JP3753206B2

JP3753206B2 - Wooden cover for protective fence and protective fence

Info

Publication number: JP3753206B2
Application number: JP19515597A
Authority: JP
Inventors: 昭原
Original assignee: 有限会社新開工業
Priority date: 1997-07-03
Filing date: 1997-07-03
Publication date: 2006-03-08
Anticipated expiration: 2017-07-03
Also published as: JPH1121837A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、路側用防護柵、分離帯用防護柵、歩道用防護柵、橋梁用防護柵、或いは公園等の防護柵に使用して好適な防護柵用木製カバーおよび防護柵に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、例えば路側用防護柵として、図１１に示すような、いわゆるガードレールが多用されている。
この種のガードレールは、支柱５１と、支柱５１に固定された梁（ビーム）５２と、支柱５１とビーム５２とを連結するブラケット５３とからなり、通常、鋼材や鋳鉄などの金属にて構成されている。
【０００３】
そして、近年では、車両等の衝突時に搭乗者が受ける衝撃を緩和するため、また衝突時の衝撃に対して防護柵自体を保護するため、さらに景観等周辺環境と調和させるために、木材を利用した防護柵が種々提案されている。例えばそのようなものとして、特開平８−３２６０２３号などがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、路側用防護柵等は法律により必要とされる場所には既に設置されており、それら膨大な数の防護柵を撤去して新規な防護柵に取り替えることは極めて困難であり、莫大な労力および資金を要する。
【０００５】
そこで、本発明の第１の課題は、木材を使用する利点（衝突時に人や車両等が受ける衝撃を軽減できる。防護柵自体を衝撃より保護し損傷を軽減する。景観等周辺環境と調和する。）を備えた防護柵を簡単かつ安価に形成でき、メンテナンスも容易で、既設の防護柵にも使用できると共に、木材部分が破壊された場合に、木材が鋭利な形状で露呈したり、破片が飛散したりする危険性をより低減させることができる防護柵用木製カバーを提供することにある。
【０００６】
また、本発明の第２の課題は、木材を使用する利点（衝突時に人や車両等が受ける衝撃を軽減できる。防護柵自体を衝撃より保護し損傷を軽減する。景観等周辺環境と調和する。）を備えた防護柵を簡単かつ安価に形成でき、メンテナンスも容易で、既設の防護柵にも使用できると共に、木材部分が破壊された場合に、木材が鋭利な形状で露呈したり、破片が飛散したりする危険性をより低減させることができる防護柵を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の第１の課題を解決するものは、防護柵の金属製ビームの少なくとも一面側を被覆する木製板状体からなり、該木製板状体の裏面全面にはシート状強化材が貼着されていることを特徴とする防護柵用木製カバーである。
【０００８】
前記防護柵用木製カバーは、前記金属製ビームのボルト挿通孔に対応する位置にボルト貫通孔を備え、前記金属製ビームと、隣接して貼設される金属製ビームとの連結と共に、或いは前記防護柵の金属製支柱と前記金属製ビームとの固定と共に前記防護柵に取り付け可能であることが好ましい。前記木製板状体の表面側には、発光テープ或いは反射シートが貼着されていることが好ましい。前記防護柵用木製カバーは、前記防護柵の前記金属製ビームの上下にそれぞれ設けられた立面凸部の上端から下端までの幅寸法に形成され、かつ前記立面凸部に面当接して取り付けられるものであることが好ましい。
【０００９】
また、上記本発明の第２の課題を解決するものは、金属製支柱と、該金属製支柱に貼設された金属製ビームとからなる防護柵であって、該防護柵は、前記金属製ビームの少なくとも一面側を被覆する木製板状体からなる防護柵用木製カバーを備え、該木製板状体の裏面全面にはシート状強化材が貼着されていることを特徴とする防護柵である。
【００１０】
前記防護柵用木製カバーは、前記防護柵の前記金属製ビームのボルト挿通孔に対応する位置にボルト貫通孔を備え、前記金属製ビームと、該金属製ビームと隣接して貼設される金属製ビームとの連結と共に、或いは前記防護柵の前記金属製支柱と前記金属製ビームとの固定と共に、前記防護柵に取り付けられていることが好ましい。前記木製板状体の表面側には、発光テープ或いは反射シートが貼着されていることが好ましい。前記防護柵の前記金属製ビームは、上下にそれぞれ立面凸部を有し、前記防護柵用木製カバーは、前記立面凸部の上端から下端までの幅寸法に形成され、かつ前記立面凸部に面当接して取り付けられていることが好ましい。
【００１１】
【作用】
本発明の防護柵用木製カバーは、防護柵のビームの少なくとも一面側を被覆する木製板状体からなり、防護柵のビームに簡単かつ安価に取り付けることができ、既設の防護柵に対しても木材を使用する利点を具備させることができる。また、木材部分が部分的に損傷した場合でも、損傷した木製板状体のみを取り替えればよくメンテナンスも極めて容易である。さらに、木製板状体に強化材が貼着されているので、木材部分が破壊された場合の危険性が低減される。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の防護柵用木製カバーを、図１ないし図６に示した一実施例を用いて説明する。
図１は、本発明の防護柵用木製カバーの一実施例の正面図であり、図２は、図１のＡ−Ａ線断面図であり、図３は、図１に示した防護柵用木製カバーの取付方法を説明するための正面図であり、図４は、図１に示した防護柵用木製カバーをガードレールに連続的に貼着した状態を示す使用説明図であり、図５は、図３のＢ−Ｂ線断面図であり、図６は、図３の中央部に示された支柱付近の平面図である。
【００１３】
この実施例の防護柵用木製カバー１は、図１ないし図３に示すように、防護柵１０のビーム１１の少なくとも一面側を被覆する木製板状体２からなっている。
【００１４】
この木製板状体２は、長尺状に製材されており、取り付ける防護柵のビームの幅に対応させた幅に形成されている。具体的には、この実施例の木製板状体は、図３に示す路側用防護柵１０に取り付けられるものであり、ビーム１１の幅３５０ｍｍに対応させて幅３００ｍｍに形成されている。このように、木製板状体２はビームを被覆するものであることから、ビームの幅と略同一幅に形成される。
【００１５】
