JP3731836B2 - 充電用置き台 - Google Patents

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話等の電子機器のバッテリーに充電を行う充電用置き台に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話、PHS、ポケットベル、電子手帳等の携帯用の電子機器は、2次電池からなるバッテリーを内蔵しており、蓄電量が減少した場合は、充電用置き台から充電が行われる。
【0003】
図14は従来より使用されている充電用置き台100を示し、電子機器200が載置される基台110に傾斜状の支持面120が形成され、電子機器200はこの支持面120に沿って、傾斜状に支持されて充電が行われる。基台110には、充電を行うための充電用端子130と、電子機器200を充電位置に案内するガイド突起140と、電子機器200を充電位置で固定するためのロック部材150とが設けられている。
【0004】
電子機器200の底面が当接する基台110の当接面160からは、充電用端子130の接触部130aが突出しており、この接触部が充電位置にある電子機器200の底面の電源端子210に弾性接触する。充電用端子130は、この接触部130aからの連設部分が基台110の内部に導入されており、その基端部分の接続部130bが基台110に挿入されたプリント配線基板170のパターンに接続されている。
【0005】
ガイド突起140は、充電用端子130の接触部130aに近接するように、当接面160から突出している。このガイド突起140は、電子機器200の底面に形成されているガイド孔220と対応するものであり、ガイド突起140がガイド孔220に挿入されて係合することにより、電源端子210と充電用端子130が接触するように電子機器200を案内する。
【0006】
ロック部材150は、当接面160と支持面120との間で基台110と一体に起立するように形成されており、その上部には電子機器200の側面下部に形成された係止孔230に係止される係止突起150aが形成されている。このロック部材150は、支持面120下部の基台110からスリット180を介して立ち上がることによって弾性が付与されており、係止突起150aが電子機器200の係止孔230弾性的に係止されることによって、電子機器200を動かないように固定している。
【0007】
このような充電用置き台100に対し、電子機器200は上方から下降されてセットされる。電子機器200はそのガイド孔220に、基台110のガイド突起140が係合することにより、充電用端子160の接触部160aが電子機器200の電源端子210と接触すると共に、ロック部材150の係止突起150aが電子機器200の係止孔230に係止する。これにより、電子機器200は支持面120に沿って支持された基台110への載置状態で、バッテリーに対して充電が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の充電用置き台では、電子機器200が傾いたりして正規の位置にセットされない場合に、充電用端子130の接触部130aと、電源端子210とが低い接触圧で接触することがある。低い接触圧で両者が接触すると、接触部分に数MΩの接触抵抗が生じ、電子機器の2次電池側から電流が流れて放電する。従って、電子機器200のバッテリーを知らずに消費してしまうという問題があった。
【0009】
又、基台110から充電用端子130の接触部130aが露出する構成であるために、異物が当接したり、セット時の姿勢が悪い電子機器200のケースが直接当接しやすい。これらの当接によって、充電用端子130が損傷し易い問題も有している。
【0010】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、電子機器が正規の位置にセットされない場合の充電用端子と電源端子との接触を防止すると共に、異物や装着姿勢の悪い電子機器の充電用端子への当接を防止することができる構造の充電用置き台を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の充電用置き台は、充電対象となる電子機器が載置される基台と、この基台に突出状に設けられ、電子機器の電源端子が接触する充電用端子と、電子機器と係脱自在に係止する係止突起が形成されると共に、電子機器に係止する方向への弾性が付与されたロック部材と、前記充電用端子と近接し、且つ充電用端子よりも電子機器の載置側に位置するように基台に設けられており、電子機器の載置方向に沿ってスライド可能となっているスライダと、スライダに形成され、前記電子機器の載置方向からロック部材の係合受け部に係合する係合突起と、このスライダを電子機器の載置方向と逆方向に付勢するばねとを備え、
