JP3756878B2 - Covered wire rope - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主としてクレーン用やエレベータ用などの動索として好適な被覆ワイヤロープに関する。
【0002】
【従来の技術】
クレーンやエレベータ等で使用される動索においては、ロープがシーブを経由して移動されたり巻き取られたりするので、全長に渡り張力と曲げが作用する厳しい条件におかれる。
従来、かかる動索用のロープとしてはJIS・G・3525や3546等で規定されるように、繊維心や金心(ストランド、ロープ)からなる心ロープの外周に、複数本の側ストランドを配して撚合した構造のものが使用されていた。
【0003】
このため、心ロープと側ストランドの接面に高い面圧が生じかつ曲げにより心ロープと側ストランドの摩擦が発生し、心ロープの摩滅による直径の減少によりますます側ストランド同士の面圧が増加し、各ストランドの接面摩耗、心ロープと側ストランドを構成する素線の断線が発生する問題があった。
この対策として心ロープと側ストランドとの間に熱可塑性樹脂層を介在させた動索用ロープが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この先行技術の動索用ロープにおいては、心ロープと側ストランド間の接触は防止されるものの、側ストランド相互間は間隔保持されにくいため、側ストランド相互間が接触して摩耗が発生しやすい点、シーブと側ストランドが常時メタルタッチして相対摺動するので、通常軟質なシーブが摩耗し、高価なシーブの交換に多大な手間と時間がかかる点、塗油によってシーブとロープ間の摩擦係数が変化し、シーブとロープ間にすべりが生じてシーブの回転がロープに正確に伝達されにくくなり、ロープに連結された物体の位置制御の精度が低下したり、シーブとして特殊な溝加工を施したものを使用する必要が生じたりする点などに問題があった。
【0005】
本発明は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、心ロープと外側ストランド間及び隣接する外側ストランド間の接触による各摩耗、シーブと外側ストランドとのメタルタッチによる摩耗を防止しつつ、シーブとロープ全体の良好な摩擦接触(駆動力伝達)を実現することができしかも製作の容易な被覆ワイヤロープを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、心ロープの外周に複数本の側ストランドを配して撚合し、側ストランドを囲む外層被覆を設けたロープであって、前記各側ストランドの上層が、複数本の素線と中心に補強線を有して素線径よりも大きな径に構成された樹脂線を撚りあわせて構成され、相対的に径の大きな樹脂線の存在により前記側ストランドと心ロープ間、各側ストランド間にそれぞれ隙間が形成され、それらの隙間を通して外層被覆用の樹脂が圧入充填されていることを特徴としている。
【0007】
また、本発明は、次の工程で作られた被覆ロープであることを特徴としている。
複数本の素線と中心に補強線を有し素線よりも径の大きな1本以上の樹脂線とを用意し、内層上にそれら素線と樹脂線を配して撚合し樹脂線の存在で凸のある側ストランドを作成する工程と、それら樹脂線を1本以上有する側ストランドの複数本を心ロープの外周に配して全体を撚り合せ、素ロープを製作する工程と、押出し機に素ロープを通すことにより溶融した合成樹脂を樹脂線の存在で形成された各側ストランド間のスペースを通して側ストランドと心ロープ間に圧入充填するとともに各側ストランド間に圧入充填する工程。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図6は本発明による被覆ワイヤロープの第1態様を示している。
図1と2において、1は心ロープであり、素線またはストランドを撚合して構成された心ロープ本体1aの外周に、合成樹脂被覆層1bを設けてなる。前記心ロープ本体の構成は任意であるが、この例では中心素線101の周りに6本の側素線102を配して撚合した1×7構造となっている。
【0009】
2は前記心ロープ1の周りに配されて撚合された複数本(図面では6本)の側ストランドである。3は前記側ストランド2を内包するように施された合成樹脂質の外層被覆(全体被覆)であり、後で詳しく説明する側ストランド2の特殊構造により、隣接する側ストランド2,2間、及び側ストランド2と心ロープ1の間に圧入充填されて接合されている。
【0010】
