JP3744701B2 - モード検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオディスク、ビデオディスク、ビデオテープレコーダなどの記録再生装置におけるメカニズム動作のモード検出などに適用されるモード検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図14乃至図17は、例えば特公平6−1569号公報に記された従来のモード検出装置を示す平面図である。図において、101は図中a、b方向に移動してメカニカルモードを制御するスライダ、102は接点ギヤ103の支軸、103は裏面に接点141を有する接点ギヤ、104はモータ、106は接点ギヤ103と噛み合いスライダ101を駆動する駆動ギヤB、120は裏面に円弧状パターン142を有する位置検出基板、121はモータ104の回転軸に固定されたウォームギヤ、122はウォームギヤ121と噛み合いモータ104の駆動力を伝達する伝達ギヤ列、125は駆動ギヤA130の支軸、130は伝達ギヤ列122と噛み合い接点ギヤ103を駆動する駆動ギヤA、137は駆動ギヤB106の支軸、141は位置検出用接点、142は位置検出基板120上に設置された位置検出用円弧状パターン、Gは共通電極、A、B、及びCは検出電極である。
【0003】
次いで、従来のモード検出装置の動作について説明する。モータ104の回転動力はウォームギヤ121から伝達ギヤ列122を介して駆動ギヤA130に伝えられ、接点ギヤ103を駆動する。次いで、駆動ギヤB106は接点ギヤ103により回転駆動されスライダ101を駆動する。このとき、スライダ101の停止位置は接点ギヤ103の裏面に設けられた接点141が位置検出基板120上の円弧状パターン142に摺動し、共通電極Gと検出電極A、B、Cの内の一つ乃至二つの電極を導通することにより所定の信号出力が選られ、停止位置を検出するものである。
【0004】
また、図18及び図19は従来の光学的検出を行うモード検出装置の構成を示す図である。両図において、23は検出光を発する発光素子、24は受光素子、201はモータ、202はモータ201の回転軸に設けられたプーリ、203は光学検出用の窓205が形成され、モータ201の駆動力をカムギヤ204に伝達する減速ギヤ、206は検出光の光路、207はプーリ202の回転力をウォームギヤ209に伝えるベルト、208はベルト207を介してウォームギヤ209にモータ201の回転力を伝達するギヤが形成された第二のプーリである。
【0005】
次いで、第二の従来のモード検出装置の動作について説明する。発光素子23と受光素子24間では光路206が形成されているが、光路206中には減速ギヤ203に形成された検出光を透過、または遮断する窓205が設置されている。動作モードの切り替えが開始されると、モータ201の回転動力はプーリ202からベルト207、第二のプーリ208、ウォームギヤ209、減速ギヤ203を介してカムギヤ204を駆動する。このとき受光素子24に到達する検出光は減速ギヤ203が回転するために窓205によって透過と遮断が繰り返される。
【0006】
受光素子24は検出光が入力された時、すなわち窓205で検出光が遮断されなかった場合と、検出光が入力されない時、すなわち窓205で検出光が遮断された場合とで、図示を省略した受光素子24の後段に設置された検出回路によってパルス状の二値信号を出力する。この出力信号をカウントすることでカムギヤ204の回転位相を検出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のモード検出装置では、円弧状パターンは半径方向に同心円状に配列されているため、検出する必要がある各動作モードが多くなると、その分パターンの数が増えて接点ギヤの半径が大きくなり、装置の小形化の弊害となる問題点があった。
【0008】
また、従来の光学的に検出を行うモード検出装置では、光学系部品の配置によって切り替え機構の構造に制約を与える、光学系が大きくなるために装置の小形化の弊害となる、組み立て作業性が悪い、切り替え制御を行うカムギヤと回転位相検出用窓とが別部品であるために検出精度にバラツキがあり、また検出精度が低い、という問題があった。
【0009】
この発明は、上述のような課題を解消するためになされたもので、検出精度が高く、かつ、検出する必要がある各動作モードが多くても検出装置自体を大きくすることがない装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るモード検出装置は、カムギヤの外周に形成された当該外周方向の幅の異なる複数種類のスリットと、発光素子と、複数種類のスリットにそれぞれ対応する少なくとも二つの受光素子とを有し、発光素子と受光素子との間の光路中でカムギヤの半径方向と平行な面内に存在する光路内にスリットを配置した光学的検出手段とを備え、カムギヤの回転位相を光学的に検出するように構成したものである。
