JP3746176B2 - 記録システム、記録方法および記録装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、オーディオ信号等の情報を記録媒体に記録し得る記録装置に係り、特に、記録媒体から再生された著作権情報等の複製管理情報を含む再生情報を他の記録媒体に記録するに際し、著作権等の保護等のための適正な複製管理を行い得る記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばCD(コンパクトディスク)(CD−DA:CD digital audio)およびDVD(ディジタルバーサタイルディスク)(DVD Audio、DVD Video)等から再生されるビデオまたはオーディオ情報等のディジタル信号を、記録媒体に記録する場合、アナログ信号として記録するアナログ記録およびCDおよびDVDと同様のディジタル信号により記録するディジタル記録が可能である。旧来の記録装置は、磁気テープ等を記録媒体としてアナログ記録を行うのが一般的であった。近年、ディジタル技術の発展にともない、ディジタル記録媒体へのディジタル記録を可能とする記録装置が普及している。ディジタル記録媒体としては、MD(ミニディスク〜商標)、CD−R(CDレコーダブル)、CD−RW(CDリライタブル)、DVD−RAM(DVDランダムアクセスメモリ)、DVD−R、DVD−R/W、DVD+RW、DAT(ディジタルオーディオテープ)、固体メモリ(フラッシュメモリ)等が用いられている。
【0003】
旧来のアナログ記録においては、アナログ信号の再生/記録に伴う情報の劣化および情報量の低下等が避けられず、また、ディジタル記録においても再生情報よりもサンプリングレートおよび量子化ビット数が少ない場合には、一旦アナログ化して再サンプリングするなど、記録するための処理に伴う情報の劣化および情報量の低下等が避けられない。ところが、再生情報と同一またはそれ以上の十分なサンプリングレートおよび量子化ビット数でディジタル記録を行った場合には、原記録媒体に対する情報の劣化および情報量の低下をほとんど生じさせずに、原記録媒体を複製することができる。
【0004】
このような、ディジタル記録媒体にディジタル記録することが可能な記録装置においては、利用者による私的利用目的の複製が行われる。このような、記録装置、例えばMDを記録媒体とする記録装置等においては、いわゆる高速ダビング(通常の記録/再生速度よりも高速でダビングする機能)等のように複製作業を簡便化する機能の充実が顕著である。しかしながら、MD等のディジタル記録可能な記録装置における複製機能の充実は、私的利用を超えた複製をも容易にし、原記録媒体等の著作者の持つ著作権、例えば複製権、を侵害する危険をはらんでいる。これに対して、ディジタル記録可能な記録装置では、SCMS(Serial Copy Management System)等の技術を採用し、ディジタル音源からの無制限な複製を防止することが行われている。すなわち、SCMSにおいては、例えば、著作権を保護すべき音楽データをMDに記録する場合、CD等のオリジナル記録媒体からMDへの一世代目のコピーは可能だが、このようにして記録した一世代目のMDの記録データを他のMDに「孫コピー」することはできない。このように、SCMSでは、複製世代数を制限することにより、私的使用の範囲を超える複製に歯止めをかけている。
【0005】
なお、このような、ディジタルオーディオ情報における著作権保護については、最近では、SDMI(Secure Digital Music Initiative)により、ディジタルオーディオデータを圧縮記録する技術にも対応する技術を標準化すべく検討が進められている。また、MPEG(Moving Picture Experts Group)により仕様策定中の動画・音声の圧縮方式を定める規格MPEG4においては、IPMP(Intellectual Property Management and Protection)と称される知的財産権保護システムとのインタフェースを含むとされている。
【0006】
また、上述したMD等の記録装置には、利用者の利便のため短時間での複製を可能とする高速ダビングのための高速記録機能を搭載することが少なくない。このため、上述したSCMSにより一世代のみの複製記録を許可するだけでは、記録装置が高速ダビング機能を搭載していれば、許可した一世代の複製を短期間に何度も行うことにより、特定の個人が私的利用の枠を越えて大量に複製を作成することが可能となる。このため、SCMSを採用していても、高速記録機能を備えていれば、容易に著作権が侵害されるおそれがある。
【0007】
一方、特開平11−53818号公報には、例えばCDからMDにオーディオ情報をコピーする場合、複製履歴の有無、複製回数、複製操作の履歴順位、複製操作の時間間隔、および記録媒体の交換の有無などの操作履歴に応じて複製の禁止、複製速度の制御を行うことができ、運用上認める所定条件をきめ細かく設定することができる記録装置が開示されている。この特開平11−53818号公報の記録装置では、私的利用の範囲での録音やり直し、編集やり直しなど利用者の利便性を柔軟に確保しつつ、一世代の複製数も確実に制限することができ、著作権侵害となる多量の複製行為の抑制を可能としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開平11−53818号公報に開示された記録装置では、オーディオ情報をコピーする場合、所定の付加情報をオーディオ情報に付加し、複製操作にともなってその付加情報を不揮発性RAM(NVRAM:non-volatile RAM)等のメモリに格納する。そして、複製操作に際し、メモリにおける付加情報の格納状況を参照することにより、複製履歴の有無、複製回数、複製操作の履歴順位、複製操作の時間間隔、および記録媒体の交換の有無などの操作履歴を判別し、それに応じて複製の禁止または複製速度の制御を行うようにしている。上述した付加情報は、操作履歴を管理するために利用し得る情報であればどのような情報でもよく、結果として著作権保護等のための複製管理情報としても用いられている。
【0009】
このように、著作権保護等のための複製管理情報は、複製記録操作にともなってメモリの所定領域に格納され、複製操作時に、複製操作履歴等を管理するために、記録装置の動作を制御するCPU(中央処理装置)によりアクセスされる。CPUは、例えばマイクロプロセッサ等を用いて構成され、複製管理情報を格納する記憶領域を有するメモリは、そのCPUの内部または外部に配設される。
【0010】
このように、CD等の著作権保護のために利用し得る著作権情報等の複製管理情報をメモリに記憶させる場合には、そのメモリの記憶領域内に予めその複製管理情報を格納するのに必要十分と予測される有限の領域を確保しておく。ところが、このように、必要十分とみなされる有限の領域が予めメモリに確保されているとき、仮にその記憶領域の容量を上回る量の複製管理情報が書き込まれた場合には、メモリに格納された必要な情報に上書きしてしまうおそれがある。もしも、メモリに予め確保した複製管理情報の記憶領域の記憶容量を超えて書き込みが行われると、メモリ内の既に格納した複製管理情報等が破壊されてしまう。このため、複製操作履歴等の管理を適正に行うことができなくなり、適正な著作権保護等ができなくなってしまう。この問題は、特に高速ダビングを防止するために高速記録時における同一情報の複数ダビングを防止しようとする際に大きな問題となる。
