JP3737436B2 - ノイズ除去方法およびノイズ除去装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル・カメラなどの撮像センサで撮像した画像信号に混入したノイズ信号を検出し除去するノイズ除去方法およびノイズ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、一般的なディジタル・スチル・カメラの概略構成を示すブロック図である。図示するように、ディジタル・スチル・カメラ100では、CCDセンサやCMOSセンサなどの撮像センサ105で撮像した画像信号はデジタル信号へA/D変換された後に、画像処理部106において画素補間処理、色空間変換処理、輪郭強調処理などの種々の画像処理を施される。このような画像処理を施された画像データはLCD(液晶ディスプレイ)109などに表示されたり、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式などで圧縮符号化されて不揮発性メモリなどのメモリカード110に格納されたり、インターフェース111を介してパーソナル・コンピュータなどの外部機器に出力されたりする。尚、図10において、符号101は光学レンズ、102は色補正フィルタ、103は光学LPF(ローパスフィルタ)、104は色フィルタアレイ、107は撮像センサ105などを駆動制御する駆動部を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記撮像センサ105で撮像した画像信号中にはA/D変換時や画素補間処理時などにノイズ信号が混入し、画質を悪化させるという問題がある。このようなノイズ信号が混入した画像信号に対して輪郭強調処理を施すと、そのノイズ信号も強調されてしまい、画質が更に悪化するという問題が生じていた。その種のノイズ信号は、A/D変換器のハードウェア構造に起因したり、画素補間処理で周辺の画素値を用いて着目画素を補間することに起因するものである。特に、ナイキスト周波数近辺の周波数成分には、図11に示すような点線状に分布するノイズ信号122,122,…や、図12に示すようなチェッカー状(市松模様)に分布するノイズ信号123,123,…が出現し易いことが知られている。尚、図11,図12は、マトリクス状に配列した複数の画素121,121,…からなる画像信号120を示す模式図である。図11に示す例では、ノイズ信号122,…は、他の画素121,…における正常な信号レベルよりも高い信号レベルをもって点線状で出現し、図12に示す例では、ノイズ信号123,…は、他の画素121,…における正常な信号レベルよりも高い信号レベルをもってチェッカー状で出現している。
【0004】
従来、その種のノイズ信号を個別に除去することは困難なので、低域成分を通過させ且つ高域成分を低減させるLPF(ローパスフィルタ)を画像信号全体に作用させてノイズ信号をぼやけさせることが行われてきたが、これでは輪郭部分も同時にぼやけしまい、解像度が低下するという問題が生じていた。
【0005】
以上の問題などに鑑みて本発明が目的とするところは、画質を低下させること無く画像信号中に混入したノイズ信号を除去し得るノイズ除去方法およびノイズ除去装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、2次元画像信号中に混入したノイズ信号を除去するノイズ除去方法であって、(a)前記2次元画像信号において、水平画素方向または垂直画素方向に沿って隣接する2画素間の信号レベルの差分値が正値と負値とを交互にとるジグザグ状の信号を検出する工程と、(b)前記工程(a)で検出された前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成するか否かを判定する工程と、(c)前記工程(b)で前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成すると判定された場合は、当該ジグザグ状の信号を正常の画像信号とみなす工程と、(d)前記工程(b)で前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成すると判定されなかった場合は、当該ジグザグ状の信号をノイズ信号とみなして抽出する工程と、(e)前記2次元画像信号から、前記工程(d)で抽出された前記ノイズ信号をフィルタリングする工程と、を備えることを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のノイズ除去方法であって、前記工程(e)は前記ノイズ信号をローパスフィルタでフィルタリングする工程である。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載のノイズ除去方法であって、前記工程(a)は、水平画素方向または垂直画素方向に沿って隣接する2画素間の信号レベルの差分絶対値が所定の閾値以下である場合は、当該隣接する2画素の信号レベルを同一とみなす工程を更に備えるものである。
