JP3742305B2 - シート穿孔方法及びシート穿孔装置 - Google Patents
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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は多数枚積層された紙や不織布や織布などのシートに対する穿孔作業を効率的に行いうる方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紙などのシートを多数枚重ねて丸穴などを穿孔する場合、シートを加圧しつつ台上に載置することにより一体化し、この状態で穿孔刃を回転させかつ送りをかけてゆく。これにより、多数枚のシートに一挙に丸穴を穿設することができる。載置面側のシートまで全てのシートに隈なく綺麗な穴をあけるため積層シートを挟み穿孔刃に対向して紙ボードなどの板状刃先受具が固定配置される。即ち、シートを穿孔後の穿孔刃の刃先は刃先受具により受け止められるため、載置面側のシートについても刃先を貫通させうるため、積層された上から下までの全シートに隈なく綺麗な穴を穿つことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
刃先受具は穿孔刃の刃先を少し食い込ませることによりその上のシートに完全な穴を穿つようにするものである。ところが、刃先受具は繊維材料の集合体でありまた完全に平坦な表面ではなく多少の凹凸は避けられないため、刃先はある程度大きめの食い込みを持たせて載置面側のシートにもくまなく綺麗な穴があけられるようにしている。刃先受具に対する刃先の食い込みが大きいため刃先受具は直ぐに損傷してしまう。このような場合、刃先の当たる位置が変わるように刃先受具をずらしたり、その表裏を入れかえる作業が必要であり、その都度停台が必要となり、連続生産ができないため生産効率が悪化し、生産コスト増を招き、また刃先受具の交換頻度が早くなるためこの点でも生産コストの悪化を招くという問題点があった。
【0004】
この発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、刃先受具に対する穿孔刃の刃先の影響を緩和し、刃先受具の連続使用可能時間の延長を実現し、これにより生産効率の増大、延いては生産コストの削減を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、多数枚のシートが重ねて台上に載置され、多数枚のシートは加圧により一体化されて台上に押し付けられ、多数枚のシートを台上に押し付けつつ穿孔刃を回転させかつ送りをかけることによりシートの穿孔が行なわれ、シートを穿孔後の穿孔刃の刃先は刃先受具により受け止めるシート穿孔方法において、シートと刃先受具との間に刃切れの良好な素材より成るテープを挿入し、シートを穿孔後の穿孔刃の刃先はテープを穿孔後に刃先受具により受け止められることを特徴とするシート穿孔方法が提供される。
【0006】
請求項1の発明の作用・効果を説明すると、堆積シートの穿孔時にシートと歯先受具との間に刃切れの良好な素材よりなるテープを挿入しているため、穿孔刃による穿孔の際に刃先の負担は殆どテープに受けとめさせることができ、刃先受具の負担はごく些少となる。そのため、刃先受具の消耗は押えられ、その位置替えまでの時間を相対的に延長することができ、停台までの時間間隔が延長し、換言すれば停台頻度が下がるため、生産効率が高くなるとともに、刃先受具の寿命が大幅延長するため交換コストが低減され、結果的に加工コストの大幅低減を実現することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、1回の穿孔作業の終了後に未使用のテープの部分が刃先と対向するようにテープに送りをかけることを特徴とするシート穿孔方法が提供される。
【0008】