木製板状体２の長さは、４０００ｍｍであり、厚さは２０ｍｍに形成されている。ただし、木製板状体の寸法は上記サイズに限定されるものではなく、取り付けるビームに対応させて適宜変更可能である。また、形状も長尺状に限定されるものではなく、ビームを部分的にでも被覆するものであればデザイン的に趣向を凝らしたものも本発明の範疇に包含される。さらに、この実施例の木製板状体の端辺部に面取りを施してもよい。
【００１６】
なお、この実施例の木製板状体２がビームの幅より若干小さい３００ｍｍに形成されているのは、図５に示すように、取り付ける防護柵１０（最も多用されている一般的な路側防護柵）のビーム１１が上下にそれぞれ立面凸部１１ａ，１１ｂを有し、それらの上端から下端までの寸法が３００ｍｍであることから、その寸法と同一としたものである。この幅寸法とすることにより、木製板状体２を立面凸部１１ａおよび立面凸部１１ｂに面当接させ、かつ立面凸部１１ａの上方および立面凸部１１ｂの下方に突出しないため、より安定した状態でビーム１１に取り付けることができる。
【００１７】
また、木製板状体２の長さを４０００ｍｍとしたのは、取り付ける防護柵１０の各ビーム１１の長さが４３００ｍｍであり、隣接するビーム１１同士が３０ｍｍ重ね合わされて貼設されることから、実質４０００ｍｍ間隔でビーム１１が貼設されることとなり、それに対応させたものである。これような長さに形成することにより、ビームと隣接して、一部重ね合わされて貼設されるビームとの固定と共に、一つの木製板状体を防護柵に取り付けることが可能となる。
【００１８】
そして、木製板状体２には、ビーム１１への取り付けに際してビーム１１のボルト挿通孔１３に対応する位置にボルト貫通孔３が設けられている。具体的には、木製板状体２は、図１に示すように、四隅付近にそれぞれボルト貫通孔３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄを有しており、ビーム１１への取り付け時には、図５に示すように、ビーム１１の立面凸部１１ａ，１１ｂにそれぞれ穿孔されたボルト挿通孔１３ａ，１３ｂと上記ボルト貫通孔３ａ，３ｂが対応するように構成されている。
【００１９】
そして、防護柵用木製カバー１を防護柵１０に取り付ける場合は、図５に示すように、ビーム１１と、このビーム１１と隣接して配設されるビーム１１とを一部重ね合わせた状態で、木製板状体２をビーム１１の一側面（路側）に重ね合わせ、ボルト１４により固定する。これにより、隣接して貼設されるビーム１１同士の連結と共に、防護柵用木製カバー１を防護柵１０に取り付けることができる。
【００２０】
なお、既設の防護柵に対しては、隣接して貼設されるビーム同士を固定しているボルトを取り外した後、防護柵用木製カバー１をビームの一側面（路側）に重ね合わせ、長いボルトに代えて固定すればよい。
【００２１】
このように、本発明の防護柵用木製カバー１は、防護柵のビームに簡単に取り付けることができ、既設の防護柵に対しても極めて容易に取り付けることができ、かつ、木材を使用する利点を防護柵に具備させることができる。また、木材部分が部分的に損傷した場合でも、損傷した木製板状体のみを取り替えればよくメンテナンスも極めて容易である。
【００２２】
木製板状体２を構成する材料は、木材であればどのようなものでもよいが、から松、桧、杉、栂、樅など針葉樹が好適に使用できる。この実施例は、木資源の有効活用を図るために、戦後電柱用として大量に植樹され現在では用途が極めて少ないから松の集成材にて形成されている。
【００２３】
木製板状体２は、所要形状に製材された後、自然或いは人工的に乾燥させ、ヤニ抜きを行うことが好ましい。また、木製板状体２は防腐防蟻処理されていることが好ましく、この防腐防蟻処理は、真空加圧注入して行うことが好ましい。これにより木材中に薬液を深く浸透させ、木材中の成分と反応し定着させることができる。なお、真空加圧注入とは、木製板状材２を大型注液缶の中に挿入し、缶内部を真空雰囲気下とし加圧することにより木製板状材中に薬液を浸透させる方法である。
【００２４】
さらに、木製板状体２は、防腐性、防カビ性、防汚染性、耐候性、防水性、耐アルカリ性を高めるために、或いは木材の割れや反り防止を目的として、表面処理されることが好ましい。
【００２５】
表面処理に使用される塗料としては、シリコーン或いはエタノール等を主成分とする防水性塗布剤或いは疎水性塗布剤を塗布することが好ましく、さらに、この表面に、防汚染性、防水性、耐アルカリ性或いは強靭性に優れたナイロン樹脂等が塗布されることが好ましい。
【００２６】
また、木製板状体２は、図２に示すように、一側面（取り付けられる防護柵１０の支柱１２側面）に強化材４が貼着されている。この実施例の強化材４はメラミン含浸紙が使用されており、これにより、木製板状体の強度を向上させることができると共に、衝突等の衝撃によって木製板状体が破壊されても、強化材に裂け目部分が付着しているため、鋭利な形状で露呈したり、破片が飛散したりすることを防止できる。
【００２７】
木製板状体２と強化材４とを接合する接着剤としては、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ＥＶＡ樹脂系、酢酸ビニル樹脂系、シリコーン樹脂系、ポリウレタン系、フェノール樹脂系、無機接着剤などが好適に使用できる。
【００２８】
なお、この実施例の強化材４は、木製板状体２の裏面全面に貼着されているが、部分的に貼着されているものも本発明の範疇に包含される。ただし、好ましくは全面に貼着されていることである。また、この実施例の強化材４は、メラミン含浸紙が使用されているが、カーボンファイバーやグラスファイバーをシート状に形成したもの（例えば炭素繊維布やガラス繊維布）、強化木（木製板材にフェノール樹脂などの合成樹脂を浸潤させたもの）の薄板、強化プラスチック（ガラス繊維や木綿布などを補強材とし、合成樹脂を含浸させたもの、例えばＦＲＰ）の薄板などを使用してもよい。
【００２９】
また、木製板状体２の表面側（路側）には、図３に示すように、夜間などに発光する発光テープ５或いは反射シートが貼着されていることが好ましい。また、ボルト貫通孔３を補強するために、ボルト貫通孔３内には、筒状の金属製リンク（図示しない）が埋設されていることが好ましい。
【００３０】
（実施例）
から松の集成材の一面にメラミン含浸紙（厚さ０．２ｍｍ）を貼着した本発明の防護柵用木製カバー（長さ１０００ｍ×幅１４５×厚さ１５．６ｍｍ）を４枚作製し、実施例１ないし４とした。
【００３１】
（比較例）
から松の集成材（長さ１０００ｍ×幅１４５×厚さ１５．４ｍｍ）を２枚作製し、メラミン含浸紙（厚さ０．２ｍｍ）を貼着しないものを、比較例１および２とした。
【００３２】
（試験）
材料試験機ＴＣＭ−５０００を用いて、図７に示したスパン条件、即ち、木製板状体６０の下方において、Ｌ：９０ｃｍ間隔を隔てて上向き矢印が示す２点で木製板状体６０を支持し、上方よりＬを３分割した下向き矢印が示す２点を、クロスヘッド速さ：１０ｍｍ／ｍｉｎで押圧して、破壊荷重および荷重に対する変位を計測した。そして、破壊荷重から曲げ強さを算出し、荷重に対する変位から曲げヤング係数を算出し、以下の【表１】に示す試験結果を得た。
【００３３】
（試験結果）
【表１】

