JP3752521B2 - Recycled Styrofoam Fuel, Recycling Fuel Method, and Citrus Skin Juice Processing Method and Processing Device for Recycling Fuel - Google Patents

Recycled Styrofoam Fuel, Recycling Fuel Method, and Citrus Skin Juice Processing Method and Processing Device for Recycling Fuel Download PDF

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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製品の梱包などに使用される発泡スチロール（発泡ポリスチレン）成形体をリサイクルして再活用する技術に関し、とくに、発泡スチロール（成形体）のリサイクル燃料およびリサイクル燃料化方法ならびにリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理方法および処理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
製品の梱包、例えば、テレビ，オーデオ，ビデオなどの家庭電化製品、ワープロ，コンピュータなどのＯＡ機器等々の梱包には、発泡スチロールの成形体が使用されることが多い。
【０００３】
そして、このような梱包材料としての発泡スチロールの消費量が従前に比べてかなり増大しているため、発泡スチロールの効率の良い処理が問題となっている。
【０００４】
従来、発泡スチロールの処理に際しては、例えば、
１．再利用成形
発泡スチロールを溶剤で溶解したのちレジンとして回収し、このレジンを成形品として再利用する。
【０００５】
２．固体燃料
食用廃油の処理を含め、この食用廃油を１４０〜１５０℃に加熱して発泡スチロールを投入し、分散ゲル化槽に沈降させ、発泡スチロールが約１／３０以下に体積収縮しかつ食用廃油を含むゲルを冷却固化して固体燃料とする。
【０００６】
３．焼却
発泡スチロールを焼却炉において焼却する。
【０００７】
４．地中埋設
発泡スチロールを地中に埋設する。
【０００８】
などの手段があった。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記１．の再利用成形による場合には、発泡スチロールを溶剤で溶解し、レジンとして再回収する必要があるため、コストが高くつくという問題点があった。
【００１０】
また、上記２．の固体燃料による場合には、分散ゲル化槽に沈降させ、発泡スチロールが約１／３０以下に体積収縮しかつ食用廃油を含むゲルを冷却固化する必要があるため、工程が複雑化し、処理時間を長く必要としたりコストが高くついたりするという問題点があった。
【００１１】
さらに、上記３．の焼却による場合には、発泡スチロールは容積の約９０％が空気であるため重量の割りにはかなり嵩張ることとなるので、焼却場までの輸送コストが高くつき、また、焼却を行うと高熱を発生して焼却炉の内張り耐火物の損傷が激しくなり、炉体寿命を短縮してしまうという問題点があった。さらには、不完全燃焼による煤煙（黒煙）の発生が激しく、煤の付着や大気汚染をひきおこすという問題点があった。
【００１２】
さらにまた、上記４．の地中埋設による場合には、発泡スチロールは地中で分解しないため、土に戻すことができないという問題点があった。
【００１３】
【発明の目的】
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであって、梱包材料などとして使用された後の発泡スチロールの有効活用を図るようにすることを目的としている。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料は、請求項１に記載しているように、発泡スチロールのリモネン液による溶解液体からなるものとしたことを特徴としている。
【００１５】
そして、本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料の実施態様においては、請求項２に記載しているように、破砕した発泡スチロール成形体のリモネン液による溶解液体からなるものとすることができ、また、請求項３に記載しているように、リサイクル燃料はバーナー燃焼用燃料であるものとしたり、請求項４に記載しているように、リサイクル燃料はガソリン代替用燃料であるものとしたりすることができ、そしてまた、請求項５に記載しているように、リモネン液は柑橘類外皮汁からの抽出液であるものとすることができる。
【００１６】
本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料化方法は、請求項６に記載しているように、発泡スチロールをリモネン液で溶解して液体のリサイクル燃料とするようにしたことを特徴としている。
【００１７】
そして、本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料化方法の実施態様においては、請求項７に記載しているように、破砕した発泡スチロール成形体をリモネン液で溶解して液状のリサイクル燃料とするようになすことができ、また、請求項８に記載しているように、リモネン液は柑橘類の外皮汁より抽出したものであるようになすことができる。
【００１８】
本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理方法は、請求項９に記載しているように、柑橘類の外皮汁を抽出してリモネン液を得るようにしたことを特徴としている。
【００１９】
そして、本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理方法の実施態様においては、請求項１０に記載しているように、リモネン液を乾溜抽出した後の残分を回収粉砕肥料やバイオ培養（土）として使用するようになすことができる。
【００２０】
同じく、本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理方法の実施態様においては、請求項１１に記載しているように、柑橘類の外皮汁を抽出してリモネン液を得ると共に、柑橘類の外皮汁を非酸化性雰囲気で加熱して炭化しおよび／または酸化性雰囲気で加熱して燃焼灰化するようになすことができ、この場合に、請求項１２に記載しているように、柑橘類の外皮汁からのリモネン液の抽出の際の加熱温度を１８０〜２５０℃とするようにしたり、請求項１３に記載しているように、柑橘類の外皮汁を炭化する際の加熱温度を３８０〜４２０℃とするようにしたり、請求項１４に記載しているように、柑橘類の外皮汁を燃焼灰化（焼却）する際の加熱温度を８３０〜９００℃とするようにしたりすることができる。
【００２１】
