JP3751676B2 - 多機能ハンドシャワー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも2つの様式の作動が可能なハンドシャワー、すなわちシャワー水流が比較的小さい断面で流出する状態と、比較的大きい速度で流出する状態とに切り替えることができる多機能ハンドシャワーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
少なくとも2つの様式の作動が可能なハンドシャワーは、
a)シャワー水流が連続的に流出する第1の様式の作動(「ハード水流作動」)、と、
b)シャワー水流が周期的に中断される第2の様式の作動(「パルス水流作動」)、
とによって選択的に作動可能な多機能ハンドシャワーであって、
c)ハウジングと、
d)ハウジングを閉鎖し、多数の出水開口部を備えているシャワー底と、
e)ハウジングの水が貫流する環状室内に回転可能に軸承されたパルスホイールであって、回転する際にシャワー底の該当する出水開口部への水の貫流を周期的に中断するか、或いは開放するパルスホイールと、
f)作動様式を選択する切り替え機構であって、
fa)手動操作装置と、
fb)手動操作装置によって制御され、少なくとも2つの異なる位置へ移動されることができ、それによってシャワーの作動様式を決定する、少なくとも1つの切り替え装置とを備えた切り替え機構、
を有する。
【0003】
この種の公知の多機能ハンドシャワーにおいては、水は「ハード水流」と「パルス水流」の作動の様式において、ハウジング内部の異なる水路とシャワー底の異なる出水開口部を通過する。一方の水路内には環状室が設けられており、その中でパルスホイールが回転する。一方の作動様式から他方の作動様式への切り替えは弁部材によって行われ、弁部材はシャワーのグリップを介して供給される水を、該当する作動の様式に従属する2つの水路の一方へ選択的に案内する。この装置の欠点は、異なる水路が必要であるためにハウジングの内部構造が比較的複雑であること、さらに水路が比較的狭くなって、特にシャワー底の出水開口部が「ハード水流作動」と「パルス水流作動」では異なることである。そのことによって、「ハード水流作動」においても「パルス水流作動」においても比較的僅かな出水開口部しか使えなくなってしまう。この問題は特に、多機能ハンドシャワーにおいて上述の2つの様式の作動の他にさらに第3の様式の作動を可能とする場合に生じる。さらに、公知のシャワーにおいては「ハード水流作動」の水流形状が「パルス水流作動」のそれとは異なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、その内部構造が簡単で、内部の水路が大面積の貫流断面を有し、「ハード水流作動」と「パルス水流作動」において使用できるシャワー底の出水開口部の数ができるだけ多く保たれ、かつシャワー底の広い面領域にわたって届く水流形状が得られる冒頭で述べた様式の多機能ハンドシャワーを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題は、本発明によれば、先にa)からfb)までとして記載した多機能ハンドシャワーの構成に加えて、
g)切り替え装置がストッパを付勢し、ストッパは切り替え装置の第1の位置においてはパルスホィールに設けられたストッパの移動路の外部に位置し、切り替え装置の第2の位置においてはパルスホィールのストッパの移動路内へ来て、パルスホィールが決められた回転位置に留まるようにされる、ことによって解決される。
【0006】
従って本発明による多機能ハンドシャワーにおいては、各様式の作動に対して専用の水路とシャワー底の専用の流出開口部とを設けるという従来採られてきた方法は捨てられている。その代わりに、水は水流が比較的大きな速度と小さい断面で発生されるべき作動の様式(そしてこれは「ハード水流作動」でもあり「パルス水流作動」でもある)において、同一の水路を介して、かつ同一の出水開口部を介して案内される。本発明によれば、それぞれの様式の作動は水路内部の環状空間内に回転可能に軸承されているパルスホィールが停止されている(「ハード水流作動」)か、あるいは自由に回転することができるようになっている(「パルス水流作動」)かによって選択される。このことは、パルスホィールと結合されたストッパの移動路に簡単な方法で挿入されるストッパを用いて行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態においては、切り替え装置はシャワー底に関して半径方向にハウジングから出るように案内される。その場合に手動操作装置はハンドシャワーのハウジングのベル形状に拡幅された拡幅部の側面またはシャワー底の周面に設けられる。
【0008】
場合によっては、切り替え装置はシャワー底から軸方向に出るように案内される。従ってその場合にはシャワー底の端面に該当する切り替え装置が設けられ、この切り替え装置は2つの位置間で簡単に軸方向に調節される。
【0009】
