JP3735546B2 - 内側マイクロメータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内側マイクロメータに関する。詳しくは、部品点数を削減した内側マイクロメータに関する。
【0002】
【背景技術】
従来の内側マイクロメータは、図8に示されるように、シンブル20の回転によって第1スピンドル11が進退する内側マイクロメータ本体1と、長さが一定寸法ずつ異なる複数のアンビル30と、アンビル30と内側マイクロメータ本体1の間に介装される伸測カラー40とを備える。
内側マイクロメータ本体1は、図9に示されるように、貫通孔3の一端側内周に雌ねじ4が形成された内筒2Aと、内筒2Aの外周に設けられた円筒状の外筒2Bと、外周に内筒2Aの雌ねじ4に螺合する雄ねじ13を有する筒状の第1スピンドル軸12および第1スピンドル軸12の一端側に螺合される測定子15からなる第1スピンドル11と、貫通孔21を有し、内筒2Aおよび外筒2Bの一端側から他端側に向かう途中までを覆う筒状のシンブル20とを備える。
【0003】
内筒2Aの一端側付近には、円筒軸に沿って複数本のスリット3Aが設けられ、外側からナット3Bが螺合されている。また、内筒2Aの他端側外周には、頭部につまみ部を有する止めねじ5と支持つまみ6とが螺合されている。
第1スピンドル軸12の一端側外周およびシンブル20の一端側開口部21Aは、一端側から他端側へ向かうに従って拡径するテーパ27Aで嵌合され、かつ、測定子15に螺合されたナット27Bによって締め付けられている。
シンブル20の一端側外周にはローレット28が設けられ、他端側外周には円周方向に目盛り23が刻まれている。
アンビル30の一端側の径は、内筒2Aの貫通孔3の他端側の径と同径で、一端側から他端側に向かう途中で段差31をもって拡径し、アンビル30の他端側には測定子32が設けられている。
外筒2Bには円筒軸方向に目盛り7が刻印されている。
伸測カラー40は、アンビル30の一端側の径と同径の貫通孔41を有している。
【0004】
使用に際しては、被測定対象の被測定部位の長さに適した長さのアンビル30を選択し、これを内筒2Aの他端側から挿入し、止めねじ5で保持する。この後、内側マイクロメータ本体1のシンブル20を回転させ、第1スピンドル11を進退させる。アンビル30の測定子32と第1スピンドル11の測定子15とが被測定対象に当接したときに、目盛り7,23から被測定対象の被測定部位の寸法を読み取る。
伸測カラー40を使用する際は、伸測カラー40の貫通孔41にアンビル30を挿入した後、そのアンビル30を内側マイクロメータ本体1に挿入する。これによって、内側マイクロメータの測定領域を、この伸測カラー40の分だけ延長できる。
【0005】
実際の測定に際しては、被測定対象に応じて、内側マイクロメータ本体1にアンビル30と伸測カラー40を選択的に用いることにより、図10に示されるように、内側マイクロメータの測定領域を設定調整することができる。
【0006】
例えば、内側マイクロメータ本体1の第1スピンドル11の作動距離が13mm、伸測カラー40の長さが12mm、アンビル30として50mm、75mm用が用意されているとする。
50mm〜63mmを測定領域とするときは、50mm用のアンビル30を内側マイクロメータ本体1に着装することにより測定できる。
62mm〜75mmを測定領域とするときは、50mm用のアンビル30に伸測カラー40を加えることにより測定できる。
75mm〜88mmを測定領域とするときは、75mm用のアンビル30に交換すれば測定できる。
以下同様にアンビル30と伸測カラー40を選択的に使用することによって測定領域を延長することができるので、25mmずつ長さの異なるアンビル30を備えていれば、連続した測定領域で測定できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の内側マイクロメータでは、アンビル30を25mmずつ異なる長さで用意する必要がある。
