JP3756068B2 - 給電装置 - Google Patents

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Description

【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、近接した二部材の一方から他方へ相互誘導作用によって電力の供給を行う給電装置に関する。
【0002 】
【従来の技術】
この種のものとしては、自動車の車体本体から各ドア部へ、或いは、車体本体からスライドドアへの電力供給を行う給電装置等が知られている。
図7は従来例の給電装置を四つのドア部それぞれに取り付けた状態を示す概略構成図、図8は図7の要部の拡大構成図である。
【0003 】
図7及び図8において、自動車の車体本体101には、四つのドア部102が開閉自在に設けられており、各ドア部102それぞれに車体本体101から電力の供給がなされるように構成されている。すなわち、車体本体101には、第一通信装置103と、各ドア部102の開閉部分に配置される四つの一次側電磁的結合器104とが設けられている。その四つの一次側電磁的結合器104は、それぞれワイヤハーネス105を介して第一通信装置103に接続されている。
【0004 】
これに対し各ドア部102には、一次側電磁的結合器104に対向する二次側電磁的結合器106が設けられている。また、ワイヤハーネス107を介して二次側電磁的結合器106に接続される第二通信装置108と、ダイオードブリッジ109を有する充電器110と、ドア側バッテリ111とが設けられている。
【0005 】
尚、引用符号112はドア部102に設けられた電装品、引用符号113は電装品用スイッチ、引用符号114は第二通信装置108に内蔵されたオートゲインコントロールを示している。
【0006 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来技術にあっては、上記各構成部材を一つ一つ車体本体101又はドア部102に固定しなければならないことから、組み付けが煩雑になって作業性に影響を来していた。また、上記各構成部材を固定する際に、スペースを確保しながら作業を進めなければならないことから、給電装置の小型化を図ることが困難であった。さらには、一つ一つ固定していることから取り外しが非常に面倒であって、メンテナンス性に影響を来していた。
【0007 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、組み付け及びメンテナンスがし易く小型な給電装置を提供することを課題とする。
【0008 】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の給電装置は、二部材を近接させて相互誘導作用により前記二部材の一方から他方へ電力の供給を行う給電装置であって、一次コイルを有する第一給電手段と、駆動すべき負荷に対しての制御信号を送信する第一通信手段と、前記第一給電手段及び前記第一通信手段と外部との接続を行う少なくとも一つの第一外部接続部と、を少なくとも有してこれらを一つにまとめ、前記二部材のうちの前記一方に対して着脱自在となるように構成した第一給電ユニットと、前記一次コイルの近接により誘導起電力が生じる二次コイルを有する第二給電手段と、前記第一通信手段から送信された前記制御信号を受信する第二通信手段と、前記負荷が接続される少なくとも一つの第二外部接続部と、前記第二給電手段、前記第二通信手段、及び前記第二外部接続部が直接又は間接的に接続されるとともに前記負荷の駆動を制御する負荷制御手段と、を少なくとも有してこれらを一つにまとめ、前記二部材のうちの前記他方に対して着脱自在となるように構成した第二給電ユニットと、を備えたことを特徴としている。
【0009 】
請求項2記載の本発明の給電装置は、請求項1に記載の給電装置において、前記第二給電ユニットは、前記第二給電手段から供給された電力を充電することが可能な蓄電部材を有する充電手段を更に有することを特徴としている。
【0010 】
請求項3記載の本発明の給電装置は、請求項2に記載の給電装置において、前記蓄電部材は、前記第二給電ユニットに対して着脱自在であることを特徴としている。
【0011 】
請求項1に記載された本発明によれば、少なくとも第一給電手段と第一通信手段と第一外部接続部とがひとまとめになった第一給電ユニットが構成される。また、少なくとも第二給電手段と第二外部接続部と負荷制御手段とがひとまとめになった第二給電ユニットが構成される。二部材に給電装置を設ける際には、第一給電ユニット及び第二給電ユニットをそのユニット単位で二部材の一方、他方にそれぞれ取り付ける。また、メンテナンスの際には、上記ユニット単位で二部材の一方、他方から取り外す。
【0012 】