【0009】
請求項4に係る発明は、請求項3記載のノイズ除去方法であって、前記閾値が可変に設定されるものである。
【0010】
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載のノイズ除去方法であって、垂直画素方向および水平画素方向のうち何れか一方の方向にi(i:整数)番目且つ他方の方向にj(j:整数)番目の画素における信号レベルをI[i,j]で表現し、着目画素における信号レベルをI[0,0]で表現するとき、前記工程(a)では、下記関係式(A1),(A2)のうち少なくとも一方の関係式を満たす信号が前記ジグザグ状の信号として検出され、前記工程(b)では、下記関係式(A3),(A4)のうち少なくとも一方の関係式を満たすとき、当該ジグザグ状の信号が前記縞模様を構成すると判定されるものである。
【0011】
【数13】
【0012】
【数14】
【0013】
請求項6に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載のノイズ除去方法であって、垂直画素方向および水平画素方向のうち何れか一方の方向にi(i:整数)番目且つ他方の方向にj(j:整数)番目の画素における信号レベルをI[i,j]で表現し、着目画素における信号レベルをI[0,0]で表現するとき、前記工程(a)では、下記関係式(B1),(B2)のうち少なくとも一方の関係式を満たす信号が前記ジグザグ状の信号として検出され、前記工程(b)では、下記関係式(B3),(B4)のうち少なくとも一方の関係式を満たすとき、当該ジグザグ状の信号が前記縞模様を構成すると判定されるものである。
【0014】
【数15】
【0015】
【数16】
【0016】
請求項7に係る発明は、請求項5または6記載のノイズ除去方法であって、前記工程(e)において、前記着目画素における信号レベルI[0,0]を、下記式(C2)の条件を満たすフィルタ係数K(n)を使用し下記式(C1)に従って補正することで当該ノイズ信号を除去する方法である。
【0017】
【数17】
【0018】
【数18】
【0019】
次に、請求項8に係る発明は、2次元画像信号中に混入したノイズ信号を除去するノイズ除去装置であって、前記2次元画像信号において、水平画素方向または垂直画素方向に沿って隣接する2画素間の信号レベルの差分値が正値と負値とを交互にとるジグザグ状の信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段で検出された前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成すると判定された場合は、当該ジグザグ状の信号を正常の画像信号とみなし、前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成すると判定されなかった場合は、当該ジグザグ状の信号をノイズ信号とみなして抽出するノイズ信号抽出手段と、前記2次元画像信号から前記ノイズ信号を除去するフィルタと、を備えることを特徴とするものである。
【0020】
請求項9に係る発明は、請求項8記載のノイズ除去装置であって、前記フィルタを、前記ノイズ信号をフィルタリングして除去するローパスフィルタとするものである。
【0021】
請求項10に係る発明は、請求項8または9記載のノイズ除去装置であって、前記信号検出手段は、水平画素方向または垂直画素方向に沿って隣接する2画素間の信号レベルの差分絶対値が所定の閾値以下である場合は、当該隣接する2画素の信号レベルを同一とみなすものである。
【0022】
請求項11に係る発明は、請求項10記載のノイズ除去装置であって、前記閾値を可変に設定する閾値設定手段を更に備えるものである。
【0023】
請求項12に係る発明は、請求項8〜11の何れか1項に記載のノイズ除去装置であって、垂直画素方向および水平画素方向のうち何れか一方の方向にi(i:整数)番目且つ他方の方向にj(j:整数)番目の画素における信号レベルをI[i,j]で表現し、着目画素における信号レベルをI[0,0]で表現するとき、前記信号検出手段は、下記関係式(A1),(A2)のうち少なくとも一方の関係式を満たす信号を前記ジグザグ状の信号として検出し、前記判定手段は、下記関係式(A3),(A4)のうち少なくとも一方を満たすときに当該ジグザグ状の信号が前記縞模様を構成すると判定するものである。
【0024】
【数19】
【0025】
【数20】
【0026】