【0011】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、メモリに予め必要十分として設定された複製管理情報の記憶領域を保護し、著作権保護等の複製操作履歴の管理を適正に行うことを可能とする記録システムおよび記録装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第の観点による記録システムは、
複製管理情報を含む対象情報を記録媒体に記録するに際し、前記複製管理情報の履歴をメモリに格納し、前記メモリの記憶内容を参照して、前記記録媒体への前記対象情報の記録を制限する記録システムにおいて、
前記対象情報の記録動作に先立って、前記複製管理情報の新たな記憶が可能な記憶スペースを前記メモリが有するか否かを判別する判別手段と、
前記複製管理情報を前記メモリに書き込む管理情報書込手段と、
前記判別手段が前記複製管理情報の記憶スペースが不足すると判別した場合に、前記管理情報書込手段による前記メモリへの新たな書き込みを禁止する管理情報書込制御手段と、
前記管理情報書込制御手段により前記管理情報書込手段による書き込みが禁止されたときに、前記記録媒体への通常の記録速度より高速での前記対象情報の記録を禁止する記録制限手段と、
を具備する。
【0015】
前記判別手段が前記複製管理情報の記憶スペースが不足すると判別した場合に、前記複製管理情報について前記メモリがオーバフローしたことを報知する報知手段を含んでいてもよい。
【0016】
前記記録媒体への前記対象情報の記録を時限的に制限する手段をさらに含み、且つ
前記判別手段は、前記複製管理情報の新たな履歴記憶が可能となるまでの時間を判別する手段を含み、
前記報知手段は、前記複製管理情報の新たな履歴記憶が可能となるまでの最短残り時間を報知する手段を含んでいてもよい。
【0017】
この発明の第の観点による記録装置は、
複製管理情報を含む対象情報を記録媒体に書き込む記録手段と、
前記対象情報から抽出した前記複製管理情報を記憶するメモリ手段と、
前記対象情報から抽出した前記複製管理情報に基づき、前記メモリ手段に既に記憶されている前記複製管理情報を参照して、前記記録手段による記録動作を制限するか否かを判別する記録動作判別手段と、
前記記録動作判別手段の判別結果に基づいて前記記録手段による前記対象情報の前記記録媒体への記録動作を制御する記録動作制御手段と、
前記記録動作判別手段が前記記録手段による記録動作を制限しないと判別したときに、前記記録動作制御手段による記録動作にともなって前記複製管理情報を前記メモリ手段に追加記憶させる管理情報記憶制御手段と、
前記メモリ手段における前記複製管理情報の記憶状況を調べ、前記複製管理情報の既記憶容量が所定量を超えているか否かを判別する記憶容量チェック手段と、
前記記憶容量チェック手段により前記複製管理情報の既記憶容量が所定量を超えていると判別されたときに、前記管理情報記憶制御手段による前記複製管理情報の前記メモリ手段への追加記憶を防止する追加記憶防止手段と、
前記追加記憶防止手段が追加記憶を防止したときに、前記記録手段による通常の記録速度より高速での前記対象情報の記録動作を禁止する記録動作制限手段と、
を具備する。
【0019】
前記記憶容量チェック手段により、前記複製管理情報の既記憶容量が所定量を超えていると判別されたときには、前記複製管理情報について前記メモリ手段がオーバフローしたことを報知する報知手段をさらに含んでいてもよい。
【0020】
前記複製管理情報の履歴に基づいて前記記録媒体への前記対象情報の記録を時限的に制限する手段をさらに含み、且つ
前記記録動作判別手段は、前記複製管理情報の新たな履歴記憶が可能となるまでの時間を判別する手段を含み、
前記報知手段は、前記複製管理情報の新たな履歴記憶が可能となるまでの最短残り時間を報知する手段を含んでいてもよい。
【0021】
上述した記録システムおよび記録装置は、メモリに予め必要十分として設定された複製管理情報の記憶領域を、オーバフローする前に複製を制御又は抑制することによって保護し、適正に著作権保護等の複製操作履歴の管理を行うことができる。
【0022】
この発明の第の観点による記録方法は、
複製管理情報を含む対象情報を記録媒体に記録するに際し、前記複製管理情報の履歴をメモリに格納し、前記メモリの記憶内容を参照して、前記記録媒体への前記対象情報の記録を制限する記録方法において、
前記対象情報の記録動作に先立って、前記複製管理情報の新たな記憶が可能な記憶スペースを前記メモリが有するか否かを判別し、
前記複製管理情報の記憶スペースが不足すると判別された場合に、前記メモリへの前記複製管理情報の新たな書き込みを禁止し、
書き込みが禁止されたときに、前記記録媒体への通常の記録速度より高速での前記対象情報の記録を禁止する、
ことを特徴とする。
【0023】
この方法によっても、著作権を保護しつつコンテンツの利用を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、この発明の第1の実施の形態に係る記録システムを採用したCD/MDシステムの構成を示しており、図2はその要部の機能構成を示している。
【0025】
(第1の実施の形態)
図1に示すCD/MDシステムは、この発明に係る記録システムを用いてCDの情報をMDにダビングする機能を有し、CD駆動部1、読み出し部2、CPU(中央処理部)3、メモリ4、書込み部5、MD駆動部6、表示部7および操作部8を備えている。図1におけるブロック間を結ぶ矢印のうち、実線はデータまたは制御情報を含むデータの信号線を示し、破線は制御情報のみの信号線を示している。
【0026】
CD駆動部1は、CDをセットして駆動し、再生に供する。読み出し部2は、CD駆動部1にCDの記録面に対峙して設けた光学ヘッド2aを介して、CDから記録情報を読み出す。CPU3は、例えばマイクロプロセッサ等を用いて構成され、操作部8の操作に応答して各種機能を達成する。CPU3は、CDからMDへの高速ダビングすなわち複製の高速記録が指示されたときは、読み出し部2を介してCDの記録情報を読み出して、読み出した情報から複製管理情報、例えば、著作権情報、を抽出し、且つメモリ4の著作権情報の格納領域における著作権情報の格納状況を調べて、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たに格納する余裕がない場合には、著作権を保護するため、表示部7により著作権情報の記憶容量がオーバした旨の報知を行い且つ高速記録動作を禁止する。
【0027】
なお、この例では、上述したように、高速記録が指示された際に、メモリ4に既に同一の著作権情報が記憶されていない場合にのみ、著作権の許容する範囲内として高速記録を行うことができる。一旦、著作権情報が記憶されると同一の著作権情報を有する情報については、高速記録を行うと、短時間に多くの複製が作られ、著作権を侵害するおそれがあるとして、高速記録を禁止する。
【0028】
ここで、著作権情報は、著作権を識別するID(identifier〜識別情報)を含む情報とし、例えば、曲名、作者、アーティスト名および演奏時間等を有するTOC(目次)情報の一部または全部を含んでいてもよく、著作権識別用の特別な情報でもよい。さらに、著作権情報には、必要に応じて複製の許可/禁止を直接示す情報を含む場合もある。なお、複製管理情報としては、このような著作権情報の代りとなる他の情報、あるいは別途に定めた特定のフラグまたはコード等のような複製の判別を可能とする他の特別な情報であってもよい。
【0029】
