JP3742471B2 - Vehicle alarm device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の盗難を防止するため、車両によっては警報装置が備えられているものがある。この警報装置は、通常、「キーレスエントリーシステム」と呼ばれるリモートコントロール装置(リモコン装置)を備えた車両に対して搭載される。ちなみに、キーレスエントリーシステムは、イグニッションキーのグリップ部分やキーホルダー部分に内蔵した送信機から電波を発し、その電波を車載受信機にて受信することにより、車両から離れた場所からでもドアロックを行うことが可能なシステムである。つまり、ドアをロックするために該ドアに設けられたキーシリンダにキーを挿入して回動操作する必要がなく、このシステムによってドアロックが容易となる。
【0003】
前記警報装置には該装置を制御するコントローラが備えられ、前記送信機にてドアロックがなされると同時に該コントローラはセット状態となる。コントローラがセット状態となると、該送信機によるドアのアンロック以外の方法で該ドアをアンロック状態として該ドアを開けると、警報装置に備えられる警報機が動作、例えばホーンが鳴動するようになっている。従って、警報装置が備えられた車両は、運転手が送信機にてドアロックを行うと、他人が該車両のドアロックをこじ開けてドアを開けた場合、警報機が鳴動し周囲の人がその車両に気付くため該車両の盗難が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した警報装置は、送信機にてドアロックを行うと同時にセットされる。即ち、前記警報装置のコントローラにはセット・リセット状態を切り替える切替手段がないために、該コントローラをセットしたくない場合には、このコントローラに対して電源供給を行っているハーネスを抜いてコントローラへの電源を遮断して動作しないようにする他、特別な手段がない。この方法で警報装置を無効化することは煩雑である。
【0005】
そこで、前記コントローラのセット・リセット状態を切り替えるために車両に切替スイッチを特別に設ける方法が考えられるが、部品点数が増加するという問題がある。
【0006】
又、ドアの鍵穴にキーを挿入してドアロックを行った場合には、前記警報装置のコントローラをリセット状態とする方法も考えられるが、鍵穴にキーを挿入することは煩雑であるとともに、キーレスエントリーシステムを設けた趣旨に反するため有効な手段とはいえない。
【0007】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、部品点数を増加させず、かつセット・リセット状態を切り替えることができる車両用警報装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両のドアをロック・アンロック状態とするためのロック信号及びアンロック信号を送信する送信手段と、前記ロック信号及びアンロック信号を受信する受信手段と、前記受信手段がロック信号又はアンロック信号を受信したとき、そのロック信号に基づいて車両のドアロック手段をドアロック作動し、アンロック信号に基づいてドアロック手段のドアロックを解除するドアロック制御手段と、前記ドアロック手段をアンロック信号に基づかないでドアロックを解除したとき、警報信号を出力する警報制御手段と、前記警報信号に基づいて警報を発する警報手段とを備えた車両用警報装置において、前記ドアが閉状態において、前記ロック信号の受信以前の所定時間内に、予告ロック信号を送信する手段からの予告ロック信号を入力したとき、前記警報制御手段の制御を有効とし、前記所定時間内に予告ロック信号の入力がないとき、前記警報制御手段の制御を無効化する警報無効手段を備えたことを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用警報装置において、前記予告ロック信号を送信する手段は、前記送信手段であることを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用警報装置において、前記予告ロック信号を送信する手段からの予告ロック信号は、組み合わせ信号であることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用警報装置において、前記予告ロック信号は、前記ロック信号及びアンロック信号の少なくとも一方の信号であることを要旨とする。
【0011】
各請求項に記載の発明によれば、警報無効手段は、ドアが閉状態において、ロック信号の受信以前の所定時間内に、予告ロック信号を送信する手段からの予告ロック信号を入力したとき、警報制御手段の制御を有効とし、所定時間内に予告ロック信号の入力がないとき、警報制御手段の制御を無効化する。従って、警報無効手段は、予告ロック信号が所定時間以内に入力されるか否かによって警報制御手段の制御を有効又は無効に切り替えられる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の車両用警報装置を具体化した第1の実施の形態を図1〜図3に従って説明する。
【0016】
図1に示すように、車両に備えられ、ドアロックを遠隔操作によって行うリモコン装置を制御するとともに警報装置を制御するドアロック制御手段、警報制御手段及び警報無効手段としてのコントローラ1には、受信手段としての受信機2、出力手段及び電装品のオンオフスイッチとしてのカーテシスイッチ3、及び、警報手段としてのホーン4がそれぞれ接続されている。受信機2は、イグニッションキーのグリップ部分やキーホルダー部分に内蔵された送信手段としての送信機5からの電波を受信する。送信機5にはロックスイッチ5a及びアンロックスイッチ5bが設けられ、各スイッチ5a,5bをオン操作するとドアのロック・アンロックに対応した電波が送信される。受信機2は、送信機5の各スイッチ5a,5bのオン操作に基づいたHレベルのロック信号SG1及びアンロック信号SG2をそれぞれコントローラ1に出力する。コントローラ1は、受信機2からの各信号SG1,SG2に基づいてドアロックアクチュエータ(以下、単にアクチュエータという)6をロック・アンロック状態の間で切替駆動させる。
【0017】
前記カーテシスイッチ3は、車両のドアの開閉状態を検出すべく該ドア近傍に備えられドアが開いた状態でオンされるスイッチである。そして、前記コントローラ1には、ドアが開いた状態、即ちカーテシスイッチ3のオンに基づいてHレベルの検出信号SG3が入力され、ドアが閉じた状態、即ちカーテシスイッチ3のオフに基づいてLレベルの検出信号SG3が入力される。
【0018】
前記コントローラ1は、通常リセット状態であって、図2に示す受信機2からのロック信号SG1及びカーテシスイッチ3からの検出信号SG3が予め定めた下記1)〜3)の順序で入力されドアロックを行うとセット状態に切り替える。
【0019】
1)前提としてドアは閉状態、即ちカーテシスイッチ3からLレベルの検出信号SG3が入力されていること。
2)受信機2からHレベルのロック信号SG1が入力されること。
【0020】
3)前記ロック信号SG1が入力されてから該コントローラ1内に備えられるタイマの計時によって時間t1秒以内(本実施の形態では、3秒以内)に再度受信機2からHレベルのロック信号SG1が入力されること。
