JP3742790B2 - ガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置およびガードゾーン範囲の更新方法 - Google Patents

ガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置およびガードゾーン範囲の更新方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船舶等に搭載されて、陸地や他の船舶等物標の探知を行い航路の観測や衝突防止のための観測を行うレーダ映像表示装置に関し、特に、レーダ操作者による物標の方位、距離の判断、衝突の危険の有無等の判断を容易にするため、表示器にガードゾーン範囲を表示し、そのガードゾーン範囲に物標(レーダ映像)が侵入してきた場合(いわゆる侵入アラーム)あるいはガードゾーン範囲から物標がなくなった場合(いわゆる離脱アラーム)に警報等により報知するガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置およびガードゾーン範囲の更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、レーダ映像表示装置は、回転するアンテナからの送信波を物標で反射させ、この反射波を受信してレーダ指示機の表示器に自己位置を中心とした同心円上の画像、すなわちレーダ映像を表示する。
【0003】
このようなレーダ映像表示装置では、航行中並びに停泊中に自船に接近する他の移動船舶の観測、あるいは陸地等固定的な物標からの反射波をもとに航路を観測するとき、または、潮流等の影響によって自船が停泊位置から離脱したか否かの監視等を行うときに、レーダ映像にガードゾーン範囲を重畳表示させるようにしている。
【0004】
ガードゾーン機能がオン状態の場合には、このガードゾーン範囲(領域)内に、予め設定された物標検出レベルを超えるレベルの船舶等の物標が侵入してきたときに、警報あるいは点滅表示を行いレーダ操作者等に報知する。
【0005】
ここで、物標検出レベルは、物標からの反射波の強度(振幅)が、その物標が波か、雲か、陸地か、船舶かなど、物標の種類により異なるので、波や雲等のノイズを除去し、船舶等がガードゾーン範囲に侵入してきたときに警報等を発生して報知するための基準レベルに予め設定される。
【0006】
この報知により、レーダ操作者等は、表示器上において自船とガードゾーン範囲内の検出物標との間の距離や方位を目視で確認することができる。このため、衝突の危険があるか否かの判断を容易に行うことが可能となり、余裕をもって衝突回避行動等を選択することが可能となる。
【0007】
ガードゾーン機能を有効に使用するためには、ガードゾーン範囲の設定作業と、その設定範囲内で検出しようとする物標検出レベルの設定作業とが必要とされる。
【0008】
一般に、レーダ操作者が表示器にガードゾーン範囲を設定して表示させようとする場合、図19に示すように、表示器の画面1中、船首基線2が表示されている画面中央の自船の位置4から所定の距離・方位にある4頂点を結ぶ輪郭線11−14をガードゾーン範囲15として表示する方法が採用されている。
【0009】
ガードゾーン範囲15の4頂点を設定する方法としては、基本的には、トラックボール等のポインティングデバイスによりカーソル10を移動し、輪郭線11−14を構成する開始方位線11と開始距離線12および終了方位線13と終了距離線14を順に設定することが必要となる(特許文献1参照)。
【0010】
なお、ガードゾーン範囲15の4頂点を設定する方法として、2本の方位線と2本の同心円である距離線を表示させ、ポテンショメータによる各線毎の移動操作とエンターキーでの決定動作によりガードゾーン範囲15を決定する方法も知られている。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−235069号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、一度設定したガードゾーン範囲、すなわち開始方位線11,開始距離線12,終了方位線13,および終了距離線14のいずれか一つを更新する場合には、既存のガードゾーン範囲15を一度全て消去し、再び最初から、トラックボールあるいはポテンショメータ等を利用して、開始方位線11と開始距離線12および終了方位線13と終了距離線14を再設定しなければならないという繁雑さがある。
【0013】
また、従来技術では、ガードゾーン範囲15を設定する際には、ガードゾーン機能のオンオフスイッチを必ずオン状態にする必要がある。このためガードゾーン機能がオフ状態の場合には、当然に、ガードゾーン範囲15を更新することができず、ガードゾーン範囲15を確認することもできないという不都合もある。
【0014】
さらに、従来技術では、ガードゾーン範囲15内で物標を検出するレベルは、物標検出レベルを設定するメニューを開いたときのみ表示されるか、あるいは画面上でガードゾーン範囲15と離れた箇所に表示されるため、特に、表示器の画面1に複数のガードゾーン範囲15が表示されている場合には各ガードゾーン範囲15の物標検出レベルの設定値を容易に確認することができないという不都合もある。
【0015】
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであって、ガードゾーン範囲の更新を簡易に行うことを可能とするガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置およびガードゾーン範囲の更新方法を提供することを目的とする。
【0016】