しかし、本発明の好ましい実施形態においては、切り替え装置は切り替え機構の一部であって、切り替え機構によってさらに第3の様式の作動が調節可能であり、この第3の様式の作動においては、シャワー底から比較的大きい断面と比較的低い速度を有する空気に富んだシャワー水流が流出する(「弱水流作動」)。上述の実施形態においては切り替え機構は3つの様式のすべての作動に関して統合されており、場合によっては唯一の手動操作装置によって操作することができる。
【0010】
これに関連して、本発明の好ましい実施形態においては、切り替え機構は次のものを有する。すなわち、
fc)手動操作装置によって並進または回転移動可能で、ハウジング内で案内され、ハンドシャワーの3つの様式の作動に相当する異なる位置を占めることのできるスライダと、
fd)ガイドおよびカム機構を介してスライダにより異なる2つの位置へ移動可能な他の切り替え装置であって、その場合に第1の位置は「弱水流作動」において、そして第2の位置は「ハード水流作動」と「パルス水流作動」の両方において占められ、その場合に fe)「ハード水流作動」と「パルス水流作動」との間の切り替えを行う切り替え装置がばねによってその2つの位置のうち一方へ押圧され、
ff)スライダがストッパを有し、そのストッパはスライダの第1の位置においては「ハード水流作動」と「パルス水流作動」間の切り替えをもたらす切り替え装置をばねの力に抗して2つの位置の一方に保持し、スライダの第2の位置においては、ばねがこの切り替え装置を2つの位置の他方へ押圧するのを可能にする。
【0011】
本発明の好ましい実施形態においては他の切り替え装置が、ハウジング内に形成された2つの弁座と協動する二重弁円錐を付勢する。従って、この二重弁円錐はハンドシャワーのハンドグリップを介して供給される水を2つの水路に分配する。第1の水路はシャワーのハウジングに組み込まれた、水に空気を添加する装置へ通じ、そこから比較的大きな出水開口部へ通じている。弱水流が発生する。他方の水路は、ハード水流ないしは脈動するハード水流が発生される両方の様式の作動用に定められており、その場合に第2の切り替え装置によってこの両方の様式の作動の選択を行うことができる。
【0012】
幾何学的に好ましいのは、両方の切り替え装置が互いに平行であって、スライダの移動方向に対して垂直に移動することができる場合である。ハンドシャワーのハウジングの壁に対してスライダが平行に移動することは容易に実施することができる。切り替え装置の、それに対して垂直に向けられた移動は、その後に移動すべき要素が存在しているハウジングの内部へ導かれる。
【0013】
その場合に特にスペースをとらないのは、第2の切り替え装置が中空に形成された第1の切り替え装置の内部において同軸に案内されている場合である。この構成は、第1の切り替え装置の第1の位置において第2の切り替え装置の移動を該当するストッパによって中断させるために容易に利用することができる。
【0014】
本発明によるハンドシャワーの実施形態においては、手動操作機構は揺動部材であって、この揺動部材は中央の第1の位置から時計方向に第2の位置へ、そして反時計方向に第3の位置へ揺動することができる。サニタリー部材の操作機構としての揺動部材はそれ自体公知であって、かつよく使用されている。その理由は、操作が簡単であって、該当するサニタリー部材に外観良く収容されるからである。公知の揺動部材はもちろん2つの異なる揺動位置しか持たないが、本発明によって形成されたハンドシャワーの場合には、揺動部材はさらに第3の中央位置をもとることができる。
【0015】
揺動部材からスライダへ力を伝達することは、例えば揺動部材に、スライダの連動開口部へ嵌入する操作フィンガーが形成されるようにして行うことができる。揺動部材の操作フィンガーの揺動運動は容易にスライダの線形移動に変換される。
【0016】
特に好ましい本発明の実施形態においては、ガイドおよびカム機構はスライダの中央位置に関して対称に作用し、それに対してスライダのストッパはスライダの中央位置に関して非対称に作用し、ストッパはスライダの中央をはずれた位置においてのみ第2の切り替え装置の第2の位置への移動が中断される。従って本発明のこの実施形態においては、スライダの中央の位置は、第1の切り替え装置が第1の位置を占める第1の様式の作動に相当する。スライダがこの中央の位置からどの方向へ移動されるかに関係なく、対称に形成されたガイドおよびカム機構によって第1の切り替え装置は常に第2の位置へ移動される。しかし、中央の位置から中央を外れた両方の位置へのスライダの移動方向は反対方向に行われるので、この中央を外れた位置の一方においてスライダのストッパが第2の切り替え装置に作用して、これをその第1の位置に引き止め、それに対して中央を外れた第1の位置においては第2の切り替え装置を開放して、その優先位置へ押し出すようにすることは、幾何学的に容易である。
【0017】