300は側ストランド2,2間への充填部分、301は及び側ストランド2と心ロープ1間への充填部分、302は側ストランド2の外接円を越えて囲む円筒状の外層部分であり、外層部分302は半径方向に延びる略放射状の充填部分300によって内層としての充填部分301と一体に接合している。充填部分301は心ロープ1の合成樹脂被覆層1bと接合一体化している。
【0011】
前記側ストランド2は任意の構成でよいが、この例では図4のように中心の素線201の周りに6本の上層用の素線を配して撚合した1×7構造ではあるが、1本以上(この例では2本)を上層用素線201の径よりも大きな径を持つ樹脂線4としている。
【0012】
前記素線201、202、101,102は、鋼素線が用いられる。鋼素線は、ロープに高い強度が要求される場合、引張り強さ240kg/cm2以上の特性を有するものを使用する。かかる鋼素線は、炭素含有量が0.70wt%の以上の原料線材を伸線することで得られる。素線は表面に薄い耐食性被覆たとえば亜鉛めっき、亜鉛・アルミ合金めっきなどを有しているものを含む。
【0013】
樹脂線4は全体が合成樹脂で構成されていてもよいが、ストランドを構成したときに適切な強度を確保するために、図3(a)、(b)のように中心に補強線4aを有し、その周りに合成樹脂層4bを設けている。合成樹脂層4bは、補強線4aを溶融した樹脂浴中を通して絞るか、あるいは樹脂押出し機のダイス中に通すことによって連続的に得ることができる。
【0014】
前記補強線4aは、図3(a)のように1本でもよいし、図3(b)のように複数本400を寄り合わせたものであってもよい。材質としては前記素線201、202、101,102と同様な鋼素線が通常使用されるが、これに代えて合成繊維であってもよい。補強線4aの太さは素線201と同等であるかまたは適度に細くてもよい。
【0015】
合成繊維としては、アラミド、超高分子量ポリエチレン、全芳香族ポリエステルなどから選択される高強度低伸度繊維が好ましく、かかる繊維からなるヤーンを多数本集めて束にし、その束を平行に引き揃えるかあるいは長いリードで撚ることで作られる。
【0016】
合成樹脂層4bの樹脂は、ポリ塩化ビニール、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン及びこれら樹脂の共重合体などを用いることができるが、補強線4aとの接着性がよいことに加え、心ロープ被覆層1bの樹脂及び外層被覆3の樹脂との良好な接着一体性を得る点から、心ロープ被覆層1bの樹脂及び外層被覆3の樹脂と同一又は近似した性質の熱可塑性樹脂であることが好ましい。
【0017】
具体的には、耐摩耗性、耐候性、柔軟性(耐ストレスクラック性)に加え、シーブとの摩擦係数の調整を図るべく適度の弾性を有し摩擦係数が比較的高いものが外層被覆3の樹脂としては好ましいので、たとえば、ポリウレタン系のもの、エーテル系ポリウレタンエラストマーなどが用いられる。
【0018】
前記樹脂線4の径は、上層用の素線202に対し、101%以上であることが必要である。これ未満では側ストランドの素線外接円からごく僅かしか樹脂線4が突出しなくなるので、隣接する側ストランド2,2間に外層用の樹脂の浸透を助けるに十分な大きさの隙間を形成できないからである。
上層用の素線202に対する比の上限は110%程度である。これよりも径比が大きいと、上層を構成する素線202間に収めることが難しくなり、浮き上がって外れてしまったり、側ストランド2,2間に形成される隙間が大きくなりすぎ、単位断面での鋼充填率が低下するからである。
【0019】
前記樹脂線4が複数本である場合、好ましくは円周上において相互に離間した位置、好適には対称的位置に配され、上層用の素線202とともに所定のピッチで撚り合わされる。
したがって樹脂線4は図4(a)のようにストランドの長手方向でらせん状となっており、樹脂線4は上層用の素線202に対して相対的に径の大きいため、図4(b)のように、側ストランド2は、上層用の各素線202で構成される外接円D1に対し樹脂線4の太径の外接円D2が囲んだ形態となる。
【0020】
かかる側ストランド2は、複数本が心ロープ1の周りに配されて撚合されることで図5のような素ロープAとなる。ストランドの撚り方向とロープの撚り方向は逆であることが好ましく、たとえば、ストランドの撚り方向をS方向としたときには、ロープの撚り方向をZ方向とする。
なお、各側ストランド2、2における樹脂線4の円周上での位置は、図5に例示するようにランダムになっている方がよい。これはまた、ロープ製作の容易化の点からも好都合である。
【0021】
かかる素ロープAにおいては、らせん状の樹脂線4の外接円D2によって各側ストランド2、2間に適当な隙間S1が略均等に創成され、同時に側ストランド2と心ロープ1間にもらせん状の樹脂線4の外接円D2によって適当な隙間S2が略均等に創成される。
【0022】
