JP3737624B2 - 装置管理装置およびプリントシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,装置管理装置およびプリントシステムに関し,より詳細には,論理装置の装置情報を容易に設定可能な装置管理装置およびプリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
オフィスなどでLANが普及するにつれて,プリンタなどの装置をネットワーク上に配置し,協調して動作させる分散処理システムが実用化されつつある。かかる分散処理システムは,主として,資源の共有と並列処理を目的とするものである。ここで,資源の共有とは,ネットワーク上にあるプリンタ等の資源をそのネットワークに接続されたクライアント・マシンから共同で利用することであり,並列処理とは,ネットワーク上にある計算機やプリンタ等を同時に使用して,一つの問題を分割処理することでアプリケーション等の処理速度を向上させるものである。
【0003】
例えば,ISO/IEC10175−1DPA(Document Printing Application )等はそういった分散処理システムのための標準であり,ネットワークのインターフェースとして使用することができる。DPAではDPAのサーバが複数のプリンタ・オブジェクト(Printer object)を持ち,それぞれのプリンタ・オブジェクトは装置の能力/機能を外部に装置情報(attribute )の形で公開する。また,この装置情報は装置の状態(state )を持つ。ユーザはサーバに対して,ジョブ・オブジェクト(job object)を作成し,これに印刷条件を指定することにより印刷を行うことができる。
【0004】
DPAでは,プリンタは論理プリンタ(Logical Printer :論理装置)と物理プリンタ(Physical Printer:物理装置)に分けられている(なお,Logical-and-Physicalという両方を併せたものもある)。物理ブリンタは物理的な装置に対応する物であり,論理プリンタは物理プリンタの規定値を変えたプリンタを用意することで,特定の使い方を利用し易くしたり(例えば,常に両面印刷を行う論理プリンタなど),複数のプリンタ1台のプリンタのように見せかけたりするための論理的な装置を示すためのものである。
【0005】
また、DPAでは、論理装置は1つまたは複数の物理装置のみを代表するobjectとして定義されているが、これを拡張して、論理装置は物理装置だけでなく別の論理装置も子装置として持てるようなシステムを考えることが出来る。すなわち、論理装置の親子関係は木構造となる(木構造の葉(leaf)が物理装置に対応する)。例えば、同報論理装置の場合等では子装置が物理装置のみである必然性はなくこのほうが柔軟性がある。
【0006】
このような構成を許す場合に問題となるのは、論理装置の子孫に自分自身を含む構成が許されてしまう事である。実装として禁止する処置や実行時に不都合がないように回避する処置が必要となる。
【0007】
論理装置/物理装置に対する動作はジョブによって行われる。論理装置のジョブの実現は子装置に対応させて実際の動作を行うジョブを作成し、ジョブ間にも親子関係を持たせて行うのが自然な実装方法である。また、DPAはアプリケーションからのインターフェースを規定するものであるので、ジョブの実装方法については何も定義されていない(クライアントからはルートのジョブのみが扱える対象であり、それが整合する情報を提供すれば良い)。
【0008】
また、ジョブに親子関係を作った場合に問題となるのは、子ジョブ(子装置のジョブ)の進歩などの情報を纏めてどのようにして親ジョブ(親装置のジョブ)の情報に変換すれば良いかである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,従来のプリントシステムでは,複数台の物理プリンタを合成して論理プリンタを構成する方法については提案されておらず,論理プリンタの実現は実現機能毎に実装されるものであった。このため,実装者は,論理プリンタを作成するたびに,元の物理プリンタと論理プリンタの実施形態とを照合して論理プリンタの装置情報を作成しなければならず,特定の機種の組み合わせ毎に論理プリンタを実現する必要があったため,論理プリンタの設定が煩わしいという問題がある。
【0010】
また、従来のプリントシステムでは、論理装置/物理装置上のジョブとしてどのように扱うかは、論理装置の実現機能ごとに実装されるものであった。このため、実装者は、論理装置やその動作を扱うジョブの実装を作成するたびに、元の物理装置と論理装置の実施形態に合わせていちいち論理装置とジョブの実装を作成しなければならず、特定の機種の組み合わせ毎に論理装置を実現する必要があったためその設定が煩わしいという問題がある。また、従来のプリントシステムでは、論理装置の作成にあたり論理装置が論理装置を含む場合の階層構造上の制約についても考えられていなかった。
【0011】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって,論理装置の装置情報を容易に設定可能な装置管理装置およびプリントシステムを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、論理装置が物理装置を含む場合に、自分自身を含むような不適当な構成を排除して、信頼性の高い装置管理装置を提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、システム実装者がジョブを作製する場合に、簡易に論理装置のジョブを実現でき、実装が簡単なプリントシステムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,本発明に係る装置管理装置は,分散処理システムにおける複数の物理装置および複数の論理装置の装置情報を管理する装置管理装置において,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,前記論理装置の装置情報を合成する装置情報合成手段を有するものである。
【0015】
上記構成によれば,複数の物理装置の装置情報に基づいて,複数の物理装置を合成した論理装置の装置情報を合成する構成であるため,論理装置の装置情報を容易に設定することができ,簡便に論理装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した論理装置を容易に提供することができる。
【0016】
また,本発明に係る装置管理装置は,前記論理装置毎に,装置情報の合成条件を設定した合成テーブルを備え,前記装置情報合成手段は,前記合成テーブルを利用して,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,前記論理装置の装置情報を合成するものである。
【0017】
上記構成によれば,複数の物理装置の装置情報に基づいて,前記論理装置毎に装置情報の合成条件を設定した合成テーブルを参照して,論理装置の装置情報を合成する構成であるので,請求項1記載の発明の効果に加えて,所望の論理装置の装置情報を簡便に得ることが可能となる。
【0018】