請求項2に記載された本発明によれば、第二給電手段と第二外部接続部と負荷制御手段と蓄電部材を有する充電手段とがひとまとめになった第二給電ユニットが構成される。これにより、二部材のうちの他方が蓄電部材を有し、また、その他方が二部材のうちの一方からの制御信号を受信する。従って、二部材のうちの他方が上記一方に対しワイヤレスで作動する。
【0013 】
請求項3に記載された本発明によれば、蓄電部材の交換作業が蓄電部材のみの取り外しで対応される。
【0014 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の給電装置を自動車用スライドドアに適用した一実施の形態の基本構成を示すブロック図である。また、図2は図1の具体例を示すブロック図である。
【0015 】
図1において、二部材のうちの一方に相当する自動車1の車体本体2と、その車体本体2に対してスライド自在に設けられた二部材のうちの他方に相当するスライドドア3とのドア連結部分には、相互誘導作用によって車体本体2からスライドドア3へ電力の供給がなされる給電装置4が設けられている。その給電装置4は、車体本体2に対して着脱自在に構成された第一給電ユニット5と、スライドドア3に対して着脱自在に構成された第二給電ユニット6とを備えている。
【0016 】
上記第一給電ユニット5は、一次コイル7を有する第一給電手段8と、第一通信手段9と、第一外部接続部10とを少なくとも有しており、これらがケーシング11に収容されてひとまとめになって構成されている。また、上記第二給電ユニット6は、二次コイル12を有する第二給電手段13と、蓄電部材14を有する充電手段15と、第二通信手段16と、負荷制御手段17と、第二外部接続部18とを少なくとも有しており、これらがケーシング19に収容されてひとまとめになって構成されている。
【0017 】
尚、ケーシング11及びケーシング19は、特に図示しないが、ネジ止めなどの適宜固定手段によって容易に車体本体2及びスライドドア3に固定することができるように形成されているものとする(ネジ止めの場合、取り外しも容易となる)。また、第一外部接続部10及び第二外部接続部18は、単数、複数いずれであってもよいものとする。第一外部接続部10及び第二外部接続部18は、負荷などの接続相手と最適な位置関係となるように配置することが好ましいものとする。
【0018 】
上記第一給電手段8は、上記第一外部接続部10を介して車体側バッテリから電力の供給を受け、一次コイル7に交流の起電力を供給するように構成されている。第一外部接続部10は、例えばコネクタとして形成されている。
【0019 】
上記第一通信手段9は、スライドドア3の例えばパワーウィンドウのように、駆動すべき負荷に対しての制御信号を送信することができるように構成されている。尚、送信(通信)は無線によるものであるものとする。光通信、赤外線による通信も含むものとする。第一通信手段9は、本一実施の形態において、受信に係る機能も有しているものとする。
【0020 】
上記第二給電手段13は、スライドドア3が閉じた状態において、上記二次コイル12が上記一次コイル7に近接するように構成されている。また、第二給電手段13は、一次コイル7との相互誘導作用によって二次コイル12に生じた誘導起電力を交流−直流変換し整流する機能を有して構成されている。
【0021 】
上記充電手段15は、第二給電手段13から供給された電力を蓄電部材14に充電することができる機能を有して構成されている。尚、蓄電部材14は、キャパシタや二次電池、或いはこれらを並列接続したものである。負荷の特性要件に応じたものを適宜選定するものとする。
【0022 】
上記第二通信手段16は、上記第一通信手段9から送信された制御信号を受信することができるように構成されている。また、第二通信手段16は、本一実施の形態において、送信(上述と同様)に係る機能も有しているものとする。
【0023 】
上記負荷制御手段17には、上記蓄電部材14、上記第二通信手段16、及び上記第二外部接続部18が接続されている。また、負荷制御手段17は、第二通信手段16が受信した制御信号、又はスライドドア3に設けられたスイッチの操作信号に基づいて、例えばパワーウィンドウなどの負荷を駆動制御することができるように構成されている。
【0024 】
上記第二外部接続部18は、負荷が接続される部分であって、例えばコネクタとして形成されている。
【0025 】
以上、上記構成からも分かるように、給電装置4は、各構成をひとまとめにしユニット単位で構成した第一給電ユニット5と第二給電ユニット6とを備えている。また、その第一給電ユニット5及び第二給電ユニット6は、車体本体2及びスライドドア3に対して着脱自在に構成されている。
【0026 】
