JP3758721B2 - 吸収性物品及びその包装構造 - Google Patents

吸収性物品及びその包装構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3758721B2
JP3758721B2 JP29664895A JP29664895A JP3758721B2 JP 3758721 B2 JP3758721 B2 JP 3758721B2 JP 29664895 A JP29664895 A JP 29664895A JP 29664895 A JP29664895 A JP 29664895A JP 3758721 B2 JP3758721 B2 JP 3758721B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorbent article
packaging material
packaging structure
packaging
sanitary napkin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29664895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09135862A (ja
Inventor
真由美 池嶋
美次 濱島
稔 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP29664895A priority Critical patent/JP3758721B2/ja
Publication of JPH09135862A publication Critical patent/JPH09135862A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3758721B2 publication Critical patent/JP3758721B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生理用ナプキンや失禁パッドなどの吸収性物品及びその包装構造に関し、更に詳細には、装着時における違和感がなく、装着感に優れた吸収性物品及びその包装構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明の解決しようとする課題】
生理用ナプキンや失禁パッドなどの吸収性物品は近年多用されている。そして、このような吸収性物品は、液体透過性のトップシートと液体不透過性のバックシートとこれら両シート間に介在する吸収体とを具備し、実質的に縦長に形成されており、該トップシートの表面により形成された肌当接面と該バックシートの表面により形成された非肌当接面とを有し、該非肌当接面上に粘着剤が塗布されており、その非使用時においては包装材により個装されている。
そして、従来の個装方法は、▲1▼図9(a)に示すように、吸収性物品110に包装材120を当接させた後、該吸収性物品110をその一端119aから該包装材120と一体にロール状に巻き込んでなる包装構造100、及び▲2▼図10(a)に示すように、吸収性物品210に包装材220を当接させた後、該吸収性物品210を略3等分する2つの折曲部218,218において、該包装材220と一体に3つ折りにした包装構造200、が提案され実用に供されている。
【0003】
しかし、上記▲1▼の包装構造100においては、図9(a)に示すように、該包装構造100における吸収性物品110の上記一端119a側の曲率半径が小さいため、図9(b)に示すように、該包装構造から取り出した吸収性物品110の該一端119aが丸まりすぎて、装着時に着用者に違和感を与える等装着感が悪いという問題があり、また、上記▲2▼の包装構造200においては、図10(b)に示すように、三ツ折りにした上記折曲部218,218で折りジワができると共に、該折曲部218,218で曲率半径も小さくなるため、この折りジワにより装着時に着用者に違和感を与える等装着感が悪いという問題がある。
また、上記▲1▼及び▲2▼の包装構造では、包装構造から取り出した生理用ナプキンのフィット性が悪く、液漏れ防止性にも劣り、更には持ち運ぶ際にかさばってしまい携帯性に劣るという問題がある。
【0004】
従って、本発明の目的は、装着感に優れ、更にはフィット性に優れ、液漏れ防止性にも優れ、包装構造とした際にコンパクトで携帯性の良い吸収性物品、及びその包装構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を解消すべく鋭意検討した結果、前方部と後方部とがそれぞれ相異なる方向に向けて湾曲されてなる吸収性物品が、上記目的を達成しうることを知見した。
【0006】
