JP3729145B2

JP3729145B2 - Child seat support structure of the car body

Info

Publication number: JP3729145B2
Application number: JP2002075615A
Authority: JP
Inventors: 政治高橋
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 2002-03-19
Filing date: 2002-03-19
Publication date: 2005-12-21
Anticipated expiration: 2022-03-19
Also published as: JP2003267099A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体のチャイルドシート支持構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、車両に幼少の子供を同乗させる場合、これら子供専用のシート（チャイルドシート）を乗員用シート上に装着することが行われている。
【０００３】
このチャイルドシートは、車両自体の装備品として予め車両に予め組み込んだもの（ダッシュボード格納式チャイルドシート；実開平６−７９６３１号公報）も提案され、また実用化されているものも存在するが、大部分は、車両自体の装備品としてではなく、別売りの後付品として普及している。
【０００４】
そして、このような別体のチャイルドシートを乗員用シートに装着する場合、車両が標準的に装備しているシートベルトを利用する汎用（ユニバーサル）方式と、ＩＳＯＦＩＸ規格（アイソフィックス：国際標準化機構（ＩＳＯ）によるチャイルドシートの固定装置の大きさ・取付方法に関する規格）に従って特別に車両に設けられた固定用アンカー（デザーアンカーも含む意）にチャイルドシートの所定の固定具を係合させて固定するＩＳＯＦＩＸ方式とがある。
【０００５】
汎用方式は、既存のシートベルトを用いてチャイルドシートを固定するため、シートベルトを有する全ての車両に取り付けられる一方、固定操作が煩雑であり、確実に固定するには操作の慣れが必要である。
【０００６】
これに対してＩＳＯＦＩＸ方式は、車両側が予めＩＳＯＦＩＸ対応のアンカーを備えていなければならないため、既存の全ての車両が対応できるものではない。しかし、車両側のアンカーとチャイルドシート側の固定具とを係合させるだけで、簡単かつ確実にチャイルドシートを固定させることができ、利便性がよい。
【０００７】
ところで、このような後付けのチャイルドシートには、急減速時における前傾を抑制するために、サポートレッグを装備しているものもある。
【０００８】
このサポートレッグは、上端部がチャイルドシートの前端に固定されて下方向に延びた棒状の部材であり、チャイルドシートを乗員用シート上に固定した状態において、この棒状部材の下端部を車室のフロアに突き当てることにより、前記前傾を生じさせる回転モーメントに対抗し、前傾斜を抑制させている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このサポートレッグはチャイルドシート本体の外形輪郭から大きく突出しているため、サポートレッグを有しないチャイルドシートに比べて嵩が大きく、チャイルドシートを車両から脱着する際の取扱い性能が劣り、また取り外して保管する場合により大きなスペースを占有し、さらに車両への装着脱の度に持ち運ぶ際の労力が増大するという使用利便性の問題がある。
【００１０】
本発明は前記事情に鑑みなされたものであり、前傾を抑制する性能を低下させることなく、使用利便性を向上させた車体のチャイルドシート支持構造およびこのチャイルドシート支持構造に用いられるチャイルドシート用サポートレッグを提供することを目的とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の請求項１に係る車体のチャイルドシート支持構造は、乗員用シート上に装着されたチャイルドシートと車体との間に張設介在することにより、該チャイルドシートの前傾を阻止する棒状のサポートレッグ本体の、前記チャイルドシート側の一端部に、前記チャイルドシートと当接する当接手段を有し、かつ前記サポートレッグ本体の一部が車体に接続されてなるサポートレッグを備えるとともに、前記サポートレッグを格納する格納部が形成されていることを特徴とする。
【００１２】
ここで、車体に接続とは、車体の骨格を構成する車体フロア等の鋼板類に接続されることに限るものではなく、車体に固定されている乗員用シートやフロアコンソール等の付属物に接続されることも含む。
【００１３】
このように構成された請求項１に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、チャイルドシートの使用時は、サポートレッグの一端部に設けられた当接手段が、乗員用シート上に装着されたチャイルドシートに当接され、また、このサポートレッグの一部は車体に接続されているため、サポートレッグがチャイルドシートの前傾を阻止することができる。
【００１４】
そして、このサポートレッグの一部は、前述したように車体に接続されているため、チャイルドシートの使用時における、当接手段とチャイルドシートとの当接が容易に解除されることがなく、したがってチャイルドシートの前傾を阻止するというサポートレッグとしての機能を十分に発揮することができる。
【００１５】
一方、チャイルドシート不使用時は、サポートレッグはチャイルドシートから独立して車両に形成された格納部に格納される。
【００１６】
したがって、チャイルドシート自体がこのチャイルドシートの外形輪郭から突出するサポートレッグを具備する必要がなく、チャイルドシートの外形を、サポートレッグを一体的に備えたチャイルドシートよりも小さくすることができ、重量も軽減させることができる。
【００１７】
よって、車体にチャイルドシートを着脱する動作および運搬する動作に要する労力や、保管に要するスペースを、サポートレッグを備えていないチャイルドシートと同等まで軽減、縮小することができ、使用利便性を向上させることができる。
【００１８】
一方、チャイルドシートの不使用時においては、サポートレッグは車体の格納部に格納されるが、サポートレッグの一部は車体に接続されているため、格納部に格納されている期間中に、サポートレッグが誤って紛失するのを防止することができる。
【００１９】
さらに、車体がサポートレッグを備えているため、サポートレッグの使用を前提として車体の設計を行うことができる。
【００２０】
したがって、チャイルドシートとともに後付けされるサポートレッグのように、車室フロアに当接させる位置の適切な選択ができない等の問題や、乗員用シートのスライド機能が使えない等の実使用上の問題を、車体設計の段階で予め回避することができ、車体側の諸機能が損なわれたり、サポートレッグの機能が十分に発揮できない事態が生じるのを未然に防止することができる。
【００２１】
なお、乗員用シートに装着されるチャイルドシートは、ＩＳＯＦＩＸ（アイソフィックス）対応の固定具によって固定されるタイプのものであってもよいし、乗員用シートに設けられているシートベルトによって固定されるタイプ（ユニバーサル方式）のものであってもよい。
【００２２】
また、本発明の請求項２に係る車体のチャイルドシート支持構造は、前記当接手段は、少なくとも前記チャイルドシートに当接する当接面に、滑り止め部材が設けられている請求項１に係る車体のチャイルドシートの支持構造を特徴とする。
【００２３】
このように構成された請求項２に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、当接手段の滑り止め部材がチャイルドシートに当接するため、チャイルドシートの種類に拘わらず当接してチャイルドシートの動きを規制することができ、汎用性を向上させることができる。
【００２４】
また、本発明の請求項３に係る車体のチャイルドシート支持構造は、前記サポートレッグ本体は、長さ調整自在に形成されている請求項１または２に係る車体のチャイルドシート支持構造を特徴とする。
【００２５】
このように構成された請求項３に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、サポートレッグ本体の長さを、車体の接続部と乗員用シート上に装着されたチャイルドシートとの間の距離に応じて、適宜調整することができ、このように長さ調整を行うことによって、チャイルドシートの種類等に拘わらず、当接手段をチャイルドシートに適切に当接させることができる。
【００２６】
したがって、支持しうるチャイルドシートの種類等を多様なものとすることができ、汎用性をさらに高めることができる。
【００２７】
また、格納時においては最短長さに調整することによって、コンパクトに格納することができる。
【００２８】
なお、長さ調整自在とする構成としては、例えば、サポートレッグ本体を、組み合わされた２つの棒状部材によって構成し、両棒状部材間の接続部分の位置を移動可能に構成すればよく、一方の棒状部材に雄ねじを形成し、他方の棒状部材に、この雄ねじに螺合する雌ねじを形成し、これら雄ねじと雌ねじとを螺合させて両棒状部材を接続し、雄ねじと雌ねじとの間のねじ込量を変化させることによって、両棒状部材間の接続部分の位置を移動可能とした構成や、両棒状部材をこれらの直径方向に貫通するピンやねじ等によって接続し、少なくとも一方の棒状部材には、その長さ方向に複数の孔を形成して、前記ピン等を挿通させる孔を適宜選択して変更することによって、両棒状部材間の接続部分の位置を移動可能とした構成などを適用することができる。
【００２９】
また、本発明の請求項４に係る車体のチャイルドシート支持構造は、前記サポートレッグの前記一部と接続する接続部は、前記サポートレッグ本体を、前記当接手段が前記チャイルドシートに当接するチャイルドシート使用位置と前記格納部に格納される格納位置との間を回動可能に接続するとともに、前記サポートレッグの回動角度を所定の選択角度で固定するロック手段を備えた請求項１から３のうちいずれか１項に係る車体のチャイルドシート支持構造を特徴とする。
【００３０】
このように構成された請求項４に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、サポートレッグを回動させることによって、チャイルドシートの使用時と格納時とを容易に切り替えることができる。
【００３１】
また、ロック手段が、サポートレッグの回動角度を所定の選択角度で固定するため、チャイルドシート使用位置でサポートレッグの回動角度を固定することができ、チャイルドシートに前傾の回転モーメントが作用して、この回転モーメントによる荷重がサポートレッグに伝達されても、チャイルドシート使用位置にセットされたサポートレッグが容易に回動することがなく、したがって、サポートレッグによるチャイルドシートの支持機能を向上させることができる。