従って、給電装置4は、車体本体2及びスライドドア3にそれぞれユニット単位で取り付けることができる。これにより、従来の給電装置よりも組み付けに係る作業性を格段に向上させることができる。そして、作業性を向上させることにより、コストの削減も図ることができる。
【0027 】
また、給電装置4は、第一給電ユニット5及び第二給電ユニット6毎に車体本体2及びスライドドア3から取り外すことができる。これにより、従来よりもメンテナンスをし易くすることができる。そして、メンテナンスをし易くすることにより、メンテナンスに係るコストの削減も図ることができる。
【0028 】
さらに、給電装置4は、各構成をひとまとめにしていることから、小型化を図ることができる。これにより、作業性が向上するのは勿論のこと、ワイヤハーネスの削減も図ることができる。そして、ワイヤハーネスの削減を図ることにより、自動車1の重量が軽くなり、燃費向上に寄与することができる。
【0029 】
本発明により、組み付け及びメンテナンスがし易く小型な自動車用スライドドアの給電装置4を提供することができる。
【0030 】
次に、図2を参照しながら給電装置の構成をもう少し具体的に説明する。
図2において、自動車21の車体本体22には、スライドドア23が車体本体22の前後方向にスライド自在に取り付けられているものとする。引用符号24は車体本体22に設けられたスライドドア23に対する開口枠部であり、その開口枠部24のドア結合部分には、相互誘導作用によって電力の供給がなされる給電装置25が設けられている。給電装置25は、車体本体22とスライドドア23とに跨って設けられており、スライドドア23が閉じている状態で給電可能な一次側の電磁誘導コイルユニット26と、二次側の電磁誘導コイルユニット27とを備えている。
【0031 】
上記一次側の電磁誘導コイルユニット26は、車体本体22側の開口枠部24に対して着脱自在に設けられており、図示しないケーシングに収容された給電用の一次側給電コイル28と、一次コイル発振駆動制御装置29と、制御装置30と、給電制御スイッチ(給電制御SW)31と、第一通信手段としての送受信無線機器32と、第一外部接続部としてのコネクタ33、34とを有している。一次側給電コイル28は、制御装置30及び給電制御スイッチ31に接続された一次コイル発振駆動制御装置29に接続されている。制御装置30には、コネクタ33に接続された給電制御スイッチ31と、コネクタ34とが接続されている。
【0032 】
また、上記二次側の電磁誘導コイルユニット27は、一次側の電磁誘導コイルユニット26に対向するようにスライドドア23に対して着脱自在に設けられており、上記一次側給電コイル28と近接する給電用の二次側給電コイル35と、整流回路36と、充電手段としての充電スイッチ(充電SW)37及び蓄電部材38と、負荷制御手段としての負荷制御装置39と、第二通信手段としての送受信無線機器40と、第二外部接続部としてのコネクタ41〜43とを有している。これらは図示しないケーシングに収容されている。また、二次側給電コイル35は、整流回路36に接続されている。整流回路36は、充電スイッチ37に接続されている。その充電スイッチ37には、蓄電部材38が接続されている。負荷制御装置39には、充電スイッチ37及び蓄電部材38とコネクタ41〜43とが接続されている。
【0033 】
尚、本例において、車体本体22は特許請求の範囲に記載した二部材のうちの一方に相当するものとする。また、スライドドア23は特許請求の範囲に記載した二部材のうちの他方に相当するものとする。また、一次側の電磁誘導コイルユニット26は特許請求の範囲に記載した第一給電ユニットに、二次側の電磁誘導コイルユニット27は特許請求の範囲に記載した第二給電ユニットに相当するものとする。さらに、一次側給電コイル28は特許請求の範囲に記載した一次コイルに、二次側給電コイル35は特許請求の範囲に記載した二次コイルに相当するものとする。さらにまた、一次側給電コイル28と一次コイル発振駆動制御装置29と制御装置30と給電制御スイッチ31は特許請求の範囲に記載した第一給電手段に、二次側給電コイル35と整流回路36は特許請求の範囲に記載した第二給電手段に相当するものとする。
【0034 】
上記車体本体22には、上記一次側の電磁誘導コイルユニット26の他に、車体側バッテリ44と車体側制御ユニット45とが設けられている。その車体側制御ユニット45は、一次側の電磁誘導コイルユニット26が車体本体22に取り付けられるとコネクタ34を介して制御装置30に接続されるようになっている。車体側制御ユニット45には、スイッチ類46と図示しないスライドドア開閉状態確認手段(例えば既知のカーテシスイッチ)とが接続されている。車体側バッテリ44の電力ライン上には、図示しないイグニッションスイッチが設けられている。
【0035 】
