JP3734719B2 - 増速装置を持つ永久磁石式発電機 - Google Patents

増速装置を持つ永久磁石式発電機 Download PDF

Info

Publication number
JP3734719B2
JP3734719B2 JP2001141268A JP2001141268A JP3734719B2 JP 3734719 B2 JP3734719 B2 JP 3734719B2 JP 2001141268 A JP2001141268 A JP 2001141268A JP 2001141268 A JP2001141268 A JP 2001141268A JP 3734719 B2 JP3734719 B2 JP 3734719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
gear
permanent magnet
shaft
speed increasing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001141268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002345220A (ja
Inventor
英男 河村
Original Assignee
英男 河村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 英男 河村 filed Critical 英男 河村
Priority to JP2001141268A priority Critical patent/JP3734719B2/ja
Publication of JP2002345220A publication Critical patent/JP2002345220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3734719B2 publication Critical patent/JP3734719B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は,ハウジングに回転可能に支持された回転軸に取り付けられた永久磁石板材から成るロータと該ロータの外周に配置されたステータとから成る永久磁石式発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年,永久磁石の性能が向上するに従って永久磁石を発電・電動機の回転子即ちロータとして使用される機会が増加してきた。また,永久磁石をロータとした発電・電動機は,高い発電効率又は電動効率が得られることと,簡単な構造で構成できるということから,最近,工業用機器に多く使用されるようになった。そこで,発電・電動機についてコンパクト化したり,高性能化,高出力化する技術の開発が盛んになり,それに伴って構成部品の多様化が必要となっている。
【0003】
従来,増速装置を備えた高速発電機として,特開2000−333406号公報に開示されたものが知られている。該増速装置を備えた高速発電機は,大径プレーンプーリと歯付ベルト及び小径歯付プーリとでトルク変動を容易に吸収でき,エンジン回転を増速させて発電機の回転軸に伝達できるものである。上記発電機は,ロータの外周に配置されたステータ及びエンジンの回転を増速して回転軸に伝達する増速装置を有する。増速装置は,入力軸に固定された大径プレーンプーリ,回転軸に固定された小径歯付プーリ,大径プレーンプーリの両側に配置された一対のテンションプーリ,及びこれらに掛けられた歯付ベルトから構成されている。歯付ベルトは,プレーン面が大径プレーンプーリに摩擦接触し,歯付面が小径歯付プーリとテンションプーリに噛み合っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
永久磁石式発電・電動機の特性は,出力電圧の式が示すように,入力軸の回転数が低回転の場合には速度が不足し,入力軸の回転数が高回転では磁束密度が大き過ぎる等の欠点がある。出力電圧Vの式は,次のとおりである。
V=31 / 2 ×4.44×f×φ×w1 ×kw1 (1)
但し,f:周波数,φ:磁束密度,w1 :巻線の巻き数,kw1 :巻線係数。 上記式から明らかなように,変化するパラメータは,周波数,言い換えれば,ロータの回転数だけであり,その他は固定値である。発電機を自動車に使う場合に,自動車のアイドリング回転時の出力は,回転数が低く不足することになる。アイドリング回転時に,発電機の出力を増大させるためには,発電機の回転を増すか,巻線の巻き数を増すかのいずれかである。