【0011】
また、複数種類のスリットを、カムギヤの半径方向に段差を設けて配置したものである。
【0012】
また、検出用光を導く複数の光ガイド部を一体形成し、かつ、一つの発光素子と対向配置させた入力透光体を発光素子と受光素子との間の光路中に設けたものである。
【0013】
また、記録再生の各動作モードを切り替えるモード切替機構の基体外周二辺の端面から、カムギヤの半径と略同一の距離だけ離れた位置にカムギヤの回転支軸を配置し、かつ、光学検出手段の光路の少なくとも部を包含する遮光ホルダを基体外周の当該二辺に隣接するコーナ部に配置したものである。
【0014】
また、遮光ホルダが光学的検出手段の光路全体を包含するようにしたものである。
【0015】
また、カムギヤに動力を伝達するモータウォームギヤ及び減速ギヤ、並びに動作モード検出に用いるスリットを周部に形成したカムギヤの回転支軸を一つのホルダで保持したものである。
【0016】
また、スリットが、カムギヤ外周方向の幅が異なる幅広スリットと幅狭スリットとを含む少なくとも二種類のスリットを有し、光学的検出手段の少なくとも二つの受光素子が3つの受光素子であり、光学的検出手段が、発光素子の発した光を3つの受光素子にそれぞれ導く第1、第2及び第3の光ガイド部を有し、上記第1の光ガイド部と上記第2の光ガイド部との配設間隔が、幅狭スリットの配設ピッチに対して1/4の比率の間隔であり、上記第1の光ガイド部と上記第3の光ガイド部との配設間隔が、幅狭スリットの配設ピッチと同じであり、幅広スリットの幅が幅狭スリットの配設ピッチと同じであるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1乃至図7はこの発明の実施の形態1であるモード検出装置を示す図である。各図において、1は動力伝達機構に用いられる可動部材を装着した基体、2は基体1に固定されたホルダ、3はホルダ2に固定されたモータ、4はモータ3の回転軸に係合し、その回転支軸41をホルダ2に回転自在に保持されたウォーム、5はウォーム4と係合するウォームホイール51とウォームホイール51より外形の小さいギヤ52を形成し、その回転支軸43をホルダ2に回転自在に保持された減速ギヤ、6はギヤ52と係合するギヤ部(図示せず)を有し、支軸62、63をそれぞれホルダ2、基体1に回転自在に保持されたカムギヤ、7はカムギヤの外周に形成されたスリット、8はスリット7の下段に形成された切り欠き部、9はカムギヤ6の上面、及び下面に形成されたカム溝、10は動力伝達機構に用いられる可動部材の一つで、一端にカム溝9に係合するフォロアーピン11を有し、他端に磁気テープの走行ループを制御するテープガイド12を植設したレバーである。
【0018】
また、13は基体1に固定された遮光ホルダ、14は遮光ホルダ13の内部に位置決め固定され、それぞれアクリル樹脂等の透明な樹脂で放射状に一体で形成された光ガイド部15、16、17を有する入力透光体、18は遮光ホルダ13の内部に位置決め固定され、それぞれアクリル樹脂等の透明な樹脂で形成された光ガイド部19、20、21を有する出力透光体、22は基体1と対向配置された回路基板、23は回路基板22に実装された発光素子、24、25、26はそれぞれ回路基板22に実装された受光素子である。また、矢印27、28、29はそれぞれ発光素子23から発光された光が受光素子24、25、26に至るまでの光路を示す。
【0019】
次に、動作について、図6と図7を用いて説明する。発光素子23から発光されたモード検出用光は入力透光体14内に導かれ、入力透光体14を形成する光ガイド部15、16、17のそれぞれ上端部(反射面)で直角に屈折され、入力透光体14の外部に達し、出力透光体18に導かれる。このとき、カムギヤ6の円周部に設けられたスリット7の位置によって、出力透光体18にモード検出用光が到達する場合と、遮断されて検出用光が到達しない場合とがある。
【0020】
モード検出用光がスリット7を透過して出力透光体18に達した場合は、出力透光体18の光ガイド部19、20、21の上端部にある反射面で下方向に屈折され、続いて矢印27、28、29で示した経路を通って受光素子24、25、26に到達する。なお、スリット7によって遮断された場合は、受光素子24、25、26に検出用光が到達することはない。受光素子24、25、26は光が入射されることによって内部抵抗値が変化するものであり、後段に設けられた検出回路(図示せず)によって入射光の有無に応じた出力信号が得ることができる。
【0021】
次に、図7から図9を用いて更に詳しく説明する。図8はカムギヤ6を円周方向に展開した展開図である。モータ3の回転駆動力はウォーム4、減速ギヤ5を介してカムギヤ6を回転させるが、例えば、図8に示すようにカムギヤ6が矢印Eの方向に回転すると、図7に示した光路27、28、29はカムギヤ6の回転支軸62、63から半径方向に向かう間にスリット7、及び切り欠き部8が介在するために、カムギヤの回転位相によって受光素子24、25、26へ到達するモード検出用光は遮断と透過を繰り返すことになる。よって、受光素子24、25、26に到達するモード検出用光は遮断と透過が繰り返されたものとなり、カムギヤの回転に同調した信号が得られる。