また,本発明に係る装置管理装置は,複数の物理装置の組み合わせにおいて論理装置の合成を禁止する禁止条件式を用いて論理装置の合成を禁止できる合成禁止手段を有するものである。
【0019】
上記構成によれば,複数の物理装置の組み合わせにおいて論理装置の合成を禁止する禁止条件式を用いて論理装置の装置情報の合成を禁止する構成であるので,請求項1または2記載の発明の効果に加えて,あり得ない(合成不可能)または何等かの理由により,論理装置の合成を禁止することが可能となる。
【0020】
また,本発明に係る装置管理装置は,物理装置の装置情報が装置の特定の状態を示すものである場合に,当該状態の優先順位を規定する優先順位表を用いて,物理装置の状態を示す装置情報に基づいて,論理装置の状態を示す装置情報を合成するものである。
【0021】
上記構成によれば,物理装置の装置情報が装置の状態を示すものである場合に,当該状態の優先順位を規定する優先順位表を用いて,物理装置の状態を示す装置情報に基づいて,論理装置の状態を示す装置情報を合成する構成であるので,請求項1記載の発明の効果に加えて,簡便に論理装置の擬似的な状態を得ることができる。
【0022】
また,本発明に係る装置管理装置は,前記装置情報合成手段が,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,同一の処理を複数の物理装置で並列に処理するための並列論理装置の装置情報を合成するものである。
【0023】
上記構成によれば,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,同一の処理を複数の物理装置で並列処理するための並列論理装置の装置情報を合成する構成であるので,請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明の効果に加えて,簡便に並列論理装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した並列論理装置を容易に提供することができ,並列処理により高速な処理結果を得ることができる。
【0024】
また,本発明に係る装置管理装置は,前記装置情報合成手段が,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,一つの処理を複数の物理装置に分割して並列処理するための分割並列論理装置の装置情報を合成するものである。
【0025】
上記構成によれば,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,一つの処理を複数の物理装置に分割して並列処理するための分割並列論理装置の装置情報を合成する構成であるので,請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明の効果に加えて,簡便に分割並列論理装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した分割並列論理装置を容易に提供することができ,並列処理により高速な処理結果を得ることができる。
【0026】
また,本発明に係る装置管理装置は,前記装置情報合成手段が,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,複数の物理装置のうちのいずれかの物理装置で処理を行うための合成論理装置の装置情報を合成するものである。
【0027】
上記構成によれば,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,複数の物理装置のうちのいずれかの物理装置で処理を行うための合成論理装置の装置情報を合成する構成であるので,請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明の効果に加えて,簡便に合成論理装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した合成論理装置を容易に提供することができ,使用したい機能を有する物理装置を自動選択することが可能となる。
【0028】
また,本発明に係る装置管理装置は,前記装置情報合成手段が,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,前記複数の物理装置のうちの一つで処理を行っている際に,障害が発生した場合,その処理を他の物理装置で続行して処理を行うための障害回避論理装置を合成するものである。
【0029】
上記構成によれば,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,複数の物理装置のうちの一つで処理を行っている際に,障害が発生した場合,その処理を他の物理装置で続行して処理を行うための障害回避論理装置の装置情報を合成する構成であるので,請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明の効果に加えて,簡便に障害回避論理装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した障害回避論理装置を利用可能となり,障害発生に対してジョブを続行することが可能となる。
【0030】
また,本発明に係る装置管理装置は,分散処理システムにおける複数の物理装置および複数の論理装置の装置情報を管理する装置管理装置において,親となる前記論理装置の装置情報を合成する際,前記複数の物理装置もしくは前記複数の論理装置のうち1または複数を子装置として実装可能とした場合に,当該親となる前記論理装置が自己を階層下に含むことを禁止する禁止手段を備えたものである。
【0031】
上記構成によれば、親となる論理装置の装置情報を合成する際、複数の物理装置もしくは複数の論理装置のうち1または複数を子装置として実装可能とした場合に、当該親となる論理装置が自己を階層下に含むことを禁止する構成であるので、管理者が論理装置の構成変更/追加を行う際に、論理装置が自身を含むような誤った構成となることを回避でき、プリントシステムの信頼性を向上させることが可能となる。
【0032】
また,本発明に係る装置管理装置は,前記物理装置を,物理プリンタ装置とし,前記論理装置を論理プリンタ装置としたものである。
【0033】
上記構成によれば,論理プリンタ装置の装置情報を容易に設定することができ,簡便に論理プリンタ装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した論理プリンタ装置を容易に提供することができる。
【0034】
また,本発明に係るプリントシステムは,プリントリクエストを送信する情報処理装置と,プリントリクエストに係るジョブを実行可能な複数のプリンタ装置と,前記プリントリクエストに基づいて,ジョブを生成して,前記複数のプリンタ装置の1または2以上に当該ジョブを実行させると共に,前記複数の物理プリンタ装置の装置情報に基づいて,論理プリンタ装置の装置情報を合成する装置管理装置と,を備えたものである。
【0035】
