JP3748497B2 - 消毒液噴出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、立壁などに据え付けられ、ケース、ノズルを備え、該ケース内部にタンク、供給路および、ポンプを有し、該ポンプが前記タンク内の消毒液を前記供給路に通して前記ノズルへ送り込み、該ノズルから消毒液を噴出するようにした消毒液噴出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の消毒液噴出装置は、食品工場、レストラン、病院などの化粧室の壁面に据え付けられており、従業員や一般客などが使用するもので、ポンプが作動すると、タンク内の消毒液がノズルから噴出するように構成されている。タンク内の消毒液は、ポンプの吸入管を通ってケーシング内に入り、ケーシング内から吐出管、チューブである供給路を通ってノズルヘッド内に形成された液通路の入口に送り込まれる。
【0003】
そして、ノズルヘッドの液通路の出口である噴出口から消毒液が噴出される。例えば、3秒間で3ccの消毒液が噴出されると、ポンプが作動停止し、チューブ内の圧力が下がると、ノズル内の逆止弁が液通路の入口の周縁部に弾撥的に当接して、液通路の入口を閉じて供給路を遮断するようになっており、消毒液が噴出口から漏れるのを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の消毒液噴出装置では、消毒液噴出装置の不使用状態が続き、逆止弁がノズルヘッドの液通路の入口の周縁部に長時間当接していると、消毒液の成分や逆止弁の材料によっては逆止弁が入口の周縁部に付着して、ポンプが始動してチューブである供給管の圧力が上昇しても、逆止弁が入口の周縁部に付着したままになり、液通路の入口が開かないで、消毒液がノズルから噴出しないで、装置が使用不能状態になる場合がある。
【0005】
装置を使用可能状態にすべく、付着している逆止弁を入口の周縁部から離脱するには、装置を分解掃除する必要があり、また、このようにして逆止弁を離脱させた後に、再び、前述した不使用状態が続くと、逆止弁が入口の周縁部に付着する場合が生じ、逆止弁分解掃除作業が頻繁になって使い勝手が良くなく、また、不使用状態が続くと自動的にポンプが始動して、消毒液を噴出するようにすれば、逆止弁が入口の周縁部に付着することが防止されるが、消毒液が無駄に消費され、消毒液のランニングコストが高くなるという問題点があった。
【0006】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、逆止弁が液通路の入口の周縁部に付着した場合に、逆止弁を強制的に入口の周縁部から離すようにして、装置の分解掃除作業をなくし、使い勝手を良くし、また、ランニングコストを低減することができるようにした消毒液噴出装置を提供することを目的としている。
【0010】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]立壁に据え付けられるケース(10)と、該ケース(10)の内部に装着されるノズル(20)とを備え、前記ノズル(20)の先端部が前記ケース(10)の下穴を通して該ケース(10)の外方へ向けられており、消毒液を供給路(40)に送り前記ノズル(20)から噴出するようにした消毒液噴出装置であり、強制開放手段(70)を有するものにおいて、
前記ノズル(20)は、ノズル本体(210)および、逆止弁(250)を有しており、
前記ノズル本体(210)は、液通路(231)を有しており、
前記逆止弁(250)は、前記液通路(231)の出口(222)側から前記液通路(231)の入口(233)の周縁部に当接して、前記入口(233)を閉じる閉じ位置と、前記供給路(40)が所定圧力を超えると、前記入口(233)の周縁部から離れて前記入口(233)を開く開き位置とに開閉可能に前記液通路(231)内に配されていて、前記開き位置から前記閉じ位置の方へ付勢されており、
前記供給路(40)は、フレキシブル管(410)を有し、
前記フレキシブル管(410)は、前記ノズル本体(210)の液通路(231)の入口(233)側に接続されていて、前記ケース(10)に固定されており、
前記強制開放手段(70)は、押込み部材(710)を有しており、前記押込み部材(710)を前記フレキシブル管(410)に通して前記ケース(10)に固定する一方、前記ノズル本体(210)を前記ケース(10)の外方へ突出して前記押込み部材(710)から遠ざかる突出位置と、前記ケース(10)の内方へ没入して前記押込み部材(710)に近づく没入位置とに出没可能に前記ケース(10)に支持して成り、
前記押込み部材(710)は、前記ノズル本体(210)が前記突出位置から前記没入位置に没入した際に、前記フレキシブル管(410)内を相対的に移動し、前記逆止弁(250)を前記付勢する力に抗して前記閉じ位置から前記開き位置へ押し込むべく、前記入口(233)を間にして前記逆止弁(250)とは反対の位置に配されていることを特徴とする消毒液噴出装置。
【0011】
[2]立壁に据え付けられるケース(10)と、該ケース(10)の内部に装着されるノズル(20)とを備え、前記ノズル(20)の先端部が前記ケース(10)の下穴を通して該ケース(10)の外方へ向けられており、消毒液を供給路(40)に送り前記ノズル(20)から噴出するようにした消毒液噴出装置であり、強制開放手段(70)を有するものにおいて、
前記ノズル(20)は、ノズル本体(210)および、逆止弁(250)を有しており、
前記ノズル本体(210)は、液通路(231)を有しており、
前記逆止弁(250)は、前記液通路(231)の出口(222)側から前記液通路(231)の入口(233)の周縁部に当接して、前記入口(233)を閉じる閉じ位置と、前記供給路(40)が所定圧力を超えると、前記入口(233)の周縁部から離れて前記入口(233)を開く開き位置とに開閉可能に前記液通路(231)内に配されていて、前記開き位置から前記閉じ位置の方へ付勢されており、
前記供給路(40)は、フレキシブル管(410)を有し、
前記フレキシブル管(410)は、前記ノズル本体(210)の液通路(231)の入口(233)側に接続されていて、継手部材(420)を介して前記ケース(10)に固定されており、
前記強制開放手段(70)は、押込み部材(710)を有しており、前記押込み部材(710)の基端部を前記継手部材(420)を介して前記ケース(10)に固定する一方、前記ノズル本体(210)を前記ケース(10)の外方へ突出して前記押込み部材(710)から遠ざかる突出位置と、前記ケース(10)の内方へ没入して前記押込み部材(710)に近づく没入位置とに出没可能に前記ケース(10)に支持して成り、
