JP3757941B2 - ピン取付治具、ピン取付方法及び半導体装置の実装構造 - Google Patents

ピン取付治具、ピン取付方法及び半導体装置の実装構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピン取付治具、ピン取付方法及び半導体装置の実装構造に関し、特に半導体を搭載するためのICパッケージ、マルチチップモジュール及び電子部品搭載用の多層プリント基板の製造時において、前記基板にピンを接合するために使用されるピン取付治具、ピン取付方法及び半導体装置の実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイクロプロセッサユニット(Microprocessor Unit:以下、MPUという)の高周波駆動化が急速に進み、そのパッケージ構造はワイヤーボンディングタイプのピングリッドアレイ(Pin Grid Array:以下、PGAという)からボールグリッドアレイ(Ball Grid Array:以下、BGAという)に移行し、また、パッケージ材質も高周波化に有利な低誘電率樹脂材料とCuめっき配線に移行しつつあり、今後ICパッケージは、樹脂材料/Cu配線を使用したBGAに急速に移行することが予想される。このような状況により、近年、プリント基板をコア基板とし、層間絶縁材として樹脂材料を使用し、配線にはCuめっきを使用しているビルドアップ基板が注目されている。前記ビルドアップ基板は、MPU搭載用のICパッケージ、マルチチップモジュール(Multi Chip Module:以下、MCMという)及び電子部品搭載用の高密度実装基板として注目されており、プリント基板メーカー、ICパッケージメーカー及び半導体メーカー等で、精力的に開発が進められている。
【0003】
これらビルドアップ法により製造された多層回路基板を使用したICパッケージは(特にMPUパッケージ及びチップセット)は、BGAによりマザーボードに実装されているが、近年、実装の簡便さ及び部品交換の容易さ等の理由から、従来のピンを使用したPGAへの要求が急速に高まりつつある。
【0004】
図9は、従来のビルドアップ多層基板等のプリント基板にピンを取り付ける方法を示す断面図である。従来のピン取付方法は、先ず、プリント基板11に設けられたピン接続パッド12の表面に、はんだペースト13を塗布する。次に、ピン取付治具21に設けられたピン挿入孔21bにピン17の軸部を挿入する。その後、ピン取付治具21のくぼみ21cにプリント基板11をセットして、プリント基板11及びピン取付治具21の上下を逆にする。そのままの状態でそれらを加熱してはんだペースト13を溶融させることにより、はんだペースト13を介してピン接続パッド12とピン17とを接合する(例えば、特許文献1参照)。この方法においては、プリント基板11とピン指示面21aとの間に隙間があるため、はんだペースト13がピン取付治具21に固着しない。
【0005】
また、上述のピン取付方法以外にも、ピン挿入孔の直径をピン係合部より小さくし、更にピン挿入孔の径を奥になるに従い小さくしたピン取付治具、又は係合部を挟んで先端部と基端部とで径が異なるピンを使用することにより、ピンの上下方向の向きを揃えやすくするピン取付方法も提案されている(例えば、特許文献2及び3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−307238号公報 (第2−4頁、第2図)
【特許文献2】
特開2000−269400号公報 (第2−6頁、第1−5図)
【特許文献3】
特開2000−323606号公報 (第3−6頁、第1−7図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多層ビルドアップ基板等のプリント基板の表面は凹凸又は反りが大きいため、従来のピン取付方法では、ピンが傾き、その位置精度が低下してしまうという問題がある。特許文献2及び3の取付方法においても、ピンの上下方向を揃える効果はあるが、取付後のピンの傾きについては考慮されていない。