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、液体透過性の表面と液体不透過性の裏面とを具備し、実質的に縦長に形成されており、該裏面上に粘着剤が塗布されており、非使用時においては包装材により個装されている吸収性物品において、上記吸収性物品は、該吸収性物品と上記包装材とが一体に折り曲げられ且つロール状に巻き込まれた状態で封止されており、上記包装材より取り出されて非応力下におかれた際に、その長手方向における前方部が上記表面側又は上記裏面側の何れか一方に向けて湾曲、該前方部を除く後方部は他方に向けて湾曲する、ことを特徴とする吸収性物品(以下、「吸収性物品にかかる第1の発明」という場合にはこの発明をいう)を提供するものである。
【0007】
また、本発明は、上記吸収性物品を包装材により個装してなる吸収性物品の包装構造であって、上記包装材は、吸収性物品の裏面側に、少なくとも該裏面上に塗布された粘着剤を覆うように当接されており、上記吸収性物品は、その一端が他端よりも内方に位置するように該一端と該他端とをずらして、該包装材と一体に且つ該吸収性物品の表面側に向けて、長手方向に2つ折りにされて折曲部が形成されており、上記包装材と上記吸収性物品とは、上記折曲部から一体に且つロール状に巻き込まれて封止されている、ことを特徴とする吸収性物品の包装構造を提供するものである。
【0008】
また、本発明は、上記包装材が、その吸収性物品の裏面に当接する面が、剥離処理されている上記の吸収性物品の包装構造を提供するものである。
また、本発明は、上記折曲部から上記一端までの距離と該折曲部から上記他端までの距離との比が、3:4〜1:6である上記の吸収性物品の包装構造を提供するものである。
また、本発明は、上記包装材が、上記他端側に包装構造封止用の封止部材を有している上記の吸収性物品の包装構造を提供するものである。
【0009】
更に、本発明は、液体透過性の表面と液体不透過性の裏面とを具備し、実質的に縦長に形成されており、該裏面上に粘着剤が塗布されており、非使用時においては包装材により個装されている吸収性物品において、上記吸収性物品は、該吸収性物品と上記包装材とが一体に折り曲げられ且つロール状に巻き込まれた状態で封止されており、上記包装材より取り出されて非応力下におかれた際に、その長手方向における前方部及び後方部は、吸収性物品の表面側又は裏面側の何れか一方に向けて湾曲、中央部は、他方に向けて湾曲する、ことを特徴とする吸収性物品(以下、「吸収性物品にかかる第2の発明」という場合にはこの発明をいう)を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の吸収性物品及びその包装構造について詳細に説明する。
図1は、本発明(吸収性物品にかかる第1の発明)の吸収性物品としての生理用ナプキンを示す側面図である。また、図2は、本発明の吸収性物品の包装構造を示す斜視図であり、図3は、図2に示す包装構造のIII-III 断面図である。また、図4は、包装材に生理用ナプキンを載置して、包装材と生理用ナプキンとを当接させた状態を示す平面図であり、図5は、図4に示す状態から、その長手方向に2つ折りにした状態を示す側面図であり、図6は、図5に示す状態から更にロール状に巻き込む状態を示す斜視図である。
また、図7(a)は、本発明(吸収性物品にかかる第2の発明)の吸収性物品としての生理用ナプキンを示す側面図であり、図7(b)は、この生理用ナプキンの包装構造を示す巾方向断面図(図3相当図)であり、図8は、吸収性物品にかかる第1の発明の他の形態を示す側面図である。
【0011】
図1に示す本発明(吸収性物品にかかる第1の発明)の吸収性物品としての生理用ナプキン10は、液体透過性の表面13と液体不透過性の裏面14とを具備し、実質的に縦長に形成されており、該裏面14上に粘着剤15が塗布されており、非使用時においては包装材20(図2等参照)により個装されている。
【0012】
更に詳述すると、本形態の生理用ナプキン10は、その長手方向中央部の両側縁が内方に向けて括れて形成されている。また、該生理用ナプキン10の両側縁は、バックシートが表面側に巻き上げられており、これにより、左右一対の疎水性領域が形成されている(図4参照)。
また、上記表面13は、液透過性のトップシート(肌当接面)11により、上記裏面14は、液不透過性のバックシート(非肌当接面)12により形成されており、該トップシート11及び該バックシート12の間に吸収体(図示せず)が介在されている。上記トップシート、上記バックシート、上記吸収体及び上記粘着剤としては、通常吸収性物品に用いられるものを特に制限なく用いることができる。
尚、上記生理用ナプキンがその非使用時において個装されている包装材については後述する。
【0013】
而して、本形態の生理用ナプキン10は、該生理用ナプキン10と包装材20とが一体に折り曲げられ且つロール状に巻き込まれた状態で封止されており、上記包装材20より取り出されて非応力下におかれた際に、その長手方向における前方部16が上記裏面14側に向けて湾曲、該前方部16を除く後方部17は他方、即ち上記表面13側に向けて湾曲する
