JP3730674B2

JP3730674B2 - How to insert an endoscope

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Publication number: JP3730674B2
Application number: JP31337194A
Authority: JP
Inventors: 優此村
Original assignee: Olympus Corp
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1994-12-16
Filing date: 1994-12-16
Publication date: 2006-01-05
Anticipated expiration: 2021-01-05
Also published as: JPH08171058A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、内視鏡の使用時における挿入を補助するもので、細長の本体内部に内視鏡の挿入部を挿通して内視鏡先端部を観察部位まで導くための内視鏡用挿入補助装置を用いた内視鏡の挿入方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、内視鏡は医療分野や工業分野等で広く用いられている。特に挿入部が細径で可撓性を有する内視鏡を使用するときなどには、内視鏡の先端部を観察目的部位まで支障なくかつ容易に到達させるために、挿入補助装置が用いられる場合がある。
【０００３】
この種の内視鏡用挿入補助装置としては、細長の本体の内部に内視鏡の挿入部を挿通可能な通路を有し、本体自身を被検体内へ挿入する構成のものが一般的である。内部に内視鏡の挿入部を挿通した状態で本体ごと被検体内に挿入することによって、内視鏡の挿入を補助し、内視鏡先端部を容易に観察目的部位へ導くことが可能になっている。
【０００４】
従来の内視鏡用挿入補助装置の一例として、例えば米国特許 4,659,195号に示されるように、挿入補助装置自身を湾曲させることが可能な構成のものがあり、管状の本体内に湾曲操作用のワイヤを挿通したコイルシースが４本配設されている。また、この構成では、挿入補助装置内に内視鏡を挿通する際に、コイルシースの配列が装置内で乱れると内視鏡と干渉してしまい内視鏡の挿通が困難になるおそれがあるので、コイルシースの位置を規制するための螺旋管等の規制部材を設け、内外２つの螺旋管の間にコイルシースを配置することにより、内蔵物としてのコイルシースの配列の乱れを防止し、装置内にスムーズに内視鏡を挿通できるようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の内視鏡用挿入補助装置では、細長の本体内に湾曲機構部材としての４本のコイルシースを挿通し、さらにその内側に規制部材としての螺旋管を挿通して、螺旋管の内部に内視鏡を挿通させるような構造であるため、装置構成が複雑になり、組立に手間やコストがかかってしまう問題点がある。
【０００６】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、内蔵物の装置内での乱れを防止するための規制部材を特に設けることなく、内視鏡をスムーズに挿通可能であり、安価かつ容易に組立が可能な内視鏡用挿入補助装置を用いた内視鏡の挿入方法を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明による内視鏡の挿入方法は、複数の内蔵物の挿通路内の配列が乱れないように、挿通路の内径Ｄ g ，内視鏡挿入部の外径Ｄ s ，内蔵物の直径Ｄが、
２Ｄ≧Ｄ g −Ｄ s ＞Ｄ
なる関係の内視鏡用挿入補助装置に、内視鏡挿入部を挿通し、内視鏡挿入部の先端部を、内視鏡挿入補助装置の先端部より突出させた状態で、被検体内へ挿入するものである。
【０００８】
【作用】
前記挿入部の挿通路の内径，内視鏡挿入部の外径，内蔵物の外接直径の寸法関係により、挿通路内において内視鏡挿入部と内蔵物との配置関係が保たれ、内蔵物の配列の乱れがない。
【０００９】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図１ないし図１１は本発明の第１実施例に係り、図１は内視鏡装置の全体構成を示す説明図、図２は内視鏡用挿入補助装置の先端部の詳細構成を示す長手軸方向断面図、図３は図２のIII−III断面図、図４は図２のIV−IV断面図、図５は図２のＶ−Ｖ断面図、図６は内視鏡用挿入補助装置の挿入部基端部における操作部との接続部分の詳細構成を示す長手軸方向断面図、図７は図６のVII−VII断面図、図８は内視鏡用挿入補助装置の操作部の詳細構成を示す断面図、図９は先端部の組立方法を説明するための組立途中の状態を示した長手軸方向断面図、図１０は挿入部先端部における湾曲ワイヤ用コイルシースと内視鏡挿入部との配置関係を示す作用説明図、図１１は挿入部先端部後方から手元側における湾曲ワイヤ用コイルシースと内視鏡挿入部との配置関係を示す作用説明図である。
【００１０】
本実施例の内視鏡用挿入補助装置を使用する内視鏡装置の全体構成を図１に示す。
【００１１】
内視鏡用挿入補助装置１は、内部に内視鏡２を挿通して内視鏡の先端部３を挿入補助装置の先端部４より突出させた状態で使用し、被検体内へ挿入するようになっている。
【００１２】
内視鏡２は、挿入部手元側の内視鏡操作部５よりライトガイドや信号線等を内蔵したユニバーサルケーブル６が延出しており、ケーブル端部に設けられた光源コネクタ７を介して照明光を供給する光源装置８に接続されている。この光源コネクタ７からは信号ケーブル９が延出し、ケーブル端部に設けられた信号コネクタ１０を介して映像信号処理を行うカメラコントロールユニット１１に接続されている。カメラコントロールユニット１１にはモニタ１２が接続され、内視鏡２によって撮像された被写体の画像がモニタ１２に表示されるようになっている。
【００１３】
前記内視鏡２は、一般的な挿入部が軟性の内視鏡と同様に湾曲機構を有しており、内視鏡操作部５に設けられた湾曲レバー１３を操作することにより内視鏡先端部３を湾曲動作させることができるようになっている。
【００１４】
また、内視鏡用挿入補助装置１においても、細長の挿入部１４に連設された操作部１５には上下方向湾曲用の湾曲操作ノブ１６と左右方向湾曲用の湾曲操作ノブ１７とが設けられており、各湾曲操作ノブを操作することにより挿入部先端側に設けた湾曲部１８を湾曲動作させ、先端部４を所望の方向へ向けることができるようになっている。
【００１５】
内視鏡用挿入補助装置１は、操作部１５手元側端部に内視鏡固定部１９を有しており、この内視鏡固定部１９において挿通した内視鏡２の挿入部基端部を固定するようになっている。
【００１６】
図２を参照して内視鏡用挿入補助装置１の先端部４近傍の詳細構成を説明する。
【００１７】
挿入部１４は、硬性の帯状部材を螺旋状に巻いて管状に形成した蛇管２１によって本体が構成されており、可撓性を有すると共にある程度の曲げ剛性を持った構造となっている。
【００１８】
蛇管２１の先端部には接続リングＡ２２が連結固定され、この接続リングＡ２２を介して、湾曲部１８を構成する複数の湾曲管が連結されている。接続リングＡ２２には湾曲管Ａ２３が嵌合して固定されており、この湾曲管Ａ２３の先端側に、湾曲管Ｂ２４，湾曲管Ｃ２５がそれぞれリベット２６，２７によって回動自在に固定されている。リベット２６の軸とリベット２７の軸とは互いに直交する方向となるように配置され、それぞれのリベットを軸として湾曲管が回動することによって上下左右方向に湾曲部１８が湾曲動作できるようになっている。以下同様にして、例えば合計１０組の湾曲管が連結されており、一般的な内視鏡の湾曲部と同様の構造の湾曲部１８が形成されている。
【００１９】
最先端の湾曲管Ｄ２８には、接続リングＢ２９が嵌合して固定されており、この接続リングＢ２９の先端側に略円筒形状で先端に向かってテーパ状に細径となった先端チップ３０が嵌合固定されている。
