JP3748302B2 - 入浴浴槽の殺菌装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、入浴浴槽の殺菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歩行困難な身体障害者等の患者を、車椅子に乗せたまま入浴できるようにするため、扉開閉式とされた入浴浴槽がある。すなわち、扉開閉式入浴浴槽の近傍に別途貯湯タンクを配設して、扉を開いた入浴浴槽に車椅子ごと患者を入れた後、扉を閉じた状態で貯湯タンクから入浴浴槽へ湯水を供給する。入浴後は、入浴浴槽の湯水を貯湯タンクへ排出した後、扉を開いて、患者を入浴浴槽から退出させるようになっている。
【0003】
上述した扉開閉式の入浴浴槽にあっては、多数の患者に利用される一方、湯水は繰り返し使用されるため、湯水の殺菌を行うことが望まれることになる。この湯水殺菌のため、特開平8−47516号公報には、貯湯タンク内に、細長棒状とされた殺菌灯を上下方向に伸ばして配設して、湯水が貯湯タンク内にあるときに殺菌灯を作動させるものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報記載のものでは、貯湯タンク内の湯水が少ないときに、殺菌灯の一部が水面上つまり空気中に露出してしまい、このような状態で殺菌灯を作動させると、殺菌灯が大きく劣化され易く、耐久性の点で問題となる。殺菌灯の一部が空気中に露出してしまうようなとき、つまり貯湯タンク内の湯水量が少ないときには、殺菌灯の作動を禁止することも考えられるが、この場合は殺菌を行う機会の減少となって好ましくない。
【0005】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、殺菌灯の耐久性を確保しつつ、貯湯タンク内の湯水量が少ないときでも殺菌灯による殺菌を行えるようにした入浴浴槽の殺菌装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手段を採用してある。すなわち、
扉開閉式とされた入浴浴槽と、該入浴浴槽の近傍に設けられた貯湯タンクと、該入浴浴槽と貯湯タンクとを接続すると共にポンプを有する接続回路とを備え、該接続回路を介して、該貯湯タンクから入浴浴槽への湯水供給と、該入浴浴槽から貯湯タンクへの湯水排出とを行うするようにした入浴浴槽において、
前記貯湯タンク内に、上下方向に間隔をあけて複数の殺菌灯が配設され、
前記複数の殺菌灯のうち前記貯湯タンク内の湯水位よりも低い位置にある殺菌灯のみが作動されるように構成されている、
ようにしてある。上記解決手段を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。
【0007】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、貯湯タンク内の湯水位よりも低い位置にある殺菌灯のみ作動させることにより、殺菌灯の劣化を防止してその耐久性を十分確保することができる。また、貯湯タンク内の湯水位が低いときでも、湯水面下にある一部の殺菌灯によって殺菌を行うので、湯水位が低いときに全く殺菌を行わない場合に比してより十分な殺菌を行うことができる。
【0008】
請求項2によれば、水位センサを利用して貯湯タンク内の湯水位を検出して殺菌灯に対する通電制御を行うので、湯水面下にある殺菌灯の作動と、空気中に露出されている殺菌灯の非作動とを確実に得る上で好ましいものとなる。
【0009】
請求項3によれば、水位センサが湯水位を連続可変式に検出しない場合において、請求項2に対応した効果を得ることができる。また、請求項4によれば、水位センサが湯水位を連続可変式に検出する場合において、請求項2に対応した効果を得ることができる。
【0010】
請求項5によれば、設置面積等の関係で上方から見たときに細長くされた貯湯タンクに対応する上で好ましいものとなり、また殺菌灯としても一般的な細長い棒状のものを用いることができる。さらに、細長棒状の殺菌灯は、その軸線方向と直交する方向の殺菌作用が強い一方、軸線方向においては殺菌灯から近い距離でも殺菌効果があまり期待できないものであるが、細長棒状の殺菌灯が貯湯タンクのほぼ全長に渡って伸びるようにしてあることにより、殺菌灯の軸線方向での殺菌効果も十分得ることができる。
【0011】
請求項6によれば、貯湯タンクの所定湯量を十分確保しつつ、殺菌灯の数を極力少なくする上で好ましいものとなる。請求項7によれば、入浴浴槽と貯湯タンクとの全体としての長さを短く設定する上で好ましいものとなる。
【0012】
請求項8によれば、細長い殺菌灯を、その長手方向に変位させる抜き差し形式という簡単な手法によって貯湯タンクに取付、取り外しすることができる。
【0013】