本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理装置は、請求項１５に記載しているように、柑橘類の外皮汁を乾溜してリモネン液を抽出するリモネン液回収部を少なくともそなえ、柑橘類の外皮汁を非酸化性雰囲気で炭化する炭化処理部と、柑橘類の外皮汁を空気と混ぜて燃焼灰化する焼却処理部を適宜にそなえた構成としたことを特徴としている。
【００２２】
そして、本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理装置の実施態様においては、請求項１６に記載しているように、リモネン液回収部と、炭化処理部と、焼却処理部を一体構造でそなえた構成のものとすることが必要に応じて望ましい。
【００２３】
本発明による発泡スチロールのリサイクル燃料は、発泡スチロールのリモネン液による溶解液体からなるものであるが、この場合、発泡スチロールはリモネン液による溶解度が大であり、リモネン液それ自体も燃料として使用可能である（リモネン液自体の発熱量は約１０，０００キロカロリー）が、ポリスチレン溶解性をもつリモネン液と発泡スチロールとの溶解液体からなるものとすることによって、発熱量が高く液体燃料として十分使用可能であるため、発泡スチロールのリサイクル使用として適したものであることが確かめられた。
【００２４】
そして、発泡スチロールをリモネン液で溶解する際の溶解速度をさらに高めることができるように、電化製品の梱包形態等に対応して成形された発泡スチロール成形体を適宜に破砕したものとし、破砕した発泡スチロールのリモネン液による溶解液体からなるリサイクル燃料とすることが望ましい。
【００２５】
このようなリモネン液の発泡スチロールに対する溶解度が大である（６０重量％付近まで溶解する。）ことを利用して、ポリスチレンの再回収も必要な事項であるが、本発明では、発泡スチロールに対するリモネン液による高い溶解性を利用し、そしてまた適宜にエアーミキシングすることによって、無煙化（無煤）燃料として十分にリサイクル使用できることを確かめた。
【００２６】
そして、このような発泡スチロールのリサイクル燃料では、灯油の発熱量を上回るリサイクル燃料化が可能であった。
【００２７】
このようなリサイクル燃料は、バーナー燃焼用燃料であるものとすることができ、バーナーに対して適量の発泡スチロールリサイクル燃料と適量の空気とを送り込むことによって、発熱量の大きい燃焼炎を無煙・無煤状態で得ることができる。
【００２８】
また、このようなリサイクル燃料は、ガソリン代替用燃料（ディーゼルエンジンの軽油代替用燃料である場合をも含む。）であるものとすることができ、エンジンシリンダ部に適量の発泡スチロールリサイクル燃料と適量の空気を送り込みそして適切な圧縮比のもとで点火することによって、ピストン押圧力の大きい爆発を生じさせることができる。
【００２９】
発泡スチロールのリサイクル燃料化に用いるリモネン液としては、オレンジ，レモン，グレープフルーツなどの柑橘類の外皮汁からの抽出液を使用することが資源の有効活用の観点からも望ましい。
【００３０】
この柑橘類の外皮汁からリモネン液を抽出した後の残分は、回収粉砕肥料やバイオ培養（土）として使用することができる。
【００３１】
本発明による発泡スチロールのリサイクル燃料は、柑橘類（オレンジ，スウィーティー，グレープフルーツ，レモンなど）の外皮汁から例えば１８０〜２５０℃の温度で乾溜抽出したりあるいは窒素（Ｎ２）ガス中で例えば１８０〜２５０℃の温度で加熱抽出したリモネン液（分子式Ｃ１０Ｈ１６の単環式モノテルペンのひとつ：光学異性体ｄ体；橙皮油，レモン油，ベルガモット油，ウイキョウ油など；沸点約１７６℃）で発泡スチロールを溶解した溶解液体からなるものとしているが、この柑橘類の外皮汁の処理に際しては、上記リモネン液の抽出のほか、その供給量，需要量，必要量等々を適宜に考慮して、柑橘類の外皮汁を非酸化性雰囲気において例えば３８０〜４２０℃の温度で加熱して炭化するようにしたり、酸化性雰囲気（例えば、空気の供給）で例えば８３０〜９００℃の温度で加熱して焼却灰化するようにしたりすることができる。
【００３２】
このような乾溜抽出，炭化，焼却灰化のために用いる処理装置としては、柑橘類の外皮汁を乾溜してリモネン液を抽出するリモネン液回収部を少なくともそなえ、柑橘類の外皮汁を非酸化性雰囲気で炭化する炭化処理部と、柑橘類の外皮汁を空気と混ぜて（すなわち、酸化性雰囲気として）燃焼灰化する焼却処理部を適宜にそなえたものとすることができる。
【００３３】
【実施例】
図１は本発明による発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理装置の一実施例による基本構成を示すものであって、この柑橘類外皮汁の処理装置１は、柑橘類の外皮汁を１８０〜２５０℃程度に加熱する第１加熱処理槽２と、第１バルブ３および配管４を介して接続したリモネン液回収部５と、第１加熱処理槽２と第２バルブ６および配管７を介して接続した第２加熱処理槽８と、この第２加熱処理槽８と配管９を介して接続した電気集塵機１０と、この電気集塵機１０と配管１１を介して接続した冷却部１２と、この冷却部１２と配管１３を介して接続した脱臭装置１４と、前記冷却部１２と配管１５を介して接続した循環ポンプ１６をそなえ、前記リモネン液回収部５の冷却槽５ａはその内部にらせん管５ｂをそなえていると共に下部に冷却水供給管５ｃをそなえ、冷却槽５ａの上部にはリモネン液排出管５ｄをそなえていると共に下部には水を主体とする可溶性液体排出管５ｅをそなえ、この水を主体とする可溶性液体排出管５ｅは分溜器に接続されるものとなっている。
【００３４】
このような構成になる発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理装置１において、まず、第２バルブ６を閉じると共に第１バルブ３を開けた状態として、第１加熱処理槽２において柑橘類外皮汁（この実施例ではオレンジ外皮汁であるオレンジ油）を１８０〜２５０℃に加熱した。
【００３５】
次いで、この加熱により発生した分子状態のガス体をリモネン液回収部５の冷却槽５ａで冷却捕集する。
【００３６】
この冷却槽５ａでは、下部において水を主体とする可溶性成分が、そして上部においてリモネン液が分離抽出精製される。
【００３７】
このうち、水を主体とする可溶性成分は図示しない分溜器に送られる。また、リモネン液についてガスクロマトグラムにより測定したところ、図２に示すように、殆どが下記の構造式をもつリモネン（Ｃ１０Ｈ１６）であった。
【００３８】

Figure 0003752521
ここで抽出したリモネン液はそれ自体が発熱量約１０，０００キロカロリーの燃料となりうるものであり、完全燃焼型の液体であった。
【００３９】
次に、リモネン液中に、石ころ大に破砕した発泡スチロール成形体を投入した。このとき、投入した発泡スチロールは泡を発生しながら、飽和状態（約６０重量％程度）まで常温で溶解し、この溶解液体は殆どその粘度を増加しないものであった。
【００４０】
この溶解液体をリサイクル燃料とし、一般構造の灯油バーナーに、このリサイクル燃料とエアーとを供給して燃焼させたところ、１２，０００キロカロリーの発熱量を得ることが可能であった。