ロック部材の係合受け部は、係止突起の電子機器との当接によって係合突起との係合位置から待避することを特徴とする。
【0012】
この構造では、係止突起が電子機器と当接しないときに、スライダの係合突起がロック部材の係合受け部に係合して、スライダのスライドが充電用端子よりも電子機器の載置側の位置で規制される。このため、電子機器の載置側からの異物は、スライダによって充電用端子への接近が阻止され、異物が充電用端子に当接することを防止できる。
【0013】
この充電用置き台に対して正しい姿勢で電子機器をセットすると、電子機器がロック部材の係止突起に当接し、この当接によってロック部材が撓み、係合受け部は、スライダの係合突起との係合位置から待避する。従って、スライダは電子機器の載置方向に沿ってスライド可能となり、電子機器を押し込みながら充電用端子を撓ませて、電子機器の電源端子へ接触させることができる。
【0014】
電子機器を押し込みによって充電用端子が撓んだ位置で、ロック部材の係止突起が電子機器に係止し、その固定が行われるので、充電用端子と電源端子は、高い接触圧で接触し、電子機器のバッテリーに充電が行われる。
【0015】
この電子機器を不正な姿勢で装着しようとすると、係止突起に電子機器が当接することがなく、下方にスライドしようとするスライダは、その係合突起が係合受け部に当接してスライドが規制される。このため、電子機器側に位置するスライダによって、充電用端子と接触することはなく、電子機器のバッテリーが放電することがない。
【0016】
請求項2の充電用置き台は、請求項1の充電用置き台であって、スライダは、スライダに設けられたガイドストッパが基台のガイドスリットに係合して電子機器の載置方向に沿ってスライド可能となっており、ガイドストッパがガイドスリットの内面に当接して、ばねの付勢によるスライダのスライドが規制されていることを特徴とする。
【0017】
ガイドストッパとガイドスリットが係合して、スライダは、電子機器の載置方向に沿って安定してスライドする。このガイドストッパは、外力が加わらない電子機器のセット前に、ばねで付勢されてガイドスリットの内面に当接し、電子機器の反載置方向へのスライドを規制する。従って、スライダは、ばねの付勢によって基台から外れることがなく、係合突起を係合受け部と対抗する位置に待機させることができる。
【0018】
請求項3の充電用置き台は、請求項1または2の充電用置き台であって、スライダと電子機器の対向部位に設けられ、相互に係合して充電用端子と電源端子とが接触するように電子機器をスライダ上で案内するガイド部材を設けたことを特徴とする。
【0019】
スライダを待避させ、電子機器をセットする際に、スライダ及び電子機器に設けられたガイド部材が相互に係合して、電子機器を案内し、電源端子を確実に充電端子へ接触させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6は、本発明の充電用置き台の一実施形態の構成を示す。この充電用置き台1は、基台2と、充電用端子3と、ロック部材4と、スライダ5と、ばね7と、ガイド部材8とを備えている。
【0021】
基台2は、一側(右側)に起立ブロック9が立ち上がり状に形成されると共に、起立部9よりも低くなった載置用ブロック10が他側に形成されており、全体が絶縁性樹脂によって形成されている。
【0022】
起立ブロック9における載置用ブロック10側には、図1に示すように、幅広で且つ載置用ブロック10方向に傾斜する支持面11が形成されており、この支持面11に電子機器50の側面51が傾斜状に支持される。又、支持面11の中央部分にはガイドスリット12が、下方の両側には、補助スリット13、13がそれぞれ支持面11の上下方向に穿設されていて(図3参照)、後述するスライダ5を支持面11に沿って上下方向に案内している。なお、支持面11の両側には、図4に示すように載置用ブロック10方向に隆起する側面支持壁部14が形成されており、この側面支持壁部14によって電子機器50の横倒れが防止されている。
【0023】
載置用ブロック10には、電子機器50の底面52に臨む当接面15が、その上面に形成されている。当接面15は起立ブロック9の支持面11と直交する角度で傾斜しており、電子機器50の底面52が当接状態で載置され、この載置状態で電子機器50への充電が行われる。載置用ブロック10における起立ブロック9と反対側の端部(図1において左端部)は、当接面15よりも段状に高くなった脱落防止壁部16となっており、この脱落防止壁部16によって電子機器50の底面52部分が基台2から脱落することが防止されている。
【0024】
充電用端子3は、図4に示すように、2本で一対となっており、基台2の載置用ブロック10に配置されている。各充電用端子3は、載置用ブロック10の当接面15から上方に突出する湾曲状の接触部17を有しており、この接触部17が電子機器50の電源端子53と接触して電子機器50への充電が行われる。
