JP3231629U - 流量調節装置 - Google Patents

Abstract

【課題】往復移動により流れ経路を切り替えるだけでなく、回転により流量を調節することができる流量調節装置を提供する。【解決手段】流量調節装置は、往復して移動することにより異なる吐水流れ経路７０を切り替える移動棒２０を含み、移動棒２０には、流量調節手段３０が周方向に突出するように延設され、移動棒２０は、回転することにより、流量調節手段３０が回転して吐水流れ経路７０の流量を調節するように駆動する。使用時に、移動棒２０を押圧することにより、通水経路を切り替えて制御し、ユーザが、必要に応じて、例えば、上向きの吐水や下向きの吐水である吐水位置を選択できるようにする。それと同時に、流量調節手段３０を回転することにより、例えば、上向きの吐水の大きさである吐水口のある吐水量を自在に選択できることから、ユーザの日常のうがいや洗顔を便利にすることができる。【選択図】図１７

Description

本考案は、バスルーム製品の分野に関し、特に、流量調節装置に関する。

従来技術では、抽出ヘッドに、多種類の通水経路を切り替える機能が備えられているが、特定の通水経路に水流を制御できる製品はまれである。特許文献１に記載の押圧式の水分流装置は、装置本体の側壁に、径方向の給水口、径方向に上向きの吐水口及び径方向に下向きの吐水口が設置され、切り替え弁が、装置本体の内部空間に設置され、自動ボールペンの原理に基づく押圧機構により、弁芯棒が切り替え弁の軸線に沿って往復運動するように駆動し、弁芯棒の外側壁と切り替え弁の内側壁との間に上向きの吐水空間及び下向きの吐水空間が形成される。上向きの吐水空間と下向きの吐水空間との間に配置されるフランジは、それぞれ、左側に位置する上向きの吐水空間及び右側に位置する下向きの吐水空間を開閉し、対応する吐水口と連通することにより吐水を切り替えて実現することができる。しかしながら、当該水分流装置は、特定の吐水口による吐水量を制御できず、また、同一の操作の状態で、流れ経路と調節流量とを同時に切り替えることもできない。特定の場合、例えば、上向きに排水する構造を有する抽出ヘッドである場合、ユーザがうがいや洗顔、洗面などを行い、上向きに排水する水量を大きくしようとすると、追加で操作できるのは蛇口のスイッチのみであり、操作が便利ではない。

中国実用新案登録番号ＣＮ２０５０３６８９６Ｕ

本考案が解決しようとする技術的課題は、移動により流れ経路を切り替えることができるだけではなく、回転により流量を調節することができる流量調節装置を提供することである。

本考案は、上記の技術課題を解決するために、往復して移動することにより異なる吐水流れ経路を切り替える移動棒を含む流量調節装置であって、前記移動棒には、流量調節手段が周方向に突出するように延設され、前記移動棒は、回転することにより、流量調節手段が回転により吐水流れ経路の流量を調節するように駆動する流量調節装置という技術的解決策を採用している。

本考案による有益な効果は、使用時に、移動棒を押圧することにより、通水経路を切り替えて制御し、ユーザが、必要に応じて、例えば、上向きの吐水や下向きの吐水である吐水位置を選択できるようにすると共に、移動棒を回転することにより、流量調節手段が回転するように駆動し、吐水口のある流量を自在に調節でき、特に、上向きに吐水する装置を設け、吐水量の大きさを調節することにより、ユーザの日常のうがいや洗顔を便利にすることができる。

本考案の第一実施例の流量調節装置の吐水流れ経路の吐水量が最大となる時の構造の模式図である。 図１におけるＡ−Ａの断面の模式図である。 本考案の第一実施例の流量調節装置の吐水流れ経路の吐水量が最小となる時の構造の模式図である。 図３におけるＢ−Ｂの断面の模式図である。 本考案の第二実施例の流量調節装置の吐水流れ経路の吐水量が最大となる時の構造の模式図である。 図５におけるＣ−Ｃの断面の模式図である。 本考案の第二実施例の流量調節装置の吐水流れ経路の吐水量が最小となる時の構造の模式図である。 図７におけるＤ−Ｄの断面の模式図である。 調節円卓の断面の模式図である。 本考案の第三実施例の流量調節装置の吐水流れ経路の吐水量が最大となる時の構造の模式図である。 図１０におけるＥ−Ｅの断面図である。 本考案の第三実施例の流量調節装置の吐水流れ経路の吐水量が最小となる時の構造の模式図である。 図１２におけるＦ−Ｆの断面図である。 本考案の第四実施例の流量調節装置の移動棒の構造の模式図である。 本考案の第四実施例の流量調節装置の構造の模式図である。 本考案の第四実施例の流量調節装置の外観の模式図である。 本考案の第四実施例の流量調節装置の第二流れ経路が吐水する構造の模式図である。 弁座の構造の模式図である。 本考案の第四実施例の流量調節装置の一時停止水装置の構造の模式図である。 本考案の第四実施例の流量調節装置の第一流れ経路が吐水する構造の模式図である。 本考案の第四実施例の流量調節装置の第一流れ経路に流量が最小となる時の構造の模式図である。 図２１におけるＧ−Ｇの断面図である。 本考案の第四実施例の流量調節装置の第一流れ経路に流量が最大となる時の構造の模式図である。 図２３におけるＨ−Ｈの断面図である。

