JP3740344B2 - Exercise spats - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運動用のスパッツに関するものであり、特に本発明は、丸編地からなり、テーピング機能などを付与した運動用のスパッツに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年スポーツにおいては、筋肉の伸縮を助長し運動能力を向上させたり、筋肉疲労の軽減や肉離れの予防、また、靭帯や腱の断裂や損傷などを予防する目的で、人体の必要個所にテーピングを施す事は、スポーツにおいてしばしば行われている。
【0003】
しかし、テーピングは、自分自身で施すことは困難であり、他の人にテーピングしてもらう必要があるが、素人ではテーピングはできないので、専門家にいちいちテーピングをしてもらう必要があり、着脱が不便である。また、長時間着用することができないし、皮膚障害に繋がることもある等の問題がある。
【0004】
そこで、近年は、テーピング機能を付与し、更には、スポーツなどの運動能力を補助するため特定の筋肉をサポートする運動用のスパッツ(運動用のタイツとも言う)等が提案されている。(日本特開平4-343868号、日本特開平4-57902号、日本特開平4-50302号、日本特開平8−81807号、日本特開平9−241906号、日本特開平10−280209号など)。
【0005】
このようなテーピング機能を有する運動用のスパッツとしては、通常、テーピング機能を付与したい部分の緊締力を大きくした衣料が用いられている。このように、運動用のスパッツの所定部分の緊締力を大きくするには、緊締力を大きくしたい部分に適宜の当て布を衣料本体生地の裏側または表側から当てがうことが最も一般的に行われている。
【0006】
しかし、当て布によって緊締力の大きい部分を形成した衣類は、当て布の存在する部分は、布が二重となるため、厚みが厚くなる。また、当て布を所定の形に裁断したり、それを衣類本体に縫合するために、その分の手間がかかり、製造工程が多くなり、コストアップに繋がると言う問題がある。
【0007】
また、弾力性のある合成樹脂をコーティングして緊締力を向上させる手法も知られているが、この場合には、合成樹脂層が、布の編目をふさいでしまうため、通気性が大幅に低下し、蒸れやすいと言う問題がある。また、合成樹脂層が肌に直接触れるので、着用感が低下すると言う問題がある。
【0008】
また、丸編機を用い、当て布を使用せずに、緊締力を大きくすべき部分と緊締力の小さい部分とを編み分けて、緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分とを所定のパターン状に形成する手法も知られており、この場合には、上述したような当て布を用いる手法や、合成樹脂コーティング品の欠点の少なくとも一部が解消できる。したがって、近年、丸編地を編み分けて、緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分とを所定のパターン状に形成する手法も普及しつつある。
【0009】
従来、丸編地を編み分けて、緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分とを形成する手法としては、
▲1▼丸編において、編み組織は変えずに、ウェール方向における度目調整により、緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分とを形成する方法(日本特開平3−8801号、日本特開平6−299401号)。ここで、度目調整とは、編目ループを大きくしたり、小さくしたりして編み分ける方法で、通常、編目ループを小さくして編んだ部分は、編目ループを大きくして編んだ部分に比べて緊締力が大きくなる。
【0010】
▲2▼丸編において、例えば、ある部分をフロートリブ編みにし、他の部分をタックメッシュ編みにする等のように、編組織を変えて、緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分とを形成する方法(日本特開平9‐296304号)。
等が知られている。
【0011】
▲1▼の方法は、従来の丸編機では、編み組織を変えずに度目調整するには、同一コース内では編目ループを小さくしたり、大きくしたり出来ない。即ち同一コース内での度目調整はされていない。それ故、例えば図7に示したように、C1番目のコースからCm番目のコースまでは度目の小さなループで編み、Cm番目の次のコースからCn番目のコースまでは度目の大きなループで編み、Cn番目の次のコースからCz番目のコースまでは度目の小さなループで編むというような方法が採用されている。つまり、コース方向には度目は変化しておらず、ウェール方向にのみ度目が変化している衣類しか提案されていない。尚、図7は、従来の丸編地の衣類に採用されている度目調整を説明するための生地の一部の平面図であり、図7において矢印Wは丸編地のウェール方向、矢印Cは丸編地のコース方向を示している。同様に、従来の丸編地の衣類に採用されている度目調整を糸の状態で説明するため丸編地の編組織を概念的に示した平面図である図5を引用して説明するなら、コースwとコースxの糸は度目が小さく(編ループが小さい)、従って緊締力が強くなる。当該コースwやコースxの方向で度目は変化していない。また、コースyとコースzの糸は度目が大きく(編ループが大きい)、従って緊締力が弱くなる。当該コースyやコースzの方向で度目は変化していない。矢印Wのウェール方向にのみ度目が変化している。
【0012】
したがって、この編み分け方法では、編み分けパターンの境界が直線状になり、任意のパターン状に編み分けることができない。それ故、コース方向に比較的緊締力の強い部分と比較的緊締力の弱い部分を設けることができないばかりでなく、所望の部分を所望のパターン状に、緊締力を強くしたり弱くするなどの、編み分けパターンを任意に設定する事ができない。しかも、度目調整による編み分けでは、緊締力の大きい部分と小さい部分との緊締力の差を大きくする事は困難である。
【0013】
▲2▼の方法は、所望の部分を所望のパターン状に緊締力を強くしたり、弱くするなどの、編み分けパターンを任意に設定する事ができ、また、緊締力の大きい部分と小さい部分との緊締力の差をある程度大きくする事も可能である。しかしながら、緊締力の大きい部分と小さい部分とで編み組織が変わってしまうため、緊締力の大きい部分と小さい部分とのパターンが極めてはっきりと現れてしまうとともに、編組織が変わることにより、歪が生じて、編み組織の変わった部分の境界で凹凸差が極めて顕著になり、非着用状態で、衣料の表面がフラットでなく、前記緊締力の大きい部分と小さい部分とのパターンが凹凸状になり、歪んだ形となり製品の見栄えが非常に低下すると言う問題がある。
【0014】
また、丸編みの場合には、経編ほど編み密度が高くできないので、度目調整や編組織変化などによって、緊締力の大きい部分の緊締力を比較的高いレベルにする事ができにくいし、もし、緊締力の差を大きくすると、歪が生じて、非着用状態で、衣料の表面がフラットでなく、前記緊締力の大きい部分と小さい部分とのパターンが凹凸状になり、ひずんだ形になり、製品の見栄えが非常に低下すると言う問題が生じる。
【0015】
また、カットボス手法によって、靴下などの表側に柄を付ける事は知られているが、柄を付けることが目的であり、カットボス手法を、緊縮力に変化を付けるためや、筋肉疲労の軽減や肉離れを予防し、また、靭帯や腱の断裂や損傷などを予防したり、あるいは、運動能力を補助するため特定の筋肉をサポートするテーピング機能を持たせるために応用することは全く知られていなかった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分とを、所定のパターン状に編み分けて形成された丸編地からなるテーピング機能を有する運動用のスパッツにおいて、上述した問題を解決し、緊締力の比較的強い部分と弱い部分を要求に応じて、任意の所望のパターン状に設ける事が出来、ひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、編み組織の変わった部分の境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好であり、緊締力の大きい部分と小さい部分との緊締力の差を大きくする事が可能であり、筋肉疲労の軽減や肉離れを予防し、また、靭帯や腱の断裂や損傷などを予防したり、あるいは、運動能力を補助するため特定の筋肉をサポートするテーピング機能を有する運動用のスパッツを提供する事を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、次の様なスパッツを提供するものである。尚、下記における[ ]内に各請求項に相当する内容の記載の前に補助的見出しを設けているが、これは、本発明の内容を参照する際に、便利なように設けた補助的見出しであって、何ら、本発明を限定するものではない。
【0018】
[スパッツ全体:その1]
(1)踝の上方から、または、膝下から、または、膝上のいずれかから、少なくともウエストラインまでの長さを有し、丸編地からなる運動用のスパッツであって、前記スパッツは、運動に必要な筋肉のサポートの要求に応じて、所定部分に比較的緊締力の強い部分と比較的緊締力の弱い部分がパターン状に設けられており、比較的緊締力の強い部分が、カットボス編手法によって形成された部分である運動用スパッツ。
【0019】
本発明の運動用スパッツにおいては、緊締力の比較的強い部分と弱い部分を要求に応じて、任意の所望のパターン状に設ける事が出来、ひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好であり、緊締力の大きい部分と小さい部分との緊締力の差を大きくする事が可能であり、筋肉疲労の軽減や肉離れを予防し、また、靭帯や腱の断裂や損傷などを予防したり、あるいは、運動能力を補助するため特定の筋肉をサポートするのに好適なテーピング機能を有する運動用のスパッツが提供できる。
【0020】
[スパッツ全体:その2]
(2)丸編地における同一コース内での度目調整によって、緊締力の変化が、更に付加されている前記(1)項に記載の運動用スパッツ。
【0021】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、度目調整とカットボス編手法とが、併用されることにより、更に必要な部分の緊締力をより小さくしたり、より大きくしたりすることが出来、ニーズに応じた緊締力変化が付与された、運動用スパッツが提供され好ましい。しかも、同一コース内での度目調整を採用することによって、度目調整がなされた部分のパターンを任意の形状のパターンとすることができ、度目調整部分のパターンを要求に応じた任意のパターンに形成できる。
【0022】
[スパッツ全体:その3]
(3)運動に必要な筋肉のサポートの要求が、運動に必要な筋肉、あるいは、運動により損傷を負いやすい筋肉、靭帯または腱の少なくとも1つ、に相当する箇所に対し、
a)筋肉の伸縮を助長するための要求、
b)筋肉疲労の軽減や肉離れを予防し、また、靭帯や腱の断裂や損傷を予防するための要求、
から選ばれた要求であり、テーピング機能を有する前記(1)項または(2)項のいずれかに記載の運動用スパッツ。
【0023】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、運動能力を補助または高めるための特定の筋肉をサポートしたり、あるいは、筋肉疲労の軽減や肉離れを予防し、また、靭帯や腱の断裂や損傷などを予防するのに好適な、テーピング機能を有する運動用のスパッツが提供される。運動用のスパッツのどの部位を比較的緊締力の強い部分で形成し、どの部分を比較的緊締力の弱い部分で形成するかを設計するに当たって、上述の要求をできるだけ満たすようにテーピング技術を応用して、設計でき好ましい。
【0024】
[大腿の外側部]
(4)比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、a)前側において腸脛靭帯及び/あるいは外側広筋に沿って、及び/あるいは、b)後側において大腿二頭筋上の一部に当接し、膝上部に至る部分である前記(1)〜(3)項のいずれかに記載の運動用スパッツ。
【0025】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、腰部から大腿部の左右側面の筋肉をサポートでき、下半身を使う諸運動時の筋肉の働きを補助するのに好適な運動用スパッツが提供でき、好ましい。
【0026】
[大腿と下腿の外側部]
(5)運動用のスパッツが、踝の上方から少なくともウエストラインまでの長さを有する運動用のスパッツであって、比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、前側部分は外側広筋及び腸脛靭帯に沿って膝蓋部を迂回する形で、膝下の前脛骨筋及び/あるいは長腓骨筋を覆いながら外果の上部に至り、後側部分は外側広筋から大腿二頭筋を経由し、腓腹筋外側頭及び外側のヒラメ筋を経由し、外果の上部近傍に至る部分である前記(1)〜(3)項のいずれかに記載の運動用スパッツ。
【0027】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、腰部から大腿部、下腿部の外側面の筋肉及び、膝部を外側からサポートし、下半身を使う諸運動、特に膝の屈伸を伴う動作時の、筋肉の働きを補助する機能が発揮できる。下半身全体の筋肉の働きが、ばらばらになり、無駄な働きをしないよう、筋肉に有効な働きをさせることを促進させることにも繋がる運動用スパッツを提供でき好ましい。
【0028】
[大腿の内側部]
(6)比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿内側部の薄筋及び/あるいは大内転筋から、前方では縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至り、後方では半腱様筋及び/あるいは半膜様筋に至る部分である前記(1)〜(3)項のいずれかに記載の運動用スパッツ。
【0029】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、大腿部内側の筋肉をサポートし、特に内旋運動時には、この部位の筋肉が有効に働くので、内側に足をひねる動作を伴う運動の際に、これらの運動能力を補助したり、これらの筋肉の筋肉疲労の軽減や肉離れをなどを予防するのに好適な、運動用スパッツが提供され好ましい。
【0030】
また、大腿内側の筋肉は、加齢により衰えやすい筋肉でもあるが、加齢などで衰えてしまった筋肉の働きのサポートにも好適な運動用スパッツが提供され好ましい。
【0031】
[大腿と下腿の内側部]
(7)比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿内側部の薄筋から、前側部分は縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至るとともに、膝蓋部を迂回する形で内側顆を経由し、脛骨体から内果の上部に至り、後側部分は、内側顆を経由し内側腓腹筋及び内側ヒラメ筋の一部に沿いながら、内果の上部に至る部分である前記(1)〜(3)項のいずれかに記載の運動用スパッツ。
【0032】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、大腿部内側及び下腿部内側の筋肉をサポートし、特に内旋運動時には、この部位の筋肉が有効に働くので、内側に足をひねる動作を伴う運動の際に、これらの運動能力を補助したり、これらの筋肉の筋肉疲労の軽減や肉離れをなどを予防するのにより一層好適な、運動用スパッツが提供され好ましい。
【0033】
また、大腿内側の筋肉は、加齢により衰えやすい筋肉でもあるので、加齢などで衰えてしまった筋肉の働きのサポートにもより一層好適な運動用スパッツが提供され好ましい。
【0034】
[大腿の外側と内側部]
(8)運動用のスパッツが、踝の上方から少なくともウエストラインまでの長さを有する運動用のスパッツであって、比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、a)大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、前側部分は腸脛靭帯及び外側広筋に沿って、後側部分は大腿二頭筋の一部に当接し、膝上部に至る部分と、b)大腿内側部の薄筋及び/あるいは大内転筋から、前側部分は縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至り、後側部分は半腱様筋及び/あるいは半膜様筋に当接される部分である前記(1)〜(3)項のいずれかに記載の運動用スパッツ。
【0035】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、腰部から、大腿部の筋肉を、外側と内側からサポートでき、また、両側からサポートされることから、筋肉がバランスよい働きをすることを補助出来るので、好ましい。
【0036】
[大腿と下腿の外側と内側部]
(9)運動用のスパッツが、踝の上方から少なくともウエストラインまでの長さを有する運動用のスパッツであって、比較的緊締力の強い部分が、a)大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、二股に分岐し、前側分岐部分は外側広筋から腸脛靭帯に沿って膝蓋部を迂回する形で、膝下の前脛骨筋または/及び長腓骨筋を覆いながら外果の上部に至り、その後側分岐部分は大腿二頭筋を直角には横切らずに斜めに横切り、半膜様筋及び半腱様筋の下方、あるいは、内側顆の上方に至っており、b)大腿内側部においては、薄筋から、前側部分は縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至るとともに、更に膝蓋部を迂回する形で内側顆を経由し、脛骨体から内果の上部に至り、またその後側部分は内側顆を経由し、内側の腓腹筋及び内側のヒラメ筋の一部に沿いながら、内果の上部に至る部分である前記(1)〜(3)項のいずれかに記載の運動用スパッツ。
【0037】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、腰部、大腿部、下腿部、及び膝部をサポートでき、下肢の筋肉の働きをバランスよく補助できる。特に、膝蓋骨を、強緊締力部でもってその上下左右からサポートすることによって、膝の動きを不必要に阻害せずに、運動による負担のかかり易い膝をサポートできる。また、大腿背面の筋肉である、ハムストリングスもサポートするため、様々な下肢の運動、動作を有効に補助できる運動用スパッツが提供でき、好ましい。
【0038】
ここで特にハムストリングスについて説明するならば、ハムストリングスとは、大腿部後面にある、大腿二頭筋、半腱様筋及び半膜様筋を併せたものを指し、これらの筋肉は、例えば、▲1▼走る動作の中でも、特に加速する局面で地面を強く後ろに押す際、▲2▼ジャンプ時により高く跳ぶため、▲3▼自転車のペダルを踏み込んだ後に引き上げる際などに主として使われる筋肉であり、股関節を伸ばし、膝関節を曲げたり、内転する働きを持つものである。このような作用を有するハムストリングスは、その他、ラグビー、サッカー、バスケットボール、バレーボール、野球、ゴルフ、競輪、ボブスレーなどの様々なスポーツにおいても重要な働きを有するものである。一例を挙げると、ラグビーではスクラム後にブレイクしてから、素早く走るという動作に結び付くものであり、大腿後面をうまく使えていない場合には、力のいれどころを大腿部前面から後面に切り換える必要が生じ、スムーズにその動作が行なえないという問題が生じる。バスケットボールにおいてもリバウンドを取った後の次のプレーについても同様なことが言える。すなわち、股関節伸筋は、前後方向への骨盤の安定性に重要な役目を果たし、特に正常歩行時の股関節伸展に関与するものであり、地面をキックする種目(走る、バスケットボール、バレーボール等)は、骨盤が上下すると、力が分散して、次の動作に移れないと言う問題があり、また、バレーボールのジャンプにおいても、局面によっては膝を深く曲げずに跳躍できれば助走のスピードを生かして高く跳ぶことが有利であるが、このような場合には大腿後面を主体に跳ぶことが必要とされる。さらに、ボブスレーは、最初の押し出しが、その後のスピードを決めるが、最初の押し出しに使う筋肉がハムストリングスである。このように、ハムストリングスは各種スポーツにおいて重要な役割を果たすものであるが、しかし、一般には、訓練が十分になされていないので、ハムストリングスについては、良く使用される大腿部前面の筋肉に比べて弱いという指摘がなされている。本発明の運動用スパッツは、大腿部後面のハムストリングスの筋動作をサポートするのにも好適な運動用スパッツであり好ましい。
【0039】
[丸編地構造]
(10)丸編地が表糸と裏糸とからなる丸編地であって、カットボス編手法によって形成される部分は、前記表糸と裏糸の間に中糸が使用された3重構造となっている前記(1)〜(9)項のいずれかに記載の運動用スパッツ。
【0040】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、比較的緊締力の強い部分が3重構造となっているので、十分な緊締力を発揮することが出来、好ましい。しかも、当て布などによる緊締力の強化手法のような、前述した問題点がなく、好ましい。
【0041】
[丸編地の糸使い:その1]
(11)表糸と裏糸と中糸が、次の(A)及び(B)から選ばれたいずれかである前記(10)項に記載の運動用スパッツ。
【0042】
(A)表糸と中糸が吸水速乾性糸からなり、裏糸が▲1▼弾性糸及び▲2▼吸水速乾性糸でカバリングされた弾性糸からなる群から選ばれたいずれかの弾性糸からなる。
【0043】
(B)表糸と中糸のいずれか一方が吸水速乾性糸からなり、裏糸が▲2▼吸水速乾性糸でカバリングされた弾性糸からなる。
【0044】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、前述の機能のほかに、更に、運動などにより汗をかいた際に早く汗を吸収し、かつ、早く汗を蒸発させるので、運動後においても、汗による衣類の肌へのべとつきなどの不快感が軽減された運動用スパッツが提供でき好ましい。
【0045】
[丸編地の糸使い:その2]
(12)表糸と中糸が天然繊維糸からなり、裏糸が弾性糸からなる前記(10)項に記載の運動用スパッツ。
【0046】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、一般的に合成繊維に比べて肌触りが暖かで、保温性の良好である天然繊維を用いることにより、前述の機能のほかに、更に、保温性が優れ、また、天然繊維の外観を有するファッション性にも優れた運動用スパッツが提供でき、好ましい。
【0047】
[丸編地の糸使い:その3]
(13)表糸と裏糸と中糸が、下記(A)及び(B)から選ばれたいずれかである前記(10)項に記載の運動用スパッツ。
【0048】
(A)表糸と中糸が発水性に優れた合成繊維糸からなり、裏糸が▲1▼弾性糸及び▲2▼発水性に優れた合成繊維糸でカバリングされた弾性糸からなる群から選ばれたいずれかの弾性糸からなる。
【0049】
(B)表糸と中糸のいずれか一方が発水性に優れた合成繊維糸からなり、裏糸が▲2▼発水性に優れた合成繊維糸でカバリングされた弾性糸からなる。
【0050】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、前述の機能のほかに、更に、発水性に優れた合成繊維糸が用いられるので、発水性に優れた合成繊維糸は、糸自体の保水性が小さく、汗などは、糸に吸収されずに、蒸発などにより、物理的に外に排出され、また、雨に当たっても、糸に水分が吸収されず、肌触りがサラサラして、さわやかな着用感を保つことができる。また、雨に濡れたり、洗濯した場合でも、比較的短時間で乾燥出来る運動用スパッツが提供され、好ましい。
【0051】
[丸編地の糸使い:その4]
(14)表糸と中糸が、天然繊維糸、合成繊維糸、または天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた繊維糸からなり、且つ、a)表糸が天然繊維糸の場合には、中糸は、合成繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種であり、b)表糸が合成繊維糸の場合には、中糸は、天然繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種であり、c)表糸が天然繊維と合成繊維の混合糸の場合には、中糸は、天然繊維糸、合成繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種である前記(10)項に記載の運動用スパッツ。
【0052】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、前述の機能のほかに、更に、天然繊維と合成繊維が、表糸と中糸の少なくともいずれかまたはその両者中に存在することになり、(12)項や(13)項などで説明した、機能が折衷されたような状態で発揮される運動用スパッツが提供され、好ましい。
【0053】
[度目調整:膝部]
(15)運動用のスパッツが、踝の上方から、または、膝下から、少なくともウエストラインまでの長さを有するスパッツであって、度目調整によって、比較的大きな度目に調整されて緊締力が比較的小さくされた部分が膝蓋部である前記(2)〜(14)項のいずれかに記載の運動用スパッツ。
【0054】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、膝の部分がより容易に伸縮できるので、膝の屈伸を伴う動作をより抵抗なく行うことが出来、膝を曲げた時の突っ張る感じをより少なくできる。
【0055】
[度目調整:臀部]
(16)運動用のスパッツが、踝の上方から、または、膝下から、少なくともウエストラインまでの長さを有するスパッツであって、度目調整によって、比較的大きな度目に調整されることにより緊締力が比較的小さくされた部分が、膝蓋部ならびに臀部のほぼ中央部分である前記(2)〜(14)項のいずれかに記載の運動用スパッツ。
【0056】
上記の本発明の好ましい態様とすることにより、膝の部分がより容易に伸縮できるので、膝の屈伸を伴う動作をより抵抗なく行うことが出来、膝を曲げた時の突っ張る感じをより少なくできるとともに、臀部の丸い膨らみをつぶさずに形良く保とともに、膝を曲げた際に臀部は後側に張り出してくるが、臀部の部分もより容易に伸縮できるので、その臀部の張り出しをより抵抗なく行うことが出来、従って、膝を曲げた時の突っ張る感じや、臀部の後側への張り出しによる、スパッツ後側のスパッツのウェスト部のずり下がりをより少なくでき好ましい。
【0057】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の具体的実施の形態例について説明するが、本発明では、本発明のスパッツのどの部分に比較的緊締力の強い部分が配置されているか、比較的緊締力の強い部分が配置されている衣料上における位置の説明に身体の一部や筋肉や骨格相当部分の名称を使用している部分もあるので、理解を容易にするために、先ず、本発明で緊締力の強い部分の位置等の説明に使用する骨格や筋肉の人体における位置を説明しておく。
【0058】
図8は図の右半分が人体下肢部の前面側から見た骨格図、また、左半分が人体下肢部の前面側から見た筋肉図である。図9は図の左半分が人体下肢部の後面側から見た骨格図、また、右半分が人体下肢部の後面側から見た筋肉図である。また、図10は人体の右側の下肢部の外側側面側から見た一部骨格付きの筋肉図、また、図11は人体の右側の下肢部の内側側面側から見た一部骨格付きの筋肉図である。尚、図8〜図11において、本発明の説明に特に必要のない部分の筋肉や骨格は説明を省略している。
【0059】
図8〜図11において、701が中殿筋、702が大殿筋、703が大転子、704が外側広筋、705が腸脛靭帯、706が大内転筋、707が半膜様筋、708が半腱様筋、709が大腿二頭筋、710が薄筋、711が縫工筋、712が内側広筋、713が外側顆、714が内側顆、715が膝蓋部、716が前脛骨筋、717が脛骨体、718がヒラメ筋(718aが外側のヒラメ筋で718bが内側のヒラメ筋)、719が腓腹筋(719aが外側の腓腹筋で719bが内側の腓腹筋、720が長腓骨筋、721が外果、722が内果、723が大腿直筋である。
【0060】
なお、各筋肉の筋繊維の方向は、図示の各筋肉中に示した細線の長さ方向であり、この筋繊維の方向が筋肉の収縮方向である。なお、これらの骨格や筋肉の位置、形、大きさは個体それぞれに応じて若干相違するので、上記筋肉ならびに骨格図は代表例の一つとして示したものである。
【0061】
上述したように骨格や筋肉の位置、形、大きさは個体それぞれに応じて相違するし、人体全体の大きさも相違するので、比較的緊締力の強い部分と比較的緊締力の弱い部分とが配置されている衣料上における位置が所定の指定された位置から多少のずれがあっても、本発明の目的が達成できる範囲においては差し支えない。
【0062】
本発明においては、比較的緊締力の強い部分は、丸編地を編成する際にカットボス編手法を適用することによって形成される。以下、カットボス編手法を図1〜図3を用いて説明する。
【0063】
図1〜図2は、丸編において、カットボス編手法を説明するための断面概念工程図である。点線の矢印Aで示した側が丸編地の表側で、点線の矢印Bで示した側が丸編生地の裏側である。
【0064】
まず、図1に示すように、表糸1と裏糸2を供給して丸編機で編む際にカットボス手法で、比較的緊締力を強くしたい部分に中糸3を表糸1と裏糸2の間に挿入して、表糸1と中糸3と裏糸2をそろえて供給して丸編機で編み込む。この部分は矢印4a〜4bの間と矢印4c〜4dの間の部分である(尚、中糸3は、わかりやすいように1点鎖線で図示してある。)。そして、矢印4b〜4cの間の部分の如く、比較的緊締力が弱い部分に該当する部分は、中糸3が表糸1と裏糸2の間に挿入されないように中糸3を裏側に浮かせて、表糸1と裏糸2のみで編む。次いで矢印4a、4b、4c、4dのところで裏側に浮かされた中糸3をカットし、図2に示したようなZ1とZ3の部分が中糸3が挿入されていて、比較的緊締力の強い部分となり、Z2の部分が表糸1と裏糸2のみで編まれた比較的緊締力の弱い部分となる。
【0065】
図3に、上述のカットボス編手法によって得られた丸編生地の断面概念図を示した。1aが表糸1があらわれている丸編生地の表側、2aが裏糸2があらわれている丸編生地の裏側、3aが中糸3で構成された補強層であり、Z1とZ3の部分が、比較的緊締力の強い部分となり、Z2の部分が比較的緊締力の弱い部分となる。
【0066】
緊締力の比較的強い部分と緊締力の比較的弱い部分を、異なる丸編組織にして、編組織の相違のみで同程度の緊締力差をつけたり、中糸3のない度目調整のみで同程度の緊締力差を付与する場合に比べて、Z1とZ2とZ3の部分は、比較的ひずみが小さく、前者の場合のように、歪が生じて、非着用状態で、衣料の表面がフラットでなく、前記緊締力の大きい部分と小さい部分とのパターンが凹凸状になり、ひずんだ形になり、製品の見栄えが非常に低下すると言う問題が生じにくい。しかも比較的緊締力の強い部分は、中糸3が挿入されて補強されているので、比較的緊締力の弱い部分との緊締力の差を大きくすることが可能になるのである。
