JP3730311B2 - ボールキャリヤ取付けアッセンブリ、及び、磁気フィルム媒体上の情報を記録するための媒体に対する磁気ヘッド装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置用の、微動するフィルムの縁部に追従する自動位置合わせデバイス、特に、該デバイスに含まれた非対称的なボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気媒体追従デバイスの基本的な機能は、磁気ヘッドと、写真フィルムや磁気テープのような磁気媒体との間の確実な接触を制御することである。これを実現するためには、二つの基礎的な機能条件を要する。しばしば、板又はリード状のスプリングといった形態の荷重を付加する部材が、磁気読取り若しくは書込みのために、ヘッドの表面に対して媒体を付勢する。もう一つは、デバイスが、媒体の切断部分の性状の変化又は媒体の重ね継ぎによる不正確さが、媒体の縁部に関するヘッドの配置に悪影響することのないように、追従ユニットにより媒体の縁部に追従する能力である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
公知である追従ユニットは、プレートの支持ボール上で小さな角度で旋回することにより媒体の縁部の変化に対応する、多機能のボールキャリヤアッセンブリを組込んでいる。かかるキャリヤは、アッセンブリが動作し得るように、アッセンブリの隣り合う面の間に、及び、支持ボールとそれらの収容部との間に、十分な隙間を要する。過度の隙間は、ほこり及び汚れた微塵によって汚れることになり、他の部分と関連して動く部分に悪影響する。過度の隙間による過度の角度的な挙動は、周辺のアッセンブリ又は追従アッセンブリの重要な構成部品に損傷を与えかねない不安定な状態をもたらす可能性を有する。二つのヘッドのデバイスにおいては、その上、媒体の各縁部における磁気トラック(記録部)に関して、それぞれのヘッドが正しく方向づけられることを保証するために、適切な設計の特徴が含まれていることが重要である。
【0004】
広く使用されそして摩耗し易い、写真仕上げ設備用の磁気式の追従デバイスを設計する上で考慮することは、機械的なユニットの完全な分解を要することなく、構成部品を交換し得ることである。二つのヘッドのデバイスにおいては、アッセンブリのどちら側でも用いることができる重要な部品の目録をつくり、そして、左側用及び右側用の構成部分を備えた部品を最小限に抑えることが望ましい。
【0005】
米国特許5034836号は、予め決められた半径を有する弧にわたって動作するように取付けられた可動支持部と、該可動支持部上で各々回転し得るように取付けられている一対の磁気ヘッド懸下アッセンブリとを有する、写真フィルム用の磁気ヘッド懸下装置を開示している。磁気ヘッドアッセンブリの表面が対向する写真フィルムの縁部にそれぞれ係合するように、吊下げアッセンブリが互いに向かって付勢される。一方の懸下アッセンブリが固定され、また、フィルムの位置に関して懸下装置全体を位置決めする停止具として作用するのに対して、他方は、フィルムの中心線に関して浮遊して動作する。この装置については、確実にフィルムが円滑に移動し得るように、動かないエッジ側をフィルムの通路における他の構成部品に正確に揃える必要がある。アッセンブリ全体は、対称性を有する構成部品で構成される。
【0006】
米国特許5274522号は、可撓性の磁気媒体を、磁気ヘッドと接触するように付勢するのに適した部材を有する、媒体に対する磁気ヘッドのバッカーデバイスを開示している。上記部材を保持するための頑丈なフレームが、キャビティを有し、様々な態様のキャビティが記述されている。
米国特許5285324号は、可撓性の磁気記録材料から情報を読取り及び/又は上記磁気記録材料上に情報を記録するための、複数の磁気読取り及び/又は記録素子と、可撓性のプレートとを有する、磁気読取りの及び/又は記録の装置を開示している。磁気記録材を素子に接触させるために素子及び可撓性のプレートを揃える手段、つまり、位置を揃える手段が、可撓性のプレートを受け合うための凹部を有する圧力パッド取付けブロックを含んでいる。
米国特許5285325号は、二つの対称的な圧力パッドの取付けブロックを含んでいる、二つのヘッドを有する磁気記録又は再生のカメラ用アッセンブリを開示している。
【0007】
本発明は、汚染及び摩耗を防止するために、構成部品間の隙間が最小になるように設計された追従アッセンブリを提供することを目的とする。
また、本発明は、デバイスが装置内に正しく方向づけられることを可能とする非類似状の端部を有している、ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリを備えた追従デバイスを提供することを目的とする。
更に、追従されている媒体の中心線に関して、両側が遊動するボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリを備えた、追従デバイスを提供することを目的とする。
【0008】
また、更に、媒体が追従される間に過度の挙動及び不安定な状態を引き起こすことなしに、最小の角度的な挙動で回転するように設計された、追従デバイスを提供することを目的とする。
また、更に、本発明は、アッセンブリの変位を最小限に抑えるために、タブ,スロット並びにノッチのようなインターフェイス機構を有することによって、位置の不正確さを最小限に抑えるように設計された追従デバイスを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
簡単に記述するが、本発明の一つの態様に従って、フィルムの縁部に追従するデバイスの角度的な挙動を規制するために、ボールキャリヤ取付けアッセンブリが提供されており、上記フィルムの縁部に追従するデバイスが、上面及び下面を有する一対の上側ボールケージと、ボールケージの厚さを貫通しておりまた下面の下方へ突出しているチューブと、ボールケージの厚さを貫通している複数のボールポケットと、固定した支持体にアッセンブリを取付けるために本体と第1及び第2のタブを備えている、上側ボールケージ対の下方に置かれた非対称的な形状の取付けプレートとを有し、各上側ボールケージが、上方の面から突出している、ノッチに係合するための突起部を有し、更に、上記取付けプレートの各エンドタブが、装置を正しく方向づけるために互いに異なる形状をしている。
【0010】
更に、上記本体部は、加えて、タブの端部から間隔を置いて配置された、上記チューブを収納するための一対の開口部を有しており、また、一対の下側ボールケージが、取付けプレートの下方に位置させられ、上面及び下面を有しており、各ボールケージは、更に、下面から下方へ突出している、ノッチに係合するための突起部と、下側ボールケージの厚さを貫通している、チューブを受け合うための開口部と、また、更に、ボールケージの厚さを貫通している複数のボールポケットとを含んでいる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
本発明は、図1に示されているような、媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置用の、微動するフィルムの縁部に追従する自動合わせデバイスに組込まれているようなボールキャリヤ取付けデバイスを開示しており、上記装置が、写真仕上げ設備の一部に組込まれる場合に、追従ユニットの位置設定が正確であること、また、追従ユニットの角度的な挙動が最小限に為されることを保証するものである。かかるインターフェイス装置はよく知られているので、この記述は、特に、開示された本発明の実施の形態の一部を形成しているか、あるいは、直接に共働しているそれらの構成部品についてのものである。ボールキャリヤ取付けデバイスは、特に、図示されても又は記述されてもいない、また別のアプリケーションを有し得ることが理解されるべきである。
【0012】
媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置の詳細な記述が、ボールキャリヤ取付けデバイスの他の構成部品との相互作用性及びその利点に関して為されている。かかる設備では、追従ユニットのいずれか一方の側に、違ったヘッドアッセンブリ、すなわち、読取りの又は書込みの、あるいは、不活動のアッセンブリを要することが可能である。本発明の取付けデバイスのような非対称的な構成を有する取付けデバイスを組込むことにより、たとえ、追従ユニットが修理のために取り外されても、適切なヘッドアッセンブリが保証される。
【0013】