【0005】
一方,自動車用の発電機の駆動は,Vベルトに行なわれているのが一般的であるが,Vベルトには,プーリとの間に常に滑りが発生する現象がある。
Vベルトの駆動力Kについては,次の経験式が存在する。
K=12890×kw/(D2 ×N×α×B×10- 7 ) (2)
但し,D:Vベルト径,N:回転数,α:Vベルトのかかり角度,B:Vベルトの数,kw:キロワット。
ここで,Kの値を,14〜16以上に設定すると,Vベルトの耐久性が十分であり,安全性が保証されると云われている。
【0006】
例えば,自動車エンジンのアイドリングでの出力を,現状,1kwであるものを,3.5kwに増大したいとすると,上記(2)式で検討すると,通常のプーリ比では3.5kwの出力を出す1とができない。即ち,上記(2)式で1kwの出力をプーリ径80mmとして代入して計算すると,Kの値は,8.33位になる。
1280×1/(802 ×1000×120×2×10- 7 )=8.33
この状態で,3.5kwの出力を得るためには,プーリ径が80mmでは対応できないので,例えば,プーリ径を120mmとして計算すると,
1280×3.5/(1202 ×800×120×2×10- 7 )=16.2である。
即ち,Vベルトの径が大きくなると,回転速度が小さくなるので,Vベルトの強度,滑り等の問題が解消するが,回転数は800rpmになり,出力を得ることができない。
従って,Vベルトの伝達経路の後段のプーリ内に増速装置を必要とすることになる。例えば,歯車列を歯車列機構を用いて2倍に増速すると,ロータの回転数が1600rpmになり,3.5kwの出力を得ることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の目的は,上記の問題を解決するため,入力軸とロータの回転軸との間にシンプルな一種の歯車列機構から成る増速装置を設け,エンジンのアイドリング回転のような低速回転時にも,発電させる十分な回転数にまで回転軸の回転を増速し,しかも中間歯車機能への潤滑をシンプルな構造で構成でき,焼き付き等を防止することができる増速装置を持つ永久磁石式発電機を提供することである。
【0008】
この発明は,ハウジングに回転可能に支持された回転軸と該回転軸上に配置された永久磁石部材を有するロータ,該ロータの外周側で前記ハウジングに固定されたステータコアの櫛部間のスロットに巻線が巻き上げられたステータ,及び前記ロータの前記回転軸を回転駆動するエンジンからの駆動力が伝達される入力軸を有する永久磁石式発電機において,前記入力軸を構成する回転本体と前記回転軸との間には遊星歯車機構から成る増速装置が組み込まれており,前記遊星歯車機構は,前記回転本体に設けた内歯車,前記回転軸に設けた外歯車,及び前記内歯車と前記外歯車に噛み合う中間歯車を有し,前記回転本体には前記内歯車に隣接してオイル室,前記オイル室と連通し且つ前記内歯車と前記中間歯車を回転自在に支持する支持軸とに形成されたオイル通路及び前記オイル通路と連通し且つ前記支持軸と前記ハウジングとの間に形成されたオイル溜まりが設けられ,前記オイル室のオイルは前記オイル通路を通じて前記内歯車と前記中間歯車に供給され,前記中間歯車,前記内歯車及び前記外歯車を潤滑し,前記回転本体の外側には,プーリと,該プーリに隣接した場所に回転運動による冷却用のフィンとが設けられていることを特徴とする増速装置を持つ永久磁石式発電機に関する。
【000
また,前記入力軸を構成する前記回転本体は,前記エンジンの出力軸にベルトによって作動連結される前記プーリを備え,前記プーリのプーリ溝が前記ロータに近接して設けられている。
【0010
前記中間歯車を回転可能に支持した前記支持軸は,前記ハウジングに固定された支持部材に取り付けられている。
【0011
この永久磁石式発電機において,前記オイル溜まりのオイルは前記オイル溜まりから前記支持軸に形成された前記オイル通路を通じて前記中間歯車と前記支持軸との間に供給され,前記中間歯車の潤滑を行なうと共に前記ロータ領域の温度を制御する油冷機構に構成されている。
【0012
この永久磁石式発電機は,前記オイル室の外周の前記回転本体の内周面には,前記オイル通路を構成するオイル溝とオイル細孔が形成され,前記オイル室の前記オイルが前記内歯車を周回することができる。
【0013