更に、中糸3をどのコースのどのウェール位置からどのウェール位置まで挿入するかは、丸編機のコンピューターによる制御で実行できるので、所望の位置に所望のパターン状に強緊締力部が形成できるのである。
【0067】
本発明においては、前記の如く比較的緊締力の強い部分と比較的緊締力の弱い部分をカットボス編手法のみで形成してもよいが、更に、丸編地における同一コース内での度目調整によって、緊締力の変化を付与する手法を併用してもよい。
【0068】
次に図4、図6を用いて、本発明で必要に応じて採用する、丸編地における同一コース内での度目調整について説明する。説明を容易にするために、カットボス編手法を併用していない状態で説明する。図4は、同一コース内での度目調整を行った丸編地の編組織を概念的に示した平面図である。矢印Cの方向がコース方向であり、矢印Wの方向がウェールの方向である。夫々点線、実線は編み込まれている糸を示しており、点線で示された部分が編み込まれる糸のループが小さく従って度目の小さい、比較的緊締力の強い部分を形成する部分であり、実線で示された部分が編み込まれる糸のループが大きく従って度目の大きい、比較的緊締力の弱い部分を形成する部分である。
【0069】
コースxの糸について注目してみると、コースxの糸は、a、b、cのウェールは度目が小さく、小さな編ループで編まれており、この部分の緊締力は大きくなる。d、e、fのウェールは度目が大きく、大きな編ループで編まれており、この部分の緊締力は比較的弱くなる。そしてg、h、iのウェールは度目が小さく、小さな編ループで編まれており、この部分の緊締力は大きくなる。すなわち、同一のコースx内での度目調整が行われている。同様に次のコースyに注目してみると、コースyの糸は、aとbの中間までのウェールは度目が小さく、小さな編ループで編まれており、この部分の緊締力は大きくなる。bの中間からc、d、e、f、gのウェールは度目が大きく、大きな編ループで編まれており、この部分の緊締力は比較的弱くなる。そしてh、iのウェールは度目が小さく、小さな編ループで編まれており、この部分の緊締力は大きくなる。すなわち、同一のコースy内での度目調整が行われている。コースzについては、説明を省略するが、上述の説明から容易に理解されるところである。
【0070】
従来、度目調整によって衣類の緊締力を調整するには、図5や図7を用いてすでに説明したように、同一のコース内では度目調整は行われておらず、例えば、図5に示した如くコースw内やコースx内ではすべて度目が小さいままであり、コースy内やコースz内ではすべて度目は大きいままである。すなわち、同一のコース内での度目調整が行われていない。従って、度目調整により、所望の部分に所望のパターン状に、比較的緊締力の強い部分と弱い部分を形成することはできず、日本特開平3−8801号、日本特開平6−299401号の図にも示されているような、度目の異なる部分の境界が直線状のパターンとなる丸編地しか得られない。
【0071】
本発明者らは、同一のコース内での度目調整をコース毎に適宜行うことによって、所望の部位に所望のパターンで緊締力の変化を付与できることを見出した。
【0072】
従来の丸編機では、同一コース内での度目調整ができなかったが、例えばイタリアのSANTONI社製の“サントニー・超高速巻き取り装置付成形丸編機 モデル:SM8CF”などを使用して、次に説明するようなコンピューター制御により、実現できる。なお、丸編機として、上述の装置を用いることが限定されるわけではないが、上述の丸編機は、度目調整を15段階(15グレード)に設定できるようになっている。
【0073】
上記の同一のコース内での度目調整技術を図6を用いて説明する。図6は、同一のコース内での度目調整を行った丸編地の平面図である。Cで示された矢印の方向は、コース方向を示しており、Wの矢印で示された方向がウェール方向を示している。
【0074】
境界線6で区画された区画の内部が、度目が大きく、大きな編ループで編まれており、比較的緊締力の弱い部分であり、境界線6で区画された区画の外側が、度目が小さく、小さな編ループで編まれており、比較的緊締力の強い部分であるとする。このようなパターンに同一のコース内での度目調整を行って編み上げるには、例えば、Cm番目のコースを編む場合には、W1番目からWm番目のウェールの間は度目を小さくして編み、Wm番目の次からWn番目のウェールの間は度目を大きくして編み、次いでWn番目の次からWz番目のウェールの間は度目を小さくして編む。同様に、Cn番目のコースを編む場合には、W1番目からWx番目のウェールの間は度目を小さくして編み、Wx番目の次からWy番目のウェールの間は度目を大きくして編み、次いでWy番目の次からWz番目のウェールの間は度目を小さくして編むことになる。かかる編み方は、例えば前述のような丸編機のコンピューターに各コースと各ウェールについて、上述のような指令を入力することによって実現できる。
【0075】
そして、本発明の如く、比較的緊締力の強い部分と比較的緊締力の弱い部分をカットボス編手法と、上述したような丸編地における同一コース内での度目調整によって、緊締力の変化を付与する手法を併用するには、例えば図6において、境界線6で区画された区画の外側のみが、図2で説明したような中糸3で補強されるようにカットボス編手法を用いればよい。カットボス編手法も、上述の同一コース内での度目調整と同様に、図6において、例えば、Cm番目のコースを編む場合には、W1番目からWm番目のウェールの間は図1に示したように、中糸3を表糸1と裏糸2の間に挿入して編み、Wm番目の次からWn番目のウェールの間は中糸3を裏側に浮かせてそれをカットして除去し、表糸1と裏糸2のみで編み、次いでWn番目の次からWz番目のウェールの間は中糸3を表糸1と裏糸2の間に挿入して編む。同様に、Cn番目のコースを編む場合には、W1番目からWx番目のウェールの間は図1に示したように、中糸3を表糸1と裏糸2の間に挿入して編み、Wx番目の次からWy番目のウェールの間は中糸3を裏側に浮かせてそれをカットして除去し、表糸1と裏糸2のみで編み、次いでWy番目の次からWz番目のウェールの間は中糸3を表糸1と裏糸2の間に挿入して編むことになる。かかる編み方は、例えば前述のような丸編機のコンピューターに各コースと各ウェールについて、上述のような指令を入力することによって実現できるのである。
【0076】
次に、本発明の理解を容易にするために、図面を参照しながら、本発明の運動用スパッツの具体的実施の形態例について説明するが、本発明の運動用スパッツは、図示したもののみに限定されるものではない。
【0077】
図12は本発明の運動用スパッツの一実施態様の正面図、図13はその背面図、図14は正面図を基準とした場合の正面図の右側から見た場合に相当するスパッツの側面図である。以下、このような、正面図の右側から見た場合に相当する側面図のことを単に右側面図と略称する。
【0078】
図12〜図14に示した運動用のスパッツにおいては、比較的緊締力の強い部分の領域が分かるように、比較的緊締力の強い部分にハッチングを入れて図示してある。以下、特に断らない限り、即ち、断面を示すハッチングの場合などを除いて、他の実施態様についても同様である。また、スパッツの比較的緊締力の強い部分などの位置を示すのに、人体の筋肉や靭帯、腱、骨などの名称を用いて説明しているが、これは、比較的緊締力の強い部分などが、人体の当該筋肉や靭帯、腱、骨などの存在する部分上またはその近傍上を通っていることを示すために、前記筋肉や骨などの名称を用いて略述したものである。また、図示した運動用のスパッツを構成する丸編地のコース方向は、スパッツのほぼ横方向であり、ウェール方向は、スパッツのほぼ縦方向である。他の実施態様においても同様である。スパッツを構成する丸編地のコース方向、ウェール方向は、上述した態様が好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0079】
図12〜図14に示した運動用のスパッツは、ウエストラインから踝の上方までの長さを有する運動用のスパッツである。この運動用のスパッツにおいては、左右の比較的緊締力の強い部分10a、10bは、脇部のウェストライン101を上端として大腿外側部の中殿筋及び腸脛靭帯21から大転子22を経由し、前側において腸脛靭帯及び外側広筋23に沿って、ならびに後側において大腿二頭筋24の一部に当接し、膝上部25に至る部分である。その他の部分は、比較的緊締力の弱い部分である。緊締力の比較的強い部分10aおよび10bは、カットボス編手法により、比較的緊締力の弱い部分に比べて、緊締力が強くされている。尚、100a、100bは、前中心と後中心の縫合ラインである。
【0080】
上記の態様の本発明の運動用スパッツにおいては、腰部から大腿部の左右側面の筋肉をサポートでき、下半身を使う諸運動時の筋肉の働きを補助するのに好適な運動用スパッツが提供できる。
【0081】
上記実施態様の本発明の運動用スパッツにおいては、緊締力の比較的強い部分と弱い部分とを、カットボス編手法によって、上述したような所望のパターン状に設ける事が出来、しかも、比較的緊締力の大きい部分と弱い部分とのひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好な運動用のスパッツが提供できる。
【0082】
次に、図15〜図17を用いて、本発明の運動用スパッツの別の一実施態様について説明する。図15は本発明の運動用スパッツの別の一実施態様の正面図、図16はその背面図、図17はその右側面図である。
【0083】
図15〜図17に示した運動用のスパッツは、ウエストラインから踝の上方までの長さを有する運動用のスパッツである。この運動用のスパッツにおいては、左右の比較的緊締力の強い部分11a、11bは、脇部のウェストライン101を上端として大腿外側部の中殿筋及び腸脛靭帯21から大転子22を経由し、前側部分は外側広筋及び腸脛靭帯23に沿って膝蓋部30を迂回する形で、膝下の前脛骨筋及び長腓骨筋31を覆いながら外果102の上部に至り、後側部分は外側広筋23′から大腿二頭筋24を経由し、腓腹筋外側頭32及び外側のヒラメ筋33を経由し、外果102の上部近傍に至る部分である。その他の部分は、比較的緊締力の弱い部分である。緊締力の比較的強い部分11aおよび11bは、カットボス編手法により、比較的緊締力の弱い部分に比べて、緊締力が強くされている。尚、100a、100bは、前中心と後中心の縫合ラインである。
【0084】
上記の態様の本発明の運動用スパッツにおいては、腰部から大腿部、下腿部の外側面の筋肉及び、膝部を外側からサポートし、下半身を使う諸運動、特に膝の屈伸を伴う動作時の、筋肉の働きを補助する機能が発揮される。下半身全体の筋肉の働きが、ばらばらになり、無駄な働きをしないよう、筋肉に有効な働きをさせることを促進させることにも繋がる運動用スパッツを提供できる。
【0085】
上記実施態様の本発明の運動用スパッツにおいては、緊締力の比較的強い部分と弱い部分とを、カットボス編手法によって、上述したような所望のパターン状に設ける事が出来、しかも、比較的緊締力の大きい部分と弱い部分とのひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好な運動用のスパッツが提供できる。
【0086】
次に、図18〜図20を用いて、本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様について説明する。図18は本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図、図19はその背面図、図20は図18のA−A′ラインにおける断面図である。
【0087】
図18〜図20に示した運動用のスパッツは、ウエストラインから踝の上方までの長さを有する運動用のスパッツである。この運動用のスパッツにおいては、比較的緊締力の強い部分12a、12bが、股下の脇部103を上端とし、大腿内側部の薄筋及び大内転筋41から、前方では縫工筋42を経由し膝上の内側広筋43に至り、後方では半腱様筋及び半膜様筋44に至る部分である。その他の部分は、比較的緊締力の弱い部分である。緊締力の比較的強い部分12aおよび12bは、カットボス編手法により、比較的緊締力の弱い部分に比べて、緊締力が強くされている。尚、100a、100bは、前中心と後中心の縫合ライン、図20における104は、図18のA−A′ラインにおける切断面を示している。
【0088】
上記の態様の本発明の運動用スパッツにおいては、大腿部内側の筋肉をサポートし、特に内旋運動時には、この部位の筋肉が有効に働くので、内側に足をひねる動作を伴う運動の際に、これらの運動能力を補助したり、これらの筋肉の筋肉疲労の軽減や肉離れをなどを予防するのに好適な運動用スパッツが提供できる。
【0089】
また、大腿内側の筋肉は、加齢により衰えやすい筋肉でもあるが、加齢などで衰えてしまった筋肉の働きのサポートにも好適な運動用スパッツが提供できる。
【0090】
上記実施態様の本発明の運動用スパッツにおいては、緊締力の比較的強い部分と弱い部分とを、カットボス編手法によって、上述したような所望のパターン状に設ける事が出来、しかも、比較的緊締力の大きい部分と弱い部分とのひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好な運動用のスパッツが提供できる。
【0091】
次に、図21〜図23を用いて、本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様について説明する。図21は本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図、図22はその背面図、図23は図21のA−A′ラインにおける断面図である。
【0092】
図21〜図23に示した運動用のスパッツは、ウエストラインから踝の上方までの長さを有する運動用のスパッツである。この運動用のスパッツにおいては、比較的緊締力の強い部分13a、13bが、股下の脇部103を上端とし、大腿内側部の薄筋41′から、前側部分は縫工筋42を経由し膝上の内側広筋43に至るとともに、膝蓋部25を迂回する形で内側顆50を経由し、脛骨体51から内果の上部105に至るとともに、後側部分は、内側顆50を経由し内側腓腹筋52及び内側ヒラメ筋53の一部に沿いながら、内果の上部105に至る部分である。緊締力の比較的強い部分13aおよび13bは、カットボス編手法により、比較的緊締力の弱い部分に比べて、緊締力が強くされている。尚、100a、100bは、前中心と後中心の縫合ライン、図23における104は、図21のA−A′ラインにおける切断面を示している。
【0093】
上記の態様の本発明の運動用スパッツにおいては、大腿部内側及び下腿部内側の筋肉をサポートし、特に内旋運動時には、この部位の筋肉が有効に働くので、内側に足をひねる動作を伴う運動の際に、これらの運動能力を補助したり、これらの筋肉の筋肉疲労の軽減や肉離れをなどを予防するのにより一層好適な、運動用スパッツが提供できる。
【0094】
また、大腿内側の筋肉は、加齢により衰えやすい筋肉でもあるので、加齢などで衰えてしまった筋肉の働きのサポートにもより一層好適な運動用スパッツが提供できる。
【0095】
上記実施態様の本発明の運動用スパッツにおいては、緊締力の比較的強い部分と弱い部分とを、カットボス編手法によって、上述したような所望のパターン状に設ける事が出来、しかも、比較的緊締力の大きい部分と弱い部分とのひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好な運動用のスパッツが提供できる。
【0096】
次に、図24〜図26を用いて、本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様について説明する。図24は本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図、図25はその背面図、図26はその右側面図である。
【0097】
図24〜図26に示した運動用のスパッツは、ウエストラインから踝の上方までの長さを有する運動用のスパッツである。この運動用のスパッツにおいては、左右の比較的緊締力の強い部分として、14a、15a、14b、15bを有している。比較的緊締力の強い部分14a、14bは、脇部のウェストライン101を上端として大腿外側部の中殿筋及び腸脛靭帯21から大転子22を経由し、前側部分は腸脛靭帯及び外側広筋23に沿って、後側部分は大腿二頭筋24の一部に当接し、膝上部25に至る部分である。また、比較的緊締力の強い部分15a、15bは、股下の脇部を上端とし、大腿内側部の薄筋及び大内転筋41から、前側部分は縫工筋42を経由し膝上の内側広筋43に至り、後側部分は半腱様筋及び半膜様筋44に当接される部分である。その他の部分は、比較的緊締力の弱い部分である。緊締力の比較的強い部分14a、15a、14b、15bは、カットボス編手法により、比較的緊締力の弱い部分に比べて、緊締力が強くされている。尚、100a、100bは、前中心と後中心の縫合ラインである。
【0098】
上記の態様の本発明の運動用スパッツにおいては、腰部から、大腿部の筋肉を、外側と内側からサポートでき、また、両側からサポートされることから、筋肉がバランスよい働きをすることを補助できる運動用スパッツが提供できる。
【0099】
上記実施態様の本発明の運動用スパッツにおいては、緊締力の比較的強い部分と弱い部分とを、カットボス編手法によって、上述したような所望のパターン状に設ける事が出来、しかも、比較的緊締力の大きい部分と弱い部分とのひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好な運動用のスパッツが提供できる。
【0100】
次に、図27〜図30を用いて、本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様について説明する。図27は本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図、図28はその背面図、図29はその右側面図、図30は図27のA−A′ラインにおける断面図である。
【0101】
図27〜図30に示した運動用のスパッツは、ウエストラインから踝の上方までの長さを有する運動用のスパッツである。この運動用のスパッツにおいては、左右の比較的緊締力の強い部分として、16a、16bを有している。比較的緊締力の強い部分16a、16bは、脇部のウェストライン101を上端として大腿外側部の中殿筋及び腸脛靭帯21から大転子22を経由し、二股に分岐し、前側分岐部分16a1、16b1は外側広筋から腸脛靭帯23に沿って膝蓋部30を迂回する形で、膝下の前脛骨筋及び長腓骨筋31を覆いながら外果の上部102に至り、その後側分岐部分16a2、16b2は大腿二頭筋24を直角には横切らずに斜めに横切り、半膜様筋及び半腱様筋の下方44′、あるいは、内側顆50の上方に至っており、大腿内側部16a3、16b3においては、薄筋41′から、前側部分は縫工筋42を経由し膝上の内側広筋43に至るとともに、更に膝蓋部30を迂回する形で内側顆50を経由し、脛骨体51から内果の上部105に至り、またその後側部分は内側顆50を経由し、内側の腓腹筋52及び内側のヒラメ筋53の一部に沿いながら、内果の上部105に至る部分である。その他の部分は、比較的緊締力の弱い部分である。緊締力の比較的強い部分16a(16a1、16a2、16a3、)、16b(16b1、16b2、16b3)は、カットボス編手法により、比較的緊締力の弱い部分に比べて、緊締力が強くされている。尚、100a、100bは、前中心と後中心の縫合ライン、図30における104は、図27のA−A′ラインにおける切断面を示している。
【0102】
上記の態様の本発明の運動用スパッツにおいては、腰部、大腿部、下腿部及び膝部をサポートでき、下肢の筋肉の働きをバランスよく補助できる運動用スパッツが提供できる。特に、膝蓋骨を、強緊縮力部でもってその上下左右からサポートすることによって、膝の動きを不必要に阻害せずに、運動による負担のかかり易い膝をサポートできる。また、大腿背面の筋肉である、ハムストリングスもサポートするため、様々な下肢の運動、動作を有効に補助できる運動用スパッツが提供できる。従って、スポーツ用としては、きわめて好ましいタイプの運動用スパッツである。尚、ハムストリングスについては、すでに説明した通りであるので、ここでは説明を省略する。
【0103】
図31に参考のため、上記図27〜図30で説明した本発明の運動用スパッツの人体基準で右側の身頃の展開図を示した。左側の身頃も左右線対称であって同様であるので、図示を省略した。B−CラインとE−Dラインを縫合して、筒状にして脚部を形成し、F−Eラインは左側の身頃の対応する部分と縫合し、その縫合ラインは図27の100aで示されるラインとなる。また、A−Bラインは左側の身頃の対応する部分と縫合し、その縫合ラインは図28の100bで示されるラインとなる。他の態様においても、緊締力の比較的強い部分のパターンが変わるだけで、ほぼ同様である。
【0104】
上記実施態様の本発明の運動用スパッツにおいては、緊締力の比較的強い部分と弱い部分とを、カットボス編手法によって、上述したような所望のパターン状に設ける事が出来、しかも、比較的緊締力の大きい部分と弱い部分とのひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好な運動用のスパッツが提供できる。
【0105】
次に、図32〜図34を用いて、本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様について説明する。図32は本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図、図33はその背面図、図34はその右側面図である。この運動用のスパッツにおいては、左右の比較的緊締力の強い部分のパターンは図27〜図30で説明した態様と同一であり、同一部分には同一の符号を付して説明を省略した。また、この運動用スパッツにおいて、図27のA−A′ラインによる切断面の断面図に相当する図面も、図30と実質上同一なので図示を省略した。
【0106】
この運動用スパッツが図27〜図30で説明した態様のスパッツと異なる点は、この運動用スパッツにおいては、丸編地における同一コース内での度目調整によって、緊締力の変化が、更に付加されている点である。膝蓋部30の比較的緊締力の弱い部分の領域における度目を大とし、他の部分の度目は中程度とした。従って、緊締力の比較的強い部分16a(16a1、16a2、16a3、)、16b(16b1、16b2、16b3)は、カットボス編手法により最も緊締力が大きくされた部分であり、膝蓋部30の領域内は度目が大となっているのでその部分の緊締力は最も小さくなっており、これ以外の比較的緊締力の弱い部分に該当する部分は、緊締力の比較的強い部分16a、16bの部分よりも緊締力は小さく、膝蓋部30よりも緊締力が大きくなっている。従って、このスパッツは緊締力変化が3段階になっている。
【0107】
上記の態様の本発明の運動用スパッツにおいては、腰部、大腿部、下腿部及び膝部をサポートでき、下肢の筋肉の働きをバランスよく補助できる運動用スパッツが提供できる。特に、膝蓋骨を、強緊縮力部でもってその上下左右からサポートすることによって、膝の動きを不必要に阻害せずに、運動による負担のかかり易い膝をサポートできる。しかも、比較的緊締力が弱い部分のうちでも、特に膝蓋部30の部分の緊締力が小さくされているので、膝の屈伸をより一層スムーズに行うことができる。また、大腿背面の筋肉である、ハムストリングスもサポートするため、様々な下肢の運動、動作を有効に補助できる運動用スパッツが提供できる。従って、スポーツ用としては、きわめて好ましいタイプの運動用スパッツである。
【0108】
上記実施態様の本発明の運動用スパッツにおいては、緊締力の比較的強い部分と弱い部分とを、カットボス編手法と丸編地における同一コース内での度目調整との併用によって、上述したような所望のパターン状に設ける事が出来、しかも、比較的緊締力の大きい部分と弱い部分とのひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好な運動用のスパッツが提供できる。
【0109】
本発明においては、通常、度目調整において、度目が大の範囲としては、度目が56〜60度、度目が中の範囲としては、度目が45〜55度、度目が小の範囲としては、度目が30〜44度の範囲を採用することが好ましい。本発明の具体的実施態様においては、度目中の部分の度目は50度、度目大の部分の度目は57度、度目小の部分の度目は40度とした。以下の具体例として挙げた実施態様の例についても同様である。この度目の「度」は、従来より角度の単位が用いられている。詳細説明は省略するが、度目の調整は、丸編機に供給される糸の角度によって調整されるため、度目の単位も角度の単位を用いている。度目は、別の言葉で表現すれば、ループ長とも呼ばれており、度目(ループ長)が大きいと、編目が大きくなり、従って、伸び易くなり、緊締力は小さくなる。度目(ループ長)が小さいと、編目が小さくきつくなり、従って、伸びにくくなり、緊締力は大きくなる。
【0110】
次に、図35〜図37を用いて、本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様について説明する。図35は本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図、図36はその背面図、図37はその右側面図である。この運動用のスパッツにおいては、左右の比較的緊締力の強い部分のパターンは図27〜図30で説明した態様と同一であり、同一部分には同一の符号を付して説明を省略した。また、この運動用スパッツにおいて、図27のA−A′ラインによる切断面の断面図に相当する図面も、図30と実質上同一なので図示を省略した。
【0111】
この運動用スパッツが図27〜図30で説明した態様のスパッツと異なる点は、この運動用スパッツにおいては、丸編地における同一コース内での度目調整によって、緊締力の変化が、更に付加されている点である。
【0112】
緊締力の比較的強い部分16a(16a1、16a2、16a3、)、16b(16b1、16b2、16b3)は、図27〜図30で説明した態様のスパッツと同様にカットボス編手法により、緊締力が強くされている。これ以外の比較的緊締力の弱い部分においては、同一コース内の度目調整により、度目の大きい部分、度目が中の部分、度目が小の部分に更に3段階に度目調整により緊締力の変化が付与されている。カットボス編手法により、緊締力が最も強くされている部分の度目は中としている。従って、本実施態様の運動用スパッツにおいては、合計4段階の緊締力変化が施されている。
【0113】
膝蓋部30の比較的緊締力の弱い部分の領域における度目を大とし、膝の動きをよりスムーズに行えるようにし、腹部部分70の度目は小とし、腹部の形を整え、大腿直筋部分71の度目を中にして大腿前面の筋肉(大腿直筋など)の動きに追従し易くなるようにし、すね部分72は、あまり筋肉が存在しないので、フィット性を向上させるため、度目を小とし、ヒップ部分73は、度目を大として、ヒップの膨らみをつぶさず、運動によりヒップが後側に張り出た場合でも、追従し易くし、膝の後ろ側の部分74は、度目を小とし、皺の発生を少なくし、ふくらはぎの部分75は、ふくらはぎの筋肉の活動をあまり妨げないように、また、運動によるふくらはぎの膨張、収縮に追従し易いように、しかも裾部が身体にフィットし易いようにその度目は中としたものである。
【0114】
特に大腿直筋部分71の度目を中にすることにより、度目を比較的大きくし、この部分がよく伸びる様にすることが好ましい。大腿直筋は、運動時の収縮による形状変化の大きい筋肉である。大転子22から外側広筋、腸脛靭帯23にかけて、比較的緊締力の強い部分16a、16bが当接されることにより、大腿直筋の脇側から力か加わり、大腿直筋の収縮運動は、間接的にサポートされることになる。そして、大腿直筋の筋腹部分に当接されるのは、比較的よく伸びる編地とすることにより、大腿直筋の収縮運動を阻害することなく、大腿直筋の収縮運動を促進することになる。
【0115】
上記の態様の本発明の運動用スパッツにおいては、腰部、大腿部、下腿部及び膝部をサポートでき、下肢の筋肉の働きをバランスよく補助できる運動用スパッツが提供できる。特に、膝蓋骨を、強緊縮力部でもってその上下左右からサポートすることによって、膝の動きを不必要に阻害せずに、運動による負担のかかり易い膝をサポートできる。しかも、比較的緊締力が弱い部分のうちでも、上述したような3段階のコース内度目調整を行って、更に上述したような機能と、着用感の向上を達成している。
【0116】
また、前記の態様と同様に、大腿背面の筋肉である、ハムストリングスもサポートするため、様々な下肢の運動、動作を有効に補助できる運動用スパッツが提供できる。従って、スポーツ用としては、きわめて好ましいタイプの運動用スパッツである。
【0117】
上記実施態様の本発明の運動用スパッツにおいては、緊締力の比較的強い部分と弱い部分とを、カットボス編手法と丸編地における同一コース内での度目調整との併用によって、上述したような所望のパターン状に設ける事が出来、しかも、比較的緊締力の大きい部分と弱い部分とのひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好な運動用のスパッツが提供できる。
【0118】
次に、図38〜図40を用いて、本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様について説明する。図38は本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図、図39はその背面図、図40はその右側面図である。この運動用のスパッツにおいては、脚部の長さが膝のすぐ下までしかない、膝下丈(6分丈)であるという点を除いては図35〜図37を用いて説明した運動用スパッツと、実質的に同一であるので、同一部分には、同一の符号を付して、重複説明を省略した。
【0119】
脚部の長さが異なる事によって生じる機能の相違を除いて、図35〜図37を用いて説明した運動用スパッツと、実質上同様の効果を達成できる。
【0120】
次に、図41〜図43を用いて、本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様について説明する。図41は本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図、図42はその背面図、図43はその右側面図である。この運動用のスパッツにおいては、脚部の長さが膝のすぐ上までしかない、膝上丈(5分丈)であるという点を除いては図27〜図30を用いて説明した運動用スパッツと、実質的に同一であるので、同一部分には、同一の符号を付して、重複説明を省略した。
【0121】
脚部の長さが異なる事によって生じる機能の相違を除いて、図27〜図30を用いて説明した運動用スパッツと、実質上同様の効果を達成できる。
【0122】