前記押込み部材(710)は、前記ノズル本体(210)が前記突出位置から前記没入位置に没入した際に、前記逆止弁(250)を前記付勢する力に抗して前記閉じ位置から前記開き位置へ押し込むべく、その先端部が前記フレキシブル管(410)の管軸に沿って、前記入口(233)を間にして前記逆止弁(250)とは反対の位置に延びていることを特徴とする消毒液噴出装置。
【0012】
[3]前記ノズル本体(210)は、前記没入位置から前記突出位置に突出する方向に付勢されていることを特徴とする[1]または[2]に記載の消毒液噴出装置。
【0013】
[4]前記フレキシブル管(410)は、前記没入位置にある前記押込み部材(710)を前記突出位置に突出する方向に付勢していることを特徴とする[1]または[2]に記載の消毒液噴出装置。
【0014】
[5]前記ケース(10)は、係合部(831)を有し、
前記ノズル本体(210)は、被係合部(832)を有し、
前記ケース(10)は、前記係合部(831)または前記被係合部(832)の少なくとも一方が、前記係合部(831)または前記被係合部(832)の他方に弾撥的に係合することにより、前記ノズル本体(210)を支持することを特徴とする[1]または[2]に記載の消毒液噴出装置。
【0016】
[6]前記逆止弁(250)または前記液通路(231)の入口(233)の周縁部の一方は、環状の突起部を有し、
前記環状の突起部は、前記逆止弁(250)または前記液通路(231)の入口(233)の周縁部の他方に相対的に当接して、前記入口(233)を閉じることを特徴とする[1]または[2]に記載の消毒液噴出装置。
【0017】
[7]立壁に据え付けられるケース(10)と、該ケース(10)の内部に装着されるノズル(20)とを備え、前記ノズル(20)の先端部が前記ケース(10)の下穴を通して該ケース(10)の外方へ向けられており、消毒液を供給路(40)に送り前記ノズル(20)から噴出するようにした消毒液噴出装置であり、強制開放手段(70)を有するものにおいて、
前記ノズル(20)は、ノズル本体(210)および、逆止弁(250)を有しており、
前記ノズル本体(210)は、液通路(231)を有しており、
前記逆止弁(250)は、前記液通路(231)の出口(222)側から前記液通路(231)の入口(233)の周縁部に当接して、前記入口(233)を閉じる閉じ位置と、前記供給路(40)が所定圧力を超えると、前記入口(233)の周縁部から離れて前記入口(233)を開く開き位置とに開閉可能に前記液通路(231)内に配されていて、前記開き位置から前記閉じ位置の方へ付勢されており、
前記供給路(40)は、フレキシブル管(410)を有し、
前記フレキシブル管(410)は、前記ノズル本体(210)の液通路(231)の入口(233)側に接続されていて、前記ケース(10)に固定されており、
前記強制開放手段(70)は、前記フレキシブル管(410)内の圧力を高めることにより前記逆止弁(250)を前記付勢する力に抗して前記閉じ位置から前記開き位置へ強制的に移動すべく、前記フレキシブル管(410)を管軸に沿って前記入口(233)の方向へ絞っていくための絞り部材を有していることを特徴とする消毒液噴出装置。
【0018】
[8]前記強制開放手段(70)は、前記供給路(40)内の圧力を高めることにより、前記逆止弁(250)を強制的に移動させることを特徴とする[1]に記載の消毒液噴出装置。
【0019】
[9]前記強制開放手段(70)は、前記供給路(40)の途中に設けた分岐部を介して高圧気体または液体を供給する高圧流体供給手段により構成されていることを特徴とする[8]に記載の消毒液噴出装置。
【0020】
[10]前記分岐部には、前記高圧流体供給手段からの流体の通過のみを許容する逆止弁(726)を設けてなることを特徴とする[9]に記載の消毒液噴出装置。
【0021】
[11]前記高圧流体供給手段は、所定時間経過後に一定時間ON動作することを特徴とする[9]または[10]に記載の消毒液噴出装置。
【0022】
次に、前記各項に記載された発明の作用について説明する。
本発明の一つの構成では、強制開放手段(70)を設けて、逆止弁(250)を閉じ位置から開き位置に強制的に移動するようにしている。
使用可能状態の装置では、逆止弁(250)は、開き位置から前記閉じ位置の方へ付勢されていて、閉じ位置では、液通路(231)の出口(222)側から液通路(231)の入口(233)の周縁部に当接して、液通路(231)の入口(233)を閉じている。ポンプ(50)が作動し、供給路(40)が所定圧力を超えると、逆止弁(250)が開き位置に移動して、液通路(231)の入口(233)の周縁部から離れて入口(233)を開き、タンク(30)内の消毒液が供給路(40)を介してノズル(20)へ送り込まれ、ノズル(20)から消毒液が噴出される。
【0023】
ポンプ(50)が作動停止すると、供給路(40)内の圧力が所定圧力より低くなって、付勢力により、逆止弁(250)が液通路(231)の入口(233)に弾撥的に当接して、液通路(231)の入口(233)を閉じる。
【0024】
装置の不使用状態が長くなり、逆止弁(250)が液通路(231)の入口(233)の周縁部に付着した場合には、強制開放手段(70)によって、逆止弁(250)を閉じ位置から開き位置に強制的に移動すればよい。それにより、逆止弁(250)が液通路(231)の入口(233)の周縁部に付着しなくなり、逆止弁(250)が単に液通路(231)の入口(233)の周縁部に弾撥的に当接する通常の使用可能状態になる。
【0025】
また、本発明の別の構成では、押込み部材(710)をノズル本体(210)に相対的に近づけることで、押込み部材(710)が逆止弁(250)を付勢する力に抗して閉じ位置から開き位置へ押し込むようにしたものである。
【0026】
すなわち、押込み部材(710)とノズル本体(210)との一方がケース(10)に固定され、固定された押込み部材(710)とノズル本体(210)との一方に対して、押込み部材(710)とノズル本体(210)との他方が接近可能かつ離間可能にケース(10)に支持されている。また、押込み部材(710)は、液通路(231)の入口(233)を間にして逆止弁(250)とは反対の位置に配されている。
【0027】
それにより、押込み部材(710)をノズル本体(210)に相対的に近づけると、押込み部材(710)が入口(233)に逆止弁(250)とは反対側から近づいて、液通路(231)の入口(233)の周縁部に付着した逆止弁(250)を開き位置へ押し込むようになり、液通路(231)の入口(233)を開いて、装置を使用可能状態にすることができる。