【００２０】
先端チップ３０にはフランジ部３１が形成されており、フランジ部３１の後端側外周に止めリング３２が回転可能に設けられている。フランジ部３１は、止めリング３２が抜け落ちないように外径が止めリング３２の最小内径よりも大きく形成されている。また、接続リングＢ２９の先端側外周にはスライドリング３３が設けられ、スライドリング３３に止めリング３２が螺合して両者が固定されるようになっている。止めリング３２は、最小内径が接続リングＢ２９の外径よりも小さくかつ先端チップ３０の後端部の外径よりも大きく形成され、止めリング３２が後端側にも移動できないようになっている。
【００２１】
スライドリング３３の外側には、挿入部１４の外周を被覆するブレード３４の先端が配置されており、このブレード３４先端外周には固定リングＢ３５が設けられ、ブレード３４の先端が固定リングＢ３５により挟み込まれてスライドリング３３に固定されている。ブレード３４は、湾曲部１８から挿入部１４の基端部まで外周部を覆い、後端が操作部１５との接続部まで延設されている。
【００２２】
また、接続リングＡ２２の後端側外周には固定リングＡ３６が設けられ、接続リングＡ２２の部分でブレード３４が固定リングＡ３６により挟み込まれて固定されている。
【００２３】
挿入部１４内には、湾曲操作を行うための湾曲ワイヤ３７が４本挿通されており、ワイヤ先端が湾曲部先端側の接続リングＢ２９にそれぞれ固定されている。湾曲ワイヤ３７は、湾曲部１８内においてそれぞれの湾曲管に固設されているガイドリング３８内を挿通されており、湾曲部１８内で配置が乱れないように位置規制されている。
【００２４】
湾曲ワイヤ３７の後端側は、挿入部１４内においてコイルシース３９内部を挿通し、操作部１５まで延出している。コイルシース３９は挿入部１４内を延設され、先端がそれぞれ接続リングＡ２２に固定されている。さらに、コイルシース３９の外側にはコイルパイプからなる補助コイルシース４０が被覆されている。
【００２５】
図３に先端チップ３０と接続リングＢ２９との連結部分の断面構成を示す。
【００２６】
先端チップ３０の後端部外周に接続リングＢ２９の先端部が嵌合し、先端チップ３０に対して接続リングＢ２９がネジ４１によって固定されている。そして、接続リングＢ２９の外周にスライドリング３３，ブレード３４，固定リングＢ３５が装着されている。ネジ４１の頭部の外側は接続リングＢ２９外周のスライドリング３３によって抑えられているため、ネジ４１が緩んだ場合においても外れることはない。
【００２７】
図４に接続リングＢ２９と湾曲管Ｄ２８との連結部分の断面構成を示す。
【００２８】
接続リングＢ２９の後端部外周に湾曲管Ｄ２８の先端部が嵌合し、接続リングＢ２９に対して湾曲管Ｄ２８がネジ４２によって固定されている。接続リングＢ２９には４本の湾曲ワイヤ３７が挿通し、ワイヤ先端が固定されている。湾曲管Ｄ２８の外周はブレード３４によって被覆されている。ネジ４２の頭部の外側にはブレード３４が設けられているため、ネジ４２が緩んだ場合においても外れて落ちることはない。
【００２９】
図５に湾曲管Ａ２３と接続リングＡ２２との連結部分の断面構成を示す。
【００３０】
接続リングＡ２２の先端部外周に湾曲管Ａ２３の後端部が嵌合し、接続リングＡ２２に対して湾曲管Ａ２３がネジ４３によって固定されている。接続リングＡ２２には湾曲ワイヤ３７を内挿した４本のコイルシース３９が挿通し、シース先端が固定されている。湾曲管Ａ２３の外周はブレード３４によって被覆されている。ネジ４３の頭部の外側にはブレード３４が位置しているため、ネジ４３が緩んだ場合においても外れて落ちることはない。
【００３１】
次に、図６を参照して挿入部１４と操作部１５との接続部分の詳細構成を説明する。
【００３２】
挿入部１４の蛇管２１の後端部は蛇管口金４５に固定され、この蛇管口金４５を介して操作部接続フレーム４６に連結されている。蛇管口金４５の外周部にはテーパ固定管４７がネジ４８によって固定されている。ブレード３４の後端は、テーパ固定管４７まで延設されており、テーパ固定管４７の外側に螺合したテーパ固定リング４９によって挟み込まれてテーパ固定管４７に固定されている。前記蛇管口金４５は、操作部接続フレーム４６に螺合した固定リング５０によって後端のフランジ部が保持されて操作部接続フレーム４６に固定されている。
【００３３】
操作部接続フレーム４６の後端部は、ネジ５１により操作部フレーム５２に固定されている。操作部接続フレーム４６の外側には外装リング５３が設けられ、ネジ５４によって操作部接続フレーム４６に固定されている。また、操作部接続フレーム４６の先端部外周には、折れ止め固定金具５５が螺合して取り付けられており、この折れ止め固定金具５５によって折れ止め５６が操作部接続フレーム４６に固定されている。折れ止め固定金具５５に固着された折れ止め５６は、先端に向かってテーパ状に形成されており、蛇管２１及びブレード３４の後端部，テーパ固定管４７，テーパ固定リング４９を被覆している。
【００３４】
操作部接続フレーム４６の内側には、位置決め金具５７が固定されている。位置決め金具５７は、図７に示すように、外周側に偏心して位置した円形状の内視鏡挿通孔５８と、この内視鏡挿通孔５８の側部に沿って位置した円弧状のシース挿通孔５９との２つの挿通孔を有している。位置決め金具５７は、ネジ６０によって操作部接続フレーム４６に固定されている。
【００３５】
位置決め金具５７のシース挿通孔５９には、４本の補助コイルシース４０が並んで挿通されている。補助コイルシース４０は、位置決め金具５７の後方近傍で終端し、内部のコイルシース３９のみが操作部１５内を挿通している。また、位置決め金具５７の内視鏡挿通孔５８には、内視鏡ガイドコイル６１が挿通されている。
【００３６】
次に、図８を参照して操作部１５の詳細構成を説明する。図８において、（ａ）は操作部の長手軸方向断面図、（ｂ）は（ａ）に対して操作部を９０度回転させた方向から見た内視鏡固定部近傍の一部切り欠き断面図である。
【００３７】
操作部における湾曲機構の構造は、詳細は図示しないが一般の内視鏡と同様に、湾曲操作ノブ１６，１７の回転軸に湾曲ワイヤ３７の端部が巻回されて固定された構成となっており、湾曲操作ノブ１６，１７の操作により挿入部１４内に挿通された湾曲ワイヤ３７を牽引、弛緩して湾曲部１８を湾曲させることができるようになっている。
【００３８】
操作部フレーム５２の内側には内部フレーム６２が固定されており、操作部内の図示しない湾曲機構がこの内部フレーム６２に固定されて配設されている。また、操作部フレーム５２内には内部フレーム６２の側部を前記内視鏡ガイドコイル６１が挿通されている。
【００３９】
操作部フレーム５２の後端部には、取付座６３を介して内視鏡ガイド受け６４がネジ止め固定されており、内視鏡ガイド受け６４の先端側には内視鏡ガイドコイル６１が接続固定されている。内視鏡ガイド受け６４の後端側には、先端部内側にフランジ部を形成した抜け止めリング６５が嵌合してネジ止め固定されており、この抜け止めリング６５の内側には内視鏡固定筒６６が回転自在に挿入されている。内視鏡固定筒６６の先端部には回転抜け止め６７がネジ止め固定されて内視鏡ガイド受け６４内に収納されている。回転抜け止め６７の外径は、抜け止めリング６５の内側フランジ部の内径よりも大きくなっているため、内視鏡固定筒６６は内視鏡ガイド受け６４及び抜け止めリング６５内で回転可能であるが後端側へ抜け落ちることはない。
【００４０】
抜け止めリング６５と内視鏡固定筒６６との間には、スペーサ６８で位置決めされた前後一対のフリクションリング６９が挟み込まれて配設されており、抜け止めリング６５に対して内視鏡固定筒６６の回転に所定の摩擦力を与えるようになっている。
【００４１】
内視鏡固定筒６６の外周部には、内視鏡固定ネジ７０が螺合して設けられており、図８の（ｂ）において二点鎖線で示す内視鏡２を内視鏡固定ネジ７０で挟み付けて固定できるようになっている。内視鏡ガイド受け６４，回転抜け止め６７，内視鏡固定筒６６には、内視鏡挿入部７１を挿通可能な挿通孔が形成されており、内視鏡ガイドコイル６１へ連通している。