この種の対称に作用するガイドおよびカム機構は、1つまたは複数のV字状のガイドスロットが第1の切り替え装置に形成された1つまたは複数の連動ピンと協動することによって最も簡単に得られる。スライダの中央位置においては、各連動ピンは該当するV字の頂点に位置する。スライダのそれぞれ側方の移動は、連動ピンをV字の該当する辺に沿って押圧するので、第1の切り替え装置の該当する移動は、スライダが中央の位置からどちらの方向へ移動されるかとは関係なく、同一の方向に行われる。
好ましくは、切り替え装置は、
a)球部分として形成された頭部を有するシャフト部分、
b)球部分の形状の内部空間を有し、その中にシャフト部分の球部分状の頭部相補形状で、しかし揺動可能に収容される連動リング、
を有する。
【0018】
従ってこの実施形態は、第1の切り替え装置の揺動を可能にするので、ハウジングの内部で万一整合および角度誤差があった場合に第1の切り替え装置の固着が心配されることはない。
【0019】
スライダのストッパは、好ましくは、第2の切り替え装置の移動方向に対して垂直にスライダから突出するブームによって形成することができる。このブームは、第2の切り替え装置がばねの力に抗して第1の位置に引き止められる位置において、第2の切り替え装置の自由端部に重なる。
【0020】
ブームの自由端部に、スライダの移動方向に対して斜めにされたカム面を設けることができる。従ってスライダが、第2の切り替え装置の第2の位置に相当する中心をはずれた位置から中央位置へ復帰すると、第2の切り替え装置は斜めにされたカム面によってばねの力に抗してその第1の位置へ押し戻される。
【0021】
【実施例】
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
【0022】
図1は、ハンドシャワー全体の断面を示すものであって、まずこれを用いてハンドシャワーを作動することのできる多数様式の作動のための水路を説明する。図示のハンドシャワーはそれ自体公知のようにハウジング1を有し、このハウジングは図面の左の領域1aにおいてベル形状に拡幅されており、図1では殆ど除去されている右の領域はハンドグリップ1bへ移行している。ハンドグリップ1bは中空である。その内部空間2は、一般にハンドシャワーにおいてそうであるように、給水に用いられる。
【0023】
ハウジング1のベル形状に拡幅された領域1aの下方はシャワー底3によって閉鎖されている。シャワー底は、図示の実施例においては、衝突保護プレートとして用いられるエラストマー材料からなる外側の層3aと、内側の硬い層3bから組み立てられている。シャワー底3には、シャワー底3の中心軸の回りに同心円として配置された2組の出水開口部4、5が設けられている。出水開口部4は比較的小さい断面を有し、ハウジング1の内部空間へ比較的深く延びているホース状のノズル挿入部6の外側端部に配置されている。このノズル挿入部6もエラストマー材料から形成されている。
【0024】
それと同様に、比較的大きな断面を有する出水開口部5はホース状のノズル挿入部7の外側端部に配置されている。しかしこのノズル挿入部は比較的短い区間にわたってのみハウジング1の内部へ延びているにすぎない。ホース状のノズル挿入部7もエラストマー材料から形成される。
【0025】
ハウジング1のベル形状の領域1aの内部に挿入部8が取り付けられている。この挿入部は比較的複雑な形の成形部品であって、図面では一体的に図示されているが、実際には一般に多数の部分から組み立てられている。挿入部8は大まかに言ってシャワー底3に対して平行に延びる領域8aと、この領域8aの背側から図1においてさらに上方へ延びるほぼ円筒状の取り付け部8bに分割される。円筒状の取り付け部8bは、ハウジング1に形成された円筒状の壁9内に挿入されて、Oリング10によって壁に対してシールされ、シャワー底3へ向かう軸方向に(例えば接着または係止(図示せず))によって固定されている。
【0026】
シャワー底3は、挿入部8の中央の段付き孔12内に螺合されている中央の固定ボルト11によって、挿入部8と、それに伴ってハウジング1に固定されている。
【0027】
挿入部8内に多数の環状空間が形成されている:
第1の環状空間13は円筒状の挿入部8bの内部に配置されている。この環状空間は、ハウジング1の環状の壁9に形成されたハンドグリップ1bの方向を向いた透孔14と連通している。
【0028】
環状空間13はさらに、リング状の底に形成されている多数の透孔15を介して第2の環状空間16と連通しており、この第2の環状空間はシャワー底3に対して平行に、ほぼその全面にわたって延びる分水室17に連通している。分水室17は、より大きな断面を有する出水開口部5に属するホース状のノズル挿入部7の内側端部と連通している。
【0029】
挿入部8のシャワー底に対して平行に延びる領域8aに、第3の環状空間18が形成されており、この第3の環状空間は周面にわたって分配された多数の透孔19を介して第4の環状空間20と連通している。この第4の環状空間20は第3の環状空間18をより大きい半径で同心状に包囲している。
【0030】