【0028】
さらに、本発明の別の構成では、押込み部材(710)を突出位置から没入位置に没入すると、押込み部材(710)がノズル本体(210)に近づいて、逆止弁(250)を付勢する力に抗して閉じ位置から開き位置へ押し込むようにしたものである。
【0029】
すなわち、ケース(10)の外方に突出した突出位置にあるノズル本体(210)を没入位置に没入させると、液通路(231)の入口(233)を間にして逆止弁(250)とは反対の位置に配されている押込み部材(710)が、液通路(231)の入口(233)の周縁部に付着した逆止弁(250)を付勢する力に抗して閉じ位置から開き位置へ押し込んで、ノズル本体(210)を没入させる簡単な操作で、装置を使用可能状態にすることができる。
【0030】
さらに、本発明の別の構成では、供給路(40)の一部あるいは全部をフレキシブル管(410)にし、ノズル本体(210)の液通路(231)の入口(233)側に接続したものである。
【0031】
それにより、押込み部材(710)で逆止弁(250)を開き位置に押し込むべく、ノズル本体(210)を突出位置から没入位置に没入して、押込み部材(710)側に近づけると、それに応じて、フレキシブル管(410)が撓むようになり、供給路(40)とノズル本体(210)との接続を維持することができる。
【0032】
さらに、本発明の別の構成では、ノズル本体(210)の液通路(231)の入口(233)側に接続されるフレキシブル管(410)を継手部材(420)を介してケース(10)に固定し、押込み部材(710)の基端部を継手部材(420)を介してケース(10)に固定する一方、押込み部材(710)の先端部をフレキシブル管(410)の管軸に沿って、液通路(231)の入口(233)を間にして逆止弁(250)とは反対の位置に延ばしたものである。
【0033】
それにより、押込み部材(710)で逆止弁(250)を開き位置に押し込むべく、ノズル本体(210)を突出位置から没入位置に没入して、押込み部材(710)側に近づけると、それに応じて、フレキシブル管(410)が撓むようになり、撓んだ分だけ、押込み部材(710)の先端部がフレキシブル管(410)の管軸に沿って液通路(231)の入口(233)に近づき、押込み部材(710)の先端部が液通路(231)の入口(233)の周縁部に付着した逆止弁(250)を開き位置に押し込むことができる。
【0034】
さらに、本発明の別の構成では、ノズル本体(210)を突出位置に突出する方向に付勢したものである。
【0035】
したがって、装置の通常運転時は、ノズル本体(210)は突出位置にあって、ポンプ(50)が始動すると、ノズル本体(210)から消毒液を噴出し、逆止弁(250)が液通路(231)の入口(233)の周縁部に付着した場合に、付勢力に抗して、逆止弁(250)を突出位置から没入位置に没入すれば、押込み部材(710)が逆止弁(250)を閉じ位置から開き位置に押し込むようになり、簡単な操作で装置を使用可能状態にすることができる。
【0036】
さらに、本発明の別の構成では、フレキシブル管(410)の復元力によりノズル本体(210)を突出する方向に付勢したものである。
【0037】
ノズル本体(210)が突出位置から没入位置に没入すると、フレキシブル管(410)が撓み、その復元力により押込み部材(710)を突出位置に突出する方向へ付勢する。それにより、押込み部材(710)を付勢するための特別な付勢手段が不要になり、部品点数を削減することができる。
【0038】
さらに、本発明の別の構成では、ケース(10)本体の係合部(425)とノズル本体(210)の被係合部(235)との少なくとも一方を、係合部(425)と被係合部(235)との他方に弾撥的に係合して、ノズル本体(210)を装着するようにしたものである。
【0039】
それにより、ノズル本体(210)を簡単に装着することができ、ノズル本体(210)の組付性を向上することができる。また、ノズル本体(210)を支持するための特別な部材が必要でなく、部品点数を削減することができる。
【0040】
さらに、本発明の別の構成では、操作部材(862,864)を操作することにより、押込み部材(710)を液通路(231)の入口(233)に近づけ逆止弁(250)を閉じ位置から開き位置に押し込むようにしたものである。
【0041】
操作部材(862,864)の先端部である操作端部がケース(10)の外方へ延ばされているので、容易に操作部材(862,864)を操作して、押込み部材(710)で逆止弁(250)を閉じ位置から開き位置に押し込んで、装置を使用可能状態にすることができる。
【0042】
さらに、本発明の別の構成では、逆止弁(250)または液通路(231)の入口(233)の周縁部の一方に形成された環状の突起部が、逆止弁(250)または液通路(231)の入口(233)の周縁部の他方に付着するようにしたものである。
【0043】
それにより、逆止弁(250)が液通路(231)の入口(233)の周縁部の全面に付着することがなく、逆止弁(250)が付着する面積が狭くなり、逆止弁(250)が液通路(231)の入口(233)の周縁部に付着する力が大きくなく、小さな力で簡単に逆止弁(250)を閉じ位置から開き位置に押し込むことができる。
【0044】
さらに、本発明の別の構成では、絞り部材がフレキシブル管(410)を管軸に沿って液通路(231)の入口(233)の方向へ絞っていくことにより、フレキシブル管(410)内の圧力を高めて、逆止弁(250)を付勢する力に抗して閉じ位置から開き位置へ強制的に移動するようにしたものである。
【0045】
逆止弁(250)が液通路(231)の入口(233)の周縁部に付着した際に、ポンプ(50)を始動して、フレキシブル管(410)内が所定圧力を超えても、逆止弁(250)の付着力の方が大きければ、逆止弁(250)は液通路(231)の入口(233)の周縁部に付着したままである。
【0046】
このとき、絞り部材によりフレキシブル管(410)を管軸に沿って液通路(231)の入口(233)の方向へ絞っていくことにより、フレキシブル管(410)内が所定圧力を大きく超えるようになり、逆止弁(250)の付着力に勝り、液通路(231)の入口(233)の周縁部に付着した逆止弁(250)が閉じ位置から開き位置に移動する。それにより、簡単な操作で、装置を使用可能状態にすることができる。
【0047】
さらに、本発明の別の構成では、供給路(40)内の圧力を高めることにより、逆止弁(250)を強制的に移動させるようにしたものである。
それにより、複雑な機械的な機構によらないで、例えば、操作スイッチを押せば、供給路(40)内の圧力が高まり、逆止弁(250)が開くように構成することができる。