【００４２】
ここで、図９を参照して先端部４の組立方法について説明する。
【００４３】
組み立て際には、まず接続リングＡ２２にコイルシース３９の先端を固定する。次いで、接続リングＡ２２の先端側に複数の湾曲管で構成される湾曲部１８を連結固定することによって、湾曲部１８を接続リングＡ２２を介して挿入部１４の蛇管２１に組み付ける。
【００４４】
次に、予め湾曲ワイヤ３７の先端を接続リングＢ２９に固定しておき、湾曲ワイヤ３７をコイルシース３９内に挿通する。次いで、接続リングＢ２９を先端の湾曲管Ｄ２８に差し込んでネジ４２により固定する。
【００４５】
そして、予めブレード３４の先端を固定リングＢ３５によりスライドリング３３に固定しておき、スライドリング３３を接続リングＢ２９に装着した後、ブレード３４を先端側から挿入部１４全体に被せる。このとき、スライドリング３３を接続リング後端側の湾曲管へ突き当たるまで差し込むことにより、ネジ４１を止めるためのスペースが確保できる。この状態で、止めリング３２と先端チップ３０とを接続リングＢ２９の先端側にはめ込んで先端チップ３０をネジ４１で固定する。
【００４６】
次に、図９のように後端側にずらしておいたスライドリング３３を図２のように先端側に移動させ、止めリング３２回転させながらネジ部を噛み合わせ固定する。
【００４７】
このように、本実施例の構成によれば内視鏡用挿入補助装置の挿入部先端部を容易に組み立てることができる。なお、構成の説明の中で述べたように、先端部４においては各部の固定用のネジが緩んだだけでは部品が脱落することのないような構造になっている。
【００４８】
図１０及び図１１を参照して挿入部内部における内視鏡挿入部７１とコイルシース３９及び補助コイルシース４０との配置関係を説明する。図１０は挿入部先端側の図２におけるＶ−Ｖ断面に近い範囲での挿入部内部断面を、図１１は図１０に示した部分より後方から手元側にかけての挿入部の内部断面をそれぞれ示したものである。
【００４９】
挿入部先端部においては、図５に示したように４本のコイルシース３９が周方向に等間隔に配置され接続リングＡ２２に固定されて後方に延出しているため、挿入部先端部では図１０に示すように、蛇管２１内において中央に配置された内視鏡挿入部７１の外側にコイルシース３９が略９０度ごとに４本振り分けられて配置される。そしてコイルシース３９の外側が蛇管２１の内径によって規制されている。
【００５０】
挿入部基端部においては、図７に示したように位置決め金具５７において４本のコイルシース３９及び補助コイルシース４０が一方に偏って挿通されその側部に内視鏡ガイドコイル６１が挿通しているため、挿入部手元側から先端側の接続リングＡ２２手前までにかけては図１１に示すように、蛇管２１内において内視鏡挿入部７１は中心になく端に寄せられて配置され、残りの側部の空間に補助コイルシース４０が４本並んで収納配置される。そして内視鏡挿入部７１及び補助コイルシース４０の外側が蛇管２１の内径によって規制されている。
【００５１】
蛇管２１の内径をＤg 、内視鏡挿入部７１の外径をＤs 、コイルシース３９の外径をＤc 、補助コイルシース４０の外径をＤe とすると、
Ｄg ＞Ｄs ＋２Ｄc すなわちＤg −Ｄs ＞２Ｄc …（１）
この関係を満たすようにコイルシース３９の外径を決定し、
Ｄg ＞Ｄs ＋Ｄe かつＤg ≦Ｄs ＋２Ｄe
すなわち、
Ｄg −Ｄs ＞Ｄe かつＤg −Ｄs ≦２Ｄe …（２）
この関係を満たすように補助コイルシース４０の外径を決定する。
【００５２】
内視鏡を使用時に被検体内に挿入する際には、内視鏡用挿入補助装置１の内部に内視鏡２を挿入し、図８に示す内視鏡固定部１９の位置において内視鏡を固定する。このとき、内視鏡挿入部７１は、内視鏡固定筒６６，回転抜け止め６７，内視鏡ガイド受け６４，内視鏡ガイドコイル６１を通り、蛇管２１内に挿通される。
【００５３】
図６に示す蛇管２１の後端から図２に示す蛇管２１先端部の補助コイルシース４０の先端側終端近傍の部分までは、内視鏡挿入部７１は図１１に示すような配置関係を保ったまま蛇管２１内にスムーズに挿通される。このとき、補助コイルシース４０の外径Ｄe は、２Ｄe ≧Ｄg −Ｄs ＞Ｄe の関係を満たす大きさとなっているので、内視鏡挿入部７１の側部の残りの空間において補助コイルシース４０が移動して交差するなどの余裕はなく、蛇管２１内において補助コイルシース４０の配列が乱れることはない。
【００５４】
また、蛇管２１先端部において補助コイルシース４０終端近傍からコイルシース３９が固定されている接続リングＡ２２の部分までの間は、約２０から５００mmほどの距離Ｌが取られており、この区間でコイルシース３９の配置が図１１の状態から図１０の状態に移行する。ここで距離Ｌはコイルシース３９の配列が乱れるほど長い距離ではないので、コイルシース３９が交差することもなく、内視鏡挿入部７１は蛇管２１内において引っかかることなく先端部４までスムーズに挿入できる。
【００５５】
内視鏡用挿入補助装置１に内視鏡２を挿入完了すると図１に示すような状態となり、このまま挿入補助装置の挿入部１４ごと被検体内に挿入して観察目的部位に導くことで内視鏡の挿入補助が可能となる。このとき、内視鏡２の湾曲レバー１３による湾曲操作に加えて、湾曲操作ノブ１６，１７によって行う内視鏡用挿入補助装置１の湾曲操作も使用して先端部を所望の部位に向けて観察を行うことができる。
【００５６】
なお、コイルシース３９の外側を被覆する補助コイルシース４０としては、コイルパイプに代えて、ＰＴＦＥからなるチューブを用いても良い。ＰＴＦＥチューブで被覆することにより、蛇管２１内の内蔵物であるコイルシースの動きが良くなり、挿入部をより柔軟にすることができる。
【００５７】
また、コイルシース３９の外側に補助コイルシース４０を被せる構成に代えて、挿入部内で外径の異なるコイルシースを連結した構成としても良い。このように太さの異なるコイルシースをつなぐことによりコイルシースに補助コイルシースを巻く手間を省くことができ、組立を容易にすることができる。
【００５８】
以上説明したように本実施例によれば、湾曲機構を有する内視鏡用挿入補助装置において、湾曲機構部材の一部である内蔵物としての湾曲ワイヤ挿通用コイルシースと内視鏡との装置内での干渉を防ぐことができ、内視鏡挿入部を先端部までスムーズに挿通することが可能となる。本実施例の構成では、内蔵物の装置内での乱れを防止するために、湾曲ワイヤが挿通したコイルシースの位置を規制するための螺旋管などの特別な機構が不要となるため、構造が簡単であり、装置の組立も容易にでき、安価に構成できる。
【００５９】
また、先端部において、各部材を固定するネジは挿入部外周を被覆するブレードをずらすことで初めて露呈するような構成としたため、組立後にブレードを被せてしまえば固定用のネジが緩んでも部品が外れて落ちるおそれがない。
【００６０】
図１２及び図１３は本発明の第２実施例に係り、図１２は内視鏡用挿入補助装置の挿入部基端部における操作部との接続部分の詳細構成を示す長手軸方向断面図、図１３は挿入部手元側における湾曲ワイヤ用コイルシースと内視鏡挿入部との配置関係を示す作用説明図である。
【００６１】
第２実施例は、第１実施例の構成のうち蛇管とコイルシースの構成を変更した例である。ここでは挿入部後端側の操作部との接続部分の構成のみを示し、第１実施例と異なる部分についてのみ説明する。
【００６２】
内視鏡用挿入補助装置の挿入部における蛇管２１の内側には、さらに蛇管２１より細径の補助蛇管８１が挿入部内径設定部材として設けられ、蛇管２１内に挿通されている。補助蛇管８１の後端部は補助蛇管口金８２に固定され、蛇管口金４５と共に操作部接続フレーム４６に連結固定されている。また、コイルシース３９は第１実施例のように補助コイルシース４０が外側に被覆されておらず、コイルシース３９のみで補助蛇管８１内を挿通されて位置決め金具５７を通って後方の操作部まで延出している。
【００６３】
その他の部分は第１実施例と同様の構成であり、詳細な説明を省略する。
【００６４】