【００３４】
上記試験結果より、破壊荷重、曲げ強さ、曲げヤング係数共に、比較例に比して実施例の数値が増加しており、また、上記試験において実施例いずれも破壊には至らず変位９ｃｍ程度で試験を終了した。
これらの試験結果より、メラミン含浸紙の貼着により、木製板状体の強度および弾性が向上したことが確認された。
【００３５】
つぎに、本発明の防護柵について図３ないし図６に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例の防護柵１０は、路側用防護柵であり、図３に示すように、金属製支柱１２と、金属製支柱１２に水平方向に貼設された金属製ビーム１１とからなり、防護柵１０は、金属製ビーム１２の少なくとも一面側を被覆する防護柵用木製カバー１を備えている。以下、各構成について順次説明するが、防護柵用木製カバー１は前述した通りであり詳述は省略する。
【００３６】
金属製支柱１２は、後述する金属製ビーム１１を所要の高さに保持するためのものであり、所定間隔（この実施例では２ｍ間隔）で立設される。なお、金属製支柱１２の立設は、コンクリートを打設して基端部を固定して行われる。
【００３７】
金属製ビーム１１は、梁を構成してフェンスとして機能する部位であり、図４に示すように、道路の湾曲に追随させて湾曲した形態に形成される。
【００３８】
なお、この実施例の金属製ビーム１１は、図５に示すように、断面略Ｗ字型に形成されており、その３つの屈曲部には、垂直方向に延びる平坦部を備えている。即ち、この３つの平坦部は、路側に突出する立面凸部１１ａ，１１ｂとその中間部に設けられた立面凹部１１ｃを形成している。
【００３９】
そして、立面凸部１１ａ，１１ｂにおいて、隣接する２つの金属製ビーム１１が重なり合わされた状態で、防護柵用木製カバー１と共にボルト１４にて固定されている。即ち、隣接する２つの金属製ビームの連結と共に防護柵用木製カバー１が固定されている。また、図５および図６に示すように、立面凹部１１ｃにて、ブラケット１５を介して金属製ビーム１１と金属製支柱１２とが固定されている。
【００４０】
金属製ビーム１１の路７０側には、図４に示すように、上記固定方法にて、連続的に防護柵用木製カバー１が貼着されており、金属製ビーム１１が湾曲する部位においても、防護柵用木製カバー１がその湾曲に追随して湾曲し貼着されている。
【００４１】
なお、防護柵用木製カバーは、前述した試験結果が示すように、十分な曲げ強さを備えており、図４に示すような比較的湾曲が激しい場合でも、金属製ビーム１１の湾曲に追随して湾曲する。また、金属製ビーム１１と防護柵用木製カバー１との固定は、上述した隣接する２つの金属製ビームの連結と共に行うもの以外に、図３に示すように、必要に応じて締結手段１６を用いて行うことが好ましい。この場合は、金属製ビーム１１および防護柵用木製カバー１の所定部位にボルト挿通孔（図示しない）およびボルト貫通孔（図示しない）を形成する必要がある。さらに、ボルト、ナットおよび締結手段などには防錆用亜鉛メッキが施されていることが好ましい。さらに、この実施例の防護柵１０は、金属製ビーム１１の路７０側にのみ防護柵用木製カバー１が貼着されているが、金属製ビームの支柱側にも防護柵用木製カバーが貼着されていてもよい。
【００４２】
さらに、図８に示した本発明の防護柵の他の実施例について説明する。
この実施例の防護柵３０は、分離帯用防護柵であり、前述した路側用防護柵１との基本的な相違は、金属製支柱３１の両側にそれぞれ金属製ビーム３２，３３が貼設されており、さらに金属製ビーム３２，３３の外方にそれぞれ前述した防護柵用木製カバー１が取り付けられている点である。このように、防護柵用木製カバー１を分離帯用防護柵に使用してもよく、このような防護柵も本発明の範疇に包含される。
【００４３】
なお、間隔材３４は、両端部にそれぞれ金属製ビーム３２，金属製ビーム３３を固定して間隔を保持するものであり、この水平方向の長さで金属製ビーム３２と金属製ビーム３３との間隔が設定される。
【００４４】
さらに、図９および図１０に示した本発明の防護柵の他の実施例について説明する。
この実施例の防護柵４０は、公園などのフェンスとして使用して好適なものであり、複数の木製支柱４１と、木製支柱４１間に貼設された木製ビーム４２とからなり、木製ビーム４２は支柱４１側面に強化材４４が貼着されている。以下、各構成について順次説明する。
【００４５】
この実施例の木製支柱４１は、略円柱体形状を有しており、縦割りして２分され、図９に示すように、内部に強化材４３を配して接合され構成されている。そして、この強化材４３は、後述する木製ビーム４２の貼設方向と略直交する方向に延在して配設されている。このような構造とすることにより、両側に貼設された木製ビーム４２からの衝撃に対しより強固に支持可能となる。
【００４６】
木製支柱４１間に貼設される木製ビーム４２の支柱４１側面には、図１０に示すように、強化材４４が貼着されている。これにより、木製ビームの強度を向上させることができると共に、衝突等の衝撃によって木製ビームが破壊されても、強化材に裂け目部分が付着しているため、鋭利な形状で露呈したり、木片が飛散したりすることを防止することができる。
【００４７】
木製ビーム４２は、この実施例では、木製支柱４１の両側に貼設されているが、一方側のみに貼設されていてもよい。また、この実施例の防護柵４０は、水平方向に片側一本の木製ビームが貼設されているが、複数の木製ビームを上下方向に貼設したものも本発明の範疇に包含される。そして、木製ビーム４２の木製支柱の４１への貼設は、図８に示すように、ステンレス製ボルト４５によりなされている。
【００４８】
なお、この実施例の木製支柱４１の径は、１００ｍｍ〜１２０ｍｍ程度が好ましく、木製ビーム４２は、幅２５０ｍｍ〜３５０ｍｍ程度で、厚さが２０ｍｍ〜４０ｍｍ程度が好ましい。木製支柱４１の高さは設置場所によって適宜設定されればよく、木製ビーム４２の長さもまた、木製支柱４１の立設間隔に応じて適宜設定される。
【００４９】
強化材４３，４４としては、この実施例では、メラミン含浸紙が使用されているが、カーボンファイバーやグラスファイバーをシート状に形成したもの（例えば炭素繊維布やガラス繊維布）、強化木（木製板材にフェノール樹脂などの合成樹脂を浸潤させたもの）の薄板、強化プラスチック（ガラス繊維や木綿布などを補強材とし、合成樹脂を含浸させたもの、例えばＦＲＰ）の薄板などを使用してもよい。
【００５０】
木製支柱４１および木製ビーム４２を構成する材料は、木材であればどのようなものでもよいが、から松、桧、杉、栂、樅など針葉樹が好適に使用できる。この実施例は、から松の集成材が使用されている。
【００５１】
木製支柱４１および木製ビーム４２は、所要形状に製材された後、自然或いは人工的に乾燥させ、ヤニ抜きを行うことが好ましい。また、木製支柱４１および木製ビーム４２は防腐防蟻処理されていることが好ましく、この防腐防蟻処理は、前述した真空加圧注入により行われることが好ましい。
【００５２】
さらに、木製支柱４１および木製ビーム４２は、防腐性、防カビ性、防汚染性、耐候性、防水性、耐アルカリ性を高めるために、或いは木材の割れや反り防止を目的として、表面処理されることが好ましい。表面処理に使用される塗料としては、前述したものが好適に使用できる。
【００５３】
【発明の効果】
請求項１に記載した発明によれば、木材を使用する利点（衝突時に人や車両等が受ける衝撃を軽減できる。防護柵自体を衝撃より保護し損傷を軽減する。景観等周辺環境と調和する。）を備えた防護柵を簡単かつ安価に形成でき、メンテナンスも容易で、既設の防護柵にも使用することができると共に、木材部分が破壊された場合に、木材が鋭利な形状で露呈したり、破片が飛散したりする危険性をより低減させることができる。
請求項２に記載した発明によれば、請求項１の効果に加え、防護柵用木製カバーをより容易に防護柵に取り付けることができる。
請求項３に記載した発明によれば、請求項１または２の効果に加え、夜間などに発光させることができる。
請求項４に記載した発明によれば、請求項１ないし３の効果に加え、木製板状体をより安定した状態でビームに取り付けることができる。
請求項５に記載した発明によれば、木材を使用する利点（衝突時に人や車両等が受ける衝撃を軽減できる。防護柵自体を衝撃より保護し損傷を軽減する。景観等周辺環境と調和する。）を備えた防護柵を簡単かつ安価に形成でき、メンテナンスも容易であると共に、木材部分が破壊された場合に、木材が鋭利な形状で露呈したり、破片が飛散したりする危険性をより低減させることができる。
請求項６に記載した発明によれば、請求項５の効果に加え、防護柵用木製カバーをより容易に防護柵に取り付けることができる。
請求項７に記載した発明によれば、請求項５または６の効果に加え、夜間などに発光させることができる。
請求項８に記載した発明によれば、請求項５ないし７の効果に加え、木製板状体をより安定した状態でビームに取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の防護柵用木製カバーの一実施例の正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】図１に示した防護柵用木製カバーの取付方法を説明するための正面図である。
【図４】図１に示した防護柵用木製カバーをガードレールに連続的に貼着した状態を示す使用説明図である。
【図５】図３のＢ−Ｂ線断面図である。
【図６】図３の中央部に示された支柱付近の平面図である。
【図７】試験方法を説明するための説明図である。
【図８】本発明の防護柵の他の実施例の部分正面図である。
【図９】本発明の防護柵の他の実施例の正面図である。
【図１０】図９に示した防護柵の平面図である。
【図１１】従来の防護柵の正面図である。
【符号の説明】
１防護柵用木製カバー
２木製板状体
３ボルト貫通孔
４強化材
５発光テープ
１０防護柵
１１金属製ビーム
１２金属製支柱
１３ボルト挿通孔
１４ボルト
１５ブラケット