次に、図44〜図47を用いて、本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様について説明する。図44は本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図、図45はその背面図、図46はその右側面図、図47は図44のA−A′ラインによる切断面の断面図である。この運動用のスパッツにおいては、左右の比較的緊締力の強い部分のパターンが図27〜図30で説明した態様と類似した変形態様であり、実質的に同一部分には同一の符号を付して説明を省略した。
【0123】
この運動用スパッツが図27〜図30で説明した態様のスパッツと主に異なる点は、カットボス編手法によって設けられた比較的緊締力の強い部分のパターンのうち、主として背面側にあらわれるパターンが異なっている。
【0124】
この運動用スパッツにおいては、比較的緊締力の強い部分16a、16bは、図45からも明らかなように、外側を通る比較的緊締力の強い部分16a1または16b1と内側を通る比較的緊締力の強い部分16a3または16b3とが、背面側の大腿二頭筋24と半膜様筋及び半腱様筋の下方44′の部分ならびに左右の腓腹筋の下側部分54において、連結している点である。この態様とすることにより、図27〜図30で説明した態様のスパッツと同様の機能が発揮できるとともに、脚部背面側の筋肉をより強力にサポートし、若干の着用感の低下があるもののよりハードな運動に対し、筋肉疲労の軽減や肉離れを予防し、また、靭帯や腱の断裂や損傷などを予防したり、あるいは、運動能力を補助する機能をより強化した運動用のスパッツを提供するものである。55は左右の腓腹筋の筋腹部分であり、この部分は左右の腓腹筋の機能を妨げないよう比較的緊締力の弱い部分としたものである。
【0125】
上記実施態様の本発明の運動用スパッツにおいては、緊締力の比較的強い部分と弱い部分とを、カットボス編手法によって、上述したような所望のパターン状に設ける事が出来、しかも、比較的緊締力の大きい部分と弱い部分とのひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好な運動用のスパッツが提供できる。
【0126】
次に、図48〜図49を用いて、本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様について説明する。図48は本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図、図49はその背面図である。この運動用のスパッツにおいては、左右の比較的緊締力の強い部分のパターンが図35〜図37で説明した態様と極めて類似しているが、一部少し変形した態様であり、図35〜図37と実質的に同一部分には同一の符号を付して説明を省略した。
【0127】
この運動用スパッツが図35〜図37で説明した態様のスパッツと主に異なる点は、カットボス編手法によって設けられた比較的緊締力の強い部分のパターンのうち、主として正面側の膝蓋部を囲む上下部分と、後部ウェストライン近傍の部分のパターンの差異と、同一コース内における度目調整のパターンが若干異なっている点である。
【0128】
即ち、この態様の運動用スパッツの比較的緊締力の強い部分のパターンのうち、正面側の膝蓋部30を囲む上下部分30aと30bにおいて、比較的緊締力の強い部分が繋がっていない点である。膝をその上下左右からサポートするサポート力は図35〜図37に示したスパッツに比べて若干小さくなるが、膝の屈伸運動は、よりやり易くなる。
【0129】
また、別の相違点としては、比較的緊締力の強い部分のパターンのうち、後部ウェストライン近傍の部分のパターンが、脇部のウェストライン101から後中心部のウェストライン106まで伸びて後中心部で左右の比較的緊締力の強い部分16aと16bとが連結している点である。これにより大殿筋もサポートし、骨盤の後傾を防止し、骨盤の位置を安定した位置に保つ機能を補助する機能が付与される。
【0130】
更に図35〜図37を用いて説明した運動用スパッツと、若干異なる点は、膝蓋部30の下半分の背面側の緊締力が比較的弱い部分76に度目調整の度目が小の部分を設け、膝の屈伸を妨げることなく、背面側からも膝のサポートを若干強化した点である。
【0131】
上述した差異を除いて、上記の運動用スパッツは、図35〜図37を用いて説明した運動用スパッツと、ほぼ同様の効果を達成できる。
【0132】
そして上記実施態様の本発明の運動用スパッツにおいても、緊締力の比較的強い部分と弱い部分とを、カットボス編手法と丸編地における同一コース内での度目調整との併用によって、上述したような所望のパターン状に設ける事が出来、しかも、比較的緊締力の大きい部分と弱い部分とのひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好な運動用のスパッツが提供できる。
【0133】
以上、運動用スパッツについての具体例を挙げて本発明について説明したが、本発明の目的が阻害されない限り、本発明の運動用スパッツには、上半身部分が更に付加されていてもよいことはもちろんである。上半身部が更に付加された態様は図示していないが、例えば、特開平10-280209号公報(対応WO98/43504号)の図34、図35の符号80ならびに81で示される部分などである。
【0134】
また、図32〜図34、図35〜図37、図38〜図40、図48〜図49に示した例は、丸編地における同一コース内での度目調整によって、緊締力の変化が、更に付加されている態様であるが、例えば、図27〜図30や図41〜図43、図44〜図47を用いて説明した態様の如く、比較的緊締力の強い部分と弱い部分とをカットボス編手法のみで形成してもよい。また、図12〜図30、図41〜図47で示した態様のものは、比較的緊締力の強い部分と弱い部分とをカットボス編手法のみで形成しているが、図32〜図34、図35〜図37、図38〜図40、図48〜図49に示した態様の如く、カットボス編手法とともに、丸編地における同一コース内での度目調整によって、緊締力の変化が、更に付加されている態様としてもよい。
【0135】
さらには、本発明の運動用スパッツは、図27〜図31を代表例として取り上げて説明した如く、左右線対称の丸編地からなる2つの身頃を縫合することにより製造した例を示したが、製造方法は必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、上方から下方に向かうに従って、次第に脚部の太さを細くする場合など、例えば、特開平6−299401号公報の図2の符号3、4、5、6などで示される部分や特開平3−8801号公報の図面の符号3、4、5などに示される如く、ウェール方向において度目調整をすることにより、下方に向かうに従ってその径が小さくなるように度目を小さくして円筒形状に編むことにより、縫合なしで丸編機により製造してもよい。
【0136】
なお、本発明の運動用のスパッツにおいて採用する丸編組織は、丸編組織であれば特に限定するものではないが、プレーン編(平編)が好適である。
【0137】
丸編地を構成する繊維糸の種類も、特に限定するものではなく、ポリエステル、ナイロンなどで代表される各種の合成繊維糸、木綿、ウール、絹などで代表される天然繊維糸、レーヨンなどで代表される半合成繊維糸、ポリウレタン繊維糸などで代表される弾性繊維糸、あるいは、これらの少なくとも2種類の繊維が混在した混合繊維からなる糸、カバリングヤーン、吸水速乾性糸、その他の加工糸など各種の繊維糸を用いることができる。
【0138】
中でも、表糸と中糸が吸水速乾性糸からなり、裏糸が弾性糸からなる組合わせを採用した場合には、運動などにより汗をかいた際に早く汗を吸収し、かつ、早く汗を蒸発させるので、運動後においても、汗による衣類の肌へのべとつきなどの不快感が軽減された運動用スパッツが提供でき好ましい。
【0139】
吸水速乾性糸としては、特に限定するものではないが、例えば、“テクノファイン”(旭化成工業株式会社製)、“クールマックス”(米国デュポン社製)、“サーマスタット” (米国デュポン社製)など吸水速乾性糸として市販されているものなどが挙げられる。
【0140】
また、表糸と中糸が天然繊維糸からなり、裏糸が弾性糸からなる組合わせとすることにより、一般的に合成繊維に比べて肌触りが暖かで、保温性の良好である天然繊維を用いることにより、更に、保温性が優れ、また、天然繊維の外観を有するファッション性にも優れた運動用スパッツが提供でき、好ましい。
【0141】
また、表糸と中糸が発水性に優れた合成繊維糸からなり、裏糸が弾性糸からなる組み合わせを採用した場合など、発水性に優れた合成繊維糸を適宜用いた場合には、発水性に優れた合成繊維糸は、糸自体の保水性が小さく、汗などは、糸に吸収されずに、蒸発などにより、物理的に外に排出され、また、雨に当たっても、糸に水分が吸収されず、肌触りがサラサラして、さわやかな着用感を保つことができる。また、雨に濡れたり、洗濯した場合でも、比較的短時間で乾燥出来る運動用スパッツが提供でき、好ましい。
【0142】
発水性に優れた合成繊維糸としては、ポリエステル繊維糸や、アクリル繊維糸などが好ましく用いられる。
【0143】
更に、表糸と中糸が、天然繊維糸、合成繊維糸、または天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた繊維糸からなり、且つ、a)表糸が天然繊維糸の場合には、中糸は、合成繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種であり、b)表糸が合成繊維糸の場合には、中糸は、天然繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種であり、c)表糸が天然繊維と合成繊維の混合糸の場合には、中糸は、天然繊維糸、合成繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種である組合わせとすることにより、天然繊維と合成繊維が、表糸と中糸の少なくともいずれかまたはその両者中に存在することになり、前2つの段落で説明した機能が折衷されたような状態で発揮される運動用スパッツが提供でき、好ましい。
【0144】
なお、上記において、中糸は、カットボス編手法で緊締力を強くする部分に挿入される糸を想定している。従って、カットボス編手法が採用されていない領域、例えば図2や図3においてZ2で示されている領域は、上記で説明した表糸と裏糸のみからなることになる。
【0145】
尚、弾性糸を使用する場合には、弾性糸のみからなる糸を用いてもよいが、目的に応じて、前述したような吸水速乾性糸、発水性に優れた合成繊維糸あるいは天然繊維糸などの他の繊維でカバリングされた弾性糸を用いることがより好適である。
【0146】
前述した具体的な実施例においては、特に限定するものではないが、表糸と中糸は、75D(デニール)36F(フィラメント)の“テクノファイン”(旭化成工業株式会社製ポリエステル糸)、裏糸は、弾性糸である40Dの“ライクラ”(米国デュポン社製ポリウレタン糸)を、上記75D、36Fの“テクノファイン”でカバリングしたFTY(フィラメントツイストヤーン)を用いた。
【0147】
糸の撚り方向には、S撚りとZ撚りのものがあるが、上記実施例では表糸と裏糸は、S撚りとZ撚りのものをほぼ均等に配分して使用している。また、中糸はZ撚りのものを使用している。表糸と裏糸で、S撚りとZ撚りのものをほぼ均等に配分して使用することにより、形成された丸編地からなるスパッツの一方向への傾き変形を防止することができ好ましい。
【0148】
また、丸編地を構成する糸に、弾性糸を併用することは好ましく、弾性糸としては、20〜70Dの比較的細いフィラメントを用いることが好ましい。本発明の運動用のスパッツは、スポーツ用の衣類であり、衣類その物が筋肉の動きをサポートし、且つ、筋肉の動きに追従する機能の付与が目的であるので、体形補整機能を目的とするガードルの様な強く締め付ける緊締力は必要としないので、弾性糸としてはやや細目の弾性糸が好ましく用いられる。
【0149】
カットボス編手法を用いて、比較的緊締力が強くされた部分は、着用した場合に、その部分の着圧は、強くなるように作用する。カットボス編手法を用いて、比較的緊締力が強くされた部分は、挿入される中糸(足し糸とも言う)が存在するので、その部分の厚みは、若干厚くなり、緊締力も強くなる。ただ、裏打ち布などで裏打ちした場合に比べて、それほど厚みが大きくならず、見栄えが低下するほど、厚みによる凹凸差は生じない。
【0150】
比較的緊締力の強い部分の緊締力としては、特に限定するものではないが、ほぼその長さ方向で0.3N〜3.4Nの緊締力を有する様に設計することが好ましい。このような緊締力の範囲において、本発明の機能が効果的に発揮され、また、圧迫感が余りに強過ぎることもなく着用感が良好で好ましい。尚、比較的緊締力の弱い部分の緊締力が0.3Nを超えることがあっても、当該スパッツ中に設けられている比較的緊締力の強い部分よりも、その緊締力が小さければ差し支えない。
【0151】
比較的緊締力の強い部分や比較的緊締力の弱い部分などの編地の緊締力を測定する場合には、次の引張り試験を行って測定する。
【0152】
素材経方向(ウェール方向)が試験片の長さ方向になるように幅2.5cm×長さ16.0cmの試験片を作成し、その長さ方向を上下方向に向けてその両端をクリップでつかむ。上部つかみ長さを2.5cm、下部つかみ長さを3.5cmとし、従ってつかみ間隔は10.0cmとして定速伸長形引張試験機(島津製作所製“オートグラフ”AG−500D)に取り付け、30±2cm/分の速度で試験片を伸度80%まで伸ばす。この際、伸度30%時点で試験片に掛かっている応力を記録しこれを伸長力(単位N)、[1gf≒0.0098N]とし、次に伸度80%まで伸ばした試験片に掛かる応力を取り去ると、試験片が元の長さに戻ろうとして収縮するが、伸度30%まで回復した時の試験片に掛かる応力を緊締力(単位N)とする。これらの値は、上記引張試験機により自動的に記録される様に設定しておく。尚、伸長力、緊迫力とも、これらのデータは試験片2つの平均値を求めてそれぞれ伸長力、緊迫力とした。
【0153】
ここで、伸度(%)とは、伸ばした状態で伸び方向の生地の長さをd、伸ばす前の試料の元の長さ(すなわちつかみ間隔)をeとすると、[(d−e)/e]×100の値である。
【0154】
尚、伸長力や緊迫力の測定の際に試験片の大きさとしては、前述のような大きさのものを用いることが好ましいが、かかる大きさの試料が測定対象の衣類から切り出せない場合にはそれより小さくても差し支えない。ただ、試料の大きさが小さくなるほど、測定誤差が大きくなるので、切り出せる範囲でできるだけ大きな試料を採取して測定することが好ましい。
【0155】
【発明の効果】
本発明の衣料は、次の様な機能を発揮し得る運動用のスパッツが提供される。
【0156】
(1)本発明の運動用スパッツは、踝の上方から、または、膝下から、または、膝上のいずれかから、少なくともウエストラインまでの長さを有し、丸編地からなる運動用のスパッツであって、前記スパッツは、運動に必要な筋肉のサポートの要求に応じて、所定部分に比較的緊締力の強い部分と比較的緊締力の弱い部分がパターン状に設けられており、比較的緊締力の強い部分が、カットボス編手法によって形成された部分である運動用スパッツからなる。
【0157】
従って本発明の運動用スパッツにおいては、緊締力の比較的強い部分と弱い部分を要求に応じて、任意の所望のパターン状に設ける事が出来、ひずみがそれほど大きくならないので、完成品における非着用状態での緊締力の比較的大きな部分と、緊締力の比較的小さい部分のパターンが、歪みにより顕著に目立ってしまうこともなく、しかも、緊締力の比較的大きな部分と緊締力の比較的小さい部分のパターンの境界で凹凸差があまり顕著に生じず、非着用状態で衣料の表面が比較的フラットで、製品の見栄えが極めて良好であり、緊締力の大きい部分と小さい部分との緊締力の差を大きくする事が可能であり、筋肉疲労の軽減や肉離れを予防し、また、靭帯や腱の断裂や損傷などを予防したり、あるいは、運動能力を補助するため特定の筋肉をサポートするのに好適なテーピング機能を有する運動用のスパッツが提供できる。
【0158】
(2)丸編地における同一コース内での度目調整によって、緊締力の変化が、更に付加されている上記の本発明の好ましい態様とすることにより、度目調整とカットボス編手法とが、併用されることにより、更に必要な部分の緊締力をより小さくしたり、より大きくしたりすることが出来、ニーズに応じた緊締力変化が付与された、運動用スパッツが提供され好ましい。しかも、同一コース内での度目調整を採用することによって、度目調整がなされた部分のパターンを任意の形状のパターンとすることができ、度目調整部分のパターンを要求に応じた任意のパターンに形成できる。
【0159】
(3)運動に必要な筋肉のサポートの要求が、運動に必要な筋肉、あるいは、運動により損傷を負いやすい筋肉、靭帯または腱の少なくとも1つ、に相当する箇所に対し、
a)筋肉の伸縮を助長するための要求、
b)筋肉疲労の軽減や肉離れを予防し、また、靭帯や腱の断裂や損傷を予防するための要求、
から選ばれた要求であり、テーピング機能を有する上記の本発明の好ましい態様とすることにより、運動能力を補助または高めるための特定の筋肉をサポートしたり、あるいは、筋肉疲労の軽減や肉離れを予防し、また、靭帯や腱の断裂や損傷などを予防するのに好適な、テーピング機能を有する運動用のスパッツが提供される。運動用のスパッツのどの部位を比較的緊締力の強い部分で形成し、どの部分を比較的緊締力の弱い部分で形成するかを設計するに当たって、上述の要求をできるだけ満たすようにテーピング技術を応用して、設計でき好ましい。
【0160】
(4)比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、a)前側において腸脛靭帯及び/あるいは外側広筋に沿って、及び/あるいは、b)後側において大腿二頭筋上の一部に当接し、膝上部に至る部分である上記の本発明の好ましい態様とすることにより、腰部から大腿部の左右側面の筋肉をサポートでき、下半身を使う諸運動時の筋肉の働きを補助するのに好適な運動用スパッツが提供でき、好ましい。
【0161】
(5)運動用のスパッツが、踝の上方から少なくともウエストラインまでの長さを有する運動用のスパッツであって、比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、前側部分は外側広筋及び腸脛靭帯に沿って膝蓋部を迂回する形で、膝下の前脛骨筋及び/あるいは長腓骨筋を覆いながら外果の上部に至り、後側部分は外側広筋から大腿二頭筋を経由し、腓腹筋外側頭及び外側のヒラメ筋を経由し、外果の上部近傍に至る部分である上記の本発明の好ましい態様とすることにより、腰部から大腿部、下腿部の外側面の筋肉及び、膝部を外側からサポートし、下半身を使う諸運動、特に膝の屈伸を伴う動作時の、筋肉の働きを補助する機能が発揮できる。下半身全体の筋肉の働きが、ばらばらになり、無駄な働きをしないよう、筋肉に有効な働きをさせることを促進させることにも繋がる運動用スパッツを提供でき好ましい。
【0162】
(6)比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿内側部の薄筋及び/あるいは大内転筋から、前方では縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至り、後方では半腱様筋及び/あるいは半膜様筋に至る部分である上記の本発明の好ましい態様とすることにより、大腿部内側の筋肉をサポートし、特に内旋運動時には、この部位の筋肉が有効に働くので、内側に足をひねる動作を伴う運動の際に、これらの運動能力を補助したり、これらの筋肉の筋肉疲労の軽減や肉離れをなどを予防するのに好適な、運動用スパッツが提供され好ましい。
【0163】
また、大腿内側の筋肉は、加齢により衰えやすい筋肉でもあるが、加齢などで衰えてしまった筋肉の働きのサポートにも好適な運動用スパッツが提供され好ましい。
【0164】
(7)比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿内側部の薄筋から、前側部分は縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至るとともに、膝蓋部を迂回する形で内側顆を経由し、脛骨体から内果の上部に至り、後側部分は、内側顆を経由し内側腓腹筋及び内側ヒラメ筋の一部に沿いながら、内果の上部に至る部分である上記の本発明の好ましい態様とすることにより、大腿部内側及び下腿部内側の筋肉をサポートし、特に内旋運動時には、この部位の筋肉が有効に働くので、内側に足をひねる動作を伴う運動の際に、これらの運動能力を補助したり、これらの筋肉の筋肉疲労の軽減や肉離れをなどを予防するのにより一層好適な、運動用スパッツが提供され好ましい。
【0165】
また、大腿内側の筋肉は、加齢により衰えやすい筋肉でもあるので、加齢などで衰えてしまった筋肉の働きのサポートにもより一層好適な運動用スパッツが提供され好ましい。
【0166】
(8)運動用のスパッツが、踝の上方から少なくともウエストラインまでの長さを有する運動用のスパッツであって、比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、a)大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、前側部分は腸脛靭帯及び外側広筋に沿って、後側部分は大腿二頭筋の一部に当接し、膝上部に至る部分と、b)大腿内側部の薄筋及び/あるいは大内転筋から、前側部分は縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至り、後側部分は半腱様筋及び/あるいは半膜様筋に当接される部分である上記の本発明の好ましい態様とすることにより、腰部から、大腿部の筋肉を、外側と内側からサポートでき、また、両側からサポートされることから、筋肉がバランスよい働きをすることを補助出来るので、好ましい。
【0167】
(9)運動用のスパッツが、踝の上方から少なくともウエストラインまでの長さを有する運動用のスパッツであって、比較的緊締力の強い部分が、a)大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、二股に分岐し、前側分岐部分は外側広筋から腸脛靭帯に沿って膝蓋部を迂回する形で、膝下の前脛骨筋または/及び長腓骨筋を覆いながら外果の上部に至り、その後側分岐部分は大腿二頭筋を直角には横切らずに斜めに横切り、半膜様筋及び半腱様筋の下方、あるいは、内側顆の上方に至っており、b)大腿内側部においては、薄筋から、前側部分は縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至るとともに、更に膝蓋部を迂回する形で内側顆を経由し、脛骨体から内果の上部に至り、またその後側部分は内側顆を経由し、内側の腓腹筋及び内側のヒラメ筋の一部に沿いながら、内果の上部に至る部分である上記の本発明の好ましい態様とすることにより、腰部、大腿部、下腿部、及び膝部をサポートでき、下肢の筋肉の働きをバランスよく補助できる。特に、膝蓋骨を、強緊締力部でもってその上下左右からサポートすることによって、膝の動きを不必要に阻害せずに、運動による負担のかかり易い膝をサポートできる。また、大腿背面の筋肉である、ハムストリングスもサポートするため、様々な下肢の運動、動作を有効に補助できる運動用スパッツが提供でき、好ましい。
【0168】
特に比較的緊締力の強い部分がハムストリングスをサポートしているタイプについては、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋のほぼ筋肉収縮方向をサポートしているので、スポーツを行う場合に、脚部のこれらの筋肉をサポートするとともに、マッサージ効果が生起し、血液、リンパ球の流れが促進されることにより、エネルギーの消耗や乳酸の蓄積によって生じた筋肉疲労の回復が促進できる。また、走行動作における地面を強く後ろに押す機能、ジャンプ時により高く跳ぶ機能、足を上げる機能などがより強化される。また高齢者が着用した場合には、転倒を防止し歩行の安定性を高める機能がより一層強化される。
【0169】
(10)丸編地が表糸と裏糸とからなる丸編地であって、カットボス編手法によって形成される部分は、前記表糸と裏糸の間に中糸が使用された3重構造となっている上記の本発明の好ましい態様とすることにより、比較的緊締力の強い部分が3重構造となっているので、十分な緊締力を発揮することが出来、好ましい。しかも、当て布などによる緊締力の強化手法のような、前述した問題点がなく、好ましい。
【0170】
(11)表糸と裏糸と中糸が、次の(A)または(B)すなわち、
「(A)表糸と中糸が吸水速乾性糸からなり、裏糸が▲1▼弾性糸及び▲2▼吸水速乾性糸でカバリングされた弾性糸からなる群から選ばれたいずれかの弾性糸からなる。
【0171】
(B)表糸と中糸のいずれか一方が吸水速乾性糸からなり、裏糸が▲2▼吸水速乾性糸でカバリングされた弾性糸からなる。」
から選ばれたいずれかである上記の本発明の好ましい態様とすることにより、前述の機能のほかに、更に、運動などにより汗をかいた際に早く汗を吸収し、かつ、早く汗を蒸発させるので、運動後においても、汗による衣類の肌へのべとつきなどの不快感が軽減された運動用スパッツが提供でき好ましい。
【0172】
(12)表糸と中糸が天然繊維糸からなり、裏糸が弾性糸からなる上記の本発明の好ましい態様とすることにより、一般的に合成繊維に比べて肌触りが暖かで、保温性の良好である天然繊維を用いることにより、前述の機能のほかに、更に、保温性が優れ、また、天然繊維の外観を有するファッション性にも優れた運動用スパッツが提供でき、好ましい。
【0173】
(13)表糸と裏糸と中糸が、下記(A)または(B)すなわち、
「(A)表糸と中糸が発水性に優れた合成繊維糸からなり、裏糸が▲1▼弾性糸及び▲2▼発水性に優れた合成繊維糸でカバリングされた弾性糸からなる群から選ばれたいずれかの弾性糸からなる。
【0174】
(B)表糸と中糸のいずれか一方が発水性に優れた合成繊維糸からなり、裏糸が▲2▼発水性に優れた合成繊維糸でカバリングされた弾性糸からなる。」
から選ばれたいずれかである本発明の好ましい態様とすることにより、前述の機能のほかに、更に、発水性に優れた合成繊維糸が用いられるので、発水性に優れた合成繊維糸は、糸自体の保水性が小さく、汗などは、糸に吸収されずに、蒸発などにより、物理的に外に排出され、また、雨に当たっても、糸に水分が吸収されず、肌触りがサラサラして、さわやかな着用感を保つことができる。また、雨に濡れたり、洗濯した場合でも、比較的短時間で乾燥出来る運動用スパッツが提供され、好ましい。
【0175】
(14)表糸と中糸が、天然繊維糸、合成繊維糸、または天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた繊維糸からなり、且つ、a)表糸が天然繊維糸の場合には、中糸は、合成繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種であり、b)表糸が合成繊維糸の場合には、中糸は、天然繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種であり、c)表糸が天然繊維と合成繊維の混合糸の場合には、中糸は、天然繊維糸、合成繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種である上記の本発明の好ましい態様とすることにより、前述の機能のほかに、更に、天然繊維と合成繊維が、表糸と中糸の少なくともいずれかまたはその両者中に存在することになり、(12)項や(13)項などで説明した、機能が折衷されたような状態で発揮される運動用スパッツが提供され、好ましい。
【0176】
(15)運動用のスパッツが、踝の上方から、または、膝下から、少なくともウエストラインまでの長さを有するスパッツであって、度目調整によって、比較的大きな度目に調整されて緊締力が比較的小さくされた部分が膝蓋部である上記の本発明の好ましい態様とすることにより、膝の部分がより容易に伸縮できるので、膝の屈伸を伴う動作をより抵抗なく行うことが出来、膝を曲げた時の突っ張る感じをより少なくできる。
【0177】
(16)運動用のスパッツが、踝の上方から、または、膝下から、少なくともウエストラインまでの長さを有するスパッツであって、度目調整によって、比較的大きな度目に調整されることにより緊締力が比較的小さくされた部分が、膝蓋部ならびに臀部のほぼ中央部分である上記の本発明の好ましい態様とすることにより、膝の部分がより容易に伸縮できるので、膝の屈伸を伴う動作をより抵抗なく行うことが出来、膝を曲げた時の突っ張る感じをより少なくできるとともに、臀部の丸い膨らみをつぶさずに形良く保とともに、膝を曲げた際に臀部は後側に張り出してくるが、臀部の部分もより容易に伸縮できるので、その臀部の張り出しをより抵抗なく行うことが出来、従って、膝を曲げた時の突っ張る感じや、臀部の後側への張り出しによる、スパッツ後側のスパッツのウェスト部のずり下がりをより少なくでき好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】丸編における、カットボス編手法を説明するための断面概念工程図。
【図2】丸編における、カットボス編手法を説明するための断面概念工程図。
【図3】カットボス編手法によって得られた丸編生地の断面概念図。
【図4】同一コース内での度目調整を行った丸編地の編組織を概念的に示した平面図。
【図5】従来の丸編地の衣類に採用されている度目調整を説明するための丸編地の編組織を概念的に示した平面図。
【図6】同一のコース内での度目調整を行った丸編地の平面図。
【図7】従来の丸編地の衣類に採用されている度目調整を説明するための生地の一部の平面図。
【図8】右半分が人体下肢部の前面側から見た骨格図、また、左半分が人体下肢部の前面側から見た筋肉図。
【図9】左半分が人体下肢部の後面側から見た骨格図、また、右半分が人体下肢部の後面側から見た筋肉図。
【図10】人体の右側の下肢部の外側側面側から見た一部骨格付きの筋肉図。
【図11】人体の右側の下肢部の内側側面側から見た一部骨格付きの筋肉図。
【図12】本発明の運動用スパッツの一実施態様の正面図。
【図13】図12に示した運動用スパッツの背面図。
【図14】図12に示した運動用スパッツの右側面図。
【図15】本発明の運動用スパッツの別の一実施態様の正面図。
【図16】図15に示した運動用スパッツの背面図。
【図17】図15に示した運動用スパッツの右側面図。
【図18】本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図。
【図19】図18に示した運動用スパッツの背面図。
【図20】図18に示した運動用スパッツのA−A′ラインにおける断面図。
【図21】本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図。
【図22】図21に示した運動用スパッツの背面図。
【図23】図21の運動用スパッツのA−A′ラインにおける断面図。
【図24】本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図。
【図25】図24に示した運動用スパッツの背面図。
【図26】図24に示した運動用スパッツの右側面図。