本考案に係る技術的内容、実現すべき目的及びその効果を詳しく説明するため、以下に、実施形態と共に図面を参照しながら説明する。
本考案は、往復して移動することにより異なる吐水流れ経路を切り替える移動棒を含み、前記移動棒には、流量調節手段が周方向に突出するように延設され、前記移動棒は、回転することにより、流量調節手段が回転により吐水流れ経路の流量を調節するように駆動する流量調節装置を提供する。

上記の説明によると、上記の流量調節装置による有益な効果は、使用時に、移動棒を押圧することにより、通水経路を切り替えて制御し、ユーザが、必要に応じて、例えば、上向きの吐水や下向きの吐水である吐水位置を選択できるようにすると共に、移動棒を回転することにより、流量調節手段が回転するように駆動し、吐水口のある流量を自在に調節でき、特に、上向きに吐水する装置を設け、吐水量の大きさを調節することにより、ユーザの日常のうがいや洗顔を便利にできることにある

さらに、上記流量調節装置には、移動棒の周方向に突出して延設される調節円卓が含まれており、前記調節円卓は、その円周面に切欠きが設けられ、前記調節円卓の円周面は、対応する吐水流れ経路に面して閉鎖する。

上記の説明によると、移動棒に調節円卓が設置され、調節円卓に切欠きが設けられ、調節円卓の円周面が、対応する吐水流れ経路に面して閉鎖し、水流が切欠きから、調節円卓円の周面により閉鎖される吐水流れ経路に流れ込む。調節円卓を回転することにより、切欠きが、対応する吐水流れ経路に面する場合、吐水流れ経路の水流は正常に流れる。調節円卓を再度回転することにより、切欠きと対応する吐水流れ経路との空間が減少する場合、調節円卓の円周面が対応する吐水流れ経路を徐々に閉鎖し、当該吐水流れ経路の水流は徐々に減少する。

さらに、上記流量調節装置は、移動棒の周方向に突出して延設される調節円卓が含まれており、前記調節円卓は、円周面に切欠きが設けられ、前記調節円卓の円面が、対応する吐水流れ経路に面して閉鎖し、前記吐水流れ経路の側壁には、切欠き塞ぎ手段が設けられる。

上記の説明によると、移動棒に調節円卓が設置され、調節円卓に切欠きが設けられ、調節円卓の円面が、側壁に固定して設置される切欠き塞ぎ手段と共に、対応する吐水流れ経路に面して閉鎖し、水流が切欠きから、調節円卓の円面により閉鎖される吐水流れ経路に流れ込む。調節円卓を回転することにより、切欠きが切欠き塞ぎ手段により塞がれない場合、吐水流れ経路の水流は正常に流れる。調節円卓を再度回転することにより、切欠きが徐々に切欠き塞ぎ手段に近づく場合、切欠きと、対応する吐水流れ経路との空間が減少し、調節円卓の円面が徐々に対応する吐水流れ経路を閉鎖し、当該吐水流れ経路の水流は徐々に減少する。

さらに、上記の流量調節装置では、前記調節円卓の直径長さは、円周方向に沿って次第に減少し、迂回する周長の対応する中心角は９０°であり、続いて次第に増加し、迂回する周長の対応する中心角は９０°である。