また、この発明は、ガードゾーン機能のオンオフに係わらず、ガードゾーン範囲の更新を簡易に行うことを可能とするガードゾーン機能を有するレーダ映像装置およびガードゾーン範囲の更新方法を提供することを目的とする。
【0017】
さらに、この発明は、ガードゾーン範囲内の物標検出レベルを確実かつ容易に確認することを可能とするガードゾーン機能を有するレーダ映像装置およびガードゾーン範囲の更新方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明のガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置は下記の特徴を有する。
【0019】
(1)レーダ映像を表示する表示器と、前記表示器に、開始方位線、開始距離線、終了方位線及び終了距離線から構成される輪郭線で示されるガードゾーン範囲を表示する表示制御手段と、前記ガードゾーン範囲を変形するために前記輪郭線中、いずれかの線を指示する指示手段とを備え、前記表示制御手段は、前記指示手段により前記いずれかの線が指示されたとき、指示された線を移動させ、現に表示されているガードゾーン範囲を変形して新ガードゾーン範囲を表示する。
【0020】
この発明によれば、現に表示されているガードゾーン範囲を変形して新ガードゾーン範囲を表示するようにしているので、ガードゾーン範囲の更新を簡易に行うことができる。
【0021】
なお、指示手段としては、トラックボール、マウス等のポインティングデバイスあるいはポテンショメータさらにはキースイッチ等を使用することができる。
【0022】
(2)前記表示制御手段は、前記ガードゾーン範囲を変中に、変対象部分を強調して表示するようにすることで、変対象部分を視覚的に確認しながら変更できるので、変更間違い等を防止できる。
【0023】
(3)レーダ映像を表示する表示器と、前記表示器に、開始方位線、開始距離線、終了方位線及び終了距離線から構成される輪郭線で示されるガードゾーン範囲とカーソルを表示する表示制御手段と、前記ガードゾーン範囲を変形するために前記輪郭線中、いずれかの線を前記カーソルにより指示する指示手段とを備え、前記表示制御手段は、前記カーソルが前記ガードゾーン範囲の輪郭線中、いずれかの線上にあるとき、前記ガードゾーン範囲の変可能モードとし、前記指示手段により前記カーソルが移動されると、同時に指示された線を移動し、現に表示されているガードゾーン範囲を変形して新ガードゾーン範囲を表示する。
この発明によれば、表示制御手段は、カーソルが前記ガードゾーン範囲の輪郭線上にあるとき、ガードゾーン範囲の変形可能モードとする。このため、ガードゾーン範囲の変形による更新が簡易になる。
【0024】
(4)(3)において、前記表示制御手段は、前記カーソルが前記ガードゾーン範囲の中央近傍に配置されているとき、前記ガードゾーン範囲の移動可能モードとする。このため、ガードゾーン範囲の移動による更新が簡易になる。
【0025】
(5)(3)または(4)において、前記表示制御手段は、前記カーソルが前記ガードゾーン範囲の輪郭線上にあるとき、または前記カーソルが前記ガードゾーン範囲の中央近傍に配置されているとき、前記カーソルの形状を変化させる。これにより、ガードゾーン範囲の更新(変更および移動)が可能になったことを容易に視認することができる。
【0026】
(6)(5)において、前記表示制御手段は、前記カーソルが前記ガードゾーン範囲の輪郭線上にあるときと、前記ガードゾーン範囲の中央近傍に配置されているときとで、前記カーソルの形状を異なる形状とする。これにより、ガードゾーン範囲の更新(変更あるいは移動)のいずれが可能となったのかを容易に視認することができる。
【0027】
(7)(1)−(6)において、さらに、前記ガードゾーン機能をオンオフする手段を有し、前記表示制御手段は、前記ガードゾーン機能のオンオフに係わらず、前記ガードゾーン範囲を前記表示器上に表示し、かつ前記ガードゾーン範囲の移動、一部変更、全部変更あるいは前記カーソルの形状の変化を有効とする。これにより、ガードゾーン機能がオフ状態であっても、ガードゾーン範囲の更新が可能となる。
【0028】
(8)(1)−(7)において、前記表示制御手段は、前記ガードゾーン範囲の物標検出レベルをガードゾーン範囲の内側あるいは周囲に表示する。これにより、ガードゾーン範囲の物標検出レベルを確実に確認することができる。
【0029】
この発明のガードゾーン範囲の更新方法は、表示器上に、開始方位線、開始距離線、終了方位線及び終了距離線から構成される輪郭線で示されるガードゾーン範囲を表示する過程と、前記表示器上に表示されているガードゾーン範囲を変形するために前記輪郭線中、いずれかの線を指示する指示過程と、いずれかの線の移動が指示されたとき、指示された線を移動させ、現に表示されているガードゾーン範囲を変形して新ガードゾーン範囲を表示するガードゾーン範囲の更新過程とを備える。この発明によれば、現に表示されているガードゾーン範囲を変形して新ガードゾーン範囲を表示するようにしているので、ガードゾーン範囲の更新を簡易に行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の一実施の形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0031】
図1は、この発明の一実施の形態が適用され、船舶(自船)に搭載されたレーダ装置20の構成を示している。
【0032】
このレーダ装置20は、基本的には、アンテナ部22と、このアンテナ部22に接続されるA/D変換部24と、このA/D変換部24に接続されるガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置30とから構成されている。
【0033】
アンテナ部22は、アンテナ駆動・制御部32からの送信信号を水平方向に回転するアンテナ34を通じ送信波として送信し、物標からの反射波を受信し、アナログ信号のレーダビデオ信号をA/D変換部24に供給する。