【００３２】
なお、チャイルドシートに作用する回転モーメントの接線方向とサポートレッグの延在方向とが一致するように回動角度を固定した場合に、最もチャイルドシート支持力が高くなるため、ロック手段は、この回動角度でサポートレッグを固定しうるものとするのが好ましい。
【００３３】
また、本発明の請求項５に係る車体のチャイルドシート支持構造は、前記接続部は、前記前側シートの下部に、車体前後方向に延びて固定されたレールと、該レールの延びる方向に摺動可能に該レールと係合するとともに、前記サポートレッグの前記一部と接続するスライダとを備え、前記ロック手段は、前記レールまたは前記スライダに配設され、前記車体前後方向への前記前側シートのスライドおよびロックに連動して、前記レールと前記スライダとの相対的な摺動を許容しまたは阻止することにより、前記サポートレッグの回動角度を固定する請求項４に係る車体のチャイルドシート支持構造を特徴とする。
【００３４】
このように構成された請求項５に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、ロック手段が、前側シートのスライド／ロックに連動させて、サポートレッグに接続されたスライダと前側シートの下部に固定されたレールとを、スライド／ロックさせるため、前側シートのスライドに拘わらず、サポートレッグと接続される接続部の接続位置を一定の位置に固定することができる。
【００３５】
したがって、前側シートに他の乗員が座る等のためにこの前側シートのスライド調整を行う都度、チャイルドシート使用位置に一旦セットされたサポートレッグを、チャイルドシートから外してサポートレッグの姿勢（角度）や長さの調整を行う必要がなく、取扱い性能を向上させることができる。
【００３６】
また、前側シートの特定のスライド位置において、当接手段をチャイルドシートに当接させた場合、レールに対するスライダの相対的な摺動量に応じて、サポートレッグの回動角度は一義的に決まる。
【００３７】
したがって、ロック手段によって、スライダの摺動量を調整することにより、サポートレッグの回動角度を所定の選択角度で固定することができ、チャイルドシートに前傾の回転モーメントが作用して、この回転モーメントによる荷重がサポートレッグに伝達されても、チャイルドシート使用位置にセットされたサポートレッグが容易に回動することがなく、したがって、サポートレッグによるチャイルドシートの支持機能を向上させることができる。
【００３８】
また、本発明の請求項６に係る車体のチャイルドシート支持構造は、前記格納部は、車室のフロアに形成された請求項１から４のうちいずれか１項に係る車体のチャイルドシート支持構造を特徴とする。
【００３９】
このように構成された請求項６に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、格納部が車室のフロアに形成されているため、乗員用シートのスライド操作等の邪魔になることがない。
【００４０】
また、本発明の請求項７に係る車体のチャイルドシート支持構造は、前記格納部は、前記乗員用シートの前方に隣接する前側シートの下方空間である請求項１から５のうちいずれか１項に係る車体のチャイルドシート支持構造を特徴とする。
【００４１】
このように構成された請求項７に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、サポートレッグが格納される格納部が、チャイルドシートが装着された乗員用シートの前方に隣接する前側シートの下方に広がる既存の空間に形成されているため、車室フロア等に新たに格納部を形成する必要がない。
【００４２】
したがって、車室フロア等に改造を施す必要がなく、設計変更等によるコストの上昇を抑制することができる。
【００４３】
しかも、車室内に乗車した乗員は、前側シートの下方空間を視認しにくいため、サポートレッグを目立たない状態で格納することができ、外観品質が低下するのを防止することができる。
【００４４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車体のチャイルドシート支持構造およびチャイルドシート用サポートレッグの具体的な実施の形態について、図面を用いて説明する。
【００４５】
図１に示すように、本発明の実施の形態１である車体のチャイルドシート支持構造１１は、車両の車室１０内の乗員用シート１２上に装着されたチャイルドシート３０を支持する構造である。
【００４６】
そして、このチャイルドシート支持構造１１は、チャイルドシート３０の前傾を阻止するサポートレッグ２０を車室１０に備え、このサポートレッグ２０の一端２１は車室フロア１３に接続されているとともに、他端２２には、乗員用シート１２に装着されたチャイルドシート３０のシートバック背面３１に当接する当接手段２３を備えている。
【００４７】
また、サポートレッグ２０が接続されている車室フロア１３には、チャイルドシート３０の不使用時に、サポートレッグ２０を格納する格納部１４が形成されている。
【００４８】
この格納部１４に形成されているサポートレッグ２０との接続部１５は、サポートレッグ２０を、前記当接手段２３がチャイルドシート３０に当接するチャイルドシート使用位置Ｐ１と、前記格納部１４に格納された格納位置Ｐ２との間を、回動可能に支持するとともに、サポートレッグ２０の回動角度θを所定の選択角度で固定するロック機構１６が備えられている。
【００４９】
このロック機構１６の詳細について、図２を用いて説明する。
【００５０】
格納部１４の底面には、接続部１５を構成する支持金具１５ａが固着されており、この支持金具１５ａの対向する２枚の側壁の間に、サポートレッグ２０の円板状に形成された一端２１が挿入され、この一端２１の円板の中心に穿孔された軸孔２１ａを介して、支持金具１５ａの２枚の側壁に形成された回動軸孔１５ｂに支軸１５ｃが挿入される。
【００５１】
そして、挿入された支軸１５ｃが支持金具１５ａから抜けるのを防止する割ピン１５ｄが支軸１５ｃに挿入されている。
【００５２】
また、サポートレッグ２０の一端２１には、複数のロック角度調整孔２１ｂ，２１ｃ，２１ｄ，２１ｅが形成されており、支持金具１５ａに形成されたロック孔１６ａと孔位置が合致するいずれかのロック角度調整孔２１ｂ，２１ｃ，２１ｄ，２１ｅを選択して、ロック孔１６ａおよび選択されたロック角度調整孔２１ｂ〜２１ｅにロックピン１６ｂを挿入することにより、サポートレッグ２０の回動角度θを所定の選択角度で固定することができる。
【００５３】
また、サポートレッグ２０の本体は、図３に示すように、外筒２５と内筒２４とが組み合わされて構成されており、外筒２５には、ロック長さ調整用のロック長さ調整孔２５ａ，２５ｂ，２５ｃが穿孔され、内筒２４には、ロック孔２４ａが穿孔されている。
【００５４】
そして、内筒２４の一部が外筒２５に挿入されて、内筒２４に穿孔されたロック孔２４ａと孔位置が合致するいずれかのロック長さ調整孔２５ａ〜２５ｃを選択して、ロック孔２４ａおよび選択されたロック長さ調整孔２５ａ〜２５ｃにロックねじ２６を挿入することにより、サポートレッグ２０の全長Ｌを所望の長さに固定することができる。
【００５５】
また、サポートレッグ２０の他端２２に設けられている当接手段２３は詳しくは、チャイルドシート３０のシートバック背面３１に当接する面側に設けられた、このシートバック背面３１との間の摩擦力を増大させる滑り止めラバー２３ｂと、この滑り止めラバー２３ｂが貼付された支持板２３ａとからなる。
【００５６】
そして、この支持板２３ａは、当接するチャイルドシート３０のシートバック背面３１の傾斜角度等に拘わらず、滑り止めラバー２３ｂの全面がこのシートバック背面３１に密接するように、首振り自在にサポートレッグ２０の他端２２に軸支されている。
【００５７】
なお、格納部１４は、車室フロア１３に対して凹状に形成され、上面開口には、開閉自在のスライド式の蓋１４ａが設けられている。
【００５８】
次に、この実施の形態１の車体のチャイルドシート用支持構造１１の作用について説明する。
【００５９】
まず、チャイルドシート３０が装着されていない状態においては、図１において二点差線で示すように、サポートレッグ２０は格納部１４に格納されている（格納位置Ｐ２）。
【００６０】
この格納位置Ｐ２においては、サポートレッグ２０の回動支軸１６ｂがロック孔１６ａから抜き出されて、サポートレッグ２０の回動角度θは略０度となり、また、ロックねじ２６がロック長さ調整孔２５ａ〜２５ｃから抜き出されて、内筒２４が全長に亘って外筒２５の内部に収容され、サポートレッグ２０の全長Ｌは最短の状態となっている。
【００６１】
そして、サポートレッグ２０は、格納部１４に格納され、蓋１４ａが閉じられている。
【００６２】
次に、乗員用シート１２にチャイルド３０が装着された状態においては、格納部１４の蓋１４ａが開かれ、サポートレッグ２０は支軸１５ｃを中心として回動されて格納部１４から引き出される。
【００６３】
そして、外筒２５から内筒２４が引き出され、当接手段２３の滑り止めラバー２３ｂが、チャイルドシート３０のシートバック背面３１に当接される。
【００６４】
このとき、使用者は、滑り止めラバー２３ｂをシートバック背面３１に沿って上下動させつつ、サポートレッグ２０の回動角度θおよび全長Ｌを調整する。
【００６５】
この調整は、ロック機構１６のロック孔１６ａに合致するいずれかのロック角度調整孔２１ｂ〜２１ｅを選択し、かつロック孔２４ａに合致するいずれかのロック長さ調整孔２５ａ〜２５ｃを選択することによって行われる。
【００６６】
そして、選択されたいずれかのロック角度調整孔２１ｂ〜２１ｅとロック孔１６ａを貫通させてロックピン１６ｂを挿入し、サポートレッグ２０の回動角度θが固定される。
【００６７】
また、選択されたいずれかのロック長さ調整孔２５ａ〜２５ｃとロック孔２４ａを貫通させてロックねじ２６を挿入し、サポートレッグ２０の全長Ｌが固定される（チャイルドシート使用位置Ｐ１）、サポートレッグ２０は車室フロア１３とチャイルドシート３０のシートバック背面３１との間に、突っ張るように張設介在した状態となる。
【００６８】
一方、サポートレッグ２０の一端２１は車室フロア１３に固定され、他端２２は、支持部材２３の滑り止めラバー２３ｂを介してチャイルドシート３０に固定されている。
【００６９】
したがって、チャイルドシート３０、サポートレッグ２０および車室フロア１３は、全体として一体化する。
【００７０】
よって、例えば車両が急減速した場合にも、チャイルドシート３０に作用する車両前方への慣性力によるモーメントは、サポートレッグ２０および接続部１５を介して車室フロア１３に伝達される。
【００７１】
そして、この車室フロア１３からは、作用したモーメントによる荷重と釣り合う反作用の力が生じ、チャイルドシート３０は、この反作用の力をよって、車両前方に変位し、あるいは前傾するのが防止される。
【００７２】
