JP3749104B2 - 動力付スケートボードのコントロール装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、動力付のスケートボードに関するものであり、特には、安全装置付のスケートボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電動モータや小型エンジン等の動力源を搭載したスケートボードが知られている。これは、スケートボードに小型エンジンを搭載し、そのスロットルレバーをケーブルで延長して手に持ち、コントロールしながら操作するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したような従来の小型エンジン付のスケートボードは、コントロールが容易ではなく、暴走したりする事故が発生する危険性があった。
【0004】
そこで、本発明は、動力付のスケートボードを安全に操縦することのできる装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、推進力発生手段と該推進力発生手段を制御する制御手段とを備えたスケートボードのコントロール装置において、携帯型のコントーローラには、操縦者が操作する操作手段と、操作手段が操作されることによって制御信号を出力する制御回路と、前記制御信号を変調して微弱な高周波制御信号を出力する変調回路とを設けるとともに、出力された高周波制御信号が供給される電極を、コントローラの表面に露出させて配設し、スケートボードには、操縦者の足を載せる部位の近傍に、前記高周波制御信号を検出しうる高周波検出体を配設するとともに、この高周波検出体にて検出した高周波制御信号を復調して前記制御手段を介して前記推力発生手段を制御するための制御信号を出力する復調手段を備えることによって、コントローラから出力される高周波制御信号を、動力付きスケートボードに乗った操縦者の身体を介して前記制御手段に伝達しうるように構成したものである。
【0006】
請求項2の発明は、携帯型のコントローラは片手で持つためのグリップを備え、該グリップには制御回路から出力された高周波制御信号が供給される電極が形成され、該グリップの近傍には連続可変入力可能な操作手段が配設されている構成とした。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる動力付きスケートボードのコントロール装置を、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
図1,2,3、4いて、
1は動力付スケートボードであり、スケートボード本体2の下面には、前後のローラ31,32と、バッテリー33と、駆動モータ34と、制御手段としての制御回路43と、復調手段としての制御信号受信部42と、制御信号を受信するための電極板41とが配設されている。操縦者Mはコントロール装置9を手に持ってスケートボード本体2に乗って操縦する。
スケートボード本体の下面に貼付された電極板41は前記制御信号受信部42の入力端子に接続されている。
図2,3、4したように、前記駆動モータ34は、後部のローラ32の基部321に一体に設けられている。前記基部321とボード本体2との間にはゴム製の緩衝体7が介装されている。
【0009】
9はコントロール装置であり、図5に示したように、操作手段としての、コントロールスイッチ91とコントロールレバー92とを備え、また、制御手段としての、制御回路93と変調回路94とを備えている。
前記コントロールレバー92を絞ることによって、制御回路93からは、前記コントロールレバー92の絞り量に比例した情報を持った制御信号が出力される。この制御信号は変調回路94において300kHz前後の信号を変調して、変調された微弱な高周波信号はグリップ95の表面に露出して設けられた電極96に供給される。
従って、操縦者Mがグリップ95を握ってコントロールスイッチ91とコントロールレバー92を操作すると、高周波信号は前記電極96から操縦者Mの人体を介して前記電極板51に伝達されるのである。
前記高周波信号は、制御信号により変調されており、前記電極96に触れる人体が高周波信号に対しては導体であるので、大地アースやその他の機器と接触しない限りは、前記電極96と人体とは、ほぼ同じ電位の高周波信号を有することになる。
ここで、スケートボード本体2に乗った操縦者の足の裏と、前記電極板51とは常にほぼ平行に対面しているので、両者の間に浮遊容量およびスケートボード本体2他の誘電体を介する二極間の静電容量が存在することになる。
主な高周波信号はこの二極間容量により伝達されるので、操縦者がスケートボード本体2に乗らない限り前述した二極間容量による伝達回路が構成されないことになり、安全性をさらに高めることができた。
さらに、前述した二極間容量による伝達回路以外の経路で高周波信号が伝達することによる誤動作を防止するために、前記コントロール装置9には、電池電圧の変動による高周波出力の変動がないように電源電圧の変動に対する補償回路を備えている。
【0010】
なお、制御信号の変調方式は種々の方式を採用することができる。例えば、数段階の周波数を切り換えるFSK変調方式や、FM変調方式、AM変調方式、トーンバースト変調等種々の方式を採用することができる。当然、制御信号受信部42における復調方式は前記変調方式に対応したものとする。
いずれの場合でも、制御可能な距離は操縦者から数10cm程度以下とすることが好ましい。
【0011】
前記制御回路43の周辺の回路構成を示した図6において、
電極板41で受信した高周波制御信号は制御信号受信部42によって増幅されて、制御信号に復調されて、制御回路43へ入力される。
制御回路43には前記復調された制御信号が入力されている場合においてのみ、パワーFET等の半導体を用いたパワーコントロール回路によって、前記バッテリー33から駆動モータ34への供給電力を制御する。
そして、前記制御信号には前記コントロールレバー92の絞り量に応じた情報が含まれているので、駆動モータ34の回転数は前記コントロールレバー92の絞り量に対応して、段階的もしくは連続的に増減制御されるのである。
また、制御信号が受信されなくなると制御信号受信部42から復調信号が出力されなくなるので制御回路43は単独に持つ安全回路により駆動モータ34への電力供給を停止すると共に、駆動モータ34の端子の短絡を含む最短で停止するブレーキプログラムを実行し、再び通信が再開されるまで制動制御を行うことで、単独では動かないような安全対策を講じた。
即ち、操縦者の人体を介して電極板41に制御信号が伝達されている場合においてのみ、駆動モータ34への電力は供給され、コントロール装置9と人体、もきは人体と電極板41との間の何れか一方でも信号の伝達が途絶えると、駆動モータ34へは電力が供給されなくなる。
従って、操縦者がスケートボードに乗っていない状態では、例え前記コントロール装置9を操作してスタートさせようとしても、駆動モータは回転しないので安全である。
また、乗っている時に危険を感じたり、失敗したりしてスケートボードから下りり転倒した場合には、電極板41と人体とが離れるので、駆動モータへの電力が遮断され、スケートボードは暴走することなく数メートルの安全な距離で停止する。また、駆動モータへの電力が供給されないときには、駆動モータの端子を短絡するように制御すると、自己制動作用が働くのでさらに確実に停止する。
【0012】
以上の構成によって、操縦者がスケートボードに乗ってコントロール装置9を操作すると、モータ制御回路43によって駆動モータ34に所定の電力が供給されるので、操縦者の意思に従って速度をコントロールできるのである。進行方向の制御は体重移動によってボードを傾けてローラの向きを変えることによってコントロールする。
【0013】
また、推進力発生手段は、電動モータに限らず石油計系の燃料を用いたエンジンでもよい。
また、操作手段としては、レバー型に限らず、それに類似する片手で操作可能であって、ロータリーデジタルスイッチ等のデジタル信号入力機構もしくはアナログ信号入力機構を備えているものを採用することができる。
また、受信電極としては電極板に限らずワイヤー等でもよい。また、配置場所としてはスケートボード本体の裏面に限らず表面や側面に配置してもよい。
また、周波数に関しては、300kHz前後に限らず、VLF帯〜VHF帯が使用可能であるが、比較的周波数の低い領域を利用する方が伝達特性(飛距離)において安定する。
さらにまた、コントロール装置9の形状は、図示した形状に限らずスケートボード本体に乗った状態で操作性が優れたものであれば、棒状や手袋状のものでもよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明の請求項1では、操縦者が乗っていないときには不用意にスケートボードが動きだすことが無く安全であり、操縦者が降りたり転倒した場合にもスケートボードは自動的に停止するので安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる動力付スケートボードの実施の形態の使用状態の斜視図である。
【図2】前記動力付スケートボードの要部の底面図である。
【図3】前記動力付スケートボードの要部の斜視図である。
【図4】前記動力付スケートボードの要部の側面図である。
【図5】コントロール装置の構成図である。
【図6】制御回路の構成図である。
【符号の説明】
1 動力付のスケートボード
2 スケートボード本体
31 ローラ
32 ローラ
321 基部
33 バッテリー
34 駆動モータ
4 制御回路
41 電極板
42 制御信号受信部
7 緩衝体
9 コントロール装置
91 コントロールスイッチ
92 コントロールレバー
93 制御回路
94 変調回路
95 グリップ
96 電極
Claims (2)
- 推進力発生手段と該推進力発生手段を制御する制御手段とを備えたスケートボードのコントロール装置において、
携帯型のコントーローラには、操縦者が操作する操作手段と、操作手段が操作されることによって制御信号を出力する制御回路と、前記制御信号を変調して微弱な高周波制御信号を出力する変調回路とを設けるとともに、出力された高周波制御信号が供給される電極を、コントローラの表面に露出させて配設し、
スケートボードには、操縦者の足を載せる部位の近傍に、前記高周波制御信号を検出しうる高周波検出体を配設するとともに、この高周波検出体にて検出した高周波制御信号を復調して前記制御手段を介して前記推力発生手段を制御するための制御信号を出力する復調手段を備えることによって、
コントローラから出力される高周波制御信号を、動力付きスケートボードに乗った操縦者の身体を介して前記制御手段に伝達しうるように構成されていることを特徴とする動力付スケートボードのコントロール装置。 - 携帯型のコントローラは片手で持つためのグリップを備え、該グリップには制御回路から出力された高周波制御信号が供給される電極が形成され、
該グリップの近傍には連続可変入力可能な操作手段が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の動力付スケートボードのコントロール装置。
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