【0008】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、プリント基板へのピン取付工程におけるピンの傾きを防止し、ピンの取付位置精度に優れるピン取付治具、ピン取付方法及び半導体装置の実装構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願第1発明に係るピン取付治具は、軸部の頭部にはんだボールを支持する支持部を有するピンを基板に接合するためのピン取付治具において、ピン取付治具本体と、前記ピン取付治具本体に形成され前記ピンの軸部が挿入される複数個のピン挿入孔と、前記ピン挿入孔内に嵌合され前記ピンの軸部が挿入される筒状のピン保持部とを有し、前記ピン挿入孔は相互に平行に形成され、前記ピン保持部は、前記ピン取付治具本体より熱膨張率が大きく、且つヤング率が低い材料からなり、常温ではその内径が前記ピンの軸部の直径より大きく、前記ピンはその軸部が前記ピン保持部に案内されてその長手方向に移動し、加熱下では前記ピン保持部が膨張し前記ピンの軸部を締め付けることを特徴とする。
【0011】
また、前記ピン保持部は、加熱及び冷却される過程で、前記ピン保持部に軸部が挿入されている複数個のピンを同一の高さに保持することが好ましい。
【0013】
本願第発明に係るピン取付方法は、軸部の頭部にはんだボールを支持する支持部を有するピンを基板に接合するためのピン取付方法において、ピン取付治具本体と、前記ピン取付治具本体に形成された複数個のピン挿入孔と、前記ピン挿入孔内に嵌合され前記ピンの軸部が挿入される筒状のピン保持部と、を有し、前記ピン挿入孔は相互に平行に形成され、前記ピン保持部は前記ピン取付治具本体より熱膨張率が大きく、且つヤング率が低い材料からなり、常温ではその内径が前記ピンの軸部の直径より大きく、前記ピンはその軸部が前記ピン保持部に案内されてその長手方向に移動し、加熱条件下においては前記ピン保持部が膨張し前記ピンの軸部を締め付けるピン取付治具を使用し、前記ピンの支持部にはんだボールを搭載する工程と、前記ピンの軸部を前記ピン保持部に挿入する工程と、加熱条件下において前記ピン保持部により複数個のピンを同一の高さに保持した状態でピンの支持部と基板上に形成されたパッドとをはんだボールを介して接合する工程と、前記ピン保持部により複数個のピンを同一の高さに保持した状態で冷却する工程と、を有することを特徴とする。
【0015】
本願第発明に係るピン取付方法は、軸部の頭部にはんだボールを支持する支持部を有するピンを基板に接合するためのピン取付方法において、ピン取付治具本体と、前記ピン取付治具本体に形成された複数個のピン挿入孔と、前記ピン挿入孔内に嵌合され前記ピンの軸部が挿入される筒状のピン保持部と、を有し、前記ピン挿入孔は相互に平行に形成され、前記ピン保持部は前記ピン取付治具本体より熱膨張率が大きく、且つヤング率が低い材料からなり、常温ではその内径が前記ピンの軸部の直径より大きく、前記ピンはその軸部が前記ピン保持部に案内されてその長手方向に移動し、加熱条件下においては前記ピン保持部が膨張し前記ピンの軸部を締め付けるピン取付治具を使用し、前記ピンの軸部を前記ピン保持部に挿入する工程と、前記ピンの支持部と前記基板上に形成されたパッドとの間にはんだボールを配置して加熱条件下において前記基板を前記ピンに相対的に押し付けることにより前記ピン保持部により複数個のピンを同一の高さに保持した状態で前記ピンの支持部と前記基板上のパッドとをはんだボールを介して接合する工程と、前記ピン保持部により複数個のピンを同一の高さに保持した状態で冷却する工程と、を有することを特徴とする。
【0016】
本願第6発明に係る半導体装置の実装構造は、基板と、前記基板の下面に設けられた複数個のパッドと、前記ピン取付方法により前記パッドにはんだボールを介して取り付けられた複数個のピンと、を有することを特徴とする。
【0017】
本発明は、基板上に形成されたパッドとピンの支持部とをはんだボールを介して接合することにより、基板表面の凹凸及び反りによるピンの傾きを防止し、ピンの位置精度を向上させることができる。更に、ピン取付治具に、ピン取付治具本体の材料より熱膨張係数が大きく、且つヤング率が小さい材料により構成される筒状のピン保持部を設け、前記ピン保持部によりピンを保持した状態で、前記ピンと基板とを接合することにより、基板上に接合されたピンの高さを揃えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るピン取付治具について、添付の図面を参照して具体的に説明する。以下の実施形態においては、一例として、プリント基板を使用する場合について説明する。前記プリント基板にはビルドアップ基板等の多層回路基板も含む。但し、本発明はこれらプリント基板に限定するものではなく、セラミックス基板等にも使用することができる。