第１実施例では、コイルシース３９の外側にコイルシースの外径を太くするための補助コイルシース４０を被せた構成を用いたが、第２実施例では、コイルシース３９はそのままにして蛇管２１の内側に補助蛇管８１を設け、実質的に蛇管の内径を小さくしてコイルシースの外径との関係を同様に保つようにした構成となっている。
【００６５】
挿入部内部における内視鏡挿入部７１とコイルシース３９との配置関係を図１３に示す。挿入部先端部より後端側は、図１１に示した第１実施例と略同様に、蛇管２１内において内視鏡挿入部７１は端部に偏って配置され、側部の空間にコイルシース３９が４本並んで収納配置される。そして内視鏡挿入部７１及びコイルシース３９の外側が補助蛇管８１の内径によって規制されている。
【００６６】
ここで補助蛇管８１の内径をＤg ′、内視鏡挿入部７１の外径をＤs 、コイルシース３９の外径をＤc とすると、
Ｄg ′−Ｄs ＞Ｄc かつＤg ′−Ｄs ≦２Ｄc …（３）
の関係を満たすようになっており、第１実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【００６７】
コイルシース３９に補助コイルシース４０を被せることは作業に手間がかかるが蛇管２１の内側に補助蛇管８１を挿通することは比較的簡単であるので、本実施例の構成によれば、第１実施例に比べてより組立が簡単となり、組立コストを抑えることができ、装置の組立を容易にしてかつ原価を安くすることができる。
【００６８】
なお、挿入部内径設定部材としては、挿入部本体の蛇管と同様の構成の補助蛇管に代えて、コイルシースとかＰＴＦＥチューブを用いて構成しても良い。この構成では、挿入部の構造をより簡単にすることができる。特にＰＴＦＥチューブを用いた場合は、湾曲ワイヤ用コイルシースなどの内蔵物の動きを良くすることができる。
【００６９】
［付記］
以上詳述したように本発明の実施態様によれば、以下のような構成を得ることができる。すなわち、
（１）内部に外径Ｄs の内視鏡挿入部を挿通し内視鏡の挿入補助をするための内径Ｄg の挿通路を有し、前記挿通路内部に外接直径Ｄの複数の内蔵物を有する細長の挿入部を備えた内視鏡用挿入補助装置において、
前記挿入部の挿通路の内径Ｄg ，前記内視鏡挿入部の外径Ｄs ，前記内蔵物の外接直径Ｄが、
２Ｄ≧Ｄg −Ｄs ＞Ｄ
なる関係を満たすことを特徴とする内視鏡用挿入補助装置。
【００７０】
（２）内部に外径Ｄs の内視鏡挿入部を挿通し内視鏡の挿入補助をするための挿通路を有し、前記挿通路内部に外接直径Ｄの複数の内蔵物を有する細長の挿入部を備えた内視鏡用挿入補助装置において、
前記内視鏡挿入部の外径Ｄs ，前記内蔵物の外接直径Ｄに対して、
２Ｄ≧Ｄg −Ｄs ＞Ｄ
なる関係を満たす内径Ｄg を持った挿入部内径設定部材を前記挿入部の挿通路内に設けたことを特徴とする内視鏡用挿入補助装置。
【００７１】
（３）前記挿入部は先端部に湾曲部を有し、この湾曲部を湾曲させる湾曲機構を装置内に備えており、前記複数の内蔵物として前記湾曲機構の構成部材を前記挿通路内部に設けたことを特徴とする付記１に記載の内視鏡用挿入補助装置。
【００７２】
（４）前記複数の内蔵物は、前記挿入部先端に設けた湾曲部を湾曲させるためのワイヤを挿通するコイルシースである付記１に記載の内視鏡用挿入補助装置。
【００７３】
（５）前記複数の内蔵物は、前記コイルシースの外側に設けたコイルパイプを含む付記４に記載の内視鏡用挿入補助装置。
【００７４】
（６）前記複数の内蔵物は、前記コイルシースの外側に設けたＰＴＦＥチューブを含む付記４に記載の内視鏡用挿入補助装置。
【００７５】
（７）前記複数の内蔵物は、前記挿入部先端に設けた湾曲部を湾曲させるためのワイヤを挿通するコイルシースであり、前記挿入部内において外径が異なるコイルシースを連結したものを含む付記１に記載の内視鏡用挿入補助装置。
【００７６】
（８）前記挿入部内径設定部材は、前記挿入部の挿通路の内径より細径の管状部材である付記２に記載の内視鏡用挿入補助装置。
【００７７】
（９）前記挿入部内径設定部材は、前記挿入部本体と同じ構造の部分を有する付記２に記載の内視鏡用挿入補助装置。
【００７８】
（１０）前記挿入部は管状部材で構成され、前記挿入部内径設定部材は前記挿入部本体と同じ構造の管状部材を含んで構成される付記２に記載の内視鏡用挿入補助装置。
【００７９】
（１１）前記挿入部内径設定部材は、コイルシースである付記２に記載の内視鏡用挿入補助装置。
【００８０】
（１２）前記挿入部内径設定部材は、ＰＴＦＥチューブである付記２に記載の内視鏡用挿入補助装置。
【００８１】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、内蔵物の装置内での乱れを防止するための規制部材を特に設けることなく、内視鏡をスムーズに挿通可能であり、安価かつ容易に組立が可能な装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例に係る内視鏡装置の全体構成を示す説明図
【図２】本発明の実施例に係る内視鏡用挿入補助装置の先端部の詳細構成を示す長手軸方向断面図
【図３】図２のIII−III断面図
【図４】図２のIV−IV断面図
【図５】図２のＶ−Ｖ断面図
【図６】第１実施例に係る内視鏡用挿入補助装置の挿入部基端部における操作部との接続部分の詳細構成を示す長手軸方向断面図
【図７】図６のVII−VII断面図
【図８】内視鏡用挿入補助装置の操作部の詳細構成を示す断面図
【図９】先端部の組立方法を説明するための組立途中の状態を示した長手軸方向断面図
【図１０】第１実施例に係る挿入部先端部における湾曲ワイヤ用コイルシースと内視鏡挿入部との配置関係を示す作用説明図
【図１１】第１実施例に係る挿入部先端部後方から手元側における湾曲ワイヤ用コイルシースと内視鏡挿入部との配置関係を示す作用説明図
【図１２】第２実施例に係る内視鏡用挿入補助装置の挿入部基端部における操作部との接続部分の詳細構成を示す長手軸方向断面図
【図１３】第２実施例に係る挿入部手元側における湾曲ワイヤ用コイルシースと内視鏡挿入部との配置関係を示す作用説明図
【符号の説明】
１…内視鏡用挿入補助装置
２…内視鏡
１４…挿入部
１５…操作部
１８…湾曲部
１９…内視鏡固定部
２１…蛇管
３７…湾曲ワイヤ
３９…コイルシース
４０…補助コイルシース
５７…位置決め金具
６１…内視鏡ガイドコイル
７１…内視鏡挿入部[0001]
[Industrial application fields]
  The present invention assists insertion during use of an endoscope, and inserts an endoscope for inserting the insertion portion of the endoscope into an elongated body and guiding the distal end portion of the endoscope to an observation site. Auxiliary deviceEndoscope insertion methodAbout.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, endoscopes have been widely used in the medical field, the industrial field, and the like. In particular, when using an endoscope having a thin insertion section and flexibility, an insertion assist device is used to easily reach the distal end of the endoscope to the observation target site without any trouble. There is a case.
[0003]
This type of endoscope insertion assist device is generally configured to have a passage through which an insertion portion of an endoscope can be inserted into an elongated main body and to insert the main body itself into a subject. is there. By inserting the entire body into the subject with the endoscope insertion part inserted inside, it is possible to assist the insertion of the endoscope and easily guide the endoscope tip to the observation target site. It has become.
[0004]
As an example of a conventional endoscope insertion auxiliary device, for example, as shown in U.S. Pat. No. 4,659,195, there is a configuration capable of bending the insertion auxiliary device itself. Four coil sheaths through which wires are inserted are arranged. In this configuration, when the endoscope is inserted into the insertion assisting device, if the arrangement of the coil sheaths is disturbed in the device, the endoscope may interfere with the endoscope, making it difficult to insert the endoscope. By providing a restriction member such as a spiral tube for restricting the position of the coil sheath and arranging the coil sheath between the two inner and outer spiral tubes, the arrangement of the coil sheath as a built-in object is prevented from being disturbed, and the inside of the apparatus is smooth. Endoscope can be inserted through.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional endoscope insertion assisting device, four coil sheaths as bending mechanism members are inserted into an elongated main body, and a spiral tube as a regulating member is inserted inside thereof, so that the inside of the spiral tube is inserted. In addition, since the structure allows the endoscope to be inserted, there is a problem in that the apparatus configuration becomes complicated and the assembly takes time and cost.
[0006]
  The present invention has been made in view of these circumstances, and it is possible to smoothly insert an endoscope without particularly providing a regulating member for preventing disturbance of the built-in device in the apparatus, and it is inexpensive and easy. Insertion assist device for endoscope that can be assembledEndoscope insertion methodThe purpose is to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
  Endoscope according to the present inventionIn order to prevent the arrangement of the plurality of built-in objects in the insertion path from being disturbed, the inner diameter D of the insertion path g , Outer diameter D of endoscope insertion part s , Built-in diameter D is
  2D ≧ D g -D s > D
  Insert the endoscope insertion part into the endoscope insertion assisting device having the relationship as described above, with the distal end of the endoscope insertion part protruding from the distal end of the endoscope insertion assisting device. To be inserted.
[0008]
[Action]
Due to the dimensional relationship among the inner diameter of the insertion path of the insertion section, the outer diameter of the endoscope insertion section, and the circumscribed diameter of the built-in object, the positional relationship between the endoscope insertion section and the built-in object is maintained in the insertion path. There is no disturbance of the arrangement.
[0009]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
1 to 11 relate to a first embodiment of the present invention, FIG. 1 is an explanatory view showing the overall configuration of the endoscope apparatus, and FIG. 2 is a longitudinal view showing a detailed configuration of the distal end portion of the endoscope insertion assisting apparatus. 3 is a sectional view taken along the line III-III in FIG. 2, FIG. 4 is a sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 2, FIG. 5 is a sectional view taken along the line V-V in FIG. FIG. 7 is a cross-sectional view in the longitudinal axis showing the detailed configuration of the connection portion with the operation portion at the proximal end portion of the insertion portion of the apparatus, FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line VII-VII in FIG. FIG. 9 is a longitudinal sectional view showing a state in the middle of assembling for explaining a method of assembling the distal end portion, and FIG. 10 is a coil sheath for a bending wire and an endoscope at the distal end portion of the insertion portion. FIG. 11 is an operation explanatory view showing the arrangement relationship with the insertion portion, and FIG. 11 shows a coil sheath for a bending wire and an endoscope insertion portion from the rear end of the insertion portion to the proximal side. It is action explanatory drawing which shows the arrangement | positioning relationship.
[0010]
FIG. 1 shows an overall configuration of an endoscope apparatus that uses the endoscope insertion assisting apparatus of the present embodiment.
[0011]
The endoscope insertion assisting apparatus 1 is used in a state in which the endoscope 2 is inserted inside and the distal end portion 3 of the endoscope protrudes from the distal end portion 4 of the insertion assisting apparatus, and is inserted into the subject. It is like that.
[0012]
In the endoscope 2, a universal cable 6 incorporating a light guide, a signal line, and the like extends from the endoscope operation unit 5 on the proximal side of the insertion unit, and is illuminated through a light source connector 7 provided at the end of the cable. It is connected to a light source device 8 that supplies light. A signal cable 9 extends from the light source connector 7 and is connected to a camera control unit 11 that performs video signal processing via a signal connector 10 provided at an end of the cable. A monitor 12 is connected to the camera control unit 11 so that an image of a subject imaged by the endoscope 2 is displayed on the monitor 12.
[0013]
The endoscope 2 has a bending mechanism in the same manner as an endoscope having a general insertion portion, and the endoscope 2 is operated by operating a bending lever 13 provided in the endoscope operation unit 5. The distal end portion 3 can be bent.
[0014]
Also in the endoscope insertion assisting apparatus 1, a bending operation knob 16 for bending up and down and a bending operation knob 17 for bending in the left and right direction are provided in the operation unit 15 connected to the elongated insertion unit 14. By operating each bending operation knob, the bending portion 18 provided on the distal end side of the insertion portion is bent, and the distal end portion 4 can be directed in a desired direction.
[0015]
The endoscope insertion assisting device 1 has an endoscope fixing portion 19 at the proximal end portion of the operation portion 15, and an insertion portion proximal end portion of the endoscope 2 inserted through the endoscope fixing portion 19. Is supposed to be fixed.
[0016]
A detailed configuration in the vicinity of the distal end portion 4 of the endoscope insertion assisting apparatus 1 will be described with reference to FIG.
[0017]
The insertion portion 14 has a main body constituted by a serpentine tube 21 formed in a tubular shape by spirally winding a hard belt-like member, and has a structure having flexibility and a certain degree of bending rigidity.
[0018]
A connecting ring A22 is connected and fixed to the distal end portion of the snake tube 21, and a plurality of bending tubes constituting the bending portion 18 are connected through the connecting ring A22. A bending tube A23 is fitted and fixed to the connection ring A22, and a bending tube B24 and a bending tube C25 are rotatably fixed to the distal end side of the bending tube A23 by rivets 26 and 27, respectively. The axis of the rivet 26 and the axis of the rivet 27 are arranged so as to be orthogonal to each other, and the bending portion 18 can bend in the vertical and horizontal directions by rotating the bending tube about each rivet. ing. Similarly, for example, a total of 10 sets of bending tubes are connected, and a bending portion 18 having the same structure as a bending portion of a general endoscope is formed.
[0019]
A connecting ring B29 is fitted and fixed to the most advanced curved tube D28, and a distal end tip 30 having a substantially cylindrical shape and a tapered diameter toward the distal end is formed on the distal end side of the connecting ring B29. The fitting is fixed.
[0020]
A flange portion 31 is formed on the distal tip 30, and a stop ring 32 is rotatably provided on the outer periphery of the rear end side of the flange portion 31. The flange portion 31 has an outer diameter larger than the minimum inner diameter of the stop ring 32 so that the stop ring 32 does not fall off. In addition, a slide ring 33 is provided on the outer periphery on the front end side of the connection ring B29, and a stop ring 32 is screwed to the slide ring 33 so that both are fixed. The retaining ring 32 is formed so that the minimum inner diameter is smaller than the outer diameter of the connection ring B29 and larger than the outer diameter of the rear end portion of the tip 30, so that the retaining ring 32 cannot move to the rear end side. .
[0021]
The tip of a blade 34 that covers the outer periphery of the insertion portion 14 is disposed outside the slide ring 33. A fixing ring B35 is provided on the outer periphery of the blade 34, and the tip of the blade 34 is sandwiched between the fixing rings B35. And is fixed to the slide ring 33. The blade 34 covers the outer peripheral portion from the bending portion 18 to the proximal end portion of the insertion portion 14, and the rear end extends to the connection portion with the operation portion 15.
[0022]
A fixing ring A36 is provided on the outer periphery of the rear end side of the connection ring A22, and the blade 34 is sandwiched and fixed by the fixing ring A36 at the portion of the connection ring A22.
