JP3738656B2 - Oil fire extinguisher - Google Patents
Oil fire extinguisher Download PDFInfo
- Publication number
- JP3738656B2 JP3738656B2 JP2000107594A JP2000107594A JP3738656B2 JP 3738656 B2 JP3738656 B2 JP 3738656B2 JP 2000107594 A JP2000107594 A JP 2000107594A JP 2000107594 A JP2000107594 A JP 2000107594A JP 3738656 B2 JP3738656 B2 JP 3738656B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- core
- fire extinguishing
- vent
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は通常消火時には消火時間を長くして悪臭の発生を抑え、緊急消火時には瞬間的に消火を行なう消火装置を備えた石油燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】
芯上下式石油燃焼器として芯収容筒の間隙に芯を上下動自在に取付け、芯収容筒の外方には空気室を隣接し、芯収容筒の間隙と空気室とが通気口によって連通したものがある。また、空気室には空気室と外気とを連通する空気流通孔を設け、外部の空気が空気室内に流入できるようになっており、消火の為に芯を通気口よりも低い位置に降下すると、空気室の空気が開口した通気口から芯収容筒の間隙内に流入し、一方、芯から気化する石油ガスは空気室内に拡散し、不可燃状態まで石油ガスが薄められて急速消火する。
【0003】
また、石油ガスが不燃状態まで薄められる過程で空気室内で石油ガスと空気の混合比が均一な所定の値になると爆発燃焼を起こし、急に発生した燃焼ガスによって芯の先端の炎を吹き消して急速消火させることができる。
【0004】
急速消火構造は地震等の非常時の消火装置として有効であるが、急速に消火させた為に多量の未燃ガスが放出されて悪臭を発生するものであった。この為、通常消火時には急速消火しないように未燃ガスを燃焼させながら芯収容筒の温度を下げていき、消火時間を長くする方法によって悪臭のない消火をねらったものがある。
【0005】
即ち、芯が芯収容筒内を上下動する為にはやわらかい芯と芯収容筒とが接触した状態を維持しており、この状態では芯収容筒は芯によって密封できずに空気が流通できる隙間が形成され、芯の降下位置を通気口よりも高い位置に設定して芯が通気口を塞いだ状態でも、芯と芯収容筒とのわずかな隙間を介して通気口から少量の空気が芯の上端付近に流入している。この為、通常消火時に空気流通孔から空気室を経て通気口に至る空気量が芯から気化する石油ガスとバランスすると、小さな炎で燃焼を継続しながら消火するから、消火時間が長くなって悪臭の発生の少ない消火が実現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、緊急時に急速消火する為には芯収容筒内に空気を均一に流入させて芯収容筒内の石油ガス濃度を短時間で薄めて芯の先端部を不可燃状態にする必要があるが、芯を下げて小燃焼で使用中は芯収容筒が高温になりやすいから、この状態で消火すると、芯収容筒が高温の為に灯油の気化が促進され、芯収容筒内で芯から気化する石油ガス量が多くなるので従来の空気流入量では不可燃状態に薄めることができず、消火不能や消火時間が長くなる恐れがある。
【0007】
この為、緊急時の急速消火を確実にするには、芯収容筒内の石油ガス濃度を短時間で不可燃状態にできるように空気流通孔の開口面積を広げ、空気室を経て通気口から芯収容筒に流入する空気量を多くする方法が考えられるが、空気流通孔を通過する空気量が多くなれば、燃焼中に流速の速い風が吹きつけた時に燃焼部のドラフトに対して空気量が異常に多くなって燃焼状態を悪化させる恐れがあり、この方法は実施できない。
【0008】
一方、芯から気化する石油ガス量が増えた時には、芯から気化する石油ガスが空気室に拡散しやすく、空気室内で爆燃を起こす確率が高くなるが、確実な消火をねらう為には消火時に空気室に入る空気は少ない方がよく、空気流通孔に開閉弁を取付けて消火時に開閉弁を閉ざすことで消火の確立を高めることができる。
【0009】
しかし、開閉弁によって空気流通孔を閉止すると、空気流通孔から空気室内への空気流入が遮断されて空気の流れが悪くなる為、通常消火時の芯収容筒内の上昇気流が小さい時は通気口からの空気流入がほとんどなく、芯収容筒内は空気不足となって燃焼を継続させることができずにすぐに消火してしまうことがあった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題を解決する為に、芯内筒1と芯外筒2とで構成する芯収容筒3の間隙に芯4を上下動自在に取付け、かつ、芯収容筒3の外方に隣接して設けた空気室5と、該空気室5内に収納される芯上下装置6とを設け、芯4は芯上下装置6によって上下動すると共に、通常消火の芯降下位置よりも緊急消火の芯降下位置を低く設定し、かつ、前記空気室5には空気室5と外気とを連通する空気流通孔7を設けると共に、通常消火の芯降下位置よりも低く、緊急消火の芯降下位置よりも高い位置に芯収容筒3の間隙と空気室5とを連通する通気口8を設け、緊急消火時に降下した芯4によって通気口8が開口する石油燃焼器において、前記通気口8は芯収容筒3の全周に複数個所配置すると共に、前記芯外筒2には通常消火の芯降下位置よりも低く、通気口8よりも高い位置で空気室5の上方の芯収容筒3壁に外気と連通する空気孔9を設け、かつ、該空気孔9は通気口8の間に設けて通気口8と空気孔9とは交互に配置したものである。