【図27】本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図。
【図28】図27に示した運動用スパッツの背面図。
【図29】図27に示した運動用スパッツの右側面図。
【図30】図27の運動用スパッツのA−A′ラインにおける断面図。
【図31】図27〜図30で説明した本発明の運動用スパッツの人体基準で右側の身頃の展開図。
【図32】本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図。
【図33】図32に示した運動用スパッツの背面図。
【図34】図32に示した運動用スパッツの右側面図。
【図35】本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図。
【図36】図35に示した運動用スパッツの背面図。
【図37】図35に示した運動用スパッツの右側面図図。
【図38】本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図。
【図39】図38に示した運動用スパッツの背面図。
【図40】図38に示した運動用スパッツの右側面図図。
【図41】本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図。
【図42】図41に示した運動用スパッツの背面図。
【図43】図41に示した運動用スパッツの右側面図図。
【図44】本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図。
【図45】図44に示した運動用スパッツの背面図。
【図46】図44に示した運動用スパッツの右側面図図。
【図47】図44の運動用スパッツのA−A′ラインにおける断面図。
【図48】本発明の運動用スパッツの更に別の一実施態様の正面図。
【図49】図48に示した運動用スパッツの背面図。
【符号の説明】
1 表糸
2 裏糸
3 中糸
4a、4b、4c、4d 矢印
6 境界線
10a、10b 比較的緊締力の強い部分
11a、11b 比較的緊締力の強い部分
12a、12b 比較的緊締力の強い部分
13a、13b 比較的緊締力の強い部分
14a、15a、14b、15b 比較的緊締力の強い部分
16a、16a1、16a2、16a3 比較的緊締力の強い部分
16b、16b1、16b2、16b3 比較的緊締力の強い部分
21 中殿筋及び腸脛靭帯
22 大転子
23 腸脛靭帯及び外側広筋
23′ 外側広筋
24 大腿二頭筋
25 膝上部
30 膝蓋部
30a、30b 膝蓋部30を囲む上下部分
31 前脛骨筋及び長腓骨筋
32 腓腹筋外側頭
33 外側のヒラメ筋
41 薄筋及び大内転筋
41′ 薄筋
42 縫工筋
43 内側広筋
44 半腱様筋及び半膜様筋
44′ 半膜様筋及び半腱様筋の下方
50 内側顆
51 脛骨体
52 内側腓腹筋
53 内側ヒラメ筋
54 左右の腓腹筋の下側部分
55 左右の腓腹筋の筋腹部分
70 腹部部分
71 大腿直筋部分
72 すね部分
73 ヒップ部分
74 膝の後ろ側の部分
75 ふくらはぎの部分
76 膝蓋部30の下半分の背面側の緊締力が比較的弱い部分
100a、100b 前中心と後中心の縫合ライン
101 脇部のウェストライン
102 外果
103 股下の脇部
104 図18の運動用スパッツのA−A′ラインにおける切断面
105 内果の上部
106 後中心部のウェストライン
701 中殿筋
702 大殿筋
703 大転子
704 外側広筋
705 腸脛靭帯
706 大内転筋
707 半膜様筋
708 半腱様筋
709 大腿二頭筋
710 薄筋
711 縫工筋
712 内側広筋
713 外側顆
714 内側顆
715 膝蓋部
716 前脛骨筋
717 脛骨体
718 ヒラメ筋
718a 外側のヒラメ筋
718b 内側のヒラメ筋
719 腓腹筋
719a 外側の腓腹筋
719b 内側の腓腹筋
720 長腓骨筋
721 外果
722 内果
723 大腿直筋
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to exercise spats, and in particular, the present invention relates to exercise spats made of circular knitted fabric and provided with a taping function and the like.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in sports, taping is applied to the necessary parts of the human body in order to promote muscle expansion and contraction, improve exercise capacity, reduce muscle fatigue, prevent flesh, and prevent ligaments and tendons from tearing or damaging. It is often done in sports.
[0003]
However, it is difficult to apply taping by yourself, and it is necessary to have other people tap it, but it is not possible for an amateur to tap, so it is necessary to have an expert tap it one by one. Inconvenient. In addition, there are problems such as being unable to wear for a long time and possibly causing skin problems.
[0004]
Therefore, in recent years, exercise spats (also called exercise tights) that provide a taping function and support specific muscles to assist exercise ability such as sports have been proposed. (Japanese Unexamined Patent Publication No. 4-343868, Japanese Unexamined Patent Publication No. 4-57902, Japanese Unexamined Patent Publication No. 4-50302, Japanese Unexamined Patent Publication No. 8-81807, Japanese Unexamined Patent Publication No. 9-241906, Japanese Unexamined Patent Publication No. 10-280209, etc.) .
[0005]
As exercise spats having such a taping function, clothing having a large tightening force at a portion to which the taping function is desired is usually used. As described above, in order to increase the tightening force of a predetermined portion of the exercise spats, it is most common to apply an appropriate application cloth from the back side or the front side of the clothing body fabric to the portion where the tightening force is to be increased. It has been broken.
[0006]
However, in a garment in which a portion having a large tightening force is formed by a patch, the thickness of the portion where the patch is present is increased because the fabric is doubled. In addition, there is a problem in that it takes time and labor to cut the patch cloth into a predetermined shape or to sew it to the garment body, leading to an increase in the manufacturing process and an increase in cost.
[0007]
Also known is a technique to improve the tightening force by coating elastic synthetic resin. However, in this case, the synthetic resin layer blocks the fabric stitches, so the air permeability is greatly reduced. However, there is a problem that it is easily stuffy. Moreover, since a synthetic resin layer touches skin directly, there exists a problem that a feeling of wear falls.
[0008]
In addition, using a circular knitting machine, without using a padding, we knitted the part where the tightening force should be increased and the part where the tightening force is small, and the relatively large part and the relatively small tightening force. There is also known a method of forming a portion in a predetermined pattern, and in this case, at least a part of the above-described method using a patch or a synthetic resin coated product can be eliminated. Therefore, in recent years, a method of knitting a circular knitted fabric to form a portion having a relatively large tightening force and a portion having a relatively small tightening force in a predetermined pattern is becoming widespread.
[0009]
Conventionally, as a method of knitting a circular knitted fabric to form a portion with a relatively large tightening force and a portion with a relatively small tightening force,
(1) In circular knitting, a method of forming a relatively large portion of tightening force and a relatively small portion of tightening force by adjusting the stitches in the wale direction without changing the knitting structure (Japanese Patent Laid-Open No. 3-8801) JP-A-6-299401). Here, stitch adjustment is a method of knitting by making the stitch loop larger or smaller. Usually, the part knitted with a smaller stitch loop is larger than the part knitted with a larger stitch loop. Tightening force increases.
[0010]
(2) Compare the tightening force with a relatively large portion of the tightening force by changing the knitting structure, for example, in a circular knitting, for example, one part is float knitted and the other part is tuck mesh knitting. Forming a small portion (Japanese Patent Laid-Open No. 9-296304).
Etc. are known.
[0011]
In the method (1), in the conventional circular knitting machine, in order to adjust the stitch without changing the knitting structure, the stitch loop cannot be reduced or increased in the same course. In other words, there is no adjustment in the same course. Therefore, for example, as shown in FIG. 1 C from the second course m Until the second course, knit with a small loop, C m C from the next course n Knit with a large loop until the second course, C n C from the next course z Until the second course, a method of knitting with a small loop is adopted. In other words, only the garments whose degree does not change in the course direction but change only in the wale direction have been proposed. FIG. 7 is a plan view of a portion of the fabric for explaining the stitch adjustment employed in the conventional circular knitted garment. In FIG. 7, the arrow W indicates the wale direction of the circular knitted fabric and the arrow C. Indicates the course direction of the circular knitted fabric. Similarly, in order to explain the stitch adjustment employed in the conventional garment of a circular knitted fabric in the state of a yarn, it will be described with reference to FIG. 5 which is a plan view conceptually showing the knitting structure of the circular knitted fabric. The yarns of the course w and the course x are small (the knitting loop is small), and therefore the tightening force becomes strong. The degree does not change in the direction of the course w or the course x. Further, the yarns of the course y and the course z are large (the knitting loop is large), and therefore the tightening force is weakened. The degree does not change in the direction of the course y or the course z. The degree changes only in the wale direction of the arrow W.
[0012]
Therefore, in this knitting method, the boundary of the knitting pattern becomes a straight line and cannot be knitted into an arbitrary pattern. Therefore, it is not only possible to provide a relatively strong tightening force part and a relatively weak tightening part in the course direction, but also to increase or decrease the tightening force in a desired pattern in the desired part. , The knitting pattern cannot be set arbitrarily. In addition, it is difficult to increase the difference in the tightening force between the portion with the large tightening force and the portion with the small tightening force by the knitting according to the stitch adjustment.
[0013]
In the method (2), it is possible to arbitrarily set a knitting pattern, such as increasing or decreasing the tightening force in a desired pattern, and a portion having a large tightening force and a portion having a small tightening force. It is also possible to increase the difference in tightening force to some extent. However, since the knitting structure changes between the portion with the large tightening force and the portion with the small tightening force, the pattern of the portion with the large tightening force and the portion with the small tightening force appears very clearly, and distortion occurs due to the change in the knitting structure. The unevenness difference becomes extremely noticeable at the boundary of the changed part of the knitted structure, the surface of the clothing is not flat in the non-wearing state, and the pattern of the portion with the large tightening force and the small portion becomes uneven, There is a problem that the appearance of the product is greatly deteriorated due to the distorted shape.
[0014]
Also, in the case of circular knitting, the knitting density cannot be increased as much as warp knitting, so it is difficult to adjust the tightening force of the portion where the tightening force is large to a relatively high level by adjusting stitches or changing the knitting structure. When the difference in tightening force is increased, distortion occurs, and the surface of the garment is not flat in the non-wearing state, and the pattern between the large and small portions of the tightening force becomes uneven and becomes distorted. The problem is that the appearance of the product is greatly reduced.
[0015]
In addition, it is known to use a cut boss method to attach a handle to the front side of socks, but the purpose is to apply a handle.The cut boss method is used to change the astringency, reduce muscle fatigue, It has never been known to be applied to prevent ligaments or tendons to tear or damage, or to have a taping function that supports specific muscles to assist exercise ability. .
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a spat for exercise having a taping function comprising a circular knitted fabric formed by knitting a portion having a relatively large tightening force and a portion having a relatively small tightening force into a predetermined pattern. The parts with relatively strong and weak tightening force can be provided in any desired pattern as required, and the strain does not increase so much. The pattern of the part with relatively large force and the part with relatively small tightening force is not noticeable due to distortion, and the unevenness difference is not so noticeable at the boundary of the changed part of the knitting structure, The clothing surface is relatively flat when not worn, the product looks very good, and the difference in tightening force between the large and small portions can be increased. Providing spats for exercise that have a taping function to prevent labor reduction and flesh, prevent ligament and tendon rupture and damage, or support specific muscles to assist exercise ability With the goal.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides the following spats. In addition, an auxiliary heading is provided before the description corresponding to each claim in [] in the following, but this is an auxiliary setting provided for convenience when referring to the content of the present invention. It is a headline and does not limit the present invention.
[0018]
[Whole spats: Part 1]
(1) A spat for exercise having a length from at least the waist line from above the heel, from below the knee, or above the knee, and comprising a circular knitted fabric, According to the demand for muscle support necessary for exercise, a part with a relatively strong tightening force and a part with a relatively weak tightening force are provided in a pattern in a predetermined part, and the part with a relatively strong tightening force is a cut boss. Spats for exercise that are parts formed by knitting techniques.
[0019]
In the exercise spats of the present invention, a relatively strong part and a weak part of the tightening force can be provided in any desired pattern as required, and the strain does not increase so much, so that the finished product is not worn The pattern of the relatively large portion of the tightening force and the relatively small portion of the tightening force does not become noticeable due to distortion, and the portion of the relatively large tightening force and the relatively small portion of the tightening force The unevenness of the pattern is not so noticeable at the boundary of the pattern, the surface of the garment is relatively flat when not worn, the appearance of the product is very good, and the difference in tightening force between the parts with large and small tightening force To reduce muscle fatigue and flesh, prevent ligament and tendon rupture and damage, or support specific muscles to support exercise capacity. Spats for movement with suitable taping feature to over preparative can be provided.