[0023]
Four bending wires 37 for performing a bending operation are inserted into the insertion portion 14, and the distal ends of the wires are fixed to the connection ring B29 on the distal end side of the bending portion. The bending wire 37 is inserted in a guide ring 38 fixed to each bending tube in the bending portion 18, and the position of the bending wire 37 is regulated so that the arrangement is not disturbed in the bending portion 18.
[0024]
The rear end side of the bending wire 37 is inserted into the coil sheath 39 in the insertion portion 14 and extends to the operation portion 15. The coil sheath 39 extends in the insertion portion 14, and the tip is fixed to the connection ring A22. Further, an auxiliary coil sheath 40 made of a coil pipe is coated on the outside of the coil sheath 39.
[0025]
FIG. 3 shows a cross-sectional configuration of a connecting portion between the tip 30 and the connection ring B29.
[0026]
The front end portion of the connection ring B29 is fitted to the outer periphery of the rear end portion of the front end tip 30, and the connection ring B29 is fixed to the front end tip 30 with a screw 41. A slide ring 33, a blade 34, and a fixing ring B35 are attached to the outer periphery of the connection ring B29. Since the outside of the head of the screw 41 is restrained by the slide ring 33 on the outer periphery of the connection ring B29, it will not come off even when the screw 41 is loosened.
[0027]
FIG. 4 shows a cross-sectional configuration of a connecting portion between the connection ring B29 and the bending tube D28.
[0028]
The distal end portion of the bending tube D28 is fitted to the outer periphery of the rear end portion of the connection ring B29, and the bending tube D28 is fixed to the connection ring B29 by a screw 42. Four bending wires 37 are inserted through the connection ring B29, and the wire tips are fixed. The outer periphery of the bending tube D28 is covered with a blade 34. Since the blade 34 is provided outside the head of the screw 42, it will not fall off even when the screw 42 is loosened.
[0029]
FIG. 5 shows a cross-sectional configuration of a connecting portion between the bending tube A23 and the connection ring A22.
[0030]
The rear end portion of the bending tube A23 is fitted to the outer periphery of the front end portion of the connection ring A22, and the bending tube A23 is fixed to the connection ring A22 with a screw 43. Four coil sheaths 39 with bending wires 37 inserted are inserted through the connection ring A22, and the sheath tips are fixed. The outer periphery of the bending tube A23 is covered with a blade 34. Since the blade 34 is located outside the head of the screw 43, even when the screw 43 is loosened, it does not come off and fall.
[0031]
Next, with reference to FIG. 6, the detailed structure of the connection part of the insertion part 14 and the operation part 15 is demonstrated.
[0032]
The rear end portion of the serpentine tube 21 of the insertion portion 14 is fixed to a serpentine cap 45 and is connected to the operation unit connection frame 46 via the serpentine cap 45. A taper fixing tube 47 is fixed to the outer peripheral portion of the serpentine tube base 45 with screws 48. The rear end of the blade 34 extends to the taper fixing tube 47, and is fixed to the taper fixing tube 47 by being sandwiched by a taper fixing ring 49 screwed to the outside of the taper fixing tube 47. The serpentine cap 45 is fixed to the operation unit connection frame 46 with a rear end flange portion held by a fixing ring 50 screwed to the operation unit connection frame 46.
[0033]
The rear end portion of the operation unit connection frame 46 is fixed to the operation unit frame 52 with screws 51. An exterior ring 53 is provided outside the operation unit connection frame 46 and is fixed to the operation unit connection frame 46 with screws 54. Further, a bend fixing bracket 55 is screwed onto the outer periphery of the distal end portion of the operation unit connection frame 46, and the bend stop 56 is fixed to the operation unit connection frame 46 by the bend fixing bracket 55. . The folding stopper 56 fixed to the folding stopper fixing metal 55 is formed in a tapered shape toward the tip, and covers the rear end portions of the serpentine tube 21 and the blade 34, the tapered fixing tube 47, and the tapered fixing ring 49. .
[0034]
A positioning fitting 57 is fixed inside the operation unit connection frame 46. As shown in FIG. 7, the positioning fitting 57 includes a circular endoscope insertion hole 58 that is eccentrically positioned on the outer peripheral side, and an arcuate sheath insertion that is positioned along the side of the endoscope insertion hole 58. Two insertion holes with holes 59 are provided. The positioning fitting 57 is fixed to the operation unit connection frame 46 by screws 60.
[0035]
Four auxiliary coil sheaths 40 are inserted side by side through the sheath insertion hole 59 of the positioning fitting 57. The auxiliary coil sheath 40 terminates in the vicinity of the rear of the positioning fitting 57, and only the inner coil sheath 39 is inserted through the operation portion 15. An endoscope guide coil 61 is inserted through the endoscope insertion hole 58 of the positioning fitting 57.
[0036]
Next, the detailed configuration of the operation unit 15 will be described with reference to FIG. 8A is a longitudinal sectional view of the operation unit, and FIG. 8B is a partial cutout in the vicinity of the endoscope fixing unit viewed from the direction in which the operation unit is rotated 90 degrees with respect to FIG. It is sectional drawing.
[0037]
The structure of the bending mechanism in the operation portion is not shown in detail, but the end portion of the bending wire 37 is wound around and fixed to the rotation shafts of the bending operation knobs 16 and 17 as in a general endoscope. The bending portion 18 can be bent by pulling and relaxing the bending wire 37 inserted into the insertion portion 14 by the operation of the bending operation knobs 16 and 17.
[0038]
An inner frame 62 is fixed inside the operation unit frame 52, and a bending mechanism (not shown) in the operation unit is fixed to the inner frame 62. Further, the endoscope guide coil 61 is inserted through the side of the internal frame 62 into the operation unit frame 52.
[0039]
An endoscope guide receiver 64 is screwed and fixed to the rear end portion of the operation section frame 52 via a mounting seat 63, and an endoscope guide coil 61 is connected to the distal end side of the endoscope guide receiver 64. It is fixed. On the rear end side of the endoscope guide receiver 64, a retaining ring 65 having a flange portion formed inside the distal end portion is fitted and fixed with screws. A fixed cylinder 66 is rotatably inserted. A rotation stopper 67 is screwed and fixed to the distal end portion of the endoscope fixing tube 66 and stored in the endoscope guide receiver 64. Since the outer diameter of the rotation retaining 67 is larger than the inner diameter of the inner flange portion of the retaining ring 65, the endoscope fixing tube 66 can rotate within the endoscope guide receiver 64 and the retaining ring 65. Although it does not fall out to the rear end side.
[0040]
A pair of front and rear friction rings 69 positioned by spacers 68 are interposed between the retaining ring 65 and the endoscope fixing tube 66, and the endoscope is fixed to the retaining ring 65. A predetermined frictional force is applied to the rotation of the cylinder 66.
[0041]
An endoscope fixing screw 70 is screwed to the outer peripheral portion of the endoscope fixing tube 66, and the endoscope 2 indicated by a two-dot chain line in FIG. It can be fixed by sandwiching at 70. An insertion hole through which the endoscope insertion portion 71 can be inserted is formed in the endoscope guide receiver 64, the rotation stopper 67, and the endoscope fixing tube 66, and communicates with the endoscope guide coil 61. .
[0042]
Here, a method of assembling the tip portion 4 will be described with reference to FIG.
[0043]
When assembling, first, the tip of the coil sheath 39 is fixed to the connection ring A22. Next, the bending portion 18 composed of a plurality of bending tubes is connected and fixed to the distal end side of the connection ring A22, whereby the bending portion 18 is assembled to the serpentine tube 21 of the insertion portion 14 via the connection ring A22.
[0044]
Next, the distal end of the bending wire 37 is fixed to the connection ring B 29 in advance, and the bending wire 37 is inserted into the coil sheath 39. Next, the connection ring B29 is inserted into the bending tube D28 at the tip and fixed with the screw 42.