上記の説明によると、調節円卓の直径長さが円周方向に次第に減少してから、次第に増大することにより、調節円卓は、両端が狭くて長く、他の両端が広くて平らな形状である。調節円卓は、その円周面が対応する吐水流れ経路に面して閉鎖するように設置されると、細長い端が閉鎖端として使用され、広幅端が連通端として使用される。言い換えると、調節円卓を回転して広幅端が対応する吐水流れ経路に面する場合、吐水流れ経路と調節円卓との間の空間が最大となり、吐水流れ経路の吐水量が最大となり、調節円卓を再度回転して、細長い端が徐々に吐水流れ経路に面する場合、吐水流れ経路と調節円卓との間の空間が減少し、吐水流れ経路の吐水量が減少する。

調節円卓は、その円面が側壁に固定して設置される切欠き塞ぎ手段と共に、対応する吐水流れ経路に面して閉鎖するように設置されている場合、調節円卓は、細長い端が閉鎖端として使用され、広幅端が連通端として使用される。言い換えると、調節円卓を回転することにより、広幅端の最長直径が切欠き塞ぎ手段に平行すると、吐水流れ経路と調節円卓との間の空間が最大となり、吐水流れ経路における切欠き塞ぎ手段及び調節円卓の円面により閉鎖される面積が最小となり、吐水流れ経路の吐水量が最大となる。一方、調節円卓を再度回転することにより、細長い端が徐々に回転し、細長い端と切欠き塞ぎ手段との間の接触面積が小さくなり、吐水流れ経路における切欠き塞ぎ手段及び調節円卓の円面により閉鎖される面積が徐々に大きくなり、吐水流れ経路の吐水量が減少する。

さらに、上記の流量調節装置は、二つの切欠きが対称に設けられ、前記切欠きにおける調節円卓の軸方向に沿う断面はＬ形状である。

上記の説明によると、二つの切欠きが対称に設置されることから、吐水量が少なすぎたり、又は、長い時間に渡って水垢が溜まることによりある切欠きが吐水できなくなることを防ぐことができる。調節円卓を回転することにより、Ｌ形状の切欠きが対応する吐水流れ経路に面すると、吐水流れ経路と調節円卓との間の空間が最大となり、吐水流れ経路の吐水量が最大となり、調節円卓を再度回転することにより、調節円卓の切欠きでない円周面が対応する吐水流れ経路を徐々に閉鎖し、吐水流れ経路の吐水量が減少する。

さらに、上記の流量調節装置では、前記移動棒は、移動棒の周方向に、突出して延設される切り替え円卓が含まれており、前記切り替え円卓は、往復して移動することにより、異なる吐水流れ経路を切り替えて密封する。

上記の説明によると、移動部材は、その周方向に突出して延設される切り替え円卓による往復移動により、吐水流れ経路を切り替えて閉鎖する。

さらに、上記の流量調節装置では、前記切り替え円卓は、その周面に軸方向を囲む凹溝が設置されており、前記凹溝には密封ゴムリングが設置されている。

上記の説明によると、切り替え円卓は、周面に凹溝が設置され、凹溝に密封ゴムリングが設置され、密封ゴムリングにより、異なる吐水流れ経路を移動して閉鎖する。

さらに、上記の流量調節装置は、給水流れ経路及び分流空間をさらに含み、前記吐水流れ経路は、第一流れ経路及び第二流れ経路を含み、前記給水通路は、分流空間により、それぞれ、第一流れ経路及び第二流れ経路に連通する。

前記分流空間には、第一流れ経路に連通する第一流れ経路給水口が設けられ、第二流れ経路に連通する第二流れ経路給水口が設けられ、前記第一流れ経路給水口と第二流れ経路給水口と対向して設置され、前記流量調節装置は、切り替えばねをさらに含み、前記切り替え円卓は移動棒の中央部に設置され、前記移動棒は、一端が押圧端であり、他端がプレス端であり、前記第一流れ経路の給水口に近い第一流れ経路の一端に押圧端を受容する第一受容空間が設けられ、前記第二流れ経路の給水口に近い第二流れ経路の一端にプレス端を受容する第二受容空間が設けられ、前記切り替えばねは、移動棒のプレス端に周設され、前記切り替えばねは、一端が切り替え円卓と当接し、他端が第二受容空間の側壁と当接する。

上記の説明によると、押圧端が押圧されていない場合、切り替えばねが解放の状態をそのまま保持し、切り替え円卓における密封ゴムリングと、切り替えばねから離れた一端の給水口の周縁とが近接することにより、第二流れ経路が閉じられ、給水通路と第一流れ経路とが連通する。押圧端が押圧されている場合、切り替えばねが圧縮され、切り替え円卓における密封ゴムリングと、切り替えばねと近い一端の給水口の周縁とが近接することにより、第一流れ経路が閉じられ、第二流れ経路と給水通路とが連通する。水流が流れ経路を満たす場合、切り替えばねを支持する切り替え円卓に反力を与え、切り替えばねの解放を阻止し、圧縮状態をそのまま保持する。水流が閉じられると、切り替えばねが解放される。