【0014】
ここで、上記「前方部」とは、製造時の流れ方向において前方に位置する部分であり、また、上記「後方部」とは、該前方部を除く部分であり、該流れ方向において後方に位置する部分である。尚、該前方部と該後方部との境界は、後述する折曲部18であり、本形態においては、該折曲部18が変曲点を形成している。
また、「非応力下におかれた際」とは、生理用ナプキン10を包装材から取り出して外力が加わらないようにした状態を意味し、更に、上記湾曲は、生理用ナプキンが、その厚さ方向に向けて湾曲していることを意味する。
【0015】
上記後方部17の長さと上記前方部16の長さとの比(上記折曲部18から上記一端19aまでの距離と該折曲部18から上記他端19bまでの距離との比)3:4〜1:6とするのが好ましい。即ち、上記前方部16は、表面が窪んだように湾曲しており(本形態においては上記前方部16)、着用時に排泄部に当接する部分であり、この着用時に排泄部に当接する部分の長さが、生理用ナプキン10全体の長さの55〜85%であるのが、良好な装着感を得る上で好ましい。
【0016】
また、上記前方部16(着用時に排泄部に当接する部分)における湾曲の曲率半径は、80mm〜300mmとするのが好ましく、上記後方部17における湾曲の曲率半径は、40mm〜250mmとするのが好ましい。特に上記前方部16における湾曲の曲率半径が80mm未満であると、装着時において吸収性物品の前方部と後方部とが体に合わず、装着者に違和感を与え、300mmを超えると、体にフィットせず、排出された体液が肌を伝って漏れてしまう場合があるので、上記範囲内とするのが好ましい。また、上記後方部17における湾曲の曲率半径が40mm未満であると、装着時において吸収性物品が体に合わず、装着者に違和感を与え、250mmを超えると、体にフィットせず、排出された体液が肌を伝って漏れてしまう場合があるので、上記範囲内とするのが好ましい。
【0017】
また、上記生理用ナプキン10は、その厚さtが0.5〜10mm、更には1.0〜3mmであるのが好ましい。該厚さtが、0.5mm未満であると、薄すぎるためによれて液漏れしやすくなり、10mmを超えると、装着者が違和感を覚え、また厚すぎるためにロール状に巻くと表面がしわになってしまう場合があり、更には後述する包装構造を形成した場合でもコンパクトにならず携帯性に劣るので、上記範囲内とするのが好ましい。
【0018】
本形態の生理用ナプキンは、上述の如く構成されているので、フィット性に優れ、着用時に違和感を与えることがなく、装着感にも優れたものである。
【0019】
次に、本発明の吸収性物品の包装構造について説明する。
本発明の包装構造としての図2及び3に示す形態の生理用ナプキン10の包装構造1は、上記の生理用ナプキン10を包装材20により個装してなる。
そして、該包装構造1において、上記包装材20は、生理用ナプキン10の裏面14側に、該裏面14上に塗布された粘着剤15を覆うように当接されており、上記生理用ナプキン10は、その一端19aが他端19bよりも内方に位置するように該一端19aと該他端19bとをずらして、該包装材20と一体に且つ該生理用ナプキン10の表面13側に向けて、長手方向に2つ折りにされて折曲部18が形成されており、上記包装材20と上記生理用ナプキン10とは、上記折曲部18から一体に且つロール状に巻き込まれて封止されている。
【0020】
更に詳述すると、上記包装構造1においては、その両端部2,3は、それぞれ、ヒートシールにより封止されている。尚、この両端部2、3における封止は、接着剤を介して又は超音波シールなどの他の手法によっても行うことができる。
【0021】
また、包装構造の表面に露出される包装材20の端部22には、封止部材23が設けられており、該封止部材23により、該端部22が封止されている。
該封止部材23は、通常この種の吸収性物品に用いられる粘着テープにより形成されており、該粘着テープを包装材の外表面に貼着し、更に先端部を折り返して摘み部23aが形成されている。
更に、該包装材20の端部22側の左右両側縁は、それぞれ巾広に形成されており、上記のヒートシールにより上記両端部2、3を形成するための側縁部21,21が設けられている。
【0022】
上記包装材20の形成材料としては、厚さ5〜50μmのポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリビニルアルコール、あるいは不織布や紙、及びこれらの複合材料等が好ましく挙げられる。
【0023】
そして、上記包装材は、その吸収性物品の裏面に当接する面が、剥離処理されている。
上記剥離処理は、両側縁部21,21(図4参照)以外の包装材の内面を剥離処理剤を塗布するか又は剥離テープを貼付する等して行うことができる。剥離処理剤あるいは剥離テープの剥離材成分としてはシリコーン樹脂系、フッソ樹脂系、又はオクタデシルイソシアネート系等のものが好ましい。特に、上記剥離処理としては、上記剥離材成分として、シリコーン樹脂系のものを用いて、塗布して加熱乾燥するか、スプレーで吹きつけ薄い被膜を形成させる等するのが好ましい。