第4の環状空間20の底に、各ホース状のノズル挿入部6に対して同軸に透孔21が形成されており、この透孔の外側の端部は、挿入部8の下側に形成された小さい円筒状のカラー22によって包囲されている。円筒状のカラー22はホース状のノズル挿入部6の内側に位置する端部を収容している。このようにして、このホース状の挿入部6の弾性的な特性によって、第4の環状空間20から断面の小さい出水開口部4へ水が水密に移動することが保証される。
【0031】
第4の環状空間20内にはパルスホイール23が回転可能に軸承されており、このパルスホイールには、特に図11から明らかなように、ほぼ半径方向に延びる多数の湾曲したタービン羽根24が設けられている。
【0032】
パルスホイール23の案内は、第4の環状空間20の底面の溝26内で回転する、一体的に形成されたリング状のリブ25によって行われる。
【0033】
パルスホイール23のリブ25には直径方向に対向して2つのカバーリングセグメント27が支持されており、このカバーリングセグメントはそれぞれ約90°の角度にわたって第4の環状空間20の底に対して平行に延びており、環状空間20の対応する周面領域において透孔21を覆っている。一方のカバーリングセグメント27のタービン羽根の間には、さらにタービン羽根を越えて軸方向に突出するストッパ28が形成されている。このストッパは後述するようにしてパルスホイール23を所定の回転位置にブロックするために用いられる。カバーリングセグメント27にはさらに多数の小さい透孔29が形成され、これら透孔は上述のパルスホイールのブロッキング位置においてそれぞれ挿入部8の透孔21と整合する。
【0034】
ハンドシャワーのハウジング1の、ハンドグリップの内部空間2と透孔14の間にはさらに、軸方向下方へ向いた第1の弁座30が形成されている。
【0035】
第2の弁座31は、挿入部8の円筒状のカラー32に形成された第1の弁座30に対して同軸に設けられており、前記カラーはハウジング1の相補的な開口部33内に挿入されて、Oリング34によってその開口部に対してシールされている。
【0036】
第2の弁座31は透孔35を介して第3の環状空間18と接続されている。
【0037】
両方の弁座30と31は軸方向に移動可能な二重弁円錐36と協働し、この二重弁円錐自体はシャフト部分37と弁座30および31と協働する本来のシール38から構成されている。二重弁円錐36のシャフト37は開口部39を通してハウジング1から導出されており、その場合にシャフト部分37の外側面と対応するハウジング壁との間に形成された形状シール40が、ハウジング1の内部空間から水が溢れ出すのを防止している。シャフト部分37の外側に位置する端部は切り替え機構と接続されており、切り替え機構全体が符号41を有し、ハウジング1の上側に形成された後方張出し部42内に部分的に収容されているが、それについては後に詳しく説明する。
【0038】
二重弁円錐36は、シャフト部分36の段部とハウジング1に支持されたライナーディスク44との間に弾装された押圧ばね43によって、二重弁円錐のシール38が通常は図1に示す位置にあって、従って第2の弁座31を閉鎖するように付勢されている。
【0039】
二重弁円錐36全体はストッパーロッド45によって同軸に貫通されている。このストッパーロッドの下端部は、第4の環状空間20に連通する孔46を通して案内されている。ストッパーロッド45と二重弁円錐36の内側の間隙との間に挿入された形状シール47によって、第4の環状空間20から水が逃げるのが防止される。
【0040】
ストッパーロッド45は二重弁円錐36の内部で軸方向に摺動する。このストッパーロッドは2つの位置をとることができる。すなわち、図1に示す第1の位置においては、ストッパーロッド45の下端部が第4の環状空間20内へ所定量突出して、パルスホィール23のストッパ28の移動路内に位置する。ストッパ28がストッパーロッド45の下端部に当接すると、カバーセグメント27に形成されている透孔29が挿入部8の透孔21に整合する。
【0041】
第2の軸方向の位置においては、ストッパーロッド45は上方へ所定量移動して、その下端部はパルスホィール23のストッパ28の移動路には位置しないので、パルスホィール23は完全に自由に回動することができる。
【0042】
ストッパーロッド45の周面隆起部48と形状シール47の上側との間に弾装された押圧ばね49が二重弁円錐36の内部でストッパーロッド45を上方へ押圧する。
【0043】
二重弁円錐36とストッパーロッド45の位置を調節することができる切り替え機構41についてさらに説明する前に、図示のハンドシャワーを作動することのできる3つの作動様式について説明しておいた方が良いと思われる。これらの作動の様式を知っていると、切り替え機構41の理解が容易になる。
【0044】
ハンドシャワーの第1様式の作動が図1と図2から図4に図示されている。この様式の作動においては二重弁円錐36によって第2の弁座31が閉鎖されている。ハンドグリップ1bの内部空間2を介して供給される水は第1の弁座を通過してハウジング1の壁9の透孔14を通って挿入部8bの第1の環状空間13へ流入する。そこから水はさらに開口部15を介して第2の環状空間16へ、そして分水室17へ、そしてさらにホース形状のノズル挿入部7の内側端部を覆っているリングフィルタ50を介して外部へ流出する。
