JP3750283B2 - 複層ガラス構造、保冷用ショーケースおよびそのドア - Google Patents

複層ガラス構造、保冷用ショーケースおよびそのドア Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複層ガラス構造、保冷用ショーケースおよびそのドアに関し、詳しくは強度的に強くたとえば、保冷用ショーケースのドアとして長期間に亘り使用することが可能で、しかも安価で見栄えのよい複層ガラス構造、保冷用ショーケースおよびそのドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マーケットやコンビニエンスストア、あるいは酒屋などの食品販売店によく見られる保冷用ショーケースは、その冷蔵性能を維持できるように優れた断熱性が要求されるとともに、食品の展示を目的としているため、より一層見やすくまた見栄えがよくなるように、そのショーケースのドアは大面積のガラス板によって形成されている。
【0003】
ショーケースの断熱性は、ケース自身の材質によって得られるものもあるが、近年ではガラス板を少なくとも枚間隔を置いて対向するよう配置し、ガラス板間に中間層を形成してなる複層ガラスをドアに用いて断熱性を高め、外気温に対してショーケース内を保温することが行われている。
【0004】
一方、複層ガラスをドアに用いる場合には、複層ガラスの周縁部をサッシ等の枠材に嵌め込み、一体のドア体とする必要がある。
【0005】
図5は、従来の保冷ショーケースのドアに用いられ複層ガラス構造を示す要部断面図である。
【0006】
複層ガラス1は、庫外側Oのガラス板2と庫内側Iのガラス板3を所定の間隔を置いて対向、配置するとともに2枚のガラス板2、3間の周縁部近傍にガラス板2、3の全周に亘りスペーサ4を介在させてガラス板2、3間にスペーサ4により包囲された中間層5を形成し、ガラス板2、3間の周縁部側に、スペーサ4が外気から遮断されるよう、シリコーンやチオコールのような接着封止材6をガラス板2、3の周縁部全周に亘り充填し、接着封止材6によりスペーサ4とガラス板2、3を一体的に固着したものである。
【0007】
複層ガラス1の周縁部には、軟質樹脂製のグレージングチャンネル7が嵌め込まれている。
【0008】
グレージングチャンネル7は、庫外側Oに置いてガラス板2の庫外側O周縁部に位置しかつガラス板2に対し平行なチャンネル形成部材7aと、庫内側Iにおいてガラス板3の庫内側I周縁部に位置しかつガラス板3に対し平行なチャンネル形成部材7bと、ガラス板2、3および接着封止材6の周縁部端面外側に位置し両部材7a、7bを接続するよう設けられたチャンネル形成部材7cとを有し、チャンネル形成部材7a、7b、7cにより断面形状が略凹字状の嵌合部が形成されている。
【0009】
しかして、グレージングチャンネル7を複層ガラス1の周縁部に嵌め込むと、チャンネル形成部材7aの内側面はガラス板2の庫外側Oの面に当接し、チャンネル形成部材7bの内側面はガラス板3の庫外側Oの面に当接し、チャンネル形成部材7cの内面はガラス板2、3および接着封止材6の周縁部端面に当接し得るようになっている。
【0010】
グレージングチャンネル7の周縁部には、アルミ製あるいはスチール製のサッシ枠のごとき枠材8が嵌め込まれている。
【0011】
枠材8は、グレージングチャンネル7におけるチャンネル形成部材7aの庫外側Oにチャンネル形成部材7aと平行になるよう配置されて複層ガラス1の周縁部端面よりも外方へ向け突出する枠形成部材8aと、グレージングチャンネル7におけるチャンネル形成部材7bの庫内側Iにチャンネル形成部材7bと平行になるよう配置された枠形成部材8bと、枠形成部材8aのガラス板2と平行な方向の中間部および枠形成部材8bの複層ガラス1周縁部端面側先端をグレージングチャンネルにおけるチャンネル形成部材7cの周縁部外側で接続するよう配置された枠形成部材8cを有し、枠形成部材8aの一部および枠形成部材8b、8cにより断面形状が略凹字状の嵌合部が形成されている。