【0048】
さらに、本発明の別の構成では、供給路(40)の途中に設けた分岐部を介して高圧気体または液体を供給するようにしたものである。
分岐部を設けることにより、高圧気体等を逆止弁(250)側へ供給するための供給路(40)を新たに設ける必要がなく、構成が簡略化でき、部品点数が削減できる。
【0049】
さらに、本発明の別の構成では、分岐部に高圧流体供給手段からの流体の通過のみを許容する分岐部逆止弁(726)を設けたものである。
それにより、分岐部側の圧力を供給路(40)側の所定最高圧力より高く維持する必要がなく、供給路(40)から分岐部を介して消毒液が高圧流体供給手段側へ逆流するのを防止することができる。
さらに、本発明の別の構成では、高圧流体供給手段を所定時間経過後に一定時間ON動作するようにしたものである。
それにより、逆止弁(250)が付着してしまう原因を自動的に回避することができ、また、装置の分解清掃作業の回数が減って、使い勝手が極めてよくなる。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施の形態を示している。
本実施の形態に係る消毒液噴出装置は、食品工場、レストラン、病院、その他の建物の化粧室の立壁などに据え付けられるもので、従業員や一般客が使用するものである。
【0051】
図1〜図3に示すように、消毒液噴出装置は、ケース10、ノズル20を備え、ケース10内部にはタンク30、供給路40および、ポンプ50が設けられている。ポンプ50がタンク30内の消毒液を供給路40に通してノズル20へ送り込み、ノズル20から消毒液を下方に噴出するようになっている。
【0052】
ケース10は、正面ケース11と背面ケース12とが前後から合わせられ、箱形状に形成されて成る。ケース10の上部開口はカバー13で塞がれている。
【0053】
正面ケース11と背面ケース12との間には仕切部材が介装され、仕切部材により、ケース10の内部の収容空間が上下に隔離されている。上側の収容空間10aには、タンク30が収容され、下側の収容空間10bには、ポンプ50、配電盤61などの電気系統などが収容されている。配電盤61は、背面ケース12の内壁面に突設されたボスにねじ止めされている。
【0054】
背面ケース12の下面部であるケース10の下面奥部14には収容凹部16が形成されている。収容凹部16は、上方に凹設されていて、電源用コード62を折り畳んだ状態で収容可能である。下面奥部14にはクリップ62aが設けられ、折り畳んだ状態の電源用コード62を結束している。また、収容凹部16の壁面にはロッカスイッチである電源スイッチ17が取り付けられている。
【0055】
ケース10の正面ケース11の下面手前部15がケース10の下面を成しており、下面手前部15にはノズル20を挿通するための下孔15cが形成されている。背面ケース12には、下面手前部15の上方にあって、上下方向で下面手前部15に対向するフランジ15eが形成され、そのフランジ15eにはノズル20を挿通するための下孔15aが形成されている。そのフランジ15eには一対のボス部15bが下方に突設されている。
【0056】
図1に示すように、ノズル20は、ノズル本体210内に逆止弁250を備えて成り、ノズル本体210は、ノズルヘッド220および、逆止弁受け部材230から成る。ノズルヘッド220および、逆止弁受け部材230には、液通路221および、液通路231がそれぞれ形成され、逆止弁受け部材230の液通路231側に入口233が設けられ、液通路221側に噴出口である出口222が設けられている。逆止弁受け部材230がシール部材を介してノズルヘッド220の液通路221に嵌合しており、液通路221および液通路231が連通している。ノズルヘッド220と逆止弁受け部材230とは螺着し合って一体化している。
【0057】
逆止弁受け部材230は軸形状の連結ボス235を有し、連結ボス235には中心軸方向に小径の導入通路236が形成されている。小径の導入通路236の下端口が大径の液通路231に通じている。すなわち、小径の導入通路236の下端口が大径の液通路231の入口233になっている。入口233の周縁部は面取りが施されている。
【0058】
液通路221には、出口222側に回転金具223が設けられ、回転金具223のばね受け部224の嵌合溝にばね部材225の下端部が弾撥的に嵌着し、ばね部材225の上端部が逆止弁受け部材230の液通路231内に延ばされ、逆止弁受け部材230の液通路231内に配される逆止弁250の軸体251の突条部を越えた位置に弾撥的に嵌着している。ばね部材225は、逆止弁250を液通路231の入口233の方へ付勢すべく圧縮された状態で装着されている。逆止弁250の先端部は弾頭形に形成され、ばね部材225の付勢力により、逆止弁250の弾頭形の先端部が液通路231の入口233の周縁部(面取りが施された周縁部)に弾撥的に当接して、消毒液の液漏れを防止している。
【0059】
逆止弁受け部材230には、一対の被案内フランジ234が形成され、各被案内フランジ234の端部には被案内孔237が穿設されている。被案内孔237には、前記ボス部15bが上下移動可能に嵌合している。ボス部15bにはノズル本体210を抜け不能にする抜止め用の座金15dがネジ止めされている。それにより、ノズル20がケース10の下面手前部15から下方に突出した図4に示す突出位置と、ケース10の内方へ没入した図1に示す没入位置とに出没可能にケース10に支持される。ノズル20の没入位置では、逆止弁受け部材230の被案内フランジ234が下孔15aの周縁部に当接し、ノズル20の突出位置では、逆止弁受け部材230の被案内孔237の周縁部が抜止め用の座金15dに当接する。
【0060】
また、継手部材420は背面ケース12のフランジ15eの上方にあって、継手プレート421、一対の取付ボス422および、連結ボス423を有している。一対の取付ボス422は継手プレート421の両端部から下方に突設されていて、前記ネジによって背面ケース12のフランジ15eに固定されている。連結ボス423は継手プレート421の中央部にあって、上方および下方に突出していて、軸形状の連結ボス423には、中心軸方向に液通路が形成されている。上方に突出した連結ボス423には供給路40が連結され、下方に突出した連結ボス423にはフレキシブル管410の上端が連結されている。
【0061】
また、フレキシブル管410の下端は、逆止弁受け部材230の連結ボス235に連結されている。フレキシブル管410の中央部には、フレキシブル管410を縮み易くするためのジャバラ部411が形成されている。ジャバラ部411は復元性を有し、ジャバラ部411の復元力により、ノズル20が突出位置に突出する方向へ付勢されている。