例えば、50mm〜300mmまでを測定領域とするためには、50mm、75mm、100mm、125mm、150mm、175mm、200mm、225mm、250mm、275mm用の10本ものアンビル30を用意する必要がある。
これは、部品点数が多く、長いアンビル30を何本も用意しなければならないことから加工に手間がかかり、コスト高の要因ともなる。さらに、何本ものアンビル30を備えていなくてはならないので、収納ケースが大きくなり、携帯に不便である。
【0008】
そこで、本発明の目的は、斯かる実情に鑑み、部品点数が少なく、コストを削減でき、携帯に便利な内側マイクロメータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の内側マイクロメータは、貫通孔の内周に雌ねじを有する円筒形の筒体と、前記雌ねじに螺合して前記貫通孔の一端側から軸方向進退可能に設けられた第1スピンドルと、前記第1スピンドルと一体回転可能で前記内筒の外側に設けらたシンブルとを備える内側マイクロメータ本体に対して、長さ寸法が一定寸法ずつ異なり、前記筒体の貫通孔の他端側に着脱可能な複数本のアンビルと、前記アンビルが挿入される貫通孔を有し、前記筒体の他端側と前記アンビルとの間に介装される第1延長部材とを選択的に用いて測定領域を設定調整可能とする内側マイクロメータにおいて、
前記第1スピンドルの一端側に着脱可能かつ選択的に装着され、前記第1スピンドルとともに進退する第2スピンドルを有する第2延長部材を備えたことを特徴とする。
【0010】
このような構成によれば、シンブルを回転させると、第1スピンドルがシンブルとともに回転される。第1スピンドルの雄ねじが筒体の雌ねじに螺合していることから、このねじのピッチに従って、第1スピンドルが筒体の一端側から軸方向に進退する。このとき、第1スピンドルが筒体の一端側から筒体の外側に進出できる距離が内側マイクロメータ本体の作動領域である。
【0011】
従来は、筒体の貫通孔の他端側に着脱されるアンビルと、筒体の他端側とアンビルとの間に介装される第1延長部材とを選択的に用いることによって、内側マイクロメータの作動領域を測定対象の長さに対応した測定領域に設定調整していた。
例えば、短い長さのアンビルだけを用いれば、測定領域を短い長さに設定することができ、また、これに第1延長部材を加えて使うことで、測定領域を第1延長部材の分だけ、長い方に変更調整できた。さらに、アンビルをより長いものに変えることによって、測定領域をより長い方に変更調整でき、以下同様に測定領域を変更調整できた。
【0012】
ここで、アンビルおよび第1延長部材とともに選択的に用いられる第2延長部材を新たに加えると次の効果を奏することができる。
上記のように内側マイクロメータ本体に任意の長さのアンビルを着装し、第1延長部材を介装して、測定範囲を長い方へ設定調整したあと、さらに、第2延長部材を着装することによって、測定領域をより長い方へ設定調整できる。
換言すると、任意のアンビル一本から延長できる測定領域が、従来はこのアンビルと第1延長部材との長さの和であったものが、第2延長部材を加えると、このアンビルと第1延長部材と第2延長部材の和まで伸びることとなる。
よって、従来は必要だった長さのアンビル、つまり、このアンビルに第1延長部材と第2延長部材の長さの和を足したアンビルは削除できることとなる。
このとき、測定領域が長くなるほど、従来は必要とされたアンビルから削除できる本数は多くなるので、上記の効果は一層顕著となる。
一つの第2延長部材を備えることによって長いアンビルを複数本削除できることは、単に部品点数の削除だけでなく、長い数本のアンビルの大きさと、その製造に注目するとき、上記アンビルの本数の削除はコストの低下と収納ケースの大きさにおいて著しい効果を示す。
【0013】
請求項2に記載の内側マイクロメータは、請求項1に記載の内側マイクロメータにおいて、前記第1スピンドルの作動領域をv、前記第1延長部材の長さをk、前記第2延長部材の前記第2スピンドルの長さをs、前記アンビルの長さ寸法の違いをdとしたとき、k≦v、s≦v+k、d≦v+k+sの関係を有することを特徴とする。
【0014】
このような構成によれば、内側マイクロメータによって測定することができる測定領域は、隙間なく連続した領域とすることができる。