さらに、上記の流量調節装置には、前記第一流れ経路は、重力方向とは反対向きの上向きの排水通路が含まれている。

上記の説明によると、排水通路を設置することにより、使用時に、ユーザが必要（例えば、うがいや洗顔）に応じて、該当する流れ経路に切り替え、排水通路を介して上向きに吐水できるようにする。

さらに、上記の流量調節装置は、前記第二流れ経路の末端にも、多機能発泡手段が設置されている。

上記の説明によると、第一流れ経路の末端に発泡手段を設置することにより、吐水形態を選択でき、市販されている既存の多機能発泡手段を例にとると、吐水可能な形態に針状水、気泡水又は散水等が含まれる。

第一実施例
図１に示すように、この第一実施例の流量調節装置は、移動棒２０、流量調節手段３０及び吐水流れ経路７０を含む。

移動棒２０は、吐水流れ経路７０に前後移動可能にしかも回転可能に設置される。移動棒２０は、背景技術で言及した弁芯棒としてもよく、その本体に吐水流れ経路７０の密封手段であって、上向きの吐水空間と下向きの吐水空間との間に配置されるフランジが設けられ、移動により、密封手段が往復して移動することにより異なる吐水流れ経路７０を切り替えるように駆動する。

上記の構造に基づいて、移動棒２０には、流量調節手段３０がさらに設置され、対応する吐水流れ経路７０まで移動してその吐水を制御する。このとき、移動棒２０は、流量調節手段３０が、回転により吐水流れ経路７０の吐水量を調節するように回転可能に駆動する。流量調節手段３０は、移動棒２０の周方向に、突出して延設される調節円卓３２を含み、調節円卓３２の円周面は、吐水流れ経路７０に面して閉鎖し、調節円卓３２の周面に切欠き３１がさらに設置され、水流が切欠き３１から他方側の吐水流れ経路７０に流れ込む。

図１及び図２に示すように、移動棒２０は、回転すると、調節円卓３２が回転することにより切欠き３１が他方側の吐水流れ経路７０に面するように駆動し、水流は正常に連通し、このとき、吐水流れ経路７０の吐水量は最大となる。

図３及び図４に示すように、移動棒２０は、持続的に回転すると、調節円卓３２が回転して切欠き３１と他方側の吐水流れ経路７０との間の対向する空間が減少するように駆動し、調節円卓３２の円周面が徐々に吐水流れ経路７０を閉鎖し、吐水流れ経路７０の水流は徐々に少なくなる。調節円卓３２の円周面が完全に吐水流れ経路７０を閉鎖すると、吐水流れ経路７０の吐水量は最小となる。

第二実施例
図５に示すように、この第二実施例の流量調節装置は、移動棒２０、流量調節手段３０及び吐水流れ経路７０を含む。

移動棒２０は、吐水流れ経路７０に、前後移動可能にしかも回転可能に設置される。移動棒２０は、背景技術で言及した弁芯棒としてもよく、その本体に吐水流れ経路７０の密封手段であって、上向きの吐水空間と下向きの吐水空間との間に配置されるフランジが設けられる。移動棒２０は、移動により、密封手段が往復して移動することにより、異なる吐水流れ経路７０を切り替えるように駆動する。

上記の構造に基づいて、移動棒２０には、流量調節手段３０がさらに設置され、対応する吐水流れ経路７０まで移動してその吐水を制御する。このとき、移動棒２０は、回転により、流量調節手段３０が回転により吐水流れ経路７０の吐水量を調節するように駆動する。流量調節手段３０は、移動棒２０の周方向に突出して延設される調節円卓３２を含み、調節円卓３２の円面は、吐水流れ経路７０に面して閉鎖し、調節円卓３２の周面に切欠き３１がさらに設置され、水流が、切欠き３１から他方側の吐水流れ経路７０に流れ込む。吐水流れ経路７０における調節円卓３２よりも前方に切欠き塞ぎ手段３３がさらに設置され、切欠き塞ぎ手段３３は、一部の吐水流れ経路７０及び切欠きを閉鎖する。

