JP3752395B2 - 冷却装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫等冷却対象を冷却する冷却装置の構成に関し、低温を得る手段としてスターリング冷凍機を用い、スターリング冷凍機から発生する冷熱を2つの伝熱媒体と冷却装置構造と熱交換器構造によって効率よく冷却対象に伝達する冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の冷却対象を冷却する手段としては、蒸気圧縮式の冷凍サイクルやスターリング冷凍機等が挙げられる。冷蔵庫等で使用されている蒸気圧縮冷凍サイクルは、作動媒体としてフロンを使用しており、温暖化係数が0(ゼロ)である作動媒体は存在しないという地球環境規模の問題点を有している。
【0003】
逆スターリングサイクルを利用したスターリング冷凍機は作動媒体として、ヘリウム、水素、窒素といった地球環境に悪影響を与えないガスをを採用し、逆スターリングサイクルによって、低温を得る。原理について説明すれば、シリンダ状に構成されたデイスプレーサとピストンをある位相差をもって、外部動力によって往復運動させて、膨張空間と圧縮空間を構成すると共に両空間間に蓄冷材を配置して閉回路を構成し、この閉回路の作動空間に上記作動媒体を充填させている。
【0004】
これにより、まず、圧縮空間内の作動媒体を圧縮して放熱させた後、同作動媒体を蓄冷材を介して、膨張空間に送る。ついで膨張空間で作動媒体を膨張させて、吸熱させる。この吸熱により、低温を得て、冷凍機の役割を果たすようにしている。
【0005】
スターリング冷凍機を利用した冷却システムを構築するには、冷却部に熱交換器を取り付けた空冷方式や、二次冷却媒体を利用した液冷方式によってスターリング冷凍機から冷熱を得る必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
スターリング冷凍機を利用した冷却装置は、その冷却部の構造は簡素であるが、冷却部自体を大きくすることが難しいため、冷却部から取り出した冷熱を効率よく冷却対象に伝達できないという問題がある。
【0007】
また、スターリング冷凍機を利用した冷却装置は、冷却部から取り出した冷熱を熱交換器等を介して冷却対象へ伝達する際、熱交換器への冷熱の伝達が不均一になるため、効率よく冷熱を冷却対象に伝達できないという問題がある。
【0008】
上記課題の解決方法として、特開平10−148411号公報にて公開されているようにスターリング冷凍機の冷却部に液体等の二次冷却媒体を接触させることによって、スターリング冷凍機から冷熱を得て、二次冷却媒体循環経路を冷凍庫内に配設し、冷却対象に冷熱を伝達する方法が発明されているが、スターリング冷凍機の小さな冷却部から効率よく冷熱を取り出すことに関して、二次冷却媒体のみを使用しており、また、取り出した冷熱を冷却対象に伝達することに関しては、冷熱を受け取った二次冷却媒体を冷凍庫内にはわして冷熱を冷却対象に伝達しており、上記のスターリング冷凍機からの冷熱の取り出しと取り出した冷熱の冷却対象への伝達という2つの課題に対して改善の余地がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決したものであり、上記の課題に対しては、請求項1及び請求項2の記載発明によって解決したものであり、請求項1記載の発明は、スターリング冷凍機の冷却部に熱交換器と二次冷却媒体循環経路を構成し、2つの伝熱手段を用いてスターリング冷凍機の冷却部から十分に冷熱を取り出せる構成としてなるものである。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、スターリング冷凍機から冷熱を取り出す熱交換器と二次媒体循環経路の構造を一体化してなるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の冷却装置の実施の形態を図面とともに説明する。
【0012】
図1は本発明の冷却装置の概略図であり、図1における構成としては、主として、スターリング冷凍機1とスターリング冷凍機1の冷却部2とスターリング冷凍機1の冷却部2に取付ける熱交換器3とスターリング冷凍機1の冷却部2を覆うように配設する二次冷却媒体循環経路4とそれに付属した熱交換器5とから成る。また、冷却装置として、その機能を発揮するために必要な個所は断熱されている。
【0013】
そして、スターリング冷凍機1で発生する冷熱はスターリング冷凍機1の冷却部2に取付けられた熱交換器3とスターリング冷凍機1の冷却部2に接触通過する二次冷却媒体循環経路4によって取り出された後、スターリング冷凍機1の冷却部2に取付けた熱交換器3と二次冷却媒体循環経路4中に配設した熱交換器5によって冷却対象へと伝達される。図1に示すような構成によって冷却装置が構成される。
【0014】
図1をもとに例えば冷凍冷蔵庫を構成すると、スターリング冷凍機1の冷却部2に取付けた熱交換器3によって取り出した冷熱を冷凍庫用に使用し、二次冷却媒体によって取り出した冷熱を循環経路4中に配設した熱交換器5によって冷蔵庫、野菜室へ伝達し、冷凍冷蔵庫を構成することもできる。
【0015】
そして、冷凍冷蔵庫の負荷が大きくなったとき等を考慮して、さらに効率よく冷熱を伝達することや冷熱の伝達を制御し、熱負荷変動に対してバランス良く冷凍冷蔵庫を構成することも可能であり、以下発明の内容を図に基づいて説明する。
【0016】
図2乃至図4はスターリング冷凍機1の冷却部2の周辺構成の概略図であり、図2はスターリング冷凍機1の冷却部2に取付ける熱交換器3と二次冷却媒体循環経路4を別個に構成可能な構造であることを示し、図3はスターリング冷凍機1の冷却部2に取り付ける熱交換器3と二次冷却媒体循環経路4を一体化することが可能な構造であることを示し、図4はスターリング冷凍機1の冷却部2と熱交換器3及び二次冷却媒体循環経路4を一体化することが可能な構成であることを示し、それによってより効率良く冷熱を取り出すことができ、さらに冷熱の取り出し量も制御できる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の冷却装置は上記のような構成であるから、請求項1記載の発明は、スターリング冷凍機で発生する冷熱を2つの伝熱手段を用いて、効率よく取り出すことができる。
【0018】
また、請求項2記載の発明は、熱伝導ロスの少ない熱交換構造を構成でき、スターリング冷凍機で発生する冷熱を効率よく取り出し、しかも、取り出し量を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の冷却装置の実施の形態を示す冷却システム概略構成図である。
【図2】 本発明の冷却装置の実施の形態を示すスターリング冷凍機冷却部の第1の構成図である。
【図3】 本発明の冷却装置の実施の形態を示すスターリング冷凍機冷却部の第2の構成図である。
【図4】 本発明の冷却装置の実施の形態を示すスターリング冷凍機冷却部の第3の構成図である。
【符号の説明】
1 スターリング冷凍機
2 スターリング冷凍機冷却部
3 熱交換器
4 二次冷却媒体循環経路
5 二次循環媒体循環経路中熱交換器
6 熱交換器フィン
Claims (2)
- スターリング冷凍機と、該スターリング冷凍機の冷却部近傍を冷却する第1の熱交換器と、該第1の熱交換器とは離隔し二次冷却媒体循環経路を介して設けられる第2の熱交換器とを備え、前記二次冷却媒体循環経路の一部を熱交換部として前記第1の熱交換器と共に前記スターリング冷凍機の冷却部を覆うように取着してなる冷却装置。
- 前記第1の熱交換器と前記熱交換部とが一体である、請求項1に記載の冷却装置。
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JP04127699A JP3752395B2 (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 冷却装置 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP04127699A Expired - Fee Related JP3752395B2 (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 冷却装置 |
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1999
- 1999-02-19 JP JP04127699A patent/JP3752395B2/ja not_active Expired - Fee Related
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