長さaのアンビルAを装着した内側マイクロメータの測定領域S1は、内側マイクロメータの作動領域がvなので、a≦S1≦a+vで示される。
アンビルAと長さkの第1延長部材を装着したときの測定領域S2は、a+k≦S2≦a+k+vである。このとき、k≦vよりa+k≦a+vなので、(S2の最小値)≦(S1の最大値)である。よって、S1とS2は少なくともクロスオーバーする領域を有するか、もしくは連続している。
アンビルAと長さsの第2スピンドルを有する第2延長部材を装着したときの測定領域S3は、a+s≦S3≦a+s+vである。このとき、s≦k+vより、a+s≦a+k+vなので、(S3の最小値)≦(S2の最大値)である。よって、S2とS3は少なくともクロスオーバーする領域を有するか、もしくは連続している。
【0015】
アンビルAと第1延長部材と第2延長部材を装着したときの測定領域S4はa+k+s≦S4≦a+k+s+vで示される。ここで、k≦vより、a+k+s≦a+s+vなので、(S4の最小値)≦(S3の最大値)である。よって、S3とS4は少なくともクロスオーバーする領域を有するか、もしくは連続している。
アンビルAを長さa+dのアンビルBに変更すると、測定領域S5はa+d≦S5≦a+d+vである。このとき、d≦v+k+sより、a+d≦a+v+k+sなので、(S5の最小値)≦(S4の最大値)である。よって、S4とS5は少なくともクロスオーバーする領域を有するか、もしくは連続している。
以上より、上記構成を備えた内側マイクロメータによれば、従来より少ない本数のアンビルで連続した領域を測定領域として設定調整できる。
【0016】
請求項3に記載の内側マイクロメータは、請求項1または2に記載の内側マイクロメータにおいて、前記第2延長部材は、前記シンブルの一端側に着脱可能に装着され、中心に貫通孔を有する第2延長部材本体と、前記第2延長部材の貫通孔の一端側から軸方向進退可能に設けられた第2スピンドルと、前記第2スピンドルを前記第1スピンドルへ向かって付勢する付勢手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
このような構成によれば、第2スピンドルは第2延長部材の貫通孔内でその位置を固定されず、軸方向に進退可能で、付勢手段によって第1スピンドルに付勢されているので、第2延長部材をシンブルの一端側に装着したとき、第1スピンドルの一端と第2スピンドルの他端が接触し、第1スピンドルの一端によって第2スピンドルの他端が押されて、第2スピンドルは一端側にスライドできる。よって、第2スピンドルの長さの分が、第1スピンドルに付け足されたことと等しくなり、延長部材としての効果を奏することができる。
このとき、第1スピンドルが内側マイクロメータ本体の筒体から突出する長さが変わったとしても、第2スピンドルは柔軟にその位置を変化させ、第1スピンドルの一端と隙間を生じることなく接触することができる。つまり、第1、第2スピンドルが完全一体となって進退するので、測定精度の低下を招くことがない。
【0018】
請求項4に記載の内側マイクロメータは、請求項1〜3のいずれかに記載の内側マイクロメータにおいて、前記第2延長部材本体の他端側および前記シンブルの一端側のいずれか一方に雄ねじが設けられ、前記第2延長部材本体の他端側および前記シンブルの一端側の他方に前記雄ねじに螺合する雌ねじが設けられることを特徴とする。
【0019】
このような構成によれば、シンブルの一端側と第2延長部材の他端側を螺合することによって、第2延長部材はシンブルと一体となって移動できるので、シンブルを回転させて、第1スピンドルとともにシンブルが移動するとき、第2延長部材が第1スピンドルとともに移動し、延長部材としての作用を奏することができる。
さらに、シンブルと第2延長部材はねじによる螺合によって、簡便に着脱できるので、取扱性に優れ、また、シンブルおよび第2延長部材のいずれを回転させてもよいので、操作性にも優れる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