[0020]
[Whole spats: Part 2]
(2) The exercise spats according to the item (1), wherein a change in tightening force is further added by adjusting the stitches in the same course in the circular knitted fabric.
[0021]
By using the stitch adjustment and the cut boss knitting technique in combination with the preferred embodiment of the present invention described above, it is possible to further reduce or increase the tightening force of a necessary portion, and needs. It is preferable to provide an athletic spat to which a change in tightening force according to the above is applied. In addition, by adopting the time adjustment within the same course, the pattern of the portion where the time adjustment was made can be made into a pattern of any shape, and the pattern of the time adjustment portion is formed into an arbitrary pattern according to the request it can.
[0022]
[Whole spats: Part 3]
(3) Where the muscle support requirement for exercise corresponds to the muscle required for exercise or at least one of the muscles that are easily damaged by exercise, ligaments or tendons,
a) demands to help stretch muscles,
b) a requirement to reduce muscle fatigue and prevent flesh, and to prevent ligaments and tendons to tear and damage;
The exercise spats according to any one of (1) and (2), wherein the spats have a taping function.
[0023]
By adopting the above-mentioned preferred embodiments of the present invention, it is possible to support specific muscles for assisting or increasing exercise capacity, or to reduce muscle fatigue and prevent flesh, and to rupture and damage ligaments and tendons. A spat for exercise having a taping function, which is suitable for preventing such a problem, is provided. Taping technology applied to meet the above requirements as much as possible in designing which parts of exercise spats are formed with parts with relatively strong tightening force and which parts are formed with parts with relatively weak tightening force Therefore, it is preferable to design.
[0024]
[Outside of thigh]
(4) A portion having a relatively strong tightening force passes at least from the gluteus medius and / or the intestinal shin ligament through the greater trochanter in the outer thigh, and a) along the intestinal shin ligament and / or the outer vastus muscle in the front side And / or b) The exercise spats according to any one of (1) to (3), wherein the exercise spats is a portion that contacts a part of the biceps femoris muscle on the back side and reaches the upper knee.
[0025]
By making the preferred embodiment of the present invention as described above, it is possible to support the muscles on the left and right sides of the thigh from the waist, and to provide exercise spats suitable for assisting the function of the muscles during various exercises using the lower body, preferable.
[0026]
[Outside of thigh and lower leg]
(5) The exercise spats are exercise spats having a length from above the heel to at least the waist line, and the portion having a relatively strong tightening force includes at least the gluteus medius and / Or from the iliac ligament via the greater trochanter, the anterior part bypasses the patella along the lateral vastus and iliac ligament, covering the anterior tibialis muscle and / or the long peroneus muscle below the knee The above-mentioned (1) to (3) that reach the upper part and the rear part passes from the lateral vastus muscle through the biceps femoris, the gastrocnemius lateral head and the outer soleus, and the vicinity of the upper part of the external fruit. The exercise spats according to any one of the items.
[0027]
By adopting the preferred embodiment of the present invention described above, the muscles on the outer surface of the lower back, the thigh, the lower leg, and the knee are supported from the outside, and various movements using the lower body, particularly during the operation accompanied by bending and stretching of the knee. The function of assisting the work of muscles can be demonstrated. It is preferable to provide spats for exercise that lead to promoting the effective work of the muscles so that the work of the muscles of the entire lower body is disjointed and the work is not wasted.
[0028]
[Inner part of thigh]
(6) The portion having a relatively strong tightening force is at least from the thin muscle and / or the adductor muscle of the inner side of the thigh to the medial vastus muscle on the knee via the sewing muscle in the front, and the semi-tendon in the rear The exercise spats according to any one of (1) to (3), wherein the exercise spats are portions that reach the striated muscle and / or the semi-membranous muscle.
[0029]
By making the preferred embodiment of the present invention as described above, the muscles inside the thigh are supported, and particularly during internal rotation, the muscles at this site work effectively. It is preferable to provide exercise spats suitable for assisting these athletic abilities and preventing the muscle fatigue of these muscles and preventing fleshing.
[0030]
The muscles on the inner side of the thigh are also muscles that tend to decline with aging. However, exercise spats suitable for supporting the function of muscles that have declined with aging or the like are preferably provided.
[0031]
[Inner part of thigh and lower leg]
(7) The portion with relatively strong tightening force is at least from the thin muscle of the medial part of the thigh, the front part passes through the sewing muscles to the medial vastus muscle on the knee, and circumvents the patella. Through the tibial body to the upper part of the endocarpal, and the posterior part is a part that reaches the upper part of the endocarpus via the medial condyle and along a part of the medial gastrocnemius and medial soleus The exercise spats according to any one of to (3).
[0032]
By adopting the preferred embodiment of the present invention described above, the muscles on the inner side of the thigh and the inner side of the lower leg are supported. It is preferable to provide spats for exercise that are more suitable for assisting these athletic abilities and preventing the muscle fatigue of these muscles and preventing fleshing during accompanying exercise.
[0033]
Further, since the muscles on the inner side of the thigh are also muscles that tend to decline with aging, spats for exercise that are more suitable for supporting the functions of muscles that have declined due to aging and the like are provided and preferable.
[0034]
[Outside and inside of thigh]
(8) The exercise spats have a length from the upper part of the heel to at least the waist line, and at least the portion having a relatively strong tightening force is a) the gluteus medius muscle of the outer thigh And / or via the greater trochanter from the intestinal shin ligament, the front part along the intestinal shin ligament and the lateral vastus muscle, the rear part abutting a part of the biceps femoris, and the part reaching the upper knee, b) From the thin and / or greater adductor muscles on the inner side of the thigh, the front part reaches the medial vastus muscle on the knee via the sewing muscle, and the rear part is the half-tendon-like muscle and / or the semi-membranous muscle The exercise spats according to any one of the items (1) to (3), wherein the exercise spats is a portion that is in contact with the body.
[0035]
By adopting the above-mentioned preferred embodiment of the present invention, the muscles of the thigh can be supported from the outside and the inside from the waist, and the muscles can be supported in a balanced manner since they are supported from both sides. Therefore, it is preferable.
[0036]
[Outside and inside of thigh and lower leg]
(9) The exercise spats have a length from the upper part of the heel to at least the waist line, and the portion having a relatively strong tightening force is a) the gluteus medius muscle of the outer thigh and / or Or the bifurcated bifurcation from the iliac ligament via the greater trochanter, and the anterior bifurcation part bypasses the patella along the intestinal tibia ligament from the outer vastus vastus and The upper branch of the buccal femur, but not the right angle, but obliquely across the biceps femoris, and below the semi-membranous and semi-tendonoid muscles or above the medial condyles B) In the medial part of the thigh, from the thin muscle, the anterior part reaches the medial vastus muscle on the knee via the sewing muscle, and further from the tibia body via the medial condyle, bypassing the patella. It reaches the upper part of the endometrium and the rear part goes through the medial condyle And while along a part of the inside of the soleus muscle, wherein a portion extending to the upper portion of the medial malleolus (1) to (3) spats for movement according to any one of Items.
[0037]
By setting it as the said preferable aspect of this invention, a waist | hip | lumbar part, a thigh part, a leg part, and a knee part can be supported, and the function of the muscles of a leg can be assisted in good balance. In particular, by supporting the patella from the top, bottom, left, and right with a strong tightening force portion, it is possible to support a knee that is easily burdened by exercise without unnecessarily obstructing the movement of the knee. Further, since hamstrings, which are muscles on the back of the thigh, are also supported, exercise spats that can effectively assist the movement and movement of various lower limbs can be provided, which is preferable.
[0038]
If hamstrings are specifically described here, hamstrings refer to a combination of biceps femoris, semi-tendonoids and semi-membranous muscles on the posterior surface of the thigh. , (1) Among the running motions, especially when pushing the ground strongly in the acceleration phase, (2) because it jumps higher when jumping, (3) muscles that are mainly used when pulling up after depressing the bicycle pedal It has the function of extending the hip joint, bending the knee joint, and inversion. Hamstrings having such an action also have an important function in various sports such as rugby, soccer, basketball, volleyball, baseball, golf, bicycle race, and bobsled. For example, in rugby, it breaks after scrum, and it leads to the action of running quickly.If the back of the thigh is not used well, it is necessary to switch the power source from the front of the thigh to the back. This causes a problem that the operation cannot be performed smoothly. The same is true for the next play after rebounding in basketball. In other words, the hip extensor muscle plays an important role in the stability of the pelvis in the anteroposterior direction, and is particularly involved in the hip joint extension during normal walking. When the pelvis moves up and down, there is a problem that the force is dispersed and it can not move to the next movement, and even in volleyball jumping, depending on the situation, if you can jump without bending deeply, you can make use of the speed of the running Although it is advantageous to jump, in such a case, it is necessary to jump mainly on the rear surface of the thigh. In addition, the bobsleigh determines the speed after the first extrusion, but the muscle used for the first extrusion is hamstrings. In this way, hamstrings play an important role in various sports, but in general, they are not well trained, so hamstrings are often used in the frontal thigh muscles. It is pointed out that it is weaker than that. The exercise spats of the present invention are preferably exercise spats suitable for supporting the muscle movement of the hamstrings on the rear surface of the thigh.
[0039]
[Circle knit structure]
(10) The circular knitted fabric is a circular knitted fabric composed of a front yarn and a back yarn, and the portion formed by the cut boss knitting method is a triple structure in which a middle yarn is used between the front yarn and the back yarn The exercise spats according to any one of (1) to (9).
[0040]
By adopting the preferred embodiment of the present invention described above, the portion having a relatively strong tightening force has a triple structure, and therefore, a sufficient tightening force can be exhibited, which is preferable. Moreover, there is no problem as described above, which is preferable, such as a method for strengthening the tightening force with a patch.
[0041]
[Circle use of circular knit fabric: Part 1]
(11) The exercise spats according to (10), wherein the front yarn, the back yarn, and the middle yarn are selected from the following (A) and (B).
[0042]
(A) Any elastic yarn selected from the group consisting of (1) elastic yarn and (2) elastic yarn covered with water-absorbing quick-drying yarn, the front yarn and middle yarn being water-absorbing quick-drying yarn Consists of.
[0043]
(B) Either the front yarn or the middle yarn is made of a water-absorbing quick-drying yarn, and the back yarn is made of an elastic yarn covered with (2) a water-absorbing quick-drying yarn.
[0044]
In addition to the above-described functions, the preferred embodiment of the present invention absorbs sweat quickly when sweating due to exercise and the like, and evaporates sweat quickly. An exercise spat in which discomfort such as stickiness of clothes on the skin due to sweat is reduced can be provided.
[0045]
[Thread use of circular knitted fabric: Part 2]
(12) The exercise spats according to (10), wherein the front yarn and the middle yarn are made of natural fiber yarn, and the back yarn is made of an elastic yarn.
[0046]
By using natural fibers that are generally warmer than synthetic fibers and have good heat retention properties, in addition to the above-described functions, the above-described functions are further achieved. It is preferable because it can provide sports spats that are excellent in fashion and have an appearance of natural fibers.
[0047]
[Circle use of circular knit fabric: Part 3]
(13) The exercise spats according to item (10), wherein the front yarn, the back yarn, and the middle yarn are selected from the following (A) and (B).
[0048]
(A) The surface yarn and the middle yarn are composed of synthetic fiber yarns excellent in water repellency, and the back yarn is composed of (1) elastic yarn and (2) elastic yarn covered with synthetic fiber yarn excellent in water repellency. It consists of one of the selected elastic yarns.
[0049]
(B) Either the front yarn or the middle yarn is made of a synthetic fiber yarn excellent in water repellency, and the back yarn is made of an elastic yarn covered with synthetic fiber yarn excellent in (2) water repellency.
[0050]
In addition to the above-described functions, a synthetic fiber yarn excellent in water repellency can be used in addition to the above-described functions, so that the synthetic fiber yarn excellent in water repellency has water retention of the yarn itself. Small, sweat, etc. are not absorbed by the thread, but are physically discharged by evaporation, etc. Also, even if it hits the rain, moisture is not absorbed by the thread, and the skin feels smooth and refreshed. Can keep. Also, exercise spats that can be dried in a relatively short time even when wet or laundered are provided, which is preferable.
[0051]
[Thread use of circular knitted fabric: Part 4]
(14) When the front yarn and the middle yarn are made of natural fiber yarn, synthetic fiber yarn, or a mixed yarn of natural fiber and synthetic fiber, and a) the front yarn is natural fiber yarn The middle yarn is one selected from synthetic fiber yarn or a mixed yarn of natural fiber and synthetic fiber. B) When the front yarn is synthetic fiber yarn, the middle yarn is natural fiber yarn or A natural yarn and a synthetic fiber, and c) when the surface yarn is a natural yarn and a synthetic fiber, the middle yarn is a natural fiber yarn, a synthetic fiber yarn, or The exercise spats according to item (10), which is one type selected from a mixed yarn of natural fibers and synthetic fibers.
[0052]
According to the above-described preferred embodiment of the present invention, in addition to the above-described function, natural fibers and synthetic fibers are further present in at least one of the front yarn and the middle yarn, or both of them. ) And spats for exercise that are demonstrated in a state in which the function is compromised, as described in the section (13) and the like, are provided and preferable.
[0053]
[Adjustment: Knee]
(15) The spats for exercise are spats having a length from the upper side of the heel or from below the knee to at least the waist line, and are adjusted to a relatively large degree by the degree adjustment, and the tightening force is relatively The exercise spats according to any one of (2) to (14), wherein the reduced portion is a patella.
[0054]
By adopting the preferred embodiment of the present invention described above, the knee portion can be more easily expanded and contracted, so that the operation involving bending and stretching of the knee can be performed without resistance, and the feeling of stretching when the knee is bent can be reduced. .
[0055]
[Adjustment: Buttocks]
(16) The spats for exercise are spats having a length from the upper part of the heel or from below the knee to at least the waist line, and the tightening force is adjusted by adjusting the degree to a relatively large degree by the degree adjustment. The exercise spats according to any one of (2) to (14), wherein the relatively small portion is a substantially central portion of the patella portion and the buttocks.
[0056]
By adopting the preferred embodiment of the present invention described above, the knee portion can be more easily expanded and contracted, so that the operation involving bending and stretching of the knee can be performed without resistance, and the feeling of stretching when the knee is bent can be reduced. In addition, while keeping the shape of the buttock's round bulge and keeping it in good shape, the buttock protrudes to the rear when the knee is bent, but the buttock's part can be easily expanded and contracted, so the protrusion of the buttock is less resistant. Therefore, it is preferable that the feeling of stretching when the knee is bent and the sliding down of the waist part of the spats on the back side of the spats due to the protrusion to the back side of the buttocks can be reduced.
[0057]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the present invention, which part of the spats of the present invention has a relatively strong tightening force disposed therein, Since there are parts that use names of parts of the body, muscles, and skeletons in the explanation of the position on the clothing where the strong part is arranged, first, in order to facilitate understanding, first of the present invention Then, the position of the skeleton and muscle used in the description of the position of the portion with the strong tightening force in the human body will be described.
[0058]
FIG. 8 is a skeleton diagram in which the right half of the figure is viewed from the front side of the lower limbs of the human body, and a muscle diagram of the left half viewed from the front side of the lower limbs of the human body. FIG. 9 is a skeleton diagram in which the left half of the figure is seen from the rear side of the human lower limbs, and the right half is a muscle diagram seen from the rear side of the human lower limbs. 10 is a muscle diagram with a partial skeleton viewed from the outer lateral side of the lower limb of the human body, and FIG. 11 is a muscle with a partial skeleton viewed from the inner lateral side of the lower limb of the human body. FIG. In FIGS. 8 to 11, descriptions of muscles and skeletons that are not particularly necessary for the description of the present invention are omitted.
[0059]
8 to 11, 701 is the gluteal muscle, 702 is the greater gluteus, 703 is the greater trochanter, 704 is the lateral vastus muscle, 705 is the intestinal shin ligament, 706 is the greater adductor muscle, 707 is the semi-membranous muscle, 708 is a half tendon-like muscle, 709 is a biceps femoris, 710 is a thin muscle, 711 is a sewing muscle, 712 is a medial vastus muscle, 713 is a lateral condyle, 714 is a medial condyle, 715 is a patella, 716 is an anterior tibia 718 is the soleus (718a is the outer soleus and 718b is the inner soleus), 719 is the gastrocnemius (719a is the outer gastrocnemius and 719b is the inner gastrocnemius, 720 is the long peroneal muscle, 721 Is the outer fruit, 722 is the inner fruit, and 723 is the rectus femoris.
[0060]
The direction of the muscle fiber of each muscle is the length direction of the thin line shown in each muscle shown in the figure, and the direction of the muscle fiber is the direction of muscle contraction. Since the positions, shapes, and sizes of these skeletons and muscles are slightly different depending on each individual, the above muscle and skeleton diagram is shown as one of representative examples.
[0061]
As described above, the position, shape, and size of the skeleton and muscles differ depending on the individual, and the size of the entire human body also differs.Therefore, there are relatively strong portions and relatively weak portions. Even if the position on the arranged clothes is slightly deviated from a predetermined designated position, it does not matter as long as the object of the present invention can be achieved.
[0062]
In the present invention, the portion having a relatively strong tightening force is formed by applying a cut boss knitting method when knitting a circular knitted fabric. Hereinafter, the cut boss knitting method will be described with reference to FIGS.
[0063]
1 to 2 are sectional conceptual process diagrams for explaining a cut boss knitting method in circular knitting. The side indicated by the dotted arrow A is the front side of the circular knitted fabric, and the side indicated by the dotted arrow B is the back side of the circular knitted fabric.
[0064]
First, as shown in FIG. 1, when the front yarn 1 and the back yarn 2 are supplied and knitted with a circular knitting machine, the middle yarn 3 is attached to the front yarn 1 and the back yarn at a portion where a relatively strong tightening force is desired. 2, the front yarn 1, the middle yarn 3, and the back yarn 2 are supplied together and knitted with a circular knitting machine. This portion is a portion between the arrows 4a and 4b and between the arrows 4c and 4d (the middle thread 3 is shown by a one-dot chain line for easy understanding). And, in the portion corresponding to the portion where the tightening force is relatively weak like the portion between the arrows 4b to 4c, the middle yarn 3 is placed on the back side so that the middle yarn 3 is not inserted between the front yarn 1 and the back yarn 2. Float and knit with front yarn 1 and back yarn 2 only. Next, the middle thread 3 floated on the back side at the arrows 4a, 4b, 4c, and 4d is cut, and the Z as shown in FIG. 1 And Z Three The middle thread 3 is inserted into the part of, and the part with relatively strong tightening force 2 Is a portion with relatively weak tightening force knitted with only the front yarn 1 and the back yarn 2.
[0065]
In FIG. 3, the cross-sectional conceptual diagram of the circular knitted fabric obtained by the above-mentioned cut boss knitting method was shown. 1a is the front side of the circular knitted fabric in which the front yarn 1 appears, 2a is the back side of the circular knitted fabric in which the back yarn 2 appears, 3a is a reinforcing layer composed of the medium yarn 3, Z 1 And Z Three Is a part with relatively strong tightening force, Z 2 This part becomes a part with relatively weak tightening force.
[0066]
The part with relatively strong tightening force and the part with relatively weak tightening force are made into different circular knitting structures, and the same difference in tightening force is obtained only by the difference in the knitting structure, or the same degree only by the first adjustment without the middle thread 3 Compared to the case of applying the tightening force difference of 1 And Z 2 And Z Three This part has a relatively small strain, and as in the former case, the strain is generated and the surface of the garment is not flat in the non-wearing state, and the pattern of the portion with the large tightening force and the portion with the small tightening force is uneven. It becomes difficult to cause the problem that the appearance of the product is greatly deteriorated. In addition, since the middle thread 3 is inserted and reinforced in the portion having a relatively strong tightening force, the difference in the tightening force from the portion having a relatively weak tightening force can be increased.
Further, from which wale position to which wale position of which course the middle thread 3 is inserted can be executed by control of the computer of the circular knitting machine, so that a strong tightening force portion can be formed in a desired pattern at a desired position. It is.
[0067]
In the present invention, as described above, the portion having a relatively strong tightening force and the portion having a relatively small tightening force may be formed only by the cut boss knitting method, but further, by adjusting the stitches within the same course in the circular knitted fabric. Further, a technique for imparting a change in tightening force may be used in combination.
[0068]
Next, with reference to FIG. 4 and FIG. 6, a description will be given of the stitch adjustment within the same course in the circular knitted fabric, which is adopted as necessary in the present invention. For ease of explanation, explanation will be given in a state where the cut boss knitting method is not used together. FIG. 4 is a plan view conceptually showing the knitting structure of the circular knitted fabric subjected to the stitch adjustment in the same course. The direction of arrow C is the course direction, and the direction of arrow W is the direction of the wale. The dotted line and the solid line indicate the yarns that are knitted, respectively, and the portion indicated by the dotted line is a portion that forms a relatively strong tightening force portion with a small loop of the yarn to be knitted, and thus a small degree. The portion shown is a portion forming a portion having a relatively weak tightening force and a large loop of the yarn to be knitted and thus a large degree.
[0069]
When paying attention to the yarn of the course x, the yarn of the course x is small in the wales of a, b, and c, and is knitted by a small knitting loop, and the tightening force of this portion is increased. The wales of d, e, and f are large and are knitted with a large knitting loop, and the tightening force at this portion is relatively weak. The wales of g, h, and i are small and knitted with a small knitting loop, and the tightening force of this portion increases. That is, the second adjustment within the same course x is performed. Similarly, when paying attention to the next course y, the yarn of course y has a small wale between a and b and is knitted with a small knitting loop, and the tightening force of this part becomes large. From the middle of b, the wales of c, d, e, f, and g are large and are knitted with a large knitting loop, and the tightening force at this portion is relatively weak. The h and i wales are small and are knitted with a small knitting loop, and the tightening force of this portion becomes large. That is, the second adjustment is performed in the same course y. The description of the course z is omitted, but can be easily understood from the above description.
[0070]
Conventionally, in order to adjust the tightening force of clothing by adjusting the stitches, the stitches are not adjusted within the same course, as already described with reference to FIGS. 5 and 7, for example, as shown in FIG. Thus, all the courses in the course w and the course x remain small, and all the courses in the course y and the course z remain large. That is, the second adjustment is not performed within the same course. Accordingly, it is not possible to form a relatively strong tightening portion and a weak portion in a desired pattern shape in the desired portion by the adjustment of the stitches. Japanese Patent Laid-Open Nos. 3-8801 and 6-299401 As shown in the figure, only a circular knitted fabric having a linear pattern at the boundary between different portions can be obtained.
[0071]
The inventors of the present invention have found that a change in tightening force can be imparted to a desired portion in a desired pattern by appropriately adjusting the course within the same course for each course.
[0072]
With conventional circular knitting machines, it was not possible to adjust the stitches within the same course. For example, using “Santoni / Molding circular knitting machine model with super-high-speed winding device model: SM8CF” manufactured by SANTONI in Italy. This can be realized by computer control as described below. The circular knitting machine is not limited to using the above-described apparatus, but the circular knitting machine can set the stitch adjustment to 15 stages (15 grades).
[0073]
The time adjustment technique in the same course will be described with reference to FIG. FIG. 6 is a plan view of a circular knitted fabric in which the stitches are adjusted within the same course. The direction of the arrow indicated by C indicates the course direction, and the direction indicated by the W arrow indicates the wale direction.
[0074]
The inside of the section partitioned by the boundary line 6 is large and knitted with a large knitting loop, and is a portion having a relatively weak tightening force, and the outside of the section partitioned by the boundary line 6 is small. Suppose that it is knitted with a small knitting loop and has a relatively strong tightening force. To adjust the pattern to the same course within the same course and knit it, for example, C m W to knitting the second course 1 Th to W m During the second wal, we knitted with a small mesh, W m Next to W n During the second wal we knitted with a large degree, then W n Next to W z During the second wal we knit with a smaller degree. Similarly, C n W to knitting the second course 1 Th to W x During the second wal, we knitted with a small mesh, W x Next to W y During the second wal we knitted with a large degree, then W y Next to W z During the second wale, we will knit with a smaller degree. Such a knitting method can be realized, for example, by inputting the above-described command for each course and each wale into the computer of the circular knitting machine as described above.
