JP3745525B2 - カード自動販売機のカード払出口装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、テレホンカード等のカードを販売するカード自動販売機に関し、特に販売されたカードを払い出すカード払出口装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレホンカード等のプリペイドカード(以下単にカードと言う)を販売するカード自動販売機では、投入された金額に対応したカードをカード自動販売機内に配置されたカード払出装置を介し、カード自動販売機の筐体に形成されたカード払出口から払い出すようにしている。
【0003】
一方、この従来のカード払出口はカード一枚を払い出すのに十分な隙間を設けた単なるスリットにより構成されており、このカード払出口を構成するスリットからカードを所定距離排出した後、購買者はそのカードをカード払出口から引き抜いて取り出すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した単なるスリットにより構成された従来のカード払出口によると、例えば悪戯により爪楊枝等の異物がカード払出口に挿入されると、カード払出口が詰まりカードが払い出せなくなる難点がある。
【0005】
またこのような爪楊枝等の異物がカード払出口に詰まると、それを検出してカード自動販売機のカード販売を停止させるようなものにあっては、その都度サービスマンを呼んで異物を取り除き、カード自動販売機の再販売を開始させる等の点検作業を行わねばならずカード自動販売機の保守点検作業が煩雑である難点もあった。
【0006】
この発明は上述した事情に鑑み、異物が詰まってもカードの払出が可能なカード自動販売機のカード払出口装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明では、カードの払い出しが可能な隙間を設け互いに対峙するように一対のプレートを配設し、該一対のプレートのうち、いずれか一方、あるいは双方をスライド支承手段を介し前記隙間が拡大する方向へスライド自在に支承させるとともに、前記スライド支承手段を前記スライドするプレートを案内するガイド部材と、前記スライドするプレートを前記隙間が小さくなる方向へ常時付勢する付勢手段とから構成するようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わるカード払出口装置の一実施例を詳述する。
【0009】
図1はこの発明に係わるカード払出口装置1を装着したカード自動販売機2の概念断面図である。
【0010】
このカード自動販売機2も従来と同様に、正面が軸3を介し拡開自在に支承された扉4を有する筐体5により構成されており、その内部には紙幣投入口6を介し投入された紙幣の真偽を判別し、真券を収容する紙幣処理装置7が配設されている。
【0011】
一方、筐体5の下方には、投入紙幣の金額に対応したテレホンカードを払い出すカード払出装置5が配設され、その正面5aに対向する位置の扉4には、本願発明に係わるカード払出口装置1が配設されている。
【0012】
このカード払出装置1は、その要部破断拡大断面図で示す図2ように、払い出すカードの板厚tよりも若干大きい隙間T(t<T<2t)を設けて上下方向に互いに対峙して配設された一対のプレート10、11から構成されている。
【0013】
また、この一対のプレート10、11のうち、プレート10は、後述するスライド支承手段20を介し、上述した隙間Tが拡大する方向へスライド自在に支承されている。なお、他方のプレート11は、扉4に形成された開口4aの下方を覆うように当該扉4に固着されている。
【0014】
一方、上述したスライド支承手段20は図2のAA破断面図で示す図3のように、プレート10の両側10a、10bを上下方向にスライド自在に支承するガイド溝21、22と、プレート10の上端左側方から延設されたアーム23と扉4の背面に突設された突起4bとにそれぞれ係合し、プレート10を常時プレート11側へ付勢するコイルバネ24とにより構成されている。
【0015】
次に上述したカード払出口装置1の作用を説明する。
【0016】
図2と同一部分を同一符号で示す図4のように、カード払出口装置1を構成する一対のプレート10、11間に爪楊枝等の異物30が挿入されると、プレート10がその挿入圧力に応じて矢印Bで示すように上動し、この一対のプレート10、11間に異物30を挟持する。その際に、この異物を挟持する挟持圧力は図3に示すスライド支承手段20を構成するコイルバネ24の付勢力に依存しているから、その挟持圧力はそれほど大きくはない。
【0017】
従って、図5で示すように、カード払出装置5のカード払出シュート5aを介しカード40がカード払出口装置1へ排出されると、その先端40aが異物30に当接し、当該異物30に対しカード排出圧力を加えるのでプレート10も若干矢印Bのように上動し、このため異物30の挟持圧力がさらに小さくなって当該異物30は上下プレート10、11間に止まることができず、図6で示すように、カード40の排出力によりカード払出口装置1から下方へ落下して取り除かれることとなる。
【0018】
従って、異物30が取り除かれることから、カード40はカード払出口装置1から正常に払い出されることとなる。
【0019】
なお、上記実施例では、爪楊枝等の小さな異物30が詰まった場合、つまり一対のプレート10、11間で挟持できる程度の大きさの異物が詰められた場合について詳述したが、図2に示す扉4に形成された開口4aの開口幅Wに近いような大きな異物が当該開口4aに詰められる等の悪戯がなされた場合は、それを適確に検出することができる異物検出手段を本願発明のカード払出口装置1に適用することも勿論可能である。
【0020】
図7は上述した異物検出手段50を適用したカード払出口装置1の要部破断面図で図2と同一部分を同一符号で示す。
【0021】
この、異物検出手段50は昇降する一方のプレート10に連動し、軸51を中心に回動するレバー52と、このレバー52によりON・OFF操作されるリミットスイッチ53とから構成され、上述したプレート10の上端には、前記レバー52の一端に突設された突起52aが係合するガイド溝54aが形成されたL字形プレート54が連設されている。
【0022】
なお、上述したレバー52とリミットスイッチ53は、扉4の背面に固着されたアーム55、56にそれぞれ支承されている。
【0023】
上述した異物検出手段50によると、図7で示すように、プレート10がプレート11側へ押し付けられ、それによりプレート10とプレート11との間に隙間Tを形成する初期位置では、レバー52は軸51を中心に時計方向へ回転し、それによりリミットスイッチ53の操作レバー53aを押圧して、スイッチ端子53bを押し込めてスイッチON状態にしている。
【0024】
なお、上述したプレート10にも、図3で示すスライド支承手段20が配設されていることは言うまでもない。
【0025】
次に、上述した異物検出手段50の作用を詳述する。
【0026】
図7と同一部分を同一符号で示す図8のように、カード払出口装置1を構成する一対のプレート10、11間に爪楊枝等の異物30が挿入されると、プレート10がその挿入圧力に応じて矢印Bで示すように上動し、この一対のプレート10、11間に異物30を挟持する。
【0027】
その際、プレート10は上動してレバー52を軸51を中心に反時計方向へ所定の回転角度回転させ、それによりリミットスイッチ53の操作レバー53aの押圧を若干解除するが、この場合はスイッチ端子53bの完全な押し込みを解除してスイッチONの状態を解除するには至らない。
【0028】
即ち、図8に示す状態では異物検出手段50は異物検出信号を発生せず、このためカード払出装置5は駆動し続け、図6と同様に排出されるカードにより異物30が押し出されることとなる。
【0029】
一方、図7と同一部分を同一符号で示す図9のように、扉4に形成された開口4aの開口幅Wに近いような大きな異物60が当該開口4aに詰められると、プレート10は矢印Bのように大きなストローク上動してレバー52を軸51を中心に反時計方向へ大きく回転させ、それによりリミットスイッチ53の操作レバー53aの押圧を完全に解除する。
【0030】
このように、レバー52による操作レバー53aの押圧を完全に解除すると、リミットスイッチ53のスイッチ端子53bの押し込みが完全に解除しされてスイッチOFF状態なり、このため異物検出手段50は異物検出信号を発生して、カード払出装置5の駆動を停止させ、サービスマン等へ保守点検作業を要求する状態となる。
【0031】
従って、上述した異物検出手段50によると、図8で示す爪楊枝等の小さな異物30が詰まった場合、つまり一対のプレート10、11間で挟持できる程度の大きさの異物が詰められた場合は、通常のカード払出動作が維持され、また図9で示す扉4に形成された開口4aの開口幅Wに近いような大きな異物が当該開口4aに詰められる等の悪戯がなされた場合に、それを適確に検出して、異常を知らせることができることとなる。
【0032】
なお、上記実施例では一対のプレート10、11のうち、一方のプレート10をスライド自在に支承させるようにしたが、この発明は上記実施例に限定されることなく、一対のプレート10、11のうち、他方のプレート11をスライド自在に支承させるようにしてもよく、また双方のプレート10、11を互いに離間するようにスライド自在に支承させるようにしても良い。なお、これらの場合も、スライドする側のプレートにスライド支承手段20を配設することは言うまでもない。
【0033】
また上記実施例では、異物検出手段50を、プレート10に連動し、軸51を中心に回動するレバー52と、このレバー52によりON・OFF操作されるリミットスイッチ53とから構成するようにしたが、この発明は上記実施例に限定されることなく、プレート10に連設されたL字形プレート54の所定ストローク以上の上動を検出するフォトセンサーにより構成しても良い。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のカード払出口装置では、隙間を設け互いに対峙するように配設された一対のプレートのうち、いずれか一方、あるいは双方を前記隙間が拡大する方向へスライド自在に支承させるようにしたから、爪楊枝等の異物が詰められる等の悪戯がされても、その異物を払出カードの払出圧力によって、カードの払出作業とともに簡単に払い出すことでき、このため悪戯によるカード詰まりを可及的に解消することができる。
【0035】
また爪楊枝等の異物がカード払出口に詰まると、それを検出してカード自動販売機のカード販売を停止させるような従来のものと比較して、その都度サービスマンを呼んで異物を取り除き、カード自動販売機の再販売を開始させる等の点検作業を行う必要もないから、保守点検作業が少なくランニングコストが低いカード自動販売機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わるカード払出口装置を装着したカード自動販売機の概念断面図。
【図2】図2は、図1の要部破断拡大断面図。
【図3】図3は図2のAA断面図。
【図4】図4はこの発明に係わるカード払出口装置の作用を説明するカード自動販売機の要部破断拡大断面図。
【図5】図5はこの発明に係わるカード払出口装置の作用を説明するカード自動販売機の要部破断拡大断面図。
【図6】図6はこの発明に係わるカード払出口装置の作用を説明するカード自動販売機の要部破断拡大断面図。
【図7】図7はこの発明に係わるカード払出口装置に異物検出手段を装着した状態を示す要部破断拡大断面図。
【図8】図8は異物検出手段の作用を示す要部破断拡大断面図。
【図9】図9は異物検出手段の作用を示す要部破断拡大断面図。
【符号の説明】
10、11…プレート
20…スライド支承手段
21、22…ガイド部材
24…付勢手段
50…異物検出手段
T…隙間

Claims (2)

  1. カードの払い出しが可能な隙間を設け互いに対峙するように一対のプレートを配設し、該一対のプレートのうち、いずれか一方、あるいは双方をスライド支承手段を介し前記隙間が拡大する方向へスライド自在に支承させるとともに、前記スライド支承手段を前記スライドするプレートを案内するガイド部材と、前記スライドするプレートを前記隙間が小さくなる方向へ常時付勢する付勢手段とから構成するようにしたことを特徴とするカード自動販売機のカード払出口装置。
  2. 前記スライドするプレートには、該スライドするプレートの所定ストローク以上のスライドを検出する異物検出手段が配設されていることを特徴とする請求項(1)記載のカード自動販売機のカード払出口装置。
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