上記構成によれば,プリントシステムにおいて,複数の物理プリンタ装置の装置情報に基づいて,論理プリンタ装置の装置情報を合成する構成であるため,論理プリンタ装置の装置情報を容易に設定することができ,簡便に論理装置を作成してユーザに提供することが可能なプリントシステムを提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した論理プリンタ装置を容易に提供することができる。
【0036】
また,本発明に係るプリントシステムは,プリントリクエストを送信する情報処理装置と,前記プリントリクエストに係るジョブを実行可能な論理プリンタおよび物理プリンタと,前記プリントリクエストに基づいてジョブを生成して前記複数の論理プリンタおよび物理プリンタの1または複数に当該ジョブを実行させ,また,親となる論理プリンタ上のジョブを当該親となる論理プリンタを構成する1または複数の子装置のジョブとして実現するプリントシステムにおいて,前記1または複数の子装置のジョブの進行情報に基づいて,前記親となる論理プリンタのジョブの進行情報を合成する進行情報合成手段を備えたものである。
【0037】
上記構成によれば、親となる論理プリンタを構成する1または複数の子装置のジョブの進行情報に基づいて、親となる論理プリンタのジョブの進行情報を合成する構成としたので、システム実装者がジョブを実現する際に、簡易に論理プリンタのジョブを実現でき、実装が容易となる。
【0038】
また,本発明に係るプリントシステムは,前記進行情報合成手段は,前記ジョブの進行情報が装置の状態を示すものである場合に,当該装置の状態の優先順位を規定する優先順位表を用いて,前記子装置の状態を示すジョブの進行情報に基づいて,前記親となる論理装置の状態を示すジョブの進行情報を合成するものである。
【0039】
上記構成によれば、ジョブの進行情報が装置の状態を示すものである場合に,装置の状態の優先順位を規定する優先順位表を用いて,子装置の状態を示すジョブの進行情報に基づいて,親となる論理装置の状態を示すジョブの進行情報を合成する構成としたので、システム実装者がジョブを実現する際に、より簡易に論理プリンタのジョブを実現でき、より実装が容易となる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して,本発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。なお,本明細書の用語の定義は,ISO/IEC10175−1DPAに従うものとする。
【0041】
(実施の形態1)
本実施の形態1では,分散処理システムにおいて,複数の物理プリンタ(Physical Printer:物理装置)の装置情報(attribute )から汎用的に論理プリンタ(Logical Printer :論理装置)の装置情報を作成する方法を示す。
【0042】
より具体的には,本発明では,複数の物理装置(Logical Printer )の装置情報に基づいて,4つの論理装置(並列論理装置,分割並列論理装置,合成論理装置,障害回避論理装置)の装置情報を,自動的に合成する方法を説明する。
【0043】
なお,並列論理装置は,複数の物理装置を並列動作させる論理装置であり,例えば,10部印刷する場合に,5部ずつ2台の物理装置で印刷する。
【0044】
また,分割並列論理装置は,複数の物理装置の処理を分割して並列動作させる論理装置であり,例えば,一つの書類を100枚印刷する場合に5枚ずつ2台の物理装置で印刷する。
【0045】
また,合成論理装置は,複数の物理装置で最大限できることを示すための論理装置である。
【0046】
障害回避論理装置は,ハードウエア障害が起こった場合のバックアップ装置を持つ論理装置である。ここで,ハードウエア障害とは,印刷が不可能になるような重大な障害の他,幾つか備えられた給紙トレイの一部について用紙がなくなったとか,現像のためのトナーが残り少なくなったといったような場合に印刷を続行することができなくような軽微な障害も存在する。
【0047】
図1は,本発明に係る装置管理装置を適用した分散処理システムの一例であるプリントシステムの構成例を示す図である。
【0048】
図1に示す如く,プリントシステム1は,プリントリクエスト(print request )等を生成してプリントサーバ3に送出する複数のクライアント端末2と,クライアント端末2からのjob 生成・実行,装置情報の問い合わせなどの要求に応じるプリントサーバ3と,およびプリントリクエストに係るジョブを実行する複数の物理装置(Physical Printer)#1,#2等により構成されている。これらクライアント端末2,プリントサーバ3,および物理装置(Physical Printer)#1,#2は,LAN10に接続されている。なお,ここでは説明を簡単にするために物理装置#1,#2のみを示すが,物理装置の数は特に限定するものではない。
【0049】
上記クライアント端末2は,例えば,ワークステーション等により構成されており,例えば,図示しない,文字列を入力する入力部と,データ通信をおこなう通信部と,表示部と,ワークステーションの装置全体の制御を司るCPUと,CPUを動作させる各種制御プログラム等を格納したハードディスクと,ハードディスクのデータのリード/ライトを行うディスク制御装置と,各種制御プログラム等のワークエリアとして使用するRAM等を備えている。
【0050】
また,クライアント端末2は,作成した文書に対応した印刷データおよびこの文書を印刷するために設定した印刷条件(装置の選択や,紙や給排紙トレイの選択,両面印刷の設定,コピー部数,解像度の設定,完了要求時刻等)をプリントリクエストとして,プリントサーバ3に送出する。
【0051】
上記プリントサーバ3(DPAでいうところのサーバに相当する)は,例えば,ホストコンピュータ等により構成されており,例えば,図示しない,文字列を入力する入力部と,データ通信をおこなう通信部と,表示部と,ホストコンピュータの装置全体の制御を司るCPUと,CPUを動作させる各種制御プログラムを格納したハードディスクと,ハードディスクのデータのリード/ライトを行うディスク制御装置と,および各種プログラムのワークエリアとして使用するRAM等を備えている。
【0052】
また,プリントサーバ3は,自己が管理する全ての物理装置#1,#2の装置情報を取得し,この物理装置の装置情報に基づいて,論理装置の装置情報を合成する。また,プリントサーバ3は,クライアント端末2から送出されるプリントリクエストに基づいてジョブを生成し,例えば,ジョブを実行するのに適切な論理装置にジョブを割り当て,物理装置#1,#2の1または2以上にジョブを実行させる。
【0053】
物理装置#1,#2,は,ドキュメントを視認せしめるレンダリング機能のついた出力機器であり,レーザプリンタ(laser printer ),インクジェットプリンタ(inkjet printer),プロッタ(plotter )等からなり,例えば,図示しない,データ通信をおこなう通信部と,物理装置の装置全体の制御を司るCPUと,CPUを動作させる各種制御プログラムを格納したROMと,および各種制御プログラムのワークエリアとして使用するRAM,および印刷機構を備えた印刷部等を備えている。
【0054】
物理装置#1,#2,は,プリントサーバ3の要求に応じて,若しくは,自発的に,自機の装置情報をプリントサーバ3に送出する。また,物理装置#1,#2,は,自機の装置情報に変更が生じた場合にもプリントサーバ3の要求に応じて,若しくは,自発的に,自機の装置情報をプリントサーバ3に送出する。
