JP3757073B2

JP3757073B2 - A method for knitting a garment with a two-layer structure

Info

Publication number: JP3757073B2
Application number: JP05861299A
Authority: JP
Inventors: 鈴木正人
Original assignee: Shima Seiki Manufacturing Ltd
Current assignee: Shima Seiki Manufacturing Ltd
Priority date: 1999-03-05
Filing date: 1999-03-05
Publication date: 2006-03-22
Anticipated expiration: 2019-03-05
Also published as: JP2000256946A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、先端にフックを備えた針本体と、２枚の薄板を重ね合わせて構成したタングを備えたスライダーとを備え、該針本体とスライダーとを個別に前後進自在に構成した複合針を備えた横編機を用いて行う編目ループの預け置き技術（以下、ホールディングという。）を応用した衿等の編成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
本出願人は、特公平３−７５６５６号により前後に針床を対向配置させた所謂２枚ベッド横編機を用いてリンクス、ガーター、リブ等の表目／裏目が混在した組織柄を有する編地を、前側編地と後側編地からなる筒状編地として編成する方法を提案した。この方法を利用すれば前側編地と後側編地が前後に２枚重なり合った２層状態で編成することもできる。
【０００３】
これは前側編地の編成を例えば奇数番目の針に、後側編地を偶数番目の針に割り当て、前後針床のそれぞれ１本置きの針を使用して各編地を編成するもので俗称“針抜き編成”と呼ばれる。前側編地を編成する際に後側編地を後針床の針に付属（係止）させ、反対に後側編地を編成する際に前側編地を前後針床の針に付属させて前後に重ね合わせた状態で編地を編成することで各編地は対向する針床上に目移し用の空針を常に確保させるというものである。
【０００４】
しかしながら上記した針抜き編成による方法では、針１本置きに空き針を用意せねばならず、所望するウエール数（針立て）の編地を得るには倍の針数が必要となり、またこれにより編まれた編地は上記した理由で実際の編機ゲージよりも粗いものとならざるを得なかった。
【０００５】
そこで本出願人は、先端にフックを備えた針本体と、２枚の薄板を重ね合わせて構成したタングを備えたスライダーとを備え、該針本体とスライダーとを個別に前後進自在に構成した複合針を列設した針床を備えた横編機を用いて行う編目ループのホールディングについて特願平１０−１１１８４２号、発明の名称「編目ループの預け置き方法」を出願した。これによれば編目ループをフックに係止した複合針は、更にスライダーのタング上に他の針が係止していた編目ループを受け取りホールディングさせ、また必要なときにこのホールディングした編目ループを移し戻すことができるので目移し用の空き針を設ける必要がなく、編機ゲージに相当する編地を編成できる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記した編目ループのホールディング技術を応用することで２層状に編成される衿部分を編機ゲージに相当するゲージにて編成することでしっかりとした衿を得る編成方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明では、先端にフックを備えた針本体と、２枚の薄板を重ね合わせて構成したタングを備えたスライダーとを備え、該針本体とスライダーとを個別に前後進自在に構成した複合針を列設した少なくとも前後一対の第１ベッドと、第２ベッドを設けた横編機を用いて、前身頃を裾から肩に向かって編成する間に、衿開口部を形成し、以降前記前身頃を衿開口部を挟んで前左身頃、前右身頃として分岐して編成するとともに衿開口部に沿って各身頃に衿部分を形成するとともに各衿部が開口基端側において重なり合った２層構造として編成される衿部を含んだ身頃の前記衿部の２層構造部分は、
ａ）衿部基端部において編目の増殖を行い、衿部を２層構造に編成するための準備ステップ、
ｂ）前左身頃に属する衿部分を表目・裏目の混在した編み組織で編成するために、前右身頃の衿部の一部の編目を隣接する該衿部の編目を係止する針にホールディングさせて空針を形成するステップ、
ｃ）前記ステップｂにて形成された空針に、前左身頃に属する衿部の編目の一部を目移しするステップ、
ｄ）衿部を含む前記前左身頃の編目を係止する針に給糸して編目コースを編成するステップ、