【0025】
接触部17には連設部18が斜め方向に連設されると共に、この連接部18の先端が折り返されることにより接続部19が連設されている。これらの連接部18及び接続部19は、載置用ブロック10の内部に導入されており、接続部19は、基台2の内部に挿入されたプリント配線基板20に接続されている。
【0026】
この接続は、接続部19から垂下した脚部19aがプリント配線基板20に形成されたスルーホールを貫通し、プリント配線基板20のパターンと半田付けされることによってなされている。プリント配線基板20は起立ブロック9内に延びており、その延設端部にコネクタ21が同様な構造で接続されている。コネクタ21は、ACアダプタ(図示省略)を介して商用電源に接続され、これにより充電用端子3間に直流電圧が印加される。
【0027】
ロック部材4は、起立ブロック9における載置用ブロック10側に、上方に向けて突出状に一体に形成されている。このロック部材4は板状となっており、起立ブロック9から垂直状に起立する立ち上がり部23と、立ち上がり部23の上端に形成された係止突起24とを備えている。立ち上がり部23と起立ブロック9との間には、スリット22が形成されており、ロック部材4の全体に、弾性が付与されている。従ってロック部材4は、撓んでも垂直に起立する元の状態に復元することができる。
【0028】
係止突起24は、この立ち上がり部23の上端から載置用ブロック10方向に突出している。この係止突起24は図3及び図4に示すように、立ち上がり部23の板幅方向に間隔を有した一対となっており、それぞれが、スライダ5を挿通して、電子機器50の装着経路に臨んでいる。電子機器50が装着されると、その係止孔54に係止し、電子機器50を抜け止め固定する。又、一対の係止突起24の間は、平面上の係合受け部33となっており、この係合受け部33に後述するスライダ5の係合突起25が上方、すなわち電子機器50の載置方向から当接し、この当接によって両者が係合する。
【0029】
スライダ5は、図4及び図5に示すように、基台2の支持面11に設けられ同面11に沿ってスライドするスライド部26と、スライド部26の下部に連設され、略90°の角度で載置用ブロック10方向に屈曲するカバー部27とが一体的に形成されることにより構成されている。
【0030】
スライド部26は、基台2の支持面11に凹み状に形成されたスライド用凹部28内に挿入されており、このスライド用凹部28内を上下方向、すなわち、基台2への電子機器50の載置方向にスライドする。このスライド部26の背面には、ガイド爪29及びガイドストッパ30が突出している。ガイド爪29、29は、前述の支持面11に形成されている補助スリット13、13に対応する位置に左右で一対が設けられ、補助スリット13、13を貫通しながらスライドする。このガイド爪29、29によって、スライダ5が安定してスライドする。
【0031】
ガイドストッパ30は、支持面11に形成されたガイドスリット12と対応する位置に設けられ、ガイドスリット12を貫通して、同様にスライドする。従って、このガイドストッパ30によっても、スライダ5のスライドが安定するが、このガイドストッパ30は、図1のように、その上限位置でガイドスリット12の内面に当接して停止する。電子機器50を装着する前の状態では、後述するばね7によってスライダ5が上方に付勢され、このガイドストッパ30の当接位置でスライダ5が待機するようになっている。
【0032】
ガイド爪29とガイドストッパ30は、図4に示すようにそれぞれ二股の楔状に形成されていて、対応部位にある補助スリット13とガイドスリット12に挿通させることによって抜け止めされる。従って、スライド部26をスライド用凹部28に押しつけるだけで、スライダ5を基台2に取り付けることができる。
【0033】
スライダ5のカバー部27は、スライド部26に直交することにより、載置用ブロック10から突出する充電用端子3の接触部17に近接した位置まで延びている。スライド部26とこのカバー部27との連結部の中央は、L字状に切り欠かれた窓孔6が形成され、ロック部材4を挿通させるようにしている。
【0034】
かかるカバー部27の上面には、ガイド突起31が形成されている。このガイド突起31は電子機器50に形成されているガイド孔55と共に、ガイド部材8を構成するものであり、ガイド突起31がガイド孔55に挿入されて係合することによって、電源端子53と充電用端子3とが接触するように電子機器50を案内する。
【0035】
このようなカバー部27は、スライド部26のスライドと一体的にスライドする。そして、斜め下方向、すなわち電子機器50の載置方向に沿って、スライドすることにより、図2に示すように、カバー部27が載置用ブロック10の当接面15と同一面となる。これにより、カバー部27は、充電用端子3の接触部17への妨げとなることがなく、充電用端子3と電源端子53との接触を行うことができる。なお、このカバー部27の下方向への移動を確保するため、載置用ブロック10には、図1及び図2に示すように、カバー部27が進入可能な凹み部32が形成されている。