請求項2の発明の作用・効果を説明すると、1回の穿孔毎にテープの未使用の部分が刃先と対向するようにテープに送りがかけられるため、シート穿孔後の刃先はいつもテープの未使用部分により受けとめられ、刃先に無理な負荷がかかることがなく、その保護を図り、寿命延長が実現される。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、シート載置台と、多数枚重ねられたシートを加圧一体化するように前記台上に加圧する加圧手段と、穿孔刃と、穿孔刃の回転駆動手段と、回転する穿孔刃にシートに向けて送りをかけ穿孔刃によりシートに貫通開口を穿設する穿孔刃送り手段と、シートを挟んで穿孔刃に対向して固定配置され、シートを穿孔後の穿孔刃の刃先を受けるための刃先受具と、穿孔すべきシートと刃先受具との間に挿通され、刃切れの良好な素材より成形されたテープと、穿孔刃による1回の穿孔作業の進行に応じてテープの未使用の部分が刃先に係合するようにテープに送りをかけることテープ送り手段と具備したことを特徴とするシート穿孔装置が提供される。
【0010】
請求項3の発明の作用・効果を説明すると、多数枚重ねられたシートは台上で加圧手段により押付けられ、この状態で穿孔刃に送りをかけその刃先をテープを介して刃先受具により受けとめさせることによりシートの穿孔が行われる。シート穿孔後の穿孔刃の刃先にかかる負荷はテープにより殆どが受けとめられ、テープ送り手段によってテープの未使用の部分がいつも刃先と対向するようにテープは送りを受けているため、シート穿孔後に刃先に無理な力をかけることなくテープの未使用部で受けることができる。そのため、穿孔刃の寿命を延長することができ、また停台時間が相対的に短縮するため生産コストの低減を実現することができる。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明において、前記穿孔刃は中空状をなし、刃先と対向した端部は吸引手段に接続され、吸引手段は穿孔後のシート及びテープの抜き滓の吸引除去を行うことを特徴とするシート穿孔装置が提供される。
【0012】
請求項4の発明の作用効果を説明すると、穿孔刃を中空状とし、吸引によって穿孔刃の中空部からシート及びテープの抜き滓の吸引除去を行うことができ、装置の空間の利用効率を高めることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明において、刃先受具を挟んでシートと対抗した位置に押出しピンが配置され、押出しピンは抜き滓を穿孔刃の中空部に向けて押圧せしめることを特徴とするシート穿孔装置が提供される。
【0014】
請求項5の発明の作用・効果を説明すると、押出しピンの設置により吸引による抜き滓の除去を確実に行うよう補助することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態について説明すると、10はシート載置台であり、シート載置台10上には化粧紙などのシートSが複数枚重ねられて載置されいる。このようなシートの積層物はコンベヤ(図示しない)などによって図1の位置まで運ばれ、この発明に従って穿孔を受けた後搬出される。
【0016】
シート載置台10の上方に後述の回転刃を担持するためのキャリッジ14が配置され、キャリッジ14はガイドロッド16に対して垂直昇降自在に配置される。即ち、ガイドロッド16は複数が垂直方向に平行に設けられ、他方、キャリッジ14には案内スリーブ19が一体に固定され、この案内スリーブ19にガイドロッド16が垂直方向に摺動自在に嵌合されている。キャリッジ14は垂直昇降用のシリンダ17に連結され、シリンダ17への空気圧の導入方向切替によりキャリッジ14は昇降するようになっている。
【0017】
キャリッジ14に回転刃用モータ18のハウジングが固定され、他方モータ18は垂直下方に延びる回転軸18Aを備え、回転軸18Aの下端にカップリング20を介してこの発明の穿孔刃としての回転刃22が連結される。回転刃22は円形断面の筒状をなしており、その下端22Aが刃先を形成する。回転刃22の中空部は22-1にて示す。
【0018】
キャリッジ14の下面から筒状支持台23を介して複数のエアシリンダ24が垂直下向きに設けられ、エアシリンダ24は本体24-1と、ピストン24-2と、ピストンロッド24-3とを備えており、ピストンロッド24-3の下端にはシート押え部材26が固定されている。シート押え部材26はシートSの積層物の上面と係合しうるようにしかし回転刃22とは干渉しないように水平方向に延設されている。