【0011】
また、前記通気口8はスリット状の開口を複数個並べて形成し、空気孔9は通気口8のない部分に複数個の小孔9aを並べて形成したので、通気口8と空気孔9は緊急消火に必要な開口面積を維持すると共に、通常燃焼中は空気孔9を通過する空気が多くなって芯収容筒3の温度が低く維持できる。
【0012】
また、芯4の上下動と連動して空気流通孔7を開閉する開閉弁10を設け、空気流通孔7は開閉弁10によって燃焼時に開口し、消火時に閉止する時は、空気流通孔7からの空気流入がなくても、通常消火時に必要な空気量を空気孔9によって確保することができるものとなった。
【0013】
【作用】
この発明では通気口8よりも高い位置の空気室5の上方の芯収容筒3壁に外気と連通する空気孔9を設け、芯収容筒3の全周から平均して空気が流入するように空気孔9は通気口8のない部分に配置しており、通常消火時の芯降下位置は空気孔9よりも高い位置に設定して通常消火時に閉止される構造となっている。また、緊急消火時の芯降下位置は通気口8と空気孔9よりも低い位置に設定して緊急消火時に開口する構造となっている。
【0014】
通常燃焼中は燃焼部のドラフトによって通気口8と空気孔9とから空気が少しづつ流入することは避けられず、この空気量は通気口8よりも芯4の上端に近い空気孔9から流入する空気量が多くなるものである。この為、燃焼量を下げて燃焼した時に芯収容筒3の温度が高くなりやすくとも、低温度の外気が空気孔9から流入して芯収容筒3の温度を低く維持することができ、燃焼量変化によって芯収容筒3の温度変化をほとんどなくすことができた。
【0015】
また、通常消火時は芯4が芯収容筒3内に降下すると気化する石油ガス量が少なくなり、燃焼部内に残っているドラフトによって通気口8と空気孔9とから燃焼を継続させるのに最適な空気量を吸引するので、未燃ガスを燃焼しながら芯収容筒3は少しづつ温度を下げ、炎が小さくなってやがて自然消火する。
【0016】
一方、緊急消火時は芯4が急速に降下する為に芯収容筒3内が負圧となり、降下した芯4によって開口したスリット状の通気口8と空気孔9の両方から空気が流入すると共に、スリット状の通気口8から石油ガスが空気室5に素早く拡散するから、芯収容筒3内の石油ガス濃度が不可燃状態に薄められて芯降下とほぼ同時に消火できる。
【0017】
また、空気孔9を複数個の小孔9aで構成することにより、小孔9aを流速の遅い空気が通過する時は、小孔9aの合計の断面積は大きいので一定の空気量の流入が可能であり、もし石油燃焼器の燃焼中に流速の速い風が吹き付けた時は、小径の小孔9aによって抵抗を受けて空気孔9から流入しようとする空気が遮られるから、供給される空気量は大きく変化せず安定した燃焼状態を保つことができる。
【0018】
一方、空気流通孔7に開閉弁10を設けて消火時に閉止して消火の確実性をねらったものでは、通常消火時に芯収容筒3内の上昇気流によって芯4の上端に近い空気孔9から空気が流入するから、燃焼を継続しながら消火することができる。
【0019】
【実施例】
図に示す芯上下式の石油燃焼器の実施例によってこの発明を説明すると、1は芯内筒、2は芯外筒、3は芯内筒1と芯外筒2とで構成する芯収容筒、4は芯収容筒3の間隙に上下動自在に取付けた芯、11は芯収容筒3の下方に位置する油タンクであり、油タンク11内の燃料は芯4の下端で吸上げられて芯4の上方に供給される。
【0020】
6は芯上下操作を行なう芯上下装置、5は芯外筒2の外方に隣接した芯上下装置6が収納される空気室、7は空気室5の外壁に設けた空気室5と外気とを連通する空気流通孔、8は芯収容筒3と空気室5とを連通するスリット状に開口した通気口であり、該通気口8は芯収容筒3の全周に複数個並べて配置してある。
【0021】
12は芯収容筒3の上方に載架した燃焼筒であり、芯上下装置6によって芯4の上端を芯収容筒3の上方へ突出させ、点火ヒータなどの点火装置によって芯4に点火すると、芯4の下方で吸上げられた油タンク11の燃料が芯4の上端で燃焼を開始し、発生する燃焼炎と燃焼ガスは燃焼筒12とその上方で燃焼する。
【0022】
芯4と芯収容筒3との間隙において、芯4が芯収容筒3内を上下動する為にわずかな隙間を形成しているから、燃焼中は燃焼筒12のドラフトによって空気流通孔7から空気室5内に空気が流入し、空気室5内に流入した空気は芯4と芯収容筒3とのわずかな隙間を介して通気口8から芯収容筒3内に流入し、芯4の上部に供給している。
【0023】
ところで、最近の石油燃焼器は地震などの緊急時には対震消火装置を作動して急速消火する必要があるが、急速消火した時は燃焼途中で消火する為に未燃ガスを放出して悪臭の原因となるので、急速消火の必要がない通常消火時には悪臭の発生しない消火装置を備えるものが好まれる。
