JP3732823B2 - 計量器の自動検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル式計量器である電子天秤、個数計、体重計等の計量器の温度特性検査または製造工程における合否判定に使用される計量器の自動検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のデジタル式秤は、高精度高分解能であるため温度による影響が問題となる。
【0003】
例えば、汎用電子天秤でも、分解能が1/500,000〜1/1,000,000程度で、秤量値1kgの天秤であれば1mgの変化まで測定できる。この様な高分解能の天秤は、使用環境の温度が25℃±10℃で使用されても性能を保証しなければならない。よって、この性能が満足されているかどうか、部屋内を温度変化させて検査を行っている。
【0004】
従来は、温度制御された部屋に複数の計量器を設置し、例えば部屋の室温を40℃に設定し、計量器が十分にその室温に馴染んだ頃(4〜8時間)に作業者がその部屋に入り、計量器に合わせた基準分銅(以下、単に分銅という。)を人手で加除し、計量器の温度特性を計量していた。
【0005】
この時、計量器に温調器(エアコン)の風が当たると計量値が不安定になり、正しい測定が出来ないので、温調器を停止させ、室温が上がらないうちに素早く計量を行わなければならない。
【0006】
それから、部屋の温度を0℃及び20℃に設定し、計量器が十分にその温度に馴染んだ頃に同様に計量する。
【0007】
この様に、温度設定及び計量は、人手を介して行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述の計量器の検査においては、室温に計量器が馴染むのに4時間から8時間くらいかかり、室温を常温から高温、低温、常温のように変化させ計量器の測定を行うと12時間から24時間程度かかる。
【0009】
これを、人手を介して行っていると、室温に計量器が馴染むまで、作業者が待機していなければならない。また、せっかく温度を一定に保っていても、作業者が測定のため室内に入り、温調器を停止させて作業を行うことにより、室温が変化をしてしまい、計量値に多少ではあるが誤差を生じさせてしまう。
【0010】
この様に、人手による計量器の検査は、精密な計量器にとって好ましくないという問題があった。
【0011】
本発明は、前記問題を解決しようとするものであり、第一の課題は、計量器に対して、機種に合わせて適当な分銅を人手を介さずに自動的に加除して検査を行える計量器の自動検査装置を提供し、第二の課題は、第一の課題と合わせ、複数の計量器を人手を介さずに自動的に検査を行える計量器の自動検査装置を提供し、第三の課題は、第一の課題又は第二の課題と合わせ、プログラムにより低温から高温までの複数温度を時系列に設定し、その設定に合わせて計量器を設置した部屋の温度を制御し、温度調整及び計量を人手を介さずに行える自動検査装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記第一の課題を解決するため、請求項1に係る発明の自動検査装置では、縦列に分銅を接続した分銅群と、該分銅群を下降、停止、上昇させる分銅昇降手段と、測定する計量器の機種を特定する機種判定手段と、機種により搭載する分銅を選択する分銅選択手段と、該分銅選択手段で選択した分銅を計量器上に搭載するように前記分銅昇降手段を制御する分銅制御手段と、選択した分銅が計量器に搭載されたときの計量値を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した計量値から計量器の合否判定をする合否判定手段とを備え、計量器をセットした後は人の作業を不要としたことを特徴とする。
(作用)この自動検査装置は、これまで人間が確認していた計量器の機種判定、所定の分銅の搭載、所定の分銅搭載時の計量値の確認、計量器が良品であるか不良品であるかの判定などを、全て自動的に行う各種の手段を有しており、これらを全て自動的に行う。
【0013】
前記第二の課題を解決するため、請求項2に係る発明の自動検査装置では、請求項1に記載された計量器の自動検査装置と、複数台の計量器を載せる水平台と、分銅群を水平方向に移動させる水平移動手段と、該水平移動手段を制御する水平移動制御手段とを備え、複数台の計量器を自動的に検査できるようにしたことを特徴とする。
(作用)この自動検査装置は、1つの計量器の検査が終了すると、水平移動制御手段により制御される水平移動手段によって分銅群が次の計量器の上に移動し、複数台の計量器を順次自動的に検査する。
【0014】
前記第三の課題を解決するため、請求項3に係る発明の自動検査装置では、請求項1又は2に記載された計量器自動検査装置と、該自動検査装置を外気から遮断する部屋と、該部屋の温度を調節する温調器と、該部屋の温度を低温から高温までの複数温度を時系列に設定し、その設定に合わせて前記温調器を制御する温度制御手段とを備え、温度の変化による計量値の変化を自動測定することを特徴とする。
(作用)この自動検査装置は、温度制御手段によって制御される温調器によって室温が調節された部屋内で計量器の検査が行われ、温度や風による悪影響を受けることなく、計量器を自動的に検査する。
【0015】
【発明の実体の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1から図3に基づいて説明する。図1は、この自動検査装置の要部を示すブロック図であり、図2は、図1に示した機械的構成の詳細を示す図であり、図3は、この自動検査装置の動作を示すフローチャートである。
【0016】
この自動検査装置は、水平台16、分銅群Bの水平移動手段F、分銅昇降手段Gなどを含む機械的構成15と、これらを制御し、計量器18の合否判定に供するパソコン(CPU)20とに大別され、計量器18を水平台16へ載置した後、全自動で計量作業するものである。
【0017】
まず、この機械的構成15を図1と図2により説明する。
【0018】
水平台16は、左右の支柱56、56に支持され、計量器18の機種、大小を問わずに横一列に載置される。水平台16上には載置位置を示すマーク(図示しない)が一定間隔に設けられており、このマーク上に計量器18を載置すると、適宜センサ(図示しない)で検出してランプ(図示しない)が点灯するようになっている。作業者は計量器18載置するだけで良く、その他の作業は不要である。なお、図2では計量器18を水平台16上に6台を載置しているが、これは、夜間の不就労時間と自動検査装置による検査の所要時間を考慮したことによる。
【0019】
分銅群Bは、検査重量に合う複数の基準分銅(以下、単に分銅という。)30を連結したものであり、例えば、秤量が40kgの計量器18に対して、検査重量が10kg、20kg、40kgと決められている場合、下から10kg、10kg、20kgの分銅30が連結される。分銅群Bは、後述する分銅昇降手段Gの作動により支持部材34を下降、停止、上昇させることにより、3個の分銅30から選択された分銅30のみが、順々に計量器18上に搭載される。
【0020】
この分銅30の連結手段は、図2に示すように、各分銅30の下面に設けられた「逆台形」の凹部31と、その上面に固定された突起32とからなり、突起32が凹部31内に係止されるものである。
【0021】
水平移動手段Fは、後述する水平移動制御手段26の指令により分銅群Bを計量器18上まで移動させて停止させるものである。図2で示す水平移動手段Fは、スライダ62と密着して、これをリードするガイド58と、外周がスライダ62の一部に螺合し、回転によりスライダ62を移動させる駆動軸64と、駆動軸64の回転源となるモータ66とから構成され、分銅群Bはモータ66の回転により左右方向に移動し、回転の停止により移動を停止する。モータ66の回転と停止は、記憶手段25に記憶された計量器18の載置位置や、分銅群Bの位置確認手段、例えば位置センサ又はパソコン20に入力された設定位置など、各種手段により計量器18の位置を検出することにより制御される。スライダ62の移動に伴い、分銅群Bは左端のスタート位置から左端の計量器18上へ、次いで右隣の計量器18上へ、最後に右端の計量器18の検査後にはスタート位置へと自動的に移動することになる。
【0022】
分銅昇降手段Gは、後述する分銅制御手段24の指令により分銅群Bを下降、停止、上昇せしめ、かつ検査重量に応じた分銅30を計量器18に搭載する。図2で示す分銅昇降手段Gは、支持部材34に固定された昇降用の駆動軸36と、駆動軸36を昇降させる昇降用モータ40と、昇降用モータ40の回転を前記駆動軸36に伝達する変換機38とから構成される。昇降用モータ40の駆動により、スライダ60に支持された分銅群Bが昇降する。
【0023】
この機械的構成15は、断熱壁から構成され、エアコン(温調器)60で温度調節される部屋14内に設置される。この部屋14内の温度設定は、部屋14の外に設置されたパソコン20からなされる。
【0024】
次に、パソコン20が有する各種の指令、動作について説明する。
【0025】
図1に示す入出力手段21は、計量器18からの各種信号bが入力され、これを必要な部署へ転送するものであり、作業順に説明すると、機種を特定するための信号cを機種判定手段22へ、分銅30を搭載中の計量信号gを分銅制御手段24へ出力する。また、入出力手段21は、後述する機種判定手段22から機種問い合わせ信号aを計量器18への転送もする。
【0026】
機種判定手段22は、検査する計量器18の機種を自動的に判定し、この判定結果eを分銅選択手段23へ出力するものであり、計量器18に設けられた識別手段(図示しない)からの信号bを入出力手段21で取り込み、入出力手段21から転送される識別信号cと、検査対象となる計量器18の機種を記憶した記憶手段25からの機種判定用データdとを照合し、機種を特定する。なお、前記識別手段は、他の機種と区別できるパルス信号を出力するものであり、前記記憶手段25は、検査される全部の機種と合否判定用の許容値を記憶している。
【0027】
分銅選択手段23は、記憶手段25の中から設定された検査重量を選択するものであり、前記機種判定手段22からの識別信号eと記憶手段25に記憶されている分銅選択データfに基づいて、検査重量すなわち搭載すべき分銅30が決定される。例えば、検査重量が20kg、10kg、40kgの順に設定された機種では、最初の検査重量が20kgと決定され、この検査重量を得るために、下から10kg、10kg、20kgの分銅30が連結された分銅群Bでは、下から2つの10kgの分銅が選択されなければならない。こうして、計量器18に搭載する分銅が選択されると、分銅選択データfには機種に応じて選択された分銅30を計量器18に搭載するための分銅群B(支持部材34)の高さhに関するデータも含まれているので、識別信号eと分銅選択データfに基づいて、分銅群Bの高さhが決定され、この高さhが制御手段24に送られる。
【0028】
分銅制御手段24は、図示しない分銅群位置検出用センサからの信号と、分銅選択手段23から送られてきた高さhとを比較しながら分銅昇降手段Gを駆動させ、分銅群Bを指示された高さhに下降させる。それから、選択された分銅30が計量器18に搭載されたときの計量値iを記憶手段25へ転送する。計量終了後の制御は、分銅群Bを上昇させて元位置に停止させる。
【0029】
水平移動制御手段26は、計量器18上に分銅群Bが位置するように、スライダ62を移動させるための指令信号をモータ66に送るものである。本実施例では、モータ66にステッピングモータを使用しているので、計量器18の載置位置に応じた駆動パルスをモータ66に送るだけでよい。
【0030】
温度制御手段28は、図2に示すように部屋14内の機械的構成15を、所定の温度下で作動させるため、計量作業の開始から終了まで室内温度を、例えば0℃、20℃、40℃に時系列制御をするためにエアコン60を作動させるものである。一定温度無風下での計量は、温度変化の影響を受ける精密な計量器18において必須であるから、計量の際にはエアコン60を停止して、迅速、適確に検査しなければならない。
【0031】
記憶手段25は、上記した機種判定用データd、機種に応じた分銅選択データf、合否判定用の計量値i、部屋14内の室温jの設定値、計量器18の載置位置などを記憶しているほか、自動検査に必要な各種のプログラム、判定の方法と表示方法についても記憶している。
【0032】
合否判定手段27は、パソコン20のキー操作により作動し、表示装置42に合否判定用の計量値iや対応する許容値、あるいは計量器18の合否判定を行い、その判定結果などを表示するものである。この合否判定手段により、従来のように作業者の記憶に頼らず、正確に判定できる利点がある。またこの判定結果を統計処理すれば、品質管理に役立つ利点がある。
【0033】
次に、自動検査前に行う作業者の行為について説明する。確認事項には、計量器18が記憶手段25に機種登録してあること、計量器18が所定位置にあり、OKのランプが点灯していること、計量器18のコード19をパソコン20と接続しておくことなどがある。またパソコン20の設定には部屋14内の室温、スタ−ト時間、計量判定の方法などを選択しておき、分銅群Bは検査重量に合う複数の分銅30を連結しておくことが必要である。
【0034】
次に無人で行われる自動検査装置の動作を、図3に示すフローチャートにより説明する。
【0035】
パソコン20のプログラムをスタートすると、機種判定手段C2が作動して機種問合わせ信号aを計量器18に送り(ステップS1)、計量器18から識別信号bが返信される。機種判定手段C2は識別信号bにより記憶手段25の中から該当する機種を選択して特定する(ステップS2)。機種識別信号bが返信されないか、記憶手段25に該当する機種がない場合、機種の判定ができず、その旨が記憶手段25に記憶され、隣の計量器18を検査するように決定をする(ステップS20)。
【0036】
全ての計量器18の機種が特定されると、温度制御手段28により、記憶手段25の中から設定温度40℃が選択され、部屋14の室温が40℃で一定になるまでエアコン(温調器)60を作動させ、さらに、設定時間(4−8時間)室温を一定に保った後、計量開始時にエアコン60を停止させる(ステップS3)。エアコン60を停止するのは、エアコン60から風が出ないようにし、計量を安定して行えるようにするためである。
【0037】
また、計量開始時に至ると、分銅群Bが、水平移動制御手段26からモータ66への指令により、スライダ62ともにスタート位置から右方向に移動し、直近の計量器18上で停止する。この移動制御は記憶手段25に記憶された計量器18の載置位置との距離がゼロとなるまでモータ66を駆動するものである(ステップS4)。
【0038】
計量器18の分銅選択は、 分銅選択手段23によって、記憶手段25に記憶された機種毎の分銅選択データfと、機種判定手段22で特定した機種eとを照合して選択される(ステップS5)。例えば、検査重量として20kg、10kg、40kgが記憶手段25に記憶されていたとすると、最初の検査重量として20kgを選択する。この検査重量を得るために下から2つの10kgの分銅30のみが計量器18に搭載されるようにする。これには、分銅群位置センサ(図示省略)等により分銅群Bの高さを検出し、分銅制御手段24により昇降用モータ40を駆動制御し、分銅群Bを分銅選択データfで指示された高さにして、昇降用モータ40を停止させる(ステップS6)。これで、選択された分銅30のみが搭載される。
【0039】
選択された分銅30の搭載が終了すると、このときの計量器18からの計量値iと、部屋14の室温等とともに記憶手段25に記憶され、この後、分銅30を上昇させ計量器18から分銅30を取り除き最初の計量が終了する(ステップS7)。
【0040】
次に同じ室温で、検査重量10kgでの検査を行う。これには、検査重量20kgに対し、過分の10kgの分銅30を取り除くだけで、その他はステップS6及びS7と同様である。次に、検査重量40kgでの検査を実行する。これには、検査重量10kgに対し、不足分の30kg分の分銅30を追加するだけで、その他はステップS6及びS7と同様である(ステップS8)。
【0041】
次は、分銅郡Bを隣の計量器18の上へ移動させて、この計量器18について、前記ステップS5−S8と同様に検査を行う。そして、分銅群Bを順次隣の計量器18上に移動させ、水平台16上の全部の計量器18の検査を行う。この後、分銅群Bは、スタート位置に戻る(ステップS9)。
【0042】
前記したステップS5からステップS9は室温が40℃下での検査である。40℃下での検査が終了すると、室温が0℃になるようにエアコン60を作動させる。その後、前記ステップS4−S9と同様に検査行い、さらに、次の設定室温20℃の検査に移行し、前記ステップS4−S9と同様に検査を行う(ステップS10)。
【0043】
全ての計量検査が終了すると、パソコン20の設定に従い、記憶した計量データの印刷、計量データの分析などを行う。これで無人による自動温度特性測定の動作が終了する(ステップS11)。
【0044】
次に、作業者による計量器18の合否判定について説明する。パソコン20を操作して合否判定手段27を作動させ、表示装置42に記憶手段25に記憶されている計量データを表示させるか、または、印刷された計量データを見る。計量データには検査重量、この検査重量に分銅を搭載したときの計量値、誤差の許容範囲、室温、合否の判定結果などがあり、これらが機種毎に一覧表になって表示される。作業者は記憶に頼らず、この一覧表を見ただけで煩雑な判定作業をすることなく正確に合否判定できる。
【0045】
上記した実施の形態は、分銅30を自動的に搭載すること、計量値を記憶することなどの基本動作を除き、これに限定するものでない。例えば、計量器18の機種や検査重量はパソコン20を操作して選択決定できるようにようにしても良く、その他は室温を任意に設定したり、分銅昇降手段G及び水平移動手段Fの駆動源をエアーにしたりなど同様に作用する各種の手段が採用される。
【0046】
またパソコン20は、機種判定、温度制御、分銅群Bの移動、の順で指令したが、温度制御が先に動作するように指令しても良い。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明したように、請求項1に係る発明によれば、自動検査装置は、機種を確認する手段を有しており、面倒な機種の確認、機種に応じた検査重量の分銅搭載時の計量値の記録などの面倒な人間の作業を省略でき、機種により適正な分銅を計量器に自動的に搭載して、その計量値を記憶するため、計量器のセットした後は無人にて自動的に検査される。またこの計量検査は作業者のくせによる誤差や誤判断がなく、正確な合否判定に利用できる利点がある。
【0048】
請求項2に係る計量器の自動検査装置によれば、分銅群の昇降手段に加えて、分銅群の水平移動手段を備えており、隣接した複数の計量器を自動的に検査でき、夜間時の利用など、検査時間として24時間を有効に利用でき、検査能率を向上できる。
【0049】
請求項3に係る計量器の自動検査装置によれば、請求項1又2に記載された自動検査装置に加えて、この自動検査装置を温度制御できる部屋内に設置したことにより、使用環境に合った検査が可能となるばかりか、時間がかる温度制御が自動的に行われるので、24時間の検査が可能となり、検査能率が著しく向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である計量器の自動検査装置の要部を示すブロック図である。
【図2】図1に示す自動検査装置の全体の正面図である。
【図3】図1に示す自動検査装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
14 部屋
16 水平台
18 計量器
20 パソコン
22 機種判定手段
23 分銅選択手段
24 分銅制御手段
25 記憶手段
26 水平移動制御手段
27 合否判定手段
28 温度制御手段
30 基準分銅
60 エアコン(温調器)
B 分銅群
F 水平移動手段
G 分銅昇降手段

Claims (3)

  1. 縦列に分銅を接続した分銅群と、該分銅群を下降、停止、上昇させる分銅昇降手段と、測定する計量器の機種を特定する機種判定手段と、該機種判定手段で特定された機種により搭載する分銅を選択する分銅選択手段と、該分銅選択手段で選択した分銅を計量器上に搭載するように前記分銅昇降手段を制御する分銅制御手段と、選択した分銅が計量器に搭載されたときの計量値を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された計量値から計量器の合否判定をする合否判定手段とを備え、
    計量器のセット後人手を介さず自動的に検査を行うことを特徴とする計量器の自動検査装置。
  2. 請求項1に記載された計量器の自動検査装置と、複数台の計量器を載せる水平台と、分銅群を水平方向に移動させる水平移動手段と、該水平移動手段を制御する水平移動制御手段とを備え、
    複数台の計量器を自動的に検査できるようにしたことを特徴とする計量器の自動検査装置。
  3. 請求項1又2に記載された計量器の自動検査装置と、該自動検査装置を外気から遮断する部屋と、該部屋の温度を調節する温調器と、該部屋の温度を低温から高温までの複数温度を時系列に設定し、その設定に合わせて前記温調器を制御する温度制御手段とを備え、
    温度の変化による計量値の変化を自動測定することを特徴とする計量器の自動検査装置。
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