JP3735508B2 - 遊技機用表示装置における回転表示体の図柄表示用テープ - Google Patents

遊技機用表示装置における回転表示体の図柄表示用テープ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシーンやパチスロ等の遊技機に関するもので、更に詳しくは遊技機に設備される可変表示装置、主として回転表示体を有する表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スロットマシーン等における回転表示体を備えてなる可変表示装置は周知の様に回転表示体の周面に複数の文字、図形からなる図柄を一定の順序で並べ、複数の回転表示体(通常3個)を同時に回転させたのち、これらを個別に停止させてそのとき各回転表示体に表した図柄が予め定めた形態、例えば3つの図柄が一線上に揃う等その一致をみたとき、これを「当り」としてコイン等の景品を遊技者に払い出す仕組みになっている。
【0003】
この回転表示体の停止は、各表示体に対応して設置される個別の停止ボタンを遊技者がタイミングを図りながら、また種々選択しながら押すことによって行なっているが、「当り」となるか「外れる」かはこの停止ボタンの操作によって決定されることから遊技上最も重要な要素となっており、また遊技の楽しみもここに集中している。
【0004】
ところで、知られるように回転表示体は簡単に図柄合せができないように高速で回転させられ、また同時に回転の開始と停止が瞬時に実行されるように軽量化が図られている。そのため一般にはプラスチック素材によって形成されたものが多くなっている。
【0005】
この回転表示体には大別して回転リール型のものと、2つのプーリ間に張架し回転させるベルト型のものとがあり、そのいずれについても図柄を印刷表示したテープを回転リールにあっては直接周面に貼り付け、ベルト型のものにあってはテープをベルトとしてそのまゝ使用するものがある。
【0006】
この様な中にあって、従来の図柄表示は平滑なテープ表面に印刷する等して表現されていることから、ある程度の速度で回転するとその図柄を確認するができず、殆ど図柄合せができなくなるが、遊技者によっては動体視力が優れることによってこれを確認し、所謂「目押し」操作が行なわれる。
【0007】
このことから遊技者に有利,不利の差が出ることがあるため、予めテープに表現される図柄を立体的に表して高速で回転する中でも、ある程度図柄の移動が確認できるようにして目押し操作が平均的に容易に行なえるようにする試みがなされている。
【0008】
図柄を立体的にする試みの一つに例えば特開平6ー246046号や同8ー299545号公報の提案がある。しかし、これらは回転リールの表面に直接図柄を立体的に形成するもので、テープを利用して立体化するものとしては例えば特開平9ー313667号公報の提案がある。
【0009】
テープを利用する図柄表示はリールに直接図形を形成するものに比較して、軽量化できる点で優れると共に、製造が容易であり、図柄の変更,選択も容易にできるため製造性に優れる利点がある。
このテープによる図柄の立体的表現はテープの裏面側から表面側に向けて文字や図形に合せてテープの一部を押し出し表面側に浮き上らせて立体化するもので、実際の作業としてはプラスチック製テープ素材を利用してエンボス加工し、立体化が図られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このテープに対するエンボス加工による図柄の浮き出しは比較的容易であり、簡単に製造することができるが、一つの問題は図柄の浮き出しと同時に、浮き出た図柄の部分でテープが撓み性を失い、回転リールの周面に巻付けたときこの図柄部分がリブの働きをして引きつりを起こして周面から浮き上り密着状態が損われることにある。
【0011】
図11と図12は上記従来の図柄表示用テープ100と、このテープ100を回転プーリ101の周面に巻付け図柄表示した場合を示したものである。
テープ主体100には長さ方向に沿って図柄102を連続的に表示し、この図柄102のうち特定の図柄102a,102b,102cにつきエンボス加工によって裏面側からテープの一部を押し出し、表面側に浮き出させて隆起図柄としたものである。
【0012】