本実施形態の内側マイクロメータは、図1に示されるように、内側マイクロメータ本体1と、長さ寸法が一定寸法ずつ異なる複数本のアンビル30と、第1延長部材としての伸測カラー40と、第2延長部材としての伸測ロッド50とを備える。
【0021】
内側マイクロメータ本体1は、図2に示されるように、貫通孔3の内周に雌ねじ4を有する筒体2と、筒体2の雌ねじ4に螺合して筒体2の貫通孔3の一端側から軸方向進退可能に設けられた第1スピンドル11と、この第1スピンドル11と一体回転可能で筒体2の外側に設けらたシンブル20とを備える。
【0022】
筒体2には貫通孔3の一端側開口部付近に雌ねじ4が設けられ、他端側外周には、頭部につまみ部を有する止めねじ5と、周囲につまみ部を有する支持つまみ6とが螺合されている。
筒体2の外壁には軸方向にそってレーザーマーキングにより目盛り7が刻まれている。
【0023】
第1スピンドル11は、外周略全体にわたって雄ねじ13を備えた第1スピンドル軸12と、第1スピンドル軸12の一端側先端に一体的に形成された測定子15とを備えている。また、測定子15の径は第1スピンドル軸12の径より小さく形成されている。
第1スピンドル軸12の雄ねじ13は筒体2の雌ねじ4に螺合していて、第1スピンドル11が回転することによって、第1スピンドル11は筒体2の一端側から進退する。
第1スピンドル軸12は、他端側が開口した軸方向に平行な穴14を有している。この第1スピンドル軸12の穴14の径は、筒体2の他端側開口部3Cの径よりわずかに大きく形成されている。
【0024】
シンブル20は、円筒形状で円筒軸に平行に貫通孔21を有していて、筒体2の一端側から他端側に向かう途中までを覆う肉薄で、内径が筒体2の外径よりわずかに大きい第1筒部22と、筒体2の一端側から第1スピンドル11の測定子15を覆う肉厚で、内径が測定子15の径に等しい第2筒部24とからなっている。この第2筒部24の一端側外周には雄ねじ25が設けられている。通常、この雄ねじ25には、円環状のキャップ26が螺合されている。また、第2筒部24の他端側には貫通孔21に垂直に押圧ねじ27が螺合されている。この押圧ねじ27によって、測定子15とシンブル20が結合されて、第1スピンドル11とシンブル20が一体回転する。シンブル20の第1筒部22の他端側外周には円周に沿って目盛り23が設けられている。また、シンブル20の中央部にはローレット28が設けられている。
本実施形態においては、第1スピンドル11の作動距離は13mmであって、第1スピンドル11が2回転すると、軸方向に1mm移動するように筒体2の雌ねじ4および第1スピンドル11の雄ねじ13のピッチが刻まれている。よって、筒体に設けられる目盛り7は、0.5mm刻みであり、また、シンブル20に設けられる目盛り23は一周を50等分に分割して、0.01mmを読み取れるように設けられている。
【0025】
アンビル30は、長さ寸法が一定ずつ異なる複数本が用意される。アンビル30は長い棒体で、一端側の径は筒体2の貫通孔3の他端側開口部3Cと同径に形成され、アンビル30の一端側から他端側に向かう途中に径を増す段差31を有し、他端側の先端に測定子32を備える。
本実施形態においては、アンビル30は50mmずつ異なる長さで用意される。
【0026】
伸測カラー40は、貫通孔41を有する筒状で、貫通孔41の径はアンビル30の一端側の径より大きく、アンビル30の段差31の径より小さい。伸測カラー40の外径は、筒体2の他端側開口部3Cの径よりも大きく形成される。
本実施形態においては、伸測カラー40は12mmである。
【0027】
伸測ロッド50は、図3に示されるように、貫通孔52を有する第2延長部材本体である伸測ロッド本体51と、伸測ロッド本体51の貫通孔52の一端側から軸方向進退可能に設けられた第2スピンドル58と、第2スピンドル58を他端側に付勢する付勢手段としてのばね60と、ストッパ70とを備える。
伸測ロッド本体51は、円筒形状で円筒軸に平行に貫通孔52を有する。この貫通孔52において、一端側の径はシンブル20の一端側開口部21Aと同径で一番小さく、他端側へ向かう途中に拡径する二箇所の段差、つまり第1段差53と第2段差54を有する。さらに、伸測ロッド本体51の貫通孔52の第2段差54と他端側開口部までの途中に雌ねじ55が設けられ、また、他端側開口部付近にも雌ねじ56が設けられている。