[0045]
Then, the tip of the blade 34 is fixed to the slide ring 33 by the fixing ring B35 in advance, and after the slide ring 33 is mounted on the connection ring B29, the blade 34 is put on the entire insertion portion 14 from the tip side. At this time, a space for stopping the screw 41 can be secured by inserting the slide ring 33 until it abuts against the bending tube on the rear end side of the connection ring. In this state, the retaining ring 32 and the distal tip 30 are fitted into the distal end side of the connection ring B29, and the distal tip 30 is fixed with the screw 41.
[0046]
Next, the slide ring 33 shifted to the rear end side as shown in FIG. 9 is moved to the front end side as shown in FIG. 2, and the screw portion is engaged and fixed while rotating the stop ring 32.
[0047]
Thus, according to the configuration of the present embodiment, the distal end portion of the insertion portion of the endoscope insertion assisting device can be easily assembled. Note that, as described in the description of the configuration, the tip portion 4 has a structure in which components do not fall off simply by loosening the fixing screws for the respective portions.
[0048]
With reference to FIGS. 10 and 11, the positional relationship between the endoscope insertion portion 71, the coil sheath 39, and the auxiliary coil sheath 40 in the insertion portion will be described. 10 shows an internal section of the insertion portion in the range close to the VV cross section in FIG. 2 on the distal end side of the insertion portion, and FIG. 11 shows an internal cross section of the insertion portion from the rear side to the proximal side from the portion shown in FIG. It is a thing.
[0049]
At the distal end of the insertion portion, as shown in FIG. 5, four coil sheaths 39 are arranged at equal intervals in the circumferential direction, fixed to the connection ring A22, and extended rearward. As shown in FIG. 4, four coil sheaths 39 are arranged at intervals of approximately 90 degrees on the outside of the endoscope insertion portion 71 disposed in the center in the serpentine tube 21. The outside of the coil sheath 39 is regulated by the inner diameter of the serpentine tube 21.
[0050]
At the proximal end of the insertion portion, as shown in FIG. 7, the four coil sheaths 39 and the auxiliary coil sheath 40 are inserted while being biased to one side in the positioning fitting 57, and the endoscope guide coil 61 is inserted through the side portion thereof. Therefore, as shown in FIG. 11, from the proximal side of the insertion portion to the front side of the connecting ring A22 on the distal end side, the endoscope insertion portion 71 is disposed not at the center but at the end in the serpentine tube 21, and the remaining side portions In this space, four auxiliary coil sheaths 40 are stored and arranged side by side. The outer sides of the endoscope insertion portion 71 and the auxiliary coil sheath 40 are regulated by the inner diameter of the serpentine tube 21.
[0051]
If the inner diameter of the snake tube 21 is Dg, the outer diameter of the endoscope insertion portion 71 is Ds, the outer diameter of the coil sheath 39 is Dc, and the outer diameter of the auxiliary coil sheath 40 is De,
Dg> Ds + 2Dc, that is, Dg-Ds> 2Dc (1)
The outer diameter of the coil sheath 39 is determined so as to satisfy this relationship,
Dg> Ds + De and Dg ≦ Ds + 2De
That is,
Dg−Ds> De and Dg−Ds ≦ 2De (2)
The outer diameter of the auxiliary coil sheath 40 is determined so as to satisfy this relationship.
[0052]
When the endoscope is inserted into the subject at the time of use, the endoscope 2 is inserted into the endoscope insertion assisting apparatus 1, and the endoscope is viewed at the position of the endoscope fixing portion 19 shown in FIG. Fix the mirror. At this time, the endoscope insertion portion 71 passes through the endoscope fixed cylinder 66, the rotation stopper 67, the endoscope guide receiver 64, and the endoscope guide coil 61, and is inserted into the flexible tube 21.
[0053]
From the rear end of the serpentine tube 21 shown in FIG. 6 to the vicinity of the distal end side end of the auxiliary coil sheath 40 at the front end of the serpentine tube 21 shown in FIG. 2, the endoscope insertion portion 71 maintained the positional relationship as shown in FIG. It is smoothly inserted into the serpentine tube 21 as it is. At this time, since the outer diameter De of the auxiliary coil sheath 40 has a size that satisfies the relationship 2De ≧ Dg−Ds> De, the auxiliary coil sheath 40 moves in the remaining space on the side of the endoscope insertion portion 71. The auxiliary coil sheath 40 is not disturbed in the serpentine tube 21.
[0054]
Further, a distance L of about 20 to 500 mm is taken from the vicinity of the terminal end of the auxiliary coil sheath 40 to the portion of the connection ring A22 to which the coil sheath 39 is fixed at the distal end portion of the serpentine tube 21. The arrangement shifts from the state of FIG. 11 to the state of FIG. Here, the distance L is not so long that the arrangement of the coil sheaths 39 is disturbed, so that the coil sheaths 39 do not cross each other, and the endoscope insertion portion 71 can be smoothly inserted into the distal end portion 4 without being caught in the snake tube 21.
[0055]
When the insertion of the endoscope 2 into the endoscope insertion assisting apparatus 1 is completed, the state shown in FIG. 1 is obtained, and the insertion portion 14 of the insertion assisting apparatus is inserted into the subject as it is and guided to the observation target site. It is possible to assist insertion of an endoscope. At this time, in addition to the bending operation by the bending lever 13 of the endoscope 2, the bending operation of the endoscope insertion auxiliary device 1 performed by the bending operation knobs 16 and 17 is also used to direct the distal end portion to a desired part. Observations can be made.
[0056]
As the auxiliary coil sheath 40 that covers the outside of the coil sheath 39, a tube made of PTFE may be used instead of the coil pipe. By covering with a PTFE tube, the movement of the coil sheath which is a built-in object in the snake tube 21 is improved, and the insertion portion can be made more flexible.
[0057]
Further, instead of the configuration in which the auxiliary coil sheath 40 is placed outside the coil sheath 39, a configuration in which coil sheaths having different outer diameters are connected in the insertion portion may be employed. By connecting the coil sheaths having different thicknesses as described above, the trouble of winding the auxiliary coil sheath around the coil sheath can be saved, and the assembly can be facilitated.
[0058]
As described above, according to the present embodiment, in an endoscope insertion assisting device having a bending mechanism, the bending wire insertion coil sheath as a built-in object that is a part of the bending mechanism member and the endoscope Can be prevented, and the endoscope insertion portion can be smoothly inserted to the distal end portion. In the configuration of the present embodiment, a special mechanism such as a spiral tube for regulating the position of the coil sheath through which the bending wire is inserted is unnecessary in order to prevent disturbance of the built-in device in the apparatus, so that the structure is simple. Thus, the assembly of the apparatus can be facilitated and can be configured at low cost.
[0059]
In addition, since the screw that fixes each member at the tip is exposed only by shifting the blade that covers the outer periphery of the insertion portion, if the blade is covered after assembly, the parts will remain even if the fixing screw is loosened. There is no risk of falling off.
[0060]
FIGS. 12 and 13 relate to a second embodiment of the present invention, and FIG. 12 is a longitudinal sectional view showing a detailed configuration of a connection portion with an operation portion at an insertion portion base end portion of an endoscope insertion assisting device, FIG. 13 is an operation explanatory diagram showing the positional relationship between the bending wire coil sheath and the endoscope insertion portion on the proximal side of the insertion portion.
[0061]
2nd Example is an example which changed the structure of the snake tube and the coil sheath among the structures of 1st Example. Here, only the configuration of the connection part with the operation part on the rear end side of the insertion part is shown, and only the part different from the first embodiment will be described.
[0062]
An auxiliary snake tube 81 having a diameter smaller than that of the snake tube 21 is provided as an insertion portion inner diameter setting member inside the snake tube 21 in the insertion portion of the endoscope insertion auxiliary device, and is inserted into the snake tube 21. The rear end portion of the auxiliary serpentine tube 81 is fixed to the auxiliary serpentine tube base 82, and is connected and fixed to the operation unit connection frame 46 together with the serpentine tube cap 45. The coil sheath 39 is not covered with the auxiliary coil sheath 40 as in the first embodiment. The coil sheath 39 is inserted through the auxiliary serpentine tube 81 only by the coil sheath 39 and extends to the rear operation portion through the positioning fitting 57. Yes.