１６締結手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a protective fence wooden cover and a protective fence suitable for use in roadside guard fences, separation guards, sidewalk guards, bridge guards, or park guards.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, so-called guard rails as shown in FIG. 11 are frequently used as roadside guard fences.
This type of guardrail is composed of a column 51, a beam 52 fixed to the column 51, and a bracket 53 that connects the column 51 and the beam 52, and is usually made of a metal such as steel or cast iron. ing.
[0003]
In recent years, timber has been used to reduce the impact received by passengers in the event of a vehicle collision, to protect the protective fence itself against the impact of the collision, and to harmonize with the surrounding environment such as the landscape. Various protective fences have been proposed. For example, there is JP-A-8-326023 as such.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, roadside fences, etc. are already installed in places where required by law, and it is extremely difficult to remove a huge number of these fences and replace them with new ones. And requires money.
[0005]
Therefore, the first problem of the present invention is the advantage of using wood (the impact received by people, vehicles, etc. at the time of a collision can be reduced. The protective fence itself is protected from the impact and the damage is reduced. )) Can be formed easily and inexpensively, it is easy to maintain, can be used for existing guard fences, and when the timber part is destroyed, the timber is exposed in a sharp shape or fragments An object of the present invention is to provide a protective fence wooden cover that can further reduce the risk of splashing .
[0006]
In addition, the second problem of the present invention is the advantage of using wood (it is possible to reduce the impact received by people, vehicles, etc. at the time of collision. The protective fence itself is protected from the impact to reduce damage. )) Can be formed easily and inexpensively, it is easy to maintain, can be used for existing guard fences, and when the timber part is destroyed, the timber is exposed in a sharp shape or fragments An object of the present invention is to provide a protective fence that can further reduce the risk of splashing .
[000 7 ]
[Means for Solving the Problems]
What solves the first problem of the present invention comprises a wooden plate that covers at least one side of a metal beam of a protective fence, and a sheet-like reinforcing material is pasted on the entire back surface of the wooden plate. It is a wooden cover for a protective fence characterized by being worn.
[0008]
The protective fence wooden cover includes a bolt through hole at a position corresponding to the bolt insertion hole of the metal beam, and together with the connection between the metal beam and the adjacent metal beam, or It is preferable that the protective fence can be attached to the protective fence together with the metal support of the protective fence and the metal beam. It is preferable that a light emitting tape or a reflective sheet is attached to the surface side of the wooden plate. The protective fence wooden cover is formed in a width dimension from an upper end to a lower end of an elevation projection provided above and below the metal beam of the protection fence, and is in surface contact with the elevation projection. It is preferable that it is attached.
[0009]
Moreover, what solves the second problem of the present invention is a protective fence composed of a metal support and a metal beam attached to the metal support, and the protection fence is made of the metal A protective fence comprising a wooden cover for a protective fence made of a wooden plate covering at least one side of the beam, and a sheet-like reinforcing material is adhered to the entire back surface of the wooden plate. is there.
[0010]
The protective fence wooden cover is provided with a bolt through hole at a position corresponding to the bolt insertion hole of the metal beam of the protective fence, and the metal beam and a metal attached adjacent to the metal beam. It is preferable that the protective fence is attached to the protective fence together with a connection with the beam made of metal, or together with the metal support of the protective fence and the metal beam. It is preferable that a light emitting tape or a reflective sheet is attached to the surface side of the wooden plate. The metal beams of the protective fence have vertical projections on the upper and lower sides, respectively, and the wooden cover for the protective fence is formed in a width dimension from an upper end to a lower end of the vertical projection, and the elevation It is preferable that the protrusion is attached in surface contact.