【0022】
図9は図8に示す矢印Eの方向にカムギヤ6が回転した場合、各受光素子24、25、26の後段に設けられた検出回路(図示せず)から得られる出力信号波形を示す図である。同図において、縦軸は信号レベル、横軸は時間を示している。また37(上段)は光路28の受光素子25による検出出力信号波形、38(中段)は光路27の受光素子24による検出出力信号波形、39(下段)は光路29の受光素子26による検出出力信号波形を示している。なお、本実施の形態においてはスリット7で検出用光が遮断された場合はL、透過された場合はHが検出されるように検出回路を構成しているが、その極性は逆であってもかまわないのはいうまでもない。
【0023】
いま、図8のようにカムギヤが矢印Eの方向に回転すると、時間T1における検出回路の出力信号37、38は順に(L、H)を出力する。また、本実施の形態では光路27と光路28の間隔をスリット7のピッチに対して5/4倍の間隔で配置しており、次に時間T1からスリット7の1ピッチ(同図中でPで示す)の1/4だけ、すなわちP/4だけカムギヤ6が更に矢印E方向に回転した時間T2における検出回路の出力信号37、38は順に(L、L)となる。更に、カムギヤ6がP/4ずつ回転した時間T3、T4、T5においては、検出回路の出力信号はそれぞれ(H、L)、(H、H)、(L、H)となる。
【0024】
また、例えばカムギヤ6が矢印Eと反対方向に回転する場合では、検出回路が出力する信号パターンはT1からT5に移行する順に、(L、H)→(H、H)→(H、L)→(L、L)→(L、H)となる。つまり、カムギヤ6の回転方向によって出力信号37、38の組み合わせが変化する順番が異なり、これによってカムギヤ6の回転方向が検出できる。
【0025】
また、例えば回路が作動中に停電等の非定常動作が発生してメモリーに記憶されたカムギヤ6の回転位相が消去された場合を考えると、電源再投入時にモータ3に供給する電流の極性が任意であっても、再度カムギヤ6が回転した時に検出される検出信号37、38の組み合わせが変化する順番を監視することでカムギヤ6の回転方向を認識できる。
【0026】
また、出力波形37、38のいずれか一方の出力信号である矩形波をカウントすることによってカムギヤ6の回転位相を検知することが可能となる。例えば、モード切り替え制御をカムギヤ6の回転位相に応じてプログラミングしておけば、受光素子24または25の後段に設けられた検出回路の出力信号によってモード切り替えを制御することが可能なモード検出装置が得られる。
【0027】
また、初期位相ではない位相にカムギヤ6がある場合において、停電等によってカムギヤ6の位相がメモリーから消去された場合には、受光素子26の出力信号39によって、カムギヤ6の位相を初期位置にリセットする必要があることが識別できる。
【0028】
また、上記で説明したように、カムギヤ6の外周に一体でスリット7を設けることによってカム溝9とスリット7が一体成形で一つの部品となるため、本実施の形態1であるモード検出装置を量産した場合、カムギヤ6とスリット7が別部品であるものと比べると、組み立てによる取り付け位置のバラツキがなく、同時に検出精度もばらつかないという効果がある。更に、検出に用いる光をカムギヤ6の半径方向に透過、あるいは遮断するようにスリット7を配置したので、検出光を透過または遮断するのに必要なわずかな厚みをカムギヤ6の直径に追加するだけで検出用に用いるスリットと一体形のカムギヤが構成できるので、装置の小型化の弊害になることはない。
【0029】
次に、以上で述べたカムギヤ6を射出成形で製造した金型構造について説明する。図10は図8中に示した断面F−F矢視であり、図11は図8中に示した断面G−G矢視である。同図において、35はカムギヤ6を射出成形で形成する時に使用する金型の上型、36は上型35と同様にカムギヤ6の射出成形に用いる下型である。
【0030】
一般的に、金型の型割り方向(図10、11中で矢印で示す方向)に対して直交する方向に形成される穴(本実施の形態では、スリット7がこれに該当する)は、図に示す上型35と下型36以外にスライドコア(図示せず)等を用いて型割り方向と直角方向に移動する部材が必要となるため、金型の数が増える。本実施の形態で使用するカムギヤ6は、円周方向に設置するスリット7と切り欠き部8を半径方向に段差を付けて設けているので、スリット7と切り欠き部8が他方に影響を及ぼすことなしに形成することができ、図10に示すようにスライドコア等を用いなくても上型35と下型36のみでスリット7を有するカムギヤを形成できる。
【0031】
実施の形態2.