また、メモリ4における著作権情報等の複製管理情報の格納領域に新たに格納する余裕があるか否かの判定は、既に格納された著作権情報等の数が所定値を超えているか否か、メモリ4における著作権情報等の複製管理情報の格納領域の記憶残量が新たに抽出した著作権情報等のサイズよりも小さいか否か、などにより行う。
【0030】
さらに、表示部7による著作権情報等の記憶容量がオーバした旨の報知は、警報音の鳴動、音声合成信号等によるアナウンス、警報ランプの点灯表示、その旨を示す文字の表示、および警報シンボル等による図形表示等のいずれか1つ、またはそれらのうちの複数の組合わせにより行う。
【0031】
そして、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たに格納する余裕がある場合には、CPU3は、CDから読み出した情報から抽出した著作権情報を解読することができ、さらにメモリ4の著作権情報の格納領域を参照して、既に記憶されている著作権情報のIDと一致しない場合にのみ、著作権情報をメモリ4に格納し、高速記録動作を許可して、書込み部5に高速記録動作を指示する。CDから読み出した情報から抽出した著作権情報が複製禁止とすべきことを示している場合、著作権情報を解読することができない場合、および既に記憶されている著作権情報のIDと一致する場合には、CPU3は、やはり著作権を保護することができないため、高速記録動作を禁止する。
【0032】
メモリ4は、例えば、RAM等からなり、複製管理情報としての著作権情報を格納する格納領域を有する。書込み部5は、高速記録動作時等の記録動作時には、CPU3の制御により、読み出し部2で読み出されたオーディオ情報等の情報を、MD駆動部6にセットされたMDの記録面に対峙する光学ヘッド5aを介して、そのMDに書き込む。MD駆動部6は、MDをセットして駆動し、そのMDに光学ヘッド5aを介して書込み部5による記録を行わせる。
【0033】
表示部7は、CPU3により制御されて、警報部による警報表示、音声合成等を用いた音声表示部による音声表示、文字表示部による文字表示、および画像表示部による図形表示等のうちの少なくともいずれかによる表示を行う機能を有し、著作権情報等の記憶容量がオーバした旨を報知することができる。表示部7は、CPU3により制御されて、このCD/MDシステムにおけるその他の動作状態等をも表示する。操作部8は、ユーザにより操作され、その操作に基づいて、このCD/MDシステムの高速記録等の動作等を指示するための情報をCPU3に与える。
【0034】
CPU3は、図2に示すように、読み出し情報処理部31、記憶容量チェック部32、容量オーバ報知部33、著作権情報確認部34、ID照合部35、メモリアクセス制御部36、著作権情報記憶制御部37、および記録動作制御部38としての機能を有している。これら各部は、かならずしもハードウェアにより構成する必要はなく、ソフトウェアによる処理機能として実現することもできる。
【0035】
読み出し情報処理部31は、読み出し部2によりCDから読み出した情報を処理し、複製管理情報として、この場合著作権情報を抽出する。記憶容量チェック部32は、メモリアクセス制御部36を介してメモリ4の著作権情報の格納領域における格納状況を調べ、読み出し情報処理部31により抽出した著作権情報を格納する領域があるか否かを、既に格納した著作権情報件数の判定、または格納領域の残量と新たに抽出した著作権情報のサイズとの比較等によって判別する。記憶容量チェック部32は、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たな著作権情報を格納する余裕がないと判別した場合には、容量オーバ報知部33に容量オーバ報知を指示するとともに、記録動作制御部38に高速記録動作の禁止を指示する。記憶容量チェック部32は、著作権情報の格納領域に新たな著作権情報を格納する余裕があると判別した場合には、著作権情報確認部34およびID照合部35に、それぞれ著作権情報の照合およびIDの照合を指示する。
【0036】
容量オーバ報知部33は、記憶容量チェック部32により容量オーバの報知が指示されると、表示部7に、警報鳴動、音声表示、文字表示および図形表示等の少なくともいずれかによって容量オーバを報知させる。著作権情報確認部34は、記憶容量チェック部32から著作権情報が与えられ、その確認が指示されると、与えられたものが複製可能を示す(複製禁止となっていない)適正な著作権情報であるか否かを確認する。ID照合部35は、記憶容量チェック部32からID照合が指示されると、著作権情報確認部34により確認された著作権情報と一致するIDを持つ著作権情報が、メモリ4の著作権情報の格納領域に既に格納されているか否かを、メモリアクセス制御部36を介して確認する。メモリアクセス制御部36は、記憶容量チェック部32、著作権情報確認部34、ID照合部35、および著作権情報記憶制御部37によるメモリ4の著作権情報の格納領域のアクセスを制御する。
【0037】
著作権情報記憶制御部37は、著作権情報確認部34により確認された著作権情報と一致するIDを持つ著作権情報が、メモリ4の著作権情報の格納領域に未だ格納されていないと、ID照合部35において判定された場合に、メモリアクセス制御部36を介してその著作権情報を、以後の複製禁止情報を含めて、メモリ4の著作権情報の格納領域に記憶させ、且つ記録動作制御部38を介して書込み部5を制御して、読み出し部2によってCDから読み出された情報を高速記録動作によりMDに書き込ませる。記録動作制御部38は、著作権情報記憶制御部37により指示された場合にのみ、CDから読み出された情報を書込み部5により高速記録させ、それ以外の場合には高速記録を行わせない。
【0038】
次に、図1および図2のCD/MDシステムの動作における著作権情報の処理の流れについて図3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0039】
操作部8の操作により、例えばCDからMDへの高速ダビングのための高速記録動作が指示されると、図3に示すような著作権情報の処理が開始される。著作権情報処理が開始されると、CPU3は、記憶容量チェック部32において、CDからの読み出し再生信号から読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報をメモリ4の著作権情報の格納領域に格納した場合に、その格納領域がオーバフローするかどうかを予め判別する(ステップS11)。格納領域がオーバフローすると記憶容量チェック部32が判定すると、容量オーバ報知部33を介して、表示部7に、警報、音声、文字、および図形等によって、容量オーバが報知される(ステップS12)。そして、この場合、記憶容量チェック部32は、記録動作制御部38に対して高速記録動作を禁止し(ステップS13)、処理を終了して定常状態に戻る。
【0040】
ステップS11において、格納領域がオーバフローしないと記憶容量チェック部32が判定すると、読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報が複製可能として解読されたか否かを著作権情報確認部34にて判別し(ステップS14)、複製可能であると解読された場合には、ID照合部35によってその著作権情報に含まれるIDが、格納領域に既に格納されているすべての著作権情報のIDと不一致であるか否かを判別する(ステップS15)。ステップS15において、不一致であると判定された場合には、著作権情報記憶制御部27により、その著作権情報が、以後の記録を禁止としてメモリ4の格納領域に格納され(ステップS16)、対応するCDから読み出した情報のMDへの高速記録を許可し(ステップS17)、書込み部5による高速書込み動作を行わせて、処理を終了して定常状態に戻る。