[0075]
Then, as in the present invention, the change in the tightening force is achieved by the cut boss knitting method for the portion with relatively strong tightening force and the portion with relatively weak tightening force, and the adjustment in the same course in the circular knitted fabric as described above. In order to use the method of giving together, for example, in FIG. 6, the cut boss knitting method may be used so that only the outside of the section defined by the boundary line 6 is reinforced with the middle thread 3 as described in FIG. . The cut boss knitting method is the same as the above-described adjustment within the same course. m W to knitting the second course 1 Th to W m During the second wale, as shown in FIG. 1, the middle yarn 3 is inserted between the front yarn 1 and the back yarn 2 and knitted. m Next to W n During the second wale, the middle thread 3 is floated on the back side, cut and removed, knitted with only the front thread 1 and the back thread 2, and then W n Next to W z During the second wale, the middle yarn 3 is inserted between the front yarn 1 and the back yarn 2 and knitted. Similarly, C n W to knitting the second course 1 Th to W x During the second wale, as shown in FIG. 1, the middle yarn 3 is inserted between the front yarn 1 and the back yarn 2 and knitted. x Next to W y During the second wale, the middle thread 3 is floated on the back side, cut and removed, knitted with only the front thread 1 and the back thread 2, and then W y Next to W z During the second wale, the middle yarn 3 is inserted between the front yarn 1 and the back yarn 2 and knitted. Such a knitting method can be realized, for example, by inputting a command as described above for each course and each wale into a computer of a circular knitting machine as described above.
[0076]
Next, in order to facilitate understanding of the present invention, specific embodiments of the exercise spats of the present invention will be described with reference to the drawings. However, the exercise spats of the present invention are only illustrated. It is not limited to.
[0077]
FIG. 12 is a front view of one embodiment of the exercise spats of the present invention, FIG. 13 is a rear view thereof, and FIG. 14 is a side view of the spats corresponding to the front view when viewed from the right side of the front view. It is. Hereinafter, such a side view corresponding to the case seen from the right side of the front view is simply referred to as a right side view.
[0078]
In the exercise spats shown in FIG. 12 to FIG. 14, hatching is given to the portion having a relatively strong tightening force so that the region of the portion having a relatively strong tightening force can be seen. Hereinafter, the same applies to other embodiments unless otherwise specified, that is, in the case of hatching showing a cross section. In addition, in order to indicate the position of the part with relatively strong tightening force of spats, it is explained using the names of human muscles, ligaments, tendons, bones, etc., but this is the part with relatively strong tightening force. Are outlined using the names of the muscles, bones, and the like to show that they pass over or near the portions of the human body such as muscles, ligaments, tendons, bones. Further, the course direction of the circular knitted fabric constituting the illustrated exercise spats is substantially the transverse direction of the spats, and the wale direction is substantially the longitudinal direction of the spats. The same applies to other embodiments. The course direction and the wale direction of the circular knitted fabric constituting the spats are preferably the above-described embodiments, but the present invention is not limited to this.
[0079]
The exercise spats shown in FIGS. 12 to 14 are exercise spats having a length from the waistline to the upper side of the heel. In the exercise spats, the left and right portions 10a, 10b having relatively strong tightening force are routed from the trochanter medulla and the intestinal shin ligament 21 through the greater trochanter 22 with the waistline 101 at the side as the upper end. In addition, it is a portion that abuts a part of the biceps femoris muscle 24 along the intestinal shin ligament and the lateral vastus muscle 23 on the front side and reaches the upper knee 25. The other part is a part with relatively weak tightening force. The portions 10a and 10b having a relatively strong tightening force are strengthened by a cut boss knitting method as compared with a portion having a relatively weak tightening force. Reference numerals 100a and 100b denote stitching lines at the front center and the back center.
[0080]
In the exercise spats of the present invention of the above aspect, the exercise spats can support the muscles on the left and right sides of the thigh from the waist and can assist the muscles during various exercises using the lower body. .
[0081]
In the exercise spats of the present invention of the above embodiment, the relatively strong and weak portions of the tightening force can be provided in the desired pattern as described above by the cut boss knitting method, and the relatively tight tightening can be achieved. Since the strain between the strong and weak parts does not increase so much, the pattern of the relatively large tightening force in the non-wearing state and the relatively small tightening force pattern in the finished product is conspicuously noticeable due to the strain. In addition, the unevenness of the pattern is not so conspicuous at the boundary between the pattern of the part with a relatively large tightening force and the part with a relatively small tightening force, and the surface of the garment is relatively flat when not worn. It is possible to provide athletic spats with a very good appearance.
[0082]
Next, another embodiment of the exercise spats of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 15 is a front view of another embodiment of the exercise spats of the present invention, FIG. 16 is a rear view thereof, and FIG. 17 is a right side view thereof.
[0083]
The exercise spats shown in FIGS. 15 to 17 are exercise spats having a length from the waistline to the upper side of the heel. In the exercise spats, the left and right relatively strong tightening portions 11a and 11b are routed from the midline muscle of the outer thigh and the intestinal shin ligament 21 through the greater trochanter 22 with the waistline 101 on the side as the upper end. The anterior portion of the patella 30 bypasses the patella 30 along the outer vastus muscle and the intestinal shin ligament 23, covers the anterior tibialis muscle 31 and the long radius muscle 31 below the knee, and reaches the upper part of the external fruit 102. This is a portion from the outer vastus musculature 23 ′ through the biceps femoris 24, the gastrocnemius outer head 32 and the outer soleus 33, to the vicinity of the upper part of the external fruit 102. The other part is a part with relatively weak tightening force. The portions 11a and 11b having a relatively strong tightening force are strengthened by a cut boss knitting method as compared with a portion having a relatively weak tightening force. Reference numerals 100a and 100b denote stitching lines at the front center and the back center.
[0084]
In the exercise spats of the present invention of the above aspect, the muscles on the outer surface of the lower back, the thigh, and the lower leg and the knee are supported from the outside, and various exercises using the lower body, particularly operations involving bending and stretching of the knee The function which assists the work of the muscles at the time is demonstrated. It is possible to provide an exercise spat that leads to promoting the effective work of the muscles so that the work of the muscles of the entire lower body is separated and does not perform a useless work.
[0085]
In the exercise spats of the present invention of the above embodiment, the relatively strong and weak portions of the tightening force can be provided in the desired pattern as described above by the cut boss knitting method, and the relatively tight tightening can be achieved. Since the strain between the strong and weak parts does not increase so much, the pattern of the relatively large tightening force in the non-wearing state and the relatively small tightening force pattern in the finished product is conspicuously noticeable due to the strain. In addition, the unevenness of the pattern is not so conspicuous at the boundary between the pattern of the part with a relatively large tightening force and the part with a relatively small tightening force, and the surface of the garment is relatively flat when not worn. It is possible to provide athletic spats with a very good appearance.
[0086]
Next, still another embodiment of the exercise spats of the present invention will be described with reference to FIGS. 18 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention, FIG. 19 is a rear view thereof, and FIG. 20 is a sectional view taken along the line AA ′ of FIG.
[0087]
The exercise spats shown in FIGS. 18 to 20 are exercise spats having a length from the waistline to the upper side of the heel. In this exercise spats, the relatively strong tightening portions 12a and 12b have the crotch side portion 103 as the upper end, and the muscular muscle 42 in the front from the thin muscles and major adductor muscles 41 of the thigh. It is the part that leads to the inner vastus muscle 43 on the knee, and reaches the semi-tendon-like muscle and the semi-membranous muscle 44 in the rear. The other part is a part with relatively weak tightening force. The portions 12a and 12b having a relatively strong tightening force are strengthened by a cut boss knitting method as compared with a portion having a relatively weak tightening force. Reference numerals 100a and 100b denote stitching lines at the front center and the rear center, and reference numeral 104 in FIG. 20 denotes a cut surface along the line AA 'in FIG.
[0088]
In the exercise spats of the present invention of the above aspect, the muscles on the inner side of the thigh are supported, and particularly during internal rotation, the muscles at this site work effectively. In addition, it is possible to provide an exercise spat suitable for assisting these athletic abilities, preventing muscle fatigue of these muscles and preventing fleshing.
[0089]
In addition, although the muscles on the inner side of the thigh are muscles that tend to decline with aging, it is possible to provide exercise spats suitable for supporting the work of muscles that have declined with aging.
[0090]
In the exercise spats of the present invention of the above embodiment, the relatively strong and weak portions of the tightening force can be provided in the desired pattern as described above by the cut boss knitting method, and the relatively tight tightening can be achieved. Since the strain between the strong and weak parts does not increase so much, the pattern of the relatively large tightening force in the non-wearing state and the relatively small tightening force pattern in the finished product is conspicuously noticeable due to the strain. In addition, the unevenness of the pattern is not so conspicuous at the boundary between the pattern of the part with a relatively large tightening force and the part with a relatively small tightening force, and the surface of the garment is relatively flat when not worn. It is possible to provide athletic spats with a very good appearance.
[0091]
Next, still another embodiment of the exercise spats of the present invention will be described with reference to FIGS. 21 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention, FIG. 22 is a rear view thereof, and FIG. 23 is a cross-sectional view taken along the line AA ′ of FIG.
[0092]
The exercise spats shown in FIGS. 21 to 23 are exercise spats having a length from the waistline to the upper side of the heel. In the exercise spats, the relatively strong tightening portions 13a and 13b have the crotch side portion 103 as the upper end, the thin muscle 41 'on the inner side of the thigh, and the front portion via the sewing muscle 42 to the knee. It reaches the upper medial vastus muscle 43, bypasses the patella portion 25, passes through the medial condyle 50, reaches from the tibial body 51 to the upper part 105 of the endothelium, and the posterior part passes through the medial condyle 50 to the medial side A portion that reaches the upper part 105 of the endometrium while being along a part of the gastrocnemius 52 and the inner soleus 53. The portions 13a and 13b having a relatively strong tightening force are strengthened by a cut boss knitting method as compared with a portion having a relatively weak tightening force. Reference numerals 100a and 100b denote stitching lines at the front center and the rear center, and reference numeral 104 in FIG. 23 denotes a cut surface along the line AA 'in FIG.
[0093]
In the exercise spats of the present invention of the above aspect, the muscles inside the thigh and the inside of the lower leg are supported, and particularly during internal rotation, the muscles at this site work effectively, so the action of twisting the foot inward It is possible to provide an athletic spat that is more suitable for assisting these athletic abilities and for preventing the muscle fatigue of these muscles and preventing fleshing during exercise involving exercise.
[0094]
Further, since the muscles on the inner side of the thigh are also muscles that tend to decline due to aging, exercise spats that are more suitable for supporting the function of muscles that have declined due to aging or the like can be provided.
[0095]
In the exercise spats of the present invention of the above embodiment, the relatively strong and weak portions of the tightening force can be provided in the desired pattern as described above by the cut boss knitting method, and the relatively tight tightening can be achieved. Since the strain between the strong and weak parts does not increase so much, the pattern of the relatively large tightening force in the non-wearing state and the relatively small tightening force pattern in the finished product is conspicuously noticeable due to the strain. In addition, the unevenness of the pattern is not so conspicuous at the boundary between the pattern of the part with a relatively large tightening force and the part with a relatively small tightening force, and the surface of the garment is relatively flat when not worn. It is possible to provide athletic spats with a very good appearance.
[0096]
Next, still another embodiment of the exercise spats of the present invention will be described with reference to FIGS. 24 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention, FIG. 25 is a rear view thereof, and FIG. 26 is a right side view thereof.
[0097]
The exercise spats shown in FIGS. 24 to 26 are exercise spats having a length from the waistline to the upper side of the heel. The exercise spats have 14a, 15a, 14b, and 15b as left and right relatively strong tightening portions. The relatively strong tightening portions 14a and 14b have the waistline 101 at the side as the upper end and the greater trochanter 22 from the gluteus medius and the intestinal shin ligament 21 of the outer thigh, and the front portion is the intestinal shin ligament and the outer side. Along the vastus musculature 23, the rear portion is a portion that contacts a part of the biceps femoris 24 and reaches the upper knee 25. Further, the relatively strong tightening portions 15a and 15b have the crotch side as an upper end, the thin muscles of the inner side of the thigh and the greater adductor muscle 41, and the front portion via the sewing muscle 42 on the inner side of the knee. The vastus muscle 43 is reached, and the rear portion is a portion that comes into contact with the semitendon-like muscle and the semi-membranous muscle 44. The other part is a part with relatively weak tightening force. The portions 14a, 15a, 14b, and 15b having a relatively strong tightening force are strengthened by the cut boss knitting method as compared with the portions having a relatively weak tightening force. Reference numerals 100a and 100b denote stitching lines at the front center and the back center.
[0098]
In the exercise spats of the present invention of the above aspect, the muscles of the thigh can be supported from the outside and inside from the waist, and the muscles are supported from both sides. Sports spats that can be used.
[0099]
In the exercise spats of the present invention of the above embodiment, the relatively strong and weak portions of the tightening force can be provided in the desired pattern as described above by the cut boss knitting method, and the relatively tight tightening can be achieved. Since the strain between the strong and weak parts does not increase so much, the pattern of the relatively large tightening force in the non-wearing state and the relatively small tightening force pattern in the finished product is conspicuously noticeable due to the strain. In addition, the unevenness of the pattern is not so conspicuous at the boundary between the pattern of the part with a relatively large tightening force and the part with a relatively small tightening force, and the surface of the garment is relatively flat when not worn. It is possible to provide athletic spats with a very good appearance.
[0100]
Next, still another embodiment of the exercise spats of the present invention will be described with reference to FIGS. 27 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention, FIG. 28 is a rear view thereof, FIG. 29 is a right side view thereof, and FIG. 30 is a sectional view taken along the line AA ′ of FIG. is there.
[0101]
The exercise spats shown in FIGS. 27 to 30 are exercise spats having a length from the waistline to the upper side of the heel. The exercise spats have 16a and 16b as left and right relatively strong tightening portions. The relatively strong tightening portions 16a and 16b are bifurcated from the midline muscle of the outer thigh and the intestinal shin ligament 21 through the greater trochanter 22 with the waistline 101 at the side as the upper end, and the front branching portion. 16a 1 16b 1 Is in a form that bypasses the patellar portion 30 along the intestinal shin ligament 23 from the outer vastus muscles, reaches the upper part 102 of the external capsule while covering the anterior tibialis muscle and the long peroneal muscle 31 below the knee, and the rear branching portion 16a. 2 16b 2 Does not cross the biceps femoris 24 at a right angle but obliquely and reaches the lower part 44 'of the semimembranous muscle and the half tendon-like muscle, or the upper part of the medial condyle 50. Three 16b Three , From the thin muscle 41 ′, the anterior portion reaches the inner broad muscle 43 on the knee via the sewing muscle 42, and further from the tibia body 51 via the medial condyle 50 so as to bypass the patella 30. The upper part 105 of the endocarpal is reached, and the rear part thereof is a part that reaches the upper part 105 of the endocarpus via the medial condyle 50 and along a part of the medial gastrocnemius 52 and medial soleus 53. The other part is a part with relatively weak tightening force. A portion 16a (16a having a relatively strong tightening force) 1 16a 2 16a Three ,), 16b (16b 1 16b 2 16b Three ), The tightening force is strengthened by the cut boss knitting method compared to the portion where the tightening force is relatively weak. Reference numerals 100a and 100b denote stitching lines at the front center and the rear center, and reference numeral 104 in FIG. 30 denotes a cut surface along the line AA 'in FIG.
[0102]
In the exercise spats of the present invention of the above aspect, the exercise spats can support the lower back, thigh, lower leg and knee, and can assist the functions of the muscles of the lower limbs in a well-balanced manner. In particular, by supporting the patella from the top, bottom, left and right with the strong contraction force part, it is possible to support a knee that is easily burdened by exercise without unnecessarily hindering the movement of the knee. In addition, since hamstrings, which are muscles on the back of the thigh, are supported, it is possible to provide exercise spats that can effectively assist the movement and movement of various lower limbs. Therefore, it is a very preferred type of sports spats for sports. Since hamstrings have already been described, description thereof is omitted here.
[0103]
For the purpose of reference, FIG. 31 shows a development of the right body part on the basis of the human body of the exercise spats of the present invention described in FIGS. The left garment is also symmetric with respect to the left and right lines, and is not shown. The B-C line and the ED line are sewn and formed into a cylindrical shape to form a leg, and the FE line is sewn with the corresponding part of the left body, and the stitch line is indicated by 100a in FIG. It will be a line. Also, the AB line is stitched with the corresponding part of the left body, and the stitched line is a line indicated by 100b in FIG. In other embodiments, the pattern is substantially the same except that the pattern of the relatively strong portion of the tightening force is changed.
[0104]
In the exercise spats of the present invention of the above embodiment, the relatively strong and weak portions of the tightening force can be provided in the desired pattern as described above by the cut boss knitting method, and the relatively tight tightening can be achieved. Since the strain between the strong and weak parts does not increase so much, the pattern of the relatively large tightening force in the non-wearing state and the relatively small tightening force pattern in the finished product is conspicuously noticeable due to the strain. In addition, the unevenness of the pattern is not so conspicuous at the boundary between the pattern of the part with a relatively large tightening force and the part with a relatively small tightening force, and the surface of the garment is relatively flat when not worn. It is possible to provide athletic spats with a very good appearance.
[0105]
Next, another embodiment of the exercise spats of the present invention will be described with reference to FIGS. 32 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention, FIG. 33 is a rear view thereof, and FIG. 34 is a right side view thereof. In the exercise spats, the patterns of the left and right relatively strong tightening portions are the same as those described in FIGS. 27 to 30, and the same portions are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted. In this exercise spats, the drawing corresponding to the cross-sectional view taken along the line AA ′ of FIG. 27 is substantially the same as FIG.
[0106]
The difference between this exercise spats and the spats of the embodiment described with reference to FIGS. 27 to 30 is that, in this exercise spats, a change in tightening force is further added by adjusting the stitches in the same course in the circular knitted fabric. It is a point. The degree in the region of the portion of the patella 30 where the tightening force is relatively weak was large, and the degree in the other portion was medium. Accordingly, the portion 16a (16a having a relatively strong tightening force). 1 16a 2 16a Three ,), 16b (16b 1 16b 2 16b Three ) Is a portion where the tightening force is maximized by the cut boss knitting method, and the area of the patella portion 30 is large, so the tightening force at that portion is the smallest. The portion corresponding to the portion where the tightening force is weak has a tightening force smaller than that of the relatively strong portions 16a and 16b, and the tightening force is larger than that of the patella 30. Therefore, this spat has three stages of tightening force change.
[0107]
In the exercise spats of the present invention of the above aspect, the exercise spats can support the lower back, thigh, lower leg and knee, and can assist the functions of the muscles of the lower limbs in a well-balanced manner. In particular, by supporting the patella from the top, bottom, left and right with the strong contraction force part, it is possible to support a knee that is easily burdened by exercise without unnecessarily hindering the movement of the knee. In addition, even in the portion where the tightening force is relatively weak, the tightening force of the portion of the patella portion 30 is particularly small, so that the knee can bend and stretch more smoothly. In addition, since hamstrings, which are muscles on the back of the thigh, are supported, it is possible to provide exercise spats that can effectively assist the movement and movement of various lower limbs. Therefore, it is a very preferred type of sports spats for sports.
[0108]
In the exercise spats of the present invention of the above embodiment, the relatively strong portion and the weak portion of the tightening force are combined with the cut boss knitting method and the stitch adjustment in the same course in the circular knitted fabric as described above. It can be provided in the desired pattern, and since the distortion between the relatively large tightening force portion and the weak portion does not become so large, the finished product has a relatively large tightening force when not worn and the tightening force. The pattern of the relatively small part of the pattern is not noticeably noticeable due to distortion, and the unevenness difference is not so noticeable at the boundary between the pattern of the part having the relatively large tightening force and the part having the relatively small tightening force. It is possible to provide sports spats that are not worn and have a relatively flat garment surface and a very good appearance of the product.
[0109]
In the present invention, normally, in the degree adjustment, the degree is in the range of 56 to 60 degrees, the degree is in the middle, the degree is in the range of 45 to 55 degrees, and the degree is in the small range. Is preferably in the range of 30 to 44 degrees. In a specific embodiment of the present invention, the degree of the portion of the degree is 50 degrees, the degree of the portion of the degree is 57 degrees, and the degree of the portion of the degree is 40 degrees. The same applies to the embodiments described below as specific examples. The unit of angle is used for the “degree” at this time. Although detailed description is omitted, since the adjustment of the stitch is adjusted by the angle of the yarn supplied to the circular knitting machine, the unit of the stitch also uses the unit of the angle. In other words, the degree is also called a loop length. When the degree (loop length) is large, the stitches become large, and hence the stretch becomes easy and the tightening force becomes small. When the stitch length (loop length) is small, the stitch becomes small and tight, and therefore, it becomes difficult to stretch and the tightening force increases.
[0110]
Next, another embodiment of the exercise spats of the present invention will be described with reference to FIGS. 35 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention, FIG. 36 is a rear view thereof, and FIG. 37 is a right side view thereof. In the exercise spats, the patterns of the left and right relatively strong tightening portions are the same as those described in FIGS. 27 to 30, and the same portions are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted. In this exercise spats, the drawing corresponding to the cross-sectional view taken along the line AA ′ of FIG. 27 is substantially the same as FIG.
[0111]
The difference between this exercise spats and the spats of the embodiment described with reference to FIGS. 27 to 30 is that, in this exercise spats, a change in tightening force is further added by adjusting the stitches in the same course in the circular knitted fabric. It is a point.
[0112]
A portion 16a (16a having a relatively strong tightening force) 1 16a 2 16a Three ,), 16b (16b 1 16b 2 16b Three ) Is tightened by a cut boss knitting method in the same manner as the spats described in FIGS. In other parts where the tightening force is relatively weak, the tightening force can be changed in three stages by adjusting the stitches within the same course. Has been granted. The part where the tightening force is strongest by the cut boss knitting method is moderate. Accordingly, the exercise spats of this embodiment are subjected to a total of four stages of tightening force change.
[0113]
The degree in the region of the portion of the patella 30 where the tightening force is relatively weak is made large so that the knee can be moved more smoothly, the degree of the abdominal part 70 is made small, the shape of the abdomen is adjusted, and the rectus femoral muscle part 71 It is easy to follow the movement of the muscles on the front of the thigh (such as the rectus femoris muscle) with the degree of the middle, and since the shin portion 72 does not have much muscle, the degree is made small in order to improve fit, The hip part 73 has a large degree and does not crush the bulge of the hips, so that even if the hip protrudes rearward due to exercise, the rear part 74 of the knee has a small degree. The calf portion 75 does not obstruct the calf muscle activity so much that it can easily follow the expansion and contraction of the calf due to exercise, and the hem part fits the body easily. In Time of is obtained by a medium.
[0114]
In particular, it is preferable to make the degree of the rectus femoral muscle portion 71 relatively medium so that the degree becomes relatively large so that this portion extends well. The rectus femoris muscle is a muscle having a large shape change due to contraction during exercise. When the relatively strong tightening portions 16a and 16b are brought into contact from the greater trochanter 22 to the outer vastus muscle and the intestinal shin ligament 23, force is applied from the side of the rectus femoris muscle and the contraction motion of the rectus femoris muscle Will be supported indirectly. And, the abdominal part of the rectus femoris muscle should be a knitted fabric that stretches relatively well, thereby facilitating the rectus femoris contraction without inhibiting the rectus femoris contraction. become.
[0115]
In the exercise spats of the present invention of the above aspect, the exercise spats can support the lower back, thigh, lower leg and knee, and can assist the functions of the muscles of the lower limbs in a well-balanced manner. In particular, by supporting the patella from the top, bottom, left and right with the strong contraction force part, it is possible to support a knee that is easily burdened by exercise without unnecessarily hindering the movement of the knee. Moreover, even in a portion where the tightening force is relatively weak, the above-described three-stage adjustment of the course is performed to further improve the function and the feeling of wearing as described above.