図1、及び図2において、レバー10はカムギヤ6に形成されたカム溝9の形状によって、カムギヤの回転位相に応じてあらかじめ設計された角度に移動され、これに伴ってテープガイド12によって、いずれも図示を省略した磁気テープをテープパスループに添接させる、あるいは磁気テープがテープパス系に接触しない位置まで間隔を開ける等の動作モードの制御を行うことができる。また、カムギヤ6に形成されたカム溝9は、上記以外にも、いずれも図示を省略したテープカセットの装着、排出を行うためのレバー、磁気テープをキャプスタンシャフトに圧着するピンチローラーの制御レバー、テープカセットから磁気テープを引き出してシリンダに所定の角度に巻き付けるテープガイド制御レバー等が上記レバー10と同様に設置されていて、これらの動作制御を行う。
【0032】
上記各レバーによる各動作制御の始動、または停止のタイミングはカムギヤ6の回転位相に応じて決まるものであり、受光素子24、25、26から出力される信号を検出する図示を省略した検出回路の出力信号によってモータ3へ指令されることで制御が行われる。ここで本実施の形態ではカム溝9とスリット7が一体成形で一つの部品となっているため、本実施の形態2であるモード検出装置を量産した場合、カムギヤ6とスリット7が別部品であるものと比べると、組み立てによる取り付け位置のバラツキがなくなり、同時に回転位相の検出精度もばらつかないため、始動、停止位置のずれ量のバラツキは少なくなる。更に、検出に用いる光をカムギヤ6の半径方向に透過、あるいは遮断するようにスリット7を配置したので、カム溝9を形成するのに必要な直径に対して、入力透光体14の厚みと光を遮断するのに必要なわずかな厚みを追加するだけで検出用に用いるスリットと一体形のカムギヤが構成できるので、装置の小型化の弊害になることはない。
【0033】
また、図3に示すような本実施の形態によるモード検出装置では、カムギヤ6の上からあらかじめウォーム4とモータ3を取り付けたホルダ2を基体1に固定し、またあらかじめ発光素子23と受光素子24、25、26を実装した回路基板22を基体1と位置合わせして対向配置している。よって、構成が単純であり、発光素子23、受光素子24、25、26は回路基板22に実装されているため、組み立て時、または後に回路基板を修理、点検する場合等のように、回路基板22をモード切り替え機構の基体1から取り外す場合において、光電素子(発光素子23と受光素子24、25、26)部への電気的接続を行うコネクターや配線等が存在しないため、作業性が良くなる。
【0034】
実施の形態3.
一つの発光素子23から発せられる光を分岐させて複数の検出用光の光路を得る手段として、図6に示すような複数の光ガイド15、16、17を放射状に形成した入力透光体14を用いる。検出光の透過、または遮断の動作、及び検出方法は上記各実施の形態と同様なので、動作の説明は省略する。
【0035】
入力透光体14は光透過率の高い材料で形成されており、また光路途中で光束の屈折回数が少なくなる形状をしているため、入力透光体14を透過する光束は屈折による光量の低下(ロス)を低く抑えて出力透光体18まで光を伝達することが可能となる。また、光路中のロスを抑えられるということは、受光素子24、25、26における受光量が同じであっても発光素子23の発光量を低下させることが可能である。よって、発光素子23の発光量を減らすことによって、発光素子23の低消費電力化、発熱量の低減、長寿命化を果たすことができる。
【0036】
実施の形態4.