【0045】
透孔15を多数の個別水流の形状で通過する水は第2の環状空間16へ流入する際に空気を付加され、この空気は環状空間16を中央の段付き孔12と接続する半径方向孔51、段付き孔12自体を介し、且つシャワー底の透孔52を通して吸引される。従って出水開口部5から流出する水は極めて細かい気泡に富んでいる。出水開口部5の断面が比較的大きいことによって、ここで発生されるシャワー水流は比較的低速である。従ってシャワー水流は弱いと感じられる。業界ではこれを「ソフトまたは弱水流作動」と称する。
【0046】
シャワーの第2の様式の作動は、二重弁円錐36が上方へ移動されることにより第1の弁座30が閉鎖されて、第2の弁座31が開放される場合に得られる。それに対してストッパーロッド45は以前と同じ位置にあって、その位置においてその下端部がパルスホィール23の自由な回動を阻止している。この状況が図5から図7に図示されている。
【0047】
この様式の作動においては、ハンドグリップ1bの内部空間2を介して供給される水は挿入部8の透孔35を通って第3の環状空間18へ流入し、そこから半径方向へ向けられた透孔19を介して第4の環状空間20へ流入する。パルスホィール23のストッパ28が未だストッパーロッド45の下端部に接していない場合には、パルスホィールはタービン羽根24によって僅かに回動されて、やがてストッパ28がストッパーロッド45に当接する。その結果、パルスホィール23のそれ以上の回動は不可能となる。第4の環状空間20は単純な分水室として作用し、そこから水が第4の環状空間20の底の透孔21とホース状のノズル挿入部6を介して出水開口部4へ流出する。ここで流出するシャワー水流は出水開口部4の幾何学配置によって比較的急速であり、また十分に空気に富んでいないのでハードであると受けとられる。従って、これをハンドシャワーの「ハード水流作動」と称する。
【0048】
ハンドシャワーの第3の様式の作動においては、二重弁円錐36は第2の様式の作動におけるのと同一の位置を有する。すなわち、二重弁円錐は第1の弁座30を遮断して第2の弁座31を解放する。それに対して、ストッパーロッド45は今度は軸方向に上方へ引き戻されるので、その下端部はパルスホィール23の回動をもはや阻止しない。水路は第2の様式の作動におけるものと同一である。すなわち、水はハンドグリップ1bの内部空間2を介して第2の弁座31を通過し、透孔35を通って第3の環状空間18へ流入し、そこから半径方向の透孔19を介して第4の環状室20へ流入し、そこから透孔21とホース状のノズル挿入部6を介して小さい断面を有する出水開口部4へ流れる。しかし今はストッパーロッド45の下端部はパルスホィール23に設けられたストッパ28の移動路には位置していないので、このパルスホィールはタービン羽根24から流れてくる水によって回転される。パルスホィールの一部を形成するカバーリングセグメント27は透孔21の上方で回転し、透孔を交互に自由にすると共に、透孔を再び閉鎖する。その結果、出水開口部4から流出するハード水流は付加的に周期的に中断されるので「脈動する」。従って、これを「パルス水流作動」ないしは「マッサージ水流作動」と称する。
【0049】
次に、切り替え機構41と切り替え機構の二重弁円錐36並びにストッパーロッド45の協働について、従って、どのようにして二重弁円錐36とストッパーロッド45が3つの様式の作動をもたらすために移動されるかということについて説明する。そのためにまず図2から図4を参照する。
【0050】
そこに図示されているように、切り替え機構41のハウジング1の切欠き42内に収容されている部分にはシーソー状の手動操作機構53が設けられており、以下においてはこれを単に「揺動部材」と称する。揺動部材53はハウジング1の切欠き42の上方を閉鎖しており、容易に操作できるように所定量突出している。揺動部材53には切欠き42の内部へ突出する操作フィンガー54が形成されている。この操作フィンガーの上方の領域は、ハウジング1の側壁内に保持される揺動ピン55によって貫通されている。このようにして揺動部材53は揺動ピン55によって決定される水平軸を中心に揺動する。
【0051】
操作フィンガー54の下端部はスライダ56の連動切欠き部57に嵌入する。スライダ56は、その側壁並びに隣接のハウジング壁が適当に成形されていることによって、切欠き42の内部で両方向矢印58の方向に摺動するように案内される。この配置から明らかに、揺動部材53に作用する圧力によってスライダ56が切欠き42の内部で線形に移動することができ、特に上述のハンドシャワーの3つの作動様式に対応する位置の間で移動することができる。図2から図4においては、揺動部材53もスライダ56も中央位置で図示されており、この位置はハンドシャワーの第1の様式の作動に相当し、従って「弱水流作動」に相当する。