これに対し、スライドドア23には、上記二次側の電磁誘導コイルユニット27の他に、コネクタ41、42に接続される負荷47、48と、コネクタ43に接続されるドアスイッチ類とが設けられている。
【0036 】
上記一次側給電コイル28は、既知構成のものであって、その表面には被水(外部からの水滴の降りかかり等)に対しての効果を奏するように合成樹脂による被覆がなされている。また、一次側給電コイル28の一部は、開口枠部24から露出するようになっており、二次側給電コイル35が対向し且つ近接することができるように形成されている。
【0037 】
上記一次コイル発振駆動制御装置29は、一次側給電コイル28の発振駆動を制御するように構成されている。言い換えれば、インバータとしての機能を有するとともに、これをスイッチングする機能を有しており、一次側給電コイル28の励磁をコントロールすることができるように構成されている。また、一次コイル発振駆動制御装置29は、図示しないマイクロプロセッサ等を有して構成されている。
【0038 】
上記制御装置30は、一次コイル発振駆動制御装置29の作動状態を監視するとともに、給電制御スイッチ31のON/OFFを制御するように構成されている。また、制御装置30は、図示しないマイクロプロセッサ等を有して構成されている。
【0039 】
上記給電制御スイッチ31は、例えば既知構成のリレーであって、上述の如く、そのON/OFFを制御装置30が制御するようになっている。そして、給電制御スイッチ31がON/OFFされることによって一次側の電磁誘導コイルユニット26への電力供給が規制されるようになっている。
【0040 】
上記送受信無線機器32は、上記制御装置30に内蔵されている(別体であってもよいものとする)。また、送受信無線機器32は、スライドドア23の後述する送受信無線機器40との間で制御信号を無線により送受信する機器として構成されている。すなわち、例えば運転者がスライドドア23のパワーウインドウに対するパワーウインドウスイッチを操作すると、上記送受信無線機器40に対してスライドドア23の窓ガラスをアップ又はダウンさせる制御信号を送信するようになっている。尚、送受信無線機器32は、本例において、各種制御信号を無線により送受信するように構成されているが、電磁誘導(相互誘導作用)によって送受信するように構成してもよいものとする(第一給電手段の構成を応用する)。また、光や赤外線等による通信によって制御信号を送受信することも可能であるものとする。
【0041 】
上記車体側制御ユニット45は、例えば車体本体22に設けられる各種機器等を制御するものであって、図示しないマイクロプロセッサやその周辺回路等によって構成されている。
【0042 】
上記マイクロプロセッサは、図示しないROM、CPU、EEPROM、RAM、入出力ポート等を備えて構成されている。上記ROMは読み出し専用のメモリであり、プログラムや固定データ等が格納されている。また、上記CPUは中央演算処理装置であり、上記ROMに予め格納された制御プログラムに従って作動するようになっている。上記EEPROMは電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリであり、各種の設定値情報等が格納されている。上記RAMは読み出し書き込み自在のメモリであり、上記CPUの処理の過程で利用する各種のデータを格納するデータエリアと処理の際に使用するワークエリア等を有している。
【0043 】
上記スイッチ類46は、集中ドアロックスイッチやパワーウィンドウスイッチ等の各種スイッチが挙げられるものとする。
【0044 】
尚、ここでスライドドア23のスライド機構について簡単に説明する。スライドドア23には、その下部にアーム状のドアステーが設けられている。そのドアステーは、車体本体22の開口枠部24の下部に設けられたレール部に案内されるように構成されている。すなわち、ドアステーの先端には、図示しないローラーが設けられており、そのローラーがレール部を摺動するようになっている。スライドドア23は、ドアステーと共に車体本体22の前後方向に移動するようになっている。
【0045 】
上記二次側給電コイル35は、既知構成のものであって、その表面には被水(外部からの水滴の降りかかり等)に対しての効果を奏するように合成樹脂による被覆がなされている。また、二次側給電コイル35の一部は、一次側給電コイル28の上記一部に対向し且つ近接することができるように配置形成されている。
【0046 】
上記整流回路36は、二次側給電コイル35に生じた誘導起電力を整流する回路であって、図示しないダイオードやコンデンサを有して構成されている。尚、二次側給電コイル35に生じた誘導起電力を上記蓄電部材38に充電することができる充電回路を一体にして構成してもよいものとする。
【0047 】
上記充電スイッチ37は、例えば既知構成のリレーであって、上記負荷制御装置39により制御され、ON/OFFすることによって上記蓄電部材38への充電を規制することができるようになっている。
