JP3752754B2 - 放電加工用電極送り装置 - Google Patents

放電加工用電極送り装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電加工装置の電極(電極ワイヤー)を送る放電加工用電極送り装置に関するもので、送り機構として圧電素子(ピエゾ素子)を用いたもである。
【0002】
【従来の技術】
放電加工用電極送り装置として、特開平5−146919号公報には、電極ワイヤーの長手方向(軸方向)に伸縮する第1圧電素子と、電極ワイヤーの長手方向と直交する方向(径方向)に伸縮する第2、3圧電素子とを有し、これらの圧電素子の伸縮を制御することにより、電極ワイヤーの「送り」または「戻り」を制御するものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、発明者等は、上記公報に基づき放電加工用電極送り装置を試作したところ、以下のような問題が発生した。
すなわち、図8は、上記試作品のうち第2圧電素子(以下、圧電素子と略す。)12部位の概略を示しており、圧電素子12は、上記公報と同様に電極ワイヤー10を圧着ないし離脱するためのアクチュエータとして用いられている。
【0004】
具体的には、ケーシング14にねじ固定された蓋部25に埋設された給電電極16と、圧電素子12の一端側に配設された絶縁部材19と有し、電極ワイヤー10を給電電極16と絶縁部材19との間に配設したものである。そして、圧電素子12に印加する電圧を制御することにより圧電素子12を伸縮させ、給電電極16と絶縁部材19とにより電極ワイヤー10の圧着、離脱を行うものである。
【0005】
しかし、電極ワイヤー10の径寸法は、被加工物の大きさや材質等により変更する必要があることに加えて給電電極16の磨耗等により、電極ワイヤー10と給電電極との隙間(クリアランス)δは変動してしまう。
一方、圧電素子12の伸縮量は、一般的に十数ミクロンと微小量であるので、隙間δの変動量が大きい場合には、圧電素子12の伸縮のみでは、隙間δの変動に対処することができない。
【0006】
そこで、圧電素子12とケーシング14との間に隙間調整用のスペーサ(シム)30を配設し、このスペーサ30の厚みを変更することにより、隙間δの調整を図る手段を考えたが、この手段では、多様な隙間δの変化に対応するために、ミクロン単位に厚みが異なる多数枚のスペーサ30を必要とする。
また、上記試作品では、給電電極16が蓋25に埋設さているため、給電電極16が磨耗した場合には、蓋25ごと給電電極16を交換する必要があるので、交換作業に時間を要する。
【0007】
このため、放電加工用電極送り装置を維持するための費用(ランニングコスト)が上昇し、延いては、被加工物の製造原価上昇を招いてしまうという問題が発生してしまう。
本発明は、上記点に鑑み、放電加工用電極送り装置において、隙間の調整および給電電極の交換作業を容易に行うことができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の技術的手段を用いる。
請求項1〜8に記載の発明では、給電電極(16)と一体化して給電電極(16)を保持する給電保持部材(17)が、ケーシング(14)に対して脱着可能に配設され、かつ、第2圧電素子(12)の伸縮方向に変位可能な押圧部材(18、26)を有していることを特徴とする。
【0009】
これにより、押圧部材(18、26)を変位させることにより、電極(10)と給電電極(16)(給電保持部材17)との隙間を調節することができる。
したがって、「発明が解決しようとする課題」の欄で述べたように、隙間調整用のスペーサ(シム)を用いて隙間を調節する手段に比べて、隙間の調整を容易に行うことができる。
【0010】
また、給電電極(16)と給電保持部材(17)とが一体化されているので、給電保持部材(17)をケーシング(14)から離脱させることにより、容易に給電電極(16)の交換を行うことができる。
以上に述べたように、本発明によれば、放電加工用電極送り装置を維持するための費用(ランニングコスト)低減を図ることができるので、被加工物の製造原価低減をも図ることができる。
【0011】
ところで、請求項2に記載の発明のごとく、押圧部材(18、26)をケーシング(14)のうち第2圧電素子12()の伸縮方向他端側に配設してもよい。