図５及び図６に示すように、移動棒２０を回転すると、調節円卓３２が回転により切欠き３１を切欠き塞ぎ手段３３から離れ、他方側の吐水流れ経路７０に連通するように駆動し、水流は正常に連通し、このとき、吐水流れ経路７０の吐水量は最大となる。

図７及び図８に示すように、持続的に移動棒２０を回転すると、調節円卓３２の回転により、切欠き塞ぎ手段３３が徐々に切欠き３１を閉鎖し、切欠き３１と他方側吐水流れ経路７０との連通空間が減少するように駆動し、吐水流れ経路７０の水流は徐々に少なくなる。切欠き塞ぎ手段３３を完全に閉鎖すると、切欠き３１と調節円卓３２との円面が吐水流れ経路７０を閉鎖し、このとき、吐水流れ経路７０の吐水量は最小となる。

第三実施例
図１０に示すように、この第三実施例の流量調節装置は、移動棒２０、流量調節手段３０及び吐水流れ経路７０を含む。

移動棒２０は、吐水流れ経路７０に前後移動可能にしかも回転可能に設置され、背景技術で言及した弁芯棒としてもよく、その本体に、吐水流れ経路７０の密封手段であって、上向きの吐水空間と下向きの吐水空間との間に配置されるフランジが設けられる。移動棒２０は、移動により、密封手段が往復して移動することにより、異なる吐水流れ経路７０を切り替えるように駆動する。

上記の構造に基づいて、移動棒２０には、流量調節手段３０がさらに設置される。移動棒２０は、対応する吐水流れ経路７０まで移動してその吐水を制御する。このとき、移動棒２０は、回転により、流量調節手段３０が回転により吐水流れ経路７０の吐水量を調節するように駆動する。流量調節手段３０は、移動棒２０の周方向に突出して延設される調節円卓３２を含み、調節円卓３２の円面が吐水流れ経路７０に面する。図９に示すように、調節円卓３２の直径長さが円周方向に沿って次第に減少し、迂回する周長と対応する中心角は９０°であり、続いて、次第に増大し、迂回する周長と対応する中心角は９０°である。調節円卓３２は、直径の変化により、両端が狭くて長く、他の両端が広くて平らな形状を呈する。調節円卓３２の細長い端は閉鎖端として使用され、広幅端が連通端として使用される。吐水流れ経路７０における調節円卓３２よりも前方に切欠き塞ぎ手段３３が設置され、切欠き塞ぎ手段３３は、一部の吐水流れ経路７０を閉鎖する。

図１０及び図１１に示すように、移動棒２０を回転すると、調節円卓３２が回転することにより広幅端における最長直径が切欠き塞ぎ手段３３に平行するように駆動し、このとき、吐水流れ経路７０における調節円卓３２の円面と切欠き塞ぎ手段３３とに閉鎖されている面積が最小となり、吐水流れ経路７０の吐水量は最大となる。

図１２及び図１３に示すように、持続的に移動棒２０を回転すると、調節円卓３２が回転するように駆動し、細長い端が徐々に回転し、細長い端と切欠き塞ぎ手段３３との間の接触面積が減少し、吐水流れ経路７０における切欠き塞ぎ手段３３と調節円卓３２の円面とにより閉鎖されている面積が徐々に増大し、吐水流れ経路７０の吐水量は少なくなる。

本実施例では、異なる切欠き塞ぎ手段３３により閉鎖される吐水流れ経路７０の断面積によって、調節円卓３２が吐水流れ経路７０まで回転する吐水量についてその最大位置と最小位置も異なる。つまり、吐水流れ経路７０による吐水量は、その大きさが調節円卓３２の円面と切欠き塞ぎ手段３３により閉鎖される吐水流れ経路７０の断面積の大きさにのみ関連していることから、本実施例における吐水流れ経路７０の吐水量について、その最大位置と最小位置は固定されていない。

第四実施例
この第四実施例の流量調節装置は、移動棒２０、流量調節手段３０及び吐水流れ経路７０を含む。

移動棒２０は、吐水流れ経路７０に、前後移動可能に、しかも、回転可能に設置されており、移動棒２０は、背景技術で言及した弁芯棒であり、その本体に、吐水流れ経路７０の密封手段であって、上向きの吐水空間と下向きの吐水空間との間に配置されるフランジが設けられている。移動棒２０は、移動により、密封手段が、往復移動により異なる吐水流れ経路７０を切り替えるように駆動する。