この増速装置を持つ永久磁石式発電機は,上記のように,入力軸とロータの回転軸との間に入力軸の回転数を増速させて前記回転軸へ伝達する歯車列機構から成る増速装置が組み込まれているので,自動車のアイドリング時のような低速回転でも,発電に十分な回転数を前記回転軸に伝達でき,所望な発電電力を得ることができる。また,増速装置は,入力軸の内周面に設けた内歯車,前記回転軸の外周面に設けた外歯車及び前記内歯車と前記外歯車とに噛み合う中間歯車から構成されているので,歯車列機構が発電機の側面の入力軸のくり抜かれた凹部に収容され,歯車列機構そのものを小型に構成でき,シンプルに簡素に構成できる。また,歯車列機構を潤滑するオイルは入力軸そのものにフィン等を設けておけば,十分に冷却できる。
【0014
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して,この発明による増速装置を持つ永久磁石式発電機の一実施例を説明する。この発明による増速装置を持つ永久磁石式発電機は,例えば,特装車等の車両に必要とする所望の電圧を供給したり,回転軸2をコージェネレーションシステムのエンジンに適用して発電させたり,発電された電力を車両に搭載したディーゼルパティキュレートフィルタ装置のヒータで消費したり,発電・電動機とエンジンを併設したハイブリット自動車のエンジンに回転軸2を連結することによってエンジンの回転力で電動又は発電したり,又は工作機械等の機械装置にコントローラの指令で作動させる小型の電動機として適用できる。
【0015
この実施例の増速装置を持つ永久磁石式発電機は,図1〜図4に示すように,回転子のロータ3と固定子のステータ4とを収容すると共に磁力通路を構成するハウジング1,ハウジング1に一対の軸受23を介して回転可能にそれぞれ支持されている回転軸2,回転軸2に固定されている永久磁石部材5から成るロータ3,ロータ3の外周から隔置してハウジング1に固定されているステータ4,及びロータ3の回転軸2を回転駆動するエンジンからの駆動力が伝達される入力軸7を有する。ハウジング1は,図1では,両側の一対の本体部とそれらの本体部を連結する固定ボルト35から構成されている。
【0016
この永久磁石式発電機は,特に,入力軸7とロータ3の回転軸2との間に,入力軸7の回転数を増速させて回転軸2へ伝達する歯車列機構9から成る増速装置10が組み込まれていることを特徴とする。増速装置10を構成する歯車列機構9は,主として,入力軸7を構成する回転本体8の内周面に設けられた内歯車11,ロータ3の回転軸2の外周面に設けられた外歯車12,及び内歯車11と外歯車12とに噛み合い且つハウジング1にボルト47で固定された支持部材20に圧入された支持軸17にメタル(図示せず)等を介して回転自在に設けられた中間歯車13から構成されている。
【0017
この永久磁石式発電機では,増速装置10を構成する歯車列機構9は,一種の遊星歯車機構の1つの伝達機構であり,遊星歯車即ち中間歯車13を回転自在に支持するキャリヤ即ち支持軸17の公転が阻止された状態と同等の構成を有している。内歯車11は,回転本体8の内周面に形成された嵌合穴に圧入して回転本体8に固定されている。外歯車12は,回転軸2に圧入してキー37で回転軸2に固定されている。支持軸17は,ハウジング1に固定された支持部材20に形成された嵌合孔に圧入によって取り付けられている。中間歯車13は,支持軸17にメタル等(図示せず)を介して遊嵌して回転自在に嵌合されている。中間歯車13を回転可能に支持した支持軸17は,硫化モリブデン等の固体潤滑剤がコーティングされるか又は含浸された金属から作製されているので,歯車列の潤滑部の面圧を小さくすることができ,歯車列,即ち,内歯車11,外歯車12及び中間歯車13の歯面の摩擦力を軽減し,オイル温度を低下でき,歯車列の歯車の耐久性を向上させることができる。
【0018
入力軸7を構成する回転本体8は,エンジンの出力軸にベルトによって作動連結されるプーリ18を構成している。回転本体8には,外周面にプーリ18を構成するプーリ溝19が形成されている。回転本体8は,一端がロータ3の回転軸2に軸受21(第1軸受)を介して回転可能に支持され,また,他端がハウジング1に固定された支持部材20に軸受22(第2軸受)を介して回転可能に支持されている。また,回転軸2は,端部に形成された雄ねじ40にワッシャ39を介在してナット38が螺入され,増速装置10を設けるため回転本体8を回転軸2に回転自在に取り付けるための軸受21及び外歯車12が回転軸2に固定されている。回転本体8の端面には蓋部材41がワッシャを介してボルト42によって固定されている。蓋部材41と軸受21との間には,軸受21を回転本体8の端部の係止部48に押し付けるスペーサ43が介在されている。蓋部材41と回転本体8との間にはOリング44がシールのため介在されている。更に,入力軸7には,回転本体8の外周面に冷却用のフィン32が設けられているので,高速時に,入力軸7内に収容された歯車列を潤滑するオイルの温度の上昇を抑制し,スムースな作動を達成できる。