【0052】
スライダ56の上側には矢印58の方向に対してほぼ平行に延びるブーム59が形成されており、このブームの端部には斜めに延びるカム面60が設けられている。
【0053】
スライダ56のブーム59の両側にはそれぞれV字形状のガイドスロット62を有するガイドプレート61が形成されている。図2と図3においては図面平面の後方にあるガイドプレート61のみが部分的に認められる。前方のガイドプレート61は、断面で示すように、カットされている。切断箇所は斜線を引いた矩形68で示されている。それに対して図4においては、二重弁円錐63の上方の端部の領域における図示は異なるように選択されており、特に、本来切断平面の前にあるガイドプレート61と、それがどのようにしてスライダ56のブーム59と結合されているかが認められる。
【0054】
シャフト部分37の上端部は、特に図2から明らかなように、球状に形成されている。この上端部は、2つの部分から構成される連動リング63の、相補的な球状に形成された内面によって収容される。連動リング63は、ハウジング1の切欠き42の底に形成された円筒状のカラー64内で軸方向に摺動可能に案内されている。
【0055】
図2と図4から明らかなように、連動リング63の外側面から図面平面に対して垂直に、直径方向に対向して、2つの連動ピン65が突出している。この連動ピン65はそれぞれ隣接するガイドプレート61のガイドスロット62によって収容される。これは特に図4から明らかである。
【0056】
第1の様式の作動において、従って「弱水流作動」において、スライダ56と特にガイドプレート61に設けられているV字状のガイドスロット62の二重弁円錐36の上端部に対する相対位置は、連動ピン65がV字状のガイドスロット62の下方の頂部に来るように設定されている。これは特に図4に図示されている。図から明らかなように、これは二重弁円錐36が下方の位置を占めることができ、そこでそのシール38が第2の弁座31を閉鎖する位置である。二重弁円錐36のシャフト部分37とストッパーロッド45の間が内側で相補形状で結合されていることによって、ストッパーロッドもその最も下の位置にあって、従ってその位置においては、その下端部が第4の環状空間20内に突出する。ストッパーロッド45の上端部はスライダ56のブーム59に形成されたカム面60と僅かな距離で対向している。
【0057】
ここで、ハンドシャワーが図2と図4に図示される第1の様式の作動から、シャワー底3の出水開口部4から脈動されない、従って中断されないハード水流が流出する第2の様式の作動に切り替えるものとする。そのために揺動部材53の図2から図4において揺動ピン55の右にある領域が押圧されて、操作フィンガー54が時計方向に揺動する。図2から図4に示された相対位置から、図5から図7に示された相対位置へ達する。
【0058】
図5からまず、スライダ56のブーム59の下側がストッパーロッド45の上端の上方へ移動されていることが明らかである。従ってストッパーロッド45は以前と同様に、その下端部がパルスホィール23をブロックする軸方向位置から離れることができる。
【0059】
二重弁円錐36はそれとは異なっている。特に図7から明らかなように、スライダ56が左へ線形に移動することによって連動リング63の連動ピン65がV字状ガイドスロット62の図面右にある辺内へ圧入される。この辺が斜めになっていることによって、連動ピン65はカム作用で上方へ引っ張られる。連動リング63と二重弁円錐36のシャフト部分37との間の相補形状結合によって二重弁円錐は軸方向上方へ連動して、図5から図7に図示するように、第1の弁座30を閉鎖する。すでに説明したように、二重弁円錐36がこのように軸方向へ移動する場合にストッパーロッド45は軸方向に留まっているので、その場合に二重弁円錐36とストッパーロッド45間に配置された押圧ばね49が圧縮される。この状況は明らかに、第2の様式の作動にとって望ましいものである。すなわち、水は第2の弁座31を通過して第3の環状空間18を介して第4の環状空間20へ流れ、そこから出水開口部4へ流れるが、その場合にストッパーロッド45は前と同様にパルスホィール23の回動可能性を阻止している。
【0060】
図2から図4に示す揺動部材53とスライダ56の「中央位置」から、利用者が揺動部材53の図面において揺動ピン55の左にある側を押すことによって、脈動するハード水流が出水開口部4から流出する第3の様式の作動に達する。揺動部材53の操作フィンガー54が反時計方向へ揺動して、スライダ56を図2から図4に示す位置から右へ移動させる。種々の部分の相対位置が図8から図10に図示されている。
【0061】
二重弁円錐36の軸方向位置に関しては、状況は明らかに図5から図7に図示されている第2の様式の作動の場合と完全に同一である。唯一の差は、連動リング63の連動ピン65が今度はガイドスロット62の図面において左の辺に圧入されることである。しかし、連動リング63とそれに伴って二重弁円錐36全体の持ち上がり移動は、カム作用によって第2の様式の作動の場合と完全に同じように行われる。その限りにおいてはこの状況は、図から明らかなように、図2から図4の「中央位置」から右と左へ移動する場合と対称である。