伸測ロッド本体51の一端側の外周にはローレット57が設けられている。
【0028】
第2スピンドル58は伸測ロッド本体51の貫通孔52内に設けられ、その径は第1スピンドル11の測定子15と同径である。第2スピンドル58の途中には他の部分より径が大きいリング部材59が設けられている。このリング部材59と貫通孔52内の第1段差53との間にばね60が介装されて、第2スピンドル58は他端側に付勢されている。
伸測ロッド本体51の貫通孔52内には、円環状のストッパ70が設けられている。このストッパ70は、他端側から第2スピンドル58とばね60が挿入された後、伸測ロッド本体51の雌ねじ55に螺合される。第2スピンドル58のリング部材59がこのストッパ70に引っ掛かって、第2スピンドル58がばね60の付勢力で他端側に飛び出さないようにされる。
【0029】
ここで、第1スピンドル11の雄ねじ13と筒体2の雌ねじ4は右ねじであるのに対して、伸測ロッド本体51の雌ねじ56とシンブル20の雄ねじ25は左ねじに形成されている。
本実施形態においては、伸測ロッド50の第2スピンドル58は25mmである。
【0030】
測定にあたっては、被測定対象に応じて、内側マイクロメータ本体1に、アンビル30と伸測カラー40と伸測ロッド50を選択的に使用する。
図4には、本実施形態における内側マイクロメータの組み立て構成が示されている。
まず、測定にあたり、アンビル30を内側マイクロメータ本体1に装着するときは、筒体2の止めねじ7を弛緩して、アンビル30の一端を筒体2の他端側開口部3Cから段差31によって止まるまで挿入し、止めねじ5の押圧で固定する。
また、伸測カラー40を使用する際は、アンビル30を伸測カラー40の貫通孔41を通して筒体2の貫通孔3の他端側に挿入する。一方、伸測ロッド50を装着するには、キャップ26を外し、シンブル20の雄ねじ25に伸測ロッド50の雌ねじ56を螺合する。
【0031】
図5には、内側マイクロメータ本体1に、アンビル30と伸測ロッド50が装着された状態が示されている。
この状態では、第1スピンドル11が第2スピンドル58の長さの分だけ延長された構成となる。つまり、シンブル20が回転すると、第1スピンドル11が進退され、第1スピンドル11とともに、シンブル20と伸測ロッド50の第2スピンドル58が一体的に進退されるので、第2スピンドル58の一端とアンビル30の測定子32とを被測定対象に当接させることによって、被測定対象の被測定部位の寸法を測定することができる。
【0032】
図6には、内側マイクロメータ本体1に、アンビル30と伸測ロッド50と伸測カラー40を装着した状態が示されている。
この状態では、第1スピンドルが第2スピンドルの分だけ延長され、加えて、アンビル30が伸測カラー40の長さの分だけ延長されている。よって、シンブル20を回転させて、被測定対象にアンビル30の測定子32と第2スピンドル58の一端を当接させることによって、被測定対象の被測定部位の寸法を測定することができる。
【0033】
このような本実施形態の内側マイクロメータによれば以下の効果がある。
シンブル20を回転させると、第1スピンドル11がシンブルとともに回転する。このとき、第1スピンドル11の雄ねじ13と筒体2の雌ねじ4が螺合しているので、このねじ4,13のピッチに従って第1スピンドル11が筒体2の一端側から進退できる。このときの第1スピンドル11の作動距離を筒体2およびシンブル20に設けられた目盛り7、23から読み取ることで、被測定対象を測定できる。
【0034】
本実施形態においては、内側マイクロメータ本体1の第1スピンドル11の作動距離が13mm、伸測カラー40が12mm、伸測ロッド50が25mmであって、アンビル30として50mm用、100mm用、150mm用、200mm用、250mm用が用意されている。
よって、図7に示されるように、50mmから300mmまですべてを測定領域とすることができる。