[001 1 ]
[Action]
The wooden cover for the protective fence of the present invention is made of a wooden plate that covers at least one side of the beam of the protective fence, and can be easily and inexpensively attached to the beam of the protective fence. The advantage of using wood can be provided. Even when the wood part is partially damaged, only the damaged wooden plate-like body needs to be replaced, and maintenance is extremely easy. Furthermore, since the reinforcing material is stuck to the wooden plate-like body, the danger when the wood part is destroyed is reduced.
[001 2 ]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A wooden cover for a protective fence according to the present invention will be described with reference to an embodiment shown in FIGS.
1 is a front view of an embodiment of a wooden cover for a protective fence according to the present invention, FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 1, and FIG. 3 is for the protective fence shown in FIG. FIG. 4 is a front view for explaining a method of attaching the wooden cover, FIG. 4 is a usage explanatory view showing a state in which the protective fence wooden cover shown in FIG. 1 is continuously attached to the guard rail, and FIG. FIG. 6 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 3, and FIG. 6 is a plan view of the vicinity of the column shown in the center of FIG.
[001 3 ]
As shown in FIGS. 1 to 3, the protective fence wooden cover 1 of this embodiment includes a wooden plate 2 that covers at least one side of the beam 11 of the protective fence 10.
[001 4 ]
The wooden plate-like body 2 is formed into a long shape and has a width corresponding to the width of the beam of the protective fence to be attached. Specifically, the wooden plate-like body of this embodiment is attached to the roadside guard fence 10 shown in FIG. 3, and is formed to have a width of 300 mm in correspondence with the width of the beam 11 of 350 mm. Thus, since the wooden plate-like body 2 covers the beam, it is formed to have substantially the same width as the width of the beam.
[001 5 ]
The length of the wooden plate 2 is 4000 mm, and the thickness is 20 mm. However, the dimensions of the wooden plate-like body are not limited to the above-mentioned sizes, and can be appropriately changed according to the beam to be attached. Further, the shape is not limited to a long shape, and a design that has an elaborate design is also included in the scope of the present invention as long as it partially covers the beam. Furthermore, you may chamfer the edge part of the wooden plate-shaped body of this Example.
[001 6 ]
The wooden plate-like body 2 of this embodiment is formed to be 300 mm, which is slightly smaller than the beam width, as shown in FIG. ) Has vertical projections 11a and 11b on the upper and lower sides, and the dimension from the upper end to the lower end thereof is 300 mm. By setting the width dimension, the wooden plate-like body 2 is brought into surface contact with the elevation convex portion 11a and the elevation convex portion 11b and does not protrude above the elevation convex portion 11a and below the elevation convex portion 11b. Therefore, it can be attached to the beam 11 in a more stable state.
[001 7 ]
In addition, the reason why the length of the wooden plate-like body 2 is set to 4000 mm is that the length of each beam 11 of the protective fence 10 to be attached is 4300 mm, and the adjacent beams 11 are laminated and pasted by 30 mm, The beams 11 are affixed at an interval of substantially 4000 mm, which corresponds to that. By forming it in such a length, it becomes possible to attach a single wooden plate to the guard fence together with fixing to the beam that is partially overlapped and stuck adjacent to the beam.
[001 8 ]
The wooden plate-like body 2 is provided with a bolt through hole 3 at a position corresponding to the bolt insertion hole 13 of the beam 11 when attached to the beam 11. Specifically, as shown in FIG. 1, the wooden plate-like body 2 has bolt through