【0019】
シート載置台10における穿孔部位の下方には、刃先受具装着台28が設けられ、刃先受具装着台28はシート載置取付台10に対して相対的に固定となっている。シートSの積層物と対向した装着台28の面上に刃先受具装着用の切欠部28-1が形成され、この切欠部28-1に刃先受具30が装着されている。刃先受具30は紙ボード、樹脂板、ゴム板などの軟質素材にて形成され、回転刃22によってシートSの積層物の穿孔後の刃先22Aを刃先受具30の上面に少し食い込ませることにより多数枚重ねられたシートSにおける最も下側のシートにも綺麗な穿孔を行わせるように機能するものである。切欠部28-1は刃先受具30を回り止めしつつ刃先受具を着座せしめうる形状となっている。また、刃先受具30はその中央に貫通開口30-1 を形成しており、その開口30-1の内径は回転刃22の外径より相当小さくなっている。例えば回転刃22の外径が10mmとすれば、刃先受具30の貫通開口30-1の内径は7mmであり、そのため、結果シートSの積層物の穿孔後の回転刃22の刃先22Aは刃先受具30の上面に開口30-1の周囲領域(刃先受け部)で係合され(図4参照)、刃先22Aが刃先受具30の肉の部位に無理なく食い込むため、刃先受具30による刃先22Aの受止め作用を達成することができる。また、刃先受具30は刃先受け部(開口部30-1)を複数備えており、一つの刃先受け部の消耗時、別の刃先受け部が刃先22Aと対向するように切欠部28-1に対する刃先受具30の装着位置を替えることができ、そのたびに新規な刃先受け面とすることができる。また、刃先受具30の片面が消耗時に表裏を転ずることにより、裏面側でも2箇所を使用することができる。結局、一個の刃先受具を4回使用することができ、このような工夫により刃先受具30の寿命延長及びコスト低減を図るようにしている。
【0020】
刃先受具装置台28に関して回転刃22に芯合して対向した位置に抜き滓用の押出しピン32が設けられ、この押出しピン32は刃先受具30の中央貫通開口30-1の内径7mmより小さな例えば5mmといった内径を有しており、後述の通り回転刃22による穿孔後の抜き滓の排除を行う機能を達成するものである。押出しピン32はシリンダ34内に収容され、シリンダ34内への空気圧力の導入の切替により押出しピン32は上昇又は下降することができる。
【0021】
図4及び図5に示すように、回転刃22を回転刃用モータ18の回転軸18Aに連結するカップリング20の内部に空洞36が形成され、空洞36はその下端は回転刃22の中空部22-1に連通している。空洞36の他端は筒状支持体23とカップリング20との間の環状空間38に開口している。図1に示すように、筒状支持体23の内周に吸引孔40の一端が開口しており、吸引孔40の他端は連結パイプ42を介して吸引源、例えばブロア(図示しない)に接続される。
【0022】
44は回転刃22による刃切れの良好な素材より形成されたテープとしての紙テープであり、紙テープ44はシートSの積層物の下面と刃先受具30との間を挿通される。紙テープ44は回転刃22の刃先22Aを受けとめ、穿孔せしめることによりシートSの載置面側まで隈なく回転刃22による穿孔を可能とするものである。紙テープ44にはシートSの穿孔の度に未穿孔の新規部分が回転刃22と対向するように図1の矢印f方向の送りをかけることができる。紙テープ44の送りを可能とするため、刃先受具装着台28の上面はシート載置台10の上面より幾分下げられ、ここが紙テープ44の送り用の通路を形成している。送り装置としは未使用テープのフリーリールと、使用後のテープ44を巻き取るモータ駆動リールとから構成することができる。
【0023】
次ぎに、この発明の動作を説明すると、図1は工程の第1段階(イ)を示し、穿孔すべきシートSは所定枚数が重ねられてシート載置台10の上に載置される。この際、テープ44はシートSの積層体の下面と刃先受具30との間に位置され、かつテープ44の未使用の部分が回転刃22と対向するように適当な送りをかけられる。この段階ではシリンダ17は収縮され、キャリッジ14は最上方の退避位置をとり、回転刃22及びシート押え部材26は積層シートSから離間して位置している。押出しピン32は後退した位置にある。