添付図面、特に、図1を参照すれば、媒体上に情報を書込む、あるいは、媒体から情報を読取るための、媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置20の開示された実施の形態は、追従アッセンブリ22と媒体に対する磁気ヘッドのバッカーアッセンブリ23,25とを有している。上記追従アッセンブリ22は、一対のヘッドブロック50と、ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリ60と、一対の上部支持プレート40及び一対の底部支持プレート100とを有している。また、上記バッカーアッセンブリ23,25は、それぞれ、ヘッド及びバッカーアッセンブリ24,26、アーチ状のスプリングアッセンブリ28,30のための媒体に対する磁気ヘッドのバッカーデバイス、並びに、フィルムガイドカバープレート32,34を有している。
【0014】
上記追従アッセンブリ22は、同様の、略長方形の一対の上部支持プレート40を有している。各上部支持プレートは、アッセンブリの角度的な挙動を制限するために、幅方向に沿ったエッジの中央に形成された略長方形のノッチ42を有する。各長手方向に沿ったエッジは、係止具46を受け入れるための切欠き溝44、及び、ヘッドブロック50のタブを受け合うための切欠き部48を有している。各支持プレートは、スイベルポスト52が嵌まり込む、中央に位置し深くえぐられた穴部を備えている。上記ポストは、下方でD字状の端部を備え丸みを帯びていることが望ましい。上記ポストは、好ましくは、上記支持プレートに接着剤で取り付けられ、各プレートの下面から下方へ突出している。各スイベルポストは、下方のD字状の端部で平面部54を有しており、該平面部が長方形のノッチに面するように、上記ポストが正しく方向づけられる。組立てられた装置においては、各支持プレートのノッチは、中央に向かって正しく方向づけられ、互いに向かい合う。
【0015】
上記追従アッセンブリ22は、ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリ60を有している。該取付けプレートアッセンブリは、非対称的な形状をした細長い取付けプレートを有している。該取付けプレートは、それが、例えば、写真仕上げ設備のような、適切な設備の一部分の構造部材に設けられるときに、プレートを正しく方向づけるために、略長方形の本体部64と異なる形状のエンドタブ66,68とを有する。このことは、磁気媒体のそれぞれの磁気記録部上に磁気ヘッドが正しく方向づけられるように、完成品としての磁気インターフェイス装置を正しく方向づける効果を有する。上記エンドタブは、好ましくは、本体部よりも幅が狭い。一方の端部66は、例えば、角ばった端部を備えた長方形のものであり、他方の端部は、例えば、面取りされた端部を備えた長方形状をしている。他の形状の端部もまた用いることができるであろう。各タブは、例えば、記録又は再生設備のような、固定された構造的な構成部品上に取付けられる場合には、係止具を受け合うための取付け穴部70と、上記設備の位置決めピンを使用してプレートを配置するための位置決め穴部74,76とを有している。
【0016】
一つの好適な実施の形態では、一方の位置決め穴部76は丸形であり、他の位置決め穴部74は、取付けプレートの位置決めを許容する条件を減ずるために、略オブラウンド形(両端に丸みをもたせた略矩形)の形状をしている。上記取付けプレートの主な本体部は、二つの略オブラウンド形の開口部72を有し、該開口部72は、アッセンブリのボールキャリヤ構成部品を受け合うために、一般にプレートの厚さを貫通しており、また、プレート本体の中央部から等間隔を置いて配置されている。
上記ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリ60は、同様の一対の上側ボールケージ80を有している。各上側ボールケージは、好ましくは、例えば、面取りされた角部を備えた略長方形のものである。各ボールケージは、例えば、各ボールケージの中央に面する幅方向に沿ったエッジの、中央点におけるまたそのエッジに隣接する表面から上方へ突出している、丸みを帯びて直立した突起部を有する。各ボールケージは複数のボールポケット84を有し、該ボールポケット84は、ボールケージの厚さを貫通しており、各角部でケージの周縁に配置されている。
【0017】
一つの好適な実施の形態では、各ケージにおいて、各角部にポケットが一つずつ隣接して、四つのボールポケットが配置されている。上記ボールポケットは、略オブラウンド形であるか、若しくは、楕円形である。好ましくは、各ポケットは略オブラウンド形であり、ボールが動き得るように、ボールの直径よりも僅かだけ大きな幅と、ケージが角度的にまた直線的に制限されて動く間にボールが動き得るように、ボールの直径よりも大きな長さとを備えた寸法を有している。
各ケージは、中央に位置した円筒形のチューブ86を有しており、該チューブ86は、好ましくは略オブラウンド形であり、上記ケージの厚さを貫通しており、また、取付けプレートの開口部72に係合するためにケージの下方へ突出している。
【0018】
上記支持プレートの円筒形のポスト52は、オブラウンド形のチューブ86に入り込み、ポストがチューブ内で動き得るように、ポストの直径がチューブ開口部の内幅よりも僅かに小さいような、また、追従アッセンブリが角度的にまた直線的に制限されて動く間にポストが開口部に沿って動き得るように、チューブ開口部の内部の長さが、ポストの直径よりも大きいような寸法を有している。チューブの内部表面は、ポスト用の支持面を備えている。各ケージは、長手方向のエッジ付近の上面に、係止具46の頭部を収納するための二つのくぼみ88を有している。
【0019】
ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリは、更に、同様の一対の下側ボールケージ90を有する。各下側ボールケージは突起部92(不図示)と複数のボールポケット94とを有し、上側ボールケージと同様の形状をしている。上記アッセンブリにおいては、上記突起部は、ケージの下方に突出するように置かれている。
各下側ボールケージは、中央に位置した好ましくは略オブラウンド形の開口部96を有し、該開口部は、上側ボールケージから突出している円筒形チューブ86を受け合うために、ケージの厚さを貫通している。上記ボールポケットは、上側ボールケージのそれと同様の寸法を有している。上記開口部96は、上側ボールケージの円筒形チューブを受け合うような寸法を有している。
組立てられた場合には、円筒形チューブの底部が、好ましくは下側ボールケージの底面と同じ高さになる。ボールケージ及び取付けプレートの隣り合う面は、取付けプレートと隣接したボールケージとの間に隙間が一切ないように互いに接触している。
【0020】
一つの実施態様においては、ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリが、上側ボールケージのチューブ86を、取付けプレート62の開口72と下側ボールケージの開口96とを介して差し込み、また、ボールケージの外表面上にいかなる接着剤をもつけないように注意しながら、部品の接触箇所に浸透接着剤を加えることによって部品を接合することにより組み立てられる。
本発明のまた別の態様においては、取付けプレートアッセンブリは、一体物を得るべく、等量のボールケージ及び取付けプレートの構成成分を射出成形することにより形成され得る。そのように成形されたアッセンブリは、ボールケージのエッジと取付けプレートとの間のいかなる隙間をも除き、その結果、ほこり及び汚れの微塵を最小限に抑える。
【0021】
上記ボールケージ及び取付けプレートは、プラスチック又は金属であって構わず、好ましくはプラスチックであり、例えば、アセタール樹脂のような成形可能なプラスチックである。上記ボールケージは、各ボールポケットに一つずつ含まれる支持ボール126用の物理的なキャリヤのような多様な機能に適うものである。ボールの位置を正しく位置決めして制御するには、ポケット内にボールが動き得るような十分な隙間を備えたキャリヤが必要である。
上記ボールケージは、ボール、及び、取付けプレートと支持プレート40,100との接触面を保護すべく汚染を制御するのに適している。ボールケージ80の高さは、支持ボールの直径よりもほんの僅か小さい。その結果として、ボールケージによって、ボールが取り囲まれて保護される。ほこりや汚れの微塵の侵入に関し、ボールケージと支持プレートとの間のギャップについては非常に狭い隙間が有用である。上記ボールケージの内部チューブ86は、チューブ開口部の長さに沿ったスイベルポスト52の動作のために、耐久性のある支持材として使用されており、その結果、部品,材料の追加、つまり、製造の困難は解決され得る。
