JP3731707B2 - オートテンショナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルト駆動機構におけるベルトの張力を適度に維持するために使用されるオートテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ベルト自動張力調整装置として知られるオートテンショナのうちには図5及び図6で示すような構成とされてオフセットタイプといわれるものがあり、このオートテンショナは、ベルト駆動機構の取付対象(図示省略)に固定されたシャフト1の一端部でもって揺動可能に支持されたアーム2と、このアーム2のボス部3をシャフト1から抜け出し不可に支持する押さえ板4と、アーム2のボス部3と押さえ板4との間に摺動可能として介装された摺動摩擦板5と、アーム2でもって回動自在に支持されたテンションプーリ6とを具備している。
【0003】
そして、この際におけるシャフト1には、その軸心方向に沿って捩り圧縮された捩りコイルバネ7が配設されており、この捩りコイルバネ7は、捩り復元力によってアーム2を一揺動方向(図5では反時計方向)へと向かって付勢しながらベルト8に対して張力を付与するとともに、伸張復元力によってアーム2のボス部3を摺動摩擦板5へと押し付けてアーム2に揺動抵抗を付与することになっている。なお、ここでの摺動摩擦板5は円板形状を有しており、クラッチフェーシング材やブレーキライニング材、あるいは、ブレーキパッド材などを用いて作製されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のオートテンショナが具備している摺動摩擦板5は、アーム2のボス部3と押さえ板4との間に介装されたうえ、捩りコイルバネ7の伸張復元力によってボス部3の端面と押さえ板4の内面とに圧接させられている。そのため、ベルト8の張力変動に伴ってアーム2が揺動する度ごと、この摺動摩擦板5はアーム2のボス部3と押さえ板4とに圧接された状態下で揺動することになり、アーム2の揺動が頻繁に繰り返された際には、ボス部3の端面と押さえ板4の内面との間で摺動する摺動摩擦板5の発熱を招いてしまう。そして、このような発熱に伴って摺動摩擦板5が温度上昇を起こすと、この摺動摩擦板5の耐摩耗性が低下することになり、その摩擦係数が不安定化するというような不都合が生じる。
【0005】
また、オフセットタイプのオートテンショナでは、テンションプーリ6に加担するベルト8の伝達荷重がアーム2を傾斜させるモーメントとしても作用することが避けられないため、摺動摩擦板5の周縁部分領域に対して作用する荷重負荷の方がその中央部分領域に対する荷重負荷よりも大きくなる。そして、このような荷重負荷状態であると、摺動摩擦板5の周縁部分領域が中央部分領域よりも早く摩耗することになりやすく、偏摩耗が発生する結果として摺動摩擦板5の短寿命化を招いてしまうことになっていた。
【0006】
本発明はこのような不都合に鑑みて創案されたものであり、摺動摩擦板の温度上昇を抑制することが可能であるばかりか、摺動摩擦板の偏摩耗をも防止することが可能な構成とされたオートテンショナの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るオートテンショナは、固定されたシャフトでもって揺動可能に支持されたアームと、このアームのボス部をシャフトから抜け出し不可に支持する押さえ板と、この押さえ板とアームのボス部との間に介装された摺動摩擦板と、アームでもって回動自在に支持されたテンションプーリとを具備してなるとともに、摺動摩擦板は押さえ板と係合されており、アームのボス部との間でのみ摺動可能な状態とされているオートテンショナであって、前記摺動摩擦板は、小荷重負荷領域に配置された高摩擦係数部材と、大荷重負荷領域に配置された低摩擦係数部材とからなり、低摩擦係数部材は高摩擦係数部材よりも摩擦係数が低くて硬いものであることを特徴とする。
本発明の請求項2に係るオートテンショナは、請求項1に記載したものであって、押さえ板には摺動摩擦板側へと向かって突出した突起部が設けられており、摺動摩擦板には押さえ板の突起部と係合する切除部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項3に係るオートテンショナは、請求項1に記載したものであって、摺動摩擦板には押さえ板側へと向かって突出した突起部が設けられており、押さえ板には摺動摩擦板の突起部と係合する切除部が設けられていることを特徴とする。
【0009】