[0116]
Moreover, since the hamstrings which are the muscles of the back of the thigh are also supported in the same manner as described above, exercise spats capable of effectively assisting various lower limb exercises and movements can be provided. Therefore, it is a very preferred type of sports spats for sports.
[0117]
In the exercise spats of the present invention of the above embodiment, the relatively strong portion and the weak portion of the tightening force are combined with the cut boss knitting method and the stitch adjustment in the same course in the circular knitted fabric as described above. It can be provided in the desired pattern, and since the distortion between the relatively large tightening force portion and the weak portion does not become so large, the finished product has a relatively large tightening force when not worn and the tightening force. The pattern of the relatively small part of the pattern is not noticeably noticeable due to distortion, and the unevenness difference is not so noticeable at the boundary between the pattern of the part having the relatively large tightening force and the part having the relatively small tightening force. It is possible to provide sports spats that are not worn and have a relatively flat garment surface and a very good appearance of the product.
[0118]
Next, still another embodiment of the exercise spats of the present invention will be described with reference to FIGS. 38 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention, FIG. 39 is a rear view thereof, and FIG. 40 is a right side view thereof. In the exercise spats, the exercise spats described with reference to FIGS. 35 to 37 except that the length of the leg portion is just below the knee and the length is below the knee (6 minutes length). Since they are substantially the same, the same parts are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
[0119]
Except for the difference in function caused by the difference in the length of the legs, substantially the same effect as the exercise spats described with reference to FIGS. 35 to 37 can be achieved.
[0120]
Next, still another embodiment of the exercise spats of the present invention will be described with reference to FIGS. 41 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention, FIG. 42 is a rear view thereof, and FIG. 43 is a right side view thereof. In the exercise spats, the length of the leg portion is just above the knee and is the above-knee length (5 minutes length), except for the exercise described with reference to FIGS. Since it is substantially the same as spats, the same parts are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
[0121]
Except for the difference in function caused by the different lengths of the legs, substantially the same effects as the exercise spats described with reference to FIGS. 27 to 30 can be achieved.
[0122]
Next, another embodiment of the exercise spats of the present invention will be described with reference to FIGS. 44 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention, FIG. 45 is a rear view thereof, FIG. 46 is a right side view thereof, and FIG. 47 is a sectional view taken along line AA ′ of FIG. It is sectional drawing. In this spat for exercise, the pattern of the left and right relatively strong tightening portions is a modification similar to the embodiment described with reference to FIGS. 27 to 30, and substantially the same portions are denoted by the same reference numerals. The explanation was omitted.
[0123]
The main difference between the exercise spats and the spats of the embodiment described with reference to FIGS. 27 to 30 is that, among the patterns of the relatively strong tightening force provided by the cut boss knitting method, the patterns mainly appearing on the back side are different. ing.
[0124]
In this spat for exercise, the relatively strong tightening portions 16a and 16b are, as is apparent from FIG. 45, the relatively strong tightening portion 16a passing through the outside. 1 Or 16b 1 A portion 16a having a relatively strong tightening force passing through the inside. Three Or 16b Three Are connected to the biceps femoris 24 on the back side and the lower part 44 'of the semimembranous and semitendonoid muscles and the lower part 54 of the left and right gastrocnemius muscles. By adopting this mode, the same functions as the spats of the modes described in FIGS. 27 to 30 can be exhibited, and the muscles on the back side of the legs are more strongly supported, although there is a slight decrease in wearing feeling. Providing exercise spats that prevent muscle fatigue and flesh, prevent ligament and tendon rupture and damage, or enhance the ability to support exercise capacity for hard exercise Is. Reference numeral 55 denotes a muscle abdominal portion of the left and right gastrocnemius muscles, which is a portion having a relatively weak tightening force so as not to disturb the functions of the left and right gastrocnemius muscles.
[0125]
In the exercise spats of the present invention of the above embodiment, the relatively strong and weak portions of the tightening force can be provided in the desired pattern as described above by the cut boss knitting method, and the relatively tight tightening can be achieved. Since the strain between the strong and weak parts does not increase so much, the pattern of the relatively large tightening force in the non-wearing state and the relatively small tightening force pattern in the finished product is conspicuously noticeable due to the strain. In addition, the unevenness of the pattern is not so conspicuous at the boundary between the pattern of the part with a relatively large tightening force and the part with a relatively small tightening force, and the surface of the garment is relatively flat when not worn. It is possible to provide athletic spats with a very good appearance.
[0126]
Next, still another embodiment of the exercise spats of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 48 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention, and FIG. 49 is a rear view thereof. In this exercise spats, the pattern of the left and right relatively strong tightening portions is very similar to the embodiment described with reference to FIGS. 35 to 37, but is a slightly modified embodiment. Parts substantially the same as those in FIG.
[0127]
The main difference between this spat for exercise and the spat of the embodiment described with reference to FIGS. 35 to 37 is that it mainly surrounds the patella portion on the front side in the pattern of the relatively strong tightening force provided by the cut boss knitting method. The difference between the patterns of the upper and lower portions and the portion near the rear waistline is slightly different from the pattern of the time adjustment within the same course.
[0128]
That is, among the patterns of the portion having relatively strong tightening force of the exercise spats of this aspect, the upper and lower portions 30a and 30b surrounding the front patella portion 30 are not connected to the portion having relatively strong tightening force. . The support force for supporting the knee from the top, bottom, left and right is slightly smaller than the spats shown in FIGS. 35 to 37, but the knee flexion and extension is easier.
[0129]
Another difference is that the pattern in the vicinity of the rear waistline out of the pattern of the portion having a relatively strong tightening force extends from the side waistline 101 to the waistline 106 in the rear center, and the rear center. This is that the left and right portions 16a and 16b having relatively strong tightening force are connected. This also supports the gluteus medius, provides the function of preventing the pelvis from tilting backwards and assisting the function of keeping the pelvis in a stable position.
[0130]
Furthermore, the exercise spats described with reference to FIGS. 35 to 37 are slightly different from each other in that a portion with a small degree of adjustment is provided in a portion 76 having a relatively weak tightening force on the back side of the lower half of the patella 30. The knee support is slightly strengthened from the back side without hindering knee flexion and extension.
[0131]
Except for the differences described above, the above exercise spats can achieve substantially the same effects as the exercise spats described with reference to FIGS.
[0132]
In the exercise spats of the above-described embodiment of the present invention, the relatively strong portion and the weak portion of the tightening force are combined with the cut boss knitting method and the stitch adjustment in the same course in the circular knitted fabric as described above. In addition, since the distortion between the relatively large tightening force portion and the weak portion is not so large, the finished product has a relatively large tightening force when not worn, The pattern of the part with relatively small force does not become noticeable due to the distortion, and the unevenness of the pattern is very prominent at the pattern boundary between the part with relatively large tightening force and the part with relatively small tightening force. Furthermore, it is possible to provide athletic spats in which the clothing surface is relatively flat when not worn and the appearance of the product is very good.
[0133]
As described above, the present invention has been described with specific examples of exercise spats. However, as long as the object of the present invention is not hindered, the upper body portion may be further added to the exercise spats of the present invention. It is. Although an aspect in which the upper body part is further added is not shown, it is, for example, a portion indicated by reference numerals 80 and 81 in FIG. 34 and FIG. 35 of Japanese Patent Laid-Open No. 10-280209 (corresponding WO 98/43504).
[0134]
Further, in the examples shown in FIGS. 32 to 34, 35 to 37, 38 to 40, and 48 to 49, the change in the tightening force is caused by the stitch adjustment in the same course in the circular knitted fabric. Further, for example, as shown in FIGS. 27 to 30, FIGS. 41 to 43, and FIGS. 44 to 47, a relatively strong portion and a weak portion are included. You may form only by a cut boss knitting method. 12 to 30 and 41 to 47, the relatively strong tightening portion and the weak portion are formed only by the cut boss knitting method. As shown in FIGS. 35 to 37, 38 to 40, and 48 to 49, along with the cut boss knitting technique, a change in the tightening force is further added by adjusting the stitches in the same course in the circular knitted fabric. It is good also as the aspect currently performed.
[0135]
Furthermore, the exercise spats of the present invention showed an example manufactured by stitching two body parts made of a circular knitted fabric symmetrical with respect to left and right lines, as described with reference to FIGS. 27 to 31. The manufacturing method is not necessarily limited to this. For example, when the thickness of the leg portion is gradually reduced from the upper side to the lower side, for example, reference numeral 3 in FIG. 2 of JP-A-6-299401 is disclosed. 4, 5, 5, etc., and as indicated by reference numerals 3, 4, 5 etc. in the drawing of Japanese Patent Laid-Open No. 3-8801, etc. It may be manufactured by a circular knitting machine without stitching by knitting into a cylindrical shape by reducing the degree so as to decrease.
[0136]
The circular knitting structure employed in the exercise spats of the present invention is not particularly limited as long as it is a circular knitting structure, but plain knitting (flat knitting) is preferable.
[0137]
The type of fiber yarn constituting the circular knitted fabric is not particularly limited, and various synthetic fiber yarns represented by polyester, nylon, etc., natural fiber yarns represented by cotton, wool, silk, etc., rayon, etc. Elastic fiber yarns typified by semi-synthetic fiber yarns, polyurethane fiber yarns, etc., or yarns consisting of mixed fibers in which at least two kinds of these fibers are mixed, covering yarns, water-absorbing quick-drying yarns, and other processed yarns Various fiber yarns can be used.
[0138]
In particular, when the combination of the front yarn and the middle yarn made of water-absorbing quick-drying yarn and the back yarn made of elastic yarn is used, it absorbs sweat quickly when sweating due to exercise, etc. Therefore, even after exercise, it is possible to provide an exercise spat in which discomfort such as stickiness of clothes on the skin due to sweat is reduced.
[0139]
The water-absorbing quick-drying yarn is not particularly limited. For example, “Techno Fine” (manufactured by Asahi Kasei Kogyo Co., Ltd.), “Cool Max” (manufactured by DuPont USA), “Thermastat” (manufactured by DuPont USA) And the like which are commercially available as water-absorbing quick-drying yarns.
[0140]
In addition, by combining the front yarn and the middle yarn with natural fiber yarns, and the back yarn with elastic yarns, natural fibers that are generally warmer and have better heat retention than synthetic fibers are used. By using it, it is possible to provide an athletic spat which is further excellent in heat retaining properties and also in fashionability having an appearance of natural fibers, which is preferable.
[0141]
In addition, when synthetic fiber yarns with excellent water repellency are used as appropriate, such as when a combination of the front yarn and the middle yarn are made of synthetic fiber yarns with excellent water repellency and the back yarn is made of elastic yarns, Synthetic fiber yarns that are superior in water have low water retentivity, and sweat is not absorbed by the yarn, but is physically discharged by evaporation, etc. It is not absorbed and feels smooth and can maintain a refreshing feeling. In addition, even when wet in the rain or after washing, exercise spats that can be dried in a relatively short time can be provided, which is preferable.
[0142]
As synthetic fiber yarns excellent in water repellency, polyester fiber yarns, acrylic fiber yarns and the like are preferably used.
[0143]
Further, when the front yarn and the middle yarn are made of natural fiber yarn, synthetic fiber yarn, or a mixed yarn of natural fiber and synthetic fiber, and a) the front yarn is natural fiber yarn, The middle yarn is one selected from synthetic fiber yarn or a mixed yarn of natural fiber and synthetic fiber. B) When the front yarn is a synthetic fiber yarn, the middle yarn is a natural fiber yarn or C) When the surface yarn is a mixed yarn of natural fiber and synthetic fiber, the middle yarn is natural fiber yarn, synthetic fiber yarn, or natural yarn. By using a combination that is one type selected from a mixed yarn of fibers and synthetic fibers, natural fibers and synthetic fibers are present in at least one of the front yarn and the middle yarn, or both of them. We can provide sports spats that can be used with the functions described in the two paragraphs compromised. Preferred.
[0144]
In the above description, the middle thread is assumed to be a thread that is inserted into a portion that increases the tightening force by the cut boss knitting method. Therefore, an area where the cut boss knitting technique is not employed, for example, Z in FIGS. 2 The region indicated by is composed only of the front yarn and the back yarn described above.
[0145]
In addition, when using an elastic yarn, you may use the thread | yarn which consists only of an elastic yarn, but according to the objective, the above-mentioned water-absorbing quick-drying yarn, the synthetic fiber yarn excellent in water repellency, or the natural fiber yarn It is more preferable to use an elastic yarn covered with other fibers.
[0146]
In the specific examples described above, although not particularly limited, the front yarn and the middle yarn are 75D (denier) 36F (filament) “Techno Fine” (polyester yarn manufactured by Asahi Kasei Kogyo Co., Ltd.), back yarn Used FTY (filament twist yarn) obtained by covering 40D “Lycra” (polyurethane yarn manufactured by DuPont, USA), which is an elastic yarn, with the above-mentioned 75D, 36F “Technofine”.
[0147]
Although there are S twist and Z twist in the twist direction of the yarn, in the above embodiment, the front yarn and the back yarn are used with the S twist and the Z twist distributed almost evenly. Moreover, the middle thread uses the thing of Z twist. By using the front yarn and the back yarn which are S-twisted and Z-twisted in an approximately uniform manner, it is possible to prevent inclination deformation in one direction of the spats made of the formed circular knitted fabric.
[0148]
Moreover, it is preferable to use an elastic yarn together with the yarn constituting the circular knitted fabric, and it is preferable to use a relatively thin filament of 20 to 70D as the elastic yarn. The exercise spats of the present invention are sports clothing, and the clothing itself supports the movement of muscles and is intended to provide a function to follow the movement of muscles. Therefore, a slightly fine elastic yarn is preferably used as the elastic yarn because a tightening force such as a girdle is not required.
[0149]
When a portion of which the tightening force is relatively increased by using the cut boss knitting method is worn, the pressure applied to the portion is increased. The portion where the tightening force is relatively strong using the cut boss knitting method has a middle thread (also referred to as an additional thread) to be inserted, so that the thickness of the portion is slightly increased and the tightening force is also strong. However, as compared with the case of backing with a backing cloth or the like, the thickness does not become so large, and the unevenness due to the thickness does not occur as the appearance decreases.
[0150]
The tightening force of the portion having a relatively strong tightening force is not particularly limited, but it is preferably designed so as to have a tightening force of 0.3 N to 3.4 N in the length direction. In such a tightening force range, the function of the present invention is effectively exhibited, and the feeling of wearing is good and preferable without feeling too tight. Even if the tightening force of the portion with relatively weak tightening force may exceed 0.3 N, the tightening force may be smaller than the portion with relatively strong tightening force provided in the spats. .
[0151]
When measuring the tightening force of a knitted fabric such as a portion having a relatively strong tightening force or a portion having a relatively weak tightening force, the following tensile test is performed.
[0152]
Create a test piece with a width of 2.5 cm and a length of 16.0 cm so that the material warp direction (wel direction) is the length direction of the test piece. Grab. The upper grip length is 2.5 cm and the lower grip length is 3.5 cm. Therefore, the grip interval is 10.0 cm and attached to a constant speed extension type tensile tester (Shimadzu "Autograph" AG-500D). 30 The specimen is stretched to 80% elongation at a rate of ± 2 cm / min. At this time, the stress applied to the test piece at the time of elongation of 30% is recorded, and this is applied to the test piece which is stretched (unit N), [1 gf≈0.0098 N] and then extended to 80% of elongation. When the stress is removed, the test piece shrinks to return to the original length, but the stress applied to the test piece when the elongation is restored to 30% is defined as a tightening force (unit N). These values are set so as to be automatically recorded by the tensile tester. For both the stretching force and the tension force, these data were obtained as the average value of the two test pieces, and were regarded as the stretching force and the tension force, respectively.
[0153]
Here, the elongation (%) means that the length of the fabric in the stretched state in the stretched state is d, and the original length of the sample before stretching (that is, the gripping interval) is e [(de). / E] × 100.
[0154]
It should be noted that the size of the test piece is preferably used when measuring the stretching force or the tension force, but when the sample having such a size cannot be cut out from the clothing to be measured. Can be smaller. However, since the measurement error increases as the sample size decreases, it is preferable to collect and measure as large a sample as possible within the cutout range.
[0155]
【The invention's effect】
The apparel of the present invention provides exercise spats that can perform the following functions.
[0156]
(1) The exercise spats of the present invention have a length from at least the waistline from above the heel, from below the knee, or above the knee, and are made of circular knitted fabric. In the spats, a portion having a relatively strong tightening force and a portion having a relatively weak tightening force are provided in a predetermined pattern in a pattern according to a request for muscle support necessary for exercise. The portion with the strong tightening force is made of exercise spats, which is a portion formed by the cut boss knitting method.
[0157]
Therefore, in the exercise spats of the present invention, the relatively strong and weak portions of the tightening force can be provided in any desired pattern as required, and the distortion does not increase so much. The pattern of the relatively large portion of the tightening force and the relatively small portion of the tightening force in the state does not become noticeable due to distortion, and the relatively large portion of the tightening force and the relatively small tightening force The unevenness difference is not so noticeable at the boundary of the pattern of the part, the surface of the garment is relatively flat when not worn, the appearance of the product is very good, and the tightening force between the part with large tightening force and the part with small tightening force The difference can be increased to reduce muscle fatigue and flesh, prevent ligament and tendon rupture and damage, or to assist with exercise capacity Spats for movement with suitable taping feature to support can be provided.
[0158]
(2) The stitch adjustment and the cut boss knitting technique are used in combination by making the preferred embodiment of the present invention in which the change in the tightening force is further added by the stitch adjustment in the same course in the circular knitted fabric. Accordingly, it is possible to provide an exercise spat that can further reduce or increase the tightening force of a necessary portion and is provided with a change in the tightening force according to needs. In addition, by adopting the time adjustment within the same course, the pattern of the portion where the time adjustment was made can be made into a pattern of any shape, and the pattern of the time adjustment portion is formed into an arbitrary pattern according to the request it can.
[0159]
(3) Where the muscle support requirement for exercise corresponds to the muscle required for exercise or at least one of the muscles that are easily damaged by exercise, ligaments or tendons,
a) demands to help stretch muscles,
b) a requirement to reduce muscle fatigue and prevent flesh, and to prevent ligaments and tendons to tear and damage;
The above-described preferred embodiment of the present invention having a taping function is used to support a specific muscle for assisting or enhancing exercise ability, or to reduce muscle fatigue or prevent meat separation. In addition, exercise spats having a taping function suitable for preventing ligaments and tendons from tearing or being damaged are provided. Taping technology applied to meet the above requirements as much as possible in designing which parts of exercise spats are formed with parts with relatively strong tightening force and which parts are formed with parts with relatively weak tightening force Therefore, it is preferable to design.
[0160]
(4) A portion having a relatively strong tightening force passes at least from the gluteus medius and / or the intestinal shin ligament through the greater trochanter in the outer thigh, and a) along the intestinal shin ligament and / or the outer vastus muscle in the front side And / or b) a portion that contacts the part of the biceps femoris muscle on the posterior side and reaches the upper part of the knee. It is possible to provide an exercise spat that can support the muscles of the lower body and assists the function of the muscles during various exercises using the lower body.
[0161]
(5) The exercise spats are exercise spats having a length from above the heel to at least the waist line, and the portion having a relatively strong tightening force includes at least the gluteus medius and / Or from the iliac ligament via the greater trochanter, the anterior part bypasses the patella along the lateral vastus and iliac ligament, covering the anterior tibialis muscle and / or the long peroneal muscle under the knee A preferred embodiment of the present invention as described above, wherein the upper part reaches the upper part, and the rear part is a part extending from the outer vastus muscle to the upper biceps femoris, the gastrocnemius outer head and the outer soleus, and the vicinity of the upper part of the external fruit. By supporting the muscles on the outer surface of the lower back, thigh, and lower leg, and the knee from the outside, the movement of the lower body, especially during movements involving knee flexion and extension, assists the functioning of the muscles. Function can be demonstrated. It is preferable to provide spats for exercise that lead to promoting the effective work of the muscles so that the work of the muscles of the entire lower body is disjointed and the work is not wasted.
[0162]
(6) The portion having a relatively strong tightening force is at least from the thin muscle and / or the adductor muscle of the inner side of the thigh to the medial vastus muscle on the knee via the sewing muscle in the front, and the semi-tendon in the rear By adopting the above-described preferred embodiment of the present invention, which is a portion leading to the striated muscle and / or the semi-membranous muscle, the muscle inside the thigh is supported, and the muscle at this site works effectively particularly during internal rotation. So, when exercising with the action of twisting the inside of the foot, it is possible to provide exercise spats suitable for assisting these exercise abilities, reducing muscle fatigue of these muscles and preventing fleshing etc. preferable.
[0163]
The muscles on the inner side of the thigh are also muscles that tend to decline with aging. However, exercise spats suitable for supporting the function of muscles that have declined with aging or the like are preferably provided.
[0164]
(7) The portion with relatively strong tightening force is at least from the thin muscle of the medial part of the thigh, the front part passes through the sewing muscles to the medial vastus muscle on the knee, and circumvents the patella. Through the tibia to the upper part of the endocarus, and the posterior part is a part of the medial condyle and the part of the median soleus that passes through the medial condyle and reaches the upper part of the endocarus By supporting the muscles inside the thigh and inside the lower leg, the muscles in this region work effectively, especially during internal rotation, so when exercising with the action of twisting the foot inside In addition, it is preferable to provide spats for exercise that are more suitable for assisting these athletic abilities, preventing the muscle fatigue of these muscles and preventing fleshing.
[0165]
Further, since the muscles on the inner side of the thigh are also muscles that tend to decline with aging, spats for exercise that are more suitable for supporting the functions of muscles that have declined due to aging and the like are provided and preferable.
[0166]
(8) The exercise spats have a length from the upper part of the heel to at least the waist line, and at least the portion having a relatively strong tightening force is a) the gluteus medius muscle of the outer thigh And / or via the greater trochanter from the intestinal shin ligament, the front part along the intestinal shin ligament and the lateral vastus muscle, the rear part abutting a part of the biceps femoris, and the part reaching the upper knee, b) From the thin and / or greater adductor muscles on the inner side of the thigh, the front part reaches the medial vastus muscle on the knee via the sewing muscle, and the rear part is the half-tendon-like muscle and / or the semi-membranous muscle By adopting the above-mentioned preferred embodiment of the present invention, which is a portion that is in contact with the body, the muscles of the thigh can be supported from the outside and the inside from the waist, and the muscles are balanced because they are supported from both sides. It is preferable because it can assist in performing good work.
[0167]
(9) The exercise spats have a length from the upper part of the heel to at least the waist line, and the portion having a relatively strong tightening force is a) the gluteus medius muscle of the outer thigh and / or Or the bifurcated bifurcation from the iliac ligament via the greater trochanter, and the anterior bifurcation part bypasses the patella along the intestinal tibia ligament from the outer vastus vastus and The upper branch of the buccal femur, but not the right angle, but obliquely across the biceps femoris, and below the semi-membranous and semi-tendonoid muscles or above the medial condyles B) In the medial part of the thigh, from the thin muscle, the anterior part reaches the medial vastus muscle on the knee via the sewing muscle, and further from the tibia body via the medial condyle, bypassing the patella. It reaches the upper part of the endometrium and the rear part goes through the medial condyle And along the part of the inner soleus, it is possible to support the lower back, thigh, lower leg, and knee by making the preferred embodiment of the present invention, which is the part leading to the upper part of the endometrium, Can support the muscles of the lower limbs in a well-balanced manner. In particular, by supporting the patella from the top, bottom, left, and right with a strong tightening force portion, it is possible to support a knee that is easily burdened by exercise without unnecessarily obstructing the movement of the knee. Further, since hamstrings, which are muscles on the back of the thigh, are also supported, exercise spats that can effectively assist the movement and movement of various lower limbs can be provided, which is preferable.
[0168]
Especially for those types that support hamstrings with relatively strong tightening force, because they support almost the direction of muscle contraction of the biceps, semi-tendonoid, and semi-membranous muscles. In addition to supporting these muscles in the legs, a massage effect is produced and the flow of blood and lymphocytes is promoted, so that recovery of muscle fatigue caused by energy consumption and accumulation of lactic acid can be promoted. In addition, the function of strongly pushing the ground back in the running operation, the function of jumping higher when jumping, the function of raising the foot, and the like are further strengthened. Moreover, when an elderly person wears, the function which prevents a fall and improves the stability of walking is further strengthened.