ｅ）前右身頃の衿部を表目・裏目の混在した編み組織で編成するために前記前左身頃に属する衿部の空針に目移された編目を対向する該衿部の編目を係止する針にホールディングさせて空針を形成するステップ、
ｆ）前記ステップｅにて形成された空針に前記前右身頃に属する衿部の編目の一部を目移しするステップ、
ｇ）衿部を含む前記他前右身頃の編目を係止する針に給糸して編目コースを編成するステップ、
ｈ）上記ｂ〜ｇのステップを繰り返すステップを含むようにした。
【０００８】
これによると前身頃を裾から肩に向かって編成する間に、２層構造の衿部分をもつ衿開口部を形成するために編目の増殖を行って、その準備を行った後、以降前身頃を衿開口部を挟んで前左身頃と前右身頃に分岐して編成するとともに各身頃に属する衿部分を、それぞれ表目・裏目の混在した編み組織、例えばリブ編みするために、前左身頃に対しては、前右身頃の衿部の一部の編目を隣接する該衿部の編目を係止する針にホールディングさせて空針を形成し、この形成された空針に、前左身頃に属する衿部の編目の一部を目移して衿部分の編目を前後の針床の針へ係止させ、この状態で衿部分を含む前左身頃に給糸することで衿部分を表目・裏目の混在した編み組織で編成する。上記のように他方の衿の編目をホールディングさせて空針を形成し、この空針にこれから編まれる衿部の編目を移して表目・裏目の混在した編み組織で編成するので従来のような針抜き編成と異なりしっかりした衿部分を得ることができる。同様に前右身頃に対しては、前記前左身頃に属する衿部の空針に目移された編目を対向する該衿部の編目を係止する針にホールディングさせて空針を形成し、この形成された空針に、前右身頃に属する衿部の編目の一部を目移して衿部分の編目を前後の針床の針へ係止させ、この状態で衿部分を含む前右身頃に給糸することで衿部分を表目・裏目の混在した編み組織で編成する。このような編成を繰り返し行うことで開口基端側において重なり合った２層構造を有する衿部を含んだ身頃を編成する。
【０００９】
【発明の実施の形態】
次に編目のホールディング技術を応用した実施例として、Ｖ型に形成した開口部５の先端を２層構造とした衿を有する前身頃の編成方法について以下図面とともに説明する。
【００１０】
本実施例では、図１に示すように全体を２×２の編み組織でリブ編みされるとともに袖刳り３Ｌ，３Ｒ、衿開口部５を成形編みされる前身頃１に表目・裏目の混在した編み組織として１×１リブの編み組織からなる衿部分７を編成する場合を示す。前身頃は矢印で示すように裾２から肩４に向かって編み進められる。
【００１１】
図２と図３にその編成ステップを示す。図中のＦＢは前ベッド、ＢＢは後ベッドを示し、アルファベットａ〜ｚは各ベッドに装着された針を示す。各ベッドには先端にフックを備えた針本体と、２枚の薄板を重ね合わせて構成したタングを備えたスライダーとを備えた複合針が装着され、複合針の針本体とスライダーは針床上を往復走行する不図示のキャリッジに設けたカムにより個別に前後進自在に構成される。
【００１２】
本実施例では、編目のホールディングは、一方の針床の針から直接他方の針床の針に対して行われる場合を示すが、例えば目移し用のトランスファージャックベッドを備えた横編機（例えば株式会社島精機製コンピュータ横編機、製品名ＦＩＲＳＴ）では、トランスファージャックを経由させて編目を対向する他方の針床の針または同じ針床上の隣の針へホールディングさせることも可能である。
【００１３】
先ず、ステップ１は、ラインＰにおけるコース編成を示す。裾２からラインＰ迄の編成は公知の方法にて行われるので説明の便宜上省略する。ステップ１において給糸口１１を右行させ、前ベッドの針ａ，ｂ、後ベッドｃ，ｄ、前ベッドの針ｅ，ｆ、…、に給糸して前身頃を２×２のリブ編み組織にてコース編成する。次のステップ２は、続くステップ３にて行われる割増やし編成のための準備工程で、衿部分を形成する針ｉ〜ｒの範囲内にある裏目（針ｋ，ｌ，ｏ，ｐ）を前ベッドの針へ目移しする。ステップ３では、給糸口１１を左行させ、前ベッドの針ｚ，ｙ，ｖ，ｕ，ｒ〜ｉ，ｆ，ｅ，ｂ，ａと、後ベッドの針ｘ，ｗ，ｔ，ｓ，ｈ，ｇ，ｄ，ｃに給糸して編目コースの編成を行うとともに、前ベッドの針ｉ〜ｒに係止されていたステップ１で形成された編目を後ベッドの対向する針へ移す割増やし編成を行う。割増やし編成は、編目の増殖（増し目）を意味し、単層の編地として編成されていた身頃に続けて衿部分を前後の編地からなる２層状に編むために行われる。上記した形式の複合針による割増やし編成についての詳細は、本出願人による特願平１０−１８７８９２、発明の名称「編目形成方法及び該編目形成のための横編機」に言及される。上記割増やしによる方法では増し目箇所に孔があかないといったメリットがあるが、他の増し目方法にて編目の増殖を行ってもよい。
【００１４】