【0035】
つまり、50mm用アンビル30だけを内側マイクロメータ本体1に装着したときには、50mm〜63mmまでを測定領域とすることができる。
50mm用アンビル30と12mmの伸測カラー40を使用したときは、62mm〜75mmまでを測定領域とすることができる。
伸測カラー40をはずして、50mmアンビル30と25mmの伸測ロッド50を使用したときは、75mm〜88mmまでを測定領域とすることができる。50mmアンビル30と伸測カラー40と伸測ロッド50を使用したときは、87〜100までを測定領域とするできる。
よって、50mm用アンビル30に伸測カラー40と伸測ロッド50を用いることによって、50mm〜100mmまでのすべての領域を測定領域とすることができる。
【0036】
以降、50mm用アンビル30を100mm用アンビル30に変えて、上記と同様に伸測カラー40、伸測ロッド50を選択的に用いることで、100mmから150mmまでを測定領域とすることができる。
本実施形態においては、50mmずつ長さの異なるアンビル30を250mm用まで用意しているので、50mmから300mmまでのすべてを測定領域とすることができる。
また、さらに300mm、350mm用というように、50mmずつ長さの異なるアンビル30を用意することによって、測定領域を連続させて延長していくことができる。
【0037】
伸測ロッド50を使用しない従来技術では、内側マイクロメータ本体1の作動距離が13mm、伸測カラー40が12mmというように、伸測ロッド50以外は本実施形態と同じであるとき、連続した測定領域を得るためには25mmずつ長さ寸法の異なるアンビル30を用意する必要があった。つまり、50mm〜300mmまでを測定領域とするためには、50mm、75mm、100mm、125mm、150mm、175mm、200mm、225mm、250mm、275mm用の10本のアンビル30を用意していた。
これに対して、25mmの伸測ロッド50を使用する本実施形態では上述のように5本のアンビル30を用意すれば良いので、部品点数を減らすことができ、コストの削減が可能となる。
さらに、75mm、125mm、175mm、225mm、275mm用のアンビル30は部品の中でも大きな部品であることから、これを削減することにより、収納ケースを小さくでき、単なる部品点数の削減以上に携帯性において顕著な効果を奏することができる。
【0038】
伸測ロッド50において、第2スピンドル58は、ばね60によって他端側、つまり第1スピンドルに向かって付勢されており、伸測ロッド本体51の貫通孔52内で軸方向進退可能であるので、内側マイクロメータ本体1の他端側に装着されると、第2スピンドル58は、第1スピンドル11の測定子15の一端に押されて一端側に移動することができる。このとき、ばね60の付勢力によって第1スピンドル11と第2スピンドル58は隙間なく密接することができるので、第1スピンドル11が第2スピンドル58の長さ分、本実施形態においては25mmだけ、正確に延長されたことと等しくできる。
さらに、内側マイクロメータ本体1のシンブル20の他端側から突出する測定子15の長さが変わったとしても、第2スピンドル58はばね60の付勢力によって、柔軟にその位置をかえることができる。つまり、第1スピンドル11、測定子15、第2スピンドル58は完全一体となって移動するので、測定精度の低下を招くことがない。
【0039】
シンブル20の第2筒部24には雄ねじ25が設けられ、伸測ロッド本体51の貫通孔の他端側には雌ねじ56が設けられているので、内側マイクロメータ本体1に対して、伸測ロッド50をねじによる螺合によって簡便に着脱することができる。
さらに、上記螺合によって、シンブル20と伸測ロッド50が一体となることから、シンブル20の回転によって第1スピンドル11がシンブル20とともに移動したとき、伸測ロッド50の第2スピンドル58も一体的に移動することができる。
【0040】
第1スピンドル11の雄ねじ13と筒体2の雌ねじ4が右ねじであるのに対して、伸測ロッド本体51の雌ねじ56とシンブル20の雄ねじ25は左ねじに設けられているので、第1スピンドル11を筒体2から進出するようにシンブル20を右回転させるときに、伸測ロッド50に設けられたローレット57をもって回転させても、伸測ロッド50が外れることはない。よって、操作性に優れたものとすることができる。
【0041】
本実施形態の内側マイクロメータ本体1の構造と従来のそれを比較すると以下の点で異なる。
本実施形態における筒体2は、従来技術では、図9に示されるように、内筒2Aと外筒2Bの別体となっていた。つまり、一端側付近の内周に雌ねじ4を有する貫通孔3を備えた円筒状の内筒2Aと、この内筒2Aの外側に装着された円筒状の外筒2Bとから構成されていた。
これは、内筒2Aに刻印加工によって目盛り7を刻印加工するときに内筒2Aが変形するため、内筒2Aとは別体の外筒2Bに目盛り7を刻んでいたことによる。
しかし、本実施形態では、筒体2に直接レーザーマーキングで目盛り7を加工することにより、筒体2の変形を防ぐことができるので、図2に示されるように、従来の内筒2Aと外筒2Bを筒体2に一体化している。これにより部品点数を削減し、また、加工工程を簡素化することができ、コストを削減することができる。
【0042】
従来技術では、図9に示されるように、第1スピンドル軸12と測定子15は別体であり、第1スピンドル軸12には貫通孔14が設けられ、この貫通孔14の一端側開口部付近の内周と測定子15が螺合されていた。さらに、シンブル20の貫通孔21の一端側開口部21Aと第1スピンドル軸12の一端側外周には、一端側から他端側へ向かって拡径するテーパー27Aが設けられ、互いに嵌めあわされた後、測定子15に螺合されたナット27Bによって締め付けることによって、第1スピンドル軸12と測定子15、シンブル20が一体化する構造となっていた。
これに対し、本実施形態においては、図2に示されるように、第1スピンドル軸12と測定子15は一体形成され、第1スピンドル軸12とシンブル20のテーパーが廃止され、シンブル20と測定子15が押圧ねじ27の押圧によって固定される構成となっているので、部品点数の削減および加工工程の簡素化をすることができ、コストを削減することができる。
【0043】
従来は、内筒2の一端側にスリット3Aが軸方向に数本設けられ、内筒2の一端側の外側からナット3Bの螺合によって締め付けられ、第1スピンドル11と内筒2が正確に螺合する構成となっていた。
これは、第1スピンドル11を頻繁に回転させることで、第1スピンドル11と内筒2のねじ4,13のがたが生じた場合、ナット3Bの締め付けによって、ねじ4、13の間のクリアランスを調節するためであった。
しかし、内側マイクロメータの使用形態は限界ゲージの測定が主であり、第1スピンドル11が頻繁に回転させられて、ねじ4と13の間にクリアランスが生じる可能性は少ない。
そこで、本実施形態では、上記のスリット3Aとナット3Bは廃止されている。その結果、部品点数を削減し、加工工程を簡素化することができるので、コストを削減することができる。
【0044】
尚、本発明の内側マイクロメータは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
第2延長部材としては、本実施形態では伸測ロッド本体51の貫通孔52に第2スピンドル58が設けられた伸測ロッド50を、シンブル20に螺合しているが、第2スピンドル58を第1スピンドル11に継ぎ足せるものであれば、形態は上記に限定されない。例えば、第1スピンドル11の一端側と第2スピンドル58の他端側を単に螺合しても良い。また、螺合でなくとも、継ぎ輪や磁力で固定するなど方法は問わない。
第2スピンドル58を付勢する付勢手段はばね60でなくても、弾性体であればよい。もしくは、第1スピンドル11の一端と第2スピンドル58の他端に磁石を設けるなど、第1スピンドル11と第2スピンドル58が密接する形になれば、方法は問わない。
【0045】
前記実施形態では、シンブルの一端側に雄ねじを設け、伸測ロッド本体の他端側に雌ねじを設けて螺合したが、逆に、シンブルの一端側が雌ねじで、伸測ロッド本体の他端側が雄ねじでもよい。
前記実施形態では、内側マイクロメータ本体1の第1スピンドル11の作動距離が13mm、伸測カラー40が12mm、伸測ロッド50の第2スピンドル58が25mm、アンビル30の長さ寸法の違いが50mmとしたが、請求項2に示される関係を有する組み合わせであれば、どのような長さを使用しても連続した測定領域を確保できる。
【0046】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の内側マイクロメータによれば、部品点数が少なく、コストが削減でき、携帯に便利であるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内側マイクロメータに係る一実施形態の構成を示す図。
【図2】前記実施形態の内側マイクロメータ本体を側面からみた半破断図。
【図3】前記実施形態の伸測ロッドを側面からみた半破断図。
【図4】前記実施形態に係る内側マイクロメータの構成の分解斜視図。
【図5】前記実施形態の内側マイクロメータにおいて、内側マイクロメータ本体に伸測ロッドとアンビルを装着した状態を示す図。
【図6】前記実施形態の内側マイクロメータにおいて、内側マイクロメータ本体に伸測ロッドと伸測カラーとアンビルを装着した状態を示す図。
【図7】前記実施形態において、アンビル、伸測カラー、伸測ロッドを選択的に用いたときの測定領域を示す図。
【図8】従来の内側マイクロメータの構成を示す図。
【図9】従来の内側マイクロメータ本体を側面からみた半破断図
【図10】従来の内側マイクロメータにおいて、アンビル、伸測カラーを選択的に用いたときの測定領域を示す図。
【符号の説明】
1 内側マイクロメータ本体
2 筒体
3 筒体の貫通孔
4 筒体の貫通孔の雌ねじ
13 第1スピンドルの雄ねじ
20 シンブル
21 シンブルの貫通孔
25 シンブルの雄ねじ
30 アンビル
40 伸測カラー(第1延長部材)
41 伸測カラーの貫通孔
50 伸測ロッド(第2延長部材)
51 伸測ロッド本体(第2延長部材本体)
52 伸測ロッド本体の貫通孔
56 伸測ロッド本体の雌ねじ
60 ばね(付勢手段)
Claims (4)
- 貫通孔の内周に雌ねじを有する円筒形の筒体と、前記雌ねじに螺合して前記貫通孔の一端側から軸方向進退可能に設けられた第1スピンドルと、前記第1スピンドルと一体回転可能で前記筒体の外側に設けらたシンブルとを備える内側マイクロメータ本体に対して、長さ寸法が一定寸法ずつ異なり、前記筒体の貫通孔の他端側に着脱可能な複数本のアンビルと、前記アンビルが挿入される貫通孔を有し、前記筒体の他端側と前記アンビルとの間に介装される第1延長部材とを選択的に用いて測定領域を設定調整可能とする内側マイクロメータにおいて、
前記第1スピンドルの一端側に着脱可能かつ選択的に装着され、前記第1スピンドルとともに進退する第2スピンドルを有する第2延長部材を備えたことを特徴とする内側マイクロメータ。 - 請求項1に記載の内側マイクロメータにおいて、
前記第1スピンドルの作動距離をv、前記第1延長部材の長さをk、前記第2延長部材の前記第2スピンドルの長さをs、前記アンビルの長さ寸法の違いをdとしたとき、
k≦v、s≦v+k、d≦v+k+s
の関係を有することを特徴とする内側マイクロメータ。 - 請求項1または2に記載の内側マイクロメータにおいて、 前記第2延長部材は、前記シンブルの一端側に着脱可能に装着され、中心に貫通孔を有する第2延長部材本体と、前記第2延長部材の貫通孔の一端側から軸方向進退可能に設けられた第2スピンドルと、前記第2スピンドルを前記第1スピンドルへ向かって付勢する付勢手段とを備えることを特徴とする内側マイクロメータ。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の内側マイクロメータにおいて、
前記第2延長部材本体の他端側および前記シンブルの一端側のいずれか一方に雄ねじが設けられ、前記第2延長部材本体の他端側および前記シンブルの一端側のいずれか他方に前記雄ねじに螺合する雌ねじが設けられることを特徴とする内側マイクロメータ。
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