【0041】
ステップS14において、読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報が複製可能として解読されない場合、つまり著作権情報が解読できないとき、または複製禁止として解読されたとき、著作権情報確認部34は、記録動作制御部38に対して高速記録動作を禁止し(ステップS18)、処理を終了して定常状態に戻る。
【0042】
また、ステップS15において、その著作権情報に含まれるIDに一致するIDを有する著作権情報が、格納領域に既に格納されている場合にも、ステップS18に移行し、ID照合部35は、記録動作制御部38に対して高速記録動作を禁止し、処理を終了して定常状態に戻る。
【0043】
上述したように、CD等の著作権を保護するためにメモリ4に格納される著作権情報等の複製管理情報が、予め必要十分と予測してメモリ4に確保した量を超えそうになった時は、それ以上の記憶操作を禁止し、且つその旨を聴覚または視覚による情報で報知することによりユーザに知らせ、それに付随する処理も抑止する。
【0044】
すなわち、CD駆動部1にセットしたCDから、MD駆動部6にセットしたMDに高速記録によりダビングする場合には、操作部8により、高速ダビングのための高速記録動作が指示操作されると、CDから読み出し部2を介して著作権情報を読み出し、この著作権情報をCPU3に取り込む。CPU3は、例えばメモリ4に既に記憶されている著作権情報の数を判別して、著作権情報のメモリ4への格納の可/不可を判定し、さらに高速記録の可/不可を判別して、書込み部5および表示部7を制御する。
【0045】
CPU3は、高速記録動作が指示されて、著作権情報を記憶する場合、メモリ4に格納された著作権情報量が許容限界に達しているか否かを判別する。メモリ4の著作権情報量が許容限界に達している場合には、著作権情報の内容に関わらずメモリ4に記憶させない。このとき、表示部7にはその旨を知らせる情報を表示する。この著作権情報が記憶できない旨の表示は、文字によるものでもよく、音声によるものでもよい。さらには、警報またはシンボルマーク等の図形表示によって、著作権情報が記憶できない旨を表示してもよい。このように著作権情報が記憶できない場合には、著作権の保護を保証することができないため、高速記録動作を禁止して、高速ダビングを阻止する。
【0046】
このように、本来必要十分として設定したメモリ4の著作権情報の格納領域がオーバフローしそうな場合には、それ以上の記憶が阻止されて、既に格納された著作権情報が保護され、これにより著作権を適正に保護することができるようになった。また、ユーザは、表示部7による報知により、著作権保護の目的で高速ダビングが禁止されていることを明確に把握することができる。
【0047】
なお、著作権を保護するために、複製書込み世代数を1世代でなく予め規定した所定世代(n世代)に制限する場合もあると考えられ、そのような場合には、著作権情報等の複製管理情報を用いて、世代管理を行うようにすればよい。
【0048】
(第2の実施の形態)
図4は、この発明の第2の実施の形態に係る記録システムを採用したCD/MDシステムの要部の機能構成を示している。この場合、複製の高速記録を行うことができない旨の音声または文字等による表示に代えて、操作部8等の操作を無効としている。図1に示す構成との相違は、CPU3に代えて、メモリ4の著作権情報の記憶領域がオーバフローしそうになった際に、音声または文字等による表示を行わず、操作部8等の操作を無効とするCPU3Aを用いている点である。すなわち、図4に示すCPU3Aは、図2のCPU3における容量オーバ報知部33を省き、記憶容量チェック部32および記録動作制御部38に代えて、記憶容量チェック部32Aおよび記録動作制御部38Aを設けている。
【0049】
したがって、CPU3Aは、図4に示すように、読み出し情報処理部31、記憶容量チェック部32A、著作権情報確認部34、ID照合部35、メモリアクセス制御部36、著作権情報記憶制御部37、および記録動作制御部38Aとしての機能を有している。
【0050】
CPU3Aは、やはりマイクロプロセッサ等を用いて構成され、操作部8の操作に応答して各種機能を達成する。CPU3Aは、CDからMDへの高速ダビングすなわち複製の高速記録が指示されたときは、読み出し部2を介してCDの記録情報を読み出して、読み出した情報から複製管理情報、例えば、著作権情報、を抽出し、且つメモリ4の著作権情報の格納領域における著作権情報の格納状況を調べて、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たに格納する余裕がない場合には、著作権を保護するため操作部8の高速記録に係る操作を無効として高速記録動作を禁止する。
【0051】
そして、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たに格納する余裕がある場合には、CPU3Aは、CDから読み出した情報から抽出した著作権情報を解読することができ、さらにメモリ4の著作権情報の格納領域を参照して、既に記憶されている著作権情報のIDと一致しない場合にのみ、著作権情報をメモリ4に格納し、高速記録動作を許可して、書込み部5に高速記録動作を指示する。CDから読み出した情報から抽出した著作権情報が複製禁止とすべきことを示している場合、著作権情報を解読することができない場合、および既に記憶されている著作権情報のIDと一致する場合には、CPU3Aは、やはり著作権を保護することができないため、高速記録動作を禁止する。
【0052】
CPU3Aの読み出し情報処理部31は、読み出し部2によりCDから読み出した情報を処理し、複製管理情報として、この場合著作権情報を抽出する。記憶容量チェック部32Aは、メモリアクセス制御部36を介してメモリ4の著作権情報の格納領域における格納状況を調べ、読み出し情報処理部31により抽出した著作権情報を格納する領域があるか否かを、既に格納した著作権情報件数の判定、または格納領域の残量と新たに抽出した著作権情報のサイズとの比較等によって判別する。記憶容量チェック部32Aは、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たな著作権情報を格納する余裕がないと判別した場合には、記録動作制御部38Aに、操作部8の高速記録動作をさせるための操作を無効とし、高速記録動作を禁止するように指示する。記憶容量チェック部32Aは、著作権情報の格納領域に新たな著作権情報を格納する余裕があると判別した場合には、著作権情報確認部34およびID照合部35に、それぞれ著作権情報の照合およびIDの照合を指示する。
【0053】
著作権情報確認部34は、記憶容量チェック部32Aから著作権情報が与えられ、その確認が指示されると、与えられたものが複製可能を示す(複製禁止となっていない)適正な著作権情報であるか否かを確認する。ID照合部35は、記憶容量チェック部32AからID照合が指示されると、著作権情報確認部34により確認された著作権情報と一致するIDを持つ著作権情報が、メモリ4の著作権情報の格納領域に既に格納されているか否かを、メモリアクセス制御部36を介して確認する。メモリアクセス制御部36は、記憶容量チェック部32A、著作権情報確認部34、ID照合部35、および著作権情報記憶制御部37によるメモリ4の著作権情報の格納領域のアクセスを制御する。