【0062】
継手部材420には押込み部材710が一体的に樹脂成形され、押込み部材710の基端部711は、継手部材420の連結ボス423に連続するリブ部であり、押込み部材710の先端部712がフレキシブル管410の管内および逆止弁受け部材230の液通路231を通って、液通路231の入口233近傍まで延びている。すなわち、押込み部材710の先端部712は、液通路231の入口233を間にして、逆止弁250とは反対側に位置している。押込み部材710は、その外周に4個の消毒液通路を形成すべく十字形状断面に形成されており、消毒液通路の基端側(押込み部材710のリブ部である基端部711)は継手部材420の液通路に通じている。
【0063】
下面手前部15には、ノズル20の奥側に窓ガラス64が嵌め込まれている。ケース10の内部には、窓ガラス64に対応して赤外線センサ65が設けられている。ポンプ50のモータの電源端子および、赤外線センサ65は、配線材で配電盤61に接続されている。
【0064】
前述するように構成された消毒液噴出装置において、図4に示すように、装置が通常の使用可能状態にあるとき、逆止弁250は、逆止弁受け部材230の液通路231の入口233の周縁部に弾撥的に当接していて、入口233を閉じ、消毒液の液漏れを防止している。また、押込み部材710の先端部712は、連結ボス235の導入通路236を通って、液通路231の入口233の上方位置まで延びており、入口233の下方位置にある逆止弁250と対峙している。
【0065】
この使用可能状態において、ノズル20の下方位置に手を差し出すと、赤外線センサ65が感知して、電源用コード62および配電盤61を通ってポンプ50のモータ51に給電される。ポンプ50のモータ51が回転すると、タンク30内の消毒液がポンプ50内に送り込まれ、さらに、ポンプ50から供給路40を通ってノズル20へ送り込まれ、供給路40内が所定圧力を超え、ばね部材225の付勢力に勝るようになる。それにより、逆止弁250がばね部材225の付勢力に抗して下方に移動し、逆止弁250が液通路231の入口233から離れ、液通路231の入口233が開く。それにより、消毒液は、開いた入口233を通って逆止弁受け部材230の液通路231からノズルヘッド220の液通路221に送り込まれ、液通路221の出口222を通って下方に噴出され、手に降りかかる。
【0066】
このとき、回転金具223の螺旋溝を流れることにより消毒液の水流が回転して、消毒液は適度に散水される。モータ51が回転してから、所定時間例えば3秒経過すると、モータ51が停止し、供給路40内が所定圧力を超えなくなり、逆止弁250がばね部材225の付勢力により、液通路231の入口233の周縁部に弾撥的に当接し、液通路231の入口233を閉じ、ノズル20からの消毒液の噴出も停止する。
【0067】
装置の不使用状態が長くなると、消毒液の成分や逆止弁受け部材230の成分などによっては、逆止弁250が液通路231の入口233の周縁部に付着してしまう状態が発生する。このような状態が発生すると、ポンプ50のモータ51が始動し、供給路40内の圧力が高まっても、逆止弁250が付着していて、逆止弁250が液通路231の入口233から離れず、液通路231の入口233が開かないで、ノズル20から消毒液が噴出不能で、装置が使用不能状態になる場合がある。
【0068】
このように装置が使用不能状態になった場合には、図4に示すように、ケース10の外方に突出した突出位置にあるノズル本体210を没入位置に没入させればよい。ノズル本体210を没入させると、液通路231の入口233を間にして逆止弁250とは反対の位置に配されている押込み部材710の先端部712が、液通路231の入口233に相対的に近づき、入口233の周縁部に付着した逆止弁250を、ばね部材225の付勢する力および、消毒液等に含まれる付着成分の付着力に抗して閉じ位置から開き位置へ押し込んで、ノズル本体210を図1に示す没入位置に没入させる。それにより、ノズル本体210を没入させるという簡単な操作で、装置を使用可能状態にすることができる。
【0069】
図5および図6は、本発明の第2実施の形態を示している。
本第2実施の形態では、図5に示すように、ノズル20を没入位置から突出位置に突出する方向へ付勢すべく圧縮ばね821を設けたものである。圧縮ばね821は、フランジ15eと逆止弁受け部材230の被案内フランジ234との間に一対設けられ、各ボス部15bにそれぞれ巻装されている。それにより、フレキシブル管410の復元力に依ることなく、ノズル20を付勢することができる。また、継手部材420の連結ボス423の嵌合凹部823に逆止弁受け部材230の連結ボス235が嵌合している。連結ボス235の外周には収容溝が形成され、収容溝に逆Y字状断面形状のパッキング238が嵌着している。
【0070】
さらに、図6に示すように、圧縮ばね821を継手部材420の下方に突出する連結ボス423に巻装すれば、1個の圧縮ばね821で付勢手段を構成することができる。また、フランジ15eおよび、継手部材420に凹部824を設け、その凹部824に圧縮ばね821の上端部が嵌入されており、圧縮ばね821が十分な伸縮ストロークを得るよう構成されている。
【0071】
図7〜図9は、本発明の第3実施の形態を示している。
本第3実施の形態では、継手部材420の連結ボス423の外周壁には係合溝である係合部831が一対形成され、逆止弁受け部材230に係合突起である被係合部832が一対形成され、各被係合部832がその復元力により各係合部831に弾撥的に係合し、かつ、ノズル20の出没動作に応じて係合部831内を移動可能に嵌合している。一対の係合部831の間の間隔が、一対の係合部831の各溝底の間の間隔に相当している。
【0072】
図8および図9に示すように、継手部材420の連結ボス423の外周壁には、逆止弁受け部材230の被係合部832を係合部831に導くための導入溝833が形成されている。導入溝833は、係合部831と同じく上下方向に延びる垂直溝と、該垂直溝と係合部831とを連接する円周溝とを有している。導入溝833の溝底は、係合部831の溝底より浅くなっていて、一対の導入溝833の各溝底の間の間隔は一対の係合部831のそれより広めになっていて、一対の被係合部832が復元力に抗してその間の間隔を広げることにより導入可能になっている。図9に示すように、被係合部832が係合部831から外れないよう、係合溝である係合部831の溝底は、導入溝833の溝底より深く形成されている。
【0073】