このように、実施の形態１に係る車体のチャイルドシート支持構造１０によれば、滑り止めラバー２３ｂが、シートバック背面３１とサポートレッグ２０との間の滑りを防止しつつ、車室フロア１３の接続部１５がサポートレッグ２０の一端２１を保持し、しかもロック手段１６がサポートレッグ２０を所定の回動角度でロックしているため、チャイルドシート３０の使用時に、当接手段２３とチャイルドシート３０との当接が容易に解除されて、サポートレッグ２０がチャイルドシート３０から外れることがなく、チャイルドシート３０の前傾を有効に阻止することができる。
【００７３】
したがって、乗員用シート１２に装着されるチャイルドシート３０自体が、サポートレッグ２０を一体物として備えている必要がなく、チャイルドシート３０の外形を小さく、かつ重量を軽減することができ、使用利便性を向上させることができる。
【００７４】
また、サポートレッグ２０の一端２１は車室フロア１３に接続されているため、格納部１４に格納されている期間中に、サポートレッグ２０が誤って紛失するのを防止することができる。
【００７５】
そして、チャイルドシート３０の不使用時は、サポートレッグ２０はチャイルドシート３０から独立して格納部１４に格納されるため、乗員には邪魔になることがなく、また、サポートレッグ２０の使用を前提として車室１０の設計を行うことができる。
【００７６】
したがって、チャイルドシートとともに後付けされるサポートレッグのように、車室フロア１３に当接させる位置の適切な選択ができない等の問題や、チャイルドシート３０を装着した乗員用シート１２の前方の他の乗員用シート（図示せず）のスライド機能が使えなくなる等の問題を、車室１０の設計段階で予め回避することができ、車室１０における諸機能が損なわれたり、サポートレッグ２０の機能が十分に発揮できない事態が生じるのを防止することができる。
【００７７】
すなわち、チャイルドシート３０の使用時にサポートレッグ２０が邪魔になって、他の乗員用シートをスペック通りスライドすることができなくなったり、サポートレッグ２０を車室フロア１３に当接させることができない等の問題が生じることがない。
【００７８】
また、サポートレッグ２０の全長Ｌが調節可能であるため、チャイルドシート３０が装着される乗員用シート１２の座面の高さやチャイルドシート３０のシートバックの傾き等に応じて、サポートレッグ２０の全長Ｌを適宜調整することができ、このチャイルドシート支持構造１１が支持しうるチャイルドシート３０の種類等を多様なものとすることができるとともに、格納時には全長Ｌを最短に調整することで、コンパクトに格納することができる。
【００７９】
なお、実施の形態１のチャイルドシート支持構造１１において、乗員用シート１２に装着されるチャイルドシート３０は、ＩＳＯＦＩＸ対応の固定具によって固定されるタイプであってもよいし、乗員用シート１２に設けられているシートベルトによって固定されるタイプ（ユニバーサル方式）のものであってもよい。
【００８０】
【発明の実施の形態２】
図４に示した、本発明の実施の形態２であるチャイルドシート支持構造１１は、前述した実施の形態１と同様に、チャイルドシート３０の前傾を阻止するサポートレッグ２０を車室１０に備えている。
【００８１】
このサポートレッグ２０は、実施の形態１におけるサポートレッグ２０と同様に、外筒２５および内筒２４並びにこれらを長さ調整可能に連結するロックねじ２６からなる。
【００８２】
そして、サポートレッグ２０の一端２１には、チャイルドシート３０の使用時に、車室フロア１３に当接するラバーキャップ２７が付設されており、他端２２には、実施の形態１におけるサポートレッグ２０と同様の当接手段２３が設けられている。
【００８３】
また、サポートレッグ２０の外筒２５の一部には、後述する接続部材１８に対して軸支されるステー２５ｄが固設されており、ラバーキャップ２７が車室フロア１３に当接し、当接手段２３がチャイルドシート３０のシートバック背面３１に当接するチャイルドシート使用位置と、チャイルドシート３０が装着された乗員用シート１２の、前方に隣接する前側シート１７の下方に形成された格納部１９に格納される格納位置との間を回動可能に、このステー２５ｄが接続部材１８に軸支されている。
【００８４】
接続部材１８は、詳しくは図５に示すように、前側シート１７の下部フレーム１７ａに、車体前後方向に延びて固定されたレール１８ａと、このレール１８ａの延びる方向に摺動可能にレール１８ａと係合するスライダ１８ｂとを備え、スライダ１８ｂの後端部には、前記サポートレッグ２０のステー２５ｄを軸支するブラケット１８ｃが固設されている。
【００８５】
また、スライダ１８ｂには、レール１８ａとの摺動をロックしてサポートレッグ２０の回動角度を固定するロック装置１８ｄが設けられている。
【００８６】
ここで、前側シート１７は、図示しないシートアジャスタレバーを操作することによって、車室フロア１３に対して車体前後方向にスライドさせ、シートポジションを調整することができるが、このシートアジャスタレバーに対する操作を前記ロック装置１８ｄに伝達するワイヤ１８ｅが、このロック装置１８ｄに接続されている。
【００８７】
そして、前側シート１７のスライドロックを解除して車体前後方向にスライドさせるためにシートアジャスタレバーを操作すると、この操作がワイヤ１８ｅを介してロック装置１８ｄに伝達され、ロック装置１８ｄは、レール１８ａに対するスライダ１８ｂのロックを解除し、スライダ１８ｂはレール１８ａに対して摺動可能となる。
【００８８】
一方、シートアジャスタレバーに対する操作を停止して、前側シート１７のスライドをロックすると、この停止操作がワイヤ１８ｅを介してロック装置１８ｄに伝達され、ロック装置１８ｄは、レール１８ａに対するスライダ１８ｂの摺動をロックし、スライダ１８ｂはレール１８ａに対して固定される。
【００８９】
なお、前側シート１７の下方に形成されている格納部１９は、この前側シート１７の下方に広がる既存の空間である。
【００９０】
次に、この実施の形態２のチャイルドシート用支持構造１１の作用について説明する。
【００９１】
まず、チャイルドシート３０が装着されていない状態においては、サポートレッグ２０は、図６（ａ）に示すように、前側シート１７の下方に形成されている格納部１９に、略水平に格納されている（格納位置Ｐ４）。
【００９２】
すなわち、スライダ１８ｂはレール１８ａに略重ねられた最前位置まで摺動されて、ロック装置１８ｄによって固定されている。
【００９３】
一方、サポートレッグ２０は、ロックねじ２６がロック長さ調整２５ａ〜２５ｃ（図３参照）から抜き出されて、内筒２４が全長に亘って外筒２５の内部に収容され、全長Ｌが最短の状態とされ、ブラケット１８ｃおよびステー２５ｄを介して接続部材１８に軸支されたサポートレッグ２０は、接続部材１８に対して回動して、略水平状態で格納部１９に格納されている。
【００９４】
次に、図６（ｂ）に示すように、乗員用シート１２にチャイルド３０が装着された状態においては、図示しないシートアジャスタレバーが操作されて、ワイヤ１８ｅを介してこの操作がロック装置１８ｄに伝達され、ロック装置１８ｄは、レール１８ａに対するスライダ１８ｂのロックを解除する。
【００９５】
ロックが解除されたスライダ１８ｂは車体後方に摺動されて、サポートレッグ２０は格納部１９から搬出される。
【００９６】
そして、外筒２５から内筒２４が引き出され、当接手段２３の滑り止めラバー２３ｂが、チャイルドシート３０のシートバック背面３１に当接し、ラバーキャップ２７が、車室フロア１３に当接するように、サポートレッグ２０はスライダ１８ｂに対して回動される。
【００９７】
このとき、使用者は、滑り止めラバー２３ｂをシートバック背面３１に沿って上下動させつつ、サポートレッグ２０の回動角度θおよび全長Ｌを調整する。この調整は、ロック孔２４ａに合致するいずれかのロック長さ調整孔２５ａ〜２５ｃを選択し、レール１８ａに対するスライダ１８ｂの摺動量を調整することによって行われる。
【００９８】
そして、選択されたいずれかのロック長さ調整孔２５ａ〜２５ｃとロック孔２４ａを貫通させてロックねじ２６を挿入して、サポートレッグ２０の全長Ｌが固定され、シートアジャスタレバーを停止して、レール１８ａに対するスライダ１８ｂの摺動をロックする（チャイルドシート使用位置Ｐ３）。
【００９９】
一方、サポートレッグ２０の一端２１は、ラバーキャップ２７を介して車室フロア１３に固定され、他端２２は、支持部材２３の滑り止めラバー２３ｂを介してチャイルドシート３０に固定されている。
【０１００】
したがって、サポートレッグ２０は車室フロア１３とチャイルドシート３０のシートバック背面３１との間に、突っ張るように張設介在した状態となり、チャイルドシート３０、サポートレッグ２０、車室フロア１３および前側シート１７は、全体として一体化する。
【０１０１】
よって、例えば車両が急減速した場合にも、チャイルドシート３０に作用する車両前方への慣性力によるモーメントは、サポートレッグ２０を介して車室フロア１３に伝達される。
【０１０２】
そして、この車室フロア１３からは、作用したモーメントによる荷重と釣り合う反作用の力が生じ、チャイルドシート３０は、この反作用の力をよって、車両前方に変位しあるいは前傾するのが防止される。
【０１０３】
このように、本実施の形態２に係るチャイルドシート支持構造１０によれば、滑り止めラバー２３ｂが、シートバック背面３１とサポートレッグ２０との間の滑りを防止しつつ、接続部材１８がサポートレッグ２０の一部を前側シート１７に保持し、しかもロック装置１８ｄがサポートレッグ２０を所定の回動角度でロックしているため、チャイルドシート３０の使用時に、当接手段２３とチャイルドシート３０との当接およびラバーキャップ２７と車体フロア１３との当接が容易に解除されて、サポートレッグ２０がチャイルドシート３０から外れることがなく、チャイルドシート３０の前傾を有効に阻止することができる。
【０１０４】
したがって、乗員用シート１２に装着されるチャイルドシート３０自体が、サポートレッグ２０を一体物として備えている必要がなく、チャイルドシート３０の外形を小さく、かつ重量を軽減することができ、使用利便性を向上させることができる。
【０１０５】
また、サポートレッグ２０の一端２１は車室フロア１３に接続されているため、格納部１９に格納されている期間中に、サポートレッグ２０が誤って紛失するのを防止することができる。
【０１０６】
そして、チャイルドシート３０の不使用時は、サポートレッグ２０はチャイルドシート３０から独立して格納部１９に格納されるため、乗員には邪魔になることがない。
【０１０７】
さらにこの格納部１９は、前側シート１７の下方空間、すなわち車体フロア１３と前側シート１７との間の空間であるため、乗員は視認しにくく、サポートレッグを目立たない状態で格納することができ、外観品質が低下するのを防止することができる。
【０１０８】