holes

3 a, 3 b, 3 c, and 3 d in the vicinity of the four corners. As described above, the

bolt insertion holes

13a and 13b drilled in the elevational projections 11a and 11b of the beam 11 correspond to the bolt through

holes

3a and 3b, respectively.
[001 9 ]
When the protective fence wooden cover 1 is attached to the protective fence 10, as shown in FIG. 5, the beam 11 and the beam 11 disposed adjacent to the beam 11 are partially overlapped. The wooden plate-like body 2 is superposed on one side surface (road side) of the beam 11 and fixed with a bolt 14. Thereby, the wooden cover 1 for guard fences can be attached to the guard fence 10 with the connection of the beams 11 stuck adjacently.
[00 20 ]
For the existing protective fence, after removing the bolts fixing the beams that are attached adjacent to each other, the protective fence wooden cover 1 is overlapped on one side (road side) of the beam and long. What is necessary is just to fix instead of a volt | bolt.
[00 21 ]
Thus, the wooden cover 1 for the guard fence of the present invention can be easily attached to the beam of the guard fence, can be easily attached to the existing guard fence, and has the advantage of using wood. Can be provided in the protective fence. Even when the wood part is partially damaged, only the damaged wooden plate-like body needs to be replaced, and maintenance is extremely easy.
[00 22 ]
The material constituting the wooden plate-like body 2 may be any material as long as it is wood, but coniferous trees such as pine, pine, cedar, cocoon and cocoon can be suitably used. In this embodiment, in order to make effective use of wood resources, a large amount of trees were planted for post-war utility poles, and since they have very few uses at present, they are formed of laminated pine.
[00 23 ]
It is preferable that the wooden plate-like body 2 is naturally or artificially dried after being lumbered into a required shape, and then removed. Moreover, it is preferable that the wooden plate-like body 2 has been subjected to an antiseptic / anticidal treatment, and this antiseptic / anticidal treatment is preferably performed by injection under vacuum and pressure. Thereby, a chemical | medical solution can osmose | permeate deeply in wood, it can react with the component in wood, and can be fixed. In addition, vacuum pressurization injection | pouring is a method which inserts the wooden plate-shaped material 2 in a large-sized liquid can, and makes a chemical | medical solution osmose | permeate in a wooden plate-shaped material by pressurizing the inside of a can in a vacuum atmosphere.
[00 24 ]
Further, the wooden plate-like body 2 may be surface-treated for the purpose of enhancing antiseptic, antifungal, antifouling, weather resistance, waterproofing, and alkali resistance, or for the purpose of preventing cracking and warping of wood. preferable.
[00 25 ]
As the coating material used for the surface treatment, it is preferable to apply a waterproof coating agent or a hydrophobic coating agent mainly composed of silicone or ethanol, and further, on this surface, antifouling property, waterproof property and alkali resistance. Alternatively, it is preferable to apply a nylon resin having excellent toughness.
[00 26 ]
In addition, as shown in FIG. 2, the wooden plate-like body 2 has the reinforcing material 4 attached to one side surface (the side surface of the column 12 of the protective fence 10 to be attached). The reinforcing material 4 of this embodiment uses melamine-impregnated paper, which can improve the strength of the wooden plate-like body, and can be strengthened even if the wooden plate-like body is destroyed by an impact such as a collision. Since the tear portion is attached to the material, it is possible to prevent the material from being exposed in a sharp shape or the debris from being scattered.
[00 27 ]
Adhesives for joining the wooden plate-like body 2 and the reinforcing material 4 include epoxy resin, acrylic resin, EVA resin, vinyl acetate resin, silicone resin, polyurethane, phenol resin, inorganic adhesive, etc. Can be suitably used.
[00 28 ]
In addition, although the reinforcing material 4 of this Example is affixed on the whole back surface of the wooden plate-shaped object 2, what is affixed partially is also included by the category of this invention. However, it is preferably attached to the entire surface. Further, the reinforcing material 4 of this embodiment uses melamine impregnated paper. However, carbon fiber or glass fiber formed into a sheet (for example, carbon fiber cloth or glass fiber cloth), reinforced wood (wood plate material) A thin plate of a synthetic resin such as a phenol resin or a reinforced plastic (glass fiber or cotton cloth or the like impregnated with a synthetic resin, for example, FRP) may be used.
[00 29 ]
Moreover, as shown in FIG. 3, it is preferable that the light emission tape 5 or the reflective sheet which light-emits at night etc. is affixed on the surface side (road side) of the wooden plate-shaped body 2. As shown in FIG. In order to reinforce the bolt through hole 3, it is preferable that a cylindrical metal link (not shown) is embedded in the bolt through hole 3.
[00 30 ]
(Example)
4 pieces of wooden cover for protective fence of the present invention (length 1000 m × width 145 × thickness 15.6 mm) in which melamine impregnated paper (thickness 0.2 mm) is attached to one side of the pine laminated wood, Examples 1 to 4 were used.
[00 31 ]
(Comparative example)
Comparative Example 1 and 2 were prepared by preparing two pieces of laminated pine (length 1000 m × width 145 × thickness 15.4 mm) from which no melamine impregnated paper (thickness 0.2 mm) was attached.
[00 32 ]
(test)
Using the material testing machine TCM-5000, the spanning condition shown in FIG. 7, that is, the lower side of the wooden plate 60, L: Supports the wooden plate 60 at two points indicated by the upward arrows with an interval of 90 cm. Then, two points indicated by the downward arrows obtained by dividing L by 3 from above were pressed at a crosshead speed of 10 mm / min, and the breaking load and the displacement with respect to the load were measured. Then, the bending strength was calculated from the breaking load, the bending Young's modulus was calculated from the displacement against the load, and the test results shown in Table 1 below were obtained.
[00 33 ]
(Test results)
[Table 1]