例えば図5において、カムギヤ6の直径を100mmとすると、駆動伝達機構の各部材を具備した基体1の上端から下方向に約50mm、右端方向から約50mm離れた位置にカムギヤ6の支軸62を配置し、遮光ホルダ13を基体1の上端右端コーナ部に配置すると、基体1がモード検出装置によって占有される面積は、カムギヤ6と基体1の上端右端コーナ部のみ、すなわち、50×50×π×3/4+50×50=約8390mm2となり、カムギヤ6による専有面積(約7850mm2)に対してわずか約7%の増加だけで済む。
【0037】
また、基体1に対向配置された回路基板22を基体1と投影形状をほぼ同一に形成することによって、発光素子23、及び受光素子24、25、26を実装する位置も遮光ホルダ13の下方とすることが可能となる。すなわち、これらの光電素子も回路基板22のコーナ部に集中することとなり、図示を省略した他の電子回路部品を回路基板22上に有効に配置することができる。
【0038】
実施の形態5.
図3を用いて本発明の一実施の形態の組み立て方法について説明する。まず最初に入力透光体14と出力透光体18を固着した遮光ホルダ13を基体1に取り付ける。次にカムギヤ6と減速ギヤ5を基体1に挿入する。ここでカムギヤ6の半径方向の光路に直交して設置される光路の透過、遮断を行うスリット7は、入力透光体14と出力透光体18の間に存在する間隙部に配置されることになるが、カムギヤ6を基体1に挿入する際、各部品が物理的に干渉することはなく、容易に取り付けを行うことができる。
【0039】
次いで、モータ3、ウォーム4、及び減速ギヤ5はあらかじめホルダ2に固定されていて、前記のようなホルダ2をカムギヤ6の回転軸方向に基体1に取り付けることでカムギヤ6もホルダ2よって回転自在に軸支される。また、ホルダ2を基体1に取り付けることで本発明の実施の一形態の組み立ては完了する。すなわち、上記のように少ない手順で組み立てることができる。
【0040】
実施の形態6.
図12は、本発明の一実施の形態におけるモード検出装置の主要部であるカムギヤ6の外周を円周方向に展開した図である。同図において、30はカムギヤ6の外周に形成された異なる幅のスリットの内、幅の狭い方のスリットに相当する短幅窓、31は同様にカムギヤ6の外周に形成された幅の広い方のスリットに相当する広幅窓である。
【0041】
また、図13は本実施の形態において、図12に示した各受光素子24、25、26の後段に設けられた検出回路(図示せず)が出力する出力信号波形を示す図である。同図において、32は受光素子24の検出信号波形、33は受光素子25の検出信号波形、34は受光素子26の検出信号波形である。
【0042】
次いで、本実施の形態の動作について説明する。光ガイド部19と光ガイド部20は短幅窓30の配置ピッチPに対して1/4の比率の間隔P/4に配置している。また、光ガイド部19と光ガイド部21は短幅窓30の配置ピッチPと同一間隔Pに配置している。更に、短幅窓30の配置ピッチ、及び広幅窓31のスリット幅は光ガイド部19と光ガイド部21の間隔Pと同一幅である。カムギヤ6が図12に示した矢印Hの方向に回転すると、入力透光体14を経た検出用光は短幅窓30と広幅窓31によって透過と遮断を繰り返し、受光素子24、25、26の検出回路からは図13に示すような出力信号が得られる。
【0043】
ここで出力信号32と33の位相を比較する。図13のように、出力信号33の位相が出力信号32よりも遅れている場合はカムギヤ6は図12において左(矢印Hの方向)に回転していることが分かり、逆に出力信号32の位相が出力信号33よりも遅れている場合は、図12において右(矢印Hの逆向き)にカムギヤ6が回転していることが識別できる。
【0044】
また、電源再投入時に初期位置までカムギヤ6を回転させることが必要(リセット動作が必要)な角度に広幅窓31と隣接する短幅窓30のエッジに光ガイド部19を配置することによって、リセット動作の要否を検出できる。原理は受光素子24と26の出力信号32、34の信号極性で判定する。図13に示す例では、出力信号32、34が共にH、またはLである領域R1ではリセット不要、出力信号32、34の極性が異なる領域R2ではリセットが必要であると識別される。例えば、回路が作動中に停電等の非定常動作が発生して電源が一度落ちた後に電源が再投入された場合を考えると、上記で述べたように出力信号32、34の極性を判定することによって、リセット位置にまでカムギヤ6を回転させるか否かを容易に識別できる。
【0045】