【0021】
尚、上記した2)のロック信号SG1は予告ロック信号である。このとき、コントローラ1は、受信機2からのHレベルのロック信号SG1に基づいて前記アクチュエータ6を駆動し、該アクチュエータ6の駆動によってドアはロックされる。
【0022】
そして、前記コントローラ1はセット状態となると、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づくドアのアンロック以外の方法で該ドアをアンロック状態として、該ドアを開ける、即ちカーテシスイッチ3をオンさせると、ホーン4に対して警報信号SG4を出力する。ホーン4は、この警報信号SG4に基づいて鳴動するようになっている。尚、セット状態に切り替えられたコントローラ1は、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づいて受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されることによってリセット状態に切り替わるようになっている。
【0023】
又、上記したセット条件以外の方法、例えば送信機5のロックスイッチ5aを一度だけでオン操作してドアロックを行うと、前記コントローラ1は、受信機2からHレベルのロック信号SG1が一度だけ入力されるため、セット条件は満たされずリセット状態のままとなる。このとき、ドアをアンロック状態とすべくドアに設けられた鍵穴にキーを挿入して回動操作しても、コントローラ1はリセット状態であるためホーン4を鳴動させることなくドアをアンロック状態とすることが可能である。
【0024】
次に、上記のように構成された警報装置の作用について説明する。
初期状態において、前記コントローラ1はリセット状態であって、図3に示すフローチャートに従って実行される。尚、このフローチャートは、予め定められた一定時間毎にスタートする。
【0025】
先ず、コントローラ1は、ステップ(以下、ステップをSという)1においてドアが閉まっているか否かを判定する。即ち、該コントローラ1は、カーテシスイッチ3からの検出信号SG3がLレベルであるかHレベルであるかを判定する。検出信号SG3がHレベルである場合には、コントローラ1は、ドアが開いていると判定して処理を終了する。一方、検出信号SG3がLレベルである場合には、コントローラ1は、ドアが閉まっていると判定してS2に移行する。
【0026】
前記コントローラ1は、S2において送信機5のロックスイッチ5aがオン操作されたか否かを判定、即ち受信機2からHレベルのロック信号SG1が入力されたか否かを検出する。ロック信号SG1が入力されていない場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、ロック信号SG1が入力された場合には、コントローラ1は、該信号SG1が入力されたと同時にコントローラ1内に備えられるタイマを作動させS3に移行する。
【0027】
前記コントローラ1は、S3において前記S2で入力されたロック信号SG1から、再度受信機2からのHレベルのロック信号SG1が前記タイマの計時によって時間t1秒以内(本実施の形態では、3秒以内)に入力されたか否かを判定する。ロック信号SG1が時間t1秒以内に再度入力されなかった場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、ロック信号SG1が時間t1秒以内に再度入力された場合には、コントローラ1はS4に移行する。
【0028】
前記コントローラ1は、S4においてリセット状態からセット状態に切り替えて処理を終了する。つまり、コントローラ1は、ドアを閉めた状態で送信機5のロックスイッチ5aをオン操作し、この操作後時間t1秒以内(3秒以内)に再度該スイッチ5aをオン操作することでリセット状態からセット状態に切り替えられる。尚、セット状態に切り替えられたコントローラ1は、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づく受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されることによってのみリセット状態に切り替えられる。
【0029】
上記したように、本実施の形態よれば、以下の効果を有する。
(1)送信機5の各スイッチ5a,5bを予め定めた手順でオン操作し、その操作後、ロックスイッチ5aをオン操作してドアロックを行うと、警報装置のコントローラ1はセット状態に切り替えられる。従って、特別なスイッチを必要としないため部品点数を増加させることなく、かつ操作者の意志で該装置のコントローラ1をセット状態に切り替えることができる。
【0030】
(2)コントローラ1のセット状態の切り替えは、ドアの開閉状態及び送信機5の各スイッチ5a,5bを操作状態によって行われる。従って、容易にコントローラ1をセット状態に切り替えることができる。
【0031】
(第2の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施の形態を図4及び図5に従って説明する。尚、本実施の形態において、車両用警報装置は、前記した図1に示した警報装置と同一に構成され、該装置のコントローラ1のセット条件及び処理動作が相違する。従って、説明の便宜上、コントローラ1のセット条件及び処理動作をを中心に説明する。
【0032】
コントローラ1は、通常リセット状態であって、図4に示す受信機2からのロック信号SG1、アンロック信号SG2、及び、カーテシスイッチ3からの検出信号SG3が予め定めた下記1)〜3)の順序で入力されドアロックを行うとセット状態に切り替える。
【0033】
1)前提としてドアは閉状態、即ちカーテシスイッチ3からLレベルの検出信号SG3が入力されていること。
2)受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されること。
【0034】
3)前記アンロック信号SG2が入力されてから該コントローラ1内に備えられるタイマの計時によって時間t2秒以内(本実施の形態では、30秒以内)に受信機2からHレベルのロック信号SG1が入力されること。
【0035】
尚、上記した2)にて入力されるアンロック信号SG2は予告ロック信号である。このとき、コントローラ1は、受信機2からのHレベルのロック信号SG1に基づいて前記アクチュエータ6を駆動し、該アクチュエータ6の駆動によってドアはロックされる。
【0036】
そして、前記コントローラ1はセット状態となると、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づくドアのアンロック以外の方法で該ドアをアンロック状態として、該ドアを開ける、即ちカーテシスイッチ3をオンさせると、ホーン4に対して警報信号SG4を出力する。ホーン4は、この警報信号SG4に基づいて鳴動するようになっている。尚、セット状態に切り替えられたコントローラ1は、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づいて受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されることによってリセット状態に切り替わるようになっている。