この状態で素ロープAを洗浄し、全体を100℃前後に予熱したのち外層被覆3を施す。これは通常、図6のように溶融した樹脂30を加圧押出しする押出し機9のダイス90中に素ロープAを通すことにより連続的に行われる。
この被覆押出し時に、図6(b)のように溶融樹脂30は前記各側ストランド2、2間に形成されている均等な隙間S1に圧入充填し、この隙間S1と通じている側ストランド2と心ロープ1間の隙間S2に充填しその隙間を埋める。
【0023】
図4(a)からわかるように太径の樹脂線4、4の間には、らせん状の溝に類する進入路が形成される。このため、その進入路に沿って溶融樹脂30を円滑確実に側ストランド2と心ロープ1間に流入させ、また各側ストランド2間に充填させることができる。この点と隣接ストランドとの接点が増して隙間が安定する点から、側ストランド2の樹脂線4は2本以上であることが好ましい。
【0024】
各側ストランド2、2における樹脂線4は、高温の溶融樹脂30との接触により熱せられるため少なくとも樹脂層4bの表面が溶融し、その溶融した樹脂分も隙間S1や隙間S2を通して浸透し、心ロープ1の被覆層1bと融着する。すなわち、樹脂線4は被覆用溶融樹脂の一部にもなり、ロープ内部からの樹脂補給作用を営む。
これらにより、図2のように、側ストランド2,2間に放射状の浸透樹脂層300を、側ストランド2と心ロープ1間に前記浸透樹脂層300と一連のリング状の浸透樹脂層301を確実に形成することができる。
【0025】
溶融樹脂30は最終的に全側ストランド2を覆うが、側ストランド2は太い樹脂線4を混在させているため接着表面積が大きく、凹凸の大きい複雑な断面形状となっており、その状態で樹脂層4bが溶融樹脂30と融着する。したがって、側ストランド2を取り囲むように出来上がった円筒状の外層302の内側部分と側ストランド2との接着力が高く、ずれに対する抵抗が大きくなる。
しかも、外層302は前記側ストランド2,2間では放射状の浸透樹脂層300により側ストランド2と心ロープ1間のリング状の浸透樹脂層301と一体接合される。
【0026】
心ロープ1の樹脂、側ストランド2の樹脂線の樹脂、外層樹脂を同じ材質とした場合、熱を加えると融着しやすく、断面内の樹脂の物理的、化学的性質が均一であるため、シーブとの摩擦力やせん断力によって被覆が破れたり、ずれたりしない。
【0027】
本発明は、側ストランド2に樹脂線4を混在させて隙間形成を行うので、側ストランド2の全体をあらかじめ樹脂被覆する工程が不要であり、ロープの全体被覆時に側ストランドの被覆を行えるので、被覆工程が1回で済み、生産性がよくコストを安価にすることができる。
しかも、側ストランド2をあらかじめ樹脂被覆しておき、それを被覆心ロープと撚り合わせ、その外周に樹脂被覆を施した場合には、円筒状の被覆側ストランドと円筒状の被覆心ロープ間に樹脂が浸透しにくく、空隙が発生し、側ストランドと心ロープの一体化が損なわれる可能性があるが、本発明はかかる懸念が解消される。また、鋼材充填率も高くすることができるため、強度も良好なものとなし得る。
【0028】
前記外層302の側ストランド2の外径(外接円)からの厚さは薄すぎると耐久性に乏しく、摩耗寿命も低下する。厚すぎると動索として必要な柔軟性が損なわれ、またロープ径が太くなって強度効率が低下するので、通常、ロープ径の1/5以下たとえば0.3〜2.0mm程度とすることが好ましい。
【0029】
図7は本発明の第2態様を示している。この例では、側ストランド2の上層に樹脂線4を3本等間隔で配している。側ストランドは1本のみを詳細に示し、他の側ストランドは簡略化している。その他は第1態様と同様であるから、同じ部分に同じ符号を付し、説明は省略する。
【0030】
本発明において、心ロープ1の構成、側ストランド2の構成は特に限定はない。図8ないし図12は本発明の他の態様を示しており、心ロープ1が7×7のIWRCから構成されている。また、側ストランド2は8×S(17+2)構成からなっている。
側ストランド2は太い中心素線201’の周りに9本の細い素線203を配した内層2aと、内層2aの周りに7本の鋼素線201と1本以上(図では2本)の樹脂線4を配して撚合している。樹脂線4は3本の鋼素線と4本の鋼素線の間に配されている。樹脂線4の構成、鋼素線との径の比、使用する樹脂、外層被覆の条件、及び作用等すべては第1態様と同様であるから、説明は援用する。
【0031】
図13は樹脂線4を3本使用した例を示しており、鋼素線201の2本置きに樹脂線4を配している。他の構成等は第1実施例と同様であるから、説明を援用する。
【0032】