【0054】
著作権情報記憶制御部37は、著作権情報確認部34により確認された著作権情報と一致するIDを持つ著作権情報が、メモリ4の著作権情報の格納領域に未だに格納されていないと、ID照合部35において判定された場合に、メモリアクセス制御部36を介してその著作権情報を、以後の複製禁止情報を含めて、メモリ4の著作権情報の格納領域に記憶させ、且つ記録動作制御部38Aを介して書込み部5を制御して、CDから読み出された情報を高速記録動作によりMDに書き込ませる。記録動作制御部38Aは、著作権情報記憶制御部37により指示された場合にのみ、CDから読み出された情報を書込み部5により高速記録させ、それ以外の場合には高速記録を行わせない。
【0055】
次に、図4のCD/MDシステムの動作における著作権情報の処理の流れについて図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0056】
操作部8の操作により、CDからMDへの高速ダビングのための高速記録動作が指示されると、図5に示すような著作権情報の処理が開始される。著作権情報処理が開始されると、CPU3Aは、記憶容量チェック部32Aにおいて、CDからの読み出し再生信号から読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報をメモリ4の著作権情報の格納領域に格納した場合に、その格納領域がオーバフローするかどうかを予め判別する(ステップS21)。格納領域がオーバフローすると記憶容量チェック部32Aが判定すると、記憶容量チェック部32Aは、記録動作制御部38Aに対して高速記録に係る操作部8の操作を無効として、高速記録操作を禁止し(ステップS22)、処理を終了して定常状態に戻る。
【0057】
ステップS21において、格納領域がオーバフローしないと記憶容量チェック部32Aが判定すると、読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報が複製可能として解読されたか否かを著作権情報確認部34にて判別し(ステップS23)、複製可能であると解読された場合には、ID照合部35によってその著作権情報に含まれるIDが、格納領域に既に格納されているすべての著作権情報のIDと不一致であるか否かを判別する(ステップS24)。ステップS24において、不一致であると判定された場合には、著作権情報記憶制御部37により、その著作権情報が、以後の記録を禁止としてメモリ4の格納領域に格納され(ステップS25)、対応するCDから読み出した情報のMDへの高速記録を許可し(ステップS26)、書込み部5による高速書込み動作を行わせて、処理を終了して定常状態に戻る。
【0058】
ステップS23において、読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報が複製可能として解読されない場合、つまり著作権情報が解読できないとき、または複製禁止として解読されたとき、著作権情報確認部34は、記録動作制御部38Aに対して高速記録動作を禁止し(ステップS27)、処理を終了して定常状態に戻る。
【0059】
また、ステップS24において、その著作権情報に含まれるIDに一致するIDを有する著作権情報が、格納領域に既に格納されている場合にも、ステップS27に移行し、ID照合部35は、記録動作制御部38Aに対して高速記録動作を禁止し、処理を終了して定常状態に戻る。
【0060】
(第3の実施の形態)
図6は、この発明の第3の実施の形態に係る記録システムを採用したCD/MDシステムの要部の機能構成を示している。この場合、複製の高速記録を禁止する際に、複製の記録モードを高速記録でない、通常速度の通常記録を行うようにしている。図1に示す構成との相違は、CPU3に代えて、メモリ4の著作権情報の記憶領域がオーバフローしそうになった際に、高速記録動作を禁止し、通常速度の通常記録動作を行うように切替えるCPU3Bを用いている点である。すなわち、図6に示すCPU3Bは、図2のCPU3における記憶容量チェック部32および記録動作制御部38に代えて、記憶容量チェック部32Bおよび記録動作制御部38Bを設けている。
【0061】
したがって、CPU3Bは、図6に示すように、読み出し情報処理部31、記憶容量チェック部32B、容量オーバ報知部33、著作権情報確認部34、ID照合部35、メモリアクセス制御部36、著作権情報記憶制御部37、および記録動作制御部38Bとしての機能を有している。
【0062】
CPU3Bは、マイクロプロセッサ等を用いて構成され、操作部8の操作に応答して各種機能を達成する。CPU3Bは、CDからMDへの高速ダビングすなわち複製の高速記録が指示されたときは、読み出し部2を介してCDの記録情報を読み出して、読み出した情報から複製管理情報、例えば、著作権情報、を抽出し、且つメモリ4の著作権情報の格納領域における著作権情報の格納状況を調べて、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たに格納する余裕がない場合には、著作権を保護するため、表示部7により著作権情報の記憶容量がオーバした旨の報知を行わせ且つ高速記録動作を禁止し、通常速度の通常記録動作に切替える。
【0063】
そして、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たに格納する余裕がある場合には、CPU3Bは、CDから読み出した情報から抽出した著作権情報を解読することができ、さらにメモリ4の著作権情報の格納領域を参照して、既に記憶されている著作権情報のIDと一致しない場合にのみ、著作権情報をメモリ4に格納し、高速記録動作を許可して、書込み部5に高速記録動作を指示する。CDから読み出した情報から抽出した著作権情報が複製禁止とすべきことを示している場合、著作権情報を解読することができない場合、および既に記憶されている著作権情報のIDと一致する場合には、CPU3Bは、やはり著作権を保護することができないため、高速記録動作を禁止する。
【0064】
表示部7は、CPU3Bにより制御されて、警報部による警報表示、音声合成等を用いた音声表示部による音声表示、文字表示部による文字表示、および画像表示部による図形表示等のうちの少なくともいずれかによる表示を行う機能を有し、著作権情報等の記憶容量がオーバした旨を報知することができる。表示部7は、CPU3Bにより制御されて、このCD/MDシステムにおけるその他の動作状態等をも表示する。操作部8は、ユーザにより操作され、その操作に基づいて、このCD/MDシステムの高速記録等の動作等を指示するための情報をCPU3Bに与える。
【0065】
CPU3Bの読み出し情報処理部31は、読み出し部2によりCDから読み出した情報を処理し、複製管理情報として、この場合著作権情報を抽出する。記憶容量チェック部32Bは、メモリアクセス制御部36を介してメモリ4の著作権情報の格納領域における格納状況を調べ、読み出し情報処理部31により抽出した著作権情報を格納する領域があるか否かを、既に格納した著作権情報件数の判定、または格納領域の残量と新たに抽出した著作権情報のサイズとの比較等によって判別する。記憶容量チェック部32Bは、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たな著作権情報を格納する余裕がないと判別した場合には、容量オーバ報知部33に容量オーバ報知を指示するとともに、記録動作制御部38Bに高速記録動作の禁止および通常動作の許可/実行を指示する。記憶容量チェック部32Bは、著作権情報の格納領域に新たな著作権情報を格納する余裕があると判別した場合には、著作権情報確認部34およびID照合部35に、それぞれ著作権情報の照合およびIDの照合を指示する。
