JP3733434B2 - 路面上の水と氷と雪の検知方法および路面上の水と氷と雪の検知装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は冬期間の道路やロードヒーティングの路面上の水、氷、雪をそれぞれ検知し、凍結監視や融雪剤散布時期を判断するセンサ及びロードヒーティング制御用のセンサとして利用するための路面上に分布する水と氷と雪の検知方法に関する。更に詳しく言えば、この発明は、水・氷分離フィルタ、雪分離フィルタ及び水分分離フィルタのそれぞれのフィルタを通してカメラにより路面をとらえ撮像した3枚の画像から得ることができる雪画像、水分画像、水画像、氷画像に基づき、まず雪画像から雪の検知を行い、雪画像と水分画像との排他的論理和演算により得ることができる水氷演算画像と水画像の論理積から水の検知を行い、水氷演算画像と氷画像の論理積から氷の検知を行うことによる路面上の水と氷と雪の検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
路面上の水と氷と雪の検知方式として、すでに実用化になっている代表的なセンサとして、電極式路面水分センサがある。このセンサは路面上の80cm2程度の小領域の水分しかとらえることができない。また、水と氷・雪の識別は可能であるが、その識別精度は十分ではなく、氷と雪の識別はできない。したがって、路面上に水、氷、雪が混在していても、それぞれを検知しての位置と広さの分布状態の把握は不可能である。さらに、路面埋込型であることから、摩耗・劣化等による誤動作が生じる。これら検知精度と信頼性に問題があるため、ロードヒーティングの正確な制御ができず、路面の凍結を招いたり過剰なヒーティングを行っているのが現状である。
【0003】
他に、一般的ではないが、路面の水と氷と雪の検知として、すでに実用化になっている方式は、投光した光の拡散光と反射光をとらえて、それらの強度の程度から検知する方式があり、この方式によるセンサが小糸工業株式会社から市販されている。しかし、カメラのような2次元の広領域の検知ではなく、基本的にはフォトダイオードを用いた受光による小領域の検知であり、例えばロードヒーティングの領域をすべて検知するには、この様な方式のセンサを複数個設置することが必要になり、経済的ではなく、また設置個所も限られ、全領域を検知することは難しい。
【0004】
なお、この他に、CCDカメラからの色信号比(R、G、B信号比)により検知する方式、路面の形状特徴量を利用するパターンマッチングによる検知方式(1995電子情報通信学会ソサイエティ大会,pp.316−317,1995.)、CCDカメラから得られる輝度信号を用いて、路面の光沢度から検知する方式(電子情報通信学会論文誌,vol.J81−D−II,No.10,pp.2301−2310,Oct.1998.)、水平と垂直方向の偏向フィルタを付けたレンズを通してカメラによりとらえ、その垂直偏向成分と水平偏向成分の差から検知する方式(照明学会誌,vol.66,no.10,pp.450−454,1982.)がある。何れも、検知精度に問題があったり、複数台のカメラが必要になりシステムが複雑化するなどの問題を内在しているとともに、水と氷と雪をそれぞれ正確に検知することはできない。
【0005】
また、発光器を正反射及び乱反射が生じるようにそれぞれ2台を設置し、その正反射光と乱反射光を1台の受光器で受光することによる路面水分計測装置が公開特許(特開平8−313435)にあるが、計測領域の大きさには限界があり、2次元の広領域の検知は難しく、水と氷と雪を検知しての各分布状態の把握は不可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】