請求項13に係る発明は、請求項8〜11の何れか1項に記載のノイズ除去装置であって、垂直画素方向および水平画素方向のうち何れか一方の方向にi(i:整数)番目且つ他方の方向にj(j:整数)番目の画素における信号レベルをI[i,j]で表現し、着目画素における信号レベルをI[0,0]で表現するとき、前記信号検出手段は、下記関係式(B1),(B2)のうち少なくとも一方の関係式を満たす信号を前記ジグザグ状の信号として検出し、前記判定手段は、下記関係式(B3),(B4)のうち少なくとも一方の関係式を満たすときに当該ジグザグ状の信号が前記縞模様を構成すると判定するものである。
【0027】
【数21】
【0028】
【数22】
【0029】
請求項14に係る発明は、請求項12または13記載のノイズ除去装置であって、前記フィルタは、前記着目画素における信号レベルI[0,0]を、下記式(C2)の条件を満たすフィルタ係数K(n)を使用し下記式(C1)に従って補正することで当該ノイズ信号を除去するものである。
【0030】
【数23】
【0031】
【数24】
【0032】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係るノイズ除去装置1の概略構成を示す機能ブロック図である。このノイズ除去装置1は、入力画像信号S1に対して信号レベルがジグザグ状の信号S2を検出して出力する信号検出手段3と、このジグザグ状の信号S2がノイズ信号か否かを判定する判定手段4と、その判定結果に基づいて入力画像信号S1からノイズ信号を抽出するノイズ信号抽出手段5と、抽出されたノイズ信号に対してフィルタリングを施すフィルタ6と、を備えている。
【0033】
後に詳述するように、前記信号検出手段3は、隣接する2画素間の信号レベルの差分絶対値が、設定手段2から供給される閾値D1以下の場合には、当該2画素の信号レベルを同一とみなし、当該差分絶対値が閾値D1を超えた場合に限りジグザグ状の信号S2を検出する機能を有する。この閾値D1は、閾値設定手段2で可変に設定することが可能である。
【0034】
図2は、入力画像信号S1の画像フォーマット10を示す図である。図示するように、その画像フォーマット10では、複数の画素n[i,j](i,j=0,±1,±2,…)が、垂直画素方向と水平画素方向とにマトリクス状に配列している。図2中、記号n[i,j]は、垂直画素方向にi番目で且つ水平画素方向にj番目の画素を示しており、記号V[k](k=0,±1,±2,…)はk番目の水平ラインを示している。以下、処理対象となる複数の画素のうち中央の画素n[0,0]を「着目画素」と呼ぶ。
【0035】
本実施の形態では、水平画素方向にのみ分布するノイズ信号を扱っているが、本発明ではこれに限られない。画像信号の信号成分を垂直画素方向と水平画素方向とで入れ替える(転置する)ことで、垂直画素方向に分布するノイズ信号に対しても、以下に述べるノイズ除去処理を適用することが可能である。
【0036】
また、図3は、図2に示す画像フォーマット10で表現された画像データ11の例を示す模式図である。画像データ11には、水平ラインV[0]に沿った水平画素方向へ点線状に分布したノイズ信号n[0,−2],n[0,0],n[0,2],…が含まれている。図4は、図3に示した水平ラインV[0]上の信号レベルの例を示すグラフである。同図中、画素n[i,j]における信号レベルはI[i,j]で表現される。信号レベルI[i,j]は、水平ラインに沿って隣接する2画素間の差分値が正値と負値とを交互にとるようにジグザグ状に分布している。上述した通り、このような分布をもつノイズ信号はA/D変換時や画素補間時などに画像信号S1中に混入することが知られている。
【0037】
上記ノイズ除去装置1を用いてノイズ信号を除去する方法を、図5のフローチャートを参照しつつ以下に説明する。先ず、CCD撮像素子(図示せず)から出力された後、A/D変換や画素補間処理などを施された入力画像信号S1が、ノイズ除去装置1に入力する(ステップST1)。
【0038】
次のステップST2では、信号検出手段3は、入力画像信号S1のうち5画素×5画素程度の画素領域の信号を保持し、当該画素領域の中央画素を着目画素n[0,0]として、当該着目画素周辺において信号レベルが垂直画素方向または水平画素方向に沿ってジグザグ状に分布する場合は当該ジグザグ状の信号S2を検出して出力する。そして、判定手段4は、信号検出手段3から入力するジグザグ状の信号S2がノイズ信号か否かを判定し(ステップST3)、その判定結果を示す判定信号S3を出力する(ステップST4,ST5)。図3,図6,図8,図9は、その種のジグザグ状の信号を含む各種画像データ11を例示する図である。図3と図6はノイズ信号を含む例を示し、図8と図9はノイズ信号では無いジグザグ状の信号を含む例を示している。
【0039】