【0062】
それに対してストッパーロッド45に関しては異なっている。
【0063】
スライダ56が図2から図4に対して右へ移動することによって、特に図8と図9から明らかなように、ストッパーロッド45の上端部はスライダ56のブーム59の領域の外部に達する。ストッパーロッド45は押圧ばね49の作用を受けて、二重弁円錐36の動きに追従して上方へ押圧されるので、ストッパーロッド45の下方の端部は上方へ移動して、パルスホィール23の運動を自由にする。この状況は明らかに第3の様式の作動に望ましいものである。すなわち、水は第2の弁座31を通過して、第3の環状空間18を通って第4の環状空間20へ流入し、そこで水は妨げられることなくパルスホィール23を回転させることができる。シャワー底3の出水開口部4からは所望の脈動するハード水流(パルス水流またはマッサージ水流)が流出する。
【0064】
水の供給を遮断した後に、押圧ばね43は二重弁円錐36を図2から図4に示す位置へ復帰させ、それによってこの位置は優先位置となる。従って自動的に第1の様式の作動が得られるので、新たに水を供給すると「弱水流作動」が存在する。
【0065】
もちろん、それなりの構造的な手段によって、図5から図11に対応する位置を、最初に開放した場合、あるいは上述のように水流を止めた場合に自動的に得られる優先位置とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 グリップ領域が除去されているハンドシャワーの断面図である。
【図2】 図1に示すハンドシャワーの切り替え機構をハンドシャワーの第1の作動位置において拡大して一つの視点から示す断面図である。
【図3】 図1に示すハンドシャワーの切り替え機構をハンドシャワーの第1の作動位置において拡大して他の視点から示す断面図である。
【図4】 図1に示すハンドシャワーの切り替え機構をハンドシャワーの第1の作動位置において拡大してさらに他の視点から示す断面図である。
【図5】 図2から図4と同様に、第2の作動位置において拡大して一つの視点から示す断面図である。
【図6】 図2から図4と同様に、第2の作動位置において拡大して他の視点から示す断面図である。
【図7】 図2から図4と同様に、第2の作動位置において拡大してさらに他の視点から示す断面図である。
【図8】 図2から図4と同様に、第3の作動位置において拡大して一つの視点から示す断面図である。
【図9】 図2から図4と同様に、第3の作動位置において拡大して他の視点から示す断面図である。
【図10】 図2から図4と同様に、第3の作動位置において拡大してさらに他の視点から示す断面図である。
【図11】 図1のハンドシャワーに含まれるパルスホイールの上面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング
3…シャワー底
4,5…出水開口部
20…環状空間
23…パルスホィール
28…ストッパ
45…ストッパーロッド
53…シーソー状の手動操作部材

Claims (16)

  1. 比較的小さい断面と大きな速度を有するシャワー水流が流出する、すなわち、シャワー水流が連続的に流出する第1の様式の作動(「ハード水流作動」)と、シャワー水流が周期的に中断される第2の様式の作動(「パルス水流作動」)の、少なくとも2つの様式の作動を選択することによって作動する多機能ハンドシャワーであって、
    )ハウジングと
    )ハウジングを閉鎖し、多数の出水開口部を有するシャワー底と、
    )ハウジングの水が貫流する環状空間内に回転可能に軸承されたパルスホィールであって、回転する際にシャワー底の該当する出水開口部への水の貫流を周期的に中断し、かつ開放する該パルスホィールと、
    )作動の様式を選択する切り替え機構であって、
    )手動操作装置と、
    ii)手動操作装置によって制御され、少なくとも2つの異なる位置へ移動することができ、それによってシャワーの作動の様式を決定する少なくとも1つの第1の切り替え装置とを有する
    切り替え機構
    を備えている多機能ハンドシャワーにおいて、
    該第1の切り替え装置がストッパを作動し、ストッパは該第1の切り替え装置の第1の位置においては該パルスホィールに設けられたストッパの移動路の外部にあって、該第1の切り替え装置の第2の位置においては該パルスホィールのストッパの移動路内に位置し、それによって該パルスホィールが決められた回動位置に留まるようにし、かつ
    該切り替え機構が、比較的大きな断面と比較的低い速度を有する空気に富んだシャワー水流を該シャワー底から流出する第3の様式の作動をセットすることができるようになっていることを特徴とする多機能ハンドシャワー。
  2. 該第1の切り替え装置がシャワー底に関して半径方向にハウジングから出るように案内されていることを特徴とする、請求項1に記載されたハンドシャワー。