【0066】
容量オーバ報知部33は、記憶容量チェック部32Bにより容量オーバの報知が指示されると、表示部7に、警報鳴動、音声表示、文字表示および図形表示等の少なくともいずれかによって容量オーバを報知させる。著作権情報確認部34は、記憶容量チェック部32Bから著作権情報が与えられ、その確認が指示されると、与えられたものが複製可能を示す適正な著作権情報であるか否かを確認する。ID照合部35は、記憶容量チェック部32BからID照合が指示されると、著作権情報確認部34により確認された著作権情報と一致するIDを持つ著作権情報が、メモリ4の著作権情報の格納領域に既に格納されているか否かを、メモリアクセス制御部36を介して確認する。メモリアクセス制御部36は、記憶容量チェック部32B、著作権情報確認部34、ID照合部35、および著作権情報記憶制御部37によるメモリ4の著作権情報の格納領域のアクセスを制御する。
【0067】
著作権情報記憶制御部37は、著作権情報確認部34により確認された著作権情報と一致するIDを持つ著作権情報が、メモリ4の著作権情報の格納領域に未だに格納されていないと、ID照合部35において判定された場合に、メモリアクセス制御部36を介してその著作権情報を、以後の複製禁止情報を含めて、メモリ4の著作権情報の格納領域に記憶させ、且つ記録動作制御部38Bを介して書込み部5を制御して、読み出し部2によってCDから読み出された情報を高速記録動作によりMDに書き込ませる。記録動作制御部38Bは、著作権情報記憶制御部37により指示された場合にのみ、CDから読み出された情報を書込み部5により高速記録させ、それ以外の場合には高速記録を行わせない。
【0068】
次に、図6のCD/MDシステムの動作における著作権情報の処理の流れについて図7に示すフローチャートを参照して説明する。
【0069】
操作部8の操作により、CDからMDへの高速ダビングのための高速記録動作が指示されると、図7に示すような著作権情報の処理が開始される。著作権情報処理が開始されると、CPU3Bは、記憶容量チェック部32Bにおいて、CDからの読み出し再生信号から読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報をメモリ4の著作権情報の格納領域に格納した場合に、その格納領域がオーバフローするかどうかを予め判別する(ステップS31)。格納領域がオーバフローすると記憶容量チェック部32Bが判定すると、容量オーバ報知部33を介して表示部7に、警報、音声、文字、および図形等によって容量オーバが報知される(ステップS32)。そして、この場合、記憶容量チェック部32Bは、記録動作制御部38Bに対して高速記録動作を禁止し且つ通常速度による通常記録を許可して(ステップS33)、通常記録動作を行わせて、処理を終了して定常状態に戻る。
【0070】
ステップS31において、格納領域がオーバフローしないと記憶容量チェック部32Bが判定すると、読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報が複製可能として解読されたか否かを著作権情報確認部34にて判別し(ステップS34)、複製可能であると解読された場合には、ID照合部35によってその著作権情報に含まれるIDが、格納領域に既に格納されているすべての著作権情報のIDと不一致であるか否かを判別する(ステップS35)。ステップS35において、不一致であると判定された場合には、著作権情報記憶制御部37により、その著作権情報が、以後の記録を禁止としてメモリ4の格納領域に格納され(ステップS36)、対応するCDから読み出した情報のMDへの高速記録を許可し(ステップS37)、書込み部5による高速書込み動作を行わせて、処理を終了して定常状態に戻る。
【0071】
ステップS34において、読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報が複製可能として解読されない場合、つまり著作権情報が解読できないとき、または複製禁止として解読されたとき、著作権情報確認部34は、記録動作制御部38Bに対して高速記録動作を禁止し(ステップS38)、処理を終了して定常状態に戻る。
【0072】
また、ステップS35において、その著作権情報に含まれるIDに一致するIDを有する著作権情報が、格納領域に既に格納されている場合にも、ステップS38に移行し、ID照合部35は、記録動作制御部38Bに対して高速記録動作を禁止し、処理を終了して定常状態に戻る。
【0073】
(第4の実施の形態)
図8は、この発明の第4の実施の形態に係る記録システムを採用したCD/MDシステムの要部の機能構成を示している。この場合、複製の高速記録の禁止をする際に、時間を限って所定時間について複製の高速記録を禁止するようにしており、記憶領域がオーバフローしそうになって、高速記録動作を禁止した際に、その旨を報知させるとともに、併せて次に著作権情報を記憶して高速記録動作を行うことができるようになるまでの最短残り時間を報知させる。図1に示す構成との相違は、CPU3に代えて、メモリ4の著作権情報の記憶領域がオーバフローしそうになった際に、高速記録動作を禁止し、次に著作権情報を記憶して高速記録動作を行うことができるようになるまでの最短残り時間を報知させるCPU3Cを用いている点である。すなわち、図8に示すCPU3Cは、図2のCPU3における記憶容量チェック部32に代えて、記憶容量チェック部32Cを設け、且つ図2のCPU3における容量オーバ報知部33に代えて、容量オーバ/最短残り時間報知部39を設けている。
【0074】
したがって、CPU3Cは、図8に示すように、読み出し情報処理部31、記憶容量チェック部32C、著作権情報確認部34、ID照合部35、メモリアクセス制御部36、著作権情報記憶制御部37、記録動作制御部38、および容量オーバ/最短残り時間報知部39としての機能を有している。
【0075】
CPU3Cは、マイクロプロセッサ等を用いて構成され、操作部8の操作に応答して各種機能を達成する。CPU3Cは、CDからMDへの高速ダビングすなわち複製の高速記録が指示されたときは、読み出し部2を介してCDの記録情報を読み出して、読み出した情報から複製管理情報、例えば、著作権情報、を抽出し、且つメモリ4の著作権情報の格納領域における著作権情報の格納状況を調べて、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たに格納する余裕がない場合には、著作権を保護するため、表示部7により著作権情報の記憶容量がオーバした旨および次に高速記録動作を行うことができるまでの最短残り時間の報知を行わせ且つ高速記録動作を禁止する。
【0076】
そして、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たに格納する余裕がある場合には、CPU3Cは、CDから読み出した情報から抽出した著作権情報を解読することができ、さらにメモリ4の著作権情報の格納領域を参照して、既に記憶されている著作権情報のIDと一致しない場合にのみ、著作権情報をメモリ4に格納し、高速記録動作を許可して、書込み部5に高速記録動作を指示する。CDから読み出した情報から抽出した著作権情報が複製禁止とすべきことを示している場合、著作権情報を解読することができない場合、および既に記憶されている著作権情報のIDと一致する場合には、CPU3Cは、やはり著作権を保護することができないため、高速記録動作を禁止する。
