JP3731997B2 - 車両のステアリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両を自動操舵することのできるステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
近年、操舵力発生用アクチュエータと、そのアクチュエータの制御系とを備え、その制御系による制御によりアクチュエータが発生する操舵力に基づき車両の自動操舵が可能なステアリング装置が開発されている。
【0003】
そのようなステアリング装置においては、制御系の故障による誤動作を防止するため、制御系に故障が生じた場合、自動操舵を解除してドライバーの操舵入力に基づき車両を操舵可能な状態に切換えることが可能とされ、フェイルセーフが図られている。
【0004】
しかし、制御系の故障により自動操舵が解除されたことをドライバーが気付かなければ、操舵力が作用しないために車両挙動が不安定になってしまう。
【0005】
そこで、制御系の故障により自動操舵が解除された場合にランプやブザー等により警告を発することが考えられる。しかし、ドライバーが警告に気付いて操舵力を入力するまでのタイムラグがあるため、その間は車両挙動を安定化させることができない。
【0006】
本発明は、上記問題を解決することのできる車両のステアリング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、操舵力発生用アクチュエータと、そのアクチュエータの制御系とを備え、その制御系による制御によりアクチュエータが発生する操舵力に基づき車両の自動操舵が可能とされ、その制御系の故障時に自動操舵を解除可能なステアリング装置において、その制御系の故障時に舵角を保持する手段と、ドライバーの操舵入力の有無を判断する手段と、そのドライバーの操舵入力時に舵角保持を解除する手段とが設けられていることを特徴とする。
その舵角保持の解除により、そのドライバーの操舵入力に基づき車両を操舵可能であるのが好ましい。あるいは、そのアクチュエータを制御可能なバックアップ用制御系を備え、その舵角保持の解除により、そのバックアップ用制御系による制御によりアクチュエータが発生する操舵力に基づき車両の自動操舵が可能とされているのが好ましい。
【0008】
本発明の構成によれば、制御系の故障により自動操舵が解除されたことをドライバーが気付かず、ドライバーの操舵入力がない場合、舵角を保持することで車両挙動が不安定になるのを防止できる。その舵角保持はドライバーが操舵力を入力することで解除できるので、そのドライバーの操舵入力に基づき車両を操舵したり、あるいは、バックアップ用制御系により自動操舵を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0010】
図1に示す車両のラックピニオン式ステアリング装置1は、ステアリングホイールHに連結されるステアリングシャフト2と、このステアリングシャフト2にユニバーサルジョイント3を介して接続されるピニオン4と、このピニオン4に噛み合うラック5とを備え、そのラック5の各端に車輪6が連結される。
【0011】
そのステアリングシャフト2の外周にベベルギヤ7が設けられ、このベベルギヤ7に噛み合うベベルギヤ8が、操舵力発生用モータ(アクチュエータ)9に電磁クラッチ10を介して接続される。そのクラッチ10によりモータ9とベベルギア8とは通常は接続され、そのモータ9の発生する操舵力がクラッチ10、ギヤ8、7を介してステアリングシャフト2に伝達されることでピニオン4が回転し、ラック5が軸線方向に移動することで車両の操舵がなされる。
【0012】
そのモータ9とクラッチ10は制御系20に接続される。その制御系20による制御によってモータ9が発生する操舵力に基づき車両の自動操舵がなされる。すなわち、その制御系20は、コンピュータにより構成される主制御装置21と、この主制御装置21に接続される操舵制御装置22とを有する。その操舵制御装置22に、トルクセンサ24、電磁ブレーキ25、操舵量センサ26、および警告装置27が接続される。
【0013】
そのトルクセンサ24は、上記ステアリングシャフト2により伝達される操舵トルクを検知できる。その電磁ブレーキ25は、そのステアリングシャフト2の回転を阻止可能なもので、通常はステアリングシャフト2の回転を許容する。その操舵量センサ26は、上記ラック5の移動量に基づき操舵量を検知する。その警告装置27は、例えばランプやブザーにより構成できる。
【0014】
その主制御装置21に受信器28が接続される。その受信器28に、例えば、走行路やガードレールに設けられる発信器から発信される車両の誘導信号や、他車両に設けられた発信器から発信される衝突危険性を報知する警報信号等の外部信号が入力される。その主制御装置21は、その外部信号に基づき定められる所定方向に車両を導くのに必要な操舵量に対応する制御信号を、操舵制御装置22に出力する。操舵制御装置22は、その制御信号と操舵量センサ26から出力される操舵量検知信号との偏差に基づき、その必要な操舵量を確保できるようにモータ9に駆動信号を出力する。
【0015】
図2のフローチャートは、その自動操舵時における制御系20の故障に対処するための操舵制御装置22による制御手順を示す。
【0016】
まず、操舵制御装置22は、制御系20の故障の有無を判断する(ステップ1)。その制御系20の故障は、自動操舵時において発生される信号の変化が、予め定めた異常パターンに合致するか否かにより判断できる。例えば、主制御装置21と操舵制御装置22との間の断線により主制御装置21から出力されるべき制御信号が入力されない場合、操舵制御装置22と操舵量センサ26との間の断線により操舵量センサ26から出力されるべき操舵量検知信号が入力されない場合、操舵制御装置22とモータ9との間の断線により、モータ9に駆動信号を出力したにも拘らず操舵量センサ26により検知される操舵量が変化しない場合等は故障であると判断できる。また、その故障は断線に基づくものに限定されず、例えば、主制御装置21の故障により異常な制御信号が出力され、その制御信号と操舵量センサ26による操舵量検知信号との偏差の変化量が予め設定した値よりも大きくなった場合は故障であると判断できる。