図3に示す画像データ11では、図4のグラフに示した通り、着目画素n[0,0]を中心として、水平ラインV[0]に沿って隣接する2画素間の信号レベルの差分値が正負と負値とを交互にとるようなジグザグ状の信号が分布している。着目画素n[0,0]の信号レベルI[0,0]は、左右両隣の画素n[0,−1],n[0,1]の信号レベルI[0,−1],I[0,1]よりも高い値をもつ。また、水平ラインV[0]の上下両隣の水平ラインV[−1],V[1]においては、ジグザグ状の信号は出現していない。従って、図3に示す例でのジグザグ状の信号レベル分布は次式(A1),(A2)を満足する。
【0040】
【数25】
【0041】
また、図6に示す例では、図3に示すような水平ラインV[0]に沿ったジグザグ状の信号が出現し、上下両隣の水平ラインV[−1],V[1]にはジグザグ状の信号が出現していない。図7は、着目画素n[0,0]を含む水平ラインV[0]上にジグザグ状に分布する信号レベルを示すグラフである。本例では、着目画素n[0,0]の信号レベルI[0,0]は、左右両隣の画素n[0,−1],n[0,1]の信号レベルI[0,−1],I[0,1]よりも低い値をもつ。従って、図4に示す例でのジグザグ状の信号レベル分布は次式(B1),(B2)を満足する。
【0042】
【数26】
【0043】
一方、図8と図9に示す画像データ11では、着目画素n[0,0]を含む水平ラインV[0]にジグザグ状の信号レベルが現れると共に、少なくとも着目画素n[0,0]近傍において垂直画素方向に延びる、1画素置きに高い信号レベルをもつ縦線からなる縞模様が出現していることが分かる。図8に示す画像データ11は、着目画素n[0,0]を含む垂直ラインに沿って縦線があり、図9に示す画像データ11では、着目画素n[0,0]を含む垂直ラインは、低い信号レベルをもつ縞模様の谷部を示しており、その左右両隣の画素n[−1,0],n[1,0]を含む2本の垂直ラインに縦線がある。
【0044】
現実のナイキスト周波数近辺の信号においては、水平画素方向に沿った横線、もしくは垂直画素方向に沿った縦線の何れかの繰り返しパターンがしばしば出現する。例えば、被写体としてブラインドや橋梁の欄干などを撮像した画像信号中にはその種の繰り返しパターンが現れる。一方、アナログ回路や画像処理回路で発生したノイズ信号、特に、単板式のCCD撮像素子やCMOS撮像素子で撮像した画像データを画素補間処理する際に発生するノイズ信号(エラー信号)は、2画素×2画素の繰り返しパターンで出現することが知られている。被写体に起因する繰り返しパターンと、アナログ回路や画像処理回路に起因する繰り返しパターンとでは、互いに類似のジグザグ状の信号が出現する。両者の相違点は、被写体に起因する繰り返しパターンでは、図8と図9に示すように、着目画素n[0,0]近傍において水平ラインV[0]に直交する方向(本例では、垂直画素方向)に縞模様が現れるのに対し、アナログ回路や画像処理回路に起因する繰り返しパターンでは、図3と図6に示すようにその種の縞模様が出現する確率が低いことである。本発明者はこの相違点に着目した。
【0045】
上記ステップST2では、信号検出手段3は、上式(A1),(A2)のうち少なくとも一方、もしくは上式(B1),(B2)のうち少なくとも一方を満たす信号をジグザグ状の信号S2として検出して判定手段4に出力する。
【0046】
また、上記ステップST3では、判定手段4は、検出されたジグザグ状の信号S2が縞模様を構成するか否かを判定する。具体的には、信号検出手段3で上式(A1),(A2)の少なくとも一方を満たす信号S2が検出された場合は、判定手段4は、当該信号S2が次式(A3),(A4)の一方または双方を満たすか否かを判定する(ST3)。
【0047】
【数27】
【0048】
他方、信号検出手段3で上式(B1),(B2)の少なくとも一方を満たす信号S2が検出された場合は、判定手段4は、当該信号S2が次式(B3),(B4)の一方または双方を満たすか否かを判定する(ST3)。
【0049】
【数28】
【0050】
上記判定手段4は、当該ジグザグ状の信号S2が上式(A3),(A4)の一方または双方を満たした場合、もしくは、当該ジグザグ状の信号S2が上式(B3),(B4)の一方または双方を満たした場合は、当該信号S2は縞模様を構成すると判定する(ステップST4)。次いで、判定手段4は、当該信号S2を正常な画像信号とみなして、ステップST8に処理が移行し、当該着目画素n[0,0]はそのまま外部に出力される。すなわち、ノイズ信号抽出手段5は、判定手段4から判定信号S4を受けると、入力画像信号S1をフィルタ6でフィルタリングさせること無く、出力画像信号S5として出力させるように制御する。
【0051】