さらに、薄いポリオレフィンフィルムあるいはポリエステルフィルムを剥離処理し、上記包装材料に熱あるいは超音波等により接合したものが、適度な剛性を有しており、開封し易く、また耐熱性に優れているため生産上有利である。
【0024】
更に、上記折曲部18から上記一端19aまでの距離と該折曲部18から上記他端19bまでの距離との比は、3:4〜1:6であるのが好ましい。
【0025】
そして、生理用ナプキン10の使用時には、上記摘み部23aを持って、上記端部22を上方に引き上げて包装構造1を開封し、更に包装材20と生理用ナプキン10とを剥離させることにより、生理用ナプキン10を使用に供することができる。
【0026】
更に、図4〜6を参照して本形態の包装構造の製造方法について説明する。
本形態の包装構造1を製造するには、先ず、図4に示すように、包装材20の剥離処理された面上に生理用ナプキン10’(湾曲していないフラットな生理用ナプキン)を載置して、生理用ナプキン10’の裏面14に該包装材20を当接させる。
次いで、図5に示すように、該生理用ナプキン10’を、上記一端19aを上記他端19bよりも内方に位置させて且つ生理用ナプキン10’の表面13側に向けて折曲て、折曲部18を形成する。更に、図6に示すように、形成された折曲部18から、ロール状に巻き込んだ後、上記両側縁部21,21をシールして両端部2,3を形成すると共に、上記封止部材23をもって封止することにより、上記包装構造1が製造される。
【0027】
本形態の包装構造は、上述の如く構成されているので、該包装構造を開封して取り出された生理用ナプキンが、上記の吸収性物品にかかる第1の発明の一形態としての生理用ナプキンとして得られる。即ち、本発明の包装構造によれば、コンパクトに個装され且つ無用なゴミを出すことなく容易に吸収性物品を取り出すことができると共に、開封して取り出される吸収性物品を、本発明(吸収性物品にかかる第1の発明)の吸収性物品として得ることができる。
【0028】
更に、上記の吸収性物品にかかる第2の発明の吸収性物品について説明する。
尚、特に詳述しない点については、上記の図1に示す第1の発明の説明が適宜適用される。
【0029】
上記の第2の発明の吸収性物品の1形態としての図7(a)に示す生理用ナプキン10は、液体透過性のトップシート11と液体不透過性のバックシート12とを具備し、実質的に縦長に形成されており、該裏面14上に粘着剤が塗布されており、非使用時においては包装材により個装されている。そして、上記生理用ナプキン10は、該生理用ナプキン10と包装材とが一体に折り曲げられ且つロール状に巻き込まれた状態で封止されており、上記包装材より取り出されて非応力下におかれた際に、その長手方向における前方部16’及び後方部17’は、吸収性物品の表面13側に向けて湾曲、中央部17は、他方に向けて湾曲する
【0030】
即ち、本形態の生理用ナプキン10においては、着用時に着用者の排泄部に当接する上記中央部17''が、裏面14側に向けて湾曲しているので、フィット性に優れ、装着時に違和感なく装着することができる。
なお、上記前方部16’、上記後方部17’及び上記中央部17''は、それぞれ製造時における製品の流れ方向に対して、前方に位置する部分、後方に位置する部分及び中央に位置する部分の意であり、それぞれに長さの比は、前方部16’:後方部17’:中央部17''=1:5:1〜1:1:1とするのが好ましい。
【0031】
また、上記生理用ナプキン10の包装構造としては、図7(b)に示す形態が挙げられる。図7(b)に示す包装構造は、後方部17’を中央部17''側に且つ裏面側に折り返した後、上記図2及び3に示す包装構造の如く、生理用ナプキンと包装材とを一体にロール状に巻き込んで封止されている。
【0032】
尚、本発明は、上述した形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、図8に示すように、上記後方部17を裏面14側に向けて湾曲させ、且つ該後方部17の長さを前方部16の長さよりも長くした生理用ナプキンとすることもできる。
また、上述の形態では、生理用ナプキンとして、長手方向中央部における両側縁が内方に向けて括れて形成されたものを例示したが、このようになされている必要はなく、幅が一定となされた形状など公知のナプキンの形状を特に制限なく採用することができる。また、上記包装材も、上述の如く側縁部21が巾広となされた形状とする必要はなく、長方形状等とすることができる。
更に、本発明の吸収性物品は、上記の液透過性の表面及び液不透過性の裏面を有していれば、特に上記トップシート及び上記バックシートを有している必要はない。