【００４１】
また、灯油バーナーにおいてはエアーミキシングにより燃焼しているため、通常の場合に発泡スチロールを焼却する際に不完全燃焼により発生する黒煙ないし煤は、この燃焼の際には発生しなかった。
【００４２】
したがって、ここで得た発泡スチロールのリモネン液による溶解液体からなるリサイクル燃料では、理想的な燃料、すなわち、完全燃焼型の燃料となすことが可能であった。
【００４３】
また、冷却槽５ａの下部の可溶性液体排出管５ｅより排出した可溶性液体を分溜器により分溜したところ、リモネン液を抽出した後の残分については、回収粉砕肥料やバイオ培養（土）として使用することが可能であった。
【００４４】
そのほか、上記のリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理装置１では、第１バルブ３を閉じると共に第２バルブ６を開き、第１加熱処理槽２で約１８０〜２５０℃に加熱したオレンジ外皮汁を第２加熱処理槽８で非酸化性雰囲気下において３８０〜４２０℃に加熱することによって完全炭化することにより、電気集塵機１０，冷却部１２，脱臭装置１４等の併用で無公害処理することが可能であった。
【００４５】
また、同じく第１バルブ３を閉じると共に第２バルブ６を開き、第１加熱処理槽２で約１８０〜２５０℃に加熱したオレンジ外皮汁を第２加熱処理槽８に送り、この第２加熱処理槽８内に空気を送入しながら（つまり、酸化性雰囲気としながら）８３０〜９００℃に加熱することによって焼却灰化することにより、電気集塵機１０，冷却部１２，脱臭装置１４等の併用で無公害処理することが可能であった。
【００４６】
【発明の効果】
本発明による発泡スチロールのリサイクル燃料によれば、発泡スチロールのリモネン液による溶解液体からなるものとしたから、発泡スチロールを単体で燃焼する場合のような黒煙の発生，煤の発生を伴うことなく、完全燃焼型のリサイクル燃料とすることが可能であり、発泡スチロールをリサイクル活用することが可能になるという著しく優れた効果がもたらされる。
【００４７】
そして、請求項２に記載しているように、破砕した発泡スチロール成形体のリモネン液による溶解液体からなるものとすることによって、リモネン液による発泡スチロールの溶解速度をはやめることが可能になるという著大なる効果がもたらされる。
【００４８】
また、請求項３に記載しているように、リサイクル燃料はバーナー燃焼用燃料であるものとすることによって、黒煙や煤を発生することのない完全燃焼によるバーナー燃焼を行わせることが可能となり、あるいは、請求項４に記載しているように、リサイクル燃料はガソリン代替用燃料であるものとすることによって、ガソリン（軽油等を含む）の消費量を減少させることが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【００４９】
さらにまた、請求項５に記載しているように、リモネン液は柑橘類外皮汁からの抽出液であるものとすることによって、オレンジ，レモンなどの柑橘類の外皮汁の有効活用をはかることが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【００５０】
本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料化方法では、発泡スチロールをリモネン液で溶解して液体のリサイクル燃料とするようにしたから、黒煙の発生，煤の発生がない完全燃焼型のリサイクル燃料を著しく簡単に得ることが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【００５１】
そして、請求項７に記載しているように、破砕した発泡スチロール成形体をリモネン液で溶解して液状のリサイクル燃料とするようになすことによって、リモネン液による発泡スチロールの溶解速度をはやめることが可能になるという著大なる効果がもたらされる。
【００５２】
また、請求項８に記載しているように、リモネン液は柑橘類の外皮汁より抽出したものであるようになすことによって、オレンジ，グレープフルーツなどの柑橘類の外皮汁の有効活用をはかることが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【００５３】
本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理方法は、柑橘類の外皮汁を抽出してリモネン液を得るようにしたから、オレンジ，グレープフルーツなどの柑橘類の外皮汁を有効に活用して発泡スチロールを再利用することが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【００５４】
そして、請求項１０に記載しているように、リモネン液を乾溜抽出した後の残分を回収粉砕肥料やバイオ培養土として使用することによって、柑橘類の外皮汁をより一層無駄なく有効活用することが可能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【００５５】
さらに、請求項１１に記載しているように、柑橘類の外皮汁を抽出してリモネン液を得ると共に、柑橘類の外皮汁を非酸化性雰囲気で加熱して炭化しおよび／または酸化性雰囲気で加熱して燃焼灰化するようになすことによって、柑橘類の外皮汁の処理を有効に行うことが可能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【００５６】
さらにまた、請求項１２に記載しているように、柑橘類の外皮汁からのリモネン液の抽出の際の加熱温度を１８０〜２５０℃とすることによって、柑橘類の外皮汁からのリモネン液の抽出を効率よく行うことが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【００５７】
さらにまた、請求項１３に記載しているように、柑橘類の外皮汁を炭化する際の加熱温度を３８０〜４２０℃とすることによって、柑橘類の外皮汁の炭化処理を効率よく行うことが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【００５８】
さらにまた、請求項１４に記載しているように、柑橘類の外皮汁を燃焼灰化する際の加熱温度を８３０〜９００℃とすることによって、柑橘類の外皮汁の焼却灰化処理を効率よく行うことが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【００５９】
本発明に係わる発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理装置では、柑橘類の外皮汁を乾溜してリモネン液を抽出するリモネン液回収部を少なくともそなえ、柑橘類の外皮汁を非酸化性雰囲気で炭化する炭化処理部と、柑橘類の外皮汁を空気と混ぜて燃焼灰化する焼却処理部を適宜にそなえたものとしたから、柑橘類の外皮汁の処理を良好に行うことが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【００６０】