【0034】
A/D変換部24は、方位信号、距離信号および反射強度信号を含むアナログ信号のレーダビデオ信号をデジタル信号のレーダビデオ信号に変換し、レーダ映像表示装置30を構成するシステム制御部36へ供給する。
【0035】
システム制御部36は、LSI(Large Scale Integrated Circuit)で構成され、上記のレーダビデオ信号をレーダビデオデータとしてビデオメモリ(第1のビデオメモリ)であるレーダ映像表示用メモリ38へ描画する。
【0036】
また、システム制御部36は、レーダビデオデータをレーダ映像表示用メモリ38に描画するための制御信号を生成し出力するとともに、グラフィックビデオデータをグラフィックディスプレイコントローラ(GDC)42によりビデオメモリ(第2のビデオメモリ)であるグラフィックメモリ40に描画させる制御信号を生成し出力する。
【0037】
さらに、システム制御部36は、グラフィックメモリ40から読み出したグラフィックビデオデータとレーダ映像表示用メモリ38から読み出したレーダビデオデータを合成してCRTやLCD等の表示器44上に表示させる。
【0038】
システム制御部36に接続される表示制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)50は、指示手段の例としてのポインティングデバイスであるトラックボール54、ガードゾーン機能オンオフスイッチ(ボタンを押下するごとにオンオフが切り替わるスイッチ)56、エンター(Enter)スイッチ(ボタンを押下したときオンになるスイッチ)58および物標検出レベルのレベル設定オンオフスイッチ(ボタンを押下するごとにオンオフが切り替わるスイッチ)60を有する操作部52からデータ(カーソルの移動量データ,スイッチのオンオフデータ,物標検出レベルの設定データ)を受け取るとともに、システム制御部36から表示器44の画面上の自船位置データ等を受け取る。
【0039】
なお、ガードゾーン機能オンオフスイッチ56および物標検出レベルのレベル設定オンオフスイッチ60は、画面上にGDC42を介して、いわゆるGUI(Graphic User Interface)により表示されるアイコン(ボタンの絵文字)であってもよい。
【0040】
また、操作部52上のトラックボール54は、後述するようにマウス57に代替することができる。
【0041】
さらに、トラックボール54,マウス57等のポインティングデバイスに限らず、ガードゾーン範囲の移動または変更を指示する指示手段としては、ポテンショメータとキースイッチを利用する、あるいは、画面上のプルダウンメニューとキーボード上の矢印キー(矢印スイッチ)およびエンターキー(エンタースイッチ)を用いて行う等種々の技術を採用することができる。
【0042】
CPU50は、ガードゾーン範囲をグラフィックメモリ40へ描画する際には、トラックボール54からその移動量よりカーソルの位置データを受け取り、その位置データから表示器44の画面上に表示するガードゾーン範囲の位置を決定する。その際、CPU50は、GDC42に対して、図形(円弧図形,直線図形,カーソル図形等),文字(物標検出レベル等)の描画コマンドと、図形と文字を描画する座標データを供給する。
【0043】
GDC42は、CPU50から受け取った描画コマンドと座標データにより図形、文字をグラフィックメモリ40に描画する。
【0044】
なお、CPU50の処理能力が高い場合には、GDC42を省略し、CPU50により直接グラフィックメモリ40に描画するように構成を変更することも可能である。
【0045】
このグラフィックメモリ40には、カーソル,ガードゾーン範囲,船首基準線,自船位置,および物標検出レベル(数値)等のデータが描画される。
【0046】
なお、グラフィックメモリ40を用いることなく、カーソル,ガードゾーン範囲,船首基準線,自船位置,および物標検出レベル(数値)等のデータをレーダ映像表示用メモリ38に直接描画することも可能である。
【0047】
この実施形態に係るレーダ装置20は、基本的には以上のように構成されかつ動作するものであり、次に図2,図3のフローチャートを参照して、ガードゾーン範囲の更新動作(変更(変形)動作および移動動作)について詳しく説明する。
【0048】
図2は、レーダ操作者等によりトラックボール54が操作されたときのカーソル移動処理のプログラムを示している。
【0049】
図3は、レーダ操作者等によりエンタースイッチ58のボタンが押下されたときのボタン押下処理のプログラムを示している。
【0050】
これらのプログラムは、イベント駆動型のプログラムであり、CPU50内のROM(Read Only Memory)あるいはフラッシュメモリに予め記憶されているが、CPU50は、イベント(トラックボール54の操作によるカーソル移動あるいはエンタースイッチ58のボタン押下)が発生したとき、図2あるいは図3のプログラム(処理手順)を実行する。
【0051】
たとえば、図4に示すような表示器44上の画面の表示状態で、レーダ操作者によるトラックボール54の操作で十字形のカーソル10が移動されたことが検出されたとき、図2のカーソル移動処理プログラムが実行される。
【0052】
ステップS1において、すでにガードゾーン範囲の更新動作モード(後述するように、ガードゾーン範囲の変更可能モードとガードゾーン範囲の移動可能モードを含む。)になっているかどうかが、後述する更新モードフラグFがセット(F=1)されているかどうかにより判定される。
【0053】
エンタースイッチ58のボタンが一度も押されていないときには、この判定は否定となるので、ステップS2に進む。
【0054】