また、本形態においては、包装材に別部材を付設することにより上記封止部材を設けた例で説明したが、特に別部材を設ける必要はなく、例えば、上記端部を、その一部(好ましくは中央部)を残してヒートシールなどにより封止することにより、包装構造を封止することができ、この場合には、封止されていない該一部が摘み部として機能する。
【0033】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品は、装着感に優れ、更にはフィット性に優れ、液漏れ防止性にも優れ、包装構造とした際にコンパクトで携帯性の良いものである。更に詳細には、本発明の吸収性物品は、長手方向に湾曲しているので、この湾曲により、フィット性に優れ、漏れ防止性が向上され、更には、装着感にも優れる。また、本発明の吸収性物品の包装構造は、コンパクトで携帯性に優れ、無用なゴミを出すことなく容易に吸収性物品を取り出すことができ、更には、該包装構造を開封して取り出すことにより、上記の本発明の吸収性物品が得られるものである。また、特に、上記吸収性物品が上述した厚さを有する超薄型ナプキンである場合には、コンパクトで携帯性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明(吸収性物品にかかる第1の発明)の吸収性物品としての生理用ナプキンを示す側面図である。
【図2】図2は、本発明の吸収性物品の包装構造の一形態を示す斜視図である。
【図3】図3は、図2に示す包装構造のIII-III 断面図である。
【図4】図4は、包装材に生理用ナプキンを載置して、包装材と生理用ナプキンとを当接させた状態を示す平面図である。
【図5】図5は、図4に示す状態から、その長手方向に2つ折りにした状態を示す側面図である。
【図6】図6は、図5に示す状態から更にロール状に巻き込む状態を示す斜視図である。
【図7】図7(a)は、本発明(吸収性物品にかかる第2の発明)の吸収性物品としての生理用ナプキンを示す側面図であり、図7(b)は、この生理用ナプキンの包装構造を示す巾方向断面図(図3相当図)である。
【図8】図8は、吸収性物品にかかる第1の発明の他の形態を示す側面図である。
【図9】図9は、従来の包装構造及び該包装構造を開封して得られる吸収性物品を示す概略図であり、(a)は、包装構造の製造過程を示す側面図であり、(b)は、包装構造を開封して取り出した吸収性物品を示す側面図である。
【図10】図10は、従来の包装構造及び該包装構造を開封して得られる吸収性物品を示す概略図であり、(a)は、包装構造の製造過程を示す側面図であり、(b)は、包装構造を開封して取り出した吸収性物品を示す側面図である。
【符号の説明】
1 包装構造
10 生理用ナプキン
11 トップシート
12 バックシート
13 表面
14 裏面
15 粘着剤
16 前方部
17 後方部
18 折曲部
19a 一端
19b 他端
20 包装材
21 側縁部
22 端部
23 封止部材

Claims (6)

  1. 液体透過性の表面と液体不透過性の裏面とを具備し、実質的に縦長に形成されており、該裏面上に粘着剤が塗布されており、非使用時においては包装材により個装されている吸収性物品において、上記吸収性物品は、該吸収性物品と上記包装材とが一体に折り曲げられ且つロール状に巻き込まれた状態で封止されており、上記包装材より取り出されて非応力下におかれた際に、その長手方向における前方部が上記表面側又は上記裏面側の何れか一方に向けて湾曲、該前方部を除く後方部は他方に向けて湾曲する、ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1記載の吸収性物品を包装材により個装してなる吸収性物品の包装構造であって、上記包装材は、吸収性物品の裏面側に、少なくとも該裏面上に塗布された粘着剤を覆うように当接されており、上記吸収性物品は、その一端が他端よりも内方に位置するように該一端と該他端とをずらして、該包装材と一体に且つ該吸収性物品の表面側に向けて、長手方向に2つ折りにされて折曲部が形成されており、上記包装材と上記吸収性物品とは、上記折曲部から一体に且つロール状に巻き込まれて封止されている、ことを特徴とする吸収性物品の包装構造。
  3. 上記包装材は、その吸収性物品の面に当接する面が、剥離処理されていることを特徴とする請求項2記載の吸収性物品の包装構造。
  4. 上記折曲部から上記一端までの距離と該折曲部から上記他端までの距離との比は、3:4〜1:6であることを特徴とする請求項2記載の吸収性物品の包装構造。
  5. 上記包装材は、上記他端側に包装構造封止用の封止部材を有していることを特徴とする請求項2記載の吸収性物品の包装構造。
  6. 液体透過性の表面と液体不透過性の裏面とを具備し、実質的に縦長に形成されており、該裏面上に粘着剤が塗布されており、非使用時においては包装材により個装されている吸収性物品において、上記吸収性物品は、該吸収性物品と上記包装材とが一体に折り曲げられ且つロール状に巻き込まれた状態で封止されており、上記包装材より取り出されて非応力下におかれた際に、その長手方向における前方部及び後方部は、吸収性物品の表面側又は裏面側の何れか一方に向けて湾曲、中央部は、他方に向けて湾曲する、ことを特徴とする吸収性物品。