また、サポートレッグ２０の使用を前提として車室１０の設計を行うことができるため、チャイルドシートとともに後付けされるサポートレッグのように、車室フロア１３に当接させる位置の適切な選択ができない等の問題や、前側シート１７のスライド機能が使えなくなる等の問題を、車室１０の設計段階で予め回避することができ、車室１０における諸機能が損なわれたり、サポートレッグ２０の機能が十分に発揮できない事態が生じるのを防止することができる。
【０１０９】
すなわち、チャイルドシート３０の使用時にサポートレッグ２０が邪魔になって、他の乗員用シートをスペック通りスライドすることができなくなったり、サポートレッグ２０を車室フロア１３に当接させることができない等の問題が生じることがない。
【０１１０】
また、サポートレッグ２０の全長Ｌが調節可能であるため、チャイルドシート３０が装着される乗員用シート１２の座面の高さやチャイルドシート３０のシートバックの傾き等に応じて、サポートレッグ２０の全長Ｌを適宜調整することができ、このチャイルドシート支持構造１１が支持しうるチャイルドシート３０の種類等を多様なものとすることができるとともに、格納時には全長Ｌを最短に調整することで、コンパクトに格納することができる。
【０１１１】
さらに、実施の形態２のチャイルドシート支持構造１１は、接続部材１８のレール１８ａとスライダ１８ｂとの間の摺動が、シートアジャスタレバーによる前側シート１７のスライド／ロックに連動しているため、前側シート１７のスライドに拘わらず、一旦固定したサポートレッグ２０を調整し直す必要がない。
【０１１２】
すなわち、前側シート１７をスライドさせる都度、固定されたサポートレッグ２０をチャイルドシート３０および車室フロア１３から外してサポートレッグ２０の姿勢（回動角度）θや全長Ｌの調整を行う必要がなく、取扱い上の利便性を向上させることができる。
【０１１３】
さらに、格納部１９は前側シート１７の下方の既存空間であるため、車室１０に改造を施すことなく構成することができ、設計変更等によるコストの上昇を招くことがない。
【０１１４】
そして、車室１０に何らの改造も要しないため、この実施の形態２に用いられるサポートレッグ２０および接続部材１８をアセンブリ化したものは、既存の車両にも装着することができ、後付部品として単体で供給することもできる。
【０１１５】
なお、本実施形態２のチャイルドシート支持構造１１も、乗員用シート１２に装着されるチャイルドシート３０が、ＩＳＯＦＩＸ対応の固定具によって固定されるタイプのものか、乗員用シート１２に設けられているシートベルトによって固定されるタイプ（ユニバーサル方式）のものであるかを問わずに適用することができる。
【０１１６】
【発明の効果】
本発明の請求項１に係るチャイルドシート支持構造によれば、チャイルドシートの使用時は、サポートレッグの一端部に設けられた当接手段が、乗員用シート上に装着されたチャイルドシートに当接され、また、このサポートレッグの一部は車体に接続されているため、サポートレッグがチャイルドシートの前傾を阻止することができる。
【０１１７】
そして、このサポートレッグの一部は、前述したように車体に接続されているため、チャイルドシートの使用時における、当接手段とチャイルドシートとの当接が容易に解除されることがなく、したがってチャイルドシートの前傾を阻止するというサポートレッグとしての機能を十分に発揮することができる。
【０１１８】
また、チャイルドシート自体がこのチャイルドシートの外形輪郭から突出するサポートレッグを具備する必要がないため、チャイルドシートの外形を、サポートレッグを一体的に備えたチャイルドシートよりも小さくすることができ、重量も軽減させることができる。
【０１１９】
よって、車体にチャイルドシートを着脱する動作および運搬する動作に要する労力や、保管に要するスペースを、サポートレッグを備えていないチャイルドシートと同等まで軽減、縮小することができ、使用利便性を向上させることができる。
【０１２０】
一方、チャイルドシートの不使用時においては、サポートレッグは車体の格納部に格納されるが、サポートレッグの一部は車体に接続されているため、格納部に格納されている期間中に、サポートレッグが誤って紛失するのを防止することができる。
【０１２１】
さらに、車体がサポートレッグを備えているため、サポートレッグの使用を前提として車体の設計を行うことができる。
【０１２２】
したがって、チャイルドシートとともに後付けされるサポートレッグのように、車室フロアに当接させる位置の適切な選択ができない等の問題や、乗員用シートのスライド機能が使えない等の実使用上の問題を、車体設計の段階で予め回避することができ、車体側の諸機能が損なわれたり、サポートレッグの機能が十分に発揮できない事態が生じるのを未然に防止することができる。
【０１２３】
本発明の請求項２に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、当接手段の滑り止め部材がチャイルドシートに当接するため、チャイルドシートの種類に拘わらず当接してチャイルドシートの動きを規制することができ、汎用性を向上させることができる。
【０１２４】
本発明の請求項３に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、サポートレッグ本体の長さを、車体の接続部と乗員用シート上に装着されたチャイルドシートとの間の距離に応じて、適宜調整することができ、このように長さ調整を行うことによって、チャイルドシートの種類等に拘わらず、当接手段をチャイルドシートに適切に当接させることができる。
【０１２５】
したがって、支持しうるチャイルドシートの種類等を多様なものとすることができ、汎用性をさらに高めることができる。
【０１２６】
また、格納時においては最短長さに調整することによって、コンパクトに格納することができる。
【０１２７】
本発明の請求項４に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、サポートレッグを回動させることによって、チャイルドシートの使用時と格納時とを容易に切り替えることができる。
【０１２８】
また、ロック手段が、サポートレッグの回動角度を所定の選択角度で固定するため、チャイルドシート使用位置でサポートレッグの回動角度を固定することができ、チャイルドシートに前傾の回転モーメントが作用して、この回転モーメントによる荷重がサポートレッグに伝達されても、チャイルドシート使用位置にセットされたサポートレッグが容易に回動することがなく、したがって、サポートレッグによるチャイルドシートの支持機能を向上させることができる。
【０１２９】
なお、チャイルドシートに作用する回転モーメントの接線方向とサポートレッグの延在方向とが一致するように回動角度を固定した場合に、最もチャイルドシート支持力が高くなるため、ロック手段は、この回動角度でサポートレッグを固定しうるものとするのが好ましい。
【０１３０】
本発明の請求項５に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、ロック手段が、前側シートのスライド／ロックに連動させて、サポートレッグに接続されたスライダと前側シートの下部に固定されたレールとを、スライド／ロックさせるため、前側シートのスライドに拘わらず、サポートレッグと接続される接続部の接続位置を一定の位置に固定することができる。
【０１３１】
したがって、前側シートに他の乗員が座る等のためにこの前側シートのスライド調整を行う都度、チャイルドシート使用位置に一旦セットされたサポートレッグを、チャイルドシートから外してサポートレッグの姿勢（角度）や長さの調整を行う必要がなく、取扱い性能を向上させることができる。
【０１３２】
また、前側シートの特定のスライド位置において、当接手段をチャイルドシートに当接させた場合、レールに対するスライダの相対的な摺動量に応じて、サポートレッグの回動角度は一義的に決まる。
【０１３３】
したがって、ロック手段によって、スライダの摺動量を調整することにより、サポートレッグの回動角度を所定の選択角度で固定することができ、チャイルドシートに前傾の回転モーメントが作用して、この回転モーメントによる荷重がサポートレッグに伝達されても、チャイルドシート使用位置にセットされたサポートレッグが容易に回動することがなく、したがって、サポートレッグによるチャイルドシートの支持機能を向上させることができる。
【０１３４】
本発明の請求項６に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、格納部が車室のフロアに形成されているため、乗員用シートのスライド操作等の邪魔になることがない。
【０１３５】
本発明の請求項７に係る車体のチャイルドシート支持構造によれば、サポートレッグが格納される格納部が、チャイルドシートが装着された乗員用シートの前方に隣接する前側シートの下方に広がる既存の空間に形成されているため、車室フロア等に新たに格納部を形成する必要がない。
【０１３６】
したがって、車室フロア等に改造を施す必要がなく、設計変更等によるコストの上昇を抑制することができる。
【０１３７】
しかも、車室内に乗車した乗員は、前側シートの下方空間を視認しにくいため、サポートレッグを目立たない状態で格納することができ、外観品質が低下するのを防止することができる、という効果をも発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１に係るチャイルドシート支持構造を示す車室の透視側面図である。
【図２】ロック機構の詳細を示す斜視図である。
【図３】サポートレッグを構成する外筒と内筒との詳細を示す斜視図である。
【図４】本発明の実施の形態２に係るチャイルドシート支持構造を示す車室の透視側面図である。
【図５】接続部材の詳細を示す斜視図である。
【図６】実施の形態２に係るチャイルドシート支持構造の作用を説明する透視側面図である。
【符号の説明】
１０車室
１１チャイルドシート支持構造
１２乗員用シート
１３車室フロア
１４格納部
１４ａ蓋
１５接続部
１５ａ支持金具
１５ｂ回動軸孔
１５ｃ支軸
１６ロック機構（ロック手段）
１６ａロック孔
１６ｂロックピン
２０サポートレッグ
２１一端
２１ａ軸孔
２１ｂ〜２１ｅロック角度調整孔
２２他端
２３当接手段
２３ａ支持板
２３ｂ滑り止めラバー
２４内筒
２４ａロック孔
２５外筒
２５ａ〜２５ｃロック長さ調整孔
２６ロックねじ
３０チャイルドシート
３１シートバック背面
Ｐ１チャイルドシート使用位置
Ｐ２格納位置
θ 回動角度
Ｌ全長[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a child seat support structure for a vehicle body.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when a small child rides on a vehicle, a child-specific seat (child seat) is mounted on the passenger seat.
