JP3751229B2 - 電気掃除機用集塵フィルタ及びこれを有する電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用集塵フィルタ及びこれを有する電気掃除機 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、集塵用の不織布フィルタ又はネットフィルタを有する電気掃除機用集塵フィルタ及びこの電気掃除機用集塵フィルタを有する電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機には、電動送風機を掃除機本体内の後部内に配設し、上部に掃除機用集塵フィルタが設けられたサイクロン式集塵容器を掃除機本体の前部に着脱可能に保持させ、電動送風機のエア吸込口をサイクロン式集塵容器内に掃除機用集塵フィルタを介して連通させるとともに、サイクロン式集塵容器の上部に連通するホース接続口に集塵ホースの一端部を接続し、この集塵ホースの他端部に延長管を介して吸込口体を接続したサイクロン式電気掃除機が知られている。そして、電動送風機のエア吸込口は、掃除機用集塵フィルタ、サイクロン式集塵容器、集塵ホース、延長管等により形成される吸込風路を介して吸込口体に連通させられている。
【0003】
このようなサイクロン式電気掃除機では、電動送風機を作動させると、電動送風機の吸込負圧が集塵フィルタ、サイクロン式集塵容器、集塵ホース、延長管を介して吸込口体に作用する。この状態で、吸込口体を被清掃面上で移動操作することにより、被清掃面の塵埃が吸込負圧によりエアとともに吸込口体内に吸い込まれた後、この吸い込まれたエアがサイクロン式集塵容器内に渦を巻くように流入させられる。そして、この渦流によりエア内の塵埃の大半がエアから分離させられて自重によりサイクロン式集塵容器の底部に堆積させられる。一方、サイクロン式集塵容器内に流入したエアは、サイクロン式集塵容器の上部の掃除機用集塵フィルタを介して電動送風機に吸い込まれることになる。この際、残りの塵埃は集塵フィルタに捕捉されて、清浄化したエアが電動送風機に吸い込まれることになる。
【0004】
上述の掃除機用集塵フィルタとしては、第1ネットフィルタ、スポンジフィルタ、不織布フィルタ、第2ネットフィルタを一対の枠体間にこの順で保持させたものが考えられている。この第1ネットフィルタ、スポンジフィルタ、不織布フィルタ、第2ネットフィルタはこの順に目の粗さが細かくなるように設定されていて、第1ネットフィルタが吸い込む風路の上流側でサイクロン式集塵容器内に臨んでおり、第2ネットフィルタが吸込風路の下流側に位置している。
【0005】
この掃除機用集塵フィルタにおいては、吸い込まれた塵埃を含むエアが第1ネットフィルタ、スポンジフィルタ、不織布フィルタ、第2ネットフィルタをこの順に通過する。この際、エア中の塵埃は、第1ネットフィルタ、スポンジフィルタ、不織布フィルタ、第2ネットフィルタにより粒子の粗いものから順に捕捉されてエア中から除去される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の第2ネットフィルタは、不織布フィルタに密着した状態で逢着されているので、不織布フィルタから突出する繊維が目に入り込んで目詰まり状態を起こしていた。
【0007】
一方、第1ネットフィルタと第2ネットフィルタとでは下流側に配置された第2ネットフィルタの目の方が第1ネットフィルタの目より細かく設定されているため、第2ネットフィルタの風路抵抗の方が第1ネットフィルタの風路抵抗より大きくなり、エアが通過しにくくなっていた。
【0008】
そこで、この発明の第一の目的は、不織布フィルタの下流側に隣接するネットフィルタが不織布フィルタの繊維によって目詰まりすることを防止できる掃除機用集塵フィルタを提供することにある。
【0009】
また、この発明の第二の目的は、ネットフィルタの風路抵抗や流量がほぼ同じでも捕捉できる塵埃の粒子や繊維の大きさを変化させることができる掃除機用集塵フィルタを提供することにある。
【0010】