請求項9によれば、貯湯タンク内面を、殺菌灯から照射される殺菌光線の反射面として利用して、殺菌効果をより一層高める上で好ましいものとなる。また、貯湯タンク内面を金属とすることにより、殺菌線による貯湯タンクの劣化を防止する上で好ましいものとなる。
【0014】
請求項10によれば、大量の湯水を貯溜する貯湯タンクの強度を十分確保する上で好ましいものとなる。請求項11によれば、合成樹脂製の外装ボックスによって貯湯タンクを覆って、見栄えのよいものとする上で好ましいものとなる。
【0015】
請求項12によれば、蓋部材を開いたときに、目によくない殺菌線を見てしまう事態を確実に防止する上で好ましいものとなる。請求項13によれば、外部から殺菌灯の作動状態を容易に確認する上で好ましいものとなる。
【0016】
請求項14によれば、入浴浴槽で発生された湯水の汚れをフィルタによってあらかじめ補足した後、貯湯タンクへ湯水が排出されるので、湯水の透明度を確保して殺菌効率を高める上で好ましいものとなる。また、貯湯タンクから入浴浴槽へ湯水を供給するときは、湯水はフィルタを通過しないので、フィルタで補足された汚れが入浴浴槽へ還流されてしまう事態を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1〜図4において、1は入浴浴槽であり、その浴槽部(入浴部)2の前壁が扉3によって形成されている。また、浴槽部2の後壁が符合4で示され、浴槽部2の左右側壁が符合5で示される。扉3を開くことにより、患者は車椅子Kごと浴槽部2へ入ることができ、扉3を閉じることにより浴槽部2の前壁が構成されて、湯水を所定水位まで貯溜できるようにされる。なお、浴槽部2へ進出される車椅子Kは、その全部つまり走行車輪をも含めてもよいが、既知のように、例えば走行車輪を有する台車部と椅子部とを略水平方向に分離可能として、椅子部のみ浴槽部2へ進出させるようにするのが好ましい。
【0018】
入浴浴槽1の直後方には、貯湯タンク10が配設されている。この貯湯タンク10は、入浴浴槽1の浴槽部2を満水にできる量の湯水を貯溜可能とされている(約600リットル)。貯湯タンク10は、上方から見たとき、前後方向に細幅とされ、左右方向に長くされ、上下方向に長くされている。つまり、同じ量の湯水を貯溜する場合、入浴浴槽1と貯湯タンク10とを含めて全体的に前後長さが短くなるような形状設定とされている。このような貯湯タンク10は、底壁、左右前後の側壁および上壁共にそれぞれステンレス板によって構成されて、その上壁部分が全体的に開閉可能な蓋部材10aとされている(第5図参照)。
【0019】
貯湯タンク10は、合成樹脂より具体的には繊維強化プラスチックにより形成された外装ボックス11によって、外部から目視できないように覆われている。外装ボックス10は、貯湯タンク10よりも長く形成されていて、貯湯タンク10の側方に配設空間13を構成するようになっている。そして、配設空間13には後述するフィルタFが配設されて、このフィルタFも外装ボックス11によって外部から目視できないように覆われる。
【0020】
図5には、入浴浴槽1の浴槽部2と貯湯タンク10とを接続する接続回路Sの一例が示される。この図4において、接続回路Sは、前述のフィルタFの他、電動式のポンプ21を備えている。このポンプ21の吸い込み側が、配管22を介して第1三方切換弁23に接続され、ポンプ21の吐出側が、配管24を介して第2三方切換弁25に接続されている。
【0021】
第1三方切換弁23は、配管26を介して浴槽部2の底壁部に接続されると共に、配管27を介して、貯湯タンク10の低部に接続されている。第2三方切換弁25は、配管28を介して浴槽部2に接続されると共に、配管29を介してフィルタFの入り口ポート30に接続されている。フィルタFの出口ポート31は、配管32を介して、貯湯タンク10の上部に接続されている。配管32の低部からドレン配管33が分岐されて、このドレン配管33にドレン弁34が接続されている。
【0022】
貯湯タンク10の湯水を浴槽部2へ供給するときは、第1三方切換弁23によって配管22を27に接続し、第2三方切換弁25によって配管24を28に接続する。この状態でポンプ21を運転することにより、貯湯タンク10内の湯水は、配管27、22、24、28を経て、浴槽部2へ供給される。このとき、貯湯タンク10内の湯水は、フィルタFを通過しないこととなる。
【0023】
浴槽部2内の湯水を貯湯タンク10へ排出するときは、第1三方切換弁23によって配管22を26に接続し、第2三方切換弁25によって配管24を29に接続する。この状態でポンプ21を運転することにより、浴槽部2内の湯水は、配管26、22、24、29、フィルタF、配管32を経て、貯湯タンク10へ排出される。
【0024】
