支柱部材の長さのデータに基づいて、支柱部材の細長比に関する構造計算上の第2の条件に合致する必要最小の断面二次半径iを求める算出手段と、
前記仕様データテーブルを参照して、前記必要最小のZ値以上の断面係数Zおよび前記必要最小のi値以上の断面二次半径iを同時に有する支柱部材を抽出するとともに、この抽出された支柱部材のうち所定の基準にしたがって複数の候補を選定する選定手段と、
これら選定された支柱部材について、前記仕様データテーブルおよび共通データテーブルを参照して、当該支柱部材および看板に対する総外力を再計算した後、前記第1の条件の成立を確認する確認手段と、
少なくとも、前記データの入力のための画面ならびに前記選定された複数の候補を表示するとともに、この表示された複数の候補からユーザにより選択された候補の図面を表示するための画面をディスプレイ上に表示する出力手段と、
少なくとも前記複数の候補のなかからユーザが選択した候補について、構造計算書を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする看板支柱部材選定支援装置。A support device for selecting a pillar member of an independent pillar signboard,
A specification data table storing the specification data for each support member of different specifications;
A common data table storing common data for each column member;
An input means for receiving input of at least the size of the signboard, the height from the ground surface, and the length of the support;
The external force acting on the signboard is calculated, and the calculated external force is used to meet the first condition with respect to the first structural calculation condition regarding the allowable bending stress level and the allowable compressive stress level of the column member. Estimating means for estimating a minimum necessary section modulus Z to be performed;
A calculation means for obtaining a minimum necessary cross-sectional secondary radius i that meets the second structural calculation condition regarding the slenderness ratio of the support member based on the size of the signboard and the length of the support member;
With reference to the specification data table, a strut member having a section modulus Z equal to or greater than the necessary minimum Z value and a cross-sectional secondary radius i equal to or greater than the necessary minimum i value is extracted, and the extracted strut member A selection means for selecting a plurality of candidates according to a predetermined criterion,
For these selected strut members, referring to the specification data table and the common data table, after recalculating the total external force for the strut member and the signboard, confirmation means for confirming the establishment of the first condition;
At least a screen for inputting the data and the plurality of selected candidates are displayed, and a screen for displaying a drawing of a candidate selected by the user from the displayed plurality of candidates is displayed on the display. Output means for
Output means for outputting a structural calculation sheet for a candidate selected by the user from at least the plurality of candidates;
A sign post member selection support device comprising:
少なくとも看板のサイズ、地盤面からの高さ、および支柱の長さのデータの入力を受ける入力受付ステップと、
前記看板に作用する外力を計算する外力計算ステップと、
計算された外力を用いて、支柱部材の許容曲げ応力度および許容圧縮応力度に関する構造計算上の第1の条件に対して、この第1の条件に合致する必要最小の断面係数Zを推定する推定ステップと、
前記看板のサイズおよび支柱部材の長さのデータに基づいて、支柱部材の細長比に関する構造計算上の第2の条件に合致する必要最小の断面二次半径iを求める算出ステップと、
異なる仕様の支柱部材毎にその仕様データを格納した仕様データテーブルを参照して、前記必要最小のZ値以上の断面係数Zおよび前記必要最小のi値以上の断面二次半径iを同時に有する支柱部材を抽出し、これら抽出された支柱部材のうち所定の基準にしたがって複数の候補を選定する選定ステップと、
少なくとも、前記データの入力のための画面および前記選定された複数の候補の表示のための画面を表示する候補出力ステップと、
これらの選定された各候補について前記仕様データテーブルおよび各支柱部材に共通の共通データテーブルを参照して、当該支柱部材および看板に対する総外力を再計算した後、前記選定された各支柱部材が前記第1の条件に合致することを確認する確認ステップと、
少なくとも、前記データの入力のための画面および前記選定された複数の候補の表示のための画面をディスプレイ上に表示する候補出力ステップと、
少なくとも前記複数の候補のなかから所望の候補をユーザに選択させるユーザ選択ステップと、
この選択された支柱および前記看板について、構造計算書を出力する計算書出力ステップと、
をコンピュータに実行させるための看板支柱部材選定支援プログラムを記録したプログラム記録媒体。A recording medium that records a signboard column member selection support program for causing a computer to execute a support method for selecting a column member of an independent column signboard,
An input receiving step for receiving at least data of the size of the signboard, the height from the ground surface, and the length of the column; and
An external force calculating step for calculating an external force acting on the signboard;
Using the calculated external force, with respect to the first structural calculation condition regarding the allowable bending stress degree and the allowable compressive stress degree of the column member, a necessary minimum section modulus Z that satisfies the first condition is estimated. An estimation step;
A calculation step for obtaining a minimum necessary cross-sectional secondary radius i that satisfies the second structural calculation condition regarding the slenderness ratio of the support member based on the size of the signboard and the length of the support member;
Referencing a specification data table storing the specification data for each column member having a different specification, a column having a section modulus Z equal to or greater than the necessary minimum Z value and a sectional secondary radius i equal to or greater than the necessary minimum i value at the same time A selection step of extracting a member and selecting a plurality of candidates according to a predetermined criterion among the extracted strut members;
A candidate output step for displaying at least a screen for inputting the data and a screen for displaying the plurality of selected candidates;
For each of these selected candidates, referring to the specification data table and the common data table common to each column member, and recalculating the total external force for the column member and the signboard , each selected column member is A confirmation step for confirming that the first condition is satisfied;
A candidate output step for displaying on the display at least a screen for inputting the data and a screen for displaying the plurality of selected candidates;
A user selection step for allowing a user to select a desired candidate from at least the plurality of candidates;
A calculation output step for outputting a structural calculation for the selected column and the sign,
The program recording medium which recorded the signboard support | pillar member selection assistance program for making a computer perform .
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