  3. 該第1の切り替え装置がシャワー底に関して軸方向に該ハウジングから出るように案内されていることを特徴とする、請求項1に記載されたハンドシャワー。
  4. 第2の切り替え装置(37、67)が、
    a)球部分として形成された頭部を有するシャフト部分(37)と、
    b)球部分の形状の内部空間を有し、その中に該シャフト部分(37)の球部分状の頭部相補形状で、しかし揺動可能に収容される連動リング(63)と、
    を含んでいる請求項1に記載されたハンドシャワー。
  5. 切り替え機構が次のものを含む、すなわち
    iii手動操作装置(53)によって並進または回転移動可能な、ハウジング(1)内で案内されるスライダ(56)であって、ハンドシャワーの3つの様式の作動に対応する3つの異なる位置をとることができるスライダ(56)と、
    iv)ガイドおよびカム機構(62、65)を介して、スライダ(56)によって2つの異なる位置へ移動可能な第2の切り替え装置(37、63)であって、その場合に第1の位置が「弱水流作動」、第2の位置が「ハード水流作動」と「パルス水流作動」であり、その場合に
    )「ハード水流作動」と「パルス水流作動」との第2の切り替えをもたらす該第1の切り替え装置(45)が、ばね(49)によってその2つの位置のうちの一方へ押圧され、
    viスライダ(56)がストッパ(59、60)を有し、そのストッパがスライダ(56)の一方の位置において、「ハード水流作動」と「パルス水流作動」との間の切り替えをもたらす該第1の切り替え装置(45)を、ばね(49)の力に抗して2つの位置のうちの一方に保持し、スライダ(56)の第2の位置においては、ばね(49)がこの第1の切り替え装置(45)を2つの位置のうち他方へ押圧することを可能にする
    ことを特徴とする請求項に記載されたハンドシャワー。
  6. 一方における「弱水流作動」と、他方における「ハード水流作動」並びに「パルス水流作動」との間で切り替えを行う第2の切り替え装置(37、63)が、ハウジング(1)内に形成された2つの弁座(30、31)と協働する二重弁円錐(36)を付勢することを特徴とする、請求項1に記載されたハンドシャワー。
  7. 第1と第2の切り替え装置(37、45)が互いに平行であって、かつスライダ(56)の移動方向に対して垂直に移動することを特徴とする、請求項1に記載されたハンドシャワー。
  8. 第2の切り替え装置(45)が中空に形成された該第2の切り替え装置(37)の内部で同軸に案内されていることを特徴とする、請求項7に記載されたハンドシャワー。
  9. 手動操作機構(53)が、揺動部材であって、この揺動部材が中央の第1の位置から第2の位置及び第3の位置へ揺動可能であることを特徴とする、請求項1に記載されたハンドシャワー。
  10. 該揺動部材(53)にスライダ(56)の連動切欠き(57)に嵌入する操作フィンガーが形成されていることを特徴とする、請求項9に記載されたハンドシャワー。
  11. ガイドおよびカム機構(61、62、65)がスライダ(56)の中央の位置に関して対称に作用し、それに対してスライダ(56)のストッパ(59、60)はスライダ(56)の中央の位置に関して非対称に作用し、前記ストッパはスライダ(56)の中心を外れた位置においてのみ該第1の切り替え装置(45)が第2の位置へ移動するのを阻止することを特徴とする、請求項1に記載されたハンドシャワー。
  12. ガイドおよびカム機構(61、62、65)が次のものを有する、すなわち
    a)スライダ(56)に形成された少なくとも1つのガイドスロット(62)、
    b)第2の切り替え装置(37)と結合された、ガイドスロット(72)に嵌入する少なくとも1つの連動ピン(65)
    を有することを特徴とする、請求項1に記載されたハンドシャワー。
  13. ガイドおよびカム機構(61、62、65)が次のものを有する、すなわち、
    a)互いに平行にスライダ(61)に配置された2つのガイドスロット(62)、
    b)直径方向に対向する側において第2の切り替え装置(37、63)から突出し、それぞれ2つのガイドスロット(62)のうち一方へ嵌入する2つの連動ピン(65)
    を有することを特徴とする、請求項12に記載されたハンドシャワー。
  14. ガイドスロット(62)がV字形状であることを特徴とする、請求項12に記載されたハンドシャワー。
  15. スライダ(56)のストッパが、第1の切り替え装置(45)の移動方向に対して垂直にスライダ(56)から突出するブーム(59)によって形成されていることを特徴とする、請求項1に記載されたハンドシャワー。
  16. ブーム(59)の自由端部にスライダ(56)の移動方向に対して斜めにされたカム面(60)が設けられていることを特徴とする、請求項15に記載されたハンドシャワー。
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