【0024】
図2は工程の次ぎの段階(ロ)を示し、シリンダ17の空気圧が切り替えられ、キャリッジ14は下降され、シート押え部材26は積層シートSの上面に当接され、積層シートSをシート載置台10に押付け、シートは一体に固められる。
【0025】
図3はシリンダ17によるキャリッジ14の下降が更に進行した段階(ハ)を示し、ピストン24-2がシリンダ24-1に対して相対移動することにより、シート押え部材26をして積層シートSをシート載置台10に所定の押圧力で押付けつつ、キャリッジ14の下降が継続され、キャリッジ14の下降により回転刃22はシートSの穿孔を行う。キャリッジ14の下降によるシートSの穿孔の進行により、回転刃22の刃先22Aが再下面のシートを着き抜けるとその回転刃22の刃先22Aはテープ44を穿孔(図1においてAは穿孔されたテープの開口を示す)すると共に、刃先22Aは刃先受具30により受け止められる。図4は回転刃22の刃先22Aが紙テープ44を穿孔後、刃先受具30によって受け止められた状態を示している。積層シートSを穿孔後の回転刃22は紙テープ44を穿孔後に刃先受具30によって受け止めるようにしており、テープ44は刃切れの良好な素材(紙テープ)により形成されかつ穿孔の度に未使用部が回転刃に対向するように送りをかけているため、回転刃22に大きな負荷を与えることなくシートSの穿孔が可能となる。また、紙テープ44を介して刃先受具30によりシート穿孔後の回転刃の刃先を受け止めるようにしているため、刃先受具30の当たりを極く軽微なものとしてもシートSをその最下面のものまで隈なく穿孔することが可能となり、他方刃先受具30の当たりは軽微となるため、刃先受具30の消耗が押えられ、交換までの寿命の延長化を実現することができる。
【0026】
回転刃22によるシートSの穿孔後、押出しピン32が上昇され、その先端は刃先受具装着台28、刃先受具30を介して回転刃22の中空部に導入され、回転刃22の中空部22-1に残留していたシートS及びテープ44の抜き滓は押し上げられ、他方吸引ブロアに連結された連結パイプ42及び空洞36を介して回転刃22の中空部22-1は減圧下にあるため押出しピン32により押し込まれた抜き滓の吸引除去を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明のシート穿孔装置の概略的側面図であり、シート穿孔の工程(イ)を示している。
【図2】図2は図1と同様であるが、シート穿孔の工程(ロ)をを示している。
【図3】図3は図1と同様であるが、シート穿孔の工程(ハ)を示している。
【図4】図4は図3の部分拡大図であり、回転刃によるシートの穿孔及び抜き滓の吸引排出を示している。
【図5】図5は図4のV−V線に沿って表される矢視断面図である。
【符号の説明】
10…シート載置台
14…キャリッジ
16…ガイドロッド
17…垂直昇降用のシリンダ
18…回転刃用モータ
18A…回転軸
20…カップリング
22…回転刃
22-1…回転刃の中空部
24…エアシリンダ24
26…シート押え板
28…刃先受具装着台
30…刃先受具
32…抜き滓用の押出しピン
40…吸引孔
42…連結パイプ
44…紙テープ
S…シート
【発明の属する技術分野】
この発明は多数枚積層された紙や不織布や織布などのシートに対する穿孔作業を効率的に行いうる方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紙などのシートを多数枚重ねて丸穴などを穿孔する場合、シートを加圧しつつ台上に載置することにより一体化し、この状態で穿孔刃を回転させかつ送りをかけてゆく。これにより、多数枚のシートに一挙に丸穴を穿設することができる。載置面側のシートまで全てのシートに隈なく綺麗な穴をあけるため積層シートを挟み穿孔刃に対向して紙ボードなどの板状刃先受具が固定配置される。即ち、シートを穿孔後の穿孔刃の刃先は刃先受具により受け止められるため、載置面側のシートについても刃先を貫通させうるため、積層された上から下までの全シートに隈なく綺麗な穴を穿つことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