貯湯タンク10への湯水排出のとき、フィルタFを湯水が通過することにより、浴槽部2で発生した患者の髪の毛等の汚れが、当該フィルタFでもって補足される。なお、フィルタFは、多孔の排出パイプ35と、排出パイプ35を取り巻くフィルタ素子36を有し、入り口ポート30から導入された湯水は、フィルタ素子36、排出パイプ35を通過してフィルタFの低部に形成された出口ポート31から排出される。フィルタFでの雑菌の繁殖防止のため、1日の入浴時間が終了した時点でドレン弁34が開かれる。また、フィルタ素子36は、定期的に清掃あるいは交換される。
【0025】
前記貯湯タンク10には、殺菌灯61が配設されている。この殺菌灯61は、殺菌線として紫外線を照射するもので、図1、図2、図4から明らかなように、上下方向に間隔をあけて複数(3本)設けられていて、上方から下方へ、61A、61B、61Cの符合でもって識別される。殺菌灯61はそれぞれ、細長い棒状とされていて、略水平方向に伸び、上方から見たときに細長くされた貯湯タンク10の長手方向に伸び、細幅とされた貯湯タンク10の幅方向略中間部に位置するように配設されている。また、複数の殺菌灯61は、図2に示すように、上下方向略一直線上に位置するように、かつ上下方向略等間隔に配置されている。なお、接続回路Sは、フィルタFを除いて、入浴浴槽1の浴槽部2の後壁4と貯湯タンク10(外装ボックス11)との間の空間H(図2参照)に配置される。
【0026】
殺菌灯61は、貯湯タンク10の長手方向ほぼ全長に渡って伸びている。より具体的には、図6、図7に示すように、殺菌灯61は、貯湯タンク10の側壁のうち長手方向側端の一側壁となるフィルタF側の側壁10bを液密に貫通して、その先端部が、側壁10bとは反対側の側壁10c内面に固定された保持具62内に、抜き差し自在として嵌合、保持されている。そして、殺菌灯61の基端部は、ボルト等の固定具63によって、側壁10bに固定されている。殺菌灯61の通電部61aは、前述した配設空間13内に位置されている。
【0027】
殺菌灯61は、貯湯タンク10の湯水面よりも下方にあることを前提として作動される。このため、各殺菌灯61A〜61Cに対応して、湯水の存在によりONされる水位センサ(スイッチ)64A〜64Cが設けられている。すなわち、殺菌灯61Aに対応してこれよりも若干高い位置に水位センサ64Aが設けられ、殺菌灯61Bに対応してこれよりも若干高い位置に水位センサ64Bが設けられ、殺菌灯61Cに対応してこれよりも若干高い位置に水位センサ64Cが設けられている。
【0028】
図8には、水位センサ64A〜64Cを用いた通電制御手段(通電制御回路)の一例が示される。すなわち、殺菌灯61A〜61Cは、電源41に対して並列に接続されて、各殺菌灯61A〜61Cに対応して設けたリレースイッチがONになったときにのみ、個々独立して通電されるようになっている。すなわち、マニュアル操作されるメインスイッチ42がONされていることを前提として、水位センサ64AがONになると、対応したリレーコイル43Aが励磁されてリレースイッチ44AがONされて、殺菌灯61Aに通電されて作動状態となる。水位センサ64BがONになると、対応したリレーコイル43Bが励磁されてリレースイッチ44BがONされて、殺菌灯61Bに通電されて作動状態となる。水位センサ64CがONになると、対応したリレーコイル43Cが励磁されてリレースイッチ44CがONされて、殺菌灯61Cに通電されて作動状態となる。
【0029】
このように、貯湯タンク10の湯水位が、もっとも低い位置にある水位センサ64Cよりも低いときは、いずれの殺菌灯61も作動されない。貯湯タンク10の湯水位が、水位センサ64Cよりも高くかつ64Bよりも低いときは、もっとも低い位置にある殺菌灯64Cのみが作動される(殺菌灯61A、61Bは非作動)。
【0030】
貯湯タンク10の湯水位が、水位センサ64Bよりも高くかつ64Aよりも低いときは、もっとも低い位置にある殺菌灯61Cと中間高さ位置にある殺菌灯61Bとが作動される(殺菌灯61Aは非作動)。貯湯タンク10の湯水位が、水位センサ64Aよりも高いときは、全ての殺菌灯61A〜61Cが作動される。
【0031】
図9は、水位センサによって、貯湯タンク10内の湯水位検出を連続可変式に検出する場合の通電制御回路の一例を示すものである。すなわち、水位センサは、例えば湯水位が高いほど大きな出力電圧を発生するように設定されて、この出力電圧が、比較器51A〜51Cによって、所定の基準電圧(REFA〜REFCで、REFA>REFB>REFC)と比較される。水位センサの出力電圧が、基準電圧よりも高いときに、比較器51A〜51Cは、対応したリレーコイル43A〜43C(図7に対応したリレーコイル)を励磁して、対応した殺菌灯を通電する。なお、REFAが水位センサ64Aでの検出水位に対応し、同様にREFBが64Bに対応し、REFCが64Cに対応している。