本発明は動索に好適であるが、吊橋のハンガーロープ、斜長橋ケーブル、ステイなどの靜索にも適用できる。これらの用途に適用した場合、被覆樹脂が側ストランドを取り囲むだけでなく各側ストランドの間を経て心ロープと側ストランド間に充填されて強固に接着一体化されるので、鋼と樹脂との膨張率の相違による被覆とロープ間に隙間が生ずることがなく、水分(結露によるものを含む)により腐食を起すことがない。
【0033】
【実施例】
本発明を適用して被覆ロープを製作した。1×7構造の心ロープ本体にエーテル系ポリウレタン(ショア硬度Dスケール90)を被覆した外径3.0mmの心ロープの周りに1×7構造の側ストランドを6本配して撚合した。
【0034】
各側ストランドは、上層の2本の素線を樹脂線とした。素線は径1.00mmを使用し、樹脂線は、鋼素線にエーテル系ポリウレタン(ショア硬度Dスケール90)を押出し機で被覆した直径1.1mmを使用し、2本の鋼素線間に配してS方向に撚りピッチ30mmで撚合した。
前記側ストランドを6本心ロープの周りに配し、撚りピッチ80mmでZ方向に撚りあわせて素ロープとした。
【0035】
素ロープを検査したところ、側ストランド間には0.2mmの隙間が均等に開き、心ロープと側ストランド間には0.1mmの隙間が形成されていた。
素ロープを洗浄後、100℃に予熱し、200℃に溶融したエーテル系ポリウレタン(ショア硬度Dスケール90)を押出し機で被覆し、外層の厚さ1.0mm、外径11mmの被覆ロープを得た。
【0036】
被覆ロープを切断して顕微鏡観察した結果、被覆樹脂は隣接する側ストランド間に完全に充填されており、かつまた、側ストランドと心ロープ間にも完全に充填され、外層樹脂と一体化されていた。
【0037】
得られた被覆ロープの被覆と素ロープを図14の治具で反対方向に引張って、樹脂線を用いずに外層素線をすべて鋼素線とした比較ロープともども被覆とロープの接着度を試験した。
その結果、本発明ロープは樹脂線を用いない場合に比べて、約80%増加が確認された。顕微鏡観察で樹脂充填率を測定した結果、樹脂充填率は樹脂線を用いない場合に比べて約65%増加していることが確認された。
【0038】
また、D(シーブ径)/d(ロープ径):20、安全率:10、丸溝シーブ使用の条件でS曲げ試験を行い、被覆樹脂異常発生回数を調べた。その結果、樹脂線を用いない場合50000サイクルで被覆ずれが発生したが、本発明ロープは15万サイクルでも異常が生じなかった。
【0039】
なお、樹脂線の使用数を変え、1本とした場合、被覆とロープとの接着力は樹脂線を用いない場合に比べて約50%増加が確認された。
また、ロープ内の樹脂充填率は、樹脂線1本の場合40%、3本では80%増加が見られた。
被覆樹脂異常発生回数は、樹脂線1本の場合も10万サイクルでも異常が生じなかった。
【0040】
【発明の効果】
以上説明した本発明の請求項1によるときには、側ストランド2が太い樹脂線4を上層に有しているため、心ロープ1の周りに側ストランド2を配して撚合した状態で隣接する側ストランド2、2間に均等な隙間が確実に形成され、また側ストランド2と心ロープ1間にも均等な隙間が確実に形成され、このため、外層樹脂を、隣接する側ストランド2、2間、側ストランド2と心ロープ1間に確実に浸透させることができる。また、樹脂線4の存在で側ストランドが凹凸のある異形状断面になること、樹脂線4の樹脂層4bが溶融して外層の樹脂と融着することにより、被覆樹脂との一体性がすぐれたものになる。これらにより、心ロープと外側ストランド間の接触による摩耗、及び隣接する外側ストランド間の接触による摩耗、シーブと外側ストランドとのメタルタッチによる摩耗が防止され、しかも、シーブとロープ全体の良好な駆動力伝達を実現することができる。しかも、側ストランドをあらかじめ樹脂被覆しないで済み、被覆工程が1回で済むので、製作が容易で生産性も高くすることができるなどのすぐれた効果が得られる。
【0041】
請求項2によれば、樹脂線4が素線に対して1.01〜1.1倍の径を有し、2本以上円周上で離間した位置に配されているため、隣接ストランドとの接点が増し、心ロープと外側ストランド間および側ストランド2、2間に均等なほどよい隙間を形成することができ、かつ太い樹脂線4,4の間にらせん状の誘導溝が形成されるので、心ロープと外側ストランド間および側ストランド2、2間への溶融樹脂の充填を円滑に行うことができ、しかも各樹脂線4が補強線4aを有しているので、外側ストランドの必要強度も確保することができるなどのすぐれた効果が得られる。
【0042】
請求項3によれば、樹脂線の樹脂が外層被覆用の樹脂と同じ材質からなっているため、樹脂線の樹脂が外層被覆用の樹脂の熱で溶融し、接着力等が同等で均質な接合状態を形成できるというすぐれた効果が得られる。