【0019】
図1(a)は本発明の第1実施形態に係るピン取付治具を模式的に示す断面図であり、図1(b)はそのA−A線による断面図である。また、図1(c)は本実施形態において使用されるピンの断面図である。本実施形態においては、図1(c)に示すように、軸部4の頭部にはんだボール3を支持する支持部8を有する構造のピンを使用する。また、プリント基板1にはピンを接合するための複数個のパッド2が形成されている。図1(a)において、配線等の基板に形成されているパッド以外の構成要素は省略されている。以下の図においても同様である。本実施形態のピン取付治具においては、図1(a)に示すように、板状のピン取付治具本体5に、複数個のピン挿入孔7が相互に平行になるように形成されている。ピン挿入孔7の直径は、ピンの軸部4の直径より大きく、支持部8の直径より小さい。また、ピン挿入孔7内にはピンの軸部4を挿入するための筒状のピン保持部6が嵌合されている。このピン保持部6は、ピン取付治具本体5より熱膨張率が大きく、且つヤング率が低い材料で構成されている。更に、ピン保持部6の内径は、常温ではピンの軸部4の直径より大きいため、ピンの軸部4はピン保持部6に案内されてその長手方向に移動する。一方、加熱条件下では、ピン保持部6が膨張し、ピンの軸部4を締め付ける。それにより、ピン保持部6は、加熱及び冷却される過程で、軸部4が挿入されている複数個のピンを同一の高さに保持する。
【0020】
ピン取付治具本体5の材料としては、例えば、アルミニウム等の金属を使用することができる。また、ピン保持部6の材料としては、例えば、ポリイミド等の樹脂を使用することができる。また、ピン保持部6の内径は、常温においてピンの軸部4の直径より大きくなるように形成されている。そのため、常温下においては、ピンの軸部4とピン保持部6との間に隙間が生じ、容易にピン4を挿入したり、抜いたりすることができる。一方、常温以上の温度条件下においては、ピン保持部6が膨張し、ピン保持部6の内径がピンの軸部4の直径より小さくなるため、ピン保持部6によりピンの軸部4が保持される。
【0021】
次に、上述の如く構成された前記第1実施形態のピン取付治具を使用したピン取付方法について説明する。図2乃至6は本発明の第1実施形態のピン取付治具を使用したピン取付方法をその工程順に示した断面図である。本実施形態のピン取付方法においては、先ず、図2に示すように、ピンの支持部8にはんだボール3を搭載する。ピンの支持部8へのはんだボール3の搭載は、例えば、治具等にピンの支持部8が均等に並ぶように配置した後、支持部8上にはんだボール3を設置して加熱する方法等により行うことができる。次に、図3に示すように、ピン保持部6にピンの軸部4を挿入する。その後、図4に示すように、プリント基板1の上下を逆にして、ピンの支持部8に搭載されたはんだボール3と、プリント基板1に形成されたパッド2の位置を合わせ、ピン取付治具にセットする。プリント基板1をセットした状態で、前記ピン取付治具をリフロー炉にて窒素雰囲気下で加熱し、図5に示すように、はんだボール3を介してパッド2とピンの支持部8とを接合する。その際、各ピンの軸部4は、ピン保持部6により保持されている。その後、それらを常温まで冷却する。前記冷却過程においても、前記ピンはピン保持部6により保持されているため、接合時の高さを維持している。最後に、図6に示すように、ピン取付治具を取り外し、フラックス洗浄を行ってピンの取付工程を完了する。
【0022】
本実施形態においては、ピンの支持部8に搭載されたはんだボール3を介してプリント基板上のパッド2とピンの支持部8とを接合するため、図6に示すように、プリント基板1の表面の凹凸及び反りがはんだボール3により吸収され、ピンが傾くのを防止することができる。更に、本実施形態のピン取付治具においては、常温より高い温度条件下においては、ピン保持部6が熱膨張してピンの軸部4を保持するため、加熱後の冷却過程においても、ピンは加熱時(接合時)の状態のまま保持される。そのため、冷却過程におけるはんだボール3の収縮によりピンが移動し、基板に接合されたピンの高さが不揃いになることを防止することができる。よって、本実施形態の取付方法によりプリント基板1に取り付けられたピンは、傾きがなく、且つ高さが揃い、位置精度に優れている。
【0023】