【0037】
次に、上記のように構成された警報装置の作用について説明する。
初期状態において、前記コントローラ1はリセット状態であって、図5に示すフローチャートに従って実行する。尚、このフローチャートは、予め定められた一定時間毎にスタートする。
【0038】
先ず、コントローラ1は、S11においてドアが閉まっているか否かを判定する。即ち、該コントローラ1は、カーテシスイッチ3からの検出信号SG3がLレベルであるかHレベルであるかを判定する。検出信号SG3がHレベルである場合には、コントローラ1は、ドアが開いていると判定して処理を終了する。一方、検出信号SG3がLレベルである場合には、コントローラ1は、ドアが閉まっていると判定してS12に移行する。
【0039】
前記コントローラ1は、S12において送信機5のアンロックスイッチ5bがオン操作されたか否かを判定、即ち受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されたか否かを検出する。アンロック信号SG2が入力されていない場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、アンロック信号SG2が入力された場合には、コントローラ1は、該信号SG2が入力されたと同時にコントローラ1内に備えられるタイマを作動させS13に移行する。
【0040】
前記コントローラ1は、S13において前記S12で入力されたアンロック信号SG2から、送信機5のロックスイッチ5aのオン操作に基づく受信機2からのHレベルのロック信号SG1が前記タイマの計時によって時間t2秒以内(本実施の形態では、30秒以内)に入力されたか否かを判定する。ロック信号SG1が時間t2秒以内に入力されなかった場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、ロック信号SG1が時間t2秒以内に入力された場合には、コントローラ1はS14に移行する。
【0041】
前記コントローラ1は、S14においてリセット状態からセット状態に切り替えて処理を終了する。つまり、コントローラ1は、ドアを閉めた状態で送信機5のアンロックスイッチ5bをオン操作し、この操作後時間t2秒以内(30秒以内)にロックスイッチ5aをオン操作することでリセット状態からセット状態に切り替えられる。尚、セット状態に切り替えられたコントローラ1は、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づく受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されることによってのみリセット状態に切り替えられる。
【0042】
上記したように、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の効果を有する。
(第3の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第3の実施の形態を図6及び図7に従って説明する。尚、本実施の形態において、車両用警報装置は、前記した図1に示した警報装置と同一に構成され、該装置のコントローラ1のセット条件及び処理動作が相違する。従って、説明の便宜上、コントローラ1のセット条件及び処理動作をを中心に説明する。
【0043】
コントローラ1は、通常リセット状態であって、図6に示す受信機2からのロック信号SG1、アンロック信号SG2、及び、カーテシスイッチ3からの検出信号SG3が予め定めた下記1)〜4)の順序で入力されドアロックを行うとセット状態に切り替える。
【0044】
1)前提としてドアは閉状態、即ちカーテシスイッチ3からLレベルの検出信号SG3が入力されていること。
2)受信機2からHレベルのロック信号SG1が入力されること。
【0045】
3)前記ロック信号SG1が入力されてから該コントローラ1内に備えられるタイマの計時によって時間t3秒以内(本実施の形態では、3秒以内)に受信機2から入力されるHレベルのアンロック信号SG2が入力されること。
【0046】
4)前記アンロック信号SG2が入力されてから時間t4秒以内(本実施の形態では、3秒以内)に再度受信機2からHレベルのロック信号SG1が入力されること。
【0047】
尚、上記した2),3)にて入力されるロック信号SG1及びアンロック信号SG2は組み合わせ信号である。従って、本実施の形態では、所定時間とは時間t4をいう。このとき、コントローラ1は、受信機2からのHレベルのロック信号SG1に基づいて前記アクチュエータ6を駆動し、該アクチュエータ6の駆動によってドアはロックされる。
【0048】
そして、前記コントローラ1はセット状態となると、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づくドアのアンロック以外の方法で該ドアをアンロック状態として、該ドアを開ける、即ちカーテシスイッチ3をオンさせると、ホーン4に対して警報信号SG4を出力する。ホーン4は、この警報信号SG4に基づいて鳴動するようになっている。尚、セット状態に切り替えられたコントローラ1は、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づいて受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されることによってリセット状態に切り替わるようになっている。
【0049】
次に、上記のように構成された警報装置の作用について説明する。
初期状態において、前記コントローラ1はリセット状態であって、図7に示すフローチャートに従って実行する。尚、このフローチャートは、予め定められた一定時間毎にスタートする。
【0050】
先ず、コントローラ1は、S21においてドアが閉まっているか否かを判定する。即ち、該コントローラ1は、カーテシスイッチ3からの検出信号SG3がLレベルであるかHレベルであるかを判定する。検出信号SG3がHレベルである場合には、コントローラ1は、ドアが開いていると判定して処理を終了する。一方、検出信号SG3がLレベルである場合には、コントローラ1は、ドアが閉まっていると判定してS22に移行する。
【0051】
前記コントローラ1は、S22において送信機5のロックスイッチ5aがオン操作されたか否かを判定、即ち受信機2からHレベルのロック信号SG1が入力されたか否かを検出する。ロック信号SG1が入力されていない場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、ロック信号SG1が入力された場合には、コントローラ1は、該信号SG1が入力されたと同時にコントローラ1内に備えられるタイマを作動させS23に移行する。
【0052】
前記コントローラ1は、S23において前記S22で入力されたロック信号SG1から、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づく受信機2からのHレベルのアンロック信号SG2が前記タイマの計時によって時間t3秒以内(本実施の形態では、3秒以内)に入力されたか否かを判定する。アンロック信号SG2が時間t3秒以内に入力されなかった場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、アンロック信号SG2が時間t3秒以内に入力された場合には、コントローラ1は、該信号SG2が入力されたと同時にタイマを作動させてS24に移行する。