【0022】
上記追従アッセンブリは、同様の、略長方形の一対の底部支持プレート100を有している。各底部支持プレートは、下側ボールケージの突起部92を受け合い、また、アッセンブリの角度的な挙動を制限するために、幅方向に沿ったエッジの中央に形成された、略長方形のノッチ102を有している。各底部支持プレートは、プレートの厚さを貫通している略D字状の開口部を有している。該開口部の平らな側面が、上記ノッチに面している。上記D字状の開口部は、上部支持プレートのD字状のスイベルポスト52を受け合うような寸法を有している。組立てられた装置においては、上記ノッチは、中央に向かって位置しており、互いに向かい合っている。
媒体に対する磁気ヘッドのアッセンブリのための、追従アッセンブリ22の重要な特徴は、フィルム帯の重ね継ぎされたフィルムウェブ及び縁部の状態が変わる際に、磁気ヘッド間を通過する媒体の縁部に「追従する」能力である。これらの変化が許容されるには、追従アッセンブリの僅かな回転が妨げなく行なわれ得る必要がある。しかしながら、過度の角度的な挙動は、周囲のアッセンブリ又は追従アッセンブリの重要な構成部品に損傷を引き起こしかねない不安定な状態をもたらし得る。
【0023】
各ボールケージの一部分として、例えば、上側ボールケージ80の上面の小さな突起部82のような規制機構が含まれており、それは、媒体が走行する間に、追従アッセンブリの角度的な最大動作を制限するものである。上記突起部は、例えば、丸みを帯びた、もしくは、直方体のポストのように、適切であれば、いかなる形状であっても構わない。上記突起部は、好ましくは追従アッセンブリの規制された角度的な挙動を可能とするために、上記ノッチの幅よりも小さな直径を備えた丸みを帯びたポストである。小さな突起部は、予め決められた量の隙間を伴って、支持プレート40の長方形のノッチ42に係合する。
上記追従アッセンブリは、これら二つの形状部の間の隙間によって規定される弧を通じて自由に回転する。しかしながら、もし角度的な回転が過度になれば、ボールケージの突起部がノッチの側壁に接触し、追従アッセンブリのいかなる回転をも妨げる。このようにして、追従部分及びその周辺のアッセンブリが、必要とされる機能上の範囲を越えた過度の角度的な挙動から保護されている。隙間の量、及び、それに従った角度的な挙動の度合は、装置の各々の適用について予め決められている。
【0024】
上記追従アッセンブリは、ヘッド及びバッカーアッセンブリ24,26を取付けるための、同様の一対のヘッドブロック50を有している。各ヘッドブロック50は、略長方形の対面プレート110を有しており、該対面プレート110は、長い方の脚部の長さに沿って、その幅方向に沿ったエッジに取付けられた略L字状の側壁を有している。各側壁は、上部支持プレートの切欠き部48に嵌まり込むための底部タブ114、ヘッド及びバッカーアッセンブリの凹部に嵌まり込むための後部タブ116とを備えた形状をしている。
略長方形の媒体支持プレート118は、対面プレートの上部の側壁を橋渡しするものであり、中央に向かって延び広がっている。上記側壁の各短い方の脚部の底面は、雌ネジを切られた穴部を有しており、該穴部は、係止具46を受け、それによって、ヘッドブロックが上部支持プレートへ取り付けられる。各側壁の長い方の脚部は、ヘッド及びバッカーアッセンブリを取り付けるための取付けネジを受け合うために、タブの上側に雌ネジを切られた穴部119を有している。
【0025】
図2を参照すれば、上記ヘッドブロック50の各媒体支持プレート118は、スプリングポスト120を有しており、該スプリングポストは、プレート上面と同じ高さになるまで上側から圧入することによって、側壁間のプレートの開口へ取り付けられる。
底部に突出している端部には、エッジガイドスプリングの末端のループを保持するための溝部がある。各ヘッドブロックポストへつながれた上記エッジガイドスプリング122(図4参照)は、磁気ヘッド間の磁気媒体を位置決めするために、完全に組立てられた磁気ヘッドアッセンブリを、互いに向かって付勢するものである。
設計の特徴である、チューブ86,開口部72及びノッチ42の組合せによって、磁気ヘッドの両側が磁気媒体の中央線に関して遊動することが可能となる。
【0026】
追従ヘッドアッセンブリは、次の好適なステップの手順に従って組立てられる。
上記スプリングポストを備えた二つのヘッドブロック50が、雌ネジを切られた穴部を有する据え付けの装置内に上向きに配置される。エッジガイドスプリングのループが、上記スプリングポストの溝部に取付けられる。スイベルポスト52が上向きとなった、支持プレート40及びスイベルポスト52の集成部品が、タブ114と切欠き部48を組合せることにより位置決めされ、そして、深くえぐられた穴部へ係止具46で固定される。ブロック及びポストの集成部品上へ配置される。その後、その手順が、他の支持プレート及びスイベルポストの集成部品について繰り返される。スイベルポストには、僅かにグリースが塗布されている。
【0027】
図3を参照すれば、面取りされた取付けタブ68が左側にあり、それぞれ40a及び40bとして同様の上側ボールケージ40を備えた取付けプレートアッセンブリ60が、平坦で汚れのない面に上向きに置かれている。八つの支持ボール126が、グリースでコーティングされている。
上記支持ボールのうちの四つが、ボールケージ40aの各ポケット内に一つずつ位置させられ、各ボールがポケットの右側にある。同様に、四つの支持ボールが、ボールケージ40bに置かれており、ボールが各ポケットの左側にある。
面取りされたタブを左側に保ちながら、支持ボールが粘着したままで、取付けプレートアッセンブリ60が裏返しにされ、そして、ポストが一つずつ各チューブに差し込まれるように、スプリングで連結された一対のブロック及びポストの組み部品に取付けられた支持プレート対のスイベルポスト52にかけて配置される。
その後、グリースを塗られた八つの支持ボールが、上記ボールと同様の位置付けで、下側ボールケージ84のボールポケット94へ入れられる。ボールキャリヤとそれに隣接する支持プレートとの間に僅かな隙間がもたらされるように、各支持ボールの直径は上記ポケットの深さよりも大きい。また、ボールポケット内の支持ボールが横方向に動き得るように、各支持ボールの直径はボールポケットの長さよりも小さい。
【0028】
それから、一方の底部支持プレート100が、各スイベルポスト52のD字状の端部に配置される。上部及び底部の支持プレート上の長方形のノッチは、それぞれ、各々の上方及び下側ボールケージ上の突起部に係合する。下方支持プレートは、例えば、ネジ130,ワッシャ132、及び、スプリングワッシャ134のような、各スイベルポストに差し込まれる係止具によって、取付けプレートアッセンブリに固定される。
完全なアッセンブリは、媒体の角度的な変化や、媒体の幅方向に沿った変化、及び、媒体の縁部の不規則性にも対応し得る。
【0029】
媒体に対する磁気ヘッドのバッカーアッセンブリ23,25(図1参照)は、それぞれ、ヘッド及びバッカーのサブアッセンブリ24,26、媒体に対する磁気ヘッドのバッカーデバイス28,30、並びに、フィルムガイドカバープレート32,34を有している。
上記ヘッド及びバッカーサブアッセンブリ24,26は、ヘッド構成部品の性質においてのみ異なる。ヘッド構成部品は、アッセンブリが取り付けられる設備の目的に依存するものであり、記録ヘッド,読取りヘッド、あるいは、不活動の磁気ヘッドであり得る。上記ヘッド及びバッカーのアッセンブリ24(又は26)は、いかなる磁気ヘッドの構成部品に関しても、記述されるであろう。
【0030】
磁気ヘッド152は、セラミックのエッジガイド部148と共に、バッカープレート140へ接着剤で取付けられている。該バッカープレートは、内側面及び外側面と長手方向に沿ったおよび幅方向に沿ったエッジとを備えた略直方体の形をしている。内側面142は、幅方向に沿ったエッジの上部付近の内側面に形成されたくぼみに、例えば、押圧により取り付けられた、また、プレートの厚さを貫通している取付け穴146の両側に置かれた一対の合せピン144を有している。
長方形の凹部が、該凹部に接着剤で取り付けられるエッジガイド部148を受け合うために、上部の幅方向に沿ったエッジに平行なまた合せピンの下側の、内側面に成形されている。上記エッジガイド部の表面は、上記バッカープレートの表面と、同一平面を成している。バッカープレートの長手方向のエッジは、完全に組立てられた場合にヘッドブロックの後部タブ116を受け入れるように成形されたL字状のノッチ150を有する。
上記磁気ヘッド152は、該ヘッドの底端部がバッカーの底部の幅方向に沿ったエッジと水平となり、また、媒体に対する上記ヘッドのくぼんだ端部が、エッジガイド148の一部と重なり、エッジガイドの中央に位置するように、バッカーの内面に接着剤によって又は係止具で取付けられる。