水分の分光特性をみると比較的大きな吸収帯が赤外波長域に存在する。この吸収帯を利用しての赤外センサや赤外カメラによる路面上の水分検知が可能である。しかし、水、氷、雪のそれぞれについて吸収の大きな赤外波長を中心波長に持つ3つのバンドパスフィルタを通して、これら3つの波長の光を含む赤外投光器の光の下のみで、これら3つの波長に感度を持つ赤外カメラによりとらえて得た3枚のディジタル画像からの2値化処理により、水、氷、雪をそれぞれ検知するには、背景になる乾燥路面についての吸光の度合いと水、氷、雪のそれぞれの吸光の度合いのとの差の大きさが重要になる。一般に、路面水分検知では、背景となる乾燥路面は黒色系のアスファルト路面であるため、光の吸光の度合いは大きく、特に、その吸光の度合いは水または氷の検知に用いる赤外波長の光の吸光の度合いと似ている部分があることから、水または氷の乾燥路面からの分離・検知は難しい。例えば、検知に用いた赤外波長の光について、乾燥路面の吸光の度合いと水の吸光の度合いが似ているため、水のみの乾燥路面からの分離・検知は難しく、水と背景である乾燥路面が混在した検知結果になる。これは氷や雪についても同様のことが起こり得る。
【0007】
したがって、水、氷、雪のそれぞれについて吸収の度合いが大きな赤外波長を中心波長に持つ3つのバンドパスフィルタのみを用いて、水、氷、雪の各領域を検知することは難しい。
【0008】
また、バンドパスフィルタを通しての撮像の際に、各フィルタを切り換えて撮像する場合には、赤外投光器以外の光の影響を受けると、各フィルタにより撮像した画像はその明るさの変動を受けるため、水、氷、雪をそれぞれ分離するために設定したしきい値での2値化処理による水、氷、雪の検知ができない。このため乾燥路面のみならず、水、氷、雪もそれぞれ混在する検知結果になるため、さらにそれぞれの分離・検知は難しくなる。これは日射の変動への対策が必要であることを意味する。
【0009】
【問題点を解決するための手段】
水のみ、氷のみの検知を直接行おうとした場合には、乾燥路面も一部混在した検知結果になる。そこで、まず雪についてある特定の中心波長のバンドパスフィルタを通して撮像した画像に基づき2値化処理することで、水のみや氷のみの検知に比べて、雪がより精度よく検知できることに着目し、このより精度よく検知できる雪の領域を先に求める。次に、水と氷と雪の一括したものがより精度よく検知できることに着目し、このより精度よく検知できる水と氷と雪の領域を先に求める。次に、この水と氷と雪の領域と求めた雪の領域を比較することで、より精度よく水と氷のみの領域が求められる。最後に、水または氷についての吸光の度合いが大きい波長を中心波長に持つバンドパスフィルタを通して撮像した画像に基づき、水のみ、または氷のみを求めた結果を先に求めた水と氷の領域によって検証することにより、日射の変動があってもより精度よく水、氷、雪のそれぞれの検知を行う。
【0010】
以上が本発明の特徴である。
【0011】
本発明である特許請求の範囲の請求項1による水、氷、雪の各領域の分離・検知を説明する。
【0012】
水についての吸光の度合いと氷についての吸光の度合いが異なる光の波長を中心波長に持つバンドパスフィルタを通して撮像した画像に基づき、水のみの検知を行い、その結果、乾燥路面も混在した検知結果である2値画像Pになった場合、水と氷が精度よく検知された結果である2値画像Uがすでに得られていると、PとUとの論理積により乾燥路面を含まない水のみの検知結果が得られる。
【0013】
同様に、水についての吸光の度合いと氷についての吸光の度合いが異なる光の波長を中心波長に持つバンドパスフィルタを通して撮像した画像に基づき、氷のみの検知を行い、その結果、乾燥路面も混在した検知結果である2値画像Rになった場合、水と氷が精度よく検知された結果である2値画像Uがすでに得られていると、RとUとの論理積により乾燥路面を含まない氷のみの検知結果が得られる。
【0014】
ここで、水と氷の検知結果である2値画像Uは次のように得ることができる。水と氷と雪についての吸光の度合いが大きい光の波長を中心波長に持つバンドパスフィルタを通して撮像した画像に基づく2値化処理により、水と氷と雪が乾燥路面から精度よく分離・検知された結果である2値画像Tと、雪についての吸光の度合いが小さい光の波長を中心波長に持つバンドパスフィルタを通して撮像した画像に基づく2値化処理により、雪のみが精度よく検知された結果である2値画像Qとの排他的論理和により、より精度のよい水と氷についての検知結果である2値画像Uが得られる。
【0015】
ここで、水と氷と雪についての2値画像Tと雪についての2値画像Qについては乾燥路面は混在せず、精度よく水と氷と雪、雪がそれぞれ検知されている。これは、それぞれ乾燥路面に比べて、水と氷と雪についての吸光の度合いが非常に大きな光の波長を中心波長とするバンドパスフィルタと、乾燥路面や水、氷に比べて、雪についての吸光の度合いが非常に小さな光の波長を中心波長とするバンドパスフィルタを通して撮像された各画像に基づき2値化処理して得られたものだからである。