ステップS2では、カーソル10の位置が、ガードゾーン範囲15の輪郭線11−14上にあるかあるいは中央近傍に配置されているどうかが判定される。なお、輪郭線11−14上にあるとは、原則として、カーソル10の図形がガードゾーン範囲15の輪郭線11−14を形成する開始方位線11,開始距離線12,終了方位線13あるいは終了距離線14のいずれかにかかっている(接している)場合には、輪郭線11−14上にあると判定される。
【0055】
また、カーソル10が中央近傍に配置されているとは、原則として、カーソル10の図形が輪郭線11−14にかからないで、輪郭線11−14の内側の範囲、具体的には、図4中、点線の範囲で示している中央近傍16にカーソル10の中心が配置されている場合をいう。
【0056】
ステップS2の判定が否定の場合、たとえば図4に示すようにカーソル10がガードゾーン範囲15に接しない外側にある場合には、ステップS3において、カーソル10の形状を元の十字形にもどす。なお、ステップS2の判定において既にカーソル10の形状が十字形になっている場合には、その十字形が再度描画されるので、カーソル10の形状は変更されない。
【0057】
ステップS2の判定が肯定の場合には、ステップS4において、カーソルの位置に応じてカーソルの形状を変更する。
【0058】
具体的には、図5A、図5Cに示すように、カーソル70が開始方位線11あるいは終了方位線13上にあるときには、十字形のカーソル10が、略円周方向(図19も参照)に延びる両矢印形のカーソル70に形状が変更される。また、図5B、図5Dに示すように、カーソル70が開始距離線12あるいは終了距離線14上にあるときには、十字形のカーソル10が、半径方向(図19も参照)に延びる両矢印形のカーソル70に形状が変更される。
【0059】
その一方、図5Eに示すように、カーソル80が中央近傍16(図4参照)に配置されているときには、両矢印形のカーソル80に形状が変更される。
【0060】
これらカーソル10,70,80の形状変更を視認することにより、レーダ操作者は、ガードゾーン範囲15の更新を行えるモード(状態)になったことが分かる。なお、カーソル10の形状の変更は、開始方位線11等の変更対象部分で発生するようにしているので、カーソル形状の変更は、ガードゾーン範囲15の変更中に、変更対象部分を強調して表示しているといえる。
【0061】
そこで、ガードゾーン範囲15の更新等を目的としてレーダ操作者によりエンタースイッチ58のボタンが押下されたものとすると、図3のボタン押下処理プログラムが実行される。
【0062】
ステップS11において、ステップS1と同様に、すでにガードゾーン範囲の更新動作モードになっているかどうかが、更新モードフラグFがセット(F=1)されているかどうかにより判定される。
【0063】
最初は、更新フラグモードFがセットされていないので、否定となりステップS12に進む。
【0064】
このステップS12では、ステップS2と同様に、カーソル10(70,80)の位置が、ガードゾーン範囲15の輪郭線11−14上にあるかあるいは中央近傍16に配置されているどうかが判定される。
【0065】
ステップS12の判定が肯定の場合には、ステップS13において、更新モードフラグFがセットされ(F←1)、かつカーソル70の位置がガードゾーン範囲15の輪郭線11−14上にあるときには、ガードゾーン範囲15の変更(変形)可能モードに入り、カーソル80の位置がガードゾーン範囲15の中央近傍16に配置されているときには、ガードゾーン範囲15の移動可能モードに入る。
【0066】
なお、ステップS12の判定が否定の場合には、図4に示すように、カーソル10がガードゾーン範囲15から離れているので何も起こらない。
【0067】
次に、トラックボール54の操作によりカーソル70(80)が移動された場合、図2のカーソル移動処理プログラムが駆動され、今回のステップS1の判定は、ステップS13で更新モードフラグFがセットされている(F=1)ので肯定となり、ステップS5に進む。
【0068】
このステップS5では、前回のこのステップS5で描画した、あるいは後述するステップS15で描画したガードゾーン範囲15を作成中のガードゾーン範囲15とみなして消去し、現在のカーソル70(80)の位置に従って作成中ガードゾーン範囲15を更新し、グラフィックメモリ40にリアルタイムに描画する。
【0069】
具体的には、図5Aに示すように、画面上に実線で表示しているガードゾーン範囲15の開始方位を変更したい場合に、カーソル70が開始方位線11上にあって、図6Aに示すようなカーソル70の移動操作があった場合には、ガードゾーン範囲15の変更可能モードに入っているので、ガードゾーン範囲15の変更後の形状を画面上で点線で表示する。変更前の現に表示されているガードゾーン範囲15は実線で表示しておく。カーソル70は、常に、実線で表示している。
【0070】
図6Bは、開始距離を変更途中の画面上の表示を示している。図6Cは、終了方位を変更途中の画面上の表示を示している。図6Dは、終了距離を変更途中の画面上の表示を示している。
【0071】
また、図5Eに示すように、画面上に実線で表示しているガードゾーン範囲15の位置を移動させたい場合に、カーソル80がガードゾーン範囲15の中央近傍16に配置されているとき、図6Eに示すようなカーソル80の移動操作があった場合には、ガードゾーン範囲15の移動可能モードに入っているので、ガードゾーン範囲15の変更後の形状を画面上で点線で表示する。変更前の現に表示しているガードゾーン範囲15は実線で表示しておく。
【0072】
なお、移動の場合には、この実施形態においては、ガードゾーン範囲15の円周角および半径方向の距離を同一に維持して移動するように構成されている。
【0073】