[0003]
This child seat has been proposed in advance as an equipment of the vehicle itself (dashboard retractable child seat; Japanese Utility Model Publication No. 6-79631), and there are some that have been put to practical use. Is not popular as equipment for the vehicle itself, but as an aftermarket accessory.
[0004]
When such a separate child seat is mounted on the passenger seat, a universal (universal) system that uses a seat belt that is standardly equipped on the vehicle and an ISOFIX standard (Isofix: International Organization for Standardization (ISO) ISOFIX system for engaging and fixing a predetermined fixing device of a child seat to a fixing anchor (including a dither anchor) specially provided on the vehicle in accordance with the standard regarding the size and mounting method of the child seat fixing device) There is.
[0005]
In the general-purpose system, a child seat is fixed using an existing seat belt, so that the vehicle seat is attached to all the vehicles having the seat belt. On the other hand, the fixing operation is complicated, and it is necessary to be familiar with the operation to fix it securely.
[0006]
On the other hand, in the ISOFIX system, the vehicle side must be provided with an anchor corresponding to ISOFIX in advance, so that all existing vehicles are not compatible. However, the child seat can be fixed easily and reliably simply by engaging the anchor on the vehicle side and the fixture on the child seat side, which is convenient.
[0007]
By the way, some of such retrofitted child seats are equipped with support legs in order to suppress forward tilt during sudden deceleration.
[0008]
This support leg is a rod-like member whose upper end is fixed to the front end of the child seat and extends downward. When the child seat is fixed on the passenger seat, the lower end of this rod-like member is placed on the floor of the passenger compartment. By striking against each other, the rotational moment causing the forward tilt is counteracted, and the forward tilt is suppressed.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, since this support leg protrudes greatly from the outer contour of the child seat body, it is bulkier than the child seat without the support leg, and the handling performance when the child seat is detached from the vehicle is inferior, and when it is removed and stored Occupies a larger space, and there is a problem in convenience of use in that the labor for carrying the vehicle increases every time it is attached to and detached from the vehicle.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a child seat support structure for a vehicle body that has improved usability without lowering the ability to suppress forward tilt, and a child seat support leg used in the child seat support structure. It is intended to provide.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the child seat support structure for a vehicle body according to claim 1 of the present invention causes the child seat to tilt forward by being interposed between the child seat mounted on the passenger seat and the vehicle body. The bar-shaped support leg main body to be blocked has an abutting means that comes into contact with the child seat at one end of the child seat side, and a part of the support leg main body is provided with a support leg connected to the vehicle body. A storage unit for storing the support legs is formed.
[0012]
Here, the connection to the vehicle body is not limited to being connected to a steel plate such as a vehicle body floor constituting the skeleton of the vehicle body, but is connected to an accessory such as an occupant seat or a floor console fixed to the vehicle body. It is also included.
[0013]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 1 configured as described above, when the child seat is used, the contact means provided at one end of the support leg is provided on the child seat mounted on the passenger seat. In addition, since a part of the support leg is connected to the vehicle body, the support leg can prevent the child seat from being tilted forward.
[0014]
Since a part of the support leg is connected to the vehicle body as described above, the contact between the contact means and the child seat is not easily released when the child seat is used. The function as a support leg for preventing forward tilt can be sufficiently exhibited.
[0015]
On the other hand, when the child seat is not used, the support leg is stored in a storage portion formed in the vehicle independently of the child seat.
[0016]
Therefore, the child seat itself does not need to have a support leg protruding from the outer contour of the child seat, and the child seat can be made smaller in outer shape than the child seat integrally provided with the support leg, and the weight can be reduced. it can.
[0017]
Therefore, it is possible to reduce and reduce the labor required for the operation of attaching and detaching the child seat to the vehicle body and the operation for carrying and the space required for storage to the same level as the child seat without the support leg, thereby improving the convenience of use. it can.
[0018]
On the other hand, when the child seat is not used, the support leg is stored in the storage part of the vehicle body, but a part of the support leg is connected to the vehicle body, so the support leg is stored during the storage period of the storage part. Can be prevented from being accidentally lost.
[0019]
Furthermore, since the vehicle body is provided with a support leg, the vehicle body can be designed on the assumption that the support leg is used.
[0020]
Therefore, as in the case of a support leg retrofitted with the child seat, there are problems such as the inability to properly select the position to be in contact with the passenger compartment floor, and problems in practical use such as the inability to use the passenger seat slide function. This can be avoided in advance at the stage of vehicle body design, and it is possible to prevent the occurrence of a situation in which various functions on the vehicle body side are impaired or the function of the support leg cannot be fully exhibited.
[0021]
The child seat mounted on the occupant seat may be of a type that is fixed by an ISOFIX (isofix) -compatible fixing device, or a type that is fixed by a seat belt provided on the occupant seat. (Universal method) may be used.
[0022]
In the child seat support structure for a vehicle body according to claim 2 of the present invention, the child seat of the vehicle body according to claim 1 is provided, wherein the contact means is provided with an anti-slip member on at least a contact surface that contacts the child seat. Features a support structure.
[0023]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 2 configured as described above, since the anti-slip member of the abutting means abuts on the child seat, it abuts regardless of the kind of the child seat and restricts the movement of the child seat. And versatility can be improved.
[0024]
The child seat support structure for a vehicle body according to claim 3 of the present invention is characterized by the child seat support structure for a vehicle body according to claim 1 or 2, wherein the support leg main body is formed to be adjustable in length.
[0025]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 3 configured as described above, the length of the support leg main body is set according to the distance between the connection portion of the vehicle body and the child seat mounted on the passenger seat. Thus, by adjusting the length in this way, the contact means can be appropriately brought into contact with the child seat regardless of the kind of the child seat or the like.
[0026]
Accordingly, the types of child seats that can be supported can be varied, and versatility can be further enhanced.
[0027]
Further, when storing, it can be stored compactly by adjusting to the shortest length.
[0028]
For example, the length of the support leg body may be configured by two combined rod-shaped members, and the connecting portion between the rod-shaped members may be configured to be movable. A male screw is formed on the rod-shaped member, and a female screw is formed on the other rod-shaped member to be screwed onto the male screw. By changing the amount of insertion, it is possible to move the position of the connecting portion between both rod-shaped members, and to connect at least one rod-shaped member by connecting both rod-shaped members with pins or screws that penetrate in the diameter direction. Applies a configuration in which a plurality of holes are formed in the length direction, and the position of the connecting portion between the rod-like members can be moved by appropriately selecting and changing the hole through which the pin or the like is inserted. You It is possible.
[0029]
Further, in the child seat support structure for a vehicle body according to claim 4 of the present invention, the connection portion connected to the part of the support leg is the support leg main body, and the child seat use position where the contact means abuts the child seat. And a storage position stored in the storage unit so as to be rotatable, and includes a lock means for fixing a rotation angle of the support leg at a predetermined selection angle. A child seat support structure for a vehicle body according to claim 1 is characterized.
[0030]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 4 configured as described above, the use of the child seat and the storage thereof can be easily switched by rotating the support leg.
[0031]
In addition, since the locking means fixes the rotation angle of the support leg at a predetermined selection angle, the rotation angle of the support leg can be fixed at the child seat use position, and a forward tilting rotational moment acts on the child seat. Even if the load due to this rotational moment is transmitted to the support leg, the support leg set at the child seat use position does not easily rotate, and therefore, the support function of the child seat by the support leg can be improved.
[0032]
In addition, when the rotation angle is fixed so that the tangential direction of the rotational moment acting on the child seat coincides with the extending direction of the support leg, the child seat support force becomes the highest. It is preferable that the support leg can be fixed.