【0024】
この為、通常消火の芯降下位置よりも緊急消火の芯降下位置を低く設定し、通気口8は通常消火の芯降下位置よりも低く、緊急消火の芯降下位置よりも高い位置に設定している。
【0025】
そして、通常消火時には芯収容筒3の間隙内に燃焼炎が引込まれて芯4から気化する石油ガス量が少なくなるが、通気口8は芯4によって塞がれていても少量の空気が流入して、この空気量が芯4から気化する石油ガス量とバランスして未燃ガスを燃焼しながら芯収容筒3の温度を下げ、未燃ガス量が少なくなると自然消火するので悪臭のない消火を可能としている。
【0026】
一方、緊急消火時には急速降下した芯4によって芯収容筒3内が負圧となり、空気室5内の空気が開口した通気口8から芯収容筒3内に流入して石油ガス濃度を下げ、また芯収容筒3内で気化した石油ガスは空気室5内に拡散するから、芯収容筒3内の石油ガス濃度が不可燃状態まで薄められ、芯降下とほぼ同時に消火する。
【0027】
しかし、従来の芯収容筒3の構造では、石油燃焼器を小燃焼で使用した時には、芯収容筒3の温度が高くなる為に芯4からの灯油の気化が促進され、芯4を下げた状態で燃焼が継続するので芯4から気化する石油ガスが薄められにくく、芯収容筒3内へ空気室5内から空気を供給続けるので、消火できなくなる恐れがあった。
【0028】
この発明では燃焼中の燃焼状態の安定を図ると共に、通常消火時の消火性能を向上する為のものであり、9は通気口8よりも高い位置で空気室5の上方の芯収容筒3壁に設けた外気と連通する空気孔であり、該空気孔9は通気口8のない部分に設けて空気孔9と通気口8とが交互に並んで配置され、芯収容筒3の間隙内へ全周から平均して空気が流入可能となっている。
【0029】
この為、通常燃焼中は燃焼筒12のドラフトによって通気口8と空気孔9とから芯収容筒3内に少しづつ空気が流入するが、燃焼筒11のドラフトは上記の空気孔9に影響しやすく、主として空気孔9から空気が流入することで流入する空気量は大きく変化しないので燃焼状態を悪化することはない。
【0030】
また、通気口8よりも芯4の上端に近い空気孔9から流入する空気量が多くなり、空気孔9からは低温度の外気が流入するので、燃焼量を下げて燃焼した時にも空気孔9から流入する空気流によって芯収容筒3の温度上昇を抑えて芯収容筒3を低温度に維持でき、燃焼中に気化する石油ガス量も抑えることができる。
【0031】
そして、空気孔9は通常消火時の芯降下位置よりも低い位置に設定したので、通常消火時に芯4が芯収容筒3内に降下した時は、通気口8と空気孔9とから空気が流入して未燃ガスを燃焼しながら芯収容筒3は少しづつ温度を下げ、芯収容筒3の温度が低下して気化ガス量が少なくなると炎が小さくなって自然消火するものである。
【0032】
一方、緊急消火時に芯4を降下すると通気口8と空気孔9が開口し、芯収容筒3の全周から平均して空気が流入するから、芯収容筒3内の石油ガス濃度が不可燃状態に薄められて芯降下とほぼ同時に消火でき、燃焼状態に関係なく安定した急速消火性能が得られる。
【0033】
また、燃焼中に空気孔9を流速の速い空気流が通過すると燃焼状態を悪化させる恐れがあり、防風手段を追加する必要がある。この発明の実施例において9aは空気孔9を構成する小孔であり、該小孔9aは通気口8のない部分に複数個並べて形成したので、小孔9aの合計の断面積は必要とする空気孔9の断面積に匹敵する。
【0034】
この為、燃焼中に小孔9aを流速の遅い空気が通過する時は抵抗が小さく、一定の空気量の流入が可能であるが、石油燃焼器に風が吹き付けた時のような流速の速い空気では、小孔9aによって抵抗を受ける為に芯収容筒3内の空気量の増加ができにくいので、供給される空気量は大きく変化しないから安定した燃焼状態を保つことができる。
【0035】
また、緊急消火時に空気室5内で爆発燃焼を起こして急速消火させる構造において、10は芯4の上下動と連動して空気流通孔7を開閉する開閉弁であり、該開閉弁10によって空気流通孔7は燃焼中に開口し、消火時に閉止するものである。
【0036】
緊急消火時に空気流通孔7を閉止すると、芯4から気化する石油ガスが空気室5内に拡散し、空気室5内で石油ガスと空気との混合ガスが均一な所定の値になると芯4の先端の炎によって爆発燃焼を起こし、急に発生した燃焼ガスによって芯4の先端の炎を吹き消して急速消火する。
【0037】
上記の消火構造は、小燃焼中の芯収容筒3の温度が高い時は気化ガス量が多くなる為に空気室5内で爆発燃焼が可能となる混合比にまで薄めることができずに急速消火しない恐れがあるが、この発明では空気孔9から流入する空気によって芯収容筒3の温度を低温度に維持でき、また、もし芯収容筒3の温度が高くなっても、空気孔9から流入する空気で石油ガス濃度が薄められて爆発燃焼が可能な混合ガスとなるので急速消火性能は安定する。
【0038】