以上のように、本実施の形態においては実施の形態1で説明した図8に示すような切り欠き部8をカムギヤ6に設けなくても電源再投入時にカムギヤ6の回転方向、及びリセット位置への回転の必要性を識別できる。このため、例えばカムギヤ6に形成されるカム溝9が全て片面に集約される場合を含んでカムギヤ6の回転軸方向の厚みを薄く形成することが可能となる。
【0046】
ところで上記説明では、本発明をビデオテープレコーダに利用する場合について述べたが、オーディオディスク、ビデオディスク、DAT、その他の装置において、カムギヤによって動作モードを切り替えるものであれば、それらの装置においてモード検出を行うことができるのはいうまでもない。
【0047】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0048】
記録再生の各動作モードを制御するカムギヤの外周に、当該外周方向の幅の異なる複数種類のスリットを設け、複数種類のスリットにそれぞれ対応する少なくとも二つの受光素子とを設け、発光素子と受光素子との間の光路中でカムギヤの半径方向と平行な面内に存在する光路内にスリットを配置した光学的検出手段によってカムギヤの回転位相を光学的に検出するようにしたので、組み立てによるカムギヤ取り付け位置のバラツキがなく、同時に検出精度もばらつかずにカムギヤの回転位相を検出することが可能であり、かつ、検出に用いる光をカムギヤの半径方向に透過、あるいは遮断するようにスリットを配置したので、検出光を透過、または遮断するのに必要となるわずかな厚みをカムギヤの直径に追加するだけで済むため、装置の小型化の弊害とはならない装置を得ることができ、装置の小型化の弊害を解消できる効果がある。
【0049】
また、複数種類のスリットを段差を設けてカムギヤの円周部に配置することにより、カムギヤを射出成形等で形成する場合でも金型は1個のコアと1個のキャビティで済み、金型構成が容易で製造コストが安価なカムギヤが得られる効果がある。
【0050】
また、複数の光ガイド部を一体で形成し、かつ、一つの発光素子と対向配置した入力透光体を発光素子と受光素子との間の光路中に設けたので、光ガイド部を透過する検出光の屈折回数が少なくなり、受光素子に到達する光量のロスが軽減されることによって発光素子の発光量を低減させることができ、これによって発光素子に供給する電流を抑えることが可能であって、消費電力の少ない装置が得られる効果がある。
【0051】
また、モード切替機構の基体外周二辺の端面から、カムギヤの半径と略同一の距離だけ離れた位置にカムギヤの回転支軸を配置し、光学検出手段の光路の少なくとも部を包含する遮光ホルダを基体外周の当該二辺に隣接するコーナ部に配置したので、光学検出素子を含めて空間占有率の小さい装置が得られる効果がある。
【0052】
また、遮光ホルダが光学的検出手段の光路全体を包含するようにしたので、光学検出素子を含めて空間占有率の小さい装置が得られる効果がある。
【0053】
また、カムギヤに動力を伝達するモータウォームギヤ及び減速ギヤ、並びに動作モード検出に用いるスリット周部に形成したカムギヤの回転支軸を一つのホルダで保持したので、部品点数が少なく、少ない手順で組み立てが容易な装置を得られる効果がある。
【0054】
また、第1の光ガイド部と上記第2の光ガイド部との配設間隔を、幅狭スリットの配設ピッチに対して1/4の比率の間隔とし、第1の光ガイド部と第3の光ガイド部との配設間隔を、幅狭スリットの配設ピッチと同じとし、幅広スリットの幅を、幅狭スリットの配設ピッチと同じにしたので、カムギヤの回転方向に対してスリットは一列のみの配置でカムギヤの回転方向とリセット位置への回転の必要性の識別が可能となり、同時に薄型のカムギヤが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1乃至6であるモード検出装置の斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1乃至6であるモード検出装置の平面図である。
【図3】 図2中のA−A線矢視断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1乃至6であるモード検出装置の側面図である。
【図5】 図4中のB−B線矢視断面図である。
【図6】 図5中のC−C線矢視断面図である。
【図7】 図5中のD−D線矢視断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態1乃至6であるモード検出装置のカムギヤ外周部の展開図である。