そしてステップ４以降からは開口部５を形成するために前身頃１を左右に分けて編成する。前右身頃１Ｒ（紙面向かって左側）の編成には給糸口１１が引き続き使われ、前左身頃１Ｌ（紙面向かって右側）の編成には給糸口１３が新たに導入される。ステップ４で、給糸口１３を左行させ前ベッドの針ｚ，ｙ，ｖ，ｕと、後ベッドの針ｘ，ｗ，ｔ〜ｉに給糸して前左身頃１Ｌのコース編成を行う。ここで衿部分の針ｉ〜ｒを平編みするのは、上記割増やし編成により形成された編目を緩めて編成を容易にするためであり、この編成を省略して直ぐに後述の１×１のリブ編みを行うようにしてもよい。
【００１５】
ステップ５〜７は、ステップ８において前左身頃１Ｌの衿部分７Ｌを１×１のリブ編みするための準備工程を示す。まずステップ５では、前右身頃１Ｒの衿部分７Ｒの編目となる前ベッドの針ｉ，ｋ，ｍ，ｏ，ｑに係止される編目を後ベッドの対向する針にホールディングさせ、続くステップ６で後ベッドを１針分右へラッキングしてステップ５でホールディング状態に置かれた編目を前ベッドの針ｊ，ｌ，ｎ，ｐ，ｒへホールディングさせる。これにより前右身頃１Ｒの衿部分７Ｒを構成する針ｉ，ｋ，ｍ，ｏ，ｑに係止されていた編目は同じ前ベッドの隣の針ｊ，ｌ，ｎ，ｐ，ｒへホールディングされたこととなり、前ベッドの針ｉ，ｋ，ｍ，ｏ，ｑに空針を形成する。そしてステップ７では、前左身頃１Ｌの衿部分７Ｌの後ベッドの針ｉ，ｋ，ｍ，ｏ，ｑに係止される編目を前ベッドの空針へ目移しする。以上の準備工程の後、ステップ８において給糸口１３を右行させ、前ベッドの針ｉ，ｋ，ｍ，ｏ，ｑ，ｕ，ｖ，ｙ，ｚと、後ベッドの針ｊ，ｌ，ｎ，ｐ，ｒ，ｓ，ｔ，ｗ，ｘに給糸して前左身頃１Ｌの続くコース編成を行う。
【００１６】
ステップ９、１０はステップ１１において前右身頃１Ｒのコース編成を行うための準備工程を示し、ステップ８で前ベッドの針ｉ，ｋ，ｍ，ｏ，ｑで編まれた前左身頃１Ｌの編目を同じ前右左身頃１Ｌの衿部分７Ｌの編目を係止する後ベッドの針ｊ，ｌ，ｎ，ｐ，ｒにホールディングさせるた後、ステップ１０で前ベッドの針ｊ，ｌ，ｎ，ｐ，ｒでホールディングされていた前右身頃１Ｒの衿部分７Ｒの編目を後ベッドの空針ｉ，ｋ，ｍ，ｏ，ｑへ目移しする。
【００１７】
上記準備工程の後、ステップ１１において給糸口１１を右行させ、前ベッドの針ａ，ｂ，ｅ，ｆ，ｊ，ｌ，ｎ，ｐ，ｒと、後ベッドの針ｃ，ｄ，ｇ，ｈ，ｉ，ｋ，ｍ，ｏ，ｑに給糸して衿部分７Ｒを含む前右身頃１Ｒのコース編成を行う。ステップ１２で給糸口を左行させ前記ステップ１１と同じ針に給糸して前右身頃１Ｒの続くコース編成を行う。
【００１８】
そしてステップ１３〜１４は、ステップ１５において前左身頃１Ｌのコース編成を行うための準備工程を示し、上記したステップと同様にホールディングと編目の移し分けのステップを伴い行われる。上記ステップ８〜１５のステップが１回行われることで、前右身頃１Ｒと前左身頃１Ｌにはそれぞれ２コースの編目コースが形成されるこことなる。
【００１９】
そして上記ステップ８〜１５を所定の回数繰り返す毎に前身頃１Ｒ，１Ｌの各衿部分７Ｒ，７Ｌをそれが属する身頃側に寄せて重ねていくことで衿開口部５を徐々に広げてＶ字状に形成する。例えば衿７Ｌを前左身頃１Ｌ側に寄せて重ねるステップにおいては、衿７Ｒの編目を係止する針に衿７Ｌの編目を一旦ホールディングさせてから編目を身頃側に寄せて重ねるようにすればよく、これは比較的広幅な衿部分を編成するときに用いる。また衿幅が比較的細い場合には、１回のラッキングにより２層状態にある衿部分を互いに重なり合わない程度までシフトできるのでホールディングを使わずその状態で存在する空針を使用して編目を身頃側に寄せることができる。その際、身頃も同様に他方の身頃から離れる向きに移動させるようにすればより大きくラッキングできる。このようにして互いに重なり合わない状態まで各衿部分７Ｒ，７Ｌが移動された後は、公知の衿付き身頃と同様な編成を行いながら肩部に向けて編成する。
【００２０】
なお上記実施例では、重ねた状態で２層状に編まれる衿部分に表目・裏目の混在した編み組織を編む例として１×１リブを例に説明したが、これに限らずワイドリブ、リンクス、ガーターをはじめ表目と裏目を混在して編める編み組織であれば何でもよい。また、形成される衿の形状も上記したＶ型のものに限らず、２層状に重なって形成されるものであれば何でもよい。
【００２１】
【発明の効果】
上記したように本発明の方法では、ホールディング技術を応用することで２層構造に編まれる衿部分を針抜き編成を行わないので編機ゲージに相当する編地とすることができ衿部分を従来のものに比べよりしっかりしたものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例の方法により編まれた衿部を有する前身頃を示す。
【図２】前身頃の編成ステップの前半部分を示した図である。
【図３】前身頃の編成ステップの後半部分を示した図である。
【符号の説明】