ステップS5が終了した時点以降に、レーダ操作者によりエンタースイッチ58のボタンが押下されたものとすると、ガードゾーン範囲15の更新の決定を目的とする操作と解釈され、図3のボタン押下処理のプログラムが実行される。
【0074】
このとき、ステップS11の判定は更新フラグFがセットされているので、肯定とされステップS14に進む。
【0075】
ステップS14では、現在のカーソル70(80)の位置に従って、新しいガードゾーン範囲15を再設定する描画コマンドをGDC42に対して発行する。
【0076】
これにより、ステップS15では、旧ガードゾーン範囲15が消去され、新ガードゾーン範囲15が全て実線で描画される。なお、旧ガードゾーン範囲15の消去は、描画したときと同じ座標を指定し消去コマンドをGDC42に対して送ることでそれまで描画していた図形を消去することができる。
【0077】
具体的には、図7Aに示す例では、開始方位線11が方位81から方位82へ広げられたガードゾーン範囲15に変更される。図7Bに示す例では、開始距離線12が距離84から距離83へ延ばされたガードゾーン範囲15に変更される。図7Cに示す例では、終了方位線13が方位85から方位86に狭められたガードゾーン範囲15に変更される。図7Dに示す例では、終了距離線14が距離87から距離88へ延ばされたガードゾーン範囲15に変更される。
【0078】
また、図7Eに示す例では、位置90から位置91の位置へガードゾーン範囲15が円周方向に移動されている。図7Fに示す例では位置90から位置92へ半径方向内側・円周方向左側へ移動されている。
【0079】
その後、ステップS16では、ガードゾーン範囲15の更新モードを解除するために更新モードフラグFをクリアする(F←0)。
【0080】
なお、ガードゾーン範囲15は、円弧と方位線の輪郭線11−14で形成されるリング片形に限らず、図8,図9に示す円形のガードゾーン範囲15Aの場合にも同様に、図8に示すように、ガードゾーン範囲15Aを変更可能であり、図9に示すように、ガードゾーン範囲15Aを移動可能である。ガードゾーン範囲は、リング片形および円形の他、長方形、正方形、5角形等の多角形等任意の形状にすることができる。
【0081】
図2,図3のイベント駆動型プログラムを参照して説明したレーダ装置20では、ポインティングデバイスとしてトラックボール54を利用したガードゾーン範囲15の更新処理について説明しているが、ポインティングデバイスとしてはトラックボール54に代替してマウス57を利用することができる。
【0082】
図10はマウス57のボタンダウン処理、すなわち、ドラッグの開始処理のフローチャート、図11はマウス57のボタンアップ処理、すなわち、ドラッグの終了処理のフローチャートを示している。マウス57を使用するときにも、カーソル10(70,80)の移動処理には、図2に示したカーソル移動処理のフローチャートがイベント駆動型で利用される。
【0083】
図10中、ステップS112,S113の各処理は、図3のステップS12,S13の各処理に対応し、図11中、ステップS111,S114−S116の各処理は、図3中、ステップS11,S14−S16の各処理に対応するので、簡単に説明する。
【0084】
マウス57のボタンダウン処理が行われたときには、ステップS112で、ステップS12で説明したのと同様に、カーソル10(70,80)の位置が、ガードゾーン範囲15の輪郭線11−14上にあるか、あるいは中央近傍16に配置されているどうかが判定される。
【0085】
ステップS112の判定が肯定の場合には、ステップS113において、ステップS13と同様に、更新モードフラグFがセットされ(F←1)、かつカーソル70の位置がガードゾーン範囲15の輪郭線11−14上にあるときには、ガードゾーン範囲15の変更(変形)可能モードに入り、カーソル80の位置がガードゾーン範囲15の中央近傍16に配置されているときには、ガードゾーン範囲15の移動可能モードに入る。ステップS112の判定が否定の場合には、図4に示すように、カーソル10がガードゾーン範囲15から離れているので何も起こらない。
【0086】
次に、マウス57の操作によりカーソル70(80)が移動された場合、ステップS113で更新モードフラグFがセットされているので、図2に示したステップS1の判定が肯定となり、ステップS5に進む。
【0087】
このステップS5では、作成中のガードゾーン範囲15を消去し、現在のカーソル70(80)の位置に従って作成中ガードゾーン範囲15をグラフィックメモリ40にリアルタイムに描画する。
【0088】
そして、マウス57のボタンアップ操作、いわゆるドロップ操作がなされた場合には、更新フラグFがセットされているので、ステップS111の判定が肯定とされステップS114に進む。
【0089】
ステップS114では、現在のカーソル70(80)の位置に従って、新しいガードゾーン範囲15を再設定する。
【0090】
これにより、ステップS115では、旧ガードゾーン範囲15が消去され、新ガードゾーン範囲15が実線で描画される。
【0091】
その後、ステップS116では、ガードゾーン範囲15の更新モードを解除するために更新モードフラグFをクリアする(F←0)。
【0092】
以上の説明がマウス57を使用したガードゾーン範囲15の更新処理の説明であり、トラックボール54と同様にガードゾーン範囲15,15Aの更新が簡易にできる。
【0093】
以上のように、上述した実施の形態によれば、表示器44上にガードゾーン範囲15を表示する過程(更新前の現在のガードゾーン範囲15を表示する過程)と、表示器44上に表示されているガードゾーン範囲15を移動または変更してガードゾーン範囲15を更新する過程とを備え、ガードゾーン範囲15を更新する過程では、ガードゾーン範囲15を更新する際に、変更対象部分を強調表示し、かつ現に表示器44上に表示されているガードゾーン範囲15を移動または変更して新ガードゾーン範囲15を表示するようにしている。現に表示器44に表示されているガードゾーン範囲15を移動または変更して新ガードゾーン範囲15を表示するようにしているので、ガードゾーン範囲15の更新前および更新後の形状・位置を一目で確認可能であり、ガードゾーン範囲15の更新を確実かつ簡易に行うことができる。