【0031】
媒体に対する磁気ヘッドのバッカーデバイス28,30が、同様のアーチスプリング集成部品の形式を有することが好ましい。各アーチスプリング集成部品は、頑丈なフレーム160及びアーチスプリング162から成るものである。各フレームは、中央に位置した取付け穴164、第1合せ穴166、第2合せ穴168、及び、アーチスプリングを保持するためのキャビティ170を有している。上記アーチスプリング集成部品は、磁気ヘッド上側の合せピン144にわたって配置され、そして、取付け穴部146及び164を介して、フィルムガイドカバープレート32(又は34)の雌ネジを切られた取付け穴部173へ差し込まれたネジを締付けることによって、バッカーの内側面142とフィルムガイドカバープレート32(又は34)との間に保持される。
媒体に対する磁気ヘッドのバッカーアッセンブリ23,25は、取付け穴176を介して、ヘッドブロックの雌ネジを切られた穴部119へ差し込まれたネジ174を締付けることによって、ヘッドブロック50上に取付けられる。
【0032】
上記媒体に対する磁気ヘッドのアッセンブリのL字状のノッチ150に係合するヘッドブロック50のタブ116によって、追従アッセンブリのリマインダに関して、媒体に対する磁気ヘッドのアッセンブリは位置的に制御される。
完成品としての媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置は、次のステップの手順に従って組立てられる。
磁気ヘッドバッカーが、フィルムの縁部をガイドする溝を備えたホルダ内に上向きに配置され、接着剤が上記スロットの側面と底部とに塗布される。フィルム縁部のガイド部が、斜角をつけられた側面を備えた溝内に上向きに配置される。硬化後、確実にフィルム縁部のガイド部とヘッドの取付け面とが同一平面となり、鋭いなエッジが油砥研磨によって除かれるように、ガイド部上面に仕上げの研磨が施される。合せピンが、該ピンがエッジガイド部面の据付けの高さと同じになるように、ヘッドバッカーの穴部に押圧される。上記アッセンブリが、保持クランプ内に位置させられ、また、上記磁気ヘッドが、その上部がエッジガイドに僅かに重なるように、バッカー上に位置させられ、合せピンについて中央に配置される。
アッセンブリのある態様においては、バッカーに対してヘッドを固定するためにネジが使用され、そのとき、浸透接着剤が、磁気ヘッドのエッジに沿って塗布される。
【0033】
図1及び図4を参照すれば、取付けプレート62、上部支持プレート40、底部支持プレート100、上側ボールケージ80及び下側ボールケージ90、そして、ヘッドブロック50を有する追従ヘッドブロックアッセンブリが、ブロック50,ポスト120を備えて、ベンチ上に上向きに配置されている。そこでは、面取りされた取付けタブの端部66は右側にある。
適切な磁気ヘッドアッセンブリ24が、右側のブロックに配置され、その結果、上記ヘッドがブロックのヘッドキャビティに嵌め込まれ、また、ブロックにおける位置決め用の後部タブ116が、ヘッドアッセンブリ上のノッチ150へ嵌込まれる。そのとき、二つのネジ174は、上記ヘッドバッカーをヘッドブロック内の雌ネジを切られた穴部に締結するために用いられる。磁気ヘッドから媒体へのバッカーデバイス28の頑丈なフレームを維持しながら、そのデバイスが上記ヘッドの上面に配置される。キャビティがヘッドバッカー上で中央に保たれたままで、上記フレームが合せピン上にスライドされ、そこで、アーチスプリングの力によって保持される。媒体に対する磁気ヘッドのバッカーデバイスの、頑丈なフレームを覆っているL字状の短い側部を備えた、正しい位置決め(すなわち、左側又は右側)のためのフィルムガイドカバープレートは、上記デバイス上に配置され、ネジ172で上記ヘッドバッカーに締結される。上記アッセンブリの他の半割体について、そうした手順が繰り返される。
【0034】
装置の組立ては、アッセンブリの各側面が、支持ボール上で遊動し得るような、また、制限された角度的な及び横方向の間隔で動き得るようなものである。そのように、各磁気ヘッドは、フィルム又は磁気媒体の中心線に関して遊動し、また、媒体の縁部に追従するものである。両側が遊動し得るようにすることにより、円滑にフィルムが搬送されるように、フィルム通路内の他の構成部品に対しアッセンブリを位置合せするためには、より一層有用である。アッセンブリの変位を最小限に抑えるためのタブ,スロット、及び、ノッチのようなインターフェイス機構を有することによって、位置的な不正確さが最小限に抑えられる。
【0035】
本発明は、制限された角度的な動き、及び、フィルムが走行している間に、安定した状態が保たれ、そしてまた、汚染の可能性を減ずることにより、アッセンブリの有効寿命を延長し得るように、角度的な挙動を制限し、構成部品間の隙間を最小限に抑える、ボールキャリヤ取付けアッセンブリ及びフィルム追従アッセンブリを提供する。取付けプレートの非対称的なデザインは、それが装置に組込まれるときに、デバイスが正しく方向づけられることを保証する。両側の磁気ヘッドアッセンブリが磁気媒体の中心線に関して遊動し得るような設計の特徴が含まれている。
尚、本発明は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 磁気媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置の分解図である。
【図2】 ヘッドブロック及びスプリングポストアッセンブリの側面図である。
【図3】 取付けプレートアッセンブリの上面図である。
【図4】 磁気媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置の正面図である。
【符号の説明】
22…追従アッセンブリ
23,25…バッカーアッセンブリ
24,26…ヘッド及びバッカーアッセンブリ
40…上部支持プレート
50…ヘッドブロック
52…スイベルポスト
62…取付けプレート
66,68…エンドタブ
80…上側ボールケージ
82…上側ボールケージ突起部
86…チューブ
90…下側ボールケージ
92…下側ボールケージ突起部
【発明の属する技術分野】
本発明は、媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置用の、微動するフィルムの縁部に追従する自動位置合わせデバイス、特に、該デバイスに含まれた非対称的なボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気媒体追従デバイスの基本的な機能は、磁気ヘッドと、写真フィルムや磁気テープのような磁気媒体との間の確実な接触を制御することである。これを実現するためには、二つの基礎的な機能条件を要する。しばしば、板又はリード状のスプリングといった形態の荷重を付加する部材が、磁気読取り若しくは書込みのために、ヘッドの表面に対して媒体を付勢する。もう一つは、デバイスが、媒体の切断部分の性状の変化又は媒体の重ね継ぎによる不正確さが、媒体の縁部に関するヘッドの配置に悪影響することのないように、追従ユニットにより媒体の縁部に追従する能力である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
公知である追従ユニットは、プレートの支持ボール上で小さな角度で旋回することにより媒体の縁部の変化に対応する、多機能のボールキャリヤアッセンブリを組込んでいる。かかるキャリヤは、アッセンブリが動作し得るように、アッセンブリの隣り合う面の間に、及び、支持ボールとそれらの収容部との間に、十分な隙間を要する。過度の隙間は、ほこり及び汚れた微塵によって汚れることになり、他の部分と関連して動く部分に悪影響する。過度の隙間による過度の角度的な挙動は、周辺のアッセンブリ又は追従アッセンブリの重要な構成部品に損傷を与えかねない不安定な状態をもたらす可能性を有する。二つのヘッドのデバイスにおいては、その上、媒体の各縁部における磁気トラック(記録部)に関して、それぞれのヘッドが正しく方向づけられることを保証するために、適切な設計の特徴が含まれていることが重要である。
【0004】
広く使用されそして摩耗し易い、写真仕上げ設備用の磁気式の追従デバイスを設計する上で考慮することは、機械的なユニットの完全な分解を要することなく、構成部品を交換し得ることである。二つのヘッドのデバイスにおいては、アッセンブリのどちら側でも用いることができる重要な部品の目録をつくり、そして、左側用及び右側用の構成部分を備えた部品を最小限に抑えることが望ましい。
【0005】