１…前身頃、１Ｒ…前右身頃、１Ｌ…前左身頃、２…裾、３…袖刳り、４…肩、５衿開口、７…衿[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a composite needle comprising a needle body having a hook at the tip and a slider having a tongue formed by overlapping two thin plates, and the needle body and the slider are configured to be able to move forward and backward individually. The present invention relates to a knitting method for heels and the like using a stitch loop depositing technique (hereinafter referred to as holding) performed using a flat knitting machine equipped with a knitting machine.
[0002]
[Prior art]
The present applicant uses a so-called two-bed flat knitting machine in which needle beds are opposed to each other in accordance with Japanese Patent Publication No. 3-75656, and has a knitted pattern having a mixed pattern of front / back stitches such as links, garters, and ribs. A method of knitting the ground as a tubular knitted fabric composed of a front knitted fabric and a rear knitted fabric was proposed. If this method is used, it is also possible to knit in a two-layer state in which the front knitted fabric and the rear knitted fabric overlap each other in the front and rear.
[0003]
This is a common name for the knitting of the front knitted fabric that is assigned to odd-numbered needles, the rear knitted fabric is assigned to even-numbered needles, and each knitted fabric is knitted using every other needle on the front and back needle beds. This is called “needle-free knitting”. When knitting the front knitted fabric, attach (lock) the back knitted fabric to the needles on the back needle bed, and conversely, when knitting the back knitted fabric, attach the front knitted fabric to the needles on the front and back needle beds. By knitting the knitted fabric in a state where it is overlapped in the front-rear direction, each knitted fabric always ensures an empty needle for transfer on the opposing needle bed.
[0004]
However, in the above-described method using needle knitting, it is necessary to prepare empty needles for every other needle, and in order to obtain a knitted fabric having a desired number of wales (needle stand), the number of stitches is doubled. The knitted fabric had to be rougher than the actual knitting machine gauge for the reasons described above.