刃先受具は穿孔刃の刃先を少し食い込ませることによりその上のシートに完全な穴を穿つようにするものである。ところが、刃先受具は繊維材料の集合体でありまた完全に平坦な表面ではなく多少の凹凸は避けられないため、刃先はある程度大きめの食い込みを持たせて載置面側のシートにもくまなく綺麗な穴があけられるようにしている。刃先受具に対する刃先の食い込みが大きいため刃先受具は直ぐに損傷してしまう。このような場合、刃先の当たる位置が変わるように刃先受具をずらしたり、その表裏を入れかえる作業が必要であり、その都度停台が必要となり、連続生産ができないため生産効率が悪化し、生産コスト増を招き、また刃先受具の交換頻度が早くなるためこの点でも生産コストの悪化を招くという問題点があった。
【0004】
この発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、刃先受具に対する穿孔刃の刃先の影響を緩和し、刃先受具の連続使用可能時間の延長を実現し、これにより生産効率の増大、延いては生産コストの削減を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、多数枚のシートが重ねて台上に載置され、多数枚のシートは加圧により一体化されて台上に押し付けられ、多数枚のシートを台上に押し付けつつ穿孔刃を回転させかつ送りをかけることによりシートの穿孔が行なわれ、シートを穿孔後の穿孔刃の刃先は刃先受具により受け止めるシート穿孔方法において、シートと刃先受具との間に刃切れの良好な素材より成るテープを挿入し、シートを穿孔後の穿孔刃の刃先はテープを穿孔後に刃先受具により受け止められることを特徴とするシート穿孔方法が提供される。
【0006】
請求項1の発明の作用・効果を説明すると、堆積シートの穿孔時にシートと歯先受具との間に刃切れの良好な素材よりなるテープを挿入しているため、穿孔刃による穿孔の際に刃先の負担は殆どテープに受けとめさせることができ、刃先受具の負担はごく些少となる。そのため、刃先受具の消耗は押えられ、その位置替えまでの時間を相対的に延長することができ、停台までの時間間隔が延長し、換言すれば停台頻度が下がるため、生産効率が高くなるとともに、刃先受具の寿命が大幅延長するため交換コストが低減され、結果的に加工コストの大幅低減を実現することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、1回の穿孔作業の終了後に未使用のテープの部分が刃先と対向するようにテープに送りをかけることを特徴とするシート穿孔方法が提供される。
【0008】
請求項2の発明の作用・効果を説明すると、1回の穿孔毎にテープの未使用の部分が刃先と対向するようにテープに送りがかけられるため、シート穿孔後の刃先はいつもテープの未使用部分により受けとめられ、刃先に無理な負荷がかかることがなく、その保護を図り、寿命延長が実現される。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、シート載置台と、多数枚重ねられたシートを加圧一体化するように前記台上に加圧する加圧手段と、穿孔刃と、穿孔刃の回転駆動手段と、回転する穿孔刃にシートに向けて送りをかけ穿孔刃によりシートに貫通開口を穿設する穿孔刃送り手段と、シートを挟んで穿孔刃に対向して固定配置され、シートを穿孔後の穿孔刃の刃先を受けるための刃先受具と、穿孔すべきシートと刃先受具との間に挿通され、刃切れの良好な素材より成形されたテープと、穿孔刃による1回の穿孔作業の進行に応じてテープの未使用の部分が刃先に係合するようにテープに送りをかけることテープ送り手段と具備したことを特徴とするシート穿孔装置が提供される。
【0010】