米国特許5034836号は、予め決められた半径を有する弧にわたって動作するように取付けられた可動支持部と、該可動支持部上で各々回転し得るように取付けられている一対の磁気ヘッド懸下アッセンブリとを有する、写真フィルム用の磁気ヘッド懸下装置を開示している。磁気ヘッドアッセンブリの表面が対向する写真フィルムの縁部にそれぞれ係合するように、吊下げアッセンブリが互いに向かって付勢される。一方の懸下アッセンブリが固定され、また、フィルムの位置に関して懸下装置全体を位置決めする停止具として作用するのに対して、他方は、フィルムの中心線に関して浮遊して動作する。この装置については、確実にフィルムが円滑に移動し得るように、動かないエッジ側をフィルムの通路における他の構成部品に正確に揃える必要がある。アッセンブリ全体は、対称性を有する構成部品で構成される。
【0006】
米国特許5274522号は、可撓性の磁気媒体を、磁気ヘッドと接触するように付勢するのに適した部材を有する、媒体に対する磁気ヘッドのバッカーデバイスを開示している。上記部材を保持するための頑丈なフレームが、キャビティを有し、様々な態様のキャビティが記述されている。
米国特許5285324号は、可撓性の磁気記録材料から情報を読取り及び/又は上記磁気記録材料上に情報を記録するための、複数の磁気読取り及び/又は記録素子と、可撓性のプレートとを有する、磁気読取りの及び/又は記録の装置を開示している。磁気記録材を素子に接触させるために素子及び可撓性のプレートを揃える手段、つまり、位置を揃える手段が、可撓性のプレートを受け合うための凹部を有する圧力パッド取付けブロックを含んでいる。
米国特許5285325号は、二つの対称的な圧力パッドの取付けブロックを含んでいる、二つのヘッドを有する磁気記録又は再生のカメラ用アッセンブリを開示している。
【0007】
本発明は、汚染及び摩耗を防止するために、構成部品間の隙間が最小になるように設計された追従アッセンブリを提供することを目的とする。
また、本発明は、デバイスが装置内に正しく方向づけられることを可能とする非類似状の端部を有している、ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリを備えた追従デバイスを提供することを目的とする。
更に、追従されている媒体の中心線に関して、両側が遊動するボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリを備えた、追従デバイスを提供することを目的とする。
【0008】
また、更に、媒体が追従される間に過度の挙動及び不安定な状態を引き起こすことなしに、最小の角度的な挙動で回転するように設計された、追従デバイスを提供することを目的とする。
また、更に、本発明は、アッセンブリの変位を最小限に抑えるために、タブ,スロット並びにノッチのようなインターフェイス機構を有することによって、位置の不正確さを最小限に抑えるように設計された追従デバイスを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
簡単に記述するが、本発明の一つの態様に従って、フィルムの縁部に追従するデバイスの角度的な挙動を規制するために、ボールキャリヤ取付けアッセンブリが提供されており、上記フィルムの縁部に追従するデバイスが、上面及び下面を有する一対の上側ボールケージと、ボールケージの厚さを貫通しておりまた下面の下方へ突出しているチューブと、ボールケージの厚さを貫通している複数のボールポケットと、固定した支持体にアッセンブリを取付けるために本体と第1及び第2のタブを備えている、上側ボールケージ対の下方に置かれた非対称的な形状の取付けプレートとを有し、各上側ボールケージが、上方の面から突出している、ノッチに係合するための突起部を有し、更に、上記取付けプレートの各エンドタブが、装置を正しく方向づけるために互いに異なる形状をしている。
【0010】
更に、上記本体部は、加えて、タブの端部から間隔を置いて配置された、上記チューブを収納するための一対の開口部を有しており、また、一対の下側ボールケージが、取付けプレートの下方に位置させられ、上面及び下面を有しており、各ボールケージは、更に、下面から下方へ突出している、ノッチに係合するための突起部と、下側ボールケージの厚さを貫通している、チューブを受け合うための開口部と、また、更に、ボールケージの厚さを貫通している複数のボールポケットとを含んでいる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
本発明は、図1に示されているような、媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置用の、微動するフィルムの縁部に追従する自動合わせデバイスに組込まれているようなボールキャリヤ取付けデバイスを開示しており、上記装置が、写真仕上げ設備の一部に組込まれる場合に、追従ユニットの位置設定が正確であること、また、追従ユニットの角度的な挙動が最小限に為されることを保証するものである。かかるインターフェイス装置はよく知られているので、この記述は、特に、開示された本発明の実施の形態の一部を形成しているか、あるいは、直接に共働しているそれらの構成部品についてのものである。ボールキャリヤ取付けデバイスは、特に、図示されても又は記述されてもいない、また別のアプリケーションを有し得ることが理解されるべきである。
【0012】
媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置の詳細な記述が、ボールキャリヤ取付けデバイスの他の構成部品との相互作用性及びその利点に関して為されている。かかる設備では、追従ユニットのいずれか一方の側に、違ったヘッドアッセンブリ、すなわち、読取りの又は書込みの、あるいは、不活動のアッセンブリを要することが可能である。本発明の取付けデバイスのような非対称的な構成を有する取付けデバイスを組込むことにより、たとえ、追従ユニットが修理のために取り外されても、適切なヘッドアッセンブリが保証される。
【0013】
添付図面、特に、図1を参照すれば、媒体上に情報を書込む、あるいは、媒体から情報を読取るための、媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置20の開示された実施の形態は、追従アッセンブリ22と媒体に対する磁気ヘッドのバッカーアッセンブリ23,25とを有している。上記追従アッセンブリ22は、一対のヘッドブロック50と、ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリ60と、一対の上部支持プレート40及び一対の底部支持プレート100とを有している。また、上記バッカーアッセンブリ23,25は、それぞれ、ヘッド及びバッカーアッセンブリ24,26、アーチ状のスプリングアッセンブリ28,30のための媒体に対する磁気ヘッドのバッカーデバイス、並びに、フィルムガイドカバープレート32,34を有している。
【0014】
上記追従アッセンブリ22は、同様の、略長方形の一対の上部支持プレート40を有している。各上部支持プレートは、アッセンブリの角度的な挙動を制限するために、幅方向に沿ったエッジの中央に形成された略長方形のノッチ42を有する。各長手方向に沿ったエッジは、係止具46を受け入れるための切欠き溝44、及び、ヘッドブロック50のタブを受け合うための切欠き部48を有している。各支持プレートは、スイベルポスト52が嵌まり込む、中央に位置し深くえぐられた穴部を備えている。上記ポストは、下方でD字状の端部を備え丸みを帯びていることが望ましい。上記ポストは、好ましくは、上記支持プレートに接着剤で取り付けられ、各プレートの下面から下方へ突出している。各スイベルポストは、下方のD字状の端部で平面部54を有しており、該平面部が長方形のノッチに面するように、上記ポストが正しく方向づけられる。組立てられた装置においては、各支持プレートのノッチは、中央に向かって正しく方向づけられ、互いに向かい合う。
【0015】
上記追従アッセンブリ22は、ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリ60を有している。該取付けプレートアッセンブリは、非対称的な形状をした細長い取付けプレートを有している。該取付けプレートは、それが、例えば、写真仕上げ設備のような、適切な設備の一部分の構造部材に設けられるときに、プレートを正しく方向づけるために、略長方形の本体部64と異なる形状のエンドタブ66,68とを有する。このことは、磁気媒体のそれぞれの磁気記録部上に磁気ヘッドが正しく方向づけられるように、完成品としての磁気インターフェイス装置を正しく方向づける効果を有する。上記エンドタブは、好ましくは、本体部よりも幅が狭い。一方の端部66は、例えば、角ばった端部を備えた長方形のものであり、他方の端部は、例えば、面取りされた端部を備えた長方形状をしている。他の形状の端部もまた用いることができるであろう。各タブは、例えば、記録又は再生設備のような、固定された構造的な構成部品上に取付けられる場合には、係止具を受け合うための取付け穴部70と、上記設備の位置決めピンを使用してプレートを配置するための位置決め穴部74,76とを有している。
【0016】
一つの好適な実施の形態では、一方の位置決め穴部76は丸形であり、他の位置決め穴部74は、取付けプレートの位置決めを許容する条件を減ずるために、略オブラウンド形(両端に丸みをもたせた略矩形)の形状をしている。上記取付けプレートの主な本体部は、二つの略オブラウンド形の開口部72を有し、該開口部72は、アッセンブリのボールキャリヤ構成部品を受け合うために、一般にプレートの厚さを貫通しており、また、プレート本体の中央部から等間隔を置いて配置されている。
上記ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリ60は、同様の一対の上側ボールケージ80を有している。各上側ボールケージは、好ましくは、例えば、面取りされた角部を備えた略長方形のものである。各ボールケージは、例えば、各ボールケージの中央に面する幅方向に沿ったエッジの、中央点におけるまたそのエッジに隣接する表面から上方へ突出している、丸みを帯びて直立した突起部を有する。各ボールケージは複数のボールポケット84を有し、該ボールポケット84は、ボールケージの厚さを貫通しており、各角部でケージの周縁に配置されている。
【0017】
一つの好適な実施の形態では、各ケージにおいて、各角部にポケットが一つずつ隣接して、四つのボールポケットが配置されている。上記ボールポケットは、略オブラウンド形であるか、若しくは、楕円形である。好ましくは、各ポケットは略オブラウンド形であり、ボールが動き得るように、ボールの直径よりも僅かだけ大きな幅と、ケージが角度的にまた直線的に制限されて動く間にボールが動き得るように、ボールの直径よりも大きな長さとを備えた寸法を有している。
各ケージは、中央に位置した円筒形のチューブ86を有しており、該チューブ86は、好ましくは略オブラウンド形であり、上記ケージの厚さを貫通しており、また、取付けプレートの開口部72に係合するためにケージの下方へ突出している。
【0018】
上記支持プレートの円筒形のポスト52は、オブラウンド形のチューブ86に入り込み、ポストがチューブ内で動き得るように、ポストの直径がチューブ開口部の内幅よりも僅かに小さいような、また、追従アッセンブリが角度的にまた直線的に制限されて動く間にポストが開口部に沿って動き得るように、チューブ開口部の内部の長さが、ポストの直径よりも大きいような寸法を有している。チューブの内部表面は、ポスト用の支持面を備えている。各ケージは、長手方向のエッジ付近の上面に、係止具46の頭部を収納するための二つのくぼみ88を有している。
【0019】
ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリは、更に、同様の一対の下側ボールケージ90を有する。各下側ボールケージは突起部92(不図示)と複数のボールポケット94とを有し、上側ボールケージと同様の形状をしている。上記アッセンブリにおいては、上記突起部は、ケージの下方に突出するように置かれている。
各下側ボールケージは、中央に位置した好ましくは略オブラウンド形の開口部96を有し、該開口部は、上側ボールケージから突出している円筒形チューブ86を受け合うために、ケージの厚さを貫通している。上記ボールポケットは、上側ボールケージのそれと同様の寸法を有している。上記開口部96は、上側ボールケージの円筒形チューブを受け合うような寸法を有している。
組立てられた場合には、円筒形チューブの底部が、好ましくは下側ボールケージの底面と同じ高さになる。ボールケージ及び取付けプレートの隣り合う面は、取付けプレートと隣接したボールケージとの間に隙間が一切ないように互いに接触している。
【0020】
一つの実施態様においては、ボールキャリヤ取付けプレートアッセンブリが、上側ボールケージのチューブ86を、取付けプレート62の開口72と下側ボールケージの開口96とを介して差し込み、また、ボールケージの外表面上にいかなる接着剤をもつけないように注意しながら、部品の接触箇所に浸透接着剤を加えることによって部品を接合することにより組み立てられる。
本発明のまた別の態様においては、取付けプレートアッセンブリは、一体物を得るべく、等量のボールケージ及び取付けプレートの構成成分を射出成形することにより形成され得る。そのように成形されたアッセンブリは、ボールケージのエッジと取付けプレートとの間のいかなる隙間をも除き、その結果、ほこり及び汚れの微塵を最小限に抑える。
【0021】
上記ボールケージ及び取付けプレートは、プラスチック又は金属であって構わず、好ましくはプラスチックであり、例えば、アセタール樹脂のような成形可能なプラスチックである。上記ボールケージは、各ボールポケットに一つずつ含まれる支持ボール126用の物理的なキャリヤのような多様な機能に適うものである。ボールの位置を正しく位置決めして制御するには、ポケット内にボールが動き得るような十分な隙間を備えたキャリヤが必要である。
上記ボールケージは、ボール、及び、取付けプレートと支持プレート40,100との接触面を保護すべく汚染を制御するのに適している。ボールケージ80の高さは、支持ボールの直径よりもほんの僅か小さい。その結果として、ボールケージによって、ボールが取り囲まれて保護される。ほこりや汚れの微塵の侵入に関し、ボールケージと支持プレートとの間のギャップについては非常に狭い隙間が有用である。上記ボールケージの内部チューブ86は、チューブ開口部の長さに沿ったスイベルポスト52の動作のために、耐久性のある支持材として使用されており、その結果、部品,材料の追加、つまり、製造の困難は解決され得る。
【0022】
上記追従アッセンブリは、同様の、略長方形の一対の底部支持プレート100を有している。各底部支持プレートは、下側ボールケージの突起部92を受け合い、また、アッセンブリの角度的な挙動を制限するために、幅方向に沿ったエッジの中央に形成された、略長方形のノッチ102を有している。各底部支持プレートは、プレートの厚さを貫通している略D字状の開口部を有している。該開口部の平らな側面が、上記ノッチに面している。上記D字状の開口部は、上部支持プレートのD字状のスイベルポスト52を受け合うような寸法を有している。組立てられた装置においては、上記ノッチは、中央に向かって位置しており、互いに向かい合っている。
媒体に対する磁気ヘッドのアッセンブリのための、追従アッセンブリ22の重要な特徴は、フィルム帯の重ね継ぎされたフィルムウェブ及び縁部の状態が変わる際に、磁気ヘッド間を通過する媒体の縁部に「追従する」能力である。これらの変化が許容されるには、追従アッセンブリの僅かな回転が妨げなく行なわれ得る必要がある。しかしながら、過度の角度的な挙動は、周囲のアッセンブリ又は追従アッセンブリの重要な構成部品に損傷を引き起こしかねない不安定な状態をもたらし得る。
【0023】
各ボールケージの一部分として、例えば、上側ボールケージ80の上面の小さな突起部82のような規制機構が含まれており、それは、媒体が走行する間に、追従アッセンブリの角度的な最大動作を制限するものである。上記突起部は、例えば、丸みを帯びた、もしくは、直方体のポストのように、適切であれば、いかなる形状であっても構わない。上記突起部は、好ましくは追従アッセンブリの規制された角度的な挙動を可能とするために、上記ノッチの幅よりも小さな直径を備えた丸みを帯びたポストである。小さな突起部は、予め決められた量の隙間を伴って、支持プレート40の長方形のノッチ42に係合する。
上記追従アッセンブリは、これら二つの形状部の間の隙間によって規定される弧を通じて自由に回転する。しかしながら、もし角度的な回転が過度になれば、ボールケージの突起部がノッチの側壁に接触し、追従アッセンブリのいかなる回転をも妨げる。このようにして、追従部分及びその周辺のアッセンブリが、必要とされる機能上の範囲を越えた過度の角度的な挙動から保護されている。隙間の量、及び、それに従った角度的な挙動の度合は、装置の各々の適用について予め決められている。
【0024】