上記請求項1の構成によれば、アームのボス部は熱容量が大きなものであり、このアームに従って揺動する摺動摩擦板はアームのボス部との間でのみ摺動するので、摺動に伴う発熱はすぐさまアームのボス部へ流れ込むことになり、摺動摩擦板の蓄熱により温度上昇は抑制されることになる。また、荷重負荷の小さな領域、つまり、小荷重負荷領域に配置された高摩擦係数部材と、大荷重負荷領域、つまり荷重負荷の大きな領域に配置された低摩擦係数部材とでもって摺動摩擦板を構成しており、低摩擦係数部材を高摩擦係数部材よりも摩擦係数が低くて硬いものとしているので、摺動摩擦板における大荷重負荷領域の方が小荷重負荷領域よりも早く摩耗することを防止し得ることとなる。なお、摺動摩擦板の全体を低摩擦係数部材で構成することも考えられるが、このような構成とした際には、捩りコイルバネの伸張復元力によってアームに揺動抵抗を付与する都合上、オートテンショナにおける各部の強度を高めておく必要がある結果、大幅なコスト上昇を招くことになってしまう。そして、請求項2もしくは請求項3の構成を採用した際には、押さえ板でもって摺動摩擦板を確実に係合して支持することが可能となるため、摺動摩擦板をアームのボス部との間でのみ摺動させることが容易になるという利点が確保される。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本実施の形態に係るオートテンショナの全体構成を示す正面図、図2は図1中のX−X線に沿って切断した全体構成を示す断面図、図3はオートテンショナが具備している押さえ板及び摺動摩擦板それぞれの全体形状を示す斜視図であり、図4は摺動摩擦板の変形例を示す斜視図である。なお、本実施の形態に係るオートテンショナの全体構成は従来の形態と基本的に異ならないので、図1及び図2において図5及び図6と同一の部品、部分には同一符号を付している。また、以下の説明においては、図1中の紙面手前側領域及び図2中の右側領域を前側と称し、図1中の紙面裏側領域及び図2中の左側領域を後側と称することにしている。
【0012】
本実施の形態に係るオートテンショナは、図1及び図2で示すように、固定されたシャフト1でもって揺動可能に支持されたアーム2と、このアーム2のボス部3をシャフト1から抜け出し不可に支持する押さえ板11と、この押さえ板11とアーム2のボス部3との間に介装された摺動摩擦板12と、アーム2でもって回動自在に支持されたテンションプーリ6と、シャフト1に配設された捩りコイルバネ7とを具備している。そして、このオートテンショナは、従来の形態と同様のオフセットタイプ、つまり、シャフト1の軸心方向におけるアーム2の揺動中心位置O1 よりもアーム2に対するテンションプーリ6の回動中心位置O2 の方が前側に配置されたオフセットタイプであることになっている。なお、オフセットタイプに限られることはなく、アーム2の揺動中心位置O1 とテンションプーリ6の回動中心位置O2 とが位置ずれしていないタイプのオートテンショナに対しても本発明を適用し得ることは勿論である。
【0013】
シャフト1はベルト駆動機構の取付対象(図示省略)に対して後端側が固定されたものであり、アーム支持部14と、カバー部15と、一対のボルト取付片16とを具備している。そして、アーム支持部14は、その前端側半部が截頭円錐形状とされ、かつ、その後端側半部が円筒形状とされたものであり、カバー部15は、アーム支持部14の後端部から径方向外向きに沿って延出されたうえ、アーム支持部14の外周囲を離間した状態で囲んで形成されたものとなっている。また、この際におけるボルト取付片16のそれぞれはカバー部15の外周縁から張り出し形成されており、これらが一体化されてなるシャフト1はアルミニウム合金などのダイカスト成形によって作製された鋳造品であることになっている。アーム2はシャフト1の前端側、つまり、アーム支持部14の前端側半部でもって揺動可能に支持されたものであり、このアーム2の後端側に設けられたボス部3は截頭円錐筒形状の滑り軸受17を介したうえでアーム支持部14の前端側半部に対して外嵌されている。一方、この際におけるアーム2の前端側には、ボス部3とは反対向きに突出したプーリ支持部18が設けられており、このプーリ支持部18によってはテンションプーリ6が回動自在な状態として支持されている。そして、ボス部3及びプーリ支持部18が一体化されてなるアーム2も、シャフト1同様、アルミニウム合金などのダイカスト成形によって作製された鋳造品となっている。なお、ここでの滑り軸受17としては、ポリアミド46(商品名)などの合成樹脂からなるブッシュを使用するのが一般的である。
【0014】
テンションプーリ6は、転がり軸受20を介したうえでアーム2のプーリ支持部18に対して回動自在に軸支されたものであり、プレス材を用いて作製されたテンションプーリ6はボルト21を用いたうえで抜け出し不可としてアーム2のプーリ支持部18に螺着されている。なお、図中の符号22は軸受保護カバーであり、この軸受保護カバー22は転がり軸受20に対する水分や異物の侵入を防止すべく設けられたものである。
【0015】
捩りコイルバネ7は、シャフト1が具備するアーム支持部14の外周面及びカバー部15の内周面と、アーム2に設けられたボス部3の後端面とで囲まれた環状空間内に配設されたものであり、軸心方向に沿って捩り圧縮された捩りコイルバネ7は、捩り復元力によってアーム2を一揺動方向(図1では反時計方向)へと付勢しながらベルト8に対して張力を付与するとともに、伸張復元力によってアーム2のボス部3を摺動摩擦板12へと押し付けてアーム2に揺動抵抗を付与する機能を発揮している。なお、図示省略しているが、この捩りコイルバネ7の両端側には径方向の外向きに沿って屈曲された屈曲部が一体的として形成されており、これらの屈曲部はシャフト1の底部及びアーム2のボス部3の各々に設けられた切欠き部によって係止されている。
【0016】
押さえ板11はアーム2のボス部3をシャフト1から抜け出し不可に支持するものであり、圧延鋼板などのプレス加工によって作製された押さえ板11は、アーム2のボス部3が揺動可能として外嵌されたアーム支持部14の前端側半部に対して螺着されたボルト24でもってシャフト1の前側端面へと押し付けられた状態で固定されている。そして、この押さえ板11の内面上における下側位置には、図2及び図3で示すように、摺動摩擦板12側へと向かって突出した突起部25が押さえ板11からの削り出し加工で形成されており、突起部25は摺動摩擦板12の厚みよりも高さが低い平面視半月形状を有している。なお、突起部25の平面視形状や形成位置が限定されることはなく、また、この突起部25が削り出し加工されたものではなくてピン付けなどの方法を採用して固着されたものであってもよいことは勿論である。
【0017】
摺動摩擦板12はアーム2のボス部3と押さえ板11との間に介装されたものであり、この摺動摩擦板12は、クラッチフェーシング材やブレーキライニング材、あるいは、ブレーキパッド材などを用いることによって作製されている。そして、図2及び図3で示すように、この摺動摩擦板12には、押さえ板11の突起部25と係合する切除部27が摺動摩擦板12の一部分を切り離し除去したうえで設けられており、押さえ板11の突起部25と切除部27との係合に伴う摺動不可な状態として支持された摺動摩擦板12は、捩りコイルバネ7の伸張復元力によってアーム2のボス部3及び押さえ板11のそれぞれに対して圧接されている。すなわち、この際における摺動摩擦板12は、押さえ板11との間での摺動が不可でありながらアーム2のボス部3との間でのみ摺動可能な状態となったうえでボス部3及び押さえ板11間に介装されており、アーム2に対して揺動抵抗を付与することになっている。
【0018】
従って、ベルト8の張力変動に伴うアーム2の揺動が頻繁に繰り返されても、摺動摩擦板12の発熱は摺動するアーム2のボス部3側のみでしか起こらないことになる。そして、この際におけるアーム2のボス部3は、摺動摩擦板12よりも体積が大きくて熱容量が大きいため、摺動に伴って生じた発熱はすぐさまアーム2のボス部3へと流れ込むことになり、蓄熱による温度上昇が摺動摩擦板12では生じないことになる。なお、本実施の形態では、ボス部3を含むアーム2がアルミニウム合金製であり、その熱容量が摺動摩擦板12よりも大幅に大きくなっているので、摺動摩擦板12における温度上昇はより一層発生しにくいことになっている。
【0019】
ところで、本実施の形態においては、摺動摩擦板12側へと向かって突出した突起部25を押さえ板11に設け、かつ、押さえ板11の突起部25と係合する切除部27を摺動摩擦板12に設けているが、このような構成に限定されることはないのであり、図示省略しているが、押さえ板11側へと向かって突出した突起部を摺動摩擦板12に設けておく一方、この摺動摩擦板12に設けられた突起部と係合する切除部を押さえ板11に設けておくことも可能である。そして、このような構成を採用した場合にも、上記したと同様の作用が得られることは勿論である。
【0020】
さらにまた、本実施の形態における摺動摩擦板12は、クラッチフェーシング材やブレーキライニング材、あるいは、ブレーキパッド材などのような高摩擦係数材料を用いたうえで一体的に作製されているが、図4の変形例で示し、かつ、以下に説明するような構成とされた摺動摩擦板29を摺動摩擦板12に代えて使用することも可能である。すなわち、この摺動摩擦板29は、通常は中央部分にあって荷重負荷の小さな領域、つまり、小荷重負荷領域に配置された環状の高摩擦係数部材30と、通常は周縁部分にある大荷重負荷領域、つまり、荷重負荷の大きな領域に配置された環状の低摩擦係数部材31とを同心状に組み合わせて一体化したものであり、ここでの低摩擦係数部材31は高摩擦係数部材30よりも摩擦係数が低くて硬い材料を用いて作製されている。
【0021】