上記の構造に基づいて、移動棒２０には、流量調節手段３０がさらに設置されており、移動棒２０は、対応する吐水流れ経路７０に移動して、その吐水を制御する。このとき、移動棒２０は、回転により、流量調節手段３０が回転により吐水流れ経路７０の吐水量を調節するように駆動することができる。

図１４及び図１５に示すように、流量調節手段３０は、移動棒２０の周方向に突出して延設される調節円卓３２を含み、調節円卓３２の円周面は、吐水流れ経路７０に面して閉鎖し、調節円卓３２の周面に切欠き３１が設置され、水流は、切欠き３１から、他方側の吐水流れ経路７０に流れ込む。調節円卓３２には、二つの切欠き３１が対称に設置され、切欠き３１は、調節円卓３２の軸方向に沿う断面はＬ形状である。

移動棒２０には、移動棒２０の周方向に突出して延設される切り替え円卓２２がさらに設置されており、切り替え円卓２２は、往復して移動することにより、異なる吐水流れ経路７０を切り替えて密封する。切り替え円卓２２の周面には、その軸方向周りに凹溝が設置され、凹溝に密封ゴムリング２２１が設置される。

図１６及び図１７に示すように、流量調節装置は、ハウジング１０をさらに含み、ハウジング１０は、中空のシリンダー形状であり、一端が給水通路１１０を介して給水装置に接続され、一端に押圧ハウジング２２４が設置される。ハウジング１０は、内部に分流空間１１が設けられ、給水通路１１０は、分流空間１１により、それぞれ、吐水流れ経路７０の第一流れ経路７１と第二流れ経路７２とに連通し、第二流れ経路７２は、末端に多機能発泡手段６０がさらに設置され、多機能発泡手段６０は、吐水可能な形態に、針状水、気泡水又は散水等が含まれる。第一流れ経路７１の末端は、重力方向とは反対向きの上向きの排水通路９０である。

分流空間１１には、第一流れ経路７１に連通する第一流れ経路給水口８１が設けられると共に、第二流れ経路７２に連通する第二流れ経路給水口８２が設けられ、第一流れ経路給水口８１と第二流れ経路給水口８２は対向して設置される。

図１４及び図１５に示すように、移動棒２０は、切り替えばね２１を含む。移動棒２０は、シリンダー形状であり、一端がプレス端２２１であり、他端が押圧端２２３である。移動棒２０は、中央部に、第一流れ経路給水口８１及び第二流れ経路給水口８２を密封するものであって、周方向に突出して延設される切り替え円卓２２が設置される。第一流れ経路７１における第一流れ経路給水口８１と近い一端には、押圧端２２３を受容する第一受容空間７３が設けられ、前記第二流れ経路７２における第二流れ経路給水口８２と近い一端には、プレス端２２２を受容する第二受容空間７４が設けられ、切り替えばね２１は、移動棒２０のプレス端２２２に周設され、切り替えばね２１は、一端が切り替え円卓２２と当接し、他端が第二受容空間７４の側壁と当接する。

移動棒２０は、押圧ハウジング２２４及び位置制限盤２２５をさらに含む。押圧ハウジング２２４は、ドーム形状であり、押圧ハウジング２２４が押圧端２２３に固定して接続され、押圧ハウジング２２４の内部に突起部が設置され、位置制限盤２２５は、第一受容空間７３の内壁に固定して接続され、位置制限盤２２５に円弧状の凹溝が設置され、突起部は、押圧ハウジング２２４の回転位置を制限するように、円弧状の凹溝内に延出する。

押圧ハウジング２２４は、その端部に半球形状凹み２２６が設けられている。これは、ユーザが指で凹みを軽く押圧して流量調節手段３０を回転制御するのに便利であり、手でハウジング２２４を握って回転する必要がなくなる。

図１５及び図１８に示すように、調節円卓３２の切欠き３１が軸方向に開口して、第一流れ経路給水口８１に面することは、第一受容空間７３及び排水通路９０に連通するためである。流量調節手段３０は、流量調節手段３０を固定するように、弁座４０が周設されてもよい。弁座４０は中空のシリンダー形状であり、端部に、第一受容空間７３の内壁の凹溝と固定して嵌合され、密封リングを設けるボスが設けられる。弁座４０は、対応する第一吐水口８３の直径方向に、貫通用の貫通穴４１が設けられる。流量調節手段３０に弁座４０が設置されている場合、調節円卓３２は、それと貫通穴４１との隙間の大きさを制御することにより、排水通路９０に吐水量を制御する。