請求項3の発明の作用・効果を説明すると、多数枚重ねられたシートは台上で加圧手段により押付けられ、この状態で穿孔刃に送りをかけその刃先をテープを介して刃先受具により受けとめさせることによりシートの穿孔が行われる。シート穿孔後の穿孔刃の刃先にかかる負荷はテープにより殆どが受けとめられ、テープ送り手段によってテープの未使用の部分がいつも刃先と対向するようにテープは送りを受けているため、シート穿孔後に刃先に無理な力をかけることなくテープの未使用部で受けることができる。そのため、穿孔刃の寿命を延長することができ、また停台時間が相対的に短縮するため生産コストの低減を実現することができる。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明において、前記穿孔刃は中空状をなし、刃先と対向した端部は吸引手段に接続され、吸引手段は穿孔後のシート及びテープの抜き滓の吸引除去を行うことを特徴とするシート穿孔装置が提供される。
【0012】
請求項4の発明の作用効果を説明すると、穿孔刃を中空状とし、吸引によって穿孔刃の中空部からシート及びテープの抜き滓の吸引除去を行うことができ、装置の空間の利用効率を高めることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明において、刃先受具を挟んでシートと対抗した位置に押出しピンが配置され、押出しピンは抜き滓を穿孔刃の中空部に向けて押圧せしめることを特徴とするシート穿孔装置が提供される。
【0014】
請求項5の発明の作用・効果を説明すると、押出しピンの設置により吸引による抜き滓の除去を確実に行うよう補助することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態について説明すると、10はシート載置台であり、シート載置台10上には化粧紙などのシートSが複数枚重ねられて載置されいる。このようなシートの積層物はコンベヤ(図示しない)などによって図1の位置まで運ばれ、この発明に従って穿孔を受けた後搬出される。
【0016】
シート載置台10の上方に後述の回転刃を担持するためのキャリッジ14が配置され、キャリッジ14はガイドロッド16に対して垂直昇降自在に配置される。即ち、ガイドロッド16は複数が垂直方向に平行に設けられ、他方、キャリッジ14には案内スリーブ19が一体に固定され、この案内スリーブ19にガイドロッド16が垂直方向に摺動自在に嵌合されている。キャリッジ14は垂直昇降用のシリンダ17に連結され、シリンダ17への空気圧の導入方向切替によりキャリッジ14は昇降するようになっている。
【0017】
キャリッジ14に回転刃用モータ18のハウジングが固定され、他方モータ18は垂直下方に延びる回転軸18Aを備え、回転軸18Aの下端にカップリング20を介してこの発明の穿孔刃としての回転刃22が連結される。回転刃22は円形断面の筒状をなしており、その下端22Aが刃先を形成する。回転刃22の中空部は22-1にて示す。
【0018】
キャリッジ14の下面から筒状支持台23を介して複数のエアシリンダ24が垂直下向きに設けられ、エアシリンダ24は本体24-1と、ピストン24-2と、ピストンロッド24-3とを備えており、ピストンロッド24-3の下端にはシート押え部材26が固定されている。シート押え部材26はシートSの積層物の上面と係合しうるようにしかし回転刃22とは干渉しないように水平方向に延設されている。
【0019】
シート載置台10における穿孔部位の下方には、刃先受具装着台28が設けられ、刃先受具装着台28はシート載置取付台10に対して相対的に固定となっている。シートSの積層物と対向した装着台28の面上に刃先受具装着用の切欠部28-1が形成され、この切欠部28-1に刃先受具30が装着されている。刃先受具30は紙ボード、樹脂板、ゴム板などの軟質素材にて形成され、回転刃22によってシートSの積層物の穿孔後の刃先22Aを刃先受具30の上面に少し食い込ませることにより多数枚重ねられたシートSにおける最も下側のシートにも綺麗な穿孔を行わせるように機能するものである。切欠部28-1は刃先受具30を回り止めしつつ刃先受具を着座せしめうる形状となっている。また、刃先受具30はその中央に貫通開口30-1 を形成しており、その開口30-1の内径は回転刃22の外径より相当小さくなっている。