[0169]
(10) The circular knitted fabric is a circular knitted fabric composed of a front yarn and a back yarn, and the portion formed by the cut boss knitting method is a triple structure in which a middle yarn is used between the front yarn and the back yarn By adopting the above-described preferred embodiment of the present invention, the portion having a relatively strong tightening force has a triple structure, and therefore, a sufficient tightening force can be exhibited, which is preferable. Moreover, there is no problem as described above, which is preferable, such as a method for strengthening the tightening force with a patch.
[0170]
(11) The front yarn, the back yarn and the middle yarn are the following (A) or (B):
“(A) Any elasticity selected from the group consisting of (1) elastic yarn and (2) water-absorbing quick-drying yarn, and the back yarn comprising water-absorbing and quick-drying yarn. Made of yarn.
[0171]
(B) Either the front yarn or the middle yarn is made of a water-absorbing quick-drying yarn, and the back yarn is made of an elastic yarn covered with (2) a water-absorbing quick-drying yarn. "
In addition to the above-described functions, the present invention can absorb any sweat quickly when sweating due to exercise, etc., and quickly evaporate the sweat. Therefore, even after exercise, it is possible to provide an exercise spat in which discomfort such as stickiness of clothes on the skin due to sweat is reduced.
[0172]
(12) By adopting a preferred embodiment of the present invention in which the front yarn and the middle yarn are made of natural fiber yarns, and the back yarn is made of an elastic yarn, the touch is generally warmer and heat-retaining than synthetic fibers. By using natural fibers that are good, in addition to the functions described above, it is possible to provide an athletic spat that is further excellent in heat retention and also in fashionability having the appearance of natural fibers, which is preferable.
[0173]
(13) The front yarn, the back yarn and the middle yarn are the following (A) or (B), that is,
“(A) A group in which the front yarn and the middle yarn are composed of synthetic fiber yarns excellent in water repellency, and the back yarn is composed of elastic yarns covered with (1) elastic yarn and (2) synthetic fiber yarn excellent in water repellency. It consists of any elastic yarn selected from.
[0174]
(B) Either the front yarn or the middle yarn is made of a synthetic fiber yarn excellent in water repellency, and the back yarn is made of an elastic yarn covered with synthetic fiber yarn excellent in (2) water repellency. "
In addition to the above-mentioned function, a synthetic fiber yarn excellent in water repellency is used in addition to the above-described function. The yarn itself has low water retention, sweat is not absorbed by the yarn, it is physically discharged by evaporation, etc., and even if it hits the rain, moisture is not absorbed by the yarn and the touch is smooth. Can maintain a refreshing feeling. Also, exercise spats that can be dried in a relatively short time even when wet or laundered are provided, which is preferable.
[0175]
(14) When the front yarn and the middle yarn are made of natural fiber yarn, synthetic fiber yarn, or a mixed yarn of natural fiber and synthetic fiber, and a) the front yarn is natural fiber yarn The middle yarn is one selected from synthetic fiber yarn or a mixed yarn of natural fiber and synthetic fiber. B) When the front yarn is synthetic fiber yarn, the middle yarn is natural fiber yarn or A natural yarn and a synthetic fiber, and c) when the surface yarn is a natural yarn and a synthetic fiber, the middle yarn is a natural fiber yarn, a synthetic fiber yarn, or By adopting a preferred embodiment of the present invention, which is one type selected from a mixed yarn of natural fibers and synthetic fibers, in addition to the above-described functions, the natural fibers and synthetic fibers further comprise surface yarns and medium yarns. Existing in at least one or both of them, and explained in (12) or (13), For motility it can be exhibited in a state such as that compromise tights are provided, preferably.
[0176]
(15) The spats for exercise are spats having a length from the upper side of the heel or from below the knee to at least the waist line, and are adjusted to a relatively large degree by the degree adjustment, and the tightening force is relatively By adopting a preferable aspect of the present invention in which the reduced portion is the patella portion, the knee portion can be expanded and contracted more easily, so that an operation involving bending and stretching of the knee can be performed without resistance, and the knee is bent. You can reduce the feeling of stretching when you hit.
[0177]
(16) The spats for exercise are spats having a length from the upper part of the heel or from below the knee to at least the waist line, and the tightening force is adjusted by adjusting the degree to a relatively large degree by the degree adjustment. By adopting a preferred embodiment of the present invention in which the relatively small portion is the central portion of the patella portion and the buttocks portion, the knee portion can be easily expanded and contracted. It can be done without any problems, and the feeling of stretching when the knee is bent can be reduced, and the rounded bulge of the buttocks can be kept in good shape, and when the knee is bent, the buttocks protrude to the rear side. This part can be easily expanded and contracted, so that the buttock can be extended without resistance. Therefore, it feels as if the knee is bent, or the buttock protrudes to the rear side. According preferably be less shear edge of the tights in the waist part of the spats rear.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual cross-sectional process diagram for explaining a cut boss knitting method in circular knitting.
FIG. 2 is a cross-sectional conceptual process diagram for explaining a cut boss knitting method in circular knitting.
FIG. 3 is a conceptual cross-sectional view of a circular knitted fabric obtained by a cut boss knitting technique.
FIG. 4 is a plan view conceptually showing a knitting structure of a circular knitted fabric that has been adjusted in the same course.
FIG. 5 is a plan view conceptually showing a knitting structure of a circular knitted fabric for explaining stitch adjustment employed in a conventional circular knitted fabric garment.
FIG. 6 is a plan view of a circular knitted fabric that has been subjected to stitch adjustment within the same course.
FIG. 7 is a plan view of a part of the fabric for explaining the stitch adjustment employed in a conventional circular knitted garment.
FIG. 8 is a skeleton diagram in which the right half is viewed from the front side of the lower limbs of the human body, and a muscle diagram in which the left half is viewed from the front side of the lower limbs of the human body.
FIG. 9 is a skeleton diagram in which the left half is viewed from the rear side of the lower limbs of the human body, and a muscle diagram in which the right half is viewed from the rear side of the lower limbs of the human body.
FIG. 10 is a muscle diagram with a partial skeleton as seen from the outer lateral side of the lower limbs on the right side of the human body.
FIG. 11 is a muscle diagram with a part of the skeleton as seen from the inner lateral side of the lower limbs on the right side of the human body.
FIG. 12 is a front view of one embodiment of the exercise spats of the present invention.
13 is a rear view of the exercise spats shown in FIG. 12. FIG.
14 is a right side view of the exercise spats shown in FIG. 12. FIG.
FIG. 15 is a front view of another embodiment of the exercise spats of the present invention.
16 is a rear view of the exercise spats shown in FIG. 15. FIG.
17 is a right side view of the exercise spats shown in FIG. 15. FIG.
FIG. 18 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention.
19 is a rear view of the exercise spats shown in FIG.
20 is a cross-sectional view taken along the line AA ′ of the exercise spats shown in FIG. 18;
FIG. 21 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention.
22 is a rear view of the exercise spats shown in FIG. 21. FIG.
23 is a cross-sectional view taken along the line AA ′ of the exercise spats of FIG. 21. FIG.
FIG. 24 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention.
25 is a rear view of the exercise spats shown in FIG. 24. FIG.
26 is a right side view of the exercise spats shown in FIG. 24. FIG.
FIG. 27 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention.
28 is a rear view of the exercise spats shown in FIG. 27. FIG.
29 is a right side view of the exercise spats shown in FIG. 27. FIG.
30 is a cross-sectional view taken along the line AA ′ of the exercise spats of FIG. 27. FIG.
FIG. 31 is a developed view of the right body part based on the human body of the exercise spats of the present invention described in FIGS. 27 to 30;
FIG. 32 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention.
33 is a rear view of the exercise spats shown in FIG. 32. FIG.
34 is a right side view of the exercise spats shown in FIG. 32. FIG.
FIG. 35 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention.
36 is a rear view of the exercise spats shown in FIG. 35. FIG.
37 is a right side view of the exercise spats shown in FIG. 35. FIG.
FIG. 38 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention.
39 is a rear view of the exercise spats shown in FIG. 38. FIG.
40 is a right side view of the exercise spats shown in FIG. 38. FIG.
FIG. 41 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention.
42 is a rear view of the exercise spats shown in FIG. 41. FIG.
43 is a right side view of the exercise spats shown in FIG. 41. FIG.
FIG. 44 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention.
45 is a rear view of the exercise spats shown in FIG. 44. FIG.
46 is a right side view of the exercise spats shown in FIG. 44. FIG.
47 is a cross-sectional view taken along the line AA ′ of the exercise spats of FIG. 44. FIG.
FIG. 48 is a front view of still another embodiment of the exercise spats of the present invention.
49 is a rear view of the exercise spats shown in FIG. 48. FIG.
[Explanation of symbols]
1 Front thread
2 Back thread
3 Middle thread
4a, 4b, 4c, 4d arrow
6 border
10a, 10b Part with relatively strong tightening force
11a, 11b Parts with relatively strong tightening force
12a, 12b Parts with relatively strong tightening force
13a, 13b Parts with relatively strong tightening force
14a, 15a, 14b, 15b Parts with relatively strong tightening force
16a, 16a 1 16a 2 16a Three Part with relatively strong tightening force
16b, 16b 1 16b 2 16b Three Part with relatively strong tightening force
21 The gluteus medius and the intestinal shin ligament
22 Greater trochanter
23 Intestinal shin ligament and lateral vastus
23 'lateral vastus
24 biceps femoris
25 Upper knee
30 Patella
30a, 30b Upper and lower parts surrounding the patella 30
31 Anterior tibial and long peroneal muscles
32 Gastrocnemius lateral head
33 Outside soleus
41 Thin and large adductor muscles
41 'thin muscle
42 Sewing muscle
43 Medial vastus
44 Semi-tendonous and semi-membranous muscles
44 'below the meningiform and semitendonoids
50 Medial condyles
51 Tibial body
52 Medial gastrocnemius
53 Medial soleus
54 Lower part of the left and right gastrocnemius
55 Left and right gastrocnemius muscles
70 Abdomen
71 Rectus femoris
72 shin part
73 Hip part
74 Rear part of knee
75 Calf part
76 The part where the tightening force on the back side of the lower half of the patella 30 is relatively weak
100a, 100b Anterior center and posterior center suture lines
101 Westline on the side
102 fruit
103 Inseam side
104 A cut surface along the line AA ′ of the exercise spats of FIG.
105 Top of the endometrium
106 Westline in the rear center
701
702 Otosuji
703 Great trochanter
704 outer vastus muscle
705 Intestinal shin ligament
706 Great adductor muscle
707 Semimembranous muscle
708 Semitendon-like muscle
709 Biceps femoris
710 thin muscle
711 sewing muscle
712 Medial vastus
713 lateral condyle
714 Medial condyle
715 Patella
716 Anterior tibial muscle
717 Tibial body
718 Soleus muscle
718a Outside soleus
718b Soleus inside
719 Gastrocnemius
719a Outer gastrocnemius
719b Inner gastrocnemius
720 Longus peroneus
721 fruit
722 Endome
723 Rectus femoris

Claims (16)

踝の上方から、または、膝下から、または、膝上のいずれかから、少なくともウエストラインまでの長さを有し、丸編地からなる運動用のスパッツであって、前記スパッツは、運動に必要な筋肉のサポートの要求に応じて、所定部分に比較的緊締力の強い部分と比較的緊締力の弱い部分がパターン状に設けられており、比較的緊締力の強い部分が、カットボス編手法によって形成された部分である運動用スパッツ。A spat for exercise having a length from at least the waistline to the waistline from above the heel, from below the knee, or above the knee, and the spat is required for exercise Depending on the demands of support of the muscles, a part with a relatively strong tightening force and a part with a relatively weak tightening force are provided in a pattern in a predetermined part, and the part with a relatively strong tightening force is formed by a cut boss knitting method Exercise spats that are formed. 丸編地における同一コース内での度目調整によって、緊締力の変化が、更に付加されている請求項1に記載の運動用スパッツ。The exercise spats according to claim 1, wherein a change in the tightening force is further added by adjusting the stitches in the same course in the circular knitted fabric. 運動に必要な筋肉のサポートの要求が、運動に必要な筋肉、あるいは、運動により損傷を負いやすい筋肉、靭帯または腱の少なくとも1つ、に相当する箇所に対し、
a)筋肉の伸縮を助長するための要求、
b)筋肉疲労の軽減や肉離れを予防し、また、靭帯や腱の断裂や損傷を予防するための要求、
から選ばれた要求であり、テーピング機能を有する請求項1または2のいずれかに記載の運動用スパッツ。
For areas where the muscle support requirements for exercise correspond to the muscles necessary for exercise or at least one of the muscles that are easily damaged by exercise, ligaments or tendons,
a) demands to help stretch muscles,
b) a requirement to reduce muscle fatigue and prevent flesh, and to prevent ligaments and tendons to tear and damage;
The exercise spats according to claim 1, wherein the exercise spats have a taping function.
比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、a)前側において腸脛靭帯及び/あるいは外側広筋に沿って、及び/あるいは、b)後側において大腿二頭筋上の一部に当接し、膝上部に至る部分である請求項1〜3のいずれかに記載の運動用スパッツ。The relatively strong part is at least via the greater trochanter from the gluteus medius and / or iliac ligament of the outer thigh, and a) along the iliac ligament and / or lateral vastus muscle in the anterior side, and The spats for exercise according to any one of claims 1 to 3, wherein b) is a portion that abuts a part of the biceps femoris muscle on the back side and reaches the upper knee. 運動用のスパッツが、踝の上方から少なくともウエストラインまでの長さを有する運動用のスパッツであって、比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、前側部分は外側広筋及び腸脛靭帯に沿って膝蓋部を迂回する形で、膝下の前脛骨筋及び/あるいは長腓骨筋を覆いながら外果の上部に至り、後側部分は外側広筋から大腿二頭筋を経由し、腓腹筋外側頭及び外側のヒラメ筋を経由し、外果の上部近傍に至る部分である請求項1〜3のいずれかに記載の運動用スパッツ。The exercise spats are exercise spats having a length from the upper part of the heel to at least the waistline, and the portion having a relatively strong tightening force is at least the gluteus medius and / or the intestinal shin of the outer thigh. From the ligament via the greater trochanter, the anterior portion bypasses the patella along the lateral vastus and the intestinal shin ligament, covering the anterior tibialis muscle and / or the long peroneus muscle below the knee and reaching the upper part of the external fruit The posterior part is a part from the outer vastus muscle via the biceps femoris, via the gastrocnemius lateral head and the outer soleus, and reaching the vicinity of the upper part of the external fruit. Exercise spats. 比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿内側部の薄筋及び/あるいは大内転筋から、前方では縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至り、後方では半腱様筋及び/あるいは半膜様筋に至る部分である請求項1〜3のいずれかに記載の運動用スパッツ。The relatively strong tightening portion is at least from the thin and / or greater adductor muscles of the inner thigh to the medial vastus of the knee via the sewing muscle in the front and the semi-tendon-like muscle in the rear and The exercise spats according to any one of claims 1 to 3, wherein the exercise spats is a portion reaching the semi-membranous muscle. 比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、大腿内側部の薄筋から、前側部分は縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至るとともに、膝蓋部を迂回する形で内側顆を経由し、脛骨体から内果の上部に至り、後側部分は、内側顆を経由し内側腓腹筋及び内側ヒラメ筋の一部に沿いながら、内果の上部に至る部分である請求項1〜3のいずれかに記載の運動用スパッツ。The part with a relatively strong tightening force is at least from the thin muscle of the medial part of the thigh to the medial vastus of the knee via the sewing muscle and the medial condyle in a form that bypasses the patella. The tibia body leads to the upper part of the endocarpus, and the posterior part is a part that reaches the upper part of the endocarpus via the medial condyle and along a part of the medial gastrocnemius and medial soleus. Crab sports spats. 運動用のスパッツが、踝の上方から少なくともウエストラインまでの長さを有する運動用のスパッツであって、比較的緊締力の強い部分が、少なくとも、a)大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、前側部分は腸脛靭帯及び外側広筋に沿って、後側部分は大腿二頭筋の一部に当接し、膝上部に至る部分と、b)大腿内側部の薄筋及び/あるいは大内転筋から、前側部分は縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至り、後側部分は半腱様筋及び/あるいは半膜様筋に当接される部分である1〜3のいずれかに記載の運動用スパッツ。The exercise spats are exercise spats having a length from the upper part of the heel to at least the waist line, and the portion having a relatively strong tightening force is at least: a) the gluteus medius and / or the outer thigh From the intestinal shin ligament via the greater trochanter, the front part along the intestinal shin ligament and the lateral vastus muscle, the rear part abutting a part of the biceps femoris and reaching the upper knee; b) the thigh From the inner thin muscle and / or greater adductor, the anterior part leads to the medial vastus on the knee via the sewing muscle, and the posterior part contacts the semi-tendon-like muscle and / or the semi-membranous muscle The spats for exercise according to any one of 1 to 3, which are portions to be used. 運動用のスパッツが、踝の上方から少なくともウエストラインまでの長さを有する運動用のスパッツであって、比較的緊締力の強い部分が、a)大腿外側部の中殿筋及び/あるいは腸脛靭帯から大転子を経由し、二股に分岐し、前側分岐部分は外側広筋から腸脛靭帯に沿って膝蓋部を迂回する形で、膝下の前脛骨筋または/及び長腓骨筋を覆いながら外果の上部に至り、その後側分岐部分は大腿二頭筋を直角には横切らずに斜めに横切り、半膜様筋及び半腱様筋の下方、あるいは、内側顆の上方に至っており、b)大腿内側部においては、薄筋から、前側部分は縫工筋を経由し膝上の内側広筋に至るとともに、更に膝蓋部を迂回する形で内側顆を経由し、脛骨体から内果の上部に至り、またその後側部分は内側顆を経由し、内側の腓腹筋及び内側のヒラメ筋の一部に沿いながら、内果の上部に至る部分である請求項1〜3のいずれかに記載の運動用スパッツ。The exercise spats are exercise spats having a length from the upper part of the heel to at least the waistline, and the portion having a relatively strong tightening force is a) the gluteus medius and / or the intestinal shin of the outer thigh Bifurcated from the ligament via the greater trochanter and bifurcated, with the anterior bifurcation covering the anterior tibialis muscle and / or the long peroneal muscle under the knee, bypassing the patella along the intestinal tibia ligament from the outer broad muscle Leading to the upper part of the external fruit, and the rear branching portion does not cross the biceps femoris at right angles but obliquely crosses the lower part of the meningiform and semitendonoid muscles or above the medial condyle, b ) In the medial part of the thigh, from the thin muscle, the anterior part passes through the sewing muscle to the medial vastus muscle on the knee, and further bypasses the patella, via the medial condyle, Leading to the upper part, and the rear part via the medial condyle While along the part of the side of the soleus muscle, spats for movement according to claim 1 is a part leading to the top of the medial malleolus. 丸編地が表糸と裏糸とからなる丸編地であって、カットボス編手法によって形成される部分は、前記表糸と裏糸の間に中糸が使用された3重構造となっている請求項1〜9のいずれかに記載の運動用スパッツ。The circular knitted fabric is a circular knitted fabric composed of a front yarn and a back yarn, and a portion formed by the cut boss knitting method has a triple structure in which a middle yarn is used between the front yarn and the back yarn. The exercise spats according to claim 1. 表糸と裏糸と中糸が、次の(A)及び(B)から選ばれたいずれかである請求項10に記載の運動用スパッツ。
(A)表糸と中糸が吸水速乾性糸からなり、裏糸が▲1▼弾性糸及び▲2▼吸水速乾性糸でカバリングされた弾性糸からなる群から選ばれたいずれかの弾性糸からなる。
(B)表糸と中糸のいずれか一方が吸水速乾性糸からなり、裏糸が▲2▼吸水速乾性糸でカバリングされた弾性糸からなる。
The exercise spats according to claim 10, wherein the front yarn, the back yarn, and the middle yarn are selected from the following (A) and (B).
(A) Any elastic yarn selected from the group consisting of (1) elastic yarn and (2) elastic yarn covered with water-absorbing quick-drying yarn, the front yarn and middle yarn being water-absorbing quick-drying yarn Consists of.
(B) Either the front yarn or the middle yarn is made of a water-absorbing quick-drying yarn, and the back yarn is made of an elastic yarn covered with (2) a water-absorbing quick-drying yarn.
表糸と中糸が天然繊維糸からなり、裏糸が弾性糸からなる請求項10に記載の運動用スパッツ。The exercise spats according to claim 10, wherein the front yarn and the middle yarn are made of natural fiber yarn, and the back yarn is made of an elastic yarn. 表糸と裏糸と中糸が、下記(A)及び(B)から選ばれたいずれかである請求項10に記載の運動用スパッツ。
(A)表糸と中糸が発水性に優れた合成繊維糸からなり、裏糸が▲1▼弾性糸及び▲2▼発水性に優れた合成繊維糸でカバリングされた弾性糸からなる群から選ばれたいずれかの弾性糸からなる。
(B)表糸と中糸のいずれか一方が発水性に優れた合成繊維糸からなり、裏糸が▲2▼発水性に優れた合成繊維糸でカバリングされた弾性糸からなる。
The exercise spats according to claim 10, wherein the front yarn, the back yarn, and the middle yarn are selected from the following (A) and (B).
(A) The surface yarn and the middle yarn are composed of synthetic fiber yarns excellent in water repellency, and the back yarn is composed of (1) elastic yarn and (2) elastic yarn covered with synthetic fiber yarn excellent in water repellency. It consists of one of the selected elastic yarns.
(B) Either the front yarn or the middle yarn is made of a synthetic fiber yarn excellent in water repellency, and the back yarn is made of an elastic yarn covered with synthetic fiber yarn excellent in (2) water repellency.
表糸と中糸が、天然繊維糸、合成繊維糸、または天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた繊維糸からなり、且つ、a)表糸が天然繊維糸の場合には、中糸は、合成繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種であり、b)表糸が合成繊維糸の場合には、中糸は、天然繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種であり、c)表糸が天然繊維と合成繊維の混合糸の場合には、中糸は、天然繊維糸、合成繊維糸、または、天然繊維と合成繊維の混合糸から選ばれた1種である請求項10に記載の運動用スパッツ。When the front yarn and the middle yarn are fiber yarns selected from natural fiber yarn, synthetic fiber yarn, or mixed yarn of natural fiber and synthetic fiber, and a) the front yarn is natural fiber yarn, the middle yarn Is one selected from synthetic fiber yarns or mixed yarns of natural fibers and synthetic fibers. B) When the front yarn is a synthetic fiber yarn, the middle yarn is natural fiber yarn or natural fiber. C) When the front yarn is a mixed yarn of natural fiber and synthetic fiber, the middle yarn is a natural fiber yarn, a synthetic fiber yarn, or a natural fiber. The exercise spats according to claim 10, which is one kind selected from a mixed yarn of synthetic fibers. 運動用のスパッツが、踝の上方から、または、膝下から、少なくともウエストラインまでの長さを有するスパッツであって、度目調整によって、比較的大きな度目に調整されて緊締力が比較的小さくされた部分が膝蓋部である請求項2〜14のいずれかに記載の運動用スパッツ。The spats for exercise are spats having a length from above the heel or from below the knee to at least the waistline, and are adjusted to a relatively large degree by the degree adjustment, and the tightening force is made relatively small. The exercise spats according to claim 2, wherein the portion is a patella portion. 運動用のスパッツが、踝の上方から、または、膝下から、少なくともウエストラインまでの長さを有するスパッツであって、度目調整によって、比較的大きな度目に調整されることにより緊締力が比較的小さくされた部分が、膝蓋部ならびに臀部のほぼ中央部分である請求項2〜14のいずれかに記載の運動用スパッツ。The spats for exercise are spats having a length from the upper part of the heel or from below the knee to at least the waistline, and the tightening force is relatively small by being adjusted to a relatively large degree by the stitch adjustment. The exercise spats according to any one of claims 2 to 14, wherein the formed portion is a substantially central portion of the patella portion and the hip portion.
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