更に、通常消火時に空気流通孔7を閉止すると空気室5内への空気流入が遮断されて空気の流れが悪くなり、燃焼筒12のドラフトが弱い為に通気口8から芯収容筒3内に空気が流入しにくく、芯収容筒3内が空気不足となってすぐに消火して未燃ガスを放出させる恐れがあるが、この発明では空気孔9から流入する空気が芯4から気化する石油ガス量とバランスするから、未燃ガスを燃焼させながら消火することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のようにこの発明では空気室5の上方の芯収容筒3壁に外気と連通する空気孔9を設けたから、燃焼筒12のドラフトによって芯収容筒3内に流入する空気量は通気口8よりも芯4の上端に近い空気孔9の方が多くなり、空気孔9からは低温度の外気が流入して芯収容筒3の温度上昇を抑え、石油燃焼器を小燃焼で使用しても芯収容筒3は低温度を維持するので、緊急消火時に芯収容筒3内の石油ガス濃度は短時間で不可燃状態に薄めることができ、芯降下とほぼ同時に消火できる。
【0040】
また、空気孔9はスリット状に開口した通気口9のない部分に設け、通気口8と空気孔9とが交互に並んだ配置としたから、芯収容筒3の間隙内へ全周から平均して空気が流入して、緊急消火時に必要な開口面積を維持して安定した消火性能を実現できるものとなった。
【0041】
更に、芯外筒2に直接開けた空気孔9を複数個の小孔9aを並べて構成すれば、燃焼中に小孔9aを通過する空気の流速は遅くなり、石油燃焼器に風が吹きつけた時の流速の速い空気流は小孔9aによって抵抗を受けて芯収容筒3内に流入しようとする空気が遮られ、小孔9aの合計の断面積は空気孔9の断面積に匹敵するので流速が遅くとも一定の空気量の流入は可能となり、供給される空気量は大きく変化しないから安定した燃焼状態を保つことができ、芯収容筒3に空気孔9を設ける構造が実現できた。
【0042】
一方、消火時に開閉弁10によって空気流通孔7を閉止して緊急消火するものでは、通常消火時に通気口8から空気が流入しなくても、空気孔9から流入する空気によって芯収容筒3内へ空気を供給できるので、安定した消火性能を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す石油燃焼器の断面図である。
【図2】この発明の実施例を示す石油燃焼器の要部断面図である。
【符号の説明】
1 芯内筒
2 芯外筒
3 芯収容筒
4 芯
5 空気室
6 芯上下装置
7 空気流通孔
8 通気口
9 空気孔
9a 小孔
10 開閉弁[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an oil combustor provided with a fire extinguishing device that suppresses the generation of bad odor by extending the fire extinguishing time during normal fire extinguishing and instantaneously extinguishing fire during emergency fire extinguishing.
[0002]
[Prior art]
As a core vertical type oil combustor, a core is attached to the gap of the core housing cylinder so as to be movable up and down, an air chamber is adjacent to the outside of the core housing cylinder, and the space between the core housing cylinder and the air chamber communicate with each other through a vent. There is something. In addition, the air chamber is provided with an air circulation hole that communicates the air chamber with the outside air, so that external air can flow into the air chamber, and if the core is lowered to a position lower than the vent for fire extinguishing The air in the air chamber flows into the gap between the core housing cylinders from the open vent, while the oil gas that evaporates from the core diffuses into the air chamber, and the oil gas is diluted to an incombustible state and rapidly extinguishes.
[0003]