【0016】
以上の検知手順を図1に示す。
【0017】
図1において、1では雪画像を得る。これが雪の検知結果になる。2では水分画像を得る。3では水氷演算画像を得る。4では水画像を得る。5では氷画像を得る。6では水画像と水氷演算画像との論理積演算を行う。この演算結果が水の検知結果になる。7では氷画像と水氷演算画像との論理積演算を行う。この演算結果が氷の検知結果になる。
【0018】
次に本発明である特許請求の範囲の請求項2による水、氷、雪の検知装置を説明する。
【0019】
図1の検知を実現する路面上の水と氷と雪の検知装置の構成を図2に示す。
【0020】
日射計8により計測された日射量に応じてリモートアイリス機能付レンズ9の絞りが制御され、雪分離フィルタ10、水・氷分離フィルタ11、水分分離フィルタ12の各フィルタを通して撮像される画像は、すべて日射のない状況での赤外投光器13、14の投光の下の夜間撮像相当の画像になる。
【0021】
3枚のフィルタは等間隔で、歯車15にセットされる。この歯車15はステッピングモータ16の軸に固定された歯車17により回転し、すべてのフィルタはリモートアイリス機能付レンズ9にほぼ密着するように位置決めされている。
【0022】
なお、各フィルタごとに撮像画像が夜間撮像相当画像になるように、計測された日射量に応じてリモートアイリス機能付レンズ9の絞りが制御装置18により制御される。この制御のための日射量に応じたリモートアイリス機能付レンズ9の絞り値のデータは各フィルタごとにあらかじめ与えられている。
【0023】
まず、ステッピングモータ16が動作し、磁気19とスイッチ20からなる磁気スイッチにより原点補正され、雪分離フィルタ10がリモートアイリス機能付レンズ9にセッテングされる。赤外投光器13、14が投光され、この雪分離フィルタ10を通して路面が撮像され、映像信号は画像入力装置21に入力され、デジタル画像を得る。次に、ステッピングモータ16が所定のパルス分だけ動作し、水・氷分離フィルタ11がリモートアイリス機能付レンズ9にセッテングされる。この水・氷分離フィルタ11を通して路面が撮像され、映像信号は画像入力装置21に入力されデジタル画像を得る。次に、ステッピングモータが所定のパルス分だけ動作し、水分分離フィルタ12がリモートアイリス機能付レンズ9にセッテングされる。この水分分離フィルタ12を通して路面が撮像され、映像信号は画像入力装置21に入力されデジタル画像を得る。赤外投光器13、14が消灯される。
【0024】
得られた各デジタル画像は画像処理装置22により2値化され、雪画像、水分画像、水画像と氷画像が求められる。これら4つの2値画像を図1の検知手順にしたがって画像処理装置22により処理することにより、水、氷、雪の各領域が検知される。
【0025】
なお、赤外カメラ23、リモートアイリス機能付レンズ9、フィルタ10、11、12、歯車15、歯車17、ステッピングモータ16、磁気19、スイッチ20は、カメラハウジング24に収納される。カメラハウジング24内部には、温湿度調整用としてサーモスタット付ヒータ25とサーモスタット付ファン26が取り付けられている。27はガラス窓で、28は回り込みの反射光防止用円筒カバーである。
【0026】
撮像した画像の画像入力装置21への取り込み、ステッピングモータ16によるフィルタ10、11、12の各切り換え、日射量に応じたリモートアイリス機能付レンズ9の絞りの制御、赤外投光器13、14の入り切りは、制御装置18により行われる。
【0027】
【実施例】
次に本発明の実施例を示す。
【0028】