【0094】
次に、物標検出レベルの表示について説明する。上述したガードゾーン範囲15,15Aの更新処理の例では、図面が繁雑となるので描いていないが、この実施形態において、ガードゾーン範囲15の物標検出レベル95(図12A,12Bでは「123」と表示している。)は、図12Aに示すように、ガードゾーン範囲15の内側、あるいは図12Bに示すようにガードゾーン範囲15の外側の予め定めた位置、すなわちガードゾーン範囲15の周囲(周辺)に描画するようにしている。
【0095】
この、物標検出レベル95の変更は、レベル変更がレベル設定オンオフスイッチ60の操作回数によりオフ状態になっているときに、トラックボール54によりカーソル10(70,80)を物標検出レベル95が表示されている位置に移動し、その位置で、レベル設定オンオフスイッチ60を押下することによりオン状態となって、物標検出レベル95の変更が可能な状態となる(図示していないレベル変更プログラムが駆動される)。
【0096】
レベル変更が可能な状態でトラックボール54を右方向あるいは上方向へ回転することでレベル値が増加し、左方向あるいは下方向へ回転することでレベル値が減少する。
【0097】
レベル値が所望の値となったとき、エンタースイッチ58を押下すると、物標検出レベル95が、その所望の値に確定される。このエンタースイッチ58の押下操作により、レベル変更プログラムが終了する。なお、レベル変更プログラムは、エンタースイッチ58の押下操作に代替して、所望の値を確定するときに、レベル設定オンオフスイッチ60を再押下することでも終了する。
【0098】
このようにして確定された物標検出レベル95の表示位置は、ガードゾーン範囲15の変更および移動に伴い、位置が変更される。
【0099】
図13は、ガードゾーン機能のオンオフスイッチ56のボタンの押下処理に係わるプログラムのフローチャートを示している。
【0100】
ガードゾーン機能のオンオフスイッチ56が押下されると、この図13に示すプログラムが駆動され、ステップS21において、ガードゾーン機能がオン状態であるかオフ状態であるかが、ガードゾーン機能フラグFgがセットされているかどうかにより判定される(Fg=1?)。
【0101】
ガードゾーン機能フラグFgがセットされていないと判定された場合には、ステップS22において、ガードゾーン範囲15,15Aやカーソル10(70,80)および物標検出レベル95の図形・文字の色を赤色とし、ガードゾーン機能をオン状態にする。そして、ステップS23においてガードゾーン機能フラグFgをセットする(Fg←1)。
【0102】
その一方、ステップS21の判定が肯定である場合、すなわちガードゾーン機能がオン状態となっている場合には(Fg=1)、ステップS24において、ガードゾーン範囲15,15Aやカーソル10(70,80)および物標検出レベル95の図形・文字の色を青色とし、ガードゾーン機能をオフ状態にする。そして、ステップS25においてガードゾーン機能フラグFgをクリアする(Fg←0)。
【0103】
このように制御すれば、ガードゾーン機能がオン状態であるかオフ状態であるかを、ガードゾーン範囲15,15A等の色を確認することで容易に分かる。すなわち、赤色であればオン状態、青色であればオフ状態であると分かる。
【0104】
以上詳細に説明したように、上述した実施形態によれば、カーソル10(70,80)が、ガードゾーン範囲15の輪郭線上あるいは範囲の中央近傍16にあるときに、ガードゾーン範囲15の変更可能モードあるいはガードゾーン範囲15の移動可能モードになるようにしているので、ガードゾーン範囲15の変更あるいは移動による更新、すなわち方位と距離の再設定を行う際の設定手順が簡易化される。これによりレーダ操作者の負担が軽減される。
【0105】
また、ガードゾーン機能オンオフスイッチ56によりガードゾーン機能がオフ状態とされていても、ガードゾーン範囲15や物標検出レベル95の色を赤色から青色に変更して表示し、その一方、ガードゾーン範囲15の変更可能モードあるいはガードゾーン範囲の移動可能モードはオフ状態とならないようにように制御しているので、ガードゾーン範囲15の更新あるいはガードゾーン範囲15の確認を簡易に行うことができる。
【0106】
なお、色を変更するのではなく、細線とする、あるいは点線の間隔を変える、さらには、二重線とする等、線種を変えて表示するようにしてもよい。
【0107】
また、ガードゾーン範囲15の物標検出レベル95をガードゾーン範囲15の内側あるいは周囲に表示するようにしているので、当該ガードゾーン範囲15内の物標検出レベル95を確実かつ容易に、しかも瞬時に確認することができる。なお、この設定値である物標検出レベル95は、数値だけでなく、あるいは数値に代えて、ガードゾーン範囲15の輪郭線11−14の色の濃さ、色の変化、線種等により表現することもできる。
【0108】
さらに、トラックボール54,マウス57等のポインティングデバイスに限らず、ガードゾーン範囲15の移動または変更を指示する指示手段としては、ポテンショメータ、画面上のプルダウンメニューとキーボード上の矢印キー(矢印スイッチ)およびエンターキー(エンタースイッチ)を用いて行う等種々の技術を採用することができる。
【0109】