In addition, when the oil gas is diluted to a non-combustible state, if the mixing ratio of oil gas and air reaches a predetermined value in the air chamber, explosion combustion occurs, and suddenly generated combustion gas blows off the flame at the tip of the core. Can be extinguished quickly.
[0004]
The rapid fire extinguishing structure is effective as a fire extinguishing device in an emergency such as an earthquake, but a large amount of unburned gas is emitted due to rapid extinguishing of fire, and a bad odor is generated. For this reason, there is one that aims to extinguish without bad smell by a method of lowering the temperature of the core housing cylinder while burning the unburned gas so as not to extinguish rapidly during normal fire extinguishing, and extending the fire extinguishing time.
[0005]
That is, in order for the core to move up and down in the core housing cylinder, the state where the soft core and the core housing cylinder are in contact with each other is maintained, and in this state, the core housing cylinder cannot be sealed by the core and the gap through which air can flow is maintained. Even if the lead is lowered to a position higher than the vent and the lead closes the vent, a small amount of air is drawn from the vent through the slight gap between the lead and the lead-receiving cylinder. Near the top of For this reason, when the amount of air from the air circulation hole through the air chamber to the vent is balanced with the oil gas that evaporates from the core during normal fire extinguishing, the fire extinguishes while continuing to burn with a small flame. Fire extinguishing with less occurrence of fire
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to extinguish rapidly in an emergency, it is necessary to make air uniformly flow into the core housing cylinder and to reduce the oil gas concentration in the core housing cylinder in a short time to make the tip of the core nonflammable. When the fire is used in small combustion with the core lowered, the core housing tube is likely to become hot.If the fire is extinguished in this state, the core housing tube is hot and the vaporization of kerosene is promoted. Since the amount of petroleum gas to be increased, the conventional inflow of air cannot be diluted to an incombustible state, and there is a risk that the fire can not be extinguished or the fire extinguishing time becomes long.