また,物理装置#1,#2,は,ホストコンピュータ3から送出されるプリントリクエストに係るジョブに従って印刷データの印刷を行う。
【0055】
図2は,図1で示したプリントサーバ3の機能を示す機能ブロック図(アブストラクトモデル図)である。
【0056】
サーバ31は,ユーザーへのインターフェースを提供するものであり,クライアント端末2(プリントジョブアプリケーションおよびシステム管理アプリケーション)からの要求を受け付ける。
【0057】
ジョブ管理部32は,クライアント端末2からのプリントリクエストに応じて,ジョブの生成・実行等の動作を行う。
【0058】
装置管理部33は,装置情報の問い合わせや装置の構成変更等の装置に関する要求を受け付けて,対応する動作を行う。また,装置管理部33は,論理装置の装置情報を合成するための合成テーブルを備えており,この合成テーブルを参照して,物理装置の装置情報に基づいて論理装置の装置情報を合成する。
【0059】
図2に示される物理装置34は各装置の装置情報を管理するDPAでいうところの物理装置のオブジェクトである。
【0060】
同様に図2に示される論理装置35はプリントサーバ3内に設定された論理装置のオブジェクトである。ここで,倫理装置とは論理プリンタであり,幾つかのプリンタのクラスや,printing effect を表現するグループ化された属性を含んだプリンタオブジェクトである。また,物理装置は物理プリンタである。
【0061】
例えば,ある管理者は,全ての同じタイプの物理プリンタを,一つの論理プリンタに定義することができる。ユーザ(クライアント端末2)は,通常論理プリンタにジョブを送る。そして,サーバは,特定の物理プリンタに負荷のバランスをとったり,プリンタのAvalability を元に,コントロールして,プリントジョブをアサインする。論理/物理プリンタのオブジェクトは,ある特定のデフォルト値を特定するためだけに定義することがある。そのオブジェクトにジョブを送るだけで,Media/Font/Finishing operation などを特定することができる。クライアントが論理プリンタを指定した時,サーバは,管理者が明示的に結びつけたある特定の物理プリンタにジョブをアサインする。
【0062】
図3は,上記合成テーブルの一例を示すものである。合成テーブルは,図3に示す如く,各論理装置の装置情報(attribute )の合成方法を示すものであり,論理装置毎に,装置情報の合成条件が設定されている。ただし,装置情報のうち,装置の状態を示す装置情報は別の合成方法で合成する
【0063】
図3に示す合成テーブルには,並列論理装置,分割並列論理装置,合成論理装置,および障害回避論理装置におけるプリンタ名,メディア,排紙トレイ,および最大部数等の装置情報の合成条件が設定されている。テーブル中の記号の意味は以下の如くである。
【0064】
NOP:合成できないことを示す。例えば,プリンタ名などは合成のしようがないのでこの方式を施した後実装により値を設定しなければならない。
【0065】
COM:合成の際,物理装置の装置情報から共通の物のみを選んで論理装置の装置情報とすることを示す。例えば,並列論理装置の場合,フィニッシャー(ステープルなどの印刷後処理)を持っているメディア(用紙)は共通のものしか扱えない。
【0066】
ALL:物理装置の装置情報からすべての情報を持つものを論理情報の装置情報とすることを示す。例えば,合成論理論理装置の場合,フィニッシャーは物理装置のもののor(論理和)をとったすべてのものになる。
【0067】
MAX:物理装置の装置情報から最大の値を示すものを論理情報の装置情報とすることを示す。例えば,合成論理装置の場合最大限できることを示すため印刷最大数は装置のなかで最も大きいものが値になる。
【0068】
MIN:物理装置の装置情報から最小の値を示すおのを論理情報の装置情報とすることを示す。例えば,並列論理装置の場合,共通にできることを示すため印刷最大数は装置のなかで最も小さいものが値となる。
【0069】
PRIM:障害回避動作の場合に最初に動作する機械の情報を当てはめる。
【0070】
IDENT:この属性は,分割並列の場合に特有の物である。分割動作の場合,排紙トレイは並列する装置どうしのトレイは同じ文書の部分が出力される。つまり,トレイ毎に並列動作時の対応関係が必要であることを示す。
【0071】
ここで,上記したMAX,MINは,数値に関する装置情報であり,また,COM,ALLは機能がリストの表現でなされている場合に使用される。
【0072】
ところで,装置管理部33による論理装置の装置情報の合成において,合成可能かどうかの論理的なもの,例えば,並列論理装置の装置情報の合成において,メディアの合成(COM)の内容が空になる場合(例えば,装置同士で同じサイズのメディアが用意されていない)等があり得る。
【0073】
また,装置管理部33による論理装置の装置情報の合成において,合成可能か否かの判定に,論理的なものではなく物理的な制約を合成に課したい場合がある。例えば,最大部数は多段ソータピンにつかうものと電子ソート(一つの排紙ビンに紙の方向を変えて積み重ねる)を使うものを並列装置/分割並列装置として合成する場合に問題となる。こういった組み合わせの悪いものを合成しないようにする為に禁止条件を設ける。下記条件1および条件2は,禁止条件式の1例である。
【0074】
【数1】
【0075】
上記条件1は合成方法が並列または分割並列である時,ソート方法が多段ソートの物がある場合には,電子ソートの物と合成してはいけないことを示している。式中のa,bは式の評価の際に物理装置を示すように束縛される変数である。また,条件2は障害回避の際に,メディアに共通の物がない場合には合成できないことを示す。
【0076】
ところで,装置管理部33は,装置の状態を示す装置情報については,上記図3の合成テーブルおよび上記禁止条件(条件1および条件2)を用いてその装置情報を合成することができない。そこで,装置管理部33は,装置の状態(Printer-state )に関する装置情報の合成については,装置の状態の優先順位を規定した優先順位表に基づいて,論理装置の装置情報の合成を行う。なお,装置の状態は,装置の動作に従って変化する物であり,通常ある状態遷移規則に従って変化する。
【0077】
すなわち,装置管理部33は,障害回避論理装置以外の状態の合成は,状態の優先順位を決めることで行う。この場合,物理装置のうち1台でもエラーがあれば合成した論理装置もエラーと考えられる。そのため,エラーが最も優先順位の高い状態と考えられる。このようにして装置の状態の優先順位を規定した優先順位表を以下に示す。
【0078】
【数2】
【0079】
上記優先順位表の例では,DPAで定められている装置の状態を示している。
【0080】
次に,上記プリントサーバ3の動作を説明する。
【0081】
図4は,プリントサーバ3の装置管理部33により実行される論理装置の装置情報(装置情報のうち装置の状態を除く)の合成手順を示すフローチャートである。
【0082】
論理装置の装置情報の合成は,装置管理部33が論理装置の合成をサーバ管理者の設定指示を受けたときに行われる。また,物理装置の構成が変化した場合(例えば,メディアが交換されたなど)にその装置を含む論理装置の装置情報も更新される。