さらに、この発明の第三の目的は、上述の掃除機用集塵フィルタを備えた電気掃除機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の第一の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、電気掃除機内に形成された風路の上流側に位置する不織布フィルタと、この不織布フィルタよりも下流側に位置するネットフィルタとこれら両フィルタを保持する枠体を備える電気掃除機用集塵フィルタにおいて、不織布フィルタとネットフィルタとの間に枠体の一部を介在させることにより、風路を流れる空気が通過することでこの風路の下流側に向って不織布フィルタから突出する繊維が、ネットフィルタの目に入ることを防止する間隙が設けられたことを特徴としている。
【0012】
請求項1の発明によれば、上流側の不織布フィルタと下流側のネットフィルタとの間に枠体の一部を介在させて間隙を設けることにより不織布フィルタから突出する繊維がネットフィルタの目に入ることが防止されるので、ネットフィルタが不織布フィルタから突出する繊維で目詰まりせずに、掃除機用集塵フィルタを長時間使用することが可能となる。
【0013】
また、上述した第二の目的を達成するため、請求項2に係る発明は、電機掃除機内に形成された風路に配設され、複数のネットフィルタを備えた電気掃除機用集塵フィルタにおいて、複数のネットフィルタは、風路の下流側に配設されたネットフィルタの方が、目の粗さがほぼ同じ状態で風路の上流側に配設されたネットフィルタよりも厚みが厚くなるように形成されたことを特徴としている。
【0014】
この請求項2の発明によれば、複数のネットフィルタのうち、目の粗さがほぼ同じであっても、風路の下流側に配設されたものほど上流側に配設されたものよりも厚みが厚く形成されているので、各ネットフィルタの目の開口面積を変えることなくネットフィルタを通過する塵埃の通過距離を長くすることで捕捉力が強化され、流量及び風路抵抗がほとんど変わらずに微細な塵埃を確実に捕捉することができる。
【0015】
さらに、上述の第三の目的を達成するため、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の電気掃除機用集塵フィルタを有することを特徴とする電気掃除機としている。
【0016】
この、請求項3の発明によれば、請求項1又は2の電気掃除機用集塵フィルタを電気掃除機に使用することでネットフィルタの目詰まりを防止できるようになり、電気掃除機用集塵フィルタの清掃や交換を頻繁に行う必要がなく、手間やコストがかからずに使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。
【0018】
図1は、この発明の電気掃除機用集塵フィルタ10(以下、集塵フィルタという)を図4、図5に示した電気掃除機1に装着できるように組立てた状態を示したものである。
【0019】
この電気掃除機1は掃除機本体2を備えて、この掃除機本体2の後部内には電動送風機9(図6参照)が内蔵されている。掃除機本体2の前部には上方開口型の集塵容器3が着脱自在に載置され、その上部には集塵フィルタ10が装着されている。この集塵フィルタ10は、集塵容器3の把持部3aに係合されて固定している。また、掃除機本体2の上面は図5に示したように蓋体4により覆われている。この蓋体4は、後部が掃除機本体2に図示しないヒンジによってヒンジ結合されていて、図4に示すように上方向に開くようになっている。
【0020】
蓋体4の前端部にはホース接続口5aを有する接続パイプ5が設けられている。蓋体4の内側には、蓋体4を閉じたときに下方に向けて開口するとともに接続パイプ5に連通する開口5Aと、前後に延びる案内風路5bとが形成されている。この案内風路5bの前後端には、蓋体4を閉じたときに下方に向けて開口する開口5B、5Cが形成されている。この開口5Aにはシール部材4aが取付けられ、開口5Cにはシール部材4bが取付けられている。
【0021】
また、開口5Cは、蓋体4を閉じたときに、掃除機本体2に設けられた吸気口6に対向する。しかも、この吸気口6は、開口5Cに取付けられたシール部材4bによって周囲がシールされる。
【0022】
この吸気口6は電動送風機9の吸引口(図示せず)と連通している。これにより、電動送風機9の吸込負圧は、吸気口6、案内風路5b及び集塵フィルタ10を介して集塵容器3内に作用し、集塵容器3内のエアが吸引されるようになっている。なお、7は電動送風機から排気されるエアを排気する排気口である。
【0023】