【0012】
また枠材8における枠形成部材8aの複層ガラス1端面から離れた先端には、枠形成部材8cに対し平行となって庫内側Iへ向け延在する枠形成部材8dが一体的に固着されている。
【0013】
しかして、枠材8をグレージングチャンネル7に嵌め込むと、枠形成部材8aの内側面の一部は、グレージングチャンネル7におけるチャンネル形成部材7aの庫外側Oの面に当接し、枠形成部材8bの内側面は、グレージングチャンネル7におけるチャンネル形成部材7bの庫内側Iの面に当接し、枠形成部材8cの内面はグレージングチャンネル7におけるチャンネル形成部材7cの周縁部外面に当接するようになっている。
【0014】
なお、図5中、9は枠材8における枠形成部材8dの庫内側I先端に形成した繋止部材8eと枠形成部材8bの庫内側Iに突出させた繋止部材8fに繋止されるようにしたカバーである。カバー9は比較的熱伝導率の高い材料により形成されている。
【0015】
また10は突起状の繋止部材10aを介してカバー9に繋止され、ドアを閉止した際に保冷用ショーケース側の枠材11の表面に吸着するようにしたマグネットガスケットである。
【0016】
さらに12は枠形成部材8dの枠形成部材8cに対向した側に配置され、枠材8の温度を庫外の雰囲気の露点以上に加熱するためのコードヒータのごとき加熱手段である。
【0017】
また、従来の複層ガラス構造の他の例としては、ガラス板やスペーサとともにサッシ等の枠材をもその辺の中央部において部分的に接着封止材により固着したものもある。
【0018】
さらに、従来の複層ガラス構造としては、特開平4−254685号公報に示すごとく、ガラス板、スペーサ、枠材であるドア外枠、ドア開閉用の蝶番を取付けるための部材を封止材により一体的に固着するようにしたものもある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す複層ガラス構造の場合は、ガラス板2、3およびスペーサ4は接着封止材6によって一体的に固着されているが、枠材8はグレージングチャンネル7の外側に嵌め込んでいるだけであり、複層ガラス1に強固に固着されてはいない。
【0020】
このため斯かる複層ガラス構造を保冷用ショーケースのドアとして使用した場合に、顧客によるドアの頻繁な開閉あるいは乱暴な開閉により、過大な力がドアに付加され、使用している間に枠材8が複層ガラス1から脱落したり、あるいは枠材8に変形や破損が生じ、長期間の使用に耐え得ない虞れがある。
【0021】
また枠材8はグレージングチャンネル7の外側に嵌め込まれているだけであるため、ドアを長期に亘り使用できるようにするためには、枠材8自体の対曲げ強度、戻り強度を高める必要が生じ、したがって枠材8肉厚が厚くなり、重量が嵩むとともにコストアップを招来する虞れがある。
【0022】
さらに、図5の複層ガラス構造の場合には、枠材8の枠形成部材8bの一部は庫内側Iに向け露出しているため、加熱手段12を設けない場合には枠形成部材8bは保冷用ショーケース内部の冷気により直接的、間接的に冷却され、その結果枠材8全体の温度が低下して枠材8の表面に結露が発生する虞れがある。
【0023】
そこで上述のごとく枠材8に結露が発生するのを防止すべくコードヒータ等の加熱手段12を設けているためドア部品、ドア組立費のコストアップを招来し、さらにまた余分な電力を消費することになって、省エネルギーを図ることができない。
【0024】
また、図5に示す複層ガラス構造はグレージングチャンネル7を必要とするため、この点からも部品点数が多くなって組立に時間が掛かり、コストアップを招来することになる。
【0025】
従来の複層ガラス構造のうちガラス板やスペーサとともに枠材を部分的に接着封止材により固着したものの場合には、枠材は全周に亘り接着封止材で固着されていないため、図5に示す複層ガラス構造の場合と同様十分な強度が得られず、使用している間に枠材が複層ガラスから脱落したり、あるいは変形や破損が生じ、長期間の使用に耐えることができない虞れがある。
【0026】