図１７及び図１９に示すように、一時停止水装置５０は、弁スレーブ５１、ばね５２、ゴム水阻止手段５３、ボタン軸５４及びボタン５５を含む。弁スレーブ５１は、中空の段付きシリンダーであり、弁スレーブ５１におけるハウジング１０のボスと給水通路１１０の弁空間５６の内壁と垂直である凹溝との嵌合により固定され、しかも、密封リングが設けられる。弁スレーブ５１は、ボタン５５軸５４にさらに周設され、ボタン軸５４の位置を固定するための密封リングが設けられる。弁空間５６には、前後の給水通路１１０とそれぞれ連通する一時停止水給水口８４及び一時停止水吐水口８５が設置される。ばね５２は、その一端が弁空間５６の先端の凸形状柱に周設され、一端がボタン軸５４の底部の凹溝に設置される。ゴム水阻止手段５３は、弁スレーブ５１に摺動可能に設置され、ボタン軸５４の下方端に周設される。ばね５２が圧縮されていない場合、ゴム水阻止手段５３が一時停止水給水口８４及び一時停止水吐水口８５から離れ、給水通路１１０は流れる。一方、ばね５２が圧縮されている場合、ゴム水阻止手段５３が一時停止水給水口８４及び一時停止水吐水口８５の両者を同時に塞ぎ、給水通路１１０が閉じられる。ボタン５５は、ボタン軸５４におけるゴム水阻止手段５３から離れた一端に設置される。

しかも、一時停止水装置５０も回復装置であり、ボタン５５が押圧されると、ばね５２が圧縮され、ゴム水阻止手段５３により一時停止水給水口８４と一時停止水吐水口８５との両者を同時に塞ぎ、給水通路１１０を閉鎖する。水流の作用がないことから、切り替えばね２１がそのまま圧縮でない状態となり、密封ゴムリング２２１が第二流れ経路７２を塞ぎ、吐水装置の吐水状態が第一流れ経路７１から吐水する。

図１７に示すように、使用時に、押圧ハウジング２２４を押圧していないと、切り替えばね２１による作用力により、給水通路１１０と第一流れ経路７１との通路が密封ゴムリング２２１により塞がれ、給水通路１１０と第二流れ経路７２とが連通し、水流が給水通路１１０から第二流れ経路７２に沿って流出する。

図２０に示すように、押圧ハウジング２２４を押圧すると、切り替えばね２１が圧縮され、給水通路１１０と第二流れ経路７２との通路が密封ゴムリング２２１により塞がれ、給水通路１１０と第一流れ経路７１とが連通し、水流が給水通路１１０から第一流れ経路７１の排水通路９０に沿って流出する。切り替えばね２１は、水流の動きによりそのまま圧縮されている。

図２１、図２２に示すように、このとき、指により押圧ハウジング２２４における半球形状凹み２２６を押して回転することにより、流量調節手段３０の調節円卓３２を回転し、切欠き３１と第一吐水口８３との隙間が徐々に小さくなるにつれて、調節円卓３２における切欠き３１でない部分と第一吐水口８３との接触面積が大きくなり、第一吐水口８３の開口面積が小さくなり、排水通路９０の吐水量は少なくなる。

押圧ハウジング２２４は、左右に位置制限状態まで回転されると、それぞれ、切欠き３１と第一吐水口８３との最大隙間と最小隙間と対応する。つまり、排水通路９０の吐水量が最大となり、又は、吐水量が最小となる。

以上より、本考案は、往復して移動することにより異なる吐水流れ経路を切り替える移動棒を含み、前記移動棒には、流量調節手段が周方向に突出するように延設され、前記移動棒は、回転することにより、流量調節手段が回転して吐水流れ経路の流量を調節するように駆動する、流量調節装置を提供する。使用時に、移動棒を押圧することにより、通水経路を切り替えて制御し、ユーザが、必要に応じて、例えば、上向きの吐水や下向きの吐水である吐水位置を選択できるようにする。それと同時に、流量調節手段を回転することにより、例えば、上向きの吐水の大きさである吐水口のある吐水量を自在に選択できることから、ユーザの日常のうがいや洗顔を便利にすることができる。

以上に説明したのは、本考案の実施例に過ぎず、本考案の保護範囲を限定するものではなく、本考案の明細書及びその図面に基づいてなされた如何なる均等な置換、又は、関連する技術分野に直接・間接に適用されたものも、同様に、実用新案登録請求の範囲に含まれる。

