JP3738443B2 - 道路舗装面の清掃装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は道路舗装面の清掃装置、特に、清掃効率の大きい道路舗装面の清掃装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、人工芝プレー面に圧縮空気を吹付けてプレー面を清掃するようにしたものは既知である。（例えば特許文献１）。
【０００３】
【特許文献１】
特表平６−５０９０４２号公報（第３〜第５頁 第１図，第５図）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上記の装置は人工芝プレー面の清掃には好適であるが一般の道路舗装面の清掃に用いた場合良い清掃ができないことが判明した。本発明者は種々実験研究の結果、一般の道路舗装面に生ずる空隙の向きは種々の角度を有しこの空隙内に入り込んでいる塵埃は一定方向の空気吹き付けでは除去できないこと、及び塵埃には極めて軽いものが多く、空気吹き付けによって四方に飛散してこれを回収することが困難であることを見出した。本発明はかかる知見をもとにして成されたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の道路舗装面の清掃装置は、塵埃回収室と、この塵埃回収室の進行方向前方に設けた散水手段と、上記塵埃回収室の入口近傍に配置した高圧圧縮空気放出手段と、この高圧圧縮空気放出手段の高圧圧縮空気開口の向きを舗装面に対し首振り状に可変せしめる手段とより成り、舗装面に対し種々変化する角度で高圧圧縮空気が放射され、散水された塵埃が上記高圧圧縮空気により上記塵埃回収室内に飛ばされ回収されることを特徴とする。
【０００６】
上記高圧圧縮空気放出手段においては、上記開口が一直線上に複数個設けられていることを特徴とする。
【０００７】
また、本発明の道路舗装面の清掃装置は、舗装面上で装置を移動せしめるための移動手段を有し、この移動手段による移動方向が上記高圧圧縮空気放出開口の列の方向と直交することを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
【０００９】
図１及び図２は本発明の道路舗装面の清掃装置を示し、１は道路舗装面、２はトラクター、３はこのトラクター２によって移動される清掃装置、４は舗装面１上の塵埃を捕集する捕集装置、５はその塵埃回収室、６はこの塵埃回収室５の回収入口に形成した下方傾斜リップである。
【００１０】
本発明においては塵埃回収室５の進行方向前方に任意の散水手段１３を設け、上記塵埃回収室５の塵埃回収入口近傍に、トラクター２の走行方向と直交する方向に延びる高圧圧縮空気放出パイプ７を配置し、このパイプ７の下面にその軸方向に互いに離間する複数の開口８を設けると共に、上記パイプ７を首振り回動手段（図示せず）によってその中心軸の周りに首振り回動せしめる。
【００１１】
この首振り回動手段は例えば上記パイプ７を間歇的に略35°〜75°に亘り交互に回動せしめるモータと、このモータによる回動角度の制御手段とにより構成する。
【００１２】
なお、９は上記パイプ７に高圧圧縮空気を供給するための供給パイプ、１０は回収した塵埃の蓋積ユニット、１１は排出濾過ユニット、１２は回収した塵埃を廃棄するための排出パイプである。
【００１３】
本発明の道路舗装面の清掃装置は上記のような構成であるから舗装面１上の塵埃は散水手段による散水によって重くなり、四方に飛散することがなくなり、次いで高圧圧縮空気によって塵埃回収室５内に飛ばされリップ６を介して回収されるようになると共に、上記高圧圧縮空気の角度が首振り作用によって種々変化するため舗装面１の種々の角度の空隙内に容易に入り込み、舗装面１上の塵埃を確実に捕集するようになる。
【００１４】
【発明の効果】
上記のように本発明の道路舗装面の清掃装置によれば極めて簡単、確実に道路の舗装面を清掃できるようになる大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】トラクターに取り付けた本発明の道路舗装面の清掃装置の側面図である。
【図２】図１に示す装置の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
１ 道路舗装面
２ トラクター
３ 清掃装置
４ 捕集装置
５ 塵埃回収室
６ 下方傾斜リップ
７ パイプ
８ 開口
９ 供給パイプ
１０ 蓋積ユニット
１１ 排出濾過ユニット
１２ 排出パイプ
１３ 散水手段
【発明の属する技術分野】
本発明は道路舗装面の清掃装置、特に、清掃効率の大きい道路舗装面の清掃装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、人工芝プレー面に圧縮空気を吹付けてプレー面を清掃するようにしたものは既知である。（例えば特許文献１）。
【０００３】
【特許文献１】
特表平６−５０９０４２号公報（第３〜第５頁 第１図，第５図）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上記の装置は人工芝プレー面の清掃には好適であるが一般の道路舗装面の清掃に用いた場合良い清掃ができないことが判明した。本発明者は種々実験研究の結果、一般の道路舗装面に生ずる空隙の向きは種々の角度を有しこの空隙内に入り込んでいる塵埃は一定方向の空気吹き付けでは除去できないこと、及び塵埃には極めて軽いものが多く、空気吹き付けによって四方に飛散してこれを回収することが困難であることを見出した。本発明はかかる知見をもとにして成されたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の道路舗装面の清掃装置は、塵埃回収室と、この塵埃回収室の進行方向前方に設けた散水手段と、上記塵埃回収室の入口近傍に配置した高圧圧縮空気放出手段と、この高圧圧縮空気放出手段の高圧圧縮空気開口の向きを舗装面に対し首振り状に可変せしめる手段とより成り、舗装面に対し種々変化する角度で高圧圧縮空気が放射され、散水された塵埃が上記高圧圧縮空気により上記塵埃回収室内に飛ばされ回収されることを特徴とする。
【０００６】