掃除機本体2の上面の左右の部分には方形状の一対の突出部8、8が設けられており、この突出部8、8の外側には凹部8a、(他方は図示せず)が形成されている。一方、蓋体4の前後方向に対する中間位置の両側には一対の係止爪8b、8bが設けられており、蓋体4を閉めると係止爪8b、8bが突出部8、8の凹部8a、(他方は図示せず)に係合して蓋体4は掃除機本体2にロックされるようになっている。このロックの解除は、蓋体4のホース接続口5aの後方に設けられた解除ボタン8cを押すことにより行えるようになっている。
【0024】
蓋体4が掃除機本体2にロックされると、蓋体4と掃除機本体2とによって集塵容器3が上下方向から挟み込まれて固定されるようになっている。
【0025】
<集塵フィルタ10>
この集塵フィルタ10は円形の後述する不織布フィルタ31とネットフィルタ28、29とを保持する第1、第2枠体20、21を有する。この第1枠体20は、格子状に形成されたリブにより多数の開口22aが設けられた支持フレーム22と、支持フレーム22の周縁部に設けられた筒状部23と、支持フレーム22の周縁部に一体に設けられた小径のエア吸込筒部24とを有する。第2枠体21は、格子状に形成されたリブにより多数の開口25aが設けられた円盤状の支持フレーム25と、支持フレーム25の周縁部に設けられた切円状筒部26と、切円状筒部26の切円部に一体に連設されたU字状壁部27とを有する。この第2枠体21の切円状筒部26は第1枠体20の筒状部23内に着脱可能に嵌合できるようになっている。なお、U字状筒部27をエア吸込筒部24の外周面に係合するようにしながら切円状筒部26を筒状部23内に挿入することで、切円状筒部26は図3の如く筒状部23内に嵌合されている。
【0026】
また、集塵フィルタ10は、支持フレーム22の外側の面すなわち支持フレーム22の筒状部23が突出する側とは反対側の面を覆う第1ネットフィルタ28と、支持フレーム25の外側の面すなわち支持フレーム25の切円状筒部26が突出する側とは反対側の面を覆う第2ネットフィルタ29とを有する。この第1ネットフィルタ28は支持フレーム22に接着又は熱融着あるいは超音波融着等により固着され、第2ネットフィルタ29は支持フレーム25に接着又は熱融着あるいは超音波融着等により固着されている。この第1ネットフィルタ28は第2ネットフィルタ29に対してエア流の上流側に配置される。しかも、第1ネットフィルタ28と第2ネットフィルタ29とは目の粗さがほぼ同じに形成されている。また、第2ネットフィルタ29は、厚さが第1ネットフィルタ28よりも厚く形成されている。
【0027】
さらに、集塵フィルタ10は、支持フレーム22、25間に配設されたスポンジフィルタ30と不織布フィルタ31とを有する。このスポンジフィルタ30は第1ネットフィルタ28側に配設され、不織布フィルタ31は第2ネットフィルタ20側に配置されている。そして、スポンジフィルタ30と不織布フィルタ31とは支持フレーム22、25間で挟持されている。しかも、この支持フレーム22はスポンジフィルタ30と第1ネットフィルタ28との間に間隙(スペース)32を形成し、支持フレーム25は不織布フィルタ31と第2ネットフィルタ29との間に間隙(スペース)33を形成している。この間隙33の間隔は、少なくとも不織布フィルタ31から突出する繊維が第2ネットフィルタ29に入り込まない程度以上であればよい。
【0028】
また、集塵フィルタ10は、エア吸込筒部24の下端に一体に設けられたエアガイド34を有する。図7に示すようにこのエアガイド34は、エア吸込筒部24内に流入するエアを集塵容器3内の周方向でかつ下方に指向させて、集塵容器3内に周方向で下方に向かう渦流を形成させるようになっている。
【0029】
さらに、集塵フィルタ10は、第1枠体20の筒状部23の外周に嵌着されたシリコンゴム等からなるシール筒35を有する。このシール筒部35は、集塵容器3の上端部内に嵌合(嵌着)されたとき、集塵容器3と第1枠体20の外周面との間を気密にシールしている。また、シール筒部35の上縁部には、第2枠体21及び第2ネットフィルタ29よりもさらに上方に突出するシールリップ35aが設けられている。このシールリップ35aは、掃除機本体2に蓋体4を閉じたときに、案内風路5bの前端に設けられた開口5Bを取り囲むように蓋体4の下面に弾接して、開口5Bの周囲を気密にシールするようになっている。また、この際、開口5Aのシール部材4aが第1枠体20の吸込筒部24の上端に弾接して、開口5Aの周囲と吸込筒部24の上端との間をシールすることにより、開口5Aと吸込筒部24とを連通させている。
【0030】
次に、この電気掃除機1の作用について説明する。
【0031】