逆止弁受け部材230の被係合部832が導入溝833を通って係合部831に弾撥的に係合することにより、逆止弁受け部材230を継手部材420に簡単に装着することができ、組付性が向上する。
【0074】
図10および、図11は、本発明の第4実施の形態を示している。
本第4実施の形態においては、同じく、逆止弁受け部材230の被係合部842を継手部材420の係合部841に弾撥的に係合し、逆止弁受け部材230と継手部材420との組付性を向上するものである。また、継手部材420の連結ボス423の下端部には、係合部841に通じる導入口843が形成され、被係合部842が導入口843を押し広げるようにして導入口843を通過した後に係合部841に弾撥的に係合するようになる。
【0075】
また、第4実施の形態においては、継手部材420の連結ボス423の嵌合凹部845に逆止弁受け部材230の連結ボス235が嵌合しており、嵌合凹部845がノズル20が出没する際の案内部になっている。
【0076】
図12および、図13は、本発明の第5実施の形態を示している。
本第5実施の形態では、逆止弁250の先端部または、逆止弁250の先端部が弾撥的に当接する逆止弁受け部材230の液通路231の入口233の周縁部のいずれか一方に凸部851,852を形成したものである。
【0077】
図12は、逆止弁受け部材230の液通路231の入口233の周縁部に凸部851を形成したものである。すなわち、逆止弁受け部材230の液通路231の入口233の周縁部は、第1実施の形態の如く面取りが施されてなく、図12において、上下方向に対して直交する直交面であり、また、逆止弁250の先端面は、第1実施の形態の如く弾頭形状でなく円形平面であり、逆止弁250の円形平面には山形断面形状の凸部851が円形平面の外周に沿って環状に形成されている。凸部851は、入口233に向けて突出していて、図示省略したばね部材225の付勢力により、凸部851のみが入口233の直交面に弾撥的に当接可能である。それにより、逆止弁250と液通路231の周縁部との接触面積が狭くなり、逆止弁250が液通路231の周縁部に付着し難くなり、また、付着した際にもその付着力が小さいので、供給路40内が所定圧力を超えれば、逆止弁250が液通路231の周縁部から離れるようになる。仮に、逆止弁250が付着した状態であっても、押込み部材710で逆止弁250を簡単に押し込み、装置を使用可能状態にすることができる。
【0078】
さらには、逆止弁250の凸部851で包囲された平面に供給路40の圧力がかかり、逆止弁250が受ける受圧面積が広くなるとともに、供給路40の圧力方向が逆止弁250の押し込まれる方向と一致するので、大きな押し込み力が逆止弁250にかかり、逆止弁250を液通路231の周縁部から容易に離すことができる。
【0079】
図13は、逆止弁250の弾頭形状の先端部に凸部852を形成したものである。この場合においても、凸部852のみが入口233の周縁部に弾撥的に当接可能であるので、逆止弁250と液通路231の周縁部との接触面積が狭くなり、逆止弁250が液通路231の周縁部に付着し難くなる。
【0080】
図14および、図15は、本発明の第6実施の形態を示している。
本第6実施の形態では、第1実施の形態の如く、押込み部材710を相対的に液通路231の入口233に近づけるのではなく、押込み部材861を直接操作することにより、液通路231の入口233に近づけて、逆止弁250を押し込むようにしたものである。
【0081】
すなわち、図14に示すように、押込み部材861は、直径1mm程度の樹脂棒であり、押込み部材861を操作するための操作部材862は、押込み部材861の上端部をケース10のカバー13から上方へ突設して成り、押込み部材861の下端部が供給路40を通って液通路231の入口233まで延びている。また、押込み部材861は、圧縮ばね863により、図14において上方へ付勢されている。
【0082】
また、図15に示すように、操作部材864の基端部が押込み部材710に連結され、操作部材864の先端部が装置の外側方へ延ばされている。押込み部材710は連結ボス235の導入通路236の周壁に摺接していて、周壁との摩擦力により任意の位置に保持される。
【0083】
図16および、図17は、本発明の第7実施の形態を示している。
本第7実施の形態では、強制開放手段871は、供給路40のフレキシブル管410に外嵌する環状部872および、アーム部873とを有している。
【0084】
環状部872は同じくフレキシブル管410に巻着される圧縮ばね874により図16において上方へ付勢されている。アーム部873の先端部である操作端部は、下面手前部15の下孔15cを通って下方に延ばされる。
【0085】
すなわち、アーム部873を圧縮ばね874の付勢力に抗して下方へ引くと、図17に示すように、環状部872が傾いて、フレキシブル管410の液通路を狭めるようになり、環状部872が傾いた状態で下方に移動すると、フレキシブル管410内の圧力が高まり、液通路231の入口233の周縁部に付着していた逆止弁250が液通路231の入口233から離れるようになる。
【0086】
図18は、本発明の第8実施の形態を示している。
本第8実施の形態では、強制開放手段881は、押圧部882、基部材883およびアーム部884を有している。押圧部882の一端は薄肉ヒンジにより基部材883に回動可能に支持され、押圧部882の他端はアーム部884に連結されている。
【0087】
すなわち、図18(a)において、アーム部884を時計方向に回動すると、図18(b)に示すように、押圧部882がフレキシブル管410の片側の周壁を潰すようになり、フレキシブル管410の液通路が狭まり、フレキシブル管410内の圧力が高まり、液通路231の入口233の周縁部に付着していた逆止弁250が液通路231の入口233から離れるようになる。
【0088】
フレキシブル管410の両側に一対の強制開放手段881を設けて、押圧部882でフレキシブル管410の両側の周壁を潰すようにしてもよい。
【0089】
【発明の効果】
前述するように、本発明の一つの構成では、強制開放手段を設けて、逆止弁を閉じ位置から開き位置に強制的に移動するようにしたので、装置の不使用状態が長くなり、逆止弁が液通路の入口の周縁部に付着した場合には、強制開放手段によって、逆止弁を閉じ位置から開き位置に強制的に移動すれば、わざわざ装置を分解掃除しなくとも、逆止弁が液通路の入口の周縁部に付着しなくなり、逆止弁が液通路の入口の周縁部に弾撥的に当接する通常の使用可能状態に簡単にすることができる。
【0090】