また、枠材は十分な強度を得るためには、枠材の肉厚を厚くする必要があり、重量が嵩んでコストアップを招来する虞れがある。
【0027】
さらに枠材の固着は、まず各ガラス板とスペーサをさきに接着封止材で固着し、その後改めて接着封止材を用い各ガラス板とスペーサに枠材を固着するという手順で行われるため、複層ガラス構造の製作に手間が掛かり、コストアップの要因となっていた。
【0028】
特開平4−254685号公報に示す複層ガラス構造では、封止材により一体的に固着する部品はガラス板、スペーサ、ドア外枠、ドア開閉用の蝶番を取付ける部材の4種であり、このため封止材により固着する部分の構造が複雑となってコストアップを招来するとともに固着する部品点数が多い分、固着に対する信頼性が低下する。
【0029】
また、ドア外枠は庫外側のガラス板の外周縁部で覆っていないため従来スーパーマーケットやコンビニエンスストアで使用されている複層ガラス構造と外観がまったく異なってしまい、見栄えが悪いという問題もある。
【0030】
本発明は上述の実情に鑑み強度的に十分強くかつ長期間に亘り使用することができ、しかも構造がシンプルで見栄えのよい複層ガラス構造、保冷用ショーケースおよびそのドアを安価な価格で提供することを目的としてなしたものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明の複層ガラス構造は、対向配置した複数枚のガラス板をその周縁部にスペーサを介在させて接着封止材により封止し、対向するガラス板間に中間層を形成した複層ガラスと、該複層ガラスの周縁部を保持する枠材とからなる複層ガラス構造において、前記ガラス板および前記スペーサならびに前記枠材を一体的に固着する接着封止材と、前記ガラス板の端部と前記枠材との間に挟持されることで前記枠材と前記接着封止材との間に隙間を確保する緩衝材とを備えたものである。
【0032】
また本発明の複層ガラス構造は、上記複層ガラス構造において、前記枠材は、前記複層ガラスの周縁部端面全周を包囲するように補強部材を備え、この補強部材が前記複層ガラスの周縁部端面全周に亘り前記接着封止材に差しこまれているものである。
【0033】
さらに、本発明の複層ガラス構造においては、ショーケースに取付けた際に庫外側となるガラス板の庫外側側面周縁部を枠材により覆うようにするとよい。
【0034】
本発明の複層ガラス構造によれば、強度が強くなり、製品寿命が長くなって長期間に亘り使用することが可能となる。
【0035】
またグレージングチャンネルが不要でかつ枠材の加熱装置を設けずともよく、しかも枠材の板厚を薄くすることができ、さらに一体的に固着する部材の部品点数が少なく製作や組立を容易かつ迅速に行うことができるためコストダウンを図ることができる。
【0036】
さらに、一体的に固着する部品点数が少ないため各部品が接着封止材から脱落する虞れが減少し、固着に対する信頼性が向上する。
【0037】
さらにまた、ショーケースに取付けた際に庫外側となるガラス板の庫外側側面周縁部を枠材により覆った場合には、外観が良好で見栄えがよくなり、デザイン的にも優れた複層ガラス構造となる。
また、本発明は、対向配置した複数枚のガラス板をその周縁部にスペーサを介在させて接着封止材により封止し、対向するガラス板間に中間層を形成した複層ガラスと、該複層ガラスの周縁部を保持する枠材とからなる複層ガラス構造を備えた保冷用ショーケースのドアにおいて、前記ガラス板および前記スペーサならびに前記枠材を一体的に固着する接着封止材と、前記ガラス板の端部と前記枠材との間に挟持されることで前記枠材と前記接着封止材との間に隙間を確保する緩衝材とを備え、前記枠材は、前記ドアを閉じた状態で庫内側に位置する樹脂材と前記ドアを閉じた状態で庫外側に位置するアルミまたはスチール製のサッシ枠とが結合されることで構成され、前記樹脂材は、前記複層ガラスの周縁部を庫内側から押さえる第1の部位を有し、前記サッシ枠、前記複層ガラスの周縁部を庫外側から押さえる第2の部位を有し、かつ、前記ドアを閉じた状態で前記庫内側の雰囲気に接しないことを特徴とする保冷用ショーケースのドアを提供する。さらに、本発明は、この保冷用ショーケースのドアを用いたことを特徴とする保冷用ショーケースを提供する。これらの保冷用ショーケースのドアおよび保冷用ショーケースは、外観および剛性の向上のために用いられたサッシ枠が、庫内側に露出しないため、枠材に結露が発生することを防止できる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