請求項4によれば、心ロープ1が外周に合成樹脂被覆層1bを有しているので、心ロープ1と外側ストランド2間の接触を確実に防止しつつ心ロープ1と外側ストランド2間を浸透した外層被覆用の樹脂30と確実に接合できるというすぐれた効果が得られる。
請求項5によれば、心ロープ1と外側ストランド2間の接触による摩耗、及び隣接する外側ストランド2,2間の接触による摩耗、シーブと外側ストランド2とのメタルタッチによる摩耗が防止され、しかも、シーブとロープ全体の良好な駆動力伝達を実現することができ、しかも、側ストランドをあらかじめ樹脂被覆しないで済み、被覆工程が1回で済むので、製作が容易で生産性も高くすることができるなどのすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による被覆ワイヤロープの第1態様の部分切欠斜視図である。
【図2】図1の拡大断面図である。
【図3】(a)と(b)は本発明における樹脂線の拡大部分切欠斜視図である。
【図4】(a)は第1態様の側ストランドの斜視図、(b)は(a)のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】第1態様の素ロープの状態を示す断面図である。
【図6】(a)は外層被覆工程を示す説明図、(b)は被覆時の樹脂の浸透状態を模式的に示す説明図である。
【図7】(a)は第2態様を素ロープの状態で示す断面図、(b)は第2態様のロープの断面図である。
【図8】本発明を適用した態様を示す拡大部分切欠斜視図である。
【図9】図8の拡大断面図である。
【図10】側ストランドの斜視図である。
【図11】側ストランドの断面図である。
【図12】素ロープの状態を示す断面図である。
【図13】(a)は本発明を適用した他の態様における側ストランドの断面図、(b)は素ロープの状態を示す断面図である。
【図14】本発明ロープの試験治具を示す説明図である。
【符号の説明】
1 心ロープ
1a 心ロープ本体
1b 被覆層
2 側ストランド
3 外層被覆
4 樹脂線
4a 補強線
4b 樹脂層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention mainly relates to a covered wire rope suitable as a moving cable for a crane or an elevator.
[0002]
[Prior art]
In moving cables used in cranes, elevators, etc., the rope is moved or wound up through the sheave, so that it is subjected to severe conditions in which tension and bending act over the entire length.
Conventionally, as a rope for such a rope, a plurality of side strands are arranged on the outer periphery of a core rope made of a fiber core or a metal core (strand, rope) as defined in JIS / G / 3525 or 3546. In this case, a twisted structure was used.
[0003]
For this reason, a high surface pressure is generated at the contact surface between the core rope and the side strand, and friction between the core rope and the side strand occurs due to bending, and the surface pressure between the side strands increases due to a decrease in diameter due to abrasion of the core rope. There was a problem that the contact surface wear of each strand and the breakage of the strands constituting the core rope and the side strand occurred.