また、本発明の別の構成では、押込み部材をノズル本体に相対的に近づけることで、押込み部材が逆止弁を付勢する力に抗して閉じ位置から開き位置へ押し込むようにしたので、押込み部材をノズル本体に相対的に近づけると、押込み部材が入口に逆止弁とは反対側から近づいて、液通路の入口の周縁部に付着した逆止弁を開き位置へ押し込むようになり、装置を分解掃除しなくとも、逆止弁が液通路の入口の周縁部に付着しなくなり、簡単な操作で、装置を使用可能状態にすることができる。
【0091】
さらに、本発明の別の構成では、押込み部材を突出位置から没入位置に没入すると、押込み部材がノズル本体に近づいて、逆止弁を付勢する力に抗して閉じ位置から開き位置へ押し込むようにしたので、突出位置にあるノズル本体を没入位置に没入させると、液通路の入口を間にして逆止弁とは反対の位置に配されている押込み部材が、液通路の入口の周縁部に付着した逆止弁を付勢する力に抗して閉じ位置から開き位置へ押し込んで、ノズル本体を没入させる簡単な操作で、装置を使用可能状態にすることができる。
【0092】
さらに、本発明の別の構成では、供給路の一部あるいは全部をフレキシブル管にし、ノズル本体の液通路の入口側に接続したので、押込み部材で逆止弁を開き位置に押し込むべく、ノズル本体を突出位置から没入位置に没入して、押込み部材側に近づけると、それに応じて、フレキシブル管が撓むようになり、供給路とノズル本体との接続を維持することができる。
【0093】
さらに、本発明の別の構成では、フレキシブル管を継手部材を介してケースに固定し、押込み部材の基端部を継手部材を介してケースに固定する一方、押込み部材の先端部をフレキシブル管の管軸に沿って、液通路の入口を間にして逆止弁とは反対の位置に延ばしたので、ノズル本体を突出位置から没入位置に没入して、押込み部材側に近づけると、それに応じて、フレキシブル管が撓むようになり、撓んだ分だけ、押込み部材の先端部がフレキシブル管の管軸に沿って液通路の入口に近づき、押込み部材の先端部が液通路の入口の周縁部に付着した逆止弁を開き位置に押し込むことができる。
【0094】
さらに、本発明の別の構成では、ノズル本体を突出位置に突出する方向に付勢したので、逆止弁が液通路の入口の周縁部に付着した場合に、付勢力に抗して、逆止弁を突出位置から没入位置に没入すれば、押込み部材が逆止弁を閉じ位置から開き位置に押し込むようになり、簡単な操作で装置を使用可能状態にすることができる。
【0095】
さらに、本発明の別の構成では、フレキシブル管の復元力によりノズル本体を突出する方向に付勢したので、押込み部材を付勢するための特別な付勢手段が不要になり、部品点数を削減することができる。
【0096】
さらに、本発明の別の構成では、ケース本体の係合部とノズル本体の被係合部との少なくとも一方を、係合部と被係合部との他方に弾撥的に係合して、ノズル本体を装着するようにしたので、ノズル本体を簡単に装着することができ、ノズル本体の組付性を向上することができる。また、ノズル本体を支持するための特別な部材が必要でなく、部品点数を削減することができる。
【0097】
さらに、本発明の別の構成では、操作部材により、押込み部材を液通路の入口に近づけ逆止弁を閉じ位置から開き位置に押し込むようにし、操作部材の先端部である操作端部がケースの外方へ延ばされているので、容易に操作部材を操作して、押込み部材で逆止弁を閉じ位置から開き位置に押し込んで、装置を使用可能状態にすることができる。
【0098】
さらに、本発明の別の構成では、逆止弁または液通路の入口の周縁部の一方に形成された環状の突起部が、逆止弁または液通路の入口の周縁部の他方に付着するようにしたので、逆止弁が液通路の入口の周縁部の全面に付着することがなく、逆止弁が付着する面積が狭くなり、逆止弁が液通路の入口の周縁部に付着する力が大きくなく、小さな力で簡単に逆止弁を閉じ位置から開き位置に押し込むことができる。
【0099】
さらに、本発明の別の構成では、絞り部材によりフレキシブル管を管軸に沿って液通路の入口の方向へ絞っていくことにより、フレキシブル管内が所定圧力を大きく超えるようになり、逆止弁の付着力に勝り、液通路の入口の周縁部に付着した逆止弁が閉じ位置から開き位置に移動するようにしたので、簡単な操作で、装置を使用可能状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I断面図であり、フレキシブル管が縮んだ状態を示す図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る消毒液噴出装置の内部を示す側面図である。
【図3】図1のIII矢視図である。
【図4】図2のI−I断面図であり、フレキシブル管が伸びた状態を示す図である。
【図5】本発明の第2実施の形態に係るノズル近傍の断面図であり、第1図に相当する図である。
【図6】同じく、本発明の第2実施の形態に係るノズル近傍の断面図であり、第1図に相当する図である。
【図7】本発明の第3実施の形態に係るノズル近傍の断面図であり、第1図に相当する図である。
【図8】本発明の第3実施の形態に係る継手本体の側面図である。
【図9】本発明の第3実施の形態に係る継手本体の底面図である。
【図10】本発明の第4実施の形態に係るノズル近傍の断面図であり、第1図に相当する図である。
【図11】本発明の第4実施の形態に係る継手本体の側面図である。
【図12】本発明の第5実施の形態に係る逆止弁および、液通路の入口の断面図である。
【図13】同じく、本発明の第5実施の形態に係る逆止弁および、液通路の入口の断面図である。
【図14】本発明の第6実施の形態に係る押込み部材および供給管を分解して表した正面図である。
【図15】本発明の第6実施の形態に係る押込み部材およびその操作端部などの要部を示した正面図である。
【図16】本発明の第7実施の形態に係る強制開放手段の説明図である。
【図17】本発明の第7実施の形態に係る強制開放手段の作用説明図である。
【図18】本発明の第8実施の形態に係る強制開放手段の説明図である。
【符号の説明】
10…ケース
13…カバー
15…下面手前部
15a…下孔
15b…ボス部
15c…下孔
15d…抜止め用の座金
15e…フランジ
20…ノズル
30…タンク
40…供給路
50…ポンプ
210…ノズル本体
220…ノズルヘッド
221…液通路
222…出口
223…回転金具
225…ばね部材
230…逆止弁受け部材
231…液通路
233…入口
234…被案内フランジ
235…連結ボス
236…導入通路
237…被案内孔
250…逆止弁
410…フレキシブル管
411…ジャバラ部
420…継手部材
421…継手プレート
422…取付ボス
423…連結ボス
710…押込み部材
711…基端部
712…先端部
821…圧縮ばね
823…嵌合凹部
824…凹部
831…係合部
832…被係合部
833…導入溝
841…係合部
842…被係合部