【0039】
図1は本発明の実施の形態の一例の複層ガラス構造を示す要部断面図である。
しかして、複層ガラス1およびマグネットガスケット10などの構成は図5に示す従来のものと同一であるため、同一部分には同一の符号を付し説明を省略する。
【0040】
庫外側Oのガラス板2の外側面周縁部近傍には、ガラス板2の周縁に沿ってガラス板2の面に接触するようにした軟質樹脂製のモール13がガラス板2の周縁部全周に亘り設けられている。
【0041】
またガラス板2の周縁部端面には、該端面および接着封止材6の端面の一部と接触するようにした、軟質樹脂製の緩衝材14がガラス板2の周縁部端面全周に亘り設けられている。
【0042】
複層ガラス1の周縁部には、アルミ製あるいはスチール製のサッシ枠のごとき枠材15が嵌め込まれている。
【0043】
枠材15は、複層ガラス1の周縁部に沿い全周に亘り延在しており、主として3種類の枠形成部材15a、15b、15cを一体的に組合わせ接合したものである。
【0044】
しかして、枠形成部材15aはガラス板2の庫外側Oに位置するとともにガラス板2における庫外側O周縁部を覆い、しかもガラス板2の面と平行に複層ガラス1の周縁部端面外方まで延在している。
【0045】
枠形成部材15bは、枠形成部材15a内側面におけるガラス板2の面と平行な方向の中途部に枠形成部材15aに対し略直角になるよう接合され、複層ガラス1の周縁部端面に沿い庫内側Iへ向って延在し、その端面は接着封止材6の庫内側Iへ向った中途部に位置しており、ガラス板3の庫内側Iの周縁部を覆ってはいない。
【0046】
枠形成部材15cは、枠形成部材15aの複層ガラス1周縁部端面から外方へ突出している先端に枠形成部材15bとほぼ平行となるよう接合されて庫内側Iへ延在し、その先端は複層ガラス1における庫内側Iのガラス板3の庫内側Iの面よりも若干庫内側Iに位置している。
【0047】
枠材15を複層ガラス1の周縁部に嵌め込むと、枠形成部材15aは庫外側Oのガラス板2の庫外側Oの周縁部を覆うとともに枠形成部材15aの内側面はモール13における庫外側Oの面に接触し、枠形成部材15aのガラス板2周縁部端面かつガラス板2中心方向へ向いた先端部に形成された繋止部材15dはモール13の繋止溝に繋止している。また枠形成部材15a内側面とガラス板2外側面との間には、モール13の厚さに相当する隙間16が形成されている。
【0048】
枠形成部材15bのガラス板2側の部分は、緩衝材14のガラス板2の端面とは接触していない面に接触している。
【0049】
また枠形成部材15bの庫外側Oから庫内側Iへ向う中途部およびその先端には、枠形成部材15bと一体となるよう形成された、高さ2〜10mm程度の補強部材15e、15fが枠形成部材15bの全周に亘り接着封止材6に向けて突出するよう設けられ、補強部材15e、15fが従来の場合と同様の材料から成る接着封止材6内に全周に亘り深く差し込まれることにより、枠材15は接着封止材6に強固に固着されている。
【0050】
枠形成部材15bと接着封止材6との間には、ほぼ緩衝材14の厚さに相当する隙間17が形成されている。
【0051】
複層ガラス1の庫内側Iには、樹脂、ゴムなど熱伝達率の小さい材料からなり、場合によっては表面を輻射率の小さな物質でコーティングした断熱板18が設けられている。
【0052】
断熱板18は、ガラス板3の庫内側Iの面をガラス板3の周縁部全周に亘り覆うよう断熱板形成部材18a、18b、18cを一体的に組合わせ接合したものである。