【0077】
表示部7は、CPU3Cにより制御されて、警報部による警報表示、音声合成等を用いた音声表示部による音声表示、文字表示部による文字表示、および画像表示部による図形表示等のうちの少なくともいずれかによる表示を行う機能を有し、著作権情報等の記憶容量がオーバした旨および次に高速記録が可能となるまでの最短残り時間を報知することができる。表示部7は、CPU3Cにより制御されて、このCD/MDシステムにおけるその他の動作状態等をも表示する。操作部8は、ユーザにより操作され、その操作に基づいて、このCD/MDシステムの高速記録等の動作等を指示するための情報をCPU3Cに与える。
【0078】
CPU3Cの読み出し情報処理部31は、読み出し部2によりCDから読み出した情報を処理し、複製管理情報として、この場合著作権情報を抽出する。記憶容量チェック部32Cは、メモリアクセス制御部36を介してメモリ4の著作権情報の格納領域における格納状況を調べ、読み出し情報処理部31により抽出した著作権情報を格納する領域があるか否かを、既に格納した著作権情報件数の判定、または格納領域の残量と新たに抽出した著作権情報のサイズとの比較等によって判別する。記憶容量チェック部32Cは、メモリ4の著作権情報の格納領域に新たな著作権情報を格納する余裕がないと判別した場合には、次に高速記録動作が可能となるまでの最短残り時間を算出し、容量オーバ/最短残り時間報知部39に容量オーバ報知を指示するとともに、次に高速記録が可能となるまでの最短残り時間の表示を指示する。記憶容量チェック部32Cは、著作権情報の格納領域に新たな著作権情報を格納する余裕があると判別した場合には、著作権情報確認部34およびID照合部35に、それぞれ著作権情報の照合およびIDの照合を指示する。
【0079】
容量オーバ/最短残り時間報知部39は、記憶容量チェック部32Cにより容量オーバの報知が指示されると、表示部7に、警報鳴動、音声表示、文字表示および図形表示等の少なくともいずれかによって容量オーバを報知させ、且つ次に高速記録動作が可能となるまでの最短残り時間を表示させる。著作権情報確認部34は、記憶容量チェック部32Cから著作権情報が与えられ、その確認が指示されると、与えられたものが複製可能を示す適正な著作権情報であるか否かを確認する。ID照合部35は、記憶容量チェック部32CからID照合が指示されると、著作権情報確認部34により確認された著作権情報と一致するIDを持つ著作権情報が、メモリ4の著作権情報の格納領域に既に格納されているか否かを、メモリアクセス制御部36を介して確認する。メモリアクセス制御部36は、記憶容量チェック部32C、著作権情報確認部34、ID照合部35、および著作権情報記憶制御部37によるメモリ4の著作権情報の格納領域のアクセスを制御する。
【0080】
著作権情報記憶制御部37は、著作権情報確認部34により確認された著作権情報と一致するIDを持つ著作権情報が、メモリ4の著作権情報の格納領域に未だに格納されていないと、ID照合部35において判定された場合に、メモリアクセス制御部36を介してその著作権情報を、以後の複製禁止情報を含めて、メモリ4の著作権情報の格納領域に記憶させ、且つ記録動作制御部38を介して書込み部5を制御して、読み出し部2によってCDから読み出された情報を高速記録動作によりMDに書き込ませる。記録動作制御部38は、著作権情報記憶制御部37により指示された場合にのみ、CDから読み出された情報を書込み部5により高速記録させ、それ以外の場合には高速記録を行わせない。
【0081】
次に、図8のCD/MDシステムの動作における著作権情報の処理の流れについて図9に示すフローチャートを参照して説明する。
【0082】
操作部8の操作により、CDからMDへの高速ダビングのための高速記録動作が指示されると、図9に示すような著作権情報の処理が開始される。著作権情報処理が開始されると、CPU3Cは、記憶容量チェック部32Cにおいて、CDからの読み出し再生信号から読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報をメモリ4の著作権情報の格納領域に格納した場合に、その格納領域がオーバフローするかどうかを予め判別する(ステップS41)。格納領域がオーバフローすると記憶容量チェック部32Cが判定すると、容量オーバ/最短残り時間報知部39を介して表示部7に、警報、音声、文字、および図形等によって容量オーバが報知され、且つ次に高速記録動作が可能となるまでの最短残り時間が表示される(ステップS42)。そして、この場合、記憶容量チェック部32Cは、記録動作制御部38に対して高速記録動作を禁止して(ステップS43)、処理を終了して定常状態に戻る。
【0083】
ステップS41において、格納領域がオーバフローしないと記憶容量チェック部32Cが判定すると、読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報が複製可能として解読されたか否かを著作権情報確認部34にて判別し(ステップS44)、複製可能であると解読された場合には、ID照合部35によってその著作権情報に含まれるIDが、格納領域に既に格納されているすべての著作権情報のIDと不一致であるか否かを判別する(ステップS45)。ステップS45において、不一致であると判定された場合には、著作権情報記憶制御部27により、その著作権情報が、以後の記録を禁止としてメモリ4の格納領域に格納され(ステップS46)、対応するCDから読み出した情報のMDへの高速記録を許可し(ステップS47)、書込み部5による高速書込み動作を行わせて、処理を終了して定常状態に戻る。
【0084】
ステップS44において、読み出し情報処理部31にて抽出された著作権情報が複製可能として解読されない場合、つまり著作権情報が解読できないとき、または複製禁止として解読されたとき、著作権情報確認部34は、記録動作制御部38に対して高速記録動作を禁止し(ステップS48)、処理を終了して定常状態に戻る。
【0085】
また、ステップS45において、その著作権情報に含まれるIDに一致するIDを有する著作権情報が、格納領域に既に格納されている場合にも、ステップS48に移行し、ID照合部35は、記録動作制御部38に対して高速記録動作を禁止し、処理を終了して定常状態に戻る。
【0086】
なお、この発明の記録システムの少なくとも一部は、専用のシステムとして構成することなく、通常のコンピュータシステムを用いて実現することができる。例えば、コンピュータシステムに上述の動作を実行するためのプログラムを格納した媒体(フロッピーディスク、CD−ROM等)から該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行する記録システムを構築することができる。インストールによって、当該プログラムは、コンピュータシステム内のハードディスク等の媒体に格納されて、記録システムを構成し、実行に供される。
【0087】
以上の実施の形態においては、CD/MDシステムを例にこの発明を説明したが、元のデータを格納した媒体及び記録先の媒体は任意である。例えば、CDから半導体メモリ(フラッシュメモリなど)やDVD、CD−Rにデータを記録するシステムにこの発明を適用できる。
【0088】