【0048 】
上記蓄電部材38は、キャパシタや二次電池、或いはこれらを並列接続したものが適用されている(負荷の特性要件に応じたものを適宜選定することができるものとする)。蓄電部材38は、充電スイッチ37のON/OFFによってその充電が規制されるようになっている。また、蓄電部材38は、上記負荷制御装置39に電力を供給することができるようになっている。
【0049 】
蓄電部材38は、車体側バッテリ44のような大容量のものを必要とせず、負荷47、48及び負荷制御装置39の制御回路を駆動することができるだけの容量を有するコンパクトなものが用いられている。また、蓄電部材38は、スライドドア23に対して交換可能に取り付けられている。
【0050 】
尚、上記キャパシタは、電気二重槽コンデンサやポリアセンキャパシタなどの大容量型の素子が好ましいものとする。その容量としては、20〜500Fが望ましいものとする。例えば負荷47、48を駆動できる範囲で適当な容量のものを選択すればよい。必要最低限容量のものを選択すると、重量の低減、充電時間の短縮、小スペース化、低コスト化、車体側バッテリ44の発電力量の低減を図ることができるのは言うまでもない。また、上記二次電池は、鉛酸電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などから適宜選択すればよいものとする。適当な容量(又は必要最低限容量)のもので小型のものを適宜選択すればよいものとする。
【0051 】
上記負荷制御装置39は、スライドドア23に設けられた各種の負荷47、48等の駆動を制御するものであって、上述のような図示しないマイクロプロセッサやその周辺回路等を有して構成されている。また、負荷制御装置39は、上記蓄電部材38の充電状態(充電率)を監視するように構成されている。さらに、負荷制御装置39は、充電スイッチ37のON/OFFを制御するように構成されている。
【0052 】
上記送受信無線機器40は、上記負荷制御装置39に内蔵されている(別体であってもよいものとする)。また、送受信無線機器40は、車体本体22側の送受信無線機器32との間で負荷47、48に対する制御信号を送受信する機器として構成されている。
【0053 】
上記ドアスイッチ類49は、ドア開閉ハンドルスイッチやパワーウィンドウ開閉スイッチ等の各種スイッチが挙げられるものとする。また、上記負荷47、48は、パワーウインドウ、ドアロック、電動スライドドア開閉等の各種間欠負荷が挙げられるものとする。
【0054 】
上記構成において、以上をまとめると、給電装置25は、各構成をひとまとめにしユニット単位で構成した第一給電ユニットとしての一次側の電磁誘導コイルユニット26と、第二給電ユニットとしての二次側の電磁誘導コイルユニット27とを備えている。また、その一次側の電磁誘導コイルユニット26及び二次側の電磁誘導コイルユニット27は、車体本体22及びスライドドア23に対して着脱自在に構成されている。従って、上述の給電装置4と同様、組み付け及びメンテナンスがし易く小型な自動車用スライドドアの給電装置25になる。
【0055 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわち、以上では特許請求の範囲に記載した二部材の例を車体本体2(22)とスライドドア3(23)とにしたが、これに限られないものとする。例えば、車体本体とスライドドア以外のドア部、オーディオにおけるチューナーとスピーカーが二部材として挙げられる。また、その他としては、ドアのステアリング(別体側:ステアリング部)、自動車のシート(別体側:シート部)が挙げられる。無接点により電力の供給と信号の伝送が必要な二部材であればよいものとする。
【0056 】
また、以上では第二給電ユニット6の蓄電部材14が充電手段15に組み込まれて構成されていたが、これに限られないものとする。例えば、図3に示される第二給電ユニット6′の如く、第二外部接続部18を介して蓄電部材14を着脱自在に取り付けてもよいものとする(充電手段15の蓄電部材14を除いた部分が第二外部接続部18に接続され、その第二外部接続部18には蓄電部材14が着脱自在に接続される。その他は第二給電ユニット6と同じになる。メンテナンスが一層し易くなるという利点がある)。
【0057 】
さらに、以上では二次側の電磁誘導コイルユニット27内に蓄電部材38が組み込まれて構成されていたが、これに限られないものとする。例えば、図4に示される二次側の電磁誘導コイルユニット27′(上記第二給電ユニット6′の構成に相当する)の如く、第二外部接続部としてのコネクタ50を介して蓄電部材38を着脱自在に取り付けてもよいものとする(充電スイッチ37がコネクタ50に接続され、そのコネクタ50には蓄電部材38が着脱自在に接続される。その他は二次側の電磁誘導コイルユニット27と同じになる。メンテナンスが一層し易くなるという利点がある)。