たとえば、図14に示すように、図1に示した操作部52を操作部152に変更する。この操作部152には、指示手段の例としての左右方向に回転可能なポテンショメータ等を操作するノブ154、指示手段を構成する上下左右方向を指示する矢印スイッチ161−164の他、上述のガードゾーン機能オンオフスイッチ56、エンタースイッチ58および物標検出レベルのレベル設定オンオフスイッチ60が設けられている。
【0110】
このとき、図15に示すように、表示器44の画面上に変更表示102および移動表示112を表示させておくことで、矢印スイッチ162により変更表示102を選択することができ、矢印スイッチ163により移動表示112を選択することができる。
【0111】
そして、たとえば、変更表示102を選択しているとき、エンタースイッチ58を押すことで、図15に示す開始方位104,開始距離106,終了方位108および終了距離110のプルダウンメニューが表示され、開始方位104,開始距離106,終了方位108および終了距離110は、矢印スイッチ161あるいは矢印スイッチ164で選択し、選択している部分の表示を他の表示と区別して表示する。
【0112】
なお、移動表示112を選択した場合には、図15中、点線の枠で描いている方位移動114および距離移動116のプルダウンメニューが表示される。
【0113】
図15の例では、開始方位104が選択されている。このとき、図16Aに示すように、ガードゾーン範囲15の変更中であることを示すため、変更対象部分である開始方位線11が太い線で強調表示される。強調表示は、太線表示に代えてブリンク表示でもよい。
【0114】
この状態で、ノブ154を回転させることで、図17Aに示すように、開始方位線11の変更可能な状態となる。
【0115】
所望の開始方位でエンタースイッチ58を押すことで、図18Aに示すように、開始方位81から開始方位82へのガードゾーン範囲15の変更処理が終了される。
【0116】
図16B−図16E、図17B−図17Eおよび図18B−図18Fの表示については、その動作が容易に類推できるのでその説明を省略する。
【0117】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、現に表示されているガードゾーン範囲を移動または変更して新ガードゾーン範囲を表示するようにしているので、ガードゾーン範囲の更新を簡易に行うことができる。
【0118】
また、この発明によれば、ガードゾーン機能がオフ状態であっても、ガードゾーン範囲の変更可能モードあるいはガードゾーン範囲の移動可能モードになるようにしているので、ガードゾーン範囲の更新あるいはガードゾーン範囲の確認を簡易に行うことができる。
【0119】
さらに、この発明によれば、ガードゾーン範囲の物標検出レベルをガードゾーン範囲の内側あるいは周囲に表示するようにしているので、ガードゾーン範囲内の物標検出レベルを確実かつ容易に、しかも瞬時に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態が適用されたレーダ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】カーソル移動処理のフローチャートである。
【図3】ボタン押下処理のフローチャートである。
【図4】ガードゾーン範囲変更の動作を説明する説明図である。
【図5】図5Aは、ガードゾーン範囲の開始方位変更の説明図である。
図5Bは、ガードゾーン範囲の開始距離変更の説明図である。
図5Cは、ガードゾーン範囲の終了方位変更の説明図である。
図5Dは、ガードゾーン範囲の終了距離変更の説明図である。
図5Eは、ガードゾーン範囲の移動の説明図である。
【図6】図6Aは、ガードゾーン範囲の開始方位変更動作中の説明図である。
図6Bは、ガードゾーン範囲の開始距離変更動作中の説明図である。
図6Cは、ガードゾーン範囲の終了方位変更動作中の説明図である。
図6Dは、ガードゾーン範囲の終了距離変更動作中の説明図である。
図6Eは、ガードゾーン範囲の移動動作中の説明図である。
【図7】図7Aは、ガードゾーン範囲の開始方位変更動作終了中の説明図である。
図7Bは、ガードゾーン範囲の開始距離変更動作終了時の説明図である。
図7Cは、ガードゾーン範囲の終了方位変更動作終了時の説明図である。
図7Dは、ガードゾーン範囲の終了距離変更動作終了時の説明図である。
図7Eは、ガードゾーン範囲の移動動作終了時の説明図である。
図7Fは、ガードゾーン範囲の移動動作終了時の他の説明図である。
【図8】ガードゾーン範囲が円形の場合の方位・距離の変更の説明図である。
【図9】ガードゾーン範囲が円形の場合の移動動作の説明図である。
【図10】ドラッグアンドドロップ処理でガードゾーン範囲を更新する際のボタンダウン処理のフローチャートである。
【図11】ドラッグアンドドロップ処理でガードゾーン範囲を更新する際のボタンアップ処理のフローチャートである。
【図12】図12A、図12Bは、物標検出レベルの表示の説明図である。
【図13】ガードゾーン機能のオンオフスイッチの押下処理のフローチャートである。
【図14】操作部の他の構成例を示す説明図である。
【図15】変更モードあるいは移動モードのプルダウンメニューの説明図である。
【図16】図16A−図16Eは、ガードゾーン範囲の強調表示の説明図である。
【図17】図17A−図17Eは、変更・移動中のガードゾーン範囲の説明図である。
【図18】図18A−図18Fは、変更・移動の更新終了時におけるガードゾーン範囲の説明図である。
【図19】ガードゾーン範囲を表示したレーダ画面の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…画面 2…船首基線
4…自船の位置 10,70,80…カーソル
11−14…輪郭線 11…開始方位線
12…開始距離線 13…終了方位線
14…終了距離線 15,15A…ガードゾーン範囲
16…中央近傍 20…レーダ装置
22…アンテナ部 24…A/D変換部