また、請求項3に記載の発明のごとく、給電保持部材(17)を第2圧電素子(12)の伸縮方向と直交する方向からケーシング(14)内に挿入させてもよい。
【0012】
請求項4に記載の発明では、第2圧電素子(12)を前記第2圧電素子(12)の伸縮方向他端側に向けて押圧する弾性力を発生する弾性部材(22)が、第2圧電素子(12)と給電保持部材(17)との間に配設さていることを特徴とする。
これにより、第2圧電素子(12)がケーシング(14)内でガタツク(振動する)ことを防止することができるので、第2圧電素子(12)の振動に伴う疲労破壊を防止することができる。
【0013】
ところで、請求項5に記載の発明のごとく、押圧部材(18)を手動操作にて変位させる手動操作部(18b)を設けてもよい。
また、請求項6に記載の発明のごとく、押圧力検出手段(23)によって検出された押圧力を操作員に向けて表示する表示手段(5a)を設けてもよい。
また、請求項7に記載の発明のごとく、押圧部材(18)とケーシング(14)とをねじ結合させてもよい。
【0014】
また、請求項8に記載の発明のごとく、押圧部材(24)を変位させるアクチュエータ(24)を有し、押圧力検出手段(23)によって検出された押圧力が所定値となるようにアクチュエータ(24)の作動を制御してもよい。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る放電加工用電極送り装置(以下、送り装置と略す。)1を用いた放電加工装置100の概要を示す模式図であり、この放電加工装置100は、被加工物(ワーク)2を放電加工する放電加工機110と、放電加工機110を制御する放電加工制御ユニット120とから構成されている。
【0016】
そして、放電加工機110は、送り装置1を3次元方向に移動させるNC軸機構3、および加工液を供給する加工液供給装置4を備えている。
一方、放電加工制御ユニット120は、送り装置1を制御する電極送り装置制御装置(以下、制御装置と略す。)5、放電加工用の電極ワイヤー(以下、電極と略す。)10が被加工物2を貫通したか否かを検出する貫通検出装置6、制御装置5から出力される指令信号を増幅するPZT駆動用アンプ7、NC軸機構3を制御するNC軸制御装置8、および高周波、高電圧のパルスを発生させる放電電源9から構成さている。
【0017】
図2は送り装置1を示す模式図であり、この送り装置1の基本構成、および電極10を送るための作動は、特開平5−146919号に記載されたものと同じである。したがって、本明細書では、上記公報と異なる構成および作動を重点に述べる。
図2中、11は電極10の長手方向(軸方向)に伸縮する積層型の第1圧電素子であり、12、13は電極10の長手方向と直交する方向(径方向)に伸縮する第2圧電素子である。
【0018】
ここで、第1圧電素子11は上記公報の第1圧電素子(7、17)に相当し、第2圧電素子12は上記公報の第1径方向圧電素子(12、32)に相当し、第2圧電素子13は上記公報の第2径方向圧電素子(20、40)に相当するものである。なお、括弧の符号は上記公報に対応するものであり、以下、特に断りがない限り、括弧の符号は上記公報に対応するものを示す。
【0019】
図3は、図2のA−A断面を示しており、14(8)は第2圧電素子12を収納するケーシングである。そして、このケーシング14の底部14aに第2圧電素子12の伸縮方向(紙面上下方向)の端部が接触した状態で第2圧電素子12が配設されている。
また、ケーシング14のうち第2圧電素子12の伸縮方向一端側(紙面上側)には、第2圧電素子12の伸縮方向と直交する方向(紙面垂直方向)にケーシング14を貫通する貫通孔15が形成されており(図4(b)参照)、この貫通孔15には、電極10が挿入されている。そして、ケーシング14内のうち、電極10を挟んで第2圧電素子12と反対側には、電極10に電力を供給する給電電極16が配設さており、この給電電極16は、金属製(本実施形態では、アルミニウム製)の給電保持部材17と一体化した状態で板状の給電保持部材17によって保持されている。
【0020】
また、ケーシング14のうち給電保持部材17に対応する部位には、第2圧電素子12の伸縮方向と直交する方向(図3の矢印方向)に開口する挿入孔14bが形成されており、この挿入孔14bからケーシング14内に向けて給電保持部材17が脱着可能に挿入されている。