この電気掃除機1を使用して掃除を行うには、まず掃除機本体2等に形成された図示しないスイッチを入れて電動送風機9を稼動させ、吸込負圧を発生させてエアとともに被清掃面上の塵埃を吸い込んで掃除を行う。
【0032】
電気掃除機1内に吸い込まれたエアは、図示しない吸込口体から図示しない延長管を介して図6に示すように、まずホース接続口5aから掃除機本体2内に入り、接続パイプ5を介して開口5Aを通過する。そしてこのエアは、開口5A及びその開口5Aに取付けられたシール部材4aが弾着した集塵フィルタ10のエア吸込筒部24を通って集塵容器3の内部に入る。このときエアは、エア吸込筒部24の下端の開口から突出して設けられたエアガイド34に接触し、集塵容器3の周壁に沿って渦流を発生させる(図7参照)。この過流によって塵埃の大半はエアから分離して自重により集塵容器3の下方に堆積させられ、一方、エアは集塵容器3の上方から排出されて集塵フィルタ10を通過する。
【0033】
集塵容器3の上方から排出されたエアは、集塵フィルタ10の第1枠体20に形成された多数の開口22aから上方に向かい、集塵フィルタ10内を通過して第2枠体21の多数の開口25aを介して排出される。さらにこのエアは、開口22aに対向する開口5Bから延びている案内風路5b及び開口5Cを介して吸気口6に吸い込まれる。吸気口6に吸気されたエアは、気密になっているシール部材4bによって外部に漏れ出ることなく吸気口6に吸い込まれ、電動送風機9の吸気風路9aを介して電動送風機9内に吸気された後に電動送風機9の図示しない排気口から排気され、図示しない排気風路を介して排気口7から外へ排気されていく。
【0034】
集塵フィルタ10を通過するエアは、吸い込まれた塵埃を含んでおり、第1ネットフィルタ28、スポンジフィルタ30、不織布フィルタ31、第2ネットフィルタ29の順にこの集塵フィルタ10を通過する。このとき、エアに含まれた塵埃は、第1ネットフィルタ28、スポンジフィルタ31、不織布フィルタ31、第2ネットフィルタ29により粒子の粗いものから順に捕捉されてエア中から除去される。
【0035】
ところで、エアが通過することにより圧縮等の技術により繊維のままで布状にしたものである不織布フィルタ31から繊維が突出することも考えられるが、不織布フィルタ31と第2ネットフィルタ29との間には、支持フレーム25が介されて間隙(スペース)33が形成されており、不織布フィルタ31から突出した繊維が下流側に配された第2ネットフィルタ29の目に入り込んで目詰まりを生じることが防止される。
【0036】
したがって、この突出した微細な繊維が第2ネットフィルタ29の目に刺さるように入り込むことがなくなり、集塵フィルタ10の清掃の手間が軽減されるとともに、コストの削減を図ることができるようになる。
【0037】
しかも、取り扱いを容易とするために第2ネットフィルタ29と不織布フィルタ31とを一体的に保持する第1、第2枠体20、21を用いて間隙(スペース)33を形成したので、極めて構造が簡単である。そして、第2枠体21の格子状のリブにより間隙33を形成したので、風路抵抗の増加を極力抑えられるため、吸込力は良好に保たれる。
【0039】
また、図8(a)(b)に示すように、ネットフィルタの目の開口幅がtであって、厚みがそれぞれd1、d2(d1<d2)であるネットフィルタ28、29において、例えば、繊維状で屈曲又は湾曲している同一の大きさの塵埃Pを捕捉する捕捉力を比較する。このとき、塵埃Pが厚みの薄い第1ネットフィルタ28では目の内壁に引っ掛かることなく通過してしまう場合でも、第2ネットフィルタ29では目の内壁の距離が長いために塵埃Pが第2ネットフィルタ29の目に引っ掛かって捕捉されやすくなり、第2ネットフィルタ29の捕捉力の方が大きいことがわかる。
【0040】
また、それぞれのネットフィルタ28、29の目の風路抵抗及び流量を比較すると、目の開口幅が両方ともtであるので風路抵抗はほぼ変わることはなく、流れ込むエアの流量もほぼ同じである。
【0041】
なお、ネットフィルタの捕捉力を大きくするためにネットフィルタの厚みを変更することなく目の開口のみを狭めると、そこを流れる流体の風路抵抗は大きくなりエアの流量は低減し、好ましくない。
【0042】