【0019
支持部材20とハウジング1との対向面間には,オイル溜まり24及びオイル溝34が形成されている。また,支持軸17には,長手方向に貫通し且つ軸方向に延びる細孔によって形成されたオイル通路26が形成されている。従って,オイル溜まり24のオイルは,オイル溜まり24及びオイル溝34から支持軸17のオイル通路26を通じて中間歯車13と支持軸17との間に供給され,中間歯車17及びメタル等の潤滑を行なうように構成されている。
【0020
また,入力軸7の回転本体8には,内歯車11に隣接して長手方向に円筒状にくり抜かれた凹部によってオイル室25が形成されている。即ち,オイル室25は,軸受21を支持する回転本体8の内側リング部49とプーリ溝19を形成する回転本体8の外側リング部50との間に形成されている。オイル室25の外周の回転本体8の内周面には,内歯車11に形成されたオイル溝27及びオイル細孔28が形成され,オイル室25のオイルが内歯車11を周回するように構成されている。従って,オイル室25のオイルは,遠心力で圧縮された状態であり,そのオイルが内歯車11に形成されたオイル溝27とオイル細孔28のオイル通路を通じて内歯車11と中間歯車13とに供給され,中間歯車13,内歯車11及び外歯車12が潤滑されることになる。
【0021
ステータ4は,積層された薄板のステータコア15のスロットに巻線が巻き付けられている。ステータ4は,図示していないが,内周部に櫛歯状に周方向に隔置状態で位置する櫛部と,櫛部間の切欠き部であるスロットが形成され且つハウジング1に固定されたステータコア15,ステータコア15のスロットを通って櫛部に巻き上げられた巻線14,及び巻線14からハウジング1の開口51を通じて引き出された三相引出しライン33から構成されている。ステータ4のスロットに巻き上げられた巻線14は,ステータ4のステータコア15の櫛部に同位相で発電できるようにし,異なった及び/又は同数の巻数で巻き上げられて直列に接続できるように,複数個の巻線群は,例えば,3群の巻線群1U−1V−1W,2U−2V−2W及び4U−4V−4Wに分け,巻線群1U−1V−1Wと巻線群2U−2V−2Wが結線され,巻線群4U−4V−4Wは別の出力として利用され,場合によっては,2群の巻線群1U−1V−1W及び2U−2V−2W,或いは3群の巻線群1U−1V−1W,2U−2V−2W及び3U−3V−3Wに分けることもできる。
【0022
ロータ3は,一端には回転軸2に設けられたねじ57に押さえ板36を介して固定ナット45が螺入され,他端には回転軸2の段部46に押さえ板36を介在して押し付けられ,ロータ3が回転軸2の所定位置に固定されている。また,回転軸2には,回転軸2の端部に入力となるベルトプーリ18が固定され,ベルトプーリ18のプーリ溝19にエンジンの出力軸に取り付けたベルトが掛けられている。ロータ3は,回転軸2の外周に配置された透磁部材6,透磁部材6の外周面に配置された永久磁石部材5,及び永久磁石部材5の外周面に固定されたSUS等の非磁性材から成る補強部材16を備えている。回転軸2の端部の軸受23は,押え板54をハウジング1にねじ55で固定することでハウジング1に固定されている。また,回転軸2の端部の雄ねじ56には,回転軸2の端部にファン52を固定するナット53が螺入されている。また,透磁部材6には,ロータ3を冷却するため,冷却風が流れる複数個の通風孔31が長手方向に貫通して設けられている。
【0023
永久磁石部材5は,図2に示すように,周方向に隔置状態に配置され且つ軸方向に延びる永久磁石片30と,隣接する永久磁石片30間に介在された非磁性材29とから構成され,全体の外形形状を,ほぼ円筒状の形状に形成されている。永久磁石片30は,内周側に一方の磁極(N極又はS極)が位置し,外周側に他方の磁極(S極又はN極)が位置するように配置され,周方向において隣接する永久磁石片30の磁極(N極とS極)は互いに相違するように配置されている。また,透磁部材6は,例えば,珪素鋼板の透磁材と非磁性材が周方向に交互に積層されて円筒状に形成されている。また,補強部材16は,例えば,磁性を持たないカーボン繊維やセラミック繊維を樹脂材で固めて作製したり,ガラス材で被覆されたセラミックス及び/又は合金等の金属から成る補強線或いはアモルファス合金の補強筒状体から成り,補強線を永久磁石部材5の外周面に加熱状態で巻き上げることによって補強線がガラス材で互いに固着されている。
【0024
【発明の効果】
この増速装置を持つ永久磁石式発電機は,上記のように構成されているので,入力軸からロータの回転軸に伝達される回転は中間歯車を介して,例えば,2倍に増速され,自動車のアイドリング時の低回転数は2倍になって発電することができる回転数になり,十分な発電を行なうことができる。しかも,歯車列機構は,中間歯車を介在させてシンプルな構造であるので,装置自体をコンパクトに構成でき,車両等のスペース上,厳しい場所にも容易に搭載することができる。また,歯車列機構は,内歯車,中間歯車及び外歯車への潤滑が容易に行なうことができ,歯車列の焼き付き等の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による増速装置を持つ永久磁石式発電機の一実施例を示す断面図である。
【図2】 図1の永久磁石式発電機におけるロータを示す断面図である。
【図3】 図1の永久磁石式発電機における増速装置を示す断面図である。
【図4】 図1の永久磁石式発電機における増速装置を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 回転軸
3 ロータ
4 ステータ
5 永久磁石部材
7 入力軸
8 回転本体
9 歯車列機構
10 増速装置
11 内歯車
12 外歯車
13 中間歯車
14 巻線
15 ステータコア
17 支持軸
18 プーリ
19 プーリ溝
20 支持部材
24 オイル溜まり
25 オイル室
26 オイル通路
27,34 オイル溝
28 オイル細孔

Claims (5)

  1. ハウジングに回転可能に支持された回転軸と該回転軸上に配置された永久磁石部材を有するロータ,該ロータの外周側で前記ハウジングに固定されたステータコアの櫛部間のスロットに巻線が巻き上げられたステータ,及び前記ロータの前記回転軸を回転駆動するエンジンからの駆動力が伝達される入力軸を有する永久磁石式発電機において,
    前記入力軸を構成する回転本体と前記回転軸との間には遊星歯車機構から成る増速装置が組み込まれており,
    前記遊星歯車機構は,前記回転本体に設けた内歯車,前記回転軸に設けた外歯車,及び前記内歯車と前記外歯車に噛み合う中間歯車を有し,
    前記回転本体には前記内歯車に隣接してオイル室,前記オイル室と連通し且つ前記内歯車と前記中間歯車を回転自在に支持する支持軸とに形成されたオイル通路及び前記オイル通路と連通し且つ前記支持軸と前記ハウジングとの間に形成されたオイル溜まりが設けられ,前記オイル室のオイルは前記オイル通路を通じて前記内歯車と前記中間歯車に供給され,前記中間歯車,前記内歯車及び前記外歯車を潤滑し,
    前記回転本体の外側には,プーリと,該プーリに隣接した場所に回転運動による冷却用のフィンとが設けられていることを特徴とする増速装置を持つ永久磁石式発電機。
  2. 前記入力軸を構成する前記回転本体は,前記エンジンの出力軸にベルトによって作動連結される前記プーリを備え,前記プーリのプーリ溝が前記ロータに近接して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の増速機構を持つ永久磁石式発電機。
  3. 前記中間歯車を回転可能に支持した前記支持軸は,前記ハウジングに固定された支持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項又はに記載の増速機構を持つ永久磁石式発電機。
  4. 記オイル溜まりのオイルは前記オイル溜まりから前記支持軸に形成された前記オイル通路を通じて前記中間歯車と前記支持軸との間に供給され,前記中間歯車の潤滑を行なうと共に前記ロータ領域の温度を制御する油冷機構に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の増速機構を持つ永久磁石式発電機。
  5. 前記オイル室の外周の前記回転本体の内周面には,前記オイル通路を構成するオイル溝とオイル細孔が形成され,前記オイル室の前記オイルが前記内歯車を周回することができることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の増速機構を持つ永久磁石式発電機。
JP2001141268A 2001-05-11 2001-05-11 増速装置を持つ永久磁石式発電機 Expired - Fee Related JP3734719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001141268A JP3734719B2 (ja) 2001-05-11 2001-05-11 増速装置を持つ永久磁石式発電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001141268A JP3734719B2 (ja) 2001-05-11 2001-05-11 増速装置を持つ永久磁石式発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002345220A JP2002345220A (ja) 2002-11-29
JP3734719B2 true JP3734719B2 (ja) 2006-01-11

Family

ID=18987751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001141268A Expired - Fee Related JP3734719B2 (ja) 2001-05-11 2001-05-11 増速装置を持つ永久磁石式発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3734719B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5521820B2 (ja) * 2009-09-07 2014-06-18 株式会社安川電機 回転電機およびその製造方法
KR100990160B1 (ko) * 2010-03-15 2010-10-29 도태환 기전력 안정화 영구자석 발전기
JP5773133B2 (ja) * 2011-03-09 2015-09-02 日本電産株式会社 モータ
EP3742589A4 (en) * 2018-01-17 2021-01-13 Mitsubishi Electric Corporation ROTARY ELECTRIC MACHINE
CN113002157A (zh) * 2021-02-19 2021-06-22 王基文 一种散热效率高的柔印型印刷机led-uv固化装置
CN113161626B (zh) * 2021-03-09 2022-08-02 东莞泓宇智能装备有限公司 一种锂电池制片卷绕机的卷针同步驱动机构
KR102597094B1 (ko) * 2021-04-08 2023-11-01 주식회사 스타리온 증속수단을 구비한 풀리조립체

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002345220A (ja) 2002-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9184644B2 (en) Method for manufacturing a compact drive unit
US5799744A (en) Hybrid vehicle
CN102027658B (zh) 磁感应器型旋转机械及使用该磁感应器型旋转机械的流体输送装置
JP3095992B2 (ja) 補機駆動装置
JP3011088B2 (ja) 始動兼発電装置
US7105964B2 (en) Electric rotating machine
JP2001095103A (ja) 車両用電動発電装置
CN107683558A (zh) 电驱动装置
EP2724450A2 (en) Cooling structure of rotary electric machine
JPH1028352A (ja) 減速装置
JP5123015B2 (ja) 発電電動機
JP4073364B2 (ja) 車輌用駆動装置並びに該車輌用駆動装置を搭載したfrタイプのハイブリッド自動車
JP2001138752A (ja) シリーズ式ハイブリッド車両の動力装置
JP3691717B2 (ja) ハイブリッド車両の変速機ユニット
JP2007185021A (ja) 変速機構付回転電機及びこれを用いた駆動装置
JP3734719B2 (ja) 増速装置を持つ永久磁石式発電機
JP3847720B2 (ja) 内燃機関用補機駆動装置
JP3710696B2 (ja) 車両用交流回転電機
CN218897151U (zh) 一种摆线泵油冷发电机及机动车
JP2011147296A (ja) 動力装置およびハイブリッド車両のトランスアクスル
JP2004147410A (ja) 多層同軸回転電機およびそれを用いたハイブリッド駆動システム
JP3710010B2 (ja) 車両用始動兼補機装置及び車両用始動装置
JP3741442B2 (ja) エンジンのオルタネータ駆動装置及びそれに用いるエンジン補機用オルタネータ
JP2004147412A (ja) 多層同軸回転電機およびこれを用いたハイブリッド駆動システム
JPH10146019A (ja) 車両用駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees