JP3734317B2 - Method for producing Al-Mg-Si alloy plate - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、経時変化の少ない焼付硬化性に優れたAl-Mg-Si系合金板の製造方法に関するものであり、さらに具体的には自動車部品、家電製品等の曲げ成形、プレス成形等に用いる成形用に好適なAl-Mg-Si系合金の圧延板を、直接鋳造圧延と冷間圧延により従来技術と比べて廉価な製造コストで製造することができる製造方法に関するものである。
なお本明細書において、Al合金の添加元素の含有量は、全てmass%を意味するものであるが、これを単に%と記している。
【0002】
【従来の技術】
自動車の外板、家電用のシャーシ等は、耐食性及び延性に優れ、かつ加熱により時効硬化するAl-Mg-Si系合金板を、所定の形状に成形し、しかる後塗装・焼付け加熱して時効硬化させ、製品にする場合が多い。
しかしながら、従来の製造方法で製造されたAl-Mg-Si系合金板は、溶体化処理後室温に放置(自然時効)により、G.P.ゾーンが析出し、その焼付け加熱時に強度向上に寄与するβ' と称されるMg2Si の中間相またはそれに準ずる強化相の析出を阻害してしまうため、溶体化処理後長時間経過してしまった材料では、塗装・焼付け加熱後の強度が十分に得られなかった。更に、G.P.ゾーンの析出に伴って強度が上昇し、延性が著しく低下するという問題も同時に生じていた。
【0003】
この問題を解決する方法として、特公平05-7460 に示されているような溶体化処理後の予備時効処理、また特開平04-259358 に示されているような復元処理、またそれらを組み合わせた処理などが考案されている。しかし、これらの処理により、延性を損なうことなく塗装・焼付け時の強度上昇を増加させることが可能になるものの、工程が増えることにより製造コストが高くなる問題がある。
従来の成形用Al-Mg-Si系合金圧延板及びその成形品は、前記の改良の製造方法も含めて以下のごとく製造されている。
即ち、これらは、まず所定の合金組成の鋳塊を製造し、これを面削及び均質化処理し、続いて熱間圧延、冷間圧延(必要に応じて焼鈍)、溶体化処理、前記の予備時効処理又は復元処理、成形、時効硬化処理(塗装・焼付け加熱)して製造されている。
このように従来の製造方法は、工程が非常に長く、また大型設備も必要とする等により、製造コストは高くなり、必ずしも工業的な生産に向いているとはいえない状況にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、室温放置による自然時効時に析出するG.P ゾーンを抑制し、塗装・焼付け加熱時に速やかに強化相が析出して高い焼付け硬化が得られるような、経時変化が小さい成形用Al-Mg-Si系合金板を、工程が極めて短いこと等により低コストで製造できる直接鋳造圧延法と従来の冷間圧延法を組み合わせた製造方法を提供することである。
本発明の他の課題は、前記製造方法における好ましい製造条件を見出すことである。
なお、ここでいう直接鋳造圧延法とは、図1、図2に示すごとく、双ロール1、2間にノズル3より溶湯4を連続的に供給し、溶湯の鋳造凝固の直後に、前記双ロール1、2で圧延して、溶湯から直接に長尺の圧延板、そのコイルとするものである。この方法は、連続鋳造板のみを得る方法とは異なり一般にはハンター法、直接圧延法等と呼ばれているものであるが、本明細書においては直接鋳造圧延法ということとする。
この製造方法は、従来別工程で行われている鋳塊又は鋳板とする工程、均質化処理工程、熱間及び冷間圧延工程等を一工程で行うもので、多くの工程が省略できる利点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る Al-Mg-Si 系合金板の製造方法は、前記課題を解決するため以下のように構成している。
すなわち、請求項1に記載の製造方法は、Si 0.2〜3.0%(mass% 、以下同じ )、Mg 0.2〜3.0%、Ti 0.001 〜 0.5% を必須元素として含み、さらに Cu 0 〜 2.5% (ただし、 0 %は含まない場合を意味する。以下同じ。)、 Sn 0 〜 0.2% 、 Zn 0 〜 2.0%の1種若しくは2種以上を含み、Feを1.0%以下に規制し、残部がAlと不可避的不純物からなるAl合金溶湯を、双ロールによる直接鋳造圧延装置を用いて、圧下荷重P(ton)を下記の1式を満足する条件で、板厚4mm以下の板に直接鋳造圧延し、その後前記板を、15%以上70% 未満の圧延率で冷間圧延し、続いて400 ℃〜材料の溶融温度の範囲で溶体化処理を行い、溶体化後の冷却として2 ℃/s以上の冷却速度で175 ℃以下に急冷し、その後180 〜320 ℃に再加熱するか又は当該再加熱に続いて当該温度で 25 分以下保持し、その板の金属組織の最大結晶粒径を100 μm 以下、且つ表層部の連続したMg2Si 化合物の最大長さを50μm 以下とすることを特徴とする。
1:P ≧5.8 ×10-6・ t ・ w ・ D1/2・ v ・ exp {1600/(T+273)}・(R/100)-0.5
ただし、
t:出側板厚(mm)、w:出側板幅(mm)、D:ロール直径(mm)、
v:ロール周速(mpm) 、T:出側板の表面温度( ℃) 、R:冷延率(%)
【0006】
請求項2に記載の製造方法は、請求項1の製造方法における Al 合金溶湯と同一の組成の合金溶湯を、請求項1の製造方法におけるものと同一の方法及び条件で板厚 4 mm 以下の板に直接鋳造圧延し、その後前記板を、15%以上70% 未満の圧延率で冷間圧延し、続いて400 ℃〜材料の溶融温度の範囲で溶体化処理を行い、溶体化後の冷却として2 ℃/s以上の冷却速度で40〜175 ℃の範囲まで急冷し、前記温度でコイル状に巻き取り、その板の金属組織の最大結晶粒径を100 μm 以下、且つ表層部の連続したMg2Si 化合物の最大長さを50μm 以下とすることを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の製造方法は、請求項1の製造方法における Al 合金溶湯と同一の組成の合金溶湯を、双ロールによる直接鋳造圧延装置を用いて、圧下荷重P(ton)を下記の2式を満足する条件で、板厚4mm以下の板に直接鋳造圧延し、その後前記板を、70%以上の圧延率で冷間圧延し、続いて400 ℃〜材料の溶融温度の範囲で溶体化処理を行い、溶体化後の冷却として2 ℃/s以上の冷却速度で175 ℃以下に急冷し、その後180 〜320 ℃に再加熱するか又は当該再加熱に続いて当該温度で 25 分以下保持し、その板の金属組織の最大結晶粒径を100 μm 以下、且つ表層部の連続したMg2Si 化合物の最大長さを50μm以下とすることを特徴とする。
2:P ≧2.9 ×10-6・ t ・ w ・ D1/2・ v ・ exp {1600/(T+273)}・(R/100)-0.5
ただし、