【0053】
前記コントローラ1は、S24において前記S23で入力されたアンロック信号SG2から、再度送信機5のロックスイッチ5aのオン操作に基づく受信機2からのHレベルのロック信号SG1が前記タイマの計時によって時間t4秒以内(本実施の形態では、3秒以内)に入力されたか否かを判定する。ロック信号SG1が時間t4秒以内に入力されなかった場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、ロック信号SG1が時間t4秒以内に入力された場合には、コントローラ1はS25に移行する。
【0054】
前記コントローラ1は、S25においてリセット状態からセット状態に切り替えて処理を終了する。つまり、コントローラ1は、ドアを閉めた状態で送信機5のロックスイッチ5aをオン操作し、この操作後時間t3秒以内(3秒以内)にアンロックスイッチ5bをオン操作し、更にこの操作後時間t4秒以内(3秒以内)に再度ロックスイッチ5aをオン操作することでリセット状態からセット状態に切り替えられる。尚、セット状態に切り替えられたコントローラ1は、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づく受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されることによってのみリセット状態に切り替えられる。
【0055】
上記したように、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の効果を有する。
(第4の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第4の実施の形態を図8及び図9に従って説明する。尚、本実施の形態において、車両用警報装置は、前記した図1に示した警報装置と同一に構成され、該装置のコントローラ1のセット条件及び処理動作が相違する。従って、説明の便宜上、コントローラ1のセット条件及び処理動作をを中心に説明する。
【0056】
コントローラ1は、通常リセット状態であって、図8に示す受信機2からのロック信号SG1、アンロック信号SG2、及び、カーテシスイッチ3からの検出信号SG3が予め定めた下記1)〜4)の順序で入力されドアロックを行うとセット状態に切り替える。
【0057】
1)前提としてドアは閉状態、即ちカーテシスイッチ3からLレベルの検出信号SG3が入力されていること。
2)受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されること。
【0058】
3)前記アンロック信号SG2が入力されてから該コントローラ1内に備えられるタイマの計時によって時間t5秒以内(本実施の形態では、10秒以内)に、ドアの1度の時間t6秒以内(本実施の形態では、10秒以内)の開閉操作に基づくカーテシスイッチ3から時間t6秒以内のHレベルの検出信号SG3が入力されること。
【0059】
4)前記検出信号SG3がHレベルからLレベルに立ち下がってから時間t7秒以内(本実施の形態では、10秒以内)に受信機2からHレベルのロック信号SG1が入力されること。
【0060】
尚、上記した2),3)にて入力されるアンロック信号SG2及び検出信号SG3は組み合わせ信号である。従って、本実施の形態では、所定時間とは時間t7をいう。このとき、コントローラ1は、受信機2からのHレベルのロック信号SG1に基づいて前記アクチュエータ6を駆動し、該アクチュエータ6の駆動によってドアはロックされる。
【0061】
そして、前記コントローラ1はセット状態となると、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づくドアのアンロック以外の方法で該ドアをアンロック状態として、該ドアを開ける、即ちカーテシスイッチ3をオンさせると、ホーン4に対して警報信号SG4を出力する。ホーン4は、この警報信号SG4に基づいて鳴動するようになっている。尚、セット状態に切り替えられたコントローラ1は、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づいて受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されることによってリセット状態に切り替わるようになっている。
【0062】
次に、上記のように構成された警報装置の作用について説明する。
初期状態において、前記コントローラ1はリセット状態であって、図9に示すフローチャートに従って実行する。尚、このフローチャートは、予め定められた一定時間毎にスタートする。
【0063】
先ず、コントローラ1は、S31においてドアが閉まっているか否かを判定する。即ち、該コントローラ1は、カーテシスイッチ3からの検出信号SG3がLレベルであるかHレベルであるかを判定する。検出信号SG3がHレベルである場合には、コントローラ1は、ドアが開いていると判定して処理を終了する。一方、検出信号SG3がLレベルである場合には、コントローラ1は、ドアが閉まっていると判定してS32に移行する。
【0064】
前記コントローラ1は、S32において送信機5のアンロックスイッチ5bがオン操作されたか否かを判定、即ち受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されたか否かを検出する。アンロック信号SG2が入力されていない場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、アンロック信号SG2が入力された場合には、コントローラ1は、該信号SG2が入力されたと同時にコントローラ1内に備えられるタイマを作動させS33に移行する。
【0065】
前記コントローラ1は、S33において前記S32で入力されたアンロック信号SG2から、時間t5秒以内(本実施の形態では、10秒以内)にドアが開いたか否かを判定する。即ち、該コントローラ1は、カーテシスイッチ3からの検出信号SG3が時間t5秒以内にLレベルからHレベルに立ち上がるか否かを検出する。検出信号SG3が時間t5秒以内にHレベルに立ち上がらない場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、検出信号SG3が時間t5秒以内にHレベルに立ち上がった場合には、コントローラ1はS34に移行する。
【0066】
前記コントローラ1は、S34においてドアが開けられてから前記タイマの計時によって時間t6秒以内(本実施の形態では、10秒以内)に該ドアが閉められたか否かを判定する。即ち、該コントローラ1は、検出信号SG3がHレベルに立ち上がってから時間t6秒以内にLレベルに立ち下がったか否かを検出する。検出信号SG3が時間t6秒以内にLレベルに立ち下がらない場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、検出信号SG3が時間t6秒以内にLレベルに立ち下がった場合には、コントローラ1はS35に移行する。
