JP3737922B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品供給部から装着ヘッドが電子部品を取出し、プリント基板に装着する電子部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
斯かる電子部品装着装置は、例えば特開平6-177593号公報に、部品の装着サイクル時間を短縮するために、水平方向に移動する部品装着部に部品位置認識カメラを搭載し、部品装着部の移動途中で認識カメラにより位置認識する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、位置認識に必要な反射鏡を認識の際に移動させる構造であるために、可動部があるので、部品の位置認識の誤差が生じたり、構造も複雑なものであった。そこで、本発明は可動部があるものに比して、認識の誤差が少なく、構造も簡単な電子部品装着装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、部品供給部から装着ヘッドが電子部品を取出し、プリント基板に装着する電子部品装着装置において、前記装着ヘッドに複数のノズルホルダを設けて各部品吸着ノズルを設け、該装着ヘッドを水平方向に移動可能及び上下動可能とすると共に垂直線回り及び水平線回りに回転可能とし、かつ該装着ヘッドが水平線回りに回転したときに装着ヘッドに設けられたカムのカム面に沿って前記ノズルホルダに設けられたカムフォロアが案内されることにより該ノズルを装着ヘッドの中心に対して遠近可能とし、使用すべき吸着ノズルを選択するために前記装着ヘッドが水平線回りに回転するときには前記カムの回転を阻止可能なロック機構により前記カムの回転を阻止して前記吸着ノズルが装着ヘッドの中心に対して遠ざかって電子部品取出しのため下降したときに当該ノズルを真空源に連通させ、また認識カメラにより吸着ノズルに吸着された電子部品の位置を認識すべく前記装着ヘッドが水平線回りに回転するときには前記ロック機構による前記阻止を解除して前記カムも回転するようにして当該ノズルを真空源に連通させたまま当該ノズルを前記カメラの認識位置まで移動するようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
図に基づき、本発明の実施の形態を以下説明する。図1は電子部品装着装置1の平面図で、該装置1の基台2上には種々の電子部品を夫々部品取出し部(後述の部品吸着位置10)に1個ずつ供給する部品供給ユニット3が複数並設されている。対向するユニット3群の間には、供給コンベア4、位置決め部5及び排出コンベア6が設けられている。供給コンベア4は上流より受けたプリント基板Pを前記位置決め部5に搬送し、位置決め部5で図示しない位置決め機構により位置決めされた基板P上に電子部品が装着された後、排出コンベア6に搬送される。
【0007】
図1では後述する装着ヘッド7等が省略して記載されているが、前記基板P及び部品供給ユニット3の上方には図2(図1のB矢視側面図)に示すように装着ヘッド7及びその駆動機構が設けられており、以下装着ヘッド7等につき説明する。
【0008】
8はX方向に長いビームであり、一対のガイド9に沿ってプリント基板Pや部品供給ユニット3の部品吸着位置10上方をY方向に移動する。吸着位置10はX軸に平行な直線上に並ぶ。
【0009】
ビーム8には図3(図1のA矢視側面図)に示すようにその長手方向、即ちX方向にX軸リニアモータ11によりガイド12に沿って個別に移動するX移動ユニット13が2個設けられている(図面では1個のみ図示)。夫々のX移動ユニット13には装着ヘッド7を上下動させるための上下軸モータ14が搭載され、該モータ14の回転によりヘッドブロック15が上下動する。該ブロック15には装着ヘッド7が角度補正軸モータ16により鉛直軸周りにベアリング17を介して回転可能に取り付けられている。補正軸モータ16が回転させる軸18に固定されたホルダ19(図3では図示せず)に、装着ヘッド7は図4(概略側面図)に示すようにその水平軸20と共に回転可能に取付けられている。
【0010】
したがって、2個の装着ヘッド7は個別にX方向に移動可能であり、垂直線回りに回転可能で、かつ上下動可能となっており、また一緒にY方向に移動可能である。
【0011】