【0036】
スライダ5の上述した係合突起25は、このようなカバー部27の窓孔6寄りの端部に立設されている。この係合突起25は、その上端がロック部材4の係合受け部33方向に突出しており、図1と図3に示すように、スライダ5が上述のガイドストッパ30の当接位置にあるときには、一対の係止突起24内に進入し、係合突起25と係合受け部33が、わずかな間隙をおいて離間するようになっている。従って、この状態でスライダ5が下方へスライドしようとすると、係合突起25は係合受け部33に当接して係合し、スライダ5の下方向、すなわち電子機器50の載置方向へのスライドが規制される。
【0037】
カバー部27は、この規制された位置で、充電用端子3の接触部17の斜め上方、すなわち電子機器50の載置側に位置している。このように、充電用端子3の接触部17に近接し、且つ、電子機器50の載置側にカバー部27が位置させることにより、電子機器50の載置側から異物や電子機器50が接触部17に接近することを防止でき、また、異物や電子機器50が接触部17に当接することがなく、これらの当接による充電用端子3の損傷を防止することができる。
【0038】
ばね7は、図1に示すように、スライダ5のカバー部27下面と、載置用ブロック10との間に挿入されている。これにより、ばね7はスライダ5を上方に、すなわち電子機器50の載置方向と逆方向にスライドするように付勢する復帰ばねとして機能している。
【0039】
図7乃至図9は、この実施形態に使用される電子機器50を示す。この電子機器50は携帯電話、PHS等の携帯用通信機となっており、その底面52には、充電用置き台1の充電用端子3が接触する2極の電源用端子53が配置されると共に、ガイド突起31と共にガイド部材8を構成するためのガイド孔55が形成されている。又、側面(正面)には、充電用置き台1の係止突起24が係止する係止孔54が形成されている。この係止孔54は、電子機器50の下部を窪ませた凹み部56の奥側に形成されるものである。
【0040】
次に、この実施形態の動作を図10乃至図13を参照して説明する。図10は、電子機器50が載置される前の状態であり、スライダ5は、ばね7の作用でガイドストッパ30がガイドスリット12の上縁に当接した位置で停止している。この停止位置で、係合突起25とロック部材4の係合受け部33がわずかな間隙をおいて対抗している。この状態で、スライダ5のカバー部27は、充電用端子3の接触部17の近接部分で且つ、接触部17の上方の位置にある。
【0041】
図11は、電子機器50を誤った姿勢で下降させた状態を示し、電子機器50の底面52がスライダ5のカバー部27に当接するが、係止突起24には当接しない。このため係合突起25は、係合受け部33に当接して両者が係合する。従って、スライダ5の下方への移動は規制され、充電用端子3と電源端子53が接触することはない。これにより、誤姿勢で電子機器50を載置したときに、充電用端子3と電源端子53とが知らずに軽い接触圧で接触することはなくなり、電子機器50側からの放電を防止することができる。同様に、他の異物が充電用端子3に当接しようとしても、下方への移動が規制されたスライダ5によって、カバーされているので、これらの異物が接触してショーとしたり、充電用端子3が破損することがない。
【0042】
図12は、図10に示す状態から電子機器50を正しい姿勢で装着させた状態を示し、この装着によって電子機器50の凹み部56のコーナ部がロック部材4の係止突起24に当接する。この当接によりロック部材4全体が撓み、この撓みによって係合受け部33は、係合突起25との係合位置から待避する。従って、スライダ5が下方へスライド自在となり、ばね7の弾力に抗してスライダ5を押し込むことができる。
【0043】
電子機器50を更に押し込むと、図13で示すように、ガイド突起31とガイド孔55との係合によって電子機器50が案内されて、充電用端子3と電源端子53とが接触する。これと共に、ロック部材4の係止突起24が電子機器50の係止孔54に係止して、電子機器50が固定され、この状態で充電が行われる。電子機器50は、係止突起24によって抜け止め固定されるので、充電用端子3と電源端子53は、充分高い接触圧で接触し、電子機器50に対する充電が行われる。
【0044】
図13に示す装着状態から、電子機器50は、図中矢印の方向に示すように、電子機器50を回転させても良く、上方に引っ張り上げても取り外すことができる。すなわち、いずれの方向に電子機器50を移動させても、係止突起24と係止孔54との係止が解除され、電子機器50を抜き出すことができる。
【0045】