【0032】
このように、比較器51は、水位センサで検出された湯水位よりも低い位置にある殺菌灯を判別する手段を構成することになる。なお、マイクロコンピュ−タを利用して殺菌灯に対する通電制御を行う場合は、水位センサからの出力電圧を、上記基準電圧と比較するステップが、水位センサで検出された湯水位よりも低い位置にある殺菌灯を判別する手段を構成することになる。
【0033】
再び図1〜図3において、外装ボックス11の上壁は、蓋部材15によって構成されており、この蓋部材15を開くことにより、貯湯タンク10および配設空間13の上方が大きく開口される。また、殺菌灯61の通電部61aに対向する貯湯タンク10の側壁が、蓋部材16によって構成されている。フィルタFの清掃、交換や、殺菌灯61の通電部61aへの接近は、蓋部材15、16のいずれか一方あるいは両方を開くことにより行われる。なお、殺菌灯61の交換は側壁10bに対する抜き差形式によって行われるが、この交換を、蓋部材16を開くことのみによって行うことができ、あるいは外装ボックス11を全体的に除去した状態で行うこともできる。
【0034】
殺菌灯61の作動状態確認のために、外装ボックス11の蓋部材15には、監視窓17が形成される一方、この監視窓17の位置に対応させて、貯湯タンク10の上壁となる蓋部材10aにも監視用の開口10dが形成される(図5をも参照)。監視窓17あるいは開口10dの少なくとも一方には、遮光板がはめ込まれて、殺菌灯61を目視しても目に悪影響を与えないようになっている。なお、上記遮光板は、外装ボックス11の監視窓17に設けるのが、その内部への埃等の侵入を防止する等の観点から好ましいものとなる。
【0035】
蓋部材15の開閉に応じて作動されるスイッチを設けて、蓋部材15を開いたときに、殺菌灯61に対する通電を強制的にカットするように設定するのが好ましい。この蓋部材15の開閉に応じて開閉されるスイッチが、図8において符合45で示される。
【0036】
なお、各殺菌灯61A〜61Cは、それぞれ65W(殺菌線の出力で20W)のものが用いられ、殺菌灯61の軸線と直交する方向において、殺菌灯61からもっとも遠い位置(貯湯タンク10内面)が430mm程度とされ、30秒の作動(通電)によって、大腸菌の99.9%が死滅するようにされている。
【0037】
以上実施例について説明したが、殺菌灯は、2個あるいは4個以上であってもよい。また、殺菌灯61は、ねじ込み形式によって貯湯タンク10に固定するようにしてもよい(殺菌灯61の基端部に雄ねじ部を形成して、貯湯タンク10の側壁に形成された殺菌灯貫通孔の内周に、上記雄ねじ部が螺合される雌ねじ部を形成する)。もちろん、殺菌灯61の貯湯タンク10を貫通する部分は、パッキン等によってシールされる。
【0038】
実施の形態で用いた部材の名称は、その上位概念となる機能内容の表現に手段の名称を付することにより表現することができる。さらに、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として記載された内容のものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体平面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の前面図。
【図4】図1の後面図。
【図5】接続回路の一例を示す図。
【図6】殺菌灯の先端部の取付例を示す側面断面図。
【図7】殺菌灯の基端部の取付例を水位センサと共に示す側面断面図。
【図8】殺菌灯の通電回路例を示す図。
【図9】殺菌灯の別の通電回路例を示す図。
【符号の説明】
1:入浴浴槽
3:扉
10:貯湯タンク
11:外装ボックス
15:蓋部材(外装ボックス)
17:監視窓
41:電源
43A〜43C:リレーコイル
44A〜44C:リレースイッチ
45:スイッチ(蓋部材連動)
51A〜51C:比較器
61(61A〜61C):殺菌灯
64A〜64C:水位センサ
K:車椅子
F:フィルタ
S:接続回路

Claims (14)

  1. 扉開閉式とされた入浴浴槽と、該入浴浴槽の近傍に設けられた貯湯タンクと、該入浴浴槽と貯湯タンクとを接続すると共にポンプを有する接続回路とを備え、該接続回路を介して、該貯湯タンクから入浴浴槽への湯水供給と、該入浴浴槽から貯湯タンクへの湯水排出とを行うするようにした入浴浴槽において、
    前記貯湯タンク内に、上下方向に間隔をあけて複数の殺菌灯が配設され、
    前記複数の殺菌灯のうち前記貯湯タンク内の湯水位よりも低い位置にある殺菌灯のみが作動されるように構成されている、
    ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  2. 請求項1において、