この図柄を浮き出させたテープは立体化することによって目に付くものとなり、装飾性を高めるが、同時に図12に示したように回転プーリ101の周面に貼り付けたとき、図柄を起こす起立壁面103がリブ状になって剛性を発揮し、この部分においてテープの撓み性を失い、図柄の境界部分において浮き上り歪みを発生させ、テープの表面に不要な凹凸104を作り、外観を損ねることになる。
【0013】
この状態はテープをベルトとして2つのプーリに張架し、回転させる場合も同様である。ことに小径なプーリを通過する際は周面が急曲面となるため浮き上り状態が大きくなり、円滑な回転移動が妨げられることになる。
【0014】
本発明は、この様な点に鑑み研究開発されたもので、その目的とするところは可変表示装置における回転表示体となる回転リールの周面に巻付け図柄を表示する場合において、或いはプーリ間に張架してベルトとして使用する場合においてテープに浮き出し形成する図柄がリール或いはプーリの周面から浮き上り密着状態を損なうことがないよう改善した遊技機用表示装置における回転表示体の図柄表示用テープを提供せんとするものである。
【0015】
図柄の浮き出しは、回転表示体が回転する中で特定の図柄を見極め、これを基にして停止ボタンの操作タイミングを選択する切っ掛けを作る上で、その効果を発揮するが、その一方特定の図柄を印象付けるのに有効であり、装飾効果を出す上でも重要な要素となっている。
また、これらの効果を一層顕著にする上で浮き出し高さが重要な意味をもつが、高さが高くなる程、図柄の部分が剛直化しリールやプーリとの密着性を失い周面との馴染を悪くする問題がある。
【0016】
本発明はこの様に図柄の存在を顕著にするためより高い浮き出しにした場合においても、リールやプーリに対するテープの密着性を確保し、テープに発生する歪みを解消し、又このテープをベルトとして使用した場合に円滑な回転が得られるようにした表示装置の回転表示体における図柄表示用テープを提供せんとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するため、図柄表示用テープに表示する図柄において浮き上り形成する図柄、つまり隆起図柄についてテープの表面側から押込み溝を入れて該図柄を複数の凸状部分に分割し、この分割された複数の凸状の集合によって隆起図柄を表現するようにしたことにある。
【0018】
更に本発明を詳述すると、その特徴とするところは表示装置の回転表示体に組込まれる図柄表示用テープであって、テープ主体の長さ方向に沿って複数の図柄を連続的に配置し、且つ該図柄の全部若しくは一部の図柄について前記テープ主体の一部を裏面側から表面側に浮き出させて隆起図柄とするものにおいて、前記隆起図柄はその表面側からの押込み溝によって複数の各独立した凸状部分に分割し、該凸状部分の集合により所定の隆起図柄として表現することを特徴とした遊技機用表示装置における回転表示体の図柄表示用テープを提供することにある。
【0019】
また本発明は、前記隆起図柄を複数の凸状部分に分割する押込み溝はテープ主体を横断する方向に形成されることを特徴とした遊技機用表示装置における回転表示体の図柄表示用テープを提供することにある。
【0020】
また本発明は、前記押込み溝は隆起図柄上に間隔を置いて複数形成されることを特徴とした遊技機用表示装置における回転表示体の図柄表示用テープを提供することにある。
【0021】
また本発明は、前記押込み溝は隆起図柄上にテープ主体を横断する方向に沿って各並行状に複数個形成されることを特徴とした遊技機用表示装置における回転表示体の図柄表示用テープを提供することにある。
【0022】
また本発明は、前記隆起図柄を複数の凸状部分に分割する押込み溝は隆起図柄の表面部分からテープ主体の表面部分に達するか若しくは近接した深さに形成されることを特徴とした遊技機用表示装置における回転表示体の図柄表示用テープを提供することにある。
【0023】
また更に本発明は、押込み溝は分割される凸状部分の対面する壁面同志を近接させる小幅に形成されることを特徴とした遊技機用表示装置における回転表示体の図柄表示用テープを提供することにある。
次に本発明を図示する実施例に基づきその特徴とするところを詳述し、その他の特徴につき併せて説明することにする。
【0024】
【発明の実施の形態】
【実施例1】
図1は本発明に係る図柄表示用のテープの一部を拡大した平面図であり、図2は図1の中央部で縦に断面とした縦断右側面図、図3はテープを回転リールの周面に貼り付けた使用状態を説明する側面図で、図4は図3の部分拡大図である。
【0025】
テープ主体1は所要の肉厚をもったポリエチレン、塩化ビニル等の熱可塑性の合成樹脂テープであって、このテープ主体1の長さ方向には後述する回転リールの周面に表示する図柄に合せた複数個の文字,図形からなる図柄2,3,4,5,6,7が所定の間隔をおいて連続的に表示される。
【0026】
上記図柄のうち、上から第2の図柄3と、第4の図柄5と、第5の図柄6についてはテープ主体の表面から浮き出た状態に隆起図柄として形成し、その他の図柄2,4,7についてはテープ主体の表面に印刷されたものとして平面的に表現される。
【0027】
前記隆起図柄3,5,6はこの実施例ではエンボス加工によって図柄の形状に合せてテープ主体の一部を裏面側から表面側に押し出し、浮き上がらせてあり、更にここではこの押し出しに合せて図柄の表面側から図柄を複数に分割する如く押込み溝8を形成して複数の凸状部分3a…,5a…,6a…を形成し、実質的に各図柄がこの凸状部分の集合体によって形成されるようにしてある。
【0028】
押込み溝8はこの実施例の場合、テープ主体1の長さ方向に対して直交する向き、つまりテープ主体を横断する方向に直線状に、しかも複数本の溝が一定間隔をおいて並行するように形成して各図柄3,5,6において横長の凸状部分3a,5a,6aが長さ方向に連続し、その集合によってそれぞれの図柄を構成するようにしてある。
【0029】
そして、上記押込み溝8は図2に示されるように図柄表面部から略テープ主体の表面に達する深さに形成して、図柄を分割し、各凸状部分3a…,5a…,6a…が実質的に独立した凸状体となるようにして相互に干渉しないようにしてある。そして、各押込み溝8は切込み幅を成形上可能な限り狭くして対面する壁面8a,8a同志を接近させ凸状部分の集合形態において視覚的に一つのものとなり図柄として違和感が生じないようにしてある。
【0030】
この様に形成してなるテープ主体1はこの実施例では図3,図4に示すように回転リール9の周面に接着剤等を介して貼り付け、一体化して使用することになる。
この状態においてリール9の周面に貼り付けられたテープ主体1はリール9の周面に沿って巻付き、隆起図柄3,5,6の部分においては、それぞれ押込み溝8を少しづつ開いて隆起図柄の表面部分の円周とテープ主体表面の円周との差を吸収し、テープ主体全体を回転リール9の周面に密着させ、歪みの発生を回避することになる(図4)。
【0031】
尚、この実施例では回転リール9は周面部分を透明若しくは半透明体にしてその内周側に対設する照明体10によってテープ主体の裏面側から照明し、テープに表示した図柄2乃至7を隆起図柄3,5,6においてはより立体的に、また平面的な他の図柄2,4,7については色彩等を明瞭にして装飾性を高めるようにしている。図中11はこの回転リール9を回転させるためのモータである。
【0032】
【実施例2】
図5及び図6は本発明の第2の実施例を示し、図5はテープ主体21の部分を拡大して示した平面図であり、図6は図5の中央縦断右側面図である。
この実施例はテープ主体21に表現する隆起図柄(星の図形)22を星形の中に多数の円形の凸状部分22a…を均一になるよう分布させて表すようにした例である。
【0033】
この実施例における図柄22は多数の小さな凸状部分22a…を密に分布させて構成してあるが、凸状部分22aの大きさ、分布の状態は設計者の選択に委ねられるもので、一つに限定されないが、各凸状部分22aを独立させる表面側からの押込み溝23は深く、狭くあった方が適当である。
【0034】
この実施例の一つの特徴は、隆起図柄22を構成する凸状部分22aが円形であり、且つ多数であることに加え、図形を表現する範囲に不規則に分布し、この凸状部分22aを隔てる押込み溝23が前記第1の実施例のように直線状に形成されていないことである。
【0035】
凸状部分22aとこれを隔てる押込み溝23は一体のものである。既に説明したようにテープ主体を回転リールの周面に巻付け湾曲させたときテープ主体21の表面と隆起図柄22の表面部分との間に生ずる円周の差を吸収し、歪みを解消するものとなる。
【0036】
前記小さく分割された凸状部分22aと、同じく一つの隆起図柄に多数切込まれた押込み溝23は上記円周の差を細分化して吸収し、テープ主体21を無理なく屈曲させられるものとなる。
従って、この実施例では押込み溝23がテープ主体21を横断する方向に規則的に形成されていないが、充分歪みを吸収し、テープに生ずる変形を回避することができることになる。
【0037】
尚、この実施例の場合を含み、本発明の実施に当たっては隆起図柄において、凸状部分の集合によってのみ表現することに限られるものではない。例えば、隆起図柄22に沿った図柄の印刷をテープ主体21に施すことによって複合合成し、1つの図柄を作ってもよい。この場合には従って表現する図柄22の全体に亘って凸状部分22aを形成することなく、図柄の一部を印刷表現してもよい。
【0038】
勿論、この場合においても、隆起図柄には凸状部分が含まれることから立体的であり、しかも凸状部分と印刷部分の合成から立体感が作出されるため特異な装飾効果を発生させることができるものとなる。
【0039】
【実施例3】
図7乃至図10は本発明の第3の実施例である。この実施例は本発明図柄表示用テープを2つのプーリ32,33間に張架するベルトとして使用する場合について説明するものである。
図中、31はテープ主体であり、34乃至39はテープ主体に表現された図柄であり、40は前記プーリ32の両縁部に沿って立設する送り爪41に掛け止める係止孔である。
【0040】
テープ主体31、つまりベルトに表現される各図柄は前記第1の実施例において説明したものと全く同一のものにしてあり、テープ主体31の裏面側から押出され、表面側に浮き出る隆起図柄35,37,38のそれぞれは表面側から切込まれる押込み溝42によって複数の凸状部分35a,37a,38aに分割され、この分割された凸状部分の集合によって一つの隆起図柄を形成するものとしてある。
【0041】
隆起図柄35は星形の図形となっているが、ここではこの星形の全体を含む矩形の部分を図柄として、この部分の全体を隆起させ、且つ横断する方向に沿って切込む複数の押込み溝42によって並行に並ぶ複数の凸状部分35a…を形成し、この複数の凸状部分の表面部分の全体に亘って星形図形が現れるようにしてある。そして、星形の図形部分とその他の凸状部分35aの表面部分には異なる色彩を施し、引き立てるようにしてある。
【0042】
テープ主体31は上述の如く図柄34乃至39を連続させ、繰り返し表現してあり、これを2つのプーリ32,33に掛る長さに切断して張架し、プーリ32の回転により順次図柄が繰り返し現れるようにしてある。
【0043】
図9は当該実施例における可変表示装置を右側方から現したもので、主従2つのプーリ32,33は可変表示装置のケース44の起立取付板45に支持する軸46,47に回動自由に軸着され、この両プーリ間にテープ主体31をベルトの如く渡して回転移動するようにしてある。
【0044】
大径な主プーリ32はモータ48によって回転駆動され、送り爪41に掛けたテープ主体31を回転させて次々と表面に表す図柄を前面側へと送り出す。
ケース44から突き出る大径なプーリ32の前方(図9において左方)には図示しないが表示装置の窓が開放し、遊技者が覗けるようにしてあり、矢符方向に回転するリールに従って上から下へ図柄が移動し、これが繰り返し覗けるようにしてある。
【0045】
この回転移動において直線的に張られ、平面状にあるテープ主体が各プーリ32,33の周面にかゝると、その曲面に従って弧状を湾曲し巻付くことになるが、テープ主体から浮き出た隆起図柄35,37,38はプーリの周面に達したところで押込み溝42を少しづつ開いて隆起図柄の表面部とテープ主体の表面部分の円周の差を吸収することになりテープ主体に発生する引きつれ状態を解消することになる。
【0046】
図10はこれを具体的に表したもので、隆起図柄35を構成する各凸状部分35a…間の押込み溝42…が少しづつ開くことによってテープ主体31の全体は引きつれることなくプーリの周面に密着し、その浮き上りを回避することになる。
【0047】
以上本発明に係る図柄表示用テープを回転リールに、そしてプーリ間にベルト状に張架して使用する2つの態様につき説明したが、偏平な状態において隆起図柄を形成するテープ主体は隆起図柄について押込み溝によって複数の凸状部分に分割し、実質的にこの分割された凸状部分の集合により図柄を構成するものとしたことから、リール或いはプーリに巻付けられ屈曲したとき偏平なテープの部分についてはそのまゝ周面に沿って密着し、また隆起図柄部分については前記押込み溝を少しづつ開きながら全体を屈曲させて周面に密着することとなり、両者の境界部分に引きつれによる変形部分の発生がなくなることになる。
【0048】
そして本発明においては、リールやプーリの曲率に相違があっても、隆起図柄はその押込み溝の開き具合を変えることで対応するため曲率の違いに影響を受けることがなく、従って個々のリールやプーリに対してテープ主体を個別に製造する必要がないものとなる。この関係は前記第3の実施例で証明されることになる。
【0049】
つまり、テープ主体は大小異なる径の2つのプーリ32,33に同時に張架され、回転運行に伴ってこの2つのプーリを交互に移り変わる際、その両者において常に密着状態が得られるものとなっている。この間テープ主体はプーリ間を渡る偏平な状態から2つのプーリに巻付き、異なる曲率に屈曲する状態へ、そして再び偏平な状態へと戻るに当たって隆起図柄の押込み溝の開き状態を変えて対応し、この隆起図柄の形成部分の撓み性を確保することになるのである。
【0050】
尚、前述したように隆起図柄を分割する押込み溝はテープ主体を横断する方向に、しかも複数の溝を並行する如く形成することが望ましいが、上記横断方向に対して多少の傾斜が付いてもよく、また凸状部分を多数形成して細分化する場合には横断方向に直線状に繋がらなくともよい。
要するに、押込み溝はテープ主体がその長さ方向において屈曲するとき隆起図柄の立ち上がる壁面がリブとして作用するのを分断するためのものであり、従ってこの押込み溝は例えば隆起図柄に対してメッシュ状に形成されるものであってもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明の様に本発明はテープ主体に浮き上り状に形成される隆起図柄に対してこれを分割する押込み溝を設けて、複数の凸状部分に形成し、その集合により図柄を形成するものとしたことからテープ全体に屈曲性、撓み性が確保でき、従ってリールについて或いはプーリ間に張設したとき密着性が損なわれることがない。
【0052】
また、本発明のテープは押込み溝の開き具合によって隆起図柄の部分が自由に屈曲するため、リールやプーリの曲率の違いに合せてテープを個別に製造する必要がなく極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転表示体用テープの部分拡大平面図。
【図2】図1の中央縦断右側面図。
【図3】使用状態を説明する右側面図。
【図4】図3の部分拡大図。
【図5】第2の実施例におけるテープの部分拡大平面図。
【図6】図5の中央縦断右側面図。
【図7】第3の実施例におけるテープの部分拡大平面図。
【図8】図7の中央縦断右側面図。
【図9】使用状態を説明する右側面図。
【図10】図9の部分拡大図。
【図11】従来例を示すテープの平面図と中央縦断右側面図。
【図12】図11に示す従来テープの使用状態を説明する部分拡大右側面図である。
【符号の説明】
1,31 テープ主体
2,4,7 テープ主体に形成される図柄のうち平面的な図柄
3,5,6 隆起図柄
3a,5a,6a 隆起図柄を構成する凸状部分
8,42 隆起図柄の表面側から押込み形成する押込み溝
9 回転リール
32,33 テープ主体をベルトとして張架するプーリ

Claims (1)

  1. 表示装置の回転表示体に組込まれる図柄表示用テープであって、テープ主体の長さ方向に沿って複数の図柄を連続的に配置し、且つ該図柄の全部若しくは一部の図柄について前記テープ主体の一部を裏面側から表面側に浮き出させて隆起図柄とするものにおいて、前記隆起図柄はその表面側から前記テープ主体の表面部分に達するか若しくは近接した深さにして、且つ該テープ主体を横断する方向にそれぞれ並行状に形成される複数個押込み溝によって複数の凸状部分に分割され、該複数の凸状部分の集合によって前記隆起図柄を表現してなることを特徴とした遊技機用表示装置における回転表示体の図柄表示用テープ。
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