なお、給電保持部材17を脱着可能とすべく、給電保持部材17と挿入孔14bとの間のうち、少なくとも第2圧電素子12の伸縮方向には、図3に示すように、隙間14cが形成されており、この隙間14cにより給電保持部材17は、第2圧電素子12の伸縮方向に変位することができる。
【0021】
また、18は給電保持部材17を電極10側に向けて押圧する押圧部材をなす六角穴付き止めねじ(以下、止めねじと略す。)であり、この止めねじ18は、ケーシング14のうち、給電保持部材17を挟んで電極10と反対側にて第2圧電素子12の伸縮方向に変位可能に配設されている。なお、止めねじ18は、その雄ねじ部18aが、ケーシング14に形成された雌ねじ部14dにねじ結合することにより、ケーシング14に保持されている。
【0022】
19は、セラミックス材料等の絶縁抵抗および耐磨耗性の高い材料にて形成されて電極10を保持接触す電気絶縁体であり、20は電気絶縁体19を保持するとともに、第2圧電素子12の伸縮を電気絶縁体19(電極10)に伝達する絶縁体保持部である。なお、絶縁体保持部20の材料もセラミックス材料等の絶縁抵抗および耐磨耗性の高い材料にて形成することが望ましい。
【0023】
また、21はOリング状に形成されたアルミニウム製のスペーサリングであり、このスペーサリング21と絶縁体保持部20との間には皿バネ(弾性部材)22が配設さている。そして、スペーサリング21および皿バネ22は、共に第2圧電素子12と給電保持部材17との間に配設されており、皿バネ22は、絶縁体保持部20を介して第2圧電素子12を第2圧電素子12の伸縮方向他端側(底部14a側)に向けて押圧する向きに弾性力を発生している。
【0024】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
本実施形態によれば、止めねじ18の六角穴(手動操作部)18b(図4の(a)参照)に六角レンチを挿入し、マイクロメータ等で電極10と給電電極16(給電保持部材17)との隙間δ(図3参照)を測定しながら、手動操作で止めねじ18を第2圧電素子12の伸縮方向に変位させることにより、隙間δを調節することができる。
【0025】
したがって、「発明が解決しようとする課題」の欄で述べたように、隙間調整用のスペーサ(シム)を用いて隙間δを調節する手段に比べて、隙間δの調整を容易に行うことができる。
また、給電電極16と給電保持部材17とが一体化されているので、止めねじ18を緩めた(図2の上方側に止めねじ18を変位させた)状態で、給電保持部材17をケーシング14から離脱させることにより、容易に給電電極16の交換を行うことができる。
【0026】
以上に述べたように、本実施形態によれば、送り装置1を維持するための費用(ランニングコスト)低減を図ることができるので、被加工物の製造原価低減をも図ることができる。
また、第2圧電素子12は、皿バネ22によって底部14a側に向けて押圧されているので、第2圧電素子12がケーシング14内でガタツク(振動する)ことを防止することができるので、第2圧電素子12の振動に伴う疲労破壊を防止することができる。
【0027】
なお、本実施形態では、押圧部材として止めねじ18を用いたが、押圧部材はこれに限定されるものではなく、通常のボルトまたはテーパピン等を用いてもよい。
(第2実施形態)
本実施形態は、止めねじ18の調整を容易に行うために、隙間δが所定値であるときには、電極10を圧着(クランプ)したときに給電保持部材17に作用する押圧力(圧力)が所定値になることを利用したものである。
【0028】
具体的には、図5に示すように、止めねじ18と給電保持部材17との間に、止めねじ18が給電保持部材17に及ぼす押圧力(圧力)を検出する圧力センサ(押圧力検出手段)23を配設するとともに、圧力センサ23の検出値を制御装置5のディスレイ(表示手段)5a(図1参照)に表示するようにしたものである。
【0029】
そして、操作員は、圧電素子12に電圧を印加し、電極10を圧着(クランプ)した状態で、ディスプレイ(CRT)5aの表示を見ながら圧力センサ23の検出値が所定値となるように止めねじ18の調整を行う。
なお、本実施形態では、表示手段としてディスプレイ5aを用いたが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、液晶パネルまたはLED(発光ダイオード)からなる表示パネル、EL(エレクトロルミネッセンス)、プラズマディスプレイ等でもよい。
【0030】
(第3実施形態)