【0083】
図4において,装置管理部33は,先ず,サーバ管理者により指示された合成方法X(上記合成テーブル中でどの論理装置の装置情報を合成するか)を受け取り,また,合成される物理装置の装置情報が記載された物理装置リストLを受け取る(ステップS1)。
【0084】
次いで,装置管理部33は,上記合成テーブルを利用して,合成方法Xと物理装置リストLとに基づいて論理装置の装置情報を作成する(ステップS2)。具体的には,合成すべき論理装置の装置情報を,合成テーブルで規定される装置情報の合成条件に従って物理装置の装置情報から合成する。例えば,合成される装置情報としては,図3の合成テーブルに規定されているプリンタ名,メディア,排紙トレイ,および最大部数等である。
【0085】
続いて,装置管理部33は,物理装置リストLに記載された合成される物理装置の装置情報が上記禁止条件式(例えば,上記条件1若しくは条件2)を満たすか否かを判断する(ステップS3およびステップS4)。
【0086】
この判断の結果,物理装置リストLに記載された合成される物理装置の装置情報が上記禁止条件式を満たす場合は,合成した装置情報を持つ論理装置オブジェクトを返す(ステップS5)。他方,物理装置リストLに記載された合成される物理装置の装置情報が上記禁止条件式を満たさない場合は,空の論理装置オブジェクトを返す(ステップS6)。
【0087】
以上説明したように,装置管理部33は,論理装置の装置情報(装置情報のうち装置の状態を除く)を,論理装置の装置情報の合成条件を規定した合成テーブルを利用して,物理装置の装置情報に基づいて合成し,さらに,合成に使用した物理装置の装置情報が禁止条件を満たすものを論理装置の装置情報とする構成であるので,論理装置の装置情報を容易に設定することができ,簡便に論理装置を作成してユーザに提供することが可能となる。また,合成不可能なものまたは何等かの理由により,論理装置の装置情報の合成を禁止することが可能となる。
【0088】
図5は,プリントサーバ3の装置管理部33により実行される論理装置の状態の設定手順を示すフローチャートである。
【0089】
図5に示すフローチャートは,上記した優先順位表に基づいて,論理装置の状態を示す装置情報を設定する手順を示すものである。この手順は装置管理部33において,論理装置を合成する際,および,各物理装置の状態が変わる毎にその物理装置を含む論理装置の状態を再設定し直すようにサーバ31または装置管理部33が呼び出すものである。ただし,障害回避論理装置は最初に動作する物理装置の状態がそのまま論理装置の状態であり,障害回避後は回避先の物理装置の状態となる。
【0090】
図5において,装置管理部33は,先ず,論理装置を構成する物理装置の状態のリストLを受け取る(ステップS10)。
【0091】
次いで,装置管理部33は,変数Xの値に,初期値を設定して上記優先順位表の最低優先度の状態とする(ステップS11)。具体的には,変数Xにunkownが設定される。続いて,装置管理部33は,論理装置を構成する各物理装置の状態のリストLから物理装置の状態を所定順に一つ取り出す(ステップS12)。
【0092】
そして,装置管理部33は,変数Xと取り出した物理装置の状態とを比較し,優先順位表での優先度の高い方を,変数Xに代入する(ステップS13)。すなわち,変数Xの方が優先度が高い場合には,変数Xの値を維持する一方,取り出した物理装置の状態の方が優先度が高い場合には,取り出した物理装置の状態を変数xの値として更新する。
【0093】
装置管理部33は,論理装置を構成する物理装置の状態のリストLが空になったか否かを判断する(ステップS14)。この判断の結果,論理装置を構成する物理装置の状態のリストLが空になっている場合は,ステップS15に移行して,変数Xの値を論理装置の状態に設定する。
【0094】
一方,論理装置を構成する物理装置の状態のリストLが空になっていない場合には,ステップS12に戻り,論理装置を構成する物理装置の状態のリストLから次の物理装置の状態を取り出し,論理装置を構成する物理装置の状態のリストLが空になるまで変数Xの値を設定する処理を行う。
【0095】
以上説明したように,装置管理部33は,装置情報が装置の状態を示すものである場合に,装置の状態の優先順位を規定する優先順位表に従って,物理装置の状態に基づき論理装置の状態を合成する構成であるので,論理装置の状態を容易に設定することができ,簡便に論理装置の擬似的な状態を得ることができる。
【0096】
(実施の形態2)
本実施の形態2の分散処理システムの構成は、実施の形態1(図1および図2)で示した構成と同様の構成とすることができる。実施の形態1においては、論理装置が子装置として物理装置にみを持つシステムについて考えたが、実施の形態2では、論理装置が子装置として物理装置と他の論理装置を持つシステムについて考える。以下、ある論理装置について考える時、論理装置が含んでいる装置を子装置と称し、子装置を含む論理装置を子装置から見て親装置と称する。
【0097】
上述したように、DPAでは、論理装置は1つまたは複数の物理装置のみを代表するobjectとして定義されているが、これを拡張して、論理装置は物理装置だけでなく別の論理装置も子装置として持てるようなシステムを考えることが出来る。すなわち、論理装置の親子関係は木構造となる(木構造の葉(leaf)が物理装置に対応する)。例えば、以下に示す同報論理装置の場合等では子装置が物理装置のみである必然性はなくこのほうが柔軟性がある。
【0098】
このような構成を許す場合に問題となるのは、論理装置の子孫に自分自身を含む構成が許されてしまう事である。実装として禁止する処置や実行時に不都合がないように回避する処置が必要となる。そこで、本実施の形態2では、論理装置が子装置として他の論理装置を含む構成とすることか許可されている場合に、論理装置が階層下(子装置、孫装置等の子孫装置のことをいう)に自己を含むことを禁止する方法を提案する。
【0099】
また、上述したように、論理装置/物理装置に対する動作はジョブによって行われる。論理装置のジョブの実現は子装置に対応させて実際の動作を行うジョブを作成し、ジョブ間にも親子関係を持たせて行うのが自然な実装方法である。ジョブに親子関係を作った場合に問題となるのは、子ジョブ(子装置のジョブ)の進歩などの情報を纏めてどのようにして親ジョブ(親装置のジョブ)の情報に変換すれば良いかである。本実施の形態2では、ジョブが階層構造を持つ場合に、簡単にジョブの進歩情報を合成する簡便な方法を提案する。
【0100】
本実施の形態では,論理プリンタの構成としては、6つの論理装置(並列論理装置,同報論理装置、分割並列論理装置,合成論理装置,障害回避論理装置、規定値変更論理装置)が考えられる。
【0101】
なお,並列論理装置,分割並列論理装置,合成論理装置,および障害回避論理装置については、実施の形態1と同様であるので、ここでは、同報論理装置および規定値変更論理装置についてのみ説明する。
【0102】
同報論理装置は、1つの指定で同時に複数の論理装置に同じ動作をさせる論理装置であり、例えば、文書を配布するために部署毎にあるプリンタに同時に印刷する場合などの用途に対応する。並列論理装置の変形と考えられる。