本実施形態によりピンが取り付けられたプリント基板は、半導体チップが搭載され、その後必要に応じてモールド等の処理が施されて、ICパッケージ又はマルチチップモジュール等の半導体装置の実装構造になる。前記半導体装置の実装構造は、前記プリント基板に取り付けられたピンによりマザーボード等に実装される。本実施形態の半導体装置の実装構造は、ピンの位置精度に優れているため、生産時の歩留及び製品の信頼性を向上することができる。
【0024】
次に、本発明の第2実施形態に係るピン取付方法について説明する。図7は本発明の第2実施形態のピン取付治具によりピンが基板に接合される状態を示す断面図であり、図8はその冷却過程における状態を示す断面図である。本実施形態のピン取付治具においては、図7に示すように、板状のピン取付治具本体5に、直径がピンの軸部4の直径より大きく、支持部8の直径より小さい複数個のピン挿入孔7が、相互に平行になるように形成されている。ピンの軸部4はピン挿入孔7に案内されてその長手方向に移動する。また、本実施形態のピン取付治具には、ピン保持部は設けられていない。
【0025】
本実施形態のピン取付方法においては、前記第1実施形態と同様に、ピンを接合するための複数個のパッド2が設けられているプリント基板1を使用し、先ず、ピンの支持部8にはんだボール3を搭載する。次に、ピンの軸部4をピン取付治具本体5に形成されたピン挿入孔7に挿入し、プリント基板1の上下を逆にして、はんだボール3と、プリント基板1に形成されたパッド2の位置を合わせて、ピン取付治具にセットする。プリント基板1をセットした状態で、前記ピン取付治具をリフロー炉において窒素雰囲気下で加熱することにより、はんだボール3を介してパッド2とピンの支持部8とを接合する。それらを常温まで冷却した後、ピン取付治具を取り外し、フラックス洗浄を行ってピンの取付工程を完了する。
【0026】
本実施形態においては、前記第1実施形態と同様に、ピンに搭載されたはんだボール3によりプリント基板1上のパッド2とピンの支持部8とを接合しているため、プリント基板1の表面の凹凸及び反りがはんだボール3により吸収され、ピンが傾くのを防止することができる。但し、本実施形態の取付方法においては、図8に示すように、冷却過程におけるはんだボール3の収縮により、パッド2とピンの支持部8との間隔が大きい箇所において、ピンが上方に移動する。そのため、本実施形態により取り付けられたピンは、傾きはなく、位置精度には優れているが、ピンの高さが不揃いになることがある。
【0027】
また、前記第1及び第2実施形態においては、ピンの支持部8にはんだボール3を搭載した後、ピン取付治具のピン挿入孔7又はピン保持部6にピンの軸部4を挿入するものであるが、ピン挿入孔7又はピン保持部6にピンの軸部4を挿入した後、ピンの支持部8とプリント基板上に形成されたパッド2との間にはんだボール3を配置し、加熱条件下で基板をピンに相対的に押し付けることにより、ピンの支持部8とパッド2とを接合することもできる。前記方法においても、前記第1及び第2実施形態と同様に、基板上に高い位置精度でピンを接合することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、はんだボールにより基板上に形成されたパッドとピンの支持部とを接合することにより、プリント基板表面の凹凸及び反りを吸収することができ、ピンの位置精度を向上させることができると共に、ピン取付治具に形成されたピン挿入孔内に、前記ピン取付治具本体の材料より熱膨張係数が大きく、且つヤング率が小さい材料により構成される筒状のピン保持部を設け、前記ピン保持部によりピンの軸部を保持した状態で、ピンの支持部と基板上に形成されたパッドとを接合するため、接合後のピンの高さを揃えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態を示す断面図であり、(b)はそのA−A線による断面図であり、(c)はピンの断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態のピン及び基板を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態のピン取付治具にピンがセットされた状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態のピン取付治具に基板及びピンがセットされた状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態のピン取付治具によりピンが基板に接合される状態を示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態によりピンが接合された基板を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態のピン取付治具によりピンが基板に接合される状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態のピン取付治具における冷却過程の状態を示す断面図である。