上述の実施形態では、隙間δの調整を手動操作によって行ったが、本実施形態は、圧力センサ23からの信号に基づいて、自動的に隙間δを調節するものである。
すなわち、図6に示すように、圧力センサ23を挟んで給電保持部材17と反対側に、アクチュエータとして第2圧電素子12と同方向に伸縮する積層型の第3圧電素子24を配設する。このとき、第3圧電素子24の伸縮方向一端側は、ハウジング14の蓋25に接触しており、他端側は、第3圧電素子24の伸縮に連動して変位する干渉部材(押圧部材)26を介して圧力センサ23を押圧している。なお、27は蓋25をハウジング14に固定するためのボルトである。
【0031】
以上に述べた構成において、圧力センサ23からの信号を制御装置5に入力させるとともに、制御装置5は、圧力センサ23の検出値が所定値となるように第3圧電素子24を伸縮させる。
なお、本実施形態では、第3圧電素子24は干渉部材26を介して圧力センサ23を押圧してが、干渉部材26を廃止して第3圧電素子24により直接圧力センサ23を押圧してもよい。この場合、第3圧電素子24の伸縮方向端部が干渉部材26、すなわち押圧部材とみなすことができる。
【0032】
また、本実施形態では、アクチュエータとして第3圧電素子24を用いたが、止めねじ18やボルトのような、ねじ部材をステップモータ(サーボモータ)等で回転させて隙間δを調節してもよい。
さらに、比例制御弁等のように、プランジャ状の押圧部材を調節電磁駆動することにより隙間δを調節してもよい。
【0033】
(第4実施形態)
上述の実施形態で、止めねじ18または第3圧電素子24等の押圧部材を、第2圧電素子12の伸縮方向一端側(電極10側)に配設したが、本実施形態は、前記押圧部材を第2圧電素子12の伸縮方向他端側(電極10と反対側)に配設したものである(図7参照)。
【0034】
なお、図7では、第1実施形態に係る送り装置1を基礎に本実施形態の内容を示しているが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、第2、3実施形態を基礎としても実施することができる。この場合には、給電保持部材17に作用する押圧力は、圧力センサ23を給電保持部材17と蓋25との間に配設することによって検出することができる。
【0035】
ところで、上述の実施形態では、第2圧電素子12の伸縮方向他端側(底部14a側)に向けて押圧する向きに弾性力を発生する手段(弾性部材)として、皿バネ22を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、コイルバネ、板バネやゴム等の弾性部材を用いてもよい。
また、第1実施形態では、マイクロメータ等で隙間δを測定しながら止めねじ18を調節したが、トルクレンチ等で止めねじ18の締め付けトルクを管理することにより、止めねじ18を調節してもよい。
【0036】
なお、本明細書では、第2圧電素子12を例に本発明を説明したが、第2圧電素子13に対しても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放電加工装置の概要を示す模式図である。
【図2】放電加工用電極送り装置1を示す模式図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】(a)は図3のB矢視図であり、(b)は図3のC−C断面図である。
【図5】第2実施形態に係る図2のA−A断面に相当する断面図である。
【図6】第3実施形態に係る図2のA−A断面に相当する断面図である。
【図7】第4実施形態に係る図2のA−A断面に相当する断面図である。
【図8】発明が解決しようとする課題を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10…電極ワイヤー、11…第1圧電素子、12、13…第2圧電素子、
14…ケーシング、15…貫通孔、16…給電電極、17…給電保持部材、
18…六角穴付き止めねじ(押圧部材)。

Claims (8)

  1. 放電加工用の電極(10)の長手方向に伸縮する第1圧電素子(11)と、
    前記電極(10)の長手方向と直交する方向に伸縮する第2圧電素子(12)とを有し、
    前記電極(10)を被加工物に向けて送り出す放電加工用電極送り装置であって、
    前記第2圧電素子(12)を収納するケーシング(14)と、