したがって、ネットフィルタの厚みを異ならせると風路抵抗及び流量がほぼ同じであっても捕捉できる塵埃や繊維の大きさ変えることができ、風路の下流側に配設された第2ネットフィルタ29の方が風路の上流側に配設された第1ネットフィルタ28よりも厚みが厚く形成されていても、その第2ネットフィルタ21によって捕捉できる塵埃の大きさは目の大きさが小さい場合と同様である上に、風路抵抗は第2ネットフィルタ29のほうが第1ネットフィルタ28よりも若干大きくなるものの、第1ネットフィルタ28とほぼ同じであって、流れ込むエアの流量は目の大きさを小さくした場合よりも多くなる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に係る発明によれば、上流側の不織布フィルタと下流側のネットフィルタとの間に間隙が設けられ、ネットフィルタが不織布フィルタから突出する繊維で目詰まりすることが防止される。
【0044】
したがって、不織布フィルタの下流側に隣接するネットフィルタが不織布フィルタの繊維によって目詰まりすることを防止できる掃除機用集塵フィルタを提供することができる。
【0045】
請求項2に係る発明によれば、風路の下流側に配設されたネットフィルタほど上流側に配設されたものよりも目の粗さがほぼ同じ状態で厚みが厚く形成され、ネットフィルタを通過する流体の流量及び風路抵抗をほとんど変えることなく微細な塵埃を捕捉することができる。
【0046】
したがって、ネットフィルタの風路抵抗や流量がほぼ同じでも捕捉できる塵埃の粒子や繊維の大きさを変化させることができる掃除機用集塵フィルタを提供することができる。
【0047】
請求項3に係る発明によれば、上述の掃除機用集塵フィルタを電気掃除機に使用するとネットフィルタの目詰まりが防止され、電気掃除機用集塵フィルタの清掃や交換を頻繁に行う必要がなく、使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
【0048】
したがって、上述の電気掃除機用集塵フィルタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気掃除機用集塵フィルタの全体斜視図である。
【図2】(a)本発明に係る電気掃除機用集塵フィルタの第1枠体を内側から見たときの斜視図である。
(b)本発明に係る電気掃除機用集塵フィルタの第2枠体を内側から見たときの斜視図である。
【図3】本発明に係る電気掃除機用集塵フィルタの断面図である。
【図4】本発明に係る電気掃除機用集塵フィルタを備えた電気掃除機の蓋体開時の全体斜視図である。
【図5】本願発明に係る電気掃除機の蓋体閉時の全体斜視図である。
【図6】本発明に係る電気掃除機に吸い込まれたエアの流れを示す説明図である。
【図7】本発明に係る電気掃除機用集塵フィルタ及びそれを装着した集塵容器をエアが通過するときのエアの流れを示す説明図である。
【図8】(a)(b)本発明に係るネットフィルタの厚みの違いによる作用の違いを示す説明図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機
10 電気掃除機用集塵フィルタ
20 第1枠体
21 第2枠体
28 第1ネットフィルタ
29 第2ネットフィルタ
30 スポンジフィルタ
31 不織布フィルタ
32 間隙
33 間隙

Claims (3)

  1. 電気掃除機内に形成された風路の上流側に位置する不織布フィルタと、この不織布フィルタよりも下流側に位置するネットフィルタとこれら両フィルタを保持する枠体とを備える電気掃除機用集塵フィルタにおいて、
    前記不織布フィルタと前記ネットフィルタとの間に前記枠体の一部を介在させることにより、前記風路を流れる空気が通過することでこの風路の下流側に向って前記不織布フィルタから突出する繊維が、前記ネットフィルタの目に入ることを防止する間隙が設けられたことを特徴とする電気掃除機用集塵フィルタ。
  2. 電気掃除機内に形成された風路に配設され、複数のネットフィルタを備えた電気掃除機用集塵フィルタにおいて、
    前記複数のネットフィルタは、前記風路の下流側に配設されたネットフィルタの方が、目の粗さがほぼ同じ状態で前記風路の上流側に配設されたネットフィルタよりも厚みが厚くなるように形成されたことを特徴とする電機掃除機用集塵フィルタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電気掃除機用集塵フィルタを有することを特徴とする電気掃除機。
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