[0005]
Therefore, the present applicant has a needle body with a hook at the tip and a slider with a tongue formed by superimposing two thin plates, and the needle body and the slider are individually configured to move forward and backward. Japanese Patent Application No. 10-111842, the title of “Invention method for stitch loops”, applied for stitch loop holding using a flat knitting machine provided with a needle bed in which compound needles are arranged. According to this, the compound needle with the stitch loop locked to the hook receives and holds the stitch loop locked with the other needle on the tongue of the slider, and moves the held stitch loop when necessary. Since it can be returned, there is no need to provide an empty needle for transfer, and a knitted fabric corresponding to a knitting machine gauge can be knitted.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a knitting method for obtaining a firm heel by knitting a heel portion knitted in two layers with a gauge corresponding to a knitting machine gauge by applying the stitch loop holding technique described above. The purpose is to do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, a composite needle comprising a needle body having a hook at the tip and a slider having a tongue formed by superposing two thin plates, the needle body and the slider being configured to be able to move forward and backward individually. Using a flat knitting machine provided with at least a pair of front and rear first beds and a second bed, and forming a heel opening while knitting the front body from the hem to the shoulder, Two layers that divide and knitted the front left body and front right body across the heel opening, forming a heel portion on each body along the heel opening, and overlapping each heel on the opening proximal side The two-layer structure part of the heel part of the body including the heel part knitted as a structure is
a) a preparatory step for multiplying the stitches at the base end of the buttocks and knitting the buttocks into a two-layer structure;
b) In order to knit the heel part belonging to the front left body with a knitting structure in which the front and back stitches are mixed, a part of the heel part of the front right body is adjacent to a needle that locks the stitches of the heel part. Holding to form an empty needle,
c) a step of transferring a part of the stitch of the buttocks belonging to the front left body to the empty needle formed in the step b;
d) knitting a stitch course by feeding a needle that locks the stitch of the front left body including the buttocks;
e) In order to knitting the buttock of the front right body with a knitting structure in which front and back are mixed, the stitch of the buttock facing the stitch transferred to the empty needle of the buttock belonging to the front left body is engaged. Holding the needle to be stopped to form an empty needle,
f) a step of transferring a part of the stitch of the buttocks belonging to the front right body to the empty needle formed in the step e;
g) a step of knitting a stitch course by feeding a needle that locks the stitch of the other front right body including the buttocks;
h) A step of repeating the above steps b to g is included.
[0008]
According to this, after the front body is knitted from the hem to the shoulder, after the stitches are proliferated and prepared to form a heel opening with a heel portion of a two-layer structure, The front left body is used to knitting the front and back body with the front left body and the front right body, and the heel part belonging to each body is knitted with mixed front and back, for example, rib knitting. In contrast, a part of stitches of the buttock of the front right body is held by a needle that locks the stitches of the buttock adjacent to each other to form an empty needle. Transfer the part of the knitting of the heel part belonging to, and lock the knitting part of the heel part to the needles of the front and back needle beds, and in this state feed the yarn to the front left body including the heel part,・ Knitting with a knitting structure with mixed back stitches. As mentioned above, the other heel stitch is held to form an empty needle, and the heel stitch to be knitted is transferred to this empty needle and knitted with a mixed knitting structure of the front and back stitches as before. Unlike the needle-punched knitting, a firm heel part can be obtained. Similarly, for the front right body, forming a blank needle by holding the needle that locks the stitch of the buttocks facing the stitch transferred to the blank needle belonging to the front left body, A part of the knitting of the heel part belonging to the front right body is transferred to the formed empty needle, and the knitting of the heel part is locked to the needles of the front and back needle beds. In this state, the front right body including the heel part By knitting yarn, the heel part is knitted with a mixed knitting structure. By repeatedly performing such knitting, the body including the buttocks having the two-layer structure overlapping on the base end side of the opening is knitted.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, as an example applying the stitch holding technology, a knitting method of the front body having a heel having a two-layer structure at the tip of the opening 5 formed in a V shape will be described below with reference to the drawings.
[0010]
In this embodiment, as shown in FIG. 1, the front and back stitches are mixed in the front body 1 where the entire body is ribbed with a 2 × 2 knitting structure and the sleeve sleeves 3L and 3R and the heel opening 5 are molded and knitted. The case where the heel part 7 which consists of a 1x1 rib knitting structure is knitted as the knitting structure shown is shown. The front body is knitted from the hem 2 toward the shoulder 4 as indicated by the arrow.