【0103】
規定値変更論理装置は、物理装置の規定値を変更した論理装置であり、利用者の便宜のために使用する。
【0104】
次に,上記プリントサーバ3の動作を説明する。
【0105】
図6および図7は,実施に形態2において、プリントサーバ3の装置管理部33により実行される論理装置の装置情報(装置情報のうち装置の状態を除く)の合成手順を示すフローチャートである。特に、論理装置が子装置として他の論理装置を含む構成とすることか許可されている場合に、論理装置の装置情報を合成する際に、論理装置が階層下(子装置、孫装置等の子孫装置のことをいう)に自己を含むことを禁止する方法を説明する。
【0106】
論理装置の装置情報の合成は,装置管理部33が論理装置の合成をサーバ管理者の設定指示を受けたときに行われる。
【0107】
図6において、装置管理部33は,先ず,サーバ管理者により合成したい論理装置の識別子idと、子装置リストLと、合成方法X(合成テーブル中でどの論理装置の装置情報を合成するか)を受け取る(ステップS20)。
【0108】
次いで,装置管理部33は,関数check#id(id,L)を呼び出す(ステップS21)。この関数check#id(id,L)では、論理装置の識別子idと同じ識別子を持つ装置が子装置リストLの中にあるか否かをチェックする。その際、子装置の装置情報にある属性の装置種別が論理装置であるとき、この装置の装置リストに対して同様の処理を行う(関数check#id(id,L)を再帰呼び出しする)。(PDAでは、9.4.10 printer-associated-printers 属性が装置種別に対応する。realization が種別を表し種別が論理の場合、この属性はrealization とともに子装置リストをもつ)。同じ識別子のものがあれば装置のなす木構造はループすることになるので合成が禁止されるので空の装置オブジェクトを呼び出し元に返して合成の失敗を知らせる。
【0109】
この関数check#id(id,L)の処理内容を図7のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0110】
先ず、子装置リストLが空であるか否かを判断し(ステップS30)、子装置リストLが空である場合には、”偽”を返して(ステップS37)、ステップS22にリターンする。。他方、子装置リストLが空でない場合には、ステップS31に移行して、子装置リストLの先頭要素hを取り出す(ステップS31)。そして、先頭要素hの識別子が識別子idと等しいか否かを判断し(ステップS32)、等しい場合には、”真”を返して(ステップS38)、ステップS22にリターンする。他方、等しくない場合には、先頭要素hが論理装置か否かを判断し(ステップS33)、先頭要素hが論理装置でない場合には、ステップS36に移行する一方、先頭要素hが論理装置である場合には、先頭要素hの子装置リストをL2として、関数check#id(id,L2) を呼び出す(ステップS35)。そして、呼び出し結果が”真”か否かを判断して、呼び出し結果が”真”で有る場合には、”真”を返して(ステップS38)、ステップS22にリターンする一方、呼び出し結果が真でない場合には、ステップS36に移行して、子装置リストLの先頭要素hを除いたものを子装置リストLに置き直して、ステップ30に移行して、同様の処理を繰り返す。
【0111】
さて、ステップS22では、呼び出し結果が”真”であるか否かを判断し、”真”である場合には、装置情報を合成した後、当該処理を終了する一方、呼び出し結果が”真”でない場合、すなわち”偽”である場合には、装置情報を作成しないで当該処理を終了する。尚、装置情報の合成方法は、図4で示した方法とほぼ同様にして行うことができる。
【0112】
以上説明したように、親となる論理装置の論理情報を構成する場合に、その論理装置自身を子装置または子孫を持つことを禁止することとしたので、管理者が論理装置の構成変更/追加を行う際に、論理装置が自身を含むような誤った構成とすることを回避でき、信頼性を向上できる。
【0113】
次に、ジョブが階層構造を持つ場合に、ジョブの進歩情報を合成する簡便な方法を説明する。
【0114】
図8は、ジョブ管理部におけるジョブの管理情報の一例を示す。ジョブ管理部は、ジョブ管理テーブルを備えており、このジョブ管理テーブルは、各ジョブのオブジェクトの参照を有している。このジョブ自体はオブジェクトであり、ジョブの親子関係、ジョブの状態を含む進歩情報、ジョブの実行指定(印刷条件)、実行している装置などの情報をジョブオブジェクトの属性という形で保持している。
【0115】
進歩情報は、ジョブの状態(state )とその理由(state-reason)、ジョブが何部/何枚/何面/何シート/データの何オクテットを実行したか(Job-copies-complete, Page-complete, Impression-complete, Medea-sheets-complete, Octets-complete :see9.2.8)という属性からなる。装置情報のジョブの進歩情報はプリンタなどの装置の実行により情報が交信される。
【0116】
また、論理装置のジョブの進歩情報は子装置のジョブ(子ジョブ)の進歩情報から合成される。論理装置のうち子ジョブが1つしかない場合は、単純に同じ値が設定されるだけである。また、複数の子ジョブを持つ場合においては、state のstate-reason以外の情報の合成は単に子ジョブのものを足すだけで足りる。
【0117】
装置の状態(state 、state-reason)に関するジョブの進行情報の合成については,装置の状態の優先順位を規定した優先順位表に基づいて,論理装置のジョブの進行情報の合成を行う。state 、state-reasonの優先順位を規定した優先順位表を以下に示す。この例では、DPAのstate /state-reasonを用いている。
【0118】
【数3】
【0119】
【数4】
【0120】
この優先順位表の基本的な考え方は、処理の進んでいないものの状態を全体の情報として採用しようというものである。ただし、エラーなどはその中でも優先して全体の状態とする。
【0121】
図9は、上記優先順位表を使用して、装置の状態(state /state-reason)を示すジョブの進行情報の合成手順を示すフローチャートである。まず、装置管理部33は、ジョブ(親ジョブ)を構成する子ジョブの状態のリストLを受け取る(ステップS40)。
【0122】
次いで,装置管理部33は,変数Xの値に,初期値を設定して上記優先順位表の最低優先度の状態とする(ステップS11)。続いて,装置管理部33は,ジョブを構成する子ジョブの状態のリストLから状態を所定順に一つ取り出す(ステップS42)。
【0123】
そして,装置管理部33は,変数Xと取り出した物理装置の状態とを比較し,優先順位表での優先度の高い方を,変数Xに代入する(ステップS43)。すなわち,変数Xの方が優先度が高い場合には,変数Xの値を維持する一方,取り出した子ジョブの状態の方が優先度が高い場合には,取り出した子ジョブの状態を変数Xの値として更新する。
【0124】