そして、請求項１６に記載しているように、リモネン液回収部と、炭化処理部と、焼却処理部を一体でそなえたものとすることによって、柑橘類の外皮汁の処理を単一の装置で効率良く行うことが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施例による発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理装置の基本構成を示す説明図である。
【図２】 柑橘類（オレンジ）の外皮汁を乾溜抽出した液（捕集ソルベント）におけるリモネン量を調べたガスクロマトグラフを示す説明図である。
【符号の説明】
１ 発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理装置
２ 第１加熱処理槽
３ 第１バルブ
４ 配管
５ リモネン液回収部
５ａ リモネン液回収部の冷却槽
６ 第２バルブ
７ 配管
８ 第２加熱処理槽（炭化処理部，焼却処理部）
９ 配管
１０ 電気集塵機
１１ 配管
１２ 冷却部
１３ 配管
１４ 脱臭装置
１５ 配管
１６ 循環ポンプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a technology for recycling and reusing a foamed polystyrene (foamed polystyrene) molded body used for product packaging and the like, and in particular, a recycled fuel and a method for making a recycled fuel of foamed polystyrene (molded body), and citrus fruits for recycling fuel. The present invention relates to a processing method and a processing apparatus for skin juice.
[0002]
[Prior art]
For the packaging of products, for example, home appliances such as televisions, audios and videos, office automation equipment such as word processors and computers, etc., polystyrene foam is often used.
[0003]
And since the consumption of the expanded polystyrene as such a packaging material is increasing considerably compared with before, the efficient process of expanded polystyrene is a problem.
[0004]
Conventionally, when processing polystyrene foam, for example,
1. The recycled molded polystyrene is dissolved in a solvent and then recovered as a resin, and the resin is reused as a molded product.
[0005]
2. Including the treatment of solid fuel edible waste oil, this edible waste oil is heated to 140-150 ° C., and then foamed styrene is introduced into the dispersion gelling tank. The volume of the styrene foam shrinks to about 1/30 or less and contains edible waste oil. The gel is cooled and solidified to obtain a solid fuel.
[0006]
3. Incinerated polystyrene foam is incinerated in an incinerator.
[0007]
4). Underground styrene foam is buried in the ground.
[0008]
There was means such as.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above 1. In the case of the re-use molding, it is necessary to dissolve the foamed polystyrene with a solvent and re-recover it as a resin.
[0010]
In addition, the above 2. In the case of solid fuel, it is necessary to settle the gel in a dispersion gelling tank, the styrene foam volume shrinks to about 1/30 or less, and cool and solidify the gel containing edible waste oil. There was a problem that it was necessary for a long time or was expensive.
[0011]
Further, in the above 3. In the case of incineration, since the volume of polystyrene is about 90% of air, it is quite bulky with respect to the weight, so the transportation cost to the incineration site is high, and incineration generates high heat. As a result, the refractory lining the incinerator becomes severely damaged, which shortens the life of the furnace body. In addition, soot and smoke (black smoke) generated due to incomplete combustion was severe, and there was a problem of causing soot deposition and air pollution.