【0017】
ステップ1において故障がないと判断された場合はステップ1を繰り返す。ステップ1において故障があると判断された場合、自動操舵を解除する(ステップ2)。この自動操舵の解除は、上記クラッチ10に接続解除信号を出力し、モータ9とベベルギア8との接続を解除することで行う。
【0018】
次に、警告装置27に警告信号を出力することでドライバーに警告を与える(ステップ3)。
【0019】
次に、その制御系20の故障時点での舵角を保持する(ステップ4)。
その舵角保持は、上記ブレーキ25に制動信号を出力し、ステアリングシャフト2の回転を阻止することで行う。
【0020】
次に、ドライバーの操舵入力の有無を判断する(ステップ5)。
この判断は、上記トルクセンサ24により検知されるステアリングシャフト2により伝達される操舵トルクが、設定値以上か否かにより判断できる。その設定値は、ドライバーがステアリングホイールHを操作して操舵を行う意志を有する場合にステアリングシャフト2により伝達される操舵トルクに基づき設定できる。
【0021】
ステップ5においてドライバーの操舵入力がなければステップ3に戻り、ドライバーの操舵入力があればブレーキ25への制動信号の出力を解除することで舵角保持を解除する(ステップ6)。その舵角保持の解除により、そのドライバーの操舵入力に基づき車両を操舵可能になる。
【0022】
上記構成によれば、制御系20の故障により自動操舵が解除されたことをドライバーが気付かず、ドライバーの操舵入力がない場合、舵角を保持することで車両挙動が不安定になるのを防止できる。その舵角保持はドライバーが操舵力を入力することで解除できるので、そのドライバーの操舵入力に基づき車両を操舵できる。
【0023】
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
【0024】
例えば、図1において2点鎖線で示すように、上記実施形態において、操舵制御装置22にバックアップ用操舵制御装置22′を接続し、そのバックアップ用操舵制御装置22′に主制御装置21、モータ9、クラッチ10、トルクセンサ24、電磁ブレーキ25、操舵量センサ26、および警告装置27を接続することで、上記制御系20と同様のバックアップ用制御系20′を構成する。この場合、上記実施形態のフローチャートにおけるステップ6においてドライバーの操舵入力があれば、電磁ブレーキ25への制動信号の出力を解除することで舵角保持を解除すると共に、主制御装置21とバックアップ用操舵制御装置22′との間の制御信号伝送路の開閉スイッチ(図示省略)を閉じ、主制御装置21と操舵制御装置22との間の制御信号伝送路の開閉スイッチ(図示省略)を開くことで、制御系20からバックアップ用制御系20′にシステムを置換する。これにより、そのバックアップ用制御系20′による制御によりモータ9が発生する操舵力に基づき車両の自動操舵ができる。また、このバックアップ用制御系20′の故障時は、上記実施形態と同様に舵角を保持し、ドライバーの操舵入力時に舵角保持を解除し、ドライバーの操舵入力に基づき車両を操舵できる。
【0025】
また、図3の変形例のフローチャートに示すように、上記実施形態におけるステップ2とステップ3との間において、制御系20の故障時に操舵制御装置22自身が正常に機能するか否かを判断するステップを入れてもよい。すなわち、制御系20の故障時に、警告装置27への警告信号の出力があり、ブレーキ25への制動信号の出力があり、トルクセンサ24により検知される操舵トルクに基づくドライバーの操舵入力の有無判断があれば正常であると判断し、なければ正常ではないと判断する(ステップ2′)。正常であると判断した場合はステップ3に進む。正常でないと判断した場合は、警告装置27への警告信号の出力、ブレーキ25への制動信号の出力、トルクセンサ24により検知される操舵トルクに基づくドライバーの操舵入力の有無判断を実行する状態をリセットし(ステップ2″)、ステップ2′に戻る。これにより、操舵制御装置22の異常により舵角保持が解除されない状態に陥るのを防止できる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、自動操舵を解除してドライバーの操舵入力に基づき車両を操舵可能な状態に切換える際に、車両挙動が不安定になるのを防止できるステアリング装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のステアリング装置の構成説明図
【図2】本発明の実施形態のステアリング装置の制御手順を示すフローチャート
【図3】本発明の変形例のステアリング装置の制御手順を示すフローチャート
【符号の説明】
9 モータ(操舵力発生用アクチュエータ)
10 電磁クラッチ
20 制御系
20′ バックアップ用制御系
21 主制御装置
22 操舵制御装置
25 電磁ブレーキ

Claims (3)

  1. 操舵力発生用アクチュエータと、
    そのアクチュエータの制御系とを備え、
    その制御系による制御によりアクチュエータが発生する操舵力に基づき車両の自動操舵が可能とされ、
    その制御系の故障時に自動操舵を解除可能なステアリング装置において、
    その制御系の故障時に舵角を保持する手段と、
    ドライバーの操舵入力の有無を判断する手段と、
    そのドライバーの操舵入力時に舵角保持を解除する手段とが設けられていることを特徴とする車両のステアリング装置。
  2. その舵角保持の解除により、そのドライバーの操舵入力に基づき車両を操舵可能である請求項1に記載の車両のステアリング装置。
  3. 前記アクチュエータを制御可能なバックアップ用制御系を備え、
    その舵角保持の解除により、そのバックアップ用制御系による制御によりアクチュエータが発生する操舵力に基づき車両の自動操舵が可能とされている請求項1に記載の車両のステアリング装置。
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