30…レーダ映像表示装置 32…アンテナ駆動・制御部
34…アンテナ 36…システム制御部
38…レーダ映像表示用メモリ 40…グラフィックメモリ
42…GDC 44…CRT表示器
50…CPU 52,152…操作部
54…トラックボール
56…ガードゾーン機能オンオフスイッチ
57…マウス 58…エンタースイッチ
60…物標検出レベルのレベル設定オンオフスイッチ
81,82,85,86…方位 83,84,87,88…距離
90,91,92…位置 95…物標検出レベル
154…ノブ 161−164…矢印スイッチ

Claims (9)

  1. レーダ映像を表示する表示器と、
    前記表示器に、開始方位線、開始距離線、終了方位線及び終了距離線から構成される輪郭線で示されるガードゾーン範囲を表示する表示制御手段と、
    前記ガードゾーン範囲を変形するために前記輪郭線中、いずれかの線を指示する指示手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記指示手段により前記いずれかの線が指示されたとき、指示された線を移動させ、現に表示されているガードゾーン範囲を変形して新ガードゾーン範囲を表示する
    ことを特徴とするガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置。
  2. 請求項1記載のガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記ガードゾーン範囲を変中に、変対象部分を強調して表示する
    ことを特徴とするガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置。
  3. レーダ映像を表示する表示器と、
    前記表示器に、開始方位線、開始距離線、終了方位線及び終了距離線から構成される輪郭線で示されるガードゾーン範囲とカーソルを表示する表示制御手段と、
    前記ガードゾーン範囲を変形するために前記輪郭線中、いずれかの線を前記カーソルにより指示する指示手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記カーソルが前記ガードゾーン範囲の輪郭線中、いずれかの線上にあるとき、前記ガードゾーン範囲の変可能モードとし、前記指示手段により前記カーソルが移動されると、同時に指示された線を移動し、現に表示されているガードゾーン範囲を変形して新ガードゾーン範囲を表示する
    ことを特徴とするガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置。
  4. 請求項3記載のガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記カーソルが前記ガードゾーン範囲の中央近傍に配置されているとき、前記ガードゾーン範囲の移動可能モードとする
    ことを特徴とするガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置。
  5. 請求項3または4記載のガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記カーソルが前記ガードゾーン範囲の輪郭線上にあるとき、または前記カーソルが前記ガードゾーン範囲の中央近傍に配置されているとき、前記カーソルの形状を変化させる
    ことを特徴とするガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置。
  6. 請求項5記載のガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記カーソルが前記ガードゾーン範囲の輪郭線上にあるときと、前記ガードゾーン範囲の中央近傍に配置されているときとで、前記カーソルの形状を異なる形状とする
    ことを特徴とするガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置。
  7. 請求項1−6のいずれか1項に記載のガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置において、
    さらに、前記ガードゾーン機能をオンオフする手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記ガードゾーン機能のオンオフに係わらず、前記ガードゾーン範囲を前記表示器上に表示し、かつ前記ガードゾーン範囲の移動、変形あるいは前記カーソルの形状の変化を有効とする
    ことを特徴とするガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置。
  8. 請求項1−7のいずれか1項に記載のガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記ガードゾーン範囲の物標検出レベルをガードゾーン範囲の内側あるいは周囲に表示する
    ことを特徴とするガードゾーン機能を有するレーダ映像表示装置。
  9. 表示器上に、開始方位線、開始距離線、終了方位線及び終了距離線から構成される輪郭線で示されるガードゾーン範囲を表示する過程と、
    前記表示器上に表示されているガードゾーン範囲を変形するために前記輪郭線中、いずれかの線を指示する指示過程と、
    いずれかの線の移動が指示されたとき、指示された線を移動させ、現に表示されているガードゾーン範囲を変形して新ガードゾーン範囲を表示するガードゾーン範囲の更新過程と
    を備えることを特徴とするガードゾーン範囲の更新方法。
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