[0012]
Furthermore, the above 4. In the case of the underground burial, there is a problem that the expanded polystyrene cannot be returned to the soil because it does not decompose in the ground.
[0013]
OBJECT OF THE INVENTION
The present invention has been made to solve such conventional problems, and an object of the present invention is to make effective use of the expanded polystyrene after being used as a packaging material or the like.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
As described in claim 1, the recycle fuel of expanded polystyrene according to the present invention is characterized by comprising a dissolved liquid of limonene solution of expanded polystyrene.
[0015]
In the embodiment of the recycled polystyrene foam fuel according to the present invention, as described in claim 2, the crushed foamed polystyrene molded body can be made of a dissolved liquid of limonene liquid. As described in Item 3, the recycled fuel can be a burner combustion fuel, or as described in Item 4, the recycled fuel can be a gasoline alternative fuel. And, as described in claim 5, the limonene solution may be an extract from citrus peel.
[0016]
The foamed polystyrene recycled fuel method according to the present invention is characterized in that the foamed polystyrene is dissolved in limonene liquid to form a liquid recycled fuel.
[0017]
In the embodiment of the method for converting the expanded polystyrene into a recycle fuel according to the present invention, as described in claim 7, the crushed expanded polystyrene molded body is dissolved in limonene liquid to form a liquid recycled fuel. Further, as described in claim 8, the limonene liquid can be extracted from citrus peel.
[0018]
As described in claim 9, the method for treating citrus peel for recycle fuel production of styrene foam according to the present invention is characterized in that limonene liquor is obtained by extracting citrus peel.
[0019]
And in the embodiment of the processing method of the citrus peel for recycle fuel use of styrene foam according to the present invention, as described in claim 10, the residue after dry-extracting limonene liquid is recovered and pulverized fertilizer or It can be used as a bioculture (soil).
[0020]
Similarly, in the embodiment of the method for treating citrus peel for recycle fuel of styrene foam according to the present invention, as described in claim 11, citrus peel is extracted to obtain limonene liquid, and citrus Can be heated and charred in a non-oxidizing atmosphere and / or heated in an oxidizing atmosphere for combustion ashing, in which case, as described in claim 12, The heating temperature at the time of extraction of limonene liquid from citrus peel is set to 180 to 250 ° C, or the heating temperature at the time of carbonizing citrus peel is 380, as described in claim 13. ˜420 ° C. or, as described in claim 14, the heating temperature at the time of combustion ashing (incineration) of citrus peel can be 830 to 900 ° C.
[0021]
The processing apparatus for citrus peel for recycle fuel of styrene foam according to the present invention includes, as described in claim 15, at least a limonene liquid recovery part for extracting limonene liquid by dry distillation of citrus peel. It is characterized by appropriately comprising a carbonization treatment section for carbonizing citrus peel in a non-oxidizing atmosphere and an incineration treatment section for mixing citrus peel with air and burning and ashing.
[0022]
And in the embodiment of the processing apparatus of the citrus peel for recycle fuel of styrene foam according to the present invention, as described in claim 16, the limonene liquid recovery section, the carbonization processing section, and the incineration processing section It is desirable if necessary to have a structure with an integral structure.
[0023]
The recycle fuel of the expanded polystyrene according to the present invention comprises a dissolved liquid of the expanded polystyrene in limonene liquid. In this case, the expanded polystyrene has a high solubility in the limonene liquid, and the limonene liquid itself can be used as a fuel (limonene). Since the calorific value of the liquid itself is about 10,000 kilocalories), it is made of a dissolved liquid of a limonene liquid having polystyrene solubility and a polystyrene foam, so that the calorific value is high and can be used sufficiently as a liquid fuel. It was confirmed that it was suitable for recycling use.
[0024]
Then, the foamed polystyrene molded body molded in accordance with the packaging form of the electrical appliance is appropriately crushed so that the dissolution rate when the foamed polystyrene is dissolved with the limonene liquid can be further increased. It is desirable to use a recycled fuel composed of a dissolved liquid of limonene liquid.
[0025]
Utilizing that the limonene liquid has a high solubility in the expanded polystyrene (dissolves up to about 60% by weight), it is also necessary to re-recover the polystyrene. In the present invention, however, the limonene liquid uses the limonene liquid for the expanded polystyrene. It has been confirmed that it can be sufficiently recycled as smokeless (free) fuel by utilizing high solubility and also by appropriate air mixing.
[0026]
Such a recycled polystyrene foam fuel can be converted into a recycled fuel that exceeds the calorific value of kerosene.
[0027]
Such a recycled fuel can be a burner combustion fuel. By sending an appropriate amount of styrene foam recycled fuel and an appropriate amount of air to the burner, a combustion flame with a large calorific value can be smokeless and smokeless. Can be obtained in the state.
[0028]
Such a recycled fuel may be a gasoline substitute fuel (including a case where it is a diesel oil substitute fuel for a diesel engine), and an appropriate amount of an expanded polystyrene recycled fuel and an appropriate amount of fuel for an engine cylinder portion. By blowing air and igniting under an appropriate compression ratio, an explosion with a large piston pressure can be produced.
[0029]
From the viewpoint of effective utilization of resources, it is desirable to use an extract from citrus peel such as orange, lemon and grapefruit as the limonene solution used to make recycled polystyrene foam fuel.