また、インターネット等の通信ネットワーク上に設けたFTP(File Transfer Protocol)サーバに当該プログラムを登録し、FTPクライアントにネットワークを介して配信してもよく、通信ネットワークの電子掲示板(BBS:Bulletin Board System)等に該プログラムを登録し、これをネットワークを介して配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下において実行することにより、上述の処理を達成することができる。さらに、通信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、メモリに予め必要十分として設定された複製管理情報の記憶領域を保護し、著作権保護等の複製操作履歴の管理を適正に行うことを可能とする記録システムおよび記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る記録システムを適用したCD/MDシステムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1のCD/MDシステムの要部の構成を模式的に示すブロック図である。
【図3】図1のCD/MDシステムにおける著作権情報処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】この発明の第2の実施の形態に係る記録システムを適用したCD/MDシステムの要部の構成を模式的に示すブロック図である。
【図5】図4のCD/MDシステムにおける著作権情報処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の第3の実施の形態に係る記録システムを適用したCD/MDシステムの要部の構成を模式的に示すブロック図である。
【図7】図6のCD/MDシステムにおける著作権情報処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】この発明の第4の実施の形態に係る記録システムを適用したCD/MDシステムの要部の構成を模式的に示すブロック図である。
【図9】図8のCD/MDシステムにおける著作権情報処理動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 CD(コンパクトディスク)駆動部
2 読み出し部
3 CPU(中央処理部)
4 メモリ
5 書込み部
6 MD(ミニディスク)駆動部
7 表示部
8 操作部
2a 光学ヘッド
5a 光学ヘッド
3A CPU
3B CPU
3C CPU
31 読み出し情報処理部
32 記憶容量チェック部
33 容量オーバ報知部
34 著作権情報確認部
35 ID(識別情報)照合部
36 メモリアクセス制御部
37 著作権情報記憶制御部
38 記録動作制御部
32A 記憶容量チェック部
32B 記憶容量チェック部
32C 記憶容量チェック部
38A 記録動作制御部
38B 記録動作制御部
39 容量オーバ/最短残り時間報知部

Claims (7)

  1. 複製管理情報を含む対象情報を記録媒体に記録するに際し、前記複製管理情報の履歴をメモリに格納し、前記メモリの記憶内容を参照して、前記記録媒体への前記対象情報の記録を制限する記録システムにおいて、
    前記対象情報の記録動作に先立って、前記複製管理情報の新たな記憶が可能な記憶スペースを前記メモリが有するか否かを判別する判別手段と、
    前記複製管理情報を前記メモリに書き込む管理情報書込手段と、
    前記判別手段が前記複製管理情報の記憶スペースが不足すると判別した場合に、前記管理情報書込手段による前記メモリへの新たな書き込みを禁止する管理情報書込制御手段と、
    前記管理情報書込制御手段により前記管理情報書込手段による書き込みが禁止されたときに、前記記録媒体への通常の記録速度より高速での前記対象情報の記録を禁止する記録制限手段と、
    を具備することを特徴とする記録システム。
  2. 前記判別手段が前記複製管理情報の記憶スペースが不足すると判別した場合に、前記複製管理情報について前記メモリがオーバフローしたことを報知する報知手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
  3. 前記記録媒体への前記対象情報の記録を時限的に制限する手段をさらに含み、且つ
    前記判別手段は、前記複製管理情報の新たな履歴記憶が可能となるまでの時間を判別する手段を含み、
    前記報知手段は、前記複製管理情報の新たな履歴記憶が可能となるまでの最短残り時間を報知する手段を含むことを特徴とする請求項に記載の記録システム。
  4. 複製管理情報を含む対象情報を記録媒体に書き込む記録手段と、
    前記対象情報から抽出した前記複製管理情報を記憶するメモリ手段と、
    前記対象情報から抽出した前記複製管理情報に基づき、前記メモリ手段に既に記憶されている前記複製管理情報を参照して、前記記録手段による記録動作を制限するか否かを判別する記録動作判別手段と、
    前記記録動作判別手段の判別結果に基づいて前記記録手段による前記対象情報の前記記録媒体への記録動作を制御する記録動作制御手段と、
    前記記録動作判別手段が前記記録手段による記録動作を制限しないと判別したときに、前記記録動作制御手段による記録動作にともなって前記複製管理情報を前記メモリ手段に追加記憶させる管理情報記憶制御手段と、
    前記メモリ手段における前記複製管理情報の記憶状況を調べ、前記複製管理情報の既記憶容量が所定量を超えているか否かを判別する記憶容量チェック手段と、
    前記記憶容量チェック手段により前記複製管理情報の既記憶容量が所定量を超えていると判別されたときに、前記管理情報記憶制御手段による前記複製管理情報の前記メモリ手段への追加記憶を防止する追加記憶防止手段と、
    前記追加記憶防止手段が追加記憶を防止したときに、前記記録手段による通常の記録速度より高速での前記対象情報の記録動作を禁止する記録動作制限手段と、
    を具備することを特徴とする記録装置。
  5. 前記記憶容量チェック手段により、前記複製管理情報の既記憶容量が所定量を超えていると判別されたときには、前記複製管理情報について前記メモリ手段がオーバフローしたことを報知する報知手段をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記複製管理情報の履歴に基づいて前記記録媒体への前記対象情報の記録を時限的に制限する手段をさらに含み、且つ
    前記記録動作判別手段は、前記複製管理情報の新たな履歴記憶が可能となるまでの時間を判別する手段を含み、
    前記報知手段は、前記複製管理情報の新たな履歴記憶が可能となるまでの最短残り時間を報知する手段を含むことを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  7. 複製管理情報を含む対象情報を記録媒体に記録するに際し、前記複製管理情報の履歴をメモリに格納し、前記メモリの記憶内容を参照して、前記記録媒体への前記対象情報の記録を制限する記録方法において、
    前記対象情報の記録動作に先立って、前記複製管理情報の新たな記憶が可能な記憶スペースを前記メモリが有するか否かを判別し、
    前記複製管理情報の記憶スペースが不足すると判別された場合に、前記メモリへの前記複製管理情報の新たな書き込みを禁止し、
    書き込みが禁止されたときに、前記記録媒体への通常の記録速度より高速での前記対象情報の記録を禁止する、
    ことを特徴とする記録方法。
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