【0067】
前記コントローラ1は、S35において前記S34にて検出信号SG3がLレベルに立ち下がってから、送信機5のロックスイッチ5aのオン操作に基づく受信機2からのHレベルのロック信号SG1が前記タイマの計時によって時間t7秒以内(本実施の形態では、10秒以内)に入力されたか否かを判定する。ロック信号SG1が時間t7秒以内に入力されなかった場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、ロック信号SG1が時間t7秒以内に入力された場合には、コントローラ1はS36に移行する。
【0068】
前記コントローラ1は、S36においてリセット状態からセット状態に切り替えて処理を終了する。つまり、コントローラ1は、ドアを閉めた状態で送信機5のアンロックスイッチ5bをオン操作し、この操作後時間t5秒以内(10秒以内)にドアを開け、該ドアを開けてから時間t6秒以内(10秒以内)に該ドアを閉めて、更に該ドアを閉めてから時間t7秒以内(10秒以内)に送信機5のロックスイッチ5aをオン操作することでリセット状態からセット状態に切り替えられる。尚、セット状態に切り替えられたコントローラ1は、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づく受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されることによってのみリセット状態に切り替えられる。
【0069】
上記したように、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の効果を有する。
(第5の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第5の実施の形態を図10〜図12に従って説明する。尚、本実施の形態において、車両用警報装置は、前記した図1に示した警報装置のコントローラ1に運転席に備えられる出力手段及び電装品のオンオフスイッチとしてのイグニッションスイッチ7が接続されている。
【0070】
図10に示すように、コントローラ1には、キーシリンダにイグニッションキーを挿入して回動操作することでオンされるイグニッションスイッチ(以下、IGスイッチという)7が接続され、該スイッチ7のオンに基づくHレベルの操作信号SG5が入力される。そして、コントローラ1は、通常リセット状態であって、図11に示す受信機2からのロック信号SG1、カーテシスイッチ3からの検出信号SG3、及び、IGスイッチ7からの操作信号SG5が予め定めた下記1)〜4)の順序で入力されドアロックを行うとセット状態に切り替える。
【0071】
1)先ず、ドアは開状態、即ちカーテシスイッチ3からHレベルの検出信号SG3が入力されていること。
2)コントローラ1内に備えられるタイマの計時によってIGスイッチ7の時間t8秒以内(本実施の形態では、10秒以内)のオンの基づく該スイッチ7から時間t8秒以内のHレベルの操作信号SG5が入力されること。
【0072】
3)前記操作信号SG5がHレベルからLレベルに立ち下がってから時間t9秒以内(本実施の形態では、10秒以内)にドアの閉動作の基づくカーテシスイッチ3からの検出信号SG3がHレベルからLレベルに立ち下がること。
【0073】
4)前記検出信号SG3の立ち下がりから時間t10秒以内(本実施の形態では、10秒以内)に受信機2からHレベルのロック信号SG1が入力されること。
【0074】
尚、上記した2),3)にて入力される操作信号SG5及び検出信号SG3は組み合わせ信号である。従って、本実施の形態では、所定時間とは時間t10をいう。このとき、コントローラ1は、受信機2からのHレベルのロック信号SG1に基づいて前記アクチュエータ6を駆動し、該アクチュエータ6の駆動によってドアはロックされる。
【0075】
そして、前記コントローラ1はセット状態となると、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づくドアのアンロック以外の方法で該ドアをアンロック状態として、該ドアを開ける、即ちカーテシスイッチ3をオンさせると、ホーン4に対して警報信号SG4を出力する。ホーン4は、この警報信号SG4に基づいて鳴動するようになっている。尚、セット状態に切り替えられたコントローラ1は、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づいて受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されることによってリセット状態に切り替わるようになっている。
【0076】
次に、上記のように構成された警報装置の作用について説明する。
初期状態において、前記コントローラ1はリセット状態であって、図12に示すフローチャートに従って実行する。又、IGスイッチ7はオフ状態、即ち該スイッチ7からの操作信号SG5はLレベルである。尚、このフローチャートは、予め定められた一定時間毎にスタートする。
【0077】
先ず、コントローラ1は、S41においてドアが開いているか否かを判定する。即ち、該コントローラ1は、カーテシスイッチ3からの検出信号SG3がHレベルであるかLレベルであるかを判定する。検出信号SG3がLレベルである場合には、コントローラ1は、ドアが閉まっていると判定して処理を終了する。一方、検出信号SG3がHレベルである場合には、コントローラ1は、ドアが開いていると判定してS42に移行する。
【0078】
前記コントローラ1は、S42においてIGスイッチ7がオンされたか否かを判定する。即ち、該コントローラ1は、IGスイッチ7からの操作信号SG5がHレベルに立ち上がったか否かを検出する。操作信号SG5がHレベルに立ち上がらない場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、操作信号SG5がLレベルからHレベルに立ち上がった場合には、コントローラ1は、該信号SG5がHレベルに立ち上がったと同時にコントローラ1内に備えられるタイマを作動させS43に移行する。
【0079】
前記コントローラ1は、S43において前記S42でIGスイッチ7をオンしてから、時間t8秒以内(本実施の形態では、10秒以内)に該スイッチ7がオフされたか否かを判定する。即ち、該コントローラ1は、IGスイッチ7からの操作信号SG5がLレベルからHレベルに立ち上がってから、時間t8秒以内に該信号SG5がHレベルからLレベルに立ち下がったか否かを検出する。操作信号SG5が時間t8秒以内にLレベルに立ち下がらない場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、操作信号SG5が時間t8秒以内にLレベルに立ち下がった場合には、コントローラ1はS44に移行する。
【0080】