他方、判定手段4は、当該ジグザグ状の信号S2が上式(A3)および(A4)の何れも満たさなかった場合、並びに、当該ジグザグ状の信号S2が上式(B3)および(B4)の何れも満たさなかった場合は、当該信号S2は縞模様を構成せず、ノイズ信号である旨を判定する(ステップST5)。そして、判定手段4は、その旨を示す判定信号S3をノイズ信号抽出手段5に出力する。次のステップST6で、ノイズ信号抽出手段5は、入力画像信号S1から当該ノイズ信号S4を抽出してフィルタ6に出力し、フィルタ6は、着目画素n[0,0]を含む複数画素をサンプリングし、着目画素n[0,0]に関して当該ノイズ信号S4を平滑化(フィルタリング)する。次のステップST7で、その結果得られた出力画像信号S5は外部に出力される。
【0052】
フィルタ6は、少なくとも、着目画素n[0,0]とその左右両隣の画素n[−1,0],n[1,0]との合計3画素を含む複数画素を平滑化する機能を備えていればよい。具体的には、フィルタ6は、下記式(C2)の条件を満たすフィルタ係数K(n)を使用し、次式(C1)に従ってフィルタリングを実行できる。
【0053】
【数29】
【0054】
【数30】
【0055】
但し、フィルタ係数K(n)は、K(n)=K(−n)の関係式を満たすこと、言い換えれば、着目画素n[0,0]に対して対称であることが望まれる。上式(C1)の右辺の分母を2の巾乗(=2m)としたのは、ノイズ除去装置1を集積回路で構成する場合に、2の巾乗による除算処理をシフト演算器で実行できるからである。2の巾乗でない値で除算処理を行う場合は、シフト演算器を用いる場合と比べて集積回路のゲート規模が多大になり易いという不利な点がある。
【0056】
例えば、3画素に対してフィルタリングを実行する場合は、上式(C1)に対して、M=2、K(0)=2×K1、K(±1)=K0を適用することで、次式(C1−0)が成立する。
【0057】
【数31】
【0058】
上式(C1−0)中、mは2以上の整数であり、K0+K1=2m-1の関係式が成立する。
【0059】
また、平滑化の観点からは、着目画素n[0,0]の信号レベルI[0,0]に重み付けを与えるフィルタ係数K1と、両隣の画素の信号レベルI[−1,0],I[1,0]に重み付けを与えるフィルタ係数2×K0との比率は小さいことが望ましい。m=2のとき、上式(C1−0)は次式(C1−1)で表現できる。ここで、フィルタ係数は、K0=1,K1=1である。
【0060】
【数32】
【0061】
平滑化の観点からは、上式(C1−0)を次式(C1−2)で表現するのが良い。ここで、m=4,K0=5,K1=3である。
【0062】
【数33】
【0063】
尚、本実施の形態では、上記ステップST6のフィルタリング処理でサンプリングする画素は、着目画素n[0,0]を含む1本の水平ライン上の複数画素であったが、本発明ではこれに限らず、当該着目画素n[0,0]周辺の複数ラインにおける複数画素をサンプリングしてフィルタリング処理に用いてもよい。
【0064】
ところで、上記ステップST2で信号検出手段3は、隣接する2画素間の差分絶対値が閾値D1未満の成分については、ジグザグ状の信号とみなさずに、当該隣接する2画素の信号レベルは一致するものとして処理する。これは、隣接する2画素間の差が僅かな信号まで処理に含めると、相関性の低い不規則なパターンをもつノイズ信号をジグザグ状の信号と判定する確率が高くなり、この結果、フィルタリング処理の回数が多くなり、解像度が低下するからである。当該閾値D1は、閾値設定手段2で可変に設定できるため、画質が最適になるように閾値D1を設定することが可能である。
【0065】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の請求項1に係るノイズ除去方法および請求項8に係るノイズ除去装置によれば、上記ジグザグ状の信号が縞模様を構成するか否かを判定し、縞模様を構成するジグザグ状の信号を正常な画像信号とみなし、縞模様を構成しないジグザグ状の信号をノイズ信号とみなすため、ノイズ信号の検出精度が向上する。また、当該ノイズ信号のみを選択的にフィルタで除去するため、ノイズ除去処理による解像度の低下を防止することが可能となる。
【0066】
請求項2および請求項9によれば、簡易且つ確実にノイズ信号を除去することが可能となる。
【0067】
請求項3および請求項10によれば、ノイズ検出精度の向上を図ることが可能である。相関性の低い不規則なパターンをもつノイズ信号を拾って、このノイズ信号にフィルタリングを施すことを確実に防止でき、解像度の低下を防止できる。
【0068】
請求項4および請求項11によれば、画像信号の画質が最適となるように上記閾値を設定することが可能となる。
【0069】
請求項5,6および請求項12,13によれば、検出されたジグザグ状の信号が、アナログ回路や画像処理回路に起因する信号か、被写体に起因する信号かの判定を確実に実行できるため、被写体に起因するジグザグ状の信号をフィルタリングせずに済み、解像度低下を確実に防止できる。