t:出側板厚(mm)、w:出側板幅(mm)、D:ロール直径(mm)、
v:ロール周速(mpm) 、T:出側板の表面温度( ℃) 、R:冷延率(%)
【0008】
請求項4に記載の製造方法は、請求項3の製造方法における Al 合金溶湯と同一の組成の合金溶湯を、請求項3の製造方法におけるものと同一の方法及び条件で板厚 4 mm 以下の板に直接鋳造圧延し、その後前記板を、70%以上の圧延率で冷間圧延し、続いて400 ℃〜材料の溶融温度の範囲で溶体化処理を行い、溶体化後の冷却として2 ℃/s以上の冷却速度で40〜175 ℃の範囲まで急冷し、前記温度でコイル状に巻き取り、その板の金属組織の最大結晶粒径を100 μm 以下、且つ表層部の連続したMg2Si 化合物の最大長さを50μm 以下とすることを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の製造方法は、請求項1又は請求項3に記載の製造方法により製造されたAl-Mg-Si系合金板をコイル状に巻き取った合金板,請求項2に記載の製造方法により製造されたAl-Mg-Si系合金板,及び請求項4に記載の製造方法により製造されたAl-Mg-Si系合金板のいずれかについて、580 ℃以下の温度で 2 〜 24 時間保持の均質化処理を行った後冷間圧延することを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載の製造方法は、請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法において、前記 Al 合金溶湯は、 Mn 0.01 〜 0.5% 、 Cr 0.01 〜 0.5% 、 Zr 0.01 〜 0.5% の少なくとも一種以上をさらに含むことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下前記本発明方法を詳しく説明する。
まず、本発明において Al 合金溶湯の組成を前記のように限定した理由を説明する。
Siは、塗装・焼付け加熱時にMgと共にβ' と称されるMg2Si の中間相またはそれに準ずる強化相として析出し強度を向上させる。その添加量を0.2 〜3.0%と限定したのは、0.2%未満ではその効果が小さく、3.0%を越えると溶体化処理後の延性が低下するためである。
Mgは,溶体化処理後にはマトリックス中に固溶しており、延性の向上に寄与する。また、上述のように塗装・焼付け加熱時にSiと共に強化相として析出し強度を向上させる。その添加量を0.2 〜3.0%と限定したのは、0.2%未満ではその効果が小さく、3.0%を越えると溶体化処理後の延性が低下するためである。
以上のようにSi、Mgは塗装・焼付け加熱時に強化相として析出し、強度を向上させる。この両元素の存在比が異なるとその焼付け硬化性も異なり、Si、Mgの重量比がSi>0.6Mg% の場合、Mg2Si 量に対し過剰Siとなり、より優れた焼付け硬化性が得られる。
なお、塗装・焼付け加熱時の時効挙動をコントロールするために、Ag、Cdなどを少量添加しても、本発明の効果を損なうことはない。
【0012】
Ti は、結晶粒の微細化あるいはマトリックス強度を向上させるために添加される。その添加量は0.001〜0.5%であり、下限未満では効果が少なく、上限を越えると溶体化処理後の延性が低下する。
また、Cu、Sn、Znは、塗装・焼付け加熱時に析出し強度を向上させる。またSnの添加は表面品質を改善する効果もある。その添加は、必要に応じて、Cu 0〜2.5%、Sn 0〜0.2%、Zn 0〜2.0%の1種若しくは2種以上である。
ここで、各元素が0%とは、添加しない場合もあることを意味する。また添加する場合で、各元素をそれぞれ、2.5%以下、0.2%以下、2.0%以下と限定したのは、これらを越えると耐食性が低下する、および焼き入れ感受性が高くなる等の弊害を生じるためである。
Feは、通常Alの不純物として含まれるものである。しかし、FeはSiと化合物を作りやすく、1.0%を越えて含まれると塗装・焼付けの際の加熱時の強度向上を阻害する。
なお、鋳造組織の微細化材として通常添加されるB などは、0.1%以下の添加であれば、特に本発明の効果を損なうことはない。
【0013】
Mn, Cr, Zr は、それぞれ結晶粒の微細化あるいはマトリックス強度を向上させるために任意的に添加される(請求項6)。その添は、必要に応じてMn 0.01 〜 0.5% 、 Cr 0.01 〜 0.5% 、 Zr 0.01 〜 0.5%の1種若しくは2種以上である。
それぞれ下限未満では効果が少なく、上限を越えると溶体化処理後の延性が低下する。
【0014】
本発明方法における直接鋳造圧延法を、具体的に図で説明すると、図1及び図2に示すような双ロールによる直接鋳造圧延装置を用いて、前記請求項1に記載のAl合金溶湯4をノズル3を通して、双ロール1、2間に連続的に供給し、ノズル3の先端Bから双ロール1、2の最接近点A間で、鋳造・凝固させ、A点近傍で圧延を行うものである。なお図2において、C点は溶湯の最終凝固点である。
本発明は、このように製造した直接鋳造圧延板に、更に冷間圧延および溶体化処理を施した後に急冷し、引き続き再加熱処理(請求項1,3)または高温コイル巻き取り(請求項2,4)を行うものである。
【0015】
前記の製造方法は、従来法のDC鋳造での凝固、熱間圧延での塑性加工という金属組織を制御するために必要な処理を、一回の双ロールによる直接鋳造圧延で実現させることを特徴としており、この双ロールでの直接鋳造圧延条件を適切に定めることが非常に重要となる。
本発明方法によれば、そのような条件を見いだすために、双ロール直接鋳造圧延の条件と金属組織および機械的特性との関係について精力的に基礎的観点からの検討を行い、その結果以下のように製造条件を規定することにより、従来法と同等の性能を有する Al-Mg-Si 系合金板を製造することが可能であることを見いだしたものである。
【0016】
請求項1,2の製造方法における製造条件
双ロールにかかる圧下荷重P(ton)を次の1式、
1:P ≧5.8 ×10-6・ t ・ w ・ D1/2・ v ・ exp {1600/(T+273)}・(R/100)-0.5
ただし、
t:出側板厚(mm)、w:出側板幅(mm)、D:ロール直径(mm)、
v:ロール周速(mpm) 、T:出側板の表面温度( ℃) 、R:冷延率(%)
を満足する条件で、板厚4mm 以下の板に直接鋳造圧延した後、15% 以上70% 未満の冷間圧延、続いて400 ℃〜材料の溶融温度の範囲で溶体化処理を行い、溶体化後の冷却として2 ℃/s以上の冷却速度で175 ℃以下に急冷する(請求項1)。
ここで圧下荷重P(ton)を前記1式としたのは、これより小さい圧下荷重では、凝固終了からの塑性変形量が不足し、晶出相の分断が十分に行われず、従来法で製造した場合に比べ伸びが低下してしまうためであり、最終冷延率が小さい場合ほど大きな圧下が必要となる。
なおこの条件式は、後工程の冷延時の圧下率が、15% 以上70% 未満の場合である。
なお、直接鋳造圧延後の冷却速度については、特に制限は設けないが、その後の溶体化処理の効果を十分に発揮させるためにはなるべく速い速度で冷却するのが望ましい。
【0017】
冷延率を15% 以上としたのは、これ以下の場合には凝固時に生じた組織の粉砕が十分に行われず、延性の低下を招くからであり、上限を70% 未満としたのは、70% を越える冷延率の場合には、直接鋳造圧延時の圧下荷重の条件式が上述のものとは異なるためである。
また、溶体化処理温度を400 ℃以上としたのはMgやSiを固溶させるためであり、2 ℃/s以上の冷却速度で175 ℃以下の温度まで急冷するのは、冷却前に固溶しているSi、Mg等の添加元素の析出を極力生じさせずに過飽和に固溶させ、この後の塗装・焼付け加熱時に微細な強化相を析出させて強度を向上させることが第1の目的であるが、2 ℃/s未満の冷却速度または175 ℃以上の温度への冷却では冷却中に粗大な化合物が析出してくるため、伸びの低下も招いてしまうからである。
【0018】
本発明の請求項1、2に記載の製造方法においては、上述の溶体化処理後に、2 ℃/s以上の冷却速度で175 ℃以下に急冷し、その後180 〜320 ℃に再加熱して0 〜25分の保持を行う(請求項1:復元処理)か、あるいは上述の溶体化処理後に、2 ℃/s以上の冷却速度で40〜175 ℃の範囲まで急冷し、前記温度でコイル状に巻き取り(請求項2:高温コイル巻き取り)を必要とする。
これは、上述の工程によっても、従来の工程で得られる板材とほぼ同等の性能の板材を製造することは可能であるものの、従来法と同様に自然時効によりG.P.ゾーンが析出し、塗装・焼付け加熱後の強度が十分に得られなかったり、強度が上昇して成形性が著しく低下するという問題が生じるからである。
双ロールによる直接鋳造圧延による場合も、従来法と同様に上述の復元処理あるいは高温コイル巻き取りにより、自然時効によるG.P.ゾーン生成を抑制する必要がある。
【0019】
請求項1の製造方法では、前記の如く溶体化処理後、175 ℃以下の温度に急冷し、引き続き再加熱処理(復元処理)を行うが、この処理は、180 〜320 ℃に再加熱して0 〜25分の保持を行い、その後室温まで放冷するものである。
ここで0 分の保持とは、保持しないこと即ち180 〜320 ℃の温度に到達したら、保持することなく冷却することも含む意味である。
この再加熱処理は、通常連続焼鈍炉(CAL)で実施するのが好ましい。
また、請求項2の製造方法では、前記の如く溶体化処理後、40〜175 ℃の温度に急冷し、この温度範囲でコイルに巻き取り(高温コイル巻き取り)を行い、その後室温に放置等の処理を行うものであるが、この高温コイル巻き取り後の処理は、巻き取りコイルをそのまま室温に放置して放冷してもよいし、巻き取り温度(40〜175 ℃)で炉中に36時間以内保持し、その後放冷してもよい。また、更に高温コイル巻き取り後、しばらく室温に放置し、続いて40〜175 ℃の炉中に36時間以内保持し、その後放冷してもよい。
これらの高温巻き取り後の処理は、Al-Mg-Si系合金材について従来から知られている方法が、必要に応じて適用される。
なお、この復元処理及び高温コイル巻き取り処理の熱処理条件に範囲があるのは、下限未満でも又上限を越えても所定の性能が得られないからである。
また、溶体化処理続いて急冷から復元処理実施までの室温放置時間については特に制限する必要はなく、数カ月以上放置した後に復元処理を行ってもその効果が損なわれることはない。
【0020】
請求項3、4の製造方法における製造条件
前記請求項2、3に記載の製造方法は、直接鋳造圧延後の冷間圧延率が70% を越える場合であり、この場合には双ロールにかかる圧下荷重P(ton)を2式、
2:P ≧2.9 ×10-6・ t ・ w ・ D1/2・ v ・ exp {1600/(T+273)}・(R/100)-0.5
ただし、
t:出側板厚(mm)、w:出側板幅(mm)、D:ロール直径(mm)、
v:ロール周速(mpm) 、T:出側板の表面温度( ℃) 、R:冷延率(%)
とし、請求項1、2に記載の場合に比べて、圧下荷重に関する条件を変化させている。
これは冷間圧延率が70% を越えると、冷延中に晶出相の分断が行われるようになるため、直接鋳造圧延時の圧下荷重を請求項1、2の場合ほど大きくする必要がないからである。また、最終冷延率が小さい場合ほど大きな圧下が必要となるのは、請求項1、2の場合と同様である。
冷間圧延後の溶体化処理、急冷、復元処理(請求項3)若しくは高温コイル巻き取り(請求項4)の条件、意義、効果等は、前記の請求項1、2で説明したことと同様である。
【0021】
請求項5の製造方法について
請求項5の発明は、請求項1〜4に記載の製造方法において、直接鋳造圧延してコイルに巻き取り、これを均質化処理し、続いて冷間圧延を実施する製造方法である。
このような均質化処理は、直接鋳造圧延板の凝固偏析の解消および遷移元素を含む分散相粒子の析出を目的として行うものであり、これにより延性の改善や強度の向上をはかることができる。
この均質化処理条件を、580 ℃以下の温度で 2 〜 24 時間保持としたのは、上記目的の特性を得るためである。
【0022】
前記本発明方法により製造された Al-Mg-Si 系合金板は、圧延板の金属組織における最大結晶粒径を100 μm 以下とすることができる。100 μm を越える場合は、成形用材料として十分な延性が得られない、成形後に肌荒れが生じる等、成形材料として好ましくない。
また、前記圧延板の表層部の金属組織において、連続したMg2Si 化合物の最大長さが50μm 以下となる。前記の最大長さが50μm を越えるようなMgやSiを含む粗大な主溶質系化合物が、塗装・焼付け前にすでに析出しているような場合には、固溶量が不足しており、塗装・焼付け加熱時の強度向上が十分でなくなる。
なお、本発明に係わる圧延板の板厚は、0.7〜3mm程度である。
本発明に係る製造方法により製造されたAl-Mg-Si系合金板の内容は以上のとおりであであるが、かかる圧延板は、後に記す実施例でも明らかなごとく、塗装・焼付け加熱前の伸びが27%以上で成形性に優れ、また成形後の塗装・焼付け時の加熱において、強度(YS)の向上が加熱前に比し、100MPa以上高くなり、前述のような各種用途の成形材料に適している。
以上説明したように、本発明方法により、経時変化の小さい焼付け硬化性に優れるAl-Mg-Si系合金板を低コストで製造することが可能となる。従来法と同様に自然時効を抑制するための復元処理あるいは高温巻き取りが必要となるものの、その前段階までの造塊、面削、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延等の工程が大幅に簡略化されるため、トータルの製造コストは大幅に低減される。
【0023】
【実施例】
次に、本発明を実施例(本発明例)を、比較例とともに、さらに詳細に説明する。
表1に示す組成のAl-Mg-Si系合金溶湯を、図1、図2に示す横型の双ロールによる直接鋳造圧延装置で板とし、これを更に冷間圧延して、厚さ0.7 〜3mm の板材を製造した。この製造条件の詳細を表2に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
このように製造された板材について、板の金属組織における最大結晶粒径を光学顕微鏡で測定した。また、表層部の連続したMg2Si 化合物の最大長さを、走査型電子顕微鏡を用いて反射電子像の観察を行って、測定した。
また、製造後1、5、20、60 日間、室温に放置した後、引張試験を実施した。さらに塗装・焼付け加熱をシミュレートした 175℃で60分の加熱を施した後にも引張試験をおこなった。引張試験はJIS5号引張試験片により、引張強さ、耐力、伸びを測定した。これらの結果を表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】
表3より明らかなように、本発明の圧延板及びその製造方法(A-G) では、
塗装・焼付けの際の加熱による耐力上昇が大きく(100MPa以上)、加熱前の延性(伸び)も優れ(27% 以上)、さらにこれらの特性の室温放置による安定性に優れていることがわかる。
これに対して、本発明で規定した組成をはずれるか又は本発明の製造条件を外れる比較例(H-N) は、加熱前後の耐力上昇が小さく、または加熱前の延性(伸び)の点でも劣っていることがわかる。
【0029】
【発明の効果】
このように本発明に係わるAl-Mg-Si系合金板の製造方法によれば、自然時効時のG.P.ゾーンの析出を抑制し、塗装・焼付けの際の加熱で速やかに強化相が析出し、経時変化が小さく高い時効硬化性を有するAl-Mg-Si系合金板を低コストで得ることができるもので、工業上顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 横型双ロールによる直接鋳造圧延装置(断面)の概略説明図である。
【図2】 図1のD部を拡大した詳細図である。
【符号の説明】
1 上ロール
2 下ロール
3 ノズル
4 金属溶湯
5 直接鋳造圧延板
A 双ロールのセンターライン(ロールの最接近点)
B ノズルの先端
C 溶湯の最終凝固点[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing an Al-Mg-Si based alloy sheet having little bake hardenability with little change over time, and more specifically used for bending molding, press molding, etc. of automobile parts, home appliances, etc. The present invention relates to a production method capable of producing a rolled sheet of an Al—Mg—Si alloy suitable for forming at a low production cost by direct casting and cold rolling as compared with the prior art.
In the present specification, the content of the additive element of the Al alloy means mass%, but this is simply indicated as%.
[0002]
[Prior art]
For automotive outer panels, home appliance chassis, etc., Al-Mg-Si alloy plates that are excellent in corrosion resistance and ductility and age-harden by heating are formed into a predetermined shape, and then aged by painting and baking and heating. It is often cured to produce a product.
However, the Al-Mg-Si alloy plate manufactured by the conventional manufacturing method is left at room temperature after solution treatment (natural aging), and the GP zone precipitates, which contributes to strength improvement during baking and heating. This prevents the precipitation of the Mg 2 Si intermediate phase or the strengthening phase equivalent to it, so that a material that has passed for a long time after the solution treatment has sufficient strength after painting and baking. There wasn't. Furthermore, the strength increases with the precipitation of the GP zone, and the problem that the ductility is remarkably lowered has occurred at the same time.
[0003]
As a method for solving this problem, preliminary aging treatment after solution treatment as shown in Japanese Patent Publication No. 05-7460, restoration treatment as shown in Japanese Patent Application Laid-Open No. 04-259358, or a combination thereof. Processing has been devised. However, these treatments can increase the strength at the time of painting and baking without impairing the ductility, but there is a problem that the manufacturing cost increases due to an increase in the number of steps.
Conventional Al-Mg-Si alloy rolled sheets for forming and formed articles thereof are manufactured as follows, including the above-described improved manufacturing method.
That is, these are produced by first producing an ingot of a predetermined alloy composition, chamfering and homogenizing this, followed by hot rolling, cold rolling (annealing as necessary), solution treatment, Manufactured by preliminary aging treatment or restoration treatment, molding, age hardening treatment (painting / baking heating).
As described above, the conventional manufacturing method has a very long process and requires a large facility, so that the manufacturing cost is high and it is not necessarily suitable for industrial production.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to suppress the GP zone that precipitates during natural aging due to standing at room temperature, and the molding Al- It is to provide a production method combining a direct casting rolling method and a conventional cold rolling method capable of producing an Mg—Si based alloy sheet at a low cost due to an extremely short process.
Another object of the present invention is to find preferred production conditions in the production method .
In addition, as shown in FIGS. 1 and 2, the direct casting and rolling method referred to here is a method in which the
This manufacturing method is an ingot or cast plate process that is conventionally performed in separate processes, a homogenization process, a hot and cold rolling process, etc. are performed in a single process, and many processes can be omitted. There is.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The method for producing an Al—Mg—Si based alloy plate according to the present invention is configured as follows in order to solve the above problems.
That is, the manufacturing method according to claim 1 includes Si 0.2 to 3.0% (mass% , the same shall apply hereinafter ) , Mg 0.2 to 3.0%, Ti 0.001 to 0.5% as essential elements, and Cu 0 to 2.5% (however, , 0 % means the case where it does not contain. The same applies hereinafter.) Sn 0 to 0.2% , Zn 0 to 2.0% , or one or more of them, Fe is regulated to 1.0% or less, and the balance is Al. An Al alloy melt consisting of inevitable impurities is directly cast and rolled into a plate with a thickness of 4mm or less using a direct casting and rolling machine with twin rolls under the condition that the rolling load P (ton) satisfies the following formula. then the plate was cold-rolled at a rolling reduction of less than 15% 70%, followed by subjected to solution treatment in the range of the melting temperature of 400 ° C. ~ material, 2 ° C. / s or more as a cooling after the solution quenched to 175 ° C. or less at a cooling rate, then 180 to 320 ° C. following or the reheating reheating held below 25 minutes in the temperature, the plate metal structure Maximum crystal grain size of 100 [mu] m or less, and the maximum length of consecutive Mg 2 Si compounds of the surface layer portion, characterized in that the 50μm or less.
1: P ≧ 5.8 × 10 -6 · t · w · D 1/2 · v · exp {1600 / (T + 273)} · (R / 100) -0.5
However,
t: Outlet plate thickness (mm), w: Outlet plate width (mm), D: Roll diameter (mm),
v: Roll peripheral speed (mpm), T: Outlet plate surface temperature (° C), R: Cold rolling rate (%)
[0006]
The manufacturing method according to
[0007]
In the manufacturing method according to
2: P ≧ 2.9 × 10 -6 · t · w · D 1/2 · v · exp {1600 / (T + 273)} · (R / 100) -0.5
However,
t: Outlet plate thickness (mm), w: Outlet plate width (mm), D: Roll diameter (mm),
v: Roll peripheral speed (mpm), T: Outlet plate surface temperature (° C), R: Cold rolling rate (%)
[0008]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a molten alloy having the same composition as that of the molten Al alloy in the third method, and having a thickness of 4 mm or less under the same method and conditions as in the third method. It is cast and rolled directly on a plate, and then the plate is cold-rolled at a rolling rate of 70% or more, followed by solution treatment in the range of 400 ° C. to the melting temperature of the material, and cooling at 2 ° C. after cooling. rapidly cooled to a range of 40 to 175 ° C. at a cooling rate of at least 10 s / s, wound into a coil at the above temperature, the maximum crystal grain size of the metallographic structure of the plate being 100 μm or less, and a continuous layer of Mg 2 Si The maximum length of the compound is 50 μm or less.
[0009]
The manufacturing method according to
[0010]
The manufacturing method according to claim 6 is the manufacturing method according to any one of claims 1 to 5, wherein the molten Al alloy is at least Mn 0.01 to 0.5% , Cr 0.01 to 0.5% , Zr 0.01 to 0.5% . One or more types are further included.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The method of the present invention will be described in detail below.
First, the reason why the composition of the Al alloy molten metal is limited as described above in the present invention will be described.
Si is precipitated as an intermediate phase of Mg 2 Si called β ′ together with Mg during coating / baking heating or a strengthening phase equivalent thereto, thereby improving the strength. The reason why the amount of addition is limited to 0.2 to 3.0% is that if the amount is less than 0.2%, the effect is small, and if it exceeds 3.0%, the ductility after the solution treatment decreases.
Mg is dissolved in the matrix after solution treatment and contributes to the improvement of ductility. Further, as described above, it is precipitated as a strengthening phase together with Si during coating / baking heating to improve the strength. The reason why the amount of addition is limited to 0.2 to 3.0% is that if the amount is less than 0.2%, the effect is small, and if it exceeds 3.0%, the ductility after the solution treatment decreases.
As described above, Si and Mg precipitate as a strengthening phase during coating and baking and heating, improving the strength. If the abundance ratio of these two elements is different, the bake hardenability will also be different. If the weight ratio of Si and Mg is Si> 0.6Mg%, the excess Si will be added to the amount of Mg 2 Si, resulting in better bake hardenability. .
In order to control the aging behavior at the time of coating and baking, even if a small amount of Ag, Cd or the like is added, the effect of the present invention is not impaired.
[0012]
Ti is added to refine crystal grains or improve matrix strength. The amount added is 0.001 to 0.5%, and if the amount is less than the lower limit, the effect is small, and if the amount exceeds the upper limit, the ductility after the solution treatment is lowered.
Moreover, Cu, Sn, and Zn are precipitated during coating and baking, and improve the strength. The addition of Sn also has the effect of improving the surface quality. The addition is one or more of Cu 0 to 2.5%, Sn 0 to 0.2%, and Zn 0 to 2.0% as necessary.
Here, 0% of each element means that it may not be added. In addition, in the case of addition, each element is limited to 2.5% or less, 0.2% or less, and 2.0% or less, because if it exceeds these, the corrosion resistance is lowered and the quenching sensitivity is increased. It is.
Fe is usually contained as an impurity of Al. However, Fe is easy to make a compound with Si, and if it exceeds 1.0%, it will hinder the strength improvement during heating during painting and baking.
Note that B or the like that is normally added as a refined material of the cast structure does not particularly impair the effects of the present invention as long as it is added in an amount of 0.1% or less.
[0013]
Mn, Cr, Zr is optionally added in order to respectively increase miniaturization or matrix strength of the crystal grains (Claim 6). The addition is one or more of Mn 0.01 to 0.5% , Cr 0.01 to 0.5% , Zr 0.01 to 0.5% as necessary.
If each is less than the lower limit, the effect is small, and if the upper limit is exceeded, the ductility after the solution treatment is lowered.
[0014]
The direct casting and rolling method in the method of the present invention will be specifically described with reference to the drawings. By using a direct casting and rolling apparatus using twin rolls as shown in FIG. 1 and FIG. Supplying continuously between the twin rolls 1 and 2 through the
In the present invention, the directly cast and rolled plate thus manufactured is further subjected to cold rolling and solution treatment, and then rapidly cooled, and subsequently reheated ( Claims 1 and 3 ) or high-temperature coil winding ( Claim 2). , 4 ).
[0015]
The manufacturing method described above is characterized in that the processing necessary for controlling the metal structure of solidification in conventional DC casting and plastic working in hot rolling is realized by direct casting and rolling with a single twin roll. Therefore, it is very important to appropriately determine the conditions for direct casting and rolling with this twin roll.
According to the method of the present invention, in order to find such a condition, the relationship between the twin roll direct casting rolling condition and the metal structure and mechanical properties is energetically studied from the basic viewpoint, and as a result, the following Thus, it has been found that an Al—Mg—Si alloy plate having performance equivalent to that of the conventional method can be produced by defining the production conditions as described above .
[0016]
Manufacturing conditions in the manufacturing method according to
1: P ≧ 5.8 × 10 -6 · t · w · D 1/2 · v · exp {1600 / (T + 273)} · (R / 100) -0.5
However,
t: Outlet plate thickness (mm), w: Outlet plate width (mm), D: Roll diameter (mm),
v: Roll peripheral speed (mpm), T: Outlet plate surface temperature (° C), R: Cold rolling rate (%)
After casting and rolling directly to a sheet with a thickness of 4 mm or less under conditions that satisfy the following conditions, cold rolling at 15% to less than 70%, followed by solution treatment in the range of 400 ° C to the melting temperature of the material to form a solution As the subsequent cooling , it is rapidly cooled to 175 ° C. or lower at a cooling rate of 2 ° C./s or higher .
Here, the reduction load P (ton) is set to the above-mentioned formula 1. With a reduction load smaller than this, the amount of plastic deformation from the end of solidification is insufficient, and the crystallization phase is not sufficiently divided, and is produced by the conventional method. This is because the elongation is reduced as compared to the case where the final cold rolling rate is smaller.
This conditional expression is for the case where the rolling reduction during the subsequent process is 15% or more and less than 70%.
In addition, although there is no restriction | limiting in particular about the cooling rate after direct casting rolling, in order to fully exhibit the effect of the subsequent solution treatment, it is desirable to cool at the fastest possible speed.
[0017]
The reason why the cold rolling rate was set to 15% or more is that if it is less than this, the structure generated during solidification is not sufficiently pulverized, resulting in a decrease in ductility, and the upper limit was set to less than 70%. This is because, in the case of a cold rolling ratio exceeding 70%, the conditional expression of the rolling load during direct casting and rolling is different from the above.
The solution treatment temperature was set to 400 ° C or higher in order to dissolve Mg and Si. Rapid cooling to a temperature of 175 ° C or lower at a cooling rate of 2 ° C / s or higher is the The primary purpose is to improve the strength by solid solution in supersaturation without causing precipitation of additive elements such as Si and Mg as much as possible, and by depositing a fine strengthening phase during subsequent coating and baking heating. However, a cooling rate of less than 2 ° C./s or cooling to a temperature of 175 ° C. or higher causes a coarse compound to precipitate during cooling, leading to a decrease in elongation.
[0018]
In the production method according to
Although it is possible to produce a plate with the same performance as the plate obtained in the conventional process even by the above-mentioned process, the GP zone is precipitated by natural aging as in the conventional method. This is because there is a problem that the strength after heating is not sufficiently obtained, or the strength is increased and the moldability is remarkably lowered.
Also in the case of direct casting and rolling using twin rolls, it is necessary to suppress the GP zone generation due to natural aging by the above-described restoration treatment or high-temperature coil winding as in the conventional method.
[0019]
In the manufacturing method according to claim 1, after the solution treatment as described above, the solution is rapidly cooled to a temperature of 175 ° C. or lower and subsequently reheated (restored), which is reheated to 180 to 320 ° C. Holding is performed for 0 to 25 minutes, and then allowed to cool to room temperature.
Here, holding for 0 minutes means not to hold, that is, to cool without holding when the temperature reaches 180 to 320 ° C.
This reheating treatment is usually preferably carried out in a continuous annealing furnace (CAL).
In the manufacturing method of
For the treatment after the high-temperature winding, a conventionally known method for the Al—Mg—Si alloy material is applied as necessary.
The reason why there is a range in the heat treatment conditions of the restoration process and the high temperature coil winding process is that a predetermined performance cannot be obtained even if it is less than the lower limit or exceeds the upper limit.
Further, the room temperature standing time from the solution treatment to the rapid cooling to the restoration treatment need not be particularly limited, and the effect is not impaired even if the restoration treatment is carried out after standing for several months or more.
[0020]
Manufacturing conditions in the manufacturing method of
The manufacturing method according to
2: P ≧ 2.9 × 10 -6 · t · w · D 1/2 · v · exp {1600 / (T + 273)} · (R / 100) -0.5
However,
t: Outlet plate thickness (mm), w: Outlet plate width (mm), D: Roll diameter (mm),
v: Roll peripheral speed (mpm), T: Outlet plate surface temperature (° C), R: Cold rolling rate (%)
And the conditions relating to the rolling load are changed as compared with the cases described in
This is because, when the cold rolling rate exceeds 70%, the crystallization phase is divided during cold rolling, so the rolling load during direct casting and rolling needs to be increased as in
The conditions, meanings, effects, etc. of the solution treatment, cold cooling, restoration treatment ( Claim 3 ) or high-temperature coil winding ( Claim 4 ) after cold rolling are the same as those described in
[0021]
About the manufacturing method of
Such a homogenization treatment is performed for the purpose of eliminating solidification segregation of the directly cast and rolled plate and precipitation of dispersed phase particles containing a transition element, thereby improving ductility and strength.
This homogenization treatment condition was maintained at a temperature of 580 ° C. or lower for 2 to 24 hours in order to obtain the above-mentioned target characteristics.
[0022]
The Al-Mg-Si alloy sheet produced by the method of the present invention, the maximum crystal grain size in the metal structure of the rolled plate can be 100 [mu] m or less. If exceeding 100 [mu] m, sufficient ductility can not be obtained as a molding material, such as skin roughness occurs after molding, it is not preferred as a molding material.
Further, the surface layer portion of the metal structure of the rolled sheet, the maximum length of consecutive Mg 2 Si compound is 50μm or less. If a coarse main solute compound containing Mg or Si whose maximum length exceeds 50 μm is already deposited before painting and baking, the amount of solid solution is insufficient. and strength improvement at the time of baking heat is no longer sufficient.
In addition, the plate | board thickness of the rolled sheet concerning this invention is about 0.7-3 mm.
The content of the Al-Mg-Si based alloy sheet produced by the production method according to the present invention is as described above. However, as is apparent from the examples described later, such a rolled sheet is before coating and baking and heating. Elongation is 27% or more, excellent moldability, and the strength (YS) is improved by 100 MPa or more in heating during painting and baking after molding, and molding materials for various applications as described above. Suitable for
As described above, according to the method of the present invention , it is possible to produce an Al—Mg—Si-based alloy plate having a small change with time and excellent in bake hardenability at low cost. Like conventional methods, restoration processing or high-temperature winding is required to suppress natural aging, but steps such as agglomeration, chamfering, homogenization, hot rolling and cold rolling up to the previous stage are required. Since it is greatly simplified, the total manufacturing cost is greatly reduced.
[0023]
【Example】
Next, examples of the present invention (examples of the present invention) will be described in detail together with comparative examples.
The molten Al-Mg-Si alloy having the composition shown in Table 1 is formed into a plate by a direct casting and rolling apparatus using a horizontal twin roll shown in FIGS. 1 and 2, and further cold-rolled to a thickness of 0.7 to 3 mm. The board material was manufactured. Details of the manufacturing conditions are shown in Table 2.
[0024]
[Table 1]
[0025]
[Table 2]
[0026]
With respect to the plate material thus manufactured, the maximum crystal grain size in the metal structure of the plate was measured with an optical microscope. Further, the maximum length of the Mg 2 Si compound having a continuous surface layer was measured by observing the reflected electron image using a scanning electron microscope.
In addition, a tensile test was carried out after standing at room temperature for 1, 5, 20, 60 days after production. In addition, a tensile test was conducted after 60 minutes of heating at 175 ° C, which simulates painting and baking. In the tensile test, tensile strength, proof stress, and elongation were measured with a JIS No. 5 tensile test piece. These results are shown in Table 3.
[0027]
[Table 3]
[0028]
As is apparent from Table 3, in the rolled sheet and the manufacturing method (AG) of the present invention,
It can be seen that the increase in yield strength due to heating during painting and baking is large (100 MPa or more), the ductility (elongation) before heating is also excellent (27% or more), and the stability of these properties after standing at room temperature is also excellent.
On the other hand, Comparative Example (HN) that deviates from the composition defined in the present invention or deviates from the production conditions of the present invention has a small increase in yield strength before and after heating, or inferior in ductility (elongation) before heating. I understand that.
[0029]
【The invention's effect】
Thus , according to the method for producing an Al-Mg-Si alloy plate according to the present invention, the precipitation of the GP zone during natural aging is suppressed, and the strengthening phase is quickly precipitated by heating during painting and baking, An Al—Mg—Si-based alloy sheet having a small age change and high age-hardening properties can be obtained at low cost, and has a remarkable industrial effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic explanatory diagram of a direct casting and rolling apparatus (cross section) using horizontal twin rolls.
FIG. 2 is an enlarged detail view of a portion D in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
B Nozzle tip C Final freezing point of molten metal
Claims (6)
1:P ≧5.8 ×10-6・ t ・ w ・ D1/2・ v ・ exp {1600/(T+273)}・(R/100)-0.5
ただし、
t:出側板厚(mm)、w:出側板幅(mm)、D:ロール直径(mm)、
v:ロール周速(mpm) 、T:出側板の表面温度( ℃) 、R:冷延率(%)Si 0.2-3.0% (mass%, the same shall apply hereinafter), Mg 0.2-3.0%, Ti 0.001-0.5% are included as essential elements, and Cu 0-2.5% (however, 0% is not included). The same)), Al alloy molten metal containing one or more of Sn 0-0.2%, Zn 0-2.0%, Fe regulated to 1.0% or less, the balance consisting of Al and inevitable impurities, twin rolls Using a direct casting and rolling device, the rolling load P (ton) is directly cast and rolled to a plate with a thickness of 4 mm or less under the conditions satisfying the following one set, and then the plate is 15% or more and less than 70%. Cold rolling at a rolling rate, followed by solution treatment in the range of 400 ° C to the melting temperature of the material, followed by rapid cooling to 175 ° C or less at a cooling rate of 2 ° C / s or more as cooling after solutionization, and then 180 Reheated to ~ 320 ° C or held at the temperature for 25 minutes or less following the reheating, the maximum grain size of the metallographic structure of the plate is 100 μm or less, and the continuous Mg 2 Si in the surface layer part A method for producing an Al—Mg—Si based alloy sheet, wherein the maximum length of the compound is 50 μm or less.
1: P ≧ 5.8 × 10 -6 · t · w · D 1/2 · v · exp {1600 / (T + 273)} · (R / 100) -0.5
However,
t: Outlet plate thickness (mm), w: Outlet plate width (mm), D: Roll diameter (mm),
v: Roll peripheral speed (mpm), T: Outlet plate surface temperature (° C), R: Cold rolling rate (%)
1:P ≧5.8 ×10-6・ t ・ w ・ D1/2・ v ・ exp {1600/(T+273)}・(R/100)-0.5
ただし、
t:出側板厚(mm)、w:出側板幅(mm)、D:ロール直径(mm)、
v:ロール周速(mpm) 、T:出側板の表面温度( ℃) 、R:冷延率(%)Si 0.2-3.0%, Mg 0.2-3.0%, Ti 0.001-0.5% is contained as an essential element, and further Cu 0-2.5% (however, 0% means not included, the same applies hereinafter), Sn 0- Using direct casting and rolling equipment with twin rolls, Al alloy melt containing 0.2%, Zn 0-2.0% or more, Fe regulated to 1.0% or less, the balance consisting of Al and inevitable impurities Then, the rolling load P (ton) is directly cast and rolled on a plate having a thickness of 4 mm or less under the condition that satisfies the following one formula, and then the plate is cold-rolled at a rolling rate of 15% or more and less than 70%. Subsequently, solution treatment is performed in the range of 400 ° C to the melting temperature of the material, and after cooling, the solution is rapidly cooled to a range of 40 to 175 ° C at a cooling rate of 2 ° C / s or more, and coiled at the above temperature. The Al-Mg-Si is characterized in that the maximum crystal grain size of the metal structure of the sheet is 100 μm or less and the maximum length of the continuous Mg 2 Si compound in the surface layer is 50 μm or less. Method for manufacturing an alloy plate.
1: P ≧ 5.8 × 10 -6 · t · w · D 1/2 · v · exp {1600 / (T + 273)} · (R / 100) -0.5
However,
t: Outlet plate thickness (mm), w: Outlet plate width (mm), D: Roll diameter (mm),
v: Roll peripheral speed (mpm), T: Outlet plate surface temperature (° C), R: Cold rolling rate (%)
2:P ≧2.9 ×10-6・ t ・ w ・ D1/2・ v ・ exp {1600/(T+273)}・(R/100)-0.5
ただし、
t:出側板厚(mm)、w:出側板幅(mm)、D:ロール直径(mm)、
v:ロール周速(mpm) 、T:出側板の表面温度( ℃) 、R:冷延率(%)Si 0.2-3.0%, Mg 0.2-3.0%, Ti 0.001-0.5% is contained as an essential element, and further Cu 0-2.5% (however, 0% means not included, the same applies hereinafter), Sn 0- Using direct casting and rolling equipment with twin rolls, Al alloy melt containing 0.2%, Zn 0-2.0% or more, Fe regulated to 1.0% or less, the balance consisting of Al and inevitable impurities Then, the rolling load P (ton) is directly cast and rolled on a plate having a thickness of 4 mm or less under the conditions satisfying the following two formulas, and then the plate is cold-rolled at a rolling rate of 70% or more, Solution treatment is performed in the range of 400 ° C to the melting temperature of the material, and after cooling, the solution is rapidly cooled to 175 ° C or less at a cooling rate of 2 ° C / s or more and then reheated to 180 to 320 ° C or Following reheating, the temperature is maintained for 25 minutes or less, the maximum grain size of the metallographic structure of the plate is 100 μm or less, and the maximum length of the continuous Mg 2 Si compound in the surface layer is 50 μm. A method for producing an Al—Mg—Si based alloy sheet, characterized by being m or less.
2: P ≧ 2.9 × 10 -6 · t · w · D 1/2 · v · exp {1600 / (T + 273)} · (R / 100) -0.5
However,
t: Outlet plate thickness (mm), w: Outlet plate width (mm), D: Roll diameter (mm),
v: Roll peripheral speed (mpm), T: Outlet plate surface temperature (° C), R: Cold rolling rate (%)
2:P ≧2.9 ×10-6・ t ・ w ・ D1/2・ v ・ exp {1600/(T+273)}・(R/100)-0.5
ただし、
t:出側板厚(mm)、w:出側板幅(mm)、D:ロール直径(mm)、
v:ロール周速(mpm) 、T:出側板の表面温度( ℃) 、R:冷延率(%)Si 0.2-3.0%, Mg 0.2-3.0%, Ti 0.001-0.5% is contained as an essential element, and further Cu 0-2.5% (however, 0% means not included, the same applies hereinafter), Sn 0- Using direct casting and rolling equipment with twin rolls, Al alloy melt containing 0.2%, Zn 0-2.0% or more, Fe regulated to 1.0% or less, the balance consisting of Al and inevitable impurities Then, the rolling load P (ton) is directly cast and rolled on a plate having a thickness of 4 mm or less under the conditions satisfying the following two formulas, and then the plate is cold-rolled at a rolling rate of 70% or more, Solution treatment is performed in the range of 400 ° C to the melting temperature of the material, and after cooling, the solution is rapidly cooled to a range of 40 to 175 ° C at a cooling rate of 2 ° C / s or more, and wound in a coil shape at the above temperature. the maximum grain size of the metal structure of the plate 100 [mu] m or less, and Al-Mg-Si alloy which maximum length of consecutive Mg 2 Si compounds of the surface layer portion, characterized in that the 50μm or less The method of production.
2: P ≧ 2.9 × 10 -6 · t · w · D 1/2 · v · exp {1600 / (T + 273)} · (R / 100) -0.5
However,
t: Outlet plate thickness (mm), w: Outlet plate width (mm), D: Roll diameter (mm),
v: Roll peripheral speed (mpm), T: Outlet plate surface temperature (° C), R: Cold rolling rate (%)
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