[0011]
2 and 3 show the knitting steps. In the drawing, FB indicates a front bed, BB indicates a rear bed, and alphabets a to z indicate needles attached to each bed. Each bed is equipped with a compound needle equipped with a needle body with a hook at the tip and a slider with a tongue constructed by overlapping two thin plates, and the needle body and slider of the compound needle move over the needle bed. It is configured to be able to move forward and backward individually by a cam provided on a carriage (not shown) that reciprocates.
[0012]
In this embodiment, stitch holding is performed directly from one needle bed needle to the other needle bed needle. For example, a flat knitting machine (for example, a transfer knitting machine having a transfer jack bed for transfer) In a computer flat knitting machine manufactured by Shima Seiki Co., Ltd., product name FIRST), it is possible to hold the needle to the needle on the other needle bed facing the stitch or the adjacent needle on the same needle bed via the transfer jack.
[0013]
First, step 1 shows course knitting in the line P. Since the knitting from the hem 2 to the line P is performed by a known method, it is omitted for convenience of explanation. In step 1, the yarn feeder 11 is moved to the right, and the front body is fed to the needles a, b, the rear beds c, d, the front beds e, f,... Organize the course at The next step 2 is a preparatory process for split knitting performed in the subsequent step 3, and the back stitches (needles k, l, o, p) within the range of the needles i to r forming the heel portion are moved forward. Transfer to bed needle. In step 3, the yarn feeder 11 is moved to the left and the front bed needles z, y, v, u, ri, f, e, b, a and the rear bed needles x, w, t, s, h. , G, d, and c are knitted to knitting the stitch course, and the stitch formed in step 1 that is locked to the needles i to r on the front bed is transferred to the opposite needle on the rear bed. Organize. The split knitting means the multiplication (increase) of the stitches, and is performed to knit the heel portion into two layers composed of the front and rear knitted fabrics following the body knitted as a single layer knitted fabric. Details of the split knitting with the compound needle of the above-mentioned type are referred to Japanese Patent Application No. 10-187892 by the applicant of the present application, the title of the invention “knitting method and flat knitting machine for forming the stitch”. Although the above-described method by the additional increase has an advantage that there is no hole in the additional stitch portion, the stitches may be increased by another additional stitch method.
[0014]
From step 4 onward, the front body 1 is divided into left and right parts to form the opening 5. The yarn feeder 11 is continuously used for knitting the front right body 1R (left side as viewed in the drawing), and the yarn feeder 13 is newly introduced into the knitting of the front left body 1L (right side as viewed in the drawing). In step 4, the yarn feeder 13 is moved left to feed the needles z, y, v, u of the front bed and the needles x, w, t to i of the rear bed, and the front left body 1L is knitted. Here, the knitting needles i to r are flat knitted in order to ease the knitting by loosening the stitches formed by the above-described split knitting, and this knitting is omitted and immediately a 1 × 1 described later. Rib knitting may be performed.
[0015]
Steps 5 to 7 show preparation steps for knitting the rib portion 7L of the front left body 1L in Step 8 by 1 × 1 ribs. First, in step 5, the stitches locked to the needles i, k, m, o, and q of the front bed, which become the stitches of the heel portion 7R of the front right body 1R, are held on the needles facing the rear bed, and then in step 6 Then, the rear bed is racked to the right by one stitch, and the stitch placed in the holding state in step 5 is held to the needles j, l, n, p, r of the front bed. As a result, the stitches locked to the needles i, k, m, o, q constituting the heel portion 7R of the front right body 1R are held to the needles j, l, n, p, r adjacent to the same front bed. As a result, empty needles are formed on the needles i, k, m, o, and q of the front bed. In Step 7, the stitches locked to the needles i, k, m, o, and q of the back bed 7L of the heel portion 7L of the front left body 1L are transferred to the empty needles of the front bed. After the above preparation process, the yarn feeder 13 is moved to the right in Step 8, the needles i, k, m, o, q, u, v, y, z on the front bed and the needles j, l, n on the rear bed. , P, r, s, t, w, x are fed to perform the course knitting followed by the front left body 1L.
[0016]
Steps 9 and 10 show preparation steps for performing the course knitting of the front right body 1R in Step 11, and the stitches of the front left body 1L knitted with the needles i, k, m, o, and q of the front bed in Step 8 Are held by the needles j, l, n, p, r of the rear bed that lock the stitches of the heel part 7L of the same front right left body 1L, and then the needles j, l, n, p, The stitch of the heel portion 7R of the front right body 1R that has been held at r is transferred to the empty needles i, k, m, o, and q of the rear bed.