前記コントローラ1は、S44においてIGスイッチ7がオフされてから前記タイマの計時によって時間t9秒以内(本実施の形態では、10秒以内)にドアが閉められたか否かを判定する。即ち、該コントローラ1は、IGスイッチ7からの操作信号SG5がLレベルに立ち下がってから時間t9秒以内にカーテシスイッチ3からの検出信号SG3がHレベルからLレベルに立ち下がったか否かを検出する。検出信号SG3が操作信号SG5の立ち下がりから時間t9秒以内にLレベルに立ち下がらない場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、検出信号SG3が操作信号SG5の立ち下がりから時間t9秒以内にLレベルに立ち下がった場合には、コントローラ1はS45に移行する。
【0081】
前記コントローラ1は、S45において前記S44にて検出信号SG3がLレベルに立ち下がってから、送信機5のロックスイッチ5aのオン操作に基づく受信機2からのHレベルのロック信号SG1が前記タイマの計時によって時間t10秒以内(本実施の形態では、10秒以内)に入力されたか否かを判定する。ロック信号SG1が時間t10秒以内に入力されなかった場合には、コントローラ1は処理を終了する。一方、ロック信号SG1が時間t10秒以内に入力された場合には、コントローラ1はS46に移行する。
【0082】
前記コントローラ1は、S46においてリセット状態からセット状態に切り替えて処理を終了する。つまり、コントローラ1は、ドアを開けた状態でIGスイッチ7をオンし、このオン操作後時間t8秒以内(10秒以内)に該スイッチ7をオフし、該スイッチ7をオフしてから時間t9秒以内(10秒以内)に該ドアを閉めて、更に該ドアを閉めてから時間t10秒以内(10秒以内)に送信機5のロックスイッチ5aをオン操作することでリセット状態からセット状態に切り替えられる。尚、セット状態に切り替えられたコントローラ1は、送信機5のアンロックスイッチ5bのオン操作に基づく受信機2からHレベルのアンロック信号SG2が入力されることによってのみリセット状態に切り替えられる。
【0083】
上記したように、本実施の形態によれば、以下の特徴を有する。
(1)前記第1の実施の形態における効果(1)と同様の効果を有する。
(2)コントローラ1のセット状態の切り替えは、ドアを開状態としてIGスイッチ7をオンし、その操作後ドアを閉めて該ドアをロックすべく送信機5のロックスイッチ5aをオン操作することで行われる。従って、運転者が走行後、一連の動作の大半をシートに座ったまま行うことができるため、その操作が容易である。
【0084】
尚、本発明は前記実施の形態の他、以下の態様で実施してもよい。
(1)上記各実施の形態では、リモコン装置と警報装置との制御を共用するコントローラ1を用いたが、リモコン装置と警報装置とにそれぞれ専用のコントローラを設け、各コントローラ間を通信可能に接続した構成としてもよい。
【0085】
(2)上記各実施の形態では、警報装置にはホーン4を用いて、該ホーン4を鳴動させるようにしたが、ホーン4に替えてライトを用いて、例えば該ライトを点滅するようにしてもよい。又、ホーン4とライトを組み合わせてもよい。
(3)上記各実施の形態では、コントローラ1のセット条件を受信機2からのロック信号SG1、アンロック信号SG2、カーテシスイッチ3からの検出信号SG3、及び、IGスイッチ7からの操作信号SG5の入力順序,入力時間等によって設定したが、これに限定されるものではない。例えば、その入力順序,入力時間等を変更してもよい。又、車両に備えられ人が操作し得る各種スイッチ(エアコンスイッチ、ラジオスイッチ、ルームランプを点滅させるスイッチ等)からの信号を用いてもよい。
【0086】
(4)上記各実施の形態では、ロックスイッチ5a及びアンロックスイッチ5bの2つのスイッチが備えられる送信機5を用いたが、1つのスイッチでドアをロック・アンロック状態に切り替えることができる送信機を用いてもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、部品点数を増加させず、かつセット・リセット状態を切り替えることができる車両用警報装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における警報装置の電気ブロック図。
【図2】同じく警報装置のセット条件を説明するタイミングチャート。
【図3】同じくコントローラの処理動作を示すフローチャート。
【図4】第2の実施の形態における警報装置のセット条件を説明するタイミングチャート。
【図5】同じくコントローラの処理動作を示すフローチャート。
【図6】第3の実施の形態における警報装置のセット条件を説明するタイミングチャート。
【図7】同じくコントローラの処理動作を示すフローチャート。
【図8】第4の実施の形態における警報装置のセット条件を説明するタイミングチャート。
【図9】同じくコントローラの処理動作を示すフローチャート。
【図10】第5の実施の形態における警報装置の電気ブロック図。
【図11】同じく警報装置のセット条件を説明するタイミングチャート。
【図12】同じくコントローラの処理動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ドアロック制御手段、警報制御手段、及び、警報無効手段としてのコントローラ、2…受信手段としての受信機、3…出力手段及び電装品のオンオフスイッチとしてのカーテシスイッチ、4…警報手段としてのホーン、5…送信手段としての送信機、7…出力手段及び電装品のオンオフスイッチとしてのイグニッションスイッチ、SG1,SG2,SG3,SG5…予告ロック信号及び組み合わせ信号としてのロック信号,アンロック信号,検出信号,操作信号、SG4…警報信号、t4,t7,t10…所定時間としての時間。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle alarm device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, some vehicles are equipped with an alarm device to prevent theft of the vehicle. This alarm device is usually mounted on a vehicle equipped with a remote control device (remote control device) called a “keyless entry system”. By the way, the keyless entry system emits radio waves from the transmitter built in the ignition key grip and key holder, and receives the radio waves with the in-vehicle receiver, so that the door can be locked from a location away from the vehicle. It is a system that can. That is, it is not necessary to insert a key into a key cylinder provided in the door and perform a turning operation to lock the door, and this system facilitates door locking.