装置管理部33は,ジョブを構成する子ジョブの状態のリストLが空になったか否かを判断する(ステップS44)。この判断の結果,ジョブを構成する子ジョブの状態のリストLが空になっている場合は,ステップS45に移行して,変数Xの値を論理装置の状態に設定する。
【0125】
一方,ジョブを構成する子ジョブの状態のリストLが空になっていない場合には,ステップS42に戻り,ジョブを構成する子ジョブの状態のリストLから次の子ジョブの状態を取り出し,ジョブを構成する子ジョブの状態のリストLが空になるまで変数Xの値を設定する処理を行う。
【0126】
以上説明したように、本実施の形態2においては、装置管理部33は,親となる論理装置のジョブの進行情報を合成する場合に、親となる論理装置を構成する1または複数の子装置のジョブの進行情報に基づいて合成する構成としたので、システム実装者がジョブを実現する際に、簡易に論理プリンタのジョブを実現でき、実装が容易となる。
【0127】
また、本実施の形態2においては、ジョブの進行情報が装置の状態を示すものである場合に,装置の状態の優先順位を規定する優先順位表を用いて,子装置の状態を示すジョブの進行情報に基づいて,親となる論理装置の状態を示すジョブの進行情報を合成する構成としたので、システム実装者がジョブを実現する際に、より簡易に論理プリンタのジョブを実現でき、より実装が容易となる。
【0128】
なお,上記した実施の形態1及び2では,分散システムの一例として,プリントシステムを示したが,本発明はこれに限られるものではなく,例えば,FAXシステムやスキャナシステム等の他の分散システムにも適用可能である。すなわち,サーバで管理される物理装置は,上記プリンタに限らず,例えば,FAXやスキャナにも適用可能である。この場合,物理FAX装置の装置情報に基づいて,論理FAX装置の装置情報を合成する構成とし,また,物理スキャナ装置の装置情報に基づいて,論理スキャナ装置の装置情報を合成する構成とするば良い。
【0129】
また、本発明は、上記した実施の形態1及び2に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
【0130】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,複数の物理装置の装置情報に基づいて,複数の物理装置を合成した論理装置の装置情報を合成する構成であるため,論理装置の装置情報を容易に設定することができ,簡便に論理装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した論理装置を容易に提供することができる。
【0131】
また,本発明によれば,複数の物理装置の装置情報に基づいて,論理装置毎に装置情報の合成条件を設定した合成テーブルを参照して,論理装置の装置情報を合成する構成であるので,所望の論理装置の装置情報を簡便に得ることが可能となる。
【0132】
また,本発明によれば,複数の物理装置の組み合わせにおいて論理装置の合成を禁止する禁止条件式を用いて論理装置の装置情報の合成を禁止する構成であるので,あり得ない(合成不可能)または何等かの理由により,論理装置の合成を禁止することが可能となる。
【0133】
また,本発明によれば,物理装置の装置情報が装置の状態を示すものである場合に,当該状態の優先順位を規定する優先順位表を用いて,物理装置の状態を示す装置情報に基づいて,論理装置の状態を示す装置情報を合成する構成であるので,簡便に論理装置の擬似的な状態を得ることができる。
【0134】
また,本発明によれば,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,同一の処理を複数の物理装置で並列処理するための並列論理装置の装置情報を合成する構成であるので,簡便に並列論理装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した並列論理装置を容易に提供することができ,並列処理により高速な処理結果を得ることができる。
【0135】
また,本発明によれば,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,一つの処理を複数の物理装置に分割して並列処理するための分割並列論理装置の装置情報を合成する構成であるので,簡便に分割並列論理装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した分割並列論理装置を容易に提供することができ,並列処理により高速な処理結果を得ることができる。
【0136】
また,本発明によれば,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,複数の物理装置のうちのいずれかの物理装置で処理を行うための合成論理装置の装置情報を合成する構成であるので,簡便に合成論理装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した合成論理装置を容易に提供することができ,使用したい機能を有する物理装置を自動選択することが可能となる。
【0137】
また,本発明によれば,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,複数の物理装置のうちの一つで処理を行っている際に,障害が発生した場合,その処理を他の物理装置で続行して処理を行うための障害回避論理装置の装置情報を合成する構成であるので,簡便に障害回避論理装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した障害回避論理装置を利用可能となり,障害発生に対してジョブを続行することが可能となる。
【0138】
また,本発明によれば,親となる論理装置の装置情報を合成する際,複数の物理装置もしくは複数の論理装置のうち1または複数を子装置として実装可能とした場合に,当該親となる論理装置が自己を階層下に含むことを禁止する構成であるので,管理者が論理装置の構成変更/追加を行う際に,論理装置が自身を含むような誤った構成となることを回避でき,プリントシステムの信頼性を向上させることが可能となる。
【0139】
また,本発明によれば,論理プリンタ装置の装置情報を容易に設定することができ,簡便に論理プリンタ装置を作成してユーザに提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した論理プリンタ装置を容易に提供することができる。
【0140】
また,本発明によれば,プリントシステムにおいて,複数の物理プリンタ装置の装置情報に基づいて,論理プリンタ装置の装置情報を合成する構成であるため,論理プリンタ装置の装置情報を容易に設定することができ,簡便に論理装置を作成してユーザに提供することが可能なプリントシステムを提供することが可能となる。従って,ユーザの要求するジョブに適した論理プリンタ装置を容易に提供することができる。
【0141】
また,本発明によれば,親となる論理プリンタを構成する1または複数の子装置のジョブの進行情報に基づいて,親となる論理プリンタのジョブの進行情報を合成する構成としたので,システム実装者がジョブを実現する際に,簡易に論理プリンタのジョブを実現でき,実装が容易となる。
【0142】