撮像対象路面を図3に示す。図3において、29は乾燥路面、30は水、31は氷、32は雪である。この路面を図4に示す撮像装置である赤外カメラにより、乾燥路面と水と氷についての吸光の度合いが雪についての吸光の度合いよりも非常に大きい光の波長である1200nmを中心波長とするバンドパスフィルタである雪分離フィルタ、水と氷についての吸光の度合いが異なる光の波長である1430nmを中心波長とするバンドパスフィルタである水・氷分離フィルタ及び水と氷と雪についての吸光の度合いが乾燥路面についての吸光の度合いより非常に大きい光の波長である1500nmを中心波長とするバンドパスフィルタである水分分離フィルタのそれぞれのフィルタを通して撮像し、標本化、量子化したそれぞれの濃淡画像(以下吸収画像)とX軸プロフィールを図5、図6、図7に示す。なお、図4は図2の装置構成を簡略化して示したものである。吸収画像の大きさは256×256画素、濃度階調は256である。図4において、33は赤外カメラ、34はリモートアイリス機能付レンズ、35は日射計、36は雪分離フィルタ、37は水分分離フィルタ、38は水・氷分離フィルタ、39、40は赤外投光器、41は水分、42は路面である。
【0029】
図5において、43は雪分離フィルタによる吸収画像、44は乾燥路面、45は水、46は氷、47は雪である。49は43の吸収画像の48のラインのプロフィールであり、横軸が48のラインに対応する画素(0〜255)で、縦軸が濃度階調である。
【0030】
図6において、51は水・氷分離フィルタによる吸収画像、52は乾燥路面、53は水、54は氷、55は雪、56は乾燥路面の一部が水に近い濃淡で現れた部分で、57は乾燥路面の一部が氷に近い濃淡で現れた部分である。59は51の吸収画像の58のラインのプロフィールであり、横軸が58のラインに対応する画素(0〜255)で、縦軸が濃度階調である。
【0031】
図7において、62は水分分離フィルタによる吸収画像、63は乾燥路面、64は水、65は氷、66は雪である。68は62の吸収画像の67のラインのプロフィールであり、横軸が67のラインに対応する画素(0〜255)で、縦軸が濃度階調である。
【0032】
図8は、図5の43の吸収画像を図5の50に示す濃度値150にて2値化した画像であり、濃度値150以上が1、150未満が0である。明度値1が黒で、0が白である。70が乾燥路面で、71が検知された雪である。
【0033】
図9は、図7の62の吸収画像を図7の69に示す濃度値30にて2値化した画像であり、濃度値30以上が0、30未満が1である。明度値1が黒で、0が白である。72が乾燥路面で、73、74、75がすべて分離された水分である。
【0034】
図10は、図6の51の吸収画像を図6の61に示す濃度値15にて2値化した画像であり、濃度値15以上が0、15未満が1である。明度値1が黒で、0が白である。76が乾燥路面で、77が分離された水で、78が乾燥路面の一部である。
【0035】
図11は、図6の51の吸収画像を図6の60に示す濃度値30と61に示す濃度値15の2つのしきい値間で2値化した画像であり、濃度値15以上30未満が1、濃度値15未満と30以上が0である。明度値1が黒で、0が白である。79が乾燥路面で、80が分離された氷で、81が乾燥路面の一部である。
【0036】
図12は、図8の2値画像と図9の2値画像の排他的論理和演算結果であり、82が乾燥路面で、83が水、84が氷である。
【0037】
図13は、図10の2値画像と図12の2値画像の論理積演算結果であり、85が乾燥路面で、86が検知された水である。
【0038】
図14は、図11の2値画像と図12の2値画像の論理積演算結果であり、87が乾燥路面で、88が検知された氷である。
【0039】
以上、図8の71、図13の86、図14の88がそれぞれ雪、水、氷の検知結果である。
【0040】
雪分離フィルタによる吸収画像から2値化により正確に雪の領域を検知することができた。また、水・氷分離フィルタによる吸収画像から2値化により水及び氷を求めることができるが、乾燥路面の一部が混在した状態で求められる。このノイズとなる乾燥路面の一部を除去して正確に水及び氷の各領域を検知することができた。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、雪、水と氷、そして水と氷と雪についてのそれぞれの特徴的な吸光の度合いを持つ光の波長を中心波長に持つバンドパスフィルタを通して、日射計に連動したリモートアイリス機能付レンズ搭載カメラにより撮像した3枚の画像に基づき路面上の水と氷と雪の各分布状態を正確に検知する方法である。
【0042】
日射計に連動したリモートアイリス機能付レンズ搭載カメラを用いていることから、日射の変動に影響されないで安定して検知のために必要な3枚の画像を得ることができる。
【0043】
したがって、本発明による方法により路面上の水、氷、雪の各分布情報を得ることができる非接触方式の広領域凍結検知装置を提供することができ、従来の電極式の水分センサに替えてロードヒーティング制御のための凍結検知センサとして用いることができ、凍結検知の精度と信頼性が飛躍的に向上する。この結果、正確な制御が可能になり、制御路面上に凍結が生じることがなく、また過剰なヒーティングによる無駄なエネルギー消費がなくなり、冬期の安全な道路の確保と多大なエネルギー節減の効果がある。
【0044】
また、CCDカメラや人の目では判断が難しいブラックアイスバーンの検知が可能であることから、冬期の峠などの道路状態監視装置として用いることができ、その検知情報は、冬期のITS(Intelligent Transport Systems)情報としても有効であり、冬期交通安全に大きな効果がある。
【0045】
また、凍結路面発生を防ぐためにロードヒーティングの代わりとして行われる融雪剤散布のための凍結情報提供が可能であり、非常に効率的な散布が可能になり、無駄な散布を節減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】水、氷、雪を乾燥路面から分離し、検知する手順である。
【図2】水と氷と雪の検知装置の構成である。
【図3】実施例における撮像対象路面である。
【図4】本発明の検知を実現するための撮像装置の構成の説明図である。
【図5】雪分離フィルタによる吸収画像とこの吸収画像の中央横ラインのプロフィールである。
【図6】水・氷分離フィルタによる吸収画像とこの吸収画像の中央横ラインのプロフィールである。
【図7】水分分離フィルタによる吸収画像とこの吸収画像の中央横ラインのプロフィールである。
【図8】雪の検知結果である。
【図9】水、氷、雪の水分の検知結果である。
【図10】2値化により求められた水と乾燥路面の一部である。
【図11】2値化により求められた氷と乾燥路面の一部である。
【図12】排他的論理和演算により求められた水と氷である。
【図13】論理積により求められた水の検知結果である。
【図14】論理積により求められた氷の検知結果である。
Claims (2)
- 水についての吸光の度合いと氷についての吸光の度合いが異なる光の波長を中心波長に持つバンドパスフィルタ(以下水・氷分離フィルタ)と、水と氷と乾燥路面のそれぞれについての吸光の度合いは似ているが、それら吸光の度合いと雪についての吸光の度合いとが異なる光の波長を中心波長に持つバンドパスフィルタ(以下雪分離フィルタ)と、水と氷と雪のそれぞれについての吸光の度合いは似ているが、それら吸光の度合いと乾燥路面についての吸光の度合いが異なる光の波長を中心波長に持つバンドパスフィルタ(以下水分分離フィルタ)の3枚のバンドパスフィルタを通して、各フィルタごとに日射量に応じてカメラ絞りが制御されるこれら3つの波長に感度を持つリモートアイリス機能付レンズ搭載カメラによりとらえて撮像した3枚の画像を標本化、量子化した3枚のディジタル画像に基づき、雪分離フィルタを通して得たディジタル画像から2値化により得た雪の2値画像(以下雪画像)が雪の検知結果になり、この雪画像と水分分離フィルタを通して得たディジタル画像から2値化により得た水・氷・雪の2値画像(以下水分画像)との排他的論理和の演算を行った結果の水・氷の2値画像(以下水氷演算画像)を得て、水・氷分離フィルタを通して得たディジタル画像から2値化により得た水の2値画像(以下水画像)と水氷演算画像との論理積の演算を行った結果の2値画像が水の検知結果になり、水・氷分離フィルタを通して得たディジタル画像から2値化により得た氷の2値画像(以下氷画像)と水氷演算画像との論理積の演算を行った結果の2値画像が氷の検知結果になることを特徴とする路面上の水と氷と雪の検知方法。
- 請求項1に記載の水・氷分離フィルタと雪分離フィルタと水分分離フィルタの3枚のフィルタを切り換えながら、それぞれのフィルタを通してリモートアイリス機能付レンズ搭載カメラによりとらえて撮像した3枚の画像から雪画像と水分画像と水画像と氷画像を得て路面上の水と氷と雪を検知する方法により構築する路面上の水と氷と雪の検知装置
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