[00 34 ]
From the above test results, the numerical values of the examples of the breaking load, bending strength, and bending Young's modulus increased compared to the comparative example, and in the above tests, none of the examples led to destruction and the displacement was about 9 cm. At the end of the test.
From these test results, it was confirmed that the strength and elasticity of the wooden plate were improved by sticking the melamine impregnated paper.
[00 35 ]
Next, the guard fence of the present invention will be described with reference to one embodiment shown in FIGS.
The protection fence 10 of this embodiment is a roadside protection fence, and as shown in FIG. 3, is composed of a metal support 12 and a metal beam 11 attached to the metal support 12 in the horizontal direction. The fence 10 includes a protective fence wooden cover 1 that covers at least one side of the metal beam 12. Hereinafter, although each structure is demonstrated one by one, the wooden cover 1 for guarding fences is as above-mentioned, and detailed description is abbreviate | omitted.
[00 36 ]
The metal column 12 is for holding a metal beam 11 described later at a required height, and is erected at a predetermined interval (2 m interval in this embodiment). In addition, standing up of the metal support | pillar 12 is performed by placing concrete and fixing a base end part.
[00 37 ]
The metal beam 11 is a part that constitutes a beam and functions as a fence, and is formed in a curved shape following the curve of the road, as shown in FIG.
[00 38 ]
As shown in FIG. 5, the metal beam 11 of this embodiment is formed in a substantially W-shaped cross section, and three bent portions thereof are provided with flat portions extending in the vertical direction. In other words, the three flat portions form the elevation convex portions 11a and 11b projecting to the road side and the elevation concave portion 11c provided in the middle portion thereof.
[00 39 ]
And in the standing surface convex part 11a, 11b, it fixes with the volt | bolt 14 with the wooden cover 1 for guard fences in the state which two adjacent metal beams 11 overlapped. That is, the protective fence wooden cover 1 is fixed together with the connection of two adjacent metal beams. As shown in FIGS. 5 and 6, the metal beam 11 and the metal column 12 are fixed via the bracket 15 in the elevation recess 11 c.
[00 40 ]
As shown in FIG. 4, the protective fence wooden cover 1 is continuously pasted to the road 70 side of the metal beam 11 by the above-described fixing method, and the metal beam 11 is curved. The protective fence wooden cover 1 is bent and adhered following the curve.
[00 41 ]
The protective fence wooden cover has sufficient bending strength as shown in the test results described above, and follows the bending of the metal beam 11 even when the bending is relatively severe as shown in FIG. Then bend. In addition to fixing the metal beam 11 and the protective fence wooden cover 1 together with the connection of the two adjacent metal beams described above, as shown in FIG. It is preferable to use. In this case, it is necessary to form a bolt insertion hole (not shown) and a bolt through hole (not shown) at predetermined portions of the metal beam 11 and the protective fence wooden cover 1. Furthermore, it is preferable that the galvanizing for rust prevention is given to the bolt, the nut and the fastening means. Further, in the guard fence 10 of this embodiment, the guard fence wooden cover 1 is stuck only on the road 70 side of the metal beam 11, but the guard fence wooden cover is also stuck on the metal beam column side. It may be worn.
[00 42 ]
Furthermore, another embodiment of the guard fence of the present invention shown in FIG. 8 will be described.
The guard fence 30 of this embodiment is a guard fence for separation zones, and the fundamental difference from the roadside guard fence 1 described above is that metal beams 32 and 33 are pasted on both sides of the metal support 31 respectively. Further, the above-described protective fence wooden cover 1 is attached to the outside of the metal beams 32 and 33, respectively. As described above, the protective fence wooden cover 1 may be used as the guard fence for the separation band, and such a protective fence is also included in the scope of the present invention.
[00 43 ]
The spacing member 34 holds the spacing by fixing the metal beam 32 and the metal beam 33 to both ends. The spacing between the metal beam 32 and the metal beam 33 is the horizontal length. The interval is set.
[00 44 ]
Further, another embodiment of the guard fence of the present invention shown in FIGS. 9 and 10 will be described.
The protective fence 40 of this embodiment is suitable for use as a fence in a park or the like, and includes a plurality of wooden columns 41 and a wooden beam 42 stuck between the wooden columns 41. A reinforcing material 44 is attached to the side of the support column 41. Hereinafter, each configuration will be sequentially described.
[00 45 ]
The wooden column 41 of this embodiment has a substantially cylindrical shape, and is divided into two parts by being vertically divided, and as shown in FIG. 9, a reinforcing material 43 is arranged inside and joined. And this reinforcement | strengthening material 43 is extended and arrange | positioned in the direction substantially orthogonal to the sticking direction of the wooden beam 42 mentioned later. By adopting such a structure, it becomes possible to more strongly support the impact from the wooden beam 42 affixed on both sides.
[00 46 ]
As shown in FIG. 10, a reinforcing material 44 is attached to the side of the support 41 of the wooden beam 42 attached between the wooden supports 41. As a result, the strength of the wooden beam can be improved, and even if the wooden beam is destroyed by an impact such as a collision, the cracked portion is attached to the reinforcing material. It is possible to prevent scattering.
[00 47 ]
In this embodiment, the wooden beam 42 is pasted on both sides of the wooden column 41, but may be pasted only on one side. Further, the guard fence 40 of this embodiment has one wooden beam attached in one direction in the horizontal direction, but a plurality of wooden beams attached in the vertical direction are also included in the scope of the present invention. Then, the wooden beam 42 is attached to the wooden column 41 with a stainless steel bolt 45 as shown in FIG.
[00 48 ]
The diameter of the wooden column 41 of this embodiment is preferably about 100 mm to 120 mm, and the wooden beam 42 is preferably about 250 mm to 350 mm wide and about 20 mm to 40 mm thick. The height of the wooden column 41 may be set as appropriate according to the installation location, and the length of the wooden beam 42 is also set as appropriate according to the interval between the wooden columns 41.
[00 49 ]
In this embodiment, melamine-impregnated paper is used as the reinforcing