また,本発明によれば,ジョブの進行情報が装置の状態を示すものである場合に,装置の状態の優先順位を規定する優先順位表を用いて,子装置の状態を示すジョブの進行情報に基づいて,親となる論理装置の状態を示すジョブの進行情報を合成する構成としたので,システム実装者がジョブを実現する際に,より簡易に論理プリンタのジョブを実現でき,より実装が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置管理装置を適用した分散処理システムの一例であるプリントシステムの構成例を示す図である。
【図2】図1で示したプリントサーバの機能を示す機能ブロック図(アブストラクトモデル図)である。
【図3】合成テーブルの一例を示す図である。
【図4】プリントサーバの装置管理部により実行される論理装置の装置情報(装置情報のうち装置の状態を除く)の合成手順を示すフローチャートである。
【図5】プリントサーバの装置管理部により実行される論理装置の状態の設定手順を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態2において、プリントサーバの装置管理部により実行される論理装置の装置情報(装置情報のうち装置の状態を除く)の合成手順を示すフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートにおける関数check#id(id,L)の処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図8】ジョブ管理部におけるジョブの管理情報の一例を示す図である。
【図9】実施の形態2において、プリントサーバの装置管理部における装置の状態(例えば、state /state-reason)を示すジョブの進行情報の合成手順を示すフローチャートである。
【符号の簡単な説明】
1 プリントシステム
2 クライアント端末
3 サーバ
4 LAN
#1 物理装置
#2 物理装置
31 サーバ
32 ジョブ管理部
33 装置管理部
34 物理装置オブジェクト
35 論理装置オブジェクト
Claims (12)
- 分散処理システムにおける複数の物理装置および複数の論理装置の装置情報を管理する装置管理装置において,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,前記論理装置の装置情報を合成する装置情報合成手段と,前記複数の物理装置の組み合わせにおいて前記論理装置の装置情報の合成を禁止する禁止条件式を用いて,前記論理装置の装置情報の合成を禁止する合成禁止手段と,を有することを特徴とする装置管理装置。
- さらに,前記論理装置毎に装置情報の合成条件を設定した合成テーブルを備え,前記装置情報合成手段は,前記合成テーブルを利用して,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,前記論理装置の装置情報を合成することを特徴とする請求項1記載の装置管理装置。
- 前記装置情報合成手段は,前記装置情報が装置の状態を示すものである場合に,当該状態の優先順位を規定する優先順位表を用いて,前記物理装置の状態を示す装置情報に基づいて,前記論理装置の状態を示す装置情報を合成することを特徴とする請求項1記載の装置管理装置。
- 前記装置情報合成手段は,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,同一の処理を複数の物理装置で並列に処理するための並列論理装置の装置情報を合成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の装置管理装置。
- 前記装置情報合成手段は,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,一つの処理を複数の物理装置に分割して並列処理するための分割並列論理装置の装置情報を合成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の装置管理装置。
- 前記装置情報合成手段は,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,前記複数の物理装置のうちのいずれかの物理装置で処理を行うための合成論理装置の装置情報を合成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の装置管理装置。
- 前記装置情報合成手段は,前記複数の物理装置の装置情報に基づいて,前記複数の物理装置のうちの一つで処理を行っている際に,障害が発生した場合に,当該処理を他の物理装置で続行して処理を行うための障害回避論理装置の装置情報を合成することを特徴とする請求項1または2に記載の装置管理装置。
- 分散処理システムにおける複数の物理装置および複数の論理装置の装置情報を管理する装置管理装置において,親となる前記論理装置の装置情報を合成する際,前記複数の物理装置もしくは前記複数の論理装置のうち1または複数を子装置として実装可能とした場合に,当該親となる前記論理装置が自己を階層下に含むことを禁止する禁止手段を備えたことを特徴とする装置管理装置。
- 前記物理装置は,物理プリンタ装置であり,前記論理装置は論理プリンタ装置であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の装置管理装置。
- プリントリクエストを送信する情報処理装置と,前記プリントリクエストに係るジョブを実行可能な複数のプリンタ装置と,前記プリントリクエストに基づいてジョブを生成して,前記複数のプリンタ装置の1または2以上に当該ジョブを実行させると共に,前記複数のプリンタ装置の装置情報に基づいて,論理プリンタ装置の装置情報を合成し,前記複数の物理プリンタ装置の組み合わせにおいて前記論理プリンタ装置の装置情報の合成を禁止する禁止条件式を用いて,前記論理プリンタ装置の装置情報の合成を禁止する装置管理装置とを備えたことを特徴とするプリントシステム。
- プリントリクエストを送信する情報処理装置と,前記プリントリクエストに係るジョブを実行可能な論理プリンタおよび物理プリンタと,前記プリントリクエストに基づいてジョブを生成して前記複数の論理プリンタおよび物理プリンタの1または複数に当該ジョブを実行させ,また,親となる論理プリンタ上のジョブを当該親となる論理プリンタを構成する1または複数の子装置のジョブとして実現するプリントシステムにおいて,
前記1または複数の子装置のジョブの進行情報に基づいて,前記親となる論理プリンタのジョブの進行情報を合成する進行情報合成手段と,前記複数の子装置のジョブの組み合わせにおいて前記親となる論理プリンタのジョブの進行情報の合成を禁止する禁止条件式 を用いて,前記親となる論理プリンタのジョブの進行情報の合成を禁止する進行情報合成禁止手段とを備えたことを特徴とするプリントシステム。 - 前記進行情報合成手段は,前記ジョブの進行情報が装置の状態を示すものである場合に,当該装置の状態の優先順位を規定する優先順位表を用いて,前記子装置の状態を示すジョブの進行情報に基づいて,前記親となる論理装置の状態を示すジョブの進行情報を合成することを特徴とする請求項11記載のプリントシステム。
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