[0003]
The alarm device is provided with a controller for controlling the device, and at the same time the door is locked by the transmitter, the controller is set. When the controller is in a set state, when the door is opened with the door unlocked by a method other than unlocking the door by the transmitter, an alarm device provided in the alarm device operates, for example, a horn sounds. ing. Therefore, in a vehicle equipped with an alarm device, when the driver locks the door with the transmitter, if another person pry open the door lock of the vehicle and open the door, the alarm sounds and the surrounding people Being aware of the vehicle prevents the vehicle from being stolen.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the alarm device described above is set simultaneously with the door lock performed by the transmitter. That is, since the controller of the alarm device does not have a switching means for switching the set / reset state, if it is not desired to set the controller, remove the harness that supplies power to the controller and send it to the controller. There is no special means other than shutting off the power to prevent it from operating. Disabling the alarm device by this method is complicated.
[0005]
Therefore, a method of providing a changeover switch in the vehicle in order to change the set / reset state of the controller can be considered, but there is a problem that the number of parts increases.
[0006]
In addition, when the door is locked by inserting a key into the keyhole of the door, a method of resetting the controller of the alarm device may be considered, but inserting the key into the keyhole is complicated and keyless. It is not an effective means because it is contrary to the purpose of the entry system.
[0007]
The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a vehicular alarm device capable of switching between a set / reset state without increasing the number of parts.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to
[0009]
The invention according to
[0010]
The invention according to
The invention according to
[0011]
each Claim In terms According to the described invention, the alarm invalidating means is When the door is closed, Within a predetermined time before receiving the lock signal , From means to send a warning lock signal When a warning lock signal is input The The control of the alarm control means is validated, and the control of the alarm control means is invalidated when no warning lock signal is input within a predetermined time. Accordingly, the alarm invalidating unit can switch the control of the alarm control unit between valid and invalid depending on whether the warning lock signal is input within a predetermined time.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS A first embodiment embodying a vehicle alarm device according to the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0016]
As shown in FIG. 1, a
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
1) As a premise, the door is in a closed state, that is, the L level detection signal SG3 is inputted from the
2) An H level lock signal SG1 is input from the
[0020]
3) After the lock signal SG1 is input, the H level lock signal SG1 is again received from the
[0021]
Note that the lock signal SG1 of 2) described above is a notice lock signal. At this time, the
[0022]
When the
[0023]
Further, when the
[0024]
Next, the operation of the alarm device configured as described above will be described.
In the initial state, the
[0025]
First, the
[0026]
The
[0027]
In S3, the
[0028]
In S4, the
[0029]
As described above, the present embodiment has the following effects.
(1) When the
[0030]
(2) The setting state of the
[0031]
(Second Embodiment)
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the present embodiment, the vehicle alarm device is configured in the same manner as the alarm device shown in FIG. 1 described above, and the setting conditions and processing operations of the
[0032]
The
[0033]
1) As a premise, the door is in a closed state, that is, the L level detection signal SG3 is inputted from the
2) An H level unlock signal SG2 is input from the
[0034]
3) After the unlock signal SG2 is input, the H level lock signal SG1 is received from the
[0035]
The unlock signal SG2 input in the above 2) is a notice lock signal. At this time, the
[0036]
When the
[0037]
Next, the operation of the alarm device configured as described above will be described.
In the initial state, the
[0038]
First, the
[0039]
The
[0040]
In S13, the
[0041]
The
[0042]
As described above, according to the present embodiment, the same effects as in the first embodiment are obtained.
(Third embodiment)
A third embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. In the present embodiment, the vehicle alarm device is configured in the same manner as the alarm device shown in FIG. 1 described above, and the setting conditions and processing operations of the
[0043]
The
[0044]
1) As a premise, the door is in a closed state, that is, the L level detection signal SG3 is inputted from the
2) An H level lock signal SG1 is input from the
[0045]
3) Unlocking of the H level input from the
[0046]
4) The H level lock signal SG1 is input again from the
[0047]
Note that the lock signal SG1 and the unlock signal SG2 input in the above 2) and 3) are combined signals. Therefore, in the present embodiment, the predetermined time is time t4. At this time, the
[0048]
When the
[0049]
Next, the operation of the alarm device configured as described above will be described.
In the initial state, the
[0050]
First, the
[0051]
The
[0052]
The
[0053]
In step S24, the
[0054]
In S25, the
[0055]
As described above, according to the present embodiment, the same effects as in the first embodiment are obtained.