JP29664895A 1995-11-15 1995-11-15 吸収性物品及びその包装構造 Expired - Fee Related JP3758721B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29664895A JP3758721B2 (ja) 1995-11-15 1995-11-15 吸収性物品及びその包装構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29664895A JP3758721B2 (ja) 1995-11-15 1995-11-15 吸収性物品及びその包装構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09135862A JPH09135862A (ja) 1997-05-27
JP3758721B2 true JP3758721B2 (ja) 2006-03-22

Family

ID=17836268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29664895A Expired - Fee Related JP3758721B2 (ja) 1995-11-15 1995-11-15 吸収性物品及びその包装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3758721B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4848107B2 (ja) 2001-09-10 2011-12-28 ユニ・チャーム株式会社 販売促進のための単品格納型ディスプレイのサンプルパッキング用カバー体
JP4578319B2 (ja) * 2005-05-17 2010-11-10 花王株式会社 パンティライナーの包装構造
JP2023035128A (ja) * 2021-08-31 2023-03-13 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09135862A (ja) 1997-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100293156B1 (ko) 일회용흡수제품
JP2559057Y2 (ja) 生理用ナプキン
JP4324375B2 (ja) 圧縮溝と可撓部とを備えた吸収性物品
JP5697439B2 (ja) 吸収性物品の包装体及び吸収性物品の包装体の折り畳み方法
RU2192232C2 (ru) Отдельная упаковка для абсорбирующих изделий с крепежными язычками
JP3190565B2 (ja) 吸収性物品の包装構造
JPH11508164A (ja) 下着の端部の周りに折り曲げるのに適した下着カバー用要素を有する吸収性の製品
US20020143309A1 (en) Dynamic fitting compound sanitary napkin
TWI603722B (zh) Absorbent article
JPS6192668A (ja) 弓状の樋形吸収パッド
MXPA01009220A (es) Articulo absorbente sanitario.
WO2006104024A1 (ja) 吸収性物品
KR20020015725A (ko) 유연성 및 통기성을 제공하는 향상된 접착 시스템을 갖는흡수 용품
JPH06511171A (ja) フラップと示差延伸性区域とを有する吸収性衛生製品
JP6181797B1 (ja) 吸収性物品
WO2013146336A1 (ja) 吸収性物品の包装体
TW201818896A (zh) 獨立包裝吸收性物品、吸收性物品以及折疊吸收性物品的方法
JP2012081066A (ja) 吸収性物品の個装体
JP4128164B2 (ja) 吸収性物品の個装体
JPH11104168A (ja) 吸収性物品
JP3758721B2 (ja) 吸収性物品及びその包装構造
MXPA02003302A (es) Articulo sanitario absorbente que tiene un sello de pestana resistente al desgarramiento.
TW201940143A (zh) 吸收性物品
US20020013564A1 (en) Perforated feminine sanitary protection device
JP4526026B2 (ja) 吸収性物品、その包装構造

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees