JP3735504B2 - 排ガス混合器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排ガス混合器に係り、特に、アンモニアを還元剤とする脱硝触媒装置を有する排ガスダクトの前記脱硝触媒装置の前流側で、かつアンモニア注入口の後流側に配置し、注入されたアンモニアを排ガス中に均一に拡散させることができる排ガス混合器であって、ダストを多量に含む排ガスにも適用することができる排ガス混合器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の排ガス混合器を示す説明図である。図5において、この排ガス混合器は、例えばガスの組成、温度等が不均一である混合不十分なガス流体が流通するダクトケーシング55内に、ガス流通方向に沿って拡径するように配置された中空四角錐体51の1つの四角形面を開口し、4つの三角形ケーシング53の略中央部にそれぞれ円形の貫通孔52を設けたものであり、排ガス54は、三角形ケーシング53の頂点56で4分割されたのち、前記円形の貫通孔52からそれぞれ中空四角錐体51内へ流入し、再度合流して攪拌、混合するように構成されたものである(特開平7−227528号公報)。そしてこの排ガス混合器によれば、例えば油焚きボイラのように、ダスト含有量の少ない排ガスに対して優れたガス混合性能を有する。
【0003】
しかしながら、上記従来技術は、円形貫通孔52からガス流体を勢いよく中空四角錐体51の中心空間部内へ噴出させる必要があることから、排ガス54の流速が前記貫通孔52部分で、例えば20m/sec以上と高くなり、石炭焚きボイラのようにダスト濃度が、例えば10〜20g/m3 Nと多いか、または硬いダストを含むガスに適用した場合には、混合器本体(中空四角錐体51)が摩耗、損傷するか、または混合器回りの水平面にダトスが堆積するという問題があった。特に、垂直上向流排ガスダクトに適用した場合には、混合器本体の先端部がガス流のよどみ点となるので、ダストが多量に堆積するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決し、混合器または混合器周辺のダクトケーシングへのダストの堆積およびダストによる摩耗を防止し、しかも排ガスを十分に混合することができる排ガス混合器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願で特許請求する発明は、以下のとおりである。
(1)排ガスが流通するダクト内に配置する排ガス混合器において、前記排ガスの流通方向に沿って拡径する中空四角錐体の四角形面を開放し、対向する一組の三角形面の前記四角形面に隣接する部分を台形状に開放した開口部を設け、他の一組の三角形面の三角形の頂点に隣接する部分を三角形状に開放した開口部を設けたことを特徴とする排ガス混合器。
(2)前記中空四角錐体の角錐部の辺に帯状のリブを設けたことを特徴とする上記(1)に記載の排ガス混合器。
(3)上記(1)または(2)に記載の排ガス混合器を排ガスダクト内の同一面上に複数並設したことを特徴とする排ガス混合器。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1〜3は、本発明の一実施例を示す説明図であり、図1は、本発明の排ガス混合器を排ガスダクト内に配置した場合の上方向から見た図、図2は横方向から見た図および図3は、その一部を斜め方向から見た図である。
【0007】
図において、このガス混合器は、排ガス9の流通方向に沿って拡径する中空四角錐体1の四角形面2を開放し、対向する一組の三角形面3の前記四角形面2に隣接する部分を台形状に開放して開口部4を設け、他の一組の三角形面3の該三角形の頂点5に隣接する部分を三角形状に開放して開口部6を設けたものである。7は、台形状に残ったケーシング部、8は、三角形状に残ったケーシング部、10は、ダクトケーシングである。なお、図1および2において、排ガス混合器は同一平面内に幅方向に4個、上下方向に3個、合計12個並設されている。
【0008】
このような構成の排ガス混合器は、例えばアンモニアを還元剤として使用する脱硝触媒反応器を有する排ガスダクトの、前記アンモニアの注入部の後流で脱硝触媒反応器の前流側に配置される。そしてダクトケーシング10内を流れ、混合器の入口まで流通してきた、例えば排ガスとアンモニアの不均一混合ガス(以下、単に、排ガス9ということがある)は、中空四角錐体1の三角形面3の頂点5で上下左右に4分割され、そのうちの半分、すなわち左右に分割された排ガス9が、図3に示すように、相対する左右の2面に設けられた三角形状開口部6から中空四角錐体1内に流入し、内部空間内の合流面で合流し、流速の微妙な差異から渦を形成して混合する。
【0009】
一方、上下方向に分割された残り半分の排ガス流は、それぞれ上下の三角形面(90度回転した位置の三角形面)3、3に設けられた台形状開口部4から中空四角錐体1内に流入し、前記三角形状開口部6から流入し、混合した排ガス流の周りを包むように流れ、これによって、混合器(中空四角錐体1)に流入する前に4分割された排ガス9は、そのずれの位置関係が異なることによって均一に混合し、注入されたアンモニアが均一に拡散、混合した排ガスとなる。
【0010】
本実施例によれば、排ガス混合器を、排ガス9の流通方向に沿って拡径するように配置した中空四角錐体1の四角形面2を開放し、対向する一組の三角形面3の前記四角形面に隣接する部分を台形状に開放して開口部4を設け、他の一組の三角形面の、該三角形の頂点5に隣接する部分を三角形状に開放して開口部6を設けたことにより、排ガス混合器に接触した排ガス流が上下左右に4分割されたのち、それぞれ三角形状の開口部6または台形状の開口部4から中空四角錐体1内に流入して混合するので、排ガス混合性能が向上し、例えば排ガスへのアンモニアの拡散が促進してアンモニアが均一に分散した排ガス流が得られる。これによって、脱硝触媒反応器における脱硝性能が向上する。
【0011】
本実施例によれば、ガス滞留部には、ケーシングの水平部がないので、ダストの堆積を防止することができる。本実施例において上側または下側の三角形状ケーシング部8の上方面が一番水平に近く、ダストが堆積し易いと考えられるが、その後流側の最もガスが淀みやすい部分には、台形状の開口部4が設けられているので、ダストが堆積することはない。
また、本実施例によれば、台形状の開口部4を、角錐部を形成する2辺にまで達する大きさとし、かつ三角形状の開口部6を、角錐部の2辺まで達する大きさとしたことにより、混合器全体の表面積に対する開口部面積の割合が従来技術に較べて非常に大きくなり、これによって、排ガスの流速を実質的にダクト内の流速と等しく、例えば15m/sec程度とすることができるので、従来技術に較べてダストによる摩耗、損傷を低減することができる。
【0012】
本実施例において、排ガス混合器を水平なダクト内に配置したが、垂直なダクト内に配置して上昇流または下降流の混合用として用いることもできる。この場合、上昇流の混合に用いた場合であっても2つの三角形面3に、三角形の頂点5と近接しての三角形状の開口部6を設けたことにより、ダストの堆積を防止することができる。
図4は、本発明の別の実施例を示す説明図である。図において、この排ガス混合器が、図1〜3の排ガス混合器と異なるところは、中空四角錐体1の角錐部の4辺に帯状のリブ11を設けた点である。
【0013】
本実施例によれば、中空四角錐体1の錐体部の4辺にリブを設けたことにより、上記実施例の効果に加え、排ガス流の上下左右への4分割効果が促進されるので、排ガス混合効果がより向上する。
本実施例において、三角形面の頂点5における4つのリブ面が、それぞれ90度で交わるようにリブ11を設けることが好ましい。
【0014】
【発明の効果】
本願の請求項1に記載の発明によれば、ダストを多量に含む排ガスに適用してもダストによる摩耗、損傷、ダストの堆積等を防止しながら、排ガスを均一に混合することができる。
本願の請求項2に記載の発明によれば、中空四角錐体の角錐部の辺にリブを設けたことにより、上記発明の効果に加え、排ガス流の4分割効果が向上し、結果として排ガス混合効果がより向上する。
本願の請求項3に記載の発明によれば、上記発明の効果に加え、ガス混合効率が向上し、より大量の排ガス処理にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である排ガス混合器を上方向から見た図。
【図2】本発明の一実施例である排ガス混合器を横方向から見た図。
【図3】本発明の一実施例である排ガス混合器の一部を示す斜視図。
【図4】本発明の他の実施例を示す説明図。
【図5】従来技術を示す説明図。
【符号の説明】
1…中空四角錐体、2…四角形面、3…三角形面、4…台形状の開口部、5…三角形の頂点、6…三角形状の開口部、7…台形状ケーシング、8…三角形状ケーシング、9…排ガス、10…ダクトケーシング、11…帯状のリブ、51…中空四角錐体、52…円形貫通孔、53…三角形状ケーシング、54…排ガス、55…ダクトケーシング、56…頂点。

Claims (3)

  1. 排ガスが流通するダクト内に配置する排ガス混合器において、前記排ガスの流通方向に沿って拡径する中空四角錐体の四角形面を開放し、対向する一組の三角形面の前記四角形面に隣接する部分を台形状に開放した開口部を設け、他の一組の三角形面の三角形の頂点に隣接する部分を三角形状に開放した開口部を設けたことを特徴とする排ガス混合器。
  2. 前記中空四角錐体の角錐部の辺に帯状のリブを設けたことを特徴とする請求項1に記載の排ガス混合器。
  3. 請求項1または2に記載の排ガス混合器を、排ガスダクト内の同一面上に複数並設したことを特徴とする排ガス混合器。
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