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment embodying the present invention will be described below with reference to FIGS. In the present embodiment, the vehicle alarm device is configured in the same manner as the alarm device shown in FIG. 1 described above, and the setting conditions and processing operations of the
[0056]
The
[0057]
1) As a premise, the door is in a closed state, that is, the L level detection signal SG3 is inputted from the
2) An H level unlock signal SG2 is input from the
[0058]
3) Within a time t5 seconds (within 10 seconds in the present embodiment) by a timer provided in the
[0059]
4) The H level lock signal SG1 is input from the
[0060]
Note that the unlock signal SG2 and the detection signal SG3 input in the above 2) and 3) are combined signals. Therefore, in the present embodiment, the predetermined time is time t7. At this time, the
[0061]
When the
[0062]
Next, the operation of the alarm device configured as described above will be described.
In the initial state, the
[0063]
First, the
[0064]
The
[0065]
In S33, the
[0066]
The
[0067]
After the detection signal SG3 falls to the L level in S34 in S35, the
[0068]
In S36, the
[0069]
As described above, according to the present embodiment, the same effects as in the first embodiment are obtained.
(Fifth embodiment)
Hereinafter, a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the present embodiment, in the vehicle alarm device, the
[0070]
As shown in FIG. 10, the
[0071]
1) First, the door is in an open state, that is, an H level detection signal SG3 is input from the
2) The operation signal SG5 at the H level within the time t8 seconds from the
[0072]
3) The detection signal SG3 from the
[0073]
4) An H level lock signal SG1 is input from the
[0074]
The operation signal SG5 and the detection signal SG3 input in the above 2) and 3) are combined signals. Therefore, in the present embodiment, the predetermined time is the time t10. At this time, the
[0075]
When the
[0076]
Next, the operation of the alarm device configured as described above will be described.
In the initial state, the
[0077]
First, the
[0078]
The
[0079]
In S43, the
[0080]
The
[0081]
In S45, after the detection signal SG3 falls to L level in S44, the
[0082]
In S46, the
[0083]
As described above, the present embodiment has the following features.
(1) It has the same effect as the effect (1) in the first embodiment.
(2) The set state of the
[0084]
The present invention may be carried out in the following modes in addition to the above embodiment.
(1) In each of the above embodiments, the
[0085]
(2) In each of the above embodiments, the alarm device uses the
(3) In each of the above embodiments, the setting conditions of the
[0086]
(4) In each of the above embodiments, the
[0087]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to provide a vehicular alarm device capable of switching the set / reset state without increasing the number of parts.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an electric block diagram of an alarm device according to a first embodiment.
FIG. 2 is a timing chart for explaining the setting conditions of the alarm device.
FIG. 3 is a flowchart showing the processing operation of the controller.
FIG. 4 is a timing chart for explaining setting conditions of an alarm device according to a second embodiment.
FIG. 5 is a flowchart showing the processing operation of the controller.
FIG. 6 is a timing chart for explaining setting conditions of an alarm device according to a third embodiment.
FIG. 7 is a flowchart showing the processing operation of the controller.
FIG. 8 is a timing chart for explaining setting conditions of an alarm device according to a fourth embodiment.
FIG. 9 is a flowchart showing the processing operation of the controller.
FIG. 10 is an electric block diagram of an alarm device according to a fifth embodiment.
FIG. 11 is a timing chart for explaining the setting conditions of the alarm device.
FIG. 12 is a flowchart showing the processing operation of the controller.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記ロック信号及びアンロック信号を受信する受信手段と、
前記受信手段がロック信号又はアンロック信号を受信したとき、そのロック信号に基づいて車両のドアロック手段をドアロック作動し、アンロック信号に基づいてドアロック手段のドアロックを解除するドアロック制御手段と、
前記ドアロック手段をアンロック信号に基づかないでドアロックを解除したとき、警報信号を出力する警報制御手段と、
前記警報信号に基づいて警報を発する警報手段と
を備えた車両用警報装置において、
前記ドアが閉状態において、前記ロック信号の受信以前の所定時間内に、予告ロック信号を送信する手段からの予告ロック信号を入力したとき、前記警報制御手段の制御を有効とし、前記所定時間内に予告ロック信号の入力がないとき、前記警報制御手段の制御を無効化する警報無効手段を備えたことを特徴とする車両用警報装置。A transmitting means for transmitting a lock signal and an unlock signal for locking and unlocking the door of the vehicle;
Receiving means for receiving the lock signal and the unlock signal;
When the receiving means receives a lock signal or an unlock signal, the door lock control is performed to operate the door lock means of the vehicle based on the lock signal and release the door lock of the door lock means based on the unlock signal. Means,
An alarm control means for outputting an alarm signal when the door lock is released without the door lock means being based on an unlock signal;
In a vehicle alarm device comprising alarm means for issuing an alarm based on the alarm signal,
In the door is closed, in said lock signal previously received for a predetermined time, come to have entered a notice lock signal from the means for transmitting a notice lock signal, and enable control of said alarm control means, the predetermined time An alarm device for a vehicle, comprising: an alarm invalidating means for invalidating the control of the alarm control means when no warning lock signal is input.
前記予告ロック信号を送信する手段は、前記送信手段であることを特徴とする車両用警報装置。The vehicle alarm device according to claim 1,
The vehicle alarm device , wherein the means for transmitting the warning lock signal is the transmission means .
前記予告ロック信号を送信する手段からの予告ロック信号は、組み合わせ信号であることを特徴とする車両用警報装置。The vehicle alarm device according to claim 1 or 2 ,
The warning device for vehicles, wherein the warning lock signal from the means for transmitting the warning lock signal is a combination signal .
前記予告ロック信号は、前記ロック信号及びアンロック信号の少なくとも一方の信号であることを特徴とする車両用警報装置。The vehicle alarm device according to claim 1 or 2 ,
The vehicle warning device , wherein the warning lock signal is at least one of the lock signal and the unlock signal .
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