    前記貯湯タンク内の湯水位を検出する水位センサが設けられ、
    前記水位センサの出力に応じて、前記殺菌灯に対する通電制御を行うようにされている、
    ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  3. 請求項2において、
    前記水位センサが、前記複数の殺菌灯に対応して複数設けられると共に、湯水の存在によってON作動されるスイッチとして設定され、
    前記複数の水位センサは、前記複数の殺菌灯のうち対応する殺菌灯よりも若干高い位置に配設され、
    前記複数の殺菌灯に対する通電制御が、ON作動された水位センサに対応した殺菌灯に対して通電されるように行われる、
    ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  4. 請求項2において、
    前記水位センサが、前記貯湯タンク内の湯水位を連続可変式に検出するように設定され、
    前記複数の殺菌灯に対する通電制御が、前記複数の殺菌灯のうち前記水位センサで検出された湯水位よりも低い位置にある特定の殺菌灯を判別して、該判別された特定の殺菌灯に対してのみ通電を行う制御手段によって行われる、
    ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  5. 請求項1において、
    前記貯湯タンクが、上方から見たとき、長細く形成されており、
    前記殺菌灯が、細長棒状とされて、略水平方向に伸びるように、かつ前記貯湯タンクの細長く伸びる方向に伸びるように、しかも貯湯タンクのほぼ全長に渡って伸びるように配設されている、ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  6. 請求項5において、
    前記貯湯タンクが、上下方向に長く形成され、
    前記複数の殺菌灯が、上下方向に略一直線上に位置するように、かつ該貯湯タンクの細幅方向略中間位置に位置するように配設されている、ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  7. 請求項6において、
    前記入浴浴槽の扉が、閉じられたときに該入浴浴槽の前側壁を構成するように設定され、
    前記前記貯湯タンクが、前記入浴浴槽を挟んで前記扉とは反対側に位置され、上方から見たときに細長くされた前記貯湯タンクの長手方向が前記入浴浴槽の左右側壁と略直交すように該貯湯タンクが配設されている、
    ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  8. 請求項5において、
    前記殺菌灯が、前記貯湯タンクに対して、該殺菌灯の長手方向に変位させることによる抜き差し形式によって取付、取り外しされるように設定されている、ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  9. 請求項1において、
    前記貯湯タンクの内壁面が、光沢を有する金属面とされている、ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  10. 請求項9において、
    前記貯湯タンクが、全体的にステンレス板によって形成されている、ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  11. 請求項10において、
    前記貯湯タンクが、合成樹脂製の外装ボックスによって外部から目視できないように覆われている、ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  12. 請求項11において、
    前記外装ボックスが、蓋部材を有し、
    前記蓋部材を開いたときに、全ての殺菌灯が強制的に非作動状態とされる、
    ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  13. 請求項11において、
    前記外装ボックスおよび貯湯タンクに、前記殺菌灯の作動状態を外部から目視できるようにするための監視窓が形成されている、ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
  14. 請求項1において、
    前記接続回路が、湯水を瀘過するフィルタを備えると共に、前記入浴浴槽から貯湯タンクへの湯水排出時にのみ、該フィルタを湯水が通過するように設定されている、ことを特徴とする入浴浴槽の殺菌装置。
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