[0007]
For this reason, in order to ensure rapid fire extinguishing in an emergency, the opening area of the air circulation hole is widened so that the oil gas concentration in the core housing cylinder can be made non-combustible in a short time, and from the air vent through the air chamber A method of increasing the amount of air flowing into the core housing cylinder is conceivable. However, if the amount of air passing through the air circulation hole increases, air with a high flow velocity blows during combustion against the draft of the combustion section. This method cannot be carried out because the amount may be abnormally increased and the combustion state may be deteriorated.
[0008]
On the other hand, when the amount of oil gas that evaporates from the core increases, the oil gas that evaporates from the core tends to diffuse into the air chamber, increasing the probability of deflagration in the air chamber. It is better to have less air entering the air chamber, and it is possible to enhance the establishment of fire extinguishing by installing an on-off valve in the air circulation hole and closing the on-off valve during fire extinguishing.
[0009]
However, if the air circulation hole is closed by the open / close valve, the air flow from the air circulation hole to the air chamber is blocked and the air flow deteriorates. There was almost no air inflow from the mouth, and there was a case where the inside of the lead tube was short of air, and combustion could not be continued and the fire was extinguished immediately.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention attaches the core 4 to the gap between the core housing cylinder 3 formed by the core
[0011]
Further, since the vent 8 is formed by arranging a plurality of slit-like openings, and the
[0012]
In addition, an on-off
[0013]
[Action]
In the present invention, the
[0014]
During normal combustion, it is inevitable that air gradually flows from the vent 8 and the
[0015]
Also, during normal fire extinguishing, the amount of petroleum gas that vaporizes when the core 4 descends into the core housing cylinder 3 is reduced, and is optimal for continuing combustion from the vent 8 and the
[0016]
On the other hand, when the fire extinguishes, the lead 4 rapidly descends so that the inside of the lead receiving cylinder 3 becomes negative pressure, and air flows from both the slit-like vent 8 and the
[0017]
In addition, since the
[0018]
On the other hand, in the case where the on-off
[0019]
【Example】
The present invention will be described with reference to an embodiment of a core up-down type oil combustor shown in the figure. 1 is a core inner cylinder, 2 is a core outer cylinder, and 3 is a core housing cylinder composed of a core
[0020]
6 is a core lifting device for performing the core lifting operation, 5 is an air chamber in which the core lifting device 6 adjacent to the outside of the core
[0021]
A combustion cylinder 12 is mounted above the core housing cylinder 3. When the upper end of the core 4 protrudes above the core housing cylinder 3 by the core lifting device 6 and the core 4 is ignited by an ignition device such as an ignition heater, The fuel in the
[0022]
A slight gap is formed in the gap between the core 4 and the core housing cylinder 3 so that the core 4 moves up and down in the core housing cylinder 3, so that during combustion, the combustion cylinder 12 draws from the air circulation hole 7. Air flows into the air chamber 5, and the air that has flowed into the air chamber 5 flows into the core housing cylinder 3 from the vent hole 8 through a slight gap between the core 4 and the core housing cylinder 3. Supply to the top.
[0023]
By the way, in recent oil combustors, in the event of an emergency such as an earthquake, it is necessary to operate the anti-seismic fire extinguishing device to quickly extinguish the fire. Therefore, it is preferable to have a fire extinguishing device that does not generate bad odor during normal fire extinguishing, which does not require rapid fire extinguishing.
[0024]
For this reason, the emergency fire extinguishing core lowering position is set lower than the normal fire extinguishing core lowering position, and the vent 8 is set lower than the normal fire extinguishing core lowering position and higher than the emergency fire extinguishing core lowering position. Yes.
[0025]
During normal fire extinguishing, a combustion flame is drawn into the gap of the core accommodating cylinder 3 to reduce the amount of oil gas vaporized from the core 4, but a small amount of air flows even though the vent hole 8 is blocked by the core 4. Then, the air amount is balanced with the amount of petroleum gas vaporized from the wick 4, and the temperature of the wick accommodating cylinder 3 is lowered while burning the unburned gas. Is possible.