[0017]
After the above preparation process, in step 11, the yarn feeder 11 is moved to the right and the front bed needles a, b, e, f, j, l, n, p, r and the rear bed needles c, d, g, A course knitting of the front right body 1R including the heel portion 7R is performed by supplying yarns h, i, k, m, o, and q. In step 12, the yarn feeder is moved to the left and the same needle as in step 11 is fed to perform course knitting following the front right body 1R.
[0018]
Steps 13 to 14 show a preparation process for performing course knitting of the front left body 1L in Step 15, and are performed with the steps of holding and stitch transfer in the same manner as described above. By performing the steps 8 to 15 once, two stitch courses are formed in the front right body 1R and the front left body 1L.
[0019]
Each time the above steps 8 to 15 are repeated a predetermined number of times, the heel opening 5 is gradually expanded by overlapping the heel portions 7R, 7L of the front body 1R, 1L toward the body side to which the garment body belongs, and V-shaped. To form. For example, in the step of stacking the heel 7L toward the front left body 1L side, it is only necessary to temporarily hold the stitch of the heel 7L on the needle that locks the stitch of the heel 7R and then close the stitch toward the body side. This is used when knitting a relatively wide heel part. If the heel width is relatively thin, the heel portions in the two-layer state can be shifted to the extent that they do not overlap each other by one racking. It can be brought to the body side. At that time, if the body is also moved away from the other body, the racking can be further increased. After the heel portions 7R and 7L are moved to a state where they do not overlap with each other in this way, the knitting is performed toward the shoulder while performing the same knitting as the known garment body.
[0020]
In the above embodiment, a 1 × 1 rib has been described as an example of knitting a mixed knitting structure of front and back stitches on a heel portion that is knitted into two layers in an overlapped state. Any knitting structure can be used as long as it can knit a garter and mix front and back. Further, the shape of the ridge formed is not limited to the above-described V shape, and any shape may be used as long as it is formed by overlapping two layers.
[0021]
【The invention's effect】
As described above, in the method of the present invention, since the heel portion knitted into the two-layer structure by applying the holding technique is not subjected to needle knitting, the knitted fabric can be made into a knitted fabric corresponding to the knitting machine gauge. It can be made firmer than the conventional one.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a front body having a buttocks knitted by the method of the embodiment.
FIG. 2 is a diagram showing a first half part of a knitting step in the front body.
FIG. 3 is a diagram showing the latter half of the knitting step of the front body.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Front body, 1R ... Front right body, 1L ... Front left body, 2 ... Hem, 3 ... Sleeve, 4 ... Shoulder, 5cm opening, 7 ...

Claims

A needle body provided with a hook at the tip and a slider provided with a tongue formed by superimposing two thin plates, and combined needles configured such that the needle body and the slider can be moved forward and backward individually are arranged. Using a flat knitting machine provided with at least a pair of front and rear first beds and a second bed, a heel opening is formed while the front body is knitted from the hem to the shoulder, and thereafter the front body is opened to the heel. Branched and knitted as front left body and front right body across the part, and formed as a two-layer structure in which the heel part is formed in each body along the heel opening and each heel part overlapped with each other on the opening proximal end side A knitting method in which the two-layer structure part of the buttock including the heel to be knitted is knitted by the following steps;
a) a preparatory step for multiplying the stitches at the buttock proximal end and knitting the buttock into a two-layer structure;
b) In order to knit the heel part belonging to the front left body with a knitting structure in which the front and back stitches are mixed, a part of the heel part of the front right body is adjacent to a needle that locks the stitches of the heel part. Holding to form an empty needle,
c) a step of transferring a part of the stitch of the buttocks belonging to the front left body to the empty needle formed in the step b;
d) knitting a stitch course by feeding a needle that locks the stitch of the front left body including the buttocks;
e) In order to knitting the buttock of the front right body with a knitting structure in which front and back are mixed, the stitch of the buttock facing the stitch transferred to the empty needle of the buttock belonging to the front left body is engaged. Holding the needle to be stopped to form an empty needle,
f) a step of transferring a part of the stitch of the buttocks belonging to the front right body to the empty needle formed in the step e;
g) a step of knitting a stitch course by feeding a needle that locks the stitch of the other front right body including the buttocks;
h) Repeating the above steps b to g.