    前記ケーシング(14)のうち前記第2圧電素子(12)の伸縮方向一端側に形成され、前記第2圧電素子(12)の伸縮方向と直交する方向に前記ケーシング(14)を貫通するとともに、前記電極(10)が挿入される挿入孔(15)と、
    前記ケーシング(14)内のうち、前記電極(10)を挟んで前記第2圧電素子(12)と反対側に配設され、前記電極(10)に電力を供給する給電電極(16)と、
    前記第2圧電素子(12)の伸縮方向に変位可能、かつ、前記ケーシング(14)に対して脱着可能に前記ケーシング(14)に配設され、前記給電電極(16)と一体化して前記給電電極(16)を保持する給電保持部材(17)と、
    前記ケーシング(14)のうち、前記給電保持部材(17)を挟んで前記電極(17)と反対側にて前記第2圧電素子(12)の伸縮方向に変位可能に配設され、前記給電保持部材(17)を前記電極(10)側に向けて押圧する押圧部材(18、26)とを備えることを特徴とする放電加工用電極送り装置。
  2. 放電加工用の電極(10)の長手方向に伸縮する第1圧電素子(11)と、
    前記電極(10)の長手方向と直交する方向に伸縮する第2圧電素子(12)とを有し、
    前記電極(10)を被加工物に向けて送り出す放電加工用電極送り装置であって、
    前記第2圧電素子(12)を前記第2圧電素子(12)の伸縮方向に変位可能に収納するケーシング(14)と、
    前記ケーシング(14)のうち前記第2圧電素子(12)の伸縮方向一端側に形成され、前記第2圧電素子(12)の伸縮方向と直交する方向に前記ケーシング(14)を貫通するとともに、前記電極(10)が挿入される挿入孔(15)と、
    前記ケーシング(14)内のうち、前記電極(10)を挟んで前記第2圧電素子(12)と反対側に配設され、前記電極(10)に電力を供給する給電電極(16)と、
    前記ケーシング(14)に対して脱着可能に前記ケーシング(14)内に配設され、前記給電電極(16)と一体化して前記給電電極(16)を保持する給電保持部材(17)と、
    前記ケーシング(14)のうち、前記第2圧電素子(12)の伸縮方向他端側にて前記第2圧電素子(12)の伸縮方向に変位可能に配設され、前記第2圧電素子(12)を前記給電保持部材(17)側に向けて押圧する押圧部材(18)とを備えることを特徴とする放電加工用電極送り装置。
  3. 前記給電保持部材(17)は、前記第2圧電素子(12)の伸縮方向と直交する方向から前記ケーシング(14)内に挿入されていることを特徴とする請求項1または2に記載の放電加工用電極送り装置。
  4. 前記第2圧電素子(12)と前記給電保持部材(17)との間には、前記第2圧電素子(12)を前記第2圧電素子(12)の伸縮方向他端側に向けて押圧する弾性力を発生する弾性部材(22)が配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の放電加工用電極送り装置。
  5. 前記押圧部材(18)は、手動操作にて変位させられる手動操作部(18b)を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の放電加工用電極送り装置。
  6. 前記給電保持部材(17)に作用する押圧力を検出する押圧力検出手段(23)と、
    前記押圧力検出手段(23)によって検出された押圧力を操作員に向けて表示する表示手段(5a)とを有することを特徴とする請求項5に記載の放電加工用電極送り装置。
  7. 前記押圧部材には雄ねじ(18a)が形成され、
    前記ケーシング(14)には雌ねじ(14d)が形成さており、
    前記押圧部材(18)と前記ケーシング(14)とは、ねじ結合していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の放電加工用電極送り装置。
  8. 前記給電保持部材(17)に作用する押圧力を検出する押圧力検出手段(23)と、
    前記押圧部材(24)を変位させるアクチュエータ(24)と、
    前記押圧力検出手段(23)によって検出された押圧力が、所定値となるように前記アクチュエータ(24)の作動を制御する制御装置(5)とを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の放電加工用電極送り装置。
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