次に、前記装着ヘッド7等について、図5、図6及び図7に基づき詳述する。該装着ヘッド7は、水平軸20と、各ノズル21が取付けられるノズル取付部26と、該取付部26が取付けられたノズルホルダ27とから構成される。各装着ヘッド7の外周には夫々60度間隔で吸着ノズル21が放射状に6本ずつ設けられている。該6本のノズル21は基本的には異なる種類であり、大きさ等が異なる部品種に応じて選択されて使用されるが、ノズル21の本数は各6本に限定されるものではなく、これより少なく又は多く設けてもよい。即ち、ホルダ19に設けられたノズル選択用モータ22の駆動により装着ヘッド7は回転し、選択されたノズル21が下向きとなり電子部品24を吸着可能となる。
【0012】
更に詳述すれば、各ノズル21の中間部には円板状の反射板25が固定され、また該ノズル21は水平軸20の案内部内を摺動可能な中空状のノズル取付部26に係止部材23により係止されるも着脱可能に設けられている。そして、水平軸20とノズルホルダ27との間には両者が離反するように付勢するバネ28が設けられている。31、32はナットとレールで、両者でリニアガイドを構成し、前記水平軸20が回転したときに各ノズルホルダ27に設けられたレール32が前記水平軸20のナット取付部30に取付けられたナット31に案内されるようにして、カム33のカム面に沿ってカムフォロア34が案内されながら、カム33の中心に対してノズルホルダ27及びノズル21が近づいたり遠ざかったりすることとなる。
【0013】
即ち、後述のロック機構が作動してロックしている状態では、前記ノズル選択用モータ22が通電されると、ベアリング29を介して回転する前記水平軸20周囲に設けられたカム33のカム面に沿ってバネ28によりノズルホルダ27の側面端部に設けられたカムフォロア34が圧接しながら、ノズルホルダ27等の装着ヘッド7が回転することとなる。
【0014】
この場合、図5に示すように、ノズル選択用モータ22の駆動により選択されたノズル21が下向きとなって部品吸着位置10に来たときには、カム面の面位置が最下位となり、選択された吸着ノズル21はノズル取付部26の端部に開設された連通用開口37が水平軸20の真空路36と連通可能となるよう下降することとなる。しかもカム33の切欠部42にカムフォロア34が嵌る状態となり確実に位置が固定される。
【0015】
従って、開口37、真空路36、通路38等を介して、該ノズル21の部品吸着用の真空回路は真空源(図示せず)に接続される。
【0016】
39はゴムから成るシール材で、40はロック機構を構成するエアシリンダで、該シリンダが作動するとロッド41がカム33の開口に突き刺さりノズル選択用モータ22が駆動してベアリング29、35を介して水平軸20が回転してもカム33は回転せず、ロッド41が突き刺さってなければ前述の如くバネ28によりカムフォロア34がカム33のカム面10に圧接しているので水平軸20と共にカム33も回転することとなる。このため、開口37、真空路36、通路38等を介して、該ノズル21の部品吸着用の真空回路は真空源に接続されたまま、部品吸着ノズル21は部品吸着位置10から部品認識位置までの90度の範囲内は真空吸引の状態であるから、部品がノズル21から落下することは無い。
【0017】
尚、前述の如く、ロック機構をエアシリンダ40で構成したが、これに限らず、電磁ソレノイドやその他の手段で構成してもよい。
【0018】
また、図3に示すようにX移動ユニット13には部品位置認識用の移動カメラ45が取付フレーム46を介して吊下げられており、その光軸は水平方向を向いている。即ち、移動カメラ45はX軸移動ユニット13毎に設けられ、この移動ユニット13が移動することにより装着ヘッド7と共に移動する。前記カメラ45は電子部品24がノズル21に対してどれだけ位置ずれして吸着保持されているかXY方向及び回転角度につき、位置認識する。
【0019】
尚、図8及び図9に示すように、各種センサを設ける実施例につき説明する。先ず、前記移動カメラ45の取付フレーム46の両端にアーム47を固定し、一対の部品有無検出センサ48(図9では正面側のものについては図示を省略しているが、奥側のものは図示している。)を該アーム47に取付ける。該センサ48は一方の投光素子から投ずる光ビームを他方の受光素子が受光するかしないかで電子部品の有無(ノズル21に吸着されているか否か)を検出するものである。このような光センサを投受光センサと呼ぶことにする。この光ビームは図9の電子部品24上の黒丸の位置を通るもので、部品24に遮光されて受光素子が受光しない場合に部品無しを検出する。
【0020】
この検出動作は電子部品24を部品供給ユニット3から吸着ノズル21が取出して、装着ヘッド7の90度回転により当該ノズル21が移動カメラ45に向かい合って停止したときに、カメラ45による撮像と並行して行われる。部品24が無ければ、その後の装着動作は行われない。尚、カメラ45の撮像により、部品の有無を検出することも考えられるが、画像から部品の有無を判断することは、簡単ではないため、かかるセンサ48を用いる。