例えば回転刃22の外径が10mmとすれば、刃先受具30の貫通開口30-1の内径は7mmであり、そのため、結果シートSの積層物の穿孔後の回転刃22の刃先22Aは刃先受具30の上面に開口30-1の周囲領域(刃先受け部)で係合され(図4参照)、刃先22Aが刃先受具30の肉の部位に無理なく食い込むため、刃先受具30による刃先22Aの受止め作用を達成することができる。また、刃先受具30は刃先受け部(開口部30-1)を複数備えており、一つの刃先受け部の消耗時、別の刃先受け部が刃先22Aと対向するように切欠部28-1に対する刃先受具30の装着位置を替えることができ、そのたびに新規な刃先受け面とすることができる。また、刃先受具30の片面が消耗時に表裏を転ずることにより、裏面側でも2箇所を使用することができる。結局、一個の刃先受具を4回使用することができ、このような工夫により刃先受具30の寿命延長及びコスト低減を図るようにしている。
【0020】
刃先受具装置台28に関して回転刃22に芯合して対向した位置に抜き滓用の押出しピン32が設けられ、この押出しピン32は刃先受具30の中央貫通開口30-1の内径7mmより小さな例えば5mmといった内径を有しており、後述の通り回転刃22による穿孔後の抜き滓の排除を行う機能を達成するものである。押出しピン32はシリンダ34内に収容され、シリンダ34内への空気圧力の導入の切替により押出しピン32は上昇又は下降することができる。
【0021】
図4及び図5に示すように、回転刃22を回転刃用モータ18の回転軸18Aに連結するカップリング20の内部に空洞36が形成され、空洞36はその下端は回転刃22の中空部22-1に連通している。空洞36の他端は筒状支持体23とカップリング20との間の環状空間38に開口している。図1に示すように、筒状支持体23の内周に吸引孔40の一端が開口しており、吸引孔40の他端は連結パイプ42を介して吸引源、例えばブロア(図示しない)に接続される。
【0022】
44は回転刃22による刃切れの良好な素材より形成されたテープとしての紙テープであり、紙テープ44はシートSの積層物の下面と刃先受具30との間を挿通される。紙テープ44は回転刃22の刃先22Aを受けとめ、穿孔せしめることによりシートSの載置面側まで隈なく回転刃22による穿孔を可能とするものである。紙テープ44にはシートSの穿孔の度に未穿孔の新規部分が回転刃22と対向するように図1の矢印f方向の送りをかけることができる。紙テープ44の送りを可能とするため、刃先受具装着台28の上面はシート載置台10の上面より幾分下げられ、ここが紙テープ44の送り用の通路を形成している。送り装置としは未使用テープのフリーリールと、使用後のテープ44を巻き取るモータ駆動リールとから構成することができる。
【0023】
次ぎに、この発明の動作を説明すると、図1は工程の第1段階(イ)を示し、穿孔すべきシートSは所定枚数が重ねられてシート載置台10の上に載置される。この際、テープ44はシートSの積層体の下面と刃先受具30との間に位置され、かつテープ44の未使用の部分が回転刃22と対向するように適当な送りをかけられる。この段階ではシリンダ17は収縮され、キャリッジ14は最上方の退避位置をとり、回転刃22及びシート押え部材26は積層シートSから離間して位置している。押出しピン32は後退した位置にある。
【0024】
図2は工程の次ぎの段階(ロ)を示し、シリンダ17の空気圧が切り替えられ、キャリッジ14は下降され、シート押え部材26は積層シートSの上面に当接され、積層シートSをシート載置台10に押付け、シートは一体に固められる。
【0025】
図3はシリンダ17によるキャリッジ14の下降が更に進行した段階(ハ)を示し、ピストン24-2がシリンダ24-1に対して相対移動することにより、シート押え部材26をして積層シートSをシート載置台10に所定の押圧力で押付けつつ、キャリッジ14の下降が継続され、キャリッジ14の下降により回転刃22はシートSの穿孔を行う。キャリッジ14の下降によるシートSの穿孔の進行により、回転刃22の刃先22Aが再下面のシートを着き抜けるとその回転刃22の刃先22Aはテープ44を穿孔(図1においてAは穿孔されたテープの開口を示す)すると共に、刃先22Aは刃先受具30により受け止められる。