members

43 and 44. However, carbon fiber or glass fiber formed into a sheet (for example, carbon fiber cloth or glass fiber cloth), reinforced wood (wooden) Even if a thin plate made of synthetic resin such as phenol resin is infiltrated into a plate material, or a thin plate made of reinforced plastic (glass fiber or cotton cloth, etc., impregnated with synthetic resin, eg FRP) is used. Good.
[00 50 ]
Any material can be used for the wooden support column 41 and the wooden beam 42 as long as it is wood, but coniferous trees such as pine, pine, cedar, cocoon, and cocoon can be suitably used. In this example, a laminated pine timber is used.
[00 51 ]
It is preferable that the wooden support column 41 and the wooden beam 42 are naturally or artificially dried after being lumbered into a required shape, and then removed. Moreover, it is preferable that the wooden support | pillar 41 and the wooden beam 42 are subjected to antiseptic and ant processing, and this antiseptic and ant processing is preferably performed by the above-described vacuum pressure injection.
[00 52 ]
Further, the wooden support 41 and the wooden beam 42 are subjected to surface treatment for the purpose of enhancing antiseptic, antifungal, antifouling, weather resistance, waterproofing, and alkali resistance, or for the purpose of preventing cracking and warping of the wood. It is preferable. As the paint used for the surface treatment, those described above can be preferably used.
[00 53 ]
【The invention's effect】
According to the invention described in claim 1, the advantage of using wood (the impact received by a person or vehicle at the time of a collision can be reduced. The protective fence itself is protected from the impact and the damage is reduced. )) Can be formed easily and inexpensively, it is easy to maintain, can be used for existing protective fences, and when the wood part is destroyed, the wood is exposed in a sharp shape. Or the risk of debris scattering .
According to invention of Claim 2 , in addition to the effect of Claim 1, the wooden cover for guard fences can be attached to a guard fence more easily.
According to the invention described in claim 3, in addition to the effect of

claim

1 or 2, it is possible to emit light at night.
According to the invention described in claim 4, in addition to the effects of claims 1 to 3, the wooden plate can be attached to the beam in a more stable state.
According to the invention described in claim 5, the advantage of using wood (the impact received by a person or a vehicle at the time of a collision can be reduced. The protective fence itself is protected from the impact and the damage is reduced. )) Can be formed easily and inexpensively, and maintenance is easy. When the wood part is destroyed, there is a risk that the wood will be exposed in a sharp shape or fragments will be scattered. It can be further reduced.
According to invention of Claim 6, in addition to the effect of Claim 5, the wooden cover for protection fences can be attached to a protection fence more easily.
According to the invention described in claim 7, in addition to the effect of claim 5 or 6, it is possible to emit light at night.
According to the eighth aspect of the invention, in addition to the effects of the fifth to seventh aspects, the wooden plate can be attached to the beam in a more stable state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of an embodiment of a wooden cover for a protective fence according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 3 is a front view for explaining a method of attaching the protective fence wooden cover shown in FIG. 1;
4 is a usage explanatory diagram showing a state in which the protective fence wooden cover shown in FIG. 1 is continuously adhered to the guard rail. FIG.
5 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
6 is a plan view of the vicinity of a support shown in the center of FIG.
FIG. 7 is an explanatory diagram for explaining a test method.
FIG. 8 is a partial front view of another embodiment of the guard fence of the present invention.
FIG. 9 is a front view of another embodiment of the guard fence of the present invention.
10 is a plan view of the protective fence shown in FIG. 9. FIG.
FIG. 11 is a front view of a conventional protective fence.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Wooden cover for protective fences 2 Wooden plate-like body 3 Bolt through-hole 4 Reinforcement material 5 Light emitting tape 10 Guard fence 11 Metal beam 12 Metal support | pillar 13 Bolt insertion hole 14 Bolt 15 Bracket 16 Fastening means

Claims

A wooden cover for a protective fence, comprising a wooden plate that covers at least one side of a metal beam of the protective fence, and a sheet-like reinforcing material attached to the entire back surface of the wooden plate. .

The protective fence wooden cover includes a bolt through hole at a position corresponding to the bolt insertion hole of the metal beam, and together with the connection between the metal beam and the adjacent metal beam, or The wooden cover for a protective fence according to claim 1, wherein the wooden cover for the protective fence can be attached to the protective fence together with fixing the metal post of the protective fence and the metal beam.

The wooden cover for a protective fence according to claim 1 or 2, wherein a light-emitting tape or a reflective sheet is attached to the surface side of the wooden plate-like body.

The protective fence wooden cover is formed in a width dimension from an upper end to a lower end of an elevation projection provided above and below the metal beam of the protection fence, and is in surface contact with the elevation projection. The wooden cover for a protective fence according to any one of claims 1 to 3, which is attached.

A protective fence composed of a metal support and a metal beam affixed to the metal support, wherein the protective fence is made of a wooden plate that covers at least one side of the metal beam. A protective fence comprising a wooden cover for a sheet, wherein a sheet-like reinforcing material is adhered to the entire back surface of the wooden plate.

The protective fence wooden cover is provided with a bolt through hole at a position corresponding to the bolt insertion hole of the metal beam of the protective fence, and the metal beam and a metal attached adjacent to the metal beam. 6. The protective fence according to claim 5, wherein the protective fence is attached to the protective fence together with a connection with a beam made or together with fixing the metal support and the metal beam of the protective fence.

The protective fence according to claim 5 or 6, wherein a light-emitting tape or a reflective sheet is attached to the surface side of the wooden plate-like body.

The metal beams of the protective fence have vertical projections on the upper and lower sides, respectively, and the wooden cover for the protective fence is formed in a width dimension from an upper end to a lower end of the vertical projection, and the elevation The protective fence according to any one of claims 5 to 7, wherein the protective fence is attached in surface contact with the convex portion.