【0021】
更に、吸着ノズル21の長さを検出するセンサを図9の黒丸49の位置に設ける。このセンサも、前述の投受光センサであり、黒丸49がその光ビームの通る位置となる。このセンサは、間違って長い吸着ノズル21が装着ヘッド7に取り付けられた場合に検出するものであり、長いノズルが取り付けられて光ビームが該ノズルに遮られた時に異常(誤取付)であることを検出して、図示しない報知装置により使用者に報知等が行われる。この検出動作は部品24を取出す動作を行う前に行うものであり、電源投入時やノズルを交換した後などに行われることになる。
【0022】
このセンサは図示しないが、図8の部品有無検出センサ48と同様にカメラ45を取付ける取付フレーム46からアームを伸ばして取付けることになる。
【0023】
また、吸着ノズル21の有無を検出するセンサを図9の黒丸50の位置に設ける。この位置にあるのは、下方を向き電子部品24を取り出すことができる位置にあるノズル21の有無を検出するためである。このセンサも投受光センサであり、黒丸50が光ビームの通る位置である。このセンサも図示しないが、図7の部品有無検出センサ48と同様にカメラ45を取付ける取付フレーム46からアームを伸ばして取付けることになる。このセンサが検出動作を行うのは、通常の部品取出し装着動作時ではなく、装着ヘッド7内のノズル21を該ヘッド7に無いノズル21と交換動作を行った後などである。即ち、交換用ノズル21は基台2上のノズルストッカ51(図1参照)に収納されているが、交換された新しいノズル21がヘッド7に装着されているにも拘わらず、本装着装置1が無いと判断して、ノズルストッカ51に装着ヘッド7を下降させる等の動作を再びすることを防止するために前記センサは使用される。
【0024】
尚、図8の部品有無検出センサ48の代わりにアーム47にラインセンサを設けて、部品の有無のみでなく部品の吸着姿勢の良否をも判断することもできるが、その使用例については、USP5,539,977号(弊出願人所有)がある。
【0025】
以上の構成により、以下動作について説明する。
【0026】
先ず、プリント基板Pが図示しないコンベアにより上流装置より供給コンベア4を介して位置決め部5に搬送され、位置決め機構により位置決め固定される。
【0027】
次に、プリント基板Pの装着すべきXY座標位置、鉛直軸線回りへの回転角度位置及び部品種が指定された装着データに従い、吸着ノズル21が装着すべき電子部品24を所定の部品供給ユニット3から吸着して取出すが、各装着ヘッド7のノズル21が夫々同時に電子部品24を吸着して取出す。
【0028】
即ち、各装着ヘッド7が装着すべき電子部品24を収納する各部品供給ユニット3上方に夫々位置するよう移動するが、Y方向は一対のガイド9に沿ってビーム8が移動し、X方向はX軸リニアモータ11の駆動によりガイド12に沿って2個のX移動ユニット13が夫々移動する。
【0029】
そして、既に所定の各供給ユニット3は駆動されて部品吸着位置10にて部品が取出し可能状態にあるため、各上下軸モータ14が駆動して各ヘッドブロック15が下降しそのノズル21も下降して吸着し取出す。この場合、取出すべき電子部品24に合ったノズル21がその先端が下方に向くように、各装着ヘッド7は各ノズル選択用モータ22が通電されて、エアシリンダ40のロッド41がカム33の開口に突き刺さって不動状態にあるカム33のカム面に沿ってバネ28によりカムフォロア34が圧接しながら各装着ヘッド7は回転し、上下軸モータ14の駆動による部品取出しのために下降する前に、使用すべき各ノズル21は既に選択されて下方に向いたまま、カムフォロア34が切欠部42に嵌合して位置が定まった状態にある。このため、図5に示すように、中空状のノズル取付部26の上端側部に開設された開口37が真空路36と連通可能となり、通路38を介して各装着ヘッド7の当該ノズル21は真空源に連通し、部品を真空吸着し各部品供給ユニット3から夫々取出すこととなる。
【0030】
次に、各上下軸モータ14が駆動してヘッドブロック15及びノズル21が上昇し、Y方向は一対のガイド9に沿ってビーム8が移動し、X方向はX軸リニアモータ11の駆動によりガイド12に沿って各X移動ユニット13が移動することにより、各装着ヘッド7はプリント基板Pの上方位置まで移動する。この移動途中で、図10に示すように、各ノズル選択用モータ22により各装着ヘッド7は90度回転し、図示しない光源からの光を反射板25により反射させ、その透過像を移動カメラ45が撮像し、電子部品24が該ノズル21に対してどれだけ位置ずれして吸着保持されているかXY方向及び回転角度につき、位置認識する。