[0063]
Other parts are the same as those in the first embodiment, and detailed description thereof is omitted.
[0064]
In the first embodiment, the configuration in which the auxiliary coil sheath 40 for increasing the outer diameter of the coil sheath is put on the outside of the coil sheath 39 is used. However, in the second embodiment, the coil sheath 39 is left as it is and the auxiliary is placed inside the snake tube 21. A serpentine tube 81 is provided, and the inner diameter of the serpentine tube is substantially reduced to keep the relationship with the outer diameter of the coil sheath in the same manner.
[0065]
The arrangement relationship between the endoscope insertion portion 71 and the coil sheath 39 inside the insertion portion is shown in FIG. In the same manner as in the first embodiment shown in FIG. 11, the endoscope insertion portion 71 is disposed in the serpentine tube 21 so as to be biased toward the end portion, and the coil sheath 39 is disposed in the side space. Are stored and arranged side by side. The outer sides of the endoscope insertion portion 71 and the coil sheath 39 are regulated by the inner diameter of the auxiliary snake tube 81.
[0066]
Here, if the inner diameter of the auxiliary snake tube 81 is Dg ', the outer diameter of the endoscope insertion portion 71 is Ds, and the outer diameter of the coil sheath 39 is Dc,
Dg'-Ds> Dc and Dg'-Ds≤2Dc (3)
Thus, the same effect as that of the first embodiment can be obtained.
[0067]
Although it is troublesome to put the auxiliary coil sheath 40 on the coil sheath 39, it is relatively easy to insert the auxiliary serpentine tube 81 inside the serpentine tube 21. Therefore, according to the configuration of the present embodiment, the first embodiment is used. Compared to this, the assembly becomes simpler, the assembly cost can be reduced, the assembly of the apparatus can be facilitated, and the cost can be reduced.
[0068]
The insertion portion inner diameter setting member may be configured by using a coil sheath or a PTFE tube instead of the auxiliary snake tube having the same configuration as the snake tube of the insertion portion main body. With this configuration, the structure of the insertion portion can be further simplified. In particular, when a PTFE tube is used, the movement of built-in objects such as a coil sheath for a bending wire can be improved.
[0069]
[Appendix]
As described above in detail, according to the embodiment of the present invention, the following configuration can be obtained. That is,
(1) An insertion passage having an inner diameter Dg for inserting an endoscope insertion portion having an outer diameter Ds therein to assist insertion of the endoscope is provided, and a plurality of built-in objects having a circumscribed diameter D are provided inside the insertion passage. In an endoscope insertion assisting device having an elongated insertion portion having:
The inner diameter Dg of the insertion passage of the insertion portion, the outer diameter Ds of the endoscope insertion portion, the circumscribed diameter D of the built-in object,
2D ≧ Dg−Ds> D
An endoscope insertion auxiliary device characterized by satisfying the following relationship:
[0070]
(2) An elongated passage having an insertion passage for inserting an endoscope insertion portion having an outer diameter Ds therein and assisting insertion of the endoscope, and having a plurality of built-in objects having a circumscribed diameter D inside the insertion passage. In an endoscope insertion assisting device having an insertion portion,
For the outer diameter Ds of the endoscope insertion portion and the circumscribed diameter D of the built-in object,
2D ≧ Dg−Ds> D
An insertion assisting device for an endoscope, wherein an insertion portion inner diameter setting member having an inner diameter Dg that satisfies the relationship is provided in the insertion passage of the insertion portion.
[0071]
(3) The insertion portion has a bending portion at a distal end portion, and a bending mechanism for bending the bending portion is provided in the apparatus, and constituent members of the bending mechanism are provided in the insertion passage as the plurality of built-in objects. The insertion assisting device for an endoscope according to appendix 1, which is provided.
[0072]
(4) The endoscope insertion assisting apparatus according to appendix 1, wherein the plurality of built-in objects are coil sheaths for inserting a wire for bending a bending portion provided at a distal end of the insertion portion.
[0073]
(5) The endoscope insertion assisting apparatus according to appendix 4, wherein the plurality of built-in objects include a coil pipe provided outside the coil sheath.
[0074]
(6) The endoscope insertion assisting device according to appendix 4, wherein the plurality of built-in objects include a PTFE tube provided outside the coil sheath.
[0075]
(7) The plurality of built-in objects are coil sheaths for inserting a wire for bending the bending portion provided at the distal end of the insertion portion, and include a connection of coil sheaths having different outer diameters in the insertion portion. The insertion assisting device for an endoscope as described.
[0076]
(8) The insertion assist device for an endoscope according to appendix 2, wherein the insertion portion inner diameter setting member is a tubular member having a diameter smaller than an inner diameter of an insertion passage of the insertion portion.
[0077]
(9) The insertion assisting device for an endoscope according to appendix 2, wherein the insertion portion inner diameter setting member has a portion having the same structure as the insertion portion main body.
[0078]
(10) The insertion assisting device for an endoscope according to appendix 2, wherein the insertion portion includes a tubular member, and the insertion portion inner diameter setting member includes a tubular member having the same structure as the insertion portion main body.
[0079]
(11) The insertion assisting device for an endoscope according to appendix 2, wherein the insertion portion inner diameter setting member is a coil sheath.
[0080]
(12) The endoscope insertion assisting apparatus according to appendix 2, wherein the insertion portion inner diameter setting member is a PTFE tube.
[0081]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, an endoscope can be smoothly inserted without specially providing a restricting member for preventing disturbance of a built-in device in the device, and can be assembled easily and inexpensively. An effect can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing an overall configuration of an endoscope apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing a detailed configuration of a distal end portion of an endoscope insertion assisting device according to an embodiment of the present invention.
3 is a sectional view taken along line III-III in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line VV in FIG.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing a detailed configuration of a connecting portion with an operation portion at a proximal end portion of an insertion portion of the insertion assisting device for an endoscope according to the first embodiment.
7 is a sectional view taken along line VII-VII in FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a detailed configuration of an operation unit of the endoscope insertion assisting device.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view showing a state during assembly for explaining a method of assembling the tip end part.
FIG. 10 is an operation explanatory view showing the arrangement relationship between the coil sheath for the bending wire and the endoscope insertion portion at the distal end portion of the insertion portion according to the first embodiment.
FIG. 11 is an operation explanatory view showing the arrangement relationship between the bending wire coil sheath and the endoscope insertion portion from the rear side to the proximal side of the insertion portion distal end according to the first embodiment;
FIG. 12 is a longitudinal sectional view showing a detailed configuration of a connection portion with an operation portion at a proximal end portion of an insertion portion of an insertion assisting device for an endoscope according to a second embodiment.
FIG. 13 is an operation explanatory view showing the positional relationship between the bending wire coil sheath and the endoscope insertion portion on the proximal side of the insertion portion according to the second embodiment.
[Explanation of symbols]
1 ... Endoscope insertion assist device
2. Endoscope
14 ... Insertion section
15 ... operation part
18 ... curved part
19 ... Endoscope fixing part
21 ... Snake tube
37 ... Bending wire
39 ... Coil sheath
40 ... Auxiliary coil sheath
57 ... Positioning bracket
61 ... Endoscope guide coil
71 ... Endoscope insertion part

Claims

The endoscope insertion portion is inserted into a subject through an insertion passage for inserting the endoscope insertion portion and an insertion auxiliary device for endoscope having a plurality of built-in objects in the insertion passage. An endoscope insertion method comprising:
An inner diameter D of the insertion passage so that the arrangement of the plurality of built-in objects in the insertion passage is not disturbed. g , Outer diameter D of the endoscope insertion part s , The diameter D of the built-in object is
2D ≧ D g -D s > D
In the endoscope insertion auxiliary device of the relationship, the endoscope insertion portion is inserted, and the distal end portion of the endoscope insertion portion is protruded from the distal end portion of the endoscope insertion auxiliary device, An endoscope insertion method, wherein the endoscope is inserted into a subject.