【0053】
しかして、断熱板形成部材18aは、枠材15の枠形成部材15cよりも庫内側Iに位置するとともに枠形成部材15aとほぼ平行に配設され、枠形成部材15aから複層ガラス1の周縁部端面近傍まで延在している。
【0054】
断熱板形成部材18aの枠形成部材15cに近接した部分には、枠形成部材15cに向けてフック状の繋止部材18dが一体的に固設され、該繋止部材18dは枠形成部材15cの庫内側Iの端部に形成した被繋止部材15iに繋止している。
【0055】
断熱板形成部材18aの複層ガラス1端面側における端部には、枠材15の枠形成部材15b、15cと平行な部分を有するとともに中途部に段状部を有し庫外側Oへ向けて複層ガラス1の接着封止材6中途部までその端面に沿って延在する断熱板形成部材18bが一体的に固着されている。
【0056】
断熱板形成部材18bの庫外側O端部には、枠材15の枠形成部材15b側へ向けて突出する繋止部材18eが一体的に固着され、該繋止部材18eは、枠材15の枠形成部材15bに枠形成部材15cへ向けて突出させた被繋止部材15gに繋止している。
【0057】
断熱板形成部材18bには、庫内側Iのガラス板3の庫内側Iの面に沿って複層ガラス1の周縁部端面側からスペーサ4側へ向けて延在する断熱板形成部材18cが一体的に固着され、断熱板形成部材18cのスペーサ4側端部には、ガラス板3の庫内側I側面に当接する当接面18fが形成されている。
【0058】
マグネットガスケット10は断熱板18の庫内側Iの面に繋止部材10aを介し取付けられ、コードヒータなどの加熱手段12は枠形成部材15cの断熱板形成部材18bと対向する側に取付けられている。
【0059】
なお、図中15hは枠材15における枠形成部材15bに枠形成部材15c方向へ向けて一体的に固着した高さ2〜10mm程度の補強部材、19は庫内側Iのガラス板3と断熱板形成部材18cおよび複層ガラス1の周縁部端部と断熱板形成部材18bとの間に形成される隙間である。
【0060】
本実施の形態例においては、枠材15における枠形成部材15bに固着した補強部材15e、15fが複層ガラス1の端面全周に亘り接着封止材6に深く差し込まれているため、枠材15は複層ガラス1に強固に固着される。したがって過大な力が複層ガラス構造に付加された場合にも、枠材15が複層ガラス1から脱落したりあるいは枠材15に変形や破損が生じることがなく、保冷用ショーケースのドアとして長期間に亘り使用することが可能となる。
【0061】
また、グレージングチャンネル7を撤去することにより枠材15は複層ガラス1全周に強固に固着されるため、曲げ強度、捩り強度が向上し、その結果枠材15の肉厚を製造可能な極限値まで薄くして重量の軽減やコストダウンを図ることができる。
【0062】
さらに、本実施の形態例においては、庫内側Iと枠材15とは断熱板18により完全に遮断され、庫内側Iの冷気が枠材15に直接接触しないため、例え加熱手段12を用いなくとも枠材15が冷却されてその表面に結露が生じることがなく、したがって電力消費量が減少して省エネルギーを図ることができる。
【0063】
ちなみに、図1に示す複層ガラス1を試作し、試作した複層ガラス1をドアとして保冷用ショーケースに取付け、庫内温度3℃、庫外温度27℃、庫外湿度75%RHの条件で運転したところ、加熱手段12を用いなくとも枠材15の表面に結露が発生しないことを確認できた。
【0064】
枠材15を複層ガラス1に取付ける際には、接着封止材6以外にさらなる接着封止材を必要としないため、複層ガラス構造の製作を迅速に行うことができ、したがってこの点からも本実施の形態においてはコストダウンを図ることができる。
【0065】
本実施の形態例においては、接着封止材6により一体的に固着するのは、ガラス板2、3、スペーサ4、枠材15のみであるため接着封止材6により固着する部分の構造が簡単になってコストダウンを図ることができ、固着する部分点数が少ない分、固着に対する信頼性が向上する。
【0066】