【0031】
尚、位置認識の際に各ノズル選択用モータ22により各装着ヘッド7が90度回転する前に、ロック機構のエアシリンダ40のロッド41がカム33の開口から抜けた状態にしているため、該モータ22が駆動するとバネ28によりカムフォロア34がカム33に圧接しているので水平軸20と共にカム33も回転することとなる。このため、真空源(図示せず)に接続するかしないかの切替えバルブ(図示せず)は各ヘッド7に1個設けられており、部品吸着をしたノズル21は開口37、真空路36、通路38、切替えバルブ等を介して、真空源に連通して電子部品の吸着状態を維持したまま、90度回転することとなる(図11参照)。
【0032】
また、前記装着ヘッド7の90度回転によりノズル21が移動カメラ45に向かい合って停止したときに、部品有無検出センサ48の電子部品の有無検出(ノズル21に吸着されているか否か)がカメラ45による撮像と並行して行われ、部品24が無ければその後の装着動作は行われない。
【0033】
そして、基板Pに部品を装着する前の前述の装着ヘッド7の移動中に、前述の認識動作とは逆に各ノズル選択用モータ22を駆動して90度分各装着ヘッド7を戻し、前述の認識結果に基づき、その位置ずれ分だけノズル21は画像処理手段(図示せず)よりビーム8がY方向に、X軸リニアモータ11の駆動によりX方向に移動することにより、また各角度補正軸モータ16によりθ回転し、X,Y方向及び鉛直軸線回りへの回転角度位置の補正がなされる。
【0034】
そして、この補正後に、一方の上下軸モータ14が駆動してヘッドブロック15が下降しノズル21も下降してプリント基板P上の所定位置に一方の部品24が装着され、次いで前記モータ14によりヘッドブロック15が上昇しつつビーム8がY方向に補正量も含めて移動し、同様に他方の上下軸モータ14が駆動し他方の装着ヘッド7のノズル21が下降して他方の部品を装着する。
【0035】
このようにして、装着データに従い次々に電子部品が装着されるが、例えば同一の部品供給ユニット3から3回取出して装着したときの移動カメラ45による認識結果による位置ずれの平均値を図示しないメモリに記憶されたデータ(各回毎の位置ずれに関するデータ)に基づき算出し、4回目以降の部品取出し時に図1におけるY方向(部品送り出し方向、基板Pの搬送方向と交差する方向)の補正をした状態で部品吸着する。
【0036】
即ち、図12に示すように、各部品供給ユニット3の製造時での特性や該ユニット3の取付け時の特性により、更には電子部品を収納するテープの凹所内での位置のバラツキにより、全てのユニット3は厳密の意味で部品吸着位置10でのY方向が同一ではないので、Y方向の前記平均値のずれ分だけ補正する。その補正は、使用すべきノズル21を選択するときのノズル選択用モータ22を用いて装着ヘッド7の回転量を制御することにより行う。この補正により当該ノズル21の中心位置で確実に部品を吸着保持できることとなる。この場合、装着ヘッド7の回転量を個別に制御してもよいし、一方の装着ヘッド7を固定とし他方のヘッド7のみ回転量を制御してもよい。
【0037】
装着ヘッド7に無いノズル21を使用する場合には、装着ヘッド7をXY方向に移動して、基台2上のノズルストッカ51のノズルの無い場所まで移動し装着ヘッド7を下降させて、係止部材23を解除してノズル取付部26より使用しないノズル21を外してストッカ51に置いた後、装着ヘッド7を上昇させるとともに使用すべきノズル21上方に移動させ、次いで下降して新しいノズル21を装着ヘッド7のノズル取付部26に取付けて係止部材23で固定した後、上昇する。
【0038】
このノズル交換後の部品24を取出し動作を行う前には、図9の黒丸49の位置に設けられたセンサにより、吸着ノズル21の長さが検出され、間違って長い吸着ノズル21が装着ヘッド7に取り付けられた場合に光ビームが該ノズルに遮られた時に異常(誤取付)であることを検出して、図示しない報知装置により使用者に報知等が行われる。
【0039】
そして、交換後に交換されたノズル21が下方を向いて電子部品24を取出すことができる位置に移動すると、ノズル21の有無をセンサ(黒丸50の位置)が検出する。有りと検出されるので、交換された新しいノズル21がヘッド7に装着されているにも拘わらず、本装着装置1が無いと判断した場合のノズルストッカ51に装着ヘッド7を下降させる等の動作を再びすることが防止される。
【0040】