１０ ハウジング
１１ 分流空間
２０ 移動棒
２１ 切り替えばね
２２ 切り替え円卓
２２１ 密封ゴムリング
２２２ プレス端
２２３ 押圧端
２２４ 押圧ハウジング
２２５ 位置制限盤
２２６ 半球形状凹み
３０ 流量調節手段
３１ 切欠き
３２ 調節円卓
３３ 切欠き塞ぎ手段
４０ 弁座
４１ 貫通穴
５０ 一時停止水装置
５１ 弁スレーブ
５２ ばね
５３ ゴム水阻止手段
５４ ボタン軸
５５ ボタン
５６ 弁空間
６０ 多機能発泡手段
７０ 吐水流れ経路
７１ 第一流れ経路
７２ 第二流れ経路
７３ 第一受容空間
７４ 第二受容空間
８１ 第一流れ経路給水口
８２ 第二流れ経路給水口
８３ 第一吐水口
８４ 一時停止水給水口
８５ 一時停止水吐水口
９０ 排水通路
１１０ 給水通路

Claims (10)

1. 往復して移動することにより異なる吐水流れ経路を切り替える移動棒を含む流量調節装置であって、
   前記移動棒には、流量調節手段が周方向に突出するように延設され、前記移動棒は、回転することにより、流量調節手段が回転して吐水流れ経路の流量を調節するように駆動する、ことを特徴とする、流量調節装置。
2. 前記流量調節手段には、移動棒の周方向に突出して延設される調節円卓が含まれており、前記調節円卓は、その円周面に切欠きが設けられ、前記調節円卓の円周面は、対応する吐水流れ経路に面して閉鎖する、ことを特徴とする、請求項１に記載の流量調節装置。
3. 前記流量調節手段は、移動棒の周方向に突出して延設される調節円卓が含まれており、前記調節円卓は、円周面に切欠きが設けられ、前記調節円卓の円面が、対応する吐水流れ経路に面して閉鎖し、前記吐水流れ経路の側壁には、切欠き塞ぎ手段が設けられる、ことを特徴とする、請求項１に記載の流量調節装置。
4. 前記調節円卓の直径長さは、円周方向に沿って次第に減少し、迂回する周長の対応する中心角は９０°であり、続いて次第に増加し、迂回する周長の対応する中心角は９０°である、ことを特徴とする、請求項２又は３に記載の流量調節装置。
5. 前記調節円卓に、二つの切欠きが対称に設けられ、前記切欠きにおける調節円卓の軸方向に沿う断面はＬ形状である、ことを特徴とする、請求項２に記載の流量調節装置。
6. 前記移動棒は、移動棒の周方向に、突出して延設される切り替え円卓が含まれており、前記切り替え円卓は、往復して移動することにより、異なる吐水流れ経路を切り替えて密封する、ことを特徴とする、請求項１に記載の流量調節装置。
7. 前記切り替え円卓では、その周面に軸方向を囲む凹溝が設置されており、前記凹溝には密封ゴムリングが設置されている、ことを特徴とする、請求項６に記載の流量調節装置。
8. 給水流れ経路及び分流空間がさらに含まれており、前記吐水流れ経路に、第一流れ経路及び第二流れ経路が含まれ、給水通路は、分流空間により、それぞれ、第一流れ経路及び第二流れ経路に連通し、
   前記分流空間には、第一流れ経路に連通する第一流れ経路給水口が設けられ、第二流れ経路に連通する第二流れ経路給水口が設けられ、前記第一流れ経路給水口と第二流れ経路給水口と対向して設置され、
   前記流量調節装置は、切り替えばねをさらに含み、前記切り替え円卓は移動棒の中央部に設置され、
   前記移動棒は、一端が押圧端であり、他端がプレス端であり、前記第一流れ経路の給水口に近い第一流れ経路の一端に押圧端を受容する第一受容空間が設けられ、前記第二流れ経路の給水口と近い第二流れ経路の一端にプレス端を受容する第二受容空間が設けられ、
   前記切り替えばねは、移動棒のプレス端に周設され、前記切り替えばねは、一端が切り替え円卓と当接し、他端が第二受容空間の側壁と当接する、ことを特徴とする、請求項６又は７に記載の流量調節装置。
9. 前記第一流れ経路には、重力方向とは反対向きの上向きの排水通路が含まれている、ことを特徴とする、請求項８に記載の流量調節装置。
10. 前記第二流れ経路の末端にも、多機能発泡手段が設置されている、ことを特徴とする、請求項８に記載の流量調節装置。

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