JP3732216B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、ドラムを収容する水槽の上部に内蓋を有するいわゆるトップオープンタイプのドラム式洗濯機に関する。
従来、この種のドラム式洗濯機には、外箱内に配設された水槽の内部に、ほぼ水平方向に指向する軸を中心に回転可能にドラムを設け、このドラムの胴部に、当該胴部に形成された開口部を開閉するようドラム蓋を設け、前記水槽の上部に、当該水槽に形成された開口部を開閉するように内蓋を設けた構成としたものがある。そして、上記ドラム蓋はドラムの胴部に沿ってスライドにより開口部を開閉し、また内蓋は一端が回動可能に設けられて上下回動により開口部を開閉する構成としている(例えば特許文献1)。
特表2002−529173号公報
しかしながら、上記構成のものでは、ドラム蓋及び内蓋を閉める場合に、いずれも、手作業で、閉める操作をしなければならず、面倒であった。また、手作業の場合、力の入れ方によっては、ドラム蓋の閉鎖が不完全となる懸念もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ドラム蓋の閉鎖を使用者の手を煩わせることなく行うことができて、実用性が向上し、しかも、ドラム蓋を確実に閉鎖できるドラム式洗濯機を提供するにある。
本発明は、外箱内に配設された水槽と、
この水槽内にほぼ水平方向に指向する軸を中心に回転可能に配設されたドラムと、
このドラムの胴部に、当該胴部に形成された開口部を開閉するように当該ドラムに設けられた回動支点を中心に回動可能に設けられたドラム蓋と、
前記水槽の上部に、当該水槽に形成された開口部を開閉するように設けられた内蓋とを備えたものにおいて、
前記ドラム蓋を閉鎖する駆動力を出力する駆動源と、前記内蓋に設けられこの駆動源の駆動力を受けて前記ドラム蓋方向へ動作する閉鎖部材とを有し、前記駆動源の駆動力を前記閉鎖部材を介して前記ドラム蓋に伝達し該ドラム蓋を前記回動支点を中心に回動させて自動閉鎖させる自動閉鎖手段を備え、
前記ドラム蓋の閉鎖は前記自動閉鎖手段により自動閉鎖させ、該ドラム蓋の開放は手動操作に基づいて行なうようにしたところに特徴を有する。
この発明によれば、ドラム蓋を手作業でなく、自動閉鎖手段によって閉鎖するから、ドラム蓋の閉鎖を使用者の手を煩わせることなく行うことができて、実用性が向上し、しかも、ドラム蓋を確実に閉鎖できる。さらにドラム蓋の開放は手動操作に基づいて行なうようにしたから、ドラム蓋の開放を行なうについては、モータなどの駆動源を持たない構成で、ドラム蓋を開放できる。
以下、本発明の第1の実施例につき図1ないし図14を参照して説明する。まず、図2及び図3において、外箱1は、外箱主体部2と前板3とから構成されている。この外箱1の上部には、トップカバー4が装着されている。このトップカバー4には、洗濯物出入口5を開閉する外蓋たる洗濯蓋6が設けられている。この洗濯蓋6は前蓋部6aと後蓋部6aとで二つ折りタイプの構成となっている。トップカバー4の右前部には操作パネル7が設けられている。
外箱1の内部には、ドラム状をなす水槽8がダンパ装置9を介して設けられている。この水槽8には上部からやや前部にかけて開口部8aが形成されており、この開口部8aは内蓋10により開閉されるようになっている。この内蓋10は蓋外板11と蓋内板12とを有して構成されており、図5及び図6に示すように、蓋内板12後端部は水槽8に回動軸12a及び軸受部12bにより回動可能に軸支されている。なお軸受部12bは予め蓋内板12の回動軸12aに組み込まれている。また、図6及び図7に示すように、この蓋内板12には回動軸12aと同心軸をなしてリード線導出用の半円状の筒部12dが形成されている。この筒部12dは、図7に示す蓋外板11の回動中心側に形成された半円状の筒部11aと合致して円筒形のリード線導出部10aが形成されている。
前記回動軸12aには、図5及び図6に示すように、ねじりコイルばね12cが装着されていて、内蓋10を常時矢印A方向(開放方向)へ回動付勢しており、自由状態では図4に示すように開口部8を開放する状態に保持するようになっている。なお、この内蓋10の蓋内板12には2本の突条から成るレール部12e、12eが突設されている。また、開口部8の前端部には内蓋ロック手段たる内蓋ロック装置13(後述する)のロック体37と係合するラッチ14(図1及び図3参照)が設けられている。
水槽8の内部にはドラム15がほぼ水平方向を指向する軸を中心に回転可能に設けられている。このドラム15は図示しないドラム用モータにより回転駆動されるようになっている。このドラム15は、円筒状をなす胴部15aと、この胴部15aの軸方向両側に配置された側板15b(一方のみ図4に示す)とから構成されており、胴部15aには図示しないが多数の脱水孔が形成されている。
また、胴部15aの一箇所には、洗濯物出し入れ用の開口部15cが形成されている。そして、このドラム15の胴部15aには、上記開口部15cを開閉するためのドラム蓋16が設けられている。このドラム蓋16は蓋主板16aと補助板16bとを有して構成されている。蓋主板16aは図3における回動支点17を中心に回動し得るように設けられ、補助板16bは回動支点18を中心に回動し得るように設けられている。そして、この蓋主板16aと補助板16bとは、図示しない連動機構により、連動するように構成されていて、図4の状態(ドラム蓋16開放状態)から、蓋主板16aが閉じられると、補助板16bが先に図3の閉鎖位置方向に回動し、その後から蓋主板16aが補助板16b先端に上側から重なるように閉鎖位置に回動するように連動する。また蓋主板16aが開放されるときには補助板16bが若干後から開放するように連動する。そして、蓋主板16aは図示しないが矢印B方向(開放方向)へ回動付勢されており、自由状態では、図4に示す開放位置まで回動する構成となっている。従って補助板16bも図4に示す開放位置まで開放するものである。
上記ドラム蓋16には、図1に示すようにドラム蓋ロック手段19が設けられている。このドラム蓋ロック手段19は、蓋主板16aに取り付けられた被ロック部材たる被ロック板20と、補助板16bに取り付けられた形成されたロック部たるロック片21、21(図4参照)とから構成されている。前記被ロック板20には、スリット状の被ロック孔22、22(図4にも図示)が形成されている。また、ロック片21、21は断面鉤状をなし先端は円弧状をなしている。また、補助板16bにはロック解除受け部23が取り付けられている。
図1には、ロック片21に被ロック孔22が係合してドラム蓋16が閉鎖状態にロックされた状態を示している。そして、内蓋10は内蓋ロック装置13により閉鎖状態にロックされた状態である。内蓋10には前記内蓋ロック装置13及びドラム蓋ロック手段19をロック動作及びロック解除させるためのロック制御機構部たる機構部25が設けられている。以下、この機構部25について説明する。ハンドル26は、基端部材27と操作部28とを係合手段29により連結した構成である。この係合手段29は、基端部材27に設けた係合孔27aと、操作部28に設けた爪部28aとを有して構成され、爪部28aを係合孔27aに差し込むことにより、基端部材27と操作部28とが一体に連結されている。そして、このハンドル26には、該ハンドル26先端部(操作部28先端)に中空丸棒状の握り部28bが形成されている。従ってハンドル26は使用者が握り部28bを握って操作できるようになっている。
このハンドル26は内蓋10に設けた軸30を中心として矢印D方向(内蓋開放方向)に回動するようになっている。そして操作部28は軸30部分に設けた図示しないコイルばねにより常に反矢印D方向に回動付勢されていて、これにより自由状態では図1に示す状態となっている。上記ハンドル26の基端部材27の下方部にはレバー31が内蓋10に設けた軸32により回動可能に軸支されており、図示しないばねにより常時矢印E方向へ回動付勢されている。このレバー31には長溝31aが形成されていて、この長溝31aに基端部材27に形成された凸部27bが摺動可能に嵌合されている。また、このレバー31には長孔31bが形成されていて、この長孔31bにはドラム蓋ロック解除用のロッド33の凸部33aが摺動可能に嵌合されている。また、このレバー31の下部(後述のロック解除体36側となる部位)には係合凸部31cが形成されている。
このロッド33は、蓋内板12に形成された挿通筒部34に反矢印F方向へ移動可能に挿通されており、このロッド33の下端部の押し当て部33bは前記ロック解除受け部23に対向している。このロッド33の凸部33a近傍部には、張出片部33cが形成されていて、この張出片部33cは、蓋内板12に立設されたガイド35と摺接することによりロッド33の移動がガイドされる。レバー31の前方にはロック解除体36、ロック体37がそれぞれ蓋内板12に設けられた軸38、39を介して回動可能に設けられており、それぞれ、図示しないばねにより矢印G、矢印H方向へ回動付勢されている。
内蓋ロック装置13は、このロック体37及びロック解除体36とにより構成されている。ロック解除体36には、前記レバー31の係合凸部31cと係合可能な被係合凸部36aが形成されていると共に、ストッパ部36bが形成され、さらにピン押し部36cが形成されている。ロック体37にはロック溝37aが形成されていて、図1の状態では、前記ラッチ14と係合している。さらに、このロック体37には被ストッパ部37bが形成されていて、図1の状態では、この被ストッパ部37bは前記ロック解除体36のストッパ部36bに係止されていて、該ロック体37の矢印H方向の回動が阻止されている。この結果、ロック体37とラッチ14との係合がロックされて、内蓋10の開放(矢印A方向)が阻止され、すなわち、内蓋10の閉鎖がロックされている。
さらに、このロック体37には、ピン40が移動可能に設けられており、これは図示しないばねにより、常時矢印I方向へ移動付勢されている。この図1の状態においては、ロック解除体36のピン押し部36cによって反矢印I方向へ移動された状態にある。また、水槽8においてラッチ14の近傍部位には、内蓋閉鎖検知手段としての例えばマイクロスイッチ41が設けられており、このマイクロスイッチ41のアクチュエータ41aに一端が対向するようにして中間ピン42が移動可能に設けられている。この中間ピン42は、図示しないばねにより常時矢印J方向へ移動付勢されていて、この図1の状態では、ピン40により反矢印J方向へ移動して、マイクロスイッチ41がオンした状態にあり、つまり、内蓋10閉鎖が検知された状態にある。
一方、前記ロッド33の後方部には、自動閉鎖手段たるドラム蓋自動閉鎖装置43が設けられている。このドラム蓋自動閉鎖装置43について述べる。ドラム蓋16を閉鎖する閉鎖部材たる複数例えば左右に2つの押し部材44が、ガイド部45により矢印K方向へ移動可能に設けられている。この押し部材44の下端部に押し当て部44aが形成され、上端部にばね受け部44bが形成されている。上記押し当て部44aは前記蓋主板16aにおける被ロック板20に対応する先端部分16cに対向している。そして、この押し部材44はばね46により常時反矢印K方向へ移動付勢されており、内蓋10が閉鎖された状態では、図1の位置にある。
この押し部材44には、リンク47が連結されている。このリンク47は、第1のレバー48と、これより短い第2のレバー49とを有して構成されており、第1のレバー48の一端部は軸50を介して前記押し部材44の上部に回動可能に連結されており、他端部は緩衝装置51のケース52に軸53を介して回動可能に連結されている。第2のレバー49の一端部は蓋内板12に軸54を介して回動可能に連結されており、他端部は軸55を介して第1のレバー48の軸間距離の1/2の長さ位置に連結されている。つまり、第1のレバー48の軸間距離に対して第2のレバー49の軸間距離は1/2である。しかして、このようなリンク47の構成によると、第1のレバー48の他端部が矢印L方向(反矢印L方向は後述するモータ59の駆動力の作用方向である)へ移動されると、第1のレバー48の一端部はその矢印L方向と垂直な矢印K方向へ移動するものである。
前記緩衝装置51は、矩形箱状をなす前記ケース52と、ロッド56と、圧縮コイルばねからなるばね57とを備えて構成されている。ロッド56の一端部にはばね受部56aが形成され、さらに、このばね受部56aの一部には、ケース52外に突出するアクチュエータ作動部56b(図6参照)が形成されている。また、このロッド56の他端部56cは、ケース52から突出している。前記ばね57は前記ばね受部56aとケース52の内面との間に圧縮状態で設けられている。
この緩衝装置51において、ロッド56の他端部56cが矢印L方向に引っ張られると、通常では、図11で示すようにその緩衝装置51ごと移動してリンク47を動作させるが、例えばリンク47側が何らかの理由によりロックしている場合には、図12に示すように、ケース52に対して相対的にロッド56がばね57のばね力に抗して矢印L方向へ移動するようになっている。
前記ロッド56の他端部56cにはワイヤ58が連結されており、このワイヤ58の他端部は、図6に示す駆動源たる例えばモータ59の図示しない出力部に連結されている。このモータ59は、内蓋10における回動軸12a近傍部位に配設されている。また、このモータ59は、ギアドモータからなるものであり、出力部は低速・高トルクで回転する。そして、このモータ59の電力供給用のリード線59aは、図7に示すように、内蓋10のリード線導出部10aから導出されている。つまり、電力供給用のリード線59aは回動軸12a部分から外部に導出されている。このモータ59は通電されると回転し、その回転に基づいて前記ワイヤ58を巻き取る。
前記内蓋10におけるワイヤ58の途中部には、経路変換用のプーリー60がブラケット61により取り付けられており、前記ワイヤ58はこのプーリー60の上部を経由する。前記ブラケット61において上端部には、前記ワイヤ58のプーリー60からの外れを防止するための水平な片部からなるストッパ部61aが形成されている。
また、前記緩衝装置51における矢印L方向側の部分には、閉鎖部材たる押し部材44の閉鎖動作を検知するためのドラム蓋用閉鎖検知手段たるマイクロスイッチ62(図6参照)が設けられており、これは、そのアクチュエータ62aが前記緩衝装置51のアクチュエータ作動部56bに矢印L方向において対向する。前記緩衝装置51がモータ59により図11に示す位置まで移動されると、つまり、押し部材44がドラム蓋16を閉鎖させると、アクチュエータ作動部56bによりマイクロスイッチ62がオンされ、これをもって、押し部材44の閉鎖動作が検知され、この検知をもってドラム蓋16の閉鎖が検知される。このマイクロスイッチ62オンに基づいて前記モータ59が断電されるようになっており、モータ59が断電されると、押し部材44へのリンク47への押し下げ力が解除されるから、ばね46により押し部材44が元の状態に復帰される(図1参照)。
図7において、内蓋10の蓋外板11には、工具挿通孔63が形成されており、この工具挿通孔63の裏側には、図13及び図14に示すように、解除レバー64が設けられている。この解除レバー64の一端部下面には、先端に弾性爪部64aを有する差込軸部64bが形成されていて、これは蓋内板12に形成されたボス部65に回動可能に挿通されていて、弾性爪部64aにより抜け止めされている。解除レバー64は他端部64cが矢印M方向へ回動し得るようになっている。さらに、この解除レバー64の一端部の回動中心上面には、支柱部64dが形成されており、その上端にはねじ回し用溝64eが形成されている。そして、この解除レバー64の上端部は前記工具挿通孔63に回動可能に嵌合されていて、ねじ回し用溝64eがこの工具挿通孔63から外部に臨んでいる。
前記解除レバー64の他端部64cは、解除用ワイヤ66を介して前記内蓋ロック装置13のロック解除体36の下部に連結されている。なお、解除用ワイヤ66は方向変換部材67a、67bにより適宜方向変換されている。図13に示すように、内蓋10外部から、工具例えばドライバ68により、解除レバー64を矢印M方向に回動操作すると、ロック解除体36が矢印反矢印G方向へ回動されてロック体37がラッチ14に対して係合解除可能となる。
なお、前記ドラム蓋16は回転停止時にその開口部15cが前記水槽8の開口部8aに合致するように位置決めされるようになっている。
さて、上記構成の作用について説明する。図1には、ドラム蓋16が閉鎖され、且つ、ドラム蓋ロック手段19によりロックされ、内蓋10が内蓋ロック装置13によりロックされた状態が示されている。
この状態から内蓋10を開ける場合、使用者がハンドル26の握り部28bの全周外面を握って矢印D方向へ回動操作する。すると、凸部27bが矢印D´方向へ回動することによりレバー31が反矢印E方向へ回動し、ロッド33が反矢印F方向へ移動する。これによりロック解除受け部23が押圧されて補助板16bのロック片21が被ロック孔22から外れて、ドラム蓋16の閉鎖状態のロックが解除される。この解除後はドラム蓋16の蓋主板16aは図示しないばねにより矢印B方向へ回動し、内蓋10内面に当接する(図8参照)。
またレバー31の反矢印E方向への回動によりロック解除体36が反矢印G方向へ回動されてストッパ部36bがロック体37の被ストッパ部37bから外れて、ロック体37が矢印H方向への回動が許容される(図8参照)。この状態では、内蓋10がまだ開放動作していない。
この図8の状態から、図9に示すように内蓋10が開放されると、矢印H方向へ回動付勢されているロック体37がその方向へ回転しながらラッチ14から外れる。この後、さらに内蓋10を開放すると図4の状態になる。この図4の状態から内蓋10を閉鎖する場合、内蓋10を矢印A´方向(矢印A方向)へ閉鎖操作する。閉鎖途中の図9の状態を経て、さらに閉鎖操作されると、ロック体37のロック溝部37aの上辺部37cがラッチ14に遭遇して反矢印H方向へ回動し、図10のようにラッチ14に対してロック体37のロック溝部37aが嵌合する。このとき、ロック体37の被ストッパ部37bがロック解除体36のストッパ部36bを通過することで、ロック解除体36が矢印G方向へ回動してロック解除体36のストッパ部36bが被ストッパ部37bと係合する。この結果、内蓋10の閉鎖がロックされる。このとき、ロック解除体36のピン押し部36cによりピン40が反矢印I方向へ押圧移動され、中間ピン42を反矢印J方向へ押す。これによりマイクロスイッチ41がオンされて、内蓋10の閉鎖が検知される。
このマイクロスイッチ41のオンによってモータ59が通電駆動され、ワイヤ58及び緩衝装置51を介して、リンク47の第1のレバー48を矢印L方向へ引っ張る。これにより、第1のレバー48の一端部が矢印L方向とは垂直方向へ動作する。これにより、押し部材44が矢印K方向へ移動される(図11参照)。この押し部材44の移動によりドラム蓋16の蓋主板16aが補助板16bに押し付けられる。このとき、蓋主板16aの最先端部16dが、一旦、補助板16bのロック解除受け部23に乗った状態となり、さらに押されることで、最先端部16dがロック解除受け部23下側に落ち込み、このときに補助板16bのロック片21が被ロック孔22に係合する。矢印L方向へ移動されていた前記乾燥装置51のアクチュエータ作動部56bが、マイクロスイッチ62のアクチュエータ62aを押すと、オンして、押し部材44の閉鎖動作を検知し、この検知によりドラム蓋16の閉鎖が検知されることになる。この検知に基づいてモータ59が断電され、図1の状態となる。
このような本実施例によれば、ドラム蓋16を閉鎖する駆動力を出力するモータ59と、内蓋10に設けられこのモータ59の駆動力を受けてドラム蓋16方向へ動作する押し部材44とを有し、モータ59の駆動力を該押し部材44を介してドラム蓋16に伝達し該ドラム蓋16を回動支点17を中心に回動させて自動閉鎖させるドラム蓋自動閉鎖装置43を設けた。これにより、ドラム蓋16の閉鎖を使用者の手を煩わせることなく自動的に行うことができて、実用性が向上し、しかも、ドラム蓋16を確実に閉鎖できる。また、本実施例によれば、モータ59を内蓋10に設けたから、リード線59aの配線が容易である。特にモータ59を内蓋10の回動軸12aの近傍に設けているから、内蓋10の開放に要する操作力を小さくできる。
また、ドラム蓋自動閉鎖装置43において、リンク47によりモータ59の駆動力の作用方向をほぼ垂直に変換して押し部材44に伝達する構成としたから、動力伝達方向を小さなスペースで変換でき、よって、内蓋10の薄型化に寄与できる。さらにまた、モータ59からリンク47への動力伝達部材としてワイヤ58を設けたから、モータ59の配置位置設定に自由度がある。
また本実施例によれば、ドラム蓋自動閉鎖装置43の閉鎖動作を検知するマイクロスイッチ62を設けたから、このマイクロスイッチ62により閉鎖動作検知に基づいて該ドラム蓋自動閉鎖装置43のモータ59を断電することができるようにすることが可能となる。そして、このマイクロスイッチ62により閉鎖動作が検知されたときにモータ59の動作を停止(断電)するようにしたから、閉鎖動作を自動的に終了できる。
さらに、本実施例によれば、ドラム蓋自動閉鎖装置43において、押し部材44とモータ59を緩衝装置51を介して連結したから、押し部材44やリンク47などが動作不能状態にロックした場合でも、モータ59の動作が許容されるようになり、該モータ59のロックを防止できると共に、押し部材44やリンク47、さらにはワイヤ58などの破損を防止できる。また本実施例によれば、モータ59のリード線59aが内蓋10の回動軸12a部分から外部に導出される構成としたから、配線が極めて容易であると共に、配線スペースを小さくできる。
さらに本実施例によれば、水槽8側に設けられたラッチ14と、内蓋10に設けられこの内蓋10が閉鎖されたときにこのラッチ14と係合して内蓋10の閉鎖をロックする内蓋ロック装置13と、この内蓋ロック装置13のロック動作で内蓋10の閉鎖を検知するマイクロスイッチ41とを設けたから、内蓋10の閉鎖を確実に検出できる。この場合、マイクロスイッチ41を動作させる部材である内蓋ロック装置13は、内蓋10側にあって、マイクロスイッチ41は水槽8側にあるから、内蓋10の閉鎖を確実に検知することができる。つまり、内蓋ロック装置13が存在する内蓋10側にマイクロスイッチ41も存在すると、使用者が内蓋10開放状態でうっかりマイクロスイッチ41を触ったり、あるいはうっかり内蓋ロック装置13を触ったりしたときに、誤って、内蓋10閉鎖検知がなされることがあるが、本実施例ではそのようなことはない。
そして、本実施例によれば、マイクロスイッチ41による内蓋10閉鎖検知結果を、モータ59の駆動開始(通電)に利用するようにしたから、内蓋10の確実な閉鎖状態でドラム蓋16の閉鎖動作を行うことができる。また、本実施例によれば、解除レバー64を設け、これを内蓋10外部から操作可能な構成とし、この解除レバー64と内蓋ロック装置13のロック解除体36とを連結したから、ハンドル26が破損したり動作不能になったりした場合でも、この解除レバー64を回動操作することにより、内蓋ロック装置13のロックを解除できる。
つまり、閉鎖状態にある内蓋10は、通常では、ハンドル26の開放操作によりロック解除体36が動作して内蓋10のロックが解除されるが、ドラム蓋16が不具合により開かないときには、ロッド33が十分に移動しないため、レバー31が十分に動作せずにロック解除体36がロック体37をロック解除できないことが考えられる。この場合でも、上記解除レバー64を操作することにより内蓋10を容易にロック解除することができる。
さらに、本実施例によれば、内蓋10にハンドル26を設け、このハンドル26の手動操作に基づいてドラム蓋16の開放を行うようにしたから、モータなどの駆動源を持たない構成で内蓋10及びドラム蓋16の開放ができる。この場合、ハンドル26が握り部28bを有する構成としたから、使用者がハンドル26をしっかりと握って操作でき、内蓋10及びドラム蓋16を確実に開放操作できる。つまり、ハンドルが単なる平板状であると、手指をハンドルに引っ掛けて該ハンドルを開放操作することになるが、手指が濡れていたり洗剤がついていたりすると、手指がハンドルから滑ってしまうことがあるが、本実施例によれば、上述の握り部28bの全周をしっかりと握ることができて、手が滑ってしまうような不具合をなくすことができる。また、ハンドル26は基端部材27と操作部28とを係合手段29により連結した構成としたから、まず基端部材27を内蓋10に組みつけてから操作部28を基端部材27に連結することが可能であり、ハンドル26の組付け性が良い。
図15は本発明の第2の実施例を示しており、この実施例においては、ワイヤ58のたるみを防止するたるみ防止手段に相当するたるみ防止装置71を設けている。このたるみ防止装置71は、ブラケット72に長孔72aを形成し、この長孔72aに、ワイヤ58の経路変換用プーリー73の軸73aを回動可能に配置し、この軸73aをばね74により矢印N方向へ移動付勢する構成としている。これによれば、ワイヤ58のたるみを防止でき、プーリー73からのワイヤ58の脱落をさらに確実に防止できると共に、ワイヤ58の長さ設定に若干の余裕度を持たせることができる。
本発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、本発明の実施例は次のように変更しても良い。すなわち、駆動源としては、エアシリンダや油圧シリンダでも良い。ドラム蓋用閉鎖検知手段及び内蓋閉鎖検知手段としては、光センサや、リミットスイッチでも良い。ハンドルの握り部の断面形状は円形でなくても良く、例えば半円形でも楕円形でも良い。また、リンクの構成は2部材から構成するものではなく、種々の部材の組み合わせでも良い。
本発明の第1の実施例に係り、ドラム蓋及び内蓋が閉塞状態にある要部の縦断側面図 ドラム式洗濯機の斜視図 一部破断のドラム式洗濯機の縦断側面図 外箱を省略して示す内蓋及びドラム蓋開放状態の斜視図 内蓋軸支部分の側面図 蓋外板を取り除いた状態での蓋内板の斜視図 内蓋の斜視図 ハンドル操作時の図1相当図 開放途中(閉塞途中)の図1相当図 モータ動作直前状態の図1相当図 モータ動作時の図1相当図 緩衝装置の作用説明のための図 解除レバー部分の縦断側面図 解除レバー部分の平面図 本発明の第2の実施例を示すたるみ防止装置部分の縦断側面図
符号の説明
図面中、8は水槽、8aは開口部、10は内蓋、12aはレール部、13は内蓋ロック手段、14はラッチ、15はドラム、15cは開口部、16はドラム蓋、16aは蓋主板、16bは補助板、19はドラム蓋ロック手段、26はハンドル、28bは握り部、31はレバー、33はロッド、36はロック解除体、37はロック体、41はマイクロスイッチ、43はドラム蓋自動閉鎖装置(自動閉鎖手段)、44は押し部材、47はリンク、51は緩衝装置、58はワイヤ、59はモータ(駆動源)、62はマイクロスイッチ、64は解除レバー、66は解除用ワイヤ、71はたるみ防止装置(たるみ防止手段)を示す。

Claims (2)

  1. 外箱内に配設された水槽と、
    この水槽内にほぼ水平方向に指向する軸を中心に回転可能に配設されたドラムと、
    このドラムの胴部に、当該胴部に形成された開口部を開閉するように当該ドラムに設けられた回動支点を中心に回動可能に設けられたドラム蓋と、
    前記水槽の上部に、当該水槽に形成された開口部を開閉するように設けられた内蓋とを備えたものにおいて、
    前記ドラム蓋を閉鎖する駆動力を出力する駆動源と、前記内蓋に設けられこの駆動源の駆動力を受けて前記ドラム蓋方向へ動作する閉鎖部材とを有し、前記駆動源の駆動力を前記閉鎖部材を介して前記ドラム蓋に伝達し該ドラム蓋を前記回動支点を中心に回動させて自動閉鎖させる自動閉鎖手段を備え、
    前記ドラム蓋の閉鎖は前記自動閉鎖手段により自動閉鎖させ、該ドラム蓋の開放は手動操作に基づいて行なうようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 手動操作は、握り部を有するハンドルの手動操作であることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
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