843…導入口
845…嵌合凹部
851…凸部
852…凸部
861…押込み部材
862…操作端部
863…圧縮ばね
864…操作端部
871…強制開放手段
872…環状部
873…アーム部
874…圧縮ばね
881…強制開放手段
882…押圧部
883…アーム部

Claims (11)

  1. 立壁に据え付けられるケースと、該ケースの内部に装着されるノズルとを備え、前記ノズルの先端部が前記ケースの下穴を通して該ケースの外方へ向けられており、消毒液を供給路に送り前記ノズルから噴出するようにした消毒液噴出装置であり、強制開放手段を有するものにおいて、
    前記ノズルは、ノズル本体および、逆止弁を有しており、
    前記ノズル本体は、液通路を有しており、
    前記逆止弁は、前記液通路の出口側から前記液通路の入口の周縁部に当接して、前記入口を閉じる閉じ位置と、前記供給路が所定圧力を超えると、前記入口の周縁部から離れて前記入口を開く開き位置とに開閉可能に前記液通路内に配されていて、前記開き位置から前記閉じ位置の方へ付勢されており、
    前記供給路は、フレキシブル管を有し、
    前記フレキシブル管は、前記ノズル本体の液通路の入口側に接続されていて、前記ケースに固定されており、
    前記強制開放手段は、押込み部材を有しており、前記押込み部材を前記フレキシブル管に通して前記ケースに固定する一方、前記ノズル本体を前記ケースの外方へ突出して前記押込み部材から遠ざかる突出位置と、前記ケースの内方へ没入して前記押込み部材に近づく没入位置とに出没可能に前記ケースに支持して成り、
    前記押込み部材は、前記ノズル本体が前記突出位置から前記没入位置に没入した際に、前記フレキシブル管内を相対的に移動し、前記逆止弁を前記付勢する力に抗して前記閉じ位置から前記開き位置へ押し込むべく、前記入口を間にして前記逆止弁とは反対の位置に配されていることを特徴とする消毒液噴出装置。
  2. 立壁に据え付けられるケースと、該ケースの内部に装着されるノズルとを備え、前記ノズルの先端部が前記ケースの下穴を通して該ケースの外方へ向けられており、消毒液を供給路に送り前記ノズルから噴出するようにした消毒液噴出装置であり、強制開放手段を有するものにおいて、
    前記ノズルは、ノズル本体および、逆止弁を有しており、
    前記ノズル本体は、液通路を有しており、
    前記逆止弁は、前記液通路の出口側から前記液通路の入口の周縁部に当接して、前記入口を閉じる閉じ位置と、前記供給路が所定圧力を超えると、前記入口の周縁部から離れて前記入口を開く開き位置とに開閉可能に前記液通路内に配されていて、前記開き位置から前記閉じ位置の方へ付勢されており、
    前記供給路は、フレキシブル管を有し、
    前記フレキシブル管は、前記ノズル本体の液通路の入口側に接続されていて、継手部材を介して前記ケースに固定されており、
    前記強制開放手段は、押込み部材を有しており、前記押込み部材の基端部を前記継手部材を介して前記ケースに固定する一方、前記ノズル本体を前記ケースの外方へ突出して前記押込み部材から遠ざかる突出位置と、前記ケースの内方へ没入して前記押込み部材に近づく没入位置とに出没可能に前記ケースに支持して成り、
    前記押込み部材は、前記ノズル本体が前記突出位置から前記没入位置に没入した際に、前記逆止弁を前記付勢する力に抗して前記閉じ位置から前記開き位置へ押し込むべく、その先端部が前記フレキシブル管の管軸に沿って、前記入口を間にして前記逆止弁とは反対の位置に延びていることを特徴とする消毒液噴出装置。
  3. 前記ノズル本体は、前記没入位置から前記突出位置に突出する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1または2に記載の消毒液噴出装置。
  4. 前記フレキシブル管は、前記没入位置にある前記押込み部材を前記突出位置に突出する方向に付勢していることを特徴とする請求項1または2に記載の消毒液噴出装置。
  5. 前記ケースは、係合部を有し、
    前記ノズル本体は、被係合部を有し、
    前記ケースは、前記係合部または前記被係合部の少なくとも一方が、前記係合部または前記被係合部の他方に弾撥的に係合することにより、前記ノズル本体を支持することを特徴とする請求項1または2に記載の消毒液噴出装置。
  6. 前記逆止弁または前記液通路の入口の周縁部の一方は、環状の突起部を有し、
    前記環状の突起部は、前記逆止弁または前記液通路の入口の周縁部の他方に相対的に当接して、前記入口を閉じることを特徴とする請求項1または2に記載の消毒液噴出装置。
  7. 立壁に据え付けられるケースと、該ケースの内部に装着されるノズルとを備え、前記ノズルの先端部が前記ケースの下穴を通して該ケースの外方へ向けられており、消毒液を供給路に送り前記ノズルから噴出するようにした消毒液噴出装置であり、強制開放手段を有するものにおいて、
    前記ノズルは、ノズル本体および、逆止弁を有しており、
    前記ノズル本体は、液通路を有しており、
    前記逆止弁は、前記液通路の出口側から前記液通路の入口の周縁部に当接して、前記入口を閉じる閉じ位置と、前記供給路が所定圧力を超えると、前記入口の周縁部から離れて前記入口を開く開き位置とに開閉可能に前記液通路内に配されていて、前記開き位置から前記閉じ位置の方へ付勢されており、
    前記供給路は、フレキシブル管を有し、
    前記フレキシブル管は、前記ノズル本体の液通路の入口側に接続されていて、前記ケースに固定されており、
    前記強制開放手段は、前記フレキシブル管内の圧力を高めることにより前記逆止弁を前記付勢する力に抗して前記閉じ位置から前記開き位置へ強制的に移動すべく、前記フレキシブル管を管軸に沿って前記入口の方向へ絞っていくための絞り部材を有していることを特徴とする消毒液噴出装置。
  8. 前記強制開放手段は、前記供給路内の圧力を高めることにより、前記逆止弁を強制的に移動させることを特徴とする請求項1に記載の消毒液噴出装置。
  9. 前記強制開放手段は、前記供給路の途中に設けた分岐部を介して高圧気体または液体を供給する高圧流体供給手段により構成されていることを特徴とする請求項8に記載の消毒液噴出装置。
  10. 前記分岐部には、前記高圧流体供給手段からの流体の通過のみを許容する逆止弁を設けてなることを特徴とする請求項9に記載の消毒液噴出装置。
  11. 前記高圧流体供給手段は、所定時間経過後に一定時間ON動作することを特徴とする請求項9または10に記載の消毒液噴出装置。
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