上記追従アッセンブリは、ヘッド及びバッカーアッセンブリ24,26を取付けるための、同様の一対のヘッドブロック50を有している。各ヘッドブロック50は、略長方形の対面プレート110を有しており、該対面プレート110は、長い方の脚部の長さに沿って、その幅方向に沿ったエッジに取付けられた略L字状の側壁を有している。各側壁は、上部支持プレートの切欠き部48に嵌まり込むための底部タブ114、ヘッド及びバッカーアッセンブリの凹部に嵌まり込むための後部タブ116とを備えた形状をしている。
略長方形の媒体支持プレート118は、対面プレートの上部の側壁を橋渡しするものであり、中央に向かって延び広がっている。上記側壁の各短い方の脚部の底面は、雌ネジを切られた穴部を有しており、該穴部は、係止具46を受け、それによって、ヘッドブロックが上部支持プレートへ取り付けられる。各側壁の長い方の脚部は、ヘッド及びバッカーアッセンブリを取り付けるための取付けネジを受け合うために、タブの上側に雌ネジを切られた穴部119を有している。
【0025】
図2を参照すれば、上記ヘッドブロック50の各媒体支持プレート118は、スプリングポスト120を有しており、該スプリングポストは、プレート上面と同じ高さになるまで上側から圧入することによって、側壁間のプレートの開口へ取り付けられる。
底部に突出している端部には、エッジガイドスプリングの末端のループを保持するための溝部がある。各ヘッドブロックポストへつながれた上記エッジガイドスプリング122(図4参照)は、磁気ヘッド間の磁気媒体を位置決めするために、完全に組立てられた磁気ヘッドアッセンブリを、互いに向かって付勢するものである。
設計の特徴である、チューブ86,開口部72及びノッチ42の組合せによって、磁気ヘッドの両側が磁気媒体の中央線に関して遊動することが可能となる。
【0026】
追従ヘッドアッセンブリは、次の好適なステップの手順に従って組立てられる。
上記スプリングポストを備えた二つのヘッドブロック50が、雌ネジを切られた穴部を有する据え付けの装置内に上向きに配置される。エッジガイドスプリングのループが、上記スプリングポストの溝部に取付けられる。スイベルポスト52が上向きとなった、支持プレート40及びスイベルポスト52の集成部品が、タブ114と切欠き部48を組合せることにより位置決めされ、そして、深くえぐられた穴部へ係止具46で固定される。ブロック及びポストの集成部品上へ配置される。その後、その手順が、他の支持プレート及びスイベルポストの集成部品について繰り返される。スイベルポストには、僅かにグリースが塗布されている。
【0027】
図3を参照すれば、面取りされた取付けタブ68が左側にあり、それぞれ40a及び40bとして同様の上側ボールケージ40を備えた取付けプレートアッセンブリ60が、平坦で汚れのない面に上向きに置かれている。八つの支持ボール126が、グリースでコーティングされている。
上記支持ボールのうちの四つが、ボールケージ40aの各ポケット内に一つずつ位置させられ、各ボールがポケットの右側にある。同様に、四つの支持ボールが、ボールケージ40bに置かれており、ボールが各ポケットの左側にある。
面取りされたタブを左側に保ちながら、支持ボールが粘着したままで、取付けプレートアッセンブリ60が裏返しにされ、そして、ポストが一つずつ各チューブに差し込まれるように、スプリングで連結された一対のブロック及びポストの組み部品に取付けられた支持プレート対のスイベルポスト52にかけて配置される。
その後、グリースを塗られた八つの支持ボールが、上記ボールと同様の位置付けで、下側ボールケージ84のボールポケット94へ入れられる。ボールキャリヤとそれに隣接する支持プレートとの間に僅かな隙間がもたらされるように、各支持ボールの直径は上記ポケットの深さよりも大きい。また、ボールポケット内の支持ボールが横方向に動き得るように、各支持ボールの直径はボールポケットの長さよりも小さい。
【0028】
それから、一方の底部支持プレート100が、各スイベルポスト52のD字状の端部に配置される。上部及び底部の支持プレート上の長方形のノッチは、それぞれ、各々の上方及び下側ボールケージ上の突起部に係合する。下方支持プレートは、例えば、ネジ130,ワッシャ132、及び、スプリングワッシャ134のような、各スイベルポストに差し込まれる係止具によって、取付けプレートアッセンブリに固定される。
完全なアッセンブリは、媒体の角度的な変化や、媒体の幅方向に沿った変化、及び、媒体の縁部の不規則性にも対応し得る。
【0029】
媒体に対する磁気ヘッドのバッカーアッセンブリ23,25(図1参照)は、それぞれ、ヘッド及びバッカーのサブアッセンブリ24,26、媒体に対する磁気ヘッドのバッカーデバイス28,30、並びに、フィルムガイドカバープレート32,34を有している。
上記ヘッド及びバッカーサブアッセンブリ24,26は、ヘッド構成部品の性質においてのみ異なる。ヘッド構成部品は、アッセンブリが取り付けられる設備の目的に依存するものであり、記録ヘッド,読取りヘッド、あるいは、不活動の磁気ヘッドであり得る。上記ヘッド及びバッカーのアッセンブリ24(又は26)は、いかなる磁気ヘッドの構成部品に関しても、記述されるであろう。
【0030】
磁気ヘッド152は、セラミックのエッジガイド部148と共に、バッカープレート140へ接着剤で取付けられている。該バッカープレートは、内側面及び外側面と長手方向に沿ったおよび幅方向に沿ったエッジとを備えた略直方体の形をしている。内側面142は、幅方向に沿ったエッジの上部付近の内側面に形成されたくぼみに、例えば、押圧により取り付けられた、また、プレートの厚さを貫通している取付け穴146の両側に置かれた一対の合せピン144を有している。
長方形の凹部が、該凹部に接着剤で取り付けられるエッジガイド部148を受け合うために、上部の幅方向に沿ったエッジに平行なまた合せピンの下側の、内側面に成形されている。上記エッジガイド部の表面は、上記バッカープレートの表面と、同一平面を成している。バッカープレートの長手方向のエッジは、完全に組立てられた場合にヘッドブロックの後部タブ116を受け入れるように成形されたL字状のノッチ150を有する。
上記磁気ヘッド152は、該ヘッドの底端部がバッカーの底部の幅方向に沿ったエッジと水平となり、また、媒体に対する上記ヘッドのくぼんだ端部が、エッジガイド148の一部と重なり、エッジガイドの中央に位置するように、バッカーの内面に接着剤によって又は係止具で取付けられる。
【0031】
媒体に対する磁気ヘッドのバッカーデバイス28,30が、同様のアーチスプリング集成部品の形式を有することが好ましい。各アーチスプリング集成部品は、頑丈なフレーム160及びアーチスプリング162から成るものである。各フレームは、中央に位置した取付け穴164、第1合せ穴166、第2合せ穴168、及び、アーチスプリングを保持するためのキャビティ170を有している。上記アーチスプリング集成部品は、磁気ヘッド上側の合せピン144にわたって配置され、そして、取付け穴部146及び164を介して、フィルムガイドカバープレート32(又は34)の雌ネジを切られた取付け穴部173へ差し込まれたネジを締付けることによって、バッカーの内側面142とフィルムガイドカバープレート32(又は34)との間に保持される。
媒体に対する磁気ヘッドのバッカーアッセンブリ23,25は、取付け穴176を介して、ヘッドブロックの雌ネジを切られた穴部119へ差し込まれたネジ174を締付けることによって、ヘッドブロック50上に取付けられる。
【0032】
上記媒体に対する磁気ヘッドのアッセンブリのL字状のノッチ150に係合するヘッドブロック50のタブ116によって、追従アッセンブリのリマインダに関して、媒体に対する磁気ヘッドのアッセンブリは位置的に制御される。
完成品としての媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置は、次のステップの手順に従って組立てられる。
磁気ヘッドバッカーが、フィルムの縁部をガイドする溝を備えたホルダ内に上向きに配置され、接着剤が上記スロットの側面と底部とに塗布される。フィルム縁部のガイド部が、斜角をつけられた側面を備えた溝内に上向きに配置される。硬化後、確実にフィルム縁部のガイド部とヘッドの取付け面とが同一平面となり、鋭いなエッジが油砥研磨によって除かれるように、ガイド部上面に仕上げの研磨が施される。合せピンが、該ピンがエッジガイド部面の据付けの高さと同じになるように、ヘッドバッカーの穴部に押圧される。上記アッセンブリが、保持クランプ内に位置させられ、また、上記磁気ヘッドが、その上部がエッジガイドに僅かに重なるように、バッカー上に位置させられ、合せピンについて中央に配置される。
アッセンブリのある態様においては、バッカーに対してヘッドを固定するためにネジが使用され、そのとき、浸透接着剤が、磁気ヘッドのエッジに沿って塗布される。
【0033】