[0026]
On the other hand, when the fire extinguishes, the core 4 that has fallen rapidly has a negative pressure in the core housing cylinder 3, and the air in the air chamber 5 flows into the core housing cylinder 3 from the vent 8 that is open. Since the petroleum gas vaporized in the core housing cylinder 3 diffuses into the air chamber 5, the oil gas concentration in the core housing cylinder 3 is diluted to an incombustible state and extinguishes almost simultaneously with the core lowering.
[0027]
However, in the structure of the conventional core housing cylinder 3, when the oil combustor is used in small combustion, the temperature of the core housing cylinder 3 is increased, so that the vaporization of kerosene from the core 4 is promoted and the core 4 is lowered. Since the combustion continues in this state, the petroleum gas vaporized from the core 4 is difficult to be diluted, and the air is continuously supplied from the air chamber 5 into the core accommodating cylinder 3, so that there is a possibility that the fire cannot be extinguished.
[0028]
The present invention is intended to stabilize the combustion state during combustion and to improve the fire extinguishing performance during normal fire extinguishing. 9 is a wall of the core housing cylinder 3 above the air chamber 5 at a position higher than the vent hole 8. The
[0029]
Therefore, during normal combustion, air gradually flows into the core housing cylinder 3 from the vent 8 and the
[0030]
Further, since the amount of air flowing in from the
[0031]
Since the
[0032]
On the other hand, when the core 4 is lowered during an emergency fire extinguishing, the vent 8 and the
[0033]
Further, if an air flow having a high flow velocity passes through the
[0034]
For this reason, when air with a low flow velocity passes through the small hole 9a during combustion, the resistance is small and a constant amount of air can flow in, but the flow velocity is high as when the wind blows to the oil combustor. In air, since resistance is received by the small holes 9a, it is difficult to increase the amount of air in the core housing cylinder 3, so that the amount of supplied air does not change greatly, and a stable combustion state can be maintained.
[0035]
In the structure in which explosive combustion occurs in the air chamber 5 during an emergency fire extinguishing to quickly extinguish the fire, 10 is an on-off valve that opens and closes the air circulation hole 7 in conjunction with the vertical movement of the core 4. The flow hole 7 opens during combustion and closes during fire extinguishing.
[0036]
When the air circulation hole 7 is closed at the time of emergency fire extinguishing, the petroleum gas vaporized from the core 4 diffuses into the air chamber 5, and when the mixed gas of petroleum gas and air reaches a uniform predetermined value in the air chamber 5, the core 4. Explosive combustion is caused by the flame at the tip of the flame, and the flame at the tip of the core 4 is blown out by the suddenly generated combustion gas to quickly extinguish the fire.
[0037]
The above-mentioned fire extinguishing structure is not rapidly diluted to a mixing ratio that allows explosive combustion in the air chamber 5 because the amount of vaporized gas increases when the temperature of the core housing cylinder 3 during small combustion is high. Although there is a risk that the fire will not be extinguished, in the present invention, the temperature of the core housing cylinder 3 can be maintained at a low temperature by the air flowing in from the
[0038]
Further, when the air circulation hole 7 is closed during normal fire extinguishing, the air inflow into the air chamber 5 is blocked, the air flow becomes worse, and the draft of the combustion cylinder 12 is weak. Although it is difficult for air to flow in, there is a risk that the inside of the core housing cylinder 3 will run out of air and immediately extinguish and release unburned gas. However, in this invention, the oil flowing from the
[0039]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, since the
[0040]
Further, since the
[0041]
Furthermore, if the
[0042]
On the other hand, in the case of emergency fire extinguishing by closing the air circulation hole 7 by the on-off
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of an oil combustor showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of an essential part of an oil combustor showing an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
かつ、芯収容筒3の外方に隣接して設けた空気室5と、該空気室5内に収納される芯上下装置6とを設け、
芯4は芯上下装置6によって上下動すると共に、通常消火の芯降下位置よりも緊急消火の芯降下位置を低く設定し、
かつ、前記空気室5には空気室5と外気とを連通する空気流通孔7を設けると共に、通常消火の芯降下位置よりも低く、緊急消火の芯降下位置よりも高い位置に芯収容筒3の間隙と空気室5とを連通する通気口8を設け、
緊急消火時に降下した芯4によって通気口8が開口する石油燃焼器において、
前記通気口8は芯収容筒3の全周に複数個所配置すると共に、前記芯外筒2には通常消火の芯降下位置よりも低く、通気口8よりも高い位置で空気室5の上方の芯収容筒3壁に外気と連通する空気孔9を設け、かつ、該空気孔9は通気口8の間に設けて通気口8と空気孔9とは交互に配置したことを特徴とする石油燃焼器の消火装置。A core 4 is attached to a gap between a core housing cylinder 3 constituted by the core inner cylinder 1 and the core outer cylinder 2 so as to be movable up and down.