図4は回転刃22の刃先22Aが紙テープ44を穿孔後、刃先受具30によって受け止められた状態を示している。積層シートSを穿孔後の回転刃22は紙テープ44を穿孔後に刃先受具30によって受け止めるようにしており、テープ44は刃切れの良好な素材(紙テープ)により形成されかつ穿孔の度に未使用部が回転刃に対向するように送りをかけているため、回転刃22に大きな負荷を与えることなくシートSの穿孔が可能となる。また、紙テープ44を介して刃先受具30によりシート穿孔後の回転刃の刃先を受け止めるようにしているため、刃先受具30の当たりを極く軽微なものとしてもシートSをその最下面のものまで隈なく穿孔することが可能となり、他方刃先受具30の当たりは軽微となるため、刃先受具30の消耗が押えられ、交換までの寿命の延長化を実現することができる。
【0026】
回転刃22によるシートSの穿孔後、押出しピン32が上昇され、その先端は刃先受具装着台28、刃先受具30を介して回転刃22の中空部に導入され、回転刃22の中空部22-1に残留していたシートS及びテープ44の抜き滓は押し上げられ、他方吸引ブロアに連結された連結パイプ42及び空洞36を介して回転刃22の中空部22-1は減圧下にあるため押出しピン32により押し込まれた抜き滓の吸引除去を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明のシート穿孔装置の概略的側面図であり、シート穿孔の工程(イ)を示している。
【図2】図2は図1と同様であるが、シート穿孔の工程(ロ)をを示している。
【図3】図3は図1と同様であるが、シート穿孔の工程(ハ)を示している。
【図4】図4は図3の部分拡大図であり、回転刃によるシートの穿孔及び抜き滓の吸引排出を示している。
【図5】図5は図4のV−V線に沿って表される矢視断面図である。
【符号の説明】
10…シート載置台
14…キャリッジ
16…ガイドロッド
17…垂直昇降用のシリンダ
18…回転刃用モータ
18A…回転軸
20…カップリング
22…回転刃
22-1…回転刃の中空部
24…エアシリンダ24
26…シート押え板
28…刃先受具装着台
30…刃先受具
32…抜き滓用の押出しピン
40…吸引孔
42…連結パイプ
44…紙テープ
S…シート
Claims (5)
- 多数枚のシートが重ねて台上に載置され、多数枚のシートは加圧により一体化されて台上に押し付けられ、多数枚のシートを台上に押し付けつつ穿孔刃を回転させかつ送りをかけることによりシートの穿孔が行なわれ、シートを穿孔後の穿孔刃の刃先は刃先受具により受け止めるシート穿孔方法において、シートと刃先受具との間に刃切れの良好な素材より成るテープを挿入し、シートを穿孔後の穿孔刃の刃先はテープを穿孔後に刃先受具により受け止められることを特徴とするシート穿孔方法。
- 請求項1に記載の発明において、1回の穿孔作業の終了後に未使用のテープの部分が刃先と対向するようにテープに送りをかけることを特徴とするシート穿孔方法。
- シート載置台と、多数枚重ねられたシートを加圧一体化するように前記台上に加圧する加圧手段と、穿孔刃と、穿孔刃の回転駆動手段と、回転する穿孔刃にシートに向けて送りをかけ穿孔刃によりシートに貫通開口を穿設する穿孔刃送り手段と、シートを挟んで穿孔刃に対向して固定配置され、シートを穿孔後の穿孔刃の刃先を受けるための刃先受具と、穿孔すべきシートと刃先受具との間に挿通され、刃切れの良好な素材より成形されたテープと、穿孔刃による1回の穿孔作業の進行に応じてテープの未使用の部分が刃先に係合するようにテープに送りをかけることテープ送り手段と具備したことを特徴とするシート穿孔装置。
- 請求項3に記載の発明において、前記穿孔刃は中空状をなし、刃先と対向した端部は吸引手段に接続され、吸引手段は穿孔後のシート及びテープの抜き滓の吸引除去を行うことを特徴とするシート穿孔装置。
- 請求項4に記載の発明において、刃先受具を挟んでシートと対抗した位置に押出しピンが配置され、押出しピンは抜き滓を穿孔刃の中空部に向けて押圧せしめることを特徴とするシート穿孔装置。
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