尚、先の実施形態が一つの装着ヘッド7が1回に1個の電子部品24のみしか取出さない動作の場合であったが、1回に複数のノズルを用いて(最多6個)複数個の部品を取出し、搬送してプリント基板Pに装着する場合には、真空源に真空路を形成接続するための切替えバルブをノズル毎に設け、各ノズル21の真空路が同時に真空源に接続されるような機構にすることにより実施することもできる。
【0041】
即ち、機構的な構成は先の実施形態と略同様であるが、制御プログラムを変更して、以下のように動作させる。先ず、一つの装着ヘッド7が1本の吸着ノズル21で部品24を取出した後、装着ヘッド7を上昇させて同一装着ヘッド7内の他のノズル21を下方に向かうように装着ヘッド7を回転させてから、当該装着ヘッド7を下降させて次の部品24を吸着する。このようにすれば、ノズル21の数だけ部品24を吸着することができる。
【0042】
そして、装着ヘッド7がプリント基板Pまで移動する間に、装着ヘッド7を回転させ部品24を移動カメラ45に順次向かい合わせて停止させ、画像を撮像し、吸着ノズル21に対する位置認識を行う。この撮像動作は部品24を取出す際に装着ヘッド7を回転させた時に、他のノズル21の部品がカメラ45に向かい合う場合があれば、その時に行う場合もあり得る。
【0043】
次に、プリント基板P上方にて、下方を向くノズル21に吸着された部品24を、角度補正軸モータ16によりカメラ45の認識結果に基づき先の実施形態と同様に角度補正し、またビーム8及びX移動ユニット13の移動によりXY方向の位置補正を行い装着する。
【0044】
次に、同一装着ヘッド7の他の部品24を吸着している吸着ノズル21を下方に向けるように装着ヘッド7を回転させ、角度補正軸モータ16の補正回転及び水平方向位置の補正を行って、部品を位置決めし、プリント基板Pに装着する。他の部品も順次同様にして基板Pに装着する。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電子部品の位置認識の誤差が生じにくく、しかも構造も簡単な電子部品装着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品装着装置の平面図である。
【図2】図1のB矢視側面図である。
【図3】図1のA矢視側面図で、電子部品の吸着状態を示す図である。
【図4】装着ヘッド等の概略側面図である。
【図5】ホルダ及び装着ヘッド等の断面図である。
【図6】ノズルの取付け状態を示す断面図である。
【図7】図5カムとカムフォロアを示す図である。
【図8】移動カメラ及び部品有無検出センサを示す図である。
【図9】移動カメラ及び各センサの取付位置を示す図である。
【図10】図1のA矢視側面図で、電子部品の移動認識状態を示す図である。
【図11】吸着ノズルの各位置における高さノズルの真空の状態を示す図である。
【図12】吸着ノズルの部品取出し時のY補正動作を示す図である。
【符号の説明】
1 電子部品装着装置
3 部品供給ユニット
7 装着ヘッド
8 ビーム
11 X軸リニアモータ
13 X移動ユニット
14 上下軸モータ
15 ヘッドブロック
16 角度補正軸モータ
19 ホルダ
20 水平軸
21 吸着ノズル
22 ノズル選択用モータ
24 電子部品
26 ノズル取付部
27 ノズルホルダ
28 バネ
33 カム
34 カムフォロア
36 真空路
37 開口
38 通路
40 エアシリンダ
41 ロッド
42 切欠部
45 移動カメラ
Claims (1)
- 部品供給部から装着ヘッドが電子部品を取出し、プリント基板に装着する電子部品装着装置において、
前記装着ヘッドに複数のノズルホルダを設けて各部品吸着ノズルを設け、該装着ヘッドを水平方向に移動可能及び上下動可能とすると共に垂直線回り及び水平線回りに回転可能とし、かつ該装着ヘッドが水平線回りに回転したときに装着ヘッドに設けられたカムのカム面に沿って前記ノズルホルダに設けられたカムフォロアが案内されることにより該ノズルを装着ヘッドの中心に対して遠近可能とし、使用すべき吸着ノズルを選択するために前記装着ヘッドが水平線回りに回転するときには前記カムの回転を阻止可能なロック機構により前記カムの回転を阻止して前記吸着ノズルが装着ヘッドの中心に対して遠ざかって電子部品取出しのため下降したときに当該ノズルを真空源に連通させ、また認識カメラにより吸着ノズルに吸着された電子部品の位置を認識すべく前記装着ヘッドが水平線回りに回転するときには前記ロック機構による前記阻止を解除して前記カムも回転するようにして当該ノズルを真空源に連通させたまま当該ノズルを前記カメラの認識位置まで移動するようにしたことを特徴とする電子部品装着装置。
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