枠材15は庫外側Oのガラス板2の周縁部を庫外側Oから覆っているため従来の複層ガラス構造と外観が共通して見栄えがよく、保冷用ショーケースのドアとして使用した場合に顧客に違和感を与えることがない。
【0067】
図2は本発明の実施の形態の他の例の複層ガラス構造を示す要部断面図である。
【0068】
本実施の形態例における複層ガラス1は、庫外側Oのガラス板2と中間部のガラス板20と庫内側Iのガラス板3を所定の間隔を置いて対向、配置するとともにガラス板2、20間の周縁部近傍およびガラス板20、3間の周縁部近傍にガラス板2、20、3の全周に亘りそれぞれスペーサ4a、4bを介在させてガラス板2、20間にスペーサ4aにより包囲された中間層5aを、またガラス板20、3間にスペーサ4bにより包囲された中間層5bを、それぞれ形成し、ガラス板2、20間の周縁部側にスペーサ4aを外気から遮断し、またガラス板20、3間の周縁部側に、スペーサ4bを外気から遮断するよう、シリコーンやチオコールのような接着封止材6a、6bを充填し、接着封止材6a、6bによりスペーサ4a、4bとガラス板2、20、3を一体的に固着したものである。
【0069】
また、本実施の形態例においては、モール13、緩衝材14、枠材15、断熱板18は図1に示すものと同じ構成であり、複層ガラス1の周縁部に対して図1の場合と同様に取付けられている。
【0070】
この場合、枠材15における枠形成部材15bの補強部材15eは接着封止材6aに深く入り込み、また補強部材15fは接着封止材6bに深く入り込み、しかして枠材15は複層ガラス1の全周に対し一体的に強固に固着されている。
【0071】
かかる構成としても、前述の実施の形態例の場合と同様、強度が向上して長期間に亘る使用が可能であり、加熱手段12がなくとも枠材15に結露が生じず、したがって省エネルギーを図ることができる。
【0072】
また構造が簡単で製作を容易かつ迅速に行うことができしかも枠材15の肉厚を極限まで薄くできるためコストダウンを図ることができ、固着する部品点数が少ないため、固着に対する信頼性も向上する。
【0073】
さらに従来の複層ガラス構造と外観が共通して見栄えがよく、顧客に違和感を与えることもない。
【0074】
図3は本発明の複層ガラス構造が適用されるドアの概要を表わす正面図、図4は図3のIV部拡大図である。
【0075】
しかして、本実施の形態例においては、枠材15における角部の締結構造の例を示している。
【0076】
枠材15はコーナ部において45°に切断され、たとえば上辺の枠形成部材15cには、コーナ部の切断線に対して直交するよう右辺の枠形成部材15cに向けて突出する接合部材21が取付けられている。また右辺の枠形成部材15cには、コーナ部の切断線に対して直交するよう上辺の枠形成部材15cに向けて突出する接合部材22が取付けられている。
【0077】
接合部材21には、ねじ23の頭23aが挿通し得るようにした中空孔が形成されるとともに接合部材21のコーナ部切断線側には、ねじ23が挿通し得る中空孔が穿設されかつねじ23の頭23aが当接し得るようにした底部21aが設けられている。
【0078】
接合部材22には、接合部材21における底部21aの中空孔を挿通したねじ23が螺合し得るよう、雌ねじ22aが刻設されている。
【0079】
接合部材21、22をねじ23により締結すると、枠材15の直交する二辺はコーナ部の切断線の部分で互に隙間のない状態に密着し、複層ガラス構造の見栄えが良好になる。
【0080】
なお、本発明の実施の形態例は上述の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えることが可能である。
【0081】
たとえば、複層ガラスに用いられるガラス板は複数枚なら何枚でもよく、十分な断熱性を得るためには中間層には各種の特殊な気体を充填してもよい。
【0082】
ガラス板としては、通常の単板のガラス板のほか、表面にフィルムが積層された板や各種の機能コーティングの施されたガラス板、強化処理の施されたガラス板、複数枚のガラス板がフィルムなどの中間膜を介して接合された合わせガラス板など種々のものが使用できる。さらに、ガラス板としてはいわゆる有機ガラスと呼ばれる透明樹脂板やこの透明樹脂板と通常のガラス板との積層体を用いることもできる。
【0083】
スペーサとしては、複合ガラスのスペーサとして用いられるアルミニウムなどの金属製のスペーサを用いることもできる。
【0084】
【発明の効果】
本発明の複層ガラス構造、保冷用ショーケースおよびそのドアによれば、
I)強度が強く、頑丈となるため、製品寿命が長くなって長期間に亘り使用することが可能となる、
II)グレージングチャンネルが不要でかつ枠材の加熱装置を設けずともよく、しかも枠材の板厚を薄くすることができ、さらに一体的に固着する部材の部品点数が少なく製作および組立を容易かつ迅速に行うことができるため、コストダウンを図ることができる、
III)一体的に固着する部品点数が少ないため各部品が接着封止材から脱落する虞れが減少し、固着に対する信頼性が向上する、
IV)外観が良好で見栄えがよいためデザイン的に優れている、
など、種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複層ガラス構造の実施の形態の一例を示す要部断面図。
【図2】本発明の複層ガラス構造の実施の形態の他の例を示す要部断面図。
【図3】本発明の複層ガラス構造が適用されるドアの概要を表わす正面図。
【図4】図3のIV部拡大断面図。
【図5】従来の複層ガラス構造の一例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1:複層ガラス
2、3、20:ガラス板
4、4a、4b:スペーサ
5、5a、5b:中間層
6:接着封止材
15:枠材
15e、15f:補強部材
O:庫外側

Claims (5)

  1. 対向配置した複数枚のガラス板をその周縁部にスペーサを介在させて接着封止材により封止し、対向するガラス板間に中間層を形成した複層ガラスと、該複層ガラスの周縁部を保持する枠材とからなる複層ガラス構造において、
    前記ガラス板および前記スペーサならびに前記枠材を一体的に固着する接着封止材と、
    前記ガラス板の端部と前記枠材との間に挟持されることで前記枠材と前記接着封止材との間に隙間を確保する緩衝材と
    を備えたことを特徴とする複層ガラス構造。
  2. 前記枠材は、前記複層ガラスの周縁部端面全周を包囲するように補強部材を備え、
    この補強部材が前記複層ガラスの周縁部端面全周に亘り前記接着封止材に差しこまれている請求項1に記載の複層ガラス構造。
  3. ショーケースに取付けた際に庫外側となるガラス板の庫外側側面周縁部が枠材により覆われていることを特徴とする請求項1または2に記載の複層ガラス構造。
  4. 対向配置した複数枚のガラス板をその周縁部にスペーサを介在させて接着封止材により封止し、対向するガラス板間に中間層を形成した複層ガラスと、該複層ガラスの周縁部を保持する枠材とからなる複層ガラス構造を備えた保冷用ショーケースのドアにおいて、
    前記ガラス板および前記スペーサならびに前記枠材を一体的に固着する接着封止材と、
    前記ガラス板の端部と前記枠材との間に挟持されることで前記枠材と前記接着封止材との間に隙間を確保する緩衝材とを備え、
    前記枠材は、前記ドアを閉じた状態で庫内側に位置する樹脂材と前記ドアを閉じた状態で庫外側に位置するアルミまたはスチール製のサッシ枠とが結合されることで構成され、
    前記樹脂材は、前記複層ガラスの周縁部を庫内側から押さえる第1の部位を有し、
    前記サッシ枠、前記複層ガラスの周縁部を庫外側から押さえる第2の部位を有し、かつ、前記ドアを閉じた状態で前記庫内側の雰囲気に接しないことを特徴とする保冷用ショーケースのドア。
  5. 請求項4に記載の保冷用ショーケースのドアを用いたことを特徴とする保冷用ショーケース。
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