電子機器50を抜き出すと、スライダ5は、ばね7の弾性によって上方にスライドして、ガイドストッパ30がガイドスリット12の内面に当接した位置に復帰する。ロック部材4は、当接していた電子機器50が抜き出させるので、自らの弾性によって復帰し、係合受け部33は、係合突起25と対抗する位置に復帰する。
【0046】
以上のように、この実施形態では、電子機器50が誤って姿勢で載置されたときに、充電用端子3と電源端子53とが軽い接触圧で接触することを防止できるため、軽い接触に起因した電子機器の放電を防止することができる。又、不使用時には、充電用端子3に異物や電子機器が当接することを防止できるため、充電用端子3の損傷を防止することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、スライダの係合突起がロック部材の係合受け部に係合することによって、スライダが充電用端子よりも電子機器の載置側に位置に保持され、電子機器や異物の充電用端子への接近が阻止され、これらの当接による充電用端子の損傷を防止できる。
【0048】
又、電子機器のセットが正しく行われない場合、ロック部材の係止突起に電子機器が確実に当接することがなく、電子機器を装着しようとしたときに係合突起と係合受け部が係合する。このため、スライダがスライドすることがなく、電子機器の電源端子と充電用端子とが軽く接触することがなく、電子機器からの放電を防止できる。
【0049】
又、充電時の電子機器の抜け止めを行う係止突起によって、電子機器の装着姿勢を判別するので、装着姿勢を判別する別の判別機構を設けず、部品点数を増加させずに上記充電用端子の損傷や電子機器の放電を防止できる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の充電用置き台1の中央縦断面図である。
【図2】図1のスライダ5が押し下げられた状態を示す断面図である。
【図3】充電用置き台1の支持面11に沿った断面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】充電用端子3に沿って切断した縦断面図である。
【図7】電子機器50の正面図である。
【図8】電子機器50の側面図である。
【図9】電子機器50の底面図である。
【図10】電子機器50装着前の断面図である。
【図11】不正な姿勢で電子機器50を装着しようとした状態を示す縦断面図である。
【図12】適正な姿勢で電子機器50を装着している段階を示す縦断面図である。
【図13】充電状態を示す縦断面図である。
【図14】従来の充電用置き台100を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 充電用置き台
2 基台
3 充電用端子
4 ロック部材
5 スライダ
7 ばね
8 ガイド部材
12 ガイドスリット
24 係止突起
25 係合突起
30 ガイドストッパ
33 係合受け部
50 電子機器
53 電源端子

Claims (3)

  1. 充電対象となる電子機器(50)が載置される基台(2)と、
    この基台(2)に突出状に設けられ、電子機器(50)の電源端子(53)が接触する充電用端子(3)と、
    電子機器(50)と係脱自在に係止する係止突起(24)が形成されると共に、電子機器(50)に係止する方向への弾性が付与されたロック部材(4)と、
    前記充電用端子(3)と近接し、且つ充電用端子(3)よりも電子機器(50)の載置側に位置するように基台(2)に設けられており、電子機器(50)の載置方向に沿ってスライド可能となっているスライダ(5)と、
    スライダ(5)に形成され、前記電子機器(50)の載置方向からロック部材(4)の係合受け部(33)に係合する係合突起(25)と、
    このスライダ(5)を電子機器(50)の載置方向と逆方向に付勢するばね(7)とを備え、
    ロック部材(4)の係合受け部(33)は、係止突起(24)の電子機器(50)との当接によって係合突起(25)との係合位置から待避することを特徴とする充電用置き台。
  2. スライダ(5)は、スライダ(5)に設けられたガイドストッパ(30)が基台(2)のガイドスリット(12)に係合して電子機器(50)の載置方向に沿ってスライド可能となっており、ガイドストッパ(30)がガイドスリット(12)の内面に当接して、ばね(7)の付勢によるスライダ(5)のスライドが規制されていることを特徴とする請求項1記載の充電用置き台。
  3. スライダ(5)と電子機器(50)の対向部位に設けられ、相互に係合して充電用端子(3)と電源端子(53)とが接触するように電子機器(50)をスライダ(5)上で案内するガイド部材(8)を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の充電用置き台。
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