As a countermeasure, a rope for moving cords in which a thermoplastic resin layer is interposed between the core rope and the side strand has been proposed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this prior art rope for ropes, contact between the core rope and the side strands is prevented, but it is difficult to keep the distance between the side strands, so that the side strands come into contact with each other and wear occurs. Easy to use, since the sheave and side strands always touch the metal and slide relative to each other, usually the soft sheave wears, and it takes a lot of time and labor to replace expensive sheaves. The friction coefficient changes and slip occurs between the sheave and the rope, making it difficult for the rotation of the sheave to be transmitted accurately to the rope, reducing the accuracy of position control of the object connected to the rope, and special groove processing as a sheave There was a problem in that it was necessary to use a product that had been subjected to.
[0005]
The present invention has been made to solve the above-described problems. The object of the present invention is to provide each wear between the core rope and the outer strand and between the adjacent outer strands, and between the sheave and the outer strand. An object of the present invention is to provide a covered wire rope that can realize good frictional contact (drive force transmission) between the sheave and the entire rope while preventing wear due to metal touch, and is easy to manufacture.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is a rope in which a plurality of side strands are arranged and twisted on the outer periphery of a core rope, and an outer layer coating surrounding the side strands is provided, and the upper layer of each side strand is It is formed by twisting together a plurality of strands and a resin wire having a reinforcing wire in the center and having a diameter larger than the strand diameter. A gap is formed between the ropes and between the side strands, and the outer layer coating resin is press-fitted and filled through these gaps.