[0033]
Further, in the child seat support structure for a vehicle body according to claim 5 of the present invention, the connecting portion is slidable in a direction in which the rail extends, and a rail fixed to the lower portion of the front seat so as to extend in the vehicle longitudinal direction. And a slider connected to the part of the support leg, and the locking means is disposed on the rail or the slider, and the front seat slides in the longitudinal direction of the vehicle body. 5. A child seat support structure for a vehicle body according to claim 4, wherein the pivot angle of the support leg is fixed by allowing or preventing relative sliding between the rail and the slider in conjunction with the lock. And
[0034]
According to the child seat support structure of the vehicle body related to claim 5 configured as described above, the locking means is fixed to the slider connected to the support leg and the lower part of the front seat in conjunction with the sliding / locking of the front seat. Since the rail is slid / locked, the connection position of the connection portion connected to the support leg can be fixed at a fixed position regardless of the sliding of the front seat.
[0035]
Therefore, each time the front seat is slid for other passengers to sit on the front seat, the support leg once set at the child seat use position is removed from the child seat and the posture (angle) or length of the support leg is removed. Therefore, the handling performance can be improved.
[0036]
Further, when the contact means is brought into contact with the child seat at a specific slide position of the front seat, the rotation angle of the support leg is uniquely determined according to the relative sliding amount of the slider with respect to the rail.
[0037]
Therefore, by adjusting the sliding amount of the slider by the lock means, the rotation angle of the support leg can be fixed at a predetermined selection angle, and a forward tilting rotational moment acts on the child seat. Even if the load is transmitted to the support leg, the support leg set in the child seat use position does not easily rotate, and therefore, the support function of the child seat by the support leg can be improved.
[0038]
In addition, the child seat support structure for a vehicle body according to claim 6 of the present invention is characterized by the child seat support structure for a vehicle body according to any one of claims 1 to 4, wherein the storage portion is formed on a floor of a passenger compartment. And
[0039]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 6 configured as described above, since the storage portion is formed on the floor of the passenger compartment, there is no hindrance to the sliding operation of the passenger seat.
[0040]
Further, in the child seat support structure for a vehicle body according to claim 7 of the present invention, the storage portion is a lower space of the front seat adjacent to the front of the occupant seat. The child seat support structure of the vehicle body is characterized.
[0041]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 7 configured as described above, the storage portion in which the support leg is stored extends below the front seat adjacent to the front of the passenger seat on which the child seat is mounted. Therefore, it is not necessary to form a new storage part on the passenger compartment floor or the like.
[0042]
Therefore, it is not necessary to modify the passenger compartment floor or the like, and an increase in cost due to a design change or the like can be suppressed.
[0043]
And since the passenger | crew who got into the vehicle interior cannot easily visually recognize the space under the front seat, the support leg can be stored in an inconspicuous state, and the appearance quality can be prevented from deteriorating.
[0044]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of a child seat support structure and a child seat support leg according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0045]
As shown in FIG. 1, a child seat support structure 11 for a vehicle body that is Embodiment 1 of the present invention is a structure that supports a child seat 30 mounted on an occupant seat 12 in a passenger compartment 10 of the vehicle.
[0046]
The child seat support structure 11 includes a support leg 20 that prevents the child seat 30 from being tilted forward in the vehicle compartment 10. One end 21 of the support leg 20 is connected to the vehicle compartment floor 13 and the other end 22 is connected to the vehicle compartment floor 13. Includes an abutting means 23 that abuts against the seat back rear surface 31 of the child seat 30 mounted on the passenger seat 12.
[0047]
A storage portion 14 for storing the support leg 20 when the child seat 30 is not used is formed in the passenger compartment floor 13 to which the support leg 20 is connected.
[0048]
The connecting portion 15 to the support leg 20 formed in the storage portion 14 includes the support leg 20, a child seat use position P <b> 1 where the contact means 23 contacts the child seat 30, and a storage stored in the storage portion 14. A lock mechanism 16 that supports the position P2 so as to be rotatable and fixes the rotation angle θ of the support leg 20 at a predetermined selection angle is provided.
[0049]
Details of the lock mechanism 16 will be described with reference to FIG.
[0050]
A support fitting 15a constituting the connection portion 15 is fixed to the bottom surface of the storage portion 14, and one end of the support leg 20 formed in a disk shape between two opposing side walls of the support fitting 15a. 21 is inserted, and the support shaft 15c is inserted into the rotation shaft hole 15b formed in the two side walls of the support fitting 15a through the shaft hole 21a drilled in the center of the disk of the one end 21.
[0051]
A split pin 15d is inserted into the support shaft 15c to prevent the inserted support shaft 15c from coming off the support fitting 15a.
[0052]
In addition, a plurality of lock angle adjustment holes 21b, 21c, 21d, and 21e are formed at one end 21 of the support leg 20, and any one of the locks whose hole positions coincide with the lock holes 16a formed in the support fitting 15a. By selecting the angle adjustment holes 21b, 21c, 21d, and 21e and inserting the lock pins 16b into the lock holes 16a and the selected lock angle adjustment holes 21b to 21e, the rotation angle θ of the support leg 20 is set to a predetermined value. Can be fixed at a selected angle.
[0053]
Further, as shown in FIG. 3, the main body of the support leg 20 is configured by combining an outer cylinder 25 and an inner cylinder 24, and the outer cylinder 25 has a lock length adjustment hole for adjusting the lock length. 25a, 25b, and 25c are perforated, and the inner cylinder 24 is perforated with a lock hole 24a.
[0054]
Then, a part of the inner cylinder 24 is inserted into the outer cylinder 25, and any one of the lock length adjustment holes 25a to 25c whose hole position matches the lock hole 24a drilled in the inner cylinder 24 is selected and locked. By inserting the lock screw 26 into the hole 24a and the selected lock length adjustment holes 25a to 25c, the entire length L of the support leg 20 can be fixed to a desired length.
[0055]
Further, the contact means 23 provided at the other end 22 of the support leg 20 is more specifically a frictional force between the child seat 30 and the seat back rear surface 31 provided on the surface of the child seat 30 that contacts the seat back rear surface 31. Is made up of a non-slip rubber 23b for increasing the anti-slip rubber 23b and a support plate 23a to which the non-slip rubber 23b is attached.
[0056]
The support plate 23a can swing freely so that the entire surface of the non-slip rubber 23b is in close contact with the seat back back surface 31 regardless of the inclination angle of the seat back back surface 31 of the child seat 30 that abuts. The other end 22 is pivotally supported.
[0057]
The storage portion 14 is formed in a concave shape with respect to the passenger compartment floor 13, and an openable / closable slide-type lid 14 a is provided at the upper surface opening.
[0058]
Next, the operation of the car seat child seat support structure 11 according to the first embodiment will be described.
[0059]
First, in a state where the child seat 30 is not attached, the support leg 20 is stored in the storage unit 14 (storage position P2) as shown by a two-dot chain line in FIG.
[0060]
At the storage position P2, the rotation support shaft 16b of the support leg 20 is pulled out from the lock hole 16a, the rotation angle θ of the support leg 20 becomes substantially 0 degree, and the lock screw 26 adjusts the lock length. It is extracted from the holes 25a to 25c, the inner cylinder 24 is accommodated in the outer cylinder 25 over the entire length, and the entire length L of the support leg 20 is in the shortest state.
[0061]
The support leg 20 is stored in the storage unit 14, and the lid 14a is closed.
[0062]
Next, in a state where the child 30 is mounted on the occupant seat 12, the lid 14 a of the storage unit 14 is opened, and the support leg 20 is rotated about the support shaft 15 c and pulled out from the storage unit 14.
[0063]
Then, the inner cylinder 24 is pulled out from the outer cylinder 25, and the anti-slip rubber 23 b of the contact means 23 is brought into contact with the seat back rear surface 31 of the child seat 30.
[0064]
At this time, the user adjusts the rotation angle θ and the total length L of the support leg 20 while moving the anti-slip rubber 23 b up and down along the seat back back surface 31.
[0065]
For this adjustment, select one of the lock angle adjustment holes 21b to 21e that matches the lock hole 16a of the lock mechanism 16, and select one of the lock length adjustment holes 25a to 25c that matches the lock hole 24a. Is done by.
[0066]
Then, the lock pin 16b is inserted through one of the selected lock angle adjustment holes 21b to 21e and the lock hole 16a, and the rotation angle θ of the support leg 20 is fixed.
[0067]
Further, the lock leg 26 is inserted through the selected lock length adjustment holes 25a to 25c and the lock hole 24a, and the entire length L of the support leg 20 is fixed (child seat use position P1). 20 is in a state of being stretched and interposed between the passenger compartment floor 13 and the seat back rear surface 31 of the child seat 30 so as to stretch.
[0068]
On the other hand, one end 21 of the support leg 20 is fixed to the passenger compartment floor 13, and the other end 22 is fixed to the child seat 30 via a non-slip rubber 23 b of the support member 23.
[0069]
Therefore, the child seat 30, the support leg 20, and the passenger compartment floor 13 are integrated as a whole.
[0070]
Therefore, for example, even when the vehicle decelerates suddenly, the moment due to the inertial force acting on the child seat 30 forward to the vehicle is transmitted to the passenger compartment floor 13 via the support legs 20 and the connecting portion 15.
[0071]
Then, a reaction force that balances the load due to the applied moment is generated from the passenger compartment floor 13, and the child seat 30 is prevented from being displaced forward or tilted forward by the reaction force.
[0072]
As described above, according to the child seat support structure 10 of the vehicle body according to the first embodiment, the anti-slip rubber 23b prevents the slip between the seat back back surface 31 and the support leg 20 and connects the passenger compartment floor 13. Since the portion 15 holds one end 21 of the support leg 20 and the locking means 16 locks the support leg 20 at a predetermined rotation angle, the contact means 23 and the child seat 30 are not in contact with each other when the child seat 30 is used. The contact is easily released, and the support leg 20 is not detached from the child seat 30, so that the forward tilt of the child seat 30 can be effectively prevented.