And the air chamber 5 provided adjacent to the outside of the core housing cylinder 3 and the core lifting device 6 accommodated in the air chamber 5 are provided,
The wick 4 is moved up and down by the wick lifting device 6, and the emergency fire wick lowering position is set lower than the normal fire wick lowering position.
The air chamber 5 is provided with an air circulation hole 7 for communicating the air chamber 5 with the outside air, and the core housing cylinder 3 is located at a position lower than the normal fire extinguishing core lowering position and higher than the emergency fire extinguishing core lowering position. Provided with a vent 8 for communicating the gap between the air chamber 5 and the air chamber 5,
In an oil combustor in which a vent 8 is opened by a wick 4 lowered during an emergency fire extinguishing,
A plurality of the vent holes 8 are arranged on the entire circumference of the core accommodating cylinder 3, and the core outer cylinder 2 is located above the air chamber 5 at a position lower than the normal fire extinguishing core lowering position and higher than the vent hole 8. An air hole 9 communicating with the outside air is provided in the wall of the core housing cylinder 3, and the air hole 9 is provided between the vent holes 8, and the vent holes 8 and the air holes 9 are alternately arranged. Combustor fire extinguishing device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000107594A JP3738656B2 (en) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | Oil fire extinguisher |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000107594A JP3738656B2 (en) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | Oil fire extinguisher |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001289409A JP2001289409A (en) | 2001-10-19 |
JP3738656B2 true JP3738656B2 (en) | 2006-01-25 |
Family
ID=18620572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000107594A Expired - Fee Related JP3738656B2 (en) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | Oil fire extinguisher |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3738656B2 (en) |
-
2000
- 2000-04-10 JP JP2000107594A patent/JP3738656B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001289409A (en) | 2001-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4363620A (en) | Fire extinguishing device for oil burner | |
JP3738656B2 (en) | Oil fire extinguisher | |
JP3797221B2 (en) | Oil fire extinguishing mechanism | |
JP3780781B2 (en) | Oil fire extinguisher | |
KR102621867B1 (en) | Prevention structure of the flame extinguishment of gas burner | |
JP3947849B2 (en) | Method for manufacturing fire extinguishing mechanism of oil combustor | |
JPS6119340Y2 (en) | ||
JP3780844B2 (en) | Combustion stable structure of oil combustor | |
JP2003056811A (en) | Safety structure of oil combustor | |
JPS61223413A (en) | Kerosene burning device | |
CN118168020A (en) | Large flame gas flame discharging device | |
JP6051778B2 (en) | Combustion device and water heater | |
JPS6215652Y2 (en) | ||
JPS6096836A (en) | Kerosene combustion device | |
JPH02171504A (en) | Kerosene burner | |
JP2001182939A (en) | Oil burning appliance | |
JPS6335249Y2 (en) | ||
JPS59202306A (en) | Liquid fuel combustion device | |
JPS6125962B2 (en) | ||
JPS6096837A (en) | Wick type kerosene combustion device | |
JPS5811312A (en) | Liquid fuel combustor | |
JPS5811313A (en) | Liquid fuel combustor | |
JPS59142306A (en) | Liquid fuel burner | |
JPS59219608A (en) | Liquid fuel combustion device | |
JPS63116024A (en) | Ignition device for kerosene burner |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051011 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051024 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3738656 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111111 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111111 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121111 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121111 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131111 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |