JP3733645B2 - 受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、選択呼出受信機やコードレスリモコン、コードレス電話機等の無線通信装置における受信機に係わり、特に受信復調方式として直接変換受信方式、すなわちホモダイン方式を用いた受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
直接変換方式の受信機は、ヘテロダイン方式と比較して多くの利点をもっている。ヘテロダイン方式では、受信した高周波信号を中間周波数に変換してから処理するために、イメージ成分を除去するためのフィルタが必要である。このフィルターとしては通常、セラミックフィルタまたは水晶フィルタが使用されるが、これらのフィルタはコストが高く、形状も大きい。直接変換受信機は、受信した高周波信号を直接ベースバンド付近の低周波信号へ変換するため、イメージ成分の発生がない。従って上記のようなフィルタは不要である。一般的には隣接チャンネルの成分を除去するフィルタが必要であるが、処理する信号が低周波であるためローパス特性のアクティブフィルタ等を用いることができ、IC化も容易である。つまり、高価で形状の大きなフィルタが不要なために直接変換受信機では低コストかつ小型化が実現できる。
【0003】
図12は、従来の直接変換受信機の構成を示すブロック図である。図12において、5は高周波信号入力端子、7は復調回路、11はローカル発振器、31は移相分配手段、36は第1の周波数変換手段、37は第2の周波数変換手段、41は第1の基準信号、42は第2の基準信号である。ローカル発振器11の発振周波数は、ほぼ受信する高周波信号の中心周波数に設定されている。ローカル発振器11からの信号は移相分配手段31に入力され、互いに位相差が90度の第1の基準信号41および第2の基準信号42に分配される。高周波信号入力端子5に入力された高周波信号と第1の基準信号41は第1の周波数変換手段36に入力されミキシングが行われる。また、同様に高周波信号入力端子5に入力された高周波信号と第2の基準信号42は第2の周波数変換手段37に入力されミキシングが行われる。このミキシングにより高周波信号はベースバンド周波数に変換される。そして第1および第2の周波数変換手段36、37の出力は復調回路7に入力され復調が行われる。以上が基本動作である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、直接変換受信機では、上記のように中間周波数信号の周波数がベースバンド周波数であるために妨害に対して弱点を持っている。すなわち、ベースバンド周波数は、0Hzから数十kHz程度の範囲で設定される。ここで、入力される高周波信号が振幅変調を受けている場合には、周波数変換手段のひずみ特性により、中間周波数信号への周波数変換時に振幅変調周波数またはその2倍の周波数の信号成分が発生し、この成分が中間周波数信号に含まれてしまう。振幅変調周波数は一般的に数kHz程度となる場合が多く、この変調周波数成分と上記のベースバンド周波数の中間周波数信号とがほぼ同一の周波数帯に存在することになり、受信妨害の原因となる。高周波信号の振幅変調は、送信時には振幅変調を受けていない場合でも、空間伝搬でのフェージングにより大きな振幅変動を受けることがある。また、希望波以外の高周波信号が周波数変換手段に入力されて、この信号が振幅変動を受けている場合でも同様の妨害を引き起こす。さらには、複数の高周波信号が同時に周波数変換手段に入力された場合には、振幅変調を受けていなくてもその合成波により妨害を生じる場合がある。
【0005】
本発明は上記の課題を解決するものであり、周波数変換手段に入力される高周波信号の振幅変調成分による受信妨害を抑えて安定した受信特性が得られる受信機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、振幅変調成分検出手段で高周波信号の振幅変調成分を検出し、周波数変換手段の出力信号と前記振幅変調手段の出力信号を演算器に入力して振幅変調成分を互いにキャンセルする演算を行うものである。
【0007】
上記発明によれば、周波数変換手段で生じた振幅変調周波数の歪み成分をキャンセルすることが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
高周波信号と基準信号を入力してミキシングを行う周波数変換手段と、前記高周波信号を入力して前記高周波信号の振幅変調成分を検出する振幅変調成分検出手段と、前記周波数変換手段のひずみ特性により発生し前記周波数変換手段から出力される前記高周波信号の振幅変調成分前記振幅変調成分検出手段から出力される前記高周波信号の振幅変調成分とを入力して、前記二つの振幅変調成分を互いにキャンセルする演算を行う演算器を備えたものである。そして、振幅変調成分検出手段で検出した振幅変調成分を用いて、演算器により周波数変換手段で生じた振幅変調の成分をキャンセルすることができる。
【0009】
また、第1の高周波信号と第1の基準信号を入力してミキシングを行う第1の周波数変換手段と、振幅変調成分検出手段は、第2の高周波信号と第2の基準信号を入力してミキシングを行う第2の周波数変換手段で構成され、前記の第1の高周波信号の瞬時位相と前記第1の基準信号の瞬時位相の差で定義される第1の位相差と、前記の第2の高周波信号の瞬時位相と前記第2の基準信号の瞬時位相で定義される第2の位相差について、前記第1の位相差と前記第2の位相差の差が180度に設定されている構成をもったものである。そして、演算器では2つの周波数変換手段の出力の和または差をとるだけで振幅変調成分をキャンセルできる。
【0010】
また、高周波信号と基準信号を入力してミキシングを行う周波数変換手段と、前記高周波信号を入力して前記高周波信号の振幅変調成分を検出する振幅変調成分検出手段と、前記周波数変換手段の出力と前記振幅変調成分検出手段の出力を入力する演算器と、所定の変調周波数で振幅変調されたパイロット信号を前記周波数変換手段および前記振幅変調成分検出手段へ入力するためのパイロット信号源と、前記演算器の出力信号から前記所定の周波数成分または前記所定の周波数の2倍の周波数の成分を検出する検出手段と、前記検出された成分が小さくなるように前記演算器または前記振幅変調成分検出手段または前記周波数変換手段を調整する調整手段を備えるものである。そして、パイロット信号を用いることにより安定してかつ正確に振幅変調成分のキャンセルを行うことができる。
【0011】
また、ローカル発振器からの信号を入力して互いに位相反転した第1および第2の基準信号を出力する移相分配手段と、前記第1および第2の基準信号と所定の変調周波数で振幅変調されたパイロット信号源からの信号を入力してミキシングを行う周波数変換手段と、前記周波数変換手段の出力から前記所定の変調周波数の成分または前記所定の変調周波数の2倍の周波数の成分を検出する検出手段と、前記検出手段からの信号により前記第1および第2の基準信号の位相および振幅を調整するベクトル調整手段を備えたものである。
【0012】
また、ローカル発振器の信号を所定の変調周波数で振幅変調してパイロット信号を得るための振幅変調手段と、前記パイロット信号を入力して互いに位相反転した第1および第2の基準信号を出力する移相分配手段と、前記第1および第2の基準信号を入力する周波数変換手段と、前記周波数変換手段の出力から前記所定の変調周波数の成分または前記所定の変調周波数の2倍の周波数の成分を検出する検出手段と、前記検出手段からの信号により前記第1および第2の基準信号の位相および振幅を調整するベクトル調整手段を備えたものである。
【0013】
また、受信する高周波信号の周波数にほぼ等しい周波数の基準信号を発生するローカル発振器と、前記基準信号から位相差が各々0度、180度、90度、270度である第1、第2、第3および第4の基準信号を得るための移相分配手段と、所定の変調周波数で振幅変調されたパイロット信号源からのパイロット信号と前記第1および第2の基準信号を入力する第1の周波数変換手段と、前記パイロット信号と前記第3および第4の基準信号を入力する第2の周波数変換手段と、前記第1および第2の周波数変換手段の出力から前記所定の変調周波数の成分または前記所定の変調周波数の2倍の成分を検出する検出手段と、前記検出手段で検出した前記所定の変調周波数成分または前記所定の変調周波数の2倍の周波数の成分が小さくなるように前記第1、第2、第3および第4の基準信号の位相および振幅を調整するベクトル調整手段を備えたものである。そして、直接変換受信機で振幅変調信号による妨害を安定してキャンセルできる。
【0014】
また、受信する高周信号の周波数にほぼ等しい周波数の基準信号を発生するローカル発振器と、前記ローカル発振器の信号に所定の変調周波数の振幅変調をかけてパイロット信号を得るための振幅変調手段と、前記パイロット信号から位相差が各々0度、180度、90度、270度である第1、第2、第3および第4の基準信号を得るための移相分配手段と、前記第1および第2の基準信号を入力する第1の周波数変換手段と、前記第3および第4の基準信号を入力する第2の周波数変換手段と、前記第1および第2の周波数変換手段の出力から前記所定の変調周波数成分または前記所定の変調周波数の2倍の成分を検出する検出手段と、前記検出手段で検出した前記所定の変調周波数成分または前記所定の変調周波数の2倍の周波数の成分が小さくなるように前記第1、第2、第3および第4の基準信号の位相および振幅を調整するベクトル調整手段を備えたものである。
【0015】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の受信機を示すブロック図である。図1において、101は周波数変換手段、102は振幅変調成分検出手段、103は演算器、104は高周波信号、105は基準信号、106は周波数変換手段101の出力信号、107は振幅変調成分検出手段102の出力信号、108は演算器103の出力信号である。
【0017】
本実施例の受信機の動作について説明する。高周波信号104と基準信号105が周波数変換手段101に入力されミキシングが行われる。このとき周波数変換手段101では高周波信号104と基準信号105の各周波数の差の成分が発生する。ここで高周波信号104が振幅変調されている場合には、上記の成分の他に周波数変換手段101の歪み特性により前記振幅変調の変調周波数の成分および前記変調周波数の2倍の周波数成分が発生する。従って、周波数変換手段101の出力信号106には、この歪み成分が含まれている。一方、高周波信号104は振幅変調成分検出手段102に入力され、振幅変調成分検出手段102では高周波信号104の振幅変調周波数の成分が検出される。検出された成分は、振幅変調成分検出手段102の出力信号107として出力される。演算器103には周波数変換手段101の出力信号106と振幅変調成分検出手段102の出力信号107が入力され、振幅変調成分検出手段102の出力信号107の情報を基に、周波数変換手段101の出力信号106から振幅変調周波数の成分およびその2倍の周波数成分をキャンセルするように演算が行われる。そして、演算器103の出力信号108には前記の振幅変調による歪み成分が取り除かれた信号が得られ、この出力信号108を用いて復調を行うことによって振幅変調による妨害を受けないようにできる。
【0018】
(実施例2)
図2は本発明の実施例2の受信機を示すブロック図である。図2において、111は第1の周波数変換手段、112は第2の周波数変換手段、113は第1の高周波信号、114は第2の高周波信号、115は第1の基準信号、116は第2の基準信号、117は第1の周波数変換手段111の出力信号、118は第2の周波数変換手段112の出力信号である。また、実施例1と同じ構成要素については同じ番号を表記している。
【0019】
本実施例の特徴は、振幅変調成分検出手段の構成にある。すなわち第1の実施例1におけ振幅変調成分検出手段に相当する構成を、本実施例では第2の周波数変換手段で構成している。本実施例では、第1の高周波信号113および第1の基準信号115が第1の周波数変換手段111に入力されるとともに、第2の高周波信号114および第2の基準信号116が第2の周波数変換手段112に入力される。ここで各信号の位相条件として次のように設定される。つまり、第1の高周波信号113の瞬時位相と第1の基準信号115の瞬時位相の差で定義される第1の位相差と、第2の高周波信号114の瞬時位相と第2の基準信号の瞬時位相で定義される第2の位相差について、第1の位相差と第2の位相差の差が180度に設定されている。各周波数変換手段で高周波信号と基準信号のミキシングを行うと周波数変換手段の歪み特性により高周波信号の振幅変調周波数の成分およびその2倍の周波数成分が発生し、第1の周波数変換手段111の出力信号117および第2の周波数変換手段112の出力信号118に含まれて出力される。ここで上記に示した各信号の位相関係のときには、第1の周波数変換手段111の出力信号117および第2の周波数変換手段112の出力信号118に含まれる振幅変調周波数成分およびその2倍の周波数成分は位相が互いに同位相である。しかし、必要とする成分、すなわち高周波周波数と基準周波数の差の成分はそれぞれの出力信号で互いに位相が反転している。演算器103では、前記の出力信号117と118の信号の差をとる演算を行う。このとき振幅変調周波数およびその2倍の周波数成分はキャンセルされるが、前記の必要な成分はキャンセルされずに出力される。そのため演算器103の出力信号108には振幅変調周波数およびその2倍の周波数成分は含まれていない。このようにして振幅変調信号による妨害を避けることができる。特に、本実施例では第2の周波数変換手段112は第1の周波数変換手段111と同様のものを用いることができるため、2つの周波数変換手段で生じる歪みの特性をほぼ同一にできることに特徴がある。そのため演算器103での歪み成分のキャンセル操作を正確に行うことができる。また、入力する高周波信号の電力が変わった時には2つの周波数変換手段の歪み特性も変化するが、それぞれほぼ同様に変化が生じるためキャンセル操作を正確に行うことができる。つまり、振幅変調妨害除去のダイナミックレンジを大きくとることができる。
【0020】
(実施例3)
図3は本発明の実施例3の受信機を示すブロック図である。図3において、1はパイロット信号源、2は周波数変換手段、3は検出手段、4は調整手段、5は高周波信号入力端子、6はローカル信号入力端子、7は復調回路である。また、実施例1と同じ構成要素については同じ番号を表記している。
【0021】
本実施例の受信機の動作について説明する。高周波信号入力端子に入力された高周波信号とローカル信号入力端子に入力されたローカル発振器からの信号を周波数変換手段に入力してミキシングを行うと、必要とする高周波信号周波数とローカル信号周波数の差の周波数成分の他に複数の歪み成分が発生する。この歪み成分には高周波信号の振幅変調周波数の成分およびその2倍の成分も含まれている。そこで実施例1と同様に、振幅変調成分検出手段102と演算器103からなるキャンセル手段によりこの成分のキャンセルを行っている。ただし、高周波信号の振幅変調は時間的に変動し、高周波信号の振幅も変動する。また、周波数変換手段2の特性や振幅変調成分検出手段102あるいは演算器103の特性も時間や温度等により変化するため安定して大きなキャンセル量を得ることは困難である。そこで、以下のような動作を行う。所定の変調周波数で振幅変調されたパイロット信号源1からの振幅変調信号が周波数変換手段2および振幅変調成分検出手段102に入力される。このとき周波数変換手段2では前記所定の変調周波数の成分およびその2倍の成分が生じる。また、振幅変調成分検出手段102ではパイロット信号の振幅変調周波数の成分およびその2倍の成分が検出される。そして演算器103で振幅変調成分のキャンセル操作が行われる。ここで上述のようにキャンセルが十分でないと演算器の出力信号に振幅変調周波数成分が含まれている。検出手段3は上記のようにキャンセルできずに演算器から出力された振幅変調周波数成分およびその2倍の周波数成分を検出する。調整手段4は検出手段3の検出量が小さくなるように演算器103を調整する。この検出と調整を連続的または定期的に行うことにより安定して大きなキャンセル量を得ることができる。
【0022】
尚、調整手段による調整は、演算器ではなく、振幅変調周波数成分検出手段102または周波数変換手段2を調整することによっても同様な効果を得ることができる。
【0023】
また、振幅変調成分検出手段102は、前記実施例2に示したように、周波数変換手段2と同様なもう1つの周波数変換手段を用いることもできる。
【0024】
(実施例4)
図4は本発明の実施例4の直接変換受信機を示すブロック図である。図4において、11はローカル発振器、12は振幅変調手段である。また、実施例3と同じ構成要素については同じ番号を表記している。
【0025】
本実施例と実施例3との違いは、パイロット信号の発生方法にある。本実施例においては、パイロット信号はローカル発振器11からの基準信号を振幅変調手段12により振幅変調を行うことにより得ている。
【0026】
本実施例の構成とする利点は、パイロット信号源を設ける必要がないことである。そのため、回路構成が簡単になる。また、ローカル発振器11の信号を用いているため高精度な信号が得られ、また、実際の受信状態に近い状態で演算手段103または振幅変調成分検出手段102または周波数変換手段2の調整ができ、精度を上げることができる。
【0027】
(実施例5)
図5は本発明の実施例5の直接変換受信機を示すブロック図である。図5において、21は移相分配手段、22は第1の基準信号、23は第2の基準信号、25はベクトル調整手段である。また、実施例3および4と同じ構成要素については同じ番号を表記している。
【0028】
以下に、本実施例の動作について説明する。ローカル発振器11の信号は移相分配手段21によって互いに移相反転した第1および第2の基準信号22、23に分配される。所定の変調周波数で振幅変調されたパイロット信号源1からの振幅変調信号と前記第1および第2の基準信号22、23が周波数変換手段2に入力される。周波数変換手段2ではミキシングが行われ、複数の周波数成分が出力される。この出力信号には前記所定の変調周波数の成分およびその2倍の周波数成分が含まれている。検出手段3では前記所定の変調周波数の成分またはその2倍の周波数成分を検出し、この成分が小さくなるようにベクトル調整手段25の調整が行われる。ベクトル調整手段25は、第1および第2の基準信号22、23の両方あるいは1方の信号の位相および振幅の調整を行う。ここで、キャンセル動作は周波数変換手段2で行われているが、その具体的な構成の例として図11に示す様な回路を用いることが出来る。図11において61は高周波信号入力端子、62は出力端子、63はトランジスタ、64は引き算器、65は電源端子、66は第1の抵抗、67は第2の抵抗、68は周波数変換手段である。図11の例では、2つのトランジスタ63でそれぞれ発生するひずみ成分の内で高周波信号の振幅変調により発生する成分、すなわち振幅変調周波数の成分およびその2倍の周波数成分は互いに同位相で出力される。一方、必要とする周波数成分、すなわち高周波信号周波数とローカル発振器の周波数の差の成分は逆位相で出力される。そのため、引き算器62により2つのトランジスタ63の出力の差をとることにより必要な成分を損なうことなく、振幅変調周波数の成分およびその2倍の周波数成分をキャンセルすることができる。ここで、キャンセル量を大きくするためには、第1および第2の基準信号の位相が正確に反転しており、かつ振幅が等しい必要がある。この位相と振幅の調整を図5におけるベクトル調整手段25により行っている。
【0029】
従って、実施例3の構成要素である振幅変調成分検出手段および演算器を、本実施例においては移相分配手段21および周波数変換手段2によって構成したものである。ここで、周波数変換手段2の構成は前記実施例2に示すように2つの周波数変換器と演算器の構成からなり、さらに具体的には図11に示すように2つのトランジスタと引き算器とから構成できる。また、一般的なシングルバランスミキサまたはダブルバランスミキサの構成によっても同様の効果が得られる。また、前記実施例3の構成要素である調整手段を、本実施例においてはベクトル調整手段25によって構成したものである。
【0030】
(実施例6)
図6は本発明の実施例5の受信機を示すブロック図である。実施例4および5と同じ構成要素について同じ番号を表記している。
【0031】
本実施例と実施例5との違いは、振幅変調信号の発生方法にある。本実施例においては、パイロット信号である振幅変調信号を、ローカル発振器11からの基準信号を振幅変調手段21により振幅変調することにより得ている。
【0032】
本実施例の構成とする利点は、振幅変調信号源を設ける必要がないことであり、回路構成が簡単になる。また、ローカル発振器11の信号を用いているため高精度な信号が得られ、また、実際の受信状態に近い状態でベクトル調整手段25の調整ができ、精度を上げることができる。
【0033】
尚、本実施例も前記実施例5と同様に、振幅変調成分検出手段および演算器の動作を、移相分配手段21および周波数変換手段2によって構成したものである。また、調整手段を、ベクトル調整手段25によって構成したものである。
【0034】
(実施例7)
図7は本発明の実施例7の受信機を示すブロック図である。図7において、31は移相分配手段、32は第1の基準信号、33は第2の基準信号、34第3の基準信号、35は第4の基準信号、36は第1の周波数変換手段、37は第2の周波数変換手段、38はベクトル調整手段である。また、実施例3および5と同じ構成要素について同じ番号を表記している。
【0035】
以下に、本実施例の動作について説明する。本実施例は特に直接変換受信機の構成となっている。ローカル発振器11の信号は移相分配手段31によって各々位相差が0度、180度、90度、270度である第1、第2、第3および第4の基準信号32、33、34、35に分配される。つまり、上記4つの基準信号は移相がそれぞれ90度ずつずれていることになる。所定の変調周波数で振幅変調されたパイロット信号源1からの振幅変調信号と前記第1および第2の基準信号32および33が周波数変換手段36に入力される。周波数変換手段36ではミキシングが行われ、複数の周波数成分が出力される。この出力信号には前記所定の変調周波数の成分およびその2倍の周波数成分が含まれている。検出手段3では前記所定の変調周波数の成分またはその2倍の周波数成分を検出し、この成分が小さくなるようにベクトル調整手段38の調整が行われる。ベクトル調整手段は、第1および第2の基準信号の両方あるいは1方の信号の位相および振幅の調整を行う。一方、周波数変換手段37についても同様に動作が行われる。すなわち、パイロット信号源1からの振幅変調信号と前記第3および第4の基準信号34および35が周波数変換手段37に入力されミキシングが行われる。周波数変換手段37の出力信号には前記所定の変調周波数の成分およびその2倍の成分が含まれており、検出手段3で変調周波数の成分またはその2倍の成分を検出し、この成分が小さくなるようにベクトル調整手段38の調整が行われる。本実施例においても、図11に示す様な周波数変換手段の回路を用いることが出来る。
【0036】
尚、本実施例も前記実施例5と同様に、振幅変調成分検出手段および演算器の動作を、移相分配手段31および周波数変換手段36および37によって構成したものである。また、調整手段を、ベクトル調整手段38によって構成したものである。
【0037】
本実施例は直接変換受信機について構成したもにであるが、本実施例の構成により従来の直接変換受信機の弱点である振幅変調波による受信妨害を解決することができる。従来例の課題として先に述べたように、周波数変換手段から出力信号には必要なベースバンド信号と、妨害を与える振幅変調波の振幅変調周波数の成分またはその2倍の周波数成分が混在するため受信妨害が発生していた。本実施例では、上記の妨害を与える成分をキャンセルするように調整することがでるので、振幅変調波による妨害を受けないようにできる。
【0038】
尚、受信動作中はパイロット信号源1からの振幅変調信号を切って、周波数変換手段36、37へは入力しないようすることができる。そして断続的にパイロット信号源の信号を周波数変換手段に入力してベクトル調整手段38の調整を行うことができる。
【0039】
(実施例8)
図8は本発明の実施例8の受信機を示すブロック図である。実施例4および7と同じ構成要素について同じ番号を表記している。
【0040】
本実施例と実施例7との違いは、振幅変調信号の発生方法にある。本実施例においては、振幅変調信号はローカル発振器からの基準信号を振幅変調手段により振幅変調を行うことにより得ている。
【0041】
本実施例の構成とする利点は、パイロット信号源を設ける必要がないことである。そのため、回路構成が簡単になる。また、ローカル発振器の信号を用いているため高精度な信号が得られ、また、実際の受信状態に近い状態でベクトル調整手段の調整ができ、精度を上げることができる。
【0042】
(実施例9)
図9は本発明の実施例9の受信機を示すブロック図である。図9において41は周波数変換手段である。また、実施例5と同じ構成要素について同じ番号を表記している。
【0043】
本実施例と実施例5との違いは、調整手段の構成にある。本実施例においては、周波数変換手段41出力信号から振幅変調信号の変調周波数の成分またはその2倍の周波数成分を検出するのは実施例5と同様である。しかし、検出手段3で検出した成分が小さくなるように周波数変換手段41を調整している。
【0044】
本実施例の構成とする利点は、ベクトル調整手段が不要なことであるとともに、周波数変換手段41の歪み特性を直接調整できることにある。周波数変換手段41へ入力する信号の振幅や位相だけではなく、歪みの発生源である周波数変換手段41の特性を調整することにより、大きなダイナミックレンジに渡って歪みキャンセルの特性を維持することが出来る。
【0045】
(実施例10)
図10は本発明の実施例10の受信機を示すブロック図である。図10において51は可変抵抗器、52は電源端子である。また、実施例7と同じ構成要素について同じ番号を表記している。
【0046】
本実施例と実施例9との違いは、周波数変換手段41の調整を電流を調整することにより行うことにある。このために本実施例では可変抵抗器51を用いた例を示している。この可変抵抗器51は、例えば図11に示す周波数変換手段において抵抗66および67に対応するものである。図11では抵抗66および67の抵抗値を可変することによりトランジスタ53に流れる電流を変えることができ、ミキシングの利得を変化することができる。そして、図11において抵抗66、67を独立に可変してトランジスタへの電流を調整することによりそれぞれの歪み出力のバランスをとることが出来る。尚、電流の調整はトランジスタ53のベース電流またはエミッタ電流を変えることによっても実現できる。また位相についてもトランジスタ53のコレクタ電流またはベース電流またはエミッタ電流を可変することによって調節することが出来る。
【0047】
周波数変換手段の調整を電流調整により行うことにより回路構成を大幅に簡素化できる。つまり、可変抵抗器51はトランジスタ等を用いることにより簡単に実現でき回路全体の集積回路化が可能となる。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明の受信機によれば、次の効果が得られる。
【0049】
高周波信号と基準信号を入力してミキシングを行う周波数変換手段と、前記高周波信号を入力して前記高周波信号の振幅変調成分を検出する振幅変調成分検出手段と前記周波数変換器の出力と前記振幅変調成分検出手段の出力を入力する演算器を備えることにより、周波数変換手段で発生した高周波信号の振幅変調周波数および前記振幅変調周波数の2倍の周波数成分をキャンセルでき、振幅変調信号による妨害を受けないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の受信機を示すブロック図
【図2】実施例2の受信機を示すブロック図
【図3】実施例3の受信機を示すブロック図
【図4】実施例4の受信機を示すブロック図
【図5】実施例5の受信機を示すブロック図
【図6】実施例6の受信機を示すブロック図
【図7】実施例7の受信機を示すブロック図
【図8】実施例8の受信機を示すブロック図
【図9】実施例9の受信機を示すブロック図
【図10】実施例10の受信機を示すブロック図
【図11】周波数変換手段の構成図
【図12】従来の受信機を示すブロック図
【符号の説明】
1 パイロット信号源
2、41、101 周波数変換手段
3 検出手段
4 調整手段
5 高周波信号入力端子
6 ローカル信号入力端子
7 復調回路
11 ローカル発振器
12 振幅変調手段
21、31 移相分配手段
22、32 第1の基準信号
23、33 第2の基準信号
25、38 ベクトル調整手段
34 第3の基準信号
35 第4の基準信号
36、111 第1の周波数変換手段
37、112 第2の周波数変換手段
51 可変抵抗器
52、65 電源端子
61 高周波信号入力端子
62 出力端子
63 トランジスタ
64 引き算器
66 第1の抵抗
67 第2の抵抗
102 振幅変調成分検出手段
103 演算器
104 高周波信号
105 基準信号
106 周波数変換手段101の出力信号
107 振幅変調成分検出手段102の出力信号
108 演算器103の出力信号
113 第1の高周波信号
114 第2の高周波信号
115 第1の基準信号
116 第2の基準信号
117 第1の周波数変換手段111の出力信号
118 第2の周波数変換手段112の出力信号

Claims (7)

  1. 高周波信号と基準信号を入力してミキシングを行う周波数変換手段と、前記高周波信号を入力して前記高周波信号の振幅変調成分を検出する振幅変調成分検出手段と、前記周波数変換手段のひずみ特性により発生し前記周波数変換手段から出力される前記高周波信号の振幅変調成分前記振幅変調成分検出手段から出力される前記高周波信号の振幅変調成分とを入力して、前記二つの振幅変調成分を互いにキャンセルする演算を行う演算器を備えた受信機。
  2. 第1の高周波信号と第1の基準信号を入力してミキシングを行う第1の周波数変換手段と、振幅変調成分検出手段は、第2の高周波信号と第2の基準信号を入力してミキシングを行う第2の周波数変換手段で構成され、前記第1の高周波信号の瞬時位相と前記第1の基準信号の瞬時位相の差で定義される第1の位相差と、前記の第2の高周波信号の瞬時位相と前記第2の基準信号の瞬時位相で定義される第2の位相差について、前記第1の位相差と前記第2の位相差の差が180度に設定されるように構成した請求項1記載の受信機。
  3. 高周波信号と基準信号を入力してミキシングを行う周波数変換手段と、前記高周波信号を入力して前記高周波信号の振幅変調成分を検出する振幅変調成分検出手段と、前記周波数変換手段の出力と前記振幅変調成分検出手段の出力を入力する演算器と、所定の変調周波数で振幅変調されたパイロット信号を前記周波数変換手段および前記振幅変調成分検出手段へ入力するためのパイロット信号源と、前記演算器の出力信号から前記所定の周波数成分または前記所定の周波数の2倍の周波数の成分を検出する検出手段と、前記検出された成分が小さくなるように前記演算器または前記振幅変調成分検出手段または前記周波数変換手段を調整する調整手段を備えた受信機。
  4. ローカル発振器からの信号を入力して互いに位相反転した第1および第2の基準信号を出力する移相分配手段と、前記第1および第2の基準信号と所定の変調周波数で振幅変調されたパイロット信号源からの信号を入力してミキシングを行う周波数変換手段と、前記周波数変換手段の出力から前記所定の変調周波数の成分または前記所定の変調周波数の2倍の周波数の成分を検出する検出手段と、前記検出手段からの信号により前記第1および第2の基準信号の位相および振幅を調整するベクトル調整手段を備えた受信機。
  5. ローカル発振器の信号を所定の変調周波数で振幅変調してパイロット信号を得るための振幅変調手段と、前記パイロット信号を入力して互いに位相反転した第1および第2の基準信号を出力する移相分配手段と、前記第1および第2の基準信号を入力する周波数変換手段と、前記周波数変換手段の出力から前記所定の変調周波数の成分または前記所定の変調周波数の2倍の周波数の成分を検出する検出手段と、前記検出手段からの信号により前記第1および第2の基準信号の位相および振幅を調整するベクトル調整手段を備えた受信機。
  6. 受信する高周波信号の周波数にほぼ等しい周波数の基準信号を発生するローカル発振器と、前記基準信号から位相差が各々0度、180度、90度、270度である第1、第2、第3および第4の基準信号を得るための移相分配手段と、所定の変調周波数で振幅変調されたパイロット信号源からのパイロット信号と前記第1および第2の基準信号を入力する第1の周波数変換手段と、前記パイロット信号と前記第3および第4の基準信号を入力する第2の周波数変換手段と、前記第1および第2の周波数変換手段の出力から前記所定の変調周波数の成分または前記所定の変調周波数の2倍の成分を検出する検出手段と、前記検出手段で検出した前記所定の変調周波数成分または前記所定の変調周波数の2倍の周波数の成分が小さくなるように前記第1、第2、第3および第4の基準信号の位相および振幅を調整するベクトル調整手段を備えた受信機。
  7. 受信する高周信号の周波数にほぼ等しい周波数の基準信号を発生するローカル発振器と、前記ローカル発振器の信号に所定の変調周波数の振幅変調をかけてパイロット信号を得るための振幅変調手段と、前記パイロット信号から位相差が各々0度、180度、90度、270度である第1、第2、第3および第4の基準信号を得るための移相分配手段と、前記第1および第2の基準信号を入力する第1の周波数変換手段と、前記第3および第4の基準信号を入力する第2の周波数変換手段と、前記第1および第2の周波数変換手段の出力から前記所定の変調周波数成分または前記所定の変調周波数の2倍の成分を検出する検出手段と、前記検出手段で検出した前記所定の変調周波数成分または前記所定の変調周波数の2倍の周波数の成分が小さくなるように前記第1、第2、第3および第4の基準信号の位相および振幅を調整するベクトル調整手段を備えた受信機。
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