【図9】 この発明の実施の形態1乃至6であるモード検出装置における受光素子の出力信号波形を示す図である。
【図10】 図8中のF−F線矢視断面図である。
【図11】 図8中のG−G線矢視断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態6であるモード検出装置のカムギヤ外周部の展開図である。
【図13】 この発明の実施の形態6であるモード検出装置における受光素子の出力信号波形を示す図である。
【図14】 従来のモード検出装置を示す平面図である。
【図15】 従来のモード検出装置の位置検出基板を示す平面図である。
【図16】 従来のモード検出装置を示す断面図である。
【図17】 図12中のV−V線矢視断面図である。
【図18】 従来の光学的検出を行うモード検出装置を示す図である。
【図19】 従来の光学的検出を行うモード検出装置を示す側面図である。
【符号の説明】
2 ホルダ、3 モータ、4 ウォームギヤ、5 減速ギヤ、6 カムギヤ、7 スリット、8 切り欠き部、9 カム溝、13 遮光ホルダ、14 入力透光体、15、16、17、19、20、21 光ガイド部、18 出力透光体、23 発光素子、24、25、26 受光素子、30 短幅窓、31広幅窓

Claims (7)

  1. カム溝を設けたカムギヤによって記録再生の各動作モードを切り替えるモード切り替え機構において、
    上記カムギヤの外周に形成された当該外周方向の幅の異なる複数種類のスリットと、発光素子と、上記複数種類のスリットにそれぞれ対応する少なくとも二つの受光素子とを備え、上記発光素子と上記受光素子との間の光路中で上記カムギヤの半径方向と平行な面内に存在する光路内に上記スリットを配置した光学的検出手段を備え、上記カムギヤの回転位相を光学的に検出することを特徴とするモード検出装置。
  2. 上記複数種類のスリットは、上記カムギヤの半径方向に段差を設けて配置されていることを特徴とする請求項に記載のモード検出装置。
  3. 検出用光を導く複数の光ガイド部を一体形成し、かつ、一つの上記発光素子と対向配置させた入力透光体を、上記発光素子と上記受光素子との間の光路中に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のモード検出装置。
  4. 記録再生の各動作モードを切り替えるモード切替機構の基体の外周の二辺の端面から、上記カムギヤの半径と略同一の距離だけ離れた位置に、上記カムギヤの回転支軸を配置し、かつ、
    上記光学的検出手段の光路の少なくとも一部を包含する遮光ホルダを、上記基体の外周の上記二辺に隣接するコーナ部に配置したこと
    を特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のモード検出装置。
  5. 上記遮光ホルダは、上記光学的検出手段の光路全体を包含することを特徴とする請求項記載のモード検出装置。
  6. 上記カムギヤに動力を伝達するモータ、ウォームギヤ及び減速ギヤ、並びに動作モード検出に用いる上記スリットが円周部に形成された上記カムギヤの回転支軸を一つのホルダで保持したことを特徴とする請求項4又は5に記載のモード検出装置。
  7. カム溝を両面に設けたカムギヤによって記録再生の各動作モードを切り替えるモード切り替え機構において、
    上記カムギヤの外周に形成されたスリットと、発光素子と、少なくとも二つの受光素子とを有し、上記発光素子と上記受光素子との間の光路中で上記カムギヤの半径方向と平行な面内に存在する光路内に上記スリットを配置した光学的検出手段を備え、上記カムギヤの回転位相を光学的に検出し、
    上記スリットが、上記外周方向の幅が異なる幅広スリットと幅狭スリットを含む少なくとも二種類のスリットであり、
    上記光学的検出手段の少なくとも二つの受光素子が、3つの受光素子であり、
    上記光学的検出手段が、上記発光素子の発した光を上記3つの受光素子にそれぞれ導く第1、第2及び第3の光ガイド部を有し、
    上記第1の光ガイド部と上記第2の光ガイド部との配設間隔が、上記幅狭スリットの配設ピッチに対して1/4の比率の間隔であり、
    上記第1の光ガイド部と上記第3の光ガイド部との配設間隔が、上記幅狭スリットの配設ピッチと同じであり、
    上記幅広スリットの幅が、上記幅狭スリットの配設ピッチと同じであることを特徴とすモード検出装置。
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