具体的にいうと、この際における高摩擦係数部材30は摩擦係数が0.3〜0.6好ましくは0.5程度とされ、かつ、ロックウェル硬度が10〜80好ましくは50程度とされたものである一方、低摩擦係数部材31は摩擦係数が0.1〜0.25好ましくは0.2程度とされ、ロックウェル硬度が100〜130好ましくは115程度とされたものであり、高摩擦係数部材30は、クラッチフェーシング材やブレーキライニング材、あるいは、ブレーキパッド材などを用いることによって作製されている。また、低摩擦係数部材31は、例えば、PA(ポリアミド)やPEEK(ポリエーテルエーテルケトン),PES(ポリエーテルサルフォン)などの熱可塑性合成樹脂やガラス繊維を添加した熱硬化性合成樹脂(フェノール系)などのようなエンジニアリングプラスチックを用いて作製されたものとなっている。
【0022】
そして、このような構成とされた摺動摩擦板29を使用した場合には、オートテンショナがオフセットタイプであるため、テンションプーリ6に加担するベルト8の伝達荷重がアーム2を傾斜させるモーメントとして作用し、摺動摩擦板29の周縁部分領域に対して作用する荷重負荷の方がその中央部分領域に対する荷重負荷よりも大きくなっていても、摺動摩擦板29の周縁部分領域が中央部分領域よりも早く摩耗することは起こらない。なお、ここでは、ともに環状とされた高摩擦係数部材30と低摩擦係数部材31とを組み合わせることによって摺動摩擦板29を構成するとしているが、環状とされたもの同士を組み合わせる必然性があるわけではなく、図示省略しているが、ある特定形状の一部分のみを低摩擦係数部材でもって作製し、高摩擦係数部材の一部分に対して嵌め込んだ構成を採用してもよいことは勿論である。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係るオートテンショナを構成する摺動摩擦板は押さえ板と係合されており、アームのボス部との間でのみ摺動可能な状態とされているので、摺動に伴って生じた発熱はすぐさまアームのボス部へと流れ込むことになり、摺動摩擦板に蓄熱して温度上昇を引き起こすことはなくなる。そのため、このような発熱に伴う摺動摩擦板の温度上昇によって耐磨耗性が低下し、その摩擦係数が不安定になるというような不都合が生じることを有効に防止できるという効果が得られる。また、小荷重負荷領域に配置された高摩擦係数部材と、大荷重負荷領域に配置された低摩擦係数部材とでもって摺動摩擦板を構成しており、低摩擦係数部材を高摩擦係数部材よりも摩擦係数が低くて硬いものとしているので、摺動摩擦板における大荷重負荷領域の方が小荷重負荷領域よりも早く摩耗することを防止し得ることとなり、摺動摩擦板の偏摩耗を防止することができるという効果が得られる。
【0024】
そして、本発明の請求項2もしくは請求項3の構成を採用した際には、押さえ板でもって摺動摩擦板を確実に係合して支持することが可能であるため、摺動摩擦板をアームのボス部との間でのみ摺動させることが容易になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るオートテンショナの全体構成を示す正面図である。
【図2】図1中のX−X線に沿って切断した全体構成を示す断面図である。
【図3】オートテンショナが具備している押さえ板及び摺動摩擦板の全体形状を示す斜視図である。
【図4】摺動摩擦板の変形例を示す斜視図である。
【図5】従来の形態に係るオートテンショナの全体構成を示す正面図である。
【図6】図5中のY−Y線に沿って切断した構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シャフト
2 アーム
3 ボス部
6 テンションプーリ
11 押さえ板
12 摺動摩擦板
Claims (3)
- 固定されたシャフトでもって揺動可能に支持されたアームと、このアームのボス部をシャフトから抜け出し不可に支持する押さえ板と、この押さえ板とアームのボス部との間に介装された摺動摩擦板と、アームでもって回動自在に支持されたテンションプーリとを具備してなるとともに、摺動摩擦板は押さえ板と係合されており、アームのボス部との間でのみ摺動可能な状態とされているオートテンショナであって、
前記摺動摩擦板は、小荷重負荷領域に配置された高摩擦係数部材と、大荷重負荷領域に配置された低摩擦係数部材とからなり、低摩擦係数部材は高摩擦係数部材よりも摩擦係数が低くて硬いものであることを特徴とするオートテンショナ。 - 請求項1に記載のオートテンショナであって、押さえ板には摺動摩擦板側へと向かって突出した突起部が設けられており、摺動摩擦板には押さえ板の突起部と係合する切除部が設けられていることを特徴とするオートテンショナ。
- 請求項1に記載のオートテンショナであって、摺動摩擦板には押さえ板側へと向かって突出した突起部が設けられており、押さえ板には摺動摩擦板の突起部と係合する切除部が設けられていることを特徴とするオートテンショナ。
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