上記高圧圧縮空気放出手段においては、上記開口が一直線上に複数個設けられていることを特徴とする。
【０００７】
また、本発明の道路舗装面の清掃装置は、舗装面上で装置を移動せしめるための移動手段を有し、この移動手段による移動方向が上記高圧圧縮空気放出開口の列の方向と直交することを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
【０００９】
図１及び図２は本発明の道路舗装面の清掃装置を示し、１は道路舗装面、２はトラクター、３はこのトラクター２によって移動される清掃装置、４は舗装面１上の塵埃を捕集する捕集装置、５はその塵埃回収室、６はこの塵埃回収室５の回収入口に形成した下方傾斜リップである。
【００１０】
本発明においては塵埃回収室５の進行方向前方に任意の散水手段１３を設け、上記塵埃回収室５の塵埃回収入口近傍に、トラクター２の走行方向と直交する方向に延びる高圧圧縮空気放出パイプ７を配置し、このパイプ７の下面にその軸方向に互いに離間する複数の開口８を設けると共に、上記パイプ７を首振り回動手段（図示せず）によってその中心軸の周りに首振り回動せしめる。
【００１１】
この首振り回動手段は例えば上記パイプ７を間歇的に略35°〜75°に亘り交互に回動せしめるモータと、このモータによる回動角度の制御手段とにより構成する。
【００１２】
なお、９は上記パイプ７に高圧圧縮空気を供給するための供給パイプ、１０は回収した塵埃の蓋積ユニット、１１は排出濾過ユニット、１２は回収した塵埃を廃棄するための排出パイプである。
【００１３】
本発明の道路舗装面の清掃装置は上記のような構成であるから舗装面１上の塵埃は散水手段による散水によって重くなり、四方に飛散することがなくなり、次いで高圧圧縮空気によって塵埃回収室５内に飛ばされリップ６を介して回収されるようになると共に、上記高圧圧縮空気の角度が首振り作用によって種々変化するため舗装面１の種々の角度の空隙内に容易に入り込み、舗装面１上の塵埃を確実に捕集するようになる。
【００１４】
【発明の効果】
上記のように本発明の道路舗装面の清掃装置によれば極めて簡単、確実に道路の舗装面を清掃できるようになる大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】トラクターに取り付けた本発明の道路舗装面の清掃装置の側面図である。
【図２】図１に示す装置の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
１ 道路舗装面
２ トラクター
３ 清掃装置
４ 捕集装置
５ 塵埃回収室
６ 下方傾斜リップ
７ パイプ
８ 開口
９ 供給パイプ
１０ 蓋積ユニット
１１ 排出濾過ユニット
１２ 排出パイプ
１３ 散水手段
Claims (3)
- 塵埃回収室と、この塵埃回収室の進行方向前方に設けた散水手段と、上記塵埃回収室の入口近傍に配置した高圧圧縮空気放出手段と、この高圧圧縮空気放出手段の高圧圧縮空気開口の向きを舗装面に対し首振り状に可変せしめる手段とより成り、舗装面に対し種々変化する角度で高圧圧縮空気が放射され、散水された塵埃が上記高圧圧縮空気により上記塵埃回収室内に飛ばされ回収されることを特徴とする道路舗装面の清掃装置。
- 上記高圧圧縮空気放出手段の上記開口が一直線上に複数個設けられていることを特徴とする請求項１記載の道路舗装面の清掃装置。
- 舗装面上で装置を移動せしめるための移動手段を有し、この移動手段による移動方向が上記高圧圧縮空気放出開口の列の方向と直交することを特徴とする請求項２記載の道路舗装面の清掃装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003002979A JP3738443B2 (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 道路舗装面の清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003002979A JP3738443B2 (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 道路舗装面の清掃装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004218194A JP2004218194A (ja) | 2004-08-05 |
| JP3738443B2 true JP3738443B2 (ja) | 2006-01-25 |
Family
ID=32894376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003002979A Expired - Fee Related JP3738443B2 (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 道路舗装面の清掃装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3738443B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112695685B (zh) * | 2020-12-25 | 2022-11-15 | 厦门百能景观建设有限公司 | 一种园林假山清扫装置 |
-
2003
- 2003-01-09 JP JP2003002979A patent/JP3738443B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2004218194A (ja) | 2004-08-05 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050131 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050517 |
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| A521 | Written amendment |
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