【0070】
請求項7および請求項14によれば、上式(C1)を採用することで高精度にノイズ除去を実行できる。特に、上式(C1)の右辺の分子を2の巾乗で除算する処理はシフト演算で実行できるため、比較的高速にノイズ除去処理を実行できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るノイズ除去装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】ノイズ除去装置に入力する画像信号の画像フォーマットを示す図である。
【図3】画像データの例を示す模式図である。
【図4】画像データの信号レベル分布を示すグラフである。
【図5】本実施の形態に係るノイズ除去方法を示すフローチャートである。
【図6】画像データの例を示すグラフである。
【図7】画像データの信号レベル分布を示すグラフである。
【図8】画像データの例を示すグラフである。
【図9】画像データの例を示すグラフである。
【図10】一般的なディジタル・スチル・カメラの概略構成を示すブロック図である。
【図11】点線状に分布するノイズ信号を含む画像データの一例を示す図である。
【図12】チェッカー状に分布するノイズ信号を含む画像データの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ノイズ除去装置
2 閾値設定手段
3 信号検出手段
4 判定手段
5 ノイズ信号抽出手段
6 フィルタ
Claims (14)
- 2次元画像信号中に混入したノイズ信号を除去するノイズ除去方法であって、
(a)前記2次元画像信号において、水平画素方向または垂直画素方向に沿って隣接する2画素間の信号レベルの差分値が正値と負値とを交互にとるジグザグ状の信号を検出する工程と、
(b)前記工程(a)で検出された前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成するか否かを判定する工程と、
(c)前記工程(b)で前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成すると判定された場合は、当該ジグザグ状の信号を正常の画像信号とみなす工程と、
(d)前記工程(b)で前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成すると判定されなかった場合は、当該ジグザグ状の信号をノイズ信号とみなして抽出する工程と、
(e)前記2次元画像信号から、前記工程(d)で抽出された前記ノイズ信号をフィルタリングする工程と、
を備えることを特徴とするノイズ除去方法。 - 請求項1記載のノイズ除去方法であって、前記工程(e)は前記ノイズ信号をローパスフィルタでフィルタリングする工程である、ノイズ除去方法。
- 請求項1または2記載のノイズ除去方法であって、前記工程(a)は、水平画素方向または垂直画素方向に沿って隣接する2画素間の信号レベルの差分絶対値が所定の閾値以下である場合は、当該隣接する2画素の信号レベルを同一とみなす工程を更に備える、ノイズ除去方法。
- 請求項3記載のノイズ除去方法であって、前記閾値は可変に設定される、ノイズ除去方法。
- 2次元画像信号中に混入したノイズ信号を除去するノイズ除去装置であって、
前記2次元画像信号において、水平画素方向または垂直画素方向に沿って隣接する2画素間の信号レベルの差分値が正値と負値とを交互にとるジグザグ状の信号を検出する信号検出手段と、
前記信号検出手段で検出された前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成すると判定された場合は、当該ジグザグ状の信号を正常の画像信号とみなし、前記ジグザグ状の信号が縞模様を構成すると判定されなかった場合は、当該ジグザグ状の信号をノイズ信号とみなして抽出するノイズ信号抽出手段と、
前記2次元画像信号から前記ノイズ信号を除去するフィルタと、
を備えることを特徴とするノイズ除去装置。 - 請求項8記載のノイズ除去装置であって、前記フィルタは、前記ノイズ信号をフィルタリングして除去するローパスフィルタである、ノイズ除去装置。
- 請求項8または9記載のノイズ除去装置であって、前記信号検出手段は、水平画素方向または垂直画素方向に沿って隣接する2画素間の信号レベルの差分絶対値が所定の閾値以下である場合は、当該隣接する2画素の信号レベルを同一とみなす、ノイズ除去装置。
- 請求項10記載のノイズ除去装置であって、前記閾値を可変に設定する閾値設定手段を更に備えるノイズ除去装置。
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