【0058 】
さらにまた、以上では第二給電ユニット6に蓄電部材14を有する充電手段15が含まれて構成されていたが、これに限られないものとする。例えば、図5に示される第二給電ユニット6″の如く、除いてもよいものとする(第二給電手段13が直接、負荷制御手段17に接続される)。
【0059 】
また、以上では二次側の電磁誘導コイルユニット27内に充電スイッチ37及び蓄電部材38が含まれて構成されていたが、これに限られないものとする。例えば、図6に示される二次側の電磁誘導コイルユニット27″の如く、除いてもよいものとする(整流回路36が直接、負荷制御装置39に接続される)。
【0060 】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、各構成をひとまとめにしユニット単位で二部材の一方、他方にそれぞれ取り付けられるようになっていることから、組み付けに係る作業性を向上させることができる。これにより、コストの削減を図ることができる。また、ユニット単位で二部材の一方、他方からそれぞれ取り外せることから、メンテナンスをし易くすることができる。さらに、各構成をひとまとめにしユニット単位にしたことから、小型化を図ることができる。これにより、ワイヤハーネスの削減を図ることができる。
従って、組み付け及びメンテナンスがし易く小型な給電装置を提供することができるという効果を奏する。
【0061 】
請求項2に記載された本発明によれば、請求項1の効果の他に、二部材のうちの他方を二部材のうちの一方に対してワイヤレスで作動させることができるという効果を奏する。また、一層小型化を図ることができるという効果も奏する。
【0062 】
請求項3に記載された本発明によれば、蓄電部材の交換作業を蓄電部材のみの取り外しで対応することができる。従って、メンテナンスを一層し易くすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による給電装置を自動車用スライドドアに適用した一実施の形態の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1の具体例を示すブロック図である。
【図3】図1の第二給電ユニットの他の例を示すブロック図である。
【図4】図3の具体例を示すブロック図である。
【図5】図1の第二給電ユニットの更に他の例を示すブロック図である。
【図6】図5の具体例を示すブロック図である。
【図7】従来例の給電装置を四つのドア部それぞれに取り付けた状態を示す概略構成図である。
【図8】図7の要部の拡大構成図である。
【符号の説明】
1 自動車
2 車体本体(二部材のうちの一方)
3 スライドドア(二部材のうちの他方)
4 給電装置
5 第一給電ユニット
6 第二給電ユニット
7 一次コイル
8 第一給電手段
9 第一通信手段
10 第一外部接続部
11 ケーシング
12 二次コイル
13 第二給電手段
14 蓄電部材
15 充電手段
16 第二通信手段
17 負荷制御手段
18 第二外部接続部
19 ケーシング

Claims (3)

  1. 二部材を近接させて相互誘導作用により前記二部材の一方から他方へ電力の供給を行う給電装置であって、
    一次コイルを有する第一給電手段と、駆動すべき負荷に対しての制御信号を送信する第一通信手段と、前記第一給電手段及び前記第一通信手段と外部との接続を行う少なくとも一つの第一外部接続部と、を少なくとも有してこれらを一つにまとめ、前記二部材のうちの前記一方に対して着脱自在となるように構成した第一給電ユニットと、
    前記一次コイルの近接により誘導起電力が生じる二次コイルを有する第二給電手段と、前記第一通信手段から送信された前記制御信号を受信する第二通信手段と、前記負荷が接続される少なくとも一つの第二外部接続部と、前記第二給電手段、前記第二通信手段、及び前記第二外部接続部が直接又は間接的に接続されるとともに前記負荷の駆動を制御する負荷制御手段と、を少なくとも有してこれらを一つにまとめ、前記二部材のうちの前記他方に対して着脱自在となるように構成した第二給電ユニットと、
    を備えたことを特徴とする給電装置。
  2. 請求項1に記載の給電装置において、
    前記第二給電ユニットは、前記第二給電手段から供給された電力を充電することが可能な蓄電部材を有する充電手段を更に有する
    ことを特徴とする給電装置。
  3. 請求項2に記載の給電装置において、
    前記蓄電部材は、前記第二給電ユニットに対して着脱自在である
    ことを特徴とする給電装置。
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