[0007]
The present invention is also characterized in that it is a covered rope made in the following process.
Prepare a plurality of strands and one or more resin wires having a reinforcing wire in the center and a diameter larger than the strands, arrange the strands and the resin wires on the inner layer, and twist them together. A step of producing convex side strands, a step of arranging a plurality of side strands having one or more of these resin wires on the outer periphery of the core rope, twisting the whole, and producing a bare rope, and an extruder A step of press-fitting and filling between the side strands and the side strands with the synthetic resin melted by passing the raw rope through the space between the side strands formed in the presence of the resin wire.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
1 to 6 show a first embodiment of a covered wire rope according to the present invention.
1 and 2,
[0009]
[0010]
300 is a filling portion between the
[0011]
The
[0012]
As the
[0013]
The
[0014]
The number of the reinforcing
[0015]
The synthetic fiber is preferably a high-strength low-elongation fiber selected from aramid, ultrahigh molecular weight polyethylene, wholly aromatic polyester, and the like. A large number of yarns made of such fibers are collected into a bundle, and the bundle is aligned in parallel. Or made by twisting with long leads.
[0016]
As the resin of the
[0017]
Specifically, in addition to wear resistance, weather resistance, and flexibility (stress crack resistance), the
[0018]
The diameter of the
The upper limit of the ratio to the upper-
[0019]
When there are a plurality of the
Accordingly, the
[0020]
A plurality of
In addition, the position on the circumference of the
[0021]
In such a rope A, an appropriate gap S1 is created between the
[0022]
In this state, the raw rope A is washed, the whole is preheated to around 100 ° C., and then the
At the time of the extrusion, the
[0023]
As can be seen from FIG. 4A, an approach path similar to a spiral groove is formed between the large
[0024]
Since the
Thus, as shown in FIG. 2, the radial
[0025]
Although the
Moreover, the
[0026]
When the resin of the
[0027]
Since the present invention mixes the
In addition, when the
[0028]
If the thickness from the outer diameter (circumscribed circle) of the
[0029]
FIG. 7 shows a second embodiment of the present invention. In this example, three
[0030]
In the present invention, the configuration of the
The
[0031]
FIG. 13 shows an example in which three
[0032]
The present invention is suitable for moving cables, but can also be applied to rigging of hanger ropes, cable bridges, stays, etc. for suspension bridges. When applied to these applications, the coating resin not only surrounds the side strands, but also is filled between the core ropes and the side strands through the side strands and is firmly bonded and integrated. There is no gap between the coating and the rope due to the difference in rate, and no corrosion is caused by moisture (including that caused by condensation).
[0033]
【Example】
A coated rope was manufactured by applying the present invention. Six 1 × 7 side strands were arranged and twisted around a core rope having an outer diameter of 3.0 mm, in which a 1 × 7 structure core rope body was coated with ether polyurethane (Shore hardness D scale 90).
[0034]
For each side strand, the upper two strands were resin wires. The strand is 1.00 mm in diameter, and the resin wire is 1.1 mm in diameter, which is a steel strand covered with an ether polyurethane (Shore hardness D scale 90) with an extruder. And twisted in the S direction at a twist pitch of 30 mm.
The side strands were arranged around a six-core rope, and twisted in the Z direction at a twist pitch of 80 mm to form a raw rope.
[0035]
When the raw rope was inspected, a 0.2 mm gap was evenly opened between the side strands, and a 0.1 mm gap was formed between the core rope and the side strands.
After washing the raw rope, preheat to 100 ° C and coat with ether-based polyurethane (Shore hardness D scale 90) melted to 200 ° C with an extruder to obtain a coated rope with an outer layer thickness of 1.0 mm and an outer diameter of 11 mm It was.
[0036]
As a result of cutting the coated rope and observing under a microscope, the coated resin is completely filled between adjacent side strands, and is also completely filled between the side strands and the core rope and integrated with the outer layer resin. It was.