図1及び図4を参照すれば、取付けプレート62、上部支持プレート40、底部支持プレート100、上側ボールケージ80及び下側ボールケージ90、そして、ヘッドブロック50を有する追従ヘッドブロックアッセンブリが、ブロック50,ポスト120を備えて、ベンチ上に上向きに配置されている。そこでは、面取りされた取付けタブの端部66は右側にある。
適切な磁気ヘッドアッセンブリ24が、右側のブロックに配置され、その結果、上記ヘッドがブロックのヘッドキャビティに嵌め込まれ、また、ブロックにおける位置決め用の後部タブ116が、ヘッドアッセンブリ上のノッチ150へ嵌込まれる。そのとき、二つのネジ174は、上記ヘッドバッカーをヘッドブロック内の雌ネジを切られた穴部に締結するために用いられる。磁気ヘッドから媒体へのバッカーデバイス28の頑丈なフレームを維持しながら、そのデバイスが上記ヘッドの上面に配置される。キャビティがヘッドバッカー上で中央に保たれたままで、上記フレームが合せピン上にスライドされ、そこで、アーチスプリングの力によって保持される。媒体に対する磁気ヘッドのバッカーデバイスの、頑丈なフレームを覆っているL字状の短い側部を備えた、正しい位置決め(すなわち、左側又は右側)のためのフィルムガイドカバープレートは、上記デバイス上に配置され、ネジ172で上記ヘッドバッカーに締結される。上記アッセンブリの他の半割体について、そうした手順が繰り返される。
【0034】
装置の組立ては、アッセンブリの各側面が、支持ボール上で遊動し得るような、また、制限された角度的な及び横方向の間隔で動き得るようなものである。そのように、各磁気ヘッドは、フィルム又は磁気媒体の中心線に関して遊動し、また、媒体の縁部に追従するものである。両側が遊動し得るようにすることにより、円滑にフィルムが搬送されるように、フィルム通路内の他の構成部品に対しアッセンブリを位置合せするためには、より一層有用である。アッセンブリの変位を最小限に抑えるためのタブ,スロット、及び、ノッチのようなインターフェイス機構を有することによって、位置的な不正確さが最小限に抑えられる。
【0035】
本発明は、制限された角度的な動き、及び、フィルムが走行している間に、安定した状態が保たれ、そしてまた、汚染の可能性を減ずることにより、アッセンブリの有効寿命を延長し得るように、角度的な挙動を制限し、構成部品間の隙間を最小限に抑える、ボールキャリヤ取付けアッセンブリ及びフィルム追従アッセンブリを提供する。取付けプレートの非対称的なデザインは、それが装置に組込まれるときに、デバイスが正しく方向づけられることを保証する。両側の磁気ヘッドアッセンブリが磁気媒体の中心線に関して遊動し得るような設計の特徴が含まれている。
尚、本発明は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 磁気媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置の分解図である。
【図2】 ヘッドブロック及びスプリングポストアッセンブリの側面図である。
【図3】 取付けプレートアッセンブリの上面図である。
【図4】 磁気媒体に対する磁気ヘッドのインターフェイス装置の正面図である。
【符号の説明】
22…追従アッセンブリ
23,25…バッカーアッセンブリ
24,26…ヘッド及びバッカーアッセンブリ
40…上部支持プレート
50…ヘッドブロック
52…スイベルポスト
62…取付けプレート
66,68…エンドタブ
80…上側ボールケージ
82…上側ボールケージ突起部
86…チューブ
90…下側ボールケージ
92…下側ボールケージ突起部
Claims (3)
- フィルム縁部の追従デバイスの角度的な挙動を規制するためのボールキャリヤ取付けアッセンブリであって、該ボールキャリヤ取付けアッセンブリが、
上面及び下面を有している一対の上側ボールケージと、
固定された支持体にアッセンブリを取付けるための、本体部と第1及び第2のエンドタブとを有している、上側ボールケージ対の下側に置かれた非対称的な形状の取付けプレートと、
該取付けプレートの下側に置かれた、上面及び下面を有している一対の下側ボールケージとを有し、
各上側ボールケージは、その上面から突出している、ノッチに係合するための突起部と、上側ボールケージの厚さを貫通しているとともに下面の下方へ突出しているチューブと、上記ボールケージの厚さを貫通している複数のボールポケットとを有し、
上記取付けプレートの各エンドタブは、装置を正しく方向づけるために異なる形状をしており、また、上記本体部は、上記チューブを収納するために、タブの端部から間隔を置いて配置された一対の開口部を有し、
各下側ボールケージは、その下面から下方に突出している、ノッチに係合するための突起部と、上記チューブを受け合うために下側ボールケージの厚さを貫通している開口部と、下側ボールケージの厚さを貫通している複数のボールポケットとを更に有することを特徴とする、ボールキャリヤ取付けアッセンブリ。 - フィルムの追従デバイスの角度的な挙動を規制するためのボールキャリヤ取付けアッセンブリであって、該ボールキャリヤ取付けアッセンブリが、
上面及び下面を有している、略長方形の一対の上側ボールケージと、
固定された支持体へアッセンブリを取付けるための、略長方形の本体部と第1及び第2の狭いエンドタブとを有している、上側ボールケージ対の下側に置かれた非対称的な形状の細長い取付けプレートと、
上記取付けプレートの下側に置かれた、上面及び下面を有している略長方形の一対の下側ボールケージとを有し、
各上側ボールケージは、中央に面する幅方向に沿ったエッジ付近の上面から突出している、ノッチに係合するための突起部と、上記ボールケージの厚さを貫通しているとともに下面の下方へ突出している中央に位置したチューブと、上記ボールケージの厚さを貫通している複数の細長いボールポケットとを有し、
取付けプレートの各エンドタブは、装置を正しく方向づけるために異なる形状をしており、上記本体部は、その上、タブの端部から間隔を置いて配置された、上記チューブを収納するための一対の開口部を有し、
各下側ボールケージは、中央に面する幅方向に沿ったエッジ付近の下面から下方へ突出している、ノッチに係合するための突起部と、下側ボールケージの厚さを貫通している、上記チューブを受け合うための中央に位置した開口部と、上記ボールケージの厚さを貫通している複数の細長いボールポケットとを更に有することを特徴とする、ボールキャリヤ取付けアッセンブリ。 - 磁気フィルム媒体上の情報を記録するための、媒体に対する磁気ヘッド装置であって、該媒体に対する磁気ヘッド装置が
間隔を置いて配置された、媒体に対する磁気ヘッドの一対のバッカーアッセンブリと、
該バッカーアッセンブリ対を取付けるための一対のヘッドバッカーと、
該ヘッドバッカー対に連結された追従アッセンブリとを有し、
各アッセンブリが、磁気ヘッドバッカーに接触するように磁気媒体を付勢するために、磁気ヘッドと媒体に対する磁気ヘッドバッカーデバイスとを有し、上記追従アッセンブリが、
上面及び下面を有している一対の上側ボールケージと、
固定された支持体にアッセンブリを取付けるための、本体部と第1及び第2のエンドタブとを有している、上側ボールケージ対の下側に置かれた非対称的な形状の取付けプレートと、
該取付けプレートの下方に置かれた、上面及び下面を有している一対の下側ボールケージと、
磁気ヘッドアッセンブリを支持するための、上側ボールケージに取付けられた一対の上部支持プレートと、
下側ボールケージの下面に取付けられた一対の底部支持プレートと、
上部支持プレート対とヘッドバッカー対との間に連結された一対のヘッドブロックとを有し、
各上側ボールケージが、上面から突出している、ノッチに係合するための突起部と、上記ボールケージの厚さを貫通しているとともに下面の下方に突出しているチューブと、上記ボールケージの厚さを貫通している複数のボールポケットとを更に有し、
上記取付けプレートの各エンドタブが、装置を正しく方向づけるために異なる形状をしており、上記本体部が、その上、タブの端部から間隔を置いて配置された、上記チューブを収納するための一対の開口部を有し、
各下側ボールケージが、下面から下方へ突出している、ノッチに係合するための突起部と、上記下側ボールケージの厚さを貫通している、上記チューブを受け合うための開口部と、上記ボールケージの厚さを貫通している複数のボールポケットとを更に有し、
各底部支持プレートが、上側ボールケージの突起部に係合するためのノッチと、スイベルポスト端部を受け合うための開口部とを有し、
各磁気ヘッドが磁気媒体の中心線に関して遊動することを特徴とする、磁気フィルム媒体上の情報を記録するための媒体に対する磁気ヘッド装置。
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