【図9】従来のピン接合方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1、11;プリント基板
2、12;パッド
3;はんだボール
4;軸部
5、21;ピン取付治具本体
6;ピン保持部
7、21b;ピン挿入孔
8;支持部
13;はんだペースト
14;はんだレジスト
17;ピン
21a;ピン支持面
21c;くぼみ

Claims (5)

  1. 軸部の頭部にはんだボールを支持する支持部を有するピンを基板に接合するためのピン取付治具において、ピン取付治具本体と、前記ピン取付治具本体に形成され前記ピンの軸部が挿入される複数個のピン挿入孔と、前記ピン挿入孔内に嵌合され前記ピンの軸部が挿入される筒状のピン保持部とを有し、前記ピン挿入孔は相互に平行に形成され、前記ピン保持部は、前記ピン取付治具本体より熱膨張率が大きく、且つヤング率が低い材料からなり、常温ではその内径が前記ピンの軸部の直径より大きく、前記ピンはその軸部が前記ピン保持部に案内されてその長手方向に移動し、加熱下では前記ピン保持部が膨張し前記ピンの軸部を締め付けることを特徴とするピン取付治具。
  2. 前記ピン保持部は、加熱及び冷却される過程で、前記ピン保持部に軸部が挿入されている複数個のピンを同一の高さに保持することを特徴とする請求項1に記載のピン取付治具。
  3. 軸部の頭部にはんだボールを支持する支持部を有するピンを基板に接合するためのピン取付方法において、ピン取付治具本体と、前記ピン取付治具本体に形成された複数個のピン挿入孔と、前記ピン挿入孔内に嵌合され前記ピンの軸部が挿入される筒状のピン保持部と、を有し、前記ピン挿入孔は相互に平行に形成され、前記ピン保持部は前記ピン取付治具本体より熱膨張率が大きく、且つヤング率が低い材料からなり、常温ではその内径が前記ピンの軸部の直径より大きく、前記ピンはその軸部が前記ピン保持部に案内されてその長手方向に移動し、加熱条件下においては前記ピン保持部が膨張し前記ピンの軸部を締め付けるピン取付治具を使用し、前記ピンの支持部にはんだボールを搭載する工程と、前記ピンの軸部を前記ピン保持部に挿入する工程と、加熱条件下において前記ピン保持部により複数個のピンを同一の高さに保持した状態でピンの支持部と基板上に形成されたパッドとをはんだボールを介して接合する工程と、前記ピン保持部により複数個のピンを同一の高さに保持した状態で冷却する工程と、を有することを特徴とするピン取付方法。
  4. 軸部の頭部にはんだボールを支持する支持部を有するピンを基板に接合するためのピン取付方法において、ピン取付治具本体と、前記ピン取付治具本体に形成された複数個のピン挿入孔と、前記ピン挿入孔内に嵌合され前記ピンの軸部が挿入される筒状のピン保持部と、を有し、前記ピン挿入孔は相互に平行に形成され、前記ピン保持部は前記ピン取付治具本体より熱膨張率が大きく、且つヤング率が低い材料からなり、常温ではその内径が前記ピンの軸部の直径より大きく、前記ピンはその軸部が前記ピン保持部に案内されてその長手方向に移動し、加熱条件下においては前記ピン保持部が膨張し前記ピンの軸部を締め付けるピン取付治具を使用し、前記ピンの軸部を前記ピン保持部に挿入する工程と、前記ピンの支持部と前記基板上に形成されたパッドとの間にはんだボールを配置して加熱条件下において前記基板を前記ピンに相対的に押し付けることにより前記ピン保持部により複数個のピンを同一の高さに保持した状態で前記ピンの支持部と前記基板上のパッドとをはんだボールを介して接合する工程と、前記ピン保持部により複数個のピンを同一の高さに保持した状態で冷却する工程と、を有することを特徴とするピン取付方法。
  5. 基板と、前記基板の下面に設けられた複数個のパッドと、請求項3又は4に記載のピン取付方法により前記パッドにはんだボールを介して取り付けられた複数個のピンと、を有することを特徴とする半導体装置の実装構造。
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