[0030]
The residue after extracting the limonene solution from the citrus peel can be used as a recovered ground fertilizer or bioculture (soil).
[0031]
The recycle fuel of styrene foam according to the present invention is extracted by dry distillation at a temperature of, for example, 180 to 250 ° C. from citrus (orange, sweetie, grapefruit, lemon, etc.) skin juice, or in nitrogen (N 2 ) gas, for example, 180 to 250 ° C. Styrofoam with limonene liquid (one of the monocyclic monoterpenes of molecular formula C 10 H 16 : optical isomer d; orange peel oil, lemon oil, bergamot oil, fennel oil, etc .; boiling point of about 176 ° C.) However, when processing the citrus peel, in addition to the extraction of the limonene solution, the supply amount, demand, required amount, etc. are appropriately taken into account, and the citrus peel is taken into consideration. The juice is carbonized by heating at a temperature of 380 to 420 ° C. in a non-oxidizing atmosphere, or an oxidizing atmosphere. For example, it can be heated at a temperature of a supply of air) for example eight hundred thirty to nine hundred ° C. or so as to incineration ash of.
[0032]
As a processing apparatus used for such dry distillation extraction, carbonization, and incineration ashing, at least a limonene liquid recovery part for drying limonene liquid by extracting citrus outer skin juice and having a non-oxidizing atmosphere is provided. It is possible to appropriately provide a carbonization process section that carbonizes with an incineration process section that mixes citrus skin juice with air (that is, as an oxidizing atmosphere) and combusts and ashes.
[0033]
【Example】
FIG. 1 shows a basic configuration of an embodiment of a processing apparatus for citrus peel juice for recycling recycled polystyrene foam fuel according to the present invention. The processing apparatus 1 for citrus peel juice is 180 to 250 citrus peel juice. 1st heat processing tank 2 heated to about 0 degreeC, limonene liquid recovery part 5 connected via the 1st valve 3 and piping 4, the 1st heat processing tank 2, connected via the 2nd valve 6 and piping 7 The second heat treatment tank 8, the electric dust collector 10 connected to the second heat treatment tank 8 via the pipe 9, the cooling part 12 connected to the electric dust collector 10 via the pipe 11, and the cooling part 12 And a deodorizing device 14 connected via a pipe 13 and a circulating pump 16 connected via the cooling part 12 and a pipe 15, and the cooling tank 5 a of the limonene liquid recovery part 5 is provided with a spiral pipe 5 b therein. Have The lower part is provided with a cooling water supply pipe 5c, the upper part of the cooling tank 5a is provided with a limonene liquid discharge pipe 5d, and the lower part is provided with a soluble liquid discharge pipe 5e mainly composed of water. The soluble liquid discharge pipe 5e is connected to a fractionator.
[0034]
In the processing apparatus 1 for citrus peel for recycling fuel of polystyrene foam having such a configuration, first, the second valve 6 is closed and the first valve 3 is opened, and the citrus peel is in the first heat treatment tank 2. (Orange oil, which is orange peel in this example) was heated to 180-250 ° C.
[0035]
Subsequently, the gas body in the molecular state generated by this heating is cooled and collected in the cooling tank 5 a of the limonene liquid recovery unit 5.
[0036]
In the cooling tank 5a, the soluble component mainly composed of water is separated and extracted and purified in the upper part and the limonene liquid in the upper part.
[0037]
Among these, soluble components mainly composed of water are sent to a distiller (not shown). Further, when the limonene liquid was measured by gas chromatogram, as shown in FIG. 2, most of the limonene solution was limonene (C 10 H 16 ) having the following structural formula.
[0038]
Figure 0003752521
The limonene liquid extracted here can itself become a fuel having a calorific value of about 10,000 kilocalories, and is a complete combustion type liquid.
[0039]
Next, the foamed polystyrene molded body crushed to a large size was put into the limonene solution. At this time, the introduced polystyrene foam was dissolved at room temperature to a saturated state (about 60% by weight) while generating bubbles, and this dissolved liquid hardly increased its viscosity.
[0040]
When this dissolved liquid was used as a recycled fuel and the recycled fuel and air were supplied to a kerosene burner having a general structure and burned, a calorific value of 12,000 kilocalories could be obtained.
[0041]
Further, since the kerosene burner is combusted by air mixing, black smoke or soot generated by incomplete combustion when incinerating the expanded polystyrene in a normal case was not generated at the time of this combustion.
[0042]
Therefore, it is possible to obtain an ideal fuel, that is, a complete combustion type fuel, with the recycled fuel composed of the dissolved liquid of limonene liquid of the polystyrene foam obtained here.
[0043]
Moreover, when the soluble liquid discharged | emitted from the soluble liquid discharge pipe 5e of the lower part of the cooling tank 5a was fractionated with the distiller, about the remainder after extracting limonene liquid, it is as collection | recovery grinding | pulverization fertilizer and bioculture (soil). It was possible to use.
[0044]
In addition, in the processing apparatus 1 for citrus peel for recycling fuel, the first valve 3 is closed and the second valve 6 is opened, and the orange peel juice heated to about 180 to 250 ° C. in the first heat treatment tank 2 is used. By complete carbonization by heating to 380 to 420 ° C. in a non-oxidizing atmosphere in the second heat treatment tank 8, it is possible to perform pollution-free treatment by using the electrostatic precipitator 10, the cooling unit 12, the deodorizing device 14, etc. Met.
[0045]
Similarly, the first valve 3 is closed and the second valve 6 is opened, and the orange skin juice heated to about 180 to 250 ° C. in the first heat treatment tank 2 is sent to the second heat treatment tank 8, and this second heat treatment is performed. By incineration ash by heating to 830 to 900 ° C. while feeding air into the tank 8 (that is, in an oxidizing atmosphere), the electric dust collector 10, the cooling unit 12, the deodorizing device 14 and the like can be used in combination. It was possible to process pollution-free.
[0046]
【The invention's effect】
According to the recycle fuel of the expanded polystyrene according to the present invention, since it is made of a dissolved liquid of limonene liquid of expanded polystyrene, complete combustion without the generation of black smoke and the generation of soot as in the case of burning the expanded polystyrene alone. It can be used as a recycle fuel for the mold, and the remarkably excellent effect that the polystyrene foam can be recycled is brought about.
[0047]
And as described in claim 2, it is possible that the dissolution rate of the foamed polystyrene by the limonene liquid can be stopped by using the crushed foamed polystyrene molded body made of the dissolved liquid by the limonene liquid. The effect becomes.
[0048]
In addition, as described in claim 3, by making the recycled fuel a burner combustion fuel, it becomes possible to perform burner combustion by complete combustion without generating black smoke or soot. Alternatively, as described in claim 4, it is possible to reduce the consumption of gasoline (including light oil etc.) by assuming that the recycled fuel is a gasoline substitute fuel. The effect becomes.
[0049]
Furthermore, as described in claim 5, by making limonene liquid an extract from citrus peel, it is possible to make effective use of citrus peel such as orange and lemon. There is a great effect that there is.
[0050]
In the method for converting the expanded polystyrene into a recycled fuel according to the present invention, the expanded polystyrene is dissolved in limonene liquid so as to be a liquid recycled fuel. Therefore, a completely combustion type recycled fuel that does not generate black smoke and soot is remarkably simple. It has a great effect that it can be obtained.
[0051]
Further, as described in claim 7, by dissolving the crushed foamed polystyrene molded body with limonene liquid to form a liquid recycle fuel, the dissolution rate of foamed polystyrene with limonene liquid can be stopped. The great effect of becoming.
[0052]
In addition, as described in claim 8, by making limonene liquid extracted from citrus peel, it is possible to effectively use citrus peel such as orange and grapefruit. There is a great effect that there is.
[0053]
Since the method for treating citrus peel for recycle fuel of styrene foam according to the present invention is to extract limonene liquid by extracting citrus peel, effectively utilizing citrus peel such as orange and grapefruit. The great effect is that the expanded polystyrene can be reused.
[0054]
And, as described in claim 10, by utilizing the residue after dry-extracting limonene liquid as recovered ground fertilizer or bioculture soil, the citrus skin juice can be effectively utilized more efficiently. This is a remarkable effect that is possible.
[0055]
Furthermore, as described in claim 11, citrus peel is extracted to obtain limonene solution, and the citrus peel is heated in a non-oxidizing atmosphere to be carbonized and / or heated in an oxidizing atmosphere. By burning and ashing, the citrus peel juice can be treated effectively, resulting in a remarkable effect.
[0056]
Furthermore, as described in claim 12, by extracting the limonene liquid from the citrus peel, the heating temperature during the extraction of the limonene liquid from 180 to 250 ° C. allows the limonene liquid to be extracted from the citrus peel. The remarkable effect that it is possible to carry out efficiently is brought about.
[0057]
Furthermore, as described in claim 13, by setting the heating temperature when carbonizing citrus peel to 380 to 420 ° C, it is possible to efficiently carry out carbonization treatment of citrus peel. There is a great effect that there is.
[0058]
Furthermore, as described in claim 14, the ashing treatment of the citrus peel is efficiently performed by setting the heating temperature at the time of burning and ashing the citrus peel to 830 to 900 ° C. It has a tremendous effect that it is possible.
[0059]
In the processing apparatus for citrus peel juice for recycling fuel of styrene foam according to the present invention, at least a limonene solution recovery part for extracting limonene solution by drying the citrus peel is obtained, and the citrus peel is carbonized in a non-oxidizing atmosphere. And the incineration processing unit that combusts and incinerates citrus skin juice with air, so that it is possible to treat citrus skin juice well. The effect becomes.