[0073]
Therefore, the child seat 30 mounted on the occupant seat 12 does not need to be provided with the support leg 20 as a single body, and the child seat 30 can have a small outer shape and a reduced weight, thereby improving convenience of use. Can be made.
[0074]
In addition, since the one end 21 of the support leg 20 is connected to the passenger compartment floor 13, it is possible to prevent the support leg 20 from being accidentally lost during the period of being stored in the storage unit 14.
[0075]
When the child seat 30 is not used, the support leg 20 is stored in the storage unit 14 independently of the child seat 30, so that it does not get in the way of the occupant and the vehicle is assumed to use the support leg 20. The chamber 10 can be designed.
[0076]
Therefore, there is a problem that the position to be brought into contact with the passenger compartment floor 13 cannot be appropriately selected, such as a support leg retrofitted together with the child seat, and other passenger seats in front of the passenger seat 12 on which the child seat 30 is mounted. Problems such as the inability to use the slide function (not shown) can be avoided in advance at the design stage of the vehicle compartment 10, and various functions in the vehicle compartment 10 are impaired, and the functions of the support leg 20 are fully exhibited. It is possible to prevent a situation that cannot be performed.
[0077]
That is, when the child seat 30 is used, the support leg 20 is in the way, and other occupant seats cannot be slid according to the specifications, or the support leg 20 cannot be brought into contact with the passenger compartment floor 13. Will not occur.
[0078]
Further, since the total length L of the support leg 20 can be adjusted, the total length L of the support leg 20 is set according to the height of the seat surface of the passenger seat 12 on which the child seat 30 is mounted, the inclination of the seat back of the child seat 30, and the like. The child seat 30 can be supported by various types of child seats 30 and the like, and the total length L can be adjusted to the shortest during storage so that the child seat 30 can be compactly stored. it can.
[0079]
In the child seat support structure 11 according to the first embodiment, the child seat 30 attached to the occupant seat 12 may be of a type that is fixed by an ISOFIX-compatible fixture, or is provided on the occupant seat 12. It may be of a type (universal system) fixed by a seat belt.
[0080]
Second Embodiment of the Invention
The child seat support structure 11 according to the second embodiment of the present invention shown in FIG. 4 includes a support leg 20 in the vehicle compartment 10 that prevents the child seat 30 from being tilted forward as in the first embodiment. .
[0081]
Similar to the support leg 20 in the first embodiment, the support leg 20 includes an outer cylinder 25, an inner cylinder 24, and a lock screw 26 that couples the outer cylinder 25 and the inner cylinder 24 so that their lengths can be adjusted.
[0082]
A rubber cap 27 that abuts the passenger compartment floor 13 when the child seat 30 is used is attached to one end 21 of the support leg 20, and the other end 22 is the same as the support leg 20 in the first embodiment. A contact means 23 is provided.
[0083]
Further, a stay 25d that is pivotally supported with respect to a connecting member 18 to be described later is fixed to a part of the outer cylinder 25 of the support leg 20, and the rubber cap 27 abuts against the vehicle compartment floor 13 and abuts. The means 23 is stored in a storage portion 19 formed below the front seat 17 adjacent to the front of the occupant seat 12 on which the child seat 30 is mounted, and the occupant seat 12 on which the child seat 30 is attached. The stay 25d is pivotally supported by the connecting member 18 so as to be rotatable between the storage position.
[0084]
As shown in detail in FIG. 5, the connecting member 18 includes a rail 18a that is fixed to the lower frame 17a of the front seat 17 so as to extend in the longitudinal direction of the vehicle body, and a rail 18a that is slidable in the direction in which the rail 18a extends. A bracket 18c that pivotally supports the stay 25d of the support leg 20 is fixed to the rear end of the slider 18b.
[0085]
The slider 18b is provided with a locking device 18d that locks the sliding angle with the rail 18a and fixes the rotation angle of the support leg 20.
[0086]
Here, the front seat 17 can be slid in the longitudinal direction of the vehicle body with respect to the passenger compartment floor 13 by operating a seat adjuster lever (not shown), and the seat position can be adjusted. A wire 18e that transmits to the locking device 18d is connected to the locking device 18d.
[0087]
When the seat adjuster lever is operated to release the slide lock of the front seat 17 and slide it in the longitudinal direction of the vehicle body, this operation is transmitted to the lock device 18d via the wire 18e, and the lock device 18d is connected to the rail 18a. The lock of the slider 18b is released, and the slider 18b can slide with respect to the rail 18a.
[0088]
On the other hand, when the operation on the seat adjuster lever is stopped and the slide of the front seat 17 is locked, this stop operation is transmitted to the lock device 18d via the wire 18e, and the lock device 18d slides the slider 18b on the rail 18a. The slider 18b is fixed to the rail 18a.
[0089]
The storage portion 19 formed below the front seat 17 is an existing space that extends below the front seat 17.
[0090]
Next, the operation of the child seat support structure 11 of the second embodiment will be described.
[0091]
First, in a state where the child seat 30 is not attached, the support leg 20 is stored substantially horizontally in a storage portion 19 formed below the front seat 17 as shown in FIG. (Storage position P4).
[0092]
That is, the slider 18b is slid to the foremost position substantially superimposed on the rail 18a, and is fixed by the lock device 18d.
[0093]
On the other hand, in the support leg 20, the lock screw 26 is extracted from the lock length adjustments 25 a to 25 c (see FIG. 3), the inner cylinder 24 is accommodated in the outer cylinder 25 over the entire length, and the total length L is the shortest. The support leg 20 pivotally supported by the connecting member 18 through the bracket 18c and the stay 25d is rotated with respect to the connecting member 18 and stored in the storage unit 19 in a substantially horizontal state.
[0094]
Next, as shown in FIG. 6B, in a state where the child 30 is mounted on the occupant seat 12, a seat adjuster lever (not shown) is operated, and this operation is performed on the lock device 18d via the wire 18e. Then, the locking device 18d releases the lock of the slider 18b with respect to the rail 18a.
[0095]
The unlocked slider 18b is slid rearward of the vehicle body, and the support leg 20 is carried out of the storage unit 19.
[0096]
Then, the inner cylinder 24 is pulled out from the outer cylinder 25, the non-slip rubber 23b of the abutting means 23 abuts on the seat back rear surface 31 of the child seat 30, and the rubber cap 27 abuts on the passenger compartment floor 13. The support leg 20 is rotated with respect to the slider 18b.
[0097]
At this time, the user adjusts the rotation angle θ and the total length L of the support leg 20 while moving the anti-slip rubber 23 b up and down along the seat back back surface 31. This adjustment is performed by selecting any one of the lock length adjustment holes 25a to 25c matching the lock hole 24a and adjusting the sliding amount of the slider 18b with respect to the rail 18a.
[0098]
Then, the lock screw 26 is inserted through one of the selected lock length adjustment holes 25a to 25c and the lock hole 24a, the full length L of the support leg 20 is fixed, the seat adjuster lever is stopped, The sliding of the slider 18b with respect to the rail 18a is locked (child seat use position P3).
[0099]
On the other hand, one end 21 of the support leg 20 is fixed to the passenger compartment floor 13 via a rubber cap 27, and the other end 22 is fixed to the child seat 30 via a non-slip rubber 23 b of the support member 23.
[0100]
Accordingly, the support leg 20 is stretched and interposed between the passenger compartment floor 13 and the seat back rear surface 31 of the child seat 30 so that the child seat 30, the support leg 20, the passenger compartment floor 13 and the front seat 17 are Integrate as a whole.
[0101]
Therefore, for example, even when the vehicle decelerates suddenly, the moment due to the inertial force acting on the child seat 30 forward to the vehicle is transmitted to the passenger compartment floor 13 via the support legs 20.
[0102]
Then, a reaction force that balances the load due to the applied moment is generated from the passenger compartment floor 13, and the child seat 30 is prevented from being displaced or tilted forward by the reaction force.
[0103]
As described above, according to the child seat support structure 10 according to the second embodiment, the anti-slip rubber 23b prevents the slip between the seat back back surface 31 and the support leg 20, and the connecting member 18 supports the support leg 20. Is held by the front seat 17 and the locking device 18d locks the support leg 20 at a predetermined rotation angle. Therefore, when the child seat 30 is used, the contact means 23 and the child seat 30 are in contact with each other. The contact between the rubber cap 27 and the vehicle body floor 13 is easily released, so that the support leg 20 is not detached from the child seat 30, and the forward tilt of the child seat 30 can be effectively prevented.
[0104]
Therefore, the child seat 30 mounted on the occupant seat 12 does not need to be provided with the support leg 20 as a single body, and the child seat 30 can have a small outer shape and a reduced weight, thereby improving convenience of use. Can be made.
[0105]
Further, since the one end 21 of the support leg 20 is connected to the passenger compartment floor 13, it is possible to prevent the support leg 20 from being accidentally lost during the period stored in the storage unit 19.
[0106]
When the child seat 30 is not used, the support leg 20 is stored in the storage unit 19 independently of the child seat 30, so that it does not interfere with the passenger.
[0107]
Furthermore, since this storage part 19 is the space below the front seat 17, that is, the space between the vehicle body floor 13 and the front seat 17, it is difficult for the occupant to visually recognize and the support leg can be stored in an inconspicuous state. It is possible to prevent the appearance quality from deteriorating.
[0108]
Further, since the vehicle compartment 10 can be designed on the assumption that the support leg 20 is used, it is not possible to appropriately select a position to be brought into contact with the vehicle compartment floor 13 like a support leg retrofitted together with the child seat. Problems, such as the inability to use the sliding function of the front seat 17, can be avoided in advance at the design stage of the vehicle compartment 10, various functions in the vehicle compartment 10 are impaired, and the functions of the support leg 20 are sufficiently functioning. It is possible to prevent a situation that cannot be achieved.
[0109]
That is, when the child seat 30 is used, the support leg 20 is in the way, and other occupant seats cannot be slid according to the specifications, or the support leg 20 cannot be brought into contact with the passenger compartment floor 13. Will not occur.
[0110]
Further, since the total length L of the support leg 20 can be adjusted, the total length L of the support leg 20 is set according to the height of the seat surface of the passenger seat 12 on which the child seat 30 is mounted, the inclination of the seat back of the child seat 30, and the like. The child seat 30 can be supported by various types of child seats 30 and the like, and the total length L can be adjusted to the shortest during storage so that the child seat 30 can be compactly stored. it can.
[0111]
Furthermore, in the child seat support structure 11 of the second embodiment, the sliding between the rail 18a and the slider 18b of the connecting member 18 is interlocked with the sliding / locking of the front seat 17 by the seat adjuster lever. Regardless of the 17 slides, there is no need to readjust the support leg 20 once fixed.
[0112]
That is, each time the front seat 17 is slid, it is not necessary to remove the fixed support leg 20 from the child seat 30 and the passenger compartment floor 13 and adjust the posture (rotation angle) θ and the total length L of the support leg 20. The above convenience can be improved.
[0113]
Furthermore, since the storage unit 19 is an existing space below the front seat 17, the storage unit 19 can be configured without modifying the vehicle interior 10, and the cost is not increased due to a design change or the like.
[0114]
Since no modification is required for the passenger compartment 10, the assembly of the support leg 20 and the connecting member 18 used in the second embodiment can be mounted on an existing vehicle, and is a retrofit component. As a single unit.
[0115]
In the child seat support structure 11 of the second embodiment, the child seat 30 mounted on the occupant seat 12 is of a type that is fixed by an ISOFIX-compatible fixture, or the seat belt provided on the occupant seat 12 It can be applied regardless of whether it is of a fixed type (universal system).
[0116]
【The invention's effect】
According to the child seat support structure of the first aspect of the present invention, when the child seat is used, the contact means provided at one end of the support leg is in contact with the child seat mounted on the passenger seat, and Since a part of this support leg is connected to the vehicle body, the support leg can prevent the child seat from tilting forward.
[0117]
Since a part of the support leg is connected to the vehicle body as described above, the contact between the contact means and the child seat is not easily released when the child seat is used. The function as a support leg for preventing forward tilt can be sufficiently exhibited.
[0118]
In addition, since the child seat itself does not need to have a support leg protruding from the outer contour of the child seat, the child seat can be made smaller in outer shape than the child seat integrally provided with the support leg, and the weight can be reduced. Can do.
[0119]
Therefore, it is possible to reduce and reduce the labor required for the operation of attaching and detaching the child seat to the vehicle body and the operation for carrying and the space required for storage to the same level as the child seat without the support leg, thereby improving the convenience of use. it can.
[0120]
On the other hand, when the child seat is not used, the support leg is stored in the storage part of the vehicle body, but a part of the support leg is connected to the vehicle body, so the support leg is stored during the storage period of the storage part. Can be prevented from being accidentally lost.
[0121]
Furthermore, since the vehicle body is provided with a support leg, the vehicle body can be designed on the assumption that the support leg is used.
[0122]
Therefore, as in the case of a support leg retrofitted with the child seat, there are problems such as the inability to properly select the position to be in contact with the passenger compartment floor, and problems in practical use such as the inability to use the passenger seat slide function. This can be avoided in advance at the stage of vehicle body design, and it is possible to prevent the occurrence of a situation in which various functions on the vehicle body side are impaired or the function of the support leg cannot be fully exhibited.
[0123]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 2 of the present invention, since the anti-slip member of the abutting means abuts the child seat, the movement of the child seat can be regulated by abutting regardless of the kind of the child seat, Versatility can be improved.
[0124]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 3 of the present invention, the length of the support leg main body is appropriately adjusted according to the distance between the connection portion of the vehicle body and the child seat mounted on the passenger seat. By adjusting the length in this way, the contact means can be appropriately brought into contact with the child seat regardless of the kind of the child seat.
[0125]
Accordingly, the types of child seats that can be supported can be varied, and versatility can be further enhanced.
[0126]
Further, when storing, it can be stored compactly by adjusting to the shortest length.
[0127]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 4 of the present invention, the child seat can be easily switched between use and storage by rotating the support leg.
[0128]
In addition, since the locking means fixes the rotation angle of the support leg at a predetermined selection angle, the rotation angle of the support leg can be fixed at the child seat use position, and a forward tilting rotational moment acts on the child seat. Even if the load due to this rotational moment is transmitted to the support leg, the support leg set at the child seat use position does not easily rotate, and therefore, the support function of the child seat by the support leg can be improved.
[0129]
In addition, when the rotation angle is fixed so that the tangential direction of the rotational moment acting on the child seat coincides with the extending direction of the support leg, the child seat support force becomes the highest. It is preferable that the support leg can be fixed.
[0130]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 5 of the present invention, the locking means includes a slider connected to the support leg and a rail fixed to the lower portion of the front seat in conjunction with sliding / locking of the front seat. Therefore, the connection position of the connection portion connected to the support leg can be fixed at a fixed position regardless of the sliding of the front seat.
[0131]
Therefore, each time the front seat is slid for other passengers to sit on the front seat, the support leg once set at the child seat use position is removed from the child seat and the posture (angle) or length of the support leg is removed. Therefore, the handling performance can be improved.
[0132]
Further, when the contact means is brought into contact with the child seat at a specific slide position of the front seat, the rotation angle of the support leg is uniquely determined according to the relative sliding amount of the slider with respect to the rail.
[0133]
Therefore, by adjusting the sliding amount of the slider by the lock means, the rotation angle of the support leg can be fixed at a predetermined selection angle, and a forward tilting rotational moment acts on the child seat. Even if the load is transmitted to the support leg, the support leg set in the child seat use position does not easily rotate, and therefore, the support function of the child seat by the support leg can be improved.
[0134]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 6 of the present invention, since the storage portion is formed on the floor of the passenger compartment, there is no hindrance to the sliding operation of the passenger seat.
[0135]
According to the child seat support structure for a vehicle body according to claim 7 of the present invention, the storage portion in which the support leg is stored extends in the existing space extending below the front seat adjacent to the front of the passenger seat on which the child seat is mounted. Since it is formed, it is not necessary to newly form a storage part on the passenger compartment floor or the like.
[0136]
Therefore, it is not necessary to modify the passenger compartment floor or the like, and an increase in cost due to a design change or the like can be suppressed.
[0137]
In addition, since the passenger who gets in the passenger compartment hardly sees the lower space of the front seat, the support leg can be stored in an inconspicuous state, and the appearance quality can be prevented from deteriorating. Also demonstrates.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective side view of a passenger compartment showing a child seat support structure according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing details of a lock mechanism.
FIG. 3 is a perspective view showing details of an outer cylinder and an inner cylinder constituting a support leg.
FIG. 4 is a perspective side view of a passenger compartment showing a child seat support structure according to Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 5 is a perspective view showing details of a connecting member.
6 is a perspective side view for explaining the operation of the child seat support structure according to Embodiment 2. FIG.
[Explanation of symbols]
10 passenger compartment
11 Child seat support structure
12 Crew seat
13 Car floor
14 Storage
14a lid
15 connections
15a Support bracket
15b Rotating shaft hole
15c spindle
16 Locking mechanism (locking means)
16a Lock hole
16b Lock pin
20 Support legs
21 One end
21a Shaft hole
21b-21e Lock angle adjustment hole
22 The other end
23 Contact means
23a Support plate
23b Non-slip rubber
24 inner cylinder
24a Lock hole
25 outer cylinder
25a to 25c Lock length adjustment hole
26 Lock screw
30 Child seat
31 Back of seat back
P1 Child seat use position
P2 storage position
θ rotation angle
L Overall length

Claims

The child seat abuts against the child seat at one end on the child seat side of the rod-like support leg body that prevents the child seat from being tilted forward by being interposed between the child seat mounted on the passenger seat and the vehicle body. It has abutment means, and together with a part comprises a support leg formed by capable connection pivot on the body of the support leg body,
Body of the child seat support structure, wherein a storage unit for storing the support legs are made form the vehicle body.

The child seat support structure for a vehicle body according to claim 1, wherein the abutting means is provided with an anti-slip member on at least an abutting surface that abuts on the child seat.

The child seat support structure for a vehicle body according to claim 1 or 2, wherein the support leg body is formed to be adjustable in length.

The connecting portion connected to the part of the support leg can rotate the support leg main body between a child seat use position where the contact means abuts on the child seat and a storage position stored in the storage portion. The child seat support structure for a vehicle body according to any one of claims 1 to 3, further comprising a lock unit that connects to the support leg and fixes a rotation angle of the support leg at a predetermined selection angle.

The connecting portion extends to and fixed to a lower portion of the front seat in the vehicle front-rear direction, engages with the rail so as to be slidable in the rail extending direction, and the part of the support leg. With a slider to connect,
The locking means is disposed on the rail or the slider, and allows or prevents relative sliding of the rail and the slider in conjunction with sliding and locking of the front seat in the vehicle body longitudinal direction. The child seat support structure for a vehicle body according to claim 4, wherein the rotation angle of the support leg is fixed.

The child seat support structure for a vehicle body according to any one of claims 1 to 4, wherein the storage portion is formed on a floor of a passenger compartment.

The child seat support structure for a vehicle body according to any one of claims 1 to 5, wherein the storage portion is a lower space of a front seat adjacent to the front of the occupant seat.