[0037]
The obtained covering rope and the rope were pulled in the opposite direction with the jig shown in FIG. 14, and the adhesion of the covering and the rope was tested together with the comparison rope in which the outer layer strands were all steel strands without using the resin wires. did.
As a result, it was confirmed that the rope of the present invention increased by about 80% compared to the case where the resin wire was not used. As a result of measuring the resin filling rate by microscopic observation, it was confirmed that the resin filling rate was increased by about 65% compared to the case where the resin wire was not used.
[0038]
Further, an S-bending test was performed under the conditions of D (sheave diameter) / d (rope diameter): 20, safety factor: 10, and use of a round groove sheave, and the number of occurrences of coating resin abnormality was examined. As a result, when the resin wire was not used, the coating slip occurred at 50000 cycles, but the rope of the present invention did not cause any abnormality even at 150,000 cycles.
[0039]
When the number of resin wires used was changed to one, the adhesive strength between the coating and the rope was confirmed to increase by about 50% compared to the case where no resin wires were used.
Further, the resin filling rate in the rope was increased by 40% in the case of one resin wire and 80% in the case of three resin wires.
As for the number of coating resin abnormality occurrences, no abnormality occurred even in the case of one resin wire or 100,000 cycles.
[0040]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention described above, since the
[0041]
According to
[0042]
According to the third aspect, since the resin of the resin wire is made of the same material as the resin for covering the outer layer, the resin of the resin wire is melted by the heat of the resin for covering the outer layer, and the adhesive force is equal and uniform. An excellent effect that a joined state can be formed is obtained.
According to
According to claim 5, wear due to contact between the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway perspective view of a first embodiment of a covered wire rope according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of FIG.
3A and 3B are enlarged partial cutaway perspective views of a resin wire according to the present invention.
4A is a perspective view of a side strand of the first embodiment, and FIG. 4B is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG. 4A.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a state of the raw rope of the first embodiment.
6A is an explanatory view showing an outer layer covering step, and FIG. 6B is an explanatory view schematically showing a permeation state of a resin at the time of covering.
7A is a cross-sectional view showing the second aspect in the state of a bare rope, and FIG. 7B is a cross-sectional view of the rope of the second aspect.
FIG. 8 is an enlarged partial cutaway perspective view showing an embodiment to which the present invention is applied.
9 is an enlarged cross-sectional view of FIG.
FIG. 10 is a perspective view of a side strand.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a side strand.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a state of an elementary rope.
FIG. 13A is a cross-sectional view of a side strand in another embodiment to which the present invention is applied, and FIG. 13B is a cross-sectional view showing a state of a bare rope.
FIG. 14 is an explanatory view showing a test jig for a rope of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
複数本の素線と中心に補強線を有し素線よりも径の大きな1本以上の樹脂線とを用意し、内層上にそれら素線と樹脂線を配して撚合し樹脂線の存在で凸のある側ストランドを作成する工程と、それら樹脂線を1本以上有する側ストランドの複数本を心ロープの外周に配して全体を撚り合せ、素ロープを製作する工程と、押出し機に素ロープを通すことにより溶融した合成樹脂を樹脂線の存在で形成された各側ストランド間のスペースを通して側ストランドと心ロープ間に圧入充填するとともに各側ストランド間に圧入充填する工程。A covered wire rope characterized by being a covered rope made in the next step.
Prepare a plurality of strands and one or more resin wires having a reinforcing wire in the center and a diameter larger than the strands, arrange the strands and the resin wires on the inner layer, and twist them together. A step of creating convex side strands, a step of arranging a plurality of side strands having one or more of these resin wires on the outer periphery of the core rope, twisting the whole, and manufacturing a bare rope, and an extruder A step of press-fitting and filling between the side strands and the side strands with the synthetic resin melted by passing the raw rope through the space between the side strands formed in the presence of the resin wire.
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