[0060]
And, as described in claim 16, the limonene liquid recovery part, the carbonization part, and the incineration part are integrally provided so that the processing of the citrus peel can be performed with a single device. The remarkable effect that it is possible to carry out efficiently is brought about.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is an explanatory view showing a basic configuration of a processing apparatus for citrus rind juice for recycle fuel of styrene foam according to one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a gas chromatograph in which the amount of limonene in a liquid (collected solvent) obtained by dry distillation extraction of citrus (orange) peel is collected.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Processing apparatus of citrus peel for recycle fuel of polystyrene foam 2 1st heat processing tank 3 1st valve 4 piping 5 Limonene liquid recovery part 5a Cooling tank 6 of limonene liquid recovery part 6 2nd valve 7 Piping 8 2nd heat processing tank (Carbonization treatment department, incineration treatment department)
9 Piping 10 Electric dust collector 11 Piping 12 Cooling unit 13 Piping 14 Deodorizer 15 Piping 16 Circulation pump

Claims (16)

発泡スチロールのリモネン液による溶解液体からなることを特徴とする発泡スチロールのリサイクル燃料。A recycle fuel for expanded polystyrene comprising a dissolved liquid of limonene solution of expanded polystyrene. 破砕した発泡スチロール成形体のリモネン液による溶解液体からなる請求項１に記載の発泡スチロールのリサイクル燃料。The recycle fuel of the expanded polystyrene of Claim 1 which consists of the melt | dissolution liquid by the limonene liquid of the crushed expanded polystyrene molded object. リサイクル燃料はバーナー燃焼用燃料である請求項１または２に記載の発泡スチロールのリサイクル燃料。The recycled fuel for polystyrene foam according to claim 1 or 2, wherein the recycled fuel is a burner combustion fuel. リサイクル燃料はガソリン代替用燃料である請求項１または２に記載の発泡スチロールのリサイクル燃料。The recycled fuel of polystyrene foam according to claim 1 or 2, wherein the recycled fuel is a gasoline substitute fuel. リモネン液は柑橘類外皮汁からの抽出液である請求項１ないし４のいずれかに記載の発泡スチロールのリサイクル燃料。The recycle fuel of styrene foam according to any one of claims 1 to 4, wherein the limonene liquid is an extract from citrus peel. 発泡スチロールをリモネン液で溶解して液体のリサイクル燃料とすることを特徴とする発泡スチロールのリサイクル燃料化方法。A method for converting a polystyrene foam into a recycled fuel, comprising dissolving a polystyrene foam with a limonene liquid to obtain a liquid recycled fuel. 破砕した発泡スチロール成形体をリモネン液で溶解して液状のリサイクル燃料とする請求項６に記載の発泡スチロールのリサイクル燃料化方法。The method for converting a foamed polystyrene foam into a recycled fuel according to claim 6, wherein the crushed foamed polystyrene molded body is dissolved in a limonene solution to obtain a liquid recycled fuel. リモネン液は柑橘類の外皮汁より抽出したものである請求項６または７に記載の発泡スチロールのリサイクル燃料化方法。The method of recyclizing styrene foam as a fuel according to claim 6 or 7, wherein the limonene liquid is extracted from citrus peel. 柑橘類の外皮汁を抽出してリモネン液を得ることを特徴とする発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理方法。A method for treating citrus husk juice for use as a recycled fuel for styrene foam, wherein limonene solution is obtained by extracting citrus husk juice. リモネン液を乾溜抽出した後の残分を回収粉砕肥料やバイオ培養土として使用する請求項９に記載の発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理方法。The method for treating citrus peel for recycle fuel of polystyrene foam according to claim 9, wherein the residue after dry-extracting limonene liquid is used as recovered ground fertilizer or bioculture soil. 柑橘類の外皮汁を抽出してリモネン液を得ると共に、柑橘類の外皮汁を非酸化性雰囲気で加熱して炭化しおよび／または酸化性雰囲気で加熱して燃焼灰化する請求項９に記載の発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理方法。The foamed styrene according to claim 9, wherein limonene liquid is obtained by extracting citrus rind juice, and carbonized by heating the citrus rind juice in a non-oxidizing atmosphere and / or burning ash by heating in an oxidizing atmosphere. Of processing citrus peel for recycle fuel. 柑橘類の外皮汁からのリモネン液の抽出の際の加熱温度を１８０〜２５０℃とする請求項１１に記載の発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理方法。The processing method of the citrus rind juice for the recycle fuel of the styrene foam of Claim 11 which makes the heating temperature in the case of extraction of the limonene liquid from citrus rind juice 180-250 degreeC. 柑橘類の外皮汁を炭化する際の加熱温度を３８０〜４２０℃とする請求項１１に記載の発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理方法。The processing method of the citrus rind juice for the recycle fuel of the polystyrene foam of Claim 11 which makes the heating temperature at the time of carbonizing citrus rind skin juice into 380-420 degreeC. 柑橘類の外皮汁を燃焼灰化する際の加熱温度を８３０〜９００℃とする請求項１１に記載の発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理方法。The processing method of the citrus rind juice for the recycling | recycling fuel use of the polystyrene foam of Claim 11 which makes the heating temperature at the time of combustion ashing citrus rind juice 830-900 degreeC. 柑橘類の外皮汁を乾溜してリモネン液を抽出するリモネン液回収部を少なくともそなえ、柑橘類の外皮汁を非酸化性雰囲気で炭化する炭化処理部と、柑橘類の外皮汁を空気と混ぜて燃焼灰化する焼却処理部を適宜にそなえたことを特徴とする発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理装置。At least a limonene liquid recovery section that extracts limonene liquid by dry-distilling citrus skin juice and carbonizing the citrus skin juice in a non-oxidizing atmosphere and citrus skin juice mixed with air for combustion ashing An apparatus for treating citrus peel juice for use as a recycled fuel for styrene foam, which is appropriately provided with an incineration processing section. リモネン液回収部と、炭化処理部と、焼却処理部を一体でそなえた請求項１５に記載の発泡スチロールのリサイクル燃料化用柑橘類外皮汁の処理装置。The processing apparatus of the citrus rind juice for the recycle fuel of the styrene foam of Claim 15